JP2005148089A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 当接離間動作をするカップリングによる駆動伝達機構の軸かじり対策
【解決手段】 カップリングが噛み合い位置と離間位置との間を移動をする構成であり、かつ、駆動軸が金属でカップリングが樹脂で構成されている場合であっても、駆動伝達が確実に行われ、かつ、カップリングの移動を滑らかに行うことができることが目的で、駆動軸とカップリングの嵌合部の形状が、軸の断面円の中心を通る軸線上に異なる2つの駆動伝達面が構成される形状にし駆動力が1点に集中して伝達されることがなくなり問題が解決できる。
【選択図】 図1
【解決手段】 カップリングが噛み合い位置と離間位置との間を移動をする構成であり、かつ、駆動軸が金属でカップリングが樹脂で構成されている場合であっても、駆動伝達が確実に行われ、かつ、カップリングの移動を滑らかに行うことができることが目的で、駆動軸とカップリングの嵌合部の形状が、軸の断面円の中心を通る軸線上に異なる2つの駆動伝達面が構成される形状にし駆動力が1点に集中して伝達されることがなくなり問題が解決できる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、電子写真方式を用いる画像形成装置に関し、例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置などの画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置に用いられる、駆動を伝達するためのカップリングの構成としては、下記の公報に記載されているものが知られている(例えば、特許文献1の図25、図26)。
また、図9に電子写真プロセスを利用した従来のカラー画像形成装置の一例、本例ではカラーレーザープリンタを概略的に示す。
このカラーレーザープリンタは、イエロー100A、マゼンタ100B、シアン100C、およびブラック100Dの4つの画像形成部となるプロセスカートリッジ100を備えており、この各プロセスカートリッジ100内の像担持体101(電子写真感光体)上に形成された画像を一旦第2の像担持体である中間転写体102に連続的に多重転写し、フルカラープリント画像を得る4連ドラム方式(インライン)プリンタである。
このとき、プロセスカートリッジ100を上下方向に積み上げる形で配置すると、設置面積を少なくすることができ、オフィスの省スペース化のメリットが大きく、カラーレーザープリンタのパーソナル化を計る上でも有効な手段である。
このカラーレーザープリンタでは、中間転写体102及びプロセスカートリッジ100への駆動伝達はカップリングで行っており、中間転写体102及びプロセスカートリッジ100の着脱時は本体に配置したカップリングが離間位置に移動し、装置本体に装着されたのちカップリングが噛み合い位置に移動して駆動伝達を行う。また、駆動軸110からカップリング111への駆動伝達は駆動軸110がDカット(図10)あるいはIカット(二方取り)形状(図11)で行う構成になっている。
特開2002−196650号公報
しかしながら、上記従来例においては、図10、図11に示すように駆動軸110がDカットあるいはIカット(二方取り)形状になっているため、駆動軸110からの回転力をカップリング111に伝達するのはA部であり、作用力を矢印aで表している。したがって、カップリング111の駆動受け面には部分的(A部)に集中して応力が加わる事になる。そうなった場合、駆動軸110とカップリング111のどちらか一方で剛性の弱い方が変形してしまう事があった。たとえば、駆動軸110が金属でカップリング111が樹脂で構成されている場合、カップリング111の荷重受け面が変形してしまう。すると、カップリング111と駆動軸110との間の嵌合部のガタが大きくなり駆動軸110が空回りして駆動伝達ができなくなったり、カップリング111が噛み合い位置と離間位置との間を移動する際に摺動面が変形してしまうため摺動抵抗が増加し滑らかな移動ができなくなり画像形成ができなくなってしまったり、交換ユニットの着脱に支障が出てしまうことがあった。
