JP4842401B2 - スタビライザブッシュ - Google Patents

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Description

本発明は、スタビライザバーと、車両のボディに取り付けられるブラケットと、の間に介装され、スタビライザバーの振動がボディに伝達するのを抑制するスタビライザブッシュに関する。
図6に、車両のサスペンションの模式図を示す。なお、細線は旋回前の状態を、実線は旋回中の状態を、それぞれ示す。図6に示すように、スタビライザブッシュ700L、700Rは、ブラケット701L、701Rを介して、車両のボディ(図略)に固定されている。スタビライザブッシュ700L、700Rの保持孔702L、702Rには、スタビライザバー703が配置されている。
例えば、車両が左に旋回する場合、図6に示すように、遠心力により、左側(内輪側)の前輪704Lに対して、右側(外輪側)の前輪704Rが沈み込む。このため、スタビライザバー703が、図中、左方から見て反時計回り方向に捩られる。当該捩りに対する弾性復元力を利用して、スタビライザバー703は、旋回時の車両のロールを抑制している。
スタビライザバー703が捩られる際、あるいは捩られたスタビライザバー703が弾性復元力により復動する際、スタビライザバー703外周面と保持孔702L、702Rの内周面とは、相対的に摺動する。摺動時の摩擦抵抗が大きいと、異音(いわゆるスティックスリップ音)が大きくなるおそれがある。また、車両の乗り心地が悪くなるおそれがある。
この点に鑑み、従来は、保持孔702L、702Rに、摩擦係数の小さいPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)製のライナーを挿入していた。そして、ライナーの内周面と、スタビライザバー703の外周面と、を摺接させていた。しかしながら、PTFE製のライナーは、比較的高価である。このため、PTFE製のライナーを採用すると、スタビライザブッシュ700L、700Rの製造コストが高くなってしまう。
そこで、PTFE製のライナーを要しないスタビライザブッシュが開発されている。例えば、特許文献1には、自己潤滑ゴム製のゴム弾性体を有するスタビライザブッシュが開示されている。ゴム弾性体は、保持孔を備えている。保持孔には、スタビライザバーが配置されている。同文献記載のスタビライザブッシュによると、自己潤滑ゴムの成分である脂肪酸アミドを保持孔の内周面に滲み出させることにより、スタビライザブッシュとスタビライザバーとの間の摩擦抵抗を小さくしている。
また、特許文献2には、自己潤滑ゴム製のゴム弾性体と、潤滑剤と、を備えるスタビライザブッシュが開示されている。ゴム弾性体は、保持孔を備えている。保持孔には、スタビライザバーが配置されている。保持孔の内周面には、格子状のリブが形成されている。潤滑剤は、格子状のリブ間に形成される凹部に、保持されている。当該凹部が潤滑剤の貯留部として機能することにより、潤滑剤の保持性が高められている。同文献記載のスタビライザブッシュによると、スタビライザブッシュとスタビライザバーとの間に、潤滑剤を円滑に供給し続けることができる。このため、さらに、スタビライザブッシュとスタビライザバーとの間の摩擦抵抗を小さくすることができる。なお、特許文献2の段落[0026]には、潤滑剤の一例として、モリブデン粒子等の潤滑性を有する粒子を含有するドライコート膜が開示されている。
特開平5−255519号公報 特開2006−273181号公報
ところが、特許文献1のスタビライザブッシュの場合、自己潤滑ゴムを採用するだけでは、必ずしも満足の行くレベルにまで、スタビライザブッシュとスタビライザバーとの間の摩擦抵抗を小さくすることは困難である。
