JPH0895393A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0895393A
JPH0895393A JP22783794A JP22783794A JPH0895393A JP H0895393 A JPH0895393 A JP H0895393A JP 22783794 A JP22783794 A JP 22783794A JP 22783794 A JP22783794 A JP 22783794A JP H0895393 A JPH0895393 A JP H0895393A
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尚子 岩田
Mitsuru Takahashi
充 高橋
Akira Suga
昭 須賀
Hideki Kamiyama
英樹 上山
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】複数のローラ間に張架された中抵抗材からなる
無端状の転写ベルトに、感光体上に形成された単色ある
いは複数色の像を重ね合わせた後、この像を被転写体に
一括転写する画像形成装置であって、前記転写ベルトに
ブラシを介して潤滑剤を塗布するようにした画像形成装
置において、画質低下の原因となる転写ベルトの放電破
壊を防止する。 【構成】ブラシを導電性材料からなるブラシローラ38
で構成すると共に、このブラシのローラの毛を除電する
除電手段(導電性の接着剤38−5、接地されたブラシ
ローラ軸38−1)を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中抵抗剤で構成された
所謂中間転写ベルトと、この中間転写ベルトに潤滑剤を
塗布するブラシを有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 .複数のローラ間に張架された中抵抗材からなる無端
状の転写ベルトに、感光体上に形成された単色あるいは
複数色の像を重ね合わせた後、この像を被転写体に一括
転写する画像形成装置であって、前記転写ベルトにブラ
シを介して潤滑剤を塗布するようにした画像形成装置が
知られている。
【0003】.ブラシ単体に関する技術として、感光
体クリーニングブラシ、現像、除帯電用のブラシに関す
るものがある(特開昭58−21782号公報参照)。
【0004】.感光体除電手段としての導電性ブラシ
に関する技術がある(特開平1−154186号公報参
照)。
【0005】.ブラシローラとブレードによるクリー
ニングユニットにおいて、ブラシローラを接地してクリ
ーニング性の向上を図る技術がある(特開平3−153
287号公報参照)。
【0006】.ブレードクリーニングの前に潤滑塗布
剤をブラシにより塗布することによって、ベルト状感材
に固着したトナーをクリーニングしやすくした技術があ
る(特開平3−153285号参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記記載の従来技術
では、転写ベルトとして中抵抗材を使用しているため、
潤滑剤塗布用のブラシとの摺擦によって、摩擦帯電され
て、次第に電荷蓄積され、ある値を越えると、該ベルト
の裏側で接している接地ローラとの間でスパークしてし
まう。
【0008】このスパークが生じた転写ベルトは、この
スパーク部分について、穴があき、或は、抵抗値が低下
するという放電破壊現象を生ずる。即ち、穴があいた場
合には、その部分についての像形成ができない。更に、
穴があいた場合及び抵抗値が低下した場合共に、該転写
ベルトの裏面に接触している転写バイアスローラにより
印加されるバイアス電圧が当該穴があいた部分或は抵抗
値が低下した部分に集中してかかるため、転写ベルトの
全体にわたる転写バイアス電圧を所定レベルにすること
ができない。このため、感光体から転写ベルトへの潜像
転写や、転写ベルトから転写紙へのトナー像転写に際し
ても、これらの転写率が低下してしまい、ハーフトーン
むら等の異常画像が発生するとの問題がある。
【0009】本発明は、画質低下の原因となる転写ベル
