JP2003224990A - ファンモータ装置およびファンモータ制御方法 - Google Patents

ファンモータ装置およびファンモータ制御方法

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JP2003224990A
JP2003224990A JP2002020438A JP2002020438A JP2003224990A JP 2003224990 A JP2003224990 A JP 2003224990A JP 2002020438 A JP2002020438 A JP 2002020438A JP 2002020438 A JP2002020438 A JP 2002020438A JP 2003224990 A JP2003224990 A JP 2003224990A
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Japan
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fan motor
volume
audio signal
preset
control method
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JP2002020438A
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Osamu Maruyama
修 丸山
Toshiaki Seki
俊明 関
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 楽曲再生時にファンモータによるノイズを低
減できるファンモータ装置およびファンモータ制御方法
を提供すること。 【解決手段】 車両に搭載されたオーディオ装置に、ア
ナログ音声信号の増減量を調節する音量調節手段11
と、ファンを出力軸に結合したファンモータ14と、音
量調節手段11によって調節されたアナログ音声信号の
音量により、ファンモータ14の回転数を変化させるよ
うに制御する制御手段12と、ファンモータ14の回転
数を変化させるか否かの判断基準となるアナログ音声信
号の音量を設定するための設定手段13とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載された
オーディオ装置の熱を冷却するためのファンモータ装置
およびファンモータ制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のファンモータ装置は、フ
ァンを出力軸に結合したファンモータと、このファンモ
ータの回転数を検出して制御する制御手段とを備え、前
記ファンモータの回転数は一定であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のファンモータ装置では、ファンモータの回転数を固
定していたために、再生楽曲の音量によっては前記ファ
ンモータの回転音がノイズとして大きく感じられ、耳障
りであるという問題があった。
【0004】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、楽曲再生時にファンモータによるノ
イズを低減することが可能なファンモータ装置およびフ
ァンモータ制御方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のファンモータ装
置は、音声信号の音量を調節する音量調節手段と、ファ
ンを回転させるファンモータと、前記音量調節手段によ
って調節された音声信号の音量により、前記ファンモー
タの回転数を変化させるように制御する制御手段とを設
けた構成を有している。この構成により、再生楽曲の音
量に応じてファンモータによるノイズを低減できること
となる。
【0006】また、本発明のファンモータ装置は、前記
ファンモータの回転数を変化させるか否かの判断基準と
なる音声信号の音量を設定するための設定手段を設けた
構成を有している。この構成により、使用者やサービス
マンが、ファンモータの回転数を変化させる際の判断基
準となる再生楽曲の音量を容易に設定できることとな
る。
【0007】さらに、本発明のファンモータ装置は、前
記ファンモータ近傍の温度を検知する温度検知手段と、
前記温度検知手段で検知された前記ファンモータ近傍の
温度により、前記ファンモータの回転数を変化させるよ
うに制御する制御手段とを設けた構成を有している。こ
の構成により、ファンモータによるオーディオ装置の冷
却機能を維持しながら、再生楽曲の音量に応じて前記フ
ァンモータによるノイズを低減できることとなる。
