JPH10268728A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10268728A
JPH10268728A JP8741797A JP8741797A JPH10268728A JP H10268728 A JPH10268728 A JP H10268728A JP 8741797 A JP8741797 A JP 8741797A JP 8741797 A JP8741797 A JP 8741797A JP H10268728 A JPH10268728 A JP H10268728A
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toner
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Toshiaki Motohashi
俊昭 本橋
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】トナー像を担持する担持体や中間転写体の表面
に付着する紙粉を確実に取り除いて常時良好な転写性能
が得られる画像形成装置の提供を目的としている。 【解決手段】本発明の一実施形態に係る画像形成装置
は、原稿画像に対応した静電潜像がその表面に形成され
る像担持体402と、像担持体402の表面に形成され
た静電潜像にトナーを供給して静電潜像を可視化するこ
とにより、像担持体402上にトナー像を形成する現像
手段と、像担持体402上のトナー像が転写される中間
転写体426と、中間転写体426に転写されたトナー
像を、中間転写体426と接触する転写材へ電気的に転
写する転写手段454と、転写手段454による転写後
に中間転写体426に残留するトナーを除去するクリー
ニング手段700と、転写材から発生して中間転写体4
26に付着した紙粉を少なくとも除去する紙粉除去手段
600とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の電子写真方式を用いた画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、静電写真プロセスが利用されてい
る画像形成装置では、原稿の画像を照明して得られる原
稿からの反射光により、予め所定の極性に帯電された像
担持体(例えば感光体ドラム)の表面に静電潜像が形成
される。像担持体の表面上に形成された静電潜像は、帯
電した微粉体であるトナーにより現像されて可視化され
る。その後、このトナー像は、像担持体の回転によって
転写部へと達し、転写部に搬送されてきた転写材(記録
紙)に転写される。
【0003】ところで、この種の画像形成装置の中に
は、カラーコピーを実現するために、複数色のトナー像
が像担持体から順次に転写される中間転写体を備えたも
のがある。このような画像形成装置では、像担持体から
複数色のトナー像が順次に中間転写体に転写されて重ね
合わされ、その後、中間転写体の重ねトナー像が、中間
転写体の回転によって転写部へと達し、転写部に搬送さ
れてきた転写材に一括転写される。
【0004】転写材にトナー像が転写された後、像担持
体や中間転写体は、その表面がクリーニング装置によっ
てクリーニングされ、その表面に残留するトナーが除去
される。このように、像担持体や中間転写体の表面をク
リーニングする方式としては、従来、ウレタンゴムのエ
ッジを像担持体や中間転写体の表面に圧接させてトナー
を掻き落とすブレードクリーニング方式が知られている
(特開平6−295111号公報、特開平5−3033
10号公報等参照)。この方式は、機械的に簡単で且つ
安価に実現できるため、一般に広く利用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記ブレード
クリーニング方式では、以下のような不具合が発生す
る。すなわち、例えば中間転写体を例にとって説明する
と、中間転写体から転写材にトナー像が転写された後、
中間転写体の表面には、転写されずに残ったトナーと転
写紙から発生した紙粉(紙繊維)とが付着している。こ
の場合、中間転写体の表面に残ったトナーは、球形に近
い形状を成しているため、その後、クリーニングブレー
ドによって中間転写体の表面から比較的容易に掻き落と
される。しかし、紙繊維としての紙粉は、棒状を成して
いるため、クリーニングブレードのエッジに引掛かった
状態で付着してしまう。こうした状態は、コピーを重ね
る毎に進行し、結果的にクリーニングブレードのエッジ
に多量の紙粉が付着することとなる。
【0006】クリーニングブレードのエッジに紙粉が多
量に付着すると、クリーニングブレードのエッジと接触
する中間転写体の表面には、紙粉による無数の細かい傷
等が生じる。したがって、転写材に転写される画像は、
この傷等に起因する無数の縦筋を有する異常画像とな
る。
【0007】また、クリーニングブレードのエッジに付
着した紙粉は、時として、エッジから脱落して、中間転
写体の表面に再度付着する。その結果、紙粉付着による
転写不良が生じる。
【0008】無論、これらの問題は、トナー像を像担持
体から中間転写体を介すことなく直接に転写材に転写す
る場合にも同様に生じ得る。
【0009】本発明は上記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、トナー像を担持する
担持体や中間転写体の表面に付着する紙粉を確実に取り
