JP2006320164A - モータ制御装置およびモータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ソフトスタート機能を有するモータ制御装置を備えたモータ装置において、出荷時の製品検査等の際にソフトスタートを防いで検査に要する時間を短縮化することが可能なモータ制御装置および該モータ制御装置を備えたモータ装置を提供する。
【解決手段】 ソフトスタート手段26を有するモータ制御装置20において、外部入力信号がモータ駆動指令信号S1かモータ検査のためのモータ検査指令信号Scのいずれかであるかを判定して判定信号S2を出力する外部信号判定手段23と、判定信号S2に基づき外部入力信号がモータ検査指令信号Scであった場合は、ソフトスタート手段26を無効化させるソフトスタート無効化手段25とを備え、ソフトスタート手段26は、ソフトスタート無効化手段25によって無効化されていない場合にソフトスタート制御を行う。
【選択図】 図9

Description

本発明はモータ制御装置およびモータ装置に係り、特に起動時にモータをソフトスタートさせる機能を有するモータ制御装置および該モータ制御装置を備えたモータ装置に関する。
従来、例えば、車両搭載の空調装置では、始動時に停止状態からの急激なブロワモータの作動によって作動音等のノイズが発生してしまうことを緩和するため、ブロワモータをソフトスタートさせることが一般的である(例えば、特許文献1参照)。すなわち、ブロワモータの回転制御を行うブロワモータ制御回路には、モータの出力を徐々に上昇させるソフトスタート制御手段が組み込まれており、ブロワモータ制御回路は、上位の空調制御回路であるエアコンECUからブロワモータ駆動指令信号を受けると、ブロワモータへの出力を制御してブロワモータをソフトスタートさせる。
特開2001−45790号公報
しかしながら、ブロワモータ制御回路にソフトスタート制御手段が組み込まれていると、ブロワモータを最大出力(又は所定の回転速度)に到達させるのに時間が掛かってしまう。このため、最大出力の特性検査等を含む製品の出荷検査に時間が掛かってしまうという問題があった。また、並行検査して検査時間を短縮しようとすると、検査設備の増加が必要となり検査費用が増大してしまう。
本発明の目的は、上記課題に鑑み、ソフトスタート制御手段を有するモータ制御装置を備えたモータ装置において、出荷時の製品検査等の際にソフトスタートを防いで検査に要する時間を短縮化することが可能なモータ制御装置および該モータ制御装置を備えたモータ装置を提供することにある。
前記課題は、本発明によれば、外部から入力されるモータ駆動指令信号に基づいてモータへ駆動信号を出力してモータ回転速度を制御するためのモータ制御装置において、モータ起動時に前記駆動信号を変化させることによって、モータ停止状態からモータ回転速度を漸次に前記モータ駆動指令信号に対応する回転速度に到達させるためのソフトスタート制御を行うソフトスタート手段と、外部入力信号が前記モータ駆動指令信号かモータ作動検査のためのモータ検査指令信号のいずれかであるかを判定して判定結果を出力する外部信号判定手段と、前記判定結果に基づき外部入力信号が前記モータ検査指令信号であった場合には、前記ソフトスタート手段のソフトスタート制御を無効化させるソフトスタート無効化手段と、を備え、前記ソフトスタート手段は、前記ソフトスタート無効化手段によって前記ソフトスタート制御が無効化されていない場合に該ソフトスタート制御を行うことにより解決される。
このように本発明では、外部入力信号がモータ駆動指令信号かモータ検査指令信号のいずれであるかを判定し、外部入力信号がモータ検査指令信号である場合には、ソフトスタートさせないようにソフトスタート無効化手段によってソフトスタート手段が無効化される。したがって、検査時にモータ検査指令信号を入力した場合には、モータがソフトスタート制御されなくなるので、モータ回転速度を即座に所定のモータ回転速度まで増速することができる。これにより、製造時等に行う検査に要する時間を短縮することができる。
また、前記ソフトスタート手段は、前記ソフトスタート無効化手段によって前記ソフトスタート制御が無効化されている場合には、該ソフトスタート制御を行うときよりも短時間で所定のモータ回転速度に達するように、前記駆動信号を変化させると好適である。このように構成すると、検査時に、ソフトスタート制御によって所定のモータ回転速度に到達させるのに要する時間よりも短時間でこのモータ回転速度に到達させることができるので、検査時間を短縮することができる。