【0008】本発明のファンモータ制御方法は、予め設
定された回転数でファンモータを回転させる第1のステ
ップと、変更可能に調節された音声信号の音量と予め設
定された音声信号の音量とを比較する第2のステップ
と、この第2のステップの比較により、前記変更可能に
調節された音声信号の音量が、前記予め設定された音声
信号の音量よりも小さい場合に、前記ファンモータの回
転を停止させる第3のステップとを有するものである。
この方法により、再生楽曲の音量に応じてファンモータ
を停止させ、このファンモータによるノイズを除去でき
ることとなる。
【0009】また、本発明のファンモータ制御方法は、
予め設定された動作モードで、変更可能に調節された音
声信号の音量と予め設定された音声信号の音量とを比較
する第1のステップと、この第1のステップの比較によ
り、前記変更可能に調節された音声信号の音量が、前記
予め設定された音声信号の音量以上である場合に、予め
設定された回転数でファンモータを回転させる第2のス
テップと、前記第1のステップの比較により、前記変更
可能に調節された音声信号の音量が、前記予め設定され
た音声信号の音量よりも小さい場合に、前記ファンモー
タの回転を停止させる第3のステップとを有するもので
ある。この方法により、所定の動作モードを設定するこ
とで第2および第3のステップのファンモータ動作を容
易に実現し、特に第3のステップで前記ファンモータに
よるノイズを除去できることとなる。
【0010】さらに、本発明のファンモータ制御方法
は、変更可能に調節された音声信号の音量と予め設定さ
れた音声信号の音量とを比較する第1のステップと、こ
の第1のステップの比較により、前記変更可能に調節さ
れた音声信号の音量が、前記予め設定された音声信号の
音量よりも小さい場合に、ファンモータの回転を停止さ
せる第2のステップと、前記第1のステップの比較によ
り、前記変更可能に調節された音声信号の音量が、前記
予め設定された音声信号の音量以上である場合に、前記
ファンモータ近傍の温度により、予め設定された複数種
類の回転数のいずれかで前記ファンモータを回転させる
第3のステップとを有するものである。この方法によ
り、ファンモータによるオーディオ装置の冷却機能を維
持しながら、再生楽曲の音量が所定の音量よりも小さい
場合に前記ファンモータを停止させ、このファンモータ
によるノイズを除去できることとなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。 [第1の実施の形態]図1に示すように、本発明の第1
の実施の形態のファンモータ装置は、アナログ音声信号
の増減量(減衰量および増幅率)を調節する音量調節手
段11と、ファンが出力軸に結合されたファンモータ1
4と、音量調節手段11とファンモータ14との間で、
音量調節手段11によって調節されたアナログ音声信号
の音量により、ファンモータ14の回転数を変化させる
ように制御する制御手段12とを設けたものである。さ
らに、本発明の第1の実施の形態のファンモータ装置
は、ファンモータ14の回転数を変化させるか否かの判
断基準となるアナログ音声信号の音量を設定するための
設定手段13を設けたものである。
【0012】図1において、音量調節手段11は、例え
ば電子ボリウムで構成されており、機械的な可動部を利
用することなく、楽曲を再生した際の左右の各チャネル
の音声信号の減衰量または増幅率を電子ボリウム設定位
置として変更および設定するものである。アンプ15
は、車両に設置されて楽曲再生に用いられる内蔵アンプ
である。ファンが出力軸に結合されたファンモータ14
は、このファンを回転させて車両に搭載されたオーディ
オ装置の熱を冷却するものである。設定手段13には、
操作ボタン(例えば、ジョイスティックボタンなど)
と、操作画面を表示するための表示部(例えば、ドット
ディスプレイなど)とを備え、ファンモータ14の回転
を停止するか否かを判断するための音量(図2に示すV
OL0)を設定するために用いられる。制御手段12
は、例えばマイクロコンピュータ(以下、マイコンとい
う)で構成され、このマイコンのメモリ部に格納された
プログラムにより、ファンモータ14の回転数を検出す
るとともに、ファンモータ14が予め設定された回転数
で回転するように制御する。また、制御手段12は、前
記プログラムにより、音量調節手段11で設定された再
生楽曲の音量と、設定手段13で設定された、ファンモ
ータ14を停止させるか否かの判断基準となる音量(V
OL0)とを比較し、音量調節手段11で設定された再
生楽曲の音量がVOL0よりも小さい場合にファンモー
タ14の回転を停止させる。なお、設定手段13で設定
された音量(VOL0)は、前記マイコンのメモリ部に
