JP2003326961A - 車載電子機器の冷却ファン制御装置 - Google Patents

車載電子機器の冷却ファン制御装置

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JP2003326961A
JP2003326961A JP2002139857A JP2002139857A JP2003326961A JP 2003326961 A JP2003326961 A JP 2003326961A JP 2002139857 A JP2002139857 A JP 2002139857A JP 2002139857 A JP2002139857 A JP 2002139857A JP 2003326961 A JP2003326961 A JP 2003326961A
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cooling fan
vehicle
rotation speed
electronic device
speed
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Takeshi Nagashima
毅 長島
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Alpine Electronics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却ファンのノイズによる不快感を搭乗者に
与えることなく、車載電子機器の冷却効果を十分に高め
ることができるようにする。 【解決手段】 車速を検出する車速センサ3と、検出さ
れた車速に応じて冷却ファン2の回転速度を可変制御す
る制御装置6とを設け、車速が速いときに冷却ファン2
の回転速度を速くし、車速が遅いときに冷却ファン2の
回転速度を遅くするように制御することにより、冷却効
果を高めるために冷却ファン2の回転速度を速くして
も、冷却ファン2のノイズが周りの騒音に紛れて搭乗者
の耳に届かないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載電子機器の冷
却ファン制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両に搭載されるオーディオ装
置やナビゲーション装置等には、発熱による破壊を防止
するために、冷却ファン(電動モータファン)が設けら
れている。従来の車載電子機器には、電源が投入されて
から定速で冷却ファンを回転させるものや、所定箇所の
温度を検出し、検出温度に応じてファンの回転速度や駆
動ファンの数を制御するものなどがあった。後者のタイ
プは、電子機器の温度が高くなるほど冷却ファンを高速
回転あるいは複数駆動させることで、冷却効果を高める
ようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、冷却ファンを
回転させると、風切り音等のノイズが出る。特に、冷却
ファンを高速回転させるとノイズは大きくなり、搭乗者
に不快感を与えることもある。しかしながら、従来の車
載電子機器の殆どは、冷却効果だけに主眼をおいてファ
ンの回転速度等を制御するものであり、冷却ファンの回
転に伴うノイズについては殆ど考慮されていなかった。
【0004】本発明は、このような実情に鑑みて成され
たものであり、冷却ファンのノイズによる不快感を搭乗
者に与えることなく、車載電子機器の冷却効果を十分に
高めることができるようにすることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明による車載電子機器の冷却ファン制御装
置においては、車速を検出し、検出した車速に応じて冷
却ファンの回転速度を可変制御する。通常、車速が速く
なると車外から車内に入ってくる騒音(ロードノイズや
エンジンノイズ等)は大きくなり、車速が遅くなると当
該騒音は小さくなる。そこで、車速が速いときに冷却フ
ァンの回転速度を速くし、車速が遅いときに冷却ファン
の回転速度を遅くするように可変制御する。これによ
り、冷却効果を高めるために回転速度を速くしても、冷
却ファンのノイズが周りの騒音に紛れて搭乗者の耳に届
かないようにすることができる。
【0006】本発明の他の態様では、車両内の音声を入
力し、その音声レベルに応じて冷却ファンの回転速度を
可変制御する。例えば、音声レベルが大きいときに冷却
ファンの回転速度を速くし、音声レベルが小さいときに
冷却ファンの回転速度を遅くするように可変制御する。
この場合は、車内で実際に発生している音声を直接得
て、その音声レベルに応じて冷却ファンの回転速度を可
変制御できるので、車速に基づき車内のノイズレベルを
推定する場合に比べてきめ細かな制御を行うことが可能
となる。
【0007】本発明の他の態様では、車載電子機器のボ
リュームを検出し、そのボリュームに応じて冷却ファン
の回転速度を可変制御する。例えば、ボリュームの設定
