JPH09218576A - 移動式現像装置 - Google Patents
移動式現像装置Info
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- JPH09218576A JPH09218576A JP8048313A JP4831396A JPH09218576A JP H09218576 A JPH09218576 A JP H09218576A JP 8048313 A JP8048313 A JP 8048313A JP 4831396 A JP4831396 A JP 4831396A JP H09218576 A JPH09218576 A JP H09218576A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 環境条件や画像形成条件に影響されずに、装
置の大型化や生産性の低下を抑えながら、現像剤担持体
上の帯状トナー付着に起因する画像上濃度不均一部の発
生を有効に防止する。 【解決手段】 移動式現像装置において、現像剤担持体
4の回転速度が通常速度及び高速速度に切換選択される
速度切換手段5と、画像形成サイクル中に複数の現像手
段3の現像剤担持体4のいずれかが現像位置に到達した
後に、潜像担持体1上の静電潜像が現像位置に到達する
直前に、現像位置に位置する現像剤担持体4の回転速度
が速度切換手段5にて高速速度に一時的に切換えられて
当該現像剤担持体4が少なくとも1回ダミー高速回転す
るダミー高速駆動制御手段6とを備える。更に、画像形
成条件や湿度条件により必要に応じてダミー高速駆動制
御手段6を働かせる。
置の大型化や生産性の低下を抑えながら、現像剤担持体
上の帯状トナー付着に起因する画像上濃度不均一部の発
生を有効に防止する。 【解決手段】 移動式現像装置において、現像剤担持体
4の回転速度が通常速度及び高速速度に切換選択される
速度切換手段5と、画像形成サイクル中に複数の現像手
段3の現像剤担持体4のいずれかが現像位置に到達した
後に、潜像担持体1上の静電潜像が現像位置に到達する
直前に、現像位置に位置する現像剤担持体4の回転速度
が速度切換手段5にて高速速度に一時的に切換えられて
当該現像剤担持体4が少なくとも1回ダミー高速回転す
るダミー高速駆動制御手段6とを備える。更に、画像形
成条件や湿度条件により必要に応じてダミー高速駆動制
御手段6を働かせる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を用
いる複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置
に用いられる現像装置に係り、特に、カラー画像形成装
置の分野において用いられる複数の現像器が搭載された
移動式現像装置の改良に関するものである。
いる複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置
に用いられる現像装置に係り、特に、カラー画像形成装
置の分野において用いられる複数の現像器が搭載された
移動式現像装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を用いるカラー画像形成装
置としては、例えば感光ドラム等の潜像担持体に対向し
て回転式現像装置を設けたものがある。この回転式現像
装置は、潜像担持体に対向して回転ハウジングを設け、
この回転ハウジングに複数の現像器(ブラック(K),
イエロ(Y),マゼンタ(M),シアン(C))を搭載
し、回転ハウジングを順次回転移動させることにより潜
像担持体に対向する現像位置に複数の現像器のいずれか
を選択的に停止させ、現像位置に位置する現像器内の現
像剤搬送用の現像ロールを回転させることにより潜像担
持体上の潜像をトナー現像するようにしたものである。
このように現像されたトナー像は、例えば潜像担持体に
接して回転する転写ドラム上の用紙に順次転写され、各
色のトナー像を重ね合わせたフルカラー画像が得られる
ようになっている。
置としては、例えば感光ドラム等の潜像担持体に対向し
て回転式現像装置を設けたものがある。この回転式現像
装置は、潜像担持体に対向して回転ハウジングを設け、
この回転ハウジングに複数の現像器(ブラック(K),
イエロ(Y),マゼンタ(M),シアン(C))を搭載
し、回転ハウジングを順次回転移動させることにより潜
像担持体に対向する現像位置に複数の現像器のいずれか
を選択的に停止させ、現像位置に位置する現像器内の現
像剤搬送用の現像ロールを回転させることにより潜像担
持体上の潜像をトナー現像するようにしたものである。
このように現像されたトナー像は、例えば潜像担持体に
接して回転する転写ドラム上の用紙に順次転写され、各
色のトナー像を重ね合わせたフルカラー画像が得られる
ようになっている。
【0003】この回転式現像装置では、画像形成サイク
ル中は各現像器の切換え動作中を除いて各現像器のいず
れかの現像ロールが潜像担持体に対向しており、画像形
成サイクルが終了すると各現像ロールのいずれも潜像担
持体に対向しない待機位置(ホームポジション)に退避
する構成になっており、現像位置では、現像ロールと潜
像担持体との間にはバイアス電圧が印加され、潜像担持
体上の画像領域に対し現像ロール上のトナーを潜像担持
体側に引き寄せる方向に、潜像担持体の非画像領域に対
しては現像ロール表面にトナーを引き寄せる方向に働く
よう設定されている。尚、現像ロールとしては、回転可
能な現像スリーブ内に所定の磁極が配列された磁石ロー
ルを配置したものが用いられる。
ル中は各現像器の切換え動作中を除いて各現像器のいず
れかの現像ロールが潜像担持体に対向しており、画像形
成サイクルが終了すると各現像ロールのいずれも潜像担
持体に対向しない待機位置(ホームポジション)に退避
する構成になっており、現像位置では、現像ロールと潜
像担持体との間にはバイアス電圧が印加され、潜像担持
体上の画像領域に対し現像ロール上のトナーを潜像担持
体側に引き寄せる方向に、潜像担持体の非画像領域に対
しては現像ロール表面にトナーを引き寄せる方向に働く
よう設定されている。尚、現像ロールとしては、回転可
能な現像スリーブ内に所定の磁極が配列された磁石ロー
ルを配置したものが用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、現像ロール
は各色の画像領域から非画像領域に渡って潜像担持体に
対向しているが、現像ロールが回転停止状態で潜像担持
体上の非画像領域に対向していると、非画像領域に作用
する電位差によって、現像ロール上の現像剤中のトナー
が現像ロール表面へ局所的に付着し、現像ロールが回転
し画像領域への現像が開始される現像ロール1周目に
は、前記局部的に付着した帯状トナーに対応する画像位
置に帯状の濃度不均一部が現れるという事態を生ずる。
この帯状の濃度不均一部は、通常の白黒画像ではあまり
問題にならないレベルではあるが、カラー画像では色味
の差として現れる。
は各色の画像領域から非画像領域に渡って潜像担持体に
対向しているが、現像ロールが回転停止状態で潜像担持
体上の非画像領域に対向していると、非画像領域に作用
する電位差によって、現像ロール上の現像剤中のトナー
が現像ロール表面へ局所的に付着し、現像ロールが回転
し画像領域への現像が開始される現像ロール1周目に
は、前記局部的に付着した帯状トナーに対応する画像位
置に帯状の濃度不均一部が現れるという事態を生ずる。
この帯状の濃度不均一部は、通常の白黒画像ではあまり
問題にならないレベルではあるが、カラー画像では色味
の差として現れる。
【0005】本発明者らは、この構成での不具合を解決
すべく検討した結果、画像形成サイクル中において、現
像器が潜像担持体と対向している間(非画像領域/画像
領域)現像ロールを回転させることで解消することを確
認した。ところが、現像ロールの回転時間が長くなり、
現像剤の帯電特性が変化し寿命が短くなるという技術的
課題が見られた。
すべく検討した結果、画像形成サイクル中において、現
像器が潜像担持体と対向している間(非画像領域/画像
領域)現像ロールを回転させることで解消することを確
認した。ところが、現像ロールの回転時間が長くなり、
現像剤の帯電特性が変化し寿命が短くなるという技術的
課題が見られた。
【0006】また、本発明者らは、画像形成サイクル中
において、現像器が潜像担持体と対向してから画像形成
に至る前に少なくとも現像ロール1周以上回転すればそ
の効果が十分あることも確認した。この方式は、前述の
「現像器が潜像担持体と対向している間(非画像領域/
画像領域)現像ロールを回転させる態様」に比べて、現
像ロールの回転時間を大幅に短縮できる点で有利であ
る。
において、現像器が潜像担持体と対向してから画像形成
に至る前に少なくとも現像ロール1周以上回転すればそ
の効果が十分あることも確認した。この方式は、前述の