更新可能に記憶されている。
【0013】次に、図2を参照しながら本実施の形態の
ファンモータ制御方法を説明する。制御手段12はオー
ディオ装置による楽曲再時、アンプ15を駆動し、さら
にアンプ15の駆動などで発生した熱を冷却するため
に、ファンモータ14に対して駆動信号を出力し、予め
設定された回転数で回転させる(ステップS101)。
ここで、制御手段12は、音量調節手段11の操作で設
定された音量を検出し、この設定された音量が予め設定
手段13で設定された、ファンモータ14を停止させる
か否かの判断基準となる音量(VOL0)より小さいか
否かを判断する(ステップS102)。その結果、前記
設定された音量が予め設定手段13で設定された音量
(VOL0)よりも小さい場合に、ファンモータ14ま
たはモータドライバ(図示せず)に対して停止信号を出
力し(ステップS103)、ファンモータ14の回転を
停止させる(ステップS104)。なお、前記設定され
た音量が予め設定手段13で設定された音量(VO
0)以上である場合には、ファンモータ14を予め設
定された回転数で継続回転させる。
【0014】以上のように、本発明の第1の実施の形態
のファンモータ装置は、アナログ音声信号の増減量を調
節する音量調節手段11と、ファンが出力軸に結合され
たファンモータ14と、音量調節手段11とファンモー
タ14との間で、音量調節手段11によって調節された
アナログ音声信号の音量により、ファンモータ14の回
転数を変化させるように制御する制御手段12とを設け
ているので、再生楽曲の音量に応じてファンモータ14
によるノイズを低減できる。
【0015】また、本発明の第1の実施の形態のファン
モータ装置は、ファンモータ14の回転数を変化させる
か否かの判断基準となるアナログ音声信号の音量(VO
0)を設定するための設定手段13を設けているの
で、使用者やサービスマンがファンモータ14の回転数
を変化させる際の判断基準となる再生楽曲の音量を容易
に設定できる。
【0016】さらに、本発明の第1の実施の形態のファ
ンモータ制御方法は、予め設定された回転数でファンモ
ータ14を回転させるステップS101と、変更可能に
調節されたアナログ音声信号の音量と予め設定されたア
ナログ音声信号の音量(VOL0)とを比較するステッ
プS102と、このステップS102の比較により、前
記変更可能に調節されたアナログ音声信号の音量が、前
記予め設定されたアナログ音声信号の音量よりも小さい
場合に、ファンモータ14の回転を停止させるステップ
S103、S104とを有しているので、再生楽曲の音
量に応じてファンモータ14を停止させ、このファンモ
ータ14によるノイズを除去できる。
【0017】なお、上記実施の形態では音量調節手段1
1として電子ボリウムを用いた場合について説明した
が、本発明は電子ボリウムのほかに、可変抵抗器などの
機械的可動部を有するボリウムを用いても同様の効果が
得られるものである。
【0018】さらに、上記実施の形態では前述のファン
モータ制御方法を実現するためのプログラムをマイコン
のメモリ部に記憶した場合について説明したが、本発明
はこのほかに、前述のファンモータ制御方法を実現する
ためのプログラムを記録した携帯可能な記録媒体、およ
びこの記録媒体を読み取る読取手段を設けて、前記プロ
グラムを前記記録媒体から読み取り、制御手段12で実
行しても同様の効果が得られるものである。さらに、前
記記録媒体を移動および交換することで、プログラムの
更新が容易に行えるものである。
【0019】また、上記実施の形態では前述のファンモ
ータ制御方法を実現するためのプログラムをマイコンの
メモリ部に記憶した場合について説明したが、本発明は
このほかに、ネットワークインタフェースおよび通信手
段を設け、LANなどのネットワーク上の外部装置から
前記プログラムを制御手段12にダウンロードして実行
しても同様の効果が得られるものである。さらに、プロ
グラムの更新がネットワークを介して容易に行えるもの
である。
【0020】ここで、前記プログラムは、マイコンなど
の制御手段12に、ファンモータ14に対して駆動信号
を出力し、予め設定された回転数で前記ファンモータを
回転させるステップS101と、変更可能に調節された
アナログ音声信号の音量を検出し、予め設定されたアナ
ログ音声信号の音量(VOL0)と比較するステップS
102と、このステップS102の比較により、前記変
更可能に調節されたアナログ音声信号の音量が、前記予
め設定されたアナログ音声信号の音量よりも小さい場合
に、ファンモータ14に対し、停止信号を出力して回転
を停止させるステップS103、S104とを実行させ
るためのものである。
【0021】[第2の実施の形態]本発明の第2の実施
