JP2785616B2 - 静音運転システム - Google Patents

静音運転システム

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JP2785616B2
JP2785616B2 JP4296743A JP29674392A JP2785616B2 JP 2785616 B2 JP2785616 B2 JP 2785616B2 JP 4296743 A JP4296743 A JP 4296743A JP 29674392 A JP29674392 A JP 29674392A JP 2785616 B2 JP2785616 B2 JP 2785616B2
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rotation
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裕武 安藤
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  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転数可変型のモータの
静音運転システムに係り、モータを搭載する筺体等の構
造物において共振を生じない回転数でモータを駆動する
ものに関する。
【0002】
【従来の技術】回転数可変型のモータを用いて制御信号
によりモータの回転数を制御するシステムでは、モータ
の搭載された筺体等の構造物がモータの回転による振動
に共振し、騒音の原因となることがある。この共振は、
構造物等の固有振動数がモータの回転による振動数ある
いは異次の振動数に一致した場合に生ずるものであるか
ら、構造物等の質量を大きくして振動しにくいようにす
るか、あるいは、モータの回転による振動数等がこれら
構造物等の固有振動数に一致しないように回転数を制御
すれば、構造物等の共振による騒音を軽減することがで
きる。しかし、この固有振動数は、筺体等の構造あるい
は材質等によっても異なるものであり、予め共振を生ず
るモータ回転数を予測し、共振による騒音が発生しない
回転数に制御することは困難である。また、構造物等の
質量増加はコストアップを招く。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の問
題に鑑み、モータを搭載した筺体等の構造物が、モータ
の回転による振動に共振現象を生じるモータの回転数を
検出し、この回転数を避けた回転数でモータを駆動し、
構造物等の共振現象による騒音を軽減するものを提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するため、モータを所要の回転数で駆動するための制
御信号を出力する制御部と、制御部よりの信号によりモ
ータを駆動するモータ駆動部と、モータの回転に伴って
発生する音を検知する音センサと、音センサよりの信号
のピークを検出するピーク検出部とでなり、前記制御部
に切換スイッチを設け、この切換スイッチの操作により
モータの回転数を掃引する制御信号を出力し、モータ駆
動部によりモータを回転数を掃引して駆動し、前記ピー
ク検出部によるピーク検出時の回転数を制御部に記憶す
るようにし、モータ運転信号の入力時、運転信号による
回転数を記憶の回転数と比較し、一致した場合、運転信
号による回転数をシフトした回転数の制御信号を出力し
てモータを駆動するようにして静音運転システムを構成
した。
【0005】
【作用】以上のように構成したので、本発明による静音
運転システムにおいては、読込スイッチを「読込」に切
り換えることにより、制御部より、モータの回転数を低
速回転から高速回転まで掃引する制御信号を出力し、モ
ータ駆動部を介しモータの回転数を掃引させて駆動す
る。モータの回転に伴ってモータあるいは筺体等の構造
物の振動で発生する音を音センサで検知し、音センサよ
りの信号のピークを検出し、このピーク検出時のモータ
の回転数を制御部に記憶する。そして、モータの通常運
転時、入力される運転信号より制御部にて回転数を判別
し、記憶されている回転数に一致した場合、運転信号に
よる回転数を所要の回転数シフトした回転数とする制御
信号を出力し、モータ駆動部によりモータを駆動する。
【0006】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明による静音運転
システムの実施例を詳細に説明する。図1は本発明によ
る静音運転システムの一実施例の要部ブロック図であ
る。図において、1は読込スイッチで、「読込」に切り
換えた場合、装置はモータの回転による振動にて共振現
象を生じる回転数を読み込むための動作に切り換わる。
2は入力部で、モータ4の運転信号を入力する。3は制
御部で、読込スイッチ1の「読込」切り換え時、モータ
4の回転数を低速回転から高速回転まで連続的に可変す
る制御信号を出力し、後述するピーク検出部7によるピ
ーク検出時の回転数をRAM(書き換え可能型メモリ)
等に記憶し、また、通常運転時、入力部2よりの運転信
号による回転数を判別し、この回転数が前記RAM等に
記憶されてた回転数に一致しない場合は運転信号による
回転数の制御信号を出力し、RAM等に記憶の回転数に
一致した場合、所要の演算によりこの回転数をシフトし
