JPH09319274A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09319274A
JPH09319274A JP16097996A JP16097996A JPH09319274A JP H09319274 A JPH09319274 A JP H09319274A JP 16097996 A JP16097996 A JP 16097996A JP 16097996 A JP16097996 A JP 16097996A JP H09319274 A JPH09319274 A JP H09319274A
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image
imparting agent
lubricity imparting
solid lubricity
belt
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JP16097996A
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Takeshi Deki
剛 出来
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固形にされた潤滑性付与剤を像担持体移動方
向に対する幅方向に対して少なくとも2つ以上に分割し
て配置することにより、固形潤滑性付与剤の歩留まり、
及び使用時の耐久性を向上させる。 【解決手段】 固形にされた潤滑性付与剤39を用いて
感光体ドラム9上に潤滑性付与剤を塗布する塗布装置に
用いる固形潤滑性付与剤を、感光体ドラムの塗布領域幅
方向に対向するように延在して設けられた支持体40上
にこの幅方向に複数枚に分割された固形潤滑性付与剤を
並べることによって構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種の画像形成装置としては、例
えば、現像装置により静電潜像を顕像化したトナー像を
担持する感光体と、この感光体に接触して無端移動する
中間転写ベルトと、上記感光体上のトナー像を中間転写
ベルトに転写する一次転写手段と、上記中間転写ベルト
上に転写され該中間転写ベルト上に担持されているトナ
ー像を転写材に転写する二次転写手段と、上記感光体や
中間転写ベルトをクリーニングするクリーニング手段と
を有する画像形成装置が提案されている。また、上記ク
リーニング手段としては、例えば、表面が移動する感光
体及び中間転写ベルト(以下、感光体及び中間転写ベル
トは、いずれもある段階においてトナー像を担持するの
で、両者を総称して像担持体という。)にそれぞれブレ
ード等からなる弾性体やブラシ部材等を接触させること
により、上記像担持体表面の残留物を掻き落として除去
するものが知られている。
【0003】上記構成の画像形成装置において、微小ト
ナーや、熱や圧力で溶融したトナーが上記像担持体表面
で発生すると、ブレードなどでは完全に除去されず像担
持体表面に残留して徐々にフィルミング層を形成する。
このフィルミング層が形成されると像担持体表面の摩擦
係数が増大し、像担持体表面とトナーとの付着力が増加
するため、次の工程へのトナーの転写性能が低下し、虫
食い画像等の転写不良が発生してしまうことがある。ま
た、フィルミング層が形成された像担持体表面は、その
クリーニング手段としてのブレードとの摩擦係数も増大
するため、像担持体表面の移動方向に対してカウンタ方
向から当接させる方式のブレードを用いる場合には、ブ
レードの巻き込みが発生しやすくなる。
【0004】そこで、先に本出願人は、上記像担持体表
面に当接する回転ブラシと、この回転ブラシに当接する
固形にした潤滑性付与剤の固まりである固形潤滑性付与
剤とを設け、この回転ブラシを介して像担持体表面に潤
滑性付与剤を塗布し、像担持体表面にフィルミングが形
成されないようにして像担持体とクリーニングブレード
との接触抵抗を小さくするクリーニング装置を提案して