トの放電破壊を解消することのできる画像形成装置を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、次のように構成した。 (1).ブラシを導電性材料からなるブラシローラで構
成すると共に、このブラシのローラの毛を除電する除電
手段を設けた(請求項1)。
【0011】(2).(1)記載の画像形成装置におい
て、筒状の布の表面に毛を植え前記筒状部に保持部材を
挿入した上で前記布と前記保持部材とを固定してブラシ
ローラを構成し、前記布に導電性の材料を使用し、前記
保持部材を接地して、除電手段を構成した(請求項
2)。
【0012】(3).(2)記載の画像形成装置におい
て、筒状の布の表面に毛を植え前記筒状部に保持部材を
挿入した上で前記布と前記保持部材とを固定してブラシ
ローラを構成し、前記布に導電性の材料を使用し、前記
保持部材を接地し、前記布と前記保持部材とを導電性の
両面接着テープで接着して、除電手段を構成した(請求
項3)。
【0013】(4).(1)又は(2)又は(3)記載
の画像形成装置において、筒状の布の表面に毛を植え、
前記筒状部に保持部材を挿入した上で前記布と前記保持
部材とを固定してブラシローラを構成し、前記布に導電
性の材料を使用し、前記保持部材を接地し、前記ブラシ
ローラの端部と前記保持部材とを導電性の接着剤で接着
して除電手段を構成した(請求項4)。
【0014】(5).(3)記載の画像形成装置におい
て、ブラシローラの毛同士を密着させた(請求項5)。
【0015】(6).(1)記載の画像形成装置におい
て、ブラシローラに接地された金属板を接触させて、除
電手段を構成した(請求項6)。
【0016】
【作用】転写ベルトに生じた摩擦帯電による電荷は、除
電手段により除去される。
【0017】
【実施例】
(i)本発明の実施に適する画像形成装置 本発明の実施に適するカラー画像形成装置について図7
を参照しつつ説明する。 以下、図1乃至図4におい
て、本発明の実施例の詳細を説明する。図1は、画像形
成装置の一つであるカラー複写機における中間転写体と
して中間転写ベルト(以下、転写ベルトという)を用い
た場合の複写機全体の概略構成図であり、また、図2
は、図1に示した感光体・転写ベルト回りの拡大図であ
る。以下に、本装置の構成・動作を説明する。ここで、
転写ベルトは中抵抗材からなり、具体的には、107
1012Ω/cm2の範囲のものが使用される。
【0018】カラー複写機は、後述するカラー画像読み
取り装置1と、プリンタ機能を有するカラープリンタ2
とで構成されており、このうち、カラー画像読み取り装
置(以下、カラースキャナーという)1は、原稿3の画
像を照明ランプ4、ミラー5ー1、5ー2、5ー3およ
びレンズ6を介してカラーセンサー7に結像させるよう
になっており、原稿のカラー画像情報を、例えば、ブル
ー(Blue)、グリーン(Green)、レッド(R
ed)の色分解光毎に読み取り、電気的な画像信号に変
換する。なお、これら分解光は、以下の説明において便
宜上、B、G、Rと表現する。
【0019】そして、このカラースキャナー1で得た
B、G、Rの色分解画像信号強度レベルを基にして、画
像処理部(図示されず)で色変換処理を行ない、ブラッ
ク(以下、BKと記す)、シアン(同、C)、マゼンタ
(同、M)、イエロー(同、Y)のカラー画像データを
得る。
【0020】これを、次に述べるカラー画像記録装置
(以下、カラープリンターと称す)2によって、BK、
C、M、Yのトナーを用いて顕像化し、これらトナー像
を重ね合わせて4色フルカラー画像を形成する。
【0021】次にカラープリンター2の概要を説明す
る。書き込み光学ユニットは、カラースキャナー1から
のカラー画像データを光信号に変換して原稿画像に対応
した光書き込みを行なうユニットであり、レーザ光源8
ー1からのレーザビームを駆動モータ8ー3により回転
されるポリゴンミラー8ー2を介して走査し、fθレン
ズ8ー4、反射鏡8ー5をによって感光体ドラム9に走
査光を導き、静電潜像を形成するようになっている。
【0022】感光体ドラム9は、矢印の如く反時計方向
に回転するが、その回りには感光体クリーニングユニッ
ト(クリーニング前除電器を含む)10、除電ランプ1
1、帯電器12、電位センサー13、BK現像器14、
