JP4828706B2 - 液晶組成物、液晶表示素子および液晶表示方法 - Google Patents
液晶組成物、液晶表示素子および液晶表示方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶組成物、液晶表示素子およびこの液晶表示素子を使用した液晶表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示素子は、液晶性化合物を含有してなる液晶層に電場を作用させ、当該液晶層中の液晶性化合物の分子配向状態を制御することにより、目的とする画像を表示するものであり、従来、種々の方式のものが知られている。
しかしながら、従来の液晶表示素子は、液晶層に対する電場の作用を継続した状態では、液晶性化合物の分子配向状態が維持されることにより、表示状態が保持されるが、電場の作用を停止すると、液晶性化合物の分子配向状態が維持されず、これにより、表示状態が解除されるものであり、電場の作用を停止した後においても表示状態が保持される液晶表示素子が望まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであって、その第1の目的は、電場が作用されていなくても、液晶性化合物の分子配向状態を安定に保持することができ、しかも、当該液晶性化合物の分子配向状態を変化させることができる液晶組成物を提供することにある。
本発明の第2の目的は、電場の作用が停止されても、表示状態を安定に維持することができ、しかも、表示状態を容易に解除することができる液晶表示素子を提供することにある。
本発明の第3の目的は、電場の作用が停止されても、表示状態を安定に維持することができ、しかも、表示状態を容易に解除することができる液晶表示方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の液晶組成物は、下記式(ii)で表される化合物および下記式(iii )で表される化合物の混合物よりなる液晶性化合物と、ゲル化することによって前記液晶性化合物の配向状態を規制する、分子間水素結合の形成が可能な基およびアルキレン基を1分子中にそれぞれ1個以上有する化合物よりなる液晶配向状態規制剤とを含有してなり、
前記液晶性化合物における等方性液体相および液晶相間の相転移温度が、前記液晶配向状態規制剤によるゲル化温度より高いことを特徴とする。
【化3】
【0005】
本発明の液晶組成物においては、前記液晶配向状態規制剤は、前記液晶性化合物が一方向に配向した状態において、当該液晶性化合物と同方向に配向する繊維状凝集体を形成するものであることが好ましい。
また、前記液晶配向状態規制剤が、下記一般式(1)で表される基を有する化合物よりなることが好ましい。
【0006】
【化4】
【0007】
また、本発明の液晶組成物においては、前記液晶配向状態規制剤が、当該液晶配向状態規制剤および前記液晶性化合物の合計の0.05〜30.0重量%となる割合で含有されていることが好ましい。
【0008】
本発明の液晶表示素子は、上記の液晶組成物よりなる液晶層を有することを特徴とする。
【0009】
本発明の液晶表示方法は、上記の液晶組成物よりなる液晶層に対し、その液晶性化合物が等方性液体相にある状態において、当該液晶層の厚み方向に表示パターンに従って電場を作用させながら、当該液晶性化合物における等方性液体相および液晶相間の相転移温度以下の温度に冷却することにより、当該液晶性化合物を等方性液体相から液晶相に転移させ、この状態で、当該液晶層を液晶配向状態規制剤によるゲル化温度以下の温度に冷却することによってゲル化することを特徴とする。
【0010】
【作用】
本発明の液晶組成物によれば、液晶性化合物における等方性液体相および液晶相間の相転移温度より高い温度に加熱した状態において、電場を作用させながら或いは電場を作用させずに前記相転移温度以下の温度に冷却することにより、液晶性化合物の分子配向状態を制御することができる。そして、液晶配向状態規制剤によるゲル化温度以下の温度に冷却することにより、液晶配向状態規制剤によって、当該液晶組成物の流動性が消失し、液晶性化合物の分子配向状態が規制されるため、電場の作用がなくても、液晶性化合物の分子配向状態を安定に保持することができる。また、液晶組成物を液晶性化合物における等方性液体相および液晶相間の相転移温度より高い温度に再度加熱することにより、光学的に等方性の液体となるため、液晶性化合物の分子配向状態を変化させることができる。