また、前記ソフトスタート手段は、前記ソフトスタート無効化手段によって前記ソフトスタート制御が無効化されている場合には、所定のモータ回転速度に対応した駆動信号を出力させると好適である。このように構成すると、短時間で所定のモータ回転速度に到達させることができるので、検査時間を短縮することができると共に、検査時にはソフトスタート制御を全く行わないだけなので構成を簡単にすることができる。
また、具体的には、外部入力信号は矩形波電圧信号または矩形波電流信号であり、前記外部信号判定手段は、外部入力信号の繰り返し時間間隔または周波数に基づいて、外部入力信号が前記モータ駆動指令信号か前記モータ検査指令信号のいずれかであることを判定するように構成することができる。
また、外部入力信号は矩形波電圧信号または矩形波電流信号あるいは直流電圧信号または直流電流信号であり、前記外部信号判定手段は、外部入力信号の信号パターンに基づいて、外部入力信号が前記モータ駆動指令信号か前記モータ検査指令信号のいずれかであることを判定するように構成してもよい。
また、モータと、該モータの駆動を制御する上記モータ制御装置と、を備えたモータ装置を構成すると、製造時等に行う出力特性検査に要する検査時間を短縮化することができるので好適である。
本発明のモータ制御装置およびモータ装置によれば、通常時にはソフトスタートさせることによって、騒音や振動の発生を低減することができると共に、検査時にはソフトスタート制御を無効化して起動させることができるので、即座に所定のモータ回転速度に到達させることが可能であり、検査時間を短縮することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
図1〜図9は本発明の一実施形態に係るものであり、図1は空調装置の構成図、図2はモータ装置の構成図、図3は回転制御回路の構成図、図4は外部入力信号の時間変化を表す説明図、図5はモータ駆動指令信号のデューティ比とモータ回転速度の関係を表すグラフ、図6はモータ装置の検査時の説明図、図7は制御信号の時間変化を表す説明図、図8はモータ起動時の回転速度の時間変化を表すグラフ、図9はモータ制御装置の処理手順を表すフローチャートである。
図10〜図13は本発明の他の実施形態に係るものであり、図10,図11,図13は外部入力信号の時間変化を表す説明図、図12は外部入力信号レベルとモータ回転速度の関係を表すグラフである。
以下に、本発明を車両に搭載される空調装置1のブロワモータ装置2(以下「モータ装置2」という)に適用した例を示す。図1に示すように、本例の空調装置1では、操作スイッチ4からの操作信号に基づいて、エアコンECU3(上位の空調制御装置)からモータ装置2へモータ駆動指令信号S1が送出され、このモータ駆動指令信号S1に基づいてモータ装置2が通常の作動を行うように構成されている。
本例のブロワモータ装置2は、不図示のファンが出力軸に取付けられたモータ10と、モータ10へ駆動信号を出力するモータ制御装置20を主要構成要素としている。
エアコンECU3からモータ駆動指令信号S1を受けると、モータ制御装置20は、モータ10へ駆動信号S4を出力してモータ10を回転駆動する。モータ制御装置20は、モータ10の起動時には、ソフトスタートにより、停止状態から徐々にモータ回転速度を増速していき、モータ駆動指令信号S1に対応するモータ回転速度に達するようモータ10を制御する。
本例のモータ10は、ブラシレスモータであり、モータ制御装置20から所定のデューティ比の矩形波電圧信号を受けることにより、デューティ比に応じたモータ回転速度で回転するように制御される。なお、本例では、モータ10は、ホールセンサ12を備えたブラシレスモータであるが、本発明はこれに限られるものではなく、他のタイプの電動モータであってもよい。例えば、モータ10を整流子を有するブラシ付きのモータとしてもよい。
図2に示すように、本例のモータ10は、3相の巻線11(11a,11b,11c)を有する固定子(不図示)と、ロータマグネットを有する回転子(不図示)とを備えている。固定子には、ホールセンサ12(12a,12b,12c)が配設されており、回転子の回転に応じてセンサ出力を回転制御回路22へ出力している。
