JP2007017598A - 液晶表示装置を具えた電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】可動に設けられたLCDに重ねられたタッチパネルを具える電子機器において、LCDの姿勢又は角度が変化しても、LCDに表示された操作用画面の視認性が確保されて、タッチパネルの操作性が保たれる電子機器を提供する。
【解決手段】本発明の電子機器は、操作用画面を表示する液晶表示装置と、液晶表示装置の表示面に重ねられたタッチパネルとを具えており、液晶表示装置は、視角が異なる少なくとも2つの姿勢を取り得て、液晶表示装置が、2つの姿勢の一方から他方に変化すると、操作用画面の少なくとも一部の表示色が変化する。また、操作用画面は、押下領域を示す少なくとも1つの図形を含んでおり、液晶表示装置が、2つの姿勢の一方から他方に変化すると、その図形に枠が付加される。
【選択図】図8
【解決手段】本発明の電子機器は、操作用画面を表示する液晶表示装置と、液晶表示装置の表示面に重ねられたタッチパネルとを具えており、液晶表示装置は、視角が異なる少なくとも2つの姿勢を取り得て、液晶表示装置が、2つの姿勢の一方から他方に変化すると、操作用画面の少なくとも一部の表示色が変化する。また、操作用画面は、押下領域を示す少なくとも1つの図形を含んでおり、液晶表示装置が、2つの姿勢の一方から他方に変化すると、その図形に枠が付加される。
【選択図】図8
Description
本発明は、カーオーディオ装置やカーナビゲーション装置のような、液晶表示装置(LCD)を具えた電子機器に関する。
自動車のセンターパネルには、通常、カーオーディオ装置が装着されているが、近年、カーナビゲーション装置がさらに装着されることが多い。また、AV機能を有するカーナビゲーション装置も急速に普及しつつあり、ハード資源の有効活用と省スペース化が図られている。
データ、特に(主として)音楽データを記録する記録媒体の種類は、昔と比べて非常に多くなっている。カーオーディオ装置では、例えば、音楽データを記録するCD及びCD−R/RW、映像データを記録するDVDvideo及びDVD±R/RW、音楽データを記録するミニディスク(登録商標)及びメモリスティック(登録商標)等の再生が可能であるものが存在しており、また、CD等を連装するチェンジャが内蔵されているカーオーディオ装置も存在している。AV機能を有するカーナビゲーション装置では、これらの記録媒体が再生可能であることに加えて、地図データや音楽データ等を記録するハードディスク装置(以下、「HDD」と称する)が内蔵されているものが出現している。
上記のようなカーオーディオ装置やAV機能を有するカーナビゲーション装置では、装置の前面部に、記録媒体が挿入される挿入口を設けたり、記録媒体を載せるトレイを出退自在に設ける必要がある。その一方で、近年、これらの装置の表示部は大画面化しており、さらに、スペースの有効活用を図るために、自動車のセンターパネルから突出しないように表示部を配置することが求められている。
これらの問題を解決するために、表示部を納めたフロントパネル部が可動に設けられたカーオーディオ装置及びカーナビゲーション装置が提案されて、実際に実施されている(例えば、特許文献1参照)。このような装置では、記録媒体が挿入される挿入口が本体部の前面部に設けられており、及び/又は、その前面部から出退するようにトレイが設けられている。そして、フロントパネル部は、通常、本体部の前面部を覆うように略垂直に配置されており、必要に応じてフロントパネル部を移動させて前面部を開ける又は露出することで、CD等の記録媒体を本体部に挿入又は取り出し可能となっている。
