JP5200451B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
請求項2に記載の発明は、前記カバー部材の開閉に連動して移動する移動部を更に備え、前記駆動機構は、前記カバー部材が開かれる際に前記移動部によって移動し当該カバー部材が閉じられる際に当該移動部によって移動せず所定位置に留まる移動部材を備え、当該移動部材を用いることで当該カバー部材側から駆動力を受け前記連結の解除を行うとともに、当該移動部材を用いることで当該カバー部材と非連動状態となり当該解除の前記維持を行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項3に記載の発明は、前記移動部材は、前記カバー部材が開かれる際に前記移動部によってスライドし、当該カバー部材が閉じられる際に当該移動部によってスライドせず前記所定位置に留まることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置である。
請求項4に記載の発明は、前記移動部材は、前記カバー部材が開かれた際に移動する前記移動部に接触することで当該移動部とともに移動し、当該カバー部材が閉じられる際に当該移動部と非接触状態となることで前記所定位置に留まることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置である。
請求項6に記載の発明は、前記移動部材は、前記連結手段による前記連結がなされる際に当該連結手段にて発生する駆動力によって前記移動が可能な位置に配設されることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置である。
請求項7に記載の発明は、前記カバー部材が開かれている際にユーザによって前記装置本体部に装着された前記回転部材を当該装置本体部の前記所定位置に配設する配設手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の画像形成装置である。
請求項8に記載の発明は、前記回転部材は、複数設けられ、前記配設手段は、前記複数設けられた回転部材の個々の回転部材を対応する前記所定位置に配設し、前記連結手段は、前記配設手段の状態を認識するセンサからの出力に基づき、前記連結を行うことを特徴とする請求項7記載の画像形成装置である。
請求項10に記載の発明は、装置本体部と、前記装置本体部に開閉可能に取り付けられ、当該装置本体部の一部を覆うカバー部材と、トナー像を保持する像保持体と、当該像保持体に対応して設けられ駆動力を当該像保持体に伝達可能な保持体側カップリング部材と、を備え、前記装置本体部に着脱可能に配設される画像形成ユニットと、前記保持体側カップリング部材に連結され、当該保持体側カップリング部材を介し前記像保持体を回転駆動させる駆動側カップリング部材と、前記カバ―部材が開かれる際に当該カバー部材に連動するとともに当該カバ―部材側から駆動力を受け前記保持体側カップリング部材と前記駆動側カップリング部材との連結を解除し、当該カバ―部材が閉じられる際には当該カバー部材と非連動状態となり当該解除を維持する駆動機構と、開かれた状態にある前記カバー部材が閉じられたことを認識し、当該認識に基づいて前記保持体側カップリング部材と前記駆動側カップリング部材との連結を行う連結手段と、を含む画像形成装置である。
請求項11に記載の発明は、前記駆動機構は、前記カバー部材の動作と前記駆動側カップリング部材の動作とを連動させる連動部材を備え、当該駆動機構による前記連結の解除は、当該カバー部材の開放により動作する当該連動部材により行われることを特徴とする請求項10記載の画像形成装置である。
請求項12に記載の発明は、前記連動部材は、前記カバー部材が閉じられる際の当該カバー部材の動作によっては動作せず当該カバー部材の動作と前記駆動側カップリング部材の動作とを連動させないことを特徴とする請求項11記載の画像形成装置である。
請求項13に記載の発明は、前記駆動側カップリング部材は、複数設けられた前記画像形成ユニットの各々に設けられた前記保持体側カップリング部材に対応して複数設けられ、前記カバー部材が閉じられている状態にて前記複数の駆動側カップリング部材のうちの所定の駆動側カップリング部材と対応する保持体側カップリング部材との連結を解除する解除手段を更に備えることを特徴とする請求項10記載の画像形成装置である。