除いて常時良好な転写性能が得られる画像形成装置を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、原稿画像に対応した静電
潜像がその表面に形成される像担持体と、像担持体の表
面に形成された静電潜像にトナーを供給して静電潜像を
可視化することにより、像担持体上にトナー像を形成す
る現像手段と、像担持体上のトナー像を、像担持体と接
触する転写材へ電気的に転写する転写手段と、転写手段
による転写後に像担持体上に残留するトナーを除去する
クリーニング手段と、転写材から発生して像担持体に付
着した紙粉を少なくとも除去する紙粉除去手段とを具備
している。
【0011】この請求項1に記載の発明では、紙粉除去
手段によって、像担持体上に残留付着している紙粉等が
除去されるため、紙粉による縦スジの異常画像やクリー
ニング不良が防止され、画質の向上を図ることができ
る。
【0012】請求項2に記載の発明は、原稿画像に対応
した静電潜像がその表面に形成される像担持体と、像担
持体の表面に形成された静電潜像にトナーを供給して静
電潜像を可視化することにより、像担持体上にトナー像
を形成する現像手段と、像担持体上のトナー像が転写さ
れる中間転写体と、中間転写体に転写されたトナー像
を、中間転写体と接触する転写材へ電気的に転写する転
写手段と、転写手段による転写後に中間転写体に残留す
るトナーを除去するクリーニング手段と、転写材から発
生して中間転写体に付着した紙粉を少なくとも除去する
紙粉除去手段とを具備している。
【0013】この請求項2に記載の発明では、紙粉除去
手段によって、中間転写体上に残留付着している紙粉等
が除去されるため、紙粉による縦スジの異常画像やクリ
ーニング不良が防止され、画質の向上を図ることができ
る。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の発明において、前記紙粉除去手段が、
像担持体もしくは中間転写体と接触可能かつ回転可能に
配置され、所定の電気的抵抗を有する繊維から成るブラ
シと、電気的に浮いた状態でブラシに接触するフリッカ
部材とから成る。
【0015】この請求項3に記載の発明では、簡単かつ
軽量な構成で、像担持体もしくは中間転写体上に残留付
着している紙粉等が除去される。特に、ブラシに付着し
た紙粉はフリッカ部材によって掻き落とされる。
【0016】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
紙粉除去手段にバイアス電圧を印加させる手段を具備し
ている。
【0017】この請求項4に記載の発明では、簡単かつ
軽量な構成で、像担持体もしくは中間転写体に残留付着
している紙粉等が静電的に容易に除去される。
【0018】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請
求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
前記紙粉除去手段が像担持体もしくは中間転写体上に残
留する電位を除電する除電手段としての機能を兼用して
いる。
【0019】この請求項5に記載の発明では、別個に除
電手段を設けないでも、像担持体もしくは中間転写体上
に残留する電位が除電される。したがって、省スペース
化、部品数の低減、構成の簡易化を図ることができる。
【0020】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請
求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
前記紙粉除去手段が、クリーニング手段による像担持体
もしくは中間転写体のクリーニングの前に、像担持体も
しくは中間転写体に残留する紙粉を少なくとも除去す
る。
【0021】この請求項6に記載の発明では、紙粉除去
手段によって、紙粉だけでなく転写残トナーも同時に除
去される。したがって、クリーニング手段でのクリーニ
ングの負担が大幅に軽減される。
【0022】請求項7に記載の発明は、請求項1乃至請
求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
前記紙粉除去手段が、クリーニング手段による像担持体
もしくは中間転写体のクリーニングの後に、像担持体も
しくは中間転写体に残留する紙粉を少なくとも除去す
る。
【0023】この請求項7に記載の発明では、紙粉に限
らず、クリーニング手段でクリーニングしきれなかった
転写残トナーも除去される。したがって、クリーニング
不良を完全に防止できる。
【0024】請求項8に記載の発明は、請求項1乃至請
求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
前記紙粉除去手段がクリーニング手段の両側にそれぞれ
配置され、クリーニング手段の各側に配置された紙粉除
去手段は共に同極性のバイアス電圧が印加される。
【0025】この請求項8に記載の発明では、より一層
効果的に紙粉等が除去され、また、クリーニング不良も
完全に防止される。
【0026】請求項9に記載の発明は、請求項1乃至請
求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
前記紙粉除去手段がクリーニング手段の両側にそれぞれ
配置され、クリーニング手段の各側に配置された紙粉除
去手段は互いに逆極性のバイアス電圧が印加される。
【0027】この請求項9に記載の発明では、紙粉を除
去することだけにとどまらず、像担持体や中間転写体の
表面が電気的にかつ強制的に中和されてリフレッシュさ
