JP2009258542A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】可動部を下方に傾けることが可能な電子機器において、機器本体内の各種の電子部品の設置に用いるスペースが小さくなることを防止できる電子機器を提供する。
【解決手段】多機能電子機器1は機器本体2と操作表示ユニット3と駆動機構4を備えている。駆動機構4は操作表示ユニット3の上端部3aを支持するとともに機器本体2の前面10aから突没自在に設けられた上端支持部24と操作表示ユニット3の下端部3bを支持するとともに機器本体2の前面10aから突没自在に設けられた下端支持部23と連動駆動部25を備えている。連動駆動部25は機器本体2の前面10aに平行に重なる第1の位置から当該第1の位置よりも下向きの第2の位置に向かって操作表示ユニット3を移動させる際に上端支持部24と下端支持部23との双方を機器本体2の前面10aから突出させるとともに下端支持部23よりも上端支持部24を前面10aから突出させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、移動体としての自動車などに装着される機器本体に対し移動自在な可動部としてのフロントパネルなどを備えた電子機器に関する。
移動体としての自動車のインストルメントパネル(以下インパネと呼ぶ)には、電子機器としてのカーステレオ(例えば、特許文献1参照。)が取り付けられる。カーステレオは、前記インパネに取り付けられる機器本体と液晶ディスプレイ等の表示部や各種操作ボタンを有する可動部としてのフロントパネルと前記機器本体に対して前記フロントパネルを変位させる駆動機構とを備えている。
機器本体は、CDプレーヤ、MD(Mini disc)プレーヤやナビゲーション装置を構成するDVD−ROMプレーヤなどを内蔵している。フロントパネルは、厚手の平板状に形成され、かつ液晶ディスプレイなどに前記ナビゲーション装置における地図情報や、CDプレーヤ及びMDプレーヤの再生状況を示す情報などを表示する。また、フロントパネルは、前記ナビゲーション装置、CDプレーヤ、MDプレーヤの各種機能の動作指令を行う際に操作されるタッチスイッチや押圧ボタンが設けられている。
前述したカーステレオは、インパネに装着する際にかかる設置スペースを抑制するために、機器本体の使用者に相対する前面に前記CD、MD、DVD−ROMを機器本体内に出し入れ自在とする挿入口を設けている。
駆動機構は、前記フロントパネルを前記前面と平行な状態で当該前面の全体を覆う第1の位置と、この第1の位置よりも液晶ディスプレイなどが下向きに傾いた第2の位置と、前記第1の位置よりも液晶ディスプレイなどが上向きに傾いた第3の位置と、に亘って、前記フロントパネルを前記機器本体に対して変位させる。
駆動機構は、前記フロントパネルの上端部に設けられた係合部材と、前記機器本体に設けられかつ前記係合部材が侵入するとともに鉛直方向に延在したパネル案内溝と、前記フロントパネルの下端部を回転自在に支持するとともに前記前面から突没自在に設けられたスライド部材と、前記スライド部材の機器本体の奥側の端部に設けられた第2係合部材と、前記機器本体に設けられかつ前記係合部材が侵入する案内溝などを備えている。案内溝は、鉛直方向に延在した鉛直部と、この鉛直部の上端に連なりかつ前記前面に対して直交する方向に延在した水平部とを備えている。
前記駆動機構は、前記第2係合部を前記案内溝の鉛直部内を下方に向かって移動させかつ前記係合部材を前記パネル案内溝内を上方に向かって移動させることで、前記フロントパネルを前記第1の位置から第2の位置に向かって変位させる。また、前記駆動機構は、前記第2係合部を前記案内溝の水平部内を前面に向かって移動させかつ前記係合部材を前記パネル案内溝内を下方に向かって移動させることで、前記フロントパネルを前記第1の位置から第3の位置に向かって変位させる。
特開2006−323070号公報
前述した従来のカーステレオは、前記第2係合部を前記案内溝の鉛直部内を下方に向かって移動させかつ前記係合部材を前記パネル案内溝内を上方に向かって移動させることで、前記フロントパネルを前記第1の位置から第2の位置に向かって変位させる。このために、前述した従来のカーステレオは、前記フロントパネルを前記第1の位置から第2の位置に向かって変位させる際に、前記フロントパネルの下端部を前記第1の位置よりも機器本体の奥側に引き込んで、当該フロントパネルの液晶ディスプレイを下方に傾けている。このため、機器本体内において、前記前面の近傍に空間を設ける必要が生じて、当該機器本体内において各種の電子部品の設置に用いることができるスペースが小さくなって、当該電子部品を機器本体内に配置する際に制限が生じていた。
