JP5314331B2 - モータ制御装置 - Google Patents

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本発明は、モータ制御装置に関する。
従来、モータの駆動を制御するモータ制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、一般的に、エアコン(空調装置)におけるモータ制御装置(モータコントローラ)では、図9に示すように、上位装置としてのエアコンECU(Electronic Control Unit)70からモータを駆動させる指令の駆動指令信号S1が入力されると、入力された駆動指令信号S1に基づいてモータ72を駆動させる。このエアコンECU70は、図10に示すように、出力部74を備えている。この出力部74はnpn型のトランジスタ76を含んで構成された回路である。トランジスタ76のエミッタ端子はアースされていると共にコレクタ端子は抵抗78を介して指令線(指令信号線)80の一端に接続されている。この指令信号線80の他端には、ブロワモータ装置82のモータコントローラ(モータ制御装置)84が接続されている。これにより、図10に示すように、エアコンECU70とモータコントローラ84とが電気的に接続されている。
また、トランジスタ76のベース端子には、エアコンECU70において操作スイッチからの操作信号に基づいて、モータ84を駆動させるための指令の信号(ECU出力)を生成する指令信号生成回路(図示せず)が接続されている。これにより、トランジスタ76のベース端子には、エアコンECU70において操作スイッチからの操作信号に基づいて生成されたモータ72を駆動させるための指令の信号(ECU出力)が入力される。従って、Lowレベル(ローレベル)の信号がトランジスタ76のベース端子に入力された場合にはトランジスタ76のコレクタ端子とエミッタ端子との間がOFF(非導通)状態となり、Highレベル(ハイレベル)の信号がトランジスタ76のベース端子に入力された場合にはトランジスタ76のコレクタ端子とエミッタ端子との間がON(導通)状態となる。
一方、モータコントローラ84では、指令線80の上記他端が、抵抗86を介して接続端子88に接続されている。この接続端子88には、一端が電源(例えば電圧値5V)に接続されたプルアップ抵抗90の他端が接続されている。また、接続端子88には、コンパレータaの非反転入力端子が接続されている。このコンパレータaの反転入力端子には比較基準電圧として第1の所定値(第1の閾値)、例えば2.5Vの電圧が入力される。コンパレータaの出力端子は回転制御回路92の入力端子に接続されている。なお、コンパレータaの出力端子からは、第1の閾値とS1電位(接続端子88の電位)とを比較して、S1電位が第1の閾値以上である場合にはHighレベルの信号が出力されると共に、S1電位が第1の閾値未満である場合にはLowレベルの信号が出力される。
そして、従来、一般的に、このコンパレータaの出力端子から出力される信号のデューティ比を回転制御回路92で駆動指令信号S1のデューティ比として演算し、演算したデューティ比をモータの回転駆動の制御に用いている。
ここで、図11(A)に示す信号(ECU出力)94が、トランジスタ76のベース端子に入力された場合に、外部からの電波照射(例えば電波を発生するトランシーバ等からの電波照射)等の外乱がない理想的な状況であるときには、S1電位(接続端子88の電位)は、図11(B)に示すような電位となる。このような場合に、S1電位から、モータ72の回転駆動を制御するためのデューティ比を演算するための第1の閾値を、予め実験的に求めておき設定しておく。これにより、例えば、第1の閾値以上の部分をON、第1の閾値未満の部分をOFFとすることにより、S1電位(すなわち駆動指令信号S1)及び第1の閾値から、モータ72を回転駆動させるためのデューティ比を演算することができる。なお、図10及び図11(B)の例では、この第1の閾値として、2.5Vが例に挙げられている。
しかしながら、図12(A)に示す信号(上記信号94と同一の信号)96が、トランジスタ76のベース端子に入力された場合に、外部からの電波照射等の外乱がある状況では、S1電位が、図12(B)に示すように上記で設定した第1の閾値98を下回ってしまう事象が発生する場合がある。この事象は、外部からの電波が例えば指令線80及びエアコンECU70の少なくとも一方に照射されると、エアコンECU70のトランジスタ76のベース・エミッタ間に電圧がかかってしまい、トランジスタ76をオフさせるための信号がベース端子に入力されても、ベース・エミッタ間が0Vとならず、完全にトランジスタ76がオフとならない状態(微オン状態)となってしまうことにより発生すると考えられる。このような場合では、第1の閾値98を用いてもS1電位から、モータ72を駆動回転させるためのデューティ比を正確に演算することが出来ない。すなわち、この状態で第1の閾値98が反転入力端子に入力されると共に接続端子88に非反転入力端子が接続されたコンパレータaの出力端子から出力された信号を用いてS1電位からデューティ比を演算した場合には、演算されたデューティ比は0%になってしまい、モータコントローラ84は回転駆動させないようにモータ72を制御することとなる。このように、外部からの電波照射等の外乱がある状況では、良好にモータの制御を行うことができなくなる、という問題がある。このとき、この問題を解決するために、例えば、指令線80にシールド構造のハーネスを用いることや、電波耐性を上げるためにフェライトビーズを追加すること等が考えられるが、何れもコスト的な問題がある。
