JP4810071B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、相互に係合して駆動力を伝達可能なカップリングを備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ装置などの画像形成装置に関する。
図13に電子写真プロセスを利用した従来のカラー画像形成装置の一例、本例ではカラーレーザープリンタを概略的に示す。
このカラーレーザープリンタは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、およびブラック(K)の4つの画像形成部となるプロセスカートリッジ100Y,100M,100C,100Kを備えており、この各プロセスカートリッジ100Y,100M,100C,100K内の像担持体である感光体ドラム101Y,101M,101C,101K上に形成された画像を一旦第2の像担持体である中間転写体102に連続的に多重転写し、フルカラープリント画像を得る4連ドラム方式(インライン)プリンタである。
このとき、プロセスカートリッジ100Y,100M,100C,100Kを上下方向に積み上げる形で配置すると、設置面積を少なくすることができ、オフィスの省スペース化のメリットが大きく、カラーレーザープリンタのパーソナル化を図る上でも有効な手段である。
このカラーレーザープリンタでは、中間転写体102及びプロセスカートリッジ100Y,100M,100C,100Kへの駆動伝達はカップリングで行っており、プロセスカートリッジ100Y,100M,100C,100Kの着脱時等カップリングの噛合いは装置本体に配置したカップリングの一方が回転してカップリング噛合い位置まで回転したときに噛合う構成になっている(特許文献1)。
特開平6−332285号公報
しかしながら、上記従来例においては、プロセスカートリッジ交換時等のカップリングが噛み合っていない状態で駆動開始時に通常の動作速度で回転させ、駆動側のカップリングが噛合い位置まで回転したときにカップリングが飛び出し、被駆動側のカップリングと噛合い駆動を伝達していた。
このとき、駆動側のカップリングが最初に噛合い位置まで回転したとき、被駆動側のカップリングと噛み合わなかったとしても、回転を続けて次に噛合い位置に回転したときに噛合うというように、駆動を開始してから数回転の間に噛み合えばいい構成になっている。
また、インライン構成のカラー画像形成装置等、複数の電子写真感光体や、中間転写体を有する装置においてはそれぞれの感光体ドラムあるいは中間転写体に駆動を伝達するカップリングの噛合い動作の信頼性がより高く求められている。
しかしながら、複数のカップリングのうち一つでも噛み合い不良が発生したり、噛み合うまでに時間がかかり、その間にカップリングが何周かしてしまった場合、例えば、感光体ドラムと中間転写体のどちらか一方がカップリング不良になったり、カップリングにタイムラグができてしまうと、当接部で摺擦して摺擦メモリが発生したり、当接面に傷がついてしまうこと等が問題になっていた。
また、カップリング噛合い時に正規の噛合い位置まで飛び出さずに途中まで飛び出した状態で噛み合って駆動伝達していると、場合によってはカップリングが回転中に外れてしまったり、カップリングが回転しながら徐々に正規の噛合い位置まで移動して駆動伝達が不安定になり、被駆動側の回転速度も不安定になったしまう。すると、回転変動により画像不良になることも問題になっていた。
本発明は上記点に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単な構成でカップリングが正規の位置で係合する構成を備えた画像形成装置を提供するものである。
上記課題を解決するための本発明における代表的な手段は、トナー像が形成される像担持体を備えるプロセスカートリッジが着脱可能であり、前記像担持体に形成されたトナー像を記録媒体に転写する画像形成装置であって、装置本体は、駆動手段と、前記駆動手段によって駆動されるものであり、前記像担持体に形成されたトナー像が転写される、又は、前記像担持体に形成されたトナー像が転写される記録媒体を搬送するベルト部材と、前記像担持体に前記駆動手段からの駆動力を伝達するための駆動側カップリングと、前記駆動手段からの駆動力を前記像担持体に伝達するために前記プロセスカートリッジに設けられ、前記駆動側カップリングと回転して係合することで