そこで、力の作用方向aを駆動受け面に対して垂直に近づける事が考えられる。しかし、Iカット(二方取り)形状の場合はIカット部の幅を狭くすることになり駆動軸110としての剛性が低くなる。特に、カップリング111が噛み合い位置と離間位置との間を移動をする構成になっている場合Iカット形状をカップリングストローク分確保する必要がありその点から考えても駆動軸110の剛性が低くなることは問題である。
一方、Dカット形状の場合、力の作用方向aを駆動受け面に対して垂直に近づけるためにDカット面を軸中心に近づけなければ力が作用する方向は改善できる。しかし、Dカット形状の場合、駆動軸110とカップリング111の間の嵌合ガタに応じた分だけ軸110中心とカップリング111中心がずれてしまいカップリング部において回転ムラで発生してしまい好ましくない。特に、カップリング111が噛み合い位置と離間位置との間を移動をする構成になっている場合摺動させるために嵌合ガタを確保する必要があり、軸110中心とカップリング111中心のずれが無視できなくなってしまう。
従って、本発明の目的は、カップリングが噛み合い位置と離間位置との間を移動をする構成であり、かつ、駆動軸が金属でカップリングが樹脂で構成されている場合であっても、駆動伝達が確実に行われ、かつ、カップリングの移動を滑らかに行うことができる画像形成装置を提供することである。
上記欠点即ち、カップリング移動動作および、駆動伝達の信頼性を向上させるという課題に対し、
本発明では駆動軸とカップリングの嵌合部の形状が、軸の断面円の中心を通る軸線上に異なる2つの駆動伝達面が構成される形状にする。このような構成にすることで、カップリング移動動作および、駆動伝達の信頼性を向上させることができ、上記従来の欠点を解決することができる。
本発明では駆動軸とカップリングの嵌合部の形状が、軸の断面円の中心を通る軸線上に異なる2つの駆動伝達面が構成される形状にする。このような構成にすることで、カップリング移動動作および、駆動伝達の信頼性を向上させることができ、上記従来の欠点を解決することができる。
以上説明したように、本発明によれば、
駆動軸からカップリングへの駆動伝達を面により行うことができ、かつ、駆動軸の剛性も維持するとともにカップリングのスラスト方向の移動動作の滑らかさも確保する事がきるので、カップリングの動作不良による画像不良や開閉カバーの開閉動作あるいは交換ユニットの着脱が出来なくなるなどの問題を解決することができる。
駆動軸からカップリングへの駆動伝達を面により行うことができ、かつ、駆動軸の剛性も維持するとともにカップリングのスラスト方向の移動動作の滑らかさも確保する事がきるので、カップリングの動作不良による画像不良や開閉カバーの開閉動作あるいは交換ユニットの着脱が出来なくなるなどの問題を解決することができる。
したがって、上記課題を解決することができる。
(実施例)
[画像形成装置の全体の説明]
まずカラー画像形成装置の全体構成について、図8を参照して概略説明する。
[画像形成装置の全体の説明]
まずカラー画像形成装置の全体構成について、図8を参照して概略説明する。
図8はカラー画像形成装置の一形態であるレーザープリンターの全体構成説明図である。
カラーレーザープリンターは図12に示すように、Y、M、C、Bk各色毎に一定速度で回転する像担持体21とカラー現像器2Y、2M、2C、2Kをもつ画像形成部と画像形成部で現像され多重転写されたカラー画像を保持し給送部から給送された転写材Pに更に転写する中間転写体35とからなる。カラー画像を転写された転写材Pを定着部6へ搬送してカラー画像を転写材Pに定着し、排出ローラーによって装置上面の排出部56へ排出するものである。尚上記4色のカラー現像器2はプリンター本体に対して個別に着脱可能に構成されている。
次に上記画像形成装置の各部の構成について本発明に関係する部分の動作を順次詳細に説明する。
[像担持体]
像担持体(感光ドラム)21(21Y、21M、21C、21K)は現像器の容器24(24Y、24M、24C、24K)と一体的に構成され、この現像ユニット2(2Y、2M、2C、2K)はプリンター本体に対して着脱自在に支持され、像担持体21の寿命に合わせて容易に単独でユニット交換可能であるよう構成されている。本実施例に係わる像担持体(感光ドラム)21はアルミシリンダーの外側に有機光導電体層を塗布して構成し、像担持体21の容器24に回転自在に支持されている。また図示後方の一方端に図示しない駆動モーターの駆動力を伝達することにより、像担持体21を画像形成動作に応じて図示反時計回りに回転させるようにしている。
