JP2004264456A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2004264456A JP2003053493A JP2003053493A JP2004264456A JP 2004264456 A JP2004264456 A JP 2004264456A JP 2003053493 A JP2003053493 A JP 2003053493A JP 2003053493 A JP2003053493 A JP 2003053493A JP 2004264456 A JP2004264456 A JP 2004264456A
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Hiroshi Kawaguchi
浩 川口
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Abstract

【課題】二次転写ローラの交換時のユーザの誤操作や、不完全装着を防ぐことで、ユーザビリティの向上と中間転写ベルト等を傷つけることを防止可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】転写搬送ユニット33は、中間転写ベルトユニット31に対して係合・解除可能であり、転写搬送ユニット33に設けたフック19により転写搬送ユニット33が中間転写ベルトユニット31に支持され、二次転写ローラ27は転写搬送ユニット33から着脱可能に構成され、転写搬送ユニット33が中間転写ベルトユニット31と係合したときは、フック19によって二次転写ローラ27を転写搬送ユニット33から着脱することが不可能に構成され、転写搬送ユニット33が解除位置に位置するときは、二次転写ローラ27を転写搬送ユニット33から着脱することが可能に構成されたことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば複写機やプリンタなどの電子写真方式あるいは静電記録方式の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置においては、装置全体を小型化するため、例えば電子写真方式を用いて像担持体上に形成したトナー像を中間転写体に転写した後、この中間転写体に転写されたトナー像を転写材に転写する方式を採用したカラー画像形成装置が知られている。
【0003】
像担持体としての感光体ドラムや、中間転写ベルトを採用した構成のカラー画像形成装置の例を図7に示す。図7に示すように、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック4色のトナー像を形成するためのプロセスユニットP(PY,PM,PC,PBk)が設置されており、各プロセスユニットの感光体ドラム26Y,26M,26C,26Bkが、それぞれ中間転写ベルト30に図のように当接している。また、各プロセスユニットPは、画像形成装置本体から手前に引き出すことで、消耗品として交換或いはメンテナンスができる構成となっている。
【0004】
中間転写体としての中間転写ベルトユニット31は、中間転写ベルト30が駆動ローラ100、テンションローラ105、二次転写対向ローラ108によって張架されており、各感光体ドラムの対向側に中間転写ベルト30を挟んで一次転写ローラ52が配置されて構成されている。
【0005】
また、画像形成装置本体に設置された離間レバー10を操作することで、中間転写ベルトユニット支持部12を上下に動かし、中間転写ベルトユニット31を上下動できる構成となっている。従って、中間転写ベルトユニット31は、位置決めコロ11によって画像形成装置本体に対して位置決めがされる構成となっている。なお、中間転写ベルト31を下げた位置では、中間転写ベルト30が感光体ドラムから離間する。
【0006】
転写搬送手段としての転写搬送ユニット33は、二次転写手段としての二次転写ローラ27を保持する転写ローラホルダ4と、二次転写前の搬送ガイド45などからなる二次転写揺動部14を有し、二次転写揺動部14は、二次転写揺動軸15を中心に揺動カム60により揺動可能となっている。また、転写ローラホルダ4は二次転写揺動部14から着脱自在に構成されている。したがって、消耗部品である二次転写ローラ27の交換時には、ユーザは転写ローラホルダ4を装置本体から引き出して交換作業を行うことができる。
【0007】
なお、二次転写ローラ27の駆動はローラ同軸上に設置されたギア(不図示)により入力されるが、回転ムラによる転写画像の劣化を防止するために、ハスバギアを採用している。