前記駆動側カップリングと一体的に回転する被駆動側カップリングと、前記被駆動側カップリングに向かって前記駆動側カップリングを付勢する付勢手段と、前記付勢手段の付勢方向における前記駆動側カップリングの位置を規制するカップリング規制手段と、を有し、前記プロセスカートリッジを着脱する場合、前記駆動側カップリングは、前記カップリング規制手段によって前記被駆動側カップリングから離れた離間位置に位置するように規制される画像形成装置において、前記プロセスカートリッジが装置本体に装着された後に前記カップリング規制手段による前記駆動側カップリングに対する規制が解除され、前記カップリング規制手段による規制が解除された前記駆動側カップリングが、前記離間位置から前記付勢手段の付勢力により前記被駆動側カップリングと係合する係合位置へ移動可能になった時から前記被駆動側カップリングとの位相が合う時まで前記駆動側カップリングの回転方向において回転する時間をT1とし、前記離間位置から前記付勢手段の付勢力により前記係合位置へ移動可能になった時から前記被駆動側カップリングと係合する係合位置まで移動する時までに要する時間をT2とする場合、前記駆動手段は、前記T1を、前記T2よりも大きくなるように、前記駆動側カップリングを所定の回転速度で回転させることを特徴とする。
本発明は、係合可能位置へ移動可能な状態にある駆動側カップリングが被駆動側カップリングと係合するまで回転するのに要する時間が、駆動側カップリングと被駆動側カップリングとが離間位置から係合可能位置へ相対移動するのに要する時間よりも長いために、カップリング係合時の信頼性を向上し、中途半端な状態で駆動が伝達されることがなくなる。
次に本発明の一実施形態に係るカップリング装置を用いた画像形成装置について具体的に説明する。なお、本実施形態では4個のプロセスカートリッジを装填してカラー画像を形成するカラー画像形成装置を例示する。
[画像形成装置の全体の説明]
まず、画像形成装置の全体構成について概略説明する。図12は本実施の形態に係るカラーレーザープリンタの概略断面図である。
図12に示すように、本実施形態のカラーレーザープリンタ(以下「プリンタ」と称す)は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)各色ごとに一定速度で回転する電子写真感光体ドラム(以下「感光体ドラム」と称す)を有する画像形成部と、画像形成部で現像され多重転写されたカラー画像を保持し、給送部から給送された記録媒体Pにさらに転写する中間転写回転体であるベルト状の中間転写ベルト5とを有する。
感光体ドラム1(1Y,1M,1C,1K)は、駆動手段(不図示)によって、図12に示すように反時計回り方向に回転駆動される。
感光体ドラム1の周囲には、その回転方向にしたがって順に、感光体ドラム1表面を均一に帯電する帯電装置2(2Y,2M,2C,2K)、画像情報に基づいてレーザービームを照射し、感光体ドラム1上に静電潜像を形成するスキャナユニット3(3Y,3M,3C,3K)、静電潜像にトナーを付着させてトナー像として現像する現像ユニット4(4Y,4M,4C,4K)、感光体ドラム1上のトナー像を一次転写部T1で中間転写ベルト5に転写させる一次転写ローラ12(12Y,12M,12C,12K)、転写後の感光体ドラム1表面に残った転写残トナーを除去するクリーニングブレードを有する感光体ユニット6(6Y,6M,6C,6K)が配置されている。
画像形成に際しては、ローラ14,15,16a,16bに張架された中間転写ベルト5が回転するとともに各感光体ドラムに形成された各色トナー像が前記中間転写ベルト5に重畳して一次転写されることでカラー画像が形成される。
前記中間転写ベルト5への一次転写と同期するように搬送手段によって記録媒体が二次転写部へ搬送される。搬送手段は複数枚の記録媒体Pを収納した給送カセット17、給送ローラ18、分離パッド19、レジストローラ対21を有する。画像形成時には給送ローラ18が画像形成動作に応じて駆動回転し、給送カセット17内の記録媒体Pを一枚ずつ分離し、該レジストローラ対21によって画像形成動作とタイミングを合わせて二次転写部へ搬送する。
二次転写部T2には揺動可能な二次転写ローラ13が配置されている。この二次転写ローラ13は、略上下方向に移動可能である。そして、像転写に際しては記録媒体Pを介して中間転写ベルト5に所定の圧で押しつけられる。この時、同時に二次転写ローラ13にはバイアスが印加され中間転写ベルト5上のトナー像は記録媒体Pに転写される。
