JP4835365B2 - エレベータのロープ溝加工装置及びその加工方法 - Google Patents

エレベータのロープ溝加工装置及びその加工方法 Download PDF

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Description

この発明は、エレベータ巻上機の駆動綱車やそらせ車に形成されたロープ溝を効率的に再生加工するエレベータのロープ溝加工装置及びその加工方法に関するものである。
従来のエレベータのロープ溝加工装置を図15〜図18に示す。図15は一般的なエレベータの配置構成を示す概略構成図、図16はエレベータ巻上機の駆動綱車の構成を示す概略構成図、図17は磨耗が進行した駆動綱車のロープ溝を従来のロープ溝加工装置により再生加工する場合を示す概略構成図、図18は加工完了状態を示す概略構成図である。
図15において、1はエレベータのかご、2はかご1を懸架する主ロープで、一端はかご1に固定されている。3は釣合い重りで、主ロープ2のもう一方の他端が固定されている。4は機械室等に設置された巻上機の駆動綱車で、主ロープ2が巻き掛けられる。5は駆動綱車4および巻上機の駆動機を固定する固定体である。6はかご1と釣合い重り3の懸架位置を合わせるためのそらせ車で、主ロープ2が巻き掛けられる。このそらせ車6も固定体5に固定されている。
駆動綱車4には、図16に示すように、主ロープ2を巻き掛けるため複数のロープ溝4aが形成されている。また、そらせ車6にも、図16駆動綱車4と同様に、ロープ案内用のロープ溝が形成されている(図示せず)。
このように構成されたエレベータの巻上機では、巻上機の駆動機の動力によって駆動綱車4が回転することにより、主ロープ2とロープ溝4aとの間に発生する摩擦力によって、駆動綱車4の回転に連動して主ロープ2が移動し、かご1を昇降させる。ここで、ロープ溝4aは、主ロープ2の微小すべり等によって徐々に摩耗が進行していくため、エレベータの長期運行により、所望の摩擦力が得られなくなっていき、駆動力を効率的に伝達できないといった問題が生じていた。
一般に、エレベータでは安全上、主ロープ2は複数本使用されている。これらの主ロープ2に対応したロープ溝4aの摩耗の進行は、図17に示すように、各ロープ溝4a毎で異なる。このため、ロープ溝4aの径4bに差が発生し、各主ロープ2の移動量が異なる。しかし、主ロープ2の両端はそれぞれかご1と釣合い重り3に固定されているため、移動量が等しくなるように、主ロープ2とロープ溝4aとの間にすべりが発生してしまう。このすべりで、かご1には振動が発生し、乗り心地を悪化させるという問題がある。
従来は、駆動綱車4のロープ溝4aの摩耗が進行すると、この対策のため、図17に示すように、ロープ溝4aの径4bを揃えるようにロープ溝4aの修正する再生加工を行っていた。
図17は、磨耗が進行した駆動綱車のロープ溝を従来のロープ溝加工装置30により再生加工する場合を示す概略構成図である。図において、31は固定体5に固定される従来の溝加工装置30の固定部、32は駆動綱車4の回転軸方向への移動を可能にしている軸方向移動器、33は駆動綱車4の半径方向への移動を可能にしている径方向移動器、34は径方向移動器33の先端に付けられた旋削工具(バイト)である。
従来のロープ溝加工装置30によるロープ溝加工の手順について説明する。磨耗が進行した駆動綱車4のロープ溝4aを従来のロープ溝加工装置30により再生加工する場合は、まず、主ロープ2を駆動綱車4のロープ溝4aから取り外し、ロープ溝加工装置30を固定体6に設置する。次に、軸方向移動器32によって旋削工具34の中心とロープ溝4aの中心を合わせる。ここで、巻上機の駆動機によって駆動綱車4を回転させる。最後に、径方向移動器33によって旋削工具34をロープ溝4aの中心に向かって一定速度で送り出し、ロープ溝4aを再生加工する旋削加工を実施する。この場合、もっとも摩耗が進行しているロープ溝4aの径4bに合わせて、すべてのロープ溝を加工する必要がある。加工完了状態を図18に示す。図16に示すエレベータ運行前のロープ溝4aの深さより、図18の溝修正加工後の溝深さは深くなる。
また、従来技術として、主索が巻き掛けられる係合溝を外周部に有して巻上機により回転駆動される溝車の係合溝の形状を測定するための装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−6716号公報
上記のように従来のロープ溝加工装置30では、主ロープ2を駆動綱車4から取り外す必要があるため、長期に渡ってエレベータの運行を停止しなければならないといった問題があった。この停止期間は通常、1週間程度必要であり、サービスを低下させる大きな要因となっていた。また、そらせ車6が設けられている場合では、このそらせ車6のロープ溝も摩耗が進行し、かご1に振動が発生し、乗り心地が悪化する要因となる。しかし、そらせ車6は主ロープ2を取り外してしまうと、駆動させる手段がないため、ロープ溝の再生加工は実施できない。よって、エレベータの運行を長期間停止して、そらせ車自体を交換しなければならず、著しいコスト高およびサービス低下の要因となっていた。
また、従来技術の溝車の溝形状測定装置は、主ロープを駆動綱車から取り外さずに効率的に再生加工できるようにすること、また駆動手段のないそらせ車であっても再生加工できるようにすることを考慮したものではない。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、駆動綱車等に形成されたロープ溝の再生加工を短期で実施でき、エレベータのサービス低下を防止できるエレベータのロープ溝加工装置を提供することである。
