JPH08163887A - モータの制御方法 - Google Patents

モータの制御方法

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JPH08163887A
JPH08163887A JP6329551A JP32955194A JPH08163887A JP H08163887 A JPH08163887 A JP H08163887A JP 6329551 A JP6329551 A JP 6329551A JP 32955194 A JP32955194 A JP 32955194A JP H08163887 A JPH08163887 A JP H08163887A
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JP
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torque
motor
pattern
torque pattern
rotation speed
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JP6329551A
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Yoshiyuki Ohara
義之 尾原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータの制御方法において、モータの負荷ト
ルクに対するトルク変動を抑え、モータの振動や騒音を
抑える。 【構成】 モータの制御方法において、このモータを制
御する制御回路10はブラシレスモータ1の所定回転速
度に対応した1つのトルクパターンをトルクパターンR
OM10cに記憶し、ブラシレスモータ1の回転速度に
対応した複数の係数値を係数ROM10dに記憶してお
り、位置検出回路3からの位置検出信号をもとにブラシ
レスモータ1の回転速度を速度検出部10bで算出し、
この算出回転速度および位置検出信号をアドレス演算部
10eに入力してトルクパターンROM10cのトルク
パターンおよび係数ROM10dの係数値を読み出し、
この読み出されたトルクパターンに係数値を乗算部10
fで乗じ、この乗算結果をデューティ出力処理部10g
に入力してインバータ部2の駆動回路2aの下アームス
イッチング素子の駆動信号のオン区間のオン、オフ比を
調節し、モータの負荷トルクに対するトルク変動を抑え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は空気調和機の圧縮機
(コンプレッサ)などに用いるモータ、例えば直流ブラ
シレスモータの回転制御技術に係り、さらに詳しく言え
ば、振動や回転むらの軽減を可能とするモータの制御方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のモータを圧縮機などのモータと
して利用する場合、例えば図4に示す制御装置が用いら
れている。同図において、この制御装置は、直流電源V
ccをスイッチングしてブラシレスモータ1に印加する
インバータ部2と、ブラシレスモータ1がセンサレスで
ある場合同ブラシレスモータ1の電機子巻線の端子電圧
(誘起電圧)に基づいて回転子1aの位置を検出して位
置検出信号を出力する位置検出回路3と、その位置検出
信号に基づいてブラシレスモータ1の電機子巻線の通電
を切り替えるための駆動信号を出力するとともに、同駆
動信号のうちの所定駆動信号をチョッピングするために
デューティ出力信号を出力する制御回路(マイクロコン
ピュータ)4とを備えている。
【0003】インバータ部2は、上アームのスイッチン
グ素子U,V,Wおよび下アームのスイッチング素子
X,Y,Zをブリッジ接続した駆動回路2aと、制御回
路4からのデューティ出力信号により下アームのスイッ
チング素子X,Y,Zを駆動する駆動信号のオン区間を
チョッピングするチョッピング回路2bと、このチョッ
ピングされた駆動信号を含む駆動信号により駆動回路2
aの各複数のスイッチング素子を駆動するドライバ部2
cとを備えている。
【0004】制御回路4は、入力位置検出信号をもとに
して駆動回路2aの各スイッチング素子を駆動してブラ
シレスモータ1の電機子巻線の通電を切り替えるための
駆動信号を発生する駆動信号発生部4aと、ブラシレス
モータ1の回転速度の指令を出す速度指令部4bと、こ
の速度指令により所定オン、オフ比のデューティ出力信
号を出力するデューティ処理部4cとを備えている。
【0005】上記構成の制御装置によると、ブラシレス
モータ1がPWM制御方式で回転制御される。この回転