値が大きいときに冷却ファンの回転速度を速くし、ボリ
ュームの設定値が小さいときに冷却ファンの回転速度を
遅くするように可変制御する。この場合は、冷却効果を
高めるために回転速度を速くしても、冷却ファンのノイ
ズが車載電子機器より出力される音声に紛れて搭乗者の
耳に届かないようにすることができる。
【0008】本発明の他の態様では、車載電子機器のミ
ュートを検出し、ミュートが設定されているときには冷
却ファンをあらかじめ決められた回転速度で回転させる
ように制御する。あるいは、ミュート後のボリュームに
応じて冷却ファンの回転速度を可変制御する。この場合
は、ミュートが設定されていてボリュームが小さくなる
ときには冷却ファンの回転速度が低く抑えられ、冷却フ
ァンのノイズが搭乗者の耳に届きにくくなるようにする
ことができる。
【0009】本発明の他の態様では、車載電子機器の所
定箇所の温度を測定し、測定した温度が所定値より小さ
いときや別の所定値より大きいときは、あらかじめ決め
られた回転速度で冷却ファンを回転させるように制御す
る。例えば、車載電子機器の温度が低いときはそもそも
冷却ファンを高速回転させる必要がなく、回転速度を低
く抑えることで、冷却ファンのノイズが搭乗者の耳に届
きにくくなるようにすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)まず、本発明
の第1の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、
第1の実施形態に係る車載電子機器の冷却ファン制御装
置の全体構成例を示すブロック図である。図1に示すよ
うに、本実施形態の冷却ファン制御装置は、ナビゲーシ
ョン装置1、冷却ファン2、車速センサ3、マイク4、
温度センサ5および制御装置6を備えて構成されてい
る。
【0011】ナビゲーション装置1は、運転者が所望の
目的地に容易に到達できるように、ディスプレイにナビ
ゲーション画像を表示して走行案内を行う。すなわち、
このナビゲーション装置1は、自立航法センサやGPS
(Global Positioning System)受信機などを用いて車
両の現在位置を検出し、その近傍の地図データを記録媒
体から読み出して画面上に表示する。そして、画面上の
所定箇所に自車位置を示す車両位置マークを重ね合わせ
て表示し、車両の移動により現在位置が変化するに従っ
て地図データをスクロールすることにより、車両が現在
どこを走行しているのかを一目で分かるようにする。
【0012】このナビゲーション装置1は、筐体内部に
冷却ファン2を備えている。冷却ファン2は、ナビゲー
ション装置1を発熱による破壊から守るために、ナビゲ
ーション装置1を空冷するものである。
【0013】ナビゲーション装置1は、車速センサ3お
よびマイク4も備えている。車速センサ3は、車両の回
転角度(移動方位)を検出する振動ジャイロ等と共に自
立航法センサを構成するものであり、所定走行距離毎に
1個のパルスを出力する。単位時間当たりに出力される
パルスの数(車両の移動距離に相当)により車両の速度
を検出することができる。
【0014】マイク4は、ユーザがナビゲーション装置
1に対して各種の情報(例えば、経路誘導の目的地)を
設定したり、各種の操作(例えば、メニュー選択操作、
拡大/縮小操作、手動地図スクロール、数値入力など)
を行ったりする際に、音声認識可能な音声コマンドを入
力する。また、これ以外にも、マイク4は、車内に発生
するあらゆる音声を入力する。
【0015】温度センサ5は、ナビゲーション装置1の
所定箇所の温度を測定する。冷却ファン2はナビゲーシ
ョン装置1の発熱による温度上昇を防ぐためのものであ
り、その温度上昇を監視するために温度センサ5は設け
られる。制御装置6は、車速センサ3、マイク4、温度
センサ5から入力される各種の情報をパラメータとし
て、冷却ファン2の回転速度(単位時間当たりの回転
数)を制御する。
【0016】まず、車速センサ3により検出される車速
に基づく冷却ファン2の回転速度の制御について、以下
に説明する。図2は、車両の速度と車内のノイズとの関
係を示す図である。図2に示すように、車速が速くなる
と、車外から車内に入ってくる騒音(ロードノイズやエ
ンジンノイズ等)は、車速が遅い場合に比べて大きくな
る。
【0017】そこで、制御装置6は、車速が速いときに
冷却ファン2の回転速度を速くし、車速が遅いときに冷
却ファン2の回転速度を遅くするように可変制御する。
このような冷却ファン2の回転速度の可変制御は、例え
ば、車速と冷却ファン2の回転速度とを対応付けたテー
ブル情報を用意しておき、これを制御装置6が参照する
ことによって行う。
【0018】このとき、ファンノイズのレベルが車内ノ
イズのレベルを上回らないように冷却ファン2の回転速
度を制御すれば、冷却ファン2を高速回転させても、搭
乗者がファンノイズに気づくことは殆どなくなる。な
お、ナビゲーション装置1の冷却効果をできるだけ高く
するために、ファンノイズのレベルが車内ノイズのレベ
ルを上回らない範囲で、冷却ファン2の回転速度をでき
るだけ速くするのが好ましい。