「現像器が潜像担持体と対向している間(非画像領域/
画像領域)現像ロールを回転させる態様」に比べて、現
像ロールの回転時間を大幅に短縮できる点で有利であ
る。
【0007】しかしながら、各種用紙サイズ及び送り方
向、各カラーモードに対処しようとすると、現像ロール
1周分の余裕を得るため、潜像担持体に現像器が対向す
る時間を長くしたり、現像器を切り換える時間を短くし
たり等の対策を講じる必要があり、その分、コストアッ
プ、転写材(用紙)担持体としての転写ドラム等の大型
化や生産性の低下につながるという技術的課題が残る。
向、各カラーモードに対処しようとすると、現像ロール
1周分の余裕を得るため、潜像担持体に現像器が対向す
る時間を長くしたり、現像器を切り換える時間を短くし
たり等の対策を講じる必要があり、その分、コストアッ
プ、転写材(用紙)担持体としての転写ドラム等の大型
化や生産性の低下につながるという技術的課題が残る。
【0008】更に、前記帯状トナー付着に起因する画像
上濃度不均一部の発生現象は周囲環境に依存し、環境条
件によっては生じないため、無条件で、前記した画像上
濃度不均一部の改善処理を常時行うようにすると、その
処理が無駄になってしまうという技術的課題もある。
上濃度不均一部の発生現象は周囲環境に依存し、環境条
件によっては生じないため、無条件で、前記した画像上
濃度不均一部の改善処理を常時行うようにすると、その
処理が無駄になってしまうという技術的課題もある。
【0009】尚、上述したような技術的課題は、回転式
現像装置に限られるものではなく、直線移動型(リトラ
クト方式)の現像装置についても同様に生ずるものであ
る。本発明は、以上の技術的課題を解決するために為さ
れたものであって、環境条件や画像形成条件(用紙サイ
ズ、用紙送り方向、各カラーモード等)に影響されず
に、装置の大型化や生産性の低下を抑えながら、現像剤
担持体上の帯状トナー付着に起因する画像上濃度不均一
部の発生を有効に防止するようにした移動式現像装置を
提供するものである。
現像装置に限られるものではなく、直線移動型(リトラ
クト方式)の現像装置についても同様に生ずるものであ
る。本発明は、以上の技術的課題を解決するために為さ
れたものであって、環境条件や画像形成条件(用紙サイ
ズ、用紙送り方向、各カラーモード等)に影響されず
に、装置の大型化や生産性の低下を抑えながら、現像剤
担持体上の帯状トナー付着に起因する画像上濃度不均一
部の発生を有効に防止するようにした移動式現像装置を
提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1に示すよ
うに、静電潜像が担持される潜像担持体1の近傍に可動
ハウジング2を配設すると共に、この可動ハウジング2
には回転可能な現像剤担持体4が設けられた複数の現像
手段3(例えば3a〜3d)を搭載し、画像形成サイク
ル時には潜像担持体1に対向する一若しくは複数の現像
位置に対して複数の現像手段3の現像剤担持体4の一つ
を選択的に配置すると共に、この現像剤担持体4上に担
持された現像剤を現像領域まで搬送して潜像担持体1上
の静電潜像を可視像化する一方、画像形成サイクル終了
後には複数の現像手段3の現像剤担持体4のいずれをも
現像位置から離間した待機位置に待機させるようにした
移動式現像装置において、現像剤担持体4の回転速度が
通常速度及び高速速度に切換選択される速度切換手段5
と、画像形成サイクル中に複数の現像手段3の現像剤担
持体4のいずれかが現像位置に到達した後に、潜像担持
体1上の静電潜像が現像位置に到達する直前に、現像位
置に位置する現像剤担持体4の回転速度が速度切換手段
5にて高速速度に一時的に切換えられて当該現像剤担持
体4が少なくとも1回ダミー高速回転するダミー高速駆
動制御手段6とを備えたことを特徴とするものである。
うに、静電潜像が担持される潜像担持体1の近傍に可動
ハウジング2を配設すると共に、この可動ハウジング2
には回転可能な現像剤担持体4が設けられた複数の現像
手段3(例えば3a〜3d)を搭載し、画像形成サイク
ル時には潜像担持体1に対向する一若しくは複数の現像
位置に対して複数の現像手段3の現像剤担持体4の一つ
を選択的に配置すると共に、この現像剤担持体4上に担
持された現像剤を現像領域まで搬送して潜像担持体1上
の静電潜像を可視像化する一方、画像形成サイクル終了
後には複数の現像手段3の現像剤担持体4のいずれをも
現像位置から離間した待機位置に待機させるようにした
移動式現像装置において、現像剤担持体4の回転速度が
通常速度及び高速速度に切換選択される速度切換手段5
と、画像形成サイクル中に複数の現像手段3の現像剤担
持体4のいずれかが現像位置に到達した後に、潜像担持
体1上の静電潜像が現像位置に到達する直前に、現像位
置に位置する現像剤担持体4の回転速度が速度切換手段
5にて高速速度に一時的に切換えられて当該現像剤担持
体4が少なくとも1回ダミー高速回転するダミー高速駆
動制御手段6とを備えたことを特徴とするものである。
【0011】このような技術的手段において、可動ハウ
ジング2としては、回転式(ロータリ式)、直線移動式
(リトラクト方式)を問わず、複数の現像手段3(3a
〜3d)を潜像担持体1の現像位置に選択的に対向配置
し得るものであればよい。また、現像手段3について
は、二成分現像方式、一成分現像方式を問わず、現像バ
イアスによって現像用トナーを静電的に転移させるもの
であれば適宜選定して差し支えない。そして、現像剤担
持体4としては、回転可能な現像スリーブ内に所定の磁
極が配列された磁石部材を設置したものであればよく、
磁石部材が固定されているか、回転配置されているかは
問わない。
ジング2としては、回転式(ロータリ式)、直線移動式
(リトラクト方式)を問わず、複数の現像手段3(3a
〜3d)を潜像担持体1の現像位置に選択的に対向配置
し得るものであればよい。また、現像手段3について
は、二成分現像方式、一成分現像方式を問わず、現像バ
イアスによって現像用トナーを静電的に転移させるもの
であれば適宜選定して差し支えない。そして、現像剤担
持体4としては、回転可能な現像スリーブ内に所定の磁
極が配列された磁石部材を設置したものであればよく、
磁石部材が固定されているか、回転配置されているかは
問わない。
【0012】また、速度切換手段5としては、速度可変
なサーボモータのようなものでもよいし、あるいは、ク
ラッチでギア比を変えるようにしてもよい。また、ダミ
ー高速駆動制御手段6については、常時働かせるように
してもよいし、必要な場合を判別して作動させるように
してもよい。ここで、ダミー高速駆動制御手段6を必要
な場合にのみ作動させる態様としては、例えば図1に示
すように、本発明において、更に、画像形成サイクル中
に複数の現像手段3の現像剤担持体4のいずれかが現像
位置に到達した後に、潜像担持体1上の静電潜像が現像
位置に到達する直前に、現像位置の現像剤担持体4が通
常速度のまま少なくとも1回ダミー通常回転するダミー
通常駆動制御手段7と、画像形成情報に基づいてダミー
高速駆動制御手段6及びダミー通常駆動制御手段7のい
ずれかを選択するダミーモード選択手段8とを具備させ
ればよい。このとき、前記画像形成情報としては、例え
ば転写材のサイズや送り方向、カラーモード(3C(3
カラー現像)/4C(4カラー現像))が挙げられる。
なサーボモータのようなものでもよいし、あるいは、ク
ラッチでギア比を変えるようにしてもよい。また、ダミ
ー高速駆動制御手段6については、常時働かせるように
してもよいし、必要な場合を判別して作動させるように
してもよい。ここで、ダミー高速駆動制御手段6を必要
な場合にのみ作動させる態様としては、例えば図1に示
すように、本発明において、更に、画像形成サイクル中
に複数の現像手段3の現像剤担持体4のいずれかが現像
位置に到達した後に、潜像担持体1上の静電潜像が現像
位置に到達する直前に、現像位置の現像剤担持体4が通
常速度のまま少なくとも1回ダミー通常回転するダミー
通常駆動制御手段7と、画像形成情報に基づいてダミー
高速駆動制御手段6及びダミー通常駆動制御手段7のい
ずれかを選択するダミーモード選択手段8とを具備させ
ればよい。このとき、前記画像形成情報としては、例え
ば転写材のサイズや送り方向、カラーモード(3C(3
カラー現像)/4C(4カラー現像))が挙げられる。
【0013】また、本発明において、更に、周囲環境の
湿度が検知される湿度検知手段9と、この湿度検知手段
9からの湿度情報が基準以下であるときにダミー高速駆
動制御手段6を実行させるダミー高速駆動実行手段10
とを具備させればよい。
湿度が検知される湿度検知手段9と、この湿度検知手段
9からの湿度情報が基準以下であるときにダミー高速駆
動制御手段6を実行させるダミー高速駆動実行手段10
とを具備させればよい。
【0014】次に、このような技術的手段の作用につい
て述べる。画像形成サイクル中に現像手段3の現像剤担
