JP2005332949A - 塵埃防止制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電子機器において、機器内部を効果的に冷却するとともに、機器内部に塵埃が侵入することを効果的に防止する。
【解決手段】 電子機器10は、各種電子部品が収納された装置筐体11と、この装置筐体の一面に配置されてこの一面を開閉する開閉部12と、装置筐体内空気を排気する冷却ファン15とを有している。マイコン21は開閉部が開状態となったか否かを判定して判定結果を得て、この判定結果に応じて冷却ファンをオンオフ制御して、装置筐体内への塵埃の流入を防止する。
【選択図】 図5
【解決手段】 電子機器10は、各種電子部品が収納された装置筐体11と、この装置筐体の一面に配置されてこの一面を開閉する開閉部12と、装置筐体内空気を排気する冷却ファン15とを有している。マイコン21は開閉部が開状態となったか否かを判定して判定結果を得て、この判定結果に応じて冷却ファンをオンオフ制御して、装置筐体内への塵埃の流入を防止する。
【選択図】 図5
Description
この発明は、冷却ファンを備え、冷却ファンによって機器内部空気を排気して冷却を行う電子機器に用いられ、機器内部に塵埃が流入することを防止するための塵埃防止制御装置に関するものである。
一般に、電子機器において装置筐体内に各種電子部品等が内蔵されており、これら電子部品からの発熱によって機器(装置筐体)内の温度が上昇する。このため、冷却ファンによって機器内空気を排気するとともに外気を機器内に流入して機器内温度を低減する必要がある。そして、この種の電子機器においては、例えば、機器内温度を温度センサによって検知し、この検知温度に応じて、冷却ファンをオンオフ制御して、機器内温度を適切な範囲に保つようにしている。
ところが、冷却ファンによって外気が機器内に流入すると、不可避的に外気中の塵埃(ホコリ)も機器内に流入してしまい、特に、塵埃の多い環境下では、電子部品に悪影響を与えてしまうこともある。
このような不具合を防止するため、装置筐体を密閉筐体として、密閉筐体の外側に第1のファンを設けるとともに、密閉筐体内に第2のファンを設けて、第1及び第2のファンを同一軸で連結して、第2のファンによって密閉筐体内で空気を循環させる一方、第1のファンによって、空気を密閉筐体に沿って排気して、電子機器を冷却するとともに、塵埃の密閉筐体内への侵入を防止するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
さらに、空気流通孔又は保護カバーへの塵埃の付着を防止するため、空気流によって電子機器内を冷却するファンに正逆転可能なモータを取り付けて、モータを、電源オフ直後と電源オフ直前の一定の時間だけ逆転させるようにしたものがある(例えば、特許文献2参照)。
また、ファンケース内の空気をファンモータの内部へ強制的に送り込んで、モータを冷却する際、空気と一緒に塵埃がモータ内部に入り込まないようにするため、ファンケースの空気送風口に、モータの温度を検知する温度センサの出力に応じて、開閉するフィルタを設け、ファンケース内の空気をファンモータの内部に強制的に送り込む際、フィルタを閉状態とするようにしたものがある(例えば、特許文献3参照)。
従来の塵埃防止制御装置は以上のように構成されているので、つまり、密閉筐体内で空気を循環させているため、外部から密閉筐体内への塵埃の流入は少ないものの、密閉筐体内に外気が取り込まれることがなく、この結果、密閉筐体内に配置された電子部品等を効果的に冷却することができないという課題があった。
加えて、装置筐体の一面に当該一面を開閉する開閉パネル等の開閉部を備える電子機器においては、開閉パネルを開状態とした際には、装置筐体を密閉状態とすることができず、このような状態で冷却ファンが駆動されると、開口部分から不可避的に塵埃が装置筐体内に流入してしまうという課題があった。
例えば、電子機器の一つである車載情報機器において、装置筐体の一面にモニターパネルが配置され、当該一面にDVD及びMD等のディスクを挿入するディスク挿入口が形成されているものがあり、このような車載情報機器においては、モニターパネル上に車両現在地を表示するカーナビゲーション機能を有するとともに、ディスク挿入口に挿入されたディスクに応じて再生された映像をモニターパネル上に表示するオーディオビジュアル機能を有している。
そして、ディスクを再生する際には、モニターパネルを開状態としてディスク挿入口を露出させて、ディスク挿入口にディスクを挿入した後、モニターパネルを閉状態として、モニターパネル上に映像を表示しており、このような車載情報機器においては、モニターパネルが開状態とされてディスク挿入口が露出した状態で、冷却ファンが駆動されると、ディスク挿入口から塵埃が装置筐体内に流入して、電子部品、特に、光学ピックアップが塵埃で汚染され、良好な再生ができなくなってしまうことがある。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、開閉パネル等の開閉部を有する電子機器に用いられ、装置筐体内部を効果的に冷却するとともに、装置筐体内に塵埃が侵入することを効果的に防止することのできる塵埃防止制御装置を得ることを目的とする。
この発明に係る塵埃防止制御装置は、各種電子部品が収納された装置筐体と、この装置筐体の一面に配置され、この一面を開閉する開閉部と、装置筐体内空気を排気する冷却ファンとを有する電子機器に用いられ、開閉部が開状態となったか否かを判定して判定結果を得る判定手段と、判定結果に応じて冷却ファンをオンオフ制御する制御手段とを有することを特徴とするものである。
この発明によれば、開閉パネル等の開閉部が開閉されたか否かを判定して、その判定結果に応じて冷却ファンをオンオフ制御するように構成したので、開閉部が開かれた際に、冷却ファンをオフするようにすれば、装置筐体内に外気が流入することがなく、その結果、外気中の塵埃の装置筐体内への流入を防止でき、しかも装置筐体内の冷却が妨げられることが少ないという効果がある。
実施の形態1.