また、特許文献2のスタビライザブッシュの場合、保持孔の内周面に、格子状のリブを形成する必要がある。このため、内周面の形状が複雑化する。また、自己潤滑ゴム製のゴム弾性体の保持孔の内周面をドライコート膜で覆う場合、ゴム弾性体から滲み出てくるブリード性潤滑剤により、保持孔の内周面からドライコート膜が剥離しやすい。また、そもそもブリード性潤滑剤が滲み出る保持孔の内周面に、ドライコート膜を配置する作業自体が困難である。この点、特許文献2には、保持孔の内周面に対するドライコート膜の配置方法が、具体的に開示されていない。
本発明のスタビライザブッシュは、上記課題に鑑みて完成されたものである。したがって、本発明は、スタビライザバー外周面との間の摩擦抵抗が小さく、ゴム弾性体から被膜が剥離しにくいスタビライザブッシュを提供することを目的とする。
(1)上記課題を解決するため、本発明のスタビライザブッシュは、エラストマーと、ブリード性潤滑剤と、を含有する自己潤滑ゴム製であって、径方向内側にスタビライザバーを保持する保持孔を有すると共に、ブラケットにより車両のボディに取り付けられる筒状のゴム弾性体と、該保持孔の内周面を覆うと共に、メルカプト基を持つ樹脂を含有し、該ゴム弾性体の変形に追従して変形可能な被膜と、該ゴム弾性体の該ブリード性潤滑剤が該被膜を透過して該被膜の表面に滲み出ることにより該被膜の表面に形成されると共に、該スタビライザバーの外周面に相対的に摺接する潤滑膜と、を備えてなることを特徴とする(請求項1に対応)。
本発明のスタビライザブッシュは、ゴム弾性体と被膜と潤滑膜とを備えている。このうち、潤滑膜がスタビライザバーに摺接する。また、スタビライザブッシュとスタビライザバーとの摺動界面において、仮に、潤滑膜が不足する部分がある場合には、当該部分からブリード性潤滑剤を含有する被膜が表出し、スタビライザバーに摺接する。このように、本発明のスタビライザブッシュによると、主位的に潤滑膜が、予備的に被膜が、スタビライザバーに摺接する。また、ゴム弾性体がスタビライザバーに摺接しない。このため、スタビライザバーとの間の摩擦抵抗が小さい。
また、被膜を形成する樹脂には、メルカプト基(−SH)が導入されている。メルカプト基は、エラストマーに対する反応性が高い官能基である。このため、本発明のスタビライザブッシュによると、ゴム弾性体と被膜とを、強固に接合(化学結合)することができる。したがって、ゴム弾性体から被膜が剥離しにくい。また、ゴム弾性体の変形に追従して、被膜が変形しやすい。
(1−1)好ましくは、上記(1)の構成において、前記保持孔の内周面は、略平滑曲面状を呈している構成とする方がよい。前出特許文献2のスタビライザブッシュの場合、格子状のリブ間に形成される凹部により、潤滑剤を保持している。これに対して、本発明のスタビライザブッシュの場合、透過性を有する被膜によりブリード性潤滑剤を保持することができる。このため、特許文献2のスタビライザブッシュに必須の凹部は、本発明のスタビライザブッシュの場合、必須ではない(ただし、凹部があっても、上記(1)の構成に含まれる)。
この点に鑑み、本構成の保持孔の内周面は、略平滑曲面状(人為的な凹凸形状が付されていない曲面状。)を呈している。このため、保持孔の内周面に、凹部を形成する必要がない。
また、前出特許文献2のスタビライザブッシュの場合、格子状のリブの頂部が、スタビライザバーに摺接(線接触)してしまう。スタビライザバーからリブの頂部に加わる圧力は、比較的高い。このため、リブの頂部は摩耗しやすい。したがって、ゴム弾性体の耐久性が低い。
これに対して、本構成の保持孔の内周面には、凹凸形状が付されていない。このため、内周面は、被膜および潤滑膜(場合によっては被膜のみ)を介して、略全面的にスタビライザバーに面接触する。したがって、ゴム弾性体の耐久性が高い。