【0019】図3は、車速に基づくファン回転速度の制
御動作の例を示すフローチャートである。図3におい
て、ナビゲーション装置1の電源が投入された初期状態
では、制御装置6は、冷却ファン2の回転速度をあらか
じめ決められた低速に設定し、冷却ファン2を低速で回
転させる(ステップS1)。これにより、冷却ファン2
のノイズが搭乗者の耳に届きにくくなるようにする。
【0020】その後、制御装置6は、温度センサ5によ
り測定されたナビゲーション装置1の温度をチェック
し、測定温度が所定値より高いか否かを判定する(ステ
ップS2)。ナビゲーション装置1の温度が所定値より
高くない場合は、そもそも冷却ファン2を高速に回転さ
せる必要がないので、ステップS1に戻り、冷却ファン
2の回転速度を低速のまま維持する。
【0021】一方、ナビゲーション装置1の温度が所定
値より高くなった場合は、制御装置6は、車速センサ3
より出力されるパルス数をもとに、車両の速度をチェッ
クする(ステップS3)。そして、ここで検出した車速
をパラメータとしてテーブル情報を参照し、車速に対応
した回転速度を冷却ファン2に設定する(ステップS
4)。このとき設定される回転速度は、上記ステップS
1で設定される回転速度よりも高速である。以降、ステ
ップS2に戻って同様の処理を繰り返し行う。
【0022】以上のように、車速に応じて冷却ファン2
の回転速度を可変制御することにより、車速が遅いとき
には冷却ファン2の回転速度を低く抑えることで、冷却
ファン2のノイズが搭乗者の耳に届かないようにするこ
とができる。また、車速が速くなったときには冷却ファ
ン2を高速回転させることで、冷却ファン2のノイズが
周りの騒音に紛れて搭乗者の耳に届かないようにするこ
とができ、ファンノイズを搭乗者に意識させることな
く、ナビゲーション装置1の冷却効果を十分に高めるこ
とができる。
【0023】また、単に車速に応じて冷却ファン2の回
転速度を可変制御するだけでなく、ナビゲーション装置
1の温度が所定値より低いときにはあらかじめ決められ
た低速の回転速度で冷却ファン2を回転させるように制
御することにより、冷却ファン2のノイズを抑制するこ
とができる。
【0024】次に、マイク4より入力される車内の音声
に基づく冷却ファン2の回転速度の制御について説明す
る。上述した車速に基づく制御は、図2に示した特性を
もとに車内ノイズのレベルを推定し、これをファンノイ
ズが上回らないように冷却ファン2の回転速度を設定す
るものであった。
【0025】しかし、車内ノイズは車速のみによって決
まるものではない。例えば、走行中の道路が舗装道路か
未舗装道路か、走行している場所が市街地か郊外か、走
行中の気象が晴天か雨天か、などの種々の条件によって
車内ノイズのレベルは異なってくる。また、車載オーデ
ィオ装置を使って音楽等を再生しているときは、車内に
はノイズ以外の音声(なお、本実施形態ではこの音声も
含めて車内ノイズとして考えることにする)も存在する
ことになる。車内で実際に発生しているノイズのレベル
が大きいときに冷却ファン2を高速で回転させても、フ
ァンノイズが搭乗者の耳に届くことは殆どない。
【0026】そこで、制御装置6は、車両内で発生して
いるノイズをマイク4から入力してそのレベルを検出
し、当該検出したノイズレベルに応じて冷却ファン2の
回転速度を可変制御する。すなわち、車内のノイズレベ
ルが大きいときは冷却ファン2の回転速度を速くし、ノ
イズレベルが小さいときは冷却ファン2の回転速度を遅
くするように制御する。このような制御は、例えば、車
内のノイズレベルと冷却ファン2の回転速度とを対応付
けたテーブル情報を用意しておき、これを制御装置6が
参照することによって行う。
【0027】このとき制御装置6は、ファンノイズのレ
ベルが車内のノイズレベルを上回ることがないように、
冷却ファン2の回転速度を制御する。なお、ナビゲーシ
ョン装置1の冷却効果をできるだけ高くするために、フ
ァンノイズのレベルが車内のノイズレベルを上回らない
範囲で、冷却ファン2の回転速度をできるだけ速くする
のが好ましい。
【0028】図4は、マイク入力に基づくファン回転速
度の制御動作の例を示すフローチャートである。図4に
おいて、ナビゲーション装置1の電源が投入された初期
状態では、制御装置6は、冷却ファン2の回転速度をあ
らかじめ決められた低速に設定し、冷却ファン2を低速
で回転させる(ステップS11)。これにより、冷却フ
ァン2のノイズが搭乗者の耳に届きにくくなるようにす
る。
【0029】その後、制御装置6は、温度センサ5によ
り測定されたナビゲーション装置1の温度をチェック
し、測定温度が所定値より高いか否かを判定する(ステ
ップS12)。ナビゲーション装置1の温度が所定値よ
り高くない場合は、そもそも冷却ファン2を高速に回転
させる必要がないので、ステップS11に戻り、冷却フ
ァン2の回転速度を低速のまま維持する。
【0030】一方、ナビゲーション装置1の温度が所定
値より高くなった場合は、制御装置6は、マイク4から
入力されるノイズのレベルをチェックする(ステップS
