JP2011090280A - 投写型表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成でスペックルノイズやシンチレーションを低減して良質な画像を表示することができる投写型表示装置を得ること。
【解決手段】背面側から透過型スクリーン上に画像を投写して画像表示を行なう投写型表示装置において、レーザ光源から出射された光束を透過型スクリーン側へ導く照明光学系と、映像表示素子の被照明領域に形成された画像を透過型スクリーン上に拡大投写するとともにFナンバーと投写光学系の投影倍率との積が400未満となるように形成された投写光学系と、入射光を拡散して第1の拡散光として出射する第1の光拡散層を有するフレネルレンズおよび第1の拡散光をさらに拡散して出射する第2の光拡散層を有するレンチキュラーレンズを具備した透過型スクリーンと、を備え、第2の光拡散層の厚みDTLを、300μmよりも薄くしておく。
【選択図】図13

Description

本発明は、透過型スクリーン上に画像を投写して画像表示を行なう投写型表示装置に関するものである。
近年、液晶パネル、反射型の光変調素子(反射型液晶表示素子など)を映像表示素子として用いた投写型表示装置は、高輝度化を実現するために高輝度な光源を備えて構成される傾向にある。
投写型表示装置の光源としては、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等が用いられてきた。このようなランプを光源とした場合には、光源の寿命が短く、ランプ交換等のメンテナンス作業が頻繁に発生するという問題点があった。さらに、ランプの白色光から赤色、緑色および青色を取り出すための光学系が必要となり、装置構成が複雑になるとともに光利用効率が劣化するという問題点があった。
これらの問題点を解決するために、半導体レーザ等のレーザ光源を採用する試みがなされている。レーザ光源は、従来のランプ光源に比べて、寿命が長く、メンテナンス作業が長期間不要となる。また、表示画像に応じてレーザ光源を直接変調することができるので、装置が簡易な構成となり光利用効率が向上する。さらに、レーザ光源を採用することによって、色再現範囲を広くすることができるという利点を有している。
ところが、レーザ光源は高いコヒーレンス(可干渉性)を有しているので、レーザ光源を投写型表示装置の光源に用いた場合、透過型スクリーン内の光拡散材と光が干渉し、表示する画像がぎらつく現象(スペックルノイズもしくはシンチレーション)を発生させ、その結果、画質を劣化させてしまうという問題点があった。
投写型表示装置では、このスペックルノイズやシンチレーションを低減させることが望まれており、その方法として投写レンズの出射瞳径と投写距離との関係、および透過型スクリーンの拡散層の数を規定する方法が提案されている(特許文献1参照)。また、透過型スクリーンの拡散層のうち少なくとも1層を内部振動させる方法が提案されている(特許文献2参照)。
特開平8−313865号公報 特開2001−100317号公報
上記前者の従来技術では、投写レンズの出射瞳径dと投写距離aの比(d/a)を0.06以下と規定している。しかしながら、d/aを小さく構成することによって、透過型スクリーンに入射する光の発散角が小さくなるとともに、スペックルノイズやシンチレーションを悪化させるという問題があった。
また、上記後者の従来技術では、透過型スクリーンの拡散層を振動させるための機構が必要となり、装置が大型化するとともに高コストになるという問題があった。また、拡散層を振動させることによって装置の動作が不安定になり、画像表示の信頼性の確保が困難になるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡易な構成でスペックルノイズやシンチレーションを低減して良質な画像を表示することができる投写型表示装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、背面側から透過型スクリーン上に画像を投写して画像表示を行なう投写型表示装置において、光を出射する光源と、前記光源から出射された光束を所定の光路内へ伝播させて前記透過型スクリーン側へ導く照明光学系と、前記照明光学系が導いてくる光束によって照明される被照明領域に、前記透過型スクリーンへ表示させる画像を形成する映像表示素子と、前記映像表示素子の被照明領域に形成された画像を前記透過型スクリーン上に拡大投写する投写光学系と、入射光を略平行な光に変換して出射するフレネルレンズおよび前記フレネルレンズからの出射光を所定の拡散光として出射するレンチキュラーレンズを有した透過型スクリーンと、を備え、前記投写光学系は、前記投写光学系のFナンバーと前記投写光学系の投影倍率との積が400未満となるよう形成され、前記フレネルレンズは、入射光を拡散して第1の拡散光として出射する第1の光拡散層を有するとともに、前記レンチキュラーレンズは、前記第1の拡散光をさらに拡散して第2の拡散光として出射する第2の光拡散層を有し、かつ前記第2の光拡散層の厚みは、300μmよりも薄いことを特徴とする。
この発明によれば、簡易な構成でスペックルノイズやシンチレーションを低減して良質な画像を表示することが可能になるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る投写型表示装置の構成を示す図である。 図2は、本発明の実施の形態1に係る投写型表示装置の投写光学系の光伝播の概念を説明するための図である。 図3は、本発明の実施の形態1に係る投写型表示装置の透過型スクリーン上で観測されるぎらつき現象を説明するための図である。 図4は、本発明の実施の形態1に係る投写型表示装置の透過型スクリーンへ入射する光の発散角の大きさと透過型スクリーンから出射する光の拡散性との関係を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態1に係る投写型表示装置の投写光学系のFナンバーとぎらつき現象との関係を示す図(1)である。 図6は、本発明の実施の形態1に係る投写型表示装置の投写光学系のFナンバーとぎらつき現象との関係を示す図(2)である。 図7は、本発明の実施の形態1に係る投写型表示装置の投写光学系のFp×Mとぎらつき現象との関係を示す図(1)である。 図8は、本発明の実施の形態1に係る投写型表示装置の投写光学系のFp×Mとぎらつき現象との関係を示す図(2)である。 図9は、本発明の実施の形態1に係る投写型表示装置の透過型スクリーンの構成を示す図(1)である。 図10は、本発明の実施の形態1に係る投写型表示装置の透過型スクリーンの構成を示す図(2)である。 図11は、本発明の実施の形態1に係る投写型表示装置の透過型スクリーンの構成を示す図(3)である。 図12は、本発明の実施の形態1に係る投写型表示装置の透過型スクリーンの光拡散層の厚みとぎらつき現象との関係を示す図(1)である。 図13は、本発明の実施の形態1に係る投写型表示装置の透過型スクリーンの光拡散層の厚みとぎらつき現象との関係を示す図(2)である。 図14は、本発明の実施の形態1に係る投写型表示装置の透過型スクリーンの光拡散層の厚みとぎらつき現象、解像感との関係を示す図(1)である。 図15は、本発明の実施の形態1に係る投写型表示装置の透過型スクリーンの光拡散層の厚みとぎらつき現象、解像感との関係を示す図(2)である。 図16は、本発明の実施の形態2に係る投写型表示装置の拡散層間距離とスペックルノイズおよびシンチレーションとの関係を示す図である。 図17は、本発明の実施の形態2に係る投写型表示装置の拡散層間距離とスペックルノイズおよびシンチレーション、解像感との関係を示す図である。 図18は、本発明の実施の形態2に係る投写型表示装置の透過型スクリーンの構成を示す図(1)である。 図19は、本発明の実施の形態2に係る投写型表示装置の透過型スクリーンの構成を示す図(2)である。 図20は、本発明の実施の形態2に係る投写型表示装置の透過型スクリーンの構成を示す図(3)である。 図21は、本発明の実施の形態2に係る投写型表示装置の透過型スクリーン上で観測されるぎらつき現象を説明するための図(1)である。 図22は、本発明の実施の形態2に係る投写型表示装置の透過型スクリーン上で観測されるぎらつき現象を説明するための図(2)である。 図23は、実施の形態3に係る投写型表示装置の透過型スクリーンのヘイズ値とぎらつき現象との関係を示す図(1)である。 図24は、実施の形態3に係る投写型表示装置の透過型スクリーンのヘイズ値とぎらつき現象との関係を示す図(2)である。 図25は、実施の形態4に係る投写型表示装置の光学系の構成を示す図(1)である。 図26は、実施の形態4に係る投写型表示装置の光学系の構成を示す図(2)である。 図27は、実施の形態5に係る投写型表示装置の光学系の構成を示す図(1)である。 図28は、実施の形態5に係る投写型表示装置の光学系の構成を示す図(2)である。 図29は、実施の形態6に係る投写型表示装置の光学系の構成を示す図(1)である。 図30は、実施の形態6に係る投写型表示装置の光学系の構成を示す図(2)である。 図31は、実施の形態6に係る投写型表示装置の光学系の構成を示す図(3)である。 図32は、実施の形態6に係る投写型表示装置の光学系の構成を示す図(4)である。 図33は、実施の形態7に係る投写型表示装置の構成を示す図である。