れる。その結果、次のトナー像の転写(ベルト転写)が
良好に行なわれ、常に良好な画質が得られる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態について説明する。
【0029】図1および図2は、本発明の実施に適する
画像形成装置100の基本構成を示している。図示のよ
うに、画像形成装置100は、中間転写体としての中間
転写ベルト426を備えるカラー用の静電画像形成装置
であり、原稿画像を色分解して読み取って電気的な信号
であるカラー画像データに変換するカラースキャナ20
0と、露光手段としての書き込み光学ユニット400と
を有している。
【0030】書き込み光学ユニット400は、レーザ発
光手段(レーザダイオード)404と、レーザ発光手段
404の発光を制御する発光駆動制御部(図示せず)
と、ポリゴンミラー406と、ポリゴンミラー406の
回転用モータ408と、f/θレンズ410と、反射ミ
ラー412とから主に構成されている。そして、書き込
み光学ユニット400は、この構成によって、カラース
キャナ200からのカラー画像データを光信号に変換し
て、原稿画像に対応した光書き込みを行ない、像担持体
である感光体402の表面上に静電潜像を形成する。
【0031】感光体402は例えば図中矢印で示すよう
に反時計回り回転する。感光体402の周囲には、感光
体クリーニングユニット414と、除電ランプ416
と、帯電器418と、電位センサ420と、現像手段と
しての回転式現像装置422の選択された現像器(図1
の例では、シアン用現像器430の現像スリーブ43
8)と、現像濃度パターン検知器424と、中間転写体
としての中間転写ベルト426とが配置されている。
【0032】回転式現像装置422は、ブラック用現像
器428と、シアン用現像器430と、マゼンタ用現像
器432と、イエロー用現像器434と、各現像器を回
転させる図示しない回転駆動部とから構成されている。
各現像器は、静電潜像を可視化するために現像剤の穂を
感光体402の表面に接触させて回転する現像スリーブ
と、現像剤を汲み上げて撹拌するために回転する現像パ
ドルとから主に構成されている。
【0033】中間転写ベルト426は、駆動ローラ44
4と、転写対向ローラ446a,446bと、クリーニ
ング対向ローラ448と、従動ローラ群とに張架されて
おり、図示しない駆動モータによって駆動制御されるよ
うになっている。中間転写ベルト426としては、体積
抵抗率1×108〜1012Ω・cm、表面抵抗率1×1
8〜1011Ω(JISK6911)の中抵抗ベルトが
使用され、具体的には、エチレンテトラフロロエチレン
(ETFE)やエピクロルヒドリンゴムなどを素材とし
たベルト部材が使用される。無論、ベルト状でなく、ド
ラム状であっても良い。
【0034】次に、上記構成の画像形成装置100の動
作について説明する。
【0035】回転式現像装置422は、その待機状態
で、ブラック用現像器428が感光体402と対向する
ブラック現像の位置にセットされている。したがって、
コピー動作が開始されると、所定のタイミングからカラ
ースキャナ200でブラック画像のデータの読み取りが
スタートし、この画像データに基づいて、後述するよう
にレーザ光による光書き込み・潜像形成が開始される。
なお、以下、ブラック画像データによる静電潜像をブラ
ック潜像と称する。また、シアン、マゼンタ、イエロー
についても同様である。
【0036】まず最初に行なわれるブラック像形成で
は、帯電手段としての帯電器418のコロナ放電によっ
て感光体402が負電荷で約−700Vに一様に帯電さ
れる(帯電工程)。続いて、ブラック信号に基づくレー
ザダイオード404によるラスタ露光が行なわれる(露
光工程)。このようにラスタ露光が行なわれると、当初
一様に荷電されていた感光体402は、その露光された
部分が露光光量に比例して電荷を消失する。これによ
り、感光体402の表面上にブラック潜像が形成され
る。
【0037】一方、現像装置422内のトナーは、フェ
ライトキャリアとの撹拌によって負極性に帯電されてい
る。また、現像装置422のブラック現像スリーブ43
8には、図示しない電源手段によって、感光体402の
金属基体層に対して負の直流電位と交流電位とが重畳さ
れた電位のバイアスが印加されている。したがって、電
荷が残っている感光体402の部分にはブラックトナー
が付着せず、露光されて電荷が消失した感光体402の
部分にはブラックトナーが吸着される。これによって、
ブラック潜像と相似なブラック可視像(ブラックトナー
像)が感光体402の表面上に形成される(現像工
程)。
【0038】なお、感光体402の表面上に形成された
ブラック潜像の先端部から現像するため、感光体402
上のブラック潜像の先端部がブラック用現像器428の
現像位置に到着する前に、ブラック用現像器428の現
像スリーブの回転が開始され、感光体402上のブラッ
ク潜像がブラックトナーで現像される。そして、以後、
感光体402上のブラック潜像領域の現像動作が続けら
れるが、感光体402上のブラック潜像の後端部がブラ
ック用現像器428の現像位置を通過した時点で、速や
かにブラックのための現像位置から次の色現像位置まで
回転式現像装置422が回転される。この動作は、少な
くとも、次の画像データによる潜像(本実施形態では後
述するようにシアン潜像)の先端部が到達する前に完了
する。
【0039】感光体402上に形成されたブラックトナ
ー像は、一次転写手段としてのベルトコロナ放電器45
0によって、感光体402と接触状態で等速駆動してい
