JP2009075268A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一部の像保持体が使用されない各モードにおいて像保持体の回転、停止を簡易に実現可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】第2駆動ギア82を図中矢印C方向に回転駆動させた場合、第2可動プレート84は、第2駆動ギア82からの駆動力を受け、図中上方へスライドする。このため、第2可動プレート84に形成された突出部84aも上方へ移動する。また、突出部84aの上方への移動に伴い、進退部材70kは、図中矢印Dに示す方向に回転する。この結果、進退部材70kにおける腕部は、斜め上方を向いた状態となる。本状態においては、進退部材70y,70m,70cは回転せず、回転部材70kのみが回転するため、感光体側カップリング部材18kとこれに対応する駆動側カップリング部材との連結のみが解除された状態となる。
【選択図】図13

Description

本発明は、プリンタや複写機などの画像形成装置に関する。
感光体ドラムなどの像保持体の駆動をフルカラーモードとモノクロモードとにおいて切り替え可能とするため、駆動選択部材が第1位置にあるときにモノクロ用感光ドラムを回転駆動する第1回転体と、駆動選択部材が第1位置にあるときにカラー用感光ドラムを回転駆動し第2位置にあるときにモノクロ用感光ドラムを回転駆動する第2回転体と、を備えた画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7―181773号公報
ところで画像形成装置においては、複数設けられた像保持体の一部が使用されずに画像形成が行われるモードが複数存在する場合がある。
本発明は、一部の像保持体が使用されない各モードにおいて像保持体の回転、停止を簡易に実現可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、回転可能に配設され、トナー像を保持する複数の像保持体と、前記複数の像保持体の個々の像保持体に対応して設けられ、駆動力を当該像保持体に伝達可能な複数の保持体側カップリング部材と、前記複数の保持体側カップリング部材の各々に対応して設けられ、当該保持体側カップリング部材に連結されることで当該保持体側カップリング部材を介し前記像保持体を回転駆動させる複数の駆動側カップリング部材と、前記複数の駆動側カップリング部材のうちの第1群の駆動側カップリング部材と対応する前記保持体側カップリング部材との連結/連結解除を行う第1の連結機構と、前記複数の駆動側カップリング部材のうちの第2群の駆動側カップリング部材と対応する前記保持体側カップリング部材との連結/連結解除を行う第2の連結機構とを備え、前記第1の連結機構により連結解除がなされ前記第2の連結機構により連結がなされた第1のモードと、前記第1の連結機構により連結がなされ前記第2の連結機構により連結解除がなされた第2のモードとを有する画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、前記第1の連結機構により連結がなされ前記第2の連結機構により連結がなされた第3のモードをさらに有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項3に記載の発明は、装置本体部と、当該装置本体部に開閉可能に取り付けられ当該装置本体部の一部を覆うカバー部材とを更に備え、前記カバー部材が開かれることにより前記第1の連結機構による連結解除および前記第2の連結機構による連結解除が行われ、当該カバー部材が閉じられた後に当該第1の連結機構による連結および当該第2の連結機構による連結が行われることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項4に記載の発明は、前記複数の像保持体の各々に接触配置されるベルトを更に備え、前記ベルトは、前記第1のモードにて、前記第1群の駆動側カップリング部材により回転駆動される前記像保持体から離間して配設され、前記第2のモードにて、前記第2群の駆動側カップリング部材により回転駆動される前記像保持体から離間して配設されることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項5に記載の発明は、前記第1群の駆動側カップリング部材は、イエロー、マゼンタ、およびシアンのトナー像を各々保持する前記像保持体を回転駆動し、前記第2群の駆動側カップリング部材は、黒のトナー像を保持する前記像保持体を回転駆動することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項6に記載の発明は、回転可能に配設された複数の像保持体と、前記複数の像保持体の個々の像保持体に対応して設けられ、駆動力を当該像保持体に伝達可能な複数の保持体側カップリング部材と、前記複数の保持体側カップリング部材の各々に連結され、当該保持体側カップリング部材を介し前記像保持体を回転駆動させる複数の駆動側カップリング部材と、前記駆動側カップリング部材と前記保持体側カップリング部材との連結または解除を行う連結解除機構とを備え、前記連結解除機構は、前記複数の駆動側カップリング部材のうちの第1群の駆動側カップリング部材と対応する保持体側カップリング部材との連結または解除と、当該第1群に属さない第2群の駆動側カップリング部材と対応する保持体側カップリング部材との連結または解除と、当該複数の駆動側カップリング部材のうちの全ての駆動側カップリング部材と対応する保持体側カップリング部材との連結または解除と、を選択的に行うことを特徴とする画像形成装置である。
請求項7に記載の発明は、前記連結解除機構は、一方向に回転駆動することで前記駆動側カップリング部材と対応する前記保持体側カップリング部材との連結を行い、他方向に回転駆動することで当該駆動側カップリング部材と対応する当該保持体側カップリング部材との連結解除を行う駆動部材を備えることを特徴とする請求項6記載の画像形成装置である。
請求項8に記載の発明は、前記連結解除機構は、スライドすることにより前記第1群の駆動側カップリング部材と対応する保持体側カップリング部材との連結または解除を行う第1のスライド部材と、スライドすることにより前記第2群の駆動側カップリング部材と対応する保持体側カップリング部材との連結または解除を行う第2のスライド部材と、を備え、前記第1のスライド部材と前記第2のスライド部材とは重ねられて配設されたことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置である。
請求項9に記載の発明は、前記連結解除機構は、前記第1のスライド部材のスライドに連動して前記保持体側カップリング部材に対し進退し前記第1群の駆動側カップリング部材と対応する保持体側カップリング部材との連結または解除を行う第1の進退部材と、前記第2のスライド部材のスライドに連動して前記保持体側カップリング部材に対し進退し前記第2群の駆動側カップリング部材と対応する保持体側カップリング部材との連結または解除を行う第2の進退部材とを更に備え、前記第1の進退部材および前記第2の進退部材は、前記第1のスライド部材および前記第2のスライド部材のうちの一方のスライド部材側に配設されていることを特徴とする請求項8記載の画像形成装置である。
請求項10に記載の発明は、前記第1のスライド部材および前記第2のスライド部材のうちの他方のスライド部材のスライドに連動可能に配設され前記一方のスライド部材側に配設された進退部材は、当該一方のスライド部材に形成された貫通孔を通じて当該他方のスライド部材に連動することを特徴とする請求項9記載の画像形成装置である。
本発明の請求項1によれば、一部の像保持体が使用されない各モードにおいてカップリングによる駆動精度を保ちつつ、像保持体の回転、停止を簡易に実現可能な画像形成装置を提供することができる。
本発明の請求項2によれば、例えばフルカラーでの画像形成が可能となる。
本発明の請求項3によれば、本発明を採用しない場合に比べて、カバー部材を開閉してもカップリング部材が連結されている場合に比べて、ユーザ等による回転部材の交換作業を簡易化することができ、さらに閉じられた後に第1及び第2の連結機構の動作により画像形成が可能となる。
本発明の請求項4によれば、ベルトによる像保持体の回転を防止することが可能となる。