タッチパネルによる操作を可能とすること、具体的には、表示部にタッチパネルを重ねて配置して、ボタンやスイッチ等を表現した押下領域を示す図形又は画像を表示部に描画することによって、カーオーディオ装置やカーナビゲーション装置の操作性は飛躍的に向上する。しかしながら、上記のような可動なフロントパネル部を有するカーオーディオ装置等にタッチパネルを設けた場合、本体部の前面部を開けた際に、押下領域を示す図形がユーザ、特にドライバにとって判別し難くなって、前面部が開いた状態でタッチパネルを操作することが困難になるという問題がある。この問題は、一般的なカーオーディオ装置等では、表示部としてLCDが使用されており、本体部の前面部の閉状態と開状態との間で、LCDの視角(ユーザがLCDを見る角度)が変化することで、コントラスト変化、着色現象や色反転現象が生じることに起因している。一方で、操作用にLCDに表示される操作用画面、つまり、押下領域を示す図形や背景等は、デザイン又は審美的な面からの制約が多く(例えば、用いられる表示色の色調が統一される)、記録媒体の挿脱時のみにしか起こり得ない開状態の視認性に配慮して、それら画像の構成を決定することは現実的ではない。
本発明は、上記の問題を解決するものであって、LCDが可動に設けられており、そのLCDに重ねられたタッチパネルを用いて操作がなされる電子機器において、LCDの姿勢又は角度が変化しても、操作用画面の視認性が確保されて、タッチパネルの操作性が保たれる電子機器を提供する。
本発明の電子機器は、操作用画面を表示する液晶表示装置(LCD)と、前記液晶表示装置の表示面に重ねられたタッチパネルとを具えており、前記液晶表示装置は、視角が異なる少なくとも2つの姿勢を取り得る電子機器において、前記液晶表示装置が、前記2つの姿勢の一方から他方に変化すると、前記操作用画面の少なくとも一部の表示色が変化することを特徴とする。
さらに、本発明の電子機器では、前記操作用画面は、押下領域又は項目を示す少なくとも1つの図形又は文字列を含んでおり、前記液晶表示装置の姿勢の変化に応じて、前記図形又は文字列の少なくとも一部の表示色が変化する。
また、本発明の電子機器は、操作用画面を表示する液晶表示装置と、前記液晶表示装置の表示面に重ねられたタッチパネルとを具えており、前記液晶表示装置は、視角が異なる少なくとも2つの姿勢を取り得る電子機器において、前記操作用画面は、押下領域を示す少なくとも1つの図形を含んでおり、前記液晶表示装置が、前記2つの姿勢の一方から他方に変化すると、前記図形に枠が付加されることを特徴とする。
LCDの姿勢の変化に伴って、操作用画面の少なくとも一部の表示色が変更することによって、コントラスト変化や色反転現象等が生じても操作用画面の視認性を確保される。特に、押下領域を示す図形又は文字列について表示色が変更されることにより、LCDの姿勢に拘わらず、その図形上にあるタッチパネルのスイッチ領域を押下することが容易に行われる。また、項目を示す少なくとも1つの図形又は文字列について表示色が変更されることにより、LCDの姿勢に拘わらず、その図形又は文字列が容易に識別される。図形又は文字列の表示色は、LCDが傾斜した場合に、原色に変更されるのが好ましく、白色に変更されるのがより好ましい。
また、LCDの姿勢に応じて、押下領域を示す図形に枠を付加することで、LCDの姿勢に拘わらずに、その図形が容易に特定される。枠の表示色は、LCDが傾斜した場合に、原色に変更されるのが好ましく、白色に変更されるのがより好ましい。
以下、図を用いて本発明を説明する。図1は、本発明の電子機器の実施例であるカーナビゲーション装置(1)の概要を示すブロック図である。カーナビゲーション装置(1)は、GPS(Global Positioning System)衛星からのGPS信号を受信して自動車の現在位置を特定する位置情報取得部(3)を具えている。また、位置情報取得部(3)は、ジャイロセンサ及び車速センサ等(図示せず)を具えており、自動車の方位を特定し、移動距離を算出する。位置情報取得部(3)で得られた自動車の位置や方位等に関する情報は、カーナビゲーション装置(1)の各種制御や処理に使用される制御マイクロコンピュータ(以下、「制御マイコン」と称する)(5)に送られて、例えば、経路誘導処理にて誘導用画面を作成する際に使用される。