上記した問題点を鑑みてなされた本発明の目的の一例は、可動部を機器本体の前面に対して平行な状態から下方に傾けることが可能な電子機器において、機器本体内の各種の電子部品の設置に用いることができるスペースが小さくなることを防止できる電子機器を提供することにある。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の電子機器は、機器本体と、前記機器本体に対して変位自在に設けられた可動部と、前記可動部を、前記機器本体の前面と平行な状態で当該前面に重なる第1の位置と、前記第1の位置よりも上端部が前記前面から突出した第2の位置と、前記第1の位置よりも下端部が前記前面から突出した第3の位置と、に亘って、前記機器本体に対して移動させる駆動機構と、を備えた電子機器において、前記駆動機構が、前記可動部の上端部を支持するとともに前記機器本体の前面から突没自在に設けられた上端支持部と、前記可動部の下端部を支持するとともに前記機器本体の前面から突没自在に設けられた下端支持部と、前記可動部を前記第1の位置から前記第2の位置に向かって移動させる際に、前記上端支持部と前記下端支持部との双方を前記機器本体の前面から突出させるとともに前記下端支持部よりも前記上端支持部を前記前面から突出させる連動駆動部と、を備えたことを特徴としている。
機器本体に対して可動部を移動させる駆動機構が、可動部を第1の位置から第2の位置に向かって移動させる際に、可動部の上端部を支持する上端支持部と下端部を支持する下端支持部との双方を機器本体の前面から突出させるとともに上端支持部を下端支持部よりも前面から突出させる連動駆動部を備えている。こうすることで、可動部の上端部と下端部との双方を機器本体の奥側に引き込むことがないので、機器本体内において前面の近傍に可動部を引き込むための空間を設ける必要が無い。したがって、機器本体内において各種の電子部品の設置に用いることができるスペースが小さくなることを防止でき、当該電子部品を機器本体内に配置する際に制限が生じることを防止できる。
また、この発明では、駆動機構の連動駆動部が、可動部を第1の位置から第3の位置に向かって移動させる際に、上端支持部と下端支持部との双方を機器本体の前面から突出させるとともに下端支持部を上端支持部よりも前面から突出させても良い。この場合、可動部を第2の位置に向かって移動する際に加えて第3の位置に向かって移動させる際にも、可動部の上端部と下端部との双方を機器本体の奥側に引き込むことがないので、機器本体内において前面の近傍に可動部を引き込むための空間を設ける必要が確実に生じない。したがって、機器本体内において各種の電子部品の設置に用いることができるスペースが小さくなることを防止でき、当該電子部品を機器本体内に配置する際に制限が生じることを防止できる。
さらに、連動駆動部が、駆動源により回転されるカム歯車と、上端連動カム部及び下端連動カム部を備えても良い。この場合、カム歯車を一方向に回転させると、可動部を第1の位置から第2の位置に移動させることができ、カム歯車を一方向の逆向きの他の方向に回転させると、可動部を第1の位置から第3の位置に移動させることができるように、連動駆動部を構成することができる。よって、簡便な構成で、第1の位置から第2の位置と第3の位置との双方に可動部を移動させることができる。
また、上端連動カム部は、カム歯車と上端支持部とのうち一方から凸のカム突起と、他方に設けられかつ前記カム突起が侵入するカム溝とで構成されても良い。さらに、下端連動カム部は、カム歯車と下端支持部とのうち一方から凸の第2カム突起と、他方に設けられかつ前記第2カム突起が侵入する第2カム溝とで構成されても良い。これらの場合、カム歯車を回転させることで、上下支持部それぞれを前面から確実に突没でき、簡便な構成で、第1の位置から第2の位置と第3の位置との双方に可動部を確実に移動させることができる。
