JP4833182B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、移動体としての自動車などに装着される機器本体に対し移動自在な可動部としてのフロントパネルなどを備えた電子機器に関する。
移動体としての自動車のインストルメントパネル(以下インパネと呼ぶ)には、電子機器としてのカーステレオ(例えば、特許文献1参照。)が取り付けられる。カーステレオは、前記インパネに取り付けられる機器本体と液晶ディスプレイ等の表示部や各種操作ボタンを有する可動部としてのフロントパネルとを備えている。
機器本体は、CDプレーヤ、MD(Mini disc)プレーヤやナビゲーション装置を構成するDVD−ROMプレーヤなどを内蔵している。フロントパネルは、液晶ディスプレイなどに前記ナビゲーション装置における地図情報や、CDプレーヤ及びMDプレーヤの再生状況を示す情報などを表示する。また、フロントパネルは、前記ナビゲーション装置、CDプレーヤ、MDプレーヤの各種機能の動作指令を行う際に操作されるタッチスイッチや押圧ボタンが設けられている。
前述したカーステレオは、インパネに装着する際にかかる設置スペースを抑制するために、機器本体の使用者に相対する一つの面(以下前面と称する)に前記CD、MD、DVD−ROMを機器本体内に出し入れ自在とする挿入口を設けている。さらに、カーステレオは、前記前面を覆う第1の位置と前記前面の少なくとも一部を開放する第2の位置とに亘って、フロントパネルをスライド移動可能としている。このため、前面には、フロントパネルを第1の位置と第2の位置とに亘って移動させる移動手段や、機器本体とフロントパネルとを電気的に接続するFPCなどを機器本体に出し入れするための開口部が設けられている。
また、カーステレオは、機器本体内の熱せられた空気を機器本体の背面側から機器本体外に排出して、当該機器本体内の電気部品などを冷却するための冷却ファンが設けられている。この冷却ファンによって、前記開口部を通して外気が機器本体内に吸引される。
前述したカーステレオは、フロントパネルを機器本体の前面の少なくとも一部を開放する第2の位置に位置させて、CD、MD、DVD−ROMなどを機器本体内に出し入れする。CD、MD、DVD−ROMなどを機器本体内に挿入した後、前面を覆う第1の位置にフロントパネルを移動させて、タッチスイッチや各種の押圧ボタンを操作して、CDプレーヤ、MDプレーヤ、DVD−ROMプレーヤなどを駆動させる。これらプレーヤの再生状況を示す情報を液晶ディスプレイなどに表示する。
特開平10−51712号公報
前述した従来のカーステレオは、冷却ファンを常に一定の回転数で回転するために、特に、フロントパネルを第2の位置に位置付けると、前記開口部が開放されて、フロントパネルが前記開口部を覆う第1の位置に位置付けられている場合よりも、当該開口部を通して機器本体内に吸い込む外気の量が増加する。このために、フロントパネルを第2の位置に位置付けると、開口部を通して機器本体内に吸い込む外気の量が増加するために、冷却ファンが発生する騒音が大きくなって、望ましくない。
上記した問題点を鑑みてなされた本発明の目的の一例は、機器本体の一つの面の少なくとも一部を可動部が露出させた際の冷却ファンが発生する騒音を抑制できる電子機器を提供することにある。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の電子機器は、機器本体と、前記機器本体の一つの面に重なる第1の位置と、前記第1の位置よりも一端部が前記一つの面から突出した第2の位置とに亘って移動自在に設けられた可動部と、前記一つの面に設けられ外気を流入可能な開口部と、前記機器本体内に設けられた冷却ファンと、を備えた電子機器において、前記可動部の前記機器本体に対する相対的な位置を検出可能な検出手段と、前記冷却ファンの回転数を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記可動部が前記第1の位置に位置付けられていることを前記検出手段が検出すると、前記冷却ファンを第1の回転数で回転させ、前記可動部が、前記第1の位置と、当該第1の位置と前記第2の位置との間の第3の位置との間に位置付けられていることを前記検出手段が検出すると、前記冷却ファンを第1の回転数よりも低い第2の回転数で回転させ、前記可動部が前記第3の位置よりも前記第2の位置寄りに位置付けられていることを前記検出手段が検出すると、前記冷却ファンを停止させることを特徴としている。
