JP4837130B2 - 光源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の光源ランプを用いた光源装置に関するものである。
投写型表示装置によって表示される映像の大画面化及び高輝度化を実現するために、複数の光源ランプを備えた多灯式の光源装置を備えた投写型表示装置が提案されている。例えば、特許文献1(特開2001−359025号公報の段落0013〜0018、図1)には、互いに対向配置された2つの光源ランプからの光束を、光源ランプの集光点付近に配置したプリズムを用いて合成する投写型表示装置用の光源装置が提案されている。さらに、特許文献2(特開2005−115094号公報の段落0099〜0108、図9、図10.A、図10.B)には、2つの光源ランプからの光束を、互いに異なる方向に傾けて配置された2枚の合成ミラーを用いて、ロッドインテグレータの入射端面に導く構成が提案されている。
特開2001−359025号公報 特開2005−115094号公報
しかしながら、特許文献1に記載の装置においては、2つの光源ランプをプリズムを挟んで対向配置しているので、光源ランプのロス光の内の対向する光源ランプの発光部に到達する光の割合が高くなり、光利用効率が低下する問題、及び、ロス光の入射に伴う光源ランプの温度上昇による光源ランプの寿命の短縮の問題がある。
また、特許文献2に記載の装置においては、各合成ミラーがロッドインテグレータの光軸に直交する方向にずれた位置に配置されているため、各光源ランプから出射され各合成ミラーで反射してロッドインテグレータに入射する各光束の入射角が大きくなる(その結果、2つの合成ミラーで反射してロッドインテグレータに入射する2つの光束を1つの光束とみなした場合における集光角が大きくなる)。ロッドインテグレータに入射する光が大きな集光角を有することに起因する悪影響(不十分な光強度均一化)を軽減(補正)するために、ロッドインテグレータにテーパー形状の部分を備えている。しかし、このような構成においては、ロッドインテグレータ内における光線の反射回数にバラツキが生じ、ロッドインテグレータの出射面における光強度の均一性(その結果、スクリーン上の照度均一性)が劣化するという問題がある。また、このような補正が、不十分な場合には、スクリーンの照射に利用されない角度成分の光の存在により、光利用効率が低下するという問題がある。
そこで、本発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、光利用効率が高く、スクリーン上の照度均一性も高く、長寿命化を実現できる光源装置を提供することである。
本発明に係る光源装置は、入射端及び出射端を有し、前記入射端に入射された光束を強度分布が均一化された光束に変換して前記出射端から出射する光強度均一化部と、第1の光束を出射する第1の光源部と、前記第1の光源部から出射された前記第1の光束を前記光強度均一化部の前記入射端に導く少なくとも1つの折り曲げ部と、前記光強度均一化部の前記入射端に向かう第2の光束を出射する第2の光源部とを備え、前記第1の光源部から前記折り曲げ部を経由して前記光強度均一化部の前記入射端に至る前記第1の光束の光軸と前記第2の光源部から前記光強度均一化部の前記入射端に至る前記第2の光束の光軸とが一致する部分を持たないように、且つ、前記光強度均一化部の前記入射端に入射する直前での前記第1の光束の光軸と前記第2の光源手段から前記光強度均一化部の前記入射端に至る前記第2の光束の光軸とが、互いに略平行な方向となるように、前記第1の光源部、前記第2の光源部、及び前記折り曲げ部を配置し、前記折り曲げ部のうちの、前記光強度均一化部の前記入射端の最も近くに配置された折り曲げ部は、前記第1の光束を反射する反射面、前記反射面の裏側の面である裏面、前記反射面と前記裏面を結ぶ側面を有し、前記側面のうち前記反射面側の端部が最も前記第2の光束の中心光線に近く、前記第2の光束の光軸は前記裏面側に位置することを特徴としている。
本発明によれば、光利用効率が高く、スクリーン上の照度均一性も高くすることができる。
本発明の実施の形態1に係る投写型表示装置の構成を概略的に示す図である。 (a)は、比較例における光強度均一化素子の入射端における光束の分布を概略的に示す図であり、(b)は、実施の形態1における光強度均一化素子の入射端における光束の分布を概略的に示す図であり、(c)は、実施の形態1における光強度均一化素子の入射端における光束の分布の他の例を概略的に示す図である。 比較例における折り曲げミラーの配置を概略的に示す図である。 実施の形態1に係る投写型表示装置の要部の構成を示す図である。 第1の光源ランプからの第1の光束の中心光線の偏心量及び第2の光源ランプからの第2の光束の中心光線の偏心量と、光利用効率の関係を計算する際の構成を示す説明図である。 第1の光源ランプからの第1の光束の中心光線の偏心量及び第2の光源ランプからの第2の光束の中心光線の偏心量と、光利用効率の関係を計算した結果を示す図である。 図4に示す偏心量d3と光利用効率の関係を計算した結果を示す図である。 折り曲げミラーの形状の一例を示す図である。 折り曲げミラーの形状の他の例を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る投写型表示装置の構成を概略的に示す図である。 本発明の実施の形態3に係る投写型表示装置の構成を概略的に示す図である。 本発明の実施の形態4に係る投写型表示装置の構成を概略的に示す図である。 (a)は、実施の形態1に係る光強度均一化素子の入射端における第1の光源ランプからの第1の光束の分布及び第1の光束の中心光線の偏心量を示す図であり、(b)は、光強度均一化素子の入射端における第2の光源ランプからの第2の光束の分布及び第2の光束の中心光線の偏心量を示す図である。 光強度均一化素子の入射端において図13(a)に示される分布を持つ第1の光束の代表的な光線を示す図である。 光強度均一化素子の入射端において図13(b)に示される分布を持つ第2の光束の代表的な光線を示す図である。 実施の形態1に係る光強度均一化素子の入射端における第1の光源ランプからの第1の光束の分布及び第2の光源ランプからの第2の光束の分布の一例を示す図である。 実施の形態1に係る光強度均一化素子の入射端における第1の光源ランプからの第1の光束の分布及び第2の光源ランプからの第2の光束の分布の他の例を示す図である。 実施の形態1に係る光強度均一化素子の入射端におけるロス光の振る舞いを概念的に示す図である。 折り曲げミラーの形状の一例を示す図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る投写型表示装置の構成を概略的に示す図である。図1に示されるように、実施の形態1に係る投写型表示装置は、強度が均一化された光束を出射する光源装置10と、光源装置10から出射された光束L3を入力映像信号に応じて変調して画像光L4に変換する画像表示素子(ライトバルブ)61と、画像光L4をスクリーン63に拡大投写する投写光学系62とを有している。図1には反射型の画像表示素子61を示しているが、画像表示素子61は、透過型の画像表示素子であってもよい。画像表示素子61は、例えば、液晶ライトバルブ、デジタルマイクロミラーデバイス(DMD)などである。背面投写型の投写型表示装置の場合には、スクリーン63は投写型表示装置の一部である。また、光源装置10、画像表示素子61、投写光学系62、及びスクリーン63の配置は、図示の例に限定されない。