いる(特開平7ー210051号公報参照)。ここで、
上記固形潤滑性付与剤としては、ステアリン酸亜鉛など
が用いられている。また、潤滑性付与剤を塗布するブラ
シローラを、像担持体に対して接離可能に取り付けたも
のも提案している(特開平7ー271262号公報参
照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図5は、固形潤滑性付
与剤を塗布する塗布装置の一例である。この図におい
て、固形潤滑性付与剤39は、上記感光体表面の移動方
向に対する幅方向の全域にムラ無く塗布するために、例
えば感光体ドラム9の像担持体の幅方向に延在する細長
い板状に形成されている。ところが、細長い形状の固形
潤滑性付与剤は、割れやすく、またひびが入りやすいの
で、歩留まりが悪くなったり、画像形成装置内部に設置
されてから後においても、振動などによって経時的に割
れたり、ひびが入ったりする不具合が生じやすかった。
【0006】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その第1の目的とするところは、固形潤滑性付
与剤の歩留まりを向上させると供に、使用時の耐久性を
向上させることができる画像形成装置を提供することで
ある。また、その第2の目的は、固形潤滑性付与剤の塗
布ムラをなくすことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1の画像形成装置は、表面にトナー像
を担持する像担持体と、該像担持体上に形成されたトナ
ー像を転写体に転写する転写手段とを備えた画像形成装
置において、少なくとも1つ以上の上記像担持体表面に
対向して設けられ、固形にした潤滑性付与剤の固まりで
ある固形潤滑性付与剤を用いて該像担持体表面に潤滑性
付与剤を塗布する塗布装置と、該像担持体をクリーニン
グするクリーニング手段とを備え、上記固形潤滑性付与
剤を像担持体表面移動方向に対する幅方向で少なくとも
2つ以上に分割したものである。
【0008】請求項1の画像形成装置においては、固形
潤滑性付与剤をこの潤滑性付与剤を塗布する幅方向に対
して少なくとも2つ以上に分割し、固形潤滑性付与剤の
単体での長さを短くして、長さが長い形状である場合に
比して外力、及び経時的な振動等の影響による耐久性を
向上させる。
【0009】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項2の画像形成装置は、請求項1の画像形成装置に
おいて、上記2つ以上に分割された固形潤滑性付与剤各
々のうち、上記像担持体表面の上記幅方向両端に位置す
るものの間の領域において、該像担持体表面上の任意の
箇所が、該像担持体表面の移動により、上記2つ以上に
分割された固形潤滑性付与剤のうちの少なくとも1つに
対向するように、該固形潤滑性付与剤を構成したもので
ある。
【0010】請求項2の画像形成装置においては、上記
2つ以上に分割された固形潤滑性付与剤各々のうち、上
記像担持体表面の上記幅方向両端に位置するものの間の
領域において、該像担持体表面上の任意の箇所が、該像
担持体表面の移動により、上記2つ以上に分割された固
形潤滑性付与剤のうちの少なくとも1つに対向し、この
像担持体表面に対向する固形潤滑性付与剤が像担持体上
に塗布されることで上記領域に対向する像担持体表面の
全ての箇所(以下、塗布領域という)に固形潤滑性付与
剤が塗布されるようにする。
【0011】また、特に、請求項3の画像形成装置は、
請求項1、又は2の画像形成装置において、上記固形潤
滑性付与剤を、上記幅方向に揺動可能にしたものであ
る。
【0012】請求項3の画像形成装置においては、上記
2つ以上に分割した固形潤滑性付与剤を像担持体の幅方
向に揺動して、各々の固形潤滑性付与剤の間の隙間に対
向する像担持体表面にも固形潤滑性付与剤が対向するよ
うにし、上記塗布領域の全域に渡って固形潤滑性付与剤
が塗布されるようにする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を画像形成装置とし
