JPH09146433A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09146433A
JPH09146433A JP7326509A JP32650995A JPH09146433A JP H09146433 A JPH09146433 A JP H09146433A JP 7326509 A JP7326509 A JP 7326509A JP 32650995 A JP32650995 A JP 32650995A JP H09146433 A JPH09146433 A JP H09146433A
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JP
Japan
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image
intermediate transfer
agent
surface energy
transfer belt
Prior art date
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Pending
Application number
JP7326509A
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English (en)
Inventor
Takashi Bisaiji
隆 美才治
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1回の画像形成作業あたりのコピー枚数がば
らついても、中間転写ベルト19の表面へ付与する潤滑
剤(表面エネルギー低下剤)の付与量を一定範囲内に保
つことができる複写機を提供する。 【解決手段】 感光体ドラム9に形成されたトナー像を
中間転写ベルト19に一次転写する転写バイアスローラ
20と、中間転写ベルト19に転写されたトナー像を転
写紙24に二次転写する紙転写バイアスローラ23aと
を備えた複写機において、表面エネルギーを低下させる
潤滑剤37を中間転写ベルト19の表面に付与する潤滑
剤塗布装置36と、前回の剤塗布動作からの作像回数が
所定数以上になったときの一連の作像動作後に、前回の
剤塗布動作からの作像回数に応じた量の潤滑剤37を付
与するように潤滑剤塗布装置36を制御する制御装置1
00とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、ファクシミ
リ、プリンタ等の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置において像
担持体上のトナー像を転写材に転写する方式としては、
像担持体に形成されたトナー像を転写材に直接転写する
方式が知られている。更に、この像担持体から転写材に
トナー像を転写する工程内に、もう一つの転写行程を入
れ、像担持体から中間転写体に一次転写した後、中間転
写体の一次転写像を転写材に二次転写することで最終画
像を得る中間転写方式が知られている。このうち、上記
中間転写方式は、色分解された原稿画像をブラック、シ
アン、マゼンタ、イエロー等のトナーによる減色混合を
用いて再現する、いわゆるフルカラー画像形成装置にお
ける各色トナー像の重ね転写方式として採用されてい
る。
【0003】この中間転写方式では、中間転写体から転
写材へトナー像を転写する二次転写行程において、トナ
ー像の一部が転写されない、いわゆる「中抜け現象」を
生じてしまうという問題点があった。この中抜け現象
は、二次転写手段として転写ローラを行うものを採用し
た場合に発生しやすい。これは、フルカラー画像の場合
トナー層が厚くなることに加え、上記転写ローラによる
接触圧力により中間転写体の表面とトナーとの間の非ク
ーロン力である機械的な付着力(ファン・デル・ウァー
ルス力等の静電気力以外の力)が強力に発生すること
や、画像形成プロセスを繰り返し実行する過程におい
て、中間転写体の表面にトナーがフィルム状に付着する
フィルミング現象を起こし、中間転写体の表面とトナー
との間の付着力が増加することによると考えられる。