以下に、本発明に係る投写型表示装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る投写型表示装置の構成を示す図である。投写型表示装置101は、ライトバルブを用いてスクリーン上に画像を投写する背面投写型の画像表示装置である。
図1に示すように、実施の形態1に係る投写型表示装置101は、集光光学系1と、照明光学系4と、映像表示素子としての反射型光変調素子(反射型ライトバルブ)2と、照明光学系4により照明された反射型光変調素子2の被照明面(画像形成領域)2aの画像を透過型スクリーン5に拡大投写する投写光学系3とを有している。
集光光学系1は、複数色(図1においては3色)のレーザ光源11と、レーザ光源11から出射された光束を1〜複数枚のレンズやミラーで集光する複数枚(図1においては3枚)の集光レンズ(集光部)12とから構成されている。
集光光学系1では、1つのレーザ光源11に、1つの集光レンズ12を対応させている。したがって、各レーザ光源11から出射された光束は、それぞれのレーザ光源11に対応する集光レンズ12を介して、偏光を変化させる波長板(偏光変化部)14に送られる。そして、波長板14でレーザ光源11の偏光成分に位相差を生じさせられたのち、照明光学系4に導かれる。
投写型表示装置101では、波長板14の作用によってレーザ光源11の偏光方向を変化させているので、レーザ光源11の可干渉性を緩和することができる。図1においては、波長板14を集光レンズ12の後ろ(後段)に配置した場合について説明したが、波長板14は、レーザ光源11の後ろ(後段)や照明光学系4内に配置してもよい。
照明光学系4は、集光光学系1から出射された光束の強度分布を均一化する光強度均一化素子41と、リレーレンズ群42と、拡散素子44と、第1ミラー43aおよび第2ミラー43bから構成されるミラー群43と、を有している。そして、照明光学系4は、リレーレンズ群42とミラー群43によって、光強度均一化素子41から出射した光束を反射型光変調素子2に導いている。
光強度均一化素子41は、集光光学系1が出射した光束の光強度を均一化する機能(照度ムラを低減する機能など)を有している。光強度均一化素子41は、光の入射口である入射面(入射端面)が集光レンズ12側を向き、光の出射口である出射面(出射端面)がリレーレンズ群42側を向くよう照明光学系4内に配設されている。光強度均一化素子41は、例えばガラス又は樹脂等の透明材料で作製されている。光強度均一化素子41は、側壁内側が全反射面となるように構成された多角形柱状のロッド(断面形状が多角形の柱状部材)、または光反射面を内側にして筒状に組み合わされた断面形状が多角形のパイプ(管状部材)などを含んで構成されている。
光強度均一化素子41が多角柱状のロッドである場合には、透明材料と空気界面との全反射作用を利用して光を複数回反射させた後に出射端(出射口)から光を出射させる。光強度均一化素子41が多角形のパイプである場合には、内側を向く表面鏡の反射作用を利用して光を複数回反射させた後に出射口から光を出射させる。
光強度均一化素子41は、光束の進行方向に適当な長さを確保すれば、内部で複数回反射した光が光強度均一化素子41の出射面の近傍に重畳照射され、光強度均一化素子41の出射面の近傍では略均一な強度分布が得られる。この略均一な強度分布を有する出射面からの出射光は、リレーレンズ群42及びミラー群43によって反射型光変調素子2へと導かれ、反射型光変調素子2の被照明面2aを照明する。
また、照明光学系4には、リレーレンズ群42の後段に拡散素子(拡散部)44を設けている。拡散素子44は、リレーレンズ群42を介して伝播してくる光を拡散させてからミラー群43へ送ることによってスペックルを低減させる素子である。拡散素子44は、基板上に施したホログラムパターンによって光の拡散角度を設定できるホログラフィック拡散素子などであり、レーザ光源11のもつ可干渉性を緩和する。また、拡散素子44を回転あるいは振動等させることによって、レーザ光源11のもつ可干渉性を効果的に緩和することができる。
なお、図1においては、拡散素子44をリレーレンズ群42の後段に配置しているが、拡散素子44の配置位置は、この位置に限定されるものではない。例えば、拡散素子44を光強度均一化素子41の前後に配置してもよい。更に、拡散素子44を組み合わせて複数配置することにより、レーザ光源11のもつ可干渉性を効果的に緩和することが可能となる。
反射型光変調素子2は、例えばDMD(Digital Micro-mirror Device)(登録商標)素子などの反射型の光変調素子である。反射型光変調素子2は、各画素に対応する可動式のマイクロミラーを多数(例えば、数十万個)平面的に配列したものであり、画素情報に応じて各マイクロミラーの傾角(チルト)を変化させるように構成されている。
なお、図1では、リレーレンズ群42を1枚のレンズで構成する場合を図示したが、レンズの枚数については1枚に限定されるものではなく複数枚であってもよい。同様に、ミラー群43についてもミラーは2枚に限定されるものではなく、ミラー群43を1枚または3枚以上のミラーで構成してもよい。
ここで、投写光学系3内の光路における光伝播について説明する。図2は、投写光学系
の光伝播の概念を説明するための図であり、投写光学系3の作用(投写光学系のFナンバーおよび投影倍率)を概念的に示している。なお、図2では、投写光学系3を模式的に示すため、投写光学系3を1つのレンズ素子として図示している。
本実施の形態の投写光学系3は、反射型光変調素子2の被照明面2aと透過型スクリーン5とが光学的に共役な関係になるよう構成されている。図2において、反射型光変調素子2の被照明面2aのサイズS1および発散角Ω1[deg]と、透過型スクリーン5のサイズS2および発散角Ω2[deg]とは幾何光学的に式(1)に示す関係にある。なお、発散角Ω1は反射型光変調素子2が放出する光の最大円錐角であり、発散角Ω2は、透過型スクリーン5が受け入れる光の最大円錐角である。
S1×Ω1=S2×Ω2 ・・・(1)
反射型光変調素子2の発散角Ω1[deg]を用いると、投写光学系3のFナンバー(Fp)は、式(2)によって規定することができる。
Fp=1/(2×sin(Ω1/2)) ・・・(2)
さらに、投写光学系3の投影倍率Mは、反射型光変調素子2の被照明面2aのサイズS1から透過型スクリーン5のサイズS2への拡大倍率を示しているので、投影倍率Mは、式(3)を用いて算出することができる。
M=S2/S1 ・・・(3)
ここで、透過型スクリーン5上で観測されるスペックルノイズもしくはシンチレーションについて説明する。図3は、透過型スクリーン上で観測されるスペックルノイズもしくはシンチレーションを説明するための図である。図3では、透過型スクリーン5上におけるぎらつき現象(シンチレーション)の発生要因を概略的に示している。
光61と光62は、透過型スクリーン5内へ異なる入射角度で同じ位置から入射した場合であっても、透過型スクリーン5内の拡散層5a(拡散材54を含んで構成される層)によって、同じ向きに出射させられる。また、光によっては、透過型スクリーン5内へ同じ入射角度で異なる位置から入射した場合であっても、透過型スクリーン5内の拡散層5aによって、異なる向きに出射させられる光がある。このように、種々の位置、種々の入射角で透過型スクリーン5に入射した各光は、透過型スクリーン5内の拡散層5aによって種々の方向に拡散され、透過型スクリーン5から出射する際には、種々の位置、種々の出射角で出てくる。これにより、拡散層5aから出てくる光61と光62は、互いに強め合うかまたは打ち消し合うこととなり、出射位置で輝度差が発生する。そして、この輝度差が、スペックルノイズもしくはシンチレーションなどのぎらつき現象として観測されることとなる。