像担持体(感光ドラム)21(21Y、21M、21C、21K)は現像器の容器24(24Y、24M、24C、24K)と一体的に構成され、この現像ユニット2(2Y、2M、2C、2K)はプリンター本体に対して着脱自在に支持され、像担持体21の寿命に合わせて容易に単独でユニット交換可能であるよう構成されている。本実施例に係わる像担持体(感光ドラム)21はアルミシリンダーの外側に有機光導電体層を塗布して構成し、像担持体21の容器24に回転自在に支持されている。また図示後方の一方端に図示しない駆動モーターの駆動力を伝達することにより、像担持体21を画像形成動作に応じて図示反時計回りに回転させるようにしている。
[中間転写体]
中間転写体35はカラー画像形成動作時には各現像器2により可視化された像担持体21上のトナー画像を多重転写するため像担持体21の外周速度と同期して図示時計回りに回転する。像担持体21上に形成されたトナー画像は像担持体21に中間転写体35を挟んで対向位置に配置され、電圧を印加された一次転写ローラ34(34Y、34M、34C、34K)との接点である一次転写部T1(T1Y、T1M、T1C、T1K)で中間転写体35上に多重転写される。多重転写を受けた中間転写体35は二次転写部T2において電圧を印加された2次転写ローラー32によって転写材Pを挟み込み搬送することにより転写材2に中間転写体35上の各色トナー像を同時多重転写する。
中間転写体35はカラー画像形成動作時には各現像器2により可視化された像担持体21上のトナー画像を多重転写するため像担持体21の外周速度と同期して図示時計回りに回転する。像担持体21上に形成されたトナー画像は像担持体21に中間転写体35を挟んで対向位置に配置され、電圧を印加された一次転写ローラ34(34Y、34M、34C、34K)との接点である一次転写部T1(T1Y、T1M、T1C、T1K)で中間転写体35上に多重転写される。多重転写を受けた中間転写体35は二次転写部T2において電圧を印加された2次転写ローラー32によって転写材Pを挟み込み搬送することにより転写材2に中間転写体35上の各色トナー像を同時多重転写する。
中間転写体35は本体に駆動ローラ31を支点とし支持され、駆動ローラ31の図示後方の一方端に図示しない駆動モーターの駆動力を伝達することにより、中間転写体31を画像形成動作に応じて図示時計回りに回転させるようにしている。
[転写部]
転写部は揺動可能な転写ローラー51からなる。転写ローラー51は金属軸を中抵抗発泡弾性体で巻いてあり、図示略上下方向に移動可能で且つ駆動を有す。転写材Pにカラー画像を転写するタイミングに合わせて転写ローラー51は図示しないカム部材により上方の位置、即ち転写材Pを介して中間転写体35に所定の圧で押しつけられる。この時同時に転写ローラー51にはバイアスが印加され中間転写体35上のトナー画像は転写材Pに転写される。ここで中間転写体35と転写ローラー51とは夫々駆動されているため、両者に挟まれた状態の転写材Pは転写工程が行われると同時に、図示左方向に所定の速度で搬送され、搬送ベルト52により次工程である定着器6にむけて搬送される。
転写部は揺動可能な転写ローラー51からなる。転写ローラー51は金属軸を中抵抗発泡弾性体で巻いてあり、図示略上下方向に移動可能で且つ駆動を有す。転写材Pにカラー画像を転写するタイミングに合わせて転写ローラー51は図示しないカム部材により上方の位置、即ち転写材Pを介して中間転写体35に所定の圧で押しつけられる。この時同時に転写ローラー51にはバイアスが印加され中間転写体35上のトナー画像は転写材Pに転写される。ここで中間転写体35と転写ローラー51とは夫々駆動されているため、両者に挟まれた状態の転写材Pは転写工程が行われると同時に、図示左方向に所定の速度で搬送され、搬送ベルト52により次工程である定着器6にむけて搬送される。
[画像形成動作]
次に上記のように構成された装置によって画像形成を行う場合の動作について説明する。
次に上記のように構成された装置によって画像形成を行う場合の動作について説明する。
先ず図4に示す給紙ローラー41を回転して給紙カセット4内の転写材Pを一枚分離し、レジストローラー44へと搬送する。