本発明の請求項5によれば、プロセスブラックにて画像が形成される場合に使用されない像保持体の回転を停止させることができる。
本発明の請求項6によれば、一部の像保持体が使用されない各モードにおいてカップリングによる駆動精度を保ちつつ、像保持体の回転、停止を簡易に実現可能な画像形成装置を提供することができる。
本発明の請求項7によれば、本発明を採用しない場合に比べて、保持体側カップリング部材と駆動側カップリング部材との連結または連結解除を簡易に行うことができる。
本発明の請求項8によれば、本発明を採用しない場合に比べて、簡易な構成で画像形成装置の小型化が可能となる。
本発明の請求項9によれば、本発明を採用しない場合に比べて、駆動側カップリング部材と保持体側カップリング部材との連結または解除を確実に行うことが可能となる。
本発明の請求項10によれば、本発明を採用しない場合に比べて、一方のスライド部材側に配設された進退部材を簡易な構成にて他方のスライド部材に連動させることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明が適用される画像形成装置の全体構成を示す図である。図1に示す画像形成装置1は、電子写真方式を用いた所謂タンデム型のデジタルカラープリンタであって、カバー2および装置本体3の内部に、各色の画像データに対応して画像形成を行う画像形成プロセス部24を備えている。また、画像形成装置1内に設けられた各部、各装置の動作を制御する制御部22を備えている。さらに、例えばパーソナルコンピュータ(PC)5やスキャナ等の画像読取装置6等から受信した画像データに所定の画像処理を施す画像処理部21、処理プログラムや画像データ等が記憶される例えばハードディスク(Hard Disk Drive)にて実現される主記憶部23を備えている。
画像形成プロセス部24には、4つの画像形成ユニット10Y,10M,10C,10K(以下、「画像形成ユニット10」とも総称する)が上下方向に一定の間隔で並列配置されている。各画像形成ユニット10は、像保持体の一例としての感光体ドラム11、感光体ドラム11の表面を帯電する帯電ロール12、感光体ドラム11上に形成された静電潜像を各色トナーで現像する現像器13、転写後の感光体ドラム11表面を清掃するドラムクリーナ14を備えている。また、各画像形成ユニット10は、装置本体3に対して交換可能(着脱可能)に配設され、例えば現像器13内のトナーが消費された場合や、感光体ドラム11が寿命に達した場合等に、画像形成ユニット10単位で交換される。なお、この交換を容易等とするため、画像形成ユニット10は、ユーザ等により把持される把持部17を備えている。
帯電ロール12は、アルミニウムやステンレス等の導電性の芯金上に、導電性弾性体層と導電性表面層とが積層されたロール部材で構成されている。そして、帯電電源(不図示)から帯電バイアス電圧の供給を受け、感光体ドラム11に対して従動回転しながら感光体ドラム11の表面を所定電位で一様に帯電する。
現像器13は、画像形成ユニット10それぞれにおいて、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色トナーと磁性キャリアとからなる二成分現像剤を保持して、感光体ドラム11上に形成された静電潜像を各色トナーで現像する。
ドラムクリーナ14は、ウレタンゴム等のゴム材料により形成された板状部材を感光体ドラム11表面に接触させて、感光体ドラム11上に付着したトナーや紙粉等を除去する。
また、本実施の形態の画像形成装置1には、各画像形成ユニット10に配設された感光体ドラム11を露光するレーザ露光器20が設けられている。レーザ露光器20は、各色毎の画像データを画像処理部21から取得し、取得した画像データに基づいて点灯制御されたレーザ光により、各画像形成ユニット10の感光体ドラム11上をそれぞれ走査露光する。さらに、本実施の形態の画像形成装置1には、各画像形成ユニット10の感光体ドラム11と接触しながら移動し、記録材(記録紙)である用紙Pを搬送する用紙搬送ベルト30が配置されている。この用紙搬送ベルト30は、用紙Pを静電吸着するフィルム状の無端ベルトで形成されている。また、用紙搬送ベルト30は、アイドルロール32と駆動ロール33とに張架されて循環移動し、感光体ドラム11との間に用紙Pが略鉛直方向下方から上方に向けて搬送される用紙搬送路M1を形成している。
また、用紙搬送ベルト30の内側であって各感光体ドラム11と対向する位置には、それぞれ転写ロール31y,31m,31c,31k(以下、「転写ロール31」とも称する)が配置されている。各転写ロール31は、各感光体ドラム11との間に転写電界を形成することで、用紙搬送ベルト30に保持・搬送される用紙P上に、各画像形成ユニット10で形成された各色トナー像を順次転写する。なお、用紙搬送ベルト30の外側であって各転写ロール31の下流側には、転写後の感光体ドラム11を除電する除電ランプ(不図示)が設けられている。
また、用紙搬送ベルト30の感光体ドラム11側の最上流部には、用紙搬送ベルト30を帯電する吸着ロール34が配置されている。用紙搬送ベルト30は、表面が吸着ロール34により所定電位に帯電されることで、用紙Pを安定的に静電吸着する。
さらに、用紙搬送ベルト30の下流側であって用紙搬送路M1上には、用紙P上の未定着トナー像に対して熱および圧力による定着処理を施す定着器28が設けられている。
さらに、用紙搬送ベルト30以外の用紙搬送系として、給紙側に、用紙Pを収容する用紙収容部50、この用紙収容部50に収容された用紙Pを所定のタイミングで取り出して搬送するピックアップロール51が設けられている。また、給紙側に、ピックアップロール51により繰り出された用紙Pを搬送する搬送ロール52、用紙Pを画像形成動作に合わせて用紙搬送ベルト30に送り出すレジストロール53が設けられている。
一方、排紙側には、定着器28にて定着処理された用紙Pを搬送する排紙ロール54が配設されている。また、排紙側には、反転ロール55が設けられている。この反転ロール55は、片面プリントの場合には用紙Pを装置本体3の上部に設けられた排紙積載部57に向けて排出し、両面プリントの場合には逆方向に回転することで、定着器28にて片面が定着された用紙Pを両面搬送路M2に向けて送り出す。なお、両面搬送路M2には、両面搬送路M2に沿って複数の搬送ロール56が設けられている。
本実施の形態の画像形成装置1において、画像形成プロセス部24は、制御部22による制御の下で画像形成動作を行う。詳細には、PC5や画像読取装置6等から入力された画像データは、画像処理部21によって所定の画像処理が施され、レーザ露光器20に供給される。そして、例えば黒(K)の画像形成ユニット10Kでは、帯電ロール12により所定電位で一様に帯電された感光体ドラム11の表面が、レーザ露光器20により、画像処理部21からの画像データに基づいて点灯制御されたレーザ光で走査露光され、感光体ドラム11上に静電潜像が形成される。形成された静電潜像は現像器13により現像され、感光体ドラム11上には黒(K)のトナー像が形成される。画像形成ユニット10Y,10M,10Cにおいても、同様にして、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色トナー像が形成される。
一方、各画像形成ユニット10での各色トナー像の形成が開始されると、用紙収容部50から取り出された用紙Pは、レジストロール53によりトナー像の形成タイミングに合わせて用紙搬送ベルト30に供給される。また、用紙搬送ベルト30は、吸着ロール34により表面が所定電位に帯電される。これにより、用紙Pは用紙搬送ベルト30上に静電吸着され、図1の矢印方向に循環移動する用紙搬送ベルト30により、用紙搬送路M1に沿って搬送される。そして、その途中で、転写ロール31により形成される転写電界によって各色トナー像が用紙P上に順次転写される。
その後、各色トナー像が静電転写された用紙Pは、画像形成ユニット10Kの下流で用紙搬送ベルト30から剥離され、定着器28に搬送される。用紙Pが定着器28に搬送されると、用紙P上の未定着トナー像は、熱および圧力による定着処理を受けて用紙Pに定着される。各色トナー像が定着された用紙Pは、画像形成装置1の排出部に設けられた排紙積載部57に積載される。一方、両面プリント時には、両面搬送路M2を経由して再度の同様な画像形成動作が行なわれた後、排紙積載部57に積載される。