の形態のファンモータ装置は、設定手段13による設定
および制御手段12による制御を除いて第1の実施の形
態と概ね同様であるため、図1を用いるとともに同一構
成には同一符号を付与して説明を省略する。
【0022】図3に示すように、本発明の第2の実施の
形態のファンモータ制御方法は第1の実施の形態とは、
予め設定された静音モードで、変更可能に調節されたア
ナログ音声信号の音量と予め設定されたアナログ音声信
号の音量(VOL0)とを比較するステップS201、
S202と、このステップS202の比較により、前記
変更可能に調節されたアナログ音声信号の音量が、前記
予め設定されたアナログ音声信号の音量以上である場合
に、予め設定された回転数でファンモータ14を回転さ
せるステップS203と、ステップS202の比較によ
り、前記変更可能に調節されたアナログ音声信号の音量
が、前記予め設定されたアナログ音声信号の音量よりも
小さい場合に、ファンモータ14の回転を停止させるス
テップS204、S205とを有するものである。
【0023】本実施の形態では、設定手段13の操作
で、予め設定された1種類の回転数でファンモータ14
を駆動する通常モードと、音量調節手段11で設定され
た音量が予め設定手段13で設定された音量(VO
0)より大きい場合に、ファンモータ14を予め設定
手段13で設定された回転数S0で回転させ、音量調節
手段11で設定された音量が予め設定手段13で設定さ
れた音量(VOL0)以下である場合には、ファンモー
タ14の回転を停止させる静音モードとを設定するもの
である。なお、設定手段13の操作で設定された動作モ
ード(通常モード、静音モードを含む)の設定内容、フ
ァンモータ14を停止させるか否かを判断する基準とな
る音量(VOL0)および静音モードでの回転数S0は、
更新可能にマイコンのメモリ部に記憶されている。制御
手段12は、予め設定された動作モードによってファン
モータ14を駆動し、特に前記静音モードでは、音量調
節手段11で設定された再生楽曲の音量と、設定手段1
3で予め設定された音量(VOL 0)とを比較した結果
により、ファンモータ14を回転数S0で回転させる
か、またはファンモータ14の回転を停止させるもので
ある。
【0024】次に、図3を参照しながら本実施の形態の
ファンモータ制御方法を説明する。制御手段12は、マ
イコンのメモリ部に設定された内容により、静音モード
が設定されているか否かを判断し(ステップs20
1)、静音モードが設定されている場合には、さらに音
量調節手段11の操作で設定された音量を検出し、この
設定された音量が予め設定手段13で設定された音量
(VOL0)よりも小さいか否かを判断する(ステップ
S202)。その結果、前記設定された音量が予め設定
手段13で設定された音量(VOL0)以上である場合
に、ファンモータ14に対して駆動信号を出力し、回転
数S0で回転させる(ステップS203)。また、前記
設定された音量が予め設定手段13で設定された音量
(VOL0)以下である場合には、ファンモータ14ま
たはモータドライバ(図示せず)に対して停止信号を出
力し(ステップS204)、ファンモータ14の回転を
停止させる(ステップS205)。なお、静音モードが
設定されていない場合には、制御手段12は通常モード
でファンモータ14を駆動する(ステップs206)。
【0025】以上のように、本発明の第2の実施の形態
のファンモータ制御方法は、本発明の第2の実施の形態
のファンモータ制御方法は第1の実施の形態とは、予め
設定された静音モードで、変更可能に調節されたアナロ
グ音声信号の音量と予め設定されたアナログ音声信号の
音量(VOL0)とを比較するステップS201、S2
02と、このステップS202の比較により、前記変更
可能に調節されたアナログ音声信号の音量が、前記予め
設定されたアナログ音声信号の音量以上である場合に、
予め設定された回転数でファンモータ14を回転させる
ステップS203と、ステップS202の比較により、
前記変更可能に調節されたアナログ音声信号の音量が、
前記予め設定されたアナログ音声信号の音量よりも小さ
い場合に、ファンモータ14の回転を停止させるステッ
プS204、S205とを有しているので、静音モード
を設定することでステップS203、S204、S20
5のファンモータ動作を容易に実現し、特にステップS
204、S205でファンモータ14によるノイズを除
去できる。
【0026】なお、上記実施の形態では前述のファンモ
ータ制御方法を実現するためのプログラムをマイコンの
メモリ部に記憶した場合について説明したが、本発明は
このほかに、前述のファンモータ制御方法を実現するた
めのプログラムを記録した携帯可能な記録媒体、および
この記録媒体を読み取る読取手段を設けて、前記プログ