光源装置10は、第1の光束L1を出射する第1の光源部である第1の光源手段としての第1の光源ランプ11と、第1の光源ランプ11に平行になるように配置され、第2の光束L2を出射する第2の光源部である第2の光源手段としての第2の光源ランプ12と、入射端15aに入射された光束を強度分布が均一化された光束に変換して出射端15bから出射する光強度均一化部である光強度均一化手段としての光強度均一化素子15と、第1の光源ランプ11から出射された第1の光束L1を入射端15aに導くリレー光学系13とを有している。
実施の形態1において、第1の光源ランプ11から出射される第1の光束L1及び第2の光源ランプ12から出射される第2の光束L2は、それぞれ集光光束である。より正確に言えば、第1の光束L1の内の、第1の光源ランプ11の発光中心から出射される第1の光束の中心成分、及び、第2の光束L2の内の、第2の光源ランプ12の発光中心から出射される第2の光束の中心成分は、それぞれ集光光束である。第1の光源ランプ11又は第2の光源ランプ12の発光体は有限の大きさを持つので、発光中心以外の位置からも光束が出射され、発光中心以外の位置から出射された光束は、厳密には、第1の光束の中心成分及び第2の光束の中心成分が収束する集光点に収束しないからである。なお、発光中心以外の位置から出射された光束も、第1の光束の中心成分及び第2の光束の中心成分の集光点の周囲に、広がりをもって集光する。第1の光源ランプ11からリレー光学系13を経由して光強度均一化素子15の入射端15aに至る第1の光束L1の光軸11c1,11c2,11c3(すなわち、第1の光束L1の中心光線)と第2の光源ランプ12から光強度均一化素子15の入射端15aに至る第2の光束L2の光軸12c(すなわち、第2の光束L2の中心光線)とが一致する部分を持たないように、且つ、入射端15aに入射する直前での第1の光束L1の光軸11c3と第2の光束L2の光軸12cとが略平行になるように、第1の光源ランプ11、第2の光源ランプ12、及びリレー光学系13のそれぞれの構成、並びに、光強度均一化素子15に対する第1の光源ランプ11、第2の光源ランプ12、及びリレー光学系13の配置を決定している。
「略平行になるように配置」とは、第1の光源ランプ11の光軸11c3(すなわち、第1の光源ランプ11から出射された第1の光束の光強度均一化素子15の入射端15аにおける中心光線)と第2の光源ランプ12の光軸12c(すなわち、第2の光源ランプ12から第2の光束が出射された第2の光束の光強度均一化素子15の入射端15аにおける中心光線)とが平行になるように又は平行とみなすことができるように、第1の光源ランプ11と第2の光源ランプ12及びリレー光学系13とを配置することである。図1には、第1の光源ランプ11の第1の光軸11c3と光強度均一化素子15の光軸15cとが平行であり、且つ、第2の光源ランプ12の第2の光軸12cと光強度均一化素子15の光軸15cとも平行になるように、第1の光源ランプ11、第2の光源ランプ12、リレー光学系13、及び光強度均一化素子15を配置した場合を示している。また、リレー光学系13は、第1の光束L1の光路を折り曲げる折り曲げ部である第1の折り曲げミラー13аおよび第2の折り曲げミラー13dと、2枚のレンズ素子13b及び13cとを有している。
なお、リレー光学系を配置する代わりに、第1の光源ランプ11の光軸11c1と第2の光源ランプ12の光軸12cとが直角となるように第1の光源ランプ11と第2の光源ランプ12とを配置し、1つの折り曲げミラーで第1の光束L1を光強度均一化素子15の入射端15aに導く構成も可能である。この場合の折り曲げミラーや、上述の第2の折り曲げミラー13dのように最も光強度均一化素子15の入射端15aに近い折り曲げミラーを最終折り曲げ部とする。
第1の光源ランプ11は、例えば、白色光を出射する発光体11aと、この発光体11aの周囲に設けられた楕円面鏡11bとから構成される。楕円面鏡11bは、楕円の第1中心に対応する第1焦点から出射された光束を反射して、楕円の第2中心に対応する第2焦点に収束させる。発光体11aは、楕円面鏡11bの第1焦点近傍に配置されており、この発光体11aから出射された光束は、楕円面鏡11bの第2焦点近傍に収束される。また、第2の光源ランプ12は、例えば、白色光を出射する発光体12aと、この発光体12aの周囲に設けられた楕円面鏡12bとから構成される。楕円面鏡12bは、楕円の第1中心に対応する第1焦点から出射された光束を反射して、楕円の第2中心に対応する第2焦点に収束させる。発光体12aは、楕円面鏡12bの第1焦点近傍に配置されており、この発光体12aから出射された光束は、楕円面鏡12bの第2焦点近傍に収束される。なお、楕円面鏡11b及び12bに代えて放物面鏡を用いてもよい。この場合には、発光体11a及び12aから出射された光束を放物面鏡により略平行化した後、コンデンサレンズ(図示せず)により収束させればよい。また、楕円面鏡11b及び12bに代えて放物面鏡以外の凹面鏡を用いることもできる。また、光源ランプの数は3台以上とすることもできる。
図1における第1の光束L1は、発光体11аから出射した光束が楕円面鏡11bの第1の集光点F1近傍に集光する様子を概念的に示したものである。同様に、第2の光束L2は、発光体12аから出射した光束が楕円面鏡12bの集光点F3近傍に集光する様子を概念的に示したものである。なお、実際の光源ランプにおいては、発光体は理想的な点光源ではなく有限の大きさを有しているため、光束L1、L2は、図1に直線(破線)で示すような集光点に収束する光束成分だけでなく、集光点に集光しない光束(集光点に集光する光束成分の外側に分布する成分)を多数含むのが一般的である。集光点に集光しない光束については、後述の図14及び図15に図示している。