さらに、画像形成装置1について説明する。
図2は、カバー2が開いた状態における画像形成装置1を示した図である。
上述のとおり、本実施形態における画像形成装置1は、カバー2と装置本体3とを備えている。そして、このカバー2は、下方に設けられた支点4を中心として装置本体3に対し開閉可能に配設されている。また、カバー2には、用紙搬送ベルト30、転写ロール31、アイドルロール32、駆動ロール33、吸着ロール34等が取り付けられている。このため、カバー2を開けると、同図に示すように、用紙搬送ベルト30、転写ロール31、アイドルロール32等がカバー2側に随伴した状態となる。この結果、カバー2の開放により、画像形成ユニット10が露出状態となるとともに、用紙搬送路M1へのユーザ等のアクセスが可能となる。ここで、画像形成ユニット10は、上述のとおり、装置本体3に交換可能に配設され、現像器13内のトナーが消費された場合等に、画像形成ユニット10単位で交換される。そして、画像形成ユニット10の交換がなされカバー2が閉じられると、画像形成ユニット10の各々は、用紙搬送ベルト30を介し転写ロール31により押圧されることで、装置本体3の所定位置に配置される。なお、本実施形態における画像形成装置1は、カバー2が閉じられた場合に所定の出力を行うセンサ(不図示)を備えている。
ここで、図3、図4は、用紙搬送ベルト30の周辺を詳細に示した説明図である。
本実施形態における画像形成装置1は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の即ち、フルカラーの画像形成が行われる際、用紙搬送ベルト30が全ての感光体ドラム11に接触するように配設される。また、黒(K)の画像形成ユニット10Kを用いての画像形成が行われる際、即ち単色の画像が形成される際、用紙搬送ベルト30が画像形成ユニット10Y,10M,10Cにおける感光体ドラム11から離間するように配設される。さらに、黒(K)の画像形成ユニット10Kを除く画像形成ユニット10Y,10M,10Cを用いての画像形成が行われる際、用紙搬送ベルト30が画像形成ユニット10Kにおける感光体ドラム11から離間するように配設される。
より詳細に説明すると、図3に示すように、本実施形態における画像形成装置1(図1参照)は、用紙搬送ベルト30の内周側に、転写ロール31kを回転可能に支持する第1の支持部35aと、転写ロール31y,31m,31cを回転可能に支持する第2の支持部35bとを備えている。また、回転可能に配設された第1のカム38aと、同じく回転可能に配設された第2のカム38bと、第1のカム38aおよび第2のカム38bを回転駆動させる駆動源(不図示)とを備えている。さらに、第1の支持部35aを画像形成ユニット10側に押圧する第1のコイルスプリング37aと、第2の支持部35bを画像形成ユニット10側に押圧する第2のコイルスプリング37bとを備えている。さらに、第1の支持部35aおよび第2の支持部35bを回転可能(揺動可能)に支持する支点35cを備えている。
第1の支持部35aは、上記のとおり、転写ロール31kを回転可能に支持するとともに、転写ロール31kを通過した用紙搬送ベルト30の進行方向を規定する規定ロール39aを備えている。また、第1の支持部35aは、内部に上記第1のカム38aが配設される貫通孔35eを備えている。
第2の支持部35bは、用紙搬送ベルト30を挟んで画像形成ユニット10Y,10M,10Cの対向位置に配設される。また、第2の支持部35bは、転写ロール31yと転写ロール31mとの間に、内部に第2のカム38bが配設される貫通孔35dを備えている。さらに、第2の支持部35bは、転写ロール31yよりも用紙搬送ベルト30の進行方向上流側に、駆動ロール33を通過した用紙搬送ベルト30の進行方向を規定する規定ロール39bを備えている。
本実施形態では、画像形成ユニット10Kを用いて単色の画像形成を行う際、駆動源(不図示)を用いて第2のカム38bを図中時計回りに回転させ、第2のコイルスプリング37bによる押圧力に抗して第2の支持部35bを図中時計回りに回転させる。この結果、図4(a)に示すように、画像形成ユニット10Y,10M,10Cにおける感光体ドラム11から用紙搬送ベルト30が離間する。そして、画像形成ユニット10Y,10M,10Cにおける感光体ドラム11から用紙搬送ベルト30が離間すると、用紙搬送ベルト30の移動による感光体ドラム11(画像形成ユニット10Y,10M,10Cにおける感光体ドラム11)の回転が停止される。なお、用紙搬送ベルト30を感光体ドラム11に再度接触させる際は、第2のカム38bを図中反時計回りに回転させ、第2のコイルスプリング37bによって第2の支持部35bを、図中反時計回りに回転させる。
また、画像形成ユニット10Kを除く画像形成ユニット10Y,10M,10Cを用いての画像形成を行う際は、駆動源(不図示)を用いて第1のカム38aを図中反時計回りに回転させ、第1のコイルスプリング37aによる押圧力に抗して第1の支持部35aを図中反時計回りに回転させる。この結果、図4(b)に示すように、画像形成ユニット10Kにおける感光体ドラム11から用紙搬送ベルト30が離間する。そして、画像形成ユニット10Kにおける感光体ドラム11から用紙搬送ベルト30が離間すると、用紙搬送ベルト30の移動による感光体ドラム11(画像形成ユニット10Kにおける感光体ドラム11)の回転が停止される。なお、用紙搬送ベルト30を感光体ドラム11に再度接触させる際は、第1のカム38aを図中時計回りに回転させ、第1のコイルスプリング37aによって第1の支持部35aを、図中時計回りに回転させる。
ここで、画像形成ユニット10における感光体ドラム11は、装置本体3(図1参照)に設けられた駆動ユニット等により回転される。
図5は、画像形成ユニット10の一側部側を示した斜視図である。同図に示すように、本実施形態では、画像形成ユニット10の一側部側に、画像形成ユニット10における各々の感光体ドラム11を回転駆動させる駆動ユニット40が設けられている。また、駆動ユニット40からの駆動力を感光体ドラム11に伝達し又は非伝達とする切換ユニット60が設けられている。
本実施形態における画像形成ユニット10の各々は、側部に、感光体ドラム11に取り付けられ感光体ドラム11と連動して回転する保持体側カップリング部材の一例としての感光体側カップリング部材18y,18m,18c,18k(以下、「感光体側カップリング部材18」とも称する)を備えている。
一方、駆動ユニット40は、モータM3と、感光体側カップリング部材18の各々に対応して設けられ、モータM3にて発生した駆動力により回転駆動する駆動側カップリング部材43y,43m,43c,43k(以下、「駆動側カップリング部材43」とも称する)を備えている。駆動側カップリング部材43の各々は、切換ユニット60のハウジング61に形成された4つの溝62内において露出した状態となっている。また、駆動側カップリング部材43の各々は、対応する感光体側カップリング部材18に連結される。この結果、各感光体ドラム11は、モータM3からの駆動力を受け、回転駆動する。
図6は、画像形成ユニット10等を駆動ユニット40側から見た斜視図である。
同図に示すように、本実施形態における駆動ユニット40は、上下方向に隣接して配置され、また回転可能に配設された4本のシャフト42y,42m,42c,42kを備えている。また、シャフト42y,42m,42c,42kの各々に取り付けられた4枚のギア41y,41m,41c,41k(以下、「ギア41」とも称する)を備えている。これらのギア41は、モータM3からの駆動力を伝達する伝達ギア(不図示)に噛み合った状態で配設されており、モータM3からの駆動力を受け回転駆動する。これによって、上記シャフト42y,42m,42c,42kも回転駆動する。
一方、切換ユニット60は、回転可能に配設された駆動部材の一例としての第1駆動ギア81と、同じく回転可能に配設された駆動部材の一例としての第2駆動ギア82とを備えている。さらに、切換ユニット60は、第1駆動ギア81を回転駆動させるためのモータ(不図示)と、第2駆動ギア82を回転駆動させるためのモータ(不図示)とを備えている。また、切換ユニット60におけるハウジング61の側面に沿うように配設された第1可動プレート83と、同じくハウジング61の側面に沿うように配設された第2可動プレート84とを備えている。