そこで、本実施の形態では、投写光学系3のFナンバーFpと投影倍率Mから決定される透過型スクリーン5へ入射する光の発散角Ω2を規定する。図4は、透過型スクリーンへ入射する光の発散角の大きさと透過型スクリーンから出射する光の拡散性との関係を示す図である。図4では、投写光学系のFナンバーとシンチレーションの関係を概略的に示している。図4(a)には、透過型スクリーン5へ入射する光の発散角Ω2[deg]が大きい場合を示し、図4(b)には、透過型スクリーン5へ入射する光の発散角Ω2[deg]が小さい場合を示している。
図4(a)、図4(b)に示すように、透過型スクリーン5へ入射する光の発散角Ω2[deg]が大きいほど、透過型スクリーン5を出射する光も拡散されることとなる。このように、透過型スクリーン5へ入射する光の発散角Ω2[deg]が大きいほど、拡散性が高くなり、ぎらつき現象は緩和されることとなる。
透過型スクリーン5へ入射する光の発散角Ω2[deg]は、式(1)より、反射型光変調素子2の被照明面2aのサイズS1と発散角Ω1[deg]、および透過型スクリーン5のサイズS2を用いて算出できる。このことは、発散角Ω2[deg]が、投写光学系3のFナンバーFpと投写光学系3の投影倍率Mとによって規定されることと同義である。そこで、投写光学系3のFナンバーFpと投写光学系3の投影倍率Mを変化させた時の透過型スクリーン5上のぎらつき現象について実験した結果について説明する。
図5および図6は、投写光学系のFナンバーとぎらつき現象との関係を示す図である。図5は、反射型光変調素子2の被照明面2aの対角サイズS1が16.8mm(0.66インチ)であり、透過型スクリーン5の対角サイズS2が1651mm(65インチ)である場合の実験結果を示している。この場合の投影倍率Mは、式(3)より98.5と算出される。図5では、投影倍率Mが98.5である場合に、投写光学系3のFナンバーFpを2.4〜6.5まで徐々に変化させた場合のスペックルノイズやシンチレーションのレベル(丸印で示す許容レベルまたはバツ印で示す非許容レベル)を示している。
投写光学系3のFナンバーFpを変化させた場合に、透過型スクリーン5上のスペックルノイズおよびシンチレーションがどのように変化するかを確認した。その結果、投写光学系3のFナンバーFpが2.4〜4までである場合は、スペックルノイズおよびシンチレーションが許容レベルであることが分かった。
ところが、投写光学系3のFナンバーFpが4.5以上になると、スペックルノイズおよびシンチレーションが悪化してしまうことが確認された。これにより、スペックルノイズやシンチレーションが許容レベルであるのは、投写光学系3のFナンバーFpが2.4〜4の場合であり、この場合には投写光学系3のFナンバーFpと投影倍率Mの積が443未満、395以下である条件を満たすことがわかり、400以下であるという条件を満たしていることがわかる。
また、図6は、反射型光変調素子2の被照明面2aの対角サイズS1が17.8mm(0.7インチ)であり、透過型スクリーン5の対角サイズS2が1270mm(50インチ)である場合の実験結果を示している。このように、図6では、図5の場合よりも投影倍率M(71.4)が小さくなるよう投写型表示装置101を構成した場合の実験結果を示している。
この投写型表示装置101に対しても、図5の場合と同様に、投写光学系3のFナンバーFpを変化させた場合に、透過型スクリーン5上のスペックルノイズおよびシンチレーションがどのように変化するかを確認した。その結果、投写光学系3のFナンバーFpが2.4〜5.5までである場合は、スペックルノイズおよびシンチレーションが許容レベルであることが分かった。これにより、スペックルノイズやシンチレーションが許容レベルとなる場合には、図5の場合と同様に、投写光学系3のFナンバーFpと投影倍率Mとの積が429未満、393以下である条件を満たすことがわかり、400以下であるという条件を満たしていることがわかる。
ここで、理解を容易にするために図5と図6のスペックルノイズおよびシンチレーションを数値で表した結果を図7と図8に示す。スペックルノイズおよびシンチレーションの評価は、画面上の平均輝度に対して、ある閾値以上の輝度を持つ画素の数を数えて求める。
図7と図8より、Fp×Mの値が400より大きい場合と400より小さい場合とでは、Fp×Mの値の変化に対するスペックルノイズおよびシンチレーション評価値の変化量が明らかに異なることが分かる。つまり、Fp×Mの値が400より大きい場合は、Fp×Mの値を下げることによるスペックルノイズおよびシンチレーション評価値の減少量が大きく、スペックルノイズおよびシンチレーション改善のためにFp×Mの値を下げることが有効であることが分かる。一方、Fp×Mの値が400より小さい場合は、Fp×Mの値を下げることによるシンチレーション評価値の減少量が小さく、スペックルノイズおよびシンチレーション改善のためにFp×Mの値を下げることの効果が小さいことが分かる。
以上より、照明光学系4によるスペックルノイズおよびシンチレーションの改善は、Fp×Mの値が400以下であるという条件を満足すること、実験結果の値を用いて説明すればFp×Mの値が395から393までの値以下であるという条件を満足することで大きな効果を得ることができる。
なお、上記実験条件の内、後述する第1の拡散層の入射面と第2の拡散層の出射面との距離(外側の拡散層間距離すなわち拡散層間の最大距離)TFLoは5.1mm、拡散層51а,52аの厚みDTF、DTLはともに275μm、フレネルレンズ(フレネルレンズシート)51のヘイズ値H1を40%、レンチキュラーレンズ(レンチキュラーレンズシート)52のヘイズ値H2を90%としている。
なお、後述するが、ヘイズ値H1はその値が大きいほどスペックルノイズおよびシンチレーションの改善の効果が大きい。ヘイズ値H1が40%程度以上であれば、スペックルノイズおよびシンチレーションの改善は、Fp×Mの値が400以下であるという条件を満足すること、実験結果の値を用いて説明すればFp×Mの値が395から393までの値以下であるという条件を満足することで大きな効果を得ることができる。
また、ヘイズ値H2に関しては、解像感を劣化させないためには、ヘイズ値H2をヘイズ値H1より大きくすることが有効である。ヘイズ値H2が80〜95%程度の範囲内であれば、スペックルノイズおよびシンチレーションの改善は、Fp×Mの値が400以下であるという条件を満足すること、実験結果の値を用いて説明すればFp×Mの値が395から393までの値以下であるという条件を満足することで大きな効果を得ることができる。
図9から図11は、透過型スクリーンの構成を示す図である。投写型表示装置101の光学系である透過型スクリーン5は、入射光を略平行な光に変換して出射するフレネルレンズ(フレネルレンズシート)51と、フレネルレンズ51の出射光を所定の拡散光として出射するレンチキュラーレンズ(レンチキュラーレンズシート)52とを含んで構成されている。また、透過型スクリーン5には、フレネルレンズ51、レンチキュラーレンズ52とともに拡散層51a,52aが設けられている。
ここでは、拡散層51a,52aの一例として、図9から図11に示す透過型スクリーン5について説明する。図9に示す透過型スクリーン5は、フレネルレンズ51とレンチキュラーレンズ52のそれぞれの入射側に拡散層51a,52aを配置している。また、図10に示す透過型スクリーン5は、フレネルレンズ51とレンチキュラーレンズ52のそれぞれの出射側に拡散層51a,52aを配置している。さらに、図11に示す透過型スクリーン5は、フレネルレンズ51とレンチキュラーレンズ52の間に中間層53を有している。ここで、図11における、中間層53は例えばガラス基材やアクリル基材の平板で形成され、透過型スクリーン5の剛性を向上させる作用を持つものである。
なお、フレネルレンズ51とレンチキュラーレンズ52の組み合わせは、図9から図11に示した種類に限定されるものではなく、これら以外の他の組み合わせを用いてもよい。また、拡散層の数を3層以上にした透過型スクリーン5を用いてもよい。
