JP5090900B2 - 2次元画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、テレビ受像機、映像プロジェクタなどの2次元画像形成装置に関するものである。
2次元画像形成装置として、スクリーン上に画像を映し出すプロジェクションディスプレイが普及している。このようなプロジェクションディスプレイにはランプ光源が用いられている。しかしながら、ランプ光源は、寿命が短く、色再現領域が制限されるとともに、光利用効率が低いという問題点がある。
これらの問題を解決するために、画像形成装置の光源としてレーザ光源を用いることが試みられている。レーザ光源は、ランプに比べて寿命が長く、指向性が強いため光利用効率を高めやすい。また、レーザ光源は単色性を示すため、色再現領域が大きく、鮮やかな画像の表示が可能である。
提案されているレーザ光源プロジェクションディスプレイの概略図を図6に示す。
図6に示す従来の2次元画像形成装置200は、スクリーン11上に2次元画像を投射するものであり、RGB3色のレーザ光源1a〜1c、ビームエクスパンダ2a〜2c、光偏向手段4a〜4c、光インテグレータ3a〜3c、集光レンズ9a〜9c、ミラー5a,5c、フィールドレンズ6a〜6c、空間光変調素子7a〜7c、ダイクロイックプリズム8、及び投射レンズ10を備えている。
ここで、ビームエクスパンダ2a、光偏向手段4a、光インテグレータ3a、集光レンズ9a、ミラー5a、フィールドレンズ6a、及び空間光変調素子7aは、赤色レーザ光源1aから出射されたレーザ光をダイクロイックプリズム8に導く赤色光学系を構成しており、これらの光学部材は、赤色レーザ光源1aからダイクロイックプリズム8に向かうレーザ光の進路に沿って順に配置されている。
ビームエクスパンダ2aは、レーザ光源1aからの光を拡大して光インテグレータ3aに導くものである。光インテグレータ3aは、長方形の単位レンズをマトリクス状に配置してなるレンズアレイを2枚一組として対向させて配置したものであり、光強度分布を持つ光ビームを、強度がほぼ一様な長方形の光ビームに変換するものである。また、ビームエクスパンダ2aと光インテグレータ3aとの間に配置されている光偏向手段4aは、光を偏向させる光学部品を振動させて、該ビームエクスパンダ2aから光インテグレータ3aに入射する光の角度を変化させるものである。
なお、ビームエクスパンダ2b、光偏向手段4b、光インテグレータ3b、集光レンズ9b、フィールドレンズ6b、及び空間光変調素子7bは、緑色レーザ光源1bから出射されたレーザ光をダイクロイックプリズム8に導く緑色光学系を構成するもの、ビームエクスパンダ2c、光偏向手段4c、光インテグレータ3c、集光レンズ9c、ミラー5c、フィールドレンズ6c、及び空間光変調素子7cは、青色レーザ光源1cから出射されたレーザ光をダイクロイックプリズム8に導く青色光学系を構成するものであり、これらの光学系における各光学部材は、上記赤色光学系を構成する各光学部材と同様のものである。
また、ダイクロイックプリズム8は、空間光変調素子7a〜7cを通過した光を合波するもの、投射レンズ10は、該ダイクロイックプリズム8によって合波された光をスクリーン11上にフルカラーの映像として投射するものである。
このような構成の2次元画像形成装置200では、RGB3色のレーザ光源1a〜1cから出射された光は、ビームエキスパンダ2a〜2cによって拡大され、光偏向手段4a〜4c及び光インテグレータ3a〜3cを介して空間光変調素子7a〜7cを照射する。光インテグレータ3a〜3cでは、略ガウス分布をしている光強度分布の光が、空間光変調素子7a〜7c上でほぼ一様な長方形の光ビームとなるよう変換され、該光インテグレータ3a〜3cで変換された光ビームは、空間光変調素子7a〜7cを一様な強度で照射する。
空間光変調素子7a〜7cを通過した光は、ダイクロイックプリズム8によって合波され、投射レンズ10によってスクリーン11上にフルカラーの映像として投射される。
ところで、レーザ光源を用いたディスプレイでは、レーザの干渉性が高いことから生じるスペックルノイズが問題となる。スペックルノイズとは、レーザ光がスクリーン11で散乱される際に、散乱光同士が干渉することによって生じる微細なムラ状のノイズである。