13)。そして、ここで検出したノイズレベルをパラメ
ータとしてテーブル情報を参照し、車内のノイズレベル
に対応した回転速度を冷却ファン2に設定する(ステッ
プS14)。このとき設定される回転速度は、上記ステ
ップS11で設定される回転速度よりも高速である。以
降、ステップS12に戻って同様の処理を繰り返し行
う。
【0031】以上のように、マイク4から入力されるノ
イズレベルに応じて冷却ファン2の回転速度を可変制御
することにより、車内で実際に発生しているノイズや音
楽等の音声を直接得て、そのレベルに応じて冷却ファン
2の回転速度を設定できるので、車速により車内のノイ
ズレベルを推定する場合に比べてきめ細かな制御を行う
ことができる。例えば、車速から推定されるノイズレベ
ルよりも実際に発生している車内ノイズが大きいような
場合には、搭乗者に気づかれることなく冷却ファン2の
回転速度をより速く設定することができ、ナビゲーショ
ン装置1の冷却効果を一層高めることができる。
【0032】なお、図1の構成例では、車速センサ3と
マイク4の双方を用いて冷却ファン2の回転速度を可変
制御できるようになっているが、何れか一方のみでも良
い。例えば、ナビゲーション装置1の機種によっては音
声認識機能に対応していないこともあり、その場合には
マイク4は備えられていない。このような場合には、車
速センサ3の出力に基づいて冷却ファン2の回転速度を
制御する。
【0033】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態について説明する。図5は、第2の実施形態に
係る車載電子機器の冷却ファン制御装置の全体構成例を
示すブロック図である。図5に示すように、本実施形態
の冷却ファン制御装置は、オーディオ装置11、冷却フ
ァン12、ボリューム13、ミュートスイッチ14、温
度センサ15および制御装置16を備えて構成されてい
る。
【0034】オーディオ装置11は、例えばCD(コン
パクトディスク)・MD(ミニディスク)・カセットテ
ープ等に記録された音楽等を再生したり、AMおよびF
Mのラジオ放送を受信して再生したりする。このオーデ
ィオ装置11は、筐体内部に冷却ファン12を備えてい
る。冷却ファン12は、オーディオ装置11を発熱によ
る破壊から守るために、オーディオ装置11を空冷する
ものである。
【0035】このオーディオ装置11は、ボリューム1
3およびミュートスイッチ14も備えている。ボリュー
ム13は、音楽やラジオの再生音量を調整するものであ
る。また、ミュートスイッチ14は、再生音声の音量を
所定レベル(例えば20dB)だけ下げるミュート機能
のオン/オフを指示するためのスイッチである。
【0036】温度センサ15は、オーディオ装置11の
所定箇所の温度を測定する。冷却ファン12はオーディ
オ装置11の発熱による温度上昇を防ぐためのものであ
り、その温度上昇を監視するために温度センサ15は設
けられる。制御装置16は、ボリューム13やミュート
スイッチ14の設定状態、温度センサ15から入力され
る温度情報をパラメータとして、冷却ファン12の回転
速度を制御する。
【0037】ボリューム13の設定値が大きいときは、
冷却ファン12をある程度高速で回転させても、ファン
ノイズが搭乗者の耳に届くことは殆どない。また、ボリ
ューム13の設定値が大きいときとは、オーディオ装置
11の発熱量が大きいときでもある。
【0038】そこで、制御装置16は、ボリューム13
のレベルを検出し、当該検出したボリュームレベルに応
じて冷却ファン12の回転速度を可変制御する。すなわ
ち、ボリュームレベルが大きいときは冷却ファン12の
回転速度を速くし、ボリュームレベルが小さいときは冷
却ファン12の回転速度を遅くするように制御する。こ
のような制御は、例えば、ボリュームレベルと冷却ファ
ン12の回転速度とを対応付けたテーブル情報を用意し
ておき、これを制御装置16が参照することによって行
う。
【0039】このとき制御装置16は、ファンノイズの
レベルがボリュームレベルを上回ることがないように、
冷却ファン12の回転速度を制御する。なお、オーディ
オ装置11の冷却効果をできるだけ高くするために、フ
ァンノイズのレベルがボリュームレベルを上回らない範
囲で、冷却ファン12の回転速度をできるだけ速くする
のが好ましい。
【0040】一方、ミュート機能がオンに設定されてい
るときは、再生音声の音量が小さくなり、冷却ファン1
2を高速回転させるとファンノイズが目立つようにな
る。そこで、制御装置16は、ミュートスイッチ14が
オンとなっているときは、あらかじめ決められた低速の
回転速度で冷却ファン12を回転させるように制御す
る。あるいは、ミュート後のボリュームレベルに応じて
冷却ファン12の回転速度を可変制御するようにしても
良い。
【0041】図6は、ボリュームおよびミュートに基づ
くファン回転速度の制御動作の例を示すフローチャート
である。図6において、オーディオ装置11の電源が投
入された初期状態では、制御装置16は、冷却ファン1
2の回転速度をあらかじめ決められた低速に設定し、冷