この発明に係るエレベータのロープ溝加工装置は、駆動綱車および巻上機の駆動機を固定するエレベータの固定体と、固定体に着脱自在に設けられる取付部と、取付部に設けられ、駆動綱車に形成されたロープ溝のうち、エレベータのかごを懸架する主ロープが巻き掛けられていないロープ溝部分に対向するように配置される加工部と、取付部と加工部との間に設けられ、加工部を駆動綱車の回転軸方向(x方向)および駆動綱車の半径方向(z方向)に移動自在に支持する可動支持部とを備え、加工部は、ロープ溝を一本ずつ研削除去加工する回転型の研削砥石と、この研削砥石を回転させるモータと有しており、可動支持部は、固定端が取付部に固定されたx方向可動器と、x方向可動器の可動端に固定されたz方向可動器とから構成され、z方向可動器の可動端には研削砥石を回転させるモータが固定されており、加工部の研削砥石の回転軸線が、駆動綱車上の加工点からの接線とおおよそ30度の角度を成すように固定させて、各ロープ溝一本ずつの研削除去加工を行うものである。
また、この発明に係るエレベータのロープ溝加工装置は、そらせ車を固定するエレベータの固定体と、固定体に着脱自在に設けられる取付部と、取付部に設けられ、そらせ車に形成されたロープ溝のうち、エレベータのかごを懸架する主ロープが巻き掛けられていないロープ溝部分に対向するように配置される加工部と、取付部と加工部との間に設けられ、加工部をそらせ車の回転軸方向(x方向)およびそらせ車の半径方向(z方向)に移動自在に支持する可動支持部とを備え、加工部は、ロープ溝を一本ずつ研削除去加工する回転型の研削砥石と、この研削砥石を回転させるモータと有しており、可動支持部は、固定端が取付部に固定されたx方向可動器と、x方向可動器の可動端に固定されたz方向可動器とから構成され、z方向可動器の可動端には研削砥石を回転させるモータが固定されており、加工部の研削砥石の回転軸線が、駆動綱車上の加工点からの接線とおおよそ30度の角度を成すように固定させて、各ロープ溝一本ずつの研削除去加工を行うものである。
また、この発明に係るエレベータのロープ溝加工装置は、駆動綱車又はそらせ車に形成されたロープ溝を、加工部によって除去加工した時に発生する加工粉を集塵する集塵機を備え、この集塵機の集塵口を、研削砥石の加工終了点からの接線の延長線上に配したものである。
また、この発明に係るエレベータのロープ溝加工装置は、駆動綱車又はそらせ車に形成された基準面と取付部との半径方向の相対位置を測定する位置測定装置と、加工部の半径方向の送り量を、位置測定装置の測定値をもとに設定する演算装置とを備えたものである。
また、この発明に係るエレベータのロープ溝加工装置は、加工部の研削砥石の温度を測定する温度測定装置と、加工部の半径方向の送り量を、温度測定装置の測定値をもとに設定する演算装置とを備えたものである。
また、この発明に係るエレベータのロープ溝加工装置は、加工部の研削負荷を測定する負荷測定装置と、加工部の半径方向の送り量を、負荷測定装置の測定値をもとに設定する演算装置とを備えたものである。
また、この発明に係るエレベータのロープ溝加工装置は、加工部の研削砥石を複数有するものである。
また、この発明に係るエレベータのロープ溝加工方法は、駆動綱車および巻上機の駆動機を固定するエレベータの固定体と、固定体に着脱自在に設けられる取付部と、取付部に設けられ、駆動綱車に形成されたロープ溝のうち、エレベータのかごを懸架する主ロープが巻き掛けられていないロープ溝部分に対向するように配置される加工部と、取付部と加工部との間に設けられ、加工部を駆動綱車の回転軸方向(x方向)および駆動綱車の半径方向(z方向)に移動自在に支持する可動支持部とを備え、加工部は、ロープ溝を一本ずつ研削除去加工する回転型の研削砥石と、この研削砥石を回転させるモータと有しており、可動支持部は、固定端が取付部に固定されたx方向可動器と、x方向可動器の可動端に固定されたz方向可動器とから構成され、z方向可動器の可動端には研削砥石を回転させるモータが固定されており、加工部の研削砥石の回転軸線が、駆動綱車上の加工点からの接線とおおよそ30度の角度を成すように固定させて、各ロープ溝一本ずつの研削除去加工を行うエレベータのロープ溝加工において、主ロープが巻き掛けられた状態のまま駆動綱車を回転させるとともに、研削砥石を回転させることにより、ロープ溝を除去加工するものである。
また、この発明に係るエレベータのロープ溝加工方法は、そらせ車を固定するエレベータの固定体と、固定体に着脱自在に設けられる取付部と、取付部に設けられ、そらせ車に形成されたロープ溝のうち、エレベータのかごを懸架する主ロープが巻き掛けられていないロープ溝部分に対向するように配置される加工部と、取付部と加工部との間に設けられ、加工部をそらせ車の回転軸方向(x方向)およびそらせ車の半径方向(z方向)に移動自在に支持する可動支持部とを備え、加工部は、ロープ溝を一本ずつ研削除去加工する回転型の研削砥石と、この研削砥石を回転させるモータと有しており、可動支持部は、固定端が取付部に固定されたx方向可動器と、x方向可動器の可動端に固定されたz方向可動器とから構成され、z方向可動器の可動端には研削砥石を回転させるモータが固定されており、加工部の研削砥石の回転軸線が、駆動綱車上の加工点からの接線とおおよそ30度の角度を成すように固定させて、各ロープ溝一本ずつの研削除去加工を行うエレベータのロープ溝加工において、主ロープが巻き掛けられた状態のまま駆動綱車およびそらせ車を回転させるとともに、研削砥石を回転させることにより、ロープ溝を除去加工するものである。