また、請求項2に記載の本発明の電子機器は、機器本体と、前記機器本体の一つの面に重なる第1の位置と、前記第1の位置よりも一端部が前記一つの面から突出した第2の位置とに亘って移動自在に設けられた可動部と、前記一つの面に設けられ外気を流入可能な開口部と、前記機器本体内に設けられた冷却ファンと、を備えた電子機器において、前記可動部の前記機器本体に対する相対的な位置を検出可能な検出手段と、前記冷却ファンの回転数を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記可動部が前記第1の位置から前記第2の位置に向かうにしたがって、前記冷却ファンの回転数を徐々に低下させることを特徴としている。
この発明の電子機器は、上記のように、検出手段の検出した可動部の位置に基づいて、可動部が第1の位置の位置付けられた場合よりも第2の位置に位置付けられた場合の冷却ファンの回転数を低くする(冷却ファンの停止を含む)。このため、第1の位置における機器本体の一つの面に設けられた開口部を通して機器本体内に吸い込む外気の量と、第2の位置における開口部を通して機器本体内に吸い込む外気の量との差を抑制できる。こうすることで、機器本体の一つの面の少なくとも一部を可動部が露出させた際の冷却ファンが発生する騒音を抑制することができる。なお、第2の位置の方が第1の位置のときよりも開口部が露出して、当該開口部を通して外気を機器本体内に吸い込み易くなるので、機器本体内をより冷却でき当該機器本体の温度が低下し易いので、第2の位置に位置付けられた場合の冷却ファンの回転数を下げても、電子機器の動作に支障を与えることがない。したがって、可動部が第1の位置の位置付けられた場合よりも第2の位置に位置付けられた場合の冷却ファンの回転数を低くしても、電子機器の動作に支障を与えることがない。
また、請求項1に記載の本発明の電子機器において、可動部が第1の位置と第3の位置との間に位置付けられると、冷却ファンの回転数を第1の位置における第1の回転数よりも低い第2の回転数としている。この場合、第1の位置における機器本体の一つの面に設けられた開口部を通して機器本体内に吸い込む外気の量と、第1の位置と第3の位置との間における開口部を通して機器本体内に吸い込む外気の量との差を確実に抑制でき、機器本体の一つの面の少なくとも一部を可動部が露出させた際の冷却ファンが発生する騒音を確実に抑制することができる。
さらに、請求項1に記載の本発明の電子機器では、第3の位置よりも第2の位置寄りに可動部が位置付けられると、冷却ファンを停止させ。この場合、冷却ファンが停止するので、勿論、冷却ファンが発生する騒音がなくなる。
また、請求項2に記載の本発明の電子機器では、可動部が第1の位置から第2の位置に向かうにしたがって冷却ファンの回転数を徐々に低下させ。この場合、機器本体の一つの面の少なくとも一部を可動部が露出させた際の冷却ファンが発生する騒音を確実に抑制することができる。
本発明の一実施例にかかる電子機器としての多機能電子機器1を図1乃至図6を参照して説明する。図1などに示す多機能電子機器1は、移動体としての自動車のインストルメントパネルに装着される。多機能電子機器1は、図1ないし図3に示すように、機器本体2と、可動部としての操作表示ユニット3と、操作表示ユニット3を後述の前面10aに対しスライド移動させる駆動機構4(図6に示す)と、検出手段としての検出器5(図5に示す)と、冷却ファン6(図5及び図6に示す)と、記録手段としてのEPROM7(図5に示す)と、制御手段としてのマイクロプロセッサ8(図5に示し、以下、MPUと記す)とを備えている。
機器本体2は、箱状に形成されたケース10と、このケース10内に収容されるCDプレーヤ11等の再生装置とを備えている。ケース10には、当該ケース10の図1中手前に位置する機器本体2の一つの面としての前面10aの全ての外縁から立設するように一体成形された複数の立設壁10cを備えている。複数の立設壁10cによって形成された空間領域に操作表示ユニット3をスライド移動自在に収容している。
図示例では、ケース10内には、再生装置としてCDプレーヤ11、MDプレーヤ12、ナビゲーション装置を構成するDVD−ROMプレーヤ13が収容されている。また、図示してないが、ケース10は、ラジオ放送を受信するAM/FMチューナ等やテレビ放送波を受信するテレビチューナ等を収容している。これらの再生装置や受信装置は、例えば、操作表示ユニット3に設けられた後述する押しボタン20等を使用者が押圧することによって動作する。