持体4が現像位置に移動した後、潜像担持体1上の静電
潜像(画像部)が現像位置に到達する直前には、ダミー
高速駆動制御手段6は、現像剤担持体4を少なくとも1
回高速回転させ、潜像担持体1上の静電潜像(画像部)
が現像位置に到達したら現像剤担持体4を定常回転させ
る。また、ダミーモード選択手段8は画像形成情報に基
づいてダミー高速駆動制御手段6及びダミー通常駆動制
御手段7のいずれかを選択し、必要な場合にのみ、現像
剤担持体1のダミー回転を高速にする。更にまた、ダミ
ー高速駆動実行手段10は、湿度検知手段9からの湿度
情報が基準以上であるときはダミー高速駆動制御手段6
を実行せず、基準未満であるとき(低湿度のとき)にダ
ミー高速駆動制御手段6を実行させる。
て述べる。画像形成サイクル中に現像手段3の現像剤担
持体4が現像位置に移動した後、潜像担持体1上の静電
潜像(画像部)が現像位置に到達する直前には、ダミー
高速駆動制御手段6は、現像剤担持体4を少なくとも1
回高速回転させ、潜像担持体1上の静電潜像(画像部)
が現像位置に到達したら現像剤担持体4を定常回転させ
る。また、ダミーモード選択手段8は画像形成情報に基
づいてダミー高速駆動制御手段6及びダミー通常駆動制
御手段7のいずれかを選択し、必要な場合にのみ、現像
剤担持体1のダミー回転を高速にする。更にまた、ダミ
ー高速駆動実行手段10は、湿度検知手段9からの湿度
情報が基準以上であるときはダミー高速駆動制御手段6
を実行せず、基準未満であるとき(低湿度のとき)にダ
ミー高速駆動制御手段6を実行させる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいてこの発明を詳細に説明する。 ◎実施の形態1 図2はこの発明が適用されたカラー画像形成装置の実施
の一形態を示す。同図において、符号21は感光ドラム
等の潜像担持体、22は潜像担持体21を予め帯電する
一様帯電器、23は帯電された潜像担持体21上に静電
潜像を書き込むレーザ露光器、24は夫々の色の現像剤
を有するブラック用現像器24a、イエロ用現像器24
b、マゼンタ用現像器24c及びシアン用現像器24d
が回転可能に搭載され、前記潜像担持体21に対向する
現像位置に所定の現像器24a〜24dが間欠的に回転
移動する回転型現像装置、25は潜像担持体21上の各
色トナー像を用紙あるいは透明シート等の転写材26に
転写させる転写装置、27はクリーニング処理し易いよ
うに潜像担持体21をクリーニング工程前に除電あるい
は帯電するクリーニング前処理帯電器、28は潜像担持
体21上の残留トナーを除去するクリーニング装置、2
9は潜像担持体21の残留電荷を除去する除電器、30
は転写材26上の未定着トナー像を定着する定着器であ
る。尚、符号31,32は所定サイズの転写材26を供
給する転写材供給トレイ、33は転写材26の転写ドラ
ム251への供給タイミングを規制するレジストレーシ
ョンロール、34は転写工程が終了した転写材26を定
着器30へ搬送案内する搬送ガイド部材である。
に基づいてこの発明を詳細に説明する。 ◎実施の形態1 図2はこの発明が適用されたカラー画像形成装置の実施
の一形態を示す。同図において、符号21は感光ドラム
等の潜像担持体、22は潜像担持体21を予め帯電する
一様帯電器、23は帯電された潜像担持体21上に静電
潜像を書き込むレーザ露光器、24は夫々の色の現像剤
を有するブラック用現像器24a、イエロ用現像器24
b、マゼンタ用現像器24c及びシアン用現像器24d
が回転可能に搭載され、前記潜像担持体21に対向する
現像位置に所定の現像器24a〜24dが間欠的に回転
移動する回転型現像装置、25は潜像担持体21上の各
色トナー像を用紙あるいは透明シート等の転写材26に
転写させる転写装置、27はクリーニング処理し易いよ
うに潜像担持体21をクリーニング工程前に除電あるい
は帯電するクリーニング前処理帯電器、28は潜像担持
体21上の残留トナーを除去するクリーニング装置、2
9は潜像担持体21の残留電荷を除去する除電器、30
は転写材26上の未定着トナー像を定着する定着器であ
る。尚、符号31,32は所定サイズの転写材26を供
給する転写材供給トレイ、33は転写材26の転写ドラ
ム251への供給タイミングを規制するレジストレーシ
ョンロール、34は転写工程が終了した転写材26を定
着器30へ搬送案内する搬送ガイド部材である。
【0016】本実施の形態において、回転型現像装置2
4は、回転可能な回転ハウジング41内に各現像器24
a〜24d(本実施の形態では二成分現像方式を採用)
を搭載したものであり、回転ハウジング41を回転ハウ
ジング駆動装置(図示せず)で回転駆動することにより
各現像器24a〜24dを潜像担持体21に対向する現
像位置に選択的に配置するようになっている。そして、
各現像器24a〜24dは、特に図3に示すように、潜
像担持体21に対向する現像ロール42を有し、この現
像ロール42は、回転可能な現像スリーブ43内に複数
の磁極が配列される磁石ロール44を固定設置したもの
である。尚、図中、45は現像剤の攪拌搬送用のオー
ガ、46は補給トナー搬送オーガである。
4は、回転可能な回転ハウジング41内に各現像器24
a〜24d(本実施の形態では二成分現像方式を採用)
を搭載したものであり、回転ハウジング41を回転ハウ
ジング駆動装置(図示せず)で回転駆動することにより
各現像器24a〜24dを潜像担持体21に対向する現
像位置に選択的に配置するようになっている。そして、
各現像器24a〜24dは、特に図3に示すように、潜
像担持体21に対向する現像ロール42を有し、この現
像ロール42は、回転可能な現像スリーブ43内に複数
の磁極が配列される磁石ロール44を固定設置したもの
である。尚、図中、45は現像剤の攪拌搬送用のオー
ガ、46は補給トナー搬送オーガである。
【0017】本実施の形態において、各現像器24a〜
24dの現像スリーブ43は、図3に示すように、例え
ばサーボモータからなる駆動モータ51によって回転駆
動されるようになっている。ここで、現像スリーブ43
の回転駆動系の具体例を図4に示す。同図において、回
転ハウジング41の一側面には各現像スリーブ43の回
転軸に連結される駆動伝達ギア52(52a〜52d)
が設けられており、一方、駆動モータ51の駆動力はプ
ーリ53,54及び伝達ベルト55を介して駆動ギア5
6に伝達されるようになっており、現像器24a〜24
dのいずれかが現像位置に到達した時点で駆動伝達ギア
52と駆動ギア56とが噛合し、駆動モータ51の駆動
力が現像スリーブ43に伝達されるようになっている。
24dの現像スリーブ43は、図3に示すように、例え
ばサーボモータからなる駆動モータ51によって回転駆
動されるようになっている。ここで、現像スリーブ43
の回転駆動系の具体例を図4に示す。同図において、回
転ハウジング41の一側面には各現像スリーブ43の回
転軸に連結される駆動伝達ギア52(52a〜52d)
が設けられており、一方、駆動モータ51の駆動力はプ
ーリ53,54及び伝達ベルト55を介して駆動ギア5
6に伝達されるようになっており、現像器24a〜24
dのいずれかが現像位置に到達した時点で駆動伝達ギア
52と駆動ギア56とが噛合し、駆動モータ51の駆動
力が現像スリーブ43に伝達されるようになっている。
【0018】一方、各現像器24a〜24dの現像スリ
ーブ43には、図3に示すように、現像バイアス電源6
1から現像バイアスが印加されるようになっている。こ
こで、現像バイアス供給系の具体例を図4に示す。同図
において、回転ハウジング41の一側面には各現像スリ
ーブ43に接触する給電用ブラシ62(62a〜62
d)が設けられており、現像バイアス電源61には画像
形成装置本体64に設けた給電用プレート63が電気的
に接続されており、現像器24a〜24dのいずれかが
現像位置に到達した時点で給電用プレート63が給電用
ブラシ62に接触配置され、現像バイアス電源61から
の現像バイアスが現像スリーブ43に印加されるように
なっている。
ーブ43には、図3に示すように、現像バイアス電源6
1から現像バイアスが印加されるようになっている。こ
こで、現像バイアス供給系の具体例を図4に示す。同図
において、回転ハウジング41の一側面には各現像スリ
ーブ43に接触する給電用ブラシ62(62a〜62
d)が設けられており、現像バイアス電源61には画像
形成装置本体64に設けた給電用プレート63が電気的
に接続されており、現像器24a〜24dのいずれかが
現像位置に到達した時点で給電用プレート63が給電用
ブラシ62に接触配置され、現像バイアス電源61から
の現像バイアスが現像スリーブ43に印加されるように
なっている。
【0019】更に、本実施の形態においては、現像ロー
ル42の駆動モータ51の回転速度は、図3に示すよう
に、モータドライバ71からの駆動信号に応じて可変設
定されるようになっており、モータドライバ71は、モ