図9から図11において、フレネルレンズ51の厚みをTF、第1の拡散層であるフレネルレンズ51の拡散層51аの厚みをDTF、レンチキュラーレンズ52の厚みをTL、第2の拡散層であるレンチキュラーレンズ52の拡散層52аの厚みをDTLとする。フレネルレンズ51の厚みTFと拡散層51аの厚みDTFの関係、あるいは、レンチキュラーレンズ52の厚みTLと拡散層52аの厚みDTLの関係を変化させた場合に、透過型スクリーン5上のスペックルノイズおよびシンチレーションがどのように変化するかを確認した。
図12および図13は、透過型スクリーンの光拡散層の厚みとぎらつき現象との関係を示す図である。拡散層51a,52aは拡散材を含有しており、その拡散材の含有量はヘイズ値あるいは曇価(単位は%)で表現できる。図12は、フレネルレンズ51の拡散層51аのヘイズH1を40%、フレネルレンズ51の厚みTFを2000μmとした時、拡散層51аの厚みDTFを170μm〜315μmまで変化させた場合のスペックルノイズやシンチレーションのレベル(丸印で示す許容レベルまたはバツ印で示す非許容レベル)を示している。なお、レンチキュラーレンズ52の拡散層52аのヘイズH2は90%、レンチキュラーレンズ52の厚みTLは2000μm、拡散層52аの厚みDTLは275μmである。また、上述のFp×Mの値は330である。
フレネルレンズ51の拡散層51аの厚みDTFを変化させた場合に、透過型スクリーン5上のスペックルノイズおよびシンチレーションがどのように変化するかを確認した。その結果、拡散層厚み(DTF)/フレネルレンズ厚み(TF)が0.150より小さく0.138以下の場合、つまり拡散層厚み(DTF)が300μmより小さく275μm以下の場合、スペックルノイズおよびシンチレーションが許容レベルであることが分かった。ヘイズH1が40%程度以上で、ヘイズH2が80〜95%程度の範囲であれば、同様の結果が得られる。
また、図13は、レンチキュラーレンズ52の拡散層52аのヘイズH2を90%、レンチキュラーレンズ52の厚みTLを2000μmとした時、拡散層52аの厚みDTLを170μm〜315μmまで変化させた場合のスペックルノイズやシンチレーションのレベル(丸印で示す許容レベルまたはバツ印で示す非許容レベル)を示している。なお、フレネルレンズ51の拡散層51аのヘイズH1は40%、フレネルレンズ51の厚みTFは2000μm、拡散層51аの厚みDTFは275μmである。また、上述のFp×Mの値は330である。
レンチキュラーレンズ52の拡散層52аの厚みDTLを変化させた場合に、透過型スクリーン5上のスペックルノイズおよびシンチレーションがどのように変化するかを確認した。その結果、拡散層厚み(DTL)/レンチキュラーレンズ厚み(TL)が0.150より小さく0.138以下の場合、つまり拡散層厚み(DTL)が300μmより小さく275μm以下の場合、スペックルノイズおよびシンチレーションが許容レベルであることが分かった。ヘイズH1が40%程度以上で、ヘイズH2が80〜95%程度の範囲であれば、同様の結果が得られる。
ここで、理解を容易にするために図12と図13のスペックルノイズおよびシンチレーションを数値で表した結果を図14と図15に示す。スペックルノイズおよびシンチレーションの評価は、画面上の平均輝度に対して、ある閾値以上の輝度を持つ画素の数を数えて求める。なお、図14と図15中の凡例には、スペースの関係からスペックルノイズ/シンチレーションを単にシンチレーションとして記載している。また、スペックルノイズおよびシンチレーションは四角印(下段側)、解像感は菱形印(上段側)で示している。
図14と図15より、拡散層厚みDTF,DTLの値が250μmより大きい場合と250μmより小さい場合では、拡散層厚みDTF,DTLの値の変化に対するスペックルノイズおよびシンチレーション評価値の変化量が明らかに異なることが分かる。
つまり、拡散層厚みDTF,DTLの値が250μmより大きい場合は、拡散層厚みDTF,DTLの値を下げることによるスペックルノイズおよびシンチレーション評価値の減少量が大きく、スペックルノイズおよびシンチレーション改善のために拡散層厚みDTF,DTLの値を下げることが有効であることが分かる。一方、拡散層厚みDTF、DTLの値が250μmより小さい場合は、拡散層厚みDTF,DTLの値を下げることによるシンチレーション評価値の減少量が小さく、スペックルノイズおよびシンチレーション改善のために拡散層厚みDTF、DTLの値を下げることの効果が小さいことが分かる。
一方、図14と図15にはスペックルノイズおよびシンチレーション評価値と併せて解像感の値を示している。解像感の値は小さいほど画像が劣化し画像のボケが大きくなる。図14と図15より、解像感の値は拡散層の厚みDTF,DTLの値を変化させてもほぼ変化しないことが分かる。これより、拡散層の厚みDTF,DTLの値を小さくすることによるスペックルノイズおよびシンチレーションの改善は、解像感の劣化を伴わずに行うことができることが分かる。
なお、解像感は、解像度(CTF:Contrast Transfer Function)により求めている。具体的には、スクリーン上に均等間隔で並んだ線郡の画像を表示する。スクリーン上でライン状の白、黒を繰り返す場合に、投写画像の黒レベルは浮き上がる。投写画像強度の最大値をPmax、最小値をPminとし、解像性能を示すCTFを次の式(4)で定義する。
CTF=100×(Pmax−Pmin)/(Pmax+Pmin)・・・(4)
この場合、PmaxとPminとの光強度の差が小さくなり解像度が低くなるとCTF値は小さくなり、PmaxとPminとの光強度の差が大きくなり解像度が高くなるとCTF値は大きくなる。
以上より、拡散層厚みDTF,DTLによるスペックルノイズおよびシンチレーションの改善は、拡散層厚みDTF,DTLの値が250μm以下であるという条件を満足することで解像感の劣化を伴わずに効率良くできることが分かる。
また、ヘイズ値が40%のフレネルレンズ(フレネルレンズシート)51とヘイズ値90%のレンチキュラーレンズ(レンチキュラーレンズシート)52との両方とも拡散層の厚みDTF,DTLの値が250μm以下の条件であることから、250μm以下の条件においてヘイズ値の影響が低いことがわかる。
ここで、Fp×Mの値によるスペックルノイズおよびシンチレーションの改善と、拡散層厚みDTF,DTLによるスペックルノイズおよびシンチレーションの改善とを比較する。Fp×Mの値によるスペックルノイズおよびシンチレーションの改善と、拡散層厚みDTF,DTLによるスペックルノイズおよびシンチレーションの改善とは別個に改善効果を有する。しかし、本実施の形態1では、まずFp×Mの値を下げることでスペックルノイズおよびシンチレーションの改善を行い、次に拡散層厚みDTF,DTLを薄くすることでの改善を行っている。
これは、Fp×Mの値による改善は、通常用いられているFp×Mの値である600近辺から上述でしめした400近辺まで下げることにより、差で示すと約9700であり、比率で求めると約0.024倍にまで低下する効果を得られている。一方、拡散層厚みDTF,DTLを薄くすることでの改善は、通常用いられている拡散層厚み300μmから250μmまで薄くすることで、差で示すと約44から61であり比率で求めると約0.3倍から0.4倍にまで低下する効果が得られる。
例えば改善効果を比率で考えた場合、Fp×Mの値による改善は0.024倍の改善、拡散層厚みDTF,DTLを薄くすることでの改善は約0.3倍から0.4倍であり、約0.35倍と考えると、0.35/0.024=14.6となる。つまり、Fp×Mの値による改善効果が拡散層厚みDTF,DTLを薄くすることでの改善効果より約15倍大きいことが分かる。このことから、まずFp×Mの値によりスペックルノイズおよびシンチレーションの改善を行い、次に拡散層厚みDTF,DTLを薄くすることでスペックルノイズおよびシンチレーションの改善を行うことで、投写型表示装置101の構成を設計する上でFp×Mの値を小さくすることと拡散層厚みDTF、DTLを薄くすることの弊害を最小限とし、過大なコストをかけずに効率良くスペックルノイズおよびシンチレーションの改善を行うことができることが分かる。
なお、Fp×Mの値を小さくすることは、投写光学系3を大きくすることになり、レンズの製作が困難となり、また、投写光学系3の小型化が困難となる。一方、拡散層厚みDTF,DTLを薄くすることは、フレネルレンズ51とレンチキュラーレンズ52の製作が困難となる。このため、まず製作可能な範囲でスペックルノイズおよびシンチレーションの改善効果の大きな対策から行い、目標値に対して足りない分を改善効果の低い対策で補うことは投写型表示装置101の全体の構成を考える上で重要である。