このスペックルノイズを抑圧するために、例えば、図6に示す光偏向手段4a〜4cなど、光学部品を振動させる動的機構を用いて、スペックルノイズのパターンを変動させることでこれを時間的に平均化し、スペックルノイズを低減する方法が提案されている。
その他、空間光変調素子に入射させる光に、該空間光変調素子における隣接する画素に入射する光の偏光方向が異なるよう偏光分布を与える手段を用いて、空間光変調素子の隣接ピクセル間での散乱光の干渉を低減させることで、スペックルノイズを低減する方法なども提案されている。
特開2002−62582号公報 特開平10−293268号公報
しかしながら、上述したような、レーザ光源を使用するディスプレイ(2次元画像形成装置)で生じるスペックルノイズを低下させるこれまでの方法は、十分にノイズを低減できたとは言えず、更なるスペックルノイズの低減方法が必要となっている。
また、空間光変調素子の入射前に偏光分布を与えた場合、光の制御が難しくなるという問題がある。
本発明は、上記従来の問題点を解消するためになされたものであり、更なるスペックルノイズの低減を可能とし、高品位な画像を形成することができる2次元画像形成装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係る2次元画像形成装置は、レーザ光源と、前記レーザ光源から出射した光を変調する変調手段とを有する2次元画像形成装置において、前記変調手段により変調した光を、直線偏光性を有するものとし、前記変調手段により変調した光の直線偏光性を解消する偏光解消手段と、前記変調した光を画像表示面に投射する投射部とを備え、前記投射部は、2次元画像を拡大および結像させるための投射レンズ群を含み、前記偏光解消手段は前記投射部内にあって、前記投射部に含まれる前記投射レンズ群の入射側もしくは出射側、または前記投射レンズ群の中に前記偏光解消手段が挿入されて前記投射レンズ群と一体化されている、ことを特徴とするものである。
これにより、変調手段により変調された光の直線偏光性は解消されることとなり、変調手段に入射する前後の光には直線偏光性を有する光を用いることができ、また、画像表示面に投射する光を直線偏光性を有しない光として、該画像表示面で生ずるスペックルノイズを低減させることができ、さらに、画像結像面と異なる位置に偏光解消手段を組み込むようにしたので、画像表示面に投射する光は、画像表示面で画像を形成する1画素内においても、様々な偏光状態の光が混合したランダム偏光状態となるため、1画素内のスペックルノイズの低減が可能となる。
また、本発明の請求項2に係る2次元画像形成装置は、請求項1に記載の2次元画像形成装置において、前記偏光解消手段の挿入位置は、前記変調手段と前記偏光解消手段との距離をL、前記投射部のエフナンバーをF/♯、前記投射部の前記変調手段側の焦点距離をfとした場合、F/♯<L<5fの関係を満たす、ことを特徴とするものである。
これにより、画像表示面に入射する光を、画像表示面で画像を形成する1画素内でスペックルノイズを除去するのに十分なランダム偏光状態とすることができ、かつ偏光解消手段を必要以上の大きさにすることなく、効率よく作製することができる。
また、本発明の請求項3に係る2次元画像形成装置は、請求項1または2に記載の2次元画像形成装置において、前記偏光解消手段は、厚み分布を有する板状に形成された複屈折性材料よりなる複屈折性部材を含み、前記変調手段により変調されて出力される直線偏光性を有する光が、その偏光方向が該複屈折部材の光学軸に対して傾いた状態で、該複屈折性部材に入射される、ことを特徴とするものである。
これにより、画像表示面に投射する光をランダム偏光状態の光として、該画像表示面で生ずるスペックルノイズを低減させることができる。
また、本発明の請求項4に係る2次元画像形成装置は、請求項3に記載の2次元画像形成装置において、前記偏光解消手段は、前記複屈折部材と、該複屈折部材の厚み分布を補償する厚み分布を有する板状の厚み補償部材とを重ね合わせてなる光学素子よりなり、前記変調手段により変調されて出力される直線偏光性を有する光が、その偏光方向が前記複屈折性部材の光学軸に対して傾いた状態で、該光学素子に入射される、ことを特徴とするものである。
これにより、前記偏光解消手段を通過する光が曲がるのを回避することができる。
また、本発明の請求項5に係る2次元画像形成装置は、請求項1または2に記載の2次元画像形成装置において、前記偏光解消手段は、その複屈折性が面内分布を持つ、ことを特徴とするものである。