制御においては、ブラシレスモータ1の回転数を位置検
出信号に基づいて算出し、この算出回転数が目標回転数
と異なっているときには、速度指令のPWMオン時間
(および指令PWMオフ時間)を変え、つまりチョッピ
ング信号のオン、オフ比を可変し、同ブラシレスモータ
1の回転数を目標回転数に調整することができる。
【0006】ところで、上記制御装置におけるトルク制
御の方法としては、例えば回転速度やブラシレスモータ
1の電流を検出し、この検出回転速度や電流に応じて逐
次的に回転トルクむらを軽減するものがある。また、他
の方法としては、ブラシレスモータ1の回転数に応じた
トルクパターンを用いてトルク制御を行い、円滑なモー
タ駆動を実現するものがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記モ
ータの制御方法によるトルク制御を実現しようとする
と、複雑な制御になってしまい、マイクロコンピュータ
の制御プログラムが増大する一方、複数のトルクパター
ンを記憶する大容量のメモリや電流検出回路等のハード
ウェア回路が必要であり、コストアップになるという問
題点がある。
【0008】また、ブラシレスモータ1を空気調和機の
コンプレッサのモータとして用いた場合、つまり1回転
中において冷媒の吸入、圧縮および排出の一連の動作が
行われる場合、図5に示すように、モータトルクが印加
電圧に対して一定のトルクを発生するのに対し、負荷ト
ルクに対応してモータトルクが変動し、このトルク変動
により振動や騒音が発生するため、夏期の寝苦しい夜に
おける冷房運転時には睡眠を妨げることにもなる。ま
た、配管にその振動によるストレスが加わり、亀裂が発
生するおそれが生ずるため、この対策として、その振動
を減衰させるには配管長を長くしなければならない。
【0009】この発明は上記課題に鑑みなされたもので
あり、その目的は1つのトルクパターンによりブラシレ
スモータの負荷トルクによるトルク変動を抑えることが
でき、これにより振動や騒音を抑えることができ、かつ
安価に済ませることができるようにしたモータの制御方
法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明はモータを回転制御する際、同モータの負
荷トルクに応じてトルク制御を行うモータの制御方法で
あって、前記モータの所定回転数に対応した1つのトル
クパターンと、前記モータの回転数に対応した複数の係
数とを有し、前記モータの回転数毎に前記トルクパター
ンに係数を乗じて新たなトルクパターンを演算し、該新
たなトルクパターンをもとにして前記モータをトルク制
御するようにしたことを要旨とする。
【0011】また、この発明のモータの制御方法は、前
記モータの1回転中を複数に等分割して同モータの最低
回転数において等分割毎にトルク制御量を決定した1つ
のトルクパターンと、前記モータの回転数に対応した複
数の係数値とを有し、前記モータの回転数に対応する係
数値を前記トルクパターンの各トルク制御量に乗じて新
たなトルクパターンを演算し、該新たなトルクパターン
をもとにして前記モータをトルク制御する。さらに、前
記モータを空気調和機のコンプレッサのブラシレスモー
タとしたものである。
【0012】
【作用】上記手段としたので、上記モータの回転数に応
じた係数値が1つのトルクパターンに乗じられ、新たな
トルクパターンが算出される。このとき、その係数値
は、予めその回転数時において振動を最も小さくするト
ルクパターンを得るように決定されている。すなわち、
新たなトルクパターンはその回転数時におけるモータの
負荷トルクに対応してトルク変動を抑えるように作用す
る。
【0013】このように、1つのトルクパターンを用意
しておくだけ、モータの各回転数によって負荷トルクが
異なっても、この負荷トルクに対応したトルクパターン
が得られる。この新たなトルクパターンを用いてモータ
のトルク制御が行われることになり、負荷トルクによっ
て生じるトルク変動が抑えられ、結果振動が小さくされ
る。
【0014】ところで、モータトルクは印加電圧に対し
て一定のトルクを発生するため、例えば空気調和機のコ
ンプレッサの場合モータの1回転中における冷媒の吸
入、圧縮および排出の一連の動作(コンプレッサ負荷)
により回転速度が変動、振動が発生し、特に低回転数時
ほど顕著である。
【0015】しかし、上記1つのトルクパターンとして
はモータの回転数が最も低いときの負荷トルクに対応し
て決定されていることから、特にコンプレッサの低回転
数時における振動や騒音が抑えられ、またそのコンプレ
ッサ負荷に対応するトルクパターンが算出され、この算
出トルクパターンを用いてトルク制御が行われることか
ら、各回転数における振動や騒音が抑えられる。