本例のモータ制御装置20は、外部からの入力信号(モータ駆動指令信号S1)に基づいて所定のデューティ比の制御信号S3を出力する回転制御回路22と、制御信号S3によりモータ10の各相巻線11へ位相の異なる矩形波電圧信号(駆動信号S4)を供給する駆動回路28を備えている。
本例の回転制御回路22は、マイコンによって構成されており、モータ駆動指令信号S1の入力に伴って、駆動回路28への制御信号(PWM信号)S3のデューティ比を0から徐々に増加していき、モータ駆動指令信号S1によって設定される目標値であるモータ回転数に到達させるように制御信号S3を送出するソフトスタート制御を行う。
また、本例の駆動回路28は、図2に示すように公知の構成からなるものであり、6の抵抗R1〜R6と、6のパワー素子Q1〜Q6が基板上で配線されて構成されている。駆動回路28は、回転制御回路22からの制御信号S3によって、パワー素子Q1〜Q6をオン/オフさせ、所定タイミングで車載バッテリBを巻線11へ接続して回転磁界を生成している。
図3に示すように、本例の回転制御回路22は、外部信号が入力される外部信号判定手段23と、外部信号判定手段23の判定信号S2に基づいて駆動回路28へ制御信号S3を出力してモータ10の回転を制御する回転制御部24とを備えている。
外部信号判定手段23には、常時は、エアコンECU3からのモータ駆動指令信号S1(図4(A)参照)が入力される。モータ駆動指令信号S1は、図4(A)に示すように、所定のデューティ比を有する矩形波電圧信号である。図4(A)の例では、パルス間隔T2毎にパルス幅T1のパルス信号が出力されており、デューティ比はT1/T2となっている。本例では、周波数α(=1/T2)でパルス信号が出力される。
なお、本例では、モータ駆動指令信号S1は矩形波電圧信号であるが、矩形波電流信号であってもよい。
外部信号判定手段23は、この矩形状のパルス信号を受けて、パルスエッジを検出して、パルス間隔,パルス幅,デューティ比,周波数を算出している。
本例では、図5に示すように、常時は、モータ駆動指令信号S1のデューティ比の大きさに応じてモータ回転出力が設定され、モータ10へ駆動信号S4が出力されるように構成されている。
また、本例の外部信号判定手段23は、算出した周波数の大きさによって、通常作動時のモータ駆動指令信号S1かモータ作動検査時のモータ検査指令信号Scが入力されたか否かを判定する。このため、外部信号判定手段23は、モータ駆動指令信号周波数範囲とモータ検査指令信号周波数範囲を予めメモリに記憶している。
なお、外部信号判定手段23は、算出したパルス間隔の大きさによって、外部入力信号がモータ駆動指令信号S1かモータ検査指令信号Scかを判定するようにしてもよい。この場合、モータ駆動指令信号パルス間隔範囲とモータ検査指令信号パルス間隔範囲をメモリに記憶させておき、算出したパルス間隔がこれらのいずれの範囲に属するかによって判定するように構成できる。
図6に示すように、モータ装置2の製造時には、検査装置5から擬似信号を入力してモータ10を所定のモータ回転速度で作動させることによって、最大出力の特性検査が行われる。本例のモータ装置2では、この最大出力特性検査において、検査装置5から図4(B)に示すモータ検査指令信号Scが入力される。すなわち、本例のモータ検査指令信号Scは、パルス間隔Tc、周波数β(=1/Tc)の矩形波電圧パルス信号である。本例では、周波数βは周波数αよりも大きな値に設定されている。
なお、これに限らず、周波数βが周波数αよりも小さな値に設定されていてもよい。また、本例では周波数βが一定の値をとるように設定されているが、これに限らず、周波数βが時間的に変化するものであってもよい。
外部信号判定手段23は、周波数αのパルス信号が入力されたときは通常モードと判定し、周波数βのパルス信号が入力されたときは検査モードと判定する。これにより、外部信号判定手段23は、入力信号によって、通常モード/検査モードの別と、入力パルス信号のデューティ比等を含む判定信号S2を回転制御部24へ出力する。
回転制御部24は、内部にソフトスタート手段26と、ソフトスタート無効化手段25を備えている。回転制御部24は、通常モードでの作動時には、判定信号S2を受信して、外部信号判定手段23に入力されたモータ駆動指令信号S1のデューティ比に基づくモータ回転速度となるように、制御信号S3のデューティ比を設定して、駆動回路28へ制御信号S3を出力する。