中間転写ベルト5と二次転写ローラ13とはそれぞれ駆動されているため、両者に挟まれた状態の記録媒体Pは、図12に示す左方向に所定の速度で搬送され、更に搬送ベルト22により次工程である定着部8に搬送される。定着部8では熱及び圧力が印加されて転写トナー像が記録媒体に定着される。その記録媒体は排出ローラ対9によって装置上面の排出トレイ10上へ排出される。
プロセスカートリッジ7(7Y,7M,7C,7K)は、感光体ドラム1、帯電装置2、現像ユニット4、感光体ユニット6を有する。このプロセスカートリッジ7の着脱は、画像形成装置本体20の開閉カバー11を開閉して行う。
画像形成装置本体20には開閉カバー11が回動可能に設けられ、この開閉カバー11には中間転写ベルト5が回動可能に設けられている。従って、これら開閉カバー11、中間転写ベルト5が開いた状態で、プロセスカートリッジ7は、画像形成装置本体20に対して着脱可能となる。プロセスカートリッジ7は、画像形成装置本体20内に設けられているガイドレール部(不図示)と、プロセスカートリッジ7に設けられた挿入ガイド部(不図示)とが係合することにより、画像形成装置本体20に対し着脱可能となる。
{カップリング構成}
上記プロセスカートリッジの装着に際し、装置本体20からプロセスカートリッジ7及び中間転写ベルト5に対する駆動伝達が行われるようになる。そして、本実施形態では前記複数の感光体ドラム1及び中間転写ベルト5を1つの駆動源で駆動するように構成し、その駆動力をカップリング装置を介して伝達するように構成している。次にそのカップリング装置の構成について説明する。
図2は本実施形態のカップリング26の形状を示す説明図である。カップリング26の被駆動側カップリング26bは、図2(a)に示すように、三角形の凸形状で、駆動側カップリング26aは、図2(b)に示すように、三角形の凹形状になっている。そして、図1に示すように、三角形同士の位相が合ったときに噛み合って駆動伝達がされる構成になっている。
カップリング26は4色の感光体ドラム1および、中間転写ベルト5に駆動伝達するために用いられている。駆動側カップリング26aはプロセスカートリッジ7および中間転写ベルトユニット23を着脱するときには、図3に示すように、退避位置(離間位置)にいて画像形成動作中など通常は、図4に示すように、噛合い位置(係合可能位置)に移動している。
噛合い位置から退避位置への移動は接続/切断手段27により行われる。接続/切断手段27は開閉カバー11の開く動作に連動していて、開閉カバー11を開くことでカップリング26が外れ、ユーザは簡単にユニットを着脱することができる構成になっている。一方、退避位置から噛合い位置への移動はバネ力により行われる。
(カップリングの噛合い)
プロセスカートリッジ7および中間転写ベルトユニット23を交換したり、ジャム処理をした後など、開閉カバー11を閉めた際に駆動側カップリング26aが図示しない駆動源であるモータによって駆動されて回転する。そして、駆動側カップリング26aと被駆動側カップリング26bの位相が図1に示すように嵌合可能な関係になったとき(噛み合い位置へ移動可能な状態)、圧縮スプリング31によるバネ力により駆動側カップリング26bが噛合い位置まで飛び出して駆動力が伝達可能となる。
ここで、図1に示すように、角度θは駆動側カップリング26aが回転したときに被駆動側カップリング26bと噛み合うことのできる角度を示している。そして、退避位置から噛み合い位置へ移動可能な状態にある駆動側カップリング26aが角度θ分回転するのに要する時間をT1とする。また、駆動側カップリング26aが退避位置から噛合い位置に移動するのに要する時間をT2とした場合、本実施形態ではT1>T2の関係が成り立つように設定している。
ここで、前記時間T1はカップリング26の回転速度に依存し、時間T2は駆動側カップリング26aにかかっているスプリング31のバネ力に依存している。しかし、駆動側カップリング26aを噛合い位置に飛び出させるバネ力を大きくすることは開閉カバー11を開くときの抵抗になり、開閉カバー11の操作力が大きくなってしまう。そのため、本実施形態では駆動側カップリング26aを噛合い位置に確実に飛び出させることのできる最小のバネ力に設定している。
