JP2009303458A - モータ制御装置、及びモータ制御方法 - Google Patents

モータ制御装置、及びモータ制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】検査用の駆動指令と通常動作用の駆動指令の判定に要する時間を短縮する。
【解決手段】ステップ100で、コンパレータaからのパルス信号を受けて、コンパレータaからのパルス信号のデューティ比aを演算する。ステップ102では、コンパレータbからのパルス信号を受けて、コンパレータbからのパルス信号のデューティ比bを演算する。ステップ104では、ステップ100で演算されたデューティ比aが0%より大きくかつ100%より小さいかを判定する。ステップ104で、デューティ比aが0%より大きくかつ100%より小さいと判定された場合には、ステップ106に進み、ステップ102で演算されたデューティ比bが100%より小さいか否かを判定する。これにより、検査用と通常動作用とでハイレベルまたはローレベルの大きさを異ならせた駆動指令信号と閾値とを比較し、駆動指令信号が検査用か通常動作用かを判定している。
【選択図】図10

Description

本発明は、モータ制御装置、及びモータ制御方法に関する。
従来、ソフトスタート機能を有するモータ制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のモータ制御装置では、通常作動時のモータ駆動指令信号S1が入力されたか、またはモータ作動検査時のモータ検査指令信号Scが入力されたかを外部信号判定手段が判定している。この判定の処理方法について、具体的に説明すると、外部信号判定手段は、例えば、入力された信号のパルス間隔、パルス幅、デューティ比、周波数を算出し、入力された信号が周波数α(1/T)と周波数β(1/T)とが交互に繰り返された信号であることを検出した場合には、モータ検査指令信号Scが入力されたと判定している。更に、このような判定処理を特許文献1に記載のモータ制御装置では、マイクロコンピュータが行っている。
特開2006−320164号公報
しかしながら、例えば、周波数αと周波数βとが交互に繰り返された信号であることを検出するような上記の判定の処理方法では、モータ検査指令信号Scが入力されたと判定するまでに時間を要する。すなわち、判定に時間を要するため、検査時間が長くなってしまう、という問題がある。
本発明は上記問題点を解決するために成されたものであり、判定に要する時間をより短縮することができるモータ制御装置及びモータ制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載のモータ制御装置は、目標回転速度に応じたデューティ比のパルスを有し、検査用の駆動指令と通常動作用の駆動指令とでハイレベル及びローレベルの少なくとも一方の大きさを異ならせた駆動指令信号と閾値とを比較し、駆動指令信号が検査用の駆動指令であるか通常動作用の駆動指令であるかを判定する判定手段と、前記判定手段によって検査用の駆動指令であると判定された場合には、前記駆動指令信号のデューティ比に対応する検査用デューティ比のパルスを有する検査用制御信号を生成すると共に、前記判定手段によって通常動作用の駆動指令であると判定された場合には、所定値から徐々に前記駆動指令信号のデューティ比に対応する通常動作用デューティ比まで大きくなるデューティ比のパルスを有する通常動作用制御信号を生成する制御信号生成手段と、前記制御信号生成手段で生成された検査用制御信号及び通常動作用制御信号に基づいて、モータの回転速度を制御する制御手段とを含んで構成されている。
本発明によれば、判定手段が、検査用の駆動指令と通常動作用の駆動指令とでハイレベル及びローレベルの少なくとも一方の大きさを異ならせた駆動指令信号と閾値とを比較し、駆動指令信号が検査用の駆動指令であるか通常動作用の駆動指令であるかを判定する。これにより、従来の場合と比較して、容易に判定を行うことが可能となり、かつ判定に要する時間をより短縮することができる。
また、このような判定手段による判定処理は、上記マイクロコンピュータと比較してコストが安価であり、かつ、特許文献1に記載されている判定方法を実現させようとするとチップサイズが増大してしまうようなカスタムIC(Integrated Circuit)でもチップサイズを増大させることなく実行することができる。そのため、従来の技術のようにモータ制御装置に、従来の判定機能を有するマイクロコンピュータを備えた場合と比較して、上記の本発明の判定手段の機能を持たせたカスタムICをモータ制御装置に適用した場合には、チップサイズが増大せず、よりコストを安価にすることができる。