却ファン12を低速で回転させる(ステップS21)。
これにより、冷却ファン12のノイズが搭乗者の耳に届
きにくくなるようにする。
【0042】その後、制御装置16は、温度センサ15
により測定されたオーディオ装置11の温度をチェック
し、測定温度が所定値より高いか否かを判定する(ステ
ップS22)。オーディオ装置11の温度が所定値より
高くない場合は、そもそも冷却ファン12を高速に回転
させる必要がないので、ステップS21に戻り、冷却フ
ァン12の回転速度を低速のまま維持する。
【0043】一方、オーディオ装置11の温度が所定値
より高くなった場合は、制御装置16は、ミュートスイ
ッチ14がオンに設定されているか否かをチェックする
(ステップS23)。ここで、ミュート機能がオンとな
っている場合は、ステップS21に戻り、冷却ファン1
2の回転速度を低速のまま維持する。
【0044】また、ミュート機能がオフとなっている場
合は、制御装置16は、ボリューム13の設定レベルを
チェックする(ステップS24)。そして、ここで検出
したボリュームレベルをパラメータとしてテーブル情報
を参照し、ボリュームレベルに対応した回転速度を冷却
ファン12に設定する(ステップS25)。以降、ステ
ップS22に戻って同様の処理を繰り返し行う。
【0045】以上のように、第2の実施形態では、ボリ
ューム13やミュートスイッチ14の設定状態に応じて
冷却ファン12の回転速度を可変制御することにより、
車内で再生されている音楽やラジオ等の音声レベルを得
て、その音声レベルに応じて冷却ファン12の回転速度
を設定できる。これにより、冷却ファン12のノイズが
周りの再生音声に紛れて搭乗者の耳に届かないようにす
ることができ、ファンノイズを搭乗者に意識させること
なく、オーディオ装置11の冷却効果を十分に高めるこ
とができる。
【0046】また、単にボリュームやミュートに応じて
冷却ファン12の回転速度を可変制御するだけでなく、
オーディオ装置11の温度が所定値より低いときにはあ
らかじめ決められた低速の回転速度で冷却ファン12を
回転させるように制御することにより、冷却ファン12
のノイズを抑制することができる。
【0047】なお、この第2の実施形態では、ボリュー
ム13とミュートスイッチ14の設定状態に応じてオー
ディオ装置11の冷却ファン12の回転速度を可変制御
しているが、オーディオ装置11の他にマイク付きのナ
ビゲーション装置が車両に搭載されている場合には、第
1の実施形態と同様に、車速やマイク入力を用いてオー
ディオ装置11の冷却ファン12の回転速度を制御する
ようにしても良い。逆に、ボリューム13とミュートス
イッチ14の設定状態に応じてナビゲーション装置1の
冷却ファン2の回転速度を可変制御しても良い。
【0048】図7は、ボリューム13の設定レベルと車
内のノイズレベル(実際に再生された音声のレベル)と
の関係を示す図である。図7に示すように、ボリューム
13の設定レベルを大きくしていくと、再生音声による
ノイズレベルは大きくなる。そこで、制御装置16は、
ファンノイズのレベルが車内のノイズレベルを上回らな
い範囲で、マイク入力によるノイズレベルが大きいとき
に冷却ファン12の回転速度を速くし、当該ノイズレベ
ルが小さいときに冷却ファン12の回転速度を遅くする
ように可変制御する。
【0049】ところで、図7に示すように、ボリューム
13の設定レベルが0dBの場合でも、マイク入力によ
る車内ノイズは発生している。このときの車内ノイズの
値が、冷却ファン12の最低回転速度を決定する。すな
わち、この図7のグラフにおいてボリューム13の設定
値が0dBのときのノイズレベルよりも、冷却ファン1
2が出すノイズのレベルが小さい値となるように、冷却
ファン12の回転速度が決定される。
【0050】(第3の実施形態)次に、本発明の第3の
実施形態について説明する。上記第1および第2の実施
形態では、車速センサ3、マイク4、ボリューム13の
情報をそれぞれ単一のパラメータとして用いてファン回
転速度を制御する例について説明した。これに対して、
第3の実施形態では、これらの情報を複合パラメータと
して用いてファン回転速度を制御する。
【0051】図8は、第3の実施形態に係る車載電子機
器の冷却ファン制御装置の全体構成例を示すブロック図
である。図8に示すように、本実施形態の冷却ファン制
御装置は、ナビゲーション装置21、冷却ファン22、
車速センサ23、マイク24、温度センサ25、オーデ
ィオ装置31、冷却ファン32、ボリューム33、ミュ
ートスイッチ34、温度センサ35および制御装置40
を備えて構成されている。
【0052】ナビゲーション装置21、冷却ファン2
2、車速センサ23、マイク24および温度センサ25
は、図1に示したナビゲーション装置1、冷却ファン
2、車速センサ3、マイク4および温度センサ5と同様
の機能を有するものである。また、オーディオ装置3
1、冷却ファン32、ボリューム33、ミュートスイッ
チ34および温度センサ35は、図5に示したオーディ
オ装置11、冷却ファン12、ボリューム13、ミュー