第1のスライド部材の一例としての第1可動プレート83は、その側面に第1駆動ギア81と噛み合うギア部83dを備え、第1駆動ギア81からの駆動力を受け上下方向にスライドする。また、第2のスライド部材の一例としての第2可動プレート84も、その側面に第2駆動ギア82と噛み合うギア部84eを備え、第2駆動ギア82からの駆動力を受け上下方向にスライドする。
ここで、切換ユニット60について更に詳細に説明する。
図7は、切換ユニット60等を駆動ユニット40側から示した斜視図である。なお、本図においては、駆動ユニット40(図6参照)の図示を省略している。
詳細は後述するが、切換ユニット60は、第1可動プレート83や第2可動プレート84に連動し、感光体側カップリング部材18に対して進退する4つの進退部材70y,70m,70c,70k(以下、「進退部材70」とも称する)を備えている。そして、進退部材70の各々は、ハウジング61の側部に上下方向に並列配置された4つの収容部63y,63m,63c,63k(以下、「収容部63」とも称する)に、回転可能な状態で収容されている。また、切換ユニット60は、側部に、第1可動プレート83および第2可動プレート84のスライド方向を規定するガイド(不図示)を備えている。なお、本実施形態においては、第1駆動ギア81、第1可動プレート83、進退部材70y,70m,70c等が第1の連結機構の一例として機能し、第2駆動ギア82、第2可動プレート84、進退部材70k等が第2の連結機構の一例として機能している。また、本実施形態においては、第1駆動ギア81、第2駆動ギア82、第1可動プレート83、第2可動プレート84、進退部材70等が操作機構、連結解除機構の一例として機能している。また、進退部材70y,70m,70cが第1の進退部材の一例として機能し、進退部材70kが第2の進退部材の一例として機能している。
さらに、進退部材70等について詳細に説明する。
ここで、図8は、第1可動プレート83、第2可動プレート84、および進退部材70を画像形成ユニット10側から見た場合の斜視図である。
同図に示すとおり、進退部材70の各々は、中心に貫通孔を備え輪状に形成されたリング部70aと、このリング部70aから外方に突出した腕部70bと、腕部70bの先端部に長穴状に形成された貫通孔70dとを備えている。また、進退部材70の各々は、第2可動プレート84側に揃えられて配設されている。
一方、第2可動プレート84は、長尺状および薄板状に形成され、画像形成ユニット10側(図7参照)の側面且つ上端部に、画像形成ユニット10側に突出し進退部材70kにおける貫通孔70dに貫通配設される突出部84aを備えている。また、一側面且つ下端部に、第2駆動ギア82(図7参照)と噛み合う上述のギア部84eを備えている。
また、第2可動プレート84は、突出部84aの下方に、貫通配設されるとともに第1可動プレート83のスライド方向に沿って形成された貫通孔の一例としての上部長穴84bを備えている。さらに、上部長穴84bの下方に、同じく貫通配設され第1可動プレート83のスライド方向に沿って形成された貫通孔の一例としての中部長穴84cを備えている。また、中部長穴84cの下方であってギア部84eの上方に、同じく貫通配設され第1可動プレート83のスライド方向に沿って形成された貫通孔の一例としての下部長穴84dを備えている。
第1可動プレート83は、第2可動プレート84と同様に、長尺状および薄板状に形成されている。また、第1可動プレート83は、第2可動プレート84よりも駆動ユニット40(図6参照)側に配設されるとともに、第2可動プレート84に重ねられて配設されている。また、第1可動プレート83は、第2可動プレート84のスライド方向にスライドするように配設されている。
また、第1可動プレート83は、第2可動プレート84との対向面に且つ上端部に、上記上部長穴84bおよび進退部材70cにおける貫通孔70dに貫通配設される第1突出部83aを備えている。また、この第1突出部83aよりも下方に、上記中部長穴84cおよび進退部材70mにおける貫通孔70dに貫通配設される第2突出部83bを備えている。さらに、第2突出部83bの下方に、上記下部長穴84dおよび進退部材70yにおける貫通孔70dに貫通配設される第3突出部83cを備えている。
本図は、第1可動プレート83および第2可動プレート84が切換ユニット60の下方に位置した状態を示している(図7も参照)(以下、この状態を「第1の状態」と称する)。この第1の状態においては、第1突出部83aが上部長穴84bの長手方向中央部に、第2突出部83bが中部長穴84cの長手方向中央部に、および第3突出部83cが下部長穴84dの長手方向中央部に位置している。また、第1突出部83a、第2突出部83b、および第3突出部83cがこのように位置する結果、進退部材70c,70m,70yにおける腕部70bが斜め下方を向いた状態となっている(図7も参照)。さらに、進退部材70kにおける腕部70bも斜め下方を向いた状態となっている。
ここで、図9は、第1の状態における切換ユニット60の内部を示した図である。
上記のとおり、本実施形態における切換ユニット60は、ハウジング61に進退部材70y,70m,70c,70kを収容する4つの収容部63y,63m,63c,63kを備えている。そして、本実施形態では、この収容部63の内部に、駆動側カップリング部材43y,43m,43c,43kが配設される。
各駆動側カップリング部材43は、シャフト42y,42m,42c,42kに取り付けられるとともに、不図示のコイルスプリングにより各感光体側カップリング部材18に向けて押圧される。これにより、各駆動側カップリング部材43は、対応する感光体側カップリング部材18に連結される。第1の状態においては、本図に示すように、全ての駆動側カップリング部材43が感光体側カップリング部材18に連結された状態(第3のモードの一例)となり、全ての感光体ドラム11が回転駆動される。このため、第1の状態では、全ての画像形成ユニット10を用いての画像形成、即ちフルカラーの画像形成が可能となる。なお、本実施形態においては、各感光体ドラム11に対応したシャフト42、駆動側カップリング部材43、および感光体側カップリング部材18が、各回転駆動機構として機能している。また、本実施形態においては、駆動側カップリング部材43y,43m,43cが第1群の駆動側カップリング部材として機能し、駆動側カップリング部材43kが第2群の駆動側カップリング部材として機能している。各群を構成する駆動側カップリング部材は、複数に限られず、第2群を構成する駆動側カップリング部材43kのように単数の駆動側カップリング部材により構成することもできる。
さらに、切換ユニット60等の内部構成について説明する。
図10は、図9における駆動側カップリング部材43cの周辺を拡大して示した図である。
駆動側カップリング部材43cの周辺を一例として説明すると、本実施形態における駆動ユニット40は、シャフト42cに貫通配設され、両端部がシャフト42cの外周面から突出した突出ピン44を備えている。そして、この突出ピン44は、駆動側カップリング部材43cの内部に配設されるとともに、シャフト42cがモータM3(図5参照)により回転駆動をした際、駆動側カップリング部材43cの内部に形成された突き当て面45に突き当たるように配設されている。この結果、シャフト42cの回転に連動して駆動側カップリング部材43cも回転する。
駆動側カップリング部材43cは、シャフト42cの軸方向に沿ってスライド可能に配設されている。より詳細に説明すると、本実施形態における駆動側カップリング部材43cは、内部にシャフト42cが配設されるとともにシャフト42cよりも大径に形成され、駆動ユニット40側から画像形成ユニット10C側に向けて貫通配設された貫通孔46を備えている。また、駆動側カップリング部材43cは、上記のとおり、突き当て面45を備えている。この突き当て面45は、平坦状に形成されるとともに、シャフト42cの軸方向に沿って配設される。また、駆動側カップリング部材43cは、感光体側カップリング部材18c側に、貫通孔46内に突出した内方突出部47を備えている。この内方突出部47は、駆動側カップリング部材43cが駆動ユニット40側にスライドした際、シャフト42cの先端部に突き当たる。