これにより、画像表示面に投射する光をランダム偏光状態の光として、画像表示面で生ずるスペックルノイズを低減させることができる。
また、本発明の請求項6に係る2次元画像形成装置は、請求項1ないし5のいずれかに記載の2次元画像形成装置において、前記変調手段の前段に、該変調手段に入射する光の角度を変化させる手段を備えた、ことを特徴とするものである。
これにより、画像表示面に投射する光は、時間によって角度変化し、画像表示面で生ずるスペックルノイズのパターンが変動することとなり、ノイズが平均化されてよりスペックルノイズを低減することができる。
また、本発明の請求項7に係る2次元画像形成装置は、請求項1ないし6のいずれかに記載の2次元画像形成装置において、前記変調手段の前段に設けられた、前記光源から出射されたランダム偏光状態の光を、直線偏光性を有する光に変換する光変換手段を備えた、ことを特徴とするものである。
これにより、光源から出射された光がランダム偏光状態であっても、直線偏光状態に変換した光を変調手段に入射することができる。
本発明にかかる2次元画像形成装置によれば、レーザ光源から出射した直線偏光状態の光を、変調手段により変調した後に、該変調光を、画像表示面に照射する際にランダム偏光状態とする偏光解消手段を備え、変調手段に入射する前後の光に直線偏光性を有する光を用い、該変調後に、該照射光における直線偏光性を解消して、画像表示面にランダム偏光の光を投射するようにしたので、スクリーンで生ずるスペックルノイズを大幅に低減することができる。
また、本発明にかかる2次元画像形成装置によれば、結像面と違う位置に偏光解消手段を組み込むようにしたので、画像表示面に投射する光は、画像表示面で画像を形成する1画素の中であっても、様々な偏光状態の光が混合したランダム偏光の状態となり、1画素内のスペックルノイズをも低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による2次元画像形成装置を示し、図1(a)は、その概略構成図、図1(b)は、該2次元画像形成装置における光学部品の適正な位置を示す図である。
本実施の形態1の2次元画像形成装置100は、レーザ光源を用いた前方投射型プロジェクションディスプレイなどの2次元画像形成装置であり、スクリーン11上に2次元画像を形成するものである。この2次元画像形成装置100は、赤色レーザ光源1a、緑色レーザ光源1b、青色レーザ光源1c、回転レンチキュラーレンズ14a〜14c、ロッドインテグレータ13a〜13c、投影光学系19a〜19c、ミラー5a,5c、フィールドレンズ6a〜6c、空間光変調素子7a〜7c、ダイクロイックプリズム8、及び投射部20を備えている。
ここで、光源1a〜1c、ミラー5a,5c、フィールドレンズ6a〜6c、空間光変調素子7a〜7c、及びダイクロイックプリズム8は、従来の2次元画像形成装置200におけるものと同一のものである。
なお、上記レーザ光源1a〜1cには、He−Neレーザ、He−Cdレーザ、Arレーザなどの気体レーザ、AlGaInP系やGaN系の半導体レーザ、固体レーザやファイバーレーザを基本波とするSHGレーザなどのレーザ光源を用いることができる。
また、空間光変調素子7a〜7cには、偏光方向を利用する液晶素子などの素子や、偏向・回折方向を利用するミラー素子などの素子が用いられるが、どちらの素子も直線偏光性を有する光を入射させ、変調した光にも直線偏光性を持たせるようにすることで、変調が容易となるものである。
この実施の形態1では、空間光変調素子7a〜7cには、偏光方向を利用する液晶素子を用いており、また、該液晶素子での変調は直線偏光性を利用した変調であるため、該液晶素子への入射光は、直線偏光性を有する光としている。
ロッドインテグレータ13a〜13cは、直方体形状の光学部品であり、該ロッドインテグレータに入射した光は、その内部で反射を繰り返して出射端から出射する。また、投影光学系19a〜19cは、ロッドインテグレータ13a〜13cから出射された光を、空間光変調素子7a〜7c上に投影する光学系である。
投射部20は、空間変調素子7a〜7cとスクリーン11との間に配置されており、該空間光変調素子により変調された2次元画像を視聴者が見られるようにスクリーン11に投射するものである。本実施の形態1の投射部20は、空間光変調素子7a〜7cで変調された光の直線偏光性を解消する偏光解消手段21を含んでいる。