ソフトスタート手段26は、通常モードでのモータ起動時に、上述のようにモータ10を目標となるモータ回転速度まで徐々に増速するように制御信号S3を制御する。一方、ソフトスタート無効化手段25は、判定信号S2によって検査モードであると判別すると、ソフトスタート手段26によるソフトスタート制御を無効化する。
通常モードでの起動時には、ソフトスタート無効化手段25は判定信号S2により、通常モードでの起動であると判定すると、ソフトスタート手段26は、図7に示すように、制御信号S3のデューティ比を0付近から、モータ駆動指令信号S1のデューティ比に基づくモータ回転速度となるデューティ比まで徐々に増加させていく。図7の例では、パルス間隔T2毎に制御信号S3が出力されており、出力当初はパルス幅T1であったものが、パルス幅T1に徐々に増大され、最終的に目標値であるパルス幅T1となっている。
これにより、駆動回路28からの駆動信号によって、モータ10の巻線11へ通電される単位時間当たりの通電時間が徐々に増加していき、図8に示すように、モータ10は、停止状態から所定のモータ回転速度Aまで時間Taで増速される。
一方、検査モードでの起動時には、ソフトスタート無効化手段25によってソフトスタート手段26によるソフトスタート制御が無効化され、モータ駆動指令信号S1のデューティ比によって設定されるべきデューティ比の制御信号S3がソフトスタート手段26から出力される。すなわち、図7(B)に示すように、検査モード時には、パルス間隔T2毎に当初から目標値であるパルス幅T1の制御信号S3が出力される。図7(B)におけるパルス幅T1は、最大出力特性検査に対応するデューティ比となる値である。
このように、ソフトスタート機能が無効化されることにより、図8(B)に示すように、検査モードでは、時間Taよりも短い時間Tacでモータ回転速度Aまで到達することができる。このように、本例のモータ装置2では、検査時には、ソフトスタートさせることなく、停止状態から所定のモータ回転速度まですばやく増速して、検査時間を短縮することができる。
次に、図9に基づいて、本例のモータ制御装置20の処理手順について説明する。
まず、モータ制御装置20は、外部入力があるとその外部入力信号を読み込む(ステップS1)。この処理は、外部信号判定手段23が行う。
そして、上述のように外部信号判定手段23は、外部入力信号の周波数を検出して、入力された信号がモータ駆動指令信号S1であるのかモータ検査指令信号Scであるのかを判定する(ステップS2)。すなわち、算出された周波数が、周波数αを含む所定の周波数範囲(モータ駆動指令信号周波数範囲)であればモータ駆動指令信号S1と判定して、通常モードのフラグをオンにする。また、これ以外の周波数βを含む周波数範囲(モータ検査指令信号周波数範囲)であればモータ検査指令信号Scと判定して、検査モードのフラグをオンにする。
通常モード/検査モードの別を判定すると、外部信号判定手段23は、回転制御部24に通常モード/検査モードのフラグ信号およびパルス間隔,パルス幅,デューティ比を含む判定信号S2を出力する。
回転制御部24は、判定信号S2に基づいて、フラグ信号が通常モードであるか検査モードであるかを判別し、通常モードである場合は、ステップS3でソフトスタート手段26はソフトスタート制御に基づく制御信号S3を出力する。これにより、モータ10は、徐々に目標となるモータ回転速度まで増速され、処理が終了する。
一方、検査モードである場合は、ステップS4でソフトスタート無効化手段25によって、ソフトスタート手段26はソフトスタート制御が無効化される。これにより、ソフトスタート手段26は、当初から所定のデューティ比の制御信号S3を出力し、モータ10を短時間で所定のモータ回転速度まで増速して、処理を終了する。
本発明を以下のように改変することができる。
上記実施形態では、モータ10へ印加電圧が一定であるパルス状の駆動信号を出力し、そのデューティ比によってモータ回転速度を制御していたが、これに限らず、モータ10へ印加する電圧(または電流)の大きさを変化させて、印加電圧(または印加電流)の大きさによってモータ回転速度を制御するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、モータ検査指令信号Scが周波数βで一定であったが、これに限らず、図10に示すような実施態様であってもよい。すなわち、図10の例では、通常モードでの起動する際にエアコンECU3から入力される外部信号(モータ駆動指令信号S1)は、パルス間隔T2,周波数α(=1/T2)であり、上記実施形態と同様である。