また、実施の形態1に係る投写型表示装置においては、第1の光束L1の第1の集光点F1が第1の折り曲げミラー13аより光強度均一化素子15側に位置するように、第1の光源ランプ11と第1の折り曲げミラー13аを配置している。さらに、第1の集光点F1で集光した第1の光束L1は、レンズ13bとレンズ13c及び第2の折り曲げミラー13dによって第2の集光点F2(最終集光点)が強度均一化素子15の入射端15а近傍となるように、レンズ素子13b、レンズ素子13c、第2の折り曲げミラー13d、及び光強度均一化素子15を配置している。楕円面鏡12bによって集光される第2の光束L2は、特に光学素子を介すことなく直接光強度均一化素子15の入射端15a近傍の集光点F3に集光する。また、実施の形態1に係る投写型表示装置においては、第1の光束L1の中心光線(すなわち、光軸11c3)(実施の形態1においては、光軸11c3に平行かつ光強度均一化素子15の光軸15cに平行)が入射端15aに入射する第1の入射位置と第2の光束L2の中心光線(すなわち、光軸12c)(実施の形態1においては、光強度均一化素子15の光軸15cに平行)が入射端15aに入射する第2の入射位置とは、互いに異なる位置であり、且つ、光強度均一化素子15の光軸15cからずれた位置(後述する、偏心量d1,d2だけずれた位置)である。なお、図1においては、第1の集光点F1を第1の折り曲げミラー13аより光強度均一化素子15側に配置したが、これに限定されるものではない。
最終折り曲げ部である第2の折り曲げミラー13dは、第2の光源ランプ12から入射端15aに向かう第2の光束L2の中心光線(光軸12cに一致)を遮らない位置になるように配置することが望ましい。すべての第2の光束の中心成分を遮らない位置になるように配置できれば、さらに望ましい。光束の中心成分とは、光源ランプの発光中心から発光されて集光点に集光する光束成分のことである。
第2の折り曲げミラー13dの第2の光源ランプ12の光軸12c側の端部(光反射面とその裏面とを繋ぐ側面)13eの光軸15cに垂直な方向の位置は、通常は、光軸15c上又はその近傍である。ただし、例えば、第1の光源ランプ11の発光強度を第2の光源ランプ12の発光強度より大きくする場合には、装置全体の光利用効率を高くするために、端部13eが光軸15cよりも第2の光源ランプ12の光軸12c(第2の光束L2の中心光線)側になるように、構成することが望ましい。逆に、例えば、第2の光源ランプ12の発光強度を第1の光源ランプ11の発光強度より大きくする場合には、装置全体の光利用効率を高くするために、端部13eが光軸15cよりも第1の光束L1の中心光線(光軸11c3)側になるように、構成することが望ましい。
第2の折り曲げミラー13dが第2の光束L2を遮る程度は、その位置だけでなく大きさにも依存する。第2の光束L2を遮る程度を小さくするには、第2の折り曲げミラー13dは小さい方が望ましい。逆に、入射端15aに向かう第1の光束L1を多くするには、第2の折り曲げミラー13dは大きい方が望ましい。第2の折り曲げミラー13dは、第1の光束の中心成分をすべて反射できる大きさの反射面を有することが望ましい。
そこで、この実施の形態1では、図1に示すように、第1の光束の中心成分をすべて反射できる第2の折り曲げミラー13dを、第1の光束L1と第2の光束L2とが十分に集光した位置であり、すべての第2の光束の中心成分を遮らない位置に配置している。なお、第2の折り曲げミラー13dが第1の光束の中心成分の一部を反射できなかったり、第2の光束の中心成分の一部を遮ってもよい。
光強度均一化素子15は、入射端15aから入射する第1の光束L1及び第2の光束L2を、当該光束断面内(すなわち、光強度均一化素子15の光軸15cに直交する平面内)における光強度を均一化する(すなわち、照度ムラを低減する)機能を有する。光強度均一化素子15としては、例えば、ガラス又は樹脂等の透明材料で作られ、側壁内側が全反射面となるように構成された多角形柱状のロッド(すなわち、断面形状が多角形の柱状部材)、又は、光反射面を内側にして筒状に組み合わされ、断面形状が多角形のパイプ(管状部材)がある。光強度均一化素子15が多角柱状のロッドである場合には、光強度均一化素子15は、入射端から入射した光を透明材料と空気界面との全反射作用を利用して複数回反射させた後に出射端から出射させる。光強度均一化素子15が多角形のパイプである場合には、光強度均一化素子15は、入射端から入射した光を内側を向く鏡の反射作用を利用して複数回反射させた後に出射端(出射口)から出射させる。光強度均一化素子15は、光束の進行方向に適当な長さを確保すれば、内部で複数回反射した光が光強度均一化素子15の出射端15bの近傍に重畳照射され、光強度均一化素子15の出射端15b近傍においては、略均一な強度分布が得られる。
図2(a)、(b)は、光強度均一化素子15の入射端15aにおける光束の分布を概略的に示す説明図である。図2(a)、(b)において、濃度の濃く描かれている(黒色に近い)範囲は光束が強い(明るい)領域であり、濃度が薄くなるほど(白色に近づくほど)光束が弱い(暗い)領域である。図2(a)は、光源ランプを1灯使用した比較例の場合における光強度均一化素子の入射端の光束の分布の一例を示している。図2(a)は、入射端15aの中央付近に光強度のピークがあり、周辺に向かって徐々に暗くなる分布を示している。また、図2(b)は、光源ランプを2灯使用した本発明の場合における光強度均一化素子15の入射端15aの光束の分布の例を示している。また、図2(b)は、光強度均一化素子15の入射端15aにおいて、第1の光源ランプ11の光照射領域と第2の光源ランプ12による光照射領域の一部が入射端15aにおいて重複している例を示している。
ここで、光源ランプ1灯を使用した場合において、入射端15aにおける光束が、図2(а)に示したような分布を持つ理由について説明する。光源ランプにおける発光体が理想的な点光源である場合、発光体から出射された光束は、楕円面鏡の集光点に理想的には収束することになる。しかし、発光体は有限の大きさ(一般的に、光軸方向の直径が0.8mm〜1.5mm程度)を持っていることや、発光体の配置精度や楕円面鏡の形状精度等の影響を受け、実際には、集光光束が図2(а)のような分布を持つことになる。また、集光光束が図2(а)のような分布を持つため、全ての光束が光強度均一化素子15の入射端15aに取り込まれずに、一部の光束は入射端15aから外れて、画像投写に使用されない。
図3は、比較例における折り曲げミラーの配置を概略的に示す図である。図3は、光源ランプ(図示せず)を1灯配置し、光源ランプから折り曲げミラー113に入射するまでの光束の中心光線(光軸111c)と光強度均一化素子115の光軸115cとが直交し、折り曲げミラー113で反射した光束L1の中心光線が光強度均一化素子の光軸115cと一致するように構成された場合を示している。図3の比較例の場合には、折り曲げミラー113の反射面の大きさを十分に大きくすることができるので、光源ランプからの光束L1を、ロスを低減して、折り曲げることが可能である。
図4は、実施の形態1に係る投写型表示装置の要部の構成を示す図である。図4には、第2の折り曲げミラー13d、及び光強度均一化素子15が示されている。実施の形態1においては、リレー光学系13(図1に示す)から第1の光束L1の集光点F2及び第2の光源ランプ12(図1に示す)の楕円面鏡12bの第2焦点(集光点F3)が光強度均一化素子15の入射端15a付近となるよう、各構成を配置している。また、第1の光源ランプ11からの第1の光束L1の光軸の内の折り曲げミラー13dよりも光強度均一化素子15側の第1の光軸11c3と、第2の光源ランプ12からの第2の光束の第2の光軸12cとは略平行に配置されるとともに、一致する部分を持たないように構成されている。