【0008】
また、転写搬送ユニット33には、転写材Sの斜行を防止し、画像との同期をとるためのレジストローラ対24、二次転写後の転写材の除電を行う除電針49が設置されている。
【0009】
更に、転写搬送ユニット33は、転写搬送ユニット揺動軸46を中心に揺動することができる構成となっているが、この転写搬送ユニット33は後述する構成により中間転写ベルトユニット31に対して位置決めされる。
【0010】
次に、画像形成動作について簡単に説明する。
【0011】
画像形成動作としては、まず感光体ドラム26上に形成された静電潜像を各色現像装置(図示せず)によって顕像化し、この顕像化された各色トナー像を順次中間転写ベルト30上に重ねて転写(一次転写)することで、中間転写ベルト30上にフルカラー像を形成する。
【0012】
一方、レジストローラ対24によって中間転写ベルト30上の画像の位置に合わせて転写材Sが搬送される。この際、揺動カム60が回転し、二次転写揺動部14が中間転写ベルト30側に揺動し、二次転写ローラ27が中間転写ベルト30に当接する。
【0013】
そして、搬送ガイド45を通過して搬送されてきた転写材Sが、二次転写ローラ27と中間転写ベルト30との間に挟持されて、中間転写ベルト30上のフルカラー像が転写材Sに一括転写(二次転写)される。転写材Sへの転写(二次転写)が終了すると、再び揺動カム60が回転し、二次転写揺動部14が下げられ、二次転写ローラ27が中間転写ベルト30から離間する。フルカラー像が転写された転写材Sは、その後、二次転写部の下流に配置された定着器(図示せず)によって画像の定着が行われる。
【0014】
次に、中間転写ベルトユニット31と転写搬送ユニット33の位置決め構成について説明する。
【0015】
転写搬送ユニット33は、前述したように、転写搬送ユニット揺動軸46を中心に揺動することができる構成となっているが、この転写搬送ユニット33の支持は、中間転写ベルトユニット31に設置された支持手段としてのフック13が、転写搬送ユニット33に設置された位置決め軸17を保持することによって、図7に示すように、画像形成が可能な状態に支持される。
【0016】
このフック13は、位置決め軸17を中心に回動することのできる解除レバー16を操作することによって、位置決め軸17から解除することができ、この操作により、転写搬送ユニット33を中間転写ベルトユニット31から大きく離間させることができる。
【0017】
逆に転写搬送ユニット33を画像形成のための懸架位置にセットする際には、ユーザは転写搬送ユニット33を持ち上げて、位置決め軸17でフック13を押し退けながら、懸架位置まで上げていき、引張コイルバネでフックが戻るところまで転写搬送ユニット33を持ち上げれば良い。
【0018】
また、二次転写ローラ27は画像形成動作を行わないときや、転写材が何らかの理由で二次転写部にまで搬送されないような場合には、ローラが中間転写ベルト30上のトナーにより汚れることを防ぐ目的で、揺動カム60が半回転し、二次転写揺動部14が下がって、二次転写ローラ27を中間転写ベルト30から離間することができる。
【0019】
上記のように、フック13を中間転写ベルトユニット31に取り付けることにより、このフック13で支持される転写搬送ユニット33は、中間転写ベルトユニット31に対して高い位置精度が得られる。これにより、二次転写ローラ27と二次転写対向ローラ108との間の転写点(ニップ)の位置や、ニップの当接圧力が安定して得られる。更に、ニップ位置に対しての搬送ガイド45や二次転写後の除電針49などの位置精度も高い精度で得られるため、高品質な画像を安定して出力できる画像形成装置が実現される。
【0020】
また、フック13を中間転写ベルトユニット31に設置したことにより、プロセスユニットPの交換など、中間転写ベルト30を感光体ドラム26から離間させる場合において、先に転写搬送ユニット33を中間転写ベルトユニット31から解除させる動作を行わなくても、図8に示すように、離間レバー10を操作して中間転写ベルトユニット31を感光体ドラム26から離間させる動作を行うだけで、同時に転写搬送ユニット33も退避位置へ移動させることができる。
【0021】
更に、プロセスユニットPの交換後は、離間レバー10を操作して、中間転写ベルトユニット31を感光体ドラム26への当接位置に戻す動作のみで、同時に転写搬送ユニット33も画像形成動作位置にセットされる。
【0022】
尚、ジャム処理時には、図9に示すように、解除レバー16を操作して、フック13を解除することにより、転写搬送ユニット33を揺動軸46中心に揺動させて、二次転写部周辺に広いスペースを作ることができる。