また、この発明に係るエレベータのロープ溝加工方法は、駆動綱車又はそらせ車に形成されたロープ溝を、加工部によって除去加工した時に発生する加工粉を集塵する集塵機を備え、この集塵機の集塵口を、研削砥石の加工終了点からの接線の延長線上に配し、駆動綱車および研削砥石の回転と同時に集塵機を運転することにより、発生する加工紛を集塵口によって捕集するものである。
この発明によれば、研削砥石の性能を十分に引き出すことによって、駆動綱車に形成されたロープ溝の修正加工を短時間に効率よく実施でき、エレベータのサービス低下を防止することができる。また、研削砥石の性能を十分に引き出すことによって、そらせ車に形成されたロープ溝の修正加工を短時間に効率よく実施でき、エレベータのサービス低下を防止することができる。また、除去加工によって生じた加工粉を気中での粉塵状態で確実に集塵可能とすることによって、加工粉の主ロープへの付着やロープ溝への付着を防止でき、また、加工粉による加工精度の悪化(可動支持部の摺動面への侵入や、砥石表面の目詰まりなど)も防止できる。結果として、加工中や加工後の清掃作業の効率が大幅に向上し、修正加工作業を短時間に実施できる。また、駆動綱車やそらせ車の軸受の不正回転運動による加工への悪影響(食い付き傷や加工効率低下など)を防止できる。特に送り量の安定化に有効で、要求される溝深さを確実に実現できる。結果として、より効率的に修正加工を実施できる。また、砥石や砥石軸の熱膨張による加工への悪影響(食い付き傷や過負荷異常停止)を防止できる。特に、砥石寿命の安定化に有効で、工具交換頻度を抑えられ、工具交換費用と工具交換時間の大幅な削減による作業時間の短縮を可能とする。結果として、より効率的に修正加工を実施できる。また、砥石の目詰まりや異物の噛み込みなどによる急激な加工異常にも対応でき、食い込み傷や過負荷による装置故障を防止できる。特に、研削砥石の駆動装置(モータなど)の能力を最大限に引き出すことにより、加工効率の高効率安定化に有効で、実加工時間の短縮を可能にする。結果として、より効率的に修正加工を実施できる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベータのロープ溝加工装置を取り付けた状態を示すエレベータ装置の概略構成図、図2はこの発明の実施の形態1におけるエレベータのロープ溝加工装置を示す側面図、図3はこの発明の実施の形態1におけるロープ溝加工装置の可動支持部の可動状態を説明するための側面図、図4はこの発明の実施の形態1におけるロープ溝加工装置の可動支持部の可動状態を説明するための背面図、図5は加工部の回転軸線と駆動綱車上の加工点での接線との成す角度が30度の場合の側面図、図6は加工部の回転軸線と駆動綱車上の加工点での接線との成す角度が30度の場合の正面図、図7は加工部の回転軸線と駆動綱車上の加工点での接線との成す角度が90度の場合の側面図、図8は加工部の回転軸線と駆動綱車上の加工点での接線との成す角度が0度、30度、90度の3条件での加工現象の相違をまとめた図表である。
図1において、1はエレベータのかご、2はかご1を懸架する主ロープで、一端はかご1に固定されている。3は釣合い重りで、主ロープ2のもう一方の他端が固定されている。4は機械室等に設置された巻上機の駆動綱車で、主ロープ2が巻き掛けられる。5は駆動綱車4および巻上機の駆動機を固定する固定体で、機械室等に設けられている。6はかご1と釣合い重り3の懸架位置を合わせるためのそらせ車で、主ロープ2が巻き掛けられる。このそらせ車6も固定体5に固定されている。
駆動綱車4には、主ロープ2を巻き掛けるため複数のロープ溝4aが形成されている。また、そらせ車6にも、駆動綱車4と同様に、ロープ案内用のロープ溝が形成されている。7はこの発明によるロープ溝加工装置である。駆動綱車4のロープ溝4aを再生加工する状態に取り付けられたロープ溝加工装置7aは、エレベータの固定体の上面に取り付けられている。また、そらせ車6のロープ溝を再生加工する状態に取り付けられたロープ溝加工装置7bは、エレベータの固定体の下面に取り付けられている。
図2は、ロープ溝加工装置7を駆動綱車4に取り付けた状態を示す拡大詳細図である。図2において、8はロープ溝加工装置7の基部を成す取付部であり、エレベータの固定体5にロープ溝加工装置7を着脱自在に固定するものである。9は取付部8の先端に設けられたロープ溝加工装置7の加工部であり、ロープ溝4aを研削除去加工する回転型の研削砥石10と、この研削砥石10を回転させるモータ11と、このモータ11を把持するモータ取付板12とから構成されている。13はロープ溝加工装置7の取付部8と加工部9との間に設けられ、加工部9を駆動綱車4の回転軸方向(x方向=図2の紙面に垂直の方向)、および駆動綱車4の半径方向(z方向=図2の紙面の上下方向)に移動自在に支持する可動支持部である。
図3は、可動支持部13の動作を説明するための側面図である。図4はその背面図である。各図は駆動綱車4の回転軸方向(x方向)および半径方向(z方向)に伸びた状態である。この可動支持部13はx方向可動器14と、z方向可動器15とから構成されている。x方向可動器14の固定端は取付部8に固定されていて、可動端にはz方向可動器15が固定されている。さらにz方向可動器15の可動端にはモータ取付板12が固定されている。x方向可動器14の伸縮によって、加工するロープ溝の選択と加工位置の微調整を行う。