(2)好ましくは、上記(1)の構成において、前記被膜は、さらに、固体潤滑剤を含有する構成とする方がよい(請求項2に対応)。本構成によると、スタビライザバーに対する被膜自体の摩擦抵抗が小さくなる。このため、スタビライザブッシュとスタビライザバーとの摺動界面において、スタビライザブッシュの潤滑膜が不足する部分がある場合でも、スタビライザバーとの間の摩擦抵抗を小さくすることができる。
(3)好ましくは、上記(2)の構成において、前記固体潤滑剤は、ポリテトラフルオロエチレン製である構成とする方がよい(請求項3に対応)。ポリテトラフルオロエチレンは、固体潤滑剤の中でも特に摩擦係数が小さい。このため、本構成によると、さらにスタビライザバーに対する被膜自体の摩擦抵抗が小さくなる。
(4)好ましくは、上記(3)の構成において、前記被膜は、前記固体潤滑剤を、前記樹脂100質量部に対して、200質量部以下含有する構成とする方がよい(請求項4に対応)。ここで、固体潤滑剤の含有量を200質量部以下としたのは、200質量部超過の場合、被膜が摩耗しやすくなるからである。すなわち、被膜の耐久性が低くなるからである。
(4−1)好ましくは、上記(4)の構成において、前記被膜は、前記固体潤滑剤を160質量部以下含有する構成とする方がよい。こうすると、被膜の耐久性を確保しつつ、スタビライザバーに対する被膜の摩擦抵抗を小さくすることができる。
(4−2)好ましくは、上記(4−1)の構成において、前記被膜は、前記固体潤滑剤を110質量部以上130質量部以下含有する構成とする方がよい。ここで、固体潤滑剤の含有量を110質量部以上としたのは、110質量部未満の場合、スタビライザバーに対する被膜の摩擦抵抗が大きくなるからである。また、固体潤滑剤の含有量を130質量部以下としたのは、130質量部超過の場合、被膜が摩耗しやすくなるからである。本構成によると、さらに、被膜の耐久性を確保しつつ、スタビライザバーに対する被膜の摩擦抵抗を小さくすることができる。
(5)好ましくは、上記(1)ないし(4)のいずれかの構成において、前記樹脂は、シリコーン樹脂である構成とする方がよい(請求項5に対応)。本構成によると、被膜がシリコーン樹脂を含んで形成されている。このため、ゴム弾性体のブリード性潤滑剤が被膜を透過しやすい。したがって、被膜の表面の少なくとも一部に、確実に潤滑膜を形成することができる。また、被膜がシリコーン樹脂を含んで形成されているため、比較的被膜が柔軟である。したがって、さらに、ゴム弾性体の変形に追従して、被膜が変形しやすい。
(6)好ましくは、上記(5)の構成において、前記シリコーン樹脂は、ストレートシリコーン樹脂およびその変性物よりも架橋構造が疎であって、ゴム弾性を有する構成とする方がよい(請求項6に対応)。
ここで、「ストレートシリコーン樹脂」とは、メチル基のみを含むシリコーン樹脂、およびメチルフェニル基のみを含むシリコーン樹脂をいう。また、「ストレートシリコーン樹脂の変性物」としては、エポキシ変性シリコーン樹脂、アルキッド変性シリコーン樹脂、ポリエステル変性シリコーン樹脂、シリカ変性シリコーン樹脂、アクリル変性シリコーン樹脂などが挙げられる。また、「ゴム弾性を有する」シリコーン樹脂としては、ゴム系コーティング剤などに用いられるゴム複合シリコーン樹脂、ゴム弾性シリコーン樹脂などが挙げられる。
本構成によると、シリコーン樹脂の架橋構造が疎であるため、ゴム弾性体のブリード性潤滑剤が、さらに被膜を透過しやすい。したがって、被膜の表面の少なくとも一部に、さらに確実に潤滑膜を形成することができる。
本発明によると、スタビライザバーとの間の摩擦抵抗が小さく、ゴム弾性体から被膜が剥離しにくいスタビライザブッシュを提供することができる。
図1は本発明のスタビライザブッシュの一実施形態であるスタビライザブッシュの配置図である。 図2は同スタビライザブッシュとブラケットとの合体斜視図である。 図3は同スタビライザブッシュとブラケットとの分解斜視図である。 図4は図2のIV−IV方向断面図である。 図5は図4の枠V内の拡大図である。 図6は車両のサスペンションの模式図である。