ータ速度制御装置72からの速度制御信号に従った駆動
信号を駆動モータ51へ送出するようになっている。モ
ータ速度制御装置72は、回転ハウジング駆動装置(駆
動モータ)73による回転ハウジング41の回転動作終
了直後にカラーモード信号に基づいたシーケンスに対応
する速度制御信号を生成し、3Cモード(3カラー(Y
MC)モード)時には図8のタイミングチャートに沿っ
た現像ロール駆動を行い、4C(4カラー(YMCK)
モード)時には図8のシアン画像形成工程の繰り返しの
タイミングチャート(図示せず)に沿った現像ロール駆
動を行うようになっている。
ル42の駆動モータ51の回転速度は、図3に示すよう
に、モータドライバ71からの駆動信号に応じて可変設
定されるようになっており、モータドライバ71は、モ
ータ速度制御装置72からの速度制御信号に従った駆動
信号を駆動モータ51へ送出するようになっている。モ
ータ速度制御装置72は、回転ハウジング駆動装置(駆
動モータ)73による回転ハウジング41の回転動作終
了直後にカラーモード信号に基づいたシーケンスに対応
する速度制御信号を生成し、3Cモード(3カラー(Y
MC)モード)時には図8のタイミングチャートに沿っ
た現像ロール駆動を行い、4C(4カラー(YMCK)
モード)時には図8のシアン画像形成工程の繰り返しの
タイミングチャート(図示せず)に沿った現像ロール駆
動を行うようになっている。
【0020】また、本実施の形態において、前記転写装
置25は、周面に絶縁性シートが張設されて所定方向に
回転する転写ドラム251を有し、この転写ドラム25
1の転写部位の回転方向上流側の吸着部位には転写材2
6が転写ドラム251に静電吸着される吸着用帯電器2
52,吸着用帯電ロール253を転写ドラム251を挟
んで配設し、また、前記転写部位に対応する転写ドラム
251内には転写帯電器254を配設し、更に、前記転
写ドラム251の転写部位よりも回転方向下流側の剥離
部位には転写材26が転写ドラム251から剥離される
剥離除電器255を配設し、更にまた、転写ドラム25
1の更に回転方向下流側には一対の除電器256,25
7を転写ドラム251を挟んで配設し、また、転写ドラ
ム251の更に回転方向下流側には転写ドラム251上
の残留紙粉等を除去するクリーニング装置258を配設
したものである。また、本実施の形態においては、転写
ドラム251が1周する毎に図示外の位置センサから基
準信号が取り出されるようになっており、この基準信号
を基準として回転ハウジング駆動装置73が適宜タイミ
ングで駆動するようになっている。
置25は、周面に絶縁性シートが張設されて所定方向に
回転する転写ドラム251を有し、この転写ドラム25
1の転写部位の回転方向上流側の吸着部位には転写材2
6が転写ドラム251に静電吸着される吸着用帯電器2
52,吸着用帯電ロール253を転写ドラム251を挟
んで配設し、また、前記転写部位に対応する転写ドラム
251内には転写帯電器254を配設し、更に、前記転
写ドラム251の転写部位よりも回転方向下流側の剥離
部位には転写材26が転写ドラム251から剥離される
剥離除電器255を配設し、更にまた、転写ドラム25
1の更に回転方向下流側には一対の除電器256,25
7を転写ドラム251を挟んで配設し、また、転写ドラ
ム251の更に回転方向下流側には転写ドラム251上
の残留紙粉等を除去するクリーニング装置258を配設
したものである。また、本実施の形態においては、転写
ドラム251が1周する毎に図示外の位置センサから基
準信号が取り出されるようになっており、この基準信号
を基準として回転ハウジング駆動装置73が適宜タイミ
ングで駆動するようになっている。
【0021】次に、本実施の形態に係るカラー画像形成
装置の作動について説明する。本実施の形態に係るカラ
ー画像形成装置は、4Cモード(4カラーモード)と3
Cモード(3カラーモード)とを図示外の選択スイッチ
で選択するものである。 ●4Cモード 4Cモードは、例えばブラック、イエロ、マゼンタ、シ
アンの4色の画像形成工程でフルカラー画像を形成する
モードである。先ず、感光ドラム等の潜像担持体21
は、帯電器22によりその表面を負極性に一様に帯電さ
れる。次に、レーザ露光器23により、1色目、例えば
ブラック画像に対応する像露光がなされ、潜像担持体2
1の表面にはブラック画像に対応する静電潜像が形成さ
れる。このとき、回転式現像装置24では、前記ブラッ
ク画像に対応する静電潜像の先端が現像位置に到達する
以前にブラック用現像器24aが潜像担持体21に対向
し、その後ブラック用現像器24aが回転し磁気ブラシ
が静電潜像を摺擦して前記潜像担持体21上にブラック
トナー像を形成する。
装置の作動について説明する。本実施の形態に係るカラ
ー画像形成装置は、4Cモード(4カラーモード)と3
Cモード(3カラーモード)とを図示外の選択スイッチ
で選択するものである。 ●4Cモード 4Cモードは、例えばブラック、イエロ、マゼンタ、シ
アンの4色の画像形成工程でフルカラー画像を形成する
モードである。先ず、感光ドラム等の潜像担持体21
は、帯電器22によりその表面を負極性に一様に帯電さ
れる。次に、レーザ露光器23により、1色目、例えば
ブラック画像に対応する像露光がなされ、潜像担持体2
1の表面にはブラック画像に対応する静電潜像が形成さ
れる。このとき、回転式現像装置24では、前記ブラッ
ク画像に対応する静電潜像の先端が現像位置に到達する
以前にブラック用現像器24aが潜像担持体21に対向
し、その後ブラック用現像器24aが回転し磁気ブラシ
が静電潜像を摺擦して前記潜像担持体21上にブラック
トナー像を形成する。
【0022】一方、用紙あるいは透明シート等の転写材
26は、トレイ31または32から搬送され、一度レジ
ストレーションロール33で先端をせき止められた後、
所定のタイミングで転写ドラム251へと送り出され
る。送り出された転写材26は吸着装置(吸着用帯電器
252,吸着用帯電ロール253)により転写ドラム2
51へ静電的に保持され、転写ドラム251と潜像担持
体21とが対向する転写領域へ搬送される。そこで、前
記転写材26は潜像担持体21上のブラックトナー像と
密着し、転写帯電器254の作用でブラックトナー像が
転写材26上に転写され、前記転写ドラム251は転写
材26を保持したまま次の工程に備える。ところで、ブ
ラックトナー像の転写を終えた潜像担持体21について
は、その後、必要に応じてクリーニング前処理が施され
た後、クリーニング装置28により潜像担持体21表面
に残ったブラックトナーがかき取られ、さらに除電器2
9で表面に残った電荷が除電される。
26は、トレイ31または32から搬送され、一度レジ
ストレーションロール33で先端をせき止められた後、
所定のタイミングで転写ドラム251へと送り出され
る。送り出された転写材26は吸着装置(吸着用帯電器
252,吸着用帯電ロール253)により転写ドラム2
51へ静電的に保持され、転写ドラム251と潜像担持
体21とが対向する転写領域へ搬送される。そこで、前
記転写材26は潜像担持体21上のブラックトナー像と
密着し、転写帯電器254の作用でブラックトナー像が
転写材26上に転写され、前記転写ドラム251は転写
材26を保持したまま次の工程に備える。ところで、ブ
ラックトナー像の転写を終えた潜像担持体21について
は、その後、必要に応じてクリーニング前処理が施され
た後、クリーニング装置28により潜像担持体21表面
に残ったブラックトナーがかき取られ、さらに除電器2
9で表面に残った電荷が除電される。
【0023】次に、2色目、例えばイエロ画像形成工程
のため、前記潜像担持体21は、帯電器22によりその
表面を負極性に一様に帯電され、レーザ露光器23によ
りイエロ画像に対応する像露光がなされ、潜像担持体2
1の表面にはイエロ画像の静電潜像が形成される。ま
た、回転式現像装置24はブラックトナー像の形成を終
了した後で、イエロ用現像器24bが前記潜像担持体2
1に対向するように切換えられており、前記イエロ画像
に対応する静電潜像はイエロ用磁気ブラシで現像され
る。そして、前記転写ドラム251上に保持されていた
転写材26が再び転写領域へと搬送され、転写帯電器2
54の作用で、今度はブラックトナー像の上にイエロト
ナー像が多重転写される。イエロトナー像の転写を終え
た潜像担持体21は、その後、ブラック画像形成工程と
同様にして、表面の残留トナーのクリーニングと残留電
荷の除電とが行われ、一方で、イエロトナー像の転写を
終えた転写材26は転写ドラム251に保持されたまま
次の工程に備える。
のため、前記潜像担持体21は、帯電器22によりその
表面を負極性に一様に帯電され、レーザ露光器23によ
りイエロ画像に対応する像露光がなされ、潜像担持体2
1の表面にはイエロ画像の静電潜像が形成される。ま
た、回転式現像装置24はブラックトナー像の形成を終