さらに、駆動側カップリング部材43cは、突き当て面45よりも感光体側カップリング部材18c側に、上記貫通孔46から駆動側カップリング部材43cの外方側に向けて形成され、且つ、シャフト42cの外周面を囲むように配設された凹溝48を備えている。駆動側カップリング部材43cが駆動ユニット40側にスライドし上記内方突出部47がシャフト42cの先端部に突き当たった際、この凹溝48内に突出ピン44が回転可能な状態で配設される。また、駆動側カップリング部材43cは、その外周部に、外方に突出した外方突出部49を備えている。
一方、本実施形態における進退部材70cは、リング部70aの内周面に、内方に突出した内方突出部70eを備えている。
本実施形態における駆動側カップリング部材43cは、リング部70aの内方に配設されている。そして、上記不図示のコイルスプリングにより押圧される結果、外方突出部49が内方突出部70eに突き当てられるとともに、進退部材70cがハウジング61に突き当てられる。この結果、駆動側カップリング部材43cは、収容部63c内の所定位置に位置決めされる。また、駆動側カップリング部材43cの先端部が進退部材70cから露出するとともに、この先端部が感光体側カップリング部材18cに連結される。
なお、本実施形態における駆動側カップリング部材43cは、感光体側カップリング部材18cに連結される連結部材19aと、連結部材19aを支持する支持部材19bの2部材を組み付けることで構成されている。
図11は、切換ユニット60等を模式的に示した図である。
ここで、図11(a)は、上記第1の状態における切換ユニット60等を模式的に示している。なお、本図においては、画像形成ユニット10に設けられた帯電ロール12、ドラムクリーナ14(図1参照)等の図示や、駆動ユニット40(図6参照)等の図示を省略している。また、本図においては、画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kに設けられた感光体ドラム11を、それぞれ11y,11m,11c,11kと表示している。
図11(a)に示す第1の状態において、第1駆動ギア81を図中矢印Aに示す方向に回転駆動させると、第1可動プレート83は、第1駆動ギア81からの駆動力を受け、上方へスライドする。この結果、第1可動プレート83に形成された第1突出部83a、第2突出部83b、および第3突出部83cは、上部長穴84b内を上方へ、中部長穴84c内を上方へ、下部長穴84dを上方へそれぞれ移動する。また、第1突出部83a、第2突出部83b、および第3突出部83cの上方への移動に伴い、進退部材70y,70m,70cの各々は、一括して駆動され、図中矢印B方向に回転する。
そして、第1可動プレート83の上方へのスライドが終了すると、図11(b)に示すとおり、第1突出部83aは上部長穴84bの上部に、第2突出部83bは中部長穴84cの上部に、第3突出部83cは下部長穴84dの上部に位置する。また、進退部材70y,70m,70cにおける腕部70b(図8参照)は、斜め上方を向いた状態となる(以下、本状態を「第2の状態」と称する)。
ここで、図12は、第2の状態における収容部63cの内部を示した図である。なお、収容部63cを一例として説明するが、本第2の状態においては、収容部63m,63yも収容部63cと同じ状態にある。
図10においては説明を省略したが、本実施形態における切換ユニット60は、収容部63cの内壁に、内方に突出して配設されるとともに螺旋状に形成されたガイド突起66を備えている。そして、上記のように第1可動プレート83が上方へスライドすることで進退部材70cが回転すると、進退部材70cはこのガイド突起66によってガイドされ、感光体側カップリング部材18cから離れる方向に移動する(後退する)。そして、進退部材70cが感光体側カップリング部材18cから離れる方向に移動すると、駆動側カップリング部材43cも感光体側カップリング部材18cから離れる方向に移動(スライド)する。
この結果、第2の状態においては、図12に示すように、感光体側カップリング部材18cと駆動側カップリング部材43cとの連結が解除された状態となる。このため、駆動側カップリング部材43cによる感光体ドラム11c(図11参照)の回転が停止される。なお、本第2の状態においては、凹溝48内に突出ピン44が位置する状態となるため、駆動側カップリング部材43cの回転も停止される。また、本第2の状態においては、図4(a)に示したとおり、用紙搬送ベルト30が、画像形成ユニット10Y,10M,10Cにおける感光体ドラム11から離間した状態とされる。このため、用紙搬送ベルト30による感光体ドラム11(画像形成ユニット10Y,10M,10Cにおける感光体ドラム11)の回転も停止される。即ち、本実施形態では、第1駆動ギア81の回転駆動により第1可動プレート83が上方へスライドした際、画像形成ユニット10Y,10M,10Cにおける感光体ドラム11の回転駆動が停止される。
ところで、第1の状態から第2の状態に移行する際、進退部材70kの回転は行われない(図11(a),(b)参照)。このため、第2の状態においては、感光体側カップリング部材18kと駆動側カップリング部材43k(図9参照)との連結は維持され、感光体側カップリング部材18y,18m,18cと、駆動側カップリング部材43y,43m,43c(図9参照)との連結が解除された状態となる(第1のモードの一例)。この結果、第2の状態においては、画像形成ユニット10Kにおける感光体ドラム11kのみが回転駆動し、画像形成ユニット10Kを用いての画像形成、即ち単色(K色)の画像形成が可能となる。また、本第2の状態においては上記のとおり、画像形成ユニット10Y,10M,10Cにおける感光体ドラム11(感光体ドラム11y,11m,11c)の回転駆動が停止される。このため、感光体ドラム11y,11m,11cの摩耗や、ドラムクリーナ14の損耗などを抑制することができる。なお、図11(b)の状態にて、第1駆動ギア81を矢印A(図11(a)参照)に示す方向とは逆方向(他方向)に回転させれば、感光体側カップリング部材18y,18m,18cと、駆動側カップリング部材43y,43m,43cとが再度連結され、フルカラーの画像形成が可能となる。
次に、第2駆動ギア82等を回転駆動させた際の動作について説明する。
ここで、図13は、第2駆動ギア82等を回転駆動させた際の動作を説明するための図である。
図13(a)に示すように、第2駆動ギア82を図中矢印C方向に回転駆動させた場合、第2可動プレート84は、第2駆動ギア82からの駆動力を受け、図中上方へスライドする。このため、第2可動プレート84に形成された突出部84aも上方へ移動する。また、突出部84aの上方への移動に伴い、進退部材70kは、図中矢印Dに示す方向に回転する。この結果、同図に示すとおり、第1突出部83aは上部長穴84bの下部に、第2突出部83bは中部長穴84cの下部に、第3突出部83cは下部長穴84dの下部に、それぞれ位置する。また、進退部材70kにおける腕部70b(図8参照)は、図中斜め上方を向いた状態となる(以下、本状態を「第3の状態」と称する)。
本第3の状態においては、進退部材70y,70m,70cは回転せず、回転部材70kのみが回転するため、感光体側カップリング部材18kと駆動側カップリング部材43k(図9参照)との連結のみが解除された状態となる(第2のモードの一例)。このため、駆動側カップリング部材43kによる感光体ドラム11kの回転が停止される。また、本第3の状態においては、図4(b)に示したとおり、用紙搬送ベルト30が、画像形成ユニット10Kにおける感光体ドラム11(感光体ドラム11k)から離間した状態とされる。このため、用紙搬送ベルト30による感光体ドラム11kの回転も停止される。即ち、本実施形態では、第2駆動ギア82の回転駆動により第2可動プレート84が上方へスライドした際、感光体ドラム11kの回転駆動が停止される。その一方、第3の状態においては、感光体側カップリング部材18y,18m,18cと、駆動側カップリング部材43y,43m,43cとの連結は維持される。このため、第3の状態においては、画像形成ユニット10Y,10M,10Cにおける感光体ドラム11のみが回転駆動し、画像形成ユニット10Y,10M,10Cを用いての画像形成が可能となる。
ここで、K色のトナーは一般に消費量が多いことから、他の色よりも先に消費し尽くされる場合がある。また、現像器13等の故障などにより画像形成ユニット10Kが機能しなくなる場合もある。さらに、画像形成ユニット10Kを購入等しなくてもK色の画像形成が可能となれば画像形成装置の利便性を高めることができる。そこで、本実施形態の画像形成装置1においては、画像形成ユニット10Y,10M,10Cを用いY色、M色、C色のトナーを重ね合わせることで所謂プロセスブラックを形成可能な構成となっている。