第1の光源ランプ11からの第1の光束L1をリレー光学系13を用いて光強度均一化素子15の入射端15aに入射させ、同時に、第2の光源ランプ12からの第2の光束L2を光強度均一化素子15の入射端15aに入射させる場合には、第2の折り曲げミラー13dは、第2の光源ランプ12からの第2の光束L2をできるだけ遮らないようにするために、十分な大きさを確保することができなくなる。そのために、図4に示す構成においては、第1の光束L1及び第2の光束L2がある程度ロスすることは免れない。
仮に、第2の折り曲げミラー13dで折り曲げられた第1の光束L1の中心光線L10(光軸13c1)及び第2の光束L2の中心光線L20(光軸12c)を、光強度均一化素子15の光軸15cに一致させようとすると、光のロスはさらに大きくなる。このため、実施の形態1に係る投写型表示装置においては、光強度均一化素子15の光軸15cに対する第1の折り曲げミラー13で折り曲げられた第1の光束L1の中心光線L10の偏心量d1及び光強度均一化素子15の光軸15cに対する第2の光束L2の中心光線L20の偏心量d2を、0より大きい値にする。
図5は、偏心量d1,d2と光利用効率の関係を計算する際の構成を示す説明図である。図5に示すように、例えば、第1の光源ランプ11からの第1の光束の中心光線L10が偏心量d1の位置に入射するように構成すると、第1の光源ランプ11からの第1の光束L1が光強度均一化素子15の入射端15a上で偏心量d1だけずれた位置に集光するため、光強度均一化素子15の入射端15aにおける光利用効率が低下する。同様に、図5に示すように、例えば、第2の光源ランプ12からの第2の光束の中心光線L20が偏心量d2の位置に入射するように構成すると、第2の光源ランプ12からの第2の光束L2が光強度均一化素子15の入射端15a上で偏心量d2だけずれた位置に集光するため、光強度均一化素子15の入射端15aにおける光利用効率が低下する。
図13(a)は、実施の形態1に係る光強度均一化素子15の入射端15aにおける第1の光源ランプ11からの第1の光束L1の分布及び第1の光束L1の中心光線(光軸11c3)の偏心量d1を示す図であり、同図(b)は、光強度均一化素子15の入射端15aにおける第2の光源ランプ12からの第2の光束L2の分布及び第2の光束L2の中心光線(光軸12c)の偏心量d2を示す図である。また、図14は、光強度均一化素子15の入射端15aにおいて図13(a)に示される分布を持つ第1の光束L1の代表的な光線(集光点F2に集光しない光線の例)L1a,L1bを示す図である。さらに、図15は、光強度均一化素子15の入射端15aにおいて図13(b)に示される分布を持つ第2の光束L2の代表的な光線(集光点F3に集光しない光線の例)L2a,L2b,L2c,L2dを示す図である。
偏心量d1は、光強度均一化素子15の光軸15cから第1の光束L1の光軸11c3までの距離であり、偏心量d2は、光強度均一化素子15の光軸15cから第2の光束L2の光軸12cまでの距離である。既に説明したように、発光体11a,12aは大きさを持つランプであること、発光体11a,12aの位置誤差、楕円面鏡11b,12bの形状誤差及び位置誤差などの要因から、第1の光束L1は、図14に示すように、集光点F2に集光しない光束成分(例えば、光線L1a,L1b)を含んでおり、第2の光束L2は、図15に示すように、集光点F3に集光しない光束成分(例えば、光線L2a,L2b,L2c,L2d)を含んでいる。その結果、既に、図2(а)及び(b)並びに図13(a)及び(b)に示すように、光源ランプからの集光光束は入射端15aにおいて分布(拡がり)を持った光束となっている。
図16は、実施の形態1に係る光強度均一化素子15の入射端15aにおける第1の光源ランプ11からの第1の光束L1の分布及び第2の光源ランプ12からの第2の光束L2の分布の一例を示す図である。図16に示す例では、入射端15aは、長辺と短辺を有する矩形であり、入射端15aにおける、第1の光束L1の中心光線11c3の位置(第1の入射位置)と第2の光束L2の中心光線12cの位置(第2の入射位置)とは、長辺方向に、光強度均一化素子15の光軸15cを基準に互いに反対側にずれた位置(偏心量d1,d2の位置)にある。また、図16に示す例では、第1の入射位置(図16における光軸11c3の位置)と第2の入射位置(図16における光軸12cの位置)とは、光強度均一化素子15の光軸15cを通り長辺方向に延びる第1の基準線H0上の位置である。
図17は、実施の形態1に係る光強度均一化素子15の入射端15aにおける第1の光源ランプ11からの第1の光束L1の分布及び第2の光源ランプ12からの第2の光束L2の分布の他の例を示す図である。図17に示す例では、入射端15aは、長辺と短辺を有する矩形であり、入射端15aにおける、第1の光束L1の中心光線11c3の位置(第1の入射位置)と第2の光束L2の中心光線12cの位置(第2の入射位置)とは、長辺方向に、光強度均一化素子15の光軸15cを基準に互いに反対側にずれた位置(偏心量d1,d2の位置)であり、且つ、短辺方向に、光強度均一化素子15の光軸15cを基準に互いに反対側にずれた位置(偏心量v1,v2の位置)である。入射端15aに入射する2つの光束の位置を図16に示されるように長辺方向に並べるか、図7に示されるように斜め方向(又は対角方向)に並べるかは、光利用効率を高め、且つ、スクリーン上における照度均一性を高めるという観点に基づいて、決定することが望ましい。
図18は、実施の形態1に係る光強度均一化素子15の入射端15aにおけるロス光の振る舞いを概念的に示す図である。第1の光束L1及び第2の光束L2が偏心量d1,d2だけずれると、集光光束も偏心量d1,d2だけずれた位置に集光するため、さらに光強度均一化素子15の入射端15а上に入らない(すなわち、利用できないロス光となる)光束が増加してしまうことになる。なお、図13(a)及び(b)において、光強度均一化素子15の入射端15аの方に向かうが入射端15а上に入らないロス光は、第1の光束L1及び第2の光束L2の、入射端15aの外側の部分として示されている。
図6は、偏心量d1,d2と光利用効率Bの関係のシミュレーション計算の結果を示す図である。図6におけるシミュレーションは、光強度均一化素子15の断面形状を、7mm×4.5mmの矩形で形成した場合の計算例である。図6において、光利用効率Bは、偏心量d1,d2が0のとき、すなわち、図4に示されるように、光強度均一化素子15に入射する光束の中心光線が光強度均一化素子15の光軸15cに一致した場合の光利用効率に対する比で示されている。厳密には、図6におけるシミュレーションでは、第2の光束に関しては、第2の折り曲げミラー13dに遮られるロス光が存在しないとして、光利用効率Bを求めている。第1の光束に関しては、図6に示す光利用効率Bは、第2の折り曲げミラー13dが十分な大きさを持ち、第2の折り曲げミラー13dで反射されないために入射面15aに入射できないロス光が存在しない場合のものである。