図1はこの発明を実施するための実施の形態1における塵埃防止制御装置が用いられる電子機器の一例を示す図であり、図示の電子機器は車両に搭載される車載情報装置であって、この車載情報装置はナビゲーション装置及びオーディオビジュアル装置として用いられる。
図1はこの発明を実施するための実施の形態1における塵埃防止制御装置が用いられる電子機器の一例を示す図であり、図示の電子機器は車両に搭載される車載情報装置であって、この車載情報装置はナビゲーション装置及びオーディオビジュアル装置として用いられる。
図1において、図示の車載情報装置10は、装置筐体11を有しており、装置筐体11の前面(一面)にはモニターパネル12が配置されている。そして、このモニターパネル12は装置筐体11に対して開閉可能となっている。図1に示す状態ではモニターパネル12は閉状態となっており、モニターパネルの両側に配置された各種ボタン13の操作に応じて、車載情報装置10は選択的にナビゲーション装置及びオーディオビジュアル装置として動作する。
図示はしないが、車載情報装置10にはGPS受信機が備えられており、車載情報装置10がナビゲーション装置として動作する際には、GPS衛星から受信したGPS電波に応じて、車両の現在地が求められる。そして、モニターパネル12上に道路地図が表示されるとともに、車両の現在地を道路地図上に表示してルート案内等が行われる(つまり、ナビゲーションが行われる)。
前述の各種ボタン13中にはモニターパネル12を閉状態から開状態、開状態から閉状態とするためのモニターパネル開閉ボタン13aがあり、いま、モニターパネル開閉ボタン13aをオンすると、モニター駆動モータ(図示せず)によって、モニターパネル12が閉状態から開状態に駆動され、モニターパネル開閉ボタン13aをオフすると、モニター駆動モータによって、モニターパネル12が開状態から閉状態に駆動される。
車載情報装置10をオーディオビジュアル装置として用いる際には、モニターパネル開閉ボタン13aをオンして、モニターパネル12を開状態とする。図2はモニターパネル12を開いた状態を示す図であり、モニターパネル12が開状態となると、例えば、装置筐体11の一面に形成されたディスク挿入口14が露出する。図示の例では、ディスク挿入口14として、DVD挿入口、CD挿入口、及びMD挿入口が示されている。
なお、モニターパネル12が閉状態から開状態となる際には、モニターパネル12がスライドして開状態において、そのモニター面(表示面)が上側を向いた状態となる。つまり、ユーザが各種ボタン13を操作できる状態でモニター面が上向きとなる。
上述のようにして、モニターパネル12を開状態とした後、ユーザ所望のディスクをディスク挿入口14から挿入して、モニターパネル開閉ボタン13aをオフし、モニターパネル12を閉じる。そして、各種ボタン13を操作すると、ディスクの再生が行われて、スピーカー(図示せず)からディスクの再生に応じて音響が出力され、さらには、ディスクの種類によってはモニターパネル12上に映像が表示される。
ここで、図3及び図4を参照すると、図3はモニターパネル12が閉状態の際の車載情報装置10を側面から概略的に示す図であり、図4はモニターパネル12が開状態の際の車載情報装置10を側面から概略的に示す図である。装置筐体11内にはマイコン(CPU)等を含む各種電子部品(図示せず)が収納されており、これら電子部品からの発熱によって装置筐体11内の温度が上昇する。このため、装置筐体11の側面には冷却ファン15が配置されており、冷却ファン15の駆動(オン)によって、装置筐体11内の空気が強制的に排気され、装置筐体11内に外気が流入し装置筐体11内が冷却されることになる。
ところで、モニターパネル12が開状態の際、つまり、ディスク挿入口14が露出している際に、冷却ファン15によって装置筐体11内の空気が排気されると、ディスク挿入口14から車内の塵埃が装置筐体11内に流入してしまうことになり、特に、ディスクドライブに設けられた光学ピックアップ(図示せず)が塵埃で汚染されて、ディスクを良好に再生できないことがある。このため、ここでは、ディスク挿入口14からの塵埃の流入を防止するために、モニターパネル12と冷却ファン15とを、後述するようにして、連動して制御する。