本発明は上記問題点を解決するために成されたものであり、外部からの電波照射などの外乱がある状況において、コストがかからずに、良好にモータの制御を行うことができるモータ制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載のモータ制御装置は、目標回転速度に応じたデューティ比のパルスを有する駆動指令信号と該駆動指令信号のレベルが正常の場合のデューティ比を求めるための第1の閾値とを比較して、第1のデューティ比のパルス信号出力する第1の比較手段と、前記駆動指令信号と該駆動指令信号のレベルが低下した場合のデューティ比を求めるための第2の閾値とを比較して、第2のデューティ比のパルス信号出力する第2の比較手段と、前記駆動指令信号のハイレベルが前記第1の閾値より大きいことから、前記第1の比較手段から前記第1のデューティ比のパルス信号が出力された場合には、前記第1のデューティ比に対応するモータ制御用デューティ比のパルスを有する制御信号を生成すると共に、前記駆動指令信号のハイレベルが前記第1の閾値より小さくかつ前記第2の閾値より大きく、かつローレベルが前記第2の閾値より小さいことから、前記第2の比較手段から前記第2のデューティ比のパルス信号が出力された場合には、前記第2のデューティ比に対応するモータ制御用デューティ比のパルスを有する制御信号を生成する制御信号生成手段と、
前記制御信号生成手段で生成された制御信号に基づいて、モータの回転駆動を制御する駆動手段とを含んで構成されている。
請求項1に記載の発明によれば、駆動指令信号と駆動指令信号のレベルが低下した場合のデューティ比を求めるための第2の閾値とを比較して、駆動指令信号の第2のデューティ比のパルス信号を出力し、駆動指令信号のハイレベルが第1の閾値より小さくかつ第2の閾値より大きく、かつローレベルが第2の閾値より小さい場合、すなわち、駆動指令信号のレベルが低下した場合には、第2のデューティ比に対応するモータ制御用デューティ比のパルスを有する制御信号を生成して、生成された制御信号に基づいてモータの回転駆動を制御する。このように、請求項1に記載の発明によれば、外部からの電波照射などの外乱がある状況において、駆動指令信号のレベルが低下した場合に、レベルが低下した駆動指令信号のデューティ比を求めるための第2の閾値を用いて生成した制御信号に基づいてモータの回転駆動を制御しているので、シールド構造のハーネスを用いることや、電波耐性を上げるためにフェライトビーズを追加することなく、良好にモータの制御を行うことができる。従って、本発明によれば、外部からの電波照射などの外乱がある状況において、コストがかからずに、良好にモータの制御を行うことができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記制御信号生成手段を、前記駆動指令信号のハイレベルが前記第1の閾値より小さくかつ前記第2の閾値より大きく、かつローレベルが前記第2の閾値より小さい場合には、前記駆動手段により制御される前記モータが回転している時間が所定時間となるように、前記第2のデューティ比に対応するモータ制御用デューティ比のパルスを前記所定時間に対応する所定個有すると共に、該所定個の前記第2のデューティ比に対応するモータ制御用デューティ比の前記パルスの後に、前記モータの回転駆動を停止させるためのデューティ比のパルスを有する制御信号を生成するようにしたものである。
請求項2に記載の発明によれば、駆動指令信号のハイレベルが第1の閾値より小さくかつ第2の閾値より大きく、かつローレベルが第2の閾値より小さい場合、すなわち、駆動指令信号のレベルが低下した場合には、モータが回転している時間が所定時間となるように、第2のデューティ比に対応するモータ制御用デューティ比のパルスを所定時間に対応する所定個有すると共に、この所定個の第2のデューティ比に対応するモータ制御用デューティ比のパルスの後に、モータの回転駆動を停止させるためのデューティ比のパルスを有する制御信号が生成される。これにより、外部からの電波照射などの外乱がある状況では、所定時間が到達するまでは回転駆動し、所定時間経過すると回転駆動を停止するようにモータを制御することができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記駆動指令信号を、信号線を介してエアコンECU(Electronic Control Unit)から前記モータ制御装置に入力されるものとし、前記第2の閾値を、前記信号線及び前記エアコンECUの少なくとも一方に電波が照射されたことにより駆動指令信号のレベルが低下した場合のデューティ比を求めるための値であるようにしたものである。
また、上記目的を達成するために、請求項4に記載のモータ制御装置は、目標回転速度に応じたデューティ比のパルスを有する駆動指令信号と該駆動指令信号のレベルが正常の場合のデューティ比を求めるための第1の閾値とを比較して、第1のデューティ比のパルス信号出力する第1の比較手段と、各々、前記駆動指令信号と該駆動指令信号のレベルが低下した場合のデューティ比を求めるための複数の閾値であって各々値が異なる複数の閾値の各々とを比較して、各々のデューティ比のパルス信号出力する複数の第2の比較手段と、前記駆動指令信号のハイレベルが前記第1の閾値より大きいことにより、前記第1の比較手段からパルス信号が出力された場合には、前記第1の比較手段から出力されたパルス信号の第1のデューティ比に対応するモータ制御用デューティ比のパルスを有する制御信号を生成すると共に、前記駆動指令信号のハイレベルが前記第1の閾値より小さくかつ前記複数の閾値のうちの何れか1つの閾値より大きく、かつローレベルが該何れか1つの閾値より小さいことにより、前記複数の比較手段のいずれかから前記パルス信号が出力された場合には、出力された何れか1つのパルス信号のデューティ比に対応するモータ制御用デューティ比のパルスを有する制御信号を生成する制御信号生成手段と、前記制御信号生成手段で生成された制御信号に基づいて、モータの回転駆動を制御する駆動手段とを含んで構成されている。