【0004】上記中抜け現象を回避する手段としては、
中間転写体としての中間転写ベルトの表面エネルギーよ
りも小さい表面エネルギーを有するフッ素系材料からな
る部材で構成されたローラ(conditioning means)を中
間転写ベルトの表面に当てて、中間転写ベルトの表面エ
ネルギーを低下させるコンディショニングプロセスを有
するものが開示されている(米国特許第5053827
号参照)。また、ポリカーボネートを用いた中間転写ベ
ルトを具体例として、その初期の表面エネルギー(37
〜38dyne−cm)が、上記コンディショニングプ
ロセスを採用しないと、40〜45dyne−cmに上
昇し、40dyne−cmを超えると転写の不具合が発
生するとしている。この転写の不具合を回避するため
に、前述のように例えば30dyne−cm以下のフッ
素をベースとした材料で形成されたローラを中間転写ベ
ルトに当て、該ベルトの表面にフッ素材料の薄いコート
層を形成し、該ベルトの表面エネルギーの上昇を抑制す
ることが述べられている。
【0005】更に、上記米国特許には、中間転写ベルト
の表面エネルギーを下げすぎると、逆に像担持体から中
間転写ベルトへの転写に不具合が発生する旨の開示があ
る。かかる不具合は、中間転写ベルトの表面エネルギー
が像担持体の表面エネルギーよりも小さくなりすぎる
と、像担持体から中間転写ベルトへトナーが転写されに
くくなるとともに、該ベルトへ転写したトナーが多色ト
ナーの転写時に像担持体へ逆転写してしまう現象とし
て、本発明者にも確認されている。この不具合を回避す
るために、上記米国特許では、中間転写ベルトの表面エ
ネルギーが高くなりすぎたときに、上記コンディショニ
ングプロセスを実行することにしている。具体的には、
予め決められたコピー枚数を超えた時点にて、コンディ
ショニングプロセスを実行させている。
【0006】上記コンディショニングプロセスを実行す
ることができる画像形成装置においては、コピー1枚ご
とに該プロセスを実行することが理想的であるが、該プ
ロセスを実行するためのコピー動作とは独立した時間が
必要となり、該プロセスを実行している間は画像形成装
置本来の目的であるコピー動作ができなくなる。つま
り、コピー1枚ごとに頻繁に作業不能となる事態を回避
するために、上記コンディショニングプロセスを「予め
決められたコピー枚数」ごとに実行する必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、本発明者に
よる実験研究の結果、上記中間転写ベルトの表面エネル
ギーが高くなったことをコピー枚数から判断して上記コ
ンディショニングプロセスを確実に実行しようとする
と、実際の画像形成装置においては次のような不具合を
伴うおそれがあることがわかった。すなわち、ユーザの
希望する1回のコピー動作あたりのコピー枚数は不特定
であるため、上記コンディショニングプロセスを予め決
められたコピー基準枚数で確実に実行するためには、コ
ピー動作を一時中断することが必要となる場合があり、
このコピー動作の中断がユーザにとって非常に不便なこ
とになるということがわかった。このコピー動作の中断
を回避するためには、上記コンディショニングプロセス
を実行するタイミングを、予め決められたコピー基準枚
数を超えたコピー動作終了後に設定することが考えられ
る。
【0008】上記コンディショニングプロセスを実行す
るタイミングをコピー基準枚数を超えたコピー動作終了
後に設定する場合、上記コピー基準枚数をユーザの1コ
ピー動作(1ジョブ)あたりのコピー枚数の平均から判
断して設定するのが合理的である。例えば、ユーザの1
コピー動作あたりのコピー枚数の平均が10枚である画
像形成装置では、上記コピー基準枚数を10の整数倍に
設定する。ここで、例えば上記コピー基準枚数を50枚
とし、1回のコンディショニングプロセスでに層状に形
成するコート剤量を、図4の実線C1で示すように50
枚のコピーの間だけ中間転写ベルトの表面エネルギーを
所定範囲内に維持することができるように設定した画像
形成装置においては、平均的なユーザ4人が合計40枚
のコピーを行った後、5人目のユーザが1回のコピー動