ところで、プロセスブラックを形成する場合において、感光体ドラム11kが回転駆動する状態にあると、感光体ドラム11kは、使用されていないにも関わらず摩耗が進行してしまう。また、感光体ドラム11kに接触配置されたドラムクリーナ14(図1参照)の損耗も進行してしまう。そこで、本実施形態では、上記のとおり、駆動側カップリング部材43kと感光体側カップリング部材18kとの連結を解除可能とするとともに、感光体ドラム11kから用紙搬送ベルト30が離間可能な構成とし、プロセスブラックにて画像形成を行う際に、感光体ドラム11kが回転駆動しない構成としている。特にトナー供給部と感光体ドラムとを別体とし、トナーが消費し尽くされた場合には、トナー供給部を交換し、感光体ドラムは継続して使用する形態では、感光体ドラム11kの磨耗が進行するのを抑えたい要請がある。なお、図13(a)の状態にて、第2駆動ギア82を矢印Cに示す方向とは逆方向(他方向)に回転駆動させれば、感光体側カップリング部材18kと、駆動側カップリング部材43kとが再度連結され、フルカラーの画像形成が可能となる。
ここで、第1駆動ギア81および第2駆動ギア82の両者を回転駆動させると、図13(b)に示すように、第1可動プレート83および第2可動プレート84の両者が上方へスライドする。この結果、感光体側カップリング部材18と駆動側カップリング部材43との連結が全て解除される。
なお、本実施形態における第1駆動ギア81および第2駆動ギア82は、カバー2の開動作に連動して回転駆動する構成となっている。
図14は、カバー2と切換ユニット60等との関係を説明するための図である。なお、図14(a)は、切換ユニット60等の側部を示した図であり、図14(b)は、図14(a)におけるX方向から第1ギア87等を図示したものである。なお、図14(a)においては、カバー2を簡略化して表示している。
上述のとおり、本実施形態では、第1可動プレート83に設けられたギア部83dに噛み合う第1駆動ギア81、第2可動プレート84に設けられたギア部84eに噛み合う第2駆動ギア82が配設されている。また、本実施形態では更に、回転可能に配設された第1ギア87と、同じく回転可能に配設された第2ギア88と、第2ギア88からの駆動力を第2駆動ギア82に伝達する第3ギア89と、カバー2が開かれた際に第1ギア87および第2ギア88を回転駆動させる回転機構90が配設されている。
第1ギア87は、カバー2が開かれた際、回転機構90に設けられたラックギア部材93に噛み合う状態となり、カバー2の開放動作に連動して回転駆動を行う。なお、回転機構90についての詳細については、後述する。そして、カバー2の開放により第1ギア87にて発生した駆動力は、伝達ギア(不図示)によって第1駆動ギア81に伝達される。
第2ギア88も、カバー2が開かれた際、回転機構90に設けられたラックギア部材93に噛み合う状態となり、カバー2の開放動作に連動して回転駆動を行う。そして、カバー2の開放により第2ギア88にて発生した駆動力は、第3ギア89を介し第2駆動ギア82に伝達される。
ここで、図15は、回転機構90を説明するための図である。なお、図15(a)は、カバー2を含め回転機構90を示した斜視図であり、図15(b)は、回転機構90の側面図である。なお、図15(b)においては、カバー2、連動腕2aの図示を省略するとともに、第3可動プレート92を簡略化して表示している。
本実施形態における回転機構90は、一端部がカバー2の背部に取り付けられカバー2の開閉動作に連動して移動する連動腕2aと、連動腕2aの他端部に貫通配設された貫通シャフト2bとを備えている。また、回転機構90は、スライド可能に配設された第3可動プレート92と、第3可動プレート92をガイドするガイド部材91と、第3可動プレート92の下辺に取り付けられカバー2が開かれた際に第1ギア87および第2ギア88と噛み合うラックギア部材93とを備えている。さらに、回転機構90は、第3可動プレート92をガイド部材91の一端部側(図中左方側)に付勢するコイルスプリング94を備えている。
本実施形態におけるガイド部材91は、連動腕2aの両側部に2枚配設されている。また、ガイド部材91は、装置本体3(図1参照)側に固定されている。ガイド部材91の各々は、長尺状且つ板状に形成されるとともに装置本体3側に固定されるガイド本体部91aと、ガイド本体部91aに貫通配設されガイド本体部91aの長手方向に沿って形成されたガイド側長穴91bと、ガイド側長穴91bを取り囲むように形成され第3可動プレート92のスライド方向を規定するためのガイド側突出部91cとを備えている。
一方、第3可動プレート92は、ガイド部材91と同様に、連動腕2aの両側部に2枚配設されている。なお、第3可動プレート92は、連動腕2aとガイド部材91との間に配設される。第3可動プレート92の各々は、長尺状且つ板状に形成されたプレート側本体部92aと、プレート側本体部92aに貫通配設されプレート側本体部92aの長手方向に沿って形成されたプレート側長穴92bとを備えている。なお、このプレート側長穴92bの内部には、貫通シャフト2bが配設される。また、プレート側長穴92bの全長L2は、ガイド側長穴91bの全長L1よりも小さく形成されている。
さらに、第3可動プレート92の各々は、プレート側長穴92bを取り囲むように形成されガイド側長穴91bの内部に突出するように配設されたプレート側突出部92cを備えている。このプレート側突出部92cは、ガイド側突出部91cに接触するように配設されており、ガイド側突出部91cとともに第3可動プレート92のスライド方向を規定する。
ラックギア部材93は、両プレート側本体部92aを跨る形で配設されるとともに、プレート側本体部92aの下縁部に固定されている。このラックギア部材93は、カバー2が開かれた際にカバー2に連動してスライドするとともに第1ギア87および第2ギア88に噛み合い、第1ギア87および第2ギア88を回転駆動させる。
なお、カバー2が閉じられた状態において、第1ギア87および第2ギア88がラックギア部材93と噛み合っていると、このラックギア部材93によって第1ギア87および第2ギア88の回転が規制される。このような場合、第1駆動ギア81および第2駆動ギア82(図14参照)の回転駆動も規制され、図11にて説明した第1可動プレート83の上方へのスライドや、図13(a)にて説明した第2可動プレート84の上方へのスライドが困難となってしまう。そこで、本実施形態では、カバー2が閉じられた状態において第1ギア87および第2ギア88が上記ラックギア部材93に噛み合わない構成としている。
ここで、例えばフルカラーの画像形成が終了した時点においては、図14、図15(a),(b)に示すように、第3可動プレート92がガイド部材91の図中左方側に位置するとともに、貫通シャフト2bがプレート側長穴92bの長手方向中央部に配設される。そして、この状態からカバー2が開かれると、連動腕2aに連動して貫通シャフト2bは図中矢印Fに示す方向に移動する。以下、回転機構90の動作について詳細に説明する。
図16は、回転機構90の動作を説明するための図である。なお、図16(a)は、図15(b)と同じ状態を示している。
図16(a)の状態にてカバー2(図15(a)参照)が開かれると、カバー2に連動して連動腕2aも移動する。この結果、図中矢印Fに示すように、貫通シャフト2bがプレート側長穴92bの右端部方向に移動する。そして、カバー2がさらに開かれると、貫通シャフト2bがプレート側長穴92bの右端部にてプレート側本体部92aに突き当たるとともに、第3可動プレート92の図中右方への移動が開始される。
そして、第3可動プレート92の右方への移動が開始され、第3可動プレート92が所定位置に到達すると、図16(b)に示すように、ラックギア部材93と第1ギア87との噛み合い、ラックギア部材93と第2ギア88との噛み合いが開始される。この結果、第1ギア87および第2ギア88は、図中矢印Hに示す方向に回転を開始する。そして、第1ギア87および第2ギア88の回転が開始されると、伝達ギア(不図示)および第3ギア89(図14(a)参照)を介し第1駆動ギア81および第2駆動ギア82に駆動力が伝達され、第1駆動ギア81および第2駆動ギア82の回転駆動が開始される。この結果、第1可動プレート83および第2可動プレート84の上方へのスライド(図13(b)参照)が開始される。
