JP4826869B2 - エアバッグ及びエアバッグ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等の乗員を保護するためのエアバッグに関するものであり、例えば助手席用エアバッグとして好適に用いられるエアバッグに関する。詳しくは、エアバッグ内の後部と前面部とを連結片によって連結したエアバッグに関する。また、本発明は、このエアバッグを備えたエアバッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
助手席用エアバッグ内に、エアバッグ後部とエアバッグ前面部とを連結する連結片を配置することがある(特開平10−315892号公報)。同号公報のエアバッグにあっては、連結片(同号公報ではテザーと称している。)の後端がエアバッグのガス流入口の周縁に縫合され、連結片の前端がエアバッグ前面部に縫合されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の如く、連結片(テザー)の前端をエアバッグ前面部に縫合した場合、この縫合の縫目がエアバッグ前面部に露出することになり、エアバッグ前面部の平滑性が損なわれる。
【0004】
本発明は、エアバッグ後部とエアバッグ前面部とを連結する連結片を有するエアバッグにおいて、エアバッグ前面部の外面を平滑なものとすることを目的とする。
【0005】
また、本発明は、縫合等の結合が容易なエアバッグを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のエアバッグは、後部にガス導入口(32)を有したエアバッグであって、該エアバッグの前面部と該後部とを連結する連結片(4)が該エアバッグ内に配置されているエアバッグにおいて、該エアバッグは、該ガス導入口(32)を有したリアパネル(30)と、該前面部を構成するように結合された複数枚のフロントパネル(10,20又は20A)とによって外殻が構成されており、一部の該フロントパネル(10,20又は20A)からエアバッグ内部に延長片(12又は70)が延出されており、該延長片(12又は70)とエアバッグ後部とがミッドパネル(40)によって連結され、該延長片(12又は70)とミッドパネル(40)とによって前記連結片(4)が構成されており、該フロントパネル(10,20又は20A)は、該前面部の上部側を構成するフロントアッパーパネル(10)と、該前面部の下部側を構成するフロントロワーパネル(20又は20A)とからなり、該フロントアッパーパネル(10)及びフロントロワーパネル(20又は20A)の一方は、本体部(11又は71)と、該本体部(11又は71)に一体の前記延長片(12又は70)とからなるものであり、該本体部(11又は71)と延長片(12又は70)との境界部(L 1 又はL 2 )に対しフロントアッパーパネル(10)及びフロントロワーパネル(20又は20A)の他方の辺部が結合されており、該フロントアッパーパネル(10)は、該本体部(11)の上辺からトップ部(13)が張り出し、該本体部(11)の両側辺からそれぞれサイド部(14,15)が張り出しており、該トップ部(13)と各サイド部(14,15)との間は、それぞれ、L字形に切り欠かれた形状の切欠部(16,17)となっており、該切欠部(16,17)の辺縁は、それぞれ、該トップ部(13)の両側辺(13a,13b)と、各サイド部(14,15)の上辺(14a,15a)とからなり、一方の該切欠部(16)に臨むサイド部(14)の上辺(14a)とトップ部(13)の側辺(13a)とがミシン目(46)により縫合され、他方の該切欠部(17)に臨むサイド部(15)の上辺(15a)とトップ部(13)の側辺(13b)とがミシン目(47)により縫合されており、該フロントロワーパネル(20又は20A)は、本体部(71)の両側辺からそれぞれサイド部(72,73)が張り出したものであり、該フロントロワーパネル(20又は20A)の本体部(71)及び両サイド部(72,73)の上辺(20a又はL 2 ,72a,73a)と、該フロントアッパーパネル(10)の本体部(11)及び両サイド部(14,15)の下辺(L 1 又は11a,14b,15b)とがミシン目(25)により縫合されており、前記リアパネル(30)は、上辺(30a)、下辺(30b)及び1対の側辺(30c,30d)を有し、該上辺(30a)の幅が下辺(30b)の幅よりも大きい台形状のものであり、該上辺(30a)の中央部には、該下辺(30b)側へ凹んだ切込部(31)が設けられており、該切込部(31)は、該上辺(30a)に略直角に交わる1対の切込部側辺(31a,31b)と、該切込部側辺(31a,31b)同士を結ぶ切込部底辺(31c)とを有した方形状となっており、該切込部底辺(31c)よりも該リアパネル(30)の下辺(30b)側に前記ガス導入口(32)が設けられており、該リアパネル(30)は、該切込部(31)の両側の上辺(30a,30a)同士がミシン目(48)により縫合され、該切込部側辺(31a,31b)と該切込部底辺(31c)とがミシン目(49)により縫合されており、該リアパネル(30)と前記ミッドパネル(40)とがミシン目(45a,45b)により縫合されており、該ミッドパネル(40)と前記延長片(12又は70)とがミシン目(56)により縫合されており、該フロントアッパーパネル(10)の該トップ部(13)がエアバッグの上面側に回り込み、該フロントアッパーパネル(10)の両サイド部(14,15)と、該フロントロワーパネル(20又は20A)の両サイド部(72,73)とがエアバッグの側面側に回り込んでおり、該フロントアッパーパネル(10)の該トップ部(13)の先端辺(13c)がエアバッグの上面部において該リアパネル(30)の側辺(30c,30d)の上部にミシン目(50)により縫合されており、該フロントアッパーパネル(10)の一方のサイド部(14)の先端辺(14c)及び該フロントロワーパネル(20又は20A)の一方のサイド部(72)の先端辺(20c又は72b)がそれぞれエアバッグの一方の側面において該リアパネル(30)の一方の側辺(30c)にミシン目(51,52)により縫合されており、該フロントアッパーパネル(10)の他方のサイド部(15)の先端辺(15c)及び該フロントロワーパネル(20又は20A)の他方のサイド部(73)の先端辺(20d又は73b)がそれぞれエアバッグの他方の側面において該リアパネル(30)の他方の側辺(30d)にミシン目(53,54)により縫合されており、該フロントロワーパネル(20又は20A)の下辺(20b又は71a)がエアバッグの下部において該リアパネル(30)の下辺(30b)にミシン目(55)により縫合されており、該フロントアッパーパネル(10)、フロントロワーパネル(20又は20A)及びリアパネル(30)の各部を縫合した前記ミシン目(25,46〜55)のうち、前記切込部側辺(31a,31b)と切込部底辺(31c)とを縫合したミシン目(49)は該エアバッグの外側に配置されており、それ以外のミシン目(25,46〜48,50〜55)は該エアバッグの内側に配置されており、該エアバッグを縫製するに当っては、該フロントアッパーパネル(10)とフロントロワーパネル(20又は20A)とを前記ミシン目(25)により縫合し、また、該リアパネル(30)と前記ミッドパネル(40)とを前記ミシン目(45a,45b)により縫合し、次に、該フロントアッパーパネル(10)及びフロントロワーパネル(20又は20A)の連結体よりなる前記フロントパネル(10,20又は20A)と、該リアパネル(30)とを、それらのエアバッグ外側面同士を対面させて重ね合わせ、前記切込部側辺(31a,31b)と切込部底辺(31c)とを縫合する前記ミシン目(49)以外のミシン目(46〜48,50〜55)による縫合を行い、これにより裏返し状のエアバッグ中間縫製体を形成し、次に、該ミッドパネル(40)と前記延長片(12又は70)とを前記ミシン目(56)により縫合し、次に、未縫合の該切込部側辺(31a,31b)と切込部底辺(31c)とにより囲まれた開放部分を通して該エアバッグ中間縫製体を反転させ、その後、該切込部側辺(31a,31b)と切込部底辺(31c)とを前記ミシン目(49)により縫合したものであることを特徴とするものである。
【0007】
かかるエアバッグにあっては、連結片は、ミッドパネルと延長片とからなり、この延長片はフロントパネルから延出しているため、ミッドパネルと延長片との連結部分はエアバッグ前面部から離隔しており、エアバッグ前面部には全く露出しない。そのため、エアバッグ前面部(外面)は平滑である。本発明では、複数枚のフロントパネル同士の連結部分は、少なくともエアバッグ前面部ではエアバッグ内部に配置されている。
【0008】
本発明では、フロントパネルは、フロントアッパーパネルとフロントロワーパネルとからなり、該フロントアッパーパネル及びフロントロワーパネルの一方は、本体部と、該本体部に一体の前記延長片とからなるものであり、該本体部と延長片との境界部に対しフロントアッパーパネル及びフロントロワーパネルの他方の辺部が結合されている。このように2枚のフロントパネルを用いたことにより、枚数が必要最小限であり、縫合コストも低い。
【0009】
この延長片に開口を設けることにより、エアバッグ内部の延長片の両側の室同士が連通される。
【0010】
この境界部に対しフロントアッパーパネル及びフロントロワーパネルの他方を結合することにより、延長片がエアバッグ内部に延出する。この結合部分をエアバッグ内側とすることにより、結合部分からエアバッグ前面部の外面に露出しない。
【0011】
本発明では、フロントアッパーパネルの上辺側のトップ部及び両側辺のサイド部と、フロントロワーパネルの両側辺のサイド部とがエアバッグの側面側に回り込んでおり、該フロントアッパーパネルのトップ部がエアバッグの上面部において前記リアパネルに結合されており、該フロントアッパーパネルのサイド部とフロントロワーパネルのサイド部とが、エアバッグの側面において前記リアパネルに結合されており、フロントロワーパネルの下辺部がエアバッグの下部において前記リアパネルに結合されている構成とし、リアパネルとフロントアッパーパネル及びフロントロワーパネルとの結合部分がエアバッグ前面部には配置されないようにする。
【