る中間転写ベルト426の表面に転写される(一次転写
工程)。この場合のベルトコロナ放電器450の放電効
率(分配比)は20〜40%程度である。なお、以下、
感光体402から中間転写ベルト426へのトナー像の
転写を一次転写と称する。 感光体402の表面上に存
在する若干の未転写残留トナーは、感光体402の次色
の再利用に備え、ゴムブレードからなる感光体クリーニ
ングユニット414で清掃される。ここで回収されたト
ナーは、回収パイプを経由した図示しない廃トナータン
クに蓄えられる。また、残留トナーが除去された感光体
402は、その後、表面の残留電位が除電ランプ416
によって均一に除電され、次のシアン像形成に利用され
る。すなわち、所定のタイミングからカラースキャナ2
00によるシアン画像のデータの読み取りが始まり、そ
の画像データによるレーザ光書き込みで、感光体402
の表面上にシアン潜像が形成される。そして、この場合
も、感光体402の表面上に形成されたシアン潜像の先
端部から現像するため、先のブラック潜像の後端部が現
像位置を通過した後であって且つ感光体402上のシア
ン潜像の先端部が現像位置に到着する前に、回転式現像
装置422が回転されてシアン用現像器430が感光体
402と対向されるとともにシアン用現像器430の現
像スリーブの回転が開始され、感光体402上のシアン
潜像がシアントナーで現像される。そして、以後、感光
体402上のシアン潜像領域の現像動作が続けられる
が、感光体402上のシアン潜像の後端部がシアン用現
像器430の現像位置を通過した時点で、速やかにシア
ンのための現像位置から次の色現像位置まで回転式現像
装置422が回転される。この動作もやはり、次の画像
データによる潜像(本実施形態では後述するようにマゼ
ンタ潜像)の先端部が到達する前に完了する。
【0040】そして、感光体402上に形成されたシア
ントナー像は、ベルトコロナ放電器450によって、感
光体402と接触状態で等速駆動している中間転写ベル
ト426の表面に、既に転写されているブラックトナー
像に重ね合わせて転写される。
【0041】なお、以後に行なわれるマゼンタ像形成お
よびイエロー像形成については、それぞれの画像データ
の読み取り・潜像形成・現像の動作が前述のブラック像
形成およびシアン像形成と同じであるため、その説明を
省略する。
【0042】以上のようにして、感光体402に順次形
成されるブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各ト
ナー像は、図示しない駆動モータによって感光体402
が図中矢印で示すように反時計回りに回転するとともに
中間転写ベルト426が時計回りに回転することによっ
て、中間転写ベルト426の表面に順次重ね合わせて転
写される。すなわち、中間転写ベルト426上には、感
光体402に順次形成されるブラック、シアン、マゼン
タ、イエローの各トナー像が正確に順次位置合わせされ
ることにより、4色重ねのベルト転写画像が形成され
る。そして、この4色重ねのベルト転写画像は、その
後、二次転写手段としての転写コロナ放電器454によ
って、転写材としての記録紙に一括転写される(二次転
写工程)。この場合、転写コロナ放電器454は、コロ
ナ放電方式にてDCまたはAC+DC成分を印加して、
中間転写ベルト426上の重なりトナー像を記録紙上に
転写する。この時の分配比はベルトコロナ放電器450
と同様に20〜40%程度である。
【0043】記録紙に重ねトナー像が転写された後、中
間転写ベルト426は、ブレード接離機構のクリーニン
グ装置452により、その表面がクリーニングされる。
この場合、クリーニング装置452は、そのブレードを
中間転写ベルト426の表面に押圧することにより、中
間転写ベルト426上の残留トナー等を除去する。
【0044】なお、中間転写ベルト426上に重ねトナ
ー像を形成するに際し、画像先端位置を合わせるのに必
要な時間を短縮するため、中間転写ベルト426の支持
ローラを移動させて、図2に破線で示すように中間転写
ベルト426を感光体402から離間させるとともに、
この離間した状態で、中間転写ベルト426を早送りす
ることが行なわれる。
【0045】ところで、給紙バンク456内の各記録紙
カセット458,460,462には、装置本体内のカ
セット464に収容された記録紙のサイズとは異なる各
種サイズの記録紙が収容されている。そして、これら各
種サイズの記録紙のうち指定(選択)されたサイズの記
録紙が、対応する収容カセットから、給紙コロ466に
よってレジストローラ470の方向に給紙・搬送され
る。なお、図中468はOHP用紙や厚紙等のための手
差し給紙トレイである。
【0046】像形成が開始される時期に、記録紙は、い
ずれかのカセット458,460,462,464の給
紙口から給送され、レジストローラ対470のニップ部
で待機する。そして、コロナ放電器454に中間転写ベ
ルト426上の重ねトナー像の先端がさしかかる時に、
丁度、記録紙の先端がこの重ね像の先端に一致する如
く、レジストローラ対470が駆動され、紙と像のレジ
スト合わせが行なわれる。このようにして、記録紙が中
間転写ベルト426と重ねられて、正電位につながれた
コロナ放電器454の上を通過する。この時、コロナ放
電電流で記録紙が正電荷で荷電され、4色重ねトナー画
像の実質的部分が記録紙上に転写される。続いて、記録
紙がコロナ放電器454の図中左側に配置された図示し
ない除電ブラシの箇所を通過する時に、記録紙は、除電
されて、中間転写ベルト426から剥離され、紙搬送ベ