【0011】
本発明の液晶表示素子によれば、液晶性化合物における等方性液体相および液晶相間の相転移温度より高い温度に加熱された液晶層に対して、その厚み方向に表示パターンに従って電場を作用させながら、前記相転移温度以下の温度に冷却することにより、当該液晶性化合物を等方性液体相から液晶相に転移させ、これにより、液晶層には、光透過状態にある部分と光散乱状態にある部分とが形成されて所要の表示パターンが得られる。そして、このような状態にある液晶層を液晶配向状態規制剤によるゲル化温度以下の温度に冷却することによってゲル化することにより、液晶層に形成された表示パターンが固定化される。
而して、液晶層が液晶配向状態規制剤によるゲル化温度以下の温度にある状態においては、液晶性化合物の分子配向状態が、液晶配向状態規制剤分子によって規制されるため、電場の作用を停止した後においても、液晶性化合物の分子配向状態が変化することがなく、従って、液晶層における光透過状態にある部分および光散乱状態にある部分がそのままの状態に維持される結果、表示状態が安定に保持される。
更に、液晶層をその液晶性化合物における等方性液体相および液晶相間の相転移温度より高い温度に再度加熱することにより、表示状態が解除される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
本発明の液晶組成物は、液晶性化合物と、液晶配向状態規制剤とを含有してなるものである。
本発明の液晶組成物における液晶性化合物としては、下記式(ii)で表される化合物および下記式(iii)で表される化合物の混合物が用いられる。
【0013】
【化5】
【0014】
本発明の液晶組成物における液晶配向状態規制剤は、当該液晶組成物をゲル化する機能を有するもの、すなわちゲル化剤としての機能を有するものであって、液晶組成物をゲル化することによってその流動性を実質的に消失させ、これにより、当該液晶組成物中における液晶性化合物の分子配向状態を規制するものである。
このような液晶配向状態規制剤としては、分子間水素結合の形成が可能な基(以下、「水素結合形成基」ともいう。)およびアルキレン基を1分子中にそれぞれ1個以上有する化合物を用いることが好ましく、より好ましくは水素結合形成基およびアルキレン基を1分子中に2個以上有する化合物である。このような液晶配向状態規制剤は、分子間に水素結合が形成されることによって多数の分子が繊維状に凝集してなる繊維状凝集体となり、これにより、液晶性化合物の配向状態を規制すると共に、組成物全体をゲル化してその流動性を実質的に消失させるものである。
ここで、水素結合形成基としては、例えば−NHCO−基、その他の−NH−基と−CO−基との組み合わせからなる基などが挙げられる。また、アルキレン基としては、炭素数が4以上のもの、特に炭素数が6〜20のものを用いることが好ましい。
【0015】
また、液晶配向状態規制剤としては、上記一般式(1)で表される基を有する化合物を用いることが好ましく、より好ましくは上記一般式(1)で表される基を1分子中に1〜10個有する化合物、特に好ましくは上記一般式(1)で表される基を1分子中に1〜4個有する化合物である。
このような液晶配向状態規制剤の好ましい具体例としては、下記式(vi)〜下記式(xi)で表される化合物が挙げられる。
【0016】
【化6】
【0017】
【化7】
【0018】
本発明の液晶組成物においては、上記のような液晶性化合物および液晶配向状態規制剤が含有されるが、液晶性化合物は、その等方性液体相および液晶相間の相転移温度(以下、「液体−液晶相転移温度」ともいう。)が、液晶配向状態規制剤によるゲル化温度より高いものとされる。
ここで、「ゲル化温度」とは、液晶組成物を、当該組成物が液体となる状態にまで加熱した後、この液体の状態の液晶組成物を5℃/minの降温速度で冷却した場合に、当該液晶組成物が液体からゲルに転移した時の温度をいう。
【0019】
