JP4834657B2 - ガスケットによる密封構造 - Google Patents

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Description

本発明は、収納部を有するベースと、このベースに前記収納部を閉塞するように取り付けられるカバーとの間を、ゴム状弾性材料からなるガスケットを介して密封する密封構造に関し、例えばハードディスクドライブ装置(以下、HDDという)におけるベースとカバーとの間の密封構造として有用なものに関する。
HDDは、磁気ディスクへのデータの書き込み及び読み出しの妨げとなる塵埃や水分が外部から侵入するのを、極力防止しなければならない。このため、磁気ディスクや、データ読み出し及び書き込み用のヘッド及びその駆動装置等が収められているベースと、これを密閉するカバーとの間には、ガスケットが介在されている。
図9は、ガスケットによる密封構造の従来技術を示す部分断面図である。この図9において、参照符号101は、HDDにおけるベース、参照符号102はカバーである。ベース101は、不図示の磁気ディスクや磁気ヘッド及びその駆動装置等が収められる収納部101aが、側板部101bによって囲まれている。また、カバー102は、例えばステンレス鋼やアルミニウム等の金属板のプレス成形により製作されたものであって、その内面における外周部に、ゴム状弾性材料からなる無端形状のガスケット104が一体的に成形されている。ガスケット104は、ベース101の側板部101bの上面に密接されるシールリップ104aを有する(例えば特許文献1の図面参照)。
特開2004−36630号公報
ところが、上記特許文献1のような従来の密封構造によれば、ガスケット104がベース101の側板部101bの上面に密接されるものであるため、ベース101とカバー102による装置外殻の厚さ(高さh)が大きくなってしまい、装置の薄型化の要求に対応することが困難であった。
図10は、従来の技術においてカバー102の撓みが発生した状況を誇張して示す断面図である。すなわち、この図10に示されるように、カバー102は、その外周部が、ベース101の側板部101bの上面に、複数の螺子部材103で結合されることにより取り付けられるため、ベース101の側板部101bとカバー102との間で圧縮を受けるガスケット104の反発力によって、カバー102が、螺子部材103による結合部の間の位置で外側へうねるように変形される。このため、ベース101の側板部101bの上面に対するガスケット104の面圧が不均一となり、螺子部材103による結合部の間の位置で密封に必要な面圧が不足しやすかった。
本発明は、以上のような点に鑑みてなされたものであって、その技術的課題とするところは、ベースとカバーによる装置外殻の薄型化を容易にすると共に、ガスケットの反発力によるカバーの不均一な変形及びこれによるガスケットの部分的な面圧不足を防止することにある。
上述した技術的課題を有効に解決するための手段として、請求項1の発明に係るガスケットによる密封構造は、収納部を有するベースと、このベースに前記収納部を閉塞するように嵌合されるカバーとの間を、ゴム状弾性材料からなるガスケットを介して密封する密封構造であって、前記ガスケットは、前記カバーの外周縁及び下面外周部に一体的に接着されてその接着部から外周側かつ前記収納部側へ斜めに延びる基部と、この基部における前記接着部と反対側の端部から外周側へ、前記収納部と反対側が凹形状となるように延びるシールリップからなり、前記ベースと前記カバーが互いに嵌合されたときに、前記シールリップが、前記カバーの側周面を包囲するように延びる前記ベースの側板部に、前記基部に対して前記収納部と反対側へ折り返されるように座屈した状態で密接されるものである。
この構成によれば、シールリップが、座屈状態でベースの側板部に密接されるので、シールリップの応力が座屈によって吸収され、その結果、ガスケットが柔らかくなって、ベース及びカバーに対する変形力が緩和される。また、シールリップが、ベースにおける収納部と反対側が凹形状となるように延びることにより、ベースの収納部と反対側へシールリップが倒れるように座屈しているので、カバーをベースの収納部と反対側へ(ベースとカバーを互いに開く方向へ)相対移動させる過程では、他方の側周面との摩擦によってシールリップが起立方向へ変形し、シール面の面圧が増大するので、離脱抵抗が増大する。