【0016】
【実施例】この発明のモータのトルク制御方法は、モー
タ(例えばブラシレスモータ)の所定回転速度に対応し
た1つのトルクパターンと、ブラシレスモータの回転速
度に対応した複数の係数値とを有しブラシレスモータの
回転数に対応する係数値を上記トルクパターンに乗じて
新たなトルクパターンを演算し、この演算によって得た
トルクパターンを用いてブラシレスモータをトルク制御
する。
【0017】また、ブラシレスモータの回転子の慣性に
よる速度(回転)むらは低回転時に顕著に現れ、高回転
時ほど小さくなる傾向にあることに着目し、上記1つの
トルクパターンとしてはその速度(回転)むらが顕緒に
現れる回転数(最低回転数)時のもとしている。
【0018】そのため、この発明のモータの制御方法が
適用される制御装置は図1に示す構成をしている。な
お、図中、図4と同一部分には同一符号を付し重複説明
を省略する。
【0019】図1において、この制御装置は、図4に示
す制御回路4の機能の他に、ブラシレスモータ1の所定
回転数(例えば最低回転数)に対応した1つのトルクパ
ターンと、ブラシレスモータ1の回転速度(回転数)に
対応した所定係数を有し、入力位置検出信号をもとにし
て回転速度を検出し、この検出回転速度に応じた所定係
数をそのトルクパターンに乗じ、かつ1回転中を複数に
分割した区間毎のトルクパターン(各区間のトルク制御
量)に乗じて得た新たなトルクパターンを用いてトルク
制御を行う制御回路(マイクロコンピュータ)10を備
えている。
【0020】制御回路10は、位置検出回路3からの位
置検出信号がブラシレスモータ1のどの相に対応してい
るものであるかを識別する入力処理部10aと、この識
別された位置検出信号のタイミング(立ち上がり、立ち
下がり)間を計測して現回転速度(回転数)を算出する
速度検出部10bと、1つのトルクパターンを記憶して
いるトルクパターンROM10cと、各回転速度に対応
した複数の係数値を記憶している係数ROM10dと、
入力処理部10aで識別された位置検出信号により複数
に等分割した区間に対応するトルクデータを読み出すた
めのアドレスを演算し、かつ上記算出回転速度に対応す
る係数値を読み出すためのアドレスを演算するアドレス
演算部10eと、係数ROM10dから読み出された係
数値を各区間毎にトルクパターンROM10cから読み
出されたトルク制御量(トルクパターン)に乗算する乗
算部10fと、図4に示すデューティ処理部4cの機能
の他に、その乗算結果を加味したデューティ比出力信号
を出力するデューティ処理部10gとを備えている。
【0021】アドレス演算部10eについて、図2の模
式図を参照して具体的に説明すると、速度検出部10b
によって検出された現回転速度がv0〜v1の間にある
ときには係数値k0を読み出すためのアドレス発生に切
り替え、以下同様にv1〜v2ないしvn−1〜vnの
間にあるときには係数k1ないしkn−1を読み出すた
めのアドレス発生に切り替える。なお、vn,knは任
意の値であり、このvn値が大きいほど、回転速度が大
きいことを意味し、kn−1値は大きいほど、係数値が
大きいことを意味する。
【0022】また、入力処理部10aによって識別され
た位置検出信号のタイミングにより複数に等分割した各
区間毎のトルクパターン(トルク制御量)を読み出すた
めのアドレス発生に切り替える。なお、ブラシレスモー
タ1の1回転中を12等分割し、かつ図3(b)に示す
ようなトルクパターンとし、各区間0ないし11ではト
ルクパターン(トルク制御量)P0ないしP11とす
る。また、12個のトルク制御量により1つのトルクパ
ターンを構成している、12等分割に限らず、それ以上
に等分割するようしてもよい。
【0023】次に、上記構成のブラシレスモータの制御
装置の動作を図3を参照して詳細に説明する。なお、図
3(a)は図5と同じものであり、ブラシレスモータ1
を空気調和機のコンプレッサのモータとして用いた場合
の負荷トルク曲線およびモータトルク曲線を表してい
る。また、トルクパターンROM10cのトルクパター
ンは図3(b)に示すように1回転中の各区間における
トルク制御量(デューティ比の増減値に対応するもの)
で、かつブラシレスモータ1の最低回転数で決定された
ものである。係数ROM10dの係数値k0ないしkn
−1は回転速度(回転数)に対応した値で、かつ各回転
速度(v0〜V1,v0〜v1,…,vn−1〜vn)
毎にブラシレスモータ1の振動が最も小さくなるように
設定したものである。
【0024】まず、制御回路10はブラシレスモータ1
を同期運転とした後、従来同様に位置検出回路3からの
位置検出信号をもとにブラシレスモータ1の電機子巻線