図6より、偏心量d1が0のとき、光利用効率Bは1となる。偏心量d1が0.5mmのとき、光利用効率Bは0.99、偏心量d1を1mm、1.5mm、2mmと増やしていくと、光利用効率Bは0.97、0.92、0.84と低下していく。実施の形態1においては、例えば、光利用効率Bが0.9以上と高く、且つ、第2の光源ランプ12からの第2の光束L2が第1の折り曲げミラー14によって遮られ難くなるように(すなわち、干渉を緩和するように)、偏心量d1及びd2をともに1.5mmとする。ただし、偏心量d1及びd2は、各構成の形状、サイズ、配置、光束の進行方向、各構成の光学的特性、求められる性能などの各種要因に応じて決定することができる。
図6において、光強度均一化素子15の断面形状が7mm×4.5mmに対して、偏心量d1を1.5mmとした場合、図13(а)のように光強度均一化素子15の入射端15аにおける分布も1.5mmずれた位置に集光することになる。同様に、偏心量d2を1.5mmとした場合、光強度均一化素子15の入射端15аにおける分布も、図13(b)のように1.5mmずれた分布となる。このように、偏心量d1及びd2を1.5mmとした場合、光強度均一化素子15の入射端15аにおける光源ランプ11及び光源ランプ12からの集光光束の分布は、図2(b)に示すように、各々のランプの集光光束の一部が重複するように構成されるため、光利用効率を向上することが可能となる。
図7は、偏心量d3と光利用効率Cの関係のシミュレーション計算の結果を示す図である。図4に示されるように、実施の形態1においては、第1の折り曲げミラー13dの光強度均一化素子15の光軸15c側の端部13eは、第2の光源ランプ12からの第2の光束L2との干渉を極力避けるために、光強度均一化素子15の光軸15c上又は光強度均一化素子15の光軸15cよりも第1の光源ランプ11側(図4における上側)になるように配置している。図7には、図4における偏心量d1を1.5mmに固定し、偏心量d3を変化させた場合の光利用効率Cをシミュレーション計算した結果が示されている。図7における光利用効率Cは、偏心量d3が1mmの場合の光利用効率に対する比で示されている。図7には、偏心量d3を1mmから5mmまで変化させた場合の光利用効率Cの変化が示されている。図7から、偏心量d3が小さいと、リレー光学系13からの光束が光強度均一化素子15の側面(図4における光強度均一化素子15の上側)で遮られ、光利用効率Cは低下する。偏心量d3を1mmから大きくしていくと徐々に光利用効率Cは高くなり、偏心量d3が3mm及び3.5mmのとき、光利用効率Cが最も高くなることがわかる。
実施の形態1においては、光源ランプを2灯使用し、合成部に第2の折り曲げミラー13dを配置しているが、2つの光源ランプ11,12からの光束の一部は、光強度均一化素子15の入射端15аに入射できないロス光となってしまう。ロス光の主な種類としては、図18に示すように、光源ランプ11からの光束において、折り曲げミラー13dに反射されず突き抜けてしまう光束L11と、折り曲げミラー13dで反射されるが光強度均一化素子15の入射端15аに入射しない光束L12と折り曲げミラー13dで反射されず光強度均一化素子15の入射端15аから外れた方向に向かう光束L13がある。また、光源ランプ12からの光束においては、折り曲げミラー13dの裏面で吸収或いは反射されてしまう光束L21と、光強度均一化素子15の入射端15аに入射できないL22のような光束とが、ロス光となってしまう。折り曲げミラー13dは、できるだけ多くの第1の光束L1を入射端15аに向かうように反射し、かつ、遮られる第2の光束L21ができるだけ少なくなるような位置と大きさとなるようにする。
図7において、光利用効率Cの変化について説明したが、偏心量d3が小さいと光源ランプ11からの光束におけるロス光L11の成分が増加してしまうため光源ランプ11の光利用効率は減少してしまう。一方、光源ランプ12からの光束については、光強度均一化素子15の入射端15аに近いほど収束した光束となるため、偏心量d3が小さいと、ロス光L21及びL22は少なくなり、光源ランプ22の光利用効率は向上する。これに対し、偏心量d3を徐々に増加していくと、光源ランプ11の光利用効率は増加し、光源ランプ12の光利用効率は逆に減少していくので、偏心量d3がある所定値までは光源ランプ12と光源ランプ22の全体としての光利用効率Cは増加する。しかし、偏心量d3が所定値を超えて大きくなりすぎると(図7において偏心量d3が3.5mmを超えると)光源ランプ11も光源ランプ12も光束径の大きい箇所(すなわち収束が不十分な箇所)に第2の折り曲げミラー13が配置されることになり、ロス光成分が増加し光利用効率Cも低下してしまう。
図8は、第2の折り曲げミラー(最終折り曲げ部)13の形状の一例を示す図である。図8に示す折り曲げミラー13dは光強度均一化素子15側の端面13eが光強度均一化素子15の光軸15c上になるように配置している。つまり、端面13eが第2の光束L2の中心光線(すなわち、光軸12c)と平行な面となるように配置している。第1の光源ランプ11からの第1の光束L1をできるだけ多く光強度均一化素子15の入射端15аに導くためには、第2の折り曲げミラー13dの反射面13fをできるだけ大きく配置したい。一方、第2の折り曲げミラー13dと第2の光源ランプ12からの第2の光束L2との干渉を極力避けるためには、第2の折り曲げミラー13dをできるだけ小さく構成したい。そこで、図8に示したように、第2の折り曲げミラー13dの光強度均一化素子15の光軸15c側の端部13eを、第2の折り曲げミラー13dの裏面13gよりも反射面13fの方が大きくなるように構成している。図8においては、第2の折り曲げミラー13dの反射面13fと端部13eの成す角度を鋭角(90°未満)とし、端部13eと光軸15cと略平行に配置している。端部13eと光軸15cとが所定の角度を持ち、端部13eにおける入射面15aに近い側の光軸15cとの間の距離が、端部13eにおける入射面15aに遠い側での光軸15cとの間の距離よりも小さくなるようにしてもよい。これにより、第1の光源ランプ11からの第1の光束L1の光利用効率が高くなるとともに、第2の光源ランプ12からの第2の光束L2と第2の折り曲げミラー13dとの干渉も小さくなり、第2の光源ランプ12の光利用効率も向上することができる。