また、請求項2の発明に係るガスケットによる密封構造は、請求項1に記載の構成において、ガスケットの基部とベースの側板部の間の隙間の断面積をS、シールリップの断面積をS、シールリップの凹形状の底部からカバーの上面までの高さをH、ガスケットの基部から外周側へのシールリップの突出幅をWとすると、次の2式、
≧S ・・・(1)
H>W ・・・・(2)
の一方又は双方を満足するものである。
この構成によれば、ベースの側板部とガスケットの基部との間に挟み込まれたシールリップが、前記ガスケットの基部とベースの側板部の間から外側へはみ出すのを防止できる。
請求項1の発明に係るガスケットによる密封構造によれば、ガスケットが柔らかくなって、ベース及びカバーに対する変形力が緩和されるので、機器の小型化により小型化・薄肉化され剛性の低下したベース及びカバーの変形を、有効に抑制することができる。しかも離脱抵抗の増大によって、螺子などによる結合手段への依存度を減少させ、コストを低減することができる。
請求項2の発明に係るガスケットによる密封構造によれば、請求項1による効果に加え、ベースとカバーの間からシールリップが外側へはみ出すのを有効に防止することができる。更に、このことは、厚み方向寸法を減少させることによる装置の薄型化の観点でも有効である。
本発明に係るガスケットによる密封構造の第一の形態を、ベースとカバーの未嵌合状態で示す部分断面図である。 第一の形態を、ベースとカバーの嵌合状態で示す部分断面図である。 第一の形態に対する比較形態を示す部分断面図である。 第一の形態におけるカバーの形状変更例を、ベースとカバーの未嵌合状態で示す部分断面図である。 第一の形態におけるカバーの形状変更例を、ベースとカバーの嵌合状態で示す部分断面図である。 本発明に係るガスケットによる密封構造において、ベース、カバー及びガスケットの隅部を示す平面図である。 ガスケットを図6におけるXX−XX位置で切断した断面図である。 ガスケットを図6におけるXXI−XXI位置で切断した断面図である。 ガスケットによる密封構造の従来の技術を示す断面図である。 ガスケットによる密封構造の従来の技術においてカバーの撓みが発生した状況を誇張して示す断面図である。
符号の説明
1 ベース
11 収納部
12,22 側板部
12a 内側面
22a 外側面
22c 先端部
2 カバー
2a 外周縁
21 天板部
4 ガスケット
41 シールリップ
41a シール面
41b 溝
42 基部
A 隅部
B ストレート部(隅部A以外の部分)
図1は、本発明に係るガスケットによる密封構造の第一の形態を、ベース1とカバー2の未嵌合状態で示す部分断面図、図2は、同じくベース1とカバー2の嵌合状態で示す部分断面図である。この第一の形態において、カバー2は平板状のものであって、ベース1の収納部11に内嵌めされ、外周縁2aが、ベース1の側板部12の内側面12aに、不図示の螺子部材によるベース1とカバー2の結合方向(図1及び図2における上下方向)と略垂直な方向に対向するようになっている。
カバー2の外周部には、ゴム状弾性材料からなるガスケット4が一体的に設けられている。このガスケット4は、例えば、金型を用いた射出成形等によってカバー2の外周部に一体的に加硫成形されたものであって、図1に示されるように、前記カバー2の外周縁2aから下面外周部2bにかけて一体的に接着された基部42と、この基部42の外周側へ、ベース1の収納部11と反対側(図における上側)が凹形状となるように延びるシールリップ41からなり、このシールリップ41が、カバー2の外周縁2aの外周側を包囲するように延びるベース1の側板部12の内側面12aに、図2に示されるように、座屈状態で密接されるようになっている。
詳しくは、ガスケット4は、図1に示される未嵌合状態において、基部42が、カバー2の外周縁2a及び下面外周部2bとの接着部から外周かつ下方(ベース1の収納部11側)へ斜めに延びており、シールリップ41はそこから外周側へ鍔状に張り出している。そして、シールリップ41における上面(ベース1の収納部11と反対側の面)には、基部42の外周面と共に断面略J字形をなすように延びるR面状の溝41bが周設されている。
ここで、シールリップ41を、基部42の外周面42aよりも外周側の部分として定義すると、ベース1の断面上でカバー2及びガスケット4の断面を一点鎖線で示されるようにその嵌合位置に投影した場合、ベース1の側板部12と、投影したガスケット4の基部42との間の隙間の断面積をS、図中に点々を付して示されるシールリップ41の断面積をSとすると、
≧S ・・・(1)
となっており、また、溝41bの溝底からカバー2の上面までの高さをH、基部42から外周側へのシールリップ41の突出幅をWとすると、