請求項4に記載の発明によれば、駆動指令信号と駆動指令信号のレベルが低下した場合のデューティ比を求めるための複数の閾値の各々とを比較して、前記複数の閾値の各々に対応する駆動指令信号のデューティ比のパルス信号を複数生成し、駆動指令信号のハイレベルが第1の閾値より小さくかつ上記複数の閾値のうちの何れか1つの閾値より大きく、かつローレベルがこの何れか1つの閾値より小さい場合、すなわち、駆動指令信号のレベルが低下した場合には、駆動指令信号とこの何れか1つの閾値とを比較して第2の比較手段によって出力されたデューティ比のパルス信号に基づいてモータの回転駆動を制御する。このように、請求項4に記載の発明によれば、外部からの電波照射などの外乱がある状況において、駆動指令信号のレベルが低下した場合に、レベルが低下した駆動指令信号のデューティ比を求めるための複数の閾値のうちの上記何れか1つの閾値を用いて駆動指令信号のデューティ比のパルス信号に基づいてモータの回転駆動を制御しているので、シールド構造のハーネスを用いることや、電波耐性を上げるためにフェライトビーズを追加することなく、良好にモータの制御を行うことができる。従って、本発明によれば、外部からの電波照射などの外乱がある状況において、コストがかからずに、良好にモータの制御を行うことができる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記制御信号生成手段を、前記駆動指令信号のハイレベルが前記第1の閾値より小さくかつ前記複数の閾値のうちの何れか1つの閾値より大きく、かつローレベルが該何れか1つの閾値より小さい場合には、前記駆動手段により制御される前記モータが回転している時間が所定時間となるように、前記駆動指令信号と該何れか1つの閾値とを比較して前記第2の比較手段によって出力されたパルス信号のデューティ比に対応するモータ制御用デューティ比のパルスを前記所定時間に対応する所定個有すると共に、該所定個の前記駆動指令信号と該何れか1つの閾値とを比較して前記第2の比較手段によって出力されたパルス信号のデューティ比に対応するモータ制御用デューティ比の前記パルスの後に、前記モータの回転駆動を停止させるためのデューティ比のパルスを有する制御信号を生成するようにしたものである。
請求項5に記載の発明によれば、駆動指令信号のハイレベルが第1の閾値より小さくかつ複数の閾値のうちの何れか1つの閾値より大きく、かつローレベルが該何れか1つの閾値より小さい場合、すなわち、駆動指令信号のレベルが低下した場合には、モータが回転している時間が所定時間となるように、駆動指令信号とこの何れか1つの閾値とを比較して第2の比較手段によって出力されたパルス信号のデューティ比に対応するモータ制御用デューティ比のパルスを所定時間に対応する所定個有すると共に、駆動指令信号とこの何れか1つの閾値とを比較して第2の比較手段によって出力されたパルス信号のデューティ比に対応するモータ制御用デューティ比の所定個のパルスの後に、モータの回転駆動を停止させるためのデューティ比のパルスを有する制御信号が生成される。これにより、外部からの電波照射などの外乱がある状況では、所定時間が到達するまでは回転駆動し、所定時間経過すると回転駆動を停止するようにモータを制御することができる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項4または請求項5に記載の発明において、前記駆動指令信号を、信号線を介してエアコンECU(Electronic Control Unit)から前記モータ制御装置に入力されるものとし、前記駆動指令信号と該駆動指令信号のレベルが低下した場合のデューティ比を求めるための前記複数の閾値の各々は、前記信号線及び前記エアコンECUの少なくとも一方に電波が照射されたことにより駆動指令信号のレベルが低下した場合のデューティ比を求めるための値であるようにしたものである。
以下、図面を参照して本発明のモータ制御装置の実施の形態を詳細に説明する。なお、本実施の形態では、本発明を車両に搭載される空調装置(エアコン)のブロワモータ装置に適用した例について説明する。図1に示すように、本実施の形態の空調装置10は、エアコンECU(Electronic Control Unit)12と、ブロワモータ装置14とを備えている。エアコンECU12及びブロワモータ装置14は、所定値、例えば5Vの電源16から電力が供給されることによりそれぞれ動作する。
エアコンECU12(上位の空調制御装置)は、操作スイッチ(図示しない)からの操作信号に基づいて、ブロワモータ装置14へ動作用の駆動指令の駆動指令信号(モータ駆動指令信号)S1を送出する。そして、本実施の形態では、この駆動指令信号S1に基づいてブロワモータ装置14が通常の作動を行うように構成されている。なお、本実施の形態では、この駆動指令信号S1は、目標回転速度に応じたデューティ比のパルスを有しており、例えば、目標回転速度が速くなれば、デューティ比も対応して大きくなる。
ブロワモータ装置14は、ファン(図示せず)が出力軸に取付けられたモータ18と、モータ18へ駆動信号S3を出力するモータコントローラ(モータ制御装置)20とを備えている。
エアコンECU12から駆動指令信号S1を受けると、モータコントローラ20は、モータ18へ駆動信号S3を出力してモータ18を回転駆動させる。すなわち、モータコントローラ20は、モータ18の回転駆動を制御する。