請求項14に記載の発明は、装置本体部と、前記装置本体部に開閉可能に取り付けられ、当該装置本体部の一部を覆うカバー部材と、前記装置本体部に着脱可能に取り付けられ、トナー像を保持する像保持体と、前記像保持体に対応して設けられ、駆動力を当該像保持体に伝達可能な保持体側カップリング部材と、前記保持体側カップリング部材に連結され、当該保持体側カップリング部材を介し前記像保持体を回転駆動させる駆動側カップリング部材と、前記カバ―部材が開かれる際に当該カバー部材に連動するとともに当該カバ―部材側から駆動力を受け前記保持体側カップリング部材と前記駆動側カップリング部材との連結を解除し、当該カバ―部材が閉じられる際には当該カバー部材と非連動状態となり当該解除を維持する駆動機構と、を含む画像形成装置である。
請求項15に記載の発明は、前記カバー部材が閉じられた後に前記保持体側カップリング部材と前記駆動側カップリング部材との連結を行う連結手段を更に備えることを特徴とする請求項14記載の画像形成装置である。
本発明の請求項4によれば、カバー部材が閉じられる際に移動部と移動部材とが非接触状態となるため移動部材を所定位置に留めることが可能となる。
本発明の請求項5によれば、保持体側カップリング部材と駆動側カップリング部材との連結の解除を、本発明を採用しない場合に比べて、確実に行うことができる。
本発明の請求項6によれば、本発明を採用しない場合に比べて、モータなどの駆動源を減らすことが可能となり画像形成装置を安価に構成することができる。
本発明の請求項8によれば、本発明を採用しない場合に比べて、センサの数を減らすことが可能となり画像形成装置を安価に構成することができる。
本発明の請求項9によれば、本発明を採用しない場合に比べて、ユーザ等が行う操作の簡略化を図ることができる。
本発明の請求項10によれば、本発明を採用しない場合に比べて、感光体ドラムや画像形成ユニットなどが所定位置に配設されていない場合に発生しうる部材の破損などを抑制することができる。
本発明の請求項11によれば、例えば画像形成装置の電源がオフ状態にあったとしても連結の解除を行うことができる。
本発明の請求項12によれば、カバー部材が閉じられたとしても連結の解除状態を維持することができる。
本発明の請求項13によれば、本発明を採用しない場合に比べて、例えば像保持体の摩耗を抑制することができる。
本発明の請求項14によれば、本発明を採用しない場合に比べて、感光体ドラムや画像形成ユニットなどが所定位置に配設されていない場合に発生しうる部材の破損などを抑制することができる。
本発明の請求項15によれば、像保持体の回転駆動が可能となり画像形成が可能となる。
図1は、本発明が適用される画像形成装置の全体構成を示す図である。図1に示す画像形成装置1は、電子写真方式を用いた所謂タンデム型のデジタルカラープリンタであって、カバー2および装置本体3の内部に、各色の画像データに対応して画像形成を行う画像形成プロセス部24を備えている。また、画像形成装置1内に設けられた各部、各装置の動作を制御する制御部22を備えている。さらに、例えばパーソナルコンピュータ(PC)5やスキャナ等の画像読取装置6等から受信した画像データに所定の画像処理を施す画像処理部21、処理プログラムや画像データ等が記憶される例えばハードディスク(Hard Disk Drive)にて実現される主記憶部23を備えている。
現像器13は、画像形成ユニット10それぞれにおいて、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色トナーと磁性キャリアとからなる二成分現像剤を保持して、感光体ドラム11上に形成された静電潜像を各色トナーで現像する。
ドラムクリーナ14は、ウレタンゴム等のゴム材料により形成された板状部材を感光体ドラム11表面に接触させて、感光体ドラム11上に付着したトナーや紙粉等を除去する。
また、用紙搬送ベルト30の感光体ドラム11側の最上流部には、用紙搬送ベルト30を帯電する吸着ロール34が配置されている。用紙搬送ベルト30は、表面が吸着ロール34により所定電位に帯電されることで、用紙Pを安定的に静電吸着する。
さらに、用紙搬送ベルト30の下流側であって用紙搬送路M1上には、用紙P上の未定着トナー像に対して熱および圧力による定着処理を施す定着器28が設けられている。