トスイッチ14および温度センサ15と同様の機能を有
するものである。
【0053】制御装置40は、車速センサ23、マイク
24、温度センサ25,35から入力される各種の情
報、ボリューム13やミュートスイッチ14の設定状態
に基づいて、ナビゲーション装置1の冷却ファン22お
よびオーディオ装置31の冷却ファン32の回転速度
(単位時間当たりの回転数)をそれぞれ制御する。
【0054】図9は、温度センサ25,35により測定
されるナビゲーション装置21やオーディオ装置31の
機器内の温度レベルおよびマイク24から入力される車
内ノイズレベルと、これらの情報に基づいて制御される
冷却ファン22,32の回転速度とを対応付けたテーブ
ル情報の例を示す図である。
【0055】図9において、テーブル中に示すA〜Gの
符号はマイク入力よるノイズレベルを表しており、A→
Gに向かってノイズレベルが大きくなることを表してい
る。また、テーブル中に示す1〜5の符号は冷却ファン
22,32の回転速度のレベルを表しており、1→5に
向かって回転速度が速くなることを表している。ここ
で、回転速度のレベル1は、冷却ファン22,32の回
転を停止させることを意味する。また、回転速度のレベ
ル5は、冷却ファン22,32を最高速度で回転させる
ことを意味する。
【0056】この図9に示すテーブルでは、マイク入力
によるノイズレベルが大きくなるほど、また、機器内の
温度レベルが高くなるほど、冷却ファン22,32の回
転速度が速くなるように設定されている。ただし、温度
レベルの上限は80℃に設定されている。これは、機器
内の温度が80℃以上になると、機器が破損する恐れが
高くなるためである。この場合には、ノイズレベルに関
係なく冷却ファン22,32を強制的に全開で回転させ
る。一方、温度レベルの下限は0℃に設定されている。
機器内の温度が0℃以下のときは、機器の能力をきちん
と発揮できるように、温度が0℃以上になるまで冷却フ
ァン22,32を停止させる。
【0057】図10は、車速センサ23により検出され
る車速およびボリューム33の設定レベルと、マイク入
力よるノイズレベルとを対応付けたテーブル情報の例を
示す図である。図10において、テーブル中に示す1〜
5の符号は車速のレベルを表しており、1→5に向かっ
て車速が速くなることを表している。例えば、車速レベ
ル1〜5はそれぞれ0〜30Km/h、30〜50Km
/h、50〜70Km/h、70〜100Km/h、1
00Km/h〜に対応する。また、a〜gの符号はボリ
ュームレベルを表しており、a→gに向かってボリュー
ムレベルが大きくなることを表している。また、A〜G
の符号はノイズレベルを表しており、図9中のノイズレ
ベルA〜Gと対応している。
【0058】図10に示すテーブル情報では、車速が速
くなるほど、また、ボリューム23の設定レベルが大き
くなるほどノイズレベルが大きくなることが示されてい
る。すなわち、同じボリュームでも車速が速くなるほど
ノイズレベルは大きくなり、同じ車速でもボリュームが
大きくなるほどノイズレベルは大きくなる。
【0059】ナビゲーション装置21が音声認識機能に
対応しており、マイク24を備えている場合は、図9の
テーブル情報のみから冷却ファン22,32の回転速度
を決定できる。しかし、マイク24が備えられていない
場合は、車速およびボリューム情報を用いて図10のテ
ーブル情報からノイズレベルを決定し、その決定したノ
イズレベルに基づいて図9のテーブル情報から冷却ファ
ン22,32の回転速度を決定する。
【0060】図11は、本実施形態によるファン回転速
度の制御動作の例を示すフローチャートである。図11
において、まず制御装置40は、温度センサ25,35
により測定された機器内の温度が所定温度(図9の例で
は80℃)以上か否かを判定する(ステップS31)。
この判定は、ナビゲーション装置21内の温度とオーデ
ィオ装置31内の温度とのそれぞれについて行う。そし
て、その判定結果に応じて、以下に述べる制御をナビゲ
ーション装置21とオーディオ装置31のそれぞれに対
して個別に行う。
【0061】機器内の温度が所定温度以上の場合は、機
器が正常に動作するように、冷却ファン22,32を最
大回転速度で回転させるように制御する(ステップS3
2)。一方、機器内の温度が所定温度より低い場合、制
御装置40は、マイク入力の有無、つまりナビゲーショ
ン装置21にマイク24が接続されているか否かを検出
する(ステップS33)。図2に示したように、車速が
0の場合(停車中)でもノイズは発生しており、それが
マイク24から入力されるので、マイク入力の値が0以
外の数値であれば、マイク24が接続されていると判断
する。
【0062】マイク入力のレベルが0以外の場合、すな
わち、マイク24が接続されている場合、制御装置40
は、そのマイク24の入力レベル(図9中に示すA〜G
のノイズレベル)を検出する(ステップS34)。そし
て、その検出したノイズレベルと、温度センサ25,3
5により測定された温度レベルとに基づいて、図9のテ
ーブル情報を参照して冷却ファン22,32の回転速度