具体的には、液晶性化合物における液体−液晶相転移温度をT1 とし、液晶配向状態規制剤によるゲル化温度をT2 としたとき、T1 −T2 の値が5℃以上であることが好ましく、より好ましくは10〜30℃である。T1 −T2 の値が5℃未満である場合には、液晶性化合物が液晶相を示し、かつ、組成物全体が液体状態となる温度範囲が狭いため、液晶性化合物の分子配向状態を制御することが困難となることがある。
また、液晶配向状態規制剤によるゲル化温度は、当該液晶組成物が常温でゲルの状態となるよう適宜設定されるが、好ましくは30℃以上である。
【0020】
本発明の液晶組成物における液晶配向状態規制剤の含有割合は、その種類によって異なるが、液晶配向状態規制剤および液晶性化合物の合計の0.05〜30.0重量%であることが好ましく、より好ましくは0.05〜10.0重量%、さらに好ましくは0.2〜5.0重量%、特に好ましくは0.2〜3.0重量%である。この割合が0.05重量%未満である場合には、当該組成物の流動性が十分に消失せず、液晶性化合物の分子配向状態を規制することが困難となることがある。一方、この割合が30.0重量%を超える場合には、液晶配向状態規制剤によるゲル化温度が高くなりすぎ、液晶性化合物の分子配向状態を制御することが困難となることがある。
【0021】
本発明の液晶組成物における液晶配向状態規制剤は、当該液晶組成物中の液晶性化合物が一方向に配向した状態において、当該液晶性化合物と同方向に配向する繊維状凝集体を形成するものであることが好ましい。このような液晶配向状態規制剤を用いることにより、液晶性化合物が一方向に配向した状態において、当該液晶組成物がゲル化する際に、当該液晶性化合物の分子配向状態に与える影響が少なく、しかも、当該液晶組成物がゲル化した状態では、液晶性化合物の分子配向状態が、当該液晶性化合物と同方向に配向する液晶配向状態規制剤の線状凝集体によって一層安定に保持される。
液晶配向状態規制剤が液晶性化合物と同方向に配向する繊維状凝集体を形成するか否かは、例えば用いられる液晶性化合物との組み合わせによって定まり、液晶性化合物と液晶配向状態規制剤との具体的な組み合わせを例示すると、液晶性化合物「E63」(メルク社製)と上記式(vi)で表される化合物との組み合わせ、液晶性化合物「E63」(メルク社製)と上記式(viii)で表される化合物との組み合わせ、液晶性化合物「E63」(メルク社製)と上記式(ix)で表される化合物との組み合わせ、液晶性化合物「E63」(メルク社製)と上記式(x)で表される化合物との組み合わせ、上記式(ii)で表される液晶性化合物および上記式(iii)で表される液晶性化合物の混合物と上記式(vi)で表される化合物との組み合わせなどが挙げられるが、これらの組み合わせに限定されるものではない。
【0022】
本発明の液晶組成物は、液晶性化合物と、液晶配向状態規制剤とを含有してなり、液晶性化合物における液体−液晶相転移温度T1 が、前記液晶配向状態規制剤によるゲル化温度T2 より高いものであるため、液晶性化合物における液体−液晶相転移温度T1 より高い温度にあるときには、光学的に等方性の液体となり、その液晶配向状態規制剤によるゲル化温度T2 より高く、液晶性化合物における液体−液晶相転移温度T1 以下の温度にあるときは、光学的に異方性を示す液体(液晶)となり、液晶配向状態規制剤によるゲル化温度T2 以下の温度にあるときは、その流動性が実質的に消失することにより、光学的に異方性を示すゲル(液晶ゲル)となる。
【0023】
このような特性を有する本発明の液晶組成物によれば、液晶性化合物における液体−液晶相転移温度T1 より高い温度に加熱した状態において、電場を作用させながら或いは電場を作用させずに液体−液晶相転移温度T1 以下の温度に冷却することにより、液晶性化合物の分子配向状態を制御することができる。そして、液晶配向状態規制剤によるゲル化温度T2 以下の温度に冷却することにより、液晶配向状態規制剤によって、当該液晶組成物の流動性が消失し、液晶性化合物の分子配向状態が規制されるため、電場の作用がなくても、液晶性化合物の分子配向状態を安定に保持することができる。また、液晶組成物を液晶性化合物における液体−液晶相転移温度T1 より高い温度に再度加熱することにより、光学的に等方性の液体となるため、液晶性化合物の分子配向状態を変化させることができる。
