JP2549175Y2 - パッキン - Google Patents

パッキン

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JP2549175Y2
JP2549175Y2 JP1989107999U JP10799989U JP2549175Y2 JP 2549175 Y2 JP2549175 Y2 JP 2549175Y2 JP 1989107999 U JP1989107999 U JP 1989107999U JP 10799989 U JP10799989 U JP 10799989U JP 2549175 Y2 JP2549175 Y2 JP 2549175Y2
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lip
manhole
manhole cover
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一浩 佐藤
岩雄 宮地
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エヌオーケー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はパッキンに関し、特にマンホール等の蓋に
用いられるパッキンに関するものである。
〔従来技術およびその解決しようとする課題〕
一般に、マンホールとして知られるものには、第5図
に示すものがある。
このマンホールは、土中に埋設されるとともに排水が
通過する排水管24の一部分に、円筒形をなすとともに上
端が地表面まで達するマンホール枠26を設け、このマン
ホール枠26の上端に、円盤状をなすマンホール蓋27を、
外部の力(たとえば人力など)によって容易に開閉可能
であるように設けた構成を有している。
そして、第6図に、前記マンホール枠26の上端と前記
マンホール蓋27の端部との係合部分の拡大図を示すが、
前記マンホール枠26には、その上端内周面に、径方向内
方に突出した突出部25が複数箇所に設けられている。こ
の突出部25は、マンホール枠26を樹脂成形するときにラ
ンナーのゲート部により形成されるものである。
このため、マンホール蓋27に実開昭60−80142号公報
の図面に示されているような多数のリップを有する密封
具を取り付けた場合には、挿入時に突出部25によりリッ
プが損傷されることになる。それ故、損傷したリップよ
り水等が侵入することになる。
また、マンホール枠26及びマンホール蓋27は、樹脂等
で形成された成形肌の表面状態のため、間隙を形成する
周面直径の寸法にばらつきが生ずる。特に、樹脂製品は
温度により周面直径の寸法が変化する。更には、周面の
心円度が不正確になる。このため、リップと接触周面と
の接合面間に間隙が生じることになり、リップの密封能
力に問題を内在する。特に、マンホール枠26およびマン
ホール蓋27は、製作における精度から、両者を組み付け
た時に、両者間にクリアランス28が生じるので、水等が
侵入することになる。このため図中矢印Aから排水管4
へ水等が流入することになる。本考案は上記の問題点を
解決し、マンホール蓋27に取付けられて、マンホール蓋
27とマンホール枠26との間を完全にシールするととも
に、マンホール蓋27の開閉が容易であり、かつ、マンホ
ール蓋27の開閉時にマンホール蓋27から脱落することの
ないパッキンを提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上述の課題を解決するために成されたもの
であつて、その技術的手段は、以下のように構成されて
いる。すなわち、開口部を有するマンホール枠(6)
と、マンホール枠(6)の開口部に装着されるマンホー
ル蓋(7)との間隙に設けられるゴム状弾性材製のパッ
キンであつて、 マンホール蓋(7)の間隙形成周面に嵌着される環状の
取付部(2)、(12)と、取付部(2)、(12)に連結
する鍔状のリップ支持部(3),(13)と、リップ支持
部(3)、(13)に連結して先端部分がマンホール枠
(6)の対向する間隙形成周面に密接する環状のリップ
部(4)、(14)とを備え、前記リップ支持部(3)、
(13)またはリップ支持部(3)、(13)とリップ部
(4)、(14)との連結近傍にリップ部(4)、(14)
よりも薄肉に形成され薄肉部分を有し、且つ前記リップ
部(4)の先端分の前記マンホール蓋(7)の開放方向
側の側面に傾斜した角度(θ)の角度面が形成されてい
るものである。
[作用] 本考案は上記の手段を採用したことにより、マンホー
ル蓋をマンホール枠の開口部に取り付ける場合には、リ
ップ部がその厚肉部よりも薄肉に形成したリップ支持部
を介して軸方向(装着方向と反対方向)に変形すること