を決定し、制御する(ステップS35)。
【0063】一方、マイク入力のレベルが0の場合、す
なわち、マイク24が接続されていない場合、制御装置
40は、ミュート機能が働いているか否かを判定する
(ステップS36)。ミュート機能が働いていない場合
は、制御装置40は、ボリューム33の設定値を検出す
る(ステップS37)。また、ミュート機能が働いてい
る場合は、ボリューム33の設定値を検出するととも
に、その設定値からミュート分の値(20dB分)を引
いた値を算出する(ステップS38)。
【0064】次に、制御装置40は、車速センサ23よ
り出力される車速パルスをもとに、車両の現在の走行速
度を検出する(ステップS39)。そして、制御装置4
0は、上記ステップS37あるいはステップS38で求
めたボリュームレベルと、上記ステップS39で求めた
車速とに基づいて、図10のテーブル情報を参照してノ
イズレベルを決定する。さらに、その決定したノイズレ
ベルと、温度センサ25,35により測定された温度レ
ベルとに基づいて、図9のテーブル情報を参照して冷却
ファン22,32の回転速度を決定し、制御する(ステ
ップS40)。
【0065】上記ステップS32、ステップS35ある
いはステップS40の後は、ステップS31に戻り、上
記ステップS31〜S40の処理を繰り返し行う。
【0066】以上のように、第3の実施形態では、車
速、マイク入力、ボリューム、ミュート等の各情報に基
づいて冷却ファン22,32の回転速度を制御してい
る。この場合において、マイク24が接続されていると
きは、当該マイク24から入力されるノイズレベルに応
じて冷却ファン22,32の回転速度を可変制御するこ
とにより、車内に実際に発生しているノイズレベルに基
づいて冷却ファン22,32の回転速度をきめ細かく制
御することができる。
【0067】また、マイク24が接続されていない場合
でも、車速、ボリューム、ミュート等の複数の情報に応
じて冷却ファン22,32の回転速度を可変制御するこ
とにより、マイク入力に基づいて制御する場合と同等程
度に冷却ファン22,32の回転速度をきめ細かく制御
することができる。
【0068】なお、以上に説明した各実施形態は、本発
明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに
過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に
解釈されてはならないものである。すなわち、本発明は
その精神、またはその主要な特徴から逸脱することな
く、様々な形で実施することができる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、車
速、車両内の音声レベル、車載電子機器のボリューム等
に応じて冷却ファンの回転速度を可変制御するようにし
たので、冷却効果を高めるために冷却ファンの回転速度
を速くしても、ファンノイズが周りの音に紛れて搭乗者
の耳に届かないようにすることができる。これにより、
冷却ファンのノイズによる不快感を搭乗者に与えること
なく、車載電子機器の冷却効果を十分に高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る車載電子機器の冷却ファ
ン制御装置の全体構成例を示すブロック図である。
【図2】車両の速度と車内のノイズとの関係を示す図で
ある。
【図3】車速に基づくファン回転速度の制御動作を示す
フローチャートである。
【図4】マイク入力に基づくファン回転速度の制御動作
を示すフローチャートである。
【図5】第2の実施形態に係る車載電子機器の冷却ファ
ン制御装置の全体構成例を示すブロック図である。
【図6】ボリュームに基づくファン回転速度の制御動作
を示すフローチャートである。
【図7】ボリュームレベルとマイク入力による車内ノイ
ズレベルとの関係を示す図である。
【図8】第3の実施形態に係る車載電子機器の冷却ファ
ン制御装置の全体構成例を示すブロック図である。
【図9】機器内の温度レベルおよびマイク入力による車
内ノイズレベルと、冷却ファンの回転速度とを対応付け
たテーブル情報の一例を示す図である。
【図10】車速およびボリュームレベルとノイズレベル
とを対応付けたテーブル情報の一例を示す図である。
【図11】車速、マイク入力、ボリューム等に基づくフ
ァン回転速度の制御動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ナビゲーション装置 2 冷却ファン 3 車速センサ 4 マイク 5 温度センサ 6 制御装置 11 オーディオ装置 12 冷却ファン 13 ボリューム 14 ミュートスイッチ 15 温度センサ 16 制御装置 21 ナビゲーション装置 22 冷却ファン 23 車速センサ 24 マイク 25 温度センサ 31 オーディオ装置 32 冷却ファン 33 ボリューム 34 ミュートスイッチ 35 温度センサ 40 制御装置

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車載電子機器に備えられた冷却ファンの