本発明の一実施例にかかる電子機器としての多機能電子機器1を図1乃至図12を参照して説明する。図1などに示す多機能電子機器1は、移動体としての自動車のインストルメントパネルに装着される。多機能電子機器1は、図1ないし図4に示すように、機器本体2と、機器本体2に対して変位自在に設けられた可動部としての操作表示ユニット3と、操作表示ユニット3を機器本体2に対し移動させる駆動機構4(図6に示す)とを備えている。
機器本体2は、箱状に形成されたケース10と、このケース10内に収容された固定シャーシ5と、前記ケース10内に収容されるCDプレーヤ11等の再生装置とを備えている。ケース10には、当該ケース10の図1中手前に位置する機器本体2の一つの面としての前面10aの全ての外縁から立設するように一体成形された複数の立設壁10cを備えている。複数の立設壁10cによって形成された後述する第1の位置において空間領域に操作表示ユニット3を移動自在に収容している。
固定シャーシ5は、板金などで構成され、かつ、図5に示すように、平板状の底板6を備えている。固定シャーシ5は、機器本体2内に収容されて当該機器本体2に固定されている。
また、図示例では、ケース10内には、再生装置としてCDプレーヤ11、ナビゲーション装置を構成するDVD−ROMプレーヤ13が収容されている。また、機器本体2は、ラジオ放送やテレビ放送波を受信するチューナ装置12等を収容している。これらの装置11,12,13は、例えば、操作表示ユニット3に設けられた後述する押しボタン20等を使用者が押圧することによって動作する。
前面10aには、図4に示すように、CDプレーヤ11及びDVD−ROMプレーヤ13にCD及びDVD―ROMを挿入する挿入口14b及び挿入口14cが設けられている。さらに、また、前面10aには、開口部が設けられている。開口部は、勿論、前面10aを貫通している。
開口部は、後述する支持アーム27,30を内側に通すとともに、機器本体2内の前述した装置11,12,13などと操作表示ユニット3とを電気的に接続するFPCなどを内側に通す。
操作表示ユニット3は、筐体18と、当該筐体18内に収容されかつ液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)などからなる画像情報等を表示する表示パネル19と、を備えている。操作表示ユニット3は、表示パネル19に、DVD−ROMプレーヤ13によって再生された地図情報や、チューナ装置12が受信したテレビ放送波の映像等を表示する。
操作表示ユニット3は、駆動機構4により、一端部としての下端部3bと他端部としての上端部3aとの双方が前面10aから突没自在に設けられている。
また、操作表示ユニット3は、その表面に押しボタン20を複数設けている。押しボタン20は、使用者により押圧されることにより操作される。これらの押しボタン20が操作されることにより、ケース10の内部に収容された各種の装置11,12,13等が動作する。
また、押しボタン20が操作されることにより、操作表示ユニット3が図1及び図5に示す第1の位置と、図2及び図7に示す第2の位置と、図4及び図11に示す第3の位置と、前記第1の位置と第3の位置との間の図3及び図9に示す第4の位置とに亘って移動される。操作表示ユニット3は、駆動機構4の動作により、支持アーム27,30が前面10aから突没することで、第1の位置と第2の位置とに亘って移動される。また、操作表示ユニット3は、駆動機構4の動作により、支持アーム27,30が前面10aから突没することで、第1の位置と第3の位置とに亘って移動される。このとき、操作表示ユニット3は、第1の位置と、第4の位置と、第3の位置とに順に移動される。また、操作表示ユニット3は、第3の位置と、第4の位置と、第1の位置とに順に移動される。
第1の位置では、操作表示ユニット3は、前面10aと平行な状態で、この前面10aの全体に重ねられて、当該前面10aの全体を覆っている。第1の位置では、図1に示すように、操作表示ユニット3が挿入口14b,14cを覆い隠している。
第2の位置では、図2に示すように、前記第1の位置よりも上端部3aが前面10aから突出して、操作表示ユニット3の表示パネル19が下方に傾いている。第3の位置では、図4に示すように、前記第1の位置よりも下端部3bが前面10aから突出して、操作表示ユニット3の表示パネル19が上方に傾いて、前述した前面10aに設けられた全ての挿入口14b,14cを開放している。第3の位置では、操作表示ユニット3が前面10aの上半分を開放している。