制御マイコン(5)は、各種制御や処理に必要な演算を行うCPU(7)と、演算に用いるデータを一時的に記憶するRAM(9)と、カーナビゲーション装置(1)における基本的な制御や処理を記述したプログラムを記憶したROM(11)とを具えている。HDD(13)には、経路探索処理や経路誘導処理等を記述したナビゲーション用プログラムやこれら処理に必要な地図データが記録されており、ナビゲーション用プログラムは、必要に応じて読み出されてCPU(7)で実行される。ナビゲーション用プログラムが実行されると、地図データを用いて経路探索処理が行われて誘導経路が決定される。経路誘導処理では、制御マイコン(5)は、地図データと、位置情報取得部(3)から送られる情報とを用いて、自車位置、自車位置周辺の地図及び誘導経路等を示す誘導用画面の描画に必要なデータを描画IC(15)に送る。描画IC(15)は、制御マイコン(5)から送られたデータに基づいて、誘導用画面の画像データを作成する。描画IC(15)で作成された画像データは、LCD(17)に送られて表示される。誘導用画面は、自動車の進行に合わせて適宜更新される。また、経路誘導処理において、制御マイコン(5)は、右折又は左折等が必要とされる際に、その旨を案内する音声データを作成する。作成された音声データは、DAC(19)にてデジタルデータからアナログデータに変換される。そして、音声データは、アンプ(21)で増幅されてスピーカ(23)で再生される。
カーナビゲーション装置(1)はAV機能を有しており、各種記録媒体に記録された音楽データを再生可能である。カーナビゲーション装置(1)のオーディオ部(25)は、CD又はCD−R/RWに記録されたデータを読み出すCDプレーヤ(27)と、CD等が連装されるチェンジャ(29)と、アナログAM/FM放送やデジタルラジオ放送を受信するチューナ(31)とを含んでいる。CD等から読み出された音楽データや、チューナ(31)から出力された音声データは、DSP(33)で処理された後、制御マイコン(5)等を介してスピーカ(23)から出力される。カーナビゲーション装置(1)は、映像データの再生も可能であって、CDプレーヤ(27)は、DVDvideo又はDVD±R/RWに記録されたデータを読み出し、DSP(33)は、例えばMPEG形式の画像データを処理することが可能である。画像データは、制御マイコン(5)等を介してLCD(17)に表示される。なお、カーナビゲーション装置(1)では、HDD(13)に記録された音楽データや画像データも再生可能である。
図2は、通常状態におけるカーナビゲーション装置(1)を前方より見た斜視図である。カーナビゲーション装置(1)は、上記の構成要素の大半が収容される略矩形の本体部(61)と、本体部(61)に対して可動に設けられたフロントパネル部(63)とを具えている。フロントパネル部(63)は、通常状態において本体部(61)の前面部を覆うように略垂直に配置される。フロントパネル部(63)は、長方形の厚板状に形成されており、その前面には大きな開口が開けられて、内部に納められたLCD(17)の表示面が現れている。カーナビゲーション装置(1)の操作手段は、複数のハードキー(35)及びタッチパネル(37)とを含んでおり、ハードキー(35)は、フロントパネル部(63)の前面の縁部に沿って配置されており、タッチパネル(37)は、LCD(17)の表示面に重ねて配置されている。
図3は、CD等の記録媒体が挿脱される際におけるカーナビゲーション装置(1)を前方より見た斜視図である。本実施例のカーナビゲーション装置(1)の本体部(51)に内蔵されているチェンジャ(29)は、CD等のディスク状の記録媒体を載置する6つのトレイ(図示せず)を有しており、計6枚のディスク状の記録媒体を収納できる。本体部(61)の前面部には、チェンジャ(29)に対して記録媒体を挿脱するための挿入口(65)が開けられている。記録媒体が出し入れされる際には、フロントパネル部(63)が、図2に示す略垂直に立てられた姿勢から、図3に示すように、前面部下部の側方にて略水平に横たわる姿勢に移動することで、挿入口(65)が現れて、記録媒体の挿脱が可能にされる。
カーナビゲーション装置(1)は、フロントパネル部(63)の移動手段と、この移動手段を駆動するためのモータドライバ(39)及びモータ(41)と、フロントパネル部(63)の角度を検知する角度検出部(43)とを具えている。図4は、通常状態、つまり前面部の閉状態における本体部(61)の筐体(67)(一点鎖線で示す)と、フロントパネル部(63)と、フロントパネル部(63)の移動手段とを示す側面図である。図5は、前面部の開状態における側面図である。図6は、前面部の開状態における移動手段を示す上面図である(一部省略)。フロントパネル部(63)の移動手段は、筐体(67)の内側底面上にて、前後にスライド移動する可動フレーム(69)と、可動フレーム(69)の上面に固定された1対の支持アーム(71)とを含んでいる。これら支持アーム(71)は、夫々筐体(67)の側壁に沿うように離間して配置されている。