の通電切り替えタイミングを得、このタイミングで駆動
回路2aの各スイッチング素子U,V,W,X,Y,Z
を駆動する駆動信号を出力する。また、当該回転速度
(目標回転数)指令によりスイッチング素子X,Y,Z
の駆動信号のオン期間を所定にオン、オフするデューテ
ィ出力信号を出力し、かつ入力位置検出信号により回転
数を検出し、この検出回転数が目標回転数となるように
そのデューティ比を調整する。
【0025】このとき、制御回路10はブラシレスモー
タ1の負荷トルクに応じたトルク制御を行うが、ブラシ
レスモータ1の回転数(回転速度)に応じて係数ROM
10dの係数値をトルクパターンROM10cのトルク
パターンに乗じてトルクパターンを得、かつ12等分毎
にトルクパターンを演算し、この演算トルクパターンを
用いてトルク制御を実行する。
【0026】具体的には、アドレス演算部10eはブラ
シレスモータ1の1回転中の各区間毎(π/6毎)にト
ルクパターンROM10cおよび係数ROM10dの係
数値のアドレスを出力する。
【0027】このとき、ブラシレスモータ1の回転速度
(回転数)毎に、例えば回転速度がv0〜v1である場
合係数値k0が読み出される一方、区間0(0〜π/
6)ではトルク制御量P0、区間1(π/6〜2π/
6)ではトルク制御量P1、以下同様に区間11(11
π/6〜12π/6)ではトルク制御量P11が読み出
される。
【0028】乗算部10fは、各区間毎に係数値k0を
各パターン(トルク制御量)P0ないしP11に乗じて
新たなトルクパターンを算出する。また、回転速度がv
1〜v2である場合係数値k1を各パターンP0ないし
P11に乗じて新たなトルクパターンを算出する。以下
同様にして、各回転速度毎に新たなトルクパターンが算
出される。したがって、ブラシレスモータ1の回転速度
に応じた種々トルクパターンを算出することになり、こ
の算出されたトルクパターンがデューティ処理部10g
に入力する。
【0029】デューティ処理部10gは上記算出された
トルクパターンにしたがって現に出力するデューティ出
力信号を補正する。つまり、駆動回路2aの下アームス
イッチング素子X,Y,Zを駆動する駆動信号のオン、
オフ比を補正する。この補正では1回転中におけるブラ
シレスモータ1の負荷トルクに合わせてモータトルクを
変え、モータの振動を小さくする抑える。すなわち、予
め基本となるパターンP0ないしP11(図2に示す)
のトルクパターン(図3(b)に示す)を決定し、この
トルクパターンによりモータの振動を最も小さくするト
ルクパターンを得るための係数値k0ないしkn−1
(図2に示す)を決定しているからである。
【0030】このように、トルクパターンROM10c
には基本となる1つのトルクパターンを記憶し、係数R
OM10dには複数の係数値を記憶しており、ブラシレ
スモータ1の回転速度(回転数毎に)に最適な係数値を
トルクパターンに乗じて新たなトルクパターンを算出す
る。しかも、その最適な係数値を乗じて算出されるトル
クパターンはその回転速度における負荷トルクに合わせ
てモータトルクを変えるものである。
【0031】したがって、トルクパターンとしては1つ
で済むことから、トルクパターン用のメモリ(ROM)
の容量が小さくて済み、またブラシレスモータの負荷ト
ルクに合わせてモータトルクを変えることができるた
め、負荷トルクに対応するトルク変動を抑えることがで
き、これにより振動や騒音の軽減を図ることができる。
【0032】また、ROMの容量が小さくてよいだけで
なく、新たなハードウェア回路(電流検出回路等)を必
要とせずに、ソフトウェア処理で対処することができる
ことから、安価に済ませることができる。
【0033】さらに、上記ブラシレスモータ1を空気調
和機のコンプレッサのモータに用いた場合、モータトル
クは印加電圧に対して一定のトルクを発生するため、空
気調和機のコンプレッサの1回転中における冷媒の吸
入、圧縮および排出の一連の動作(コンプレッサ負荷)
により回転速度が変動し、振動が発生する。しかし、こ
の発明よれば、1つの空気調和機の室外機における振動
や騒音を軽減することができ、特に夏期の寝苦しい夜に
おける冷房運転時には睡眠を妨げることもない。また、
配管に加わるストレスも軽減されるため、その配管長も
短くすることができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のモータ
の制御方法によれば、モータ(例えばブラシレスモー
タ)の所定回転速度に対応した1つのトルクパターン
と、ブラシレスモータの回転速度に対応した複数の係数
値とを有しブラシレスモータの回転数に対応する係数値
を上記トルクパターンに乗じて新たなトルクパターンを
演算し、この演算によって得たトルクパターンを用いて