本実施の形態のモータ18は、ブラシレスモータであり、モータコントローラ20から所定のデューティ比の矩形波電圧信号を受けることにより、デューティ比に応じたモータ回転速度で回転するように制御される。なお、本実施の形態では、モータ18は、ホールセンサ(図示せず)を備えたブラシレスモータであるが、本発明はこれに限られるものではなく、他のタイプの電動モータであってもよい。例えば、モータ18を、整流子を有するブラシ付きのモータとしてもよい。
本実施の形態のモータ18は、3相の巻線(図示せず)を有する固定子(図示せず)と、ロータマグネットを有する回転子(図示せず)とを備えている。この固定子には、ホールセンサ(図示せず)が配設されており、図2に示すように、ホールセンサによって回転子の回転に応じたセンサ出力がモータコントローラ20の駆動回路22へ出力されている。これにより、モータコントローラ20で従来公知のフィードバック制御が行われる。
図2に示すように、本実施の形態のモータコントローラ20は、外部からの入力信号(本実施の形態では駆動指令信号S1)に基づいたデューティ比の制御信号(PWM信号)S2を生成して出力する回転制御回路24と、制御信号S2及び上記ホールセンサからのセンサ出力に基づいてモータ18の各相巻線へ位相の異なる矩形波電圧信号(駆動信号S3)を供給する駆動回路22を備えている。なお、回転制御回路24は本発明の制御信号生成手段に対応し、駆動回路22は本発明の駆動手段に対応する。
本実施の形態の回転制御回路24は、1つまたは複数のカスタムIC(Integrated Circuit)によって構成されており、駆動指令信号S1によって設定される目標値であるモータ回転数にモータを到達させるように制御信号S2を送出する。
また、本実施の形態の駆動回路22は、公知の構成からなるものであり、所定個、例えば6個の抵抗(図示せず)と、所定個、例えば6個のパワー素子(図示せず)が基板上で配線されて構成されている。駆動回路22は、回転制御回路24からの制御信号S2によって、これらのパワー素子をオン/オフさせ、所定タイミングで電源16を巻線へ接続して回転磁界を生成している。すなわち、駆動回路22は、制御信号S2に基づいて、モータ18の回転駆動を制御する。なお、この際に、上記ホールセンサからのセンサ出力に基づいて、モータ18が適切な回転駆動を行うようにフィードバック制御を行っている。
ここで、図3を参照して、エアコンECU12及びブロワモータ装置14のインタフェース部分について詳細に説明する。エアコンECU12は出力部26を備えている。この出力部26はnpn型のトランジスタ28を含んで構成された回路である。トランジスタ28のエミッタ端子はアースされていると共にコレクタ端子は抵抗(例えば抵抗値が100Ωの抵抗)30を介して指令信号線32の一端に接続されている。この指令信号線32の他端には、ブロワモータ装置14のモータコントローラ20が接続されている。これにより、図3に示すように、エアコンECU12とモータコントローラ20とが電気的に接続されている。
また、トランジスタ28のベース端子には、エアコンECU12において操作スイッチからの操作信号に基づいてモータ18を駆動させるための指令の信号(ECU出力)を生成する指令信号生成回路(図示せず)が接続されている。これにより、トランジスタ28のベース端子には、エアコンECU12において操作スイッチからの操作信号に基づいて生成されたモータ18を駆動させるための指令の信号(ECU出力)が入力される。従って、Lowレベルの信号がトランジスタ28のベース端子に入力された場合にはトランジスタ28のコレクタ端子とエミッタ端子との間がOFF(非導通)状態となり、Highレベルの信号がトランジスタ28のベース端子に入力された場合にはトランジスタ28のコレクタ端子とエミッタ端子との間がON(導通)状態となる。
一方、モータコントローラ20は、抵抗(例えば抵抗値が30Ωの抵抗)34とコンデンサ(例えば容量が1000pFのコンデンサ)36とを備えた積分回路であるフィルタ回路38を備えており、このフィルタ回路38の入力端子は、指令信号線32の上記他端と接続されている。フィルタ回路38の出力端子は、抵抗(例えば抵抗値が180Ωの抵抗)40を介して接続端子42に接続されている。この接続端子42には、一端が上記電源(例えば電圧値5V)16に接続されたプルアップ抵抗(例えば抵抗値が2kΩの抵抗)44の他端が接続されている。また、接続端子42には、コンパレータaの非反転入力端子及びコンパレータbの非反転入力端子が接続されている。このコンパレータaの反転入力端子には、比較基準電圧であると共に駆動指令信号S1のレベルが正常の場合のデューティ比を求めるための第1の所定値(第1の閾値)、例えば2.5Vの電圧が入力される。また、このコンパレータbの反転入力端子には、比較基準電圧であると共に駆動指令信号S1のレベルが低下した場合のデューティ比を求めるための第2の所定値(第2の閾値)、例えば0.5Vの電圧が入力される。コンパレータaの出力端子は回転制御回路24の入力端子に接続されている。コンパレータbの出力端子は回転制御回路24の入力端子に接続されている。なお、コンパレータaの出力端子からは、第1の閾値とS1電位(接続端子42の電位)とを比較して、S1電位が第1の閾値以上である場合にはHighレベルの信号が出力されると共に、S1電位が第1の閾値未満である場合にはLowレベルの信号が出力される。同様に、コンパレータbの出力端子からは、第2の閾値とS1電位とを比較して、S1電位が第2の閾値以上である場合にはHighレベルの信号が出力されると共に、S1電位が第2の閾値未満である場合にはLowレベルの信号が出力される。
