JP2012063708A - 照明装置及び投写型映像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光利用効率が低下することなく、照明装置を構成する。
【解決手段】第1の光軸に平行に入射した光を焦点に導くと共に前記焦点から入射した光を前記第1の光軸に平行な方向へ導く第1のパラボラリフレクタと、前記第1のパラボラリフレクタに第1の基準光を照射する光源と、前記第1の基準光を透過する透過体と前記第1の基準光を励起光として第2の基準光を発光して前記第1のパラボラリフレクタへ導く発光体とを有する波長変換素子と、入射した光を前記第1の光軸と交わる第2の光軸に平行な方向へ導く第2のパラボラリフレクタと、前記第1の光軸と前記第2の光軸とが交わる位置に設けられ、前記第1のパラボラリフレクタによって反射された前記第2の基準光の光路と前記第2のパラボラリフレクタによって反射された前記第1の基準光の光路とを略一致させる光学部材と、を備えることを特徴とする照明装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、光源からの光を導く照明装置とその照明装置を用いた投写型映像表示装置に関する。
従来、以下のような照明装置は既に知られている。光源からの光(紫外光)を第1のコリメータにより平行光化してから2色性キューブにより90°光路変換する。光路変換された光は、第2のコリメータにより再び集光されて赤緑青色光を生成する蛍光体へ光を導く。赤緑青色光は、再び第2のコリメータにより平行光化してから2色性キューブを透過することにより赤緑青色光を生成する照明装置は知られている。(特許文献1 特に図11A)
特開2005−347263号公報
しかしながら、特許文献1で示されている照明装置では、光源に紫外光を用いているために紫外光を蛍光体の励起光として使用することとなる。蛍光体の励起光に紫外光を使用して赤緑青色光を生成すると、それぞれの光の変換効率だけ投写する映像に使える光量が低下して、照明装置全体として光利用効率が低下することとなる。
この課題を解決するためには、蛍光体の励起光を例えば青色光にすることが考えられる。特許文献1の照明装置において励起光を青色光とした場合、照明装置から赤緑青色光を生成するために蛍光体で赤色光と緑色光を生成し、青色光を蛍光体で反射することになる。しかしながら、2色性キューブにおいて青色光(特定の波長光)の反射及び透過を両立させることはできない。従って、特許文献1の照明装置では青色光を励起光とすることには適していない。
また、蛍光体の前面にλ/4位相差板を挿入することによってB光を励起光として用いることは可能であるが、λ/4位相差板の偏光変換時における光損失が発生し、照明装置全体として光利用効率が低下することとなる。
そこで本願発明は上記課題を解決するために、光利用効率が低下することなく、照明装置を構成することを課題とする。
上述した課題を解決するため、第1の光軸に平行に入射した光を焦点に導くと共に前記焦点から入射した光を前記第1の光軸に平行な方向へ導く第1のパラボラリフレクタと、前記第1の光軸に平行な光を出射すると共に前記第1のパラボラリフレクタに第1の基準光を照射する光源と、前記焦点の近傍に設けられ、前記第1の基準光を透過する透過体と前記第1の基準光を励起光として第2の基準光を発光して前記第1のパラボラリフレクタへ導く発光体とを有する波長変換素子と、前記透過体を透過した前記第1の基準光が入射する位置に設けられ、前記焦点と同じ位置に焦点を有し、前記焦点から入射した光を前記第1の光軸と交わる第2の光軸に平行な方向へ導く第2のパラボラリフレクタと、前記第1の光軸と前記第2の光軸とが交わる位置に設けられ、前記第1のパラボラリフレクタによって反射された前記第2の基準光の光路と前記第2のパラボラリフレクタによって反射された前記第1の基準光の光路とを略一致させる光学部材と、を備えることを特徴とする。
好ましくは、前記波長変換素子は、回転させることにより前記透過体及び発光体を時分割駆動させることを特徴としてもよい。
好ましくは、前記波長変換素子の外周近傍に前記透過体及び発光体を配し、前記波長変換素子の内周は光を透過させることを特徴としてもよい。
好ましくは、前記第1のパラボラリフレクタと前記波長変換素子との間に設けられており、前記第1のパラボラリフレクタ側は反射鏡で構成される全反射鏡を備え、前記全反射鏡は、前記透過体及び前記発光体へ入射する前記第1のパラボラリフレクタから反射された光の中で前記第1のパラボラリフレクタの焦点近傍以外を遮ることを特徴としてもよい。