一方像担持体21と中間転写体35とが各々所定の外周速度V (以下プロセス速度と呼ぶ)で図示矢印方向へ回転する。
帯電手段23によって表面を均一に帯電された像担持体21はレーザー10露光を受け画像形成を行う。
1:イエロー画像の形成
スキャナー部1Yによりイエロー画像のレーザー10Y照射を行い、像担持体21Y上にイエロー潜像を形成する。この潜像形成と同時にイエロー現像器22Yを駆動し像担持体21Y上の潜像にイエロートナーが付着するように像担持体21Yの帯電極性と同極性で略同電位の電圧を印加してイエロー現像を行う。同時に現像部の下流の第一転写位置T1Yで像担持体21上のイエロートナー像を中間転写体35の外周に一次転写する。この時中間転写体35には上記イエロートナーと逆特性の電圧を印加して一次転写を行う。
スキャナー部1Yによりイエロー画像のレーザー10Y照射を行い、像担持体21Y上にイエロー潜像を形成する。この潜像形成と同時にイエロー現像器22Yを駆動し像担持体21Y上の潜像にイエロートナーが付着するように像担持体21Yの帯電極性と同極性で略同電位の電圧を印加してイエロー現像を行う。同時に現像部の下流の第一転写位置T1Yで像担持体21上のイエロートナー像を中間転写体35の外周に一次転写する。この時中間転写体35には上記イエロートナーと逆特性の電圧を印加して一次転写を行う。
2:マゼンタ画像の形成
次いで中間転写体35の外周のイエロー画像の先端が一致するように、スキャナー部1Mによりマゼンタ画像のレーザー10M照射がスタートされイエローと同様にして像担持体21M上の潜像にマゼンタトナー像が現像され、像担持体21M上のマゼンタトナー像を第一転写位置T1Mで中間転写体35上に転写する。
次いで中間転写体35の外周のイエロー画像の先端が一致するように、スキャナー部1Mによりマゼンタ画像のレーザー10M照射がスタートされイエローと同様にして像担持体21M上の潜像にマゼンタトナー像が現像され、像担持体21M上のマゼンタトナー像を第一転写位置T1Mで中間転写体35上に転写する。
3:シアン画像の形成
次いで中間転写体35の外周のイエロー及びマゼンタ画像の先端が一致するように、スキャナー部1Cによりシアン画像のレーザー10C照射がスタートされマゼンタ同様にして像担持体21C上の潜像にシアントナー像が現像され、像担持体21C上のシアントナー像を第一転写位置T1Cで中間転写体35上にイエロー、マゼンタの各トナー像に重ねて転写する。
次いで中間転写体35の外周のイエロー及びマゼンタ画像の先端が一致するように、スキャナー部1Cによりシアン画像のレーザー10C照射がスタートされマゼンタ同様にして像担持体21C上の潜像にシアントナー像が現像され、像担持体21C上のシアントナー像を第一転写位置T1Cで中間転写体35上にイエロー、マゼンタの各トナー像に重ねて転写する。
4:ブラック画像の形成
次いで中間転写体35の外周のイエロー/マゼンタ/シアン画像の先端が一致するように、スキャナー部1Kによりブラック画像のレーザー10K照射がスタートされシアン同様にして像担持体21K上の潜像にブラックトナー像が現像され、像担持体21K上のブラックトナー像を第一転写位置T1Kで中間転写体35上に更に重ねて転写する。
次いで中間転写体35の外周のイエロー/マゼンタ/シアン画像の先端が一致するように、スキャナー部1Kによりブラック画像のレーザー10K照射がスタートされシアン同様にして像担持体21K上の潜像にブラックトナー像が現像され、像担持体21K上のブラックトナー像を第一転写位置T1Kで中間転写体35上に更に重ねて転写する。
以上イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順で潜像形成及び現像及び中間転写体35へのトナー転写をそれぞれの1次転写位置T1Y、T1M、T1C、T1Kで行い、中間転写体35の表面にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4種のトナーから成るフルカラーの画像を形成することになる。