【0024】
本発明の液晶表示素子は、上記の液晶組成物よりなる液晶層を有するものであり、その他の具体的な構造は特に限定されず、従来公知の種々の液晶表示素子の構造を採用することができる。
液晶層は、通常、互いに対向して配置された2枚の基板の間に形成されており、これらの2枚の基板の各々には、液晶層に電場を作用させるための電極が設けられている。また、液晶組成物中の液晶性化合物における誘電率異方性が負である場合には、基板の各々の内面には、例えば液晶性化合物分子を厚み方向に配向させるための配向処理が施される。
【0025】
液晶層の厚みは、液晶組成物中の成分種類、液晶表示素子の使用目的等に応じて適宜設定されるが、光散乱状態と光透過状態との間のコントラストが高い液晶層が得られる点で、1〜50μmであることが好ましく、より好ましくは5〜25μmである。
液晶層を形成するための基板は、一方または両方が透明性を有する材料により構成されている。基板を構成する材料は、ガラス板、金属板等の剛直な材料であっても、樹脂フィルム等の柔軟な材料であってもよい。
基板に設けられる電極は、一方または両方が透明性を有する材料により構成されており、このような透明性を有する電極材料としては、ITOを用いることができる。
液晶層は、上記の液晶組成物を、液晶配向状態規制剤よるゲル化温度T2 より高い温度に加熱した状態で、スピンコーター、バーコーター、ロールコーター等の塗布装置によって、基板の表面に塗布することにより形成することができる。
【0026】
本発明の液晶表示素子によれば、液晶層をその液晶性化合物における液体−液晶相転移温度T1 より高い温度に加熱し、液晶性化合物が等方性液体相の状態にある液晶層に対して、その厚み方向に表示パターンに従って電場を作用させながら、当該液晶性化合物における液体−液晶相転移温度T1 以下の温度に冷却することにより、当該液晶性化合物を等方性液体相から液晶相に転移させ、これにより、液晶層には、所要の表示パターンが形成される。そして、このような状態にある液晶層を液晶配向状態規制剤によるゲル化温度T2 以下の温度に冷却することによってゲル化することにより、液晶層に形成された表示パターンが固定化され、以て、目的とする画像が表示される。
以下、液晶性化合物の誘電率異方性が正である液晶層を有する液晶表示素子による表示方法、および液晶性化合物の誘電率異方性が正である液晶層を有する液晶表示素子による表示方法の各々について、具体的に説明する。
【0027】
(1)液晶性化合物の誘電率異方性が正である液晶層を有する液晶表示素子による表示方法:
先ず、図1(イ)に示すように、基板1,2の間に形成された液晶層3を、その液晶性化合物における液体−液晶相転移温度T1 より高い温度に加熱すると、液晶層3中の液晶性化合物は等方性液体相を示すため、液晶性化合物分子4は無秩序に分布した状態となる。一方、液晶配向状態規制剤分子5は、当該液晶配向状態規制剤によるゲル化温度T2 より高い温度にあるため、液晶配向状態規制剤分子5の間に、水素結合形成基による水素結合が形成されることがなく、これにより、液晶層3中に分散した状態となる。
【0028】
このような状態にある液晶層3に対し、基板1,2に設けられた電極(図示省略)によって、形成すべき表示パターンに従って当該液晶層3の厚み方向に電場を作用させながら、当該液晶層3を、液晶性化合物における液体−液晶相転移温度T1 以下であって液晶配向状態規制剤によるゲル化温度T2 より高い温度に冷却する。その結果、液晶層3における電場が作用した部分においては、図1(ロ)に示すように、液晶性化合物分子4が厚み方向に配向した状態で、当該液晶性化合物が等方性液体相から液晶相に転移し、これにより、当該部分においてその厚み方向に光を透過する光透過状態となる。一方、液晶層3における電場が作用していない部分においては、図1(ニ)に示すように、液晶性化合物分子4が無秩序に分布した状態で、当該液晶性化合物が等方性液体相から液晶相に転移し、これにより、当該部分において光を散乱する光散乱状態となる。このようにして、液晶層3に光透過状態にある部分(以下、「光透過部分」ともいう。)と光散乱状態にある部分(以下、「光散乱部分」ともいう。)とが形成され、これにより、所要の表示パターンが形成される。以上において、液晶層3中の液晶配向状態規制剤分子5は、液晶配向状態規制剤によるゲル化温度T2 より高い温度にあるため、液晶層3中に分散した状態のままである。