前面10aには、図4に示すように、前記MDプレーヤ12にMDを挿入するためのスリット14aと、CDプレーヤ11及びDVD−ROMプレーヤ13にCD及びDVD―ROMを挿入する挿入口14b及び挿入口14cとが設けられている。さらに、前面10aには、図4に示すように、その下端部に開口部15が設けられている。開口部15は、勿論、前面10aを貫通しているとともに、当該前面10aの幅方向の全長に亘って設けられている。
開口部15は、後述する可動アーム21を内側に通すとともに、機器本体2内の前述したプレーヤ11,12,13などと操作表示ユニット3とを電気的に接続するFPCなどを内側に通す。また、開口部15は、勿論、外気を機器本体2内に流入可能としている。
さらに、空間領域内に収容された操作表示ユニット3の両側に位置する立設壁10cの内面には、ガイド溝16が、設けられている。即ち、ガイド溝16は、機器本体2に設けられている。
ガイド溝16は、鉛直方向に延在しており、立設壁10cの内面から凹に形成されている。このガイド溝16には、操作表示ユニット3の上端部3aの回転自在に設けられたローラ17が摺動可能に係合される。即ち、ガイド溝16には、ローラ17が侵入する。また、ガイド溝16内には、後述する第1の位置で図1中の上端部(一端部)にローラ17が位置し、第2の位置で図3中の下端部(他端部)にローラ17が位置し、第3の位置で図2中の中央部にローラ17が位置する。
操作表示ユニット3は、筐体18と、当該筐体18内に収容されかつ液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)などからなる画像情報等を表示する表示パネル19と、を備えている。操作表示ユニット3は、表示パネル19に、DVD−ROMプレーヤ13によって再生された地図情報や、テレビチューナが受信したテレビ放送波の映像等を表示する。
操作表示ユニット3は、一端部としての下端部3bが前面10aから突没自在に設けられ、かつ、他端部としての上端部3aが前面10aに沿ってスライド自在にケース10即ち機器本体2に取り付けられている。
また、操作表示ユニット3は、その表面に押しボタン20を複数設けている。押しボタン20は、使用者により押圧されることにより操作される。これらの押しボタン20が操作されることにより、ケース10の内部に収容された各種のプレーヤ11,12,13等が動作する。
また、押しボタン20が操作されることにより、操作表示ユニット3が図1に示す第1の位置と、図3に示す第2の位置と、これら第1の位置と第2の位置との間の図2に示す第3の位置とに亘って移動される。操作表示ユニット3は、駆動機構4の動作により、ガイド溝16内をローラ17が移動することで、第1の位置と第2の位置とに亘って移動される。
操作表示ユニット3は、第1の位置と、第3の位置と、第2の位置とに順に移動される。また、操作表示ユニット3は、第2の位置と、第3の位置と、第1の位置とに順に移動される。このとき、操作表示ユニット3の下端部3bが、前記前面10aから突没するとともに、操作表示ユニット3の上端部3aが前面10aに沿ってスライドする。
第1の位置では、操作表示ユニット3は、前面10aの全体に平行に重ねられて、当該前面10aの全体を覆っている。第1の位置では、図1に示すように、操作表示ユニット3がスリット14aと挿入口14b,14cを覆い隠している。
第2の位置では、図3に示すように、前述した前面10aに設けられた全てのスリット14a及び挿入口14b,14cを開放している。即ち、第2の位置では、操作表示ユニット3が前面10aを開放している。
第3の位置では、図2に示すように、操作表示ユニット3がスリット14aを覆い隠しているとともに挿入口14b,14cを開放している。即ち、第3の位置では、操作表示ユニット3は、前面10aの一部を覆っている。
例えば、押しボタン20のうちの選択ボタン(例えば、CD、MD等を選択するためのボタン)やOPENボタンが押圧操作されると、操作表示ユニット3が駆動機構4によりスライド移動される。すなわち、選択ボタンによりCDが選択されると、駆動機構4によって操作表示ユニット3が前述した第3の位置までスライド移動される。