一方の支持アーム(71)の内側側方において、可動フレーム(69)の上面にはラック(73)が固定されている。また、両方の支持アーム(71)の外側側方にはガイド溝(75)が形成されており、これらガイド溝(75)には、本体部(61)の筐体(67)の内側側面に、水平方向に沿って一列に並べて配置されたガイドローラ(77)の幾つかが嵌め込まれている。筐体(67)の内側底面には、モータ(41)と、このモータ(41)の回転軸に設けられたウォームギア等を含むギア機構(79)とが設けられている。ギア機構(79)に含まれる1つのギアがラック(73)と噛合しており、モータ(41)が回転してギア機構(79)が駆動されると、その回転方向に応じて、可動フレーム(69)は前方又は後方に向かって移動する。なお、可動フレーム(69)は、モータ(41)やギア機構(79)と干渉しない形状を有している。
図4を見ると、フロントパネル部(63)の下端部は、一対の支持アーム(71)に回動自在に枢支されている。実施例では、フロントパネル部(63)の両側面に、支持アーム(71)の厚さ程度凹んだ窪み部(81)が夫々設けられており、それら窪み部(81)の一端部では、ピン(83)が側方に突設されている。そして、それらピン(83)は、1対の支持アーム(71)の先端部に夫々開けられた孔(85)に夫々嵌め込まれている。また、フロントパネル部(63)の両側面の上端部には、ガイドピン(87)が夫々突設されている。これらガイドピン(87)の各々は、筐体(67)の両側壁前部の内面にて、略垂直方向に沿って形成されたガイド溝(89)に摺動自在に夫々嵌め込まれている。
図4に示す通常状態では、ガイドピン(87)はガイド溝(89)の上端に位置しており、フロントパネル部(63)は、略垂直方向に沿って配置されている。モータ(41)が駆動すると、可動フレーム(69)、さらには支持アーム(71)の前方への移動に伴って、フロントパネル部(63)の下端部も前方に押し出されて、ガイドピン(87)がガイド溝(89)に沿って下方に移動しつつ、フロントパネル部(63)は、ピン(83)回りに回転して徐々に傾いていく。ガイドピン(87)がガイド溝(89)の下端まで移動すると、モータ(41)は停止されて、図3及び図5に示すように、フロントパネル部(63)は、LCD(17)の表示面を上方に向けて略水平方向に沿って配置される。モータ(41)が逆回転すると、フロントパネル部(63)は図3及び図5に示す状態から図2及び図4に示す状態に移動する。
あるハードキー(35)を操作することで、ユーザがタッチパネル(37)を用いてカーナビゲーション装置(1)に動作を指示するための操作用画面が、LCD(17)に表示され、又は選択される。各種操作用画面の描画に必要なデータは、制御マイコン(5)のROM(11)に記憶されており、選択された操作用画面に係るデータが描画IC(15)に送られることで、その操作用画面の画像データが描画IC(15)にて作成されて、LCD(17)にて表示される。
図2に示す操作用画面では、LCD(17)の表示面の右下に、フロントパネル部(63)の移動を指示するための開閉ボタン(つまり、押下領域を示す図形又は画像)(101)が表示されている。通常状態で、開閉ボタン(101)が、即ち、開閉ボタン(101)上にあるタッチパネル(37)のスイッチ領域が押されると、フロントパネル部(63)は、図3に示す開状態に移動する。LCD(17)の表示面の上部には、チェンジャ(29)のトレイの各々に対応した計6つのボタン(103a-f)が一列に表示されている。例えば、左端に表示されたボタン(103a)は、例えば、最上にある1番のトレイに対応しており、通常状態にて、このボタン(103a)の上にあるスイッチ領域が押されると、この1番のトレイにある記録媒体のデータが再生される。対応するトレイが異なる点を除いて、その他5つのボタン(103b-f)も同様である。