したがって、最小のバネ力にしたときの駆動側カップリング26a飛び出し時間T2よりT1を大きく設定しなければならない。そこで、本実施形態では噛合い時における駆動側カップリング26aの回転速度を通常の画像形成時の回転速度より遅い回転速度になるように、モータの駆動速度を設定している。さらに、遅い回転速度設定は駆動源の回転開始時からカップリング26が噛み合うまで、すなわち、カップリング26が噛み合うのに必要な回転数分だけ回転する間だけで、その後は通常の回転速度まで増速して回転する設定にしている。これにより、画像形成速度を遅くすることなくカップリングの噛合いを確実に行わせることができる。
上記のように構成することで、駆動側カップリング26aと被駆動側カップリング26bは図1に示すように位相が合った後、駆動側カップリング26aが退避位置から噛合い位置に移動する前に駆動側カップリング26aが図1に示す角度θ(係合状態となる回転角度)以上回転することはない。そのため、カップリング26は位相が合ったときに正規の噛合い位置で確実に噛み合うことができるので、カップリング26の動作信頼性を向上させられる。また、噛合いが不安定になることによる画像不良も防止することができる。
そして、上記複数のプロセスカートリッジや中間転写ベルトへの駆動伝達を1つのモータによって駆動することで、それぞれの駆動側カップリングの回転速度制御が容易になし得る。
(カップリングの解除)
次に開閉カバー11を開けて、プロセスカートリッジを交換する場合のカップリングの係合解除について説明する。
本実施形態では、図5に示すように、開閉カバー11を開けるとき、カートリッジ保持部材30が移動をはじめるまでの時間の中でプロセスカートリッジ7に駆動伝達するカップリング26の切断動作を行っている。
また、中間転写ベルトユニット23に駆動伝達しているカップリング26は開閉カバー11のロックを解除するレバーを解除する動作に連動して接続/切断手段27(27Y,27M,27C,27K)を動作させ、駆動側カップリング26aを退避位置に移動させる。したがって、開閉カバー11は問題なく開き、カートリッジ保持部材30が図6に示すカートリッジ着脱位置βに移動することができる。
次に開閉カバー11の開閉による中間転写ベルトユニット23及びプロセスカートリッジ7の動作を説明する。
図6は開閉カバー11が開いた状態の断面図であり、図7は開閉カバー11が閉じた状態の断面図であり、図8は開閉カバー11が閉じた状態の構成図である。
図6及び図7に示すように、装置本体20は開閉カバー11を有し、開閉カバー11内に収納する形で中間転写ベルトユニット23を有しており、装置の下方側に設けられた回転中心70を軸に時計回り方向に、開閉カバー11を開くことでプロセスカートリッジ7及び中間転写ベルトユニット23へのアクセスが可能となる。
図6に示すように、各プロセスカートリッジ7は、左右側板側に設けられたカートリッジ保持部材30に収納可能であり、カートリッジ保持部材30は左右側板上方側に設けられた回転中心80に対して、回動自在に装置本体に取り付けられている。
また、図8に示すように、上記開閉カバー11とカートリッジ保持部材30は2本のリンク部材(第1のリンク71と第2のリンク72)により互いが結合されている。第1のリンク71はその一端側71aが開閉カバー11と回動自在に連結されており、その他端側71bが第2のリンク72と回動自在に連結されている。第2のリンク72は、その一端側72bは前記第1のリンク71と、他端側72aはカートリッジ保持部材30と回動自在に連結されている。
前記リンク機構により、カートリッジ保持部材30は開閉カバー11が閉じられた状態、すなわち図7に示す画像形成位置αと、開いた状態、すなわち図6に示すカートリッジ着脱位置βの2つの位置を移動することができる。
開閉カバー11は、画像形成時には図9に示すように閉じられており、各プロセスカートリッジ7はカートリッジ保持部材30に保持された状態で、装置本体内部に鉛直縦方向に収納されている。このとき、プロセスカートリッジ7の感光体ドラム1の軸受が左右側板に配置した突き当て部材90(90Y,90M,90C,90K)に突き当たり位置が決まる構成になっている。
また、図9に示すように、カートリッジ保持部材30の下方にはロックレバー82が回動可能に設けられており、且つ引っ張りスプリング83によって反時計回り方向へ付勢されている(なお、所定以上反時計回り方向へ回転しないようにストッパが設けられている)。そして、開閉カバー11を閉じた状態では前記ロックレバー82がカートリッジ保持部材30の下部に設けられた係止部30aが係止してロックされている。