好ましくは、上記いずれかの構成を備え、前記照明装置からの光を映像入力信号に基づいて映像変調させる光変調部と、前記光変調部からの光を投写面上に拡大投写させる投写部と、を備えることを特徴とした投写型映像表示装置としてもよい。
この発明によれば、光利用効率が低下することなく、照明装置を構成することができる。
第1実施形態に係る投写型映像表示装置の光学構成を示す図である。 第1実施形態に係る波長変換素子を詳細に示した図である。 第1実施形態に係る青色レーザ素子の配置及び照明光学部を示す図である。 第1実施形態に係る照明光学部における青色光生成の光路を示す図である。 第1実施形態に係る照明光学部における緑色光生成の光路を示す図である。 第1実施形態に係る照明光学部における赤色光生成の光路を示す図である。 第2実施形態に係るパラボラリフレクタと波長変換素子を示す図である。 第2実施形態に係る照明装置を示す図である。
以下において、本発明の実施形態に係る照明装置及び投写型映像表示装置について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[第1実施形態]
(投写型映像表示装置の光学構成)
以下において、第1実施形態に係る投写型映像表示装置101の光学構成について、図1を参照しながら説明する。
図1は、第1実施形態に係る投写型映像表示装置101の光学構成を示す図である。投写型映像表示装置101は、照明光学部102、光変調部103、投写部104を有す。ここで図1の方向を示すために、図1に正対したときの右方向をX軸方向、上方向をY軸方向、手前方向をZ軸方向として定義する。図1以下の図面においても図1で定義した方向に即して説明する。
照明光学部102は、光源105、第1パラボラリフレクタ106、波長変換部107、第2パラボラリフレクタ108、ダイクロイックミラー109を有する。
光源105は、図3に示すように青色レーザ素子131を複数集合させてバンドルすることにより構成されており、第1パラボラリフレクタの光軸Pに対して平行に光を発する。バンドルされた青色レーザ素子131は、第1パラボラリフレクタ106の片側にのみ入射されるように配置される。具体的には、後述する波長変換素子110が第1パラボラリフレクタ106を覆っている場所以外に青色光が入射するように青色レーザ素子131は配置される。青色レーザ素子131は、第1パラボラリフレクタ106のY−Z平面への外形投影線132に対して波長変換素子110が第1パラボラリフレクタ106を覆っていない場所に台形形状に配列する。青色光は、青色レーザ素子131により出射する際に略平行光として出射するため、第1パラボラリフレクタ106の片側にのみ入射する。
第1パラボラリフレクタ106は、内壁がパラボラ形状の反射鏡で構成されており、光源105より入射した青色光を第1パラボラリフレクタ106の焦点位置fで集光させる。
波長変換部107は、駆動モータ111、駆動軸112、波長変換素子110で構成され、駆動モータ111の駆動力が駆動軸112を回転させることにより波長変換素子110は回転する。
図2は、第1実施形態に係る波長変換素子110を詳細に示した図である。波長変換素子110は、円盤状のホイールであり、緑色蛍光体121、赤色蛍光体122、第1透過体123、第2透過体124を有す。
緑色蛍光体121は、青色光を励起光として受光すると緑色光を発光し、前方へ拡散する。緑色蛍光体121は、波長変換素子110の外周から内側に向けて特定の幅(以下、光集光幅Wと記載する)をもって形成されており、光集光幅Wの占める領域の1/2の領域を占める。
赤色蛍光体122は、青色光を励起光として受光すると赤色光を発光し、前方へ拡散する。赤色蛍光体122は、光集光幅Wの占める領域の1/4の領域を占める。
第1透過体123及び第2透過体124は、入射した光を略全部透過させることができる透明部材であり、光学部材用ガラスなどが使用される。第1透過体123は、光集光幅Wの占める領域の1/4の領域を占める。第2透過体124は、光集光幅Wが占める領域以外である円盤状のホイールの内側を占める。円盤状のホイールの中心部は駆動軸112が固定され、駆動モータ111の駆動力を円盤状のホイールに伝達されることにより円盤状のホイールが回転する。