C現像器15、M現像器16、Y現像器17、現像濃度
パターン検知器18、転写ベルト19などの電子写真複
写行程を実行するための機器が配置されている。
【0023】各現像器は、図2において、静電潜像を現
像するために現像剤を感光体9に対向させるよう回転す
る現像スリーブ(14ー1、15ー1、16ー1、17
ー1)と、現像剤を汲み上げ・攪拌するために回転する
現像パドル(14ー2、15ー2、16ー2、17ー
2)および現像剤のトナー濃度検知センサー(14ー
3、15ー3、16ー3、17ー3)などで構成されて
いる。
【0024】現像動作の順序(カラー画像形成順序)
を、BK、C、M、Yとした場合につき、以下に説明す
る。但し、画像形成順序はこれに限定されるものではな
い。
【0025】コピー動作が開始されると、カラースキャ
ナ1で所定のタイミングによりBK画像データの読み取
りがスタートし、この画像データに基づきレーザー光に
よる光書き込み・潜像形成が始まる(以下、BK画像デ
ータによる静電潜像をBK潜像と称す。C、M、Yにつ
いても同じ)。
【0026】このBK潜像の先端部からの現像が行なえ
るように、BK現像器14の現像位置に潜像先端部が到
達する前に現像スリーブ14ー1を回転開始させて剤の
穗立てを行ってBK潜像をBKトナーで現像する。そし
て以後、BK潜像領域の現像動作を続けるが、BK潜像
後端部がBK現像位置を通過した時点でBK現像スリー
ブ14ー1の穗切りを行い、現像不作動状態にする。こ
れは少なくとも、次のC画像データによるC潜像先端部
が到達する前に完了させる。
【0027】さて、感光体9に形成したBKトナー像
は、感光体と等速駆動されている転写ベルト19の表面
に転写される(以下、感光体から転写ベルトへのトナー
像転写をベルト転写と称す)。
【0028】ベルト転写は、感光体9と転写ベルト19
が接触状態において、転写バイアスローラ20に所定の
バイアス電圧を印加することで行う。なお、転写ベルト
19には、感光体9に順次形成されるBK、C、M、Y
のトナー像を同ー面に順次位置合せして4色重ねのベル
ト転写画像を形成し、その後、転写紙に一括転写を行
う。この転写ベルトユニットの構成・動作については後
述する。
【0029】ところで、感光体9側ではBK工程の次に
C工程に進むが、所定のタイミングによってカラースキ
ャナー1によるC画像データ読み取りが始まり、その画
像データによるレーザー光書き込みにより、C潜像を形
成する。
【0030】C現像器15は、その現像位置に対して、
先のBK潜像後端部が通過した後で、かつ、C潜像の先
端が到達する前に現像スリーブ15ー1を回転開始して
剤の穂立てを行い、C潜像をCトナーで現像する。
【0031】以後、C潜像領域の現像を続けるが、潜像
後端部が通過した時点で、先のBK現像器の場合と同様
にC現像スリーブ15ー1上での剤の穂切りを行う。こ
れもやはり次のM潜像先端部が到達する前に完了させ
る。
【0032】なお、M、およびYの工程については、そ
れぞれの画像データ読み取り・潜像形成・現像の動作が
上述のBK・Cの工程と同様であるので説明は省略す
る。
【0033】次に、転写ベルトユニットについて説明す
る。転写ベルト19は、駆動ローラ21、ベルト転写バ
イアスローラ20、および従動ローラ群に張架されてお
り、図示されない駆動モータにより後述の如く駆動制御
される。
【0034】ベルトクリーニングユニット22は、図2
に示すように、ブラシローラ22ー1、ゴムブレード2
2ー2、およびベルトからの接離機構22ー3などで構
成されており、1色目のBK画像をベルト転写した後
の、2、3、4色目をベルト転写している間は、接離機
構22ー3によってベルト面から離間させられるように
なっている。
【0035】紙転写ユニット23は、紙転写バイアスロ
ーラー23ー1、ローラークリーニングブレード23ー
2、およびベルトからの接離機構23ー3などで構成さ
れている。
【0036】バイアスローラー23ー1は、通常、ベル
ト19面から離間しているが、転写ベルト19面に形成
された4色の重ね画像を転写紙に一括転写する時には、
タイミングを設定されて接離機構23ー3により押圧さ
れ、ローラー23ー1によって所定のバイアス電圧を印
加しながら紙へトナー像の転写を行う。