そして、カバー2が完全に開かれると、図16(c)に示すとおり、第3可動プレート92がガイド部材91の右方側に位置するとともに、第1可動プレート83および第2可動プレート84の上方へのスライドが完了する。
そして、図16(c)の状態からカバー2の閉動作が開始されると、貫通シャフト2bは、プレート側長穴92b内を、図中矢印Jに示す方向に移動する。そして、カバー2が完全に閉じられると、貫通シャフト2bは、図16(d)に示すように、プレート側長穴92bの左端に配設される。
なお、本実施形態における回転機構90は、カバー2が閉じられる際、貫通シャフト2bがプレート側本体部92aに突き当たらない構成となっている。この結果、カバー2の閉動作によっては、第3可動プレート92のスライドは行われない。このため、カバー2の閉動作によっては、第1ギア87および第2ギア88の回転駆動も行われず、第1可動プレート83および第2可動プレート84の下方へのスライドも行われない。
そして、不図示の駆動源により第1駆動ギア81および第2駆動ギア82(図14(a)参照)を回転駆動させ、図16(d)に示すように、第1ギア87および第2ギア88を図中矢印Mに示す方向に回転駆動させると、第3可動プレート92の左方(図中矢印N参照)へのスライドが開始される。そして、第1ギア87および第2ギア88が所定量回転駆動され第3可動プレート92が所定位置まで到達すると、ラックギア部材93と第1ギア87との噛み合い、およびラックギア部材93と第2ギア88との噛み合いが解除される。その後、第3可動プレート92は、コイルスプリング94によって左方にスライドし、ガイド部材91の左方側に配設される。この結果、回転機構90は、図16(a)、(e)に示すように初期状態となる。
なお、本実施形態では、第1ギア87および第2ギア88を図16(d)の矢印Mに示す方向に回転駆動させる際、カバー2が開かれる際の第1ギア87、第2ギア88の回転駆動量よりも多く第1ギア87および第2ギア88を回転駆動している。これによって、ラックギア部材93と第1ギア87等との噛み合いを確実に解除することができる。
ただし、この場合、第1駆動ギア81および第2駆動ギア82(図14(a)参照)の回転量も、カバー2が開かれる際の回転量よりも多くする必要があるため、第1可動プレート83および第2可動プレート84が、カバー2の開放が行われる前の位置(図14(a)参照)よりも下方に位置してしまう。このため、本実施形態では、第1可動プレート83および第2可動プレート84の位置を不図示のセンサにより検知する構成としている。そして、ラックギア部材93と第1ギア87等との噛み合いが解除された後、上記センサからの出力に基づき第1駆動ギア81および第2駆動ギア82を回転駆動させ、第1可動プレート83および第2可動プレート84を所定位置に戻す処理を行っている。この処理により第1可動プレート83および第2可動プレート84は上方へスライドし、カバー2の開放が行われる前の位置に戻ることになる。
ここで、カバー2の開閉動作が行われる際の進退部材70等の動作について、図16とともに説明する。
図17は、回転機構90が図16(b)の状態にある切換ユニット60の側部を示したものである。カバー2の開放を開始すると、図16(a)を用いて説明したとおり、貫通シャフト2bがプレート側長穴92bの右端部方向に移動する。そして、第3可動プレート92の右方への移動が開始され、第3可動プレート92が所定位置に到達すると、ラックギア部材93と第1ギア87との噛み合い、およびラックギア部材93と第2ギア88との噛み合いが開始される。この結果、回転機構90等は図16(b)、図17に示す状態となる。
そして、図17に示す状態から更にカバー2の開放を行うと、図16(b)を用いて説明したとおり、第1ギア87および第2ギア88が図中矢印Hに示す方向に回転駆動する。この結果、図17に示すとおり、第1駆動ギア81および第2駆動ギア82が図中矢印Pに示す方向に回転を開始する。このため、第1可動プレート83および第2可動プレート84の上方へのスライドも開始される。さらに、第1可動プレート83および第2可動プレート84の上方へのスライド開始に伴い、各進退部材70が図中矢印Qに示す方向に回転を開始する。
ここで、図18は、カバー2の開放が終了した後の状態を示している。
カバー2の開放が終了すると、回転機構90が図16(c)に示した状態となるとともに、第1可動プレート83および第2可動プレート84の上方へのスライドも終了する。そして、第1可動プレート83および第2可動プレート84の上方へのスライドが終了すると、各進退部材70の回転も終了し、図18に示すとおり、腕部70bが斜め上方を向いた状態となる。
この結果、駆動側カップリング部材43(図9参照)の全てが駆動ユニット40側へスライドし、駆動側カップリング部材43と感光体側カップリング部材18との連結が全て解除された状態となる。また、カバー2の開放が終了すると、図2にも示したとおり、画像形成ユニット10が露出した状態となる。このため、カバー2の開放によりユーザ等による画像形成ユニット10の交換が可能となる。
なお、以上の動作は、フルカラーモードでの画像形成が終了した状態からカバー2の開放が行われた際の動作であるが、モノクロモードでの画像形成が終了した状態(図11(b)参照)からカバー2の開放が行われる場合には、第2可動プレート84が第2駆動ギア82によって上方にスライドし、駆動側カップリング部材43kと感光体側カップリング部材18kとの連結が解除される。なお、カバー2の開放が行われる際、第1可動プレート83も第1駆動ギア81により上方へのスライドを開始するが、所定量スライドしたところで第1駆動ギア81とギア部83d(図6参照)との噛み合いが解除される。このため、第1可動プレート83は所定の位置で留まることになる。
また、プロセスブラックにて画像形成が終了した状態(図13(a))からカバー2の開放が行われる場合には、第1可動プレート83が第1駆動ギア81によって上方にスライドし、駆動側カップリング部材43y,43m,43cと、感光体側カップリング部材18y,18m,18cとの連結が解除される。なお、カバー2の開放が行われる際、第2可動プレート84も第2駆動ギア82により上方へのスライドを開始するが、所定量スライドしたところで第2駆動ギア82とギア部84e(図6参照)との噛み合いが解除される。このため、第2可動プレート84は所定の位置で留まることになる。
画像形成ユニット10が交換等され、カバー2が閉じられると、回転機構90は図16(d)に示す状態となり、切換ユニット60の側部は図19に示す状態となる。図16(d)を用いて説明したとおり、カバー2が閉じられる際には、第3可動プレート92のスライドは行われず、また、第1駆動ギア81、第2駆動ギア82等の回転駆動も行われない。この結果、進退部材70の回転も行われないため、カバー2の閉動作が行われたとしても、駆動側カップリング部材43と感光体側カップリング部材18との連結は行われず、解除されたままとなる。
そして、カバー2が完全に閉じられ不図示のセンサから所定の出力がなされると、不図示のモータによって第1駆動ギア81および第2駆動ギア82が図中矢印Rに示す方向に回転駆動する。そして、第1駆動ギア81および第2駆動ギア82の回転駆動が開始されると、第1可動プレート83および第2可動プレート84の下方へのスライドが開始されるとともに、各進退部材70の図中矢印Sに示す方向の回転も開始される。
また、第1駆動ギア81および第2駆動ギア82の回転駆動が開始されると、図16(d)にも示したとおり、第1ギア87および第2ギア88の図中矢印Mに示す方向の回転が開始される。この結果、第3可動プレート92の図中矢印Nに示す方向への移動が開始される。その後、ラックギア部材93と第1ギア87との噛み合い、およびラックギア部材93と第2ギア88との噛み合いが解除され、第3可動プレート92は、コイルスプリング94によって、ガイド部材91の左方側における所定位置に配置される。
図20は、第1駆動ギア81および第2駆動ギア82の回転駆動が終了した後の状態を示している。
第1駆動ギア81および第2駆動ギア82の回転駆動が終了し、第1可動プレート83および第2可動プレート84が所定位置に配置されると、各進退部材70の回転も終了し腕部70bが斜め下方を向いた状態となる。この結果、図9にも示したとおり、感光体側カップリング部材18と駆動側カップリング部材43とが全て連結され、画像形成が可能な状態となる。