また、光集光幅Wの中心は、第1パラボラリフレクタ106の焦点位置fと一致させる。従って、光源105からの光が第1パラボラリフレクタ106から反射されると光集光幅Wの中心に集光する。
再び図1を参照して、第2パラボラリフレクタ108は、凹面部が反射鏡で構成されており、第1パラボラリフレクタ106の焦点fと共通の焦点を有している。焦点fを通過した光は、第2パラボラリフレクタ108で反射されると共に平行光化される。第2パラボラリフレクタ108で平行光化された光は、光軸Q上を直進し、ダイクロイックミラー109へ入射する。
波長変換素子110で発光し、前方へ拡散した光は、再び第1パラボラリフレクタ106で反射されると共に平行光化され、ダイクロイックミラー109へ入射する。
ダイクロイックミラー109は、青色光を透過し、緑色光及び青色光を反射するような膜特性を有している。赤緑青色光を生成する光路に関しての詳細は後述するが、Y軸方向からダイクロイックミラー109に入射する青色光は、Y軸方向へ透過し、X軸方向からダイクロイックミラー109入射する緑色光及び赤色光は、Y軸方向へ90°反射する。
次に光変調部103を説明する。光変調部103は、集光レンズ113、ロッドインテグレータ114、リレーレンズ115、凹面反射鏡116、反射型マイクロミラー117を有する。
集光レンズ113は、ダイクロイックミラー109からの赤緑青色光を集光させてロッドインテグレータ114へ赤緑青色光を導く。
ロッドインテグレータ114は、集光レンズ113から導かれた赤緑青色光の輝度分布の偏りをなくし、反射型マイクロミラー117に入光する光を均一な光にする。
リレーレンズ115は、ロッドインテグレータ114からの赤緑青色光を凹面反射鏡116へ導く。
凹面反射鏡116は、リレーレンズ115からの赤緑青色光を反射型マイクロミラー117の素子全面に導くように反射する。
反射型マイクロミラー117は、図示しない入力部に入力される外部再生装置からの映像入力信号に基づいて赤緑青色光それぞれに対して映像変調した後、光軸R上を直進して投写部104へ映像光を導く。
次に投写部104を説明する。投写部104は、複数のレンズ(不図示)を有する。
投写部104の複数のレンズには、フォーカスレンズ及びズームレンズを含む。フォーカスレンズは、投写する映像光の光軸に対して平行に動作することにより投写する映像光の焦点位置を調整することができる。ズームレンズは、投写する映像光の光軸に対して平行に動作することにより投写する映像の大きさを拡大縮小することができる。反射型マイクロミラー117から導かれた映像光は、投写部104により、フォーカス調整、ズーム調整が行われて投写部104の前方に拡大投写される。
(照明光学部における青色光生成の光路)
以下において、第1実施形態に係る照明光学部102における青色光生成の光路について、図4を参照しながら説明する。
光源105より出射された青色光が第1パラボラリフレクタ106の片側に入射される。第1パラボラリフレクタ106により焦点fへ全ての反射光が導かれる。波長変換素子110は、駆動モータ111により等速で回転させられており、緑色蛍光体121、赤色蛍光体122、及び第1透過体123が時分割で焦点fを通るように駆動する。第1透過体123が焦点fを通るとき、第1パラボラリフレクタ106から反射された青色光は、波長変換素子110を透過して、第2パラボラリフレクタ108へ入射する。第2パラボラリフレクタ108により反射された青色光は、Y軸の正の方向へ平行光化されて出射する。
(照明光学部における緑色光生成の光路)
以下において、第1実施形態に係る照明光学部102における緑色光生成の光路について、図5を参照しながら説明する。
光源105より出射された青色光が第1パラボラリフレクタ106の片側に入射される。第1パラボラリフレクタ106により焦点fへ全ての反射光が導かれる。波長変換素子110は、駆動モータ111により等速で回転させられており、緑色蛍光体121、赤色蛍光体122、及び第1透過体123が時分割で焦点fを通るように駆動する。緑色蛍光体121が焦点fを通るとき、第1パラボラリフレクタ106から反射された青色光は、緑色蛍光体121の励起光となる。緑色蛍光体121は、緑色光(図5では点線の矢印で記載する)を生成して第1パラボラリフレクタ106の全面に導く。緑色光は、焦点fからの光であるため、第1パラボラリフレクタ106によって平行光化されて反射する。第1パラボラリフレクタ106から反射した緑色光の一部は再び波長変換素子110へと導かれる光もあるが波長変換素子110の内側は透明部材である第2透過体124で構成されるため、緑色光は、波長変換素子110を透過する。従って、第1パラボラリフレクタ106から反射した緑色光は、ダイクロイックミラー109に導かれ、Y軸の正の方向へ反射する。
