JP6318606B2 - 波長変換部材及びこの波長変換部材を有する光学系及びこの波長変換部材を有する光源装置及びこの光源装置を有する投影装置 - Google Patents

波長変換部材及びこの波長変換部材を有する光学系及びこの波長変換部材を有する光源装置及びこの光源装置を有する投影装置 Download PDF

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Description

本発明は、波長変換部材及びこの波長変換部材を有する光学系及びこの波長変換部材を有する光源装置及びこの光源装置を有する投影装置に関する。
近年、大画面のディスプレイ装置が急速に普及し、会議、プレゼンテーション、研修等で一般的に使用されている。
そのディスプレイ装置には、液晶テレビジョン、プラズマテレビジョン等の各種のものがある。
ユーザは、場所の広さ、参加人数等によって適当なディスプレイ装置を選択して用いている。なかでも、スクリーン等の投影面に画像を拡大して投影可能な投影装置(「プロジェクタ」ともいう)は、比較的安価でかつ可搬性に優れている。
この種の投影装置は、安価、小型、軽量かつ持ち運びやすいため、大画面ディスプレイ装置として広く普及している。
近時、益々、コミュニケーションの必要な場面、状況が増えている。例えば、オフィスにおいては、小会議室、パーテイション等で仕切られた打合せスペースが数多く設けられ、プロジェクタを使った会議、打合せ等が頻繁に行われている。
また、例えば、急な要望により、通路等の空きスペースを利用して、道路脇の壁等にプロジェクタで情報を投影して打合せを行うというシーンも見かけられる。
従来、この種のプロジェクタでは、例えば、超高圧水銀ランプ等の高輝度の放電ランプを光源装置とするものが主流である。
近年、光源装置として赤色、緑色、青色の光を発生する発光ダイオード(LED)、有機EL等の固体発光素子を用いるプロジェクタが開発され、多くの提案がなされている。
また、青色レーザダイオード(LD)のレーザ光を励起光及びカラー光として用いて、この励起光を波長変換物質としての蛍光体に照射し、緑色、赤色の蛍光を発生させて、カラー3原色を生成する光源装置を搭載したプロジェクタも開発されつつある。
更に、この種の光源装置を有するプロジェクタには、波長変換部材として、例えば、透明基板に複数のセグメント領域を設け、透明基盤のセグメント領域に励起光の照射により異なる色の蛍光を発生する蛍光体を設けた構成のものも提案されている(特許文献1参照)。この特許文献1には、照明光源装置を冷却する構造も記載されている。
また、この種の光源装置を有するプロジェクタには、励起光を出射する光源と、波長変換部材としての透過型回転体とを備え、透過型回転体が励起光に応じて蛍光を発生する蛍光体と、励起光を透過して蛍光を反射する第1反射体と、励起光を少なくとも反射する第2反射体とを有するものも知られている(特許文献2参照)。
その蛍光体は、光源から見て第1反射体よりも遠い側でかつ第2反射体よりも近い側に設けられている。第1反射体を透過する励起光と第2反射体で反射された励起光とがその蛍光体に導かれ、励起光の利用効率が高められる。
この特許文献2には、第2反射体に励起光と蛍光とを反射する光学特性を持たせ、第1反射体に蛍光と励起光とを透過させる光学特性を持たせる構成も開示されている。
この光源装置を有するプロジェクタ装置の変更例(特許文献2の図12、図13参照)によれば、励起光の入射側と同じ側から蛍光を取り出すことにより、光学要素の共用化を図ることができ、光源装置、ひいては、プロジェクタの小型化を図ることができる。
ところで、励起光の利用効率を高め、波長変換部材に励起光を照射して波長変換により投影に用いる光を生成することにすると、波長変換の際のエネルギー損失、エネルギー吸収により、波長変換部材に熱がこもり易くなる。その結果、励起光による蛍光への波長変換効率等の光学特性が劣化する。
本発明は、励起光の入射側と同じ側から投影に用いる光を取り出す構成とした場合に、波長変換の際のエネルギー損失、エネルギー吸収による熱のこもりを極力少なくすることのできる波長変換部材を提供することにある。
本発明に係る波長変換部材は、励起光の照射により励起光の波長域とは異なる波長域の光を発生する波長変換物質と、
前記励起光の入射側に設けられてかつ前記励起光を透過すると共に前記光の波長域の光のうち励起光の入射側から所定波長域の光を選択光として透過させ、しかも選択光以外の光を非選択光として反射させる透過領域を少なくとも一部に有する第1フィルタと、
前記波長変換物質を挟んで前記第1フィルタとは反対側に設けられてかつ少なくとも前記選択光を反射させると共に前記非選択光を透過させる反射領域を少なくとも一部に有する第2フィルタと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、波長変換の際のエネルギー損失、エネルギー吸収による熱のこもりを極力少なくすることができるという効果を奏する。
図1は本発明の実施例1に係る光源装置の光学系を示す概略図である。 図2は本発明の実施例2に係る光源装置の説明図であって、図2(a)はその光源装置の光学系を示す概略図であり、図2(b)は図2(a)に示す第1フィルタのダイクロイックミラー膜のセグメント領域を示す説明図であり、図2(c)は図2(a)に示す第2フィルタのダイクロイックミラー膜のセグメント領域を示す説明図であり、図2(d)は図2(a)に示す波長変換物質の説明図である。 図3は本発明の実施例2の光源装置の作用を説明するための説明図であって、選択光として緑色光を取り出す状態を説明するための図である。 図4は本発明の実施例2の光源装置の作用を説明するための説明図であって、選択光として青色光を取り出す状態を説明するための図である。 図5は本発明の実施例3に係る光源装置の説明図であって、図5(a)はその光源装置の光学系を示す概略図であり、図5(b)は図5(a)に示す第1フィルタのダイクロイックミラー膜のセグメント領域を示す説明図であり、図5(c)は図5(a)に示す第2フィルタのダイクロイックミラー膜のセグメント領域を示す説明図であり、図5(d)は図5(a)に示す波長変換物質の説明図である。 図6は本発明の実施例3の光源装置の作用を説明するための説明図であって、選択光として緑色光を取り出す状態を説明するための図である。 