図9は、第2の折り曲げミラー(最終折り曲げ部)の形状の他の例を示す図である。図9に示す折り曲げミラー13d2は光強度均一化素子15側の端面13e2が光強度均一化素子15の光軸15c上になるように配置している。第1の光源ランプ11からの第1の光束L1をできるだけ多く光強度均一化素子15の入射端15аに導くためには、第2の折り曲げミラー13d2の反射面13f2をできるだけ大きく配置したい。一方、第2の折り曲げミラー13d2と第2の光源ランプ12からの第2の光束L2との干渉を極力避けるためには、第2の折り曲げミラー13d2をできるだけ小さく構成したい。そこで、図9に示したように、第2の折り曲げミラー13d2の光強度均一化素子15の光軸15c側、つまり第2の光束に対向する側の端部13e2を、第2の折り曲げミラー13d2の裏面13g2よりも反射面13f2の方が大きくなるように凸状の曲面で構成している。図9においては、第2の折り曲げミラー13d2の反射面13f2と端部13e2の成す角度を鋭角(90°未満)としている。端部13e2を凸状の曲面で構成する理由は、反射面13f2と端部13e2の成す角度を小さくし過ぎると、構造的に弱くなる、及び、製造が難しくなるからである。これにより、図8の第2の折り曲げミラー13dの端面13eの角部13hが、図9の第2の折り曲げミラー13d2の端面13e2の角部13h2に示されるように丸くなっているので、第2の光源ランプから光強度均一化素子15の入射端15aに向かう第2の光束L2を遮りにくい。つまり、反射面13f2の光強度均一化素子15の光軸15c側の端が第2の光束の中心光線(すなわち、第2の光束L2の光軸12c)に最も近い形状をしている。言い換えれば、反射面13f2の、第2の光束L2の中心光線に最も近い辺から、第2の光束L2の中心光線までの距離を第1の距離とし、第2の折り曲げミラー13d2の第2の光束L2に対向する側面の、第2の光束L2の中心光線に最も近い部分から、前記第2の光束L2の中心光線までの距離を第2の距離とすると、第1の距離が、第2の距離以下になるような形状である。図9の構成の第2の折曲げミラーを採用した場合にも、第1の光源ランプ11からの第1の光束L1の光利用効率が高くなるとともに、第2の光源ランプ12からの第2の光束L2と第2の折り曲げミラー13d2との干渉も小さくなり、第2の光源ランプ12の光利用効率も向上させることができる。
なお、図8及び図9においては、第2の折り曲げミラー13d、13d2の反射面13f、13f2が裏面13g、13g2よりも大きくなるように構成したが、これは、光強度均一化素子15の光軸15c側の形状について適用した概念である。例えば、図19に示すように、第2の折り曲げミラー13d3において、裏面13g3の形状を、光強度均一化素子15の光軸15c側の光反射面13f3の形状と同じ形状とすれば、反射面13f3と裏面13g3の大きさは同じになる。図19のように構成された場合にも、光反射面13f3と端部(側面)13e3の成す角度を鋭角とすれば、図8及び図9の場合と同様に、光利用効率を高めることができる。言い換えれば、反射面13f3の、第2の光束L2の中心光線12cに最も近い端部から、第2の光束L2の中心光線12cまでの第1の距離(例えば、u1)が、側面13e3の、第2の光束L2の中心光線12cに最も近い部分から、第2の光束L2の中心光線12cまでの第2の距離(例えば、u2)以下になるような形状(すなわち、u1≦u2)にすれば、光利用効率を高めることができる。ただし、図9のように、u1>u2であっても、(u1−u2)の値を極力小さくすることによって、光利用効率を高めることができる。
以上に説明したように、実施の形態1に係る投写型表示装置においては、第1の光源ランプ11の第1の光軸11c1,11c2,11c3と第2の光源ランプ12の第2の光軸12cとが互いに一致する部分を持たないように、且つ、第1の光束L1の光軸11c3と第2の光束L2の光軸12cとが略平行になるように、配置しているので、光利用効率が高く、光源ランプ11及び光源ランプ12がお互いのロス光の影響を受けない構成が可能となる。
また、実施の形態1に係る投写型表示装置においては、第1の光源ランプ11と第2の光源ランプ12の集光点を光強度均一化素子15の入射端15a近傍に配置したため、光利用効率が高い光学系を提供することができる。
さらに、実施の形態1に係る投写型表示装置においては、第1の光源ランプ11と第2の集光点F2までの間にリレー光学系13を配置し、第1の光束L1を光強度均一化素子15の入射端15а近傍に集光し、第2の光源ランプ12の第2の光束L2は直接光強度均一化素子15の入射端15а近傍に集光する構成としているため、光利用効率が高い光学系を提供することができる。
また、実施の形態1に係る投写型表示装置において、第2の折り曲げミラー13dは、その反射面13fの形状が裏面13gの形状が異なるように、且つ、裏面13gよりも大きくなるように形成しているため、光利用効率が高い光学系を提供することができる。
また、実施の形態1に係る投写型表示装置において、折り曲げミラー13а若しくは折り曲げミラー13d又はそれらの両方に、位置若しくは角度又はそれらの両方を調整できる折り曲げ調整部であるミラー調整手段(後述の図11に示す機構27)を備えることもできる。この場合には、光源ランプ11及び光源ランプ12の大きさの違いや位置ずれが生じた場合であっても、ミラー調整手段の調整によって、光強度均一化素子15に入射する光量を調整することが可能となるため、光利用効率が高い光学系を提供することができる。さらに、このようなミラー調整手段を備える場合には、光源ランプ11又は光源ランプ12のいずれか一方のみを点灯する1灯点灯時に、折り曲げミラー13dの位置を、点灯していない光源側に移動する(光源ランプ11のみ点灯した場合には、折り曲げミラー13dを光源ランプ12の光軸12c側に移動し、光源ランプ12のみ点灯する場合には、折り曲げミラー13dを光源ランプ11の光軸11c側に移動する。)ことにより、1灯点灯時の光利用効率が高い光学系を提供することができる。
また、実施の形態1に係る投写型表示装置において、光源ランプ11若しくは光源ランプ12又はそれらの両方に、位置若しくは角度又はそれらの両方を調整できる光源調整部である光源ランプ調整手段(後述の図11に示す機構28)を備えることもできる。この場合には、光源ランプ11及び光源ランプ12の位置にずれが生じたり、大きさに違いがある場合であっても、光源ランプ調整手段の調整によって、光強度均一化素子15に入射する光量を調整することが可能となるので、光利用効率が高い光学系を提供することができる。
また、実施の形態1に係る投写型表示装置において、光強度均一化素子15を内面を光反射面とした管状部材で構成する場合には、光強度均一化素子15の保持構造の設計が容易になり、また、放熱性能が向上する。
また、実施の形態1に係る投写型表示装置において、光強度均一化素子15を透明材料で構成された断面形状が多角形の柱状光学素子とする場合には、光強度均一化素子15の設計が容易になる。
さらに、実施の形態1に係る投写型表示装置においては、第2の折り曲げミラー13dよりも光強度均一化素子15側に集光点が位置するように、各構成を配置したので、折り曲げミラーの発熱を抑制できる。このため、実施の形態1に係る投写型表示装置においては、冷却装置等の追加の必要がなく、構成の簡素化、装置の低コスト化を実現できる。
実施の形態2.