したがって、本実施の形態では、Fp×Mの値が400以下であるという条件を満たすように、実験結果の値を用いて説明すればFp×Mの値が395から393以下であるという条件を満たすように投写型表示装置101を構成し、これにより透過型スクリーン5へ入射する光の発散角が所定範囲内となるようにする。
さらに、本実施の形態では、フレネルレンズ51の厚みTFと第1の拡散層51аの厚みDTFの関係である、拡散層厚み(DTL)/レンチキュラーレンズ厚み(TL)が0.150より小さく0.138以下、つまり拡散層厚み(DTL)が300μmより小さく275μm以下を満たすように構成する。さらにまた、本実施の形態では、レンチキュラーレンズ52の厚みTLと第2の拡散層52аの厚みDTLの関係である、拡散層厚み(DTL)/レンチキュラーレンズ厚み(TL)が0.150より小さく0.138以下、つまり拡散層厚み(DTL)が300μmより小さく275μm以下を満たすように構成する。
なお、本実施の形態では、投写型表示装置101のライトバルブとして反射型光変調素子2を用いた場合を説明したが、投写型表示装置101には透過型あるいは反射型液晶表示素子などの他のライトバルブを用いてもよい。また、本実施の形態では、光源にレーザ光源11を用いる場合について説明したが、光源はレーザ光源以外の超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等の他の光源であってもよい。
このように、実施の形態1では、投写光学系3のFナンバーFpと投写光学系3の投影倍率Mとの積の値をFp×Mの値が400以下であるという条件を満たすように、実験結果の値を用いて説明すればFp×Mの値が395から393以下であるという条件を満たすようによう構成し、加えて透過型スクリーン5の拡散層51а,52аの拡散層厚み(DTF,DTL)/フレネルレンズまたはレンチキュラーレンズ厚み(TF,TL)が0.150より小さく0.138以下、つまり拡散層厚み(DTF,DTL)が300μmより小さく275μm以下を満たすように規定しているので、高輝度な光源を用いた場合であっても、透過型スクリーン5上のスペックルノイズおよびシンチレーションをより効果的に低減することができる。
また、実施の形態1では、光源をレーザ光源11で構成したので、寿命が長く色再現性がよい明るい光学系を構成することができる。また、実施の形態1では、照明光学系4に拡散素子44を設けているので、効率良くスペックルノイズおよびシンチレーションを低減することができる。また、実施の形態1では、集光光学系1からの光束を、光強度均一化素子41を用いて均一化しているので、照度ムラのない良好な画像が得られるとともに、スペックルノイズおよびシンチレーションを低減することができる。
このように実施の形態1によれば、透過型スクリーン5へ入射する光の発散角が所定範囲内となるよう、投写光学系3のFナンバーFpと投影倍率M(Fp×Mの値)を所定範囲である400以下であるという条件を満たすように、実験結果の値を用いて説明すればFp×Mの値が395から393以下であるという条件を満たすように設定し、加えて透過型スクリーン5の拡散層51а,52аの厚みを拡散層厚み(DTF,DTL)/フレネルレンズまたはレンチキュラーレンズ厚み(TF,TL)が0.150より小さく0.138以下、つまり拡散層厚み(DTF,DTL)が300μmより小さく275μm以下を満たすように規定したので、高輝度な光が透過型スクリーン5に投影される場合であっても、スペックルノイズやシンチレーションをより効果的に低減して良質な画像を表示することが可能となる。
実施の形態2.
つぎに、図9から図11、図16を用いてこの発明の実施の形態2について説明する。実施の形態2では、透過型スクリーン5に少なくとも2層以上の拡散層を配置し、第1の拡散層の入射面と第2の拡散層の出射面との距離(外側の拡散層間距離すなわち拡散層間の最大距離)TFLoが所定範囲内となるよう規定しておく。
図9から図11における、第1の拡散層51аの入射面と第2の拡散層52аの出射面との距離TFLoの値と透過型スクリーン5上で観測されるスペックルノイズやシンチレーションとの関係を図16に示す。図16からもわかるように、第1の拡散層51аの入射面と第2の拡散層52аの出射面との距離TFLoの値を5mm以上で構成するとシンチレーション低減効果が高いことがわかる。本実施の形態では、シンチレーションが所定値(シンチレーション許容レベル)よりも低い範囲(シンチレーション許容範囲)となるよう、拡散層間距離TFLoを規定する。
図16の値を求めた条件は、投写光学系FナンバーFpと投影倍率Mの積は420、フレネルレンズ51の拡散層51аの厚みDTFは275μmでヘイズは43%、レンチキュラーレンズ52の拡散層52аの厚みDTLは275μmでヘイズは90%で構成した場合の実験結果である。
上述のように、距離TFLoは第1の拡散層51аと第2の拡散層52аとの外側の面の距離を規定している。次に、第1の拡散層51аと第2の拡散層52аとの内側の面の距離TFLiを規定して検討する。
また、図9から図11に示すように、透過型スクリーン5に少なくとも2層以上の拡散層を配置し、透過型スクリーン5における最も入射側に配置されたフレネルレンズ51の拡散層51аを第1の拡散層とし、透過型スクリーン5における最も出射面側に配置されたレンチキュラーレンズ52の拡散層52аを第2の拡散層とする。この時、第1の拡散層の出射面と第2の拡散層の入射面との距離(内側の拡散層間距離すなわち拡散層間の最小距離)TFLiとスペックルノイズやシンチレーションおよび解像感との関係について考察する。なお、本実施の形態で述べる内側の拡散層間距離TFLiは光学的に空気厚みに換算した値とする。
ここで、図9から図11における、第1の拡散層51аの出射面と第2の拡散層52аの入射面との距離TFLiの値と透過型スクリーン5上で観測されるスペックルノイズやシンチレーションおよび解像感との関係を図17に示す。図17の値を求めた条件は、投写光学系FナンバーFpと投影倍率Mの積は420、フレネルレンズ51の拡散層51аの厚みDTFは275μmでヘイズは43%、レンチキュラーレンズ52の拡散層52аの厚みDTLは275μmでヘイズは90%で構成した場合の実験結果である。なお、図17中の凡例には、スペースの関係からスペックルノイズ/シンチレーションを単にシンチレーションとして記載している。また、スペックルノイズおよびシンチレーションは四角印(下段側)、解像感は菱形印(上段側)で示している。
図17から、スペックルノイズやシンチレーションは、内側の拡散層間距離TFLiの値を大きく構成するにつれて低減していく(良好な画像を得られる)ことがわかる。しかし、それに反して内側の拡散間距離TFLiを大きくすると解像感は劣化することがわかる。図17においては、劣化するとボケが大きくなり、解像感の値は減少していく。つまり、解像感の値が小さくなるほど画像が劣化することになる。
従って、スペックルノイズやシンチレーションを低減するためには、拡散層間距離TFLiを大きく構成すると効果があるが、解像感の劣化を抑えるように最適な距離TFLiを取るように装置を構成する必要があり、図17においては、内側の拡散層間距離TFLiは4.5mmから7.5mmの間が好ましいことがわかる。
このように実施の形態2によれば、第1の拡散層51аの入射面と第2の拡散層52аの出射面との距離TFLoの値が5mm以上となるように、または、第1の拡散層51аの出射面と第2の拡散層52аの入射面との距離TFLiの値が4.5mmから7.5mmの間となるように透過型スクリーン5を構成しているので、スペックルノイズやシンチレーションを低減して良質な画像を表示することが可能となる。
次に、内側の拡散層間距離TFLiと、拡散層51а,52аの厚みの関係について考察することにする。図9に示す拡散層51а,52аが入射側にある場合を基準として、拡散層51а,52аの厚みDTF,DTLを厚くすると内側の拡散層間距離TFLiがどう構成されるかについて図18から図20に示す。図18は、拡散層51а、52аが厚くなっても、フレネルレンズスクリーン51の厚みTFおよびレンチキュラーレンズ52の厚みTLは変わらないようにしており、内側の拡散層間距離TFLiは短くなる構成例である。図19は、拡散層51а、52аを厚くするとともに、厚みTF、TLも厚くしており、フレネルレンズスクリーン51とレンチキュラーレンズ52が近づき、同じく内側の拡散層間距離TFLiが短くなる構成例である。一方、図20に示した例は、図18と同様に拡散層51аと52аおよび、厚みTFとTLを厚くしているが、内側の拡散層間距離TFLiは図9と同じ距離を保つように配置した構成例である。