図5を参照して、図示の塵埃防止制御装置は、マイコン(マイクロコンピュータ)21を備えており、マイコン21は、例えば、装置筐体11内に収納されている。そして、このマイコン21は、モータ制御回路22に接続されるとともに、冷却ファン15に接続され、後述するようにして、冷却ファン15及びモータ制御回路22を駆動制御する。さらに、モータ制御回路22はモニター駆動用モータ23に接続され、モニター駆動用モータ23によって、モニターパネル12が閉位置と開位置との間で駆動されて、モニターパネル12が開状態又は閉状態に位置付けられる。
次に動作について説明する。
図5を参照して、図示の例では、冷却ファン15は車載情報装置10の主電源(図示せず)がオンされた際、マイコン21によって駆動(オン)されるものとする。いま、図1で説明したモニターパネル開閉ボタン13aがオンされると、マイコン21には開閉ボタンオン信号が与えられ、これによって、マイコン21は、モータ制御回路22にモータ正転制御信号を与える。モータ制御回路22では、モータ正転制御信号に応じてモータを正転駆動して、モニターパネル12を閉位置から開位置に駆動して、モニターパネル12を開状態とし、ディスク挿入口14を露出させる。
図5を参照して、図示の例では、冷却ファン15は車載情報装置10の主電源(図示せず)がオンされた際、マイコン21によって駆動(オン)されるものとする。いま、図1で説明したモニターパネル開閉ボタン13aがオンされると、マイコン21には開閉ボタンオン信号が与えられ、これによって、マイコン21は、モータ制御回路22にモータ正転制御信号を与える。モータ制御回路22では、モータ正転制御信号に応じてモータを正転駆動して、モニターパネル12を閉位置から開位置に駆動して、モニターパネル12を開状態とし、ディスク挿入口14を露出させる。
さらに、マイコン21は開閉ボタンオン信号を受けると、冷却ファン15の駆動を停止する。つまり、マイコン21は開閉ボタンオン信号をトリガーとして、冷却ファン15をオフ状態とすることになる。
ディスク挿入口14にディスクを挿入した後、モニターパネル開閉ボタン13aがオフされると、マイコン21には開閉ボタンオフ信号が与えられ、これによって、マイコン21は、モータ制御回路22にモータ逆転制御信号を与える。モータ制御回路22では、モータ逆転制御信号に応じてモータを逆転駆動して、モニターパネル12を開位置から閉位置に駆動して、モニターパネル12を閉状態として、ディスク挿入口14を閉塞させる。また、マイコン21は、開閉ボタンオフ信号を受けると、冷却ファン15をオンすることになる。
なお、装置筐体11内の温度を温度センサ(図示せず)によって検知して、検知温度としてマイコン21に与え、マイコン21は予め設定された上限閾値温度(例えば、70℃)と検知温度を比較して、検知温度≧上限閾値温度となると、冷却ファン15をオンして、装置筐体11内空気を排気するようにしてもよい。
この際には、マイコン21に予め下限閾値温度(例えば、50℃)を設定して、検知温度≦下限温度となると、マイコン21は冷却ファン15をオフする。つまり、マイコン21は、装置筐体11内温度を上限閾値温度と下限閾値温度との間で温度制御することになる。
このようにして、検知温度に応じて冷却ファン15をオンオフ制御する際には、マイコン21は開閉ボタンオン信号を受けると、前述の温度制御を一旦停止して、装置筐体11内温度に拘わらず、冷却ファン15をオフすることになる。そして、開閉ボタンオフ信号を受けると、マイコン21は装置筐体11内温度制御を再開することになる(つまり、冷却ファン15のオンオフ制御を再開することになる)。
以上のように、実施の形態1によれば、モニターパネル12が開状態とされて、ディスク挿入口14が露出すると、常に冷却ファン15をオフ状態とするように構成したので、モニターパネル12が開かれた際に、冷却ファン15の駆動によってディスク挿入口14から外気が流入することがなく、その結果、外気中の塵埃が装置筐体11内に流入することがなく、特に、光学ピックアップが塵埃で汚染されてディスクの再生に支障が生じることがないという効果がある。
そして、モニターパネル12が開状態とされる時間は、高々ディスクをディスク挿入口14に挿入する時間程度であるから、たとえ、モニターパネル12が開状態とされた際に冷却ファン15をオフしたとしても、装置筐体11内温度はほとんど上昇することがなく、冷却効果が妨げられることはない。
実施の形態2.