また、OPENボタンが押圧操作されることにより、機器本体2のケース10の前面10aに形成されたすべての挿入口(スリット14a、挿入口14b及び挿入口14c)が開放される第2の位置までスライド移動される。そして、CDやMD等の所望のディスクがスリット14a及び挿入口14b,14cから挿入又は排出されると、操作表示ユニット3は、駆動機構4により自動的にケース10の前面10aを覆う第1の位置(すべてのスリット14a及び挿入口14b,14cを覆い隠す位置)まで移動される。
なお、第2の位置または第3の位置などのケース10の前面10aを開放した状態で所望のディスクが挿入されると、操作表示ユニット3は自動的にその前面10aを覆う第1の位置に移動される。
そして、例えば、使用者が押しボタン20のうち再生(プレイ)ボタンやサーチボタン等を操作することによりそのディスクの再生や、サーチ動作等が行われる。さらに、第1の位置では、MPU8が使用者による押しボタン20の操作や、ディスクが挿入されたことを認識して、その操作等に応じた操作表示ユニット3が機器本体2に対する相対的な位置となるように、後述のモータ22の回転方向やその回転数を制御してスライド移動させる。このように、操作表示ユニット3のスライド移動は、MPU8からの命令に基づいて、駆動機構4の後述のモータ22の回転方向や回転数を制御することにより行われる。
駆動機構4は、図6に示すように、一対の可動アーム21と、駆動源としてのモータ22などを備えている。可動アーム21は、一方向に沿って延びた帯状に形成されている。可動アーム21は、その長手方向が前述した前面10aに対し直交(交差)する状態で機器本体2内に支持されている。可動アーム21は、その長手方向に沿ってスライド自在に、機器本体2に支持されている。このため、可動アーム21は、前面10aに対し直交(交差)する方向に沿ってスライド自在に設けられている。可動アーム21は、スライドすることで、特に操作表示ユニット3寄りの一端部が前面10aから突没する。
一対の可動アーム21は、機器本体2の幅方向に沿って間隔をあけて配置されている。可動アーム21は、その一端部が操作表示ユニット3の下端部3bを回転自在に支持している。即ち、可動アーム21は、操作表示ユニット3とともに前面10aに対し直交(交差)する方向に沿って移動する。
また、可動アーム21の長手方向の中央部から機器本体2の奥寄りの他端部に亘ってラック部23が一体に設けられている。さらに、可動アーム21の長手方向の中央部から前述した一端部に亘って、複数のスリット24が等間隔に配置されている。スリット24は、可動アーム21の上方に位置する縁から下方に向かって直線状に延在し、かつ、勿論、可動アーム21を貫通しているとともに、当該可動アーム21の長手方向に沿って並べられている。
モータ22は、機器本体2内に収容されて、当該機器本体2に固定されている。モータ22は、その出力軸に取り付けられたピニオンがラック部23にかみ合っている。モータ22は、その出力軸が回転駆動することにより、各可動アーム21をその長手方向に沿ってケース10に対しスライド移動させる。つまり、モータ22の駆動力によって、各可動アーム21は前面10aの下端部に形成された開口部15を通してケース10の内外方向に移動される。
前述した構成の駆動機構4は、モータ22からの駆動力を受けて、各可動アーム21が前面10aに対して直交する方向に沿って、機器本体2の内外方向に移動する。また、各可動アーム21が機器本体2の内外方向に移動することで、操作表示ユニット3に設けられた後述するローラ17がガイド溝16に沿って摺動する。
すなわち、モータ22からの駆動力を受けて各可動アーム21が機器本体2の外方向に移動することにより操作表示ユニット3は、その表示パネル19の表面が上方に向くようにして倒される。そして、操作表示ユニット3は、機器本体2の前面10aを開放する第3の位置又は第2の位置に移動される。また、可動アーム21が機器本体2の内方向に移動することにより、倒された状態にある操作表示ユニット3は前面10aを覆う第1の位置に移動され、ローラ17はガイド溝16の上端部に位置付けられる。
前述した操作表示ユニット3及び可動アーム21は、モータ22からの駆動力により機器本体2に対し第1の位置と第2の位置とに亘って相対的に移動される。
検出器5は、機器本体2内に収容され、かつ当該機器本体2に取り付けられているとともに、機器本体2の幅方向に沿って互いに間隔をあけて配置されたLED(発光ダイオード)とPD(ホトダイオード)とを備えている。LEDはPDに向かって光を出射する。