ルト472に移る。
【0047】その後、中間転写ベルト426から4色重
ねトナー像を一括転写された記録紙は、紙搬送ベルト4
72によって定着器474に搬送される。この定着器4
74では、所定温度にコントロールされた定着ローラ4
76と加圧ローラ478とのニップ部でトナー像が記録
紙上に融解定着される。そして、トナー像が定着された
記録紙は、排出ローラ対480を介して、装置の外部に
送り出され、図示しないコピートレイに表向きにスタッ
クされる。これによって、フルカラーコピーを得ること
ができる。
【0048】また、引き続き2枚目の原稿のコピーが行
なわれる場合(リピートコピーの時)には、2枚目の原
稿に対応するカラースキャナ200の動作および感光体
402への画像形成が、前述した1枚目の原稿の4色目
の画像形成に引き続いて行なわれる。すなわち、所定の
タイミングで2枚目の原稿の1色目の画像形成が開始さ
れる。また、この場合、中間転写ベルト426側では、
1枚目の原稿の4色重ね画像が転写紙へ一括転写された
後に、クリーニング装置452でクリーニングされた中
間転写ベルト426の表面領域に2枚目の原稿のブラッ
クトナー像が一次転写される。その後は、前述したと同
様に1枚目の原稿と同じ動作が繰り返される。
【0049】以上の説明は、A4サイズ横送りの4色フ
ルカラーを得るコピーモードの場合であるが、3色コピ
ーモードや2色コピーモードの場合には、指定された色
と回数の分に関して、前述したと同様の動作が行なわれ
ることとなる。また、単色コピーモードの場合には、所
定枚数が終了するまでの間、回転式現像装置422の所
定色の現像器のみが現像作動状態にセットされ、すなわ
ち、所定色の現像器が現像位置にセットされ、クリーニ
ング装置452のブレードを中間転写ベルト426に押
圧したままの状態で、連続的にコピー動作が行なわれ
る。
【0050】なお、図1の画像形成装置100で、最長
サイズであるA3サイズのフルカラーコピーを行なう場
合、中間転写ベルト426が1周する毎に1色作像さ
れ、中間転写ベルト426が4回転した時点で4色の作
像が完了するのがそのサイズのカラーコピーとしては効
率的であるが、中間転写ベルト426の周長をできる限
り最大サイズに合わせて短くすると、最大サイズのコピ
ー作動においては、スキャナリターンする時間がなくな
る等の問題がある。一方、A3サイズのような使用頻度
の低い最大サイズでのコピー動作を想定して中間転写ベ
ルト426を寸法取りすると、このサイズより小さく使
用頻度の高いA4やB5のサイズのコピー時に、作像に
寄与しない無駄時間が増えるといった問題がある。
【0051】そこで、図1の画像形成装置100では、
A3サイズのコピーが行なわれる場合、中間転写ベルト
426が2周する間に1色作像が行なわれるようになっ
ている。すなわち、ブラックトナー像が中間転写ベルト
426に転写された後、次の1周では現像・転写が行な
われずに空回転し、その次の1周で現像および一次転写
が行なわれる。このように空回転を行なわしめれば、中
間転写ベルト426の周長を抑えて所定のコピースピー
ドで小サイズコピーを行なうことができる。また、中間
転写ベルト426の周長に近いサイズのコピーを行なう
場合には、各色の一次転写が行なわれる度毎に中間転写
ベルト426を空回転させ、その間にスキャナリターン
等の動作を行なわしめることができるため、プリント可
能最大サイズが小さくならないで済む。
【0052】以上説明してきたように、中間転写体とし
ての中間転写ベルト426を備える図1のカラー用静電
画像形成装置100では、ウレタンゴム等からなるクリ
ーニングブレードのエッジを像担持体としての感光体4
02や中間転写ベルト426の表面に圧接させることに
より、感光体402および中間転写ベルト426の表面
がクリーニングされる。また、中間転写ベルト426が
記録紙と接触され、中間転写ベルト426の表面に記録
紙から発生した紙粉(紙繊維)が付着する。したがっ
て、特にこのような装置100の場合には、前述したよ
うに、中間転写ベルト426の表面上の紙粉(紙繊維)
がクリーニング装置452のクリーニングブレード70
0のエッジに引掛かった状態で付着し、縦筋を有する異
常画像を誘発したり、転写不良を引き起こしたりする。
【0053】また、中間転写ベルト426を備える図1
の静電画像形成装置100では、カラーコピー時に、中
間転写ベルト426の表面にトナー像が重ね転写される
ため、中間転写ベルト426がトナー像を担持したまま
コロナ放電器454部を通過することとなり、遊離トナ
ーがコロナ放電器454の放電ワイヤに付着しやすい状
況となっている。特に、A3サイズのフルカラーコピー
を行なう場合、中間転写ベルト426が2周する間に1
色作像が行なわれるようになっているため、コロナ放電
器454の部位を中間転写ベルト426上のトナー像が
6回も通過することとなり、遊離トナーが放電ワイヤに
付着する頻度が増すこととなる。
【0054】そこで、以下では、このような不具合を解
消して常時良好な転写性能を得るために中間転写ベルト
426上の紙粉を取り除く紙粉除去手段、すなわち本発
明の要部について説明することとする。
【0055】図3は本発明の要部である紙粉除去手段の
第1の実施形態を示している。図示のように、この紙粉
除去手段はブラシローラ600として形成されている。
ブラシローラ600は、導電性の支持部材(芯金)60
1と、この支持部材601の周囲に植設(支持)された
中抵抗の繊維から成るブラシ602とによって構成され
ている。また、ブラシローラ600は、中間転写ベルト