ロープ溝の研削除去加工は、主にz方向へ一定の送り速度(送り量)で送ることによって実施する。つまり、z方向可動器15を定速で伸ばす。まず、巻上機の駆動機の回転によって主ロープ2が巻き掛けられた状態のまま駆動綱車4が回転しロープ溝4aが移動する。次に、モータ11により研削砥石10も回転させる。次に、z方向可動器15を一定速度で伸ばし、ロープ溝4aを修正加工する。つまり、ロープ溝4aを深くして、最も深い溝の深さにその深さを合わせる。このときの加工条件は、砥粒速度(=砥石半径*回転数で、周速ともいう)で、1000mm/分以上が必要である。z方向可動器15の送り速度(伸ばし速度)は、駆動綱車4の一回転当たりの送り量が5ミクロン以下になるように1ミクロン単位で行い、駆動綱車4の回転数に合わせて設定する。これ以上送り量が多いと、通常、砥粒の脱落が発生して工具寿命が短くなったり、研削砥石10がロープ溝4aに食い付いて食い込み傷ができる等の、不安定な加工になる。研削では不安定な加工になる一歩手前の最も効率のよい加工条件を採用することが望ましい。
次に、ロープ溝加工装置7の加工部9の取付配置について図2を用いて説明する。特に、加工部9の研削砥石10の回転軸線16を、駆動綱車4上の加工点4yでの接線17との成す角度がおおよそ30度になるようにモータ取付板12によって固定する。
この加工部9の研削砥石10の回転軸線16と駆動綱車4上の加工点4yでの接線17との成す角度が30度である場合の効果を図5、図6、図7を用いて説明する。図5はロープ溝4aと研削砥石10の加工中における位置関係を示す側面図、図6はその背面図である。ロープ溝4aの修正加工では、ロープ溝4aの底部4h近傍を研削して、底部4hを深くする必要がある。その際、加工粉は加工中に他に逃げ場がないため、図6の加工終了点4zからの接線18に沿って飛ぶ。つまり、この発明によるロープ溝加工装置7の加工部9の取付配置によって、加工紛の飛ぶ方向が1方向に限定されたことになる。
次に、図5の側面図に戻って他の効果を説明する。研削砥石10の加工初期においては、表面の砥粒はロープ溝4aの上辺部4jでは点gが接触する。しかし、90度回転して底部5hでは点fにその接触点は移動する。さらに180度回転すると点gの反対側(点g')で接触する。よって、研削砥石10の表面の砥粒で、加工に寄与する砥粒は回転中に点gより点fに移動し、最後に点g'になる。よって、加工に寄与する砥粒は図5の斜線部の全砥粒となる。この面積は研削砥石10の回転軸線16が接線17に対して30度の場合、表面積の1/4に相当する。つまり、加工に寄与する砥粒数が全砥粒の1/4にも達する。しかし、角度が0度の場合は、接触位置は常に点gとなり、作用砥粒数が極端に少ないため、その一部の砥粒のみ集中して消費し、工具寿命が著しく短くなる。
また、1回転のうち半分の時間(回転)は加工に寄与していないため、表面は自然空冷作用があり、また、砥粒間に付着した加工粉をその遠心力で排出できる。さらに、研削に際して問題となる砥粒速度では、前述のように通常1000mm/分以上が必要である。点gの砥粒速度が最も速いことは自明であるが、点fの砥粒速度の低下分は13%しかない。よって、モータ12の回転数を上げることによって、この砥粒速度は容易に満足できる。
さてここで、研削加工で考慮しなければならない2大項目である研削効率と工具寿命に関してまとめる。この発明による配置構成では、より多くの表面砥粒を作用させ、十分な砥粒速度を確保できるため、研削効率は十分によい。また、冷却効果も十分であるため、工具寿命も長くなる。よって、この発明の実施の形態1によれば、エレベータの長期稼動等によって摩耗の進行したロープ溝4aをロープ溝加工装置7によって修正加工する際に、加工部9の研削砥石10の回転軸線16を、駆動綱車4上の加工点4yでの接線17との成す角度がおおよそ30度になるように配したことにより、研削効率と工具寿命の両立を可能とし、工具交換を含む作業期間、および工具費も含む作業に要する費用を大幅に削減できる。
ここで補足説明として、加工部9の回転軸線16と駆動綱車4上の加工点4yでの接線17との成す角度が90度の場合を図7により考察する。図7から明らかなように、90度の場合は、最も加工しなければならない底部4hにおいて周速がかなり不十分であるため、加工効率が極めて悪い。また、加工粉をロープ溝4aの外へ排出ができず、目詰まりを起こし、温度上昇を引き起こし、結合材等を痛め、著しく工具寿命を短くする。
図8は加工部の回転軸線と駆動綱車上の加工点での接線との成す角度が0度、30度、90度の3条件での加工現象の相違をまとめた図表である。なお、角度の最適値は、一般的に加工条件によって左右される。例えば、砥粒径の分布、砥粒の硬度、砥粒結合剤の保持力、砥石のコスト、溝の被削性、周囲の気温などである。しかし、大まかに30度前後に最適値が存在することが判った。
なお、研削砥石10の砥粒材質および粒径、結合剤の材質、台金(砥石を保持する金属部分)の材質などは、工具コスト、仕上がり形状や要求表面粗度などによって決定すれるもので、この発明で限定されるものではない。また、加工部9の研削砥石10を複数個有するような構成にして、より効率的に修正加工を実施できるようにしても良い。
実施の形態2.