図7は本発明の実施例3の光源装置の作用を説明するための説明図であって、選択光として青色光を取り出す状態を説明するための図である。 図8は図5(a)〜図7(a)に示す光路分離部材の光学特性を示す説明図であって、P偏光の反射率特性を示す図である。 図9は図5(a)〜図7(a)に示す光路分離部材の光学特性を示す説明図であって、S偏光の反射率特性を示す図である。 図10は本発明の実施例4に係る光源装置の光学系を示す概略図である。 図11は本発明の実施例4に係る波長変換部材の説明図であって、図11(a)は図10に示す第1フィルタのダイクロイックミラー膜のセグメント領域の説明図であり、図11(b)は図10に示す第2フィルタのダイクロイックミラー膜のセグメント領域の説明図であり、図11(c)は図10に示す波長変換部材の説明図である。 図12は本発明の実施例5に係る光源装置の説明図であって、図12(a)はその光源装置の光学系を示す概略図であり、図12(b)は図12(a)に示す光路分岐板の一例を示す平面図である。 図13は本発明の実施例5に係る波長変換部材の説明図であって、図13(a)は図12(a)に示す第1フィルタのダイクロイックミラー膜のセグメント領域の説明図であり、図13(b)は図12(a)に示す第2フィルタのセグメント領域の説明図であり、図13(c)は図12(a)に示す波長変換物質の説明図である。 図14は実施例5の光源装置を有する投影装置の説明図である。 図15は実施例2の光源装置を有する投影装置の説明図である。
(実施例1)
図1は本発明の実施例1に係る光源装置1の概略図である。
この図1において、1は光源装置、LD1は励起光源としてのレーザダイオード、2はカップリングレンズ、3は光路分離部材、4は集光素子としての集光レンズ、5は波長変換部材である。
レーザダイオードLD1は、波長λ1の励起光としてのレーザ光P1を射出し、カップリングレンズ2はこのレーザ光P1を集光して平行光束P1”に変換する。光路分離部材3は、レーザダイオードLD1の照射光路に設けられている。この光路分離部材3は平行光束P1”を透過し、後述する所定波長域の可視光を選択光として反射する役割を有する。
集光レンズ4は、その光路分離部材3を透過した平行光束を集光して波長変換部材5に導くと共に、波長変換部材5からの選択光を集光して光路分離部材3に導く役割を果たす。
波長変換部材5は、互いに対向する一対の第1フィルタF1、第2フィルタF2を有する。この第1フィルタF1、第2フィルタF2は透明基板6、7と後述するダイクロイックミラー膜とから構成されている。
その透明基板6、7には、プラスチックス製材料、ガラス材料を用いることができるが、熱伝導率の高い材料を用いることが、熱のこもりによる励起光から蛍光への波長変換効率の低下等の光学特性の劣化を防止する観点から望ましい。
下記の表1は、通常のガラスの熱伝導率を「1」として、水晶(SiO2)、サファイア、ダイアモンド(C)の熱伝導率を示すものである。
透明基板6、7に水晶やサファイアを用いれば、通常のガラスの熱伝導率に較べて、数倍、数十倍の熱伝導率を持たせることができるので、熱の放散の観点から望ましい。
特に、サファイアは人工的に製造する技術が確立されていて入手も容易であるので、透明基板6、7にサファイアを用いるのが望ましい。
その透明基板6、7の間には、波長変換物質8が設けられている。言い換えると、第2フィルタF2は波長変換物質8を挟んで第1フィルタF1とは反対側に位置している。その波長変換物質8には、レーザ光P1の照射によりレーザ光P1の波長域とは異なる波長域の蛍光(可視光)を発生する蛍光材料が用いられている。
その蛍光材料には、例えば、黄色の波長域の蛍光を発生するもの、緑色の波長域の蛍光を発生するもの、赤色の波長域の蛍光を発生するものを用いることができる。ここでは、黄色の波長域の蛍光が用いられているものとして説明する。
その第1フィルタF1は、レーザ光P1を透過させる光学特性を有する。第1フィルタF1の透明基板6には波長変換物質8に臨む側の面、すなわち、レーザ光P1の入射側とは反対側の面にダイクロイックミラー膜DM1が形成されている。なお、レーザ光P1が入射する透明基板6の入射側の面にダイクロイックミラー膜DM1を形成しても良い。
透明基板7には波長変換物質8に臨む側の面にダイクロイックミラー膜DM2が形成されている。なお、透明基板7の波長変換物質8に臨む側の面とは反対側の面に、ダイクロイックミラー膜DM2を形成しても良い。
その波長変換物質8は、ダイクロイックミラー膜DM1を介して透明基板6に密着されると共に、ダイクロイックミラー膜DM2を介して透明基板7に密着されたサンドイッチ構造とされている。
この実施例1では、波長変換物質8は、透明基板6、7の両方に密着する構造とされているが、透明基板6、7のいずれか一方に密着する構造であっても良い。
波長変換物質8をいずれか一方の透明基板6、7に密着する構成とすれば、以下の効果がある。
レーザ光P1の光エネルギーのうち波長変換に利用されなかった光エネルギーは熱となる。しかしながら、波長変換物質8を少なくとも一方の透明基板6、7に密着させる構成とすると、透明基板6、7を介して熱を効率良く放散させることができ、熱が波長変換部材5にこもるのを防止できる。その結果、熱に起因する波長変換効率等の光学特性の低下を抑制できる。
また、波長変換部材5の熱膨張等に起因する第1フィルタF1、第2フィルタF2の損傷、劣化等の低減を図ることができる。
レーザダイオードLD1には、紫外波長域のもの(青色波長領域よりも短波長領域の側のもの)を用いることができる。ここでは、紫外波長域のレーザ光P1を発生するものとして説明する。
ダイクロイックミラー膜DM1は、励起光(紫外光)P1を透過すると共に後述する投影装置の投影に用いる選択光P2を透過させ、選択光以外の光を非選択光P3として反射させる光学特性を有する。
ダイクロイックミラー膜DM2は、励起光(紫外光)P1を反射すると共に選択光P2を反射させ、非選択光P3を透過させる光学特性を有する。
次に、この波長変換部材5の作用を説明する。
波長変換物質8は、ダイクロイックミラー膜DM1を透過したレーザ光P1及びダイクロイックミラー膜DM2において反射されたレーザ光P1により励起される。これによって、可視光としての黄色成分の蛍光(緑色波長領域の蛍光から赤色波長領域の蛍光)が発生する。