また、請求項2記載のモータ制御装置は、請求項1記載のモータ制御装置において、前記判定手段が、前記駆動指令信号と前記閾値とを比較して、駆動指令信号が検査用の駆動指令であるか通常動作用の駆動指令であるかを判断することを所定回数繰返し、該所定回数に対する前記検査用の駆動指令であると判断された回数の割合が所定値以上である場合にのみ、駆動指令信号が検査用の駆動指令であると判定するようにしたものである。これにより、所定回数を、判定の精度と判定に要する処理の時間とのバランスが適切となるような値に設定しておくことで、従来の技術と比較して判定に要する時間をより短縮することができ、かつ判定の精度が良好となる。
また、請求項3記載のモータ制御装置は、請求項1または請求項2記載のモータ制御装置において、検査用の駆動指令の駆動指令信号のハイレベルを第1の閾値より大きくすると共に、ローレベルを前記第1の閾値より小さくかつ該第1より小さい第2の閾値より大きくし、通常動作用の駆動指令の駆動指令信号のハイレベルを前記第1の閾値より大きくすると共に、ローレベルを前記第2の閾値より小さくしたものである。
また、請求項4記載のモータ制御装置は、請求項1〜請求項3の何れか1項記載のモータ制御装置において、前記所定値を0とすると共に、通常動作用制御信号のデューティ比を、前記駆動指令信号のデューティ比に対応する通常動作用デューティ比まで大きくした後、前記駆動指令信号のデューティ比に対応する大きさとしたものである。
また、上記目的を達成するために、請求項5記載のモータ制御方法は、目標回転速度に応じたデューティ比のパルスを有し、検査用の駆動指令と通常動作用の駆動指令とでハイレベル及びローレベルの少なくとも一方の大きさを異ならせた駆動指令信号と閾値とを比較し、駆動指令信号が検査用の駆動指令であるか通常動作用の駆動指令であるかを判定し、検査用の駆動指令であると判定された場合には、前記駆動指令信号のデューティ比に対応する検査用デューティ比のパルスを有する検査用制御信号を生成すると共に、通常動作用の駆動指令であると判定された場合には、所定値から徐々に前記駆動指令信号のデューティ比に対応する通常動作用デューティ比まで大きくなるデューティ比のパルスを有する通常動作用制御信号を生成し、生成された検査用制御信号及び通常動作用制御信号に基づいて、モータの回転速度を制御する。
本発明によれば、検査用の駆動指令と通常動作用の駆動指令とでハイレベル及びローレベルの少なくとも一方の大きさを異ならせた駆動指令信号と閾値とを比較し、駆動指令信号が検査用の駆動指令であるか通常動作用の駆動指令であるかを判定する。これにより、従来の場合と比較して、容易に判定を行うことが可能となり、かつ判定に要する時間をより短縮することができる。
また、このような判定方法は、上記マイクロコンピュータと比較してコストが安価であり、かつ、特許文献1に記載されている判定方法を実現させようとするとチップサイズが増大してしまうようなカスタムIC(Integrated Circuit)でもチップサイズを増大させることなく実行することができる。そのため、従来の技術のようにモータ制御装置に、従来の判定機能を有するマイクロコンピュータを備えた場合と比較して、上記の本発明の判定方法の機能を持たせたカスタムICをモータ制御装置に適用した場合には、チップサイズが増大せず、よりコストを安価にすることができる。
以下、図面を参照して本発明のモータ制御装置の実施の形態を詳細に説明する。なお、本実施の形態では、本発明を車両に搭載される空調装置(エアコン)のブロワモータ装置に適用した例について説明する。図1に示すように、本実施の形態の空調装置10は、エアコンECU(Electronic Control Unit)12と、ブロワモータ装置14とを備えている。エアコンECU12及びブロワモータ装置14は、所定値、例えば5Vの電源16から電力が供給されることによりそれぞれ動作する。
エアコンECU12(上位の空調制御装置)は、操作スイッチ(図示しない)からの操作信号に基づいて、ブロワモータ装置14へ通常動作用の駆動指令の駆動指令信号(モータ駆動指令信号)S1を送出する。そして、本実施の形態では、この駆動指令信号S1に基づいてブロワモータ装置14が通常の作動を行うように構成されている。なお、本実施の形態では、この駆動指令信号S1は、目標回転速度に応じたデューティ比のパルスを有しており、例えば、目標回転速度が速くなれば、デューティ比も対応して大きくなる。
ブロワモータ装置14は、ファン(図示せず)が出力軸に取付けられたモータ18と、モータ18へ駆動信号S3を出力するモータコントローラ(モータ制御装置)20とを備えている。
エアコンECU12から駆動指令信号S1(及び詳細を後述する検査用の駆動指令信号Sc)を受けると、モータコントローラ20は、モータ18へ駆動信号S3を出力してモータ18を回転駆動させる。モータコントローラ20は、モータ18の起動時にソフトスタートを行う場合には、停止状態から徐々にモータ回転速度を増速させていき、モータ駆動指令信号S1に対応するモータ回転速度に達するようにモータ18の回転速度を制御する。