【0023】
【特許文献1】
特開2001−117465号公報
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では、消耗部品である二次転写ローラ27の交換の際に、転写搬送ユニット33を中間転写ベルトユニット31に懸架した状態(図7の状態)のままで、ユーザが転写ローラホルダ4を引き抜こうとした場合に、中間転写ベルト30や二次転写ローラ27の表面を傷つけてしまうという問題があった。
【0025】
また、図9に示すように、転写搬送ユニット33を中間転写ベルトユニット31から解除させた状態で交換作業を行った場合でも、ユーザが転写ローラホルダ4を確実に二次転写揺動部14にセットしなかった場合には、中間転写ベルト30や二次転写ローラ27の表面を傷つけてしまうという問題もあった。
【0026】
さらに、二次転写ローラの駆動がハスバギアにて行われているので、画像形成動作中にローラ軸方向に推力が働くことで、転写ローラホルダ4が二次転写揺動部14から飛び出してくるおそれもあった。
【0027】
本発明は上記点に鑑みてなされたものであり、その目的は、二次転写手段の交換時のユーザの誤操作や、不完全装着を防ぐことで、ユーザビリティの向上と中間転写体等を傷つけることを防止可能な画像形成装置を提供するものである。
【0028】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係る代表的な構成は、トナー像が形成される像担持体と、前記像担持体上のトナー像が一次転写される中間転写体を有する中間転写手段と、前記中間転写体から転写材にトナー像を転写するための二次転写手段と、前記二次転写手段を保持する転写搬送手段を有する画像形成装置において、前記転写搬送手段は、前記中間転写手段に対して係合・解除可能であり、前記中間転写手段又は前記転写搬送手段に設けた支持手段により前記転写搬送手段が前記中間転写手段に支持され、前記二次転写手段は前記転写搬送手段から着脱可能に構成され、前記転写搬送手段が前記中間転写手段と係合したときは、前記支持手段によって前記二次転写手段を前記転写搬送手段から着脱することが不可能に構成され、前記転写搬送手段が前記解除位置に位置するときは、前記二次転写手段を前記転写搬送手段から着脱することが可能に構成されたことを特徴とする。
【0029】
上記構成によれば、二次転写手段の交換時のユーザビリティを大幅に向上させるとともに、二次転写手段の不完全装着を防止することができ、二次転写手段の位置決めも確実に行うことが実現される。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明を適用した画像形成装置の実施の形態について詳しく説明する。
【0031】
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例である中間転写ベルトを用いた4ドラムフルカラー画像形成装置の概略構成を示す図である。
【0032】
{画像形成装置全体構成}
図1において、1は4ドラムフルカラー画像形成装置、2は4ドラムフルカラー画像形成装置本体(以下、「装置本体」という)、P(PY,PM,PC,PBk)は装置本体2に着脱自在に設けられたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の4色のプロセスカートリッジ、31は中間転写体である中間転写ベルト30を有する中間転写体ユニット、25は定着器である。
【0033】
ここで、このプロセスカートリッジPは、それぞれ像担持体である感光体ドラム26(26Y,26M,26C,26Bk)と、感光体ドラム26の外周表面上に配置され、それぞれ感光体ドラム表面を一様に帯電する一次帯電器50と、レーザ露光器28(28Y,28M,28C,28Bk)による露光により形成された感光体ドラム表面上の各色の静電潜像を、対応する色のイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーを用いて現像する現像器51を備えると共に、中間転写ベルト30に沿って並列配置されている。
【0034】
さらに、感光体ドラム26と共に中間転写ベルト30を挟持する位置には、感光体ドラム26と共に一次転写部を形成する一次転写ローラ52が対向設置されている。
【0035】
一方、中間転写ベルトユニット31は、中間転写ベルト30と、中間転写ベルト30を張架する駆動ローラ100、テンションローラ105、二次転写対向ローラ108の3本のローラを備えている。