図9はこの発明の実施の形態2におけるエレベータのロープ溝加工装置を示す側面図、図10はこの発明の実施の形態2におけるロープ溝加工装置を示す正面図、図11はこの発明の実施の形態2におけるロープ溝加工装置を示す背面図、図12はこの発明の実施の形態2におけるエレベータのロープ溝加工装置の位置測定値によって送り量を制御する手順を示すフローチャート、図13は温度測定値によって送り量を制御する手順を示すフローチャート、図14は負荷測定値によって送り量を制御する手順を示すフローチャートである。なお、図中、実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
この実施の形態2においては、実施の形態1によるロープ溝加工装置の加工能率をさらに向上させたものであり、集塵機の集塵口19、位置測定装置20、温度測定装置21、負荷測定装置22を取り付け、さらにz方向可動器15の送り量を演算装置23によって制御可能としたものである。
各付加装置の機能について説明する。
先ず、集塵機の集塵口19について説明する。この発明では、加工部9の研削砥石10の回転軸線16と駆動綱車4上の加工点4yでの接線17との成す角度がおおよそ30度になるように配置することにより、図6に示すように、加工終了点4gの接線方向18に、すべての加工粉の排出方向を限定した。この排出時の加工粉の速度は砥粒速度と同じでおおよそ1000mm/分の高速である。よって、加工粉は空気の抵抗を受けるものの、200mm程度はほぼ直線的に飛ぶ。よって、集塵機の集塵口19は、接線18の延長線上にのみあればよく、加工に際して、邪魔にならない位置で良い。そこで、図9のように、砥石の加工終了点4gの接線18の延長線上に位置するように集塵機の集塵口19を配し、モータ取付板12に取り付けている。この際、加工粉の飛散の若干の広がりを考慮した面積の開口を有する形状とし、この集塵口19によって捕捉した加工粉を集塵機(集塵口と集塵機への配管は図示せず)によって周囲の空気と一緒に吸い込めば、ほぼ100%の加工粉を集塵可能である。
通常の加工中では、加工粉による目詰まりを取り除くために適当な時期に研削砥石10の回転を止めて、ワイヤブラシ等で目詰まりを除去する。しかし、このような効率的な集塵によって、この発明では、加工中に詰まりを除去する必要はない。
さらに、通常の加工後は、加工粉の主ロープ2への付着によるロープすべりの増加など悪影響を防止するために、十分な清掃作業が必要になる。しかし、このような効率的な集塵によって、この発明では、加工後の清掃作業はほとんど必要がない。
なお、上記説明では集塵口19はモータ取付板12に取り付けたが、接線18の延長線上であれば、このような取り付け関係に限定する必要はなく、x方向可動器14の可動部に取り付けてもよく、加工において邪魔にならなければどこでもよい。
つまり、この発明では、除去加工によって生じた加工粉を気中での粉塵状態で確実に集塵可能とすることによって、加工粉による加工への悪影響、例えば砥石表面の目詰まりや可動支持部の摺動面への侵入なども防止できる。また、加工粉の主ロープ2への付着やロープ溝4aへの付着を防止できる。その結果として、加工中や加工後の清掃作業の効率が大幅に向上し、修正加工作業を短時間に実施できる。
次に、位置測定装置20について説明する。さて、巻上機の駆動綱車4やそらせ車6を回転自在に保持するベアリング(軸受)の内部にあるボールやコロから成る転動体は、すべて同一径ではない。使用初期においても数ミクロンの違いがあり、長期使用で摩耗が進行すると数十ミクロンにもなる。よって、回転中はいくらかの偏心がある。この偏心は、溝修正加工を必要とする時期には、大きいものでは0.1mm程度にも達する。上記したように、研削砥石10の送り量の制御は0.001mm(1ミクロン)単位で行う必要がある。しかるに、ベアリングの偏心がその100倍もあれば、正常な送り量のみで制御は行えず、送り量が急激に増加し、食い込み傷を生じさせたりする恐れがある。この偏心に周期性があれば、ある程度対策はとれるが、原因である転動体の位置関係が周期的に再現される可能性は著しく低い。よって、偏心の周期性に着目しても、この食い込みを回避することは不可能である。
そこで、位置測定装置20をモータ取付板12に取り付け、駆動綱車4やそらせ車6の基準面(主ロープ2による摩耗を受けない部分、図5の上辺部4jや駆動綱車4に嵌合結合されているブレーキの表面など)とロープ溝加工装置7との半径方向(z方向)の位置を測定し、設定どおりの送り量が確保されるように、z方向可動器15を制御すればよい。
図12は位置測定値によって送り量を制御する手順を示すフローチャートである。実際は演算装置23にて計算・判断・実行される。まず、加工開始時のz方向の位置測定値z0を記憶する。次に、新たな基準面のz方向の位置測定値z1を測定し(ステップS1)、新たな位置測定値z1と加工開始時の位置測定値z0を比較して、位置の変化量△z(=z1−z0)を求める(ステップS2)。そして、この位置変化量△zを基準送り設定値zbに加え、実行送り量z(zb+△z)とし(ステップS3)、z方向可動器15を駆動し、z方向送りを実施する(ステップS4)。以下、この動作を繰り返せば、安定した送り量を確保できる。
つまり、この発明では、位置測定装置20によりその送り量を常に監視制御しているため、送り量を安定化でき、かつ、確実に要求どおりの溝深さが得られる。よって、ロープ溝加工装置7の性能を十分に発揮できる効率的な加工が実現できる。さらに、駆動綱車4やそらせ車6の軸受(ベアリング)の不正回転運動による加工への悪影響(食い付き傷や加工効率低下など)を防止できる。