てのフルカラー複写機(以下、カラー複写機という)に
適用した一実施形態について説明する。まず、図1およ
び図2を用いて、カラー複写機全体の構成およびその動
作につて説明する。図1において、このカラー複写装置
は、カラー画像読み取り装置(以下、カラースキャナー
という)1とカラー画像記録装置(以下、カラープリン
ターという)2とから構成されている。
【0014】カラースキャナー1は、原稿3の画像を照
明ランプ4、ミラー群5、及びレンズ6を介してカラー
センサー7に結像して、原稿のカラー画像情報を、例え
ばブルー(Blue、以下Bという)、グリーン(Gree
n、以下Gという)、レッド(Red、以下Rという)の
色分解光毎に読み取り、電気的な画像信号に変換する。
そして、このカラースキャナー1で得たB、G、Rの色
分解画像信号強度レベルをもとにして、画像処理部(図
示なし)で色変換処理を行ない、ブラック(以下、Bk
という)、シアン(Cyan、以下Cという)、マゼンタ
(Magenta、以下Mという)、イエロー(Yellow、以
下Yという)のカラー画像データを得る。
【0015】カラープリンター2では、レーザー光学ユ
ニット8でカラースキャナー1からのカラー画像データ
を光信号に変換して、原稿画像に対応した光書き込みを
行ない、像担持体としての感光体ドラム9に静電潜像を
形成する。この光学ユニット8は、レーザ光源8aおよ
びその発光駆動制御部(不図示)、ポリゴンミラー8b
およびその回転用モータ8c,f/θレンズ8d、反射
ミラー8e等により構成されている。
【0016】上記感光体ドラム9は、矢印のように反時
計方向に回転し、その回りには、感光体ドラム9のクリ
ーニング手段としての感光体クリーニングユニット(ク
リーニング前除電器を含む)10、除電ランプ11、帯
電器12、表面電位測定手段としての表面電位センサー
13、Bk現像器14、C現像器15、M現像器16、
Y現像器17、現像濃度パターン検出用の画像濃度測定
手段としての光反射型の光学センサ18、像担持体とし
ての中間転写ベルト19等が配置されている。各現像器
は、静電潜像を現像するために現像剤の穂を感光体ドラ
ム9の表面に接触させて回転する現像スリーブ(14
a、15a、16a、17a)と、現像剤を汲み上げ・
撹拌するために回転する現像パドル(14b、15b、
16b、17b)、及び現像剤のトナー濃度を測定する
トナー濃度測定手段としてのトナー濃度センサ(14
c、15c、16c、17c)等で構成されている。待
機状態では、4つの現像器すべての現像スリーブ上の現
像剤は穂切り状態になっており、各現像器とも現像不作
動状態になっている。
【0017】以下、現像動作の順序(カラートナー像形
成順序)が、Bk、C、M、Yの例でコピー動作の概略
を説明する(ただし、画像形成順序はこれに限定される
ものではない)。コピー動作が開始されると、カラース
キャナー1で所定のタイミングからBk画像データの読
み取りがスタートし、この画像データに基づきレーザー
光による光書き込み、潜像形成が始まる(以下、Bk画
像データによる静電潜像をBk潜像という。C、M、Y
について、それぞれC潜像、M潜像、Y潜像という)。
このBk潜像の先端部から現像可能とすべくBk現像器
14の現像位置に潜像先端部が到達する前に、現像スリ
ーブ14aを回転開始して、Bk潜像をBkトナーで現
像する。そして以後、Bk潜像領域の現像動作を続け、
潜像後端部がBk現像位置を通過した時点で速やかに現
像スリーブ14a上の現像剤の穂切りを行い、現像不作
動状態にする。この現像剤の穂切りは現像スリーブ14
aの回転方向を現像動作中とは逆方向に切り換えること
で行う。また、上記Bk現像器14の現像不作動状態へ
の切換は、少なくとも次のC画像データによるC潜像先
端部が到達する前に完了させる。
【0018】次に、感光体ドラム9に形成したBkトナ
ー像を、感光体ドラム9と同方向に駆動されている中間
転写ベルト19の表面に転写する(以下、感光体ドラム
9から中間転写ベルト19へのトナー像転写をベルト転