【0036】
また、27は二次転写対向ローラ108の中間転写ベルト30を挟んだ位置に配置された二次転写ローラであり、33は二次転写ローラ27を保持している転写搬送ユニットである。
【0037】
また、3は二次転写ローラ27と、中間転写ベルト30を挟んだ二次転写対向ローラ108との当接部により構成される二次転写部へ転写材Sを給送する給送部であり、この給送部3は複数枚の転写材Sを収納したカセット20、給送ローラ21、搬送ローラ23、重送防止のリタードローラ対22、レジストユニット32(レジストローラ対24を保持している)等を備えている。
【0038】
なお、中間転写ベルトユニット31は、装置本体2に着脱自在に設けられており、取り出す際は装置本体2の側壁面に取り付けられたユニット交換扉206を開放した後、矢印a方向に引き出すようにしている。このとき、転写搬送ユニット33、レジストユニット32は、中間転写ベルトユニット31が引き出せるように、図示しない位置に退避させることができるように構成されている。また、ユニット交換扉206は、単に中間転写ベルトユニット交換時のみ開閉するのではなく、ジャム紙を機外へ取り除くためにも使用される。
【0039】
{画像形成動作}
次に、このように構成された4ドラムフルカラー画像形成装置1の画像形成動作について説明する。
【0040】
画像形成動作が開始されると、まずカセット20内の転写材Sは、給送ローラ21により給送された後、リタードローラ対22により一枚ずつに分離され、ついで搬送ローラ23等を経てレジストローラ対24に搬送される。ここで、このときレジストローラ対24は、回転を停止しており、このレジストローラ対24のニップに転写材Sが突き当てられることにより、転写材Sの斜行が矯正される。
【0041】
一方、この転写材Sの搬送動作に並行して例えばイエローのプロセスカートリッジPYにおいては、まず感光体ドラム26Yの表面が一次帯電器50によって一様にマイナス帯電され、次にレーザ露光器28Yにより画像露光が行われることにより、感光体ドラム26Yの表面には原稿のイエロー画像成分と対応した静電潜像が形成される。
【0042】
次に、この静電潜像は、現像器51によりマイナス帯電したイエロートナーを用いて現像され、イエロートナー像として可視化される。そして、このようにして得られたイエロートナー像は、一次転写ローラ52により、中間転写ベルト30上に一次転写される。なお、トナー像が転写された後、感光体ドラム26Yは、表面に付着している転写残りトナーがクリーナ53によって除去され、次の画像形成に供される。
【0043】
そして、このようなトナー画像形成動作を、他のプロセスカートリッジPにおいて所定のタイミングを持って行い、各感光体ドラム26上に形成された各色トナー像をそれぞれの一次転写部で中間転写ベルト30上に順次重ねて一次転写する。
【0044】
次に、このように中間転写ベルト30上に転写された4色のトナー像は、中間転写ベルト30の矢印方向の回転に伴い、二次転写部に移動される。さらに、レジストローラ対24で斜行を矯正された転写材Sは、中間転写ベルト30上の画像とタイミングをとって二次転写部に送り出される。
【0045】
この後、転写材Sを挟んで中間転写ベルト30に当接した二次転写ローラ27により、中間転写ベルト30上の4色のトナー像が転写材S上へ二次転写される。そして、このようにしてトナー像が転写された転写材Sは、転写後搬送ユニット34を経て、定着器25に搬送されてトナー像が定着された後、下排出ローラ対29a、上排出ローラ対29bにより、装置本体上面に排出、積載される。なお、二次転写を終了した中間転写ベルト30は、不図示のベルトクリーナによって表面に残留した転写残りトナーが除去される。
【0046】
{二次転写部周りの構成}
ここで、二次転写部周りの構成について図2を用いて詳細に説明する。
【0047】
図2に示すように、レジストローラ対24、レジ前センサフラグ41、フォトインタラプタ40によりレジストユニット32が構成されている。レジ前センサフラグ41は、図示しないバネにより、図中時計回り方向に付勢されており、レジストローラ対24の直前に転写材Sが存在するときには、フォトインタラプタ40を遮る位置に移動できる(図中矢印方向に倒れる)。したがって、転写材Sの有無や転写材Sの先端・後端が通過するタイミングを検知できる。
【0048】
また、転写後搬送ユニット34にも同様に、図示しないバネにより図中時計回り方向に付勢された転写後センサフラグ43とフォトインタラプタ40が備えられており、二次転写後の転写材Sが中間転写ベルト30に貼りつくことなく所定のタイミングで定着器へと搬送されていることを検知できる。