図18から図20に示したように、拡散層51а,52аの厚みDTF,DTLを厚くすると、内側の拡散層間距離TFLiが短くなるか、あるいは内側の拡散層距離TFLiを同じとした場合、透過型スクリーン5の総厚みが厚くなるかのどちらかで構成されることとなる。なお、図18から図20においては、拡散層51а,52аを入射側に配置した場合について考察したが、図10に示すように拡散層51а,52аを出射側に構成した場合、あるいは入射側、出射側の組み合わせを変化した場合においても同様の結果となる。
しかし、図17に示したように、内側の拡散層間距離TFLiとスペックルノイズおよびシンチレーションと解像感は密接な関係にあり、良好な性能を得るためには、内側の拡散層間距離TFLiを4.5mmから7.5mmで構成する必要がある。この場合、拡散層51аと52аの厚みを厚く構成すると、図20に示すように、透過型スクリーン5の総厚みが厚くなるように構成されることとなる。
拡散層51а,52аの厚みが異なる場合、スペックルノイズおよびシンチレーション低減効果がどうなるかについて図21、図22で概念的に説明する。拡散層51a,52aは拡散材を含有しており、その拡散材の含有量はヘイズ値あるいは曇価(単位は%)で表現できる。図21および図22は、拡散層51а,52аの厚みは異なるが、ヘイズ値が同一となるように構成している。この場合、図21と図22では、拡散層51а、52аの厚み(すなわち拡散層51а,52аにおける光路長)が異なるため、図22のように拡散層51а,52аの厚みを薄く構成するということは光路長が短くなることになる。光路長が短くなった場合、同一のヘイズ値にするためには、拡散充填率を向上する必要がある。
図22に示したように拡散層51а,52аの厚みを薄くし、拡散充填率を向上した場合、拡散層51а,52аに入射した光61および62が、拡散要素54によって拡散される確率が向上するため、図21のような拡散層51а,52аの厚みが厚い場合と比較して、より不規則な光となって観測者側に出射されるため、スペックルノイズおよびシンチレーションを低減する効果が高くなる。
一方、ヘイズ値H1,H2を上げることにより、拡散層51а,52аの厚みが厚くても、拡散充填率を向上することは可能であるが、その場合、明るさが低下するとともに解像感も劣化してしまうため好ましくない。
なお、図17においては、図18に示したように、拡散層51а,52аの厚みのみを変えて、内側の拡散層間距離TFLiを変化した結果を示しているが、図19および図20の構成についても拡散層間距離TFLとスペックルノイズとシンチレーションおよび解像感の関係は同様の結果となる。
また、図17においては、投写光学系FナンバーFpと投影倍率Mの積は420、フレネルレンズ51の拡散層51аのヘイズは43%、レンチキュラーレンズ52の拡散層52аのヘイズは90%で構成した場合について実験した結果であるが、投写光学系FナンバーFpと投影倍率Mの積をさらに小さくした場合においても、拡散層間距離TFLを4.5mm以上かつ7.5mm以下で構成すれば、スペックルノイズおよびシンチレーションを低減する効果がさらに高まることになる。
実施の形態3.
つぎに、図23および図24を用いてこの発明の実施の形態3について説明する。実施の形態3では、透過型スクリーン5に少なくとも2層以上の拡散層を配置し、拡散層の拡散率(ヘイズ値)が所定範囲内となるよう規定しておく。
フレネルレンズ51の拡散層51aとレンチキュラーレンズ52の拡散層52aは拡散材を含有しており、その拡散材の含有量はヘイズ値あるいは曇価(単位は%)で表現できる。ここでは、拡散層51aのヘイズ値がヘイズ値H1であり、拡散層52aのヘイズ値がヘイズ値H2である場合について説明する。
拡散層51aのヘイズ値H1または拡散層52aのヘイズ値H2を高くすると、透過型スクリーン5上で観測されるスペックルノイズやシンチレーションは減少する。しかしながら、拡散層51aのヘイズ値H1を高くすると、正面輝度が低下するとともに解像感が劣化するという問題がある。一方、拡散層52aのヘイズ値H2を高くすると、正面輝度が低下するとともに、ある所定のヘイズ値以上になるとスペックルノイズやシンチレーションを低減させる効果が小さくなってしまう。
ここで、拡散層51aのヘイズ値H1と拡散層52aのヘイズ値H2を種々変化させた場合の、透過型スクリーン5の明るさを示すピークゲイン(PG)と、ぎらつき現象(スペックルノイズおよびシンチレーション)の低減効果について説明する。図23は、ヘイズ値を変化させた場合のPGと、ぎらつき現象の低減効果を検証した結果を示す図である。図23では、拡散層51aのヘイズ値H1と、このヘイズ値H1でのPGおよびぎらつき現象(スペックルノイズおよびシンチレーション)の低減効果との関係を示している。なお、検証に用いた拡散層51aの具体的なヘイズ値H1の値は、ヘイズ値H1が小さい場合が40%であり、ヘイズ値H1が大きい場合が72%であった。また、このときフレネルレンズ51に組み合わせた5種類のレンチキュラーレンズ52の拡散層52aのヘイズ値H2の値は、80%から95%の間であった。
フレネルレンズ51の拡散層51aのヘイズ値H1が大きい場合と小さい場合の2種類と、拡散層52aのヘイズ値H2の値が異なる5種類のレンチキュラーレンズ52と、を種々組み合わせた場合の、PGとスペックルノイズおよびシンチレーションの低減効果について確認した。
その結果、拡散層51aのヘイズ値H1が小さい場合には、レンチキュラーレンズ52の種類によってはPGが低下するものがあった。しかしながら、拡散層51aのヘイズ値H1が小さい場合、フレネルレンズ51を何れのレンチキュラーレンズ52と組み合わせた場合であっても、スペックルノイズおよびシンチレーションの低減効果が許容レベル(スペックルノイズおよびシンチレーションの許容限界L1)に達するものはなかった。
一方、拡散層51aのヘイズ値H1が大きい場合には、拡散層52aのヘイズ値H2が所定値よりも大きくなれば(PGが小さくなれば)、スペックルノイズおよびシンチレーションの低減効果が格段に高くなり、許容限界L1に達するものが多かった。すなわち、拡散層51aのヘイズ値H1の値を大きくすると、スペックルノイズおよびシンチレーションを低減する効果が高まることがわかった。
つぎに、拡散層52aのヘイズ値H2が80%であるレンチキュラーレンズ52と、5種類のフレネルレンズ51とを種々組み合わせた場合の、PG、スペックルノイズおよびシンチレーションの低減効果、解像感について検証した。図24は、ヘイズ値を変化させた場合のPG、ぎらつき現象の低減効果、解像感を検証した結果を示す図である。図24では、拡散層51aのヘイズ値H1と、このヘイズ値H1でのPG、スペックルノイズおよびシンチレーションの低減効果、解像感の程度との関係を示している。
5種類のフレネルレンズ51の拡散層51aのヘイズ値H1の値は、それぞれ40%から82%であり、ヘイズ値H1が82%のもの(拡散層51aのヘイズ値H1である80%より高いもの)については、スペックルノイズおよびシンチレーションの低減効果は高かったが、解像感の劣化が大きくなってしまった。このように、拡散層51aのヘイズ値H1を高くするとスペックルノイズおよびシンチレーションの低減効果は高くなるが、ヘイズ値H1を拡散層52aのヘイズ値H2よりも大きくすると解像感が劣化してしまうことがわかった。したがって、拡散層51aのヘイズ値H1を拡散層52aのヘイズ値H2よりも小さく構成することによって、スペックルノイズおよびシンチレーションの低減効果を高めつつ、解像感を良好にすることが可能となる。したがって、本実施の形態では、ヘイズ値H1を高くするとともにヘイズ値H1をヘイズ値H2よりも小さくする。
このように実施の形態3によれば、ヘイズ値H1の大きな拡散層51aであって、かつ拡散層52aのヘイズ値H2よりも小さなヘイズ値H1の拡散層51aを用いて透過型スクリーン5を構成しているので、スペックルノイズやシンチレーションを低減して良質な画像を表示することが可能となる。
実施の形態4.