第4の位置では、図3に示すように、操作表示ユニット3の表示パネル19が上方に傾いて、当該操作表示ユニット3が挿入口14cを覆い隠しているとともに挿入口14bを開放している。
例えば、押しボタン20のうちの選択ボタン(例えば、CD等を選択するためのボタン)やOPENボタンが押圧操作されると、操作表示ユニット3が駆動機構4によりスライド移動される。すなわち、選択ボタンによりCDが選択されると、駆動機構4によって操作表示ユニット3が前述した第4の位置までスライド移動される。
また、OPENボタンが押圧操作されることにより、機器本体2のケース10の前面10aに形成された挿入口14bと挿入口14cとの双方が開放される第3の位置までスライド移動される。そして、CD等の所望のディスクが挿入口14b,14cから挿入又は排出されると、操作表示ユニット3は、駆動機構4により自動的にケース10の前面10aを覆う第1の位置(すべての挿入口14b,14cを覆い隠す位置)まで移動される。
なお、第3の位置または第4の位置などのケース10の前面10aを開放した状態で所望のディスクが挿入されると、操作表示ユニット3は自動的にその前面10aを覆う第1の位置に移動される。
そして、例えば、使用者が押しボタン20のうち再生(プレイ)ボタンやサーチボタン等を操作することによりそのディスクの再生や、サーチ動作等が行われる。さらに、第1の位置では、使用者による押しボタン20の操作や、ディスクが挿入されたことを認識して、その操作等に応じた操作表示ユニット3が機器本体2に対する相対的な位置となるように、後述のモータ22の回転方向やその回転数を制御して移動させる。そして、例えば、図2に示すように、上端部3aが第1の位置よりも前面10aから突出した第2の位置に、操作表示ユニット3が位置付けられる。このように、操作表示ユニット3のスライド移動は、駆動機構4の後述のモータ22の回転方向や回転数を制御することにより行われる。
駆動機構4は、図6に示すように、下端支持部23と、上端支持部24と、連動駆動部25と、を備えている。下端支持部23は、第1スライドシャーシ26と、この第1スライドシャーシ26に一体に設けられた一対の下端支持アーム27とを一体に備えている。第1スライドシャーシ26は、平板状に形成され、かつ、底板6上に重ねられているとともに、当該底板6上に設けられたレール28によって、前面10aに対して直交する方向にスライド自在に支持されている。
下端支持アーム27は、第1スライドシャーシ26の幅方向の両端に設けられ、かつこの第1スライドシャーシ26から前面10a即ち操作表示ユニット3に向かって直線状に延在している。下端支持アーム27は、その先端部が第1の位置に位置付けられた操作表示ユニット3の下端部3bを回転自在に支持している。
下端支持部23は、下端支持アーム27が操作表示ユニット3の下端部3bを回転自在に支持し、かつ第1スライドシャーシ26が底板6にスライド自在に設けられていることで、操作表示ユニット3の下端部3bを支持するとともに機器本体2の前面10aから突没自在に設けられている。
上端支持部24は、第2スライドシャーシ29と、一対の上端支持アーム30とを備えている。第2スライドシャーシ29は、平板状に形成され、かつ、第1スライドシャーシ26と底板6との間に配置されて当該底板6上に重ねられている。第2スライドシャーシ29は、前面10aに対して直交する方向に底板6にスライド自在に支持されている。
上端支持アーム30は、それぞれ、直線状に延在した帯板状に形成されている。上端支持アーム30は、その一端部が第2スライドシャーシ29の幅方向の両端に回転自在に支持されている。上端支持アーム30は、その他端部が第1の位置に位置付けられた操作表示ユニット3の上端部3aを回転自在に支持している。
上端支持部24は、上端支持アーム30が操作表示ユニット3の上端部3aを回転自在に支持し、かつ第2スライドシャーシ29が底板6にスライド自在に設けられていることで、操作表示ユニット3の上端部3aを支持するとともに機器本体2の前面10aから突没自在に設けられている。