図10及び図11は開閉カバー11が開く途中の構成図である。図10、図11に示すように、例えばプロセスカートリッジ7を交換するために、開閉カバー11を開けるとき、第1のリンク71はその一端71aが開閉カバー11に引っ張られ、開閉カバー11の開き方向へと移動する。
一方、第2のリンク72は第1のリンク71との連結部71b、72bが開閉カバー11の開き方向に移動することにより、開閉カバー11が開き方向に引っ張られようとする。しかし、ロックレバー82がカートリッジ保持部材30の移動を妨げているため、第2のリンク72はカートリッジ保持部材30との連結部72aが不動のまま、反時計回り方向に回転運動する。その結果として、開閉カバー11を少しだけ開けた状態ではカートリッジ保持部材30及びプロセスカートリッジ7の位置、姿勢は画像形成位置αに保持されたままとなる(図10参照)。
本実施形態の画像形成装置は、上記のように開閉カバー11を少し開けた状態からさらに開くことで、カートリッジ保持部材30が移動をはじめるまでの時間の中で、カップリング26を解除するための接続/切断手段27を動作させる動作力として第2のリンク72の動きを利用している。
すなわち、図5に示すように、第2のリンク72がカートリッジ保持部材30との連結点72aを中心に回転する動作でラック28を水平に移動させる。水平に移動するラック28は、図3及び図4に示すように、接続/切断手段27につながるギア列29に噛合っていて、ギア列29の回転が接続/切断手段の外カム27aに伝達され、該外カム27aが回転する。この外カム27aには内カム27bが係合しており、外カム27aの回転により内カム27bが図3及び図4に示す水平方向へ移動可能となっている。この内カム27bは圧縮スプリング31によって付勢された駆動側カップリング26aと係合している。
これにより、図4に示すように、駆動側カップリング26aと被駆動側カップリング26bが噛合っている状態から、開閉カバー11が開いて外カム27aが回転して内カム27bを図3に示す右方向へ移動させることで駆動側カップリング26aを退避位置へ移動させてカップリング状態を解除する。
したがって、画像形成動作中に電源が切られた場合等、いかなる場合であっても開閉カバー11が開く動作の中でカップリング26を解除でき、開閉カバー11の操作の信頼性を保証することができる。
さらに、開閉カバー11を開けていくと、第1のリンク71は開閉カバー11に引っ張られて、さらに開閉カバー11方向へと移動し、第2のリンク72は回転運動から開閉カバー11方向への移動へと変化する。第2のリンク71が開閉カバー11方向への移動に変わることにより、カートリッジ保持部材30との結合部72aを引っ張る作用力が働き、カートリッジ保持部材30はロックレバー82の抗力に反して、図5に示すように、反時計回り方向へと回転する。
そして、図6に示すように、ロックレバー82が外れて開閉カバー11を開き切ったとき、カートリッジ保持部材30及びプロセスカートリッジ7は装置本体内部から飛び出た着脱位置βで姿勢保持されており、ユーザは容易にプロセスカートリッジ7及び、中間転写ベルトユニット23の着脱ができる。
なお、前述した実施形態ではカップリング26によって駆動伝達する複数の感光体ドラムと対向して配置された回転体として、中間転写ベルト5を用いる例を示したが、これは中間転写ベルトに限定する必要はなく、記録媒体を吸着して搬送する搬送ベルト等の他のベルト部材であってよい。従って、中間転写することなく感光体ドラムから直接記録媒体に画像転写する装置であっても前述した構成のカップリング装置は好適に用いることができる。
また、前述した実施形態では4個のプロセスカートリッジを装着するカラー画像形成装置を例示したが、前述したカップリング構成は中間転写ベルトを用いることなく、1個のプロセスカートリッジを装着してモノクロ画像を形成するモノクロ画像形成装置であっても好適に用いることができる。
更には、画像形成装置以外にもカップリング構成を用いて駆動伝達を行う装置においては前述したカップリング構成は好適に用いることができる。