また、投射部20は、スクリーン11に2次元画像を拡大および結像させるための投射レンズ群を含むものであり、偏光解消手段21を投射部20に組み込む場合、投射レンズ群の入射側や出射側、あるいは該投射レンズ群の中に挿入しても良い。偏光解消手段21の挿入位置は、空間光変調素子および偏光解消手段の間の距離(mm)をL、投射部のエフナンバーをF/#、投射部の空間光変調素子側の焦点距離(mm)をfとした場合、F/#<L<5fの関係を満たすことが好ましい。偏光解消手段21は、前記条件を満たすと、画像表示面に入射する光を、画像表示面で画像を形成する1画素内でスペックルノイズを除去するのに十分なランダム偏光状態とすることができ、かつ偏光解消手段21を必要以上の大きさにすることなく、効率よく作製することができる。
図1(b)は、本実施の形態1の2次元画像形成装置100における、空間光変調素子7と偏光解消手段21の間の距離Lと、スペックルノイズ除去効果の良否と、偏光解消手段21のサイズと、偏光解消手段21のコストの適正性との関係を示す図である。
LがF/#よりも短い場合は、画像表示面の1画素内で入射光の十分なランダム偏光状態を実現することができず、スペックルノイズの除去が不十分となる。一方、Lが5fよりも大きい場合、画面全体のスペックルノイズを除去するために巨大な偏光解消手段を用いる必要があり、コスト的に不利になると共に装置の小型化が困難となる。
従って、本実施の形態1では、1画素内でのスペックルノイズの十分な除去効果と偏光解消手段21の小型化とが両立するよう、距離Lは35mm、エフナンバーF/#は1.7、焦点距離fは40.7mmとし、偏光解消手段21を投射部20の投射レンズ群の入射側に挿入している。
また、このような偏光解消手段21には、厚み分布を持つ複屈折性を有する部材が用いられる。厚み分布を持つ複屈折性を有する部材は、その光学軸に対して直線偏光性の光の偏光方向を傾けて該光を入射させることにより、様々な偏光をもつ光を発生させる。
図2は、本実施の形態1における偏光解消手段(偏光解消素子)21を示す図である。図2(a)は断面図であり、光線は紙面の右から左に向かって通過する。また、図2(b)は正面図であり、光線は紙面の奥から手前に向かって通過する。
この偏光解消手段21は、厚み分布を持つ複屈折性を有する複屈折部材21aと、この厚み分布を補償する厚み補償部材21bとからなり、これらの部材はUV樹脂などで接着されている。
ここで、複屈折部材21aは、複屈折性を有する材料である光学用水晶からなり、その厚み分布は一定の傾斜を有している。この部材21aは、その光学軸Aが、変調された光の偏光方向に対し傾いた方向を向くよう、例えば、垂直もしくは水平の直線偏光方向に対しては水平から45°の方向を向くよう配置される。
また、厚み補償部材21bは光学用水晶からなり、上記部材21aの厚み分布を補償する厚み分布を有している。この部材21bは、その光学軸Bが、部材21aの光学軸Aと異なる方向に向くよう、例えば、変調された光の直線偏光方向と同じ方向を向くよう、前記部材21aに接合して配置される。この部材21bは、上記のように上記部材21aの厚み分布を補償するためにこれに形成して配置したものであるが、上記部材21aと同じ材料よりなるものとする必要はなく、また、複屈折性を有しないものでもよい。要は、部材21bは、その屈折率が上記部材21aとほぼ等価で、該部材21aの厚み分布を補償する厚み分布を有するものであればよい。
このような構成の偏光解消手段21では、直線偏光性を有する光が、複屈折部材21aに入射する場所によって該複屈折部材21aの厚みが異なるため、該偏光解消素子21を通過した光は、その通過した箇所の部材21aの厚みによって異なる偏光性を有するものとなり、このように異なる偏光性を有する光は、スクリーン11で混ざりあってランダム偏光状態となる。
なお、上記偏光解消手段21は、その2つの部材21a、21bのいずれが、光線の入射側にあっても、同様の作用を示す。
図3は、本実施の形態1における、赤色光学系の回転レンチキュラーレンズ14aを示す図である。