【0037】なお、転写紙24は、図1に示すように、
給紙ローラー25、レジストロラー26によって、転写
ベルト面の4色重ね画像の先端部が紙転写位置に到達す
るタイミングに合わせて給紙される。
【0038】さて、転写ベルト19の動き方は、1色目
のBKトナー像のベルト転写が後端部まで終了した後の
動作方式として次の3通りが考えられるが、このなかの
1方式かまたはコピーサイズに応じて(コピー速度面な
どで)効率的な方式の組合わせによって動作させる。
【0039】(1)ー定速往動方式 これは、第1番目の色のトナー像を転写された後におい
ても、一定速度により転写ベルトの移動を継続させる方
式であり、この方式の場合には、感光体9側で可視像処
理される次の色のトナー像の画像先端と転写ベルト19
上での画像先端とが合致するようにタイミングを設定さ
れて画像処理が行なわれる。そして、そのための行程は
次のとおりである。
【0040】.BKトナー像のベルト転写後も、その
ままー定速で往動を続ける。 .そして、ベルト19面上のBK画像先端位置が、再
び感光体9との接触部のベルト転写位置に到達した時、
感光体9側は次のCトナー像の先端部が丁度その位置に
くるように、タイミングを採って画像形成されている。
その結果、C画像はBK画像に正確に位置合せして転写
ベルト19上に重ねてベルト転写される。 .その後も同様動作によってM、Y画像工程に進み、
4色重ねのベルト転写画像を得る。
【0041】.4色目のYトナー像ベルト転写工程に
引き続きそのまま往動しながらベルト面上の4色重ねト
ナー像を、上記したように転写紙24にー括転写する。
【0042】(2)スキップ往動方式 これは、第1番目の色のトナー像を転写された後、感光
体から転写ベルトを離間させ、第1番目の色のトナー像
を転写する場合よりも高速で今までと同じ方向に移動さ
せ、所定量を移動した時点で、当初の移動速度に切り換
えて、再度、感光体に当接させる方式である。この方式
は、例えば、転写ベルトの長さに対して転写される画像
の長さが短い場合に実行され、感光体側での作像のため
のサイクルタイムが長くなるのを防止できるものであ
り、このための行程は次のとおりである。
【0043】.BKトナー像のベルト転写が終了した
ら、感光体9面からベルト19を離間させ、そのままの
往動方向に高速スキップさせて所定量を移動したら当初
の往動速度に戻す。またその後再び感光体9にベルト1
9を接触させる。
【0044】.そして、ベルト19面上のBK画像先
端位置が再びベルト転写位置に到達した時、感光体9側
は次のCトナー像の先端部が丁度その位置にくるように
タイミングを取って画像形成されている。その結果、C
画像はBK画像に正確に位置合わせして重ねてベルト転
写する。
【0045】.その後も同様動作によってM、Y画像
工程に進み4色重ねのベルト転写画像を得る。
【0046】.4色目のYトナー像ベルト転写工程に
引き続きそのままの往動速度で、ベルト19面上の4色
重ねトナー像を転写紙24に一括転写する。
【0047】(3)往復動(クイックリターン)方式 これは、第1番目の色のトナー像を転写された後、感光
体から転写ベルトを離間させ、今までよりも高速で逆方
向に転写ベルトを移動させて、前に転写されたトナー像
の位置を、感光体に担持されている次の色のトナー像の
位置に合致させた状態で待機し、再度、転写ベルトを感
光体に当接させて感光体と同方向に移動を開始するよう
にし、この動作を最終色のトナー像の転写まで継続させ
る方式である。
【0048】この方式は、転写ベルト上の画像位置を感
光体の画像位置に合わせる場合の制御に関していうと、
転写ベルトを順方向に移動させるのでなく、今まで進行
した移動量のみを逆行させるだけであるので転写ベルト
の移動量をそれほど確保しなくて済むことを考慮すれ
ば、制御が簡単になるものであり、このための行程は次
のとおりである。
【0049】.BKトナー像のベルト転写が終了した
ら、感光体9面からベルト19を離間させ、そして往動
を停止させると同時に逆方向に高速リターンさせる。リ
ターンは、ベルト19面上のBK画像先端位置がベルト
転写相当位置を逆方向に通過し、さらに予め設定された
距離分を移動した後に停止させて待機状態にする。
【0050】.次に感光体9側のCトナー像の先端部