ここで、第1の所定値(第1の閾値)及び第2の所定値(第2の閾値)について図4及び図5を用いて説明する。図4(A)に示す信号(ECU出力)46が、トランジスタ28のベース端子に入力された場合に、外部からの電波照射(例えば電波を発生するトランシーバ等からの電波照射)等の外乱がない理想的な状況であるときには、図4(B)に示すようなS1電位(接続端子42の電位)となる。なお、接続端子42に上記のプルアップ抵抗44が接続されているにも関わらず、ECU出力のONに対応する部分の電位が0Vとならず(すなわち完全に0Vまで下がらず)、ECU出力のOFFに対応する部分の電位が5Vとならない(すなわち、完全に5Vまで上がらない)のは、信号線に抵抗が含まれているため等の理由が考えられる。このような場合に、S1電位から、すなわち駆動指令信号S1から、モータ18を回転駆動させるためのデューティ比を演算することができる閾値を、本実施の形態では第1の所定値(第1の閾値)48として予め実験的に求めておき設定しておく。例えば、閾値以上の部分をON、閾値未満の部分をOFFとすることによりS1電位から、モータを回転駆動させるためのデューティ比を演算することができる。以下、本実施の形態では、この第1の閾値として、2.5Vを例に挙げて説明する。
また、図5(A)に示す信号(上記信号46と同一の信号)50が、トランジスタ28のベース端子に入力された場合に、外部からの電波照射等の外乱がある状況では、S1電位が、図5(B)に示すように上記で設定した第1の閾値48を下回ってしまう事象が発生する場合がある。この事象は、外部からの電波が例えば指令信号線32及びエアコンECU12の少なくとも一方に照射されると、エアコンECU12のトランジスタ28のベース・エミッタ間に電圧がかかってしまい、トランジスタ28をオフさせるための信号がベース端子に入力されても、ベース・エミッタ間が0Vとならず、完全にトランジスタ28がオフとならない状態(微オン状態)となってしまうことにより発生すると考えられる。このような場合では、第1の閾値48を用いてもS1電位から、モータ18を駆動回転させるためのデューティ比を正確に演算することが出来ない。すなわち、この状態で第1の閾値48が反転入力端子に入力されると共に接続端子42に非反転入力端子が接続されたコンパレータaの出力端子から出力された信号を用いてS1電位から(すなわち駆動指令信号S1から)デューティ比を演算した場合には、演算されたデューティ比は0%になってしまい、モータコントローラ20は回転駆動させないようにモータ18を制御することとなる。そこで、本実施の形態では、このような外乱がある状況において、図5(B)に示すように、S1電位から、モータ18を回転駆動させるためのデューティ比を演算することができる第1の閾値より小さい閾値を、第2の所定値(第2の閾値)として予め求めておき設定しておく。以下、本実施の形態では、この第2の閾値として、0.5Vを例に挙げて説明する。
ここで、上記で説明したような外乱がない場合に、エアコンECU12において操作スイッチからの操作信号に基づいて生成されたモータ18を駆動させるための指令の信号(ECU出力)がトランジスタ28のベース端子に入力されたときには、コンパレータa及びコンパレータbに、エアコンECU12からの駆動指令信号S1として動作用の駆動指令の駆動指令信号(図6(A)参照)が入力される。この駆動指令信号S1は、図6(A)に示すように、ハイレベルが第1の閾値48より大きく、かつ、ローレベルが第2の閾値52より小さい信号である。本実施の形態では、このようなレベルの駆動指令信号S1をレベルが正常の場合の駆動指令信号とする。
また、上記で説明したような外乱が発生した場合に、エアコンECU12において操作スイッチからの操作信号に基づいて生成されたモータ18を駆動させるための指令の信号(ECU出力)がトランジスタ28のベース端子に入力されたときには(すなわち、外乱発生時には、)、コンパレータa及びコンパレータbに、エアコンECU12からの駆動指令信号S1として図6(B)に示すような駆動指令信号が入力される。この駆動指令信号S1は、図6(B)に示すように、ハイレベルが第1の閾値48より小さくかつ第2の閾値52より大きく、かつ、ローレベルが第2の閾値52より小さい信号である。すなわち、このようなレベルの駆動指令信号S1は、レベルが低下した場合の駆動指令信号である。
また、本実施の形態では、エアコンECU12においてモータ18を駆動させるための指令の信号(ECU出力)が生成されていない場合には(すなわち、モータ駆動の指令が無い場合には、)、トランジスタ28がONされており、他端が電源16に接続されたプルアップ抵抗44の一端が接続端子42に接続されているため、コンパレータa及びコンパレータbに、図6(C)に示すような、モータ駆動の指令がないことを示す信号S0が入力される。この信号S0は、図6(C)に示すように、本実施の形態では第2の閾値52より小さい信号である。
なお、本実施の形態では、上記の駆動指令信号S1及び信号S0が矩形波電圧信号である場合について説明したが、矩形波電流信号であってもよい。
回転制御回路24は、コンパレータa及びコンパレータbからの各パルス信号を受けて、コンパレータaからのパルス信号のデューティ比を駆動指令信号S1の第1のデューティ比として演算すると共に、コンパレータbからのパルス信号のデューティ比を駆動指令信号S1の第2のデューティ比として演算している。
また、回転制御回路24は、モータ18が、第1のデューティ比または第2のデューティ比によって表される目標回転速度となるように、パルス信号である制御信号S2のデューティ比を、対応する制御用のデューティ比(制御用デューティ比)βに設定して、駆動回路22に出力する。