H>W ・・・・(2)
である。なお、ここでいう「溝41bの溝底」は、請求項2に記載された「凹形状の底部」に相当する。また、カバー2の外周縁2aとベース1の側板部12の内側面12aとの間の寸法をL、前記外周縁2aからのガスケット4の張り出し長さをLとすると、当然ながら、
>L ・・・(3)
である。
この第一の形態によれば、カバー2を、図1に実線で示される未装着状態から、一点鎖線で示されるようにベース1の側板部12の内周に、その上端と面一となる位置まで押し込む過程で、図2に示されるように、ガスケット4が、基部42に対してシールリップ41が溝41bを境にして外側へ座屈した状態で、ベース1の側板部12の内側面12aと、カバー2の外周縁2aとの間に介在される。これは、L>Lであること、及びシールリップ41にベース1の側板部12との摩擦力が作用することによって、溝41bにおいて屈曲されるからである。このため、先に説明した図9のように、ベース101とカバー102の結合方向に対してガスケット104を直列に介在させた場合に比較して、ベース1とカバー2による装置外殻の厚さ(高さh)を減少させることができる。更にこのことは、厚み方向寸法を減少させることによる装置の薄型化の観点でも有効である。
ここで、図3は、第一の形態に対する比較形態を示す部分断面図である。この比較形態によるガスケット40は、カバー2の外周縁2aから外周側へ張り出した、単純な突出形状とすることによって、ベース1の側板部12とガスケット40の基部42との間で圧縮されてシールを行うようにしたものである。
この比較形態によれば、ベース1の側板部12の寸法精度のばらつきに起因するガスケット40の面圧のばらつきが大きく、また、カバー2を、図3に実線で示される未装着状態から、一点鎖線で示されるようにベース1の側板部12の内周に、その上端と面一となる位置まで押し込む過程で、ガスケット40が圧縮されると共に、前記側板部12の内側面12aとの摩擦によって曲げ変形を受けるので、その先端40aがはみ出してしまう。しかも、曲げ変形に対するガスケット40の復元力は、カバー2をベース1の収納部11から外側へ押し戻す方向へ作用することになる。
これに対し、第一の形態によれば、カバー2をベース1に内嵌めする過程でガスケット4が図2のように座屈されるので反発力が比較的小さく、このため装着が容易であると共に、HDDの小型化により小型・薄肉化されたベース1及びカバー2がガスケット4の反発力で変形するのを有効に抑制することができる。しかもベース1の側板部12の厚さ方向に対する寸法精度のばらつきに対してシールリップ41が良好に追随可能であると共に、シールリップ41が外向きとなるため、外部ダストに対する優れた密封性を奏する。
更に、図2の状態からベース1とカバー2とを互いに上下に開こうとした場合は、ベース1の側板部12が、ガスケット4に対して相対的に下方へ移動することになるので、シールリップ41が前記側板部12の内側面12aとの摩擦力により起立変形しようとすることによって、シール面41aの面圧が増大すると共に、シールリップ41の傾斜方向への復元力は、ベース1の底板部13とカバー2とを互いに近接させる方向に作用するため、ガスケット4自体がベース1とカバー2間の結合力を発現することになる。したがって、ベース1とカバー2の結合を螺子部材に依存する割合を減少させ、螺子部材の数を減少させて、部品コストや組立時の作業コストを低減することができる。
また、(1)式及び/又は(2)式を満足する寸法関係とすれば、シールリップ41が、ベース1の側板部12とガスケット4の基部42との間で圧縮されることにより前記側板部12の上端とカバー2の上面との間から外側へはみ出すのを、有効に防止することができる。
図4は、上記第一の形態におけるカバーの形状変更例を、ベースとカバーの未嵌合状態で示す部分断面図、図5は、同じくベースとカバーの嵌合状態で示す部分断面図である。この例のものは、カバー2が、天板部21と、その外周縁に沿って略垂直に屈曲形成された側板部22からなるものである点で、図1及び図2と異なっている。
ゴム状弾性材料からなるガスケット4は、図4に示されるように、カバー2の側板部22の外側面22aから先端部(下端面)22cにかけて一体的に接着された基部42と、この基部42の外周側へ、ベース1の収納部11と反対側(図における上側)が凹形状となるように延びるシールリップ41からなり、このシールリップ41が、カバー2の側板部22の外周側を包囲するように延びるベース1の側板部12の内側面12aに、図5に示されるように、座屈状態で密接されるようになっている。