なお本実施形態では、画像形成ユニット10が4つある構成で説明をしたが、画像形成ユニット10が5つ以上ある構成においても適用可能である。たとえばY,M,C,Kに特色を追加した構成において、特色のみを印字するモードと、Y,M,C,Kを用いて印字するモードと、Y,M,C,Kと特色を用いて印字するモードとに切り替えることができる。また、本実施の形態は、用紙直接搬送ベルトを用いた画像形成装置1を例に説明したが、中間転写体を用いた画像形成装置においても転用可能である。
本発明が適用される画像形成装置の全体構成を示す図である。 カバーが開いた状態における画像形成装置を示した図である。 用紙搬送ベルトの周辺を詳細に示した説明図である。 用紙搬送ベルトの周辺を詳細に示した説明図である。 画像形成ユニットの一側部側を示した斜視図である。 画像形成ユニット等を駆動ユニット側から見た斜視図である。 切換ユニット等を駆動ユニット側から示した斜視図である。 第1可動プレート、第2可動プレート、および進退部材を画像形成ユニット側から見た場合の斜視図である。 第1の状態における切換ユニットの内部を示した図である。 図9における駆動側カップリング部材の周辺を拡大して示した図である。 切換ユニット等を模式的に示した図である。 第2の状態における収容部の内部を示した図である。 第2駆動ギア等を回転駆動させた際の動作を説明するための図である。 カバーと切換ユニット等との関係を説明するための図である。 回転機構を説明するための図である。 回転機構の動作を説明するための図である。 回転機構が図16(b)の状態にある切換ユニットの側部を示したものである。 カバーの開放が終了した後の状態を示している。 切換ユニットの側部を示した図である。 第1駆動ギアおよび第2駆動ギアの回転駆動が終了した後の状態を示している。
符号の説明
1…画像形成装置、2…カバー、3…装置本体、11…感光体ドラム、18y,18m,18c,18k…感光体側カップリング部材、30…用紙搬送ベルト、43y,43m,43c,43k…駆動側カップリング部材、70y,70m,70c,70k…進退部材、81…第1駆動ギア、82…第2駆動ギア、83…第1可動プレート、84…第2可動プレート、84b…上部長穴、84c…中部長穴、84d…下部長穴、M3…モータ

Claims (10)

  1. 回転可能に配設され、トナー像を保持する複数の像保持体と、
    前記複数の像保持体の個々の像保持体に対応して設けられ、駆動力を当該像保持体に伝達可能な複数の保持体側カップリング部材と、
    前記複数の保持体側カップリング部材の各々に対応して設けられ、当該保持体側カップリング部材に連結されることで当該保持体側カップリング部材を介し前記像保持体を回転駆動させる複数の駆動側カップリング部材と、
    前記複数の駆動側カップリング部材のうちの第1群の駆動側カップリング部材と対応する前記保持体側カップリング部材との連結/連結解除を行う第1の連結機構と、
    前記複数の駆動側カップリング部材のうちの第2群の駆動側カップリング部材と対応する前記保持体側カップリング部材との連結/連結解除を行う第2の連結機構とを備え、
    前記第1の連結機構により連結解除がなされ前記第2の連結機構により連結がなされた第1のモードと、前記第1の連結機構により連結がなされ前記第2の連結機構により連結解除がなされた第2のモードとを有する画像形成装置。
  2. 前記第1の連結機構により連結がなされ前記第2の連結機構により連結がなされた第3のモードをさらに有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 装置本体部と、当該装置本体部に開閉可能に取り付けられ当該装置本体部の一部を覆うカバー部材とを更に備え、
    前記カバー部材が開かれることにより前記第1の連結機構による連結解除および前記第2の連結機構による連結解除が行われ、当該カバー部材が閉じられた後に当該第1の連結機構による連結および当該第2の連結機構による連結が行われることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記複数の像保持体の各々に接触配置されるベルトを更に備え、
    前記ベルトは、前記第1のモードにて、前記第1群の駆動側カップリング部材により回転駆動される前記像保持体から離間して配設され、前記第2のモードにて、前記第2群の駆動側カップリング部材により回転駆動される前記像保持体から離間して配設されることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記第1群の駆動側カップリング部材は、イエロー、マゼンタ、およびシアンのトナー像を各々保持する前記像保持体を回転駆動し、前記第2群の駆動側カップリング部材は、黒のトナー像を保持する前記像保持体を回転駆動することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 回転可能に配設された複数の像保持体と、
    前記複数の像保持体の個々の像保持体に対応して設けられ、駆動力を当該像保持体に伝達可能な複数の保持体側カップリング部材と、
    前記複数の保持体側カップリング部材の各々に連結され、当該保持体側カップリング部材を介し前記像保持体を回転駆動させる複数の駆動側カップリング部材と、
    前記駆動側カップリング部材と前記保持体側カップリング部材との連結または解除を行う連結解除機構とを備え、
    前記連結解除機構は、前記複数の駆動側カップリング部材のうちの第1群の駆動側カップリング部材と対応する保持体側カップリング部材との連結または解除と、当該第1群に属さない第2群の駆動側カップリング部材と対応する保持体側カップリング部材との連結または解除と、当該複数の駆動側カップリング部材のうちの全ての駆動側カップリング部材と対応する保持体側カップリング部材との連結または解除と、を選択的に行うことを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記連結解除機構は、一方向に回転駆動することで前記駆動側カップリング部材と対応する前記保持体側カップリング部材との連結を行い、他方向に回転駆動することで当該駆動側カップリング部材と対応する当該保持体側カップリング部材との連結解除を行う駆動部材を備えることを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 前記連結解除機構は、スライドすることにより前記第1群の駆動側カップリング部材と対応する保持体側カップリング部材との連結または解除を行う第1のスライド部材と、スライドすることにより前記第2群の駆動側カップリング部材と対応する保持体側カップリング部材との連結または解除を行う第2のスライド部材と、を備え、
    前記第1のスライド部材と前記第2のスライド部材とは重ねられて配設されたことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  9. 前記連結解除機構は、前記第1のスライド部材のスライドに連動して前記保持体側カップリング部材に対し進退し前記第1群の駆動側カップリング部材と対応する保持体側カップリング部材との連結または解除を行う第1の進退部材と、前記第2のスライド部材のスライドに連動して前記保持体側カップリング部材に対し進退し前記第2群の駆動側カップリング部材と対応する保持体側カップリング部材との連結または解除を行う第2の進退部材とを更に備え、
    前記第1の進退部材および前記第2の進退部材は、前記第1のスライド部材および前記第2のスライド部材のうちの一方のスライド部材側に配設されていることを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  10. 前記第1のスライド部材および前記第2のスライド部材のうちの他方のスライド部材のスライドに連動可能に配設され前記一方のスライド部材側に配設された進退部材は、当該一方のスライド部材に形成された貫通孔を通じて当該他方のスライド部材に連動することを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
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