この回転レンチキュラーレンズ14aは、回転する2枚のレンチキュラーレンズ板15,16からなる。各レンチキュラーレンズ板15,16は、その断面が蒲鉾状で平面台形状のレンズ体を、所定半径の円周上に隣接させて、その長手方向が該円周の中心を向くよう複数並べてなるもので、該円周上に配置したレンズ体に入射した光を偏向させて出射するものである。ここで、レンチキュラーレンズ板15は、光源からの出射光の偏向方向を垂直方向に変化させ、レンチキュラーレンズ板16は、光源からの出射光の偏向方向を水平方向に変化させるよう配置されている。なお、緑色光学系の回転レンチキュラーレンズ14b及び青色光学系の回転レンチキュラーレンズ14cは、上記赤色光学系の回転レンチキュラーレンズ14aと同一の構成となっている。
次に、本実施の形態1の動作、作用効果について説明する。
赤色レーザ光源1aから出射された光は、回転レンチキュラーレンズ14aに入射されると、まず、レンチキュラーレンズ板15により垂直方向に偏向され、その後、レンチキュラーレンズ板16により水平方向に偏向される。その結果、回転レンチキュラーレンズ14aからは、常に偏向方向が上下左右に変化した光が、ロッドインテグレータ13aに導入される。
ロッドインテグレータ13aに導かれた光は、該ロッドインテグレータ13a内において内部反射を繰り返して出射端に達し、該出射端に達した光は、投影光学系19a、ミラー5a、およびフィールドレンズ6aを経て、光強度分布が一様な長方形の光ビームとして空間光変調素子7aに投影される。
該空間光変調素子7aでは赤色レーザ光源からの光が2次元画像に変調され、変調された赤色光が、ダイクロイックプリズム8に導入される。
緑色レーザ光源1bから出射された緑色レーザ光は、赤色レーザ光源から出射された光と同様に、回転レンチキュラーレンズ14b、ロッドインテグレータ13b、投影光学系19b、およびフィールドレンズ6bを介して空間光変調素子7bに投影され、該空間光変調素子7bで2次元画像に変調され、変調された緑色レーザ光がダイクロイックプリズム8に導入される。
また、青色レーザ光源1cから出射された青色レーザ光も、赤色レーザ光源から出射された光と同様に、回転レンチキュラーレンズ14c、ロッドインテグレータ13c、投影光学系19c、ミラー5c、およびフィールドレンズ6cを介して空間光変調素子7cに投影され、該空間光変調素子7cで2次元画像に変調され、変調された青色レーザ光がダイクロイックプリズム8に導入される。
すると、ダイクロイックプリズム8では、各空間光変調素子で変調された光が合波され、投射部20によってスクリーン11上にフルカラーの2次元画像として投射される。
このとき、上記投射部20における偏光解消手段21で、各空間光変調素子7a〜7cにより空間変調した光の直線偏光性が解消され、ランダム偏光状態の光がスクリーン上に投射される。
ここで、ランダム偏光状態は、直線偏光性を有する状態が、光波の電気ベクトルが一定の方向への単振動状態となり、その直交方向の振動成分が極めて小さい状態であるのに対し、光波の電気ベクトルが進行方向に垂直な面内であらゆる方向の振動成分をもった状態であり、また、偏光方向が直交する光同士は干渉しないことから、このようなランダム偏光状態の光がスクリーン11に投射すると、スクリーン11で散乱した投射光の干渉性が低下し、スペックルノイズが低減することとなる。また、スクリーン11上に投射する光の角度が変化するため、スクリーンの同一箇所でも複数の異なったスペックルパターンが発生し、その結果、スペックルパターンが多様化し、スペックルノイズ強度が低下することになる。
以上説明したように、本実施の形態1の2次元画像形成装置によれば、レーザ光源から出射された直線偏光状態の光を、空間光変調素子により変調した後、偏光解消手段21によりランダム偏光状態とすることにより、装置負荷をかけずに、スクリーン上に現われるスペックルノイズを大幅に低減することができる。
また、本実施の形態1では、スクリーン11上に形成する2次元画像の結像面から離れた位置に偏光解消手段21を挿入しているため、スクリーンに投射する光を、2次元画像の1画素内でもランダム偏光状態とすることができ、1画素内のスペックルノイズをも低減することが可能である。
また、前記偏光解消手段は、厚み分布を持つ複屈折を有する板状の複屈折部材と、この厚み分布を補償する板状の厚み補償部材とを重ね合わせて構成しているので、偏光解消手段を通過した光が曲がるのを回避することができる。また偏光解消手段は、これを構成する2つの部材21a及び21bの厚み分布に、それぞれ一定の傾斜を持たせたものであるので、その作製が容易である。