LEDとPDとは、互いの間に可動アーム21及びスリット24を位置付ける位置に配置されている。LED及びPDは、互いの間にスリット24が位置すると、LEDからの光が可動アーム21に遮られること無くPDに受光でき、互いの間にスリット24が位置しないと、LEDからの光が可動アーム21に遮られてPDに受光できない位置に配置されている。
検出器5は、LEDからの光をPDが受光すると、当該PDが光を受光したことを示す情報をMPU8に向かって出力する。検出器5は、可動アーム21が前面10aに対して直交する方向にスライドする際に、LEDからの光をPDが受光してPDが光を受光したことを示す情報をMPU8に向かって出力したり、当該光が遮られて、操作表示ユニット3の機器本体2に対する相対的な位置を示す情報をMPU8に向かって出力する。
冷却ファン6は、図6に示すように、機器本体2内に収容されて、当該機器本体2に固定されている。冷却ファン6は、MPU8の命令通りに回転駆動する。冷却ファン6は、回転駆動し、機器本体2内の気体を当該機器本体2の背面から排出することで、前面10aに設けられた開口部15を通して外気を機器本体2内に吸い込む。こうして、冷却ファン6は、回転駆動することで、機器本体2内のプレーヤ11,12,13などを冷却する。
EPROM7は、周知の不揮発性メモリであり、MPU8によって、操作表示ユニット3の機器本体2に対する相対的な位置が記録される。
MPU8は、周知のように、予め定めたプログラムに従って各種の処理や制御などを行う中央演算処理装置(CPU)と、CPUのためのプログラム等を格納した読み出し専用のメモリであるROMと、各種のデータを格納するとともにCPUの処理作業に必要なエリアを有する読み出し書き込み自在のメモリであるRAM等を有して構成している。MPU8は、駆動機構4のモータ22と、検出器5と、冷却ファン6と、EPROM7と接続して、これらなどを制御して、多機能電子機器1全体の制御をつかさどる。
MPU8は、検出器5からのLEDからの光をPDが受光したことを示す情報に基づいて、操作表示ユニット3の機器本体2に対する相対的な位置を算出して、当該相対的な位置をEPROM7に書き込む。
MPU8は、EPROM7に書き込まれた操作表示ユニット3の機器本体2に対する相対的な位置が前述した第1の位置である(即ち、操作表示ユニット3が第1の位置に位置付けられていることを検出器5が検出する)と、冷却ファン6を第1の回転数で回転させる。すると、操作表示ユニット3と機器本体2の小さな隙間を通して、開口部15を通して機器本体2内に外気を吸い込む。
また、押しボタン20が操作されて、操作表示ユニット3が第1の位置から第2の位置に向かって移動して、操作表示ユニット3の機器本体2に対する相対的な位置が第1の位置と第3の位置との間に位置付けられていることを検出器5が検出すると、冷却ファン6を第1の回転数よりも低い第2の回転数で回転させる。このため、前面10aと操作表示ユニット3との間の隙間が大きくなって、開口部15を通して機器本体2内に外気を吸い込み易くなるが、当該開口部15を通して機器本体2内に吸い込む外気の量が抑制される。
さらに、押しボタン20が操作されて、操作表示ユニット3が更に第2の位置に向かって移動して、操作表示ユニット3の機器本体2に対する相対的な位置が第3の位置よりも第2の位置寄りに位置付けられていることを検出器5が検出すると、冷却ファン6を前述した第2の回転数よりも更に低い第3の回転数で回転させる。そして、勿論、操作表示ユニット3が第2の位置に位置付けられても、冷却ファン6は第3の回転数で回転した状態を維持する。このように、MPU8は、検出器5が検出した操作表示ユニット3の位置に基づいて、当該操作表示ユニット3が第1の位置に位置付けられた場合の冷却ファン6の回転数よりも、第2の位置に位置付けられた場合の冷却ファン6の回転数を低くする。
前述した構成の多機能電子機器1は、MD、CDやDVD−ROMなどを機器本体2内に挿入する際には、操作表示ユニット3を図2に示す第3の位置又は図3に示す第2の位置に位置付ける。また、CDやDVD−ROMなどを機器本体2内に挿入しかつ表示パネル19で地図情報やテレビ放送波の映像を表示する際には、操作表示ユニット3を図2に示す第3の位置や、操作表示ユニット3を任意の向きに位置付ける。さらに、MD、CDやDVD−ROMなどの再生を行う場合や、表示パネル19で地図情報やテレビ放送波の映像を表示する際には、操作表示ユニット3を図1に示す第1の位置又は図2に示す第3の位置に位置付ける。