【0049】
{転写搬送ユニット}
次に、転写搬送ユニット33について説明する。
【0050】
転写搬送手段としての転写搬送ユニット33は、二次転写ローラ保持手段としての二次転写ローラユニット61と、中間転写ベルトユニット31に備えられた転写前上ガイド44とで転写前搬送路を構成している転写前下ガイド45とを有し、転写搬送ユニット揺動軸46を中心に揺動可能に構成されている。
【0051】
なお、図2において、49は二次転写後のシートを除電する除電針である。
【0052】
(転写搬送ユニットの支持フック係止状態)
図2の状態は、転写搬送ユニット33に設けられたユニット支持フック19によって、転写搬送ユニット33が中間転写ベルトユニット31に保持された状態を示しており、ユニット支持フック19は、中間転写ベルトユニット31に設置された位置決め軸18に対して位置決めされている。なお、ユニット支持フック19は、中間転写ベルトユニット31を挟んで反対側にも同様に設けられており、Dカットの設けられた軸により2つのユニット支持フック19が一体となって動くように構成されている。
【0053】
また、二次転写ローラユニット61は、二次転写ローラ27を有しており、これらによって二次転写手段を構成される。そして、前記二次転写ローラユニット61は、後述する構成により二次転写ローラ27を中間転写ベルト30方向に加圧した状態で保持している。
【0054】
さらに、二次転写ローラユニット61は、転写搬送ユニット33に対して着脱可能に構成されており、図2において手前方向(紙面に垂直な方向)に引き出すことができる。
【0055】
しかし、図2の状態ではユニット支持フック19が二次転写ローラユニット61にオーバーラップしているので、二次転写ローラユニット61を引き出すことは出来ない。すなわち、ユニット支持フック19が位置決め軸18に係合した状態では、二次転写ローラユニット61が引き出されることはなく、これによって中間転写ベルト30、二次転写ローラ27の表面を傷つけることを防止できる。
【0056】
(転写搬送ユニットの支持フック解除状態)
次に、図3を用いて転写搬送ユニット33を中間転写ベルトユニット31から解除位置に移動させた状態の説明をする。
【0057】
図2の状態から、ユニット支持フック19を位置決め軸18から解除する(時計回り方向に退避させる)と転写搬送ユニット33はその自重により転写搬送ユニット揺動軸46を中心に揺動して図3の状態になる。このとき、ユニット支持フック19は図示しない捻りコイルバネにより時計回り方向に付勢されているので図3の状態となる。但し、この捻りコイルバネの荷重は、図2の状態でユニット支持フック19を位置決め軸18へ位置決めすることを妨げない程度の荷重としている。
【0058】
したがって、図3の状態に於いては、ユニット支持フック19が二次転写ローラユニット61にオーバーラップしていないので、転写搬送ユニット33から二次転写ローラユニット61を引き出すことができる。すなわち、ユニット支持フック19が位置決め軸18から係合解除した状態になると、二次転写ローラユニット61が引き出し可能となる。
【0059】
(二次転写ローラユニット引き出し状態)
次に二次転写ローラユニット61を転写搬送ユニット33から引き出した状態の二次転写部周りの構成を図4に示す。また、転写搬送ユニット33から引き出した二次転写ローラユニット61の斜視図を図5に示し、その正面図と断面図を図6(a)、(b)に示す。
【0060】
図5及び図6に示すように、二次転写ローラユニット61は、二次転写ローラ27と、二次転写ローラ27を支持する二次転写ローラ軸受48と、ローラ加圧バネ47と、ローラギア63とで構成され、二次転写ローラユニット61ごと交換することで、ユーザは手を汚すことなく消耗品の交換作業を行うことができる。
【0061】
また図4に示すように、転写搬送ユニット33の二次転写ローラユニット61装着部は、二次転写ローラユニット61が装着されたときの位置決めをするとともに、二次転写ローラユニット61装着時のガイド部を構成しているため、ユーザは押し込む操作だけで二次転写ローラユニット61を装着可能となっている。
【0062】
ここで、仮にユーザが二次転写ローラユニット61を最後まで押し込まずに転写搬送ユニット33を中間転写ベルトユニット31にセットしようとした場合、図2からわかるように、ユニット支持フック19が二次転写ローラユニット61と干渉して、位置決め軸18にユニット支持フック19を掛けることができない。よって、ユーザは二次転写ローラユニット61の装着不良に気が付くことになる。