がベルト転写位置より手前の所定位置に到達した時点
に、転写ベルト19を再び往動方向にスタートさせる。
またベルト19を感光体9面に再び接触させる。この場
合も、C画像がベルト19面上でBK画像に正確に重な
るような条件に制御してベルト転写する。
【0051】.その後も同様動作によってM、Y画像
工程に進み4色重ねのベルト転写画像を得る。 .4色目のYトナー像のベルト転写工程に引き続き、
リターンせずにそのままの速度で往動して、ベルト19
面上の4色重ねトナー像を転写紙24に一括転写する。
【0052】さて、転写ベルト面から4色重ねトナー像
を一括転写された転写紙24は、図1において、紙搬送
ユニット27で定着器28に搬送され、所定温度にコン
トロールされた定着ローラ28ー1と加圧ローラー28
ー2とでトナー像を溶融定着してコピートレイ29に搬
出されフルカラーコピーを得る。
【0053】なお、ベルト転写後の感光体9は、感光体
クリーニングユニット10(クリーニング前除電器10
ー1、ブラシローラ10ー2、ゴムブレード10ー3)
で表面をクリーニングされ、また、除電ランプ11で均
一に除電される。
【0054】さらに、転写紙24にトナー像を転写した
後の転写ベルト19は、クリーニングユニット22を再
び接離機構22ー3で押圧して表面をクリーニングされ
る。
【0055】また、リピートコピーの時は、カラースキ
ャナ1の動作および感光体9への画像形成は、1枚目の
Y(4色目)画像工程に引き続き所定のタイミングで2
枚目のBK(1色目)画像工程に進む。
【0056】さらに、転写ベルト19は、1枚目の4色
重ね画像を転写紙へ一括転写する工程に引き続き、表面
をクリーニングユニット22でクリーニングされた領域
に、2枚目のBKトナー像がベルト転写されるようにす
る。その後は、1枚目と同様動作になる。
【0057】なお、図1において、転写紙カセット3
0、31、32、33には、各種サイズの転写紙が収納
されており、操作パネル(図示なし)で指定されたサイ
ズ紙の収納カセットからタイミングを採ってレジストロ
ーラ26の方向に向けて給紙、搬送される。なお、符号
34はOHP用紙や厚紙などの手差し給紙トレイを示し
ている。
【0058】以上までは4色フルカラーを得るコピーモ
ードの説明であったが、3色コピーモード、2色コピー
モードの場合は指定された色と回数の分について上記同
様の動作を行うことになる。
【0059】また、単色コピーモードの場合は、所定枚
数が終了するまでの間、その色の現像器のみを現像作動
(剤穂立て)状態にするとともに、転写ベルト19は、
感光体9面に接触したまま往動方向にー定速駆動し、さ
らにベルトクリーナー22もベルト19に接触したまま
の状態でコピー動作を行う。
【0060】(ii)潤滑剤の塗布装置 転写ベルトにブラシを介して潤滑剤を塗布する塗布装置
について説明する。図10において、塗布装置36は、
潤滑油添加剤を固形化した板状の塗布剤37と、この塗
布剤に接触し、塗布剤表面に摺接されるブラシローラ3
8と、このブラシローラ38の転写ベルト19への食い
込み量を規制するコロ39等から構成されている。
【0061】ここでは、ステアリン酸亜鉛を主成分とす
る潤滑油添加剤を溶融し、冷却個化させたものを塗布剤
37として用いている。又、ブラシローラ38は、図示
しないブラシ駆動手段によって図10に示す如く反時計
まわりの向きに回転する。塗布装置36は全体として、
従動ローラ35の部位の転写ベルト19に対して接離す
る。
【0062】塗布装置36は、支軸40を中心として本
体側板に支持されている。塗布装置36の非動作時は、
緊縮性のばね41によってブラシローラ38が転写ベル
ト19から離間した位置に保持される。塗布装置36の
動作時は、ソレノイドによって塗布装置36の全体が支
軸40を中心として回転移動し、ブラシローラ38が転
写ベルト19の表面に接触する。
【0063】この時、図11に示すように、保持部材と
してのブラシローラ軸38−1の両端部に設けられたコ
ロ39が従動ローラ35上の転写ベルト表面に接触する
までブラシローラ38が転写ベルト19に食い込む。具
体的には、ブラシローラ38の外形を18mm、コロ3
9の外形を15mmとした場合、ブラシローラ38と転