図6を参照して、図6はこの発明を実施するための実施の形態2における塵埃防止制御装置を示す図であり、図示の塵埃防止制御装置は、例えば、図1〜図4で説明した車載情報装置10で用いられる。
図6を参照して、図6はこの発明を実施するための実施の形態2における塵埃防止制御装置を示す図であり、図示の塵埃防止制御装置は、例えば、図1〜図4で説明した車載情報装置10で用いられる。
この塵埃防止制御装置は、マイコン21及びモータ制御回路22の他に、塵埃センサ(塵埃検知手段)31を有しており、塵埃センサ31によって車内の塵埃量が計測されて、塵埃量信号としてマイコン21に与えられて、マイコン21は、後述するようにして、塵埃量信号に基づいて、モニターパネル12の開閉に連動して冷却ファン15のオンオフ制御を行う。
塵埃センサ31は、例えば、光学式センサであり、発光素子及び受光素子を有し、発光素子から発光された光を受光素子で受光して、受光素子は、受光量に応じた電圧信号を塵埃量信号としてマイコン21に与える。いま、発光素子と受光素子との間に塵埃粒子が存在すると、これら塵埃粒子によって発光素子から出力された光が散乱して、受光素子で受光される受光量が低減する。受光量と塵埃量とは相関関係にあり、塵埃量が増加すると、受光量は減少する。
マイコン21は、例えば、発光素子を予め規定された発光量で駆動しており、マイコン21には、受光量と塵埃量、つまり、電圧信号で示される電圧値と塵埃量との関係が予めテーブルとして設定されている。
言い換えると、予め規定された発光量で発光素子から光が出力された際には、発光素子と受光素子との間に存在する塵埃量によって受光量が決定されることになるから、予め実験等によって、受光量と塵埃量との関係を求めてテーブルとしてマイコン21に設定しておくことになる。
次に動作について説明する。
図6を参照して、図示の塵埃防止制御装置においては、マイコン21に第1の塵埃閾値及び第2の塵埃閾値が設定されており、第1の塵埃閾値>第2の塵埃閾値であるものとする。また、図示の例では、冷却ファン15は車載情報装置10の主電源がオンされると、駆動されるものとする。
図6を参照して、図示の塵埃防止制御装置においては、マイコン21に第1の塵埃閾値及び第2の塵埃閾値が設定されており、第1の塵埃閾値>第2の塵埃閾値であるものとする。また、図示の例では、冷却ファン15は車載情報装置10の主電源がオンされると、駆動されるものとする。
いま、モニターパネル12が閉じられている際には、マイコン21は、塵埃センサ31から出力される塵埃量信号(電圧信号)で示される塵埃量が第1の塵埃閾値以上であると、ホコリが多いと判定して、冷却ファン15をオフとする。そして、塵埃量信号で示される塵埃量が第1の塵埃閾値未満となると、マイコン21は冷却ファン15をオンする。
一方、マイコン21は、前述の開閉ボタンオン信号を受けると、つまり、モニターパネル12が開状態となってディスク挿入口14が露出する状態においては、第1の塵埃閾値の代わりに第2の塵埃閾値を用いて、マイコン21は、塵埃量信号で示される塵埃量が第2の塵埃閾値以上であると、ディスク挿入口14からホコリが流入する可能性が大であると判定して、冷却ファン15をオフする。なお、塵埃量信号で示される塵埃量が第2の塵埃閾値未満であれば、マイコン21は冷却ファン15を停止しない。
そして、ディスク挿入口14にディスクが挿入されて、マイコン21が開閉ボタンオフ信号を受けると、マイコン21は、第2の塵埃閾値の代わりに第1の塵埃閾値を用いて冷却ファン15のオンオフ制御を行うことになる。
以上のように、この実施の形態2によれば、車内の塵埃量を計測して、その塵埃量に応じて冷却ファン15をオンオフ制御するように構成したので、塵埃量が多い場合には冷却ファン15がオフされる結果、装置筐体11内への塵埃の流入を極力低減できるという効果がある。
この実施の形態2によれば、モニターパネル12が開かれた際には、塵埃閾値を厳しくして、車内塵埃量と塵埃閾値(第2の塵埃閾値)との比較結果に応じて冷却ファン12をオンオフ制御するように構成したので、モニターパネル12が開かれた際においても、ディスク挿入口14からの装置筐体11内への塵埃の流入を極力低減できるという効果がある。
実施の形態3.