また、この例においても、先に説明した図1と同様、好ましくは(1)式及び/又は(2)式と、(3)式による寸法関係が適用される。
したがって、この場合も、ガスケット4が低反発であるため、カバー2の装着が容易で、ベース1及びカバー2への変形力も小さく、それにも拘らず外部ダストに対する密封性に優れ、ベース1とカバー2の結合を螺子部材に依存する割合を減少させることができ、更には、ベース1の側板部12とガスケット4の基部42との間からシールリップ41が外側へはみ出すのを有効に防止することができる。
なお、ベース1及びカバー2がHDD用であって、外観が直方体状をなしているものは、平面投影形状における各隅部を丸く形成し、その曲率半径が大きいほど密封性が向上する。ここでは、隅部における密封性を向上させるための方法を説明する。
図6は、この方法を説明するための、ベース1、カバー2及びガスケット4の隅部Aを示す平面図、図7は、ガスケット4を図6におけるXX−XX位置で切断した断面図、図8は、ガスケット4を図6におけるXXI−XXI位置で切断した断面図である。すなわち図6に示される例では、ベース1の側板部12の内側面12aと、これに密接されるガスケット4の外周シール面41aは、平面投影形状が長方形の四つの隅部(図では一つの隅部のみ示される)Aを丸めた形状をなしている。
ガスケット4は、基本的には先に説明した図1と同様のものであって、すなわち図7及び図8に示されるように、カバー2の外周部一体的に接着された基部42と、この基部42の外周側へ、ベース1の収納部と反対側が凹形状となるように断面略J字形をなして延びるシールリップ41からなり、このシールリップ41の外周シール面41aが、カバー2の外周縁2aの外周側を包囲するように延びるベース1の側板部12の内側面12aに座屈状態で密接されるようになっている。
ガスケット4の外周シール面41aは、図6に一点鎖線で示される未装着状態では、各隅部Aにおける湾曲面の曲率半径rが、この隅部Aにおけるベース1の側板部12の内側面12aの曲率半径rよりも小さいものとなっている。
またこのガスケット4は、図7と図8の比較からも明らかなように、隅部Aでは、カバー2の外周縁2aからの突出長さLが、隅部A以外の部分であるストレート部B(多角形の各辺に相当する部分)における突出長さLよりも大きいものとなっている。
上記構成によれば、ベース1及びガスケット4の平面投影形状が、隅部Aを丸めた多角形をなすものにおいて、ガスケット4のつぶし量δが、ストレート部Bよりも隅部Aで大きくなる。そして、プレス成形により製作されるベース1は、HDDの小型化に伴い、隅部Aを高精度に成形することが困難になるが、上述のように、ガスケット4のつぶし量δが隅部Aで大きくなることによって、この隅部Aでの良好な密封性を確保することができる。
本発明は、例えばHDDにおけるベースとトップカバーとの間の密封構造として有用である。

Claims (2)

  1. 収納部(11)を有するベース(1)と、このベース(1)に前記収納部(11)を閉塞するように嵌合されるカバー(2)との間を、ゴム状弾性材料からなるガスケット(4)を介して密封する密封構造であって、前記ガスケット(4)は、前記カバー(2)の外周縁(2a)及び下面外周部(2b)に一体的に接着されてその接着部から外周側かつ前記収納部(11)側へ斜めに延びる基部(42)と、この基部(42)における前記接着部と反対側の端部から外周側へ、前記収納部(11)と反対側が凹形状となるように延びるシールリップ(41)からなり、前記ベース(1)と前記カバー(2)が互いに嵌合されたときに、前記シールリップ(41)が、前記カバー(2)の側周面を包囲するように延びる前記ベース(1)の側板部(12)に、前記基部(42)に対して前記収納部(11)と反対側へ折り返されるように座屈した状態で密接されることを特徴とするガスケットによる密封構造。
  2. ガスケット(4)の基部(42)とベース(1)の側板部(12)の間の隙間の断面積をS、シールリップ(41)の断面積をS、シールリップ(41)の凹形状の底部からカバー(2)の上面までの高さをH、ガスケット(4)の基部(42)から外周側へのシールリップ(41)の突出幅をWとすると、次の2式、
    ≧S ・・・(1)
    H>W ・・・・(2)
    の一方又は双方を満足することを特徴とする請求項1に記載のガスケットによる密封構造。
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