波長変換物質8は、レーザ光P1の照射により黄色成分の蛍光を全方向に放射する。その一部はダイクロイックミラー膜DM1に直接向かい、その一部はダイクロイックミラー膜DM2に向かい、残りは吸収される。
ダイクロイックミラー膜DM1は、例えば、波長変換物質8の蛍光材料により発生した黄色の波長帯域の蛍光のうち選択光P2として用いる緑色の波長帯域の蛍光を透過させると共に、レーザ光P1を透過する。
ダイクロイックミラー膜DM1に向かったレーザ光P1と選択光P2とは、このダイクロイックミラー膜DM1、透明基板6を通過して集光レンズ4に導かれ、この集光レンズ4により集光されて平行光束とされる。
その平行光束とされたレーザ光P1は、光路分離部材3に導かれ、これを通過して放散される。その平行光束とされた選択光P2は、光路分離部材3に導かれ、これにより反射されて、図示を略す照明光学系に導かれる。
ダイクロイックミラー膜DM2に向かったレーザ光P1はこのダイクロイックミラー膜DM2により反射されて、再び、波長変換物質8に導かれ、この波長変換物質8を励起する。
このように、レーザ光P1の入射と反射とを利用して波長変換物質8を励起できるので、蛍光の発生効率を高めることができる。
ダイクロイックミラー膜DM2に向かった選択光P2は、このダイクロイックミラー膜DM2により反射されて、ダイクロイックミラー膜DM1、透明基板6に向かい、これを通過して波長変換部材5の外部に存在する集光レンズ4に導かれる。
このように、ダイクロイックミラー膜DM2に向かう方向の選択光P2も利用できるので、レーザ光P1により励起された選択光P2の利用効率も高めることができる。
ダイクロイックミラー膜DM2に向かった非選択光P3は、このダイクロイックミラー膜DM2、透明基板7を透過して外部に向かって放散される。同様に、ダイクロイックミラー膜DM1に向かった非選択光P3は、このダイクロイックミラー膜DM1により反射され、ダイクロイックミラー膜DM2、透明基板7を透過して外部に向かって放散される。
このように、非選択光P3は、波長変換部材5の内部に閉じ込められることなく、ダイクロイックミラー膜DM2、透明基板7を通過して波長変換部材5の外部に放散される。従って、その分、熱が波長変換部材5の内部にこもることが軽減され、波長変換部材5の熱に起因する光学特性の劣化、例えば、蛍光変換効率等の劣化を防止できる。
この実施例1によれば、ダイクロイックミラー膜DM1により黄色の波長域の蛍光をトリミングして選択光P2として緑色波長の蛍光を取り出すことができる。
また、ダイクロイックミラー膜DM1により赤色波長域の蛍光を取り出す構成とすると、黄色の波長領域の蛍光をトリミングして選択光P2として赤色波長の蛍光を取り出すことができる。
更に、この波長変換部材5によれば、励起光の入射側から選択光P2を取り出すので、透明基板7の側に選択光を取り出すための光学要素を配置する必要がなくなる。このため、光学系のコンパクト化、小型化を図ることができる。
言い換えると、励起光の入射側と同じ側から光を取り出す構成とすることにより、この波長変換部材5を用いて、小型軽量の光源装置、この光源装置を有する投影装置を製作することにした場合に、波長変換の際のエネルギー損失、エネルギー吸収による熱のこもりを極力少なくできる。
また、透明基板7の側の空きスペースを利用して、透明基板7の側に破線で示すように冷却通路を設け、送風する構成とすれば、透明基板7を直接又は間接に冷却できる。その結果、波長変換部材5の冷却効率が高められ、波長変換部材5に蓄積された熱を効率良く排出できるので、励起光による蛍光への波長変換効率の低下等をより一層防止できる。
また、この実施例1によれば、光路分離部材3と波長変換部材5との間に、レーザ光P1を集光して波長変換部材5に照射すると共に、選択光P2を集光して光路分離部材3に導く集光レンズ4を設けたので、レーザ光P1、選択光P2の利用効率も向上させることができる。
(実施例2)
図2〜図4は本発明の実施例2に係る光源装置1の概略図である。
この実施例2では、図2(a)〜図4(a)に示す光源装置1の励起光源には、複数個のレーザダイオードLD1a〜LD1cが用いられる。
このレーザダイオードLD1a〜LD1cにそれぞれ対応してカップリングレンズ2a〜2cが設けられている。このカップリングレンズ2aないし2cはレーザ光P1を平行光束P1”に変換する役割を有する。
レーザ光P1の進行方向前方には、集光レンズ4’が設けられている。この集光レンズ4’は平行光束P1”を一点に収束させる機能を有する。
光路分離部材3と集光レンズ4’との間には、コリメートレンズ4”が設けられている。このコリメートレンズ4”は、一点に収束されたレーザ光P1を再度平行光束に変換する役割を有する。
波長変換部材5は、駆動モータ10の回転軸に取り付けられた円盤状の第2フィルタF2と、円盤状の第1フィルタF1と、環状の波長変換物質8とから構成されている。この波長変換部材5は駆動モータ10により回転駆動される。
ここでは、透明基板6に形成されたダイクロイックミラー膜DM1は、図2(b)〜図4(b)に示すように、回転軸を中心として回転方向に3個の同一扇形状のセグメント領域(複数個の扇形状領域)DM11、DM12、DM13に分割されている。
同様に、透明基板7に形成されたダイクロイックミラー膜DM2も、図2(c)〜図4(c)に示すように、回転軸を中心として3個の同一扇形状のセグメント領域(複数個の扇形状領域)DM21、DM22、DM23に分割されている。
環状の波長変換物質8は、図2(d)〜図4(d)に示すように、扇形状の蛍光領域8a、8bから構成されている。
その図2(b)〜図4(b)において、符号r1はセグメント領域DM11とセグメント領域DM12との境界線、符号r2はセグメント領域DM12とセグメント領域DM13との境界線、符号r3はセグメント領域DM13とセグメント領域DM11との境界線を示している。
また、図2(c)〜図4(c)において、符号r1’はセグメント領域DM21とセグメント領域DM22との境界線、符号r2’はセグメント領域DM22とセグメント領域DM23との境界線、符号r3’はセグメント領域DM23とセグメント領域DM21との境界線を示している。
