JP2010091846A - 投写型表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】合成手段の端部近傍を通過する光を遮光することにより、光源ランプの温度上昇や迷光の発生を防ぐことが可能な投写型表示装置を提供する。
【解決手段】光を出射する第1の光源ランプ及び第2の光源ランプと、第1の光源ランプ及び第2の光源ランプから出射された光を合成する合成手段と、合成手段において合成された光を均一化する均一化素子と、均一化素子において均一化された光を変調する変調手段と、変調手段により変調された光をスクリーンに投写する投写光学系と、合成手段の均一化素子側の端部に隣接して設けられ、第1の光源ランプから出射された光を反射または吸収する遮光手段とを備える。
【選択図】 図8
【解決手段】光を出射する第1の光源ランプ及び第2の光源ランプと、第1の光源ランプ及び第2の光源ランプから出射された光を合成する合成手段と、合成手段において合成された光を均一化する均一化素子と、均一化素子において均一化された光を変調する変調手段と、変調手段により変調された光をスクリーンに投写する投写光学系と、合成手段の均一化素子側の端部に隣接して設けられ、第1の光源ランプから出射された光を反射または吸収する遮光手段とを備える。
【選択図】 図8
Description
本発明は、スクリーン上に画像を投写する投写型表示装置に関し、より詳細には、複数の光源ランプを用いて高輝度な画像を投写する投写型表示装置に関するものである。
光源ランプを用いた投写型表示装置において、表示領域の大型化や高輝度化を実現するために、複数の光源ランプを配置する多灯式の構成が提案されている。多灯式の構成では、例えば、特許文献1(特開2001−359025号公報)に示すように、2つの光源ランプが合成手段であるプリズムを挟んで配置されており、複数の光源ランプからの光が合成手段としてのプリズムの各面に各々入射され、その反射光が合成されることにより高輝度化を実現している。
しかし、プリズムの反射面上に集光された光は、反射面上において有限な大きさを持っていることから、特許文献1の光源装置のように、光源ランプからの光をプリズムの反射面前方に集光させると、プリズムの先端部分でロス光が発生し、他の光源ランプを温めたり、迷光が発生してしまうという問題がある。
そこで、本願発明は、合成手段の端部近傍を通過する光を遮光することにより、光源ランプの温度上昇や迷光の発生を防ぐことが可能な投写型表示装置を提供することを目的とする。
本発明に係る投写型表示装置は、光を出射する第1の光源ランプ及び第2の光源ランプと、第1の光源ランプ及び第2の光源ランプから出射された光を合成する合成手段と、合成手段において合成された光を均一化する均一化素子と、均一化素子において均一化された光を変調する変調手段と、変調手段により変調された光をスクリーンに投写する投写光学系と、合成手段の均一化素子側の端部に隣接して設けられ、第1の光源ランプから出射された光を反射または吸収する遮光手段とを備えるものである。
本願発明においては、合成手段の均一化素子側の端部に隣接して設けられ、第1の光源ランプから出射された光を反射または吸収する遮光手段を備えることにより、第2の光源ランプの温度上昇や迷光の発生を防ぐことが可能な投写型表示装置を提供することができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る投写型表示装置の光学系の構成を概略的に示す図である。
図1は、本発明の実施の形態1に係る投写型表示装置の光学系の構成を概略的に示す図である。
図1に示されるように、実施の形態1に係る投写型表示装置は、光源ランプ4と、光強度均一化素子6(均一化素子)と、光源ランプ4からの光(以下、光束)を光強度均一化素子6に導くリレー光学系5と、照明光学系7(以下、リレー光学系7ともいう)と、反射型ライトバルブ(変調手段)としてのティジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)(登録商標)素子2と、照明光学系7により照明されたDMD素子2の被照明面(画像形成領域)2bの画像をスクリーン(図示せず)に投写する投写光学系3とを有している。照明光学系7は、DMD素子2の被照明面2bに光束を照射するための光学系である。