写という)。このベルト転写は、感光体ドラム9と中間
転写ベルト19とが接触した状態において、一次転写手
段としての転写バイアスローラ20に所定のバイアス電
圧を印加することで行う。
【0019】感光体ドラム9側では、上記Bk工程の次
にC工程に進むが、所定のタイミングからカラースキャ
ナー1によるC画像データの読み取りが始まり、その画
像データによるレーザ光書き込みでC潜像形成を行う。
C現像器15は、その現像位置を先のBk潜像の後端が
通過した後で且つC潜像の先端が到達する前に、現像ス
リーブ15aの回転を開始して現像剤の穂立てを行い、
C潜像をCトナーで現像し始める。以後、C潜像領域の
現像を続けるが、C潜像の後端が現像位置を通過した時
点で先のBk現像器の場合と同様にC現像スリーブ15
a上の現像剤の穂切りを行う。この穂切りもやはり次の
M潜像の先端が現像位置に到達する前に完了させる。な
お、M工程およびY工程については、それぞれの画像デ
ータの読み取り、潜像形成、現像の動作が上述のBk,
Cと同様であるので、その説明は省略する。
【0020】このように同様の動作で感光体ドラム9上
に順次C,M,Yのトナー像を形成し(Bk,C,M,
Yの順序はこれに限るものではない。)、中間転写ベル
ト19上で順次正確に位置合せされて4色重ねのベルト
転写画像を形成し、その後、後述の二次転写手段として
の紙転写ユニット23によって転写材としての転写紙2
4に一括して紙転写を行う。
【0021】上記中間転写ベルトユニットでは、中間転
写ベルト19が転写バイアスローラ20、駆動ローラ2
1及び従動ローラ35等に張架されており、図示してい
ない駆動モータにより駆動制御される。また、中間転写
ベルト19の表面に対向する所定位置には、中間転写ベ
ルトのクリーニング手段としてのベルトクリーニングユ
ニット22が設けられており、このユニット22は、入
口シール22a、クリーニングブレード22b、及び中
間転写ベルト19からの接離機構22cなどで構成され
ており、クリーニング不要時は、接離機構22cによっ
て入口シール22a及びクリーニングブレード22bを
ベルト面から離間させておく。
【0022】また、上記中間転写ベルト19の上記駆動
ローラ21に巻きついた部分に対向するように紙転写ユ
ニット23が設けられている。この紙転写ユニット23
は、紙転写バイアスローラ23a、ローラクリーニング
ブレード23b、及び中間転写ベルト19からの接離機
構23cなどで構成されている。上記紙転写バイアスロ
ーラ23aは、通常は中間転写ベルト19面から離間し
ているが、該ベルト19面に形成された4色の重ね画像
を、転写紙24に一括転写する時にタイミングを取って
接離機構23cで押圧され、該ローラ23aに所定のバ
イアス電圧を印加して転写紙24への転写を行う。な
お、転写紙24は、給紙ローラ25、レジストローラ2
6によって、中間転写ベルト面の4色重ね画像の先端部
が、紙転写位置に到達するタイミングに合わせて給紙さ
れる。
【0023】この中間転写ベルト19の駆動の仕方とし
ては、1色目のBkトナー像のベルト転写が端部まで終
了した後の動作方式として次の3方式が考えられ、この
中の1方式で、又はコピー速度の面からコピーサイズに
応じてこの中の複数の方式を効率的に組み合わせて、中
間転写ベルト19を駆動する。 (1)まず第1の方式として一定速往動方式について説
明する。 Bkトナー像のベルト転写後も、そのまま一定速度で
往動を続ける。 そして中間転写ベルト19面上のBk画像先端位置
が、再び感光体ドラム9との接触部のベルト転写位置に
到達したとき、感光体ドラム9側は次のCトナー像の先
端部が丁度その位置にくるように、タイミングを取って
画像形成されている。その結果、C画像はBk画像に正
確に位置合わせして該ベルト19上に重ねてベルト転写
される。 その後も同様の動作によってM,Y画像工程に進み、
4色重ねのベルト転写画像を得る。 4色目のYトナー像ベルト転写工程に引き続きそのま
ま往動しながら該ベルト面上の4色重ねトナー像を、上
記のように転写紙24に一括転写する。