了した後で、イエロ用現像器24bが前記潜像担持体2
1に対向するように切換えられており、前記イエロ画像
に対応する静電潜像はイエロ用磁気ブラシで現像され
る。そして、前記転写ドラム251上に保持されていた
転写材26が再び転写領域へと搬送され、転写帯電器2
54の作用で、今度はブラックトナー像の上にイエロト
ナー像が多重転写される。イエロトナー像の転写を終え
た潜像担持体21は、その後、ブラック画像形成工程と
同様にして、表面の残留トナーのクリーニングと残留電
荷の除電とが行われ、一方で、イエロトナー像の転写を
終えた転写材26は転写ドラム251に保持されたまま
次の工程に備える。
【0024】その後、イエロの画像形成工程同様、3色
目、例えばマゼンタ画像形成工程が行われ、最後に4色
目、例えばシアン画像形成工程が行われるが、4色目の
転写を終えた転写材26は、剥離除電器255および搬
送ガイド部材34の先端の図示しない剥離フィンガによ
り、転写ドラム251から分離され、定着器30で多重
トナー像が転写材26に定着された後、画像形成装置の
外へと搬出される。また、転写材26の分離を終えた転
写ドラム251においては、その表面が除電器256,
257で除電された後、クリーニング装置258で表面
のクリーニングが行われ、次の転写材26の供給を待つ
ことになる。
目、例えばマゼンタ画像形成工程が行われ、最後に4色
目、例えばシアン画像形成工程が行われるが、4色目の
転写を終えた転写材26は、剥離除電器255および搬
送ガイド部材34の先端の図示しない剥離フィンガによ
り、転写ドラム251から分離され、定着器30で多重
トナー像が転写材26に定着された後、画像形成装置の
外へと搬出される。また、転写材26の分離を終えた転
写ドラム251においては、その表面が除電器256,
257で除電された後、クリーニング装置258で表面
のクリーニングが行われ、次の転写材26の供給を待つ
ことになる。
【0025】●3Cモード 3Cモードは、例えばイエロ、マゼンタ、シアンの3色
の画像形成工程でフルカラー画像を形成するモードであ
り、4Cモードのブラック画像形成工程を除いた画像形
成工程を実行するものである。
の画像形成工程でフルカラー画像を形成するモードであ
り、4Cモードのブラック画像形成工程を除いた画像形
成工程を実行するものである。
【0026】ここで、カラーモード時における潜像担持
体21と回転式現像装置24との動作関係に着目する
と、以下のようである。すなわち、潜像担持体21は転
写ドラム251に同期して回転し、回転式現像装置24
の回転ハウジング41は、転写ドラム251が1周する
毎に発する基準信号を基準として回転動作し、所望の現
像器(24a〜24d)が潜像担持体21に対向する現
像位置に停止する。このとき、所定の現像器24a〜2
4dのいずれか例えば24dが現像位置に対向停止する
直前には、現像器24dに現像バイアスを供給する為の
現像器24b側の電極(給電用ブラシ62d)が現像バ
イアス給電用プレート63と接触する。そして、前記給
電用ブラシ62dと給電用プレート63との接触直後
で、かつ、現像器24dが潜像担持体21に対向停止す
る前に画像形成用の所定の現像バイアスが現像バイアス
電源61から供給される。しかしながら、例えば現像器
24dが潜像担持体21に対向停止する時において、潜
像担持体21上の画像部より前に位置する非画像部が一
様帯電されており、該非画像部と前記現像バイアスが印
加された現像スリーブ43との間にカブリ防止として働
く電界が形成され、現像領域の現像剤中のトナーが現像
ロール42停止状態時に帯状に現像スリーブ43に付着
する。その後、画像部先端が現像位置に突入するタイミ
ングに合わせて現像ロール駆動モータ51が回転を始め
るが、現像ロール42が1周分回転した時点で潜像担持
体21上の画像部に現像ロール42上の帯状トナー付着
部が対向し、実行的な現像電界が通常状態とは異なり、
画像部の現像像に帯状の濃度むらが発生する懸念があ
る。
体21と回転式現像装置24との動作関係に着目する
と、以下のようである。すなわち、潜像担持体21は転
写ドラム251に同期して回転し、回転式現像装置24
の回転ハウジング41は、転写ドラム251が1周する
毎に発する基準信号を基準として回転動作し、所望の現
像器(24a〜24d)が潜像担持体21に対向する現
像位置に停止する。このとき、所定の現像器24a〜2
4dのいずれか例えば24dが現像位置に対向停止する
直前には、現像器24dに現像バイアスを供給する為の
現像器24b側の電極(給電用ブラシ62d)が現像バ
イアス給電用プレート63と接触する。そして、前記給
電用ブラシ62dと給電用プレート63との接触直後
で、かつ、現像器24dが潜像担持体21に対向停止す
る前に画像形成用の所定の現像バイアスが現像バイアス
電源61から供給される。しかしながら、例えば現像器
24dが潜像担持体21に対向停止する時において、潜
像担持体21上の画像部より前に位置する非画像部が一
様帯電されており、該非画像部と前記現像バイアスが印
加された現像スリーブ43との間にカブリ防止として働
く電界が形成され、現像領域の現像剤中のトナーが現像
ロール42停止状態時に帯状に現像スリーブ43に付着
する。その後、画像部先端が現像位置に突入するタイミ
ングに合わせて現像ロール駆動モータ51が回転を始め
るが、現像ロール42が1周分回転した時点で潜像担持
体21上の画像部に現像ロール42上の帯状トナー付着
部が対向し、実行的な現像電界が通常状態とは異なり、
画像部の現像像に帯状の濃度むらが発生する懸念があ
る。
【0027】しかしながら、本実施の形態においては、
各画像形成サイクルにおいて、例えば図8に示すよう
に、現像器24a〜24dが潜像担持体21と対向して
から画像形成に至る前に現像スリーブ43を1回ダミー
回転する方式が採用されている。尚、図8は、A3縦送
り、3Cモード(YMC)の連続コピーにおけるシアン
→イエロの動作タイミングを示している。従って、現像
ロール42停止時において現像スリーブ43上に帯状の
トナーが付着したとしても、現像スリーブ43が1回ダ
ミー回転する時に、現像スリーブ43に付着した帯状ト
ナーは現像器内の現像剤と摺擦され、現像スリーブ43
から除去されることになり、前述した濃度むらの原因が
解消される。
各画像形成サイクルにおいて、例えば図8に示すよう
に、現像器24a〜24dが潜像担持体21と対向して
から画像形成に至る前に現像スリーブ43を1回ダミー
回転する方式が採用されている。尚、図8は、A3縦送
り、3Cモード(YMC)の連続コピーにおけるシアン
→イエロの動作タイミングを示している。従って、現像
ロール42停止時において現像スリーブ43上に帯状の
トナーが付着したとしても、現像スリーブ43が1回ダ
ミー回転する時に、現像スリーブ43に付着した帯状ト
ナーは現像器内の現像剤と摺擦され、現像スリーブ43
から除去されることになり、前述した濃度むらの原因が
解消される。
【0028】ところで、本実施の形態に係る現像ロール
のダミー回転方式は、現像器24a〜24dが潜像担持
体21と対向してから画像形成に至る前に少なくとも現
像スリーブ43を1回転させるための時間的余裕が必要
である。このとき、図6(a)(b)及び図7に示すよ
うに、シアン画像形成時には現像スリーブ43を1回転
させるための時間的余裕があるが、図6(b)(c)及
び図7に示すように、イエロ画像形成時には回転式現像
装置24がシアン(C)からイエロ(Y)への移動時間
(Y→M、M→Cの回転式現像装置24の移動は90°
回転であるが、C→Yの移動は180°回転である)が
長く必要になるため、現像スリーブ43を通常速度で1
回ダミー回転させるための時間的余裕を確保することが
できない。つまり、回転式現像装置24の移動時間が長
い程(4C/3C等のカラーモードで決まる)、画像形
成サイクル中における現像ロール42が潜像担持体21
と対向してから潜像担持体21上の画像部の先端が現像
ロール42の対向部に至る時間が短くなり、現像スリー
ブ43を1回転させるための時間的余裕が得られないケ
ースが発生する。
のダミー回転方式は、現像器24a〜24dが潜像担持
体21と対向してから画像形成に至る前に少なくとも現
像スリーブ43を1回転させるための時間的余裕が必要
である。このとき、図6(a)(b)及び図7に示すよ
うに、シアン画像形成時には現像スリーブ43を1回転
させるための時間的余裕があるが、図6(b)(c)及
び図7に示すように、イエロ画像形成時には回転式現像
装置24がシアン(C)からイエロ(Y)への移動時間
(Y→M、M→Cの回転式現像装置24の移動は90°
回転であるが、C→Yの移動は180°回転である)が
長く必要になるため、現像スリーブ43を通常速度で1
回ダミー回転させるための時間的余裕を確保することが
できない。つまり、回転式現像装置24の移動時間が長
い程(4C/3C等のカラーモードで決まる)、画像形