本実施の形態のモータ18は、ブラシレスモータであり、モータコントローラ20から所定のデューティ比の矩形波電圧信号を受けることにより、デューティ比に応じたモータ回転速度で回転するように制御される。なお、本実施の形態では、モータ18は、ホールセンサ(図示せず)を備えたブラシレスモータであるが、本発明はこれに限られるものではなく、他のタイプの電動モータであってもよい。例えば、モータ18を、整流子を有するブラシ付きのモータとしてもよい。
本実施の形態のモータ18は、3相の巻線(図示せず)を有する固定子(図示せず)と、ロータマグネットを有する回転子(図示せず)とを備えている。この固定子には、ホールセンサ(図示せず)が配設されており、図2に示すように、ホールセンサによって回転子の回転に応じたセンサ出力がモータコントローラ20の駆動回路22へ出力されている。これにより、モータコントローラ20で従来公知のフィードバック制御が行われる。
図2に示すように、本実施の形態のモータコントローラ20は、外部からの入力信号(本実施の形態では駆動指令信号S1)に基づいたデューティ比の制御信号(PWM信号)S2を生成して出力する回転制御回路24と、制御信号S2及び上記ホールセンサからのセンサ出力に基づいてモータ18の各相巻線へ位相の異なる矩形波電圧信号(駆動信号S3)を供給する駆動回路22を備えている。なお、回転制御回路24は本発明の制御信号生成手段に対応し、駆動回路は本発明の制御手段に対応する。
本実施の形態の回転制御回路24は、1つまたは複数のカスタムIC(Integrated Circuit)によって構成されており、ソフトスタート制御を行う場合には、駆動指令信号S1の入力に伴って、駆動回路22への制御信号(PWM信号)S2のデューティ比を所定値、例えば0(または0付近)から徐々に増加していき、駆動指令信号S1によって設定される目標値であるモータ回転数に到達させるように制御信号S2を送出する。
また、本実施の形態の駆動回路22は、公知の構成からなるものであり、所定個、例えば6個の抵抗(図示せず)と、所定個、例えば6個のパワー素子(図示せず)が基板上で配線されて構成されている。駆動回路22は、回転制御回路24からの制御信号S2によって、これらのパワー素子をオン/オフさせ、所定タイミングで電源16を巻線へ接続して回転磁界を生成している。すなわち、駆動回路22は、制御信号S2に基づいて、モータ18の回転速度を制御する。なお、この際に、上記ホールセンサからのセンサ出力に基づいて、モータ18が適切な回転駆動を行うようにフィードバック制御を行っている。
ここで、図3を参照して、エアコンECU12及びブロワモータ装置14のインタフェース部分について詳細に説明する。エアコンECU12は出力部26を備えている。この出力部26はnpn型のトランジスタ28を含んで構成された回路である。トランジスタ28のエミッタ端子はアースされていると共にコレクタ端子は抵抗(例えば抵抗値が100Ωの抵抗)30を介して指令信号線32の一端に接続されている。この指令信号線32の他端には、ブロワモータ装置14のモータコントローラ20が接続されている。これにより、図3に示すように、エアコンECU12とモータコントローラ20とが電気的に接続されている。
また、トランジスタ28のベース端子には、エアコンECU12において操作スイッチからの操作信号に基づいてモータ18を駆動させるための指令の信号(ECU出力)を生成する指令信号生成回路(図示せず)が接続されている。これにより、トランジスタ28のベース端子には、エアコンECU12において操作スイッチからの操作信号に基づいて生成されたモータ18を駆動させるための指令の信号(ECU出力)が入力される。従って、Lowレベルの信号がトランジスタ28のベース端子に入力された場合にはトランジスタ28のコレクタ端子とエミッタ端子との間がOFF(非導通)状態となり、Highレベルの信号がトランジスタ28のベース端子に入力された場合にはトランジスタ28のコレクタ端子とエミッタ端子との間がON(導通)状態となる。
一方、モータコントローラ20は、抵抗(例えば抵抗値が30Ωの抵抗)34とコンデンサ(例えば容量が1000pFのコンデンサ)36とを備えた積分回路であるフィルタ回路38を備えており、このフィルタ回路38の入力端子は、指令信号線32の上記他端と接続されている。フィルタ回路38の出力端子は、抵抗(例えば抵抗値が180Ωの抵抗)40を介して接続端子42に接続されている。この接続端子42には、一端が上記電源(例えば電圧値5V)16に接続されたプルアップ抵抗(例えば抵抗値が2kΩの抵抗)44の他端が接続されている。また、接続端子42には、コンパレータaの非反転入力端子及びコンパレータbの非反転入力端子が接続されている。このコンパレータaの反転入力端子には比較基準電圧として第1の所定値(第1の閾値)、例えば2.5Vの電圧が入力される。また、このコンパレータbの反転入力端子には比較基準電圧として第2の所定値(第2の閾値)、例えば0.5Vの電圧が入力される。コンパレータaの出力端子は回転制御回路24の入力端子に接続されている。コンパレータbの出力端子は回転制御回路24の入力端子に接続されている。なお、コンパレータaの出力端子からは、第1の閾値とS1電位(接続端子42の電位)とを比較して、S1電位が第1の閾値以上である場合にはHighレベルの信号が出力されると共に、S1電位が第1の閾値未満である場合にはLowレベルの信号が出力される。同様に、コンパレータbの出力端子からは、第2の閾値とS1電位とを比較して、S1電位が第2の閾値以上である場合にはHighレベルの信号が出力されると共に、S1電位が第2の閾値未満である場合にはLowレベルの信号が出力される。