【0024】(2)次に第2の方式としてスキップ往動
方式について説明する。 Bkトナー像のベルト転写が終了したら、感光体ドラ
ム9面から中間転写ベルト19を離間させ、そのままの
往動方向に高速スキップさせて所定量を移動したら当初
の往動速度に戻す。また、その後再び感光体ドラム9に
該ベルト19を接触させる。 そして該ベルト19面上のBk画像先端位置が再びベ
ルト転写位置に到達したとき、感光体ドラム9側は次の
Cトナー像の先端部が丁度その位置にくるようにタイミ
ングを取って画像形成されている。その結果、C画像は
Bk画像に正確に位置合わせして重ねてベルト転写され
る。 その後も同様の動作によってM,Y画像工程に進み4
色重ねのベルト転写画像を得る。 4色目のYトナー像ベルト転写工程に引き続きそのま
まの往動速度で、該ベルト19面上の4色重ねトナー像
を転写紙24に一括転写する。
【0025】(3)次に第3の方式として往復動(クイ
ックリターン)方式について説明する。 Bkトナー像のベルト転写が終了したら、感光体ドラ
ム9面から中間転写ベルト19を離間させ、そして往動
を停止させると同時に逆方向に高速リターンさせる。リ
ターンは、該ベルト19面上のBk画像先端位置がベル
ト転写相当位置を逆方向に通過し、更にあらかじめ設定
された距離分を移動した後に停止させて待機状態にす
る。 次に感光体ドラム9側のCトナー像の先端部がベルト
転写位置より手前の所定位置に到達した時点に、該ベル
ト19を再び往動方向にスタートさせる。また該ベルト
19を感光体ドラム9面に再び接触させる。この場合
も、C画像が該ベルト19面上でBk画像に正確に重な
るような条件に制御されてベルト転写される。 その後も同様の動作によってY,M画像工程に進み4
色重ねのベルト転写画像を得る。 4色目のYトナー像のベルト転写工程に引き続き、リ
ターンせずにそのままの速度で往動して、該ベルト19
面上の4色重ねトナー像を転写紙24に一括転写する。
【0026】以上のようにして、中間転写ベルト19面
から4色重ねトナー像を一括転写された転写紙24は、
紙搬送ユニット27で定着装置28に搬送され、所定温
度にコントロールされた定着ローラ28aと加圧ローラ
28bでトナー像を溶融定着して、コピートレイ29に
搬出されフルカラーコピーを得る。
【0027】なお、ベルト転写後の感光体ドラム9は、
感光体クリーニングユニット10(クリーニング前除電
器10a、ブラシローラ10b、ゴムブレード10c)
で表面をクリーニングされ、除電ランプ11で均一に除
電される。また、転写紙24にトナー像を転写した後の
中間転写ベルト19は、クリーニングユニット22を再
び接離機構22cで押圧して表面をクリーニングされ
る。
【0028】リピートコピー時は、カラースキャナー1
の動作および感光体ドラム9への画像形成は、1枚目の
Y(4色目)画像の作像工程に引き続き、所定のタイミ
ングで2枚目のBk(1色目)画像の作像工程に進む。
また、中間転写ベルト19の方は、1枚目の4色重ね画
像の転写紙24への一括転写工程に引き続き、表面をク
リーニングユニット22でクリーニングされた領域に2
枚目のBkトナー像がベルト転写されるようにする。そ
の後は、1枚目と同様な動作となる。 (以下、余白)
【0029】また、転写紙カセット30、31、32、
33は、各種サイズの転写紙が収納されており、操作パ
ネル(図示なし)で指定されたサイズ紙の収納カセット
から、タイミングを取ってレジストローラ26方向に給
紙、搬送される。34は、OHP用紙や厚紙等を給紙す
るための手差し給紙トレイである。
【0030】以上は、4色フルカラーを得るコピーモー
ドの説明であったが、3色コピーモード、2色コピーモ
ードの場合は、指定された色と回数の分について、上記
同様の動作を行うことになる。また、単色コピーモード
の場合は、所定枚数が終了するまでの間、その色の現像
器のみを現像動作(剤穂立て)状態にして、中間転写ベ
ルト19は感光体ドラム9に接触したまま往復方向に一
定速駆動し、更にベルトクリーニングユニット22も中
間転写ベルト19に接触したままの状態でコピー動作を