ラムを前記記録媒体から読み取り、制御手段12で実行
しても同様の効果が得られるものである。さらに、前記
記録媒体を移動および交換することで、プログラムの更
新が容易に行えるものである。
【0027】また、上記実施の形態では前述のファンモ
ータ制御方法を実現するためのプログラムをマイコンの
メモリ部に記憶した場合について説明したが、本発明は
このほかに、ネットワークインタフェースおよび通信手
段を設け、LANなどのネットワーク上の外部装置から
前記プログラムを制御手段12にダウンロードして実行
しても同様の効果が得られるものである。さらに、プロ
グラムの更新がネットワークを介して容易に行えるもの
である。
【0028】ここで、前記プログラムは、マイコンなど
の制御手段12に、ファンモータ14の動作モード(通
常モード、静音モード)のいずれが設定されているかを
判断するステップS201と、静音モードが設定されて
いる場合に、変更可能に調節されたアナログ音声信号の
音量を検出し、予め設定されたアナログ音声信号の音量
(VOL0)と比較するステップS202と、このステ
ップS202の比較により、前記変更可能に調節された
アナログ音声信号の音量が、前記予め設定されたアナロ
グ音声信号の音量以上である場合に、ファンモータ14
に対して駆動信号を出力し、予め設定された回転数S0
でファンモータ14を回転させるステップS203と、
ステップS202の比較により、前記変更可能に調節さ
れたアナログ音声信号の音量が、前記予め設定されたア
ナログ音声信号の音量よりも小さい場合に、ファンモー
タ14に対し、停止信号を出力して回転を停止させるス
テップS204、S205とを実行させるためのもので
ある。
【0029】[第3の実施の形態]図4は本発明の第3
の実施の形態のファンモータ装置を示す。これは第1の
実施の形態とは、ファンモータ14近傍の温度を検知す
る温度検知手段16と、この温度検知手段16で検知さ
れたファンモータ14近傍の温度により、ファンモータ
14の回転数を変化させるように制御する制御手段12
とを設けた点が相違している。この構成によれば、ファ
ンモータ14によるオーディオ装置(図4に示す構成を
含む)の冷却機能を維持しながら、再生楽曲の音量に応
じてファンモータ14によるノイズを低減できるという
効果も得られる。
【0030】図4において、温度検知手段16は、ファ
ンモータ14近傍の温度、あるいはファンモータ14お
よびアンプ15を含むオーディオ装置内の温度を検出す
るための温度センサであり、温度検知手段16の検知情
報(信号)は制御手段12に送出される。
【0031】設定手段13は、予め設定された1種類の
回転数でファンモータ14を駆動する通常モードと、電
子ボリウムからなる音量調節手段11で設定された音量
が予め設定手段13で設定された音量(VOL0)以上
である場合に、温度検知手段16の検知情報に応じ、フ
ァンモータ14を予め設定手段13で設定された複数種
類の回転数S1、S2のいずれかで回転させ、また、音量
調節手段11で設定された音量が予め設定手段13で設
定された音量(VOL0)よりも小さい場合には、ファ
ンモータ14の回転を停止させる静音モードとを設定す
るものである。なお、設定手段13の操作で設定された
動作モード(通常モード、静音モードを含む)の設定内
容と、ファンモータ14の回転数S1、S2(S1>S2
と、この回転数S1、S2のいずれを設定するかを判断す
る基準となる温度(Th0)と、ファンモータ14を停
止させるか否かの判断基準となる音量(VOL0)と
は、更新可能にマイコンのメモリ部に記憶されている。
【0032】制御手段12は、予め設定された動作モー
ドによってファンモータ14を駆動し、特に前記静音モ
ードでは、音量調節手段11で設定された再生楽曲の音
量と、設定手段13で設定された音量(VOL0)とを
比較した結果により、ファンモータ14を回転数S1
たはS2で回転させるか、あるいはファンモータ14の
回転を停止させるものである。また、制御手段12は、
前記静音モードで、音量調節手段11で設定された再生
楽曲の音量が、設定手段13で設定された音量(VOL
0)より大きい場合であって、温度検知手段16で検出
された温度が前記温度(Th0)よりも高い場合(高温
の場合)に、回転数S1でファンモータ14を駆動し、
温度検知手段16で検出された温度が前記温度(T
0)よりも低い場合(常温の場合)には、回転数S2
ファンモータ14を駆動するものである。
【0033】次に、図5を参照しながら本実施の形態の
ファンモータ制御方法を説明する。制御手段12は、マ
イコンのメモリ部に設定された内容により、静音モード
が設定されているか否かを判断し(ステップS30
1)、静音モードが設定されている場合には、さらに音