作で99枚のコピーをとってしまうと、図4の破線C2
で示すように中間転写ベルト上のコート剤量が1回のコ
ンディショニングプロセスでは回復できないレベルまで
低下してしまい、コンディショニングプロセス実行後も
中抜け現象が発生してしまう状態となる。逆に、このよ
うな状態を想定して1回のコンディショニングプロセス
で形成する中間転写ベルト上のコート剤の量が多くなる
ような条件とすると、予定通りコピー50枚の間隔でコ
ンディショニングプロセスが実行されたとき、図4の破
線C3で示すようにコート剤量が過多となり、上記米国
特許で指摘されているように転写の不具合が生じてしま
う。なお、図4中の符号Aで示した領域は像担持体から
中間転写ベルトへの一次転写時に転写不良が発生する領
域であり、符号Bで示した領域は中間転写ベルトから転
写材に転写する二次転写時に転写不良が発生する領域で
ある。
【0009】以上、中間転写ベルトの表面に表面エネル
ギーを低下させる表面エネルギー低下剤を付与(コーテ
ィング)する場合の問題点を指摘したが、これと同様な
問題は、像担持体に形成されたトナー像を転写材に転写
する転写手段を備えた画像形成装置において、像担持体
の表面に表面エネルギー低下剤を付与(コーティング)
する場合にも生じると考えられる。
【0010】例えば、従来から、像担持体の表面に表面
エネルギー低下剤としてのクリーニング助剤を付与して
像担持体表面のクリーニング効果を向上させるものが知
られている(特開昭56−74283号公報、特開昭5
6−167170号公報参照)。かかるクリーニング助
剤を所定のコピー枚数ごとに付与するように構成した場
合、やはりクリーニング助剤の付与量が適正な範囲から
はずれて、充分なクリーニング効果が得られなかった
り、像担持体の表面に対するトナーの付着力が弱くなり
すぎたりするという問題が生じると考えられる。
【0011】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、1回の画像形成作業あたりの作
像回数がばらついても、像担持体又は中間転写体の表面
へ付与する表面エネルギー低下剤の付与量を一定範囲内
に保つことができる画像形成装置を提供することであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、像担持体に形成されたトナー像
を転写材に転写する転写手段を備えた画像形成装置にお
いて、表面エネルギーを低下させる表面エネルギー低下
剤を像担持体の表面に付与する剤付与手段と、前回の剤
付与動作からの作像回数が所定回数以上になったときの
一連の作像動作後に、前回の剤付与動作からの作像回数
に応じた量の該表面エネルギー低下剤を付与するよう
に、該剤付与手段を制御する制御手段とを設けたことを
特徴とするものである。
【0013】請求項2の発明は、像担持体に形成された
トナー像を中間転写体に一次転写する一次転写手段と、
該中間転写体に転写されたトナー像を転写材に二次転写
する二次転写手段とを備えた画像形成装置において、表
面エネルギーを低下させる表面エネルギー低下剤を該中
間転写体の表面に付与する剤付与手段と、前回の剤付与
動作からの作像回数が所定回数以上になったときの一連
の作像動作後に、前回の剤付与動作からの作像回数に応
じた量の該表面エネルギー低下剤を付与するように、該
剤付与手段を制御する制御手段とを設けたことを特徴と
するものである。
【0014】請求項1の発明においては、制御手段で剤
付与手段を制御して、前回の表面エネルギー低下剤の剤
付与動作からの作像回数すなわち転写材にトナー像を転
写した回数が所定回数以上になったときの一連の作像動
作後に、前回の剤付与動作からの作像回数に応じた量の
表面エネルギー低下剤、すなわち該作像回数に応じて上
昇した像担持体の表面エネルギーの上昇分に見合う量の
表面エネルギー低下剤を像担持体の表面に付与する。
【0015】請求項2の発明においては、制御手段で剤
付与手段を制御して、前回の表面エネルギー低下剤の剤
付与動作からの作像回数すなわち転写材にトナー像を転
写した回数が所定回数以上になったときの一連の作像動
作後に、前回の剤付与動作からの作像回数に応じた量の