図7を参照して、図7はこの発明を実施するための実施の形態3における塵埃防止制御装置を示す図であり、図示の塵埃防止制御装置は、例えば、図1〜図4で説明した車載情報装置10で用いられる。この塵埃防止制御装置は、マイコン21及びモータ制御回路22の他に、塵埃センサ31及び温度センサ(温度検知手段)41を有しており、温度センサ41は装置筐体11内に配置されている。
図7を参照して、図7はこの発明を実施するための実施の形態3における塵埃防止制御装置を示す図であり、図示の塵埃防止制御装置は、例えば、図1〜図4で説明した車載情報装置10で用いられる。この塵埃防止制御装置は、マイコン21及びモータ制御回路22の他に、塵埃センサ31及び温度センサ(温度検知手段)41を有しており、温度センサ41は装置筐体11内に配置されている。
実施の形態2で説明したように、塵埃センサ31によって車内の塵埃量が計測されて、塵埃量信号としてマイコン21に与えられる。一方、温度センサ41によって装置筐体11内温度が計測されて、温度検出信号としてマイコン21に与えられる。そして、マイコン21は、後述するようにして、塵埃量信号及び温度検出信号に基づいて、モニターパネル12の開閉に連動して冷却ファン15のオンオフ制御を行う。
次に動作について説明する。
図7及び図8を参照して、図示の塵埃量制御装置においては、マイコン21には、第1の塵埃閾値及び第2の塵埃閾値が設定されるとともに(第1の塵埃閾値>第2の塵埃閾値)、装置筐体11内の限界温度を示す限界温度閾値G(例えば、80℃)が設定されている。また、図示の例では、冷却ファン15は、車載情報装置10の主電源がオンされると、駆動されるものとする。
図7及び図8を参照して、図示の塵埃量制御装置においては、マイコン21には、第1の塵埃閾値及び第2の塵埃閾値が設定されるとともに(第1の塵埃閾値>第2の塵埃閾値)、装置筐体11内の限界温度を示す限界温度閾値G(例えば、80℃)が設定されている。また、図示の例では、冷却ファン15は、車載情報装置10の主電源がオンされると、駆動されるものとする。
いま、モニターパネル12が閉じられた状態であるとする(開閉ボタンオン信号を受けない状態であるとする)。まず、マイコン21は温度検出信号で示される現在温度Tと限界温度閾値Gとの偏差(G−T)が、予め規定された第1の値P1(この第1の値P1は、例えば、10℃である)未満であるか否かを判定して(ステップST1)、偏差(G−T)<第1の値P1であると、マイコン21は、冷却ファン15をオフとして(ステップST2)、ステップST1に戻る。
一方、ステップST1において、偏差(G−T)≧第1の値P1であると、マイコン21は、塵埃量信号で示される塵埃量(検知塵埃量)と第1の塵埃閾値とを比較して、埃が多いか否かを判定する(ステップST3)。そして、検知塵埃量<第1の塵埃閾値であると(つまり、埃が少ないと判定すると)、マイコン21は、冷却ファン15の駆動を継続して(ステップST4)、ステップST1に戻る。
ステップST3において、検知塵埃量≧第1の塵埃閾値であると(つまり、埃が多いと判定すると)、マイコン21は、偏差(G−T)が予め規定された第2の値P2(この第2の値P2は、例えば、5℃である)未満であるか否かを判定する(ステップST5)。偏差(G−T)≧第2の値P2であると、マイコン21は、装置筐体11内温度にはまだ余裕があると判定し、埃の流入を抑えるため、冷却ファン15をオフして(ステップST6)、ステップST3に戻る。
一方、ステップST5において、偏差(G−T)<第2の値P2であると、マイコン21は、装置筐体11内温度に余裕がないと判定して、冷却ファン15の駆動を継続して(ファンオン:ステップST7)、ステップST3に戻る。
なお、モニターパネル12が開かれると(開閉ボタンオン信号を受けると)、マイコン21は、第1の塵埃閾値の代わりに、第2の塵埃閾値を用いてステップST3を行うことになる。なお、他のステップについては、モニターパネル12が閉じられた状態と同様である。