連動駆動部25は、駆動源としてのモータ22と、カム歯車31と、上端連動カム部32と、下端連動カム部33とを備えている。モータ22は、その出力軸が底板6の表面に対して直交する状態で、固定シャーシ5に固定されている。モータ22の出力軸には、ピニオン34が取り付けられている。カム歯車31は、底板6上に重ねられているとともに、底板6と第2スライドシャーシ29との間に配置されている。カム歯車31は、底板6に回転自在に支持されている。カム歯車31の外縁には、底板6に回転自在に設けられた歯車35と噛み合った歯が形成されている。なお、この歯車35は、ピニオン34と噛み合っている。
上端連動カム部32は、カム突起36と、カム溝37とを備えている。カム突起36は、上端支持部24の第2スライドシャーシ29からカム歯車31に向かって凸の円柱状に形成されている。カム突起36は、第2スライドシャーシ29の幅方向の中央に設けられている。
カム溝37は、カム歯車31に設けられ、かつ当該カム歯車31を貫通した孔又はこのカム歯車31の第2スライドシャーシ29が重なる表面から凹の溝に形成されている。カム溝37内には、前述したカム突起36が侵入するとともに、当該カム突起36が移動自在に設けられている。カム溝37は、カム歯車31の周方向に延在している。カム溝37は、操作表示ユニット3が前述した第1の位置に位置付けられると、カム突起36がその中央部37aに位置付けられる。カム溝37は、前記中央部37aから両端部37b,37cに向かうにしたがってカム歯車31の外縁に近づく方向に延在している。
上端連動カム部32は、前述した操作表示ユニット3が第1の位置に位置付けられた状態からカム歯車31が、一方向としての図6中に示す矢印K1と、一方向と逆向きの他の方向としての図6中に示す矢印K2との双方に回転すると、カム突起36をカム溝37の両端部37b,37cに向かって移動させる。そして、上端連動カム部32は、両端部37b,37cが前述した方向に延在しているので、上端支持部24即ち操作表示ユニット3の上端部3aを前面10aから突出させる。こうして、上端連動カム部32は、カム歯車31を矢印K1,K2に沿って回転すると、操作表示ユニット3の上端部3aを前面10aから突没させる。
下端連動カム部33は、第2カム突起38と、第2カム溝39とを備えている。第2カム突起38は、カム歯車31の前述した表面から下端支持部23の第1スライドシャーシ26に凸の円柱状に形成されている。第2カム突起38は、カム歯車31の外縁部に設けられている。
第2カム溝39は、下端支持部23の第1スライドシャーシ26に設けられ、かつ当該第1スライドシャーシ26を貫通した孔又はこの第1スライドシャーシ26のカム歯車31が重なる表面から凹の溝に形成されている。第2カム溝39内には、前述した第2カム突起38が侵入するとともに、当該第2カム突起38が移動自在に設けられている。第2カム溝39は、操作表示ユニット3が前述した第1の位置に位置付けられると、第2カム突起38がその中央部39aに位置付けられる。
第2カム溝39は、前述した中央部39aから一端部39bが機器本体2の幅方向及び前面10aに沿って外側に向かって直線状に延在し、他端部39cが機器本体2の前面10aから離れかつ機器本体2の幅方向の中央に向かって、当該機器本体2の幅方向と前面10aに対して直交する方向との双方に対して傾いて直線状に延在している。
下端連動カム部33は、前述した操作表示ユニット3が第1の位置に位置付けられた状態からカム歯車31が、矢印K1と矢印K2との双方に回転すると、第2カム突起38を第2カム溝39の両端部39b,39cに向かって移動させる。そして、下端連動カム部33は、両端部39b,39cが前述した方向に延在しているので、下端支持部23即ち操作表示ユニット3の下端部3bを前面10aから突出させる。なお、第2カム溝39の他端部39bが前述した方向に直線状に延在しているので、操作表示ユニット3が第1の位置から第2の位置に向かって移動させる際の上端支持部24の前面10aからの突出量よりも下端支持部23の前面10aからの突出量が小さくなっている。
また、第2カム溝39の一端部39bが前述した幅方向即ち前面10aに沿って直線状に延在しているので、操作表示ユニット3が第1の位置から第3の位置に向かって移動させる際の上端支持部24の前面10aからの突出量よりも下端支持部23の前面10aからの突出量が大きくなっている。こうして、下端連動カム部33は、カム歯車31を矢印K1,K2に沿って回転すると、操作表示ユニット3の下端部3bを前面10aから突没させる。