また、その図2(d)〜図4(d)において、符号r2”、r3”は蛍光領域8a、8bの境界線を示している。
セグメント領域DM11、DM12、DM13は、セグメント領域DM21、DM22、DM23にそれぞれ対応するようにして境界線r1〜r3、r1’〜r3’がそれぞれ合致されている。
蛍光領域8a、8bは境界線r2”が境界線r2、r2’に一致し、境界線r3”が境界線r3、r3’に合致するようにして、第1フィルタF1、第2フィルタF2の間に配置されている。
この実施例2では、セグメント領域DM11、DM12、DM13(DM21、DM22、DM23)の円弧角度は120度である。また、蛍光領域8aの円弧角度は240度、蛍光領域8bの円弧角度は120度である。
光路分離部材3、集光レンズ4は実施例1と同様の光学特性を有する。セグメント領域DM11は、レーザ光P1と選択光P2としての赤色光とを透過し、非選択光P3として赤色光以外の蛍光を反射する光学特性を有する選択光透過領域とされている。
セグメント領域DM12は、レーザ光P1と選択光P2としての緑色光とを透過し、非選択光P3として緑色光以外の蛍光を反射する光学特性を有する選択光透過領域とされている。セグメント領域DM13は、レーザ光P1と青色光とを透過し、青色光以外の蛍光を反射する光学特性を有する選択光透過領域とされている。
セグメント領域DM21は、セグメント領域DM11に対向して、レーザ光P1と選択光P2としての赤色光とを反射し、非選択光P3として赤色光以外の蛍光を透過させる光学特性を有する選択光反射領域とされている。
セグメント領域DM22は、セグメント領域DM12に対向して、レーザ光P1と選択光P2としての緑色光とを反射し、非選択光P3として緑色光以外の蛍光を透過させる光学特性を有する選択光反射領域とされている。
セグメント領域DM23は、セグメント領域DM13に対向して、レーザ光P1と選択光P2としての青色光とを反射し、非選択光P3として青色光以外の蛍光を透過させる光学特性を有する選択光反射領域とされている。
蛍光領域8aは、レーザ光P1の照射により黄色成分の波長領域の蛍光を発生する蛍光特性を有し、蛍光領域8bはレーザ光P1の照射により青色成分の波長領域の蛍光を発生する蛍光特性を有する。
図2(a)〜図2(d)に示すように、セグメント領域DM11、DM21、蛍光領域8aにレーザ光P1が当たると、このレーザ光P1により黄色成分の蛍光が生成される。
セグメント領域DM11に向かう黄色成分の蛍光のうち赤色光は、セグメント領域DM11を透過し、集光レンズ4により集光され、光路分離部材3により反射されて図示を略す照明光学系に選択光P2として導かれる。レーザ光P1は実施例1と同様に光路分離部材3を透過して放散される。
セグメント領域DM11に向かう黄色成分の蛍光のうち赤色光以外の蛍光は、非選択光P3としてセグメント領域DM11によりセグメント領域DM21に向けて反射され、このセグメント領域DM21を透過して放散される。
セグメント領域DM21に向かう黄色成分の蛍光のうち赤色光は、このセグメント領域DM21により選択光P2としてセグメント領域DM11に向けて反射され、このセグメント領域DM11を透過し、同様に図示を略す照明光学系に導かれる。
セグメント領域DM21に向かう黄色成分の蛍光のうち赤色光以外の蛍光(緑色の蛍光)は、非選択光P3としてセグメント領域DM21を透過して放散される。
図3(a)〜図3(d)に示すように、セグメント領域DM12、DM22、蛍光領域8aにレーザ光P1が当たると、同様にして、緑色光が選択光P2として図示を略す照明光学系に導かれ、緑色光以外の蛍光(赤色の蛍光)が非選択光P3としてセグメント領域DM22を通して放散される。
図4(a)〜図4(d)に示すように、セグメント領域DM13、DM23、蛍光領域8bにレーザ光P1が当たると、蛍光領域8bにより青色光が選択光P2として生成される。セグメント領域DM13に向かう青色光はそのままセグメント領域DM13を通過して、同様に、図示を略す光学系に選択光P2として導かれる。
セグメント領域DM23に向かう青色光はこのセグメント領域DM23により反射され、セグメント領域DM13を通過して図示を略す照明光学系に選択光P2として導かれる。
この実施例2では、蛍光領域8bには、青色成分の蛍光を発生する蛍光材料が用いられているので、セグメント領域DM23に、青色光とレーザ光P1とを反射させる光学特性を与えさえすれば良く、その分セグメント領域DM23の光学設計が容易となる。
蛍光領域8aには、黄色成分の蛍光を発生する蛍光材料が用いられているが、青色成分の蛍光を発生する蛍光材料が含まれていない場合には、セグメント領域DM21、DM22には、青色成分の蛍光を非選択光P3として透過させる光学特性を与える必要はなく、セグメント領域DM21、DM22の光学設計がその分容易となる。
この実施例2によれば、単一波長のレーザダイオード(励起光源)LD1を用いて、波長変換部材5を駆動モータ10の回転軸を中心にして、例えば、等速回転させることにより、赤色、緑色、青色のカラー光を時分割的に生成することができる。
(実施例3)
この実施例3では、図5(a)〜図7(a)に示すように、実施例2と同様に、駆動モータ10の回転軸に取り付けられた円盤状の第2フィルタF2と、円盤状の第1フィルタF1と、環状の波長変換物質8とから構成されている。
波長変換物質8は、扇形状の黄色成分の蛍光を発生する蛍光領域8aのみから構成されている。セグメント領域DM13とセグメント領域DM23との間は蛍光材料非設置領域8cとされている。第1フィルタF1、第2フィルタF2の構成は、実施例2と同様であるので、実施例2と同一の構成要素に同一符号を付して説明する。
この実施例3では、励起光源として、青色のレーザ光P1’を励起光として発生するレーザダイオード(青色光源)LD2とカップリングレンズ2’が用いられている。光路分離部材3はビームスプリッタとして機能する。この光路分離部材3には、図8、図9に示す反射率特性を有している。
その図8は、光路分離部材3のP偏光の反射率特性を有し、青色波長帯域(445nm〜495nm)の光は略全透過し、緑色波長帯域(495nm〜570nm)、黄色波長帯域(570nm〜750nm)、赤色波長帯域(620nm〜750nm)の光を全反射する反射率特性を有する。