以上のように、この実施の形態3によれば、車内の塵埃量及び装置筐体11内温度を計測して、その検知塵埃量及び検知温度に応じて冷却ファン15をオンオフ制御するように構成したので、装置筐体内温度を抑制しつつ、装置筐体11内への塵埃の流入を低減できるという効果がある。
この実施の形態3によれば、モニターパネル12が開かれた際には、塵埃閾値を厳しくして(つまり、第1の塵埃閾値の代わりに第2の塵埃閾値を用いて)、車内塵埃量と装置内温度とに応じて冷却ファン15をオンオフ制御するように構成したので、モニターパネル12が開かれた際においても、装置筐体内温度を抑制しつつ、ディスク挿入口14からの装置筐体11内への塵埃の流入を低減できるという効果がある。
なお、上述の説明から明らかなように、マイコン21及びモータ制御回路22が判定手段及び制御手段として機能することになる。
10 車載情報装置、11 装置筐体、12 モニターパネル、13 各種ボタン、13a モニターパネル開閉ボタン、14 ディスク挿入口、15 冷却ファン、21 マイコン(マイクロコンピュータ)、22 モータ制御回路、23 モニター駆動用モータ、31 塵埃センサ、41 温度センサ。
Claims (7)
- 各種電子部品が収納された装置筐体と、該装置筐体の一面に配置され該一面を開閉する開閉部と、前記装置筐体内空気を排気する冷却ファンとを有する電子機器に用いられ、前記装置筐体に流入する塵埃を防止する塵埃防止制御装置において、
前記開閉部が開状態となったか否かを判定して判定結果を得る判定手段と、
該判定結果に応じて前記冷却ファンをオンオフ制御する制御手段とを有することを特徴とする塵埃防止制御装置。 - 制御手段は判定手段の判定結果が開閉部の開状態を示す場合に冷却ファンをオフ制御することを特徴とする請求項1記載の塵埃防止制御装置。
- 装置筐体内温度を検知して検知温度を得る温度検知手段を備え、
制御手段は予め設定された上限閾値温度と前記検知温度との比較結果に応じて冷却ファンをオンオフ制御することを特徴とする請求項2記載の塵埃防止制御装置。 - 装置筐体が配置された環境中の塵埃量を検知して検知塵埃量を得る塵埃検知手段を備え、
制御手段は予め設定された塵埃量閾値と前記検知塵埃量との比較結果に応じて冷却ファンをオンオフ制御することを特徴とする請求項1記載の塵埃防止制御装置。 - 装置筐体が配置された環境中の塵埃量を検知して検知塵埃量を得る塵埃検知手段と、
前記装置筐体内温度とを検知して検知温度を得る温度検知手段とを備え、
制御手段は予め設定された限界閾値温度と前記検知温度との比較結果に応じて冷却ファンのオンオフ制御を行うとともに、予め設定された塵埃量閾値と前記検知塵埃量との比較結果に応じて前記冷却ファンのオンオフ制御を行うことを特徴とする請求項1記載の塵埃防止制御装置。 - 制御手段は限界閾値温度と検知温度との偏差が予め設定された第1の値以上で、検知塵埃量が塵埃量閾値以下であると、前記偏差が前記第1の値よりも小さい第2の値以下であるか否かを判定して冷却ファンのオンオフ制御を行うことを特徴とする請求項5記載の塵埃防止制御装置。
- 制御手段は塵埃量閾値として第1の塵埃量閾値と該第1の塵埃量閾値よりも小さい第2の塵埃量閾値が設定されており、
判定手段の判定結果が開閉部の閉状態を示している際には前記塵埃量閾値として前記第1の塵埃量閾値を用い、前記判定結果が前記開閉部の開状態を示していると前記塵埃量閾値として前記第2の塵埃量閾値を用いることを特徴とする請求項4から請求項6のうちのいずれか1項記載の塵埃防止制御装置。
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2004
- 2004-05-19 JP JP2004149479A patent/JP2005332949A/ja active Pending
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