以下、本発明のスタビライザブッシュの実施の形態について説明する。
[スタビライザブッシュの配置]
まず、本実施形態のスタビライザブッシュの配置について説明する。図1に、本実施形態のスタビライザブッシュの配置図を示す。図1に示すように、車両9の前輪付近には、サスペンション90、ハブユニット91、ステアリングギヤ92、ドライブシャフト93などの部材が配置されている。サスペンション90は、スプリング900L、900R、ショックアブソーバ901L、901R、ロアサスペンションアーム902L、902R、スタビライザバー903などを備えている。スタビライザバー903は、鋼製であって、前方にC字状に膨出する長軸パイプ状を呈している。スタビライザバー903の左右方向両端は、ロアサスペンションアーム902L、902Rに連結されている。スタビライザバー903の中央部分の左右二箇所は、スタビライザブッシュ1L、1R、ブラケット2L、2Rを介して、車両9のボディ(図略)に連結されている。このように、スタビライザブッシュ1L、1Rは、スタビライザバー903と、車両9のボディと、の間に介装されている。スタビライザブッシュ1L、1Rは、前輪から入力される振動が、スタビライザバー903を介して、車両9のボディに伝達されるのを抑制している。
[スタビライザブッシュの構造]
次に、本実施形態のスタビライザブッシュ1L、1Rの構造について説明する。左右二つのスタビライザブッシュ1L、1Rの構成は同じである。以下、左側のスタビライザブッシュ1Lの構成について説明し、当該説明をもって右側のスタビライザブッシュ1Rの構成についての説明を兼ねるものとする。
図2に、本実施形態のスタビライザブッシュとブラケットとの合体斜視図を示す。図3に、本実施形態のスタビライザブッシュとブラケットとの分解斜視図を示す。図4に、図2のIV−IV方向断面図を示す。図2〜図4に示すように、本実施形態のスタビライザブッシュ1Lは、ゴム弾性体10Lと、被膜11Lと、潤滑膜12Lと、を備えている。
ゴム弾性体10Lは、左方向あるいは右方向から見て、中実のU字状を呈している。すなわち、ゴム弾性体10Lの上部分は、長方形状を呈している。ゴム弾性体の下部分は、半円状を呈している。ゴム弾性体10Lは、左右方向に貫通する保持孔100Lを備えている。保持孔100Lの内周面は、所定の曲率を持った略平滑曲面状を呈している。すなわち、保持孔100Lの内周面には、人為的な凹凸(例えば特許文献2の格子状のリブ)が形成されていない。ゴム弾性体10Lの外部と保持孔100Lの内部とは、切断部101Lを介して、連通している。保持孔100Lには、スタビライザバー903が配置されている。スタビライザバー903は、切断部101Lを上下方向に開いて形成される開口を介して、ゴム弾性体10Lの外部から保持孔100Lの内部に挿入される。ゴム弾性体10Lの左右両縁には、一対のフランジ部104Lが形成されている。一対のフランジ部104Lは、各々、上方に開口するU字状を呈している。
被膜11Lは、円筒状を呈している。被膜11Lは、保持孔100Lの内周面を覆っている。被膜11Lの膜厚(径方向厚さ)は、約20μmである。潤滑膜12Lは、液状であって、被膜11Lの表面(内周面)を覆っている。潤滑膜12Lの表面(潤滑膜12Lが不足する場合には被膜11Lの表面)は、スタビライザバー903の外周面に、当接している。
[スタビライザブッシュの材質]
次に、本実施形態のスタビライザブッシュ1L、1Rの材質について説明する。図5に、図4の枠V内の拡大図を示す。なお、図5は、本実施形態のスタビライザブッシュ1L、1Rの機能を説明するための、模式図である。
ゴム弾性体10Lは、自己潤滑ゴム製である。ゴム弾性体10Lは、NR(天然ゴム)とBR(ブタジエンゴム)とのブレンドゴム(以下、単に「ブレンドゴム」と称す。)102Lと、オレイン酸アミド103Lと、を備えている。ブレンドゴム102Lは、本発明のエラストマーに含まれる。オレイン酸アミド103Lは、本発明のブリード性潤滑剤に含まれる。