ここで、第1の所定値(第1の閾値)及び第2の所定値(第2の閾値)について図4及び図5を用いて説明する。図4(A)に示す信号(ECU出力)46が、トランジスタ28のベース端子に入力された場合に、外部からの電波照射(例えば電波を発生するトランシーバ等からの電波照射)等の外乱がない理想的な状況であるときには、図4(B)に示すようなS1電位(接続端子42の電位)となる。なお、接続端子42に上記のプルアップ抵抗44が接続されているにも関わらず、ECU出力のONに対応する部分の電位が0Vとならず(すなわち完全に0Vまで下がらず)、ECU出力のOFFに対応する部分の電位が5Vとならない(すなわち、完全に5Vまで上がらない)のは、信号線に抵抗が含まれているため等の理由が考えられる。このような場合に、S1電位から、すなわち駆動指令信号S1から、モータ18を回転駆動させるための正確なデューティ比を演算することができる閾値を、本実施の形態では第1の所定値(第1の閾値)48として予め実験的に求めておき設定しておく。例えば、閾値以上の部分をON、閾値未満の部分をOFFとすることによりS1電位から、モータを回転駆動させるためのデューティ比を演算することができる。以下、本実施の形態では、この第1の閾値として、2.5Vを例に挙げて説明する。
また、図5(A)に示す信号(上記信号46と同一の信号)50が、トランジスタ28のベース端子に入力された場合に、外部からの電波照射等の外乱がある状況では、S1電位が、図5(B)に示すように上記で設定した第1の閾値48を下回ってしまう事象が発生する場合がある。この事象は、外部からの電波が例えば指令信号線32及びエアコンECU12の少なくとも一方に照射されると、エアコンECU12のトランジスタ28のベース・エミッタ間に電圧がかかってしまい、トランジスタ28をオフさせるための信号がベース端子に入力されても、ベース・エミッタ間が0Vとならず、完全にトランジスタ28がオフとならない状態(微オン状態)となってしまうことにより発生すると考えられる。このような場合では、第1の閾値48を用いてもS1電位から、モータ18を駆動回転させるためのデューティ比を正確に演算することが出来ない。すなわち、この状態で第1の閾値48が反転入力端子に入力されると共に接続端子42に非反転入力端子が接続されたコンパレータaの出力端子から出力された信号を用いてS1電位から(すなわち駆動指令信号S1から)デューティ比を演算した場合には、演算されたデューティ比は0%になってしまい、モータコントローラ20は回転駆動させないようにモータ18を制御することとなる。そこで、本実施の形態では、このような外乱がある状況において、図5(B)に示すように、S1電位から、モータ18を回転駆動させるためのデューティ比を演算することができる第1の閾値より小さい閾値を、第2の所定値(第2の閾値)として予め求めておき設定しておく。以下、本実施の形態では、この第2の閾値として、0.5Vを例に挙げて説明する。
ここで、上記で説明したような外乱がない場合に、エアコンECU12において操作スイッチからの操作信号に基づいて生成されたモータ18を駆動させるための指令の信号(ECU出力)がトランジスタ28のベース端子に入力されたときには(すなわち、常時(通常動作時)には、)、コンパレータa及びコンパレータbに、エアコンECU12からの駆動指令信号S1として通常動作用の駆動指令の駆動指令信号(図6(A)参照)が入力される。この通常動作用の駆動指令信号S1は、図6(A)に示すように、ハイレベルが第1の閾値48より大きく、かつ、ローレベルが第2の閾値52より小さい信号である。すなわち、通常動作用の駆動指令信号S1は、ハイレベルを第1の閾値48より大きくすると共に、ローレベルを第2の閾値52より小さくした信号である。
また、上記で説明したような外乱が発生した場合に、エアコンECU12において操作スイッチからの操作信号に基づいて生成されたモータ18を駆動させるための指令の信号(ECU出力)がトランジスタ28のベース端子に入力されたときには(すなわち、外乱発生時には)、コンパレータa及びコンパレータbに、エアコンECU12からの駆動指令信号S1として通常動作用の駆動指令信号(図6(B)参照)が入力される。この通常動作用の駆動指令信号は、図6(B)に示すように、ハイレベルが第1の閾値48より小さくかつ第2の閾値52より大きく、かつ、ローレベルが第2の閾値52より小さい信号である。