【0029】
このような状態にある液晶層3を液晶配向状態規制剤によるゲル化温度T2 以下の温度に更に冷却する。その結果、液晶層3における電場が作用した部分においては、厚み方向に配向した液晶性化合物分子4が存在するため、液晶配向状態規制剤分子5の間に水素結合が形成されることにより、図1(ハ)に示すように、厚み方向すなわち液晶性化合物分子4と同方向に配向した状態で、液晶配向状態規制剤分子が繊維状に凝集してなる繊維状凝集体6が形成される。一方、液晶層3における電場が作用していない部分においては、液晶性化合物4が無秩序に分布した状態で存在するため、液晶配向状態規制剤分子5の間に水素結合が形成されることにより、図1(ホ)に示すように、液晶配向状態規制剤分子が繊維状に凝集してなる繊維状凝集体6が無秩序に形成される。このようにして、液晶層3の流動性が消失してゲルとなることにより、当該液晶層3に形成された表示パターンが固定化されて目的とする画像が表示される。
【0030】
而して、液晶層3が液晶配向状態規制剤によるゲル化温度T2 以下の温度にある状態においては、液晶層3における液晶性化合物分子4の配向状態が、液晶配向状態規制剤分子による線状凝集体6によって規制されるため、電場の作用を停止した後においても、液晶性化合物分子4の配向状態が変化することがなく、従って、液晶層3における光透過状態部分(電場が作用された部分)および光散乱状態部分(電場が作用されていない部分)がそのままの状態に維持される結果、表示状態が安定に保持される。
更に、液晶層3をその液晶性化合物における液体−液晶相転移温度T1 より高い温度に加熱することにより、線状凝集体6における液晶配向状態規制剤分子間の水素結合が切断されると共に、液晶化合物が液晶相から等方性液体相に転移する結果、当該液晶層3は、図1(イ)に示す状態、すなわち、液晶配向状態規制剤分子5が分散し、かつ液晶性化合物分子4は無秩序に分布した状態となり、これにより、表示状態が解除される。
【0031】
(2)液晶性化合物の誘電率異方性が負である液晶層を有する液晶表示素子による表示方法:
先ず、図2(イ)に示すように、基板1,2の間に形成された液晶層3を、その液晶性化合物における液体−液晶相転移温度T1 より高い温度に加熱すると、液晶層3中の液晶性化合物は等方性液体相を示すため、液晶性化合物分子4は無秩序に分布した状態となる。一方、液晶配向状態規制剤分子5は、当該液晶配向状態規制剤によるゲル化温度T2 より高い温度にあるため、液晶配向状態規制剤分子5の間に、水素結合形成基による水素結合が形成されることがなく、これにより、液晶層3中に分散した状態となる。
【0032】
このような状態にある液晶層3に対し、基板1,2に設けられた電極(図示省略)によって、形成すべき表示パターンに従って当該液晶層3の厚み方向に電場を作用させながら、当該液晶層3を液晶性化合物における液体−液晶相転移温度T1 以下であって液晶配向状態規制剤によるゲル化温度T2 より高い温度に冷却する。その結果、液晶層3における電場が作用していない部分においては、図2(ロ)に示すように、例えば基板1,2の内面に形成された配向膜(図示省略)によって液晶性化合物分子4が厚み方向に配向した状態で、当該液晶性化合物が等方性液体相から液晶相に転移し、これにより、当該部分においてその厚み方向に光を透過する光透過状態となる。一方、液晶層3における電場が作用した部分においては、図2(ニ)に示すように、液晶性化合物分子4が乱流した状態で、当該液晶性化合物が等方性液体相から液晶相に転移し、これにより、当該部分において光を散乱する光散乱状態(動的散乱状態)となる。このようにして、液晶層3に光透過部分と光散乱部分とが形成され、これにより、所要の表示パターンが形成される。以上において、液晶層3中の液晶配向状態規制剤分子5は、液晶配向状態規制剤によるゲル化温度T2 より高い温度にあるため、液晶層3中に分散した状態のままである。
【0033】