被膜11L(例えば、エスティーティー株式会社「SOLVEST 398」製)は、メルカプト基を持つシリコーン樹脂110Lと、PTFE製の固体潤滑剤111Lと、を備えている。固体潤滑剤111Lは、シリコーン樹脂110L100質量部に対して、120質量部含まれている。固体潤滑剤111Lは、粒径(メジアン径)が約1μm以下、平均粒径が約0.5μmの略球状を呈している。
潤滑膜12Lは、ゴム弾性体10Lのオレイン酸アミド103Lにより形成されている。すなわち、ゴム弾性体10Lのオレイン酸アミド103Lは、図5に白抜き矢印で示すように、被膜11Lを透過する。そして、被膜11Lの表面に滲み出る。滲み出たオレイン酸アミド103Lにより、潤滑膜12Lが形成される。
図5に白抜き両端矢印で示すように、スタビライザバー903は、車両9の挙動に応じて、軸周りに捩られる。一方、スタビライザブッシュ1Lは、後述するブラケット2Lを介して、車両9のボディに固定されている。このため、潤滑膜12Lの表面(潤滑膜12Lが不足する場合には被膜11Lの表面)は、スタビライザバー903の外周面に、相対的に摺接している。
[ブラケットの構造]
次に、本実施形態のブラケット2L、2Rの構造について説明する。左右二つのブラケット2L、2Rの構造は同じである。以下、左側のブラケット2Lの構造について説明し、当該説明をもって右側のブラケット2Rの構造についての説明を兼ねるものとする。図2〜図4に示すように、本実施形態のブラケット2Lは、鋼製であって、ブッシュ保持部20Lと、一対の固定部21Lと、を備えている。
ブッシュ保持部20Lは、左方向あるいは右方向から見て、上方に開口するU字状を呈している。ブッシュ保持部20Lの左右両縁には、一対のフランジ部200Lが形成されている。ブッシュ保持部20LのU字開口内部には、スタビライザブッシュ1Lにおける、一対のフランジ部104L間の部分が、収容されている。一対のフランジ部200Lは、一対のフランジ部104Lに、左右方向内側から当接している。当該当接により、ブラケット2Lから、左右方向に、スタビライザブッシュ1Lが脱落するのを、抑制することができる。
一対の固定部21Lは、各々、長方形板状を呈している。一対の固定部21Lは、ブッシュ保持部20LのU字両端に連なっている。一対の固定部21Lには、各々、ボルト挿通孔210Lが穿設されている。一対のボルト挿通孔210Lには、各々、下方からボルト211Lが挿通されている。一方、車両9のボディ95の下面には、凹部950Lと、一対のボルト止着孔951Lと、が配置されている。凹部950Lの内部空間は、直方体状を呈している。凹部950Lには、スタビライザブッシュ1Lの上部分が挿入されている。一対のボルト止着孔951Lは、凹部950Lの前後方向に配置されている。ボルト211Lは、ボルト挿通孔210Lを貫通して、ボルト止着孔951Lにねじ止めされている。このように、一対のボルト211Lにより、ブラケット2Lがボディ95の下面に固定されている。また、スタビライザブッシュ1Lが、ブラケット2Lと、ボディ95の下面と、の間に、挟持、固定されている。固定される際、ゴム弾性体10Lの上部分は、締め代S(図2、図3参照)の分だけ、圧縮変形する。当該締め代Sにより、スタビライザブッシュ1Lは、スタビライザバー903の外周面に、圧接している。
[スタビライザブッシュの製造方法]
次に、本実施形態のスタビライザブッシュ1L、1Rの製造方法について説明する。左右二つのスタビライザブッシュ1L、1Rの製造方法は同じである。以下、左側のスタビライザブッシュ1Lの製造方法について説明し、当該説明をもって右側のスタビライザブッシュ1Rの製造方法についての説明を兼ねるものとする。