一方、検査時に入力される外部信号(モータ検査指令信号Sc)は、パルス間隔が時間t毎に切り替わる。すなわち、この例では、モータ検査指令信号Scは、周波数α,周波数γ(本例では周波数αよりも小さな値)のパルス信号の発生を時間t毎に交互に繰り返す信号パターンを有する。そして、外部信号判定手段23は、このような信号パターンの外部信号を検出したときに、モータ検査指令信号Scが入力されたと判断して、検査モードのフラグをオンにするように構成することができる。
なお、周波数γの大きさを周波数αよりも大きな値に設定してもよい。また、繰り返し時間tを一定としなくてもよい。例えば、周波数αのパルス信号継続時間t1よりも、周波数γのパルス信号継続時間t2の方を大きく設定してもよいし、その逆であってもよい。さらに、時間t1,t2を時間とともに変化させてもよい。
また、上記実施形態では、モータ制御装置20に矩形波パルス信号が入力される構成であったが、これに限らず、モータ制御装置20に電圧または電流のアナログ信号(直流電圧信号または直流電流信号)が入力される構成であってもよい。この場合、外部信号が入力する外部信号判定手段23は、増幅器,電圧バッファ,比較器等からなる電圧(または電流)レベル検出回路として構成することができる。
この実施態様では、図11(A)に示すようなアナログ電圧信号(またはアナログ電流信号)がモータ駆動指令信号S1とされる。この例では、電圧レベル(または電流レベル)x〜yの範囲のモータ駆動指令信号S1によって、モータ10が駆動されるように設定される。そして、図12に示すように、モータ10は、モータ駆動指令信号S1の大きさに応じてモータ回転速度が設定されるようになっている。
図11(A)は、通常モードにおけるモータ駆動指令信号S1の時間変化を示している。通常モードにおけるモータ起動時では、モータ駆動指令信号S1の大きさに応じたモータ回転速度となるように、ソフトスタート制御によってモータ制御装置20から出力される駆動信号のデューティ比が制御される。
一方、図11(B)は、検査モードで駆動するためのモータ検査指令信号Scの時間変化を表している。この場合、モータ検査指令信号Scは、所定範囲の電圧レベル(または電流レベル)x〜y(通常モードレベル範囲)を超えた値を維持する信号パターンを有する。外部信号判定手段23は、外部信号を受けると、この信号の値が通常モードレベル範囲内にあるか否かを判定する。この判定により、通常モードレベル範囲内にあると判定された場合には、上述の処理と同様に通常モードのフラグがオンされ、通常モードレベル範囲内にない(すなわち、検査モードレベル範囲内にある)と判定された場合には、検査モードのフラグがオンされる。
このように外部入力信号の電圧(または電流)レベルの大きさによって通常モードと検査モードの別を判定するように構成することができる。
また、図11の例では、モータ検査指令信号Scが時間的に一定の値となっていたが、これに限らず、図13に示すような態様であってもよい。図13(A)は通常モードの説明図であり、図11(A)と同様である。一方、図13(B)は検査モードの説明図であり、モータ検査指令信号Scは電圧レベル(または電流レベル)x,yを時間t毎に交互に繰り返す信号パターンを有する。外部信号判定手段23は、外部入力信号がこのような信号パターンを有することを検出したときに、モータ検査指令信号Scが入力したことを判別することができ、検査モードのフラグをオンにすることが可能となる。
この場合、モータ検査指令信号Scが通常モードレベル範囲内で変動しても、通常モードか検査モードであるかの判定ができないため、少なくとも上下変動値の一方が通常モードレベルの上下限値もしくはこれを超えた値に設定されるとよい。
なお、上記実施形態では、モータ検査指令信号Scが入力した場合には、ソフトスタート手段26が無効化され、所定のモータ回転速度に対応する駆動信号S4が出力されるように構成されていたが、これに限らず、ソフトスタート制御するよりは短時間で所定のモータ回転速度に到達するように駆動信号S4を出力するように構成してもよい。例えば、まず所定のモータ回転速度の半分の速度に対応する駆動信号S4を出力し、その後所定のモータ回転速度に対応する駆動信号S4を段階的に出力するようにしてもよい。