ブラックトナーの中間転写体35への転写が終了する前に、即ち4色目のブラックトナーの一次転写を終えてフルカラー画像を形成した中間転写体35の画像先端が第二転写部T2へ到達する前に、先述のレジストローラー44で待機させておいた転写材Pをタイミングを合わせて搬送スタートさせる。上記4色の中間転写体35上への各色の画像形成時には下方に待機し中間転写体35とは非接触状態であった転写ローラー51を同時に上方へカム(図示せず)で移動させ転写材Pを中間転写体35の第二転写部T2で圧接すると同時に転写ローラー51にトナーと逆特性のバイアスを印加することで、中間転写体35上のフルカラー画像を転写材Pに一気に4色同時に転写する。第二転写部T2を経た転写材Pは中間転写体35から剥離され定着部6へ搬送されトナー定着を行った後に排出ローラ対53、54、55を介して本体上部の排出トレイ56上へ画像面を下向きにして排出され、画像形成動作を終了する。
次に本発明の中心となる構成について図1〜図7を用いて詳述する。
本発明の実施例となるカップリング26a(図2)と駆動軸26b(図3)を軸線方向から見た形状を図1に示す。図1において駆動伝達面Mは断面円の中心Oを通る軸線上に2箇所対向する位置関係になるような形状になっている。本発明では駆動伝達面Mの幅tは直径DのD/8≦t<D/2に設定している。また、駆動伝達面Mに対し垂直な面はカップリング26aと駆動軸26bとの間に所定の隙間sが設けられていて、駆動軸26bの逆回転方向にはガタを持っている形状になっている。さらに、駆動軸26bの外周円弧部はカップリング26aに対して嵌合する寸法関係になっている。なお、本実施例においては駆動軸26bの材質は金属、カップリング26aの材質は樹脂である。
このような形状にする事で、駆動伝達面Mは軸断面円の中心Oを通る軸線上で中心Oに対し点対称の位置に2箇所配置できるため駆動伝達を稜線Aではなく、面Mで行うことができる。このとき、駆動力Fは図1に示すように駆動伝達面Mに対し垂直に作用する。したがって、カップリング26aにかかる応力を分散でき、かつバランスよく伝える事ができるため、大きなトルクを伝えても、Dカット形状やIカット形状よりカップリング26aの駆動受け部Mcの変形を抑えることができる。また、応力をバランスよく伝達できることと軸外周円弧部で嵌合できることから、駆動軸中心Oとカップリングの中心Oがずれないため、伝達される回転ムラが小さくなる。さらに、駆動軸26bの断面積が大きく取れるため駆動軸26bの剛性が確保でき、カップリング26aが移動するためのストロークが大きくても駆動軸26bの剛性を著しく低下されることはない。
また、駆動を伝達する被駆動側のユニットを着脱する際に軸線に対し垂直方向に挿抜する構成になっているので、カップリングは駆動軸26b上を噛み合い位置γと離間位置δとの間で移動する必要がある。前述のように駆動軸26bの逆回転方向にはガタを持っていて、かつ駆動軸26bの外周円弧部はカップリング26aに対して嵌合する寸法関係になっていることと、カップリング26aが摺動性の良い樹脂(例えばPOMの摺動グレード)で成形されているので2つの位置(γ、δ)への移動は滑らかにかつ小さい力で行う事ができる。さらに、駆動伝達面Mの軸線方向の長さLはカップリング26aの移動ストロークに対し十分余裕のある設定になっている。ここで、カップリング26aの噛み合い位置γ(図4)から離間位置δ(図5)への移動は接続/切断手段27により行われる。接続/切断手段27は開閉カバー7の開く動作に連動していて、開閉カバー7を開く事で接続/切断手段27を構成しているカムによりカップリング26aが外れユーザーは簡単にユニットを着脱する事ができる構成になっている。一方、開閉カバー7を閉じた時に接続/切断手段27が離間状態δを解除し、そして離間位置δから噛み合い位置γへの移動はバネ26cの付勢力により行われる。
本発明では、図6、図7に示すように、開閉カバー7を開けるとき、カートリッジ保持部材8が移動をはじめるまでの時間の中でカートリッジ2に駆動伝達している駆動伝達手段26の切断動作を行っている。また、中間転写ベルトユニット3に駆動伝達しているカップリング26aは開閉カバー7のロックを解除するレバーを解除する動作に連動して接続/切断手段27を動作させカップリング26aを退避位置に移動させる。したがって、開閉カバー7は問題なく開き、カートリッジ保持部材8がカートリッジ着脱位置βに移動する事ができる。
上記、実施例にて説明した構成は中間転写ベルトを用いた画像形成装置に限るものではなく、感光ベルト、転写ベルトを用いた画像形成装置に対しても同様に有効な構成である。
2 カートリッジ