行う。
【0031】本実施形態のカラー複写機における主な作
像条件は次のとおりである。 感光体ドラム: OPC 中間転写ベルト: カーボン分散のフッ素系樹脂 体積抵抗率ρv=1010Ωcm 表面抵抗率ρs=109Ω/□ 紙転写バイアスローラ: ヒドリンゴムローラにPFEチューブを被覆 体積抵抗率ρv=109Ωcm 現像剤特性: トナー濃度=4〜6wt%(各色) トナー帯電量=−15〜−25μc/g(各色) トナー: ポリオールをメイン樹脂に、ブラックはカーボンで着色 シアン、マゼンタ、イエローは各顔料で着色。 シリカを外添。
【0032】次に、本実施形態のカラー複写機の特徴部
を説明する。このカラー複写機は、図2に示すように、
感光体ドラム9にフィルミング層が形成されないように
するための潤滑剤を塗布する固形潤滑性付与剤39とブ
ラシローラ10bからなる感光体ドラム用塗布装置、及
び、中間転写ベルト19に潤滑剤を塗布する固形潤滑性
付与剤37とブラシ38とからなる中間転写ベルト用塗
布装置36がそれぞれ備えられている。
【0033】感光体ドラム用塗布装置は、感光体クリー
ニングユニット10内に設けられており、固形潤滑性付
与剤39に接触するブラシローラ10bが回転駆動され
ることによって固形潤滑性付与剤39が削り取られ、ブ
ラシローラ10b表面に付着した固形潤滑性付与剤39
が感光体ドラム9表面に付着する。中間転写ベルト用塗
布装置36は、従動ローラ21b近傍の中間転写ベルト
19に対向する位置に設けられている。この中間転写ベ
ルト用塗布装置36による剤塗布動作時には、ブラシ3
8が図示しない回転駆動装置により回転させられるとと
もに、ブラシ38が所定時間だけ中間転写ベルト19の
表面に当接するように、中間転写ベルト用塗布装置36
全体が図示しないソレノイドにより中間転写ベルト19
側に移動させられる。この動作により、固形潤滑性付与
剤37の一部がブラシ38によって削られ、ブラシ38
表面に付着した固形潤滑性付与剤が中間転写ベルト19
の表面に付着してコート層が形成される。上記固形潤滑
性付与剤37、39としては、例えば、ステアリン酸亜
鉛を主成分とする潤滑油添加剤を溶融した後冷却固化さ
せたものを用ることができる。ただし、上記固形潤滑性
付与剤37、39はステアリン酸亜鉛に限定されるもの
ではなく、感光体ドラム9や中間転写ベルト19などの
像担持体の表面エネルギーを低下させることができるも
のであれば良い。
【0034】図3(a)は、本実施形態の感光体ドラム
用塗布装置の部分拡大図である。本実施形態において
は、この部分拡大図に現れている固形潤滑性付与剤37
の形状、及び、ブラシ部材38や塗布対象物(感光体ド
ラム用塗布装置では感光体であり、中間転写ベルト用塗
布装置36では中間転写ベルト19)との位置関係に関
する限り、感光体ドラム用塗布装置と、中間転写ベルト
用塗布装置36とは同様の構成になっている(図3
(a)〜(d)、及び、図4(a)(b)にそれぞれ示
す例においても同様)。よって、以下、感光体ドラム用
塗布装置について説明し、中間転写ベルト用塗布装置3
6については、図中に対応する部材の符号を括弧を付け
て併記し、説明を省略する。この塗布装置では、固形潤
滑性付与剤39を、感光体9の塗布領域幅方向全域に延
在して設けられた支持体40上に1枚の板状に形成され
た固形潤滑性付与剤を設けることによって構成するので
なく、この支持体40上に幅方向で複数枚に分割された
固形潤滑性付与剤39を並べることによって構成してい
る。このように固形潤滑性付与剤39の各々を塗布領域
幅より短くすることによって、図5に示すように塗布領
域幅の全域に渡る長さに形成された固形潤滑性付与剤3
9を用いるのに比して耐久性が増すので、製造時の歩留
まりを向上させることができると供に、使用時における
固形潤滑性付与剤39の耐久性を向上させることができ
る。
【0035】図3(b)は、固形潤滑性付与剤39の変
形例である。この例においては、各固形潤滑性付与剤3
9のブラシローラ10bに接触する部分の形状を平行四