また、図7に示すように、ブロワモータ装置14の製造時には、検査装置53をモータコントローラ20の上記で説明したフィルタ回路38の入力端子に接続して、検査装置53がモータコントローラ20に対して検査用の駆動指令信号Scを出力することにより、モータ18の最大出力検査が行われる。この検査用の駆動指令の駆動指令信号Scは、予め定められた信号である。例えば、駆動指令信号Scは、ハイレベルが第1の閾値48より大きくなり、ローレベルが第1の閾値48より小さくかつ第2の閾値52より大きくなるように予め定められており、上記で説明したような外乱がない場合に、駆動指令信号Scがモータコントローラ20に入力されたときには(すなわち、検査時には)、コンパレータa及びコンパレータbに、検査装置53からの検査用の駆動指令の駆動指令信号Sc(図6(C)参照)が入力される。すなわち、検査用の駆動指令の駆動指令信号Scは、ハイレベルを第1の閾値より大きくすると共に、ローレベルを第1の閾値より小さくかつ第2の閾値より大きくした信号である。
また、本実施の形態では、エアコンECU12においてモータ18を駆動させるための指令の信号(ECU出力)が生成されていない場合には(すなわち、モータ駆動の指令が無い場合には)、トランジスタ28がONされており、他端が電源16に接続されたプルアップ抵抗44の一端が接続端子42に接続されているため、コンパレータa及びコンパレータbに、図6(D)に示すような、モータ駆動の指令がないことを示す信号S0が入力される。この信号S0は、図6(D)に示すように、本実施の形態では第2の閾値52より小さい信号である。
なお、本実施の形態では、上記の駆動指令信号S1、駆動指令信号Sc、及び信号S0が矩形波電圧信号である場合について説明したが、矩形波電流信号であってもよい。
回転制御回路24は、コンパレータa及びコンパレータbからの各パルス信号を受けて、コンパレータaからのパルス信号のデューティ比、コンパレータbからのパルス信号のデューティ比等のパルス信号に関する情報を演算している。
また、回転制御回路24は、詳細を以下で説明するように、駆動指令信号S1及びScと、所定の閾値(本実施の形態では第1の閾値48及び第2の閾値52)とを比較し、駆動指令信号S1及びS0が検査用の駆動指令であるか通常動作用の駆動指令であるかを判定する処理を実行する。そして、回転制御回路24は、駆動指令信号が通常動作用の駆動指令であると判定した場合には、通常動作モードであると判断して、図8(A)に示すように、パルス信号である制御信号S2のデューティ比を、所定値、例えば0(または0付近)から徐々に、演算されたコンパレータaからのパルス信号のデューティ比によって表される目標回転速度にモータ18がなるような対応する通常動作用のデューティ比(通常動作用デューティ比)αまで大きくし、αまで大きくした後は、このデューティ比αとなるように設定することにより、通常動作用制御信号としての制御信号S2を生成して、生成された制御信号S2を駆動回路22に出力する。このように、通常動作モードでの起動時には、制御信号S2のデューティ比を所定値、例えば0(または0付近)から、駆動指令信号S1のデューティ比に基づくモータ回転速度となるデューティ比αまで徐々に増加させていく。図8(A)の例では、パルス間隔T2毎に制御信号S2が出力されており、出力当初はパルス幅T1であったものが、パルス幅T1に徐々に増大され、最終的に目標値であるパルス幅T1となっている。これにより、駆動回路22からの駆動信号S3によって、モータ18の巻線へ通電される単位時間当たりの通電時間が徐々に増加していき、図9(A)に示すように、モータ18は、停止状態から目標回転速度まで時間Taで増速される。
一方、回転制御回路24は、駆動指令信号が検査用の駆動指令であると判定した場合には、検査モードであると判断して、図8(B)に示すように、モータ18が、コンパレータaからのパルス信号のデューティ比によって表される目標回転速度となるように、パルス信号である制御信号S2のデューティ比を、対応する検査用のデューティ比(検査用デューティ比)βに設定することにより、検査用制御信号としての制御信号S2を生成して、生成された制御信号S2を駆動回路22に出力する。すなわち、図8(B)に示すように、検査モード時には、パルス間隔T2毎に当初から目標値であるパルス幅T1の制御信号S2が出力される。ここで、図8(B)におけるパルス幅T1は、最大出力特性検査に対応するデューティ比となる値である。このように、図9(B)に示すように、検査モードでは時間Taよりも短い時間Tacでモータ回転速度Aまで到達することができる。このように、本実施の形態では、検査時には、ソフトスタートさせることなく、停止状態から所定のモータ回転速度まですばやく増速して、検査時間を短縮することができる。
次に、図10を参照して、本実施の形態の回転制御回路24が実行するモータ制御処理について説明する。なお、本実施の形態において、このモータ制御処理は、空調装置10の電源投入用のスイッチ(図示しない)がオンされて、ブロワモータ装置14に電力が供給された場合に実行される。