表面エネルギー低下剤、すなわち該作像回数に応じて上
昇した中間転写体の表面エネルギーの上昇分に見合う量
の表面エネルギー低下剤を中間転写体の表面に付与す
る。
【0016】
【実施の形態】以下、本発明を画像形成装置としてのフ
ルカラー複写機(以下、カラー複写機という)に適用し
た一実施形態について説明する。まず、図1および図2
を用いて、カラー複写機全体の構成およびその動作につ
て説明する。図1において、このカラー複写装置は、カ
ラー画像読み取り装置(以下、カラースキャナーとい
う)1とカラー画像記録装置(以下、カラープリンター
という)2とから構成されている。
【0017】カラースキャナー1は、原稿3の画像を照
明ランプ4、ミラー群5、及びレンズ6を介してカラー
センサー7に結像して、原稿のカラー画像情報を、例え
ばブルー(Blue、以下Bという)、グリーン(Gree
n、以下Gという)、レッド(Red、以下Rという)の
色分解光毎に読み取り、電気的な画像信号に変換する。
そして、このカラースキャナー1で得たB、G、Rの色
分解画像信号強度レベルをもとにして、画像処理部(図
示なし)で色変換処理を行ない、ブラック(以下、Bk
という)、シアン(Cyan、以下Cという)、マゼンタ
(Magenta、以下Mという)、イエロー(Yellow、以
下Yという)のカラー画像データを得る。
【0018】カラープリンター2では、レーザー光学ユ
ニット8でカラースキャナー1からのカラー画像データ
を光信号に変換して、原稿画像に対応した光書き込みを
行ない、像担持体としての感光体ドラム9に静電潜像を
形成する。この光学ユニット8は、レーザ光源8aおよ
びその発光駆動制御部(不図示)、ポリゴンミラー8b
およびその回転用モータ8c,f/θレンズ8d、反射
ミラー8e等により構成されている。
【0019】上記感光体ドラム9は、矢印のように反時
計方向に回転し、その回りには、感光体クリーニングユ
ニット(クリーニング前除電器を含む)10、除電ラン
プ11、帯電器12、表面電位測定手段としての表面電
位センサー13、Bk現像器14、C現像器15、M現
像器16、Y現像器17、現像濃度パターン検出用の画
像濃度測定手段としての光反射型の光学センサ18、中
間転写体としての中間転写ベルト19等が配置されてい
る。各現像器は、静電潜像を現像するために現像剤の穂
を感光体ドラム9の表面に接触させて回転する現像スリ
ーブ(14a、15a、16a、17a)と、現像剤を
汲み上げ・撹拌するために回転する現像パドル(14
b、15b、16b、17b)、及び現像剤のトナー濃
度を測定するトナー濃度測定手段としてのトナー濃度セ
ンサ(14c、15c、16c、17c)等で構成され
ている。待機状態では、4つの現像器すべての現像スリ
ーブ上の現像剤は穂切り状態になっており、各現像器と
も現像不作動状態になっている。
【0020】以下、現像動作の順序(カラートナー像形
成順序)が、Bk、C、M、Yの例でコピー動作の概略
を説明する(ただし、画像形成順序はこれに限定される
ものではない)。コピー動作が開始されると、カラース
キャナー1で所定のタイミングからBk画像データの読
み取りがスタートし、この画像データに基づきレーザー
光による光書き込み、潜像形成が始まる(以下、Bk画
像データによる静電潜像をBk潜像という。C、M、Y
について、それぞれC潜像、M潜像、Y潜像という)。
このBk潜像の先端部から現像可能とすべくBk現像器
14の現像位置に潜像先端部が到達する前に、現像スリ
ーブ14aを回転開始して、Bk潜像をBkトナーで現
像する。そして以後、Bk潜像領域の現像動作を続け、
潜像後端部がBk現像位置を通過した時点で速やかに現
像スリーブ14a上の現像剤の穂切りを行い、現像不作
動状態にする。この現像剤の穂切りは現像スリーブ14
aの回転方向を現像動作中とは逆方向に切り換えること
で行う。また、上記Bk現像器14の現像不作動状態へ
の切換は、少なくとも次のC画像データによるC潜像先
端部が到達する前に完了させる。
【0021】次に、感光体ドラム9に形成したBkトナ
ー像を、感光体ドラム9と同方向に駆動されている中間
転写ベルト19の表面に転写する(以下、感光体ドラム