一方、排紙側には、定着器28にて定着処理された用紙Pを搬送する排紙ロール54が配設されている。また、排紙側には、反転ロール55が設けられている。この反転ロール55は、片面プリントの場合には用紙Pを装置本体3の上部に設けられた排紙積載部57に向けて排出し、両面プリントの場合には逆方向に回転することで、定着器28にて片面が定着された用紙Pを両面搬送路M2に向けて送り出す。なお、両面搬送路M2には、両面搬送路M2に沿って複数の搬送ロール56が設けられている。
その後、各色トナー像が静電転写された用紙Pは、画像形成ユニット10Kの下流で用紙搬送ベルト30から剥離され、定着器28に搬送される。用紙Pが定着器28に搬送されると、用紙P上の未定着トナー像は、熱および圧力による定着処理を受けて用紙Pに定着される。各色トナー像が定着された用紙Pは、画像形成装置1の排出部に設けられた排紙積載部57に積載される。一方、両面プリント時には、両面搬送路M2を経由して再度の同様な画像形成動作が行なわれた後、排紙積載部57に積載される。
図2は、カバー2が開いた状態における画像形成装置1を示した図である。
上述のとおり、本実施形態における画像形成装置1は、カバー2と装置本体3とを備えている。そして、配設手段の1つとして機能するカバー2は、下方に設けられた支点4を中心として装置本体3に対し開閉可能に配設されている。また、カバー2には、用紙搬送ベルト30、転写ロール31、アイドルロール32、駆動ロール33、吸着ロール34等が取り付けられている。このため、カバー2を開けると、同図に示すように、用紙搬送ベルト30、転写ロール31、アイドルロール32等がカバー2側に随伴した状態となる。この結果、カバー2の開放により、画像形成ユニット10が露出状態となるとともに、用紙搬送路M1へのユーザ等のアクセスが可能となる。ここで、画像形成ユニット10は、上述のとおり、装置本体3に交換可能に配設され、現像器13内のトナーが消費された場合等に、画像形成ユニット10単位で交換される。そして、画像形成ユニット10の交換がなされカバー2が閉じられると、画像形成ユニット10の各々は、用紙搬送ベルト30を介し配設手段の1つとして機能する転写ロール31により押圧されることで、装置本体3の所定位置に配置される。なお、本実施形態における画像形成装置1は、カバー2が閉じられた場合に所定の出力を行うセンサ(不図示)を備えている。
本実施形態における画像形成装置1は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kを用いての画像形成が行われる際、即ち、フルカラーの画像形成が行われる際、用紙搬送ベルト30が全ての感光体ドラム11に接触するように配設される。また、黒(K)の画像形成ユニット10Kを用いての画像形成が行われる際、即ち単色の画像が形成される際、用紙搬送ベルト30が画像形成ユニット10Y,10M,10Cにおける感光体ドラム11から離間するように配設される。
第2の支持部35bは、用紙搬送ベルト30を挟んで画像形成ユニット10Y,10M,10Cの対向位置に配設される。また、第2の支持部35bは、転写ロール31yと転写ロール31mとの間に、内部にカム38が配設される貫通孔35dを備えている。さらに、第2の支持部35bは、転写ロール31yよりも用紙搬送ベルト30の進行方向上流側に、駆動ロール33を通過した用紙搬送ベルト30の進行方向を規定する規定ロール39bを備えている。
なお、第1の支持部35aと第2の支持部35bとの間には、第2の支持部35bを第1の支持部35aに対して回転(揺動)させるための支点35cが設けられている。
図4は、画像形成ユニット10の一側部側を示した斜視図である。同図に示すように、本実施形態では、画像形成ユニット10の一側部側に、画像形成ユニット10における各々の感光体ドラム11を回転駆動させる駆動ユニット40が設けられている。また、駆動ユニット40からの駆動力を感光体ドラム11に伝達し又は非伝達とする切換ユニット60が設けられている。
一方、駆動ユニット40は、モータM3と、感光体側カップリング部材18の各々に対応して設けられ、モータM3にて発生した駆動力により回転駆動する駆動側カップリング部材43y,43m,43c,43k(以下、「駆動側カップリング部材43」とも称する)を備えている。駆動側カップリング部材43の各々は、切換ユニット60のハウジング61に形成された4つの溝62内において露出した状態となっている。また、駆動側カップリング部材43の各々は、対応する感光体側カップリング部材18に連結される。この結果、各感光体ドラム11は、モータM3からの駆動力を受け、回転駆動する。