本実施形態のスタビライザブッシュ1L、1Rの製造方法は、組成物調製工程と架橋工程と脱脂工程と塗布工程と焼成工程とを有している。組成物調製工程においては、ブレンドゴム102Lの原料、オレイン酸アミド103L、架橋剤等を混練することにより、組成物を調製する。
架橋工程においては、組成物を、型締め済みの金型のキャビティに注入し、キャビティ内のブレンドゴム102Lの原料を架橋反応させる。続いて、金型を開き、キャビティからゴム弾性体10Lを回収する。それから、ゴム弾性体10Lに、切断部101L(図4参照)を形成する。なお、ゴム弾性体10Lの保持孔100Lの内周面には、オレイン酸アミド103Lが滲み出る。
脱脂工程においては、ゴム弾性体10Lの保持孔100Lの内周面を、IPA(イソプロピルアルコール)により、脱脂する。そして、保持孔100Lの内周面から、オレイン酸アミド103Lを除去する。
塗布工程においては、清浄な保持孔100Lの内周面に、塗料を塗布する。当該塗料は、メルカプト基を持つシリコーン樹脂110Lの原料と、PTFE製の固体潤滑剤111Lと、を含有している。
焼成工程においては、塗料が塗布されたゴム弾性体10Lを、焼成する。焼成により、メルカプト基を持つシリコーン樹脂110Lの原料が、熱硬化する。このようにして、保持孔100Lの内周面に、被膜11Lが形成される。ゴム弾性体10Lのオレイン酸アミド103Lは、形成された被膜11Lを透過する。被膜11Lを透過したオレイン酸アミド103Lにより、被膜11Lの表面に、潤滑膜12Lが形成される。このようにして、本実施形態のスタビライザブッシュ1Lを製造する。
[作用効果]
次に、本実施形態のスタビライザブッシュ1L、1Rの作用効果について説明する。本実施形態のスタビライザブッシュ1L、1Rの潤滑膜12Lは、スタビライザバー903に摺接する。また、例えば潤滑膜12Lの一時的な膜切れなどにより、潤滑膜12Lが不足する部分がスタビライザブッシュ1L、1Rとスタビライザバー903との摺動界面にある場合には、当該部分から被膜11Lが表出し、スタビライザバー903に摺接する。すなわち、潤滑膜12Lが不足する場合であっても、オレイン酸アミド103Lおよび固体潤滑剤111Lを含有する被膜11Lが、スタビライザバー903に摺接する。このように、本実施形態のスタビライザブッシュ1L、1Rによると、通常は、潤滑膜12Lがスタビライザバー903に摺接する。また、潤滑膜12Lが不足する場合は、被膜11Lがスタビライザバー903に摺接する。また、ゴム弾性体10Lがスタビライザバー903に摺接しない。このため、スタビライザバー903との間の摩擦抵抗が小さい。
また、被膜11Lを形成するシリコーン樹脂110Lには、メルカプト基(−SH)が導入されている。メルカプト基は、エラストマーに対する反応性が高い官能基である。このため、本実施形態のスタビライザブッシュ1L、1Rによると、ゴム弾性体10Lと被膜11Lとを、強固に接合(化学結合)することができる。したがって、ゴム弾性体10Lから被膜11Lが剥離しにくい。また、ゴム弾性体10Lの変形に追従して、被膜11Lが変形しやすい。また、固体潤滑剤111Lは、摩擦係数が特に小さいPTFE製である。この点においても、本実施形態のスタビライザブッシュ1L、1Rの被膜11Lは、スタビライザバー903に対する摩擦抵抗が小さい。
また、本実施形態のスタビライザブッシュ1L、1Rによると、固体潤滑剤111Lが、シリコーン樹脂110L100質量部に対して、120質量部含まれている。このため、被膜11Lの耐久性を確保しつつ、スタビライザバー903に対する被膜11Lの摩擦抵抗を小さくすることができる。
また、本実施形態のスタビライザブッシュ1L、1Rによると、被膜11Lを形成する樹脂が、シリコーン樹脂110Lである。このため、ゴム弾性体10Lのオレイン酸アミド103Lが被膜11Lを透過しやすい。したがって、被膜11Lの表面に、確実に潤滑膜12Lを形成することができる。また、被膜11Lがシリコーン樹脂110Lを含んで形成されているため、比較的被膜11Lが柔軟である。したがって、この点においても、ゴム弾性体10Lの変形に追従して、被膜11Lが変形しやすい。