た回転数の制御信号で出力する。4はモータ駆動部で、
制御部3よりの制御信号に基づいてモータ5を駆動す
る。モータ5は回転数を連続的に可変できるモータであ
る。6は音センサで、例えば、人の耳に聞こえる周波数
帯の音を入力し、電気信号に変換して出力するマイクロ
ホンで構成し、モータ5あるいはモータ5を搭載した筺
体等の機構物の発生する音を検出する。ピーク検出部7
は、音センサ6よりの信号を微分回路で微分する等によ
り、騒音等のピークを検出する。
【0007】次に、本発明による静音運転システムの動
作を図2の騒音レベル図および図3のフローチャートに
より説明する。共振現象を生じるモータ5の回転数を制
御部3のRAM等に記憶するため、読込スイッチ1を
「読込」に切り換える(ステップ1:Yes 、以降、ST1
等と略す)。この切り換えにより、制御部3より、モー
タ5の回転数を、通常運転時の回転数の可変範囲で低速
回転から高速回転までを掃引して回転する制御信号を出
力し、モータ駆動部4によりモータ5を駆動する(ST
2)。モータ5は、一般に回転数の増加に応じて振動等
による騒音が増加する。このモータ5の振動周波数ある
いは異次の周波数が、モータ5を搭載した筺体等の構造
物の持つ固有振動数に一致した場合、構造物等は共振現
象を生じ、騒音が極度に大きくなる。すなわち、図2の
ように、例えば、モータの回転数11、12、13等の時にそ
れぞれ騒音レベルがピークとなる。
【0008】これらの騒音を音センサ6で検知し、検知
された信号をピーク検出部7に入力する。ピーク検出部
7は、例えば、制御部3によるモータの回転数の掃引に
応動して、音センサ6よりの信号を微分回路で微分する
等により、騒音等のピークを検出する(ST3)。このピ
ーク検出時に出力された制御信号の回転数を判別し(ST
4)、この回転数をRAM等に記録する(ST5)。そし
て、さらに、共振現象を生じる他の回転数を検出するた
めモータ5の回転数を掃引し(ST6:No)、上記の共振
現象を生じるモータ回転数の判別動作を繰り返し、判別
された回転数を前記RAM等に記録する。
【0009】共振を生じる回転数の読込終了後、読込ス
イッチ1を「通常運転」に切り換える(ST1:No)。運
転のため入力部2よりモータ5の運転信号が入力する
(ST7)。この信号は制御部3に入力し、運転信号より
回転数を判別する(ST8)。この判別された回転数をR
AM等に記録されている回転数と比較し、一致した場合
(ST9:Yes )、入力部2よりの運転信号による回転数
を所要の演算によりシフトした回転数の制御信号にして
出力し(ST10)、モータ駆動部4を介しモータ5を駆動
する(ST11)。なお、前記ST9にて運転信号より判別し
た回転数がRAM等に記録されている回転数に一致しな
い場合(ST9:No)、入力部2よりの運転信号による回
転数でモータ5を駆動する。
【0010】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明による静
音運転システムによれば、設置時、所要の操作でモータ
の回転数を掃引し回転による振動で構造物等に共振を生
じる回転数を判別してRAM等に記憶し、以降、運転
時、運転信号によるモータの回転数が記憶された回転数
に一致した場合、この回転数をシフトした回転数でモー
タを駆動し、構造物等の共振現象による騒音を軽減する
ものである。従って、モータを搭載する筺体等の構造物
の共振周波数が不明の場合、あるいは搭載条件が事前に
定まらないような場合に特に効果を発揮するものであ
り、構造物等の質量を増加して振動を防止する等による
コストアップを抑えることができ、例えば、家庭用の空
気調和機の運転による騒音を減らす手段等として有用で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による静音運転システムの一実施例の要
部ブロック図である。
【図2】本発明による静音運転システムを説明するため
の騒音レベル図である。
【図3】本発明による静音運転システムの動作を説明す
るためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 設定部 2 入力部 3 制御部 4 モータ駆動部 5 モータ 6 音センサ 7 ピーク検出部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータを所要の回転数で駆動するための
    制御信号を出力する制御部と、制御部よりの信号により
    モータを駆動するモータ駆動部と、モータの回転に伴っ
    て発生する音を検知する音センサと、音センサよりの信
    号のピークを検出するピーク検出部とでなり、前記制御
    部に切換スイッチを設け、この切換スイッチの操作によ
    りモータの回転数を掃引する制御信号を出力し、モータ
    駆動部によりモータを回転数を掃引して駆動し、前記ピ
    ーク検出部によるピーク検出時の回転数を制御部に記憶
    するようにし、モータ運転信号の入力時、運転信号によ
    る回転数を記憶の回転数と比較し、一致した場合、運転
    信号による回転数をシフトした回転数の制御信号を出力
    してモータを駆動するように構成した静音運転システ
    ム。
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