同図に示すように、本実施形態における駆動ユニット40は、上下方向に隣接して配置され、また回転可能に配設された4本のシャフト42y,42m,42c,42kを備えている。また、シャフト42y,42m,42c,42kの各々に取り付けられた4枚のギア41y,41m,41c,41k(以下、「ギア41」とも称する)を備えている。これらのギア41は、モータM3からの駆動力を伝達する伝達ギア(不図示)に噛み合った状態で配設されており、モータM3からの駆動力を受け回転駆動する。これによって、上記シャフト42y,42m,42c,42kも回転駆動する。
また、切換ユニット60は、ハウジング61の側面に沿うように配設され第2駆動ギア82等からの駆動力を受け上下方向にスライドする第2可動プレート84を備えている。さらに、切換ユニット60は、装置本体3(図1参照)側に取り付けられ、第1駆動ギア81および第2駆動ギア82を回転可能に保持する保持部材80を備えている。
図6は、切換ユニット60等を駆動ユニット40側から示した斜視図である。なお、本図においては、駆動ユニット40(図5参照)の図示を省略している。
詳細は後述するが、切換ユニット60は、第1可動プレート83や第2可動プレート84に連動し、感光体側カップリング部材18に対して進退する4つの進退部材70y,70m,70c,70k(以下、「進退部材70」とも称する)を備えている。そして、進退部材70の各々は、ハウジング61の側部に上下方向に並列配置された4つの収容部63y,63m,63c,63k(以下、「収容部63」とも称する)に、回転可能な状態で収容されている。また、切換ユニット60は、側部に、第1可動プレート83および第2可動プレート84のスライド方向を規定するガイド(不図示)を備えている。
ここで、図7は、第1可動プレート83、第2可動プレート84、および進退部材70を示した斜視図である。
同図に示すとおり、進退部材70の各々は、中心に貫通孔を備え輪状に形成されたリング部70aと、このリング部70aから外方に突出した腕部70bと、腕部70bの先端部に長穴状に形成された貫通孔70dとを備えている。
一方、第2可動プレート84は、長尺状および薄板状に形成され、駆動ユニット40(図5参照)側且つ上端部に、駆動ユニット40側に突出し進退部材70kにおける貫通孔70dに貫通配設される突出部84aを備えている。また、一側面且つ下端部に、第2駆動ギア82(図6参照)と噛み合うラックギア部84eを備えている。
上記のとおり、本実施形態における切換ユニット60は、ハウジング61に進退部材70y,70m,70c,70kを収容する4つの収容部63y,63m,63c,63kを備えている。そして、本実施形態では、この収容部63の内部に、駆動側カップリング部材43y,43m,43c,43kが配設される。
各駆動側カップリング部材43は、シャフト42y,42m,42c,42kに取り付けられるとともに、不図示のコイルスプリングにより各感光体側カップリング部材18に向けて押圧される。これにより、各駆動側カップリング部材43は、対応する感光体側カップリング部材18に連結される。第1の状態においては、本図に示すように、全ての駆動側カップリング部材43が感光体側カップリング部材18に連結された状態となり、全ての感光体ドラム11が回転駆動される。このため、第1の状態では、全ての画像形成ユニット10を用いての画像形成、即ちフルカラーの画像形成が可能となる。
図9は、図8における駆動側カップリング部材43cの周辺を拡大して示した図である。
本実施形態における駆動ユニット40は、シャフト42cに貫通配設され、両端部がシャフト42cの外周面から突出した突出ピン44を備えている。そして、この突出ピン44は、駆動側カップリング部材43cの内部に配設されるとともに、シャフト42cがモータM3(図4参照)により回転駆動をした際、駆動側カップリング部材43cの内部に形成された突き当て面45に突き当たるように配設されている。この結果、シャフト42cの回転に連動して駆動側カップリング部材43cも回転する。
一方、本実施形態における進退部材70cは、リング部70aの内周面に、内方に突出した内方突出部70eを備えている。
なお、本実施形態における駆動側カップリング部材43cは、感光体側カップリング部材18cに連結される連結部材19aと、連結部材19aを支持する支持部材19bの2部材を組み付けることで構成されている。