まずステップ100で、コンパレータaからのパルス信号を受けて、コンパレータaからのパルス信号のデューティ比aを演算する。
次のステップ102では、コンパレータbからのパルス信号を受けて、コンパレータbからのパルス信号のデューティ比bを演算する。
次のステップ104では、上記ステップ100で演算されたデューティ比aが0%より大きくかつ100%より小さいかを判定する(すなわち、デューティ比aが0%または100%の何れかでないかどうかを判定する)。
ステップ104で、デューティ比aが0%より大きくかつ100%より小さいと判定された場合には、次のステップ106に進む。
次のステップ106では、上記ステップ102で演算されたデューティ比bが100%より小さいか否かを判定する。
ステップ106で、デューティ比bが100%より小さいと判定された場合には、次のステップ108へ進む。なおステップ108に進む場合には、上記ステップ104でデューティ比aが0%より大きくかつ100%より小さいと判定され、上記ステップ106でデューティ比bが100%より小さいと判定されているので、上述した図6(A)の場合であると考えられる。すなわち、コンパレータa及びコンパレータbに、エアコンECU12からの駆動指令信号S1として図6(A)に示すような通常動作用の駆動指令の駆動指令信号が入力された場合であると考えられる。
ステップ108では、図8(A)に示すように、パルス信号である制御信号S2のデューティ比を、所定値、例えば0(または0付近)から徐々に、上記ステップ100で演算されたデューティ比aによって表される目標回転速度にモータ18がなるような対応する通常動作用のデューティ比(通常動作用デューティ比)αまで大きくし、αまで大きくした後は、このデューティ比αとなるように設定することにより、通常動作用制御信号としての制御信号S2を生成して、生成された制御信号S2を駆動回路22に出力する。これにより、駆動回路22からの駆動信号S3によって、モータ18の巻線へ通電される単位時間当たりの通電時間が徐々に増加していき、図9(A)に示すように、モータ18は、停止状態から目標回転速度まで時間Taで増速される。すなわち、制御手段としての駆動回路22は、生成された制御信号S2に基づいて、モータ18の回転速度を制御する。そして、ステップ100に戻る。
一方、ステップ106でデューティ比bが100%であると判定された場合には、次のステップ110へ進む。なおステップ110に進む場合には、上記ステップ104でデューティ比aが0%より大きくかつ100%より小さいと判定され、上記ステップ106でデューティ比bが100%であると判定されているので、上述した図6(C)の場合であると考えられる。すなわち、コンパレータa及びコンパレータbに、エアコンECU12からの駆動指令信号Scとして図6(C)に示すような検査用の駆動指令の駆動指令信号Scが入力された場合であると考えられる。
ステップ110では、図8(B)に示すように、モータ18が、上記ステップ100で演算されたデューティ比aによって表される目標回転速度となるように、パルス信号である制御信号S2のデューティ比を、対応する検査用のデューティ比(検査用デューティ比)βに設定することにより、検査用制御信号としての制御信号S2を生成して、生成された制御信号S2を駆動回路22に出力する。すなわち、図8(B)に示すように、検査モード時には、パルス間隔T2毎に当初から目標値であるパルス幅T1の制御信号S2が出力される。ここで、制御手段としての駆動回路22は、生成された制御信号S2に基づいて、モータ18の回転速度を制御する。また、図8(B)におけるパルス幅T1は、最大出力特性検査に対応するデューティ比となる値である。図9(B)に示すように、検査モードでは時間Taよりも短い時間Tacでモータ回転速度Aまで到達することができる。このように、本実施の形態では、検査時には、ソフトスタートさせることなく、停止状態から所定のモータ回転速度まですばやく増速して、検査時間を短縮することができる。そして、ステップ100に戻る。
すなわち、上記ステップ104及びステップ106では、駆動指令信号S1と、所定値(本実施の形態では、第1の閾値及び第2の閾値)とを比較し、駆動指令信号が検査用の駆動指令であるか通常動作用の駆動指令であるかを判定する。ここで、検査用の駆動指令であると判定された場合にはステップ110に進み、通常動作用の駆動指令であると判定された場合にはステップ108へ進む。なお、上記ステップ104及びステップ106は、本発明の判定手段に対応する。