光源ランプ4は、複数の光源ランプ(図中では第1の光源ランプ41と第2の光源ランプ42)から構成されており、例えば、白色光を出射する発光体41bおよび42bと、この発光体41bおよび42bの周囲に設けられた楕円面鏡41cおよび42c(集光光学系)とから構成される。楕円面鏡41cおよび42cは、楕円の第1中心に対応する第1焦点から出射された光束を反射して、楕円の第2中心に対応する第2焦点に収束させる。発光体41bおよび42bは、楕円面鏡41cおよび42cの第1焦点近傍に配置されており、この発光体41bおよび42bから出射された光束は、楕円面鏡41cおよび42cの第2焦点近傍に収束される。楕円面鏡41cおよび42cに代えて放物面鏡を用いても良い。この場合には、発光体41bおよび42bから出射された光束を放物面鏡により略平行化した後、コンデンサレンズ(図示せず)により収束させればよい。また、楕円面鏡41cおよび42cに代えて放物面鏡以外の凹面鏡を用いることもできる。
楕円面鏡41cおよび42cの第2焦点近傍に集光された光束は、プリズム51(合成手段)で光束を合成された後、レンズ52、53により再度光強度均一化素子6の入射面6aに集光されるように導かれる。
光強度均一化素子6は、リレー光学系5により集光された光束を、当該光束断面内(すなわち、照明光軸7a上を進む中心光束に直交する平面内)における光強度を均一化する(すなわち、照度ムラを低減する)機能を有する。光強度均一化素子6としては、一般的に、ガラス又は樹脂等の透明材料で作られ、側壁内側が全反射面となるように構成された多角形柱状のロッド(すなわち、断面形状が多角形の柱状部材)、又は、光反射面を内側にして筒状に組み合わされ、断面形状が多角形のパイプ(管状部材)がある。光強度均一化素子6が多角柱状のロッドである場合には、透明材料と空気界面との全反射作用を利用して光を複数回反射させた後に出射端(出射口)から出射させる。光強度均一化素子6が多角形のパイプである場合には、内側を向く表面鏡の反射作用を利用して光を複数回反射させた後に出射口から出射させる。光強度均一化素子6は、光束の進行方向に適当な長さを確保すれば、内部で複数回反射した光が光強度均一化素子6の出射端6bの近傍に重畳照射され、光強度均一化素子6の出射端6b近傍においては、略均一な強度分布が得られる。この略均一な強度分布を有する出射端6bから出射される光束を、リレーレンズ71,72及び第1ミラー73、第2ミラー74から構成されるリレー光学系7によって、DMD素子2へと導き、DMD素子2の被照明面2bを照明する。
DMD素子2は、各画素に対応する可動式のマイクロミラーを多数(例えば、数十万個)平面的に配列したものであり、画素情報に応じて各マイクロミラーの傾角(チルト)を変化させるように構成されている。マイクロミラーの配列された面(すなわち、マイクロミラーが形成された基板の表面)を基準面とすると、DMD素子2は、各マイクロミラーを基準面に対して一定の方向に角度α(例えば、12度)だけ傾けることにより、入射光束を投写光学系3に向けて反射し、投写光学系3に入射した光束はスクリーン(図示せず)上の画像投写に利用される。また、DMD素子2は、マイクロミラーを基準面に対して設けられた光吸収板(図示せず)に向けて反射し、光吸収板に入射した光束はスクリーン上の画像投写に利用されない。
図2は、光源4が形成する光源像4d、光強度均一化素子6、及びDMD素子2の関係を概念的に示す模式図である。実施の形態1においては、リレー光学系7は光強度均一化素子6の出射端面6bとDMD素子2の被照明面2bとが光学的に共役な関係になるように構成されている。ここで、光源像4dの面積をS1とし、光強度均一化素子6の出射端面6bの面積をS3とし、DMD素子2の被照明面2bの面積をS2とする。また、図2においては、光源像4dの位置と、光強度均一化素子6の入射端面6aの位置が異なるように離れて描かれているが、実際の装置においては、光源像4dの位置と光強度均一化素子6の入射端面6aの位置とは略一致するように構成されている。光源像4dから出射される光束の立体角をΩ1とすると、光強度均一化素子6へ入射される光束の立体角もΩ1となり、光強度均一化素子6において角度が保存され、出射端面6bから出射される光束の立体角もΩ1となる。一方、DMD素子2の被照明面2bにおける入射光束の立体角をΩ2とすると、それぞれの面積と立体角との積は一定に保たれる。即ち、S3×Ω1=S2×Ω2が成立する。
図3に光強度均一化素子6の入射端面6aにおける光束の分布を示す。光源ランプ4を1灯使用した場合、通常図3の(A)のように入射端面6aの中央付近にピークを持ち、周辺に向かって徐々に暗くなっていくような分布となる。また、図2に示したように、S3×Ω1=S2×Ω2が成立するため、光強度均一化素子6の出射端面6bの面積S3には制約があり、図3の(A)に示したように、光強度均一化素子6の入射端面6aで光束を十分取り込むことができず、若干ロスが発生するように構成される場合が多い。