ブラシレスモータをトルク制御するようにしたので、ト
ルクパターンとしては1つで済むことから、トルクパタ
ーン用のメモリ(ROM)の容量が小さくて済み、また
ブラシレスモータの負荷トルクに合わせてモータトルク
を変えることができるため、負荷トルクに対応するトル
ク変動を抑えることができ、これにより振動や騒音の軽
減を図ることができる。
【0035】また、上記1つのトルクパターンをブラシ
レスモータの最低回転時の負荷トルクをもとにして決定
するようにしたので、ブラシレスモータの回転子の慣性
による速度(回転)むらが低回転時に顕著に現れても、
その速度(回転)むらに対応して最適なトルク制御が可
能であり、ひいては上述したようにトルク変動を抑え、
振動や騒音を適切に軽減することができる。
【0036】さらに、ブラシレスモータ(モータ)を空
気調和機のコンプレッサに用いた場合、上記1つのトル
クパターンとしてはモータの回転数が最も低いときの負
荷トルクに対応して決定され、また、そのコンプレッサ
の回転速度(回転数)に対して最適なトルクパターンが
算出され、この算出トルクパターンを用いてトルク制御
が行われることから、各回転数における振動や騒音が抑
えられ、特に夏期の寝苦しい夜における冷房運転時には
睡眠を妨げることもないという効果がある。加えて、配
管長も短くすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示し、ブラシレスモータ
の制御方法が適用される制御装置の概略的ブロック線
図。
【図2】図1に示す制御装置の部分的回路の模式図。
【図3】図1に示す制御装置の動作を説明するための概
略的グラフ図。
【図4】従来のブラシレスモータの制御装置の概略的ブ
ロック線図である。
【図5】ブラシレスモータの負荷トルクおよびモータト
ルクを説明する概略的グラフ図。
【符号の説明】
1 ブラシレスモータ(ブラシレスモータ) 1a 回転子 2 インバータ部 2a 駆動回路 2b チョッピング回路 2c ドライバ部 3 位置検出回路 4,10 制御回路(マイクロコンピュータ) 4a 駆動信号発生部 4b 速度指令部 4c,10g デューティ処理部 10a 入力処理部 10b 速度検出部 10c トルクパターンROM 10d 係数ROM 10e アドレス演算部 10f 乗算部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータを回転制御する際、同モータの負
    荷トルクに応じてトルク制御を行なうモータの制御方法
    であって、 前記モータの所定回転数に対応した1つのトルクパター
    ンと、前記モータの回転数に対応した複数の係数とを有
    し、前記モータの回転数毎に前記トルクパターンに係数
    を乗じて新たなトルクパターンを演算し、この新たなト
    ルクパターンをもとにして前記モータをトルク制御する
    ようにしたことを特徴とするモータの制御方法。
  2. 【請求項2】 モータを回転制御する際、同モータの負
    荷トルクに応じてトルク制御を行なうモータの制御方法
    であって、 前記モータの1回転中を複数に等分割して同モータの最
    低回転数において等分割毎にトルク制御量を決定した1
    つのトルクパターンと、前記モータの回転数に対応した
    複数の係数値とを有し、前記モータの回転数に対応する
    係数値を前記トルクパターンの各トルク制御量に乗じて
    新たなトルクパターンを演算し、この新たなトルクパタ
    ーンをもとにして前記モータをトルク制御するようにし
    たことを特徴とするモータの制御方法。
  3. 【請求項3】 空気調和機のコンプレッサのモータとし
    てのブラシレスモータを回転制御する際、同ブラシレス
    モータの負荷トルクに応じてトルク制御を行なうモータ
    の制御方法であって、 前記ブラシレスモータの1回転中を複数に等分割して前
    記ブラシレスモータの最低回転数において等分割毎にト
    ルク制御量を決定した1つのトルクパターンと、前記ブ
    ラシレスモータの回転数に対応した複数の係数値とを有
    し、前記ブラシレスモータの回転数に対応する係数値を
    前記トルクパターンの各トルク制御量に乗じて新たなト
    ルクパターンを演算し、この新たなトルクパターンをも
    とにして前記ブラシレスモータをトルク制御するように
    したことを特徴とするモータの制御方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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