9から中間転写ベルト19へのトナー像転写をベルト転
写という)。このベルト転写は、感光体ドラム9と中間
転写ベルト19とが接触した状態において、一次転写手
段としての転写バイアスローラ20に所定のバイアス電
圧を印加することで行う。
【0022】感光体ドラム9側では、上記Bk工程の次
にC工程に進むが、所定のタイミングからカラースキャ
ナー1によるC画像データの読み取りが始まり、その画
像データによるレーザ光書き込みでC潜像形成を行う。
C現像器15は、その現像位置を先のBk潜像の後端が
通過した後で且つC潜像の先端が到達する前に、現像ス
リーブ15aの回転を開始して現像剤の穂立てを行い、
C潜像をCトナーで現像し始める。以後、C潜像領域の
現像を続けるが、C潜像の後端が現像位置を通過した時
点で先のBk現像器の場合と同様にC現像スリーブ15
a上の現像剤の穂切りを行う。この穂切りもやはり次の
M潜像の先端が現像位置に到達する前に完了させる。な
お、M工程およびY工程については、それぞれの画像デ
ータの読み取り、潜像形成、現像の動作が上述のBk,
Cと同様であるので、その説明は省略する。
【0023】このように同様の動作で感光体ドラム9上
に順次C,M,Yのトナー像を形成し(Bk,C,M,
Yの順序はこれに限るものではない。)、中間転写ベル
ト19上で順次正確に位置合せされて4色重ねのベルト
転写画像を形成し、その後、後述の二次転写手段として
の紙転写ユニット23によって転写材としての転写紙2
4に一括して紙転写を行う。
【0024】上記中間転写ベルトユニットでは、中間転
写ベルト19が転写バイアスローラ20、駆動ローラ2
1及び従動ローラ35等に張架されており、図示してい
ない駆動モータにより駆動制御される。また、中間転写
ベルト19の表面に対向する所定位置には、ベルトクリ
ーニングユニット22が設けられており、このユニット
22は、入口シール22a、クリーニングブレード22
b、及び中間転写ベルト19からの接離機構22cなど
で構成されており、クリーニング不要時は、接離機構2
2cによって入口シール22a及びクリーニングブレー
ド22bをベルト面から離間させておく。
【0025】また、上記中間転写ベルト19の上記駆動
ローラ21に巻きついた部分に対向するように紙転写ユ
ニット23が設けられている。この紙転写ユニット23
は、紙転写バイアスローラ23a、ローラクリーニング
ブレード23b、及び中間転写ベルト19からの接離機
構23cなどで構成されている。上記紙転写バイアスロ
ーラ23aは、通常は中間転写ベルト19面から離間し
ているが、該ベルト19面に形成された4色の重ね画像
を、転写紙24に一括転写する時にタイミングを取って
接離機構23cで押圧され、該ローラ23aに所定のバ
イアス電圧を印加して転写紙24への転写を行う。
【0026】上記中間転写ベルト19の動き方は、作像
モードにより次のような方式がとられる。 (1)一定速往動方式 ・Bkトナー等による単一色のみの作像モード時に実行
される動作である。 ・第一のトナー像のベルト転写後も、そのまま一定速で
往動し続ける。 ・第一のトナー像の先端にタイミングを合わせて転写紙
24が給紙され、更に接離機構23cで紙転写バイアス
ローラ23aを転写紙24にタイミングを合わせて中間
転写ベルト19に当接させることにより、トナー像を転
写紙24に転写する。 ・以後、リピート枚数に従って作像動作が繰り返され、
中間転写ベルト19上に転写されたトナー像を、それぞ
れ転写紙24に転写する。
【0027】(2)往復動(クイックリターン)方式 ・2色以上のトナーにより画像を形成する作像モード時
に実行される動作である。 ・Bkトナー像のベルト転写が終了したら、感光体ドラ
ム9の表面からベルトを離間させる。そして、往復動を
終了させると同時に逆方向へ高速リターンさせる。この
リターン動作により、中間転写ベルト19上のトナー像
の先端位置が、ベルト転写位置を逆方向に通過し、更に
予め設定された距離だけ移動した後、中間転写ベルト1
9を停止させて待機状態にする。 ・次に、感光体ドラム9の表面のCトナー像の先端がベ
ルト転写位置により手前の所定位置に到達したときに、