写ベルト19との食い込み量は、1.5mmとなる。
【0064】さて、塗布剤37とブラシローラ38とは
常に接触しているため、ブラシローラ38の回転と同時
に塗布剤表面はブラシ繊維により摺擦研磨される。ブラ
シ繊維により削り取られた塗布剤の微粒子はブラシロー
ラ38の表面に均一に付着する。このブラシローラ38
を転写ベルト19の表面に摺擦することによって、固形
化された塗布剤37の微粒子を転写ベルト19の表面に
塗布することができる。
【0065】(iii)請求項1に対応する説明 本例では、ブラシローラ38を構成するブラシを導電性
の材料で構成し、このブラシのローラの毛を導電性の接
着剤38−5を介して導電性のブラシローラ軸38−1
接着した上で、該ブラシローラ軸38−1を接地して除
電手段を構成している。
【0066】転写ベルト19には、このブラシローラ3
8を介して潤滑剤が塗布されるのであるから、該ブラシ
と該転写ベルトとは接触する関係にあり、該ブラシに
は、摩擦により発生した電荷が蓄積されるが、ブラシが
導電性であり、このブラシの毛が上記除電手段により除
電されるのであるから、転写ベルト19を介してのスパ
ークは生じない。
【0067】このように、転写ベルトには電荷の蓄積は
なく、転写ベルトと接地ローラ間にはスパークを生じな
いので、該スパークに起因する転写ベルトの機能障害が
生ぜず、画質低下も生じない。
【0068】(iV)請求項2、請求項3に対応する説
明 図1において、ブラシローラ38を保持する保持部材と
してのブラシローラ軸38−1は金属等の導電性の材料
でできていて、接地されている。このブラシローラ38
を構成する毛は導電性材料でできていて、図2に符号3
8−4で示すように、導電性の布38−3に植毛されて
いる。
【0069】この布38−3は筒状に形成されていて、
この筒状の布の表面に多数の毛38−4が植毛されてい
る。この筒状の布38−3には、図3に示すように、ブ
ラシローラ軸38−1が挿入されており、このブラシロ
ーラ軸38−1布38−3とは、導電性の両面テープ3
8−2を螺旋状に巻き付けることにより固定している。
【0070】なお、導電性の両面テープ38−2による
固定の態様としては、図4に示すように、ブラシローラ
軸38−1の全面に固定する方法を採用することもでき
る。
【0071】かかるブラシローラ38、ブラシローラ軸
38−1、布38−3、両面テープ38−2等による除
電手段の構成により、ブラシの毛38−4に蓄積された
電荷は、布38−3、両面テープ38−2を通り除電さ
れる。
【0072】(V)請求項4に対応する説明 図1、図5に示すように、前記図4にて説明した構成に
加えて、ブラシローラ38とブラシローラ軸38−1と
を、ブラシローラ38の端部にて、導電性の接着剤(ホ
ットメルト)38−5により接着して、固定及び除電の
ための導通を強化している。
【0073】ここでは、接着剤38−5によるブラシロ
ーラ端部での接着を導電性の両面テープ38−2による
接着と併用しているが、該両面テープによる接着でなく
て、接着剤による接着と、ブラシローラ端部での接着剤
38−5による接着との組み合わせによることもでき
る。
【0074】本例では、接着剤38−5により除電手段
を構成したもので、ブラシに蓄積された電荷は、接着剤
38−5からブラシローラ軸38−1を通って、除電さ
れる。
【0075】(Vi)請求項5に対応する説明 前記図3に示す構成において、図6に示すように、ブラ
シローラ38の毛38−4同士を密着させてブラシの毛
同士の導通をとるようにしたものである。図3に示す例
では、導電性の両面テープ38−2は螺旋状に巻かれて
いるため、テープとテープとの間がピッチ分あくような
状態となる。このあいた部分では、両面テープが存在し
ないため、除電のための導通が行われない。
【0076】本例のように、毛同士を密着させた構成に
よれば、ブラシに蓄積された電荷は、密集した毛同士を
通じて、両面テープ38−2が存在している部位から、
ブラシローラ軸38−1を介して除電される。よって、
除電が一層良好に行われる。
【0077】(Vii)請求項6に対応する説明 図7に示すように、ブラシローラ38に、該ブラシロー
ラ38よりも長い金属製のアース板44を該ブラシロー