また、本実施の形態1では、レーザ光源から出射された直線偏光状態の光を、空間光変調素子により変調した後、偏光解消手段21によりランダム偏光状態とし、しかも、空間光変調素子に入射する光の角度を、予め回転レンチキュラーレンズにより変化させるので、よりスペックルノイズを低減することができ、スペックルノイズは視聴者が認識できないレベルまで低下することとなる。
なお、上記実施の形態1では、偏光解消手段21は、複屈折性を有する厚み分布を持つものであるが、該偏光解消手段21は、実施の形態1のものに限らない。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2による2次元画像形成装置は、実施の形態1の2次元画像形成装置において、該実施の形態1の偏光解消手段21に代えて、複屈折性が面内分布を持つ偏光解消手段23を用いたものである。
図4は、本実施の形態2における、複屈折性が面内分布を持つ偏光解消手段(偏光解消素子)23を示し、図4(a)はその断面図、図4(b)はその正面図である。
この偏光解消手段23は、その厚み方向に沿って、空間光変調素子で変調された光が通過するよう投射部20(図1参照)内に配置されており、図4(b)に示すように、異常屈折率を変化させた領域23bと、これが変化していない領域23aとを持ち、また、図4(a)に示すように、異常屈折率を変化させた領域23bは、その位置によって深さが異なっている。
このような偏光解消手段23は、LiNbO3などの複屈折材料基板にマスキングして、酸によりプロトン交換処理を施して作成され、プロトン交換された領域は、異常屈折率が変化した領域23bとなる。この複屈折性の面内分布を持つ偏光解消手段23は、上記プロトン交換処理を施す方法の他に、複屈折材料の光学軸方向を変化させながら、複屈折材料膜を形成する方法によっても作製することができる。この複屈折材料の光学軸方向は、複屈折率材料膜の成膜時に該材料を基板に入射させる方向を変化させることにより変化させることができる。
次に、本実施の形態2の動作、作用効果について説明する
この偏光解消手段23に、その光学軸に対して直線偏光方向が傾いた光線が入射すると、異常屈折率を変化させた領域23bと変化していない領域23aとでは異なった偏光状態が発生し、これにより、上記複屈折材料に入射した光の直線偏光性が解消される。また、この偏光解消手段23では、入射光は、異常屈折率を変化させた領域23bの深さによっても多様な偏光状態の光となるため、入射した光の直線偏光性の解消はより進むことになる。
なお、上記実施の形態1では、厚み分布を有する複屈折性を持つ偏光解消手段21を用い、実施の形態2では、実施の形態1の偏光解消手段21の代わりに、複屈折性の面内分布を有する偏光解消手段23を用いているが、偏光解消手段はこれらに限られるものではなく、直線偏光性の光をランダム偏光とする偏光解消が可能な光学素子であればよい。
また、上記各実施の形態では、光源には、直線偏光性を有するレーザ光を出射するレーザ光源を用いているが、光源は、多数のレーザ光源から出射された光を光ファイバなどで結合した直線偏光性を有していない光を出射するものであってもよく、この場合、光源からの出射光は直線偏光性の光に変換して変調素子に導入するのが好ましい。
(実施の形態3)
図5は、本実施の形態3による2次元画像形成装置を示す図である。
本実施の形態3による2次元画像形成装置300は、前記実施の形態1の2次元画像形成装置100において、該実施の形態1の赤色レーザ光源に代えて、多数のレーザ光源から出射された光を結合して直線偏光性を有していない光を出射する赤色レーザ光源1a0を用いたものである。また、この実施の形態3では、このような赤色レーザ光源1a0から出射される光はランダム偏光状態となっており、このままでは、変調手段の種類が限られるとともに容易に扱いにくいことから、マルチモードファイバ1a3の出射端に直線偏光性を有する光に変換する偏光変換素子1a4を配置し、変調手段には直線偏光性の光が入射するようにしている。
上記赤色レーザ光源1a0は、複数のレーザダイオード(LD)を含むLDチップアレイ1a1と、該LDチップアレイ1a1における各レーザダイオード(LD)から出力されたレーザ光が入射する複数の光ファイバ1a2と、該複数の光ファイバ1a2から出射された光を結合して出力するマルチモードファイバ1a3とを有している。このような赤色レーザ光源1a0は、マルチモードファイバを用いることにより、光源の配置などの機構設計を容易とし、また光源と画像形成装置との分離も可能とするものである。