中間転写ベルト19を再び往動方向にスタートさせる。
また、中間転写ベルト19を再び感光体ドラム9の表面
に接触させる。この場合も,Cトナー像が中間転写ベル
ト19上でBkトナー像に正確に重なるような条件に制
御されてベルト転写される。 ・その後の同様な動作によりM画像およびY画像の作像
工程に進み、4色重ねのベルト転写が像を得る。 ・4色目のYトナー像のベルト転写工程に引き続き、リ
ターンせずにそのままの速度で往動する。そして、中間
転写ベルト19上のトナー像を転写紙24へ一括転写す
べく、中間転写ベルト19上のトナー像の先端にタイミ
ングを合わせて転写紙24が給紙され、更に接離機構2
3cで紙転写バイアスローラ23aを転写紙24にタイ
ミングを合わせて中間転写ベルト19に当接させること
により、トナー像を転写紙24に転写する。
【0028】上記転写紙24は、給紙ローラ25、レジ
ストローラ26によって、中間転写ベルト19面の4色
重ね画像の先端部が紙転写位置に到達するタイミングに
合わせて給紙される。そして、中間転写ベルト19面か
ら4色重ねトナー像を一括転写された転写紙24は、紙
搬送ユニット27で定着装置28に搬送され、所定温度
にコントロールされた定着ローラ28aと加圧ローラ2
8bでトナー像を溶融定着して、コピートレイ29に搬
出されフルカラーコピーを得る。 (以下、余白)
【0029】なお、ベルト転写後の感光体ドラム9は、
感光体クリーニングユニット10(クリーニング前除電
器10a、ブラシローラ10b、ゴムブレード10c)
で表面をクリーニングされ、除電ランプ11で均一に除
電される。また、転写紙24にトナー像を転写した後の
中間転写ベルト19は、クリーニングユニット22を再
び接離機構22cで押圧して表面をクリーニングされ
る。
【0030】リピートコピー時は、カラースキャナー1
の動作および感光体ドラム9への画像形成は、1枚目の
Y(4色目)画像の作像工程に引き続き、所定のタイミ
ングで2枚目のBk(1色目)画像の作像工程に進む。
また、中間転写ベルト19の方は、1枚目の4色重ね画
像の転写紙24への一括転写工程に引き続き、表面をク
リーニングユニット22でクリーニングされた領域に2
枚目のBkトナー像がベルト転写されるようにする。そ
の後は、1枚目と同様な動作となる。
【0031】また、転写紙カセット30、31、32、
33は、各種サイズの転写紙が収納されており、操作パ
ネル(図示なし)で指定されたサイズ紙の収納カセット
から、タイミングを取ってレジストローラ26方向に給
紙、搬送される。34は、OHP用紙や厚紙等を給紙す
るための手差し給紙トレイである。
【0032】以上は、4色フルカラーを得るコピーモー
ドの説明であったが、3色コピーモード、2色コピーモ
ードの場合は、指定された色と回数の分について、上記
同様の動作を行うことになる。また、単色コピーモード
の場合は、所定枚数が終了するまでの間、その色の現像
器のみを現像動作(剤穂立て)状態にして、中間転写ベ
ルト19は感光体ドラム9に接触したまま往復方向に一
定速駆動し、更にベルトクリーニングユニット22も中
間転写ベルト19に接触したままの状態でコピー動作を
行う。
【0033】次に、上記カラー複写機の中間転写ベルト
19に表面エネルギー低下剤を付与する剤付与手段およ
びその制御について説明する。本実施形態に係るカラー
複写機は、従動ローラ21b近傍の中間転写ベルト19
に対向する位置に、中間転写ベルト19に表面エネルギ
ー低下剤を付与する剤付与手段として潤滑剤塗布装置3
6を備えている。この潤滑剤塗布装置36は、表面エネ
ルギー低下剤を含む潤滑剤37と、この潤滑剤を中間転
写ベルト19に塗布するためのブラシ38とを備えてい
る。上記潤滑剤37は、表面エネルギー低下剤としての
ステアリン酸亜鉛を主成分とする潤滑油添加剤を溶融し
た後冷却固化させたものであり、板状に成形されてい
る。ここで、上記表面エネルギー低下剤としてステアリ
ン酸亜鉛を選択したのは、成形加工がしやすいという製
造上の理由、および中間転写ベルト19に対して画像形
成に関わる悪影響がないという特性上の理由による。た
だし、上記表面エネルギー低下剤はステアリン酸亜鉛に
限定されるものではなく、中間転写ベルト19の表面エ