【0063】
また、転写搬送ユニット33が中間転写ベルトユニット31にセットされた図2の状態では、図5に示す転写ローラ27に設置されたローラギア63と、転写搬送ユニット33側に回転自在に支持された駆動ギア64とが噛合う。ここで、ローラギア63、駆動ギア64共にハスバギアであり、駆動ギア64から駆動力が伝わり二次転写ローラ27が図示する方向に回転すると、駆動負荷(二次転写ローラ27の軸と二次転写ローラ軸受47との摺動摩擦力や、「中間転写ベルト30の周速度」≦「二次転写ローラ27の周速度」に設定された周速度差によって生じる反力)によって、図5の矢印B方向に推力が発生する。このため、図2をみてわかるように、二次転写ローラユニット61はユニット支持フック19側に付勢され突き当たることで位置決めがされる。
【0064】
以上のように前述した実施形態にあっては、転写搬送ユニット33を中間転写ベルトユニット31から解除させたときのみに、二次転写ローラ27を有する二次転写ローラユニット61の交換が可能になり、転写搬送ユニット33を中間転写ベルトユニット31に懸架させた状態では、転写搬送ユニット33のユニット支持フック19が二次転写ローラユニット61の着脱を妨げるため、二次転写ローラユニット61の着脱は出来なくなる。
【0065】
この構成により、ユーザは二次転写ローラ27を確実に中間転写ベルト30から離間させた状態で、容易に二次転写ローラユニット61の交換作業を行うことができるようになり、中間転写ベルト30、二次転写ローラ27表面を傷つけることも防止できる。
【0066】
また、ユーザが二次転写ローラユニット61を完全に装着しないと、転写搬送ユニット33を中間転写ベルトユニット31に懸架させることができないため、二次転写ローラユニット61の不完全装着を確実に防止することもできる。
【0067】
さらに、中間転写ベルトユニット31に転写搬送ユニット33を懸架させた状態で、二次転写ローラ27に駆動力を伝えると二次転写ローラユニット61がユニット支持フック19側に付勢されるので、転写ローラ27の位置決めも安定して確実に行われる。
【0068】
尚、本実施形態においては、支持手段としてのユニット支持フック19が転写搬送ユニット33に設置されている場合を取り上げたが、本発明はこれに限定されるものではなく、このユニット支持フック19が中間転写手段としての中間転写ベルトユニット31側に設置されていても、同様の効果が得られる。
【0069】
また、本実施形態においては、中間転写手段として中間転写ベルトを用いた画像形成装置について詳述したが、中間転写ドラムを用いた構成においても同様な効果が得られる。
【0070】
さらに、転写搬送ユニット33を中間転写ベルトユニット31にセットした状態(図2)において、図5に示す二次転写ローラユニット61の把手部62を、ユニット支持フック19が覆い隠してユーザの目から隠すことで、二次転写ローラユニットの交換をするのは、転写搬送ユニット33を中間転写ベルトユニット31から解除した図3の状態で行うということをユーザに意識付けすることも可能である。
【0071】
〔実施態様〕
次に本発明を適用し得る好ましい実施態様を以下に列挙する。
【0072】
[実施態様1] トナー像が形成される像担持体と、前記像担持体上のトナー像が一次転写される中間転写体を有する中間転写手段と、前記中間転写体から転写材にトナー像を転写するための二次転写手段と、前記二次転写手段を保持する転写搬送手段を有する画像形成装置において、
前記転写搬送手段は、前記中間転写手段に対して係合・解除可能であり、前記中間転写手段又は前記転写搬送手段に設けた支持手段により前記転写搬送手段が前記中間転写手段に支持され、
前記二次転写手段は前記転写搬送手段から着脱可能に構成され、
前記転写搬送手段が前記中間転写手段と係合したときは、前記支持手段によって前記二次転写手段を前記転写搬送手段から着脱することが不可能に構成され、
前記転写搬送手段が前記解除位置に位置するときは、前記二次転写手段を前記転写搬送手段から着脱することが可能に構成されたことを特徴とする画像形成装置。
【0073】
[実施態様2] 前記二次転写手段は、少なくとも二次転写ローラと該二次転写ローラを保持する二次転写ローラ保持手段により構成されることを特徴とする実施態様1に記載の画像形成装置。
【0074】
[実施態様3] 前記転写搬送手段は、前記二次転写手段を着脱する際のガイド部を有することを特徴とする実施態様1又は実施態様2に記載の画像形成装置。
【0075】