また、上記偏光変換素子1a4は、マルチモードファイバ1a3の出射端に配置され、入射したランダム偏光状態の光をS偏光成分とP偏光成分とに分離する偏光ビームスプリッタ1a5と、分離されたP偏光成分をS偏光光に変換して出力する1/2波長板1a6とから構成されている。
次に、本実施の形態3の動作、作用効果について説明する。
このような構成の実施の形態3の2次元画像形成装置では、LDチップアレイ1a1の各レーザダイオードから出射した直線偏光性を有するレーザ光は、マルチモードファイバ1a3で結合され、該ファイバからはランダム偏光状態の光となって出射される。この赤色レーザ光源1a0から出射される光は、前記偏光変換素子1a4では、入射したランダム偏光状態の光が偏光ビームスプリッタ1a5によりS偏光成分とP偏光成分とに分離される。分離されたS偏光成分は、該スプリッタ内で反射してS偏光光として出力され、分離されたP偏光成分はスプリッタを通過し、1/2波長板1a6でS偏光光に変換されて出力される。このように偏光変換素子1a4に入射したランダム偏光状態の光は直線偏光性を有する光に変換されて、変調手段などの光学系に導入される。その他の動作は実施の形態1のものと同一である。
このように本実施の形態3では、ランダム偏光状態の光を、直線偏光性を有する光に変換する偏光変換素子1a4を備え、変調手段には直線偏光状態の光が入射するようにしたので、光源には、多数のレーザ光源から出射された光を光ファイバーなどで結合した直線偏光性を有していない光を出射するものを用いることができる。
なお、上記実施の形態3では、ランダム偏光状態の光を出射する赤色レーザ光源の例を示したが、緑色レーザ光源あるいは青色レーザ光源を、直線偏光性を有していない光を直線偏光状態に変換して出力する光源としてもよい。
また、本発明にかかる2次元画像形成装置は、上記各実施の形態に限定されない。例えば、上記各実施の形態では、2次元画像形成装置として前方のスクリーン11に画像を投射して表示する前面投射型ディスプレイについて説明したが、本発明にかかる2次元画像形成装置は、透過型スクリーンを用いた背面投射型ディスプレイであってもよい。
また、上記各実施の形態では、変調手段への入射光の角度を変化させる手段として回転レンチキュラーレンズ14を用いたが、これは、振動拡散板やDMDなどのミラーによる偏向素子であってもよい。また、偏向素子の挿入位置は、レーザ光源と変調手段との間にあればよく、光インテグレータの入射前に限られたものではない。
また、上記各実施の形態では、2次元画像形成装置は、ロッドインテグレータ13及び回転レンチキュラーレンズを備えたものであるが、上記2次元画像形成装置はこれらを備えていないものでもよく、この場合にも、スペックルノイズを低減可能である。
また、上記各実施の形態では、変調手段は、液晶素子などの直線偏光性を用いるものを示したが、変調手段はこれに限定されず、ポリゴンミラーなどを用いた、入射光を偏向する方向を変えて入射光の変調を行う手段を用いることもできる。
また、上記各実施の形態では、ダイクロイックプリズム8でRGBの各色の光を合波して表示面に投影させているが、合波せずに各々の光を表示面に投影させてもよい。この場合、RGB3色の光のうち少なくとも一つの光に対し、変調後にその直線偏光性を解消する処理を行うとよい。
また、上記各実施の形態では、RGB3色の光を、それぞれ別々の変調手段7a〜7cによって変調しているが、これらのRGB3色の光の変調は、単一の変調手段により時分割で行い、これら各変調したRGB3色の光をスクリーン上に投影させて、カラー表示させるようにしてもよい。
本発明の2次元画像形成装置は、スクリーン上に2次元画像を表示したときのスペックルノイズを大幅に低減可能なものであり、またスクリーン以外に2次元画像を表示する場合も適用可能であり、例えば、半導体露光装置などにも利用可能である。
また、本発明の2次元画像形成装置は、カラー画像ではなく単色の画像表示にも用いることができる。
図1は、本発明の実施の形態1による2次元画像形成装置100を示す図であり、図1(a)はその概略構成を示す図、図1(b)は該装置における光学部品の適正な位置を示す図である。 図2は、上記実施の形態1の2次元画像形成装置における偏光解消手段の構成を示す図である。 図3は、上記実施の形態1の2次元画像形成装置における回転レンチキュラーレンズの構成を示す図である。 図4は、本発明の実施の形態2による2次元画像形成装置200における偏光解消手段23の構成を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態3による2次元画像形成装置300における赤色レーザ光源の構成を示す図である。 図6は、従来の2次元画像形成装置の概略構成図である。