ネルギーを低下させることができるものであれば良く、
更に上記製造上および特性上のメリットを有しているも
のがより望ましい。
【0034】上記潤滑剤塗布装置36による剤塗布動作
時には、ブラシ38が図示しない回転駆動装置により回
転させられるとともに、ブラシ38が所定時間だけ中間
転写ベルト19の表面に当接するように、潤滑剤塗布装
置36全体が図示しないソレノイドにより中間転写ベル
ト19側に移動させられる。この動作により、潤滑剤3
7の一部がブラシ38によって削られ、ブラシ38表面
に付着した潤滑剤が中間転写ベルト19の表面に均一に
付着してコート層が形成される。
【0035】上記潤滑剤塗布装置36は、制御装置10
0(図2参照)によって、前回の剤塗布からのコピー枚
数の積算値が予め決められた所定の基準枚数以上になっ
たときの一連の画像形成動作(1ジョブ)における最後
のクリーニング工程で上記剤塗布動作を実行するように
制御されている。上記基準枚数は、一連の画像形成動作
(ジョブ)におけるユーザの平均的なコピー枚数の整数
倍に設定される。
【0036】そして、前回の剤塗布からのコピー枚数の
積算値に応じて上記潤滑剤塗布装置36による塗布量を
変更するように、制御装置100で潤滑剤塗布装置36
を制御している。この制御における制御対象としては、
潤滑剤塗布装置36の塗布動作時間、該装置36のブラ
シ38の回転時間、該装置36のブラシ38と潤滑剤3
7との間の食い込み量、ブラシ38と中間転写ベルト1
9との間の相対線速差等が挙げられる。
【0037】以上、本実施形態に係るカラー複写機によ
れば、コピー枚数に応じて上昇した中間転写ベルト19
の表面エネルギーの上昇分に見合う量の潤滑剤(表面エ
ネルギー低下剤)を中間転写ベルト19の表面に塗布す
るため、1回の画像形成動作(ジョブ)におけるユーザ
のコピー枚数がばらついても、中間転写ベルト19の表
面に塗布する潤滑剤(表面エネルギー低下剤)の付与量
を一定範囲内に保つことができる。よって、感光体ドラ
ム9から中間転写ベルト19へのトナー像転写時の転写
不良、および中間転写ベルト19から転写紙24へのト
ナー像転写時の転写不良を防止できる。
【実施例】次に、本発明のより具体的な実施例について
説明する。本実施例のカラー複写機における主な作像条
件は次のとおりである。なお、感光体電位の欄に記載し
たLDデータは、制御装置からレーザの発光駆動制御部
に送出した制御データの値である。 感光体ドラム: OPC 中間転写ベルト: カーボン分散のフッ素系樹脂 体積抵抗率ρn=1010Ωcm 表面抵抗率ρs=109Ω/□ 紙転写バイアスローラ: ヒドリンゴムローラにPFEチューブを被覆 体積抵抗率ρn=1010Ωcm トナー: ポリオールをメイン樹脂に、ブラックはカーボンで着色 シアン、マゼンタ、イエローは各顔料で着色。 シリカを外添。 現像剤特性: トナー濃度=4〜6wt%(各色) トナー帯電量=−15〜−25μc/g(各色) 感光体電位: 画像部(LDデータ「255」)−80〜−130V 非画像部(LDデータ「0」)−500〜−700V
【0038】本実施例のカラー複写機において、作像1
回あたり、すなわち転写紙1枚あたりの中間転写ベルト
19上の塗布剤の減少量をXとし、前回の剤塗布からの
コピー枚数の合計をY枚とした場合、塗布剤の減少量の
合計XYに見合うだけ、新たに上記潤滑剤を塗布するよ
うに、上記塗布装置36を制御した。例えば、中間転写
ベルト19上の潤滑剤の初期塗布量を、1コピー作業あ
たり10枚のコピーをとる平均的なユーザが5回のコピ
ー作業を行っても剤塗布量が所定範囲に入るように設定
しておく。そして、上記潤滑剤の塗布動作を行う時期を
判断するための基準コピー枚数を50枚に設定してお
く。ここで、図3に示すように、平均的なユーザ4人が
合計40枚コピーを行った後、5人目のユーザが予想よ
りも多い99枚のコピーをとると、前回の剤塗布動作時
から合計139枚のコピーがとられたことになり、中間
転写ベルト19からの潤滑剤の減少量は139Xとな
る。そこで、この減少量139Xに見合う潤滑剤を塗布
するように、上記潤滑剤塗布装置36を制御した。具体