量調節手段11の操作で設定された音量を検出し、この
設定された音量が予め設定手段13で設定された音量
(VOL0)よりも小さいか否かを判断する(ステップ
S302)。その結果、前記設定された音量が予め設定
手段13で設定された音量(VOL0)以上である場合
に、温度検知手段16で検知された温度と予め設定手段
13で設定された温度(Th0)とを比較して、高温か
常温かを判断する(ステップS303)。その結果、温
度検知手段16で検知された温度が予め設定手段13で
設定された温度(Th0)以上である場合(ステップS
303の高温)には、ファンモータ14に対して駆動信
号を出力し、回転数S1で回転させる(ステップS30
4)。また、温度検知手段16で検知された温度が予め
設定手段13で設定された温度(Th0)よりも低い場
合(ステップS303の常温)には、ファンモータ14
に対して駆動信号を出力し、回転数S2で回転させる
(ステップS305)。さらに、前記設定された音量が
予め設定手段13で設定された音量(VOL0)よりも
小さい場合(ステップS302)には、ファンモータ1
4またはモータドライバ(図示せず)に対して停止信号
を出力し(ステップS307)、ファンモータ14の回
転を停止させる(ステップS308)。なお、静音モー
ドが設定されていない場合(ステップS301)には、
制御手段12は通常モードでファンモータ14を駆動す
る(ステップS306)。ここで、通常モードでのファ
ンモータ14の回転数は、前述の回転数S1またはS2
もよいし、ほかに設定してもよい。
【0034】以上のように、本発明の第3の実施の形態
のファンモータ制御方法は、変更可能に調節されたアナ
ログ音声信号の音量と予め設定されたアナログ音声信号
の音量(VOL0)とを比較するステップS302と、
このステップS302の比較により、前記変更可能に調
節されたアナログ音声信号の音量が、前記予め設定され
たアナログ音声信号の音量よりも小さい場合に、ファン
モータ14の回転を停止させるステップS307、S3
08と、ステップS302の比較により、前記変更可能
に調節されたアナログ音声信号の音量が、前記予め設定
されたアナログ音声信号の音量以上である場合に、ファ
ンモータ14近傍の温度により、予め設定された複数種
類の回転数S1、S2のいずれかでファンモータ14を回
転させるステップS304、S305とを有しているの
で、ファンモータ14によるオーディオ装置の冷却機能
を維持しながら、再生楽曲の音量が所定の音量よりも小
さい場合にファンモータ14を停止させ、このファンモ
ータ14によるノイズを除去することができる。
【0035】なお、上記実施の形態では音量調節手段1
1として電子ボリウムを用いた場合について説明した
が、本発明は電子ボリウムのほかに、可変抵抗器などの
機械的可動部を有するボリウムを用いても同様の効果が
得られるものである。
【0036】また、上記実施の形態では前述のファンモ
ータ制御方法を実現するためのプログラムをマイコンの
メモリ部に記憶した場合について説明したが、本発明は
このほかに、前述のファンモータ制御方法を実現するた
めのプログラムを記録した携帯可能な記録媒体、および
この記録媒体を読み取る読取手段を設けて、前記プログ
ラムを前記記録媒体から読み取り、制御手段12で実行
しても同様の効果が得られるものである。さらに、前記
記録媒体を移動および交換することで、プログラムの更
新が容易に行えるものである。
【0037】また、上記実施の形態では前述のファンモ
ータ制御方法を実現するためのプログラムをマイコンの
メモリ部に記憶した場合について説明したが、本発明は
このほかに、ネットワークインタフェースおよび通信手
段を設け、LANなどのネットワーク上の外部装置から
前記プログラムを制御手段12にダウンロードして実行
しても同様の効果が得られるものである。さらに、プロ
グラムの更新がネットワークを介して容易に行えるもの
である。
【0038】ここで、前記プログラムは、マイコンなど
の制御手段12に、変更可能に調節されたアナログ音声
信号の音量を検出し、予め設定されたアナログ音声信号
の音量(VOL0)と比較するステップS302と、ス
テップS302の比較により、前記変更可能に調節され
たアナログ音声信号の音量が、前記予め設定されたアナ
ログ音声信号の音量よりも小さい場合に、ファンモータ
14に対し、停止信号を出力して回転を停止させるステ
ップS307、S308と、ステップとS302の比較
により、前記変更可能に調節されたアナログ音声信号の
音量が、前記予め設定されたアナログ音声信号の音量以
上である場合に、ファンモータ14近傍の温度により、
ファンモータ14に対して駆動信号を出力し、予め設定
