JPH09250497A - 機器の冷却方法及び冷却装置 - Google Patents

機器の冷却方法及び冷却装置

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JPH09250497A
JPH09250497A JP8084654A JP8465496A JPH09250497A JP H09250497 A JPH09250497 A JP H09250497A JP 8084654 A JP8084654 A JP 8084654A JP 8465496 A JP8465496 A JP 8465496A JP H09250497 A JPH09250497 A JP H09250497A
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JP
Japan
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fans
fan
cooling
noise
phase
Prior art date
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Pending
Application number
JP8084654A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Furukawa
達也 古川
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP8084654A priority Critical patent/JPH09250497A/ja
Publication of JPH09250497A publication Critical patent/JPH09250497A/ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 同じ構造のファンを多数用いて冷却する場
合、全体としてのファンの騒音値を最小にして待期時に
静かになるようにする。 【解決手段】 PPCでは、図2に示すように、複数個
の同じ型のァンM1,M2,M3でそれぞれの発熱源を
冷却することが多いが、その時、それぞれのファンの
(単位時間当りの回転数)×(羽根枚数)を等しくしな
いように回転数を変えて駆動する。具体的には、直列に
抵抗R2,R3を入れることにより、それぞれのファン
モータにかかる直流電圧を異ならしめ、DCモータの回
転数が同じにならず、それぞれ異なったものとなる。そ
うすると、騒音のピーク周波数がずれるので全体として
の騒音値は低下する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機器の冷却方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】PPC(Plain Poper Copien)等OA機
器は性能向上のため、ますます回路系が多くなり、また
小型化するために、熱が内部にこもりやすくなってお
り、冷却ファンを複数個つけて発熱部分それぞれを冷却
する構造になってきている。ファン騒音自体はそれほど
大きな騒音ではないが、待期時にはうるさく感じられ
る。
【0003】特開昭60−162680号公報には、オ
フィスコンピュータ等の事務機器の騒音低減装置が開示
されているが、この騒音低減装置は、ダクトにより騒音
の位相をずらせるものであり、複数のファンを用いたこ
れらのファンの位相を調整することにより、騒音を低減
しようとすることは何ら考慮されていない。
【0004】また、特開平4−469号公報には、現像
器ユニットの隣接部に設けられたギャの発生音を低減さ
せることが開示されているが、この消音装置は、ヘルム
ホルツ型の共鳴器による消音であり、単一のファンには
効果があるが、複数のファンへの適用は難しい。
【0005】更に、特開平5−158487号公報に
は、自動車の車室や航空機の客室等の騒音を能動的に低
減する能動型騒音制御装置が開示されているが、この制
御装置は、アクティブノイズコントロールによる消音で
あり、スピーカから音を発生させて音を下げるものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、複数のフ
ァンがある場合、特に同じ構造のファンが多数ある場合
に、全体としてのファンの騒音値を最小にして待期時に
静かになるようにするもので、スピーカではなく、ファ
ン同志の音を重ね合わせて消音するようにして、余分な
音源を不要としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
のファンにより機器の冷却を行う冷却装置において、そ
れぞれのファンの(単位時間当り回転数)×(羽根枚
数)を等しくしないことを特徴とするものである。