図10は、本発明の実施の形態2に係る投写型表示装置の光源装置20の構成を概略的に示す図である。図10に示される光源装置20は、図1(実施の形態1)に示される投写型表示装置の光源装置として使用することができる。図10における第1の光源ランプ21、第2の光源ランプ22、リレー光学系23はそれぞれ、図1(実施の形態1)における第1の光源ランプ11、第2の光源ランプ12、リレー光学系13と同様の構成である。図10における発光体21a及び22a、楕円面鏡21b及び22b、光軸21c1,21c2,21c3及び22cはそれぞれ、図1における発光体11a及び12a、楕円面鏡11b及び12b、光軸11c1,11c2,11c3及び12cと同様の構成である。実施の形態2に係る投写型表示装置は、光強度均一化素子25の構成が、上記実施の形態1に係る投写型表示装置のものと相違する。図10に示されるように、実施の形態2においては、光強度均一化素子25は、複数のレンズ素子を2次元配列したレンズアレイ25a及び25bを光軸25c方向に並べて配置することによって構成されている。第1の光源ランプ11の第1の光束L1と第2の光源ランプ12の第2の光束L2は、レンズ素子26аと26bによって光強度均一化素子25に導かれる。このような構成の光強度均一化素子25によって、照明光束の断面内の強度分布を均一にし、照度ムラを抑えることが可能になる。また、実施の形態2に係る投写型表示装置によれば、光強度均一化素子を光学部材のロッドで構成した場合に比べて、光軸25c方向のサイズを小さくすることが可能になる。
なお、実施の形態2において、上記以外の点は、上記実施の形態1の場合と同じである。
実施の形態3.
図11は、本発明の実施の形態3に係る投写型表示装置の光源装置30の構成を概略的に示す図である。図11に示される光源装置30は、図1(実施の形態1)に示される投写型表示装置の光源装置として使用することができる。図11における第1の光源ランプ31、第2の光源ランプ32、リレー光学系33、及び光強度均一化素子35はそれぞれ、図1における第1の光源ランプ11、第2の光源ランプ12、リレー光学系13及び光強度均一化素子15と同様の構成である。図11における発光体31a及び32a、楕円面鏡31b及び32b、光軸31c1,31c2,31c3及び32c、入射端35a、出射端35b、並びに、光軸35cはそれぞれ、図1における発光体11a及び12a、楕円面鏡11b及び12b、光軸11c1,11c2,11c3及び12c、入射端15a、出射端15b、並びに、光軸15cと同様の構成である。実施の形態3に係る投写型表示装置は、第1の光束L1の光軸31c1,31c2,31c3と光強度均一化素子35の光軸35cとが平行ではなく、第2の光束L2の光軸32cと光強度均一化素子35の光軸35cとが平行にならないように、第1の光源ランプ31、第2の光源ランプ32、リレー光学系33、及び光強度均一化素子35を配置した点が、上記実施の形態1に係る投写型表示装置の場合と相違する。したがって、第1の光源ランプ31から出射された直後での第1の光束L1の光軸31c1と第2の光源ランプ32から出射された直後での第2の光束L2の光軸32cとは、光束が進むに従い互いの間隔を増加させる方向となるように、第1の光源ランプ31及び第2の光源ランプ32が配置されている。実施の形態3の構成によれば、光源装置30の図11における縦方向のサイズを短縮できる。
また、図11に示されるように、投写型表示装置に、折り曲げミラー33а若しくは折り曲げミラー33d又はそれらの両方に、位置若しくは角度又はそれらの両方を調整できるミラー調整手段(機構27)を備えることもできる。さらに、投写型表示装置に、光源ランプ11若しくは光源ランプ12又はそれらの両方に、位置若しくは角度又はそれらの両方を調整できる光源ランプ調整手段(機構28)を備えることもできる。機構27及び28は、折り曲げミラー又は光源ランプを支持する構造物を移動又は回動させる機械的構造を含む。また、機構27及び28は、それらを構成する機械的構造を駆動させるモータなどの駆動源を備えてもよい。また、機構27及び28は、他の実施形態にも適用可能である。
また、図11においては、第1の光源ランプ31を図11における上側に、第2の光源ランプ32を図11における下側になるように配置したが、その逆の方向に配置することも可能である。また、第1の光源ランプ31又は第2の光源ランプ32のいずれか一方の光軸(31c1又は32c)を光強度均一化素子35の光軸35cと平行に配置することも可能である。
第1の光源ランプ31から出射された直後での第1の光束の光軸と第2の光源ランプ32から出射された直後での第2の光束の光軸のそれぞれの傾き角度は、図11の水平方向に対して約±15°程度までの範囲内とすることが可能であるが、第1の光源ランプ31及び第2の光源ランプ32の十分な性能を得るためには±5°までの範囲内で構成することが望ましい。また、リレー光学系33の構成のし易さなどを考慮に入れると、第1の光源ランプ31の光軸及び第2の光源ランプ32の光軸の傾き角度は、図11の水平方向に対して±3°までの範囲内で構成すること(又は、第1の光源ランプ31の光軸及び第2の光源ランプ32の光軸の成す角度が6°以内となるように構成すること)がより望ましい。
なお、実施の形態3において、上記以外の点は、上記実施の形態1又は2の場合と同じである。また、実施の形態3の第1の光源ランプ31又は第2の光源ランプ32を実施の形態2の光源装置に適用することも可能である。
実施の形態4.