次に、図7を参照して、本実施の形態の回転制御回路24が実行するモータ制御処理について説明する。なお、本実施の形態において、このモータ制御処理は、空調装置10の電源投入用のスイッチ(図示しない)がオンされて、ブロワモータ装置14に電力が供給された場合に実行される。
まずステップ100で、コンパレータaからのパルス信号を受けて、コンパレータaからのパルス信号のデューティ比を、駆動指令信号S1の第1のデューティ比として演算する。すなわち、ステップ100では、目標回転速度に応じたデューティ比のパルスを有する駆動指令信号S1と、この駆動指令信号S1のレベルが正常の場合のデューティ比を求めるための第1の閾値とを比較して、駆動指令信号S1の第1のデューティ比を演算する。
次のステップ102では、コンパレータbからのパルス信号を受けて、コンパレータbからのパルス信号のデューティ比を、駆動指令信号S1の第2のデューティ比として演算する。すなわち、ステップ102では、目標回転速度に応じたデューティ比のパルスを有する駆動指令信号S1と、この駆動指令信号S1のレベルが低下した場合のデューティ比を求めるための第2の閾値とを比較して、駆動指令信号S1の第2のデューティ比を演算する。
なお、上記ステップ100は、本発明の第1のデューティ比演算手段に対応し、上記ステップ102は、本発明の第2のデューティ比演算手段に対応する。
次のステップ104では、上記ステップ100で演算された第1のデューティ比が0%より大きいか否かを判定する。
ステップ104で、第1のデューティ比が0%より大きいと判定された場合には、次のステップ106に進む。
なおステップ106に進む場合には、上記ステップ104で第1のデューティ比が0%より大きいと判定されているので、上述した図6(A)の場合であると考えられる。すなわち、コンパレータa及びコンパレータbに、エアコンECU12からの駆動指令信号S1として図6(A)に示すような駆動指令信号S1が入力された場合であると考えられる。
ステップ106では、第1のデューティ比によって表される目標回転速度となるように、制御信号S2のデューティ比を、対応する制御用のデューティ比(制御用デューティ比)αに設定することにより、制御信号S2を生成する。そして、生成された制御信号S2を駆動回路22に出力する。これにより、駆動回路22から対応する駆動信号S3がモータ18に出力されて、駆動回路22によってモータ18の回転駆動が制御される。そして、ステップ100に戻る。
一方、ステップ104で第1のデューティ比が0%であると判定された場合には、次のステップ108へ進む。
次のステップ108では、第2のデューティ比が0%より大きくかつ100%より小さいか否かを判定する。
ステップ108で、第2のデューティ比が0%より大きくかつ100%より小さいと判定された場合には、次のステップ110へ進む。なおステップ110に進む場合には、上記ステップ104で第1のデューティ比が0%であると判定され、上記ステップ108で第2のデューティ比が0%より大きくかつ100%より小さいと判定されているので、上述した図6(B)の場合であると考えられる。すなわち、コンパレータa及びコンパレータbに、エアコンECU12からの駆動指令信号S1として図6(B)に示すような駆動指令信号S1が入力された場合である。
ステップ110では、第2のデューティ比によって表される目標回転速度となるように、制御信号S2のデューティ比を、対応する制御用のデューティ比(制御用デューティ比)αに設定することにより、制御信号S2を生成する。そして、生成された制御信号S2を駆動回路22に出力する。これにより、駆動回路22から対応する駆動信号S3がモータ18に出力されて、駆動回路22によってモータ18の回転駆動が制御される。そして、ステップ100に戻る。
一方、ステップ108で、第2のデューティ比が0%または100%であると判定された場合には、次のステップ112へ進む。なおステップ112に進む場合には、上述した図6(C)の場合であると考えられる。すなわち、コンパレータa及びコンパレータbに、エアコンECU12からの信号S0として図6(C)に示すような信号S0が入力された場合である。
ステップ112では、制御信号S2のデューティ比を0%に設定して、駆動回路22に出力する。これにより、モータ18は起動しないように制御される(モータが回転駆動していた場合には停止を始める)。そしてステップ100に戻る。
以上、モータ制御処理について説明した。なお、駆動指令信号S1のレベルが低下した場合に、デューティ比を求めるための閾値を第1の閾値から第2の閾値に変更してデューティ比を演算しているので、図8に示すように、第1の閾値を用いてデューティ比を演算した場合と、第2の閾値を用いてデューティ比を演算した場合とではその演算されたデューティ比の値が異なる場合がある。このため、外乱が発生した緊急時のみコンパレータbが動作するようにすることが望ましいが、予め第2の閾値を用いて演算されたデューティ比と、第2の閾値を用いて演算されたデューティ比に対応する第1の閾値を用いて演算されたデューティ比との関係をメモリなどの記憶手段に複数記憶しておき、この記憶された関係を記憶手段から読み出して、第2の閾値を用いて演算されたデューティ比を、対応する第1の閾値を用いて演算されたデューティ比に補正するようにしてもよい。
以上、本発明の一実施形態について詳細に説明した。本発明の一実施形態によれば、外部からの電波照射などの外乱がある状況において、駆動指令信号S1のレベルが低下した場合に、レベルが低下した駆動指令信号S1のデューティ比を求めるための第2の閾値を用いて駆動指令信号S1のデューティ比を演算しているので、シールド構造のハーネスを用いることや、電波耐性を上げるためにフェライトビーズを追加することなく、良好にモータの制御を行うことができる。従って、本発明の一実施形態によれば、外部からの電波照射などの外乱がある状況において、コストがかからずに、良好にモータの制御を行うことができる。