により、パッキン全体がほとんど抵抗なくマンホール枠
とマンホール蓋との間に嵌合され、リップ部の先端部が
マンホール枠の内周面に当接し、それとの間がシールさ
れる。一方、マンホール蓋をマンホール枠の開口部から
取り外す場合には、リップ部がその厚肉部よりも薄肉に
形成したリップ支持部を介して軸方向(取外し方向と反
対方向)に変形することにより、取付部がマンホール蓋
と一体にマンホール枠から取り外され、取付部に追従し
てリップ部がほとんど抵抗なくマンホール枠から取り外
されることとなる。
〔実施例〕
以下、本考案によるパッキンの実施例について、図面
を参照しつつ説明する。
第1図には、本考案によるパッキンの一実施例が示さ
れている。
このパッキン1は、環状をなす取付部2と、この取付
部2の外側の設けられ、先端部が軸線に垂直な方向に対
して所望の角度θの角度面(好ましくはθ=−45°〜45
°)となっているリップ部4と、このリップ部4と前記
取付部2とを連結するとともに、前記リップ部4の厚肉
部よりも薄く形成されるリップ支持部3とを有してい
る。
上記のように構成されるパッキン1は、第2図に示す
ように、排水の通過する排水管(図示せず)の一部分に
設けられ、筒形をなすとともに上端部内周面に突出部で
あるゲート孔5が複数箇所設けられているマンホール枠
6に対して開閉可能に設けるマンホール蓋7に、その下
部に形成された取付面8に接着剤を塗布したのち接着す
ることで取付られる。
前記取付面8は、マンホール蓋7の下部に形成され、
周方向にわたって形成される面と、この面に連続して形
成されるとともに、直交する面とで構成されているもの
である。
次に、パッキン1を取付けたマンホール蓋7を、第2
図に示すように、その端部がマンホール枠6の上端と係
合するよう、マンホール枠6にかぶせる。
このとき、前記パッキン1は、まずリップ部4がマン
ホール枠6の上端と当接し、そしてマンホール蓋7をマ
ンホール枠6にかぶせるにつれ、リップ支持部3が径方
向内方に屈曲し、リップ部4がマンホール枠6の上端の
内周面と摺動しつつマンホール枠6内に入り込む。
そして、マンホール蓋7がマンホール枠6の上端を閉
塞した時には、パッキン1は、マンホール枠6の内側か
ら、リップ支持部3の屈曲による復元力でマンホール枠
6の内周面を径方向外方に押圧し、マンホール枠6の内
周面をシールすることとなる。
したがって、前記パッキンには、一般的なパッキンの
ように、パッキン全体が変形してシール機能を発揮す
る、所謂つぶししろを設けていないため、リップ部4は
マンホール枠6内周面を十分にシールするとともに、容
易に摺動可能なものとなっている。
次に、マンホール蓋7をマンホール枠6から取り外す
過程について説明する。
まず、マンホール蓋7を外部の力(図示せず)によっ
てマンホール枠6から持ち上げると、パッキン1は、そ
のリップ部4がマンホール枠6の内周面と摺動しつつマ
ンホール蓋7と一体に上方へ移動する。
そして、リップ部4がマンホール枠6上端のゲート孔
5の上端と当接すると、リップ部4はゲート孔5の下端
で係止され、さらにマンホール蓋7を持ち上げることに
より、パッキン1は、リップ部4に比べてリップ支持部
3が肉薄なので、リップ支持部3がマンホール蓋7を取
り外す方向と反対方向に屈曲し、ちょうど第3図に示す
ように、リップ部4が変形することなくめくれた状態と
なる。
この状態からマンホール蓋7をさらに持ち上げると、
パッキン1は、マンホール蓋7と一体に、マンホール枠
6からはずれることとなる。
上記の過程において、パッキン1は、そのリップ部4
がゲート孔5下端に係止した際に、リップ支持部3が容
易に屈曲するので、マンホール蓋7と一体となってマン
ホール枠6からはずれる際には、パッキン1には大きな
力を加えなくてもよいものである。
また、前記パッキン1は、マンホール蓋7の下部の、
2つの互いに垂直な面を有する取付面8に取付けられる
ので、マンホール蓋7に強固に取付けられており、した
がってマンホール蓋7から脱落しにくいものである。
よって、上記のことから、本考案によるパッキン1
は、マンホール蓋7に取付けられて、マンホール枠6の
内周面をシールするとともに、マンホール蓋7の開閉に
大きな力を必要とせず、さらに、マンホール蓋7の開閉
時にマンホール蓋7から脱落することのないものとなる
ものである。
次に、第4図に、本考案によるパッキンの他の実施例
を示す。
このパッキン11は、環状をなす取付部12と、この取付
部12の中央から、径方向外方に向かって連設されたリッ
プ支持部13と、このリップ支持部13の先方に連続して設
けられ、リップ支持部13に比べて厚みを有するリップ部
14とを有しており、さらに、第4図に示すように、上下
対称となっているものである。
そして、このパッキン11をマンホール蓋に取付けた際