このような状態にある液晶層3を液晶配向状態規制剤によるゲル化温度T2 以下の温度に更に冷却する。その結果、液晶層3における電場が作用していない部分においては、厚み方向に配向した液晶性化合物分子4が存在するため、液晶配向状態規制剤分子5の間に水素結合が形成されることにより、図2(ハ)に示すように、厚み方向すなわち液晶性化合物分子4と同方向に配向した状態で、液晶配向状態規制剤分子が繊維状に凝集してなる繊維状凝集体6が形成される。一方、液晶層3における電場が作用した部分においては、液晶性化合物分子4が乱流状態にあるため、液晶配向状態規制剤分子5の間に水素結合が形成されることにより、図2(ホ)に示すように、液晶配向状態規制剤分子が繊維状に凝集してなる繊維状凝集体6が無秩序に形成される。このようにして、液晶層3の流動性が消失してゲルとなることにより、当該液晶層3に形成された表示パターンが固定化されて目的とする画像が表示される。
【0034】
而して、液晶層3が液晶配向状態規制剤によるゲル化温度T2 以下の温度にある状態においては、液晶層3における液晶性化合物分子4の配向状態が、液晶配向状態規制剤分子による線状凝集体6によって規制されるため、電場の作用を停止した後においても、液晶性化合物分子4の配向状態が変化することがなく、従って、液晶層3における光透過部分(電場が作用されていない部分)および光散乱部分(電場が作用された部分)が維持される結果、表示状態が安定に保持される。
更に、液晶層3をその液晶性化合物における液体−液晶相転移温度T1 より高い温度に加熱することにより、線状凝集体6における液晶配向状態規制剤分子間の水素結合が切断されると共に、液晶化合物が液晶相から等方性液体相に転移する結果、当該液晶層3は、図2(イ)に示す状態、すなわち、液晶配向状態規制剤分子5が分散し、かつ液晶性化合物分子4は無秩序に分布した状態となり、これにより、表示状態が解除される。
【0035】
【実施例】
以下、本発明の具体的な実施例について説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0036】
〈実施例1〉
メルク社製の液晶性化合物「E63」(液体−液晶相転移温度T1 が87℃で、誘電率異方性が正である液晶性化合物)99.0重量部および上記式(iv)で表される化合物1.0重量部を、メチレンクロライド中に室温で溶解した。この溶液をドラフト内で風乾することにより、メチレンクロライドを蒸発させ、以て、ゲル状態の液晶組成物を調製した。この液晶組成物のゲル化温度T2 を測定したところ、58℃であった。
それぞれITO膜よりなる透明電極が設けられた2枚のガラス製の基板を用意し、一方の基板の一面に、加熱されて液体状態にある液晶組成物を塗布し、他方の基板を重ね合わせて固定することにより、厚みが16μmの液晶層を有する液晶表示素子を作製した。
【0037】
〈実施例2〉
実施例1において、液晶性化合物「E63」の使用量を98.0重量部に変更し、上記式(iv)で表される化合物の使用量を2.0重量部に変更したこと以外は液晶組成物を調製し、液晶表示素子を作製した。液晶組成物のゲル化温度を測定したところ、59℃であった。
【0038】
〈実施例3〉
実施例1において、上記式(iv)で表される化合物の代わりに、上記式(viii)で表される化合物を用いたこと以外は同様にして液晶組成物を調製し、液晶表示素子を作製した。液晶組成物のゲル化温度を測定したところ、64℃であった。
【0039】
〈実施例4〉
実施例1において、上記式(iv)で表される化合物の代わりに、上記式(ix)で表される化合物を用いたこと以外は同様にして液晶組成物を調製し、液晶表示素子を作製した。液晶組成物のゲル化温度を測定したところ、40℃であった。
【0040】
〈実施例5〉
実施例1において、上記式(iv)で表される化合物の代わりに、上記式(x)で表される化合物を用いたこと以外は同様にして液晶組成物を調製し、液晶表示素子を作製した。液晶組成物のゲル化温度を測定したところ、69℃であった。
【0041】
〈実施例6〉
実施例1において、液晶性化合物「E63」99.0重量部の代わりに、上記式(ii)で表される化合物(誘電率異方性が負である液晶化合物)44.5重量部および上記式(iii)で表される化合物(誘電率異方性が負である液晶化合物)44.5重量部の混合物を用いたこと以外は、実施例1と同様にして液晶組成物を調製し、この液晶組成物を用い、基板として内面に配向処理が施されたものを用いたこと以外は同様にして液晶表示素子を作製した。上記の液晶性化合物の混合物における液体−液晶相転移温度T1 を測定したところ、53℃であり、液晶組成物のゲル化温度を測定したところ、49℃であった。