また、このような判定手段による判定処理は、マイクロコンピュータと比較してコストが安価であり、かつ、特許文献1に記載されている判定方法を実現させようとするとチップサイズが増大してしまうようなカスタムIC(Integrated Circuit)でもチップサイズを増大させることなく実行することができる。そのため、モータコントローラに、従来の判定機能を有するマイクロコンピュータを備えた場合と比較して、上記の本実施形態の判定手段としての上記ステップ104及びステップ106の処理を実行するカスタムICをモータコントローラ20に適用した場合には、チップサイズが増大せず、よりコストを安価にすることができる。
また、上記ステップ108及びステップ110は、本発明の駆動信号生成手段に対応する。
一方、ステップ104で、デューティ比aが0%または100%であると判定された場合には、次のステップ112に進む。
ステップ112では、上記ステップ102で演算されたデューティ比bが0%より大きいか否かを判定する。
ステップ112で、デューティ比bが100%より小さいと判定された場合には、次のステップ114へ進む。なおステップ114に進む場合には、上記ステップ104でデューティ比aが0%または100%であると判定され、上記ステップ112でデューティ比bが0%より大きいと判定されているので、上述した図6(B)の場合であると考えられる。すなわち、上記で説明した外乱が発生した場合において、コンパレータa及びコンパレータbに、エアコンECU12からの駆動指令信号S1として図6(B)に示すような通常動作用の駆動指令の駆動指令信号S1が入力された場合であると考えられる。
ステップ114では、図8(A)に示すように、パルス信号である制御信号S2のデューティ比を、所定値、例えば0(または0付近)から徐々に、上記ステップ102で演算されたコンパレータbからのパルス信号のデューティ比bによって表される目標回転速度にモータ18がなるような対応する通常動作用のデューティ比(通常動作用デューティ比)αまで大きくし、αまで大きくした後は、このデューティ比αとなるように設定することにより、通常動作用制御信号としての制御信号S2を生成して、生成された制御信号S2を駆動回路22に出力する。これにより、駆動回路22からの駆動信号S3によって、モータ18の巻線へ通電される単位時間当たりの通電時間が徐々に増加していき、図9(A)に示すように、モータ18は、停止状態から目標回転速度まで時間Taで増速される。そして、ステップ100に戻る。
一方、ステップ112で、デューティ比bが0%であると判定された場合には、次のステップ116へ進む。なお、ステップ116へ進む場合は、上述した図6(D)の場合であると考えられる。すなわち、コンパレータa及びコンパレータbに、エアコンECU12からの信号S0として図6(D)に示すような信号S0が入力された場合である。
ステップ116では、制御信号S2のデューティ比を0%に設定して、駆動回路22に出力する。これにより、モータ18が起動しない(モータが回転駆動していた場合には停止を始める)。そしてステップ100に戻る。
以上、本発明の一実施形態について詳細に説明した。なお、本発明はかかる実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施の形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記の実施の形態では、検査用の駆動指令と通常動作用の駆動指令とで駆動指令信号のローレベルの大きさを異ならせた例について説明したが、検査用の駆動指令と通常動作用の駆動指令とで駆動指令信号のハイレベル及びローレベルの少なくとも一方の大きさを異ならせるようにしてもよい。
また、検査装置53から出力される駆動指令信号Scは、ハイレベルを第1の閾値より大きくすると共にローレベルを第1の閾値より小さくかつ第2の閾値より大きくした検査用の駆動指令の駆動指令信号Scを生成するためのプログラムを実行することによって生成してもよいし、図11に示すように、検査装置53の駆動指令信号Scを出力する出力部60に設けられたトランジスタ62のエミッタを1つまたは複数のダイオード64を介してアースすることによりローレベルを第2の閾値より大きくした検査用の駆動指令の駆動指令信号Scを生成するようにしてもよい。
また、上記の実施の形態では、駆動指令信号と閾値とを1回比較して、駆動指令信号が検査用の駆動指令であるか通常動作用の駆動指令であるかを判定する例について説明したが、駆動指令信号と閾値とを所定回数(例えば10回)比較して、駆動指令信号が検査用の駆動指令であるか通常動作用の駆動指令であるかを判断することをこの所定回数繰返し、この所定回数に対する検査用の駆動指令であると判断された回数の割合が所定値(例えば、0.5)以上である場合にのみ、駆動指令信号が検査用の駆動指令であると判定するようにしてもよい。これにより、所定回数を、判定の精度と判定に要する処理の時間とのバランスが適切となるような値に設定しておくことで、従来の技術と比較して判定に要する時間をより短縮することができ、かつ判定の精度が良好となる。