カップリングが噛み合うことができる範囲を示した図である。 駆動側、被駆動側カップリングの形状を示した図である。 感光体ドラムのカップリング切断状態の図である。 感光体ドラムのカップリング接続状態の図である。 感光体ドラムの駆動切断/接続手段と開閉カバーのリンク機構、ラック、ギア列の構成を示す断面図である。 開閉カバーが開ききった状態を示す断面図である。 開閉カバーが閉じたときの状態を示す断面図である。 開閉カバーとカートリッジ保持部材、リンク機構の構成を示した図である。 カートリッジ保持部材を画像形成位置で保持する機構を示した図である。 開閉カバーが開き始めた状態を示す断面図である。 開閉カバーが開きカートリッジ保持部材が移動し始める直前の状態を示す断面図である。 画像形成装置全体の構成を示す断面図である。 従来例を示す断面図である。
符号の説明
P …記録媒体
T1 …一次転写部
T2 …二次転写部
1 …感光体ドラム
2 …帯電装置
3 …スキャナユニット
4 …現像ユニット
5 …中間転写ベルト
6 …感光体ユニット
7 …プロセスカートリッジ
8 …定着部
9 …排出ローラ対
10 …排出トレイ
11 …開閉カバー
12 …一次転写ローラ
13 …二次転写ローラ
14,15,16a,16b …ローラ
17 …給送カセット
18 …給送ローラ
19 …分離パッド
20 …画像形成装置本体
21 …レジストローラ対
22 …搬送ベルト
23 …ベルトユニット
26 …カップリング
26a …駆動側カップリング
26b …被駆動側カップリング
27 …接続/切断手段
27a …外カム
27b …内カム
28 …ラック
29 …ギア列
30 …カートリッジ保持部材
30a …係止部
31 …スプリング
70 …回転中心
71 …第1のリンク
72 …第2のリンク
80 …回転中心
82 …ロックレバー
83 …スプリング
90 …突き当て部材

Claims (3)

  1. トナー像が形成される像担持体を備えるプロセスカートリッジが着脱可能であり、前記像担持体に形成されたトナー像を記録媒体に転写する画像形成装置であって、
    装置本体は、駆動手段と、前記駆動手段によって駆動されるものであり、前記像担持体に形成されたトナー像が転写される、又は、前記像担持体に形成されたトナー像が転写される記録媒体を搬送するベルト部材と、前記像担持体に前記駆動手段からの駆動力を伝達するための駆動側カップリングと、前記駆動手段からの駆動力を前記像担持体に伝達するために前記プロセスカートリッジに設けられ、前記駆動側カップリングと回転して係合することで前記駆動側カップリングと一体的に回転する被駆動側カップリングと、前記被駆動側カップリングに向かって前記駆動側カップリングを付勢する付勢手段と、前記付勢手段の付勢方向における前記駆動側カップリングの位置を規制するカップリング規制手段と、を有し、前記プロセスカートリッジを着脱する場合、前記駆動側カップリングは、前記カップリング規制手段によって前記被駆動側カップリングから離れた離間位置に位置するように規制される画像形成装置において、
    前記プロセスカートリッジが装置本体に装着された後に前記カップリング規制手段による前記駆動側カップリングに対する規制が解除され、
    前記カップリング規制手段による規制が解除された前記駆動側カップリングが、前記離間位置から前記付勢手段の付勢力により前記被駆動側カップリングと係合する係合位置へ移動可能になった時から前記被駆動側カップリングとの位相が合う時まで前記駆動側カップリングの回転方向において回転する時間をT1とし、前記離間位置から前記付勢手段の付勢力により前記係合位置へ移動可能になった時から前記被駆動側カップリングと係合する係合位置まで移動する時までに要する時間をT2とする場合、
    前記駆動手段は、前記T1を、前記T2よりも大きくなるように、前記駆動側カップリングを所定の回転速度で回転させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ベルト部材と前記駆動側カップリングは、共通の前記駆動手段によって駆動力が伝達されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 装置本体に対して開閉可能な開閉部材を有し、
    前記カップリング規制手段は、前記開閉部材を開く動作に連動して前記駆動側カップリングを前記離間位置に位置させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
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