なお、本発明はかかる実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施の形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記のステップ110では、第2のデューティ比に対応するモータ制御用デューティ比のパルスを有する制御信号を生成する例について説明したが、本発明はこれに限られず、ステップ110で、駆動回路22により制御されるモータ18が回転している時間が所定時間(例えば15秒)となるように、第2のデューティ比に対応するモータ制御用デューティ比のパルスをこの所定時間に対応する所定個(すなわち、第2のデューティ比に対応する回転速度でモータ18が所定時間回転するためのパルスの個数)有すると共に、この所定個の第2のデューティ比に対応するモータ制御用デューティ比のパルスの後に、モータ18の回転駆動を停止させるためのデューティ比(例えば0%)のパルスを有する制御信号S2を生成するようにしてもよい。これにより、外部からの電波照射などの外乱がある状況では、所定時間が到達するまでは回転駆動し、所定時間経過すると回転駆動を停止するようにモータ18を制御することができる。
また、駆動指令信号S1のレベルが低下した場合のデューティ比を求めるための各々値が異なる複数の閾値を予め設けておくようにしてもよい。すなわち、上記の実施形態では、駆動指令信号S1のレベルが低下した場合のデューティ比を求めるための閾値は1つだけであり(すなわち第2の閾値のみであり)、駆動指令信号S1のレベルが低下した場合のデューティ比を求めるために用いられたコンパレータはコンパレータbのみの1つだけであったが、各々の非反転入力端子に上記接続端子42が接続されると共に、各々の反転入力端子に上記の複数の閾値の各々が入力される複数のコンパレータをモータ制御装置に設けて、この複数のコンパレータの各々を回転制御回路24に接続する構成とし、ステップ102で、駆動指令信号S1と駆動指令信号S1のレベルが低下した場合のデューティ比を求めるための複数の閾値であって各々値が異なる複数の閾値の各々とを比較して、複数の閾値の各々に対応する駆動指令信号S1のデューティ比を複数演算するようにしてもよい。この場合には、ステップ108で、上記ステップ102で演算された複数の駆動指令信号S1のデューティ比のうち、0%より大きくかつ100%未満のデューティ比があるか否かを判定する。ステップ108で肯定判定がされた場合には、ステップ110へ進み、否定判定がされた場合には、ステップ112へ進む。ステップ110では、駆動指令信号S1と、複数の閾値のうち、上記ステップ108において、あると判定された0%より大きくかつ100%未満のデューティ比を演算する際に用いられた対応する閾値とを比較して、上記ステップ108において、あると判定された0%より大きくかつ100%未満のデューティ比のパルスを有する制御信号を生成する。すなわち、駆動指令信号S1のハイレベルが第1の閾値より小さくかつ複数の閾値のうちの何れか1つの閾値より大きく、かつローレベルがこの何れか1つの閾値より小さい場合には、駆動指令信号S1とこの何れか1つの閾値とを比較して、ステップ102で演算されかつステップ108であると判定されたデューティ比に対応するモータ制御用デューティ比のパルスを有する制御信号を生成する。これにより、外部からの電波照射などの外乱がある状況において、駆動指令信号S1のレベルが低下した場合に、レベルが低下した駆動指令信号S1のデューティ比を求めるための複数の閾値のうち、0%より大きいデューティ比を演算可能な1つの閾値を用いて駆動指令信号S1のデューティ比を演算しているので、シールド構造のハーネスを用いることや、電波耐性を上げるためにフェライトビーズを追加することなく、良好にモータの制御を行うことができる。従って、外部からの電波照射などの外乱がある状況において、コストがかからずに、良好にモータの制御を行うことができる。
このような場合においても、上記と同様に、ステップ110で駆動回路22により制御されるモータ18が回転している時間が所定時間(例えば15秒)となるように、ステップ102で演算されかつステップ108であると判定されたデューティ比に対応するモータ制御用デューティ比のパルスをこの所定時間に対応する所定個有すると共に、この所定個のステップ102で演算されかつステップ108であると判定されたデューティ比に対応するモータ制御用デューティ比のパルスの後に、モータ18の回転駆動を停止させるためのデューティ比(例えば0%)のパルスを有する制御信号S2を生成するようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係る空調装置の構成の概略を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るブロワモータ装置の構成図である。 本発明の一実施形態に係るモータ制御装置の要部の構成の概略を示す回路図である。 本発明の一実施形態における第1の閾値及び第2の閾値についての説明図である。 本発明の一実施形態における第1の閾値及び第2の閾値についての説明図である。 本発明の一実施形態に係るモータコントローラに入力される信号の説明図である。 本発明の一実施形態に係るモータコントローラの回転制御回路が実行するモータ制御処理のフローチャートを示す図である。 本発明の一実施形態に係る第1の閾値が用いられて演算された第1のデューティ比と、第2の閾値が用いられて演算された第2のデューティ比との比較を示す図である。 従来技術の説明図である。 従来技術の説明図である。 従来技術の説明図である。 従来技術の説明図である。