また、回転制御回路22は、検査モード時に完全にソフトスタート制御を無効化するのではなく、モータ回転速度の加速度(増速の勾配)をソフトスタート時よりも大きく(急に)するように制御して、ソフトスタート制御するよりは短時間で所定のモータ回転速度に到達するように構成してもよい。
本発明の一実施形態に係る空調装置の構成図である。 モータ装置の構成図である。 回転制御回路の構成図である。 外部入力信号の時間変化を表す説明図である。 モータ駆動指令信号のデューティ比とモータ回転速度の関係を表すグラフである。 モータ装置の検査時の説明図である。 制御信号の時間変化を表す説明図である。 モータ起動時の回転速度の時間変化を表すグラフである。 モータ制御装置の処理手順を表すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係る外部入力信号の時間変化を表す説明図である。 本発明の他の実施形態に係る外部入力信号の時間変化を表す説明図である。 本発明の他の実施形態に係る外部入力信号レベルとモータ回転速度の関係を表すグラフである。 本発明の他の実施形態に係る外部入力信号の時間変化を表す説明図である。
符号の説明
1‥空調装置、2‥ブロワモータ装置、4‥操作スイッチ、5‥検査装置、
10‥モータ、11‥巻線、12‥ホールセンサ、20‥モータ制御装置、
22‥回転制御回路、23‥外部信号判定手段、24‥回転制御部、
25‥ソフトスタート無効化手段、26‥ソフトスタート手段、
28‥駆動回路、Q1〜Q6‥パワー素子、R1〜R6‥抵抗、
S1‥モータ駆動指令信号、S2‥判定信号、S3‥制御信号、S4‥駆動信号、
Sc‥モータ検査指令信号

Claims (6)

  1. 外部から入力されるモータ駆動指令信号に基づいてモータへ駆動信号を出力してモータ回転速度を制御するためのモータ制御装置において、
    モータ起動時に前記駆動信号を変化させることによって、モータ停止状態からモータ回転速度を漸次に前記モータ駆動指令信号に対応する回転速度に到達させるためのソフトスタート制御を行うソフトスタート手段と、
    外部入力信号が前記モータ駆動指令信号かモータ作動検査のためのモータ検査指令信号のいずれかであるかを判定して判定結果を出力する外部信号判定手段と、
    前記判定結果に基づき外部入力信号が前記モータ検査指令信号であった場合には、前記ソフトスタート手段のソフトスタート制御を無効化させるソフトスタート無効化手段と、を備え、
    前記ソフトスタート手段は、前記ソフトスタート無効化手段によって前記ソフトスタート制御が無効化されていない場合に該ソフトスタート制御を行うことを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記ソフトスタート手段は、前記ソフトスタート無効化手段によって前記ソフトスタート制御が無効化されている場合には、該ソフトスタート制御を行うときよりも短時間で所定のモータ回転速度に達するように、前記駆動信号を変化させることを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 前記ソフトスタート手段は、前記ソフトスタート無効化手段によって前記ソフトスタート制御が無効化されている場合には、所定のモータ回転速度に対応した駆動信号を出力させることを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  4. 外部入力信号は矩形波電圧信号または矩形波電流信号であり、
    前記外部信号判定手段は、外部入力信号の繰り返し時間間隔または周波数に基づいて、外部入力信号が前記モータ駆動指令信号か前記モータ検査指令信号のいずれかであることを判定することを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  5. 外部入力信号は矩形波電圧信号または矩形波電流信号あるいは直流電圧信号または直流電流信号であり、
    前記外部信号判定手段は、外部入力信号の信号パターンに基づいて、外部入力信号が前記モータ駆動指令信号か前記モータ検査指令信号のいずれかであることを判定することを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  6. モータと、該モータの駆動を制御する請求項1〜5のいずれか1項に記載のモータ制御装置と、を備えたことを特徴とするモータ装置。
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