第1可動プレート83が上方へスライドすると、上記のとおり、第1突出部83aは上部長穴84b内を上方へ、第2突出部83bは中部長穴84c内を上方へ、第3突出部83cは下部長穴84dを上方へ移動する。また、進退部材70kを除く進退部材70の各々は、上記のとおり矢印A方向に回転する。この結果、図10、図11に示すとおり、第1突出部83aは上部長穴84bの上部に、第2突出部83bは中部長穴84cの上部に、第3突出部83cは下部長穴84dの上部に位置する。また、進退部材70y,70m,70cにおける腕部70bは、図中斜め上方を向いた状態となる(以下、本状態を「第2の状態」と称する)。
図9においては説明を省略したが、本実施形態における切換ユニット60は、収容部63cの内壁に、内方に突出して配設されるとともに螺旋状に形成されたガイド突起66を備えている。そして、上記のように第1可動プレート83(図10参照)が上方へスライドすることで進退部材70cが回転すると、進退部材70cはこのガイド突起66によってガイドされ、感光体側カップリング部材18cから離れる方向に移動する(後退する)。そして、進退部材70cが感光体側カップリング部材18cから離れる方向に移動すると、駆動側カップリング部材43cも感光体側カップリング部材18cから離れる方向に移動(スライド)する。
上述のとおり、本実施形態では、第1可動プレート83に設けられたラックギア部83dに噛み合う第1駆動ギア81、第2可動プレート84に設けられたラックギア部84eに噛み合う第2駆動ギア82が配設されている。
また、本実施形態では更に、第1駆動ギア81を回転駆動させる駆動装置85が配設されている。駆動装置85は、モータM4と、複数枚のギアで構成されモータM4にて発生した駆動力を第1駆動ギア81に伝達する伝達ギア85aとを備えている。なお、上記第1の状態から第2の状態への移行は、駆動装置85により回転駆動される第1駆動ギア81により行われる。また、本実施形態においては、駆動装置85、第1可動プレート83、第2可動プレート84、および進退部材70などが連結手段の一例として機能している。また、本実施形態においては、駆動装置85、第1可動プレート83、進退部材70y,70m,70kなどが解除手段の一例として機能している。
また、本実施形態では更に、回転可能に配設され第2駆動ギア82に噛み合う第1ギア87と、同じく回転可能に配設され第1ギア87に噛み合う第2ギア88とが配設されている。さらに、カバー2が開かれた際に第2ギア88を回転駆動させる回転機構90が配設されている。なお、本実施形態においては、回転機構90、第2ギア88、第1ギア87、第2駆動ギア82、第2可動プレート84、第1可動プレート83、進退部材70が駆動機構、連動部材の一例として機能している。また、本実施形態においては、第2ギア88、第1ギア87、第2駆動ギア82、第2可動プレート84、第1可動プレート83、進退部材70が駆動部材の一例として機能している。
回転機構90は、一端部がカバー2の背部に取り付けられカバー2の開閉動作に連動して移動する連動腕2aと、連動腕2aの他端部に貫通配設された移動部の一例としての貫通シャフト2bとを備えている。また、回転機構90は、スライド可能に配設されたスライド部材の一例としての第3可動プレート92と、第3可動プレート92をガイドするガイド部材91と、第3可動プレート92の下辺に取り付けられ第2ギア88と噛み合うラックギア部材93とを備えている。
ラックギア部材93は、両プレート側本体部92aを跨る形で配設されるとともに、プレート側本体部92aの下縁部に固定されている。
図15(a)の状態にてカバー2(図14(a)参照)が開かれると、カバー2に連動して連動腕2aも移動する。この結果、図中矢印Bに示すように、貫通シャフト2bがプレート側長穴92bの左端部方向に移動する。
そして、カバー2がさらに開かれると、図15(b)に示すように、貫通シャフト2bがプレート側長穴92bの左端部にて、プレート側本体部92aに突き当たる。そして、カバー2が更に開かれると、貫通シャフト2bの移動とともに第3可動プレート92の図中左方(矢印E参照)への移動が開始される。
そして、カバー2が完全に開かれると、図15(c)に示すとおり、第3可動プレート92がガイド部材91の左方側に位置するとともに、第1可動プレート83および第2可動プレート84(図13参照)の上方へのスライドが完了する。