また、多機能電子機器1は、前述した押しボタン20を押圧することで、操作表示ユニット3を第1の位置と第2の位置との間で移動自在としており、これらの間の任意の位置に操作表示ユニット3を位置付けることが可能となっている。即ち、多機能電子機器1は、第1の位置と第2の位置との間で、操作表示ユニット3の角度を任意に変更可能としている。
さらに、多機能電子機器1は、前述した第1の位置と第2の位置との間の任意の位置の操作表示ユニット3を、押しボタン20が押圧されることで第1の位置又は第2の位置まで移動するようになっている。多機能電子機器1は、第2の位置で、MDが挿入されたり、押しボタン20が押圧されることで、操作表示ユニット3を第1の位置に向かって移動する。
本実施例によれば、検出器5の検出した操作表示ユニット3の位置に基づいて、操作表示ユニット3が第1の位置の位置付けられた場合よりも第2の位置に位置付けられた場合の冷却ファン6の回転数を低くするので、第1の位置における機器本体2の前面10aに設けられた開口部15を通して機器本体2内に吸い込む外気の量と、第2の位置における開口部15を通して機器本体2内に吸い込む外気の量との差を抑制できる。したがって、機器本体2の前面10aの少なくとも一部を操作表示ユニット3が露出させた際の冷却ファン6が発生する騒音を抑制することができる。なお、第2の位置の方が第1の位置のときよりも開口部15が露出して、当該開口部15を通して外気を機器本体2内に吸い込み易くなるので、機器本体2内をより冷却でき当該機器本体2の温度が低下し易いので、第2の位置に位置付けられた場合の冷却ファン6の回転数を下げても、多機能電子機器1の動作に支障を与えることがない。したがって、操作表示ユニット3が第1の位置に位置付けられた場合よりも第2の位置に位置付けられた場合の冷却ファン6の回転数を低くしても、多機能電子機器1の動作に支障を与えることがない。
また、操作表示ユニット3が第1の位置と第3の位置との間に位置付けると、冷却ファン6の回転数を第1の位置における第1の回転数よりも低い第2の回転数とする。このため、第1の位置における機器本体2の前面10aに設けられた開口部15を通して機器本体2内に吸い込む外気の量と、第1の位置と第3の位置との間における開口部15を通して機器本体2内に吸い込む外気の量との差を確実に抑制でき、機器本体2の前面10aの少なくとも一部を操作表示ユニット3が露出させた際の冷却ファン6が発生する騒音を確実に抑制することができる。
前述した実施例では、可動部として操作表示ユニット3を示しているが、本発明では、可動部として操作表示ユニット3以外のものを用いても良い。
また、前述した実施例では、操作表示ユニット3が第1の位置に位置付けられていると冷却ファン6を第1の回転数で回転させ、操作表示ユニット3が第1の位置と第3の位置との間及び第3の位置に位置付けられていると冷却ファン6を第2の回転数で回転させ、操作表示ユニット3が第3の位置よりも第2の位置寄りに位置付けられていると冷却ファン6を前述の第2の回転数よりも更に低い第3の回転数で回転させるとしたが、本発明では、例えば、第1の位置から第2の位置に向かうにしたがって徐々に冷却ファン6の回転数を低下させても良い。この場合、機器本体2の前面10aの少なくとも一部を操作表示ユニット3が露出させた際の冷却ファン6が発生する騒音を確実に抑制することができる。
さらに、本発明では、任意の状態で、第1の位置での冷却ファン6の回転数よりも第2の位置での冷却ファン6の回転数を低くしても良い。勿論、本発明では、機器本体2の温度に基づいて、冷却ファン6の回転状況を制御しても良い。
また、前述した実施例では、下端部3bを前面10aから突没させ、上端部3aを前面10aに沿って操作表示ユニット3をスライド移動させたが、本発明では、下端部に限らず操作表示ユニット3の任意の端部を突没させるように、操作表示ユニット3をスライド移動させても良い。
さらに、前述した実施例では、操作表示ユニット3の機器本体2に対する相対的な位置が第3の位置よりも第2の位置寄りに位置付けられていることを検出器5が検出すると、冷却ファン6を前述した第2の回転数よりも更に低い第3の回転数で回転させているが、本発明では、操作表示ユニット3の機器本体2に対する相対的な位置が第3の位置よりも第2の位置寄りに位置付けられていることを検出器5が検出すると、冷却ファン6を停止させても良い。