また、外来ノイズ等による、駆動指令信号が検査用の駆動指令であるか通常動作用の駆動指令であるかについての誤判定の発生を抑制するために、検査用の駆動指令信号と通常動作用の駆動指令信号との周波数を変えたり、コンパレータa、bからの信号に基づいて演算される各デューティ比にデータ飛びが起きないように加重平均処理を行ったり、パルス整形時のチャタリングノイズをキャンセルするためのデータ一致回数判定処理を行ったり、チャタリングの影響排除のため、コンパレータa、bの入力にコンデンサ等のフィルタを設け、かつヒステリシス特性を持たせたり、これらの処理を適宜組み合わせて行ったりしてもよい。
本発明の一実施形態に係る空調装置の構成の概略を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るブロワモータ装置の構成図である。 本発明の一実施形態に係るモータ制御装置の要部の構成の概略を示す回路図である。 本発明の一実施形態における第1の閾値及び第2の閾値についての説明図である。 本発明の一実施形態における第1の閾値及び第2の閾値についての説明図である。 本発明の一実施形態に係るモータコントローラに入力される信号の説明図である。 本発明の一実施形態に係るブロワモータ装置の検査時の説明図である。 本発明の一実施形態に係る制御信号の時間変化の説明図である。 本発明の一実施形態に係るモータの起動時の回転速度の時間変化を表すグラフである。 本発明の一実施形態に係るモータコントローラの回転制御回路が実行するモータ制御処理のフローチャートを示す図である。 変形例の説明図である。
符号の説明
10…空調装置、12…エアコンECU、14…ブロワモータ装置、16…電源、18…モータ、20…モータコントローラ、22…駆動回路、24…回転制御回路、26…出力部、28…トランジスタ、30…抵抗、32…指令線、34…抵抗、36…コンデンサ、38…フィルタ回路、40…抵抗、42…接続端子、44…プルアップ回路

Claims (5)

  1. 目標回転速度に応じたデューティ比のパルスを有し、検査用の駆動指令と通常動作用の駆動指令とでハイレベル及びローレベルの少なくとも一方の大きさを異ならせた駆動指令信号と閾値とを比較し、駆動指令信号が検査用の駆動指令であるか通常動作用の駆動指令であるかを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって検査用の駆動指令であると判定された場合には、前記駆動指令信号のデューティ比に対応する検査用デューティ比のパルスを有する検査用制御信号を生成すると共に、前記判定手段によって通常動作用の駆動指令であると判定された場合には、所定値から徐々に前記駆動指令信号のデューティ比に対応する通常動作用デューティ比まで大きくなるデューティ比のパルスを有する通常動作用制御信号を生成する制御信号生成手段と、
    前記制御信号生成手段で生成された検査用制御信号及び通常動作用制御信号に基づいて、モータの回転速度を制御する制御手段と、
    を含むモータ制御装置。
  2. 前記判定手段は、前記駆動指令信号と前記閾値とを比較して、駆動指令信号が検査用の駆動指令であるか通常動作用の駆動指令であるかを判断することを所定回数繰返し、該所定回数に対する前記検査用の駆動指令であると判断された回数の割合が所定値以上である場合にのみ、駆動指令信号が検査用の駆動指令であると判定する請求項1記載のモータ制御装置。
  3. 検査用の駆動指令の駆動指令信号のハイレベルを第1の閾値より大きくすると共に、ローレベルを前記第1の閾値より小さくかつ該第1より小さい第2の閾値より大きくし、通常動作用の駆動指令の駆動指令信号のハイレベルを前記第1の閾値より大きくすると共に、ローレベルを前記第2の閾値より小さくした請求項1または請求項2記載のモータ制御装置。
  4. 前記所定値を0とすると共に、通常動作用制御信号のデューティ比を、前記駆動指令信号のデューティ比に対応する通常動作用デューティ比まで大きくした後、前記駆動指令信号のデューティ比に対応する大きさとした請求項1〜請求項3の何れか1項記載のモータ制御装置。
  5. 目標回転速度に応じたデューティ比のパルスを有し、検査用の駆動指令と通常動作用の駆動指令とでハイレベル及びローレベルの少なくとも一方の大きさを異ならせた駆動指令信号と閾値とを比較し、駆動指令信号が検査用の駆動指令であるか通常動作用の駆動指令であるかを判定し、
    検査用の駆動指令であると判定された場合には、前記駆動指令信号のデューティ比に対応する検査用デューティ比のパルスを有する検査用制御信号を生成すると共に、通常動作用の駆動指令であると判定された場合には、所定値から徐々に前記駆動指令信号のデューティ比に対応する通常動作用デューティ比まで大きくなるデューティ比のパルスを有する通常動作用制御信号を生成し、
    生成された検査用制御信号及び通常動作用制御信号に基づいて、モータの回転速度を制御する、
    モータ制御方法。
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