された複数種類の回転数S1、S2のいずれかで回転させ
るステップS304、S305とを実行させるためのも
のである。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は音量調節
手段によって調節された音声信号の音量に応じて、ファ
ンモータの回転数を変化させることにより、楽曲再生時
にファンモータによるノイズを低減できるという優れた
効果を有するファンモータ装置およびファンモータ制御
方法を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のファンモータ装置
を示すブロック図
【図2】本発明の第1の実施の形態のファンモータ制御
方法を示すフローチャート
【図3】本発明の第2の実施の形態のファンモータ制御
方法を示すフローチャート
【図4】本発明の第3の実施の形態のファンモータ装置
を示すブロック図
【図5】本発明の第3の実施の形態のファンモータ制御
方法を示すフローチャート
【符号の説明】
11 音量調節手段(電子ボリウム) 12 制御手段(マイコン) 13 設定手段 14 ファンモータ 15 アンプ 16 温度検知手段(温度センサ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H550 AA08 AA16 BB05 DD01 EE03 FF03 GG03 JJ03 KK06 LL01 LL37 MM01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声信号の音量を調節する音量調節手段
    と、ファンを回転させるファンモータと、前記音量調節
    手段によって調節された音声信号の音量により、前記フ
    ァンモータの回転数を変化させるように制御する制御手
    段とを設けたことを特徴とするファンモータ装置。
  2. 【請求項2】 前記ファンモータの回転数を変化させる
    か否かの判断基準となる音声信号の音量を設定するため
    の設定手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の
    ファンモータ装置。
  3. 【請求項3】 前記ファンモータ近傍の温度を検知する
    温度検知手段と、前記温度検知手段で検知された前記フ
    ァンモータ近傍の温度により、前記ファンモータの回転
    数を変化させるように制御する制御手段とを設けたこと
    を特徴とする請求項1または2に記載のファンモータ装
    置。
  4. 【請求項4】 予め設定された回転数でファンモータを
    回転させる第1のステップと、変更可能に調節された音
    声信号の音量と予め設定された音声信号の音量とを比較
    する第2のステップと、この第2のステップの比較によ
    り、前記変更可能に調節された音声信号の音量が、前記
    予め設定された音声信号の音量よりも小さい場合に、前
    記ファンモータの回転を停止させる第3のステップとを
    有することを特徴とするファンモータ制御方法。
  5. 【請求項5】 予め設定された動作モードで、変更可能
    に調節された音声信号の音量と予め設定された音声信号
    の音量とを比較する第1のステップと、この第1のステ
    ップの比較により、前記変更可能に調節された音声信号
    の音量が、前記予め設定された音声信号の音量以上であ
    る場合に、予め設定された回転数でファンモータを回転
    させる第2のステップと、前記第1のステップの比較に
    より、前記変更可能に調節された音声信号の音量が、前
    記予め設定された音声信号の音量よりも小さい場合に、
    前記ファンモータの回転を停止させる第3のステップと
    を有することを特徴とするファンモータ制御方法。
  6. 【請求項6】 変更可能に調節された音声信号の音量と
    予め設定された音声信号の音量とを比較する第1のステ
    ップと、この第1のステップの比較により、前記変更可
    能に調節された音声信号の音量が、前記予め設定された
    音声信号の音量よりも小さい場合に、ファンモータの回
    転を停止させる第2のステップと、前記第1のステップ
    の比較により、前記変更可能に調節された音声信号の音
    量が、前記予め設定された音声信号の音量以上である場
    合に、前記ファンモータ近傍の温度により、予め設定さ
    れた複数種類の回転数のいずれかで前記ファンモータを
    回転させる第3のステップとを有することを特徴とする
    ファンモータ制御方法。
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