的には、潤滑剤塗布装置36の塗布動作時間(ブラシ3
8の中間転写ベルト19への当接時間)、該装置36の
ブラシ38の回転時間、該装置36のブラシ38と潤滑
剤37との間の食い込み量、ブラシ38と中間転写ベル
ト19との間の相対線速差の少なくとも一つを変更し
た。その結果、図3に示すように、中間転写ベルト19
上の剤塗布量が所定範囲に入るように制御できた。
【0039】なお、上記実施形態では、中間転写ベルト
19に表面エネルギー低下剤としての潤滑剤を塗布する
場合について説明したが、本発明は感光体ドラム9の表
面に表面エネルギー低下剤としてのクリーニング助剤
を、前回の剤付与動作からの作像回数が所定回数以上と
なった一連の作像動作後に付与する場合にも適用でき、
1回の画像形成作業あたりの作像回数がばらついても、
像担持体の表面へ付与するクリーニング助剤の付与量を
一定範囲内に保つことができるという効果が得られるも
のである。
【0040】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、前回の表面エ
ネルギー低下剤の剤付与動作からの作像回数すなわち転
写材にトナー像を転写した回数が所定回数以上になった
ときの一連の作像動作後に、前回の剤付与動作からの作
像回数に応じた量の表面エネルギー低下剤を像担持体に
付与するため、1回の画像形成作業あたりの作像回数が
ばらついても、像担持体の表面へ付与する表面エネルギ
ー低下剤の付与量を一定範囲内に保つことができるとい
う効果がある。
【0041】請求項2の発明によれば、前回の表面エネ
ルギー低下剤の剤付与動作からの作像回数すなわち転写
材にトナー像を転写した回数が所定回数以上になったと
きの一連の作像動作後に、前回の剤付与動作からの作像
回数に応じた量の表面エネルギー低下剤を中間転写体の
表面に付与するため、1回の画像形成作業あたりの作像
回数がばらついても、中間転写体の表面へ付与する表面
エネルギー低下剤の付与量を一定範囲内に保つことがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したカラー複写機の概略構成図。
【図2】同カラー複写機の感光体ドラム・中間転写ベル
ト周りの拡大図
【図3】同カラー複写機におけるコピー枚数と中間転写
ベルト上の剤塗布量との関係を示すグラフ。
【図4】従来例に係るコピー枚数と中間転写ベルト上の
剤塗布量との関係を示すグラフ。
【符号の説明】
9 感光体ドラム 19 中間転写ベルト 20 転写バイアスローラ 23a 紙転写バイアスローラ 36 潤滑剤塗布装置 37 潤滑剤 38 ブラシ 100 制御装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体に形成されたトナー像を転写材に
    転写する転写手段を備えた画像形成装置において、 表面エネルギーを低下させる表面エネルギー低下剤を像
    担持体の表面に付与する剤付与手段と、 前回の剤付与動作からの作像回数が所定回数以上になっ
    たときの一連の作像動作後に、前回の剤付与動作からの
    作像回数に応じた量の該表面エネルギー低下剤を付与す
    るように、該剤付与手段を制御する制御手段とを設けた
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】像担持体に形成されたトナー像を中間転写
    体に一次転写する一次転写手段と、該中間転写体に転写
    されたトナー像を転写材に二次転写する二次転写手段と
    を備えた画像形成装置において、 表面エネルギーを低下させる表面エネルギー低下剤を該
    中間転写体の表面に付与する剤付与手段と、 前回の剤付与動作からの作像回数が所定数以上になった
    ときの一連の作像動作後に、前回の剤付与動作からの作
    像回数に応じた量の該表面エネルギー低下剤を付与する
    ように、該剤付与手段を制御する制御手段とを設けたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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