辺形に形成し、これを支持体40上に一列に並べてい
る。このとき、隣り合う2つの固形潤滑性付与剤a,b
の最も近接している辺a1、b1が、左側にある固形潤
滑性付与剤aの辺a1の最も右に位置する部分が、右側
にある固形潤滑性付与剤bの辺b1の最も左側にある部
分よりも一定の距離xずつ右側にくるように順次配置し
ている。このように配置することによって、ブラシロー
ラ10bで削り取られて像担持体の塗布領域幅方向の対
応する位置に固形潤滑性付与剤39が塗布されるとき、
この幅方向のどの位置にも固形潤滑性付与剤39がある
ので塗布領域幅全域に渡って固形潤滑性付与剤39を塗
布することができる。従って、複数に分割された固形潤
滑性付与剤39の隙間部分に対応する像担持体表面に固
形潤滑性付与剤39が塗布されずに、塗布ムラが生じる
ことを防止できる。本実施形態においては、固形潤滑性
付与剤39を平行四辺形に形成しているが、他の形状に
形成しても良い。例えば、三角形に形成した固形潤滑性
付与剤39を用いて塗布領域幅全域に渡って固形潤滑性
付与剤39を塗布できるように配置することもできる。
【0036】上記のように、固形潤滑性付与剤39を平
行四辺形、又は三角形に形成し、隣り合う2つの固形潤
滑性付与剤39の斜めに傾斜した辺同士がほぼ平行にな
るように配置することにより、像担持体表面移動方向に
対して塗布領域幅のどの位置にも上記固形潤滑性付与剤
39の少なくとも1つ以上が存在するように配置するこ
とが容易となる。
【0037】更に、図3(b)の例において、固形潤滑
性付与剤39の上面と側面との間のエッジ部、及び、平
行四辺形の角の先端部は尖った形状になっており、外力
によって割れたり欠けたりするおそれがあるが、このよ
うな不具合を防止するために、尖った部分を面取りする
など丸め処理を行っても良い。
【0038】また、像担持体の幅方向全域に渡って固形
潤滑性付与剤39を塗布するための、固形潤滑性付与剤
39の配置としては、固形潤滑性付与剤39を塗布領域
幅に1列に並べるのではなく複数列に並べても良い。図
3(c)は、小判型に形成した固形潤滑性付与剤39を
支持体40上に3列に並べた例である。この例において
も、塗布領域幅のどの位置にも固形潤滑性付与剤39が
あるので固形潤滑性付与剤39の塗布ムラが生じること
を防止できる。また、固形潤滑性付与剤39を小判型に
形成しているので、端部に尖った部分がある形状に比し
て欠けるおそれが少なく、耐久性にも優れている。
【0039】図3(d)は、支持体に固形潤滑性付与剤
39を塗布領域幅方向に揺動する揺動機構を設け、固形
潤滑性付与剤39を塗布領域幅方向(図中矢印方向)に
揺動するようにしたものである。図4(a)は、上記揺
動機構の一例としてカムを用いたものである。この図に
おいて、固形潤滑性付与剤39の支持体40の一端部
に、装置本体のギヤG1に一体に取り付けられて回転す
るカムCに形成された溝部に係合する係合ピン40aが
設けられている。ギヤG1は、ギヤG2と噛み合ってお
り、ギヤG2を回転することによってによってギヤG1
が回転駆動される。ギヤG1が回転すると、カムCの溝
部に案内されて係合ピンが上記塗布領域幅方向に移動
し、これに伴って支持体を介して固形潤滑性付与剤39
が同じく塗布領域幅方向(図中矢印方向)に揺動するよ
うになっている。また、図4(b)は、揺動機構の変形
例として、揺動用のモータ41を用いた図である。この
図に示すように、支持体40の端部にモータ41の駆動
部を取り付け、モータ41の回転により支持体40を介
して固形潤滑性付与剤39を塗布領域幅方向(図中矢印
方向)に揺動させても良い。
【0040】上記構成によれば、塗布領域幅で隣り合う
固形潤滑性付与剤39間に隙間があり、その隙間に対応
する像担持体上に固形潤滑性付与剤39が塗布されない
おそれがある場合に、固形潤滑性付与剤39が揺動して
上記隙間に対応する部分にも塗布されるので、固形潤滑
性付与剤39の塗布ムラの発生を効果的に防止できる。
【0041】
【発明の効果】請求項1の画像形成装置によれば、固形
潤滑性付与剤の単体での長さを短くするので、固形潤滑