426に対して接離自在で且つ回転可能に支持されてい
る。すなわち、ブラシローラ600は、例えば図示しな
いソレノイド等の駆動手段によって、図中破線で示す接
触位置と図中実線で示す離隔位置との間で変位駆動され
るようになっている。
【0056】なお、ブラシ602の材料としては、絶縁
性材料中に導電性微粒子等を分散させた105〜108Ω
・cmの抵抗率を持つものが望ましい。具体的には、中
抵抗のブラシローラ600の場合、例えば炭素含有アク
リル繊維(商品名SA−7東レ株式会社製)のループブ
ラシを使用することができる。この場合、ループブラシ
の寸法等は、例えば360D/24F,600ループ/
インチ2、毛足長さ4.5mmに設定され、また、ブラ
シローラ600は、例えば外径が18mm、支持部材
(芯金)601の外径が9mmに設定される。
【0057】また、ブラシローラ600は、中抵抗のブ
ラシ602に喰い込むように配置されたフリッカ部材6
03を有している。このフリッカ部材603は、ブラシ
602に付着した紙粉等を払い落とすことができるよう
に構成されている。なお、フリッカ部材603は、ブラ
シ602との摩擦帯電や電荷のリークを防止するため、
ブラシ602と同一の材質によって形成されていること
が望ましい。また、フリッカ部材603は電気的に浮い
た状態(フロート状態)となっている。これは、フリッ
カ部材603が中抵抗であるため、これを接地するとリ
ークする虞があるためである。また、ブラシローラ60
0には、これにバイアス電圧を印加させる手段604が
設けられている。
【0058】このような構成のブラシローラ600は、
中間転写ベルト426との接触状態において、そのブラ
シ接触ニップ幅が例えば9mmとなるように配置設定さ
れる。すなわち、ブラシ接触ニップ幅が9mmとなる食
い込み量でブラシ602が中間転写ベルト426に接触
される。実際に、このような設定で実験を行なったとこ
ろ、中間転写ベルト426上の紙粉がブラシローラ60
0によって完全に除去され、縦筋のない良好な画質を得
ることができた。特に、電圧印加手段604によってブ
ラシローラ600に200Vの直流高圧を印加させたと
ころ、中間転写ベルト426上に残留付着していた紙粉
が静電的に容易に除去された。
【0059】また、このような構成のブラシローラ60
0は、中間転写ベルト426上に残留付着している紙粉
等を取り除く紙粉除去手段としてだけではなく、中間転
写ベルト426の表面に残留している電位を除電する除
電手段としても機能する。実際に、表面抵抗率5×10
9Ω、体積抵抗率1×1011Ω・cm(JISK691
1)の中抵抗ベルト(具体的には、エチレンテトラフロ
ロエチレン(ETFE)のシームレスベルト)を中間転
写ベルト426として使用し、ブラシローラ600を中
間転写ベルト426に9mmのニップ幅で喰い込ませて
回転させたところ、中間転写ベルト426の表面の残留
電位を除去することができた。中間転写ベルト426
は、図2に示すように、接地されている各支持部材に張
架されており、これらの支持部材を介して自己放電する
が、例えば中間転写ベルト426に印加された電圧ある
いは電流や環境条件等々により完全には自己放電しきれ
ない。そのため、本構成のように、除電手段としても機
能するブラシローラ600を設ければ、別個に除電手段
を設けることなく、中間転写ベルト426の表面の残留
電位を完全に除去することができる。これにより、省ス
ペース化・部品の低減・簡略化を図ることができる。
【0060】図4は、上記構成のブラシローラ600
が、中間転写ベルト426のクリーニング手段であるク
リーニングブレード700よりも、中間転写ベルト42
6の移動方向(回転方向)の上流側(転写ローラ446
bとクリーニングブレード700との間)に設けられた
状態を示している(図ではクリーニング装置452に付
設されている)。この状態で、電圧印加手段604によ
りブラシローラ600に200Vの直流高圧を印加させ
たところ、紙粉だけにとどまらず、転写残トナーも同時
に静電的に引きつけられて中間転写ベルト426から除
去され、下流側に位置するクリーニングブレード700
でのクリーニングの負担が大幅に軽減された。
【0061】なお、上記構成のブラシローラ600は、
クリーニングブレード700よりも、中間転写ベルト4
26の移動方向(回転方向)の下流側(ベルトコロナ放
電器450とクリーニングブレード700との間)に設
けられていても良い。実際にこの設定で、ブラシローラ
600に例えば200Vの直流高圧を印加したところ、
紙粉だけでなく、クリーニングブレード700で除去し
きれなかったマイナスに帯電している転写残トナーも、
中間転写ベルト426から除去された。一般に、中間転
写ベルト426上に残留する転写残トナーの帯電量が高
いと、中間転写ベルト426に対する残留トナーの付着
力が強くなり、クリーニングブレード700だけでは残
留トナーを完全に除去することができない。また、この
場合には、紙粉がクリーニングブレード700のエッジ
に引掛かって中間転写ベルト426の表面に傷を付ける
だけでなく、クリーニングブレード700のエッジが多
量の紙粉付着によって微少に欠けてしまい、クリーニン
グ不良を生じる。しかし、本構成のようにブラシローラ
600をクリーニングブレード700の下流に設けれ
ば、クリーニングブレード700の機能損失を未然にカ
バーすることができる。
【0062】図5は、上記構成のブラシローラ600
が、中間転写ベルト426の移動方向(回転方向)に沿
って、クリーニングブレード700の両側(転写ローラ