さらに、図3の(B)および(C)は光源ランプを2灯使用した場合における、光強度均一化素子6の入射端面6aの光束の分布の例を示している。図3の(B)は、光強度均一化素子6の入射端面6aにおいて、2灯の光源ランプ41と42で領域を分割した例である。また、図3の(C)は、光強度均一化素子6の入射端面6aにおいて、2灯の光源ランプ41と42で角度を分割した例を示している。
2灯の光源ランプ41と42を合成する方法について説明する。図1において、2灯の光源ランプ41および42から出射した光束が楕円面鏡41cおよび42cの第2焦点近傍にプリズム51を配置して、光束を合成する構成を取っている。第2焦点近傍にプリズム51を配置することにより、プリズム51を小型化することができるとともに、光束を合成する際のロスを減らすことが可能になる。
図1においては、プリズム51を配置する構成を示したが、同様の効果をミラーを配置することにより実現することも可能である。
プリズム51で折り曲げられた光束は、リレー光学系5におけるレンズ52、53によって、光強度均一化素子6の入射端面6a付近に再度集光されるように導かれる。なお、図1においては、2枚のレンズで構成したが、2枚に限定されるものではない。また、図4に示すように、レンズ52と53の間に折り曲げミラー54を配置し、光路を折り曲げた構成等も可能である。このように折り曲げミラー54を配置することにより、レイアウトの柔軟性を増すことが可能となる。
プリズム51の配置について図5に示す。図5(A)は光源ランプ4を1灯配置した場合で、通常光源ランプ4の光軸4aと照明光学系7の光軸7aは一致するように構成される。この場合、プリズム51の反射面51bの大きさを十分に確保することができるため、光路を折り曲げた場合でも光束をロスすることなく、折り曲げることが可能となる。
一方、図5の(B)に2灯の光源ランプ41および42を配置した場合のプリズム51による光束を合成する場合を示している。2灯の光源ランプ41および42からの光束を、プリズム51を用いて合成する場合、光源ランプ41からの光束の反射面51bと光源ランプ42からの光束の反射面52bは、光束の干渉を避けるために大きくすることが望ましいが、プリズム51の大きさの制限により十分な大きさを確保することができない。そのために、2灯の光源ランプ41と42の光束をプリズム51で合成する場合、ある程度の光束のロスは免れない。
一方、プリズム51とリレー光学系5との間における光源ランプ41の光軸41aおよび光源ランプ42の光軸42aと、プリズム51とリレー光学系5との間における照明光学系7の光軸7aを一致させると、さらに光量のロスは大きくなるため、偏心量d1およびd2を持って配置することになる。この偏心量d1およびd2が大きくなると、光源ランプ41および42からのそれぞれの光束の干渉を回避することは容易になるが、プリズム51付近での光束のロス量が大きくなる。そこで、偏心量d1と光利用効率の関係についてシミュレーションで計算した結果を図6に示す。
図6において、光利用効率Bは、図5の(A)に示したように、光源ランプ4の光軸4aと照明光学系7の光軸7aが一致した場合の光利用効率Aに対する比で求めることとする。図5の(B)に示したように、光源ランプ41の偏心量d1が変化すると、光利用効率Bも変化する。図6より、偏心量d1が0の時、プリズム51において光束を十分に反射できる反射面51bの大きさを確保することができないため、光利用効率Bは0.55とかなり低下してしまう。さらに、偏心量d1を0.5mmとすると、光利用効率Bは0.67と回復する。今回、シミュレーションを行った光学系においては、偏心量d1が0.8−2.0mmの時、光利用効率Bは0.7以上であり、特に偏心量d1が1−1.5mmの時、光利用効率Bが0.73となり最も効率が良い結果となっている。
投写型表示装置1において、光源ランプ4を複数配置するということは、高輝度化を目的としているため、光利用効率Bが0.7を下回ると複数の光源ランプ4を採用した効果が極めて低くなってしまう。さらに、複数の光源ランプ4の合成部であるプリズム51で光束をロスすると、それぞれのロス光が互いの光源ランプ41または42を温めあったり、ロス光が迷光となり不具合を生じるといった問題が発生する恐れがある。そこで、光利用効率Bが、0.7以上となるように偏心量d1およびd2を決定するように構成することが望ましい。