さて、通常の加工中は、エレベータの駆動機が起動しているため、位置測定装置20の近傍はかなりの電磁ノイズが存在する。よって、位置測定装置20のアナログ信号にはノイズが乗り、正確な位置測定値を得ることは困難である。この対策として、特に光学式スケールや磁気スケールなどのデジタルスケールを有する位置測定装置が有効である。デジタルスケールを有する位置測定装置からの信号は、信号の有無で1ミクロンの位置の変化を表す。よって、どんなにノイズが乗っていても信号の有無は容易に判断ができ、確実に位置測定ができる。
なお、上記説明では、位置測定装置20はモータ取付板12に取り付けたが、基準面の位置を測定できれば、このような取り付け関係に限定する必要はなく、x方向可動器14の可動部に取り付けても、また、装置外に取り付けてもよい(ブレーキ面の位置測定時など)。加工において邪魔にならなければどの位置に取り付けてもよい。
次に、温度測定装置21について説明する。その前に研削熱の悪影響について考察する。加工時の研削砥粒の作用切れ刃(エッジ部)は、ロープ溝を研削している角度180度の間は、300−900℃にまで上昇する。その面積は小さいので、研削していない角度180度の間で自然空冷される。加工効率を上げていくと、発熱量が増加し、自然空冷では不十分になり、砥粒の温度が上昇し、最終的には研削砥石10自体(砥石軸を含む)の温度が上昇する。実際の研削はこの一歩手前の加工効率の条件、つまり、温度がほぼ一定値になる条件で行われる。また、砥粒の作用切り刃は次第に摩耗する。単位時間当たりの送り量(送り速度)が一定であれば、摩耗の進行に連れて、負荷が上昇し、結果として発熱量が増加し、研削砥石の温度が上昇する。さらに、砥石表面に加工粉が堆積して目詰まり状態になると、送り量が一定であれば、研削負荷が上昇し、結果として発熱量が増加し、研削砥石10の温度が上昇する。このように、研削砥石10の温度が、安定加工状態より昇温してしまう可能性はかなり高い。
研削砥石10の温度が上昇すると研削砥石10は熱膨張し、実質的な切り込み量(送り量)が増えることになる。例えば10℃上昇すれば、直径10mmの砥石で、約1ミクロンの切り込み量の増加に相当する。この増加は送り方向(z方向)のみでなく、全周囲におよぶため、加工負荷は著しく増加し、この負荷増加のために、さらに温度が上昇する結果となる。最終的には、高温で砥石表面の砥粒の結合剤が劣化し、砥粒が脱落する。つまり、工具寿命が著しく短くなる。また、食い込み傷等が生じたり、過負荷により装置(主にモータ12)が破損することもある。よって、温度の急激な上昇をさせないために、負荷の小さい加工や、早めの研削砥石10の交換等を行うことになり、加工作業の効率が低下することになる。
そこで、この対策として、モータ取付板12に取り付けた温度測定装置21で研削砥石10の温度を測定し、設定値が温度範囲内になるように送り量を、z方向可動器15によって制御すればよい。
図13は温度測定値によって送り量を制御する手順を示すフローチャートであり、実際は演算装置23の内部で処理される。まず、十分な加工効率を得られるように「下限設定温度Td」と、温度の急上昇を防ぐ「上限設定温度Tu」を予備実験等で決める。次に、温度測定を行い、温度測定値T1を得る(ステップS11)。この温度測定値T1と下限設定温度Tdを比較し(ステップS12)、温度測定値T1が下限設定温度Tdより低いときは、z方向の送り量は通常の基準送り設定zbのままにし(ステップS13)、z方向送りを実施する(ステップS14)。温度測定値T1が下限設定温度Tdと上限設定温度Tuの間の場合は、送り量をゼロとし(ステップS15、S16)、z方向送りを実施し(ステップS14)、自然空冷を実施する。もし、温度測定値T1が上限設定温度Tuを越えた場合は、熱膨張が急激に進行していると判断して、研削砥石10を後退させる。実際は演算装置23内で、送り量zを設定後退送り量(負の送り量)znとし(ステップS15、S17)、z方向可動器15に指令を出す(S14)。以下、この動作を繰り返せば、安定した温度での加工を確保できる。
よって、ロープ溝加工装置7の性能を十分に発揮できる効率的な加工が実現できる。さらに、食い込み傷等の発生を防止できる。
つまり、研削砥石10(砥石軸を含む)の温度上昇を防止することによって、砥石の工具寿命が安定し、工具交換頻度を抑えられ、工具交換費用と工具交換時間の大幅な削減による作業時間の短縮を可能とする。また、熱膨張による加工への悪影響(食い付き傷や過負荷異常停止)を防止できる。結果として、より効率的に修正加工を実施できる。
なお、上記説明では温度測定装置21はモータ取付板12に取り付けたが、研削砥石10の温度を測定できれば、このような取り付け関係に限定する必要はなく、z方向可動器14の可動部に取り付けても、また、装置外に取り付けてもよい。加工において邪魔にならなければどこ位置でもよい。
次に、負荷測定装置22について説明する。その前に加工効率の向上と安定化について考察する。研削加工では、装置が故障しない範囲で、研削砥石10に研削力である回転方向の駆動力を与えることが最も効率的な加工になる。
さて、実際の溝修正加工では各溝の摩耗状態はどれも同じではない。例えば、全周の一部のみ摩耗量が少なく、残りの部分はかなり摩耗している溝(ケース1)があれば、全周の一部のみ摩耗量が多く、残りの部分はあまり摩耗していない溝(ケース2)もある。また、溝幅が広く摩耗している溝(ケース3)もあれば、溝幅が狭く摩耗している溝(ケース4)もある。ここで、一定の送り量でどの溝も加工する計画を立てると、モータ11などの故障を回避するために、加工負荷の高い溝(ケース2やケース4の場合)の送り量を採用せざるを得ない。これでは、他の加工負荷の低い溝(ケース1やケース3の場合)の加工では加工装置の性能が十分に発揮できない。
そこで、モータ取付板12に取り付けた負荷測定装置22で研削砥石用のモータ11の負荷を測定し、測定した負荷が設定値の範囲内になるように送り量を、z方向可動装置15によって制御すればよい。