また、被膜11L(例えば、エスティーティー株式会社「SOLVEST 398」製)を形成するシリコーン樹脂110Lは、ゴム弾性シリコーン樹脂である。シリコーン樹脂110Lは、ストレートシリコーン樹脂およびその変性物よりも架橋構造が疎であって、ゴム弾性を有している。このため、ゴム弾性体10Lのオレイン酸アミド103Lが、さらに被膜11Lを透過しやすい。したがって、さらに確実に潤滑膜12Lを形成することができる。
また、本実施形態のスタビライザブッシュ1L、1Rによると、透過性を有する被膜11Lによりオレイン酸アミド103Lを保持することができる。このため、前出特許文献2のスタビライザブッシュのように、オレイン酸アミド103L保持用の凹部をゴム弾性体10Lに形成する必要がない。
また、本実施形態のスタビライザブッシュ1L、1Rによると、ゴム弾性体10Lと被膜11Lとの界面は、ミクロ的には凹凸形状を呈している。すなわち、界面においては、ゴム弾性体10Lと被膜11Lとが、互いに食い込んでいる。このため、いわゆる「アンカー効果」により、ゴム弾性体10Lと被膜11Lとを、強固に接合することができる。
<その他>
以上、本発明のスタビライザブッシュの実施の形態について説明した。しかしながら、実施の形態は上記形態に特に限定されるものではない。当業者が行いうる種々の変形的形態、改良的形態で実施することも可能である。
ゴム弾性体10Lのエラストマーの材質は、特に限定しない。例えば、NR、BR、IR(イソプレンゴム)、SBR(スチレンブタジエンゴム)、CR(クロロプレンゴム)、NBR(ニトリルゴム)、EPDM(エチレンプロピレンゴム)、IIR(ブチルゴム)、ACM(アクリルゴム)、U(ウレタンゴム)、シリコーンゴムあるいはこれらのブレンド材などを用いることができる。
また、ゴム弾性体10Lのブリード性潤滑剤の材質も、特に限定しない。例えば、脂肪酸アミド(不飽和脂肪酸アミド(オレイン酸アミド、エルカ酸アミドなど)、飽和脂肪酸アミド(ステアリン酸アミド、ベヘニン酸アミドなど))、シリコーンオイル、ポリエチレングリコール型界面活性剤などを用いることができる。
また、被膜11Lの樹脂の材質も、特に限定しない。例えば、ポリエステル、アクリル、ウレタンなどを用いることができる。
また、被膜11Lの固体潤滑剤111Lの材質も、特に限定しない。例えば、黒鉛、二硫化モリブデン、フッ素樹脂などを用いることができる。また、フッ素樹脂として、例えば、PFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルコキシビニルエーテル共重合体)、FEP(テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体)、PCTFE(ポリクロロトリフルオロエチレン)、ETFE(テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体)、ECTFE(クロロトリフルオロエチレン・エチレン共重合体)、PVDF(ポリビニリデンフロライド)、PVF(ポリビニルフロライド)などを用いることができる。
以下、本発明のスタビライザブッシュについて行ったトルク試験について説明する。
[サンプル]
試験に用いるサンプルは、上記実施形態のスタビライザブッシュ1L(図2〜図5参照)において、被膜11Lの固体潤滑剤111Lの含有量を、4水準設定したものである。