さらに、プリズム51近傍で発生するロス光の対策について説明する。図7からもわかるように、複数の光源ランプ4を合成する場合、プリズム51近傍でのロス光の発生は免れない。ロス光41eは図7にしめすように、プリズム51の先端部分(光の進行方向)で発生する。このプリズム51の先端部分で発生するロス光41eをカットする部材の配置について検討した。図8は、プリズム51の先端部分に反射板54または吸収板55(光遮断手段)を配置した構成を示している。反射板54を配置した場合、ロス光41eの反射板54における反射光41fは光源ランプ41の方向に向かっていく。この反射光41fが、光源ランプ41の光源41bを温めると光源41bは寿命および発光効率が低下する恐れがあり、好ましくないため、反射板54を配置した場合の性能についてシミュレーションで見積もった。
同じく、プリズム51の先端部に吸収板55を配置した場合についても、合わせて性能をシミュレーションで見積もった結果を表1に示す。なお、この時、偏心量d1およびd2ともに1.5mmで配置している。また、反射板54および吸収板55の長さは2mmかつ板厚は1mmであり、反射率および吸収率は理想的に100%であるとした。表1における光利用効率は、反射板54あるいは吸収板55を配置しない場合を1とし、それに対しての相対値で示している。また、表1におけるロス光は、光源ランプ41または42をどちらか1灯点灯した場合に、互いの光源ランプの光源(第1の光源ランプ41を点灯した場合は、第2の光源ランプ42の光源42b)に到達する光束量について、反射板54あるいは吸収板55を配置しない場合を1とし、それに対しての相対値で示している。表1からわかるように、反射板54あるいは吸収板55を配置すると、ロス光がそれぞれ0.24と0.13まで減少し、非常に高い効果があることがわかる。また、光利用効率については吸収板55の場合、0.95と若干低下することがわかった。
さらに、反射板54を配置した場合における、反射光41fによる光源ランプ41の光源41bへの戻り光についてもシミュレーションを行った。その結果、光源ランプ41を1灯点灯した場合に、光源41の光源41bに到達する戻り光の光束量について、反射板54のない場合を1とすると、反射板54を配置した場合の戻り光は1.01となり、ほとんど影響がないことがわかった。
実施の形態1においては、反射板54または吸収板55を、プリズム51の光強度均一化素子6側の端部に隣接して設けたことにより、光源ランプ4の温度上昇や迷光の発生を防ぐことができる。
また、実施の形態1において、反射板54または吸収板55を、プリズム51の反射面51aと反射面51bとの接続位置に設けたことにより、光源ランプ4の温度上昇や迷光の発生を防ぐことができる。
また、実施の形態1において、複数の光源ランプ4の集光点付近で光束を合成するように構成しているため、光利用効率が向上するとともに、装置の小型化が可能になる。
また、実施の形態1において、プリズム51により光束を合成する構成としているため、コンパクトな光学系を提供することができる。
また、実施の形態1において、ミラーにより光束を合成する構成としているため、低コストな光学系を提供することができる。
さらに、実施の形態1において、光利用効率Bが0.7以上になるように構成しているため、ロス光の発生をさらに抑制することが可能となる。
さらにまた、実施の形態1において、光強度均一化素子6の管状部材でその内面の光束を反射させるように構成した場合には、照明光束により素子自身の加熱が生じにくくなり、光強度均一化素子6の冷却及び保持が簡単になる。
また、実施の形態1において、光強度均一化素子6を透明材料により四辺形柱状の部材で構成したので、光強度均一化素子6の設計が容易になる。
なお、多灯式の投写型表示装置において、複数の光源ランプからの光束を合成する方式としては、図3に示すように、合成する領域を複数の光源で分割する方式(図3(B))と、合成する光束の角度を複数の光源で分割する方式(図3(C))の大きく2種類に分類される。合成する光束の角度を複数の光源ランプで分割する方式は、複数の光源ランプからの光束が互いに干渉しないようにするために、配置が複雑になるという問題があり、後段の光学系における光束の拡がり角(光学系のFナンバー)に合わせるために、特殊な光学系で構成する必要がある場合があるため、コスト高になることが多い。実施の形態1においては、合成する領域を複数の光源で分割する方式を採用しているため、特殊な光学系を用いることなく、低コストかつコンパクトに投写型表示装置を構成することが可能となる。
実施の形態2.