図14は負荷測定値によって送り量を制御する手順を示すフローチャートであり、実際は演算装置23の内部で処理される。まず、十分な加工効率を得られるような「下限設定負荷Ld」と、装置の故障を防ぐ「上限設定負荷Lu」を予備実験やモータ11の仕様書などのデータで決める。次に、負荷測定を行い、負荷測定値L1を得る(ステップS21)。この負荷測定値L1と下限設定負荷Ldを比較し(ステップS22)、負荷測定値L1が下限設定負荷Ldより低いときは、z方向の送り量は、例えば通常の基準送り設定zbの2倍にして(ステップS23)、z方向送りを実施する(ステップS24)。負荷測定値L1が下限設定負荷Ldと上限設定負荷Luの間の場合は、送り量を基準送り量zbのままとし(ステップS25、S26)、z方向送りを実施する(ステップS24)。もし、負荷測定値L1が上限設定負荷Luを越えた場合は、装置の故障を防止するために、研削砥石10を後退させる。実際は演算装置23内で、送り量zを設定後退送り量(負の送り量)znとして(ステップS25、S27)、z方向可動器15に指令を出す(S24)。以下、この動作を繰り返せば、最も効率的で、かつ、安定した加工を確保できる。
つまり、研削砥石10の駆動装置(モータ11など)の能力を最大限に引き出すことにより、加工効率の高効率、安定化が実現でき、実加工時間の短縮を可能にする。また、砥石の目詰まりや異物の噛み込みなどによる急激な加工異常にも対応でき、食い込み傷や過負荷による装置故障を防止できる。結果として、溝加工装置の性能を十分に発揮できる効率的な修正加工を実施できる。
なお、上記説明では負荷測定装置22はモータ取付板12に取り付けたが、負荷を測定できれば、このような取り付け関係に限定する必要はなく、x方向可動器14の駆動部に取り付けても、また、モータ駆動装置に取り付けてもよい。加工において邪魔にならなければどこでもよい。また、負荷測定方法は、モータヘの供給動力(電圧、電流、ガス流量など)や、指令回転数に対する実質回転数の比などから算出してもよく、特に限定するものではない。
この発明の実施の形態1におけるエレベータのロープ溝加工装置を取り付けた状態を示すエレベータ装置の概略構成図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータのロープ溝加工装置を示す側面図である。 この発明の実施の形態1におけるロープ溝加工装置の可動支持部の可動状態を説明するための側面図である。 この発明の実施の形態1におけるロープ溝加工装置の可動支持部の可動状態を説明するための背面図である。 加工部の回転軸線と駆動綱車上の加工点での接線との成す角度が30度の場合の側面図である。 加工部の回転軸線と駆動綱車上の加工点での接線との成す角度が30度の場合の正面図である。 加工部の回転軸線と駆動綱車上の加工点での接線との成す角度が90度の場合の側面図である。 加工部の回転軸線と駆動綱車上の加工点での接線との成す角度が0度、30度、90度の3条件での加工現象の相違をまとめた表である。 この発明の実施の形態2におけるエレベータのロープ溝加工装置を示す側面図である。 この発明の実施の形態2におけるロープ溝加工装置を示す正面図である。 この発明の実施の形態2におけるロープ溝加工装置を示す背面図である。 この発明の実施の形態2におけるエレベータのロープ溝加工装置の位置測定値によって送り量を制御する手順を示すフローチャートである。 温度測定値によって送り量を制御する手順を示すフローチャートである。 負荷測定値によって送り量を制御する手順を示すフローチャートである。 一般的なエレベータの配置構成を示す概略構成図である。 エレベータ巻上機の駆動綱車の構成を示す概略構成図である。 磨耗が進行した駆動綱車のロープ溝を従来のロープ溝加工装置により再生加工する場合を示す概略構成図である。 加工完了状態を示す概略構成図である。
符号の説明
1 エレベータのかご
2 主ロープ
3 釣合い重り
4 駆動綱車
4a ロープ溝
4y 駆動綱車の加工点
4h ロープ溝の底部
4z 加工終了点
4j ロープ溝の上辺部
5 固定体
6 そらせ車
7 ロープ溝加工装置
8 ロープ溝加工装置の取付部
9 ロープ溝加工装置の加工部
10 研削砥石
11 モータ
12 モータ取付板
13 可動支持部
14 x方向可動器
15 z方向可動器
16 研削砥石の回転軸線
17 駆動綱車の加工点の接線
18 加工終了点4zからの接線
19 集塵機の集塵口
20 位置測定装置
21 温度測定装置
22 負荷測定装置
23 演算装置

Claims (14)

  1. 駆動綱車および巻上機の駆動機を固定するエレベータの固定体と、
    前記固定体に着脱自在に設けられる取付部と、
    前記取付部に設けられ、前記駆動綱車に形成されたロープ溝のうち、エレベータのかごを懸架する主ロープが巻き掛けられていないロープ溝部分に対向するように配置される加工部と、
    前記取付部と加工部との間に設けられ、前記加工部を駆動綱車の回転軸方向(x方向)および駆動綱車の半径方向(z方向)に移動自在に支持する可動支持部とを備え、
    前記加工部は、ロープ溝を一本ずつ研削除去加工する回転型の研削砥石と、この研削砥石を回転させるモータと有しており、
    前記可動支持部は、固定端が前記取付部に固定されたx方向可動器と、前記x方向可動器の可動端に固定されたz方向可動器とから構成され、前記z方向可動器の可動端には研削砥石を回転させる前記モータが固定されており、
    前記加工部の研削砥石の回転軸線が、前記駆動綱車上の加工点からの接線とおおよそ30度の角度を成すように固定させて、各ロープ溝一本ずつの研削除去加工を行うことを特徴とするエレベータのロープ溝加工装置。
  2. そらせ車を固定するエレベータの固定体と、
    前記固定体に着脱自在に設けられる取付部と、
    前記取付部に設けられ、前記そらせ車に形成されたロープ溝のうち、エレベータのかごを懸架する主ロープが巻き掛けられていないロープ溝部分に対向するように配置される加工部と、