その図9は、光路分離部材3のS偏光の反射率特性を有し、青色波長帯域(445nm〜495nm)の光から赤色波長帯域(620nm〜750nm)までの光を全反射する反射率特性を有する。そのS偏光はP偏光の偏光方向に対して、偏光方向が90度異なっている。
その光路分離部材3と集光レンズ4との間には、1/4λ波長板11が配置されている。この1/4λ波長板11は、直線偏光の光を円偏光の光に変換し、円偏光の光を直線偏光の光に変換する光学特性を有する。
励起光(青色光)P1’は、光路分離部材3を通過して1/4λ波長板11に導かれ、円偏光のレーザ光P1’に変換され、集光レンズ4に集光されて波長変換部材5に照射される。
セグメント領域DM11は、この実施例3では、赤色光を選択光P2として透過すると共にレーザ光P1’を透過しかつ非選択光P3として緑色光を反射する光学特性を有する。
セグメント領域DM12は、緑色光を選択光P2として透過すると共にレーザ光P1’を透過しかつ非選択光P3として赤色光を反射する光学特性を有する。
セグメント領域DM13は少なくともレーザ光P1’を透過する光学特性を有する。
セグメント領域DM21は、赤色光を選択光P2として反射させかつ緑色の波長域の蛍光を非選択光P3として透過させると共に、励起光(青色光)P1’を透過させる光学特性を有する。
セグメント領域DM22は、緑色の蛍光を選択光P2として反射させかつ赤色の波長域の蛍光を非選択光P3として透過させると共に、レーザ光P1’を透過させる光学特性を有する。セグメント領域DM23は、レーザ光P1’を少なくとも反射する光学特性を有する。
この実施例3によれば、図5(a)〜図5(d)に示すように、波長変換部材5のセグメント領域DM11、DM21、蛍光領域8aにレーザ光P1’が当たると、このレーザ光P1’により黄色成分の蛍光が生成される。
セグメント領域DM11に向かう黄色成分の蛍光のうち赤色光は、実施例2と同様に、このセグメント領域DM11を透過し、集光レンズ4により集光され、1/4λ波長板11を透過した後、光路分離部材3により反射されて図示を略す照明光学系に選択光P2として導かれる。
セグメント領域DM11に向かう黄色成分の蛍光のうち赤色光以外の蛍光は非選択光P3としてセグメント領域DM11によりセグメント領域DM21に向けて反射され、このセグメント領域DM21を透過して放散される。励起光(青色光)P1’もセグメント領域DM21を透過して放散される。
セグメント領域DM21に向かう黄色成分の蛍光のうち赤色光はこのセグメント領域DM21により選択光P2としてセグメント領域DM11に向けて反射され、このセグメント領域DM11を透過し、同様に図示を略す照明光学系に導かれる。
セグメント領域DM21に向かう黄色成分の蛍光のうち赤色光以外の蛍光(緑色光)は非選択光P3としてセグメント領域DM21を透過して同様に放散される。
図6(a)〜図6(d)に示すように、セグメント領域DM12、DM22、蛍光領域8aにレーザ光P1’が当たると、同様にして、緑色光が選択光P2として図示を略す照明光学系に導かれ、緑色光以外の蛍光(赤色光)が非選択光P3としてセグメント領域DM22を通して放散される。励起光(青色光)P1’もセグメント領域DM22を通して放散される。
図7(a)〜図7(d)に示すように、セグメント領域DM13、DM23、にレーザ光P1’が当たると、セグメント領域DM23により励起光(青色光)P1’が反射され、セグメント領域DM13を通過して、集光レンズ4に導かれる。
その集光レンズ4により集光された円偏光の励起光(青色光)P1’は、1/4λ波長板11によりS偏光に変換されて、光路分離部材3に導かれる。そのS偏光のレーザ光(青色光)P1’はこの光路分離部材3により反射されて、図示を略す照明光学系に導かれる。
このように、この実施例3によれば、実施例2と同様に、単一波長のレーザダイオード(励起光源)LD2を用いて、波長変換部材5を駆動モータ10の回転軸を中心にして、例えば、等速回転させることにより、赤色、緑色、青色のカラー光を時分割的に生成することができる。
また、この実施例3によれば、励起光源に青色光を発生する青色光源を用いているので、カラー投影画像を形成する際に、純度の高い青色を生成することができる。
(変形例1)
この実施例3では、直線偏光のレーザ光を発生するレーザダイオードLD2を励起光源として用いている。しかし、青色光を発生するLED等であって偏光方向が不揃いのLED等を用いる場合には、図示を略す1/2λ波長板と偏光ビームスプリッタとを適宜組み合わせて、偏光方向を揃えて直線偏光を生成する構成とすれば、励起光源として用いることができる。
(変形例2)
この実施例3では、セグメント領域DM23により青色光を反射させる構成として説明したが、セグメント領域DM13に青色光を反射させる反射特性をもたせる構成とすることもできる。
(変形例3)
この実施例3において、直進性に優れたレーザ光P1’を用いることにすると、空間的コヒーレンシーのため、スペックルが生じ、照明ムラが生じる可能性がある。
そこで、セグメント領域DM13とセグメント領域DM23との間の蛍光材料非設置領域8cに散乱部材(図示を略す)を配置する構成とすることもできる。
この変形例3によれば、レーザ光P1’が散乱部材により散乱され、直進性が緩和されるため、照明むらが生じるのを抑制できる。
その散乱部材を蛍光材料非設置領域8cに配置する代わりに、セグメント領域DM13、DM23の少なくとも一方に、反射散乱面を設ける構成とすることもできる。
このように、セグメント領域DM13、DM23に反射散乱面を設ける構成とすれば、散乱部材を配置する場合に較べて散乱度合を向上させることができる。
また、散乱部材の脱落等を考慮する必要がなくなり、安全性の面でも望ましい。
(実施例4)
図10は本発明の実施例4に係る光源装置1の概略図である。
この実施例4では、励起光源には紫外線波長帯域のレーザダイオードLD1とカップリングレンズ2が用いられている。また、青色光源には、青色の光を発生するレーザダイオードLD2とカップリングレンズ2’が用いられている。なお、レーザダイオードLD2の代わりに、青色光を発生するLEDを用いても良い。
光路分離部材3は、紫外線波長帯域のレーザ光P1と青色の波長帯域のレーザ光P1’とを透過しかつ緑色の波長帯域から赤色の波長帯域の光を反射する光学特性を有する。この光路分離部材3は、波長変換部材5からの蛍光とレーザダイオードLD2からのレーザ光P1’の光路とを合致させる役割も果たす。