シリコーン樹脂110L100質量部に対して、固体潤滑剤111Lの含有量を0質量部としたものを実施例1とした。また、シリコーン樹脂110L100質量部に対して、固体潤滑剤111Lの含有量を120質量部(すなわち上記実施形態のスタビライザブッシュ1Lそのもの)としたものを実施例2とした。また、シリコーン樹脂110L100質量部に対して、固体潤滑剤111Lの含有量を160質量部としたものを実施例3とした。また、シリコーン樹脂110L100質量部に対して、固体潤滑剤111Lの含有量を200質量部としたものを実施例4とした。また、ゴム弾性体10Lだけ(被膜11L、潤滑膜12Lなし)のサンプルを、比較例とした。
[試験方法]
まず、各サンプルを、ブラケット2Lにより、ジグ(上記実施形態の車両9のボディ95の下面に相当)に固定した。次いで、各サンプルの保持孔100Lに、シャフト(上記実施形態のスタビライザバー903に相当)を、挿通した。それから、トルクレンチを用いて、シャフトを軸周りに±15°だけ捩った。そして、シャフトに加わる捩りトルクを測定した。シャフトとサンプルとの間の摩擦抵抗が小さい場合、シャフトに加わる捩りトルクは小さくなる。反対に、シャフトとサンプルとの間の摩擦抵抗が大きい場合、シャフトに加わる捩りトルクは大きくなる。
[試験結果]
比較例の捩りトルクを100%とした場合、実施例1の捩りトルクは23%だった。また、実施例2の捩りトルクは25%だった。また、実施例3の捩りトルクは42%だった。また、実施例4の捩りトルクは55%だった。このように、実施例1〜実施例4の方が、比較例よりも捩りトルクが小さいことが判った。すなわち、実施例1〜実施例4の方が、比較例よりも、サンプルとシャフトとの間の摩擦抵抗が小さいことが判った。
1L:スタビライザブッシュ、1R:スタビライザブッシュ、2L:ブラケット、2R:ブラケット、9:車両。
10L:ゴム弾性体、11L:被膜、12L:潤滑膜、20L:ブッシュ保持部、21L:固定部、90:サスペンション、91:ハブユニット、92:ステアリングギヤ、93:ドライブシャフト、95:ボディ。
100L:保持孔、101L:切断部、102L:ブレンドゴム(エラストマー)、103L:オレイン酸アミド(ブリード性潤滑剤)、104L:フランジ部、110L:シリコーン樹脂、111L:固体潤滑剤、200L:フランジ部、210L:ボルト挿通孔、211L:ボルト、900L:スプリング、900R:スプリング、901L:ショックアブソーバ、901R:ショックアブソーバ、902L:ロアサスペンションアーム、902R:ロアサスペンションアーム、903:スタビライザバー、950L:凹部、951L:ボルト止着孔。
S:締め代。

Claims (6)

  1. エラストマーと、ブリード性潤滑剤と、を含有する自己潤滑ゴム製であって、径方向内側にスタビライザバーを保持する保持孔を有すると共に、ブラケットにより車両のボディに取り付けられる筒状のゴム弾性体と、
    該保持孔の内周面を覆うと共に、メルカプト基を持つ樹脂を含有し、該ゴム弾性体の変形に追従して変形可能な被膜と、
    該ゴム弾性体の該ブリード性潤滑剤が該被膜を透過して該被膜の表面に滲み出ることにより該被膜の表面に形成されると共に、該スタビライザバーの外周面に相対的に摺接する潤滑膜と、
    を備えてなるスタビライザブッシュ。
  2. 前記被膜は、さらに、固体潤滑剤を含有する請求項1に記載のスタビライザブッシュ。
  3. 前記固体潤滑剤は、ポリテトラフルオロエチレン製である請求項2に記載のスタビライザブッシュ。
  4. 前記被膜は、前記固体潤滑剤を、前記樹脂100質量部に対して、200質量部以下含有する請求項3に記載のスタビライザブッシュ。
  5. 前記樹脂は、シリコーン樹脂である請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のスタビライザブッシュ。
  6. 前記シリコーン樹脂は、ストレートシリコーン樹脂およびその変性物よりも架橋構造が疎であって、ゴム弾性を有する請求項5に記載のスタビライザブッシュ。
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