図2に示されたボタン(101)(103a-f)は、図3に示すようにフロントパネル部(63)が略水平に配置された開状態でも使用される。この状態で開閉ボタン(101)上にあるタッチパネル(37)のスイッチ領域が押されると、フロントパネル部(63)の姿勢は、図2に示す通常状態に戻る。また、この状態で、6つのボタン(103a-f)の中の1つ(の上にあるスイッチ領域)が押されると、そのボタン(103a-f)に対応したトレイに記録媒体が挿入可能となり、そのトレイに記録媒体が載置されている場合には、その記録媒体が、挿入口(65)から自動的に押し出される。
このように、本実施例のカーナビゲーション装置(1)では、フロントパネル部(63)が略垂直にされた状態に加えて、それが略水平にされた状態でも、タッチパネル(37)が操作される。これら状態間にて、ユーザがLCD(17)を見る視角は大きく変化することから、本実施例のカーナビゲーション装置(1)では、フロントパネル部(63)の姿勢に応じて、LCD(17)に表示された操作用画面の変更が行われる。
図7は、操作用画面の開閉ボタン(101)が押された場合の処理を示すフローチャートである。開閉ボタン(101)が押されると、制御マイコン(5)のCPU(7)は、角度検出部(43)より得られる情報又は信号に基づいて、カーナビゲーション装置(1)が現在閉状態であるか否かを判断する(S1)。角度検出部(43)は、例えば、スライド式の可変抵抗器を含んでおり、この可変抵抗器は、可動フレーム(69)の移動に伴ってその抵抗値が変化するように、本体部(61)の筐体(67)の内面に取り付けられている。CPU(7)は、可変抵抗器の抵抗値を読み出して、フロントパネル部(63)の状態又は姿勢を知り得る。角度検出部(43)は、例えば、スライド式の可変抵抗器ではなく、開状態、つまりフロントパネル部(63)が略水平になるとオンになるスイッチや、モータ(41)に取り付けられたポテンショメータを含んでいてもよく、本発明の実施において、角度検出部(43)の構成や角度の検出方法は特に限定されない。
ステップS1にて閉状態であると判断された場合、CPU(7)は、モータドライバ(39)を通じて、可動フレーム(69)を前方に押し出す方向にモータ(41)を回転させて、フロントパネル部(63)が後倒を開始する(S3)。CPU(7)は、角度検出部(43)の情報又は信号に基づいて、カーナビゲーション装置(1)が開状態になったか否か、つまりフロントパネル部(63)が略水平になったか否かを判断しており(S5)、開状態になると、モータ(41)を停止させる(S7)。ステップS7の後、CPU(7)から描画IC(15)に送られるデータが変更されることにより、以下に述べるように操作用画面の表示色が変更され(S9)、操作用画面に含まれるボタン(101)(103a-f)に枠が付加される(S11)。
図8(a)の左側には、LCD(17)の表示面の上部左端に描画されているボタン(103a)について、閉状態における模様が示されている。ボタン(103a)は、長方形の背景領域(131)と、トレイ番号又はディスク番号を示す数字(133)と、このボタン(103a)が記録媒体に関係していることを示すドーナツ形のアイコン(135)とが描画されて構成されている。ボタン(103a)の背景領域(131)は、LCD(17)の表示面を正面から見た場合に濃いグレーになるように描画されている。また、ボタン(103a)の数字(133)及びアイコン(135)は、LCD(17)の表示面を正面から見た場合に水色になるように描画されている。なお、対応するトレイに記録媒体が載置されていない場合、図8(b)の左側に示すように、アイコン(135)の表示色は黒色にされる(他は図8(a)と同様)。数字(133)の違いを除いて、他のボタン(103b-f)も、ボタン(103a)と同様に描画される。