そして、図15(c)の状態からカバー2の閉動作が開始されると、貫通シャフト2bは、プレート本体部92aの左端部から離れ、プレート側長穴92b内を、図中矢印Gに示す方向に移動する。そして、カバー2が完全に閉じられると、貫通シャフト2bは、図15(d)に示すように、プレート側長穴92bの右端に配設される。
そして、図15(d)に示すように、第2ギア88を図中矢印Hに示す方向に回転駆動させると、第3可動プレート92は図中右方(矢印J参照)にスライドする。この結果、回転機構90は、初期状態(図15(a)、(e)に示す状態)となる。なお、詳細は後述するが、第2ギア88の回転駆動は、第2可動プレート84(図13参照)の下方へのスライドにより行われる。
図16は、回転機構90が図15(b)の状態にある切換ユニット60の側部を示したものである。カバー2の開放を開始すると、図15(a)を用いて説明したとおり、貫通シャフト2bがプレート側長穴92bの左端部方向に移動する。この結果、回転機構90は図15(b)に示す状態となるとともに、カバー2等は図16に示す状態となる。
カバー2の開放が終了すると、回転機構90が図15(c)に示した状態となるとともに、第1可動プレート83および第2可動プレート84の上方へのスライドも終了する。そして、第1可動プレート83および第2可動プレート84の上方へのスライドが終了すると、各進退部材70の回転も終了し、図17に示すとおり、腕部70bが斜め上方を向いた状態となる。
この結果、全ての駆動側カップリング部材43が駆動ユニット40側へスライドし、図18に示すとおり、駆動側カップリング部材43と感光体側カップリング部材18との連結が全て解除された状態となる。また、カバー2の開放が終了すると、図2にも示したとおり、画像形成ユニット10が露出した状態となる。このため、カバー2の開放によりユーザ等による画像形成ユニット10の交換が可能となる。なお、駆動側カップリング部材43と感光体側カップリング部材18との連結が解除された場合、駆動側カップリング43は、感光体側カップリング部材18に干渉しない位置に配置される。
また、カバー2の内側に、配設手段に相当するカバー部材を更に設けることもできる。そして、このカバー部材の閉動作によって、画像形成ユニット10を所定位置に配置し、カバー2の閉動作によって感光体側カップリング部材18と駆動側カップリング43との連結を行うことができる。なお、カバー2が閉じられた後に、感光体側カップリング部材18と駆動側カップリング43との連結を行うことももちろん可能である。
Claims (15)
- 装置本体部と、
前記装置本体部の所定位置に着脱可能に配設される回転部材と、
前記回転部材に対応して設けられ、駆動力を当該回転部材に伝達可能な回転側カップリング部材と、
前記回転側カップリング部材に連結され、当該回転側カップリング部材を介し前記回転部材を回転駆動させる駆動側カップリング部材と、
前記装置本体部に開閉可能に取り付けられ、当該装置本体部の一部を覆うカバー部材と、
前記カバ―部材が開かれる際に当該カバー部材に連動するとともに当該カバ―部材側から駆動力を受け前記回転側カップリング部材と前記駆動側カップリング部材との連結を解除し、当該カバ―部材が閉じられる際には当該カバー部材と非連動状態となり当該解除を維持する駆動機構と、
前記カバー部材が閉じられた後、前記回転側カップリング部材と前記駆動側カップリング部材との連結を行う連結手段と、
を含む画像形成装置。 - 前記カバー部材の開閉に連動して移動する移動部を更に備え、
前記駆動機構は、前記カバー部材が開かれる際に前記移動部によって移動し当該カバー部材が閉じられる際に当該移動部によって移動せず所定位置に留まる移動部材を備え、当該移動部材を用いることで当該カバー部材側から駆動力を受け前記連結の解除を行うとともに、当該移動部材を用いることで当該カバー部材と非連動状態となり当該解除の前記維持を行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記移動部材は、前記カバー部材が開かれる際に前記移動部によってスライドし、当該カバー部材が閉じられる際に当該移動部によってスライドせず前記所定位置に留まることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
- 前記移動部材は、前記カバー部材が開かれた際に移動する前記移動部に接触することで当該移動部とともに移動し、当該カバー部材が閉じられる際に当該移動部と非接触状態となることで前記所定位置に留まることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