    駆動を制御する冷却ファン制御装置であって、 車両の速度を検出する車速検出手段と、 上記車速検出手段により検出された車速に応じて上記冷
    却ファンの回転速度を可変制御する制御手段とを備えた
    ことを特徴とする車載電子機器の冷却ファン制御装置。
  2. 【請求項2】 車載電子機器に備えられた冷却ファンの
    駆動を制御する冷却ファン制御装置であって、 車両内の音声を入力する音声入力手段と、 上記音声入力手段により入力された音声信号のレベルを
    検出する音声レベル検出手段と、 上記音声レベル検出手段により検出された車両内の音声
    レベルに応じて上記冷却ファンの回転速度を可変制御す
    る制御手段とを備えたことを特徴とする車載電子機器の
    冷却ファン制御装置。
  3. 【請求項3】 車載電子機器に備えられた冷却ファンの
    駆動を制御する冷却ファン制御装置であって、 上記車載電子機器のボリューム情報を検出するボリュー
    ム検出手段と、 上記ボリューム検出手段により検出されたボリューム情
    報に応じて上記冷却ファンの回転速度を可変制御する制
    御手段とを備えたことを特徴とする車載電子機器の冷却
    ファン制御装置。
  4. 【請求項4】 上記車載電子機器のボリュームを所定レ
    ベルだけ下げるミュートが設定されているか否かを検出
    するミュート検出手段を備え、 上記制御手段は、上記ミュート検出手段により上記ミュ
    ートが設定されていることが検出されたときに、あらか
    じめ決められた回転速度で上記冷却ファンを回転させる
    ように制御することを特徴とする請求項3に記載の車載
    電子機器の冷却ファン制御装置。
  5. 【請求項5】 上記車載電子機器のボリュームを所定レ
    ベルだけ下げるミュートが設定されているか否かを検出
    するミュート検出手段を備え、 上記制御手段は、上記ミュート検出手段により上記ミュ
    ートが設定されていることが検出されたときに、ミュー
    ト後のボリューム情報に応じて上記冷却ファンの回転速
    度を可変制御することを特徴とする請求項3に記載の車
    載電子機器の冷却ファン制御装置。
  6. 【請求項6】 車載電子機器に備えられた冷却ファンの
    駆動を制御する冷却ファン制御装置であって、 車両の速度を検出する車速検出手段と、 上記車載電子機器のボリューム情報を検出するボリュー
    ム検出手段と、 上記車速検出手段により検出された車速および上記ボリ
    ューム検出手段により検出されたボリューム情報に基づ
    いて上記車両内のノイズレベルを決定し、当該決定した
    ノイズレベルに応じて上記冷却ファンの回転速度を可変
    制御する制御手段とを備えたことを特徴とする車載電子
    機器の冷却ファン制御装置。
  7. 【請求項7】 車載電子機器に備えられた冷却ファンの
    駆動を制御する冷却ファン制御装置であって、 車両の速度を検出する車速検出手段と、 上記車載電子機器のボリューム情報を検出するボリュー
    ム検出手段と、 上記車両内の音声を入力する音声入力手段と、 上記音声入力手段により入力された音声信号のレベルを
    検出する音声レベル検出手段と、 上記音声レベル検出手段により検出された車両内の音声
    レベルもしくは、上記車速検出手段により検出された車
    速および上記ボリューム検出手段により検出されたボリ
    ューム情報に基づいて、上記車両内のノイズレベルを決
    定し、当該決定したノイズレベルに応じて上記冷却ファ
    ンの回転速度を可変制御する制御手段とを備えたことを
    特徴とする車載電子機器の冷却ファン制御装置。
  8. 【請求項8】 上記車載電子機器の所定箇所の温度を測
    定する温度測定手段を備え、 上記制御手段は、上記温度測定手段により測定された温
    度が所定値より小さいときはあらかじめ決められた第1
    の回転速度で上記冷却ファンを回転させ、上記温度測定
    手段により測定された温度が上記所定値より大きいとき
    は、上記第1の回転速度より速い範囲で上記冷却ファン
    の回転速度を可変制御することを特徴とする請求項1〜
    7の何れか1項に記載の車載電子機器の冷却ファン制御
    装置。
  9. 【請求項9】 上記車載電子機器の所定箇所の温度を測
    定する温度測定手段を備え、 上記制御手段は、上記温度測定手段により測定された温
    度が所定値より大きいときはあらかじめ決められた第2
    の回転速度で上記冷却ファンを回転させ、上記温度測定
    手段により測定された温度が上記所定値より小さいとき
    は、上記第2の回転速度より遅い範囲で上記冷却ファン
    の回転速度を可変制御することを特徴とする請求項1〜
    7の何れか1項に記載の車載電子機器の冷却ファン制御
    装置。
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