446bとクリーニングブレード700との間およびベ
ルトコロナ放電器450とクリーニングブレード700
との間)にそれぞれ設けられた状態を示している。な
お、図では、分かり易いように、2つのブラシローラが
それぞれ600A,600Bとして区別して示されてい
る。
【0063】実際にこの設定で、クリーニングブレード
700よりも上流側に配置されたブラシローラ600A
に200Vのバイアス電圧を印加し、かつ、クリーニン
グブレード700よりも下流側に配置されたブラシロー
ラ600Bにブラシローラ600Aと同極性の+200
Vのバイアス電圧を印加したところ、中間転写ベルト4
26上の紙粉が完全に除去され、さらに、中間転写ベル
ト426上の転写残トナーも完全に取り去ることができ
た。そして、クリーニング不良が全く発生しなくなっ
た。
【0064】また、図5の配置設定で、クリーニングブ
レード700よりも上流側に配置されたブラシローラ6
00Aに200Vのバイアス電圧を印加し、かつ、クリ
ーニングブレード700よりも下流側に配置されたブラ
シローラ600Bにブラシローラ600Aと逆極性の−
200Vのバイアス電圧を印加したところ、中間転写ベ
ルト426上のマイナスに帯電している紙粉や転写残ト
ナー等がブラシローラ600Aとクリーニングブレード
700とによって完全に除去されるとともに、ブラシロ
ーラ600Aによってプラス電荷を帯びた中間転写ベル
ト426の表面がブラシローラ600Bによって電気的
にかつ強制的に中和され、中間転写ベルト426の表面
がリフレッシュされた。その結果、次のトナー像の転写
(ベルト転写)が良好に行なわれ、常に良好な画質が得
られた。
【0065】なお、クリーニングブレード700よりも
下流側に配置されたブラシローラ600Bに、ブラシロ
ーラ600Aと同極性または逆極性のバイアス電圧を選
択的に印加させるために、図5の構成では、電源の+端
子Aと−端子Bのいずれかにブラシローラ600Bを電
気的に接続させる切換スイッチ605が設けられてい
る。
【0066】以上説明してきた実施形態は、中間転写体
として中間転写ベルト426を備える画像形成装置に関
するものであったが、トナー像を像担持体から中間転写
体を介すことなく、直接に転写材に転写する画像形成装
置においても本実施形態を適用できることは言うまでも
ない。
【0067】トナー像を像担持体から直接に転写材に転
写する画像形成装置では、例えば像担持体としてのドラ
ム状の感光体(図1の感光体402に相当する)によく
知られる静電写真法によりトナー像が形成され、このト
ナー像が、転写材(記録紙)の背面からコロナ放電器で
コロナ放電を行なうことにより、記録紙に転写される。
そして、トナー像が記録紙に転写された後に、感光体は
感光体クリーニングユニット(図1のクリーニングユニ
ット414に相当する)によってクリーニングされる。
【0068】なお、このように中間転写体を使用しない
タイプの静電画像形成装置においても、フルカラー画像
の形成に際しては、感光体クリーニングユニットをトナ
ー像通過の度に感光体から離間させるようにして、感光
体上に順次にカラー像を重ねていき、重ね転写像を作成
することができる。そして、記録紙にフルカラートナー
像が一括転写された後、感光体クリーニングユニットが
感光体に接触されて、感光体がクリーニングされる。
【0069】このように、トナー像を感光体から直接に
転写材に転写する画像形成装置では、感光体が記録紙と
接触され、感光体の表面に記録紙から発生した紙粉(紙
繊維)が付着する。したがって、感光体の表面上の紙粉
(紙繊維)が感光体クリーニングユニットのクリーニン
グブレードのエッジに引掛かった状態で付着し、縦筋を
有する異常画像を誘発したり、転写不良を引き起こした
りする。そこで、感光体の表面に接触するように上記構
成のブラシローラ600を前述した様々な態様で配置す
れば、異常画像や転写不良といった問題が解消され、前
述したと同様の作用効果を得ることができる。
【0070】なお、本発明は上記実施形態に限定され
ず、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施できるこ
とは言うまでもない。
【0071】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、紙粉除
去手段によって、像担持体上に残留付着している紙粉等
を除去できるため、紙粉による縦スジの異常画像やクリ
ーニング不良が防止され、画質の向上を図ることができ
る。
【0072】請求項2に記載の発明によれば、紙粉除去
手段によって、中間転写体上に残留付着している紙粉等
を除去できるため、紙粉による縦スジの異常画像やクリ
ーニング不良が防止され、画質の向上を図ることができ
る。
【0073】請求項3に記載の発明によれば、簡単かつ
軽量な構成で、像担持体もしくは中間転写体上に残留付
着している紙粉等を除去できる。特に、ブラシに付着し
た紙粉をフリッカ部材によって掻き落とすことができ
る。
【0074】請求項4に記載の発明によれば、簡単かつ
軽量な構成で、像担持体もしくは中間転写体に残留付着
している紙粉等を静電的に容易に除去することができ
る。
【0075】請求項5に記載の発明によれば、別個に除
電手段を設けないでも、像担持体もしくは中間転写体上
に残留する電位を除電できる。したがって、省スペース
化、部品数の低減、構成の簡易化を図ることができる。
【0076】請求項6に記載の発明によれば、紙粉除去
手段によって、紙粉だけでなく転写残トナーも同時に除