- 前記所定位置に留まった前記移動部材は、前記カバー部材が閉じられた後に、前記移動部による移動が可能な位置に配設されることを特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載の画像形成装置。
- 前記移動部材は、前記連結手段による前記連結がなされる際に当該連結手段にて発生する駆動力によって前記移動が可能な位置に配設されることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
- 前記カバー部材が開かれている際にユーザによって前記装置本体部に装着された前記回転部材を当該装置本体部の前記所定位置に配設する配設手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の画像形成装置。
- 前記回転部材は、複数設けられ、
前記配設手段は、前記複数設けられた回転部材の個々の回転部材を対応する前記所定位置に配設し、
前記連結手段は、前記配設手段の状態を認識するセンサからの出力に基づき、前記連結を行うことを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。 - 前記配設手段は、閉じられる前記カバー部材の動きによって前記回転部材を前記所定位置に配設することを特徴とする請求項7又は8に記載の画像形成装置。
- 装置本体部と、
前記装置本体部に開閉可能に取り付けられ、当該装置本体部の一部を覆うカバー部材と、
トナー像を保持する像保持体と、当該像保持体に対応して設けられ駆動力を当該像保持体に伝達可能な保持体側カップリング部材と、を備え、前記装置本体部に着脱可能に配設される画像形成ユニットと、
前記保持体側カップリング部材に連結され、当該保持体側カップリング部材を介し前記像保持体を回転駆動させる駆動側カップリング部材と、
前記カバ―部材が開かれる際に当該カバー部材に連動するとともに当該カバ―部材側から駆動力を受け前記保持体側カップリング部材と前記駆動側カップリング部材との連結を解除し、当該カバ―部材が閉じられる際には当該カバー部材と非連動状態となり当該解除を維持する駆動機構と、
開かれた状態にある前記カバー部材が閉じられたことを認識し、当該認識に基づいて前記保持体側カップリング部材と前記駆動側カップリング部材との連結を行う連結手段と、
を含む画像形成装置。 - 前記駆動機構は、前記カバー部材の動作と前記駆動側カップリング部材の動作とを連動させる連動部材を備え、当該駆動機構による前記連結の解除は、当該カバー部材の開放により動作する当該連動部材により行われることを特徴とする請求項10記載の画像形成装置。
- 前記連動部材は、前記カバー部材が閉じられる際の当該カバー部材の動作によっては動作せず当該カバー部材の動作と前記駆動側カップリング部材の動作とを連動させないことを特徴とする請求項11記載の画像形成装置。
- 前記駆動側カップリング部材は、複数設けられた前記画像形成ユニットの各々に設けられた前記保持体側カップリング部材に対応して複数設けられ、
前記カバー部材が閉じられている状態にて前記複数の駆動側カップリング部材のうちの所定の駆動側カップリング部材と対応する保持体側カップリング部材との連結を解除する解除手段を更に備えることを特徴とする請求項10記載の画像形成装置。 - 装置本体部と、
前記装置本体部に開閉可能に取り付けられ、当該装置本体部の一部を覆うカバー部材と、
前記装置本体部に着脱可能に取り付けられ、トナー像を保持する像保持体と、
前記像保持体に対応して設けられ、駆動力を当該像保持体に伝達可能な保持体側カップリング部材と、
前記保持体側カップリング部材に連結され、当該保持体側カップリング部材を介し前記像保持体を回転駆動させる駆動側カップリング部材と、
前記カバ―部材が開かれる際に当該カバー部材に連動するとともに当該カバ―部材側から駆動力を受け前記保持体側カップリング部材と前記駆動側カップリング部材との連結を解除し、当該カバ―部材が閉じられる際には当該カバー部材と非連動状態となり当該解除を維持する駆動機構と、
を含む画像形成装置。 - 前記カバー部材が閉じられた後に前記保持体側カップリング部材と前記駆動側カップリング部材との連結を行う連結手段を更に備えることを特徴とする請求項14記載の画像形成装置。
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