には、前記実施例と同様に、マンホール枠の内周面をシ
ールするとともに、マンホール蓋の開閉に大きな力を必
要とせず、またマンホール蓋の開閉時にマンホール蓋か
ら脱落することがなく、さらにマンホール蓋に取付ける
際に、上下部を確認して取付ける必要がないものとな
る。
[考案の効果] イ)本考案は、リップ部の付根側が厚肉部より弾性力の
弱い薄肉部分に形成されているから、薄肉部分側の弾性
力を強く受けない厚肉部の単独の弾性力によつてマンホ
ール枠の間隙形成周面の径寸法にばらつきがあつてもそ
れに対応して密接することが可能になる。更に、リップ
部が接合する間隙形成周面の寸法が製造したままの表面
状態で荒さが荒くとも、角度面と周面とにより形成され
る断面角状を成す先端部分により馴染み性をよくすると
共に、全体のうちの一番薄いリップ部の付根側の薄肉部
分に支持されても角状を成す先端部分が薄肉部分より角
状により薄く形成されるから、密封能力を発揮すること
が可能になる。それ故。マンホール等の間隙をシールす
るパッキンとして優れた効果を発揮する。
ロ)また、間隙形成周面に製造上の突出部が付いていて
も、リップ部の付根側の薄肉部分によつてリップ部の挿
入を容易にし、リップ部に損傷を与えることなく着脱で
きるので、マンホール蓋を閉じると、閉じた挿入上方よ
りパッキンが見えなくなるが、パッキンの取付は正常な
挿入であるから密封効果を長期にわたつて発揮すること
が期待できる。その結果、マンホールのようなパッキン
として優れた効果を発揮する。
ハ)更にリップ部は、先端部分が傾斜した角度面と周面
とにより角状に形成されているので、この角度面により
形成される先端部分の寸法が正確で、しかも角状に形成
されるから、薄肉部分と協働して先端部分が間隙形成面
との摩擦で簡単にリップ部が裏返しされやすく、また、
角度面が突出したゲート孔に当接して裏返しが確実にな
る。したがつて、リップ部を損傷させることなくマンホ
ール蓋をマンホール枠から容易に開くことが可能にな
る。特に、マンホール枠の間隙形成面は、機械加工する
と想像以上のコスト高になるので、パッキンにその機能
が要求される。このため、機械加工(メスでカットす
る)によりパッキンの角度面を正確に形成することによ
り、または成形型にこの角度面を形成する成形面の角度
が設けられてパッキンの角度面を正確に形成することに
より、上述の間隙形成面が粗くとも角状をなす先端部分
によりシール効果を発揮させることができる。そして、
マンホール蓋を開くとき、リップ部や先端部分を損傷さ
せることなく容易に蓋を開くことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるパッキンの一実施例を示す縦断面
図、第2図は第1図に示すパッキンをマンホール蓋に取
付けたのちにこのマンホール蓋でマンホール枠を閉塞し
た状態を示す要部断面図、第3図は第2図に示す状態か
ら、マンホール蓋をマンホール枠から取り外す時の状態
をしめす要部断面図、第4図は本考案によるパッキンの
他の実施例を示す縦断面図、第5図はパッキンを取付け
ていない時のマンホールを示す概略断面図、第6図は第
5図の要部拡大図である。 1、11……パッキン 2、12……取付部 3、13……リップ支持部 4、14……リップ部 5、25……ゲート孔(突出部) 6、26……マンホール枠 7、27……マンホール蓋 8……取付面 24……排水管 28……クリアランス

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口部を有するマンホール枠(6)と、前
    記マンホール枠(6)の開口部に装着されるマンホール
    蓋(7)との間隙形成周面間に設けられてシールするゴ
    ム状弾性材製のパッキンであつて、 前記二部材のうちの前記マンホール蓋(7)の前記間隙
    形成周面に嵌着される環状の取付部(2)(12)と、前
    記取付部(2)(12)に連結する鍔状のリップ支持部
    (3)(13)と、前記リップ支持部(3)(13)に連結
    して先端部分が前記マンホール枠(6)の前記間隙形成
    周面に密接する環状のリップ部(4)(14)とを備え、
    前記リップ支持部(3)(13)または前記リップ支持部
    (3)(13)と前記リップ部(4)(14)との連結近傍
    に前記リップ部(4)(14)よりも薄肉に形成された薄
    肉部分を有し、且つ前記リップ部(4)の先端部分が前
    記マンホール蓋(7)の開放方向側の側面に傾斜した角
    度(θ)の角度面を有すると共に前記角度面と鋭角を成
    す周面を有して先端に向つて断面角状を成す形状に形成
    されていることを特徴とするパッキン。
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