(照明光学部における赤色光生成の光路)
以下において、第1実施形態に係る照明光学部102における赤色光生成の光路について、図6を参照しながら説明する。
光源105より出射された青色光が第1パラボラリフレクタ106の片側に入射される。第1パラボラリフレクタ106により焦点fへ全ての反射光が導かれる。波長変換素子110は、駆動モータ111により等速で回転させられており、緑色蛍光体121、赤色蛍光体122、及び第1透過体123が時分割で焦点fを通るように駆動する。赤色蛍光体122が焦点fを通るとき、第1パラボラリフレクタ106から反射された青色光は、赤色蛍光体121の励起光となる。赤色蛍光体121は、赤色光(図6では点線の矢印で記載する)を生成して第1パラボラリフレクタ106の全面導く。赤色光は、焦点fからの反射であるため、第1パラボラリフレクタ106によって平行光化されて反射する。第1パラボラリフレクタ106から反射した赤色光の一部は再び波長変換素子110へと導かれる光もあるが波長変換素子110の内側は透明部材である第2透過体124で構成されるため、赤色光は、波長変換素子110を透過する。従って、第1パラボラリフレクタ106から反射した赤色光は、ダイクロイックミラー109に導かれ、Y軸の正の方向へ反射する。
(作用及び効果)
上記構成のように、青色光を励起光として使用しているために、青色光を、蛍光体を使用して生成する必要がなく、例えば赤色光、緑色光、青色光それぞれを紫外光等で励起する照明装置と比較すると青色光の変換効率分だけ光利用効率を向上させることができる。
上記構成のように、照明装置から出射する赤色光、緑色光、青色光は、同一位置、同一方向へ出射することができるため、照明装置よりも下流側で赤色光、緑色光、青色光を合成するような光学素子を必要としないため、小型軽量でコストを抑えて装置を作ることができる。
上記構成のように、光源としてレーザ光源を使用しているため、光源光の広がり角を非常に小さくできる。Etendueの考え方によれば、反射型マイクロミラー117に集光できる明るさは、光源の発光面積と発散角度によって決定されるため、本構成であれば、Etendue=0に限りなく近づけることができる。従って、Etendueが大きな照明装置の構成よりも光利用効率を向上させることができる。
上記構成のように、波長変換素子110を駆動モータ111によって回転させる構成としている。蛍光体は、一般的に励起光が照射されると発熱を伴うため、継続的に励起光を照射し続けると蛍光体に熱が蓄積され熱破壊することとなる。しかしながら、波長変換素子110が回転して時分割駆動しているため、継続的に励起光を蛍光体に照射されるのを防止することができる。従って、長寿命な照明装置を作ることができる。
上記構成のように、波長変換素子110の内側は透過体である第2透過体で構成される。緑色蛍光体121、赤色蛍光体122から導かれた緑色光、赤色光が第1パラボラリフレクタ106から再び反射されたときに、波長変換素子110自体で遮ることを減少し、光利用効率を向上させることができる。
[第2実施形態]
以下において、第2実施形態に係る照明装置の構成ついて、図面を参照しながら説明する。なお、第2実施形態において、第1実施形態と重複するところは、説明を省略する。
図7は、第2実施形態に係る第1パラボラリフレクタ106と波長変換素子110を示す図である。図7(a)は第2実施形態に係る第1パラボラリフレクタ106の構成のみを示す図である。図7(b)は第2実施形態に係る第1パラボラリフレクタ106に波長変換素子110を加えた構成を示す図である。
第2実施形態は、第1実施形態の第1パラボラリフレクタ106に再反射鏡171の構成を加えている。
図7(a)を参照して、再反射鏡171は、第1パラボラリフレクタ106側の面が反射面である1対の反射鏡である。それぞれの反射鏡の一端側は、第1パラボラリフレクタ106の外形端に固定されている。それぞれの反射鏡の他端側は、第1パラボラリフレクタ106の焦点fの近傍まで伸びており、焦点fは覆わずに空間Aを有している。
図7(b)を参照して、波長変換素子110の緑色蛍光体121、赤色蛍光体122、第1透過体123は、再反射鏡171に沿って形成される。