波長変換部材5はフィルタF1、フィルタF2、波長変換物質8から構成されている。
フィルタF1は、ダイクロイックミラー膜DM3を有する。このダイクロイックミラー膜DM3は、図11(a)に示すように4つのセグメント領域DM31〜DM34に分割されている。
フィルタF2は、ダイクロイックミラー膜DM4を有する。このダイクロイックミラー膜DM4は、図11(b)に示すように4つのセグメント領域DM41〜DM44に分割されている。
セグメント領域DM31の形状はセグメント領域DM41の形状と同一とされ、セグメント領域DM32の形状はセグメント領域DM42の同一とされ、セグメント領域DM33の形状はセグメント領域DM43の形状と同一とされ、セグメント領域DM34の形状はセグメント領域DM44の形状と同一とされている。これらは互いに一対一に対応して配置されている。
波長変換物質8は、図11(c)に示すように、黄色成分の蛍光を発生する蛍光領域8aと、緑色成分の蛍光を発生する蛍光領域8b’とから構成されている。
蛍光領域8b’は、セグメント領域DM33とセグメント領域DM43との間に配置され、蛍光領域8aはセグメント領域DM32、DM31、DM34からなる扇形状領域とセグメント領域DM42、DM41、DM44からなる扇形状領域との間に配置されている。
ここでは、レーザダイオードLD1は、セグメント領域DM31からセグメント領域DM33(セグメント領域DM41からセグメント領域DM43)からなる扇形状の領域内でオンされ、セグメント領域DM34(セグメント領域DM44)からなる扇形状領域内でオフされる構成とされている。
その一方、レーザダイオードLD2は、セグメント領域DM31からセグメント領域DM33(セグメント領域DM41からセグメント領域DM43)からなる扇形状領域内でオフされ、セグメント領域34(セグメント領域44)からなる扇形状領域内でオンされる構成とされている。
この実施例4では、セグメント領域DM34、DM44に対応する扇形状の領域内にも黄色成分の蛍光材料8aを配置する構成としているが、このセグメント領域DM34、DM44に対応する扇形状領域内では、レーザダイオードLD1によるレーザ光P1は照射されないので、このセグメント領域DM34、DM44に対応する扇形状領域内には黄色成分の蛍光材料8aを配設しなくても良い。
セグメント領域DM31は、レーザ光P1と赤色成分の蛍光とを透過する光学特性を有すると共に、緑色成分の蛍光を反射する光学特性を有する。
セグメント領域DM41は、レーザ光P1と赤色成分の蛍光とを反射する光学特性を有すると共に、緑色成分の蛍光を透過する光学特性を有する。
セグメント領域DM32は、レーザ光P1と黄色成分の蛍光とを透過する光学特性を有する。セグメント領域DM42は、レーザ光P1と黄色成分の蛍光とを反射する光学特性を有する。セグメント領域DM32は、ここでは、レーザ光P1と黄色成分の蛍光を透過するダイクロイックミラー膜により構成されているが、透明体領域であっても良い。
セグメント領域DM33は、レーザ光P1と緑色成分の蛍光を透過する光学特性を有する。セグメント領域DM43は、レーザ光P1と緑色成分の蛍光とを反射する光学特性を有する。
セグメント領域DM33は、ここでは、レーザ光P1と緑色成分の蛍光を透過するダイクロイックミラー膜により構成されているが、透明体領域であっても良い。
セグメント領域DM34、DM44は、ここでは、ダイクロイックミラー膜とされているが、この扇形状領域内では、波長変換部材5にレーザ光が照射されないので、セグメント領域DM34、DM44は透明体であっても良い。
この実施例4によれば、セグメント領域DM31、セグメント領域DM41、蛍光領域8aにレーザ光P1が当たると、選択光P2として赤色の蛍光が取り出される。緑色の蛍光は非選択光P3としてセグメント領域DM41を通して放散される。
また、セグメント領域DM41で反射されたレーザ光P1は、光路分離部材3を透過して放散される。
セグメント領域DM32、セグメント領域DM42、蛍光領域8aにレーザ光P1が当たると、黄色の蛍光が選択光P2として取り出される。セグメント領域DM42で反射された黄色の蛍光も選択光P2として取り出される。セグメント領域DM42で反射されたレーザ光P1は、同様に、光路分離部材3を透過して放散される。
セグメント領域DM33、セグメント領域DM43、蛍光領域8b’にレーザ光P1が当たると、緑色の蛍光が選択光P2として取り出される。セグメント領域DM43で反射された緑色の蛍光も選択光P2として取り出される。セグメント領域DM43で反射されたレーザ光P1は、同様に、光路分離部材3を透過して放散される。
セグメント領域DM34、セグメント領域DM44、蛍光領域8aがレーザ光P1の照射光路に位置すると、レーザダイオードLD1がオフされ、レーザダイオードLD2がオンされる。
これにより、青色のレーザ光P1’が射出され、波長変換部材5の一回転中に、赤色、黄色、緑色、青色の四色の色が時分割的に取り出される。
(実施例5)
図12は本発明の実施例5に係る光源装置1を示す光学図である。
ここでは、励起光源として、図12(a)に示すように青色成分の光を発生する複数個のレーザダイオードLD2と、カップリングレンズ2a’、2b’、2c’とが用いられる。
そのレーザ光P1’の照射光路には、集光レンズ12と光路分岐部材13とが設けられている。集光レンズ12は平行光束P1”を集光する。その光路分岐部材13は回転駆動モータ14と光路分岐板15とから構成されている。光路分岐板15は、図12(b)に示すように反射領域15aと透過領域15bとを有する。その光路分岐板15の反射方向前方の光路には反射ミラー16が設けられている。
その光路分岐板15と反射ミラー16との間には、反射領域15aにより反射されたレーザ光P1’を平行光束に変換するコリメートレンズ17が配置されている。
その光路分岐板15の透過領域15bの透過方向前方の光路には、透過領域15bを透過したレーザ光P1’を平行光束に変換するコリメートレンズ18が配置されている。
そのコリメートレンズ18により平行光束に変換されたレーザ光P1’は光路分離部材3を介して集光レンズ4に導かれる。集光レンズ4はそのレーザ光P1’を集束して波長変換部材5に照射する。