3 中間転写体ユニット
7 開閉カバー
8 カートリッジ保持部材
21 像担持体
26 カップリング
26a 駆動側カップリング
26b 駆動軸
26c カップリング付勢ばね
26d 被駆動側カップリング
27 駆動切断/接続手段
27a カム形状のギア
27b カップリング退避部材
28 ラック
29 ギア列
70 開閉カバーの回転支点
71 第1のリンク
71a 第1リンクの一端
71b 第2リンクとの連結部
72 第2のリンク
72a カートリッジ保持部材との連結部
72b 第1リンクとの連結部
80 回転中心
81 ガイドリブ
82 ロック部材
α 画像形成位置
β カートリッジ着脱位置
γ カップリング噛み合い位置
δ カップリング離間位置
3 中間転写体ユニット
7 開閉カバー
8 カートリッジ保持部材
21 像担持体
26 カップリング
26a 駆動側カップリング
26b 駆動軸
26c カップリング付勢ばね
26d 被駆動側カップリング
27 駆動切断/接続手段
27a カム形状のギア
27b カップリング退避部材
28 ラック
29 ギア列
70 開閉カバーの回転支点
71 第1のリンク
71a 第1リンクの一端
71b 第2リンクとの連結部
72 第2のリンク
72a カートリッジ保持部材との連結部
72b 第1リンクとの連結部
80 回転中心
81 ガイドリブ
82 ロック部材
α 画像形成位置
β カートリッジ着脱位置
γ カップリング噛み合い位置
δ カップリング離間位置
Claims (4)
- 画像形成装置本体に着脱自在に装着される像担持体を含むプロセスカートリッジを複数個(少なくとも一つ)配置し、前記プロセスカートリッジ内の前記像担持体に対向する位置に懸架された中間転写体あるいは、転写材担持体が配置される。また、前記複数のプロセスカートリッジおよび前記中間転写体は前記画像形成装置本体に対し着脱自在な構成になっている。さらに、前記画像形成装置本体から前記複数のプロセスカートリッジおよび前記中間転写体へ駆動を伝達するためのカップリング機構を具備し、前記カップリング機構の一方が駆動軸に対しカップリング部材が噛み合い位置と離間位置の2つのポジションを任意に移動可能な構成になっている画像形成装置において、
前記駆動軸から前記カップリングへの駆動伝達は駆動軸断面円の中心を通る軸線上の異なる2箇所の平面部にて行われることを特徴とする画像形成装置。 - 前記駆動軸及びカップリングは駆動伝達面以外の部分は軸嵌合になっていることを特徴とする請求項1の画像形成装置。
- 前記駆動軸の方が前記カップリングより剛性の低い材質(例えば、金属軸に対して樹脂カップリング)であることを特徴とする請求項1、2の画像形成装置。
- 前記カップリングの噛み合い位置と離間位置の2つのポジションへの移動で少なくともどちらか一方への移動はバネ力により行われていることを特徴とする請求項1から3の画像形成装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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---|---|
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Country | Link |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008139427A (ja) * | 2006-11-30 | 2008-06-19 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置及び駆動伝達軸継手 |
JP2009092812A (ja) * | 2007-10-05 | 2009-04-30 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
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- 2003-11-11 JP JP2003380727A patent/JP2005148089A/ja not_active Withdrawn
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