性付与剤の歩留まりを向上させることができるととも
に、使用時の耐久性を向上させることができるという効
果がある。
【0042】請求項2の画像形成装置によれば、像担持
体の塗布領域内の全ての箇所に固形潤滑性付与剤が塗布
されるようにするので、像担持体への付与剤の塗布ムラ
をなくすことができるという効果がある。
【0043】また、特に、請求項3の画像形成装置によ
れば、2つ以上に分割した固形潤滑性付与剤を像担持体
の幅方向に揺動することにより、上記塗布領域幅の全域
に渡って固形潤滑性付与剤が塗布されるようにするの
で、像担持体への該付与剤の塗布ムラを効果的になくす
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るカラー複写機の概略構成図。
【図2】同カラー複写機の感光体ドラム、中間転写ベル
ト周りの拡大図。
【図3】(a)は、同カラー複写機の感光体ドラム用塗
布装置近傍の部分拡大図。(b)は、同カラー複写機の
感光体ドラム用塗布装置に用いる固形潤滑性付与剤の変
形例。(c)は、同カラー複写機の感光体ドラム用塗布
装置に用いる固形潤滑性付与剤の他の変形例。(d)
は、同カラー複写機の感光体ドラム用塗布装置の駆動方
法の説明図。
【図4】(a)は、カムを用いた揺動機構の説明図。
(b)は、揺動用のモータを用いた揺動機構の変形例の
説明図。
【図5】従来技術の一例としての固形潤滑性付与剤を塗
布する塗布装置の部分拡大図。
【符号の説明】
1 カラースキャナー 3 原稿 4 照明ランプ 5 ミラー群 6 レンズ 7 カラーセンサー 8 レーザー光学ユニット 9 感光体ドラム 10 感光体クリーニングユニット 10b ブラシローラ 19 中間転写ベルト 36 中間転写ベルト用塗布装置 37、39 固形潤滑性付与剤 38 ブラシ 40 支持体 40a 係合ピン 41 モータ C カム G1、G2 ギヤ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面にトナー像を担持する像担持体と、該
    像担持体上に形成されたトナー像を転写体に転写する転
    写手段とを備えた画像形成装置において、 少なくとも1つ以上の上記像担持体表面に対向して設け
    られ、固形にした潤滑性付与剤の固まりである固形潤滑
    性付与剤を用いて該像担持体表面に潤滑性付与剤を塗布
    する塗布装置と、該像担持体をクリーニングするクリー
    ニング手段とを備え、上記固形潤滑性付与剤を像担持体
    表面移動方向に対する幅方向で少なくとも2つ以上に分
    割したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1の画像形成装置において、上記2
    つ以上に分割された固形潤滑性付与剤各々のうち、上記
    像担持体表面の上記幅方向両端に位置するものの間の領
    域において、該像担持体表面上の任意の箇所が、該像担
    持体表面の移動により、上記2つ以上に分割された固形
    潤滑性付与剤のうちの少なくとも1つに対向するよう
    に、該固形潤滑性付与剤を構成したことを特徴とする画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1、又は2の画像形成装置におい
    て、上記固形潤滑性付与剤を、上記幅方向に揺動可能に
    したことを特徴とする画像形成装置。
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WO2006062229A1 (en) * 2004-12-10 2006-06-15 Ricoh Company, Limited Image forming apparatus, lubricant applying device, transfer device, process cartridge, and toner
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