図9は、本発明の実施の形態2に係る投写型表示装置の光学系の構成示す図である。
実施の形態2.
図9は、本発明の実施の形態2に係る投写型表示装置の光学系の構成示す図である。
図9において、光強度均一化素子6は複数のレンズ素子を平面的に配置したレンズアレイ61および62で構成している。実施の形態1と比較して、リレー光学系5の構成はレンズアレイ62および62に対応させ変更する必要がある。
本実施の形態2では、光強度均一化素子6を、複数のレンズ素子を平面的に配列したレンズアレイ61および62で構成することにより、照明光束の断面内の強度分布を均一にし、照度ムラを抑えることが可能となる。
変形例の説明.
上記説明においては、ライトバルブとしてDMD素子を用いた場合を説明したが、透過型あるいは反射型液晶表示素子のような他のライトバルブを用いても良い。
上記説明においては、ライトバルブとしてDMD素子を用いた場合を説明したが、透過型あるいは反射型液晶表示素子のような他のライトバルブを用いても良い。
変形例の説明.
上記説明においては、2つの光源ランプを照明光学系の光軸に対して直角に配置した場合を説明したが、図10に示すように、直角配置以外の構成でも良い。
上記説明においては、2つの光源ランプを照明光学系の光軸に対して直角に配置した場合を説明したが、図10に示すように、直角配置以外の構成でも良い。
1 投写型表示装置、 2 DMD素子、 3 投写光学系、 4 光源ランプ、 5 リレー光学系、 51 プリズム、 54 反射板、 55 吸収板、 6 光強度均一化素子、 6a 入射端面、 6b 出射端面、 7 リレー光学系。
Claims (9)
- 光を出射する第1の光源ランプ及び第2の光源ランプと、
前記第1の光源ランプ及び第2の光源ランプから出射された光を合成する合成手段と、
前記合成手段において合成された光を均一化する均一化素子と、
前記均一化素子において均一化された光を変調する変調手段と、
前記変調手段により変調された光をスクリーンに投写する投写光学系と、
前記合成手段の前記均一化素子側の端部に隣接して設けられ、前記第1の光源ランプから出射された光を反射または吸収する遮光手段とを備える投写型表示装置。 - 前記第1の光源ランプと前記第2の光源ランプとは、前記合成手段を挟んで配置され、
前記合成手段は、前記第1の光源ランプから出射した光を前記均一化素子に向かって反射する第1の反射面と、前記第2の光源ランプから出射した光を前記均一化素子に向かって反射する第2の反射面とを有し、
前記遮光手段は、前記第1の反射面と第2の反射面とが接続する位置に配置されることを特徴とする請求項1に記載の投写型表示装置。 - 前記第1の光源ランプ及び第2の光源ランプは、光を出射する光源と、当該光を集光する集光光学系とをそれぞれ有し、
前記合成手段は、前記集光光学系が前記光源から出射した光を集光する位置に配置されることを特徴とする請求項1に記載の投写型表示装置。 - 前記均一化素子において均一化された光を前記変調手段へと導く照明光学系の光軸と一致するように、前記第1の光源ランプから出射した光を前記均一化素子に向かい反射する反射手段を用いて前記第1の光源ランプを1灯点灯した場合における前記第1の光源ランプの光利用効率をAとし、
前記第1の光源ランプから出射した光が前記合成手段で合成される場合における前記第1の光源ランプの光利用効率をBとすると、
B>0.7×A
となることを特徴とする請求項1に記載の投写型表示装置。 - 前記合成手段は、プリズムであることを特徴とする請求項3に記載の投写型表示装置。
- 前記合成手段は、ミラーにより構成されることを特徴とする請求項3に記載の投写型表示装置。
- 前記均一化素子は、管状部材であって、その内面で光を反射するように構成されることを特徴とする請求項1に記載の投写型表示装置。
- 前記均一化素子は、透明材料による多角柱状の部材であり、当該多角柱状の部材内部で光を反射するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の投写型表示装置。
- 前記光強度均一化素子は、複数のレンズ素子を配列したレンズアレイを有することを特徴とする請求項1に記載の投写型表示装置。
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