去することができる。したがって、クリーニング手段で
のクリーニングの負担を大幅に軽減できる。
【0077】請求項7に記載の発明によれば、紙粉に限
らず、クリーニング手段でクリーニングしきれなかった
転写残トナーも除去することができる。したがって、ク
リーニング不良を完全に防止できる。
【0078】請求項8に記載の発明によれば、より一層
効果的に紙粉等を除去でき、また、クリーニング不良も
完全に防止できる。
【0079】請求項9に記載の発明によれば、紙粉を除
去できるだけでなく、像担持体や中間転写体の表面を電
気的にかつ強制的に中和してリフレッシュできる。した
がって、次のトナー像の転写(ベルト転写)が良好に行
なわれ、常に良好な画質を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施に適する画像形成装置の基本構成
を示す図である。
【図2】図1の画像形成装置における中間転写ベルト周
辺の構成を詳細に示す拡大図である。
【図3】本発明の要部である紙粉除去手段の第1の実施
形態を示す図である。
【図4】図3の紙粉除去手段を図1の画像形成装置に適
用した例を示す図である。
【図5】本発明の要部である紙粉除去手段の第2の実施
形態を示す図である。
【符号の説明】
100 画像形成装置 402 感光体(像担持体) 426 中間転写ベルト(中間転写体) 454 ベルトコロナ放電器(転写手段) 600 ブラシロール(紙粉除去手段) 700 クリーニングブレード(クリーニング手段)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿画像に対応した静電潜像がその表面に
    形成される像担持体と、 像担持体の表面に形成された静電潜像にトナーを供給し
    て静電潜像を可視化することにより、像担持体上にトナ
    ー像を形成する現像手段と、 像担持体上のトナー像を、像担持体と接触する転写材へ
    電気的に転写する転写手段と、 転写手段による転写後に像担持体上に残留するトナーを
    除去するクリーニング手段と、 転写材から発生して像担持体に付着した紙粉を少なくと
    も除去する紙粉除去手段と、 を具備することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 原稿画像に対応した静電潜像がその表面
    に形成される像担持体と、 像担持体の表面に形成された静電潜像にトナーを供給し
    て静電潜像を可視化することにより、像担持体上にトナ
    ー像を形成する現像手段と、 像担持体上のトナー像が転写される中間転写体と、 中間転写体に転写されたトナー像を、中間転写体と接触
    する転写材へ電気的に転写する転写手段と、 転写手段による転写後に中間転写体に残留するトナーを
    除去するクリーニング手段と、 転写材から発生して中間転写体に付着した紙粉を少なく
    とも除去する紙粉除去手段と、 を具備することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記紙粉除去手段は、 像担持体もしくは中間転写体と接触可能かつ回転可能に
    配置され、所定の電気的抵抗を有する繊維から成るブラ
    シと、 電気的に浮いた状態でブラシに接触するフリッカ部材
    と、 から成ることを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 紙粉除去手段にバイアス電圧を印加させ
    る手段を具備していることを特徴とする第1項乃至第3
    項のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記紙粉除去手段は、像担持体もしくは
    中間転写体上に残留する電位を除電する除電手段として
    の機能を兼用していることを特徴とする第1項乃至第4
    項のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記紙粉除去手段は、クリーニング手段
    による像担持体もしくは中間転写体のクリーニングの前
    に、像担持体もしくは中間転写体に残留する紙粉を少な
    くとも除去することを特徴とする第1項乃至第5項のい
    ずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記紙粉除去手段は、クリーニング手段
    による像担持体もしくは中間転写体のクリーニングの後
    に、像担持体もしくは中間転写体に残留する紙粉を少な
    くとも除去することを特徴とする第1項乃至第5項のい
    ずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記紙粉除去手段がクリーニング手段の
    両側にそれぞれ配置され、クリーニング手段の各側に配
    置された紙粉除去手段は共に同極性のバイアス電圧が印
    加されることを特徴とする第1項乃至第5項のいずれか
    1項に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記紙粉除去手段がクリーニング手段の
    両側にそれぞれ配置され、クリーニング手段の各側に配
    置された紙粉除去手段は互いに逆極性のバイアス電圧が
    印加されることを特徴とする第1項乃至第5項のいずれ
    か1項に記載の画像形成装置。
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