前述した構成によれば、駆動機構4は、操作表示ユニット3が第1の位置に位置付けられると、図6に示すように、カム突起36がカム溝37の中央部37aに位置付けられ、第2カム突起38が第2カム溝39の中央部39aに位置付けられている。そして、駆動機構4は、操作表示ユニット3を第1の位置から第2の位置に移動させる際には、モータ22によりカム歯車31を矢印K1(図6に示す)に沿って回転する。
すると、カム突起36がカム溝37の一端部37bに向かって移動し、第2カム突起38が、第2カム溝39の他端部39cに向かって移動する。そして、駆動機構4は、カム突起36,38の移動により、スライドシャーシ26,29即ち支持部23,24の双方を前面10aから突出させるとともに、カム溝37,39が前述したように形成されているので、上端支持部24を下端支持部23よりも前面10aから突出させる。そして、図8に示すように、カム突起36,38がカム溝37の端部37b,39cに位置付けられて、図7に示すように、操作表示ユニット3が前述した第2の位置に位置付けられる。
また、前述した駆動機構4は、操作表示ユニット3を第1の位置から第3の位置に移動させる際には、モータ22によりカム歯車31を矢印K2(図6に示す)に沿って回転する。すると、カム突起36がカム溝37の他端部37cに向かって移動し、第2カム突起38が第2カム溝39の一端部39bに向かって移動する。そして、駆動機構4は、カム突起36,38の移動により、スライドシャーシ26,29即ち支持部23,24の双方を前面10aから突出させるとともに、カム溝37,39が前述したように形成されているので、下端支持部23を上端支持部24よりも前面10aから突出させる。そして、図9及び図10に示す第4の位置に位置付けられた後、図12に示すように、カム突起36,38がカム溝37の端部37c,39bに位置付けられて、図11に示すように、操作表示ユニット3が前述した第3の位置に位置付けられる。
前述した構成の多機能電子機器1は、CDやDVD−ROMなどを機器本体2内に挿入する際には、操作表示ユニット3を図3に示す第4の位置又は図4に示す第3の位置に位置付ける。また、CDやDVD−ROMなどを機器本体2内に挿入しかつ表示パネル19で地図情報やテレビ放送波の映像を表示する際には、操作表示ユニット3を図1に示す第1の位置又は図2に示す第2の位置に位置付ける。
本実施例によれば、機器本体2に対して操作表示ユニット3を移動させる駆動機構4が、操作表示ユニット3を第1の位置から第2の位置に向かって移動させる際に、操作表示ユニット3の上端部3aを支持する上端支持部24と下端部3bを支持する下端支持部23との双方を機器本体2の前面10aから突出させるとともに、上端支持部24を下端支持部23よりも前面10aから突出させる連動駆動部25を備えている。このため、操作表示ユニット3の上端部3aと下端部3bとの双方を機器本体2の奥側に引き込むことがないので、機器本体2内において前面10aの近傍に操作表示ユニット3を引き込むための空間を設ける必要が無い。したがって、機器本体2内において各種の電子部品の設置に用いることができるスペースが小さくなることを防止でき、当該電子部品を機器本体2内に配置する際に制限が生じることを防止できる。
また、駆動機構4の連動駆動部25が、操作表示ユニット3を第1の位置から第3の位置に向かって移動させる際に、上端支持部24と下端支持部23との双方を機器本体2の前面10aから突出させるとともに下端支持部23を上端支持部24よりも前面10aから突出させる。このため、操作表示ユニット3を第2の位置に向かって移動する際に加えて第3の位置に向かって移動させる際にも、操作表示ユニット3の上端部3aと下端部3bとの双方を機器本体2の奥側に引き込むことがないので、機器本体2内において前面10aの近傍に操作表示ユニット3を引き込むための空間を設ける必要が確実に生じない。したがって、機器本体2内において各種の電子部品の設置に用いることができるスペースが小さくなることを防止でき、当該電子部品を機器本体2内に配置する際に制限が生じることを防止できる。
さらに、連動駆動部25が、モータ22により回転されるカム歯車31と、上端連動カム部32及び下端連動カム部33を備えている。このため、カム歯車31を一方向としての矢印K1に回転させると、操作表示ユニット3を第1の位置から第2の位置に移動させることができ、カム歯車31を前記矢印K1の逆向きの他の方向としての矢印K2に回転させると、操作表示ユニット3を第1の位置から第3の位置に移動させることができるように、連動駆動部25を構成している。よって、簡便な構成で、第1の位置から第2の位置と第3の位置との双方に操作表示ユニット3を移動させることができる。