その光路分離部材3は、レーザ光(青色光)P1’を透過すると共に、赤色光、緑色光を反射する光学特性を有する。反射ミラー16の反射方向前方の光路と光路分離部材3の反射方向前方の光路とには、光路合成部材としてのダイクロイックミラー19が設けられている。このダイクロイックミラー19は、後述する投影装置の照明光学系に赤色成分、緑色成分、青色成分の光を導く役割を有する。
波長変換部材5は、光路分岐板15と同期回転される。この波長変換部材5は、図13に示すように、フィルタF1とフィルタF2と波長変換物質8とから構成されている。ここでは、この波長変換物質8は、黄色成分の蛍光を発生する蛍光材料により構成されている。
ダイクロイックミラー膜DM1は、ここでは、セグメント領域DM51〜DM53から構成され、ダイクロイックミラー膜DM2はセグメント領域DM61〜DM63から構成されている。
ここでは、セグメント領域DM51、DM61は反射領域15aに対応され、セグメント領域DM52、DM62、DM53、DM63は透過領域に対応されている。
セグメント領域DM51、DM61には、青色のレーザ光P1’は照射されないので、セグメント領域DM51、DM61の励起光、選択光P2、非選択光P3に関する光学特性は制限されない。
レーザダイオードLD2からのレーザ光P1’が光路分岐板15の反射領域15aに当たると、レーザ光P1’がこの反射領域15aにより反射され、集光レンズ17で集光され、反射ミラー16、ダイクロイックミラー19を経由して後述の照明光学系に青色光として導かれる。
レーザダイオードLD2からのレーザ光P1’が光路分岐板15の透過領域15bに当たると、レーザ光P1’がこの透過領域15bを透過して、集光レンズ18、光路分離部材3、集光レンズ4を経て波長変換部材5に導かれる。
レーザダイオードLD2からのレーザ光P1’が励起光としてセグメント領域DM52、DM62、波長変換物質8に当たると、この波長変換物質8が黄色成分の蛍光を発生する。
セグメント領域DM52は、黄色成分の蛍光のうち赤色成分の光を選択光P2として透過すると共に励起光としてのレーザ光P1’を透過し、緑色成分の光を非選択光P3として反射する光学特性を有する。
セグメント領域DM62は、黄色成分の蛍光のうち赤色成分の光を選択光P2として反射すると共に励起光としてのレーザ光P1’を反射し、緑色成分の光を非選択光P3として透過する光学特性を有する。
セグメント領域DM53は、黄色成分の蛍光のうち緑色成分の光を選択光P2として透過すると共に励起光としてのレーザ光P1’を透過し、赤色成分の光を非選択光P3として反射する光学特性を有する。
セグメント領域DM63は、黄色成分の蛍光のうち緑色成分の光を選択光P2として反射すると共に励起光としてのレーザ光P1’を反射し、赤色成分の光を非選択光P3として透過する光学特性を有する。
従って、レーザ光P1’がセグメント領域DM52、DM62、波長変換物質8に当たると、赤色成分の光が選択光P2として波長変換物質8から取り出され、集光レンズ4、光路分離部材3、ダイクロイックミラー19を経由して後述の照明光学系に導かれる。緑色成分の蛍光は、非選択光P3としてフィルタF2の側から外部に放散される。
また、レーザ光P1’がセグメント領域DM53、DM63、波長変換物質8に当たると、緑色成分の光が選択光P2として波長変換物質8から取り出され、集光レンズ4、光路分離部材3、ダイクロイックミラー19を経由して後述の照明光学系に導かれる。赤色成分の蛍光は、非選択光P3としてフィルタF2の側から外部に放散される。
(実施例5の光源装置1を有する投影装置の実施例)
図14は実施例5に係る光源装置1を有する投影装置を模式的に示している。この投影装置は、照明光学系20、投影レンズ21、画像生成部22、制御部23を有する。画像生成部22には、例えば、DMD(デジタルマイクロデバイス)が用いられる。
制御部23には、画像情報生成部24からの画像情報がインターフェース25を介して入力される。
その制御部23は、波長変換部材5を回転駆動制御、駆動モータ14の回転駆動制御、レーザダイオードLD2のオンオフ制御、画像生成部22の制御に用いられる。
照明光学系20は、集光レンズ26、ライトトンネル27、集光レンズ28、リレーレンズ29、反射ミラー30から概略構成されている。青色成分のレーザ光P1’、赤色成分の選択光P2、緑色成分の選択光P2は、その集光レンズ26、ライトトンネル27、集光レンズ28、リレーレンズ29、反射ミラー30、画像生成部22に導かれる。この画像生成部22により構築された画像形成光が投影レンズ21に導かれ、この投影レンズ21により図示を略すスクリーンに画像が投影される。
なお、この投影装置には、図示を略す冷却風路を波長変換部材5のフィルタF2の側に設け、波長変換部材5を冷却する構成とすれば、波長変換部材5の冷却効率を高めることができる。
(投影装置の他の実施例)
図15は投影装置の他の実施例を示している。
この図15に示す投影装置には、実施例2に示す光源装置1と同一の光源装置が用いられている。そこで、同一構成要素に同一符号を付してその詳細な説明は省略する。また、照明光学系20、制御部23、画像生成部22、投影レンズ21の構成は、図14に示す構成と同一であるので、同一符号を付してその説明は省略する。
この実施例では、投影装置には、その筐体(ハウジング)31の内部に冷却用のファン32、例えば、シロッコファンが設けられている。このファン32は波長変換部材5のフィルタF2の側に冷却風路を形成するようにして設けられている。
その筐体31には排気口34が設けられ、レーザ光P1、波長変換部材5の放熱により温まった空気、非選択光P3により温まった空気が排気口34から強制的に外部に排出される。これにより、波長変換部材5が冷却され、熱に起因する光学特性の劣化が防止される。
また、ファン32による送風が波長変換部材5のフィルタF2に直接当たる構成とすると、波長変換部材5の冷却効率がより一層高まることになって望ましい。
5…波長変換部材
8…波長変換物質
F1…第1フィルタ
F2…第2フィルタ
P1…レーザ光(励起光)
P2…選択光
P3…非選択光
特開2009−277516号公報 特開2012−159685号公報

Claims (14)