成サイクル中における現像ロール42が潜像担持体21
と対向してから潜像担持体21上の画像部の先端が現像
ロール42の対向部に至る時間が短くなり、現像スリー
ブ43を1回転させるための時間的余裕が得られないケ
ースが発生する。
【0029】そこで、本実施の形態では、図8に示すよ
うに、3Cモードのイエロ画像形成サイクル中におい
て、現像ロール42が潜像担持体21と対向してから画
像形成に至る前に現像スリーブ43を1回ダミー回転す
る時の現像ロール42の回転速度を高速にし、現像スリ
ーブ43を1回転する時間を短縮するようにした。そし
て画像部先端が現像位置に突入するタイミングで現像ロ
ール42の回転速度を定常回転(通常速度回転)で駆動
し画像部を現像する。すなわち、図8において、シアン
画像形成時には現像スリーブ43を1回ダミー回転させ
るための時間的余裕が十分得られているので、現像スリ
ーブ43を1回ダミー回転する時の現像ロール42を定
常回転(通常速度回転)で駆動し、画像部を現像すると
きも定常回転で駆動する。しかし、イエロ画像形成時に
は現像スリーブ43を1回ダミー回転させるための時間
的余裕が少ないため、現像器24bが潜像担持体21と
対向してから画像形成に至る前に現像スリーブ43を1
回ダミー回転する時の現像ロール42の回転速度を高速
に、画像部先端が現像位置に突入するタイミングで現像
ロール42の回転速度を定常回転で駆動し画像部を現像
する。
うに、3Cモードのイエロ画像形成サイクル中におい
て、現像ロール42が潜像担持体21と対向してから画
像形成に至る前に現像スリーブ43を1回ダミー回転す
る時の現像ロール42の回転速度を高速にし、現像スリ
ーブ43を1回転する時間を短縮するようにした。そし
て画像部先端が現像位置に突入するタイミングで現像ロ
ール42の回転速度を定常回転(通常速度回転)で駆動
し画像部を現像する。すなわち、図8において、シアン
画像形成時には現像スリーブ43を1回ダミー回転させ
るための時間的余裕が十分得られているので、現像スリ
ーブ43を1回ダミー回転する時の現像ロール42を定
常回転(通常速度回転)で駆動し、画像部を現像すると
きも定常回転で駆動する。しかし、イエロ画像形成時に
は現像スリーブ43を1回ダミー回転させるための時間
的余裕が少ないため、現像器24bが潜像担持体21と
対向してから画像形成に至る前に現像スリーブ43を1
回ダミー回転する時の現像ロール42の回転速度を高速
に、画像部先端が現像位置に突入するタイミングで現像
ロール42の回転速度を定常回転で駆動し画像部を現像
する。
【0030】本実施の形態の変形例としては例えば以下
のようなものが挙げられる。本実施の形態では、シアン
画像形成時には現像スリーブ43を1回ダミー回転させ
るための時間的余裕が十分得られているので、現像器2
4dが潜像担持体21と対向してから画像形成に至る前
に現像スリーブ43を1回ダミー回転する時の現像ロー
ル42を定常回転で駆動し、イエロ画像形成時には現像
スリーブ43を1回ダミー回転させるための時間的余裕
が少ないため、現像器24dが潜像担持体21と対向し
てから画像形成に至る前に現像スリーブ43を1回ダミ
ー回転する時の現像ロール42を高速回転で駆動すると
いうように、画像形成サイクル中で現像ロール42のダ
ミー回転速度を変えたが、全ての画像形成サイクルにお
いて、現像スリーブ43のダミー回転速度を高速で駆動
しても効果は変わらない。
のようなものが挙げられる。本実施の形態では、シアン
画像形成時には現像スリーブ43を1回ダミー回転させ
るための時間的余裕が十分得られているので、現像器2
4dが潜像担持体21と対向してから画像形成に至る前
に現像スリーブ43を1回ダミー回転する時の現像ロー
ル42を定常回転で駆動し、イエロ画像形成時には現像
スリーブ43を1回ダミー回転させるための時間的余裕
が少ないため、現像器24dが潜像担持体21と対向し
てから画像形成に至る前に現像スリーブ43を1回ダミ
ー回転する時の現像ロール42を高速回転で駆動すると
いうように、画像形成サイクル中で現像ロール42のダ
ミー回転速度を変えたが、全ての画像形成サイクルにお
いて、現像スリーブ43のダミー回転速度を高速で駆動
しても効果は変わらない。
【0031】また、図3に点線で示すように、例えばカ
ラーモード信号(3C/4C)に代えて、用紙サイズ信
号や用紙送り方向信号をモータ速度制御装置72に入力
し、用紙送り方向の時間が長く、画像形成サイクル中に
おける現像ロール42が潜像担持体21と対向してから
潜像担持体21上の画像部の先端が現像ロール42の対
向部に至る時間が短くなるような状況下で、現像スリー
ブ43を少なくとも1回高速ダミー回転させるようにし
てもよい。
ラーモード信号(3C/4C)に代えて、用紙サイズ信
号や用紙送り方向信号をモータ速度制御装置72に入力
し、用紙送り方向の時間が長く、画像形成サイクル中に
おける現像ロール42が潜像担持体21と対向してから
潜像担持体21上の画像部の先端が現像ロール42の対
向部に至る時間が短くなるような状況下で、現像スリー
ブ43を少なくとも1回高速ダミー回転させるようにし
てもよい。
【0032】更に、カラーモード信号(3C/4C)及
び用紙サイズ信号、用紙送り方向信号を夫々モータ速度
制御装置72に入力し、回転式現像装置24の移動時間
及び用紙送り方向の時間が長く、画像形成サイクル中に
おける現像ロール42が潜像担持体21と対向してから
潜像担持体21上の画像部の先端が現像ロール42の対
向部に至る時間が短くなるような状況下で、現像スリー
ブ43を少なくとも1回高速ダミー回転させるようにし
てもよい。
び用紙サイズ信号、用紙送り方向信号を夫々モータ速度
制御装置72に入力し、回転式現像装置24の移動時間
及び用紙送り方向の時間が長く、画像形成サイクル中に
おける現像ロール42が潜像担持体21と対向してから
潜像担持体21上の画像部の先端が現像ロール42の対
向部に至る時間が短くなるような状況下で、現像スリー
ブ43を少なくとも1回高速ダミー回転させるようにし
てもよい。
【0033】このように、本実施の形態によれば、用紙
サイズ/送り方向、カラーモード(3C/4C)等によ
って現像スリーブ43を1回ダミー回転させるための時
間的余裕が変化するが、そのダミー回転時間が最短の条
件下であっても現像スリーブ43を1回ダミー回転でき
るよう現像ロール42のダミー回転速度を高速に設定
し、画像部先端が現像位置に突入するタイミングで画像
部を現像するように現像ロール42の回転速度を定常回
転に設定するという、現像ロール42の回転速度を2段
階速度に切換えるようにすることで、現像スリーブ43
にトナーが帯状に付着し現像像が帯状の不均一となる不
具合を解決することが可能である。
サイズ/送り方向、カラーモード(3C/4C)等によ
って現像スリーブ43を1回ダミー回転させるための時
間的余裕が変化するが、そのダミー回転時間が最短の条
件下であっても現像スリーブ43を1回ダミー回転でき
るよう現像ロール42のダミー回転速度を高速に設定
し、画像部先端が現像位置に突入するタイミングで画像
部を現像するように現像ロール42の回転速度を定常回
転に設定するという、現像ロール42の回転速度を2段
階速度に切換えるようにすることで、現像スリーブ43
にトナーが帯状に付着し現像像が帯状の不均一となる不
具合を解決することが可能である。
【0034】◎実施の形態2 本実施の形態に係る回転式現像装置の基本的構成は、実
施の形態1と略同様であるが、図9に示すように、実施
の形態1と異なり、回転式現像装置24の近傍に湿度セ
ンサ81を配置し、この湿度センサ81からの湿度情報
をモータ速度制御装置72に入力するようになってい
る。本実施の形態で用いられるモータ速度制御装置72
のフローチャートを図10に示す。同図において、湿度
センサ81で検出された湿度が読み込まれ(ステップ
(以下STと略記する)1)、その湿度が閾値と比較さ
れる(ST2)。このとき、通常の環境条件下では湿度
は閾値を超え、ST3へ進み、潜像担持体21上の静電
潜像が現像位置に到達する直前に現像スリーブ43の回
転を開始する「通常動作」が行われる。一方、湿度セン
サ81により検出された湿度が閾値以下となるように極
めて乾燥した低湿度環境下においては、ST4に進み、
潜像担持体21上の静電潜像が現像位置に到達する前に
現像スリーブ43が少なくとも1回高速ダミー回転した
後に定常回転に移行するように、現像スリーブ43の回
転が早めに起動される「ダミー付加動作」が行われる。
施の形態1と略同様であるが、図9に示すように、実施
の形態1と異なり、回転式現像装置24の近傍に湿度セ
ンサ81を配置し、この湿度センサ81からの湿度情報
をモータ速度制御装置72に入力するようになってい
る。本実施の形態で用いられるモータ速度制御装置72
のフローチャートを図10に示す。同図において、湿度
センサ81で検出された湿度が読み込まれ(ステップ
(以下STと略記する)1)、その湿度が閾値と比較さ
れる(ST2)。このとき、通常の環境条件下では湿度
は閾値を超え、ST3へ進み、潜像担持体21上の静電
潜像が現像位置に到達する直前に現像スリーブ43の回
転を開始する「通常動作」が行われる。一方、湿度セン
サ81により検出された湿度が閾値以下となるように極
めて乾燥した低湿度環境下においては、ST4に進み、
潜像担持体21上の静電潜像が現像位置に到達する前に
現像スリーブ43が少なくとも1回高速ダミー回転した
後に定常回転に移行するように、現像スリーブ43の回
転が早めに起動される「ダミー付加動作」が行われる。
【0035】このように、本実施の形態によれば、湿度
によって現像スリーブ43にトナーが帯状に付着する程
度が異なる(低湿ほど現像スリーブ43へのトナー付着
が発生し易い)ので、湿度を検知することにより、現像
ロール42の駆動を「通常動作」か「ダミー付加動作」
かを選択し、低湿のとき、現像スリーブ43を1回ダミ
ー回転させることが必要であると判断し、現像スリーブ
43を1回ダミー回転するときの現像ロール42の回転
速度を高速に調整し駆動し、画像部先端が現像位置に突
入するタイミングで現像ロール42の回転速度を定常回
転で駆動し画像部を現像する。この構成であれば、現像
スリーブ43へのトナー付着が発生し易い状態の時だけ
現像スリーブ43を1回転させるので、現像スリーブ4
3へのトナー付着を解消しつつ、現像ロール42の回転
時間を短縮でき、現像剤の劣化(現像ロール42の回転
時間に比例)を防止することができる。
によって現像スリーブ43にトナーが帯状に付着する程
度が異なる(低湿ほど現像スリーブ43へのトナー付着
が発生し易い)ので、湿度を検知することにより、現像
ロール42の駆動を「通常動作」か「ダミー付加動作」
かを選択し、低湿のとき、現像スリーブ43を1回ダミ
ー回転させることが必要であると判断し、現像スリーブ
43を1回ダミー回転するときの現像ロール42の回転
速度を高速に調整し駆動し、画像部先端が現像位置に突
入するタイミングで現像ロール42の回転速度を定常回
転で駆動し画像部を現像する。この構成であれば、現像
スリーブ43へのトナー付着が発生し易い状態の時だけ
現像スリーブ43を1回転させるので、現像スリーブ4
3へのトナー付着を解消しつつ、現像ロール42の回転
時間を短縮でき、現像剤の劣化(現像ロール42の回転
時間に比例)を防止することができる。
【0036】◎実施の形態3 本実施の形態に係る回転式現像装置は、実施の形態1と
実施の形態2とを組み合わせたものであり、図9に示す
ように、モータ速度制御装置72には、カラーモード信
号(3C/4C)、用紙サイズ信号、用紙送り方向信号
及び湿度センサ81からの湿度情報が入力されるように
なっている。本実施の形態で用いられるモータ速度制御
装置72は、各モード(カラーモード、用紙サイズ、用
紙送り方向)と湿度との検出結果により、現像スリーブ
43をダミー回転するか否かを判断し、現像スリーブ4
3をダミー回転するときの現像ロール42の回転速度を
調整して駆動し、画像部先端が現像位置に突入するタイ
ミングで現像ロール42の回転速度を定常回転で駆動し
画像部を現像するものである。
実施の形態2とを組み合わせたものであり、図9に示す
ように、モータ速度制御装置72には、カラーモード信
号(3C/4C)、用紙サイズ信号、用紙送り方向信号
及び湿度センサ81からの湿度情報が入力されるように
なっている。本実施の形態で用いられるモータ速度制御
装置72は、各モード(カラーモード、用紙サイズ、用
紙送り方向)と湿度との検出結果により、現像スリーブ
43をダミー回転するか否かを判断し、現像スリーブ4
3をダミー回転するときの現像ロール42の回転速度を
調整して駆動し、画像部先端が現像位置に突入するタイ
ミングで現像ロール42の回転速度を定常回転で駆動し
画像部を現像するものである。
【0037】本実施の形態によれば、実施の形態1,2
の利点を最大限有効に実現することが可能である。
の利点を最大限有効に実現することが可能である。
【0038】◎実施の形態4 実施の形態1〜3はいずれも回転式現像装置に本発明を
適用したものであるが、本実施の形態は、例えば図11
(a)〜(c)に示すように、潜像担持体21の周囲に
リトラクト方式の現像装置24を配設したものであり、
この現像装置に対して実施の形態1〜3で示したような
現像ロールのダミー回転制御を行うようにしたものであ
る。尚、図11(a)に係る現像装置24は潜像担持体
21に近接した4つの現像位置に対して進退自在な4つ
の現像器24a〜24dを搭載したものを示し、図11
(b)(c)は潜像担持体21に近接した1つの現像位
置に対して例えば水平方向若しくは垂直方向に直線移動
自在な移動ハウジング241を設け、この移動ハウジン
グ241に4つの現像器24a〜24dを搭載したもの
を示す。
適用したものであるが、本実施の形態は、例えば図11
(a)〜(c)に示すように、潜像担持体21の周囲に
リトラクト方式の現像装置24を配設したものであり、
この現像装置に対して実施の形態1〜3で示したような
現像ロールのダミー回転制御を行うようにしたものであ
る。尚、図11(a)に係る現像装置24は潜像担持体
21に近接した4つの現像位置に対して進退自在な4つ
の現像器24a〜24dを搭載したものを示し、図11
(b)(c)は潜像担持体21に近接した1つの現像位
置に対して例えば水平方向若しくは垂直方向に直線移動
自在な移動ハウジング241を設け、この移動ハウジン
グ241に4つの現像器24a〜24dを搭載したもの
を示す。
【0039】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、画像形成サイクル中において、移動式現像装置のい
ずれかの現像手段が潜像担持体と対向してから画像形成
に至る前に現像剤担持体を少なくとも1回ダミー回転す
る時の現像剤担持体の回転速度を高速にし、現像剤担持
体を1回転する時間を短縮すると共に、画像部先端が現
像位置に突入するタイミングで現像剤担持体の回転速度
を定常回転で駆動し画像部を現像するようにしたので、
画像形成サイクル中での時間を不必要に用いることな
く、現像剤担持体へのトナー付着現象を回避することが
でき、画像形成サイクル時間を延ばすことなく、現像剤
担持体へのトナー付着に起因する画像上濃度不均一とな
る不具合を有効に防止することができる。
ば、画像形成サイクル中において、移動式現像装置のい
ずれかの現像手段が潜像担持体と対向してから画像形成
に至る前に現像剤担持体を少なくとも1回ダミー回転す
る時の現像剤担持体の回転速度を高速にし、現像剤担持
体を1回転する時間を短縮すると共に、画像部先端が現
像位置に突入するタイミングで現像剤担持体の回転速度
を定常回転で駆動し画像部を現像するようにしたので、
画像形成サイクル中での時間を不必要に用いることな
く、現像剤担持体へのトナー付着現象を回避することが
でき、画像形成サイクル時間を延ばすことなく、現像剤
担持体へのトナー付着に起因する画像上濃度不均一とな
る不具合を有効に防止することができる。
【0040】また、本発明において、用紙サイズ/送り
方向、カラーモード(3C/4C)等の検出結果に応じ
て現像剤担持体をダミー回転するときの現像剤担持体の
回転速度を調整するようにすれば、画像形成サイクル中
での現像剤担持体のダミー回転時間の変化にも容易に対
応することができる。更に、本発明において、湿度の検
出結果に基づいて現像剤担持体をダミー回転させるか否
かを判断するようにすれば、ダミー回転が必要な場合の
み現像剤担持体をダミー回転させることが可能になり、
現像剤担持体の回転時間を短縮でき、その分、現像剤の
劣化を有効に防止することができる。
方向、カラーモード(3C/4C)等の検出結果に応じ
て現像剤担持体をダミー回転するときの現像剤担持体の
回転速度を調整するようにすれば、画像形成サイクル中
での現像剤担持体のダミー回転時間の変化にも容易に対
応することができる。更に、本発明において、湿度の検
出結果に基づいて現像剤担持体をダミー回転させるか否
かを判断するようにすれば、ダミー回転が必要な場合の
み現像剤担持体をダミー回転させることが可能になり、
現像剤担持体の回転時間を短縮でき、その分、現像剤の
劣化を有効に防止することができる。
【0041】従って、用紙サイズ/送り方向、カラーモ
ード等の検出結果及び湿度の検出結果に応じて、現像剤
担持体をダミー回転するか否かの判断を行い、しかも、
現像剤担持体をダミー回転するときの現像剤担持体の回
転速度を調整するようにすれば、環境、用紙サイズ等の
各モードに影響されず、装置の大型化や生産性の低下も
発生せずに、現像剤担持体上の帯状トナーの付着に起因
する画像上濃度不均一となる不具合を確実に防止するこ
とができる。
ード等の検出結果及び湿度の検出結果に応じて、現像剤