つぎに、図25および図26を用いてこの発明の実施の形態4について説明する。実施の形態4では、レンチキュラーレンズ52の拡散層52aが少なくとも2種類の拡散材(拡散要素)を含有するよう、拡散層52aを構成する。
図25、26は、本発明の実施の形態4に係る投写型表示装置の光学系の構成を示す図である。図25、26では、レンチキュラーレンズ52の拡散層52aの構造を概念的に示している。投写型表示装置101の光学系である透過型スクリーン5は、レンチキュラーレンズ52を含んで構成されており、レンチキュラーレンズ52の拡散層52aが少なくとも2種類の拡散材を含有している。拡散層52aは、拡散材の材料(屈折率)、拡散材の大きさ、拡散材の形状などが異なる拡散材を組み合わせて構成されている。
図25は、拡散材の大きさが異なる場合の拡散層の一例を示しており、図26は、拡散材の大きさおよび形状が異なる場合の拡散層の一例を示している。図25に示すように、レンチキュラーレンズ52の拡散層52aは、大きさの異なる少なくとも2種類の拡散材55A,55Bを含有している。また、図26に示すように、レンチキュラーレンズ52の拡散層52aは、大きさおよび形状の異なる少なくとも2種類の拡散材56A,56Bを含有している。これにより、レンチキュラーレンズ52に入射した光61および光62は、1種類の拡散材で拡散層52aを構成した場合よりも不規則な拡散光となって観測者側に出射される。
このように実施の形態4によれば、投写型表示装置101は、レンチキュラーレンズ52の拡散層52aが少なくとも2種類の拡散材を含有するよう構成されているので、レンチキュラーレンズ52に入射した光61および光62が不規則な拡散光となって観測者側に出射される。このため、スペックルノイズおよびシンチレーションの低減効果が高まり、良好な画像を提供することが可能となる。
実施の形態5.
つぎに、図27および図28を用いてこの発明の実施の形態5について説明する。実施の形態5では、フレネルレンズ51の拡散層51aが少なくとも2種類の拡散材(拡散要素)を含有するよう、拡散層51aを構成する。
図27、28は、本発明の実施の形態5に係る投写型表示装置の光学系の構成を示す図である。図27、28では、フレネルレンズ51の拡散層51aの構造を概念的に示している。投写型表示装置101の光学系である透過型スクリーン5は、フレネルレンズ51を含んで構成されており、フレネルレンズ51の拡散層51aが少なくとも2種類の拡散材を含有している。拡散層51aは、拡散材の材料(屈折率)、拡散材の大きさ、拡散材の形状などが異なる拡散材を組み合わせて構成されている。
図27は、拡散材の大きさが異なる場合の拡散層の一例を示しており、図28は、拡散材の大きさおよび形状が異なる場合の拡散層の一例を示している。図27に示すように、フレネルレンズ51の拡散層51aは、大きさの異なる少なくとも2種類の拡散材57A,57Bを含有している。また、図28に示すように、フレネルレンズ51の拡散層51aは、大きさおよび形状の異なる少なくとも2種類の拡散材58A,58Bを含有している。これにより、フレネルレンズ51に入射した光61および光62は、1種類の拡散材で拡散層51aを構成した場合よりも不規則な拡散光となって観測者側に出射される。
このように実施の形態5によれば、投写型表示装置101は、フレネルレンズ51の拡散層51aが少なくとも2種類の拡散材を含有するよう構成されているので、フレネルレンズ51に入射した光61および光62が不規則な拡散光となって観測者側に出射される。このため、スペックルノイズおよびシンチレーションの低減効果が高まり、良好な画像を提供することが可能となる。
実施の形態6.
つぎに、図29から図32を用いてこの発明の実施の形態6について説明する。これまでの実施の形態においては、フレネルレンズ51の拡散層51аおよびレンチキュラーレンズ52の拡散層52аに含まれる拡散材の材料や形状、大きさが異なる例を示したが、本実施の形態においては、フレネルレンズ51あるいはレンチキュラーレンズ52の出射面に拡散要素を追加した例を説明する。
図29から図32は、本発明の実施の形態6に係る投写型表示装置の光学系の構成を示す図である。図29から図32では、フレネルレンズ51あるいはレンチキュラーレンズ52の拡散層51a,52aの構造を概念的に示している。投写型表示装置101の光学系である透過型スクリーン5は、フレネルレンズ51またはレンチキュラーレンズ52を含んで構成されており、フレネルレンズ51の拡散層51aまたはレンチキュラーレンズ52の拡散層52aが少なくとも2種類の拡散材を含有している(図29から図32においては3種類)。拡散層51aまたは拡散層52aは、拡散材の材料(屈折率)、拡散材の大きさ、拡散材の形状などが異なる拡散材と、さらにレンズ作用を持つ拡散層を組み合わせて構成されている。
図29に示すように、フレネルレンズ51あるいはレンチキュラーレンズ52の拡散層51aあるいは拡散層52aは、大きさの異なる2種類の拡散材155A,155Bと、レンズ構造を持つ拡散要素155Cを含有している。これにより、フレネルレンズ51およびレンチキュラーレンズ52に入射した光61および光62は、1種類の拡散要素で拡散層51aまたは拡散層52aを構成した場合よりも不規則な拡散光となって観測者側に出射される。
同様に、図30に示すように、フレネルレンズ51あるいはレンチキュラーレンズ52の拡散層51aあるいは拡散層52aは、大きさおよび形状の異なる2種類の拡散材156A,156Bと、レンズ構造を持つ拡散要素156Cを含有している。これにより、フレネルレンズ51およびレンチキュラーレンズ52に入射した光61および光62は、1種類の拡散要素で拡散層51aまたは拡散層52aを構成した場合よりも不規則な拡散光となって観測者側に出射される。
さらに、図31に示すように、フレネルレンズ51あるいはレンチキュラーレンズ52の拡散層51aあるいは拡散層52aは、大きさの異なる2種類の拡散材157A,157Bと、プリズムレンズ構造を持つ拡散要素157Cを含有している。これにより、フレネルレンズ51およびレンチキュラーレンズ52に入射した光61および光62は、1種類の拡散要素で拡散層51aまたは拡散層52aを構成した場合よりも不規則な拡散光となって観測者側に出射される。
さらに同様に、図32に示すように、フレネルレンズ51あるいはレンチキュラーレンズ52の拡散層51aあるいは拡散層52aは、大きさおよび形状の異なる2種類の拡散材158A,158Bと、プリズムレンズ構造を持つ拡散要素158Cを含有している。これにより、フレネルレンズ51およびレンチキュラーレンズ52に入射した光61および光62は、1種類の拡散要素で拡散層51aまたは拡散層52aを構成した場合よりも不規則な拡散光となって観測者側に出射される。
なお、図29から図32においては、拡散層51a,52aをいずれも3種類の異なる拡散要素で構成した場合について説明したが、拡散要素は3種類に限定されるものではない。また、図29から図32においては、いずれもフレネルレンズ51およびレンチキュラーレンズ52の出射側に拡散要素を配置しているが、拡散要素の配置位置は出射側に限定されるものではない。また、図29、図30における拡散要素155Cと156Cをレンズ構造とし、図31、図32における拡散要素157Cと158Cをプリズムレンズ構造としたが、これらの構造は限定されるものではない。
このように実施の形態6によれば、投写型表示装置101は、フレネルレンズ51あるいはレンチキュラーレンズ52の拡散層51aおよび拡散層52аが少なくとも2種類の拡散要素を含有するよう構成されているので、フレネルレンズ51およびレンチキュラーレンズ52に入射した光61および光62が不規則な拡散光となって観測者側に出射される。このため、スペックルノイズおよびシンチレーションの低減効果が高まり、良好な画像を提供することが可能となる。
実施の形態7.