前述した実施例によれば、以下の多機能電子機器1が得られる。
(付記) 機器本体2と、
前記機器本体2の前面10aに重なる第1の位置と、
前記第1の位置よりも下端部3bが前記前面10aから突出した第2の位置とに亘って移動自在に設けられた操作表示ユニット3と、
前記前面10aに設けられ外気を流入可能な開口部15と、
前記機器本体2内に設けられた冷却ファン6と、を備えた多機能電子機器1において、
前記操作表示ユニット3の前記機器本体2に対する相対的な位置を検出可能な検出器5と、
前記検出器5が検出した前記操作表示ユニット3の位置に基づいて、当該操作表示ユニット3が前記第1の位置に位置付けられた場合の前記冷却ファン6の回転数よりも前記第2の位置に位置付けられた場合の前記冷却ファン6の回転数を低くするMPU8と、
を備えたことを特徴とする多機能電子機器1。
付記によれば、検出器5の検出した操作表示ユニット3の位置に基づいて、操作表示ユニット3が第1の位置に位置付けられた場合よりも第2の位置に位置付けられた場合の冷却ファン6の回転数を低くするので、第1の位置における機器本体2の前面10aに設けられた開口部15を通して機器本体2内に吸い込む外気の量と、第2の位置における開口部15を通して機器本体2内に吸い込む外気の量との差を抑制できる。したがって、機器本体2の前面10aの少なくとも一部を操作表示ユニット3が露出させた際の冷却ファン6が発生する騒音を抑制することができる。
本発明の一実施例にかかる多機能電子機器の外観を示す斜視図である。 図1に示された多機能電子機器の操作表示ユニットが第3の位置に位置付けられた状態を示す斜視図である。 図1に示された多機能電子機器の操作表示ユニットが第2の位置に位置付けられた状態を示す斜視図である。 図1に示された多機能電子機器の機器本体を正面からみた示す説明図である。 図1に示された多機能電子機器の要部の構成を示すブロック図である。 図1に示された多機能電子機器の要部を側方からみた説明図である。
符号の説明
1 多機能電子機器(電子機器)
2 機器本体
3 操作表示ユニット(可動部)
3b 下端部(一端部)
10a 前面(一つの面)
15 開口部

Claims (2)

  1. 機器本体と、
    前記機器本体の一つの面に重なる第1の位置と、前記第1の位置よりも一端部が前記一つの面から突出した第2の位置とに亘って移動自在に設けられた可動部と、
    前記一つの面に設けられ外気を流入可能な開口部と、
    前記機器本体内に設けられた冷却ファンと、を備えた電子機器において、
    前記可動部の前記機器本体に対する相対的な位置を検出可能な検出手段と、
    前記冷却ファンの回転数を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記可動部が前記第1の位置に位置付けられていることを前記検出手段が検出すると、前記冷却ファンを第1の回転数で回転させ、前記可動部が、前記第1の位置と、当該第1の位置と前記第2の位置との間の第3の位置との間に位置付けられていることを前記検出手段が検出すると、前記冷却ファンを第1の回転数よりも低い第2の回転数で回転させ、前記可動部が前記第3の位置よりも前記第2の位置寄りに位置付けられていることを前記検出手段が検出すると、前記冷却ファンを停止させることを特徴とする電子機器。
  2. 機器本体と、
    前記機器本体の一つの面に重なる第1の位置と、前記第1の位置よりも一端部が前記一つの面から突出した第2の位置とに亘って移動自在に設けられた可動部と、
    前記一つの面に設けられ外気を流入可能な開口部と、
    前記機器本体内に設けられた冷却ファンと、を備えた電子機器において、
    前記可動部の前記機器本体に対する相対的な位置を検出可能な検出手段と、
    前記冷却ファンの回転数を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記可動部が前記第1の位置から前記第2の位置に向かうにしたがって、前記冷却ファンの回転数を徐々に低下させることを特徴とする電子機器。
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