また、上端連動カム部32は、カム歯車31とカム溝とで構成され、下端連動カム部33は、第2カム突起と第2カム溝とで構成されている。このため、カム歯車31を回転させることで、上下支持部23,24それぞれを前面10aから確実に突没でき、簡便な構成で、第1の位置から第2の位置と第3の位置との双方に操作表示ユニット3を確実に移動させることができる。
前述した実施例では、可動部として操作表示ユニット3を示しているが、本発明では、可動部として操作表示ユニット3以外のものを用いても良い。
また、前述した実施例では、上端連動カム部32のカム突起36を上端支持部24の第2スライドシャーシ29から凸に形成し、カム溝37をカム歯車31に設けたが、本発明では、カム突起36をカム歯車31から凸に形成し、カム溝37を上端支持部24の第2スライドシャーシ29に設けても良い。
さらに、前述した実施例では、下端連動カム部33の第2カム突起38をカム歯車31から凸に形成し、第2カム溝39を下端支持部23の第1スライドシャーシ26に設けたが、本発明では、第2カム突起38を下端支持部23の第1スライドシャーシ26から凸に形成し、第2カム溝39をカム歯車31に設けても良い。
さらに、前述した実施例では、カム歯車31を矢印K1,K2に沿って回転することにより、操作表示ユニット3を第1の位置から第2の位置へ移動し、又は第1の位置から第3の位置に移動している。しかしながら、本発明では、カム歯車31を回転させる構成に限ることなく、種々の構成としても良い。要するに、本発明では、操作表示ユニット3を第1の位置から第2の位置へ移動し、又は第1の位置から第3の位置に移動する際には、支持部23,24の双方を前面10aから突出させれば良く、特に、操作表示ユニット3を第1の位置から第2の位置へ移動する際には、上端支持部24を下端支持部23よりも前面10aから突出させればよい。
前述した実施例によれば、以下の多機能電子機器1が得られる。
(付記) 機器本体2と、
前記機器本体2に対して変位自在に設けられた操作表示ユニット3と、
前記操作表示ユニット3を、前記機器本体2の前面10aと平行な状態で当該前面10aに重なる第1の位置と、前記第1の位置よりも上端部3aが前記前面10aから突出した第2の位置と、前記第1の位置よりも下端部3bが前記前面10aから突出した第3の位置と、に亘って、前記機器本体2に対して移動させる駆動機構4と、を備えた多機能電子機器1において、
前記駆動機構4が、
前記操作表示ユニット3の上端部3aを支持するとともに前記機器本体2の前面10aから突没自在に設けられた上端支持部24と、
前記操作表示ユニット3の下端部3bを支持するとともに前記機器本体2の前面10aから突没自在に設けられた下端支持部23と、
前記操作表示ユニット3を前記第1の位置から前記第2の位置に向かって移動させる際に、前記上端支持部24と前記下端支持部23との双方を前記機器本体2の前面10aから突出させるとともに前記下端支持部23よりも前記上端支持部24を前記前面10aから突出させる連動駆動部25と、
を備えたことを特徴とする多機能電子機器1。
付記によれば、機器本体2に対して操作表示ユニット3を移動させる駆動機構4が、操作表示ユニット3を第1の位置から第2の位置に向かって移動させる際に、操作表示ユニット3の上端部3aを支持する上端支持部24と下端部3bを支持する下端支持部23との双方を機器本体2の前面10aから突出させるとともに、上端支持部24を下端支持部23よりも前面10aから突出させる連動駆動部25を備えている。このため、操作表示ユニット3の上端部3aと下端部3bとの双方を機器本体2の奥側に引き込むことがないので、機器本体2内において前面10aの近傍に操作表示ユニット3を引き込むための空間を設ける必要が無い。したがって、機器本体2内において各種の電子部品の設置に用いることができるスペースが小さくなることを防止でき、当該電子部品を機器本体2内に配置する際に制限が生じることを防止できる。
なお、前述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施例に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の一実施例にかかる多機能電子機器の外観を示す斜視図である。 図1に示された多機能電子機器の操作表示ユニットが第2の位置に位置付けられた状態を示す斜視図である。 図1に示された多機能電子機器の操作表示ユニットが第4の位置に位置付けられた状態を示す斜視図である。 図1に示された多機能電子機器の操作表示ユニットが第3の位置に位置付けられた状態を示す斜視図である。 図1に示された多機能電子機器の操作表示ユニットと固定シャーシと駆動機構などを示す側面図である。 図5に示された多機能電子機器の操作表示ユニットと固定シャーシと駆動機構などを示す平面図である。 図2に示された多機能電子機器の操作表示ユニットと固定シャーシと駆動機構などを示す側面図である。 図7に示された多機能電子機器の操作表示ユニットと固定シャーシと駆動機構などを示す平面図である。 図3に示された多機能電子機器の操作表示ユニットと固定シャーシと駆動機構などを示す側面図である。 図9に示された多機能電子機器の操作表示ユニットと固定シャーシと駆動機構などを示す平面図である。 図4に示された多機能電子機器の操作表示ユニットと固定シャーシと駆動機構などを示す側面図である。 図11に示された多機能電子機器の操作表示ユニットと固定シャーシと駆動機構などを示す平面図である。
符号の説明
1 多機能電子機器(電子機器)
2 機器本体
3 操作表示ユニット(可動部)
3a 上端部
3b 下端部
10a 前面(一つの面)
22 モータ(駆動源)
23 下端支持部
24 上端支持部
25 連動駆動部
31 カム歯車
32 上端連動カム部
33 下端連動カム部
36 カム突起
37 カム溝
38 第2カム突起
39 第2カム溝
K1 一方向
K2 他の方向

Claims (5)

  1. 機器本体と、
    前記機器本体に対して変位自在に設けられた可動部と、
    前記可動部を、前記機器本体の前面と平行な状態で当該前面に重なる第1の位置と、前記第1の位置よりも上端部が前記前面から突出した第2の位置と、前記第1の位置よりも下端部が前記前面から突出した第3の位置と、に亘って、前記機器本体に対して移動させる駆動機構と、を備えた電子機器において、
    前記駆動機構が、
    前記可動部の上端部を支持するとともに前記機器本体の前面から突没自在に設けられた上端支持部と、
    前記可動部の下端部を支持するとともに前記機器本体の前面から突没自在に設けられた下端支持部と、
    前記可動部を前記第1の位置から前記第2の位置に向かって移動させる際に、前記上端支持部と前記下端支持部との双方を前記機器本体の前面から突出させるとともに前記下端支持部よりも前記上端支持部を前記前面から突出させる連動駆動部と、
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  2. 前記連動駆動部は、前記可動部を前記第1の位置から前記第3の位置に向かって移動させる際に、前記上端支持部と前記下端支持部との双方を前記機器本体の前面から突出させるとともに前記上端支持部よりも前記下端支持部を前記前面から突出させることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 前記連動駆動部は、駆動源により回転されるカム歯車と、前記カム歯車と前記上端支持部とに亘って設けられて前記カム歯車の回転により前記上端支持部を前記前面から突没させる上端連動カム部と、前記カム歯車と前記下端支持部とに亘って設けられて前記カム歯車の回転により前記下端支持部を前記前面から突没させる下端連動カム部と、を備えたことを特徴とする請求項2記載の電子機器。
  4. 前記上端連動カム部は、前記カム歯車と前記上端支持部とのうち一方から凸のカム突起と、他方に設けられかつ前記カム突起が侵入するカム溝とを備えたことを特徴とする請求項3記載の電子機器。
  5. 前記下端連動カム部は、前記カム歯車と前記下端支持部とのうち一方から凸の第2カム突起と、他方に設けられかつ前記第2カム突起が侵入する第2カム溝とを備えたことを特徴とする請求項3又は請求項4記載の電子機器。
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