図12は、本発明の実施の形態4に係る投写型表示装置の光源装置40の構成を概略的に示す図である。図12に示される光源装置40は、図1(実施の形態1)に示される投写型表示装置の光源装置として使用することができる。図12における第1の光源ランプ41、第2の光源ランプ42、リレー光学系43、及び光強度均一化素子45はそれぞれ、図1における第1の光源ランプ11、第2の光源ランプ12、リレー光学系13、及び光強度均一化素子15と同様の構成である。図12における発光体41a及び42a、楕円面鏡41b及び42b、光軸41c1,41c2,41c3及び42c、入射端45a、出射端45b、並びに、光軸45cはそれぞれ、図1における発光体11a及び12a、楕円面鏡11b及び12b、光軸11c1,11c2,11c3及び12c、入射端15a、出射端15b、並びに、光軸15cと同様の構成である。
実施の形態4に係る投写型表示装置は、光強度均一化素子45の入射端45аに隣接して、第1の光源ランプ41からの光束の内の第2の折り曲げミラー43dに到達しないロス光L5を遮光(反射又は吸収)する遮光部である遮光板46を備えた点が、上記実施の形態1に係る投写型表示装置と相違する。また、遮光板46は、第1の光源ランプ41から出射され光強度均一化素子45の側面(図12における光強度均一化素子45の上側の面)に向かう光束を遮光(反射又は吸収)する機能も持つ。遮光板46の材料は、光を透過させない材料であればよい。
遮光板46は、第1の光源ランプ41から第2の折り曲げミラー43dに向かう光束L1を遮らない位置に配置することが望ましい。また、遮光板46は、第1の光源ランプ41からの光束の内の第2の折り曲げミラー43dに到達しないロス光L5をできるだけ多く遮光する位置、大きさ(長さ及び幅)、及び形状にすることが望ましい。
図12に示されるように、実施の形態4においては、第1の光源ランプ41からの光束の内の第2の折り曲げミラー43dに到達しないロス光L5、及び、第2の光源ランプ72からの光束の内のロス光を、遮光板46によって遮光することができる。このため、第1の光源ランプ41から光強度均一化素子45の側面に向かうロス光は減少するため、光強度均一化素子45が受ける熱的な影響を小さくすることができるという効果がある。
なお、実施の形態4において、上記以外の点は、上記実施の形態1の場合と同じである。また、遮光板46を、上記実施の形態2又は3に適用することも可能である。
10,20,30,40 光源装置、 11,21,31,41 第1の光源ランプ、 11a,21a,31a,41a 発光体、 11b,21b,31b,41b 楕円面鏡、 11c1,11c2,11c3,21c1,21c2,21c3,31c1,31c2,31c3,41c1,41c2,41c3 第1の光源ランプの光軸、 12,22,32,42 第2の光源ランプ、 12a,22a,32a,42a 発光体、 12b,22b,32b,42b 楕円面鏡、 12c,22c,32c,42c 第2の光源ランプの光軸、 13,23,33,43 リレー光学系、 15,25,35,45 光強度均一化素子、 15a,25a,35a,45a 光強度均一化素子の入射端、 15b,25b,35b,45b 光強度均一化素子の出射端、 15c,25c,35c,45c 光強度均一化素子の光軸、 27 ミラー調整手段、 28 光源ランプ調整手段、 61 画像表示素子、 62 投写光学系、 63 スクリーン、 46 遮光板、 L1 第1の光束、 L2 第2の光束、 L3 光強度均一化素子からの出射光、 L4 画像光、 L5 第1のロス光、 L10 第1の光束の中心光線、 L20 第2の光束の中心光線、 F1 第1の集光点、 F2 第2の集光点、 F3 第3の集光点。

Claims (5)

  1. 入射端及び出射端を有し、前記入射端に入射された光束を強度分布が均一化された光束に変換して前記出射端から出射する光強度均一化部と、
    第1の光束を出射する第1の光源部と、
    前記第1の光源部から出射された前記第1の光束を前記光強度均一化部の前記入射端に導く少なくとも1つの折り曲げ部と、
    前記光強度均一化部の前記入射端に向かう第2の光束を出射する第2の光源部と
    を備え、
    前記第1の光源部から前記折り曲げ部を経由して前記光強度均一化部の前記入射端に至る前記第1の光束の光軸と前記第2の光源部から前記光強度均一化部の前記入射端に至る前記第2の光束の光軸とが一致する部分を持たないように、且つ、前記光強度均一化部の前記入射端に入射する直前での前記第1の光束の光軸と前記第2の光源手段から前記光強度均一化部の前記入射端に至る前記第2の光束の光軸とが、互いに略平行な方向となるように、前記第1の光源部、前記第2の光源部、及び前記折り曲げ部を配置し、
    前記折り曲げ部のうちの、前記光強度均一化部の前記入射端の最も近くに配置された折り曲げ部は、
    前記第1の光束を反射する反射面、前記反射面の裏側の面である裏面、前記反射面と前記裏面を結ぶ側面を有し、
    前記側面のうち前記反射面側の端部が最も前記第2の光束の中心光線に近く、
    前記第2の光束の光軸は前記裏面側に位置する
    ことを特徴とする光源装置。
  2. 前記第1の光束の中心光線が前記入射端に入射する第1の入射位置と前記第2の光束の中心光線が前記入射端に入射する第2の入射位置とが、互いに異なる位置であり、且つ、前記光強度均一化部の光軸からずれた位置であることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記第1の入射位置と前記第2の入射位置とは、前記光強度均一化部の光軸を基準に互いに反対側にずれた位置であることを特徴とする請求項2記載の光源装置。
  4. 前記第1の光源部から出射された直後での前記第1の光束の光軸と前記第2の光源部から出射された直後での前記第2の光束の光軸とが略平行になるように、前記第1の光源部及び前記第2の光源部が配置されたことを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の光源装置。
  5. 前記第1の光源部から出射された直後での前記第1の光束の光軸と前記第2の光源部から出射された前記第2の光束の光軸との成す角度が6°以内となるように、前記第1の光源部及び前記第2の光源部が配置されたことを特徴とする請求項4に記載の光源装置。
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