ラの全域に渡り常時接触させて除電手段を構成してい
る。アース板44は弾性を有し、基端部44aを不動部
材に固定されている。アース板44の一部は接地されて
いる。本例では、ブラシの毛に蓄積された電気は、アー
ス板44を通って、除電される。
【0078】
【発明の効果】本発明によれば、除電手段によりブラシ
ローラの摩擦帯電による蓄積電荷の除電が行われるの
で、画質低下の原因となる転写ベルトの放電破壊を解消
することができ、良好な画質を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブラシの正面図である。
【図2】ブラシを構成する毛の植毛の状態を説明した図
である。
【図3】ブラシローラをブラシローラ軸に固定する手段
を説明した図である。
【図4】ブラシローラをブラシローラ軸に固定する手段
を説明した図である。
【図5】ブラシローラの端部を接着剤でブラシローラ軸
に固定する手段を説明した図である。
【図6】ブラシの毛同士を密着させた状態を説明した図
である。
【図7】除電手段をアース板で構成した場合の斜視図で
ある。
【図8】本発明の実施に適する画像形成装置の正面図で
ある。
【図9】感光体まわりの正面図である。
【図10】潤滑油塗布装置の正面図である。
【図11】ブラシローラの断面図である。
【符号の説明】
38−1 (接地された)ブラシローラ軸 38−5 (導電性の)接着剤 38 ブラシローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上山 英樹 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のローラ間に張架された中抵抗材から
    なる無端状の転写ベルトに、感光体上に形成された単色
    あるいは複数色の像を重ね合わせた後、この像を被転写
    体に一括転写する画像形成装置であって、前記転写ベル
    トにブラシを介して潤滑剤を塗布するようにした画像形
    成装置において、 前記ブラシを導電性材料からなるブラシローラで構成す
    ると共に、このブラシのローラの毛を除電する除電手段
    を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、筒
    状の布の表面に毛を植え前記筒状部に保持部材を挿入し
    た上で前記布と前記保持部材とを固定してブラシローラ
    を構成し、前記布に導電性の材料を使用し、前記保持部
    材を接地して、除電手段を構成したことを特徴とする画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の画像形成装置において、筒
    状の布の表面に毛を植え前記筒状部に保持部材を挿入し
    た上で前記布と前記保持部材とを固定してブラシローラ
    を構成し、前記布に導電性の材料を使用し、前記保持部
    材を接地し、前記布と前記保持部材とを導電性の両面接
    着テープで接着して、除電手段を構成したことを特徴と
    する画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1又は請求項2又は請求項3記載の
    画像形成装置において、筒状の布の表面に毛を植え、前
    記筒状部に保持部材を挿入した上で前記布と前記保持部
    材とを固定してブラシローラを構成し、前記布に導電性
    の材料を使用し、前記保持部材を接地し、前記ブラシロ
    ーラの端部と前記保持部材とを導電性の接着剤で接着し
    て除電手段を構成したことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項3記載の画像形成装置において、ブ
    ラシローラの毛同士を密着させたことを特徴とする画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載の画像形成装置において、ブ
    ラシローラに接地された金属板を接触させて、除電手段
    を構成したことを特徴とする画像形成装置。
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