図8は、第2実施形態に係る照明装置を示す図である。光源105から出射された青色光が第1パラボラリフレクタ106により焦点fへ集光されると、空間Aにより再反射鏡171とは干渉せずに緑色蛍光体121、赤色蛍光体122、第1透過体123へ導かれる。その際、緑色蛍光体121又は赤色蛍光体122により緑色光又は赤色光が発光されれば再び空間Aを通り、第1パラボラリフレクタ106に導かれる。第1パラボラリフレクタ106から反射される緑色光又は赤色光の一部は、再反射鏡171に導かれる(光路L)。再反射鏡171は、緑色光又は赤色光を反射して第1パラボラリフレクタ106へ戻す。第1パラボラリフレクタ106により反射された緑色光又は赤色光は、再び緑色蛍光体121又は赤色蛍光体122に導かれる。緑色光又は赤色光は、緑色蛍光体121又は赤色蛍光体122の励起光としては働かないため、緑色光は緑色光、赤色光は赤色光のまま反射される。緑色光又は赤色光は、第1パラボラリフレクタ106により反射され、ダイクロイックミラー109に導かれ、ダイクロイックミラー109によりY軸の正の方向へ導かれる。
(作用及び効果)
このような構成にすることにより、第1実施形態のときに波長変換素子110により遮られた光も有効活用することができ、第1実施形態のときよりも光利用効率を向上させることができる。
尚、本実施例は、反射型マイクロミラー117を用いた構成を示したが、これに限定されるものではなく他の光変調素子を備える照明装置及び投写型映像表示装置においても本発明を適用でき、反射型液晶を使用した方式で適用してもよいものとする。
第1の光軸(光軸P)・・・P、焦点・・・f、第1のパラボラリフレクタ・・・106、光源・・・105、透過体(第1透過体)・・・123、発光体(緑色蛍光体、赤色蛍光体)・・・121、122、波長変換素子・・・110、第2の光軸(光軸Q)・・・Q、第2のパラボラリフレクタ・・・108、光学部材(ダイクロイックミラー)・・・109、照明装置・・・102、全反射鏡(再反射鏡)・・・171、光変調部(光変調素子)・・・117、投写部・・・104、投写型映像表示装置・・・101

Claims (5)

  1. 第1の光軸に平行に入射した光を焦点に導くと共に前記焦点から入射した光を前記第1の光軸に平行な方向へ導く第1のパラボラリフレクタと、
    前記第1の光軸に平行な光を出射すると共に前記第1のパラボラリフレクタに第1の基準光を照射する光源と、
    前記焦点の近傍に設けられ、前記第1の基準光を透過する透過体と前記第1の基準光を励起光として第2の基準光を発光して前記第1のパラボラリフレクタへ導く発光体とを有する波長変換素子と、
    前記透過体を透過した前記第1の基準光が入射する位置に設けられ、前記焦点と同じ位置に焦点を有し、前記焦点から入射した光を前記第1の光軸と交わる第2の光軸に平行な方向へ導く第2のパラボラリフレクタと、
    前記第1の光軸と前記第2の光軸とが交わる位置に設けられ、前記第1のパラボラリフレクタによって反射された前記第2の基準光の光路と前記第2のパラボラリフレクタによって反射された前記第1の基準光の光路とを略一致させる光学部材と、
    を備えることを特徴とする照明装置。
  2. 請求項1に記載の照明装置において、前記波長変換素子は、回転させることにより前記透過体及び発光体を時分割駆動させることを特徴とする照明装置。
  3. 請求項2に記載の照明装置において、前記波長変換素子の外周近傍に前記透過体及び発光体を配し、前記波長変換素子の内周は光を透過させることを特徴とする照明装置。
  4. 請求項1に記載の照明装置において、前記第1のパラボラリフレクタと前記波長変換素子との間に設けられており、前記第1のパラボラリフレクタ側は反射鏡で構成される全反射鏡を備え、
    前記全反射鏡は、前記透過体及び前記発光体へ入射する前記第1のパラボラリフレクタから反射された光の中で前記第1のパラボラリフレクタの焦点近傍以外を遮ることを特徴とする照明装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の照明装置と、
    前記照明装置からの光を映像入力信号に基づいて映像変調させる光変調部と、
    前記光変調部からの光を投写面上に拡大投写させる投写部と、
    を備えることを特徴とする投写型映像表示装置。
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