    前記取付部と加工部との間に設けられ、前記加工部をそらせ車の回転軸方向(x方向)およびそらせ車の半径方向(z方向)に移動自在に支持する可動支持部とを備え、
    前記加工部は、ロープ溝を一本ずつ研削除去加工する回転型の研削砥石と、この研削砥石を回転させるモータと有しており、
    前記可動支持部は、固定端が前記取付部に固定されたx方向可動器と、前記x方向可動器の可動端に固定されたz方向可動器とから構成され、前記z方向可動器の可動端には研削砥石を回転させる前記モータが固定されており、
    前記加工部の研削砥石の回転軸線が、前記駆動綱車上の加工点からの接線とおおよそ30度の角度を成すように固定させて、各ロープ溝一本ずつの研削除去加工を行うことを特徴とするエレベータのロープ溝加工装置。
  3. 駆動綱車又はそらせ車に形成されたロープ溝を、加工部によって除去加工した時に発生する加工粉を集塵する集塵機を備え、この集塵機の集塵口を、研削砥石の加工終了点からの接線の延長線上に配したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエレベータのロープ溝加工装置。
  4. 駆動綱車又はそらせ車に形成された基準面と取付部との半径方向の相対位置を測定する位置測定装置を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載のエレベータのロープ溝加工装置。
  5. 位置測定装置はデジタルスケールを有することを特徴とする請求項4記載のエレベータのロープ溝加工装置。
  6. 加工部の研削砥石の温度を測定する温度測定装置を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載のエレベータのロープ溝加工装置。
  7. 加工部の研削負荷を測定する負荷測定装置を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項6の何れかに記載のエレベータのロープ溝加工装置。
  8. 加工部の送り量を、位置測定装置の測定値をもとに設定する演算装置を備えたことを特徴とする請求項4又は請求項5記載のエレベータのロープ溝加工装置。
  9. 加工部の送り量を、温度測定装置の測定値をもとに設定する演算装置を備えたことを特徴とする請求項6に記載のエレベータのロープ溝加工装置。
  10. 加工部の送り量を、負荷測定装置の測定値をもとに設定する演算装置を備えたことを特徴とする請求項7記載のエレベータのロープ溝加工装置。
  11. 研削砥石を複数個有することを特徴とする請求項1〜請求項10の何れかに記載のエレベータのロープ溝加工装置。
  12. 駆動綱車および巻上機の駆動機を固定するエレベータの固定体と、前記固定体に着脱自在に設けられる取付部と、前記取付部に設けられ、前記駆動綱車に形成されたロープ溝のうち、エレベータのかごを懸架する主ロープが巻き掛けられていないロープ溝部分に対向するように配置される加工部と、前記取付部と加工部との間に設けられ、前記加工部を駆動綱車の回転軸方向(x方向)および駆動綱車の半径方向(z方向)に移動自在に支持する可動支持部とを備え、前記加工部は、ロープ溝を一本ずつ研削除去加工する回転型の研削砥石と、この研削砥石を回転させるモータと有しており、前記可動支持部は、固定端が前記取付部に固定されたx方向可動器と、前記x方向可動器の可動端に固定されたz方向可動器とから構成され、前記z方向可動器の可動端には研削砥石を回転させる前記モータが固定されており、前記加工部の研削砥石の回転軸線が、前記駆動綱車上の加工点からの接線とおおよそ30度の角度を成すように固定させて、各ロープ溝一本ずつの研削除去加工を行うエレベータのロープ溝加工において、
    主ロープが巻き掛けられた状態のまま前記駆動綱車を回転させるとともに、前記研削砥石を回転させることにより、前記ロープ溝を除去加工することを特徴とするエレベータのロープ溝加工方法。
  13. そらせ車を固定するエレベータの固定体と、前記固定体に着脱自在に設けられる取付部と、前記取付部に設けられ、前記そらせ車に形成されたロープ溝のうち、エレベータのかごを懸架する主ロープが巻き掛けられていないロープ溝部分に対向するように配置される加工部と、前記取付部と加工部との間に設けられ、前記加工部をそらせ車の回転軸方向(x方向)およびそらせ車の半径方向(z方向)に移動自在に支持する可動支持部とを備え、前記加工部は、ロープ溝を一本ずつ研削除去加工する回転型の研削砥石と、この研削砥石を回転させるモータと有しており、前記可動支持部は、固定端が前記取付部に固定されたx方向可動器と、前記x方向可動器の可動端に固定されたz方向可動器とから構成され、前記z方向可動器の可動端には研削砥石を回転させる前記モータが固定されており、
    前記加工部の研削砥石の回転軸線が、前記駆動綱車上の加工点からの接線とおおよそ30度の角度を成すように固定させて、各ロープ溝一本ずつの研削除去加工を行うエレベータのロープ溝加工において、
    主ロープが巻き掛けられた状態のまま駆動綱車および前記そらせ車を回転させるとともに、前記研削砥石を回転させることにより、前記ロープ溝を除去加工することを特徴とするエレベータのロープ溝加工方法。
  14. 駆動綱車又はそらせ車に形成されたロープ溝を、加工部によって除去加工した時に発生する加工粉を集塵する集塵機を備え、この集塵機の集塵口を、研削砥石の加工終了点からの接線の延長線上に配し、駆動綱車および研削砥石の回転と同時に前記集塵機を運転することにより、発生する加工紛を前記集塵口によって捕集することを特徴とする請求項12又は請求項13記載のエレベータのロープ溝加工方法。
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