  1. 励起光の照射により励起光の波長域とは異なる波長域の光を発生する波長変換物質と、
    前記励起光の入射側に設けられてかつ前記励起光を透過すると共に前記光の波長域の光のうち励起光の入射側から所定波長域の光を選択光として透過させ、しかも選択光以外の光を非選択光として反射させる透過領域を少なくとも一部に有する第1フィルタと、
    前記波長変換物質を挟んで前記第1フィルタとは反対側に設けられてかつ少なくとも前記選択光を反射させると共に前記非選択光を透過させる反射領域を少なくとも一部に有する第2フィルタと、
    を有することを特徴とする波長変換部材。
  2. 請求項1に記載の波長変換部材と、前記波長変換部材の励起光の入射側に設けられて、前記励起光を透過させかつ前記波長変換部材からの選択光を反射させる光路分離部材とを備えている光学系。
  3. 前記光路分離部材と前記波長変換部材との間に、前記励起光を集光して前記波長変換部材に照射すると共に、前記選択光を集光して前記光路分離部材に導く集光レンズが設けられていることを特徴とする請求項2に記載の光学系。
  4. 励起光を照射する励起光源と、
    前記励起光の照射により励起光の波長域とは異なる波長域の蛍光を発生する波長変換物質と、前記励起光の入射側に設けられてかつ前記励起光を透過すると共に前記波長域の蛍光のうち励起光の入射側から所定波長域の蛍光を選択光として透過させ、しかも選択光以外の蛍光を非選択光として反射させる選択光透過領域を少なくとも一部に有する第1フィルタと、前記波長変換物質を挟んで前記第1フィルタとは反対側に設けられてかつ少なくとも前記選択光を反射させると共に前記非選択光を透過させる選択光反射領域を少なくとも一部に有する第2フィルタとからなる波長変換部材と、
    前記励起光源と前記波長変換部材との間に設けられて前記励起光を前記波長変換部材に向けて透過させかつ前記波長変換部材からの選択光を反射させる光路分離部材と、
    前記光路分離部材と前記波長変換部材との間に設けられて、前記励起光を集光して前記波長変換部材に照射すると共に、前記選択光を集光して前記光路分離部材に導く集光レンズとを有することを特徴とする光源装置。
  5. 前記波長変換部材が回転駆動され、前記第1フィルタと前記第2フィルタとは回転方向に複数個の扇形状領域に分割され、第1フィルタの扇形状領域の少なくとも一つが前記選択光透過領域とされ、前記第2フィルタの前記選択光透過領域に対向する領域が前記選択光反射領域とされていることを特徴とする請求項4に記載の光源装置。
  6. 前記選択光反射領域が前記励起光を反射する光学特性を有することを特徴とする請求項5に記載の光源装置。
  7. 前記励起光源が紫外波長域の励起光を発生する光源であり、前記波長変換物質には紫外波長域の励起光により黄色成分の蛍光を発生する蛍光領域と青色成分の蛍光を発生する蛍光領域とが設けられ、前記第1フィルタは、励起光を透過すると共に赤色の波長域の蛍光を透過させる選択光透過領域と、励起光を透過すると共に緑色の波長域の蛍光を透過させる選択光透過領域と、励起光を透過すると共に青色の波長域の蛍光を透過させる選択光透過領域とを有し、前記第2フィルタは励起光を反射すると共に赤色の波長域の蛍光を反射しかつ緑色の波長域の蛍光を透過する選択光反射領域と、励起光を反射すると共に緑色の波長域の蛍光を反射しかつ赤色の波長域の蛍光を透過する選択光反射領域と、励起光を反射すると共に青色の波長域の蛍光を反射する選択光反射領域とを有する請求項5に記載の光源装置。
  8. 励起光源が直線偏光の青色光を発生する青色光源であり、波長変換物質に青色波長域の励起光により黄色成分の蛍光を発生する蛍光領域と蛍光材料非設置領域とが設けられ、
    前記第1フィルタは励起光を透過すると共に赤色の波長域の蛍光を透過させる選択光透過領域と、励起光を透過すると共に緑色の波長域の波長域の蛍光を透過させる選択光透過領域とを少なくとも有し、
    前記第2フィルタは励起光を透過すると共に赤色の波長域の蛍光を反射する選択光反射領域と、励起光を透過すると共に緑色の波長域の蛍光を透過させる選択光透過領域とを少なくとも有し、
    前記光路分離部材と前記波長変換部材との間には直線偏光の青色光を円偏光の青色光に変換しかつ円偏光の青色光を直線偏光の青色光に変換する波長板が設けられ、
    前記光路分離部材は直線偏光の青色光を透過しかつこの直線偏光の偏光方向とは90度異なる直線偏光の青色光を反射する光学特性を有し、前記第1フィルタと前記第2フィルタとの少なくとも一方には、前記青色光を反射して前記光路分離部材に導く反射領域を有していることを特徴とする請求項5に記載の光源装置。
  9. 前記励起光源が紫外波長域の励起光を発生する光源であり、該励起光源とは別に青色光を発生する青色光源が設けられ、前記青色光源のオフの時に前記励起光源をオンさせて前記波長変換部材により前記青色光以外の赤色光と緑色光とを少なくとも選択光として時分割して取り出し、前記励起光源のオフの時に前記青色光源をオンさせて前記青色光を時分割して取り出すことを特徴とする請求項5に記載の光源装置。
  10. 前記波長変換部材に黄色成分の蛍光を取り出す扇形状領域が形成されていることを特徴とする請求項9に記載の光源装置。
  11. 前記励起光源が青色光を発生する青色光源であり、前記励起光源と前記光路分離部材との間に、透過領域と反射領域とを有する光路分岐部材が設けられ、前記透過領域と前記反射領域とのいずれか一方が前記青色光源の照射光路に位置するときに前記青色光を励起光として前記波長変換部材に導くことにより緑色光と赤色光とを選択光として時分割して取り出し、前記透過領域と前記反射領域とのいずれか他方が前記青色光源の照射光路に位置するときに前記青色光を時分割して取り出すことを特徴とする請求項5に記載の光源装置。
  12. 前記波長変換部材の第1フィルタと第2フィルタとがサファイアにより形成された透明基板を有することを特徴とする請求項4ないし請求項11のいずれか1項に記載の光源装置。
  13. 請求項1に記載の波長変換部材を有する投影装置。
  14. 前記波長変換部材の第2フィルタの側に冷却風路が形成されていることを特徴とする請求項13に記載の投影装置。
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