【0008】請求項2の発明は、複数のファンにより機
器の冷却を行う冷却装置において、(単位時間当り回転
数)×(羽根枚数)が同じであるファンの騒音位相が等
しくならないように駆動することを特徴とするものであ
る。
【0009】請求項3の発明は、複数のファンにより機
器の冷却を行う機器において、(単位時間当り回転数)
×(羽根枚数)が同じであるファンのうち、少なくとも
一つのファンを他のファンに対して逆位相の騒音が発生
するように駆動することを特徴とするものである。
【0010】請求項4の発明は、複数のファンにより冷
却を行う機器において、騒音を検知する手段と、少くと
も一つのファンの位相を制御する手段とを有し、検知し
た騒音が最小となるように前記位相制御手段によりファ
ンの位相を制御することを特徴とするものである。
【0011】請求項5の発明は、複数のファンにより冷
却を行う機器において、少くとも二つのファンの振動を
検知する手段と、少くとも一方のファンの位相を制御す
る手段を有し、該一方のファンの位相を予め決められた
位相遅れとなるように制御することを特徴とするもので
ある。
【0012】請求項6の発明は、請求項2ないし5の発
明において、ファン駆動モータをステッピングモータと
することを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、市販のDC小型ファンの
騒音の周波数分析結果を示す図で、図示のように、周波
数f−fanの倍数の騒音が強いスペクトルを持つ。ここ
で、 (f−fan)=(単位時間当りの回転数)×(羽根枚
数) である。
【0014】(請求項1の発明)図2は、請求項1の発
明の実施例を説明するための図で、同図は、複数のファ
ンM1,M2,M3を用いて機器を冷却する場合の回路
構成図である。PPCでは、図2に示すように、複数個
のファンM1,M2,M3でそれぞれの発熱源を冷却す
ることが多いが、同じ型のファンを用いることも多い。
その時は、それぞれのファンの(単位時間当りの回転
数)×(羽根枚数)が等しくならないように回転数を変
えてやると良い。具体的には、図2に示すように、抵抗
R2,R3を直列に入れることにより、それぞれのファ
ンモータM1,M2,M3にかかる直流電圧が異なるの
でDCモータの回転数が同じにならず、図1に示したf
−fanはそれぞれ異なったものとなる。そうすると、騒
音のピーク周波数がずれるので全体としての騒音値は低
下する。なお、ファンそれぞれを別電源とし、電圧を変
えても良い。
【0015】(請求項2の発明)図3は、請求項2の発
明の実施例を説明するための図で、DCモータM1,M
2,M3それぞれに電流検出器I1,I2,I3を設
け、ブラシの切替時の電流変化を制御回路11で検出
し、制御回路11内のマイクロコンピュータにて、それ
ぞれのモータの切替間隔を一定とし、かつ、3つのモー
タの位相が120°づつずれるように可変抵抗R2,R
3を変化させて制御するようにしたもので、これによ
り、騒音の位相が120°づつずれ、全体で相互に打ち
消し合うようにしたものである。
【0016】(請求項3の発明)請求項3の発明は、図
3と同じ構成であるが、あらかじめ2つのファン(例え
ば、M2とM3)の騒音が、図4(A),(B)に示す
ように逆位相となるモータ駆動の位相差を測定して、そ
の位相差をメモリーに入れておくことにより、マイクロ
コンピュータにて指定された位相差となるように可変抵
抗R2,R3を変化させて制御すると、これら2つのフ
ァンから発生された騒音は、図4(C)に示すように、
相殺されて0となる。なお、位相差を検出する手段とし
て、ロータリーエンコーダーをモータ軸上に組み込んで
その出力を用いてもよい。
【0017】(請求項4の発明)図5は、請求項4の発
明の実施例を説明するための図で、OA機器上で、複数
のファン全体の騒音が測定できる場所にマイクロフォン
12を配設し、図6(A)に示すように、例えば、ファ
ンM1の抵抗R1を一瞬変えて、該ファンM1の回転を
一瞬遅くすると、ファンM1の騒音の位相が変化する。
制御回路11にて順次ファンM1の位相を変化させてマ
イク12にてひろったファン全体の騒音が最低となる位
相でファンM1を駆動する。この調整を、時々行えば騒
音が最低となるレベルが保たれ、静かになる。
【0018】(請求項5の発明)図7は、請求項5の発
明の実施例を説明するための図で、この実施例は、ファ
ンM1とファンM2近傍に加速度ピックアップ等の振動
検出器V1,V2を配置したもので、予めファンM1と
ファンM2の振動位相差を変化させて全体の騒音を測定
しておき、騒音が最小となる振動位相差を制御回路11
のメモリーに記憶させ、ファンの実際の稼動時には決め
られた位相差になるように、図6に示したように、抵抗
R1を一瞬変化させて調整するものである。
【0019】(請求項6の発明)以上、OA機器等で使
用されているDCファンでの実施例を示してきたが、D
Cモータの場合、電圧を変化させて位相を調整する必要
があり、少し制御が難しい。そこで、パルスモータにて
ファンを構成すれば、パルス間隔を変化させることによ
り容易に位相を変えることができる。
【0020】
【発明の効果】請求項1の発明によると、複数のファン
により機器の冷却を行う冷却装置において、それぞれの
ファンの(単位時間当り回転数)×(羽根枚数)を等し
くしないようにしたので、複数のファンを用いた機器に
おいて、突出したピーク騒音をなくし、騒音全体のレベ
ルを低下させることができる。
【0021】請求項2の発明によると、複数のファンに
より機器の冷却を行う冷却装置において、(単位時間当
り回転数)×(羽根枚数)が同じファンの騒音位相が等
しくならないように駆動するようにしたので、複数のフ
ァンのピーク騒音が重なってより大きな音になることが
なくなり、騒音全体のレベルを低下させることができ
る。
【0022】請求項3の発明によると、複数のファンに
より機器の冷却を行う機器において、(単位時間当り回
転数)×(羽根枚数)が同じファンのうち、少なくとも
一つのファンを他のファンに対して逆位相の騒音が発生
するように駆動するようにしたので、複数のファンの騒
音が逆位相となって互いに打ち消し合う働きをし、騒音
のレベルを低下させることができる。
【0023】請求項4の発明によると、複数のファンに
より冷却を行う機器において、騒音を検知する手段と、
少くとも一つのファンの位相を制御する手段とを有し、
検知した騒音が最小となるように前記位相制御手段によ
りファンの位相を制御するようにしたので、騒音を直接
的に測定して位相を制御することにより、騒音値が最小
となるように制御することができる。
【0024】請求項5の発明によると、複数のファンに
より冷却を行う機器において、少くとも二つのファンの
振動を検知する手段と、少くとも一方のファンの位相を
制御する手段を有し、該一方のファンの位相を予め決め
られた位相遅れとなるように制御するようにしたので、
振動を検知することにより、容易かつ独立に騒音が最小
となるように制御できる。
【0025】請求項6の発明によると、請求項2ないし
5の発明において、前記ファン駆動モータをステッピン
グモータとするようにしたので、ファン騒音の制御をよ
り容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】市販のDC小型ファンの騒音の周波数分析結果
を示す図である。
【図2】請求項1の発明の実施例を説明するための構成
図である。
【図3】請求項2,3の発明の実施例を説明するための
構成図である。
【図4】請求項3の発明の実施例を説明するための波形
図である。
【図5】請求項4の発明の実施例を説明するための構成
図である。
【図6】請求項4の発明のモータの制御を説明するため
の波形図である。
【図7】請求項5の発明の実施例を説明するための構成
図である。
【符号の説明】
M1,M2,M3…ファン、I1,I2,I3…電流検
出器、V1,V2…振動検出器、10,101,102
103…直流電源、11…制御回路、12…マイク。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のファンにより機器の冷却を行う冷
    却装置において、それぞれのファンの(単位時間当り回
    転数)×(羽根枚数)を等しくしないことを特徴とする
    機器の冷却方法。
  2. 【請求項2】 複数のファンにより機器の冷却を行う冷
    却装置において、(単位時間当り回転数)×(羽根枚
    数)が同じファンの騒音位相が等しくならないように駆
    動することを特徴とする機器の冷却方法。
  3. 【請求項3】 複数のファンにより機器の冷却を行う機
    器において、(単位時間当り回転数)×(羽根枚数)が
    同じファンのうち、少なくとも一つのファンを他のファ
    ンに対して逆位相の騒音が発生するように駆動すること
    を特徴とする機器の冷却方法。
  4. 【請求項4】 複数のファンにより冷却を行う機器にお
    いて、騒音を検知する手段と、少くとも一つのファンの
    位相を制御する手段とを有し、検知した騒音が最小とな
    るように前記位相制御手段によりファンの位相を制御す
    ることを特徴とする機器の冷却方法。
  5. 【請求項5】 複数のファンにより冷却を行う機器にお
    いて、少くとも二つのファンの振動を検知する手段と、
    少くとも一方のファンの位相を制御する手段を有し、該
    一方のファンの位相を予め決められた位相遅れとなるよ
    うに制御することを特徴とする機器の冷却方法。
  6. 【請求項6】 前記ファン駆動モータをステッピングモ
    ータとすることを特徴とする請求項2ないし5に記載の
    機器の冷却方法。
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