符号の説明
1 レーザ光源
1a,1a0 赤色レーザ光源
1a1 LDチップアレイ
1a2 光ファイバー
1a3 マルチモードファイバ
1a4 偏光変換素子
1a5 偏光ビームスプリッタ
1a6 1/2波長板
1b 緑色レーザ光源
1c 青色レーザ光源
2a〜2c ビームエキスパンダ
3a〜3c 光インテグレータ
4a~4c 光偏向手段
5a,5c ミラー
6a〜6c フィールドレンズ
7a〜7c 空間光変調素子
8 ダイクロイックプリズム
9a〜9c 集光レンズ
10 投射レンズ
11 スクリーン
13a〜13c ロッドインテグレータ
14,14a〜14c 回転レンチキュラーレンズ
15,16 レンチキュラーレンズ板
19a〜19c 投影光学系
20 投射部
21 偏光解消手段(偏光解消素子)
21a 複屈折部材
21b 厚み補償部材
23 偏光解消手段(偏光解消素子)
23a 異常屈折率を変化させていない領域
23b 異常屈折率を変化させた領域

Claims (7)

  1. レーザ光源と、前記レーザ光源から出射した光を変調する変調手段とを有する2次元画像形成装置において、
    前記変調手段により変調した光を、直線偏光性を有するものとし、
    前記変調手段により変調した光の直線偏光性を解消する偏光解消手段と、
    前記変調した光を画像表示面に投射する投射部とを備え、
    前記投射部は、2次元画像を拡大および結像させるための投射レンズ群を含み、
    前記偏光解消手段は前記投射部内にあって、前記投射部に含まれる前記投射レンズ群の入射側もしくは出射側、または前記投射レンズ群の中に前記偏光解消手段が挿入されて前記投射レンズ群と一体化されている
    ことを特徴とする2次元画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の2次元画像形成装置において、
    前記偏光解消手段の挿入位置は、前記変調手段と前記偏光解消手段との距離をL、前記投射部のエフナンバーをF/♯、前記投射部の前記変調手段側の焦点距離をfとした場合、F/♯<L<5fの関係を満たす、
    ことを特徴とする2次元画像形成装置。
  3. 請求項1または2に記載の2次元画像形成装置において、
    前記偏光解消手段は、
    厚み分布を有する板状に形成された複屈折性材料よりなる複屈折性部材を含み、
    前記変調手段により変調されて出力される直線偏光性を有する光が、その偏光方向が該複屈折性部材の光学軸に対して傾いた状態で、該複屈折性部材に入射される、
    ことを特徴とする2次元画像形成装置。
  4. 請求項3記載の2次元画像形成装置において、
    前記偏光解消手段は、
    前記複屈折性部材と、該複屈折性部材の厚み分布を補償する厚み分布を有する板状の厚み補償部材とを重ね合わせてなる光学素子よりなり、
    前記変調手段により変調されて出力される直線偏光性を有する光が、その偏光方向が前記複屈折性部材の光学軸に対して傾いた状態で、該光学素子に入射される、
    ことを特徴とする2次元画像形成装置。
  5. 請求項3または4に記載の2次元画像形成装置において、
    前記複屈折性部材は、その複屈折性が面内分布を持つ、
    ことを特徴とする2次元画像形成装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の2次元画像形成装置において、
    前記変調手段の前段に、該変調手段に入射する光の角度を変化させる偏向手段を備えた、
    ことを特徴とする2次元画像形成装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の2次元画像形成装置において、
    前記変調手段の前段に設けられた、前記光源から出射されたランダム偏光状態の光を、直線偏光性を有する光に変換する光変換手段を備えた、
    ことを特徴とする2次元画像形成装置。
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