[実施態様4] 前記二次転写手段は、駆動力が付与されることにより、前記支持手段側に付勢されて位置決めされることを特徴とする実施態様1乃至実施態様3のいずれかに記載の画像形成装置。
【0076】
[実施態様5] 前記中間転写体は、前記像担持体に対して当接・離間位置をとる構成であることを特徴とする実施態様1乃至実施態様4のいずれかに記載の画像形成装置。
【0077】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、二次転写手段の交換時のユーザビリティを大幅に向上させるとともに、二次転写手段の不完全装着を防止することができ、二次転写手段の位置決めも確実に行うことが実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例である中間転写ベルトを用いた4ドラムフルカラー画像形成装置の概略構成を示す図である。
【図2】上記4ドラムフルカラー画像形成装置の転写搬送ユニット周辺の構成を示す図(転写搬送ユニットを中間転写ベルトユニットに懸架させた状態)である。
【図3】上記4ドラムフルカラー画像形成装置の転写搬送ユニット周辺の構成を示す図(転写搬送ユニットを中間転写ベルトユニットから解除した状態)である。
【図4】上記4ドラムフルカラー画像形成装置の転写搬送ユニット周辺の構成を示す図(転写搬送ユニットから二次転写ローラユニットを取り外した状態)である。
【図5】二次転写ローラユニットの斜視図である。
【図6】(a)は二次転写ローラユニットの正面図、(b)は二次転写ローラユニットの断面図である。
【図7】従来のカラー画像形成装置の画像形成部の構成を示す図(転写搬送ユニットを中間転写ベルトユニットに懸架させた状態)である。
【図8】従来のカラー画像形成装置の画像形成部の構成を示す図(中間転写ベルトユニットを感光体ドラムから離間させた状態)である。
【図9】従来のカラー画像形成装置の画像形成部の構成を示す図(転写搬送ユニットを中間転写ベルトユニットから離間させた状態)である。
【符号の説明】
PY,PM,PC,PBk …プロセスカートリッジ
S …転写材
1 …画像形成装置
2 …装置本体
3 …給送部
4 …転写ローラホルダ
10 …離間レバー
11 …コロ
12 …中間転写ベルトユニット支持部
13 …フック
14 …二次転写揺動部
15 …二次転写揺動軸
16 …解除レバー
17 …位置決め軸
18 …位置決め軸
19 …ユニット支持フック
20 …カセット
21 …給送ローラ
22 …リタードローラ対
23 …搬送ローラ
24 …レジストローラ対
25 …定着器
26Y,26M,26C,26Bk …感光体ドラム
27 …二次転写ローラ
28Y,28M,28C,28Bk …レーザ露光器
29a …下排出ローラ対
29b …上排出ローラ対
30 …中間転写ベルト
31 …中間転写ベルトユニット
32 …レジストユニット
33 …転写搬送ユニット
34 …転写後搬送ユニット
40 …フォトインタラプタ
41 …レジ前センサフラグ
43 …転写後センサフラグ
44 …転写前上ガイド
45 …転写前下ガイド
46 …転写搬送ユニット揺動軸
47 …ローラ加圧バネ
48 …二次転写ローラ軸受
49 …除電針
50 …一次帯電器
51 …現像器
52 …一次転写ローラ
60 …揺動カム
61 …二次転写ローラユニット
62 …把手部
63 …ローラギア
64 …駆動ギア
100 …駆動ローラ
105 …テンションローラ
108 …二次転写対向ローラ
206 …ユニット交換扉

Claims (1)

  1. トナー像が形成される像担持体と、前記像担持体上のトナー像が一次転写される中間転写体を有する中間転写手段と、前記中間転写体から転写材にトナー像を転写するための二次転写手段と、前記二次転写手段を保持する転写搬送手段を有する画像形成装置において、
    前記転写搬送手段は、前記中間転写手段に対して係合・解除可能であり、前記中間転写手段又は前記転写搬送手段に設けた支持手段により前記転写搬送手段が前記中間転写手段に支持され、
    前記二次転写手段は前記転写搬送手段から着脱可能に構成され、
    前記転写搬送手段が前記中間転写手段と係合したときは、前記支持手段によって前記二次転写手段を前記転写搬送手段から着脱することが不可能に構成され、
    前記転写搬送手段が前記解除位置に位置するときは、前記二次転写手段を前記転写搬送手段から着脱することが可能に構成されたことを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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