図8(c)の左側に、開閉ボタン(101)の閉状態における模様を示す。開閉ボタン(101)は、長方形の背景領域(137)と、本体部(61)の前面部の開閉用に用いられることを示す文字列(139)とが描画されて構成されており、背景領域(137)は、先と同様に濃いグレーになるように描画されており、文字列(139)は水色になるように描画されている。なお、操作用画面の背景領域(105)(図2参照)は、LCD(17)の表示面を正面から見た場合に薄いグレーになるように描画されており、項目表示用の文字列「DISK」(107)は、濃いグレーで描画されている。
ステップS9が行われることによって、図8(a)の右側に示すように、対応するトレイに記録媒体がある場合には、ボタン(103a)の数字(133)及びアイコン(135)の表示色は、水色からより視認性の良い白色に変更される。さらに、ステップS11が行われることによって、背景領域(131)を囲む白色の枠(141)が描画されて、ボタン(103a)に付加される。対応するトレイに記録媒体がない場合には、図8(b)の右側に示すように、数字(133)の表示色の変更と枠(141)の付加は行われるが、アイコン(135)の表示色は黒色のままである。なお、開状態にてボタン(103a)が押されて、対応するトレイに記録媒体が載せられると、アイコン(135)の表示色は黒色から白色に変化する。その他のボタン(103b-f)も同様に変化する。
また、図8(c)の右側に示すように、ステップS9によって、開閉ボタン(101)の文字列(139)の表示色は水色から白色に変更され、ステップS11によって、背景領域(137)を囲む白色の枠(143)が開閉ボタン(101)に付加される。また、ステップS9によって、項目表示用の文字列(107)は、濃いグレーから白色に変更される。ボタン(101)(103a-f)の背景領域(131)(137)の表示色と、操作用画面の背景領域(105)の表示色とは、ステップS9にて変更されない。
開状態、つまりフロントパネル部(63)が略水平に配置された状態になると、ユーザは、LCD(17)の表示面を、通常状態よりも視角が大きい状態で見ることになる。ユーザがLCD(17)を見る視角が変化することで、コントラスト変化、着色現象や色反転現象が生じるが、上記のように、コントラストが高まるようにボタン(101)(103a-f)の表示色を一部変更し、さらには、ボタン(101)(103a-f)の領域がより明確になるように枠(141)(143)を付加することで、操作用画面のボタン(101)(103a-f)や項目表示の文字列(107)は、開状態においても明確に識別される。
開状態にて開閉ボタン(101)が押された場合、図7のステップS1にて、カーナビゲーション装置(1)が閉状態でないと判断されて、CPU(7)は、ステップS3の場合と逆方向にモータ(41)を回転させる(S13)。CPU(7)は、カーナビゲーション装置(1)が閉状態になったか否か、つまりフロントパネル部(63)が略垂直になったか否かを判断しており(S15)、閉状態になると、モータ(41)を停止させる(S17)。ステップS17の後、CPU(7)から描画IC(15)に送られるデータが変更されて、ボタン(101)(103a-f)や項目表示の文字列(107)の表示色が閉状態の表示色に戻されて(S19)、さらに、ボタン(101)(103a-f)に付加された枠(141)(143)が削除される(S21)。
上記の実施例では、フロントパネル部(63)の姿勢の変化に伴って、操作用画面の表示色の変更と、ボタン(101)(103a-f)への枠(141)(143)の付加・削除とが行われてるが、何れか一方のみが、例えば操作用画面の表示色の変更のみが行われてもよい。また、上記の実施例では、操作用画面の背景領域(105)やボタン(101)(103a-f)の背景領域(131)(137)は変更されないが、これらも変更されてよく、さらに、操作用画面全体について表示色の変更が行われてもよい。また、上記の実施例では、項目の表示に文字列(103)が用いられているが、図形が用いられてもよい。
本発明の実施において、押下領域を示す図形や項目を示す図形や文字列について表示色の変更が行われる場合、変更された表示色は、LCDが傾いた又は横にされた際に視認され易い原色にされるのが好ましく、特に、白色や黄色等の明るい色にされるのが好ましい。さらに、操作用画面の一部について表示色の変更が行われる場合、表示色が変化しない領域はクレー等の中間色にされるのが好ましい。また、本発明の実施において、押下される領域を示す図形に付加される枠の表示色は、原色にされるのが好ましく、特に、白色や黄色等の明るい色にされるのが好ましい。なお、上記実施例の説明において言及した具体的な表示色は、あくまで例示であることに留意すべきである。