つぎに、図33を用いてこの発明の実施の形態7について説明する。本実施の形態7では、集光光学系1に光ファイバ13を追加した例について説明する。図33は、実施の形態7に係る投写型表示装置の構成を示す図である。図33の各構成要素のうち図1に示す実施の形態1の投写型表示装置101と同一機能を達成する構成要素については同一番号を付しており、重複する説明は省略する。
投写型表示装置102の集光光学系1Xは、複数色(図33においては3色)のレーザ光源11と、レーザ光源11から出射された光束を1から複数枚のレンズやミラーで集光する複数枚(図33においては3枚)の集光レンズ(集光部)12と、集光レンズ12から出射された光束を照明光学系4に導く複数本(図33においては3本)の光ファイバ13とから構成されている。
集光光学系1Xでは、1つのレーザ光源11に、1つの集光レンズ12と1つの光ファイバ13を対応させている。したがって、各レーザ光源11から出射された光束は、それぞれのレーザ光源11に対応する集光レンズ12と光ファイバ13を介して照明光学系4に導かれる。
照明光学系4は、集光光学系1X(光ファイバ13)から出射された光束の強度分布を均一化する光強度均一化素子41と、リレーレンズ群42と、拡散素子44と、第1ミラー43aおよび第2ミラー43bから構成されるミラー群43と、を有している。そして、照明光学系4は、リレーレンズ群42とミラー群43によって、光強度均一化素子41から出射した光束を反射型光変調素子2に導いている。
このように、実施の形態7では、レーザ光源11から出射された光束を、光ファイバ13を用いて照明光学系4へ導く構成としたので、光学系の配置に柔軟性を持たせることができるとともに、光束の取り込み効率が高い光学系を構成できる。さらに、光ファイバ13内で光束が多重反射されるので、スペックルノイズおよびシンチレーションを低減させて均一性の高い画像を得ることができる。
なお、実施の形態1から7の構成を組み合わせて投写型表示装置を構成してもよい。これにより、簡易な構成でスペックルノイズやシンチレーションを低減して良質な画像を表示することが可能となる。
以上のように、本発明に係る投写型表示装置は、透過型スクリーン上への画像表示に適している。
1,1X 集光光学系
2 反射型光変調素子
2a 被照明面
3 投写光学系
4 照明光学系
5 透過型スクリーン
11 レーザ光源
12 集光レンズ
13 光ファイバ
14 波長板
41 光強度均一化素子
42 リレーレンズ群
43 ミラー群
43a 第1ミラー
43b 第2ミラー
44 拡散素子
51 フレネルレンズ
51a,52a 拡散層
52 レンチキュラーレンズ
53 中間層
54,55A〜58A,55B〜58B,155A〜158A,155B〜158B
拡散材
155C〜158C 拡散要素
101,102 投写型表示装置

Claims (12)

  1. 背面側から透過型スクリーン上に画像を投写して画像表示を行なう投写型表示装置において、
    光を出射する光源と、
    前記光源から出射された光束を所定の光路内へ伝播させて前記透過型スクリーン側へ導く照明光学系と、
    前記照明光学系が導いてくる光束によって照明される被照明領域に、前記透過型スクリーンへ表示させる画像を形成する映像表示素子と、
    前記映像表示素子の被照明領域に形成された画像を前記透過型スクリーン上に拡大投写する投写光学系と、
    入射光を略平行な光に変換して出射するフレネルレンズおよび前記フレネルレンズからの出射光を所定の拡散光として出射するレンチキュラーレンズを有した透過型スクリーンと、
    を備え、
    前記投写光学系は、前記投写光学系のFナンバーと前記投写光学系の投影倍率との積が400未満となるよう形成され、
    前記フレネルレンズは、入射光を拡散して第1の拡散光として出射する第1の光拡散層を有するとともに、前記レンチキュラーレンズは、前記第1の拡散光をさらに拡散して第2の拡散光として出射する第2の光拡散層を有し、かつ前記第2の光拡散層の厚みは、300μmよりも薄いことを特徴とする投写型表示装置。
  2. 背面側から透過型スクリーン上に画像を投写して画像表示を行なう投写型表示装置において、
    光を出射する光源と、
    前記光源から出射された光束を所定の光路内へ伝播させて前記透過型スクリーン側へ導く照明光学系と、
    前記照明光学系が導いてくる光束によって照明される被照明領域に、前記透過型スクリーンへ表示させる画像を形成する映像表示素子と、
    前記映像表示素子の被照明領域に形成された画像を前記透過型スクリーン上に拡大投写する投写光学系と、
    入射光を略平行な光に変換して出射するフレネルレンズおよび前記フレネルレンズからの出射光を所定の拡散光として出射するレンチキュラーレンズを有した透過型スクリーンと、
    を備え、
    前記投写光学系は、前記投写光学系のFナンバーと前記投写光学系の投影倍率との積が400未満となるよう形成され、
    前記フレネルレンズは、入射光を拡散して第1の拡散光として出射する第1の光拡散層を有するとともに、前記レンチキュラーレンズは、前記第1の拡散光をさらに拡散して第2の拡散光として出射する第2の光拡散層を有し、かつ前記第1の光拡散層の厚みは、300μmよりも薄いことを特徴とする投写型表示装置。
  3. 前記第1の光拡散層の出射面と前記第2の光拡散層の入射面との間の距離は、4.5mm以上で7.5mm以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の投写型表示装置。
  4. 前記第1の光拡散層の拡散率は、前記第2の光拡散層の拡散率よりも小さいことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の投写型表示装置。
  5. 前記第2の光拡散層は、少なくとも2種類の拡散要素を含有していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の投写型表示装置。
  6. 前記第1の光拡散層は、少なくとも2種類の拡散要素を含有していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の投写型表示装置。
  7. 前記光源は、レーザ光源であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の投写型表示装置。
  8. 前記照明光学系は、伝播してくる光を拡散させて送出する拡散部を有することを特徴とする請求項7に記載の投写型表示装置。
  9. 前記光源と前記照明光学系との間に配置されるとともに、前記光源から出射された光の光束を前記照明光学系まで導く光ファイバをさらに備えることを特徴とする請求項7または8に記載の投写型表示装置。
  10. 前記照明光学系は、前記光源から出射された光の光束の光強度を均一化する光強度均一化素子を有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載の投写型表示装置。
  11. 前記光源からの光を前記照明光学系に導く集光光学系をさらに備え、
    前記集光光学系は、伝播してくる光の偏光を変化する第1の偏光変化部を有することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1つに記載の投写型表示装置。
  12. 前記照明光学系は、伝播してくる光の偏光を変化する第2の偏光変化部を有することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1つに記載の投写型表示装置。
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