担持体をダミー回転するか否かの判断を行い、しかも、
現像剤担持体をダミー回転するときの現像剤担持体の回
転速度を調整するようにすれば、環境、用紙サイズ等の
各モードに影響されず、装置の大型化や生産性の低下も
発生せずに、現像剤担持体上の帯状トナーの付着に起因
する画像上濃度不均一となる不具合を確実に防止するこ
とができる。
【図1】 本発明に係る移動式現像装置の構成を示す説
明図である。
明図である。
【図2】 実施の形態1に係るカラー画像形成装置を示
す説明図である。
す説明図である。
【図3】 実施の形態1で用いられる回転式現像装置の
詳細を示す説明図である。
詳細を示す説明図である。
【図4】 実施の形態1で用いられる回転式現像装置の
現像スリーブの回転駆動系及び現像バイアス供給系を示
す説明図である。
現像スリーブの回転駆動系及び現像バイアス供給系を示
す説明図である。
【図5】 図4のV−V線断面図である。
【図6】 回転式現像装置の3Cモード時の移動過程を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図7】 従来における3Cモード時のシアン画像形成
工程及びイエロ画像形成工程のタイミングチャートを示
す説明図である。
工程及びイエロ画像形成工程のタイミングチャートを示
す説明図である。
【図8】 実施の形態1における3Cモード時のシアン
画像形成工程及びイエロ画像形成工程のタイミングチャ
ートを示す説明図である。
画像形成工程及びイエロ画像形成工程のタイミングチャ
ートを示す説明図である。
【図9】 実施の形態2,3で用いられる回転式現像装
置の詳細を示す説明図である。
置の詳細を示す説明図である。
【図10】 実施の形態2におけるモータ速度制御装置
のフローチャートを示す説明図である。
のフローチャートを示す説明図である。
【図11】 実施の形態4に係る移動式現像装置を示す
説明図である。
説明図である。
1…潜像担持体,2…可動ハウジング,3(3a〜3
d)…現像手段,4…現像剤担持体,5…速度切換手
段,6…ダミー高速駆動制御手段,7…ダミー通常駆動
制御手段,8…ダミーモード選択手段,9…湿度検知手
段,ダミー高速駆動実行手段,21…潜像担持体,41
…回転ハウジング,24…回転式現像装置,24a〜2
4d…現像器,42…現像ロール,43…現像スリー
ブ,51…駆動モータ,71…モータドライバ,72…
モータ速度制御装置,73…回転ハウジング駆動装置,
81…湿度センサ
d)…現像手段,4…現像剤担持体,5…速度切換手
段,6…ダミー高速駆動制御手段,7…ダミー通常駆動
制御手段,8…ダミーモード選択手段,9…湿度検知手
段,ダミー高速駆動実行手段,21…潜像担持体,41
…回転ハウジング,24…回転式現像装置,24a〜2
4d…現像器,42…現像ロール,43…現像スリー
ブ,51…駆動モータ,71…モータドライバ,72…
モータ速度制御装置,73…回転ハウジング駆動装置,
81…湿度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須賀 芳春 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 静電潜像が担持される潜像担持体(1)
の近傍に可動ハウジング(2)を配設すると共に、この
可動ハウジング(2)には回転可能な現像剤担持体
(4)が設けられた複数の現像手段(3:3a〜3d)
を搭載し、画像形成サイクル時には潜像担持体(1)に
対向する一若しくは複数の現像位置に対して複数の現像
手段(3)の現像剤担持体(4)の一つを選択的に配置
すると共に、この現像剤担持体(4)上に担持された現
像剤を現像領域まで搬送して潜像担持体(1)上の静電
潜像を可視像化する一方、画像形成サイクル終了後には
複数の現像手段(3)の現像剤担持体(4)のいずれを
も現像位置から離間した待機位置に待機させるようにし
た移動式現像装置において、 現像剤担持体(4)の回転速度が通常速度及び高速速度
に切換選択される速度切換手段(5)と、 画像形成サイクル中に複数の現像手段(3)の現像剤担
持体(4)のいずれかが現像位置に到達した後に、潜像
担持体(1)上の静電潜像が現像位置に到達する直前
に、現像位置に位置する現像剤担持体(4)の回転速度
が速度切換手段(5)にて高速速度に一時的に切換えら
れて当該現像剤担持体(4)が少なくとも1回ダミー高
速回転するダミー高速駆動制御手段(6)とを備えたこ
とを特徴とする移動式現像装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の移動式現像装置におい
て、更に、画像形成サイクル中に複数の現像手段(3)
の現像剤担持体(4)のいずれかが現像位置に到達した
後に、潜像担持体(1)上の静電潜像が現像位置に到達
する直前に、現像位置の現像剤担持体(4)が通常速度
のまま少なくとも1回ダミー通常回転するダミー通常駆
動制御手段(7)と、 画像形成情報に基づいてダミー高速駆動制御手段(6)
及びダミー通常駆動制御手段(7)のいずれかを選択す
るダミーモード選択手段(8)とを備えたことを特徴と
する移動式現像装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の移動式現像装置におい
て、更に、周囲環境の湿度が検知される湿度検知手段
(9)と、 この湿度検知手段(9)からの湿度情報が基準未満であ
るときにダミー高速駆動制御手段(6)を実行させるダ
ミー高速駆動実行手段(10)とを備えたことを特徴と
する移動式現像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8048313A JPH09218576A (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | 移動式現像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8048313A JPH09218576A (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | 移動式現像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09218576A true JPH09218576A (ja) | 1997-08-19 |
Family
ID=12799935
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8048313A Pending JPH09218576A (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | 移動式現像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09218576A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005352375A (ja) * | 2004-06-14 | 2005-12-22 | Seiko Epson Corp | 画像形成装置および画像形成方法 |
JP2006126553A (ja) * | 2004-10-29 | 2006-05-18 | Seiko Epson Corp | 画像形成装置 |
JP2015187667A (ja) * | 2014-03-27 | 2015-10-29 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
-
1996
- 1996-02-09 JP JP8048313A patent/JPH09218576A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005352375A (ja) * | 2004-06-14 | 2005-12-22 | Seiko Epson Corp | 画像形成装置および画像形成方法 |
JP4678146B2 (ja) * | 2004-06-14 | 2011-04-27 | セイコーエプソン株式会社 | 画像形成装置 |
JP2006126553A (ja) * | 2004-10-29 | 2006-05-18 | Seiko Epson Corp | 画像形成装置 |
JP4604653B2 (ja) * | 2004-10-29 | 2011-01-05 | セイコーエプソン株式会社 | 画像形成装置 |
JP2015187667A (ja) * | 2014-03-27 | 2015-10-29 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
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