【0042】
〔液晶表示素子の評価〕
実施例1〜6に係る液晶表示素子について、以下のような評価を行った。
(1)液晶層を、その液晶性化合物における液体−液晶相転移温度T1 より高い温度に加熱し、次いで、10℃/minの降温速度で室温まで冷却し、その後、液晶層の全光線透過率を測定した。また、この状態で、液晶表示素子を10日間放置し、液晶層の全光線透過率の変化の状態を調べた。
(2)液晶層を、その液晶性化合物における液体−液晶相転移温度T1 より高い温度に加熱し、次いで、液晶層に周波数が300Hzで50Vの交流電圧を印加しながら、当該液晶層を10℃/minの降温速度で室温まで冷却し、交流電圧の印加を停止した後、液晶層の全光線透過率を測定した。また、この状態で、液晶表示素子を10日間放置し、液晶層の全光線透過率の変化の状態を調べた。
以上、結果を表1に示す。
【0043】
【表1】
【0044】
表1の結果から明らかなように、実施例1〜実施例6に係る液晶組成物によれば、その液晶性化合物における液体−液晶相転移温度T1 より高い温度に加熱した状態で、電場を作用させながら或いは電場を作用させずに冷却することにより、液晶性化合物の分子配向状態を制御することができ、しかも、液晶性化合物の分子配向状態が長期間にわたって安定に保持されることが確認された。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の液晶組成物によれば、電場が作用されていなくても、液晶性化合物の分子配向状態を安定に保持することができ、しかも、当該液晶性化合物の分子配向状態を変化させることができる。
本発明の液晶表示素子によれば、電場の作用が停止されても、表示状態を安定に維持することができ、しかも、表示状態を容易に解除することができる。
本発明の液晶表示方法によれば、電場の作用が停止されても、表示状態を安定に維持することができ、しかも、表示状態を容易に解除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】液晶性化合物の誘電率異方性が正である液晶層における温度変化による状態の変化を模式的に示す説明図である。
【図2】液晶性化合物の誘電率異方性が負である液晶層における温度変化による状態の変化を模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
1,2 基板
3 液晶層
4 液晶性化合物分子
5 液晶配向状態規制剤分子
6 繊維状凝集体
Claims (6)
- 液晶配向状態規制剤は、液晶性化合物が一方向に配向した状態において、当該液晶性化合物と同方向に配向する繊維状凝集体を形成するものであることを特徴とする請求項1に記載の液晶組成物。
- 液晶配向状態規制剤が、当該液晶配向状態規制剤および液晶性化合物の合計の0.05〜30.0重量%となる割合で含有されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の液晶組成物。
- 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の液晶組成物よりなる液晶層を有することを特徴とする液晶表示素子。
- 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の液晶組成物よりなる液晶層に対し、その液晶性化合物が等方性液体相にある状態において、当該液晶層の厚み方向に表示パターンに従って電場を作用させながら、当該液晶性化合物における等方性液体相および液晶相間の相転移温度以下の温度に冷却することにより、当該液晶性化合物を等方性液体相から液晶相に転移させ、この状態で、当該液晶層を液晶配向状態規制剤によるゲル化温度以下の温度に冷却することによってゲル化することを特徴とする液晶表示方法。
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