符号の説明
10…空調装置、12…エアコンECU、14…ブロワモータ装置、16…電源、18…モータ、20…モータコントローラ、22…駆動回路、24…回転制御回路、26…出力部、28…トランジスタ、30…抵抗、32…指令線、34…抵抗、36…コンデンサ、38…フィルタ回路、40…抵抗、42…接続端子、44…プルアップ回路

Claims (6)

  1. 目標回転速度に応じたデューティ比のパルスを有する駆動指令信号と該駆動指令信号のレベルが正常の場合のデューティ比を求めるための第1の閾値とを比較して、第1のデューティ比のパルス信号出力する第1の比較手段と、
    前記駆動指令信号と該駆動指令信号のレベルが低下した場合のデューティ比を求めるための第2の閾値とを比較して、第2のデューティ比のパルス信号出力する第2の比較手段と、
    前記駆動指令信号のハイレベルが前記第1の閾値より大きいことから、前記第1の比較手段から前記第1のデューティ比のパルス信号が出力された場合には、前記第1のデューティ比に対応するモータ制御用デューティ比のパルスを有する制御信号を生成すると共に、前記駆動指令信号のハイレベルが前記第1の閾値より小さくかつ前記第2の閾値より大きく、かつローレベルが前記第2の閾値より小さいことから、前記第2の比較手段から前記第2のデューティ比のパルス信号が出力された場合には、前記第2のデューティ比に対応するモータ制御用デューティ比のパルスを有する制御信号を生成する制御信号生成手段と、
    前記制御信号生成手段で生成された制御信号に基づいて、モータの回転駆動を制御する駆動手段と、
    を含むモータ制御装置。
  2. 前記制御信号生成手段は、前記駆動指令信号のハイレベルが前記第1の閾値より小さくかつ前記第2の閾値より大きく、かつローレベルが前記第2の閾値より小さい場合には、前記駆動手段により制御される前記モータが回転している時間が所定時間となるように、前記第2のデューティ比に対応するモータ制御用デューティ比のパルスを前記所定時間に対応する所定個有すると共に、該所定個の前記第2のデューティ比に対応するモータ制御用デューティ比の前記パルスの後に、前記モータの回転駆動を停止させるためのデューティ比のパルスを有する制御信号を生成する請求項1記載のモータ制御装置。
  3. 前記駆動指令信号は、信号線を介してエアコンECU(Electronic Control Unit)から前記モータ制御装置に入力され、
    前記第2の閾値は、前記信号線及び前記エアコンECUの少なくとも一方に電波が照射されたことにより駆動指令信号のレベルが低下した場合のデューティ比を求めるための値である請求項1または請求項2記載のモータ制御装置。
  4. 目標回転速度に応じたデューティ比のパルスを有する駆動指令信号と該駆動指令信号のレベルが正常の場合のデューティ比を求めるための第1の閾値とを比較して、第1のデューティ比のパルス信号出力する第1の比較手段と、
    各々、前記駆動指令信号と該駆動指令信号のレベルが低下した場合のデューティ比を求めるための複数の閾値であって各々値が異なる複数の閾値の各々とを比較して、各々のデューティ比のパルス信号出力する複数の第2の比較手段と、
    前記駆動指令信号のハイレベルが前記第1の閾値より大きいことにより、前記第1の比較手段からパルス信号が出力された場合には、前記第1の比較手段から出力されたパルス信号の第1のデューティ比に対応するモータ制御用デューティ比のパルスを有する制御信号を生成すると共に、前記駆動指令信号のハイレベルが前記第1の閾値より小さくかつ前記複数の閾値のうちの何れか1つの閾値より大きく、かつローレベルが該何れか1つの閾値より小さいことにより、前記複数の比較手段のいずれかから前記パルス信号が出力された場合には、出力された何れか1つのパルス信号のデューティ比に対応するモータ制御用デューティ比のパルスを有する制御信号を生成する制御信号生成手段と、
    前記制御信号生成手段で生成された制御信号に基づいて、モータの回転駆動を制御する駆動手段と、
    を含むモータ制御装置。
  5. 前記制御信号生成手段は、前記駆動指令信号のハイレベルが前記第1の閾値より小さくかつ前記複数の閾値のうちの何れか1つの閾値より大きく、かつローレベルが該何れか1つの閾値より小さい場合には、前記駆動手段により制御される前記モータが回転している時間が所定時間となるように、前記駆動指令信号と該何れか1つの閾値とを比較して前記第2の比較手段によって出力されたパルス信号のデューティ比に対応するモータ制御用デューティ比のパルスを前記所定時間に対応する所定個有すると共に、該所定個の前記駆動指令信号と該何れか1つの閾値とを比較して前記第2の比較手段によって出力されたパルス信号のデューティ比に対応するモータ制御用デューティ比の前記パルスの後に、前記モータの回転駆動を停止させるためのデューティ比のパルスを有する制御信号を生成する請求項4記載のモータ制御装置。
  6. 前記駆動指令信号は、信号線を介してエアコンECU(Electronic Control Unit)から前記モータ制御装置に入力され、
    前記駆動指令信号と該駆動指令信号のレベルが低下した場合のデューティ比を求めるための前記複数の閾値の各々は、前記信号線及び前記エアコンECUの少なくとも一方に電波が照射されたことにより駆動指令信号のレベルが低下した場合のデューティ比を求めるための値である請求項4または請求項5記載のモータ制御装置。
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