カーナビゲーション装置に本発明を適用した実施例を説明したが、本発明は、例えば、本体部の前面部にミニディスクやメモリスティックが装着される挿入口が設けられたカーオーディオ装置に適用されてもよく、また、車両に搭載される電子機器に限らずに、LCD及びタッチパネルが装着された家庭用のオーディオ機器など(オーディオ機器以外の電子機器、冷蔵庫等を含む)にも広く適用されてよい。また、本発明では、LCD又はフロントパネル部が用いられる姿勢は、3つ以上であってよく、各々の姿勢に応じて、操作用画面の表示色が変更され、枠が付加されてもよい。
上記実施例の説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
(1) カーナビゲーション装置
(5) 制御マイコン
(15) 描画IC
(17) LCD
(25) オーディオ部
(29) チェンジャ
(41) モータ
(43) 角度検出部
(61) 本体部
(63) フロントパネル部
(65) 挿入口
(101) 開閉ボタン
(103a-f) ボタン
(141) 枠
(143) 枠
(5) 制御マイコン
(15) 描画IC
(17) LCD
(25) オーディオ部
(29) チェンジャ
(41) モータ
(43) 角度検出部
(61) 本体部
(63) フロントパネル部
(65) 挿入口
(101) 開閉ボタン
(103a-f) ボタン
(141) 枠
(143) 枠
Claims (8)
- 操作用画面を表示する液晶表示装置と、前記液晶表示装置の表示面に重ねられたタッチパネルとを具えており、前記液晶表示装置は、視角が異なる少なくとも2つの姿勢を取り得る電子機器において、
前記液晶表示装置が、前記2つの姿勢の一方から他方に変化すると、前記操作用画面の少なくとも一部の表示色が変化することを特徴とする電子機器。 - 前記操作用画面は、押下領域又は項目を示す少なくとも1つの図形又は文字列を含んでおり、前記図形又は文字列の少なくとも一部の表示色が変化する、請求項1に記載の電子機器。
- 前記液晶表示装置は、前記他方の姿勢にて前記一方の姿勢よりも傾斜して配置されており、変化する表示色は、前記一方の姿勢にて中間色であり、前記他方の姿勢にて原色である、請求項1又は請求項2に記載の電子機器。
- 前記変化する表示色は、前記他方の姿勢にて白色である、請求項3に記載の電子機器。
- 操作用画面を表示する液晶表示装置と、前記液晶表示装置の表示面に重ねられたタッチパネルとを具えており、前記液晶表示装置は、視角が異なる少なくとも2つの姿勢を取り得る電子機器において、
前記操作用画面は、押下領域を示す少なくとも1つの図形を含んでおり、前記液晶表示装置が、前記2つの姿勢の一方から他方に変化すると、前記図形に枠が付加されることを特徴とする電子機器。 - 前記液晶表示装置は、前記他方の姿勢にて前記一方の姿勢よりも傾斜して配置されており、前記他方の姿勢にて前記枠の表示色は原色である、請求項5に記載の電子機器。
- 前記枠の表示色は白色である、請求項6に記載の電子機器。
- 前記液晶表示装置を収納しており、本体部の前面部側に可動に配置されるフロントパネル部とを具えており、
前記液晶表示装置が前記一方の姿勢にある場合、前記フロントパネル部は、前記前面部を覆うように略垂直に配置されており、前記液晶表示装置が前記他方の姿勢にある場合、前記フロントパネル部は、前記前面部の下部の側方に略水平に配置されている、請求項1乃至7の何れかに記載の電子機器。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2005
- 2005-07-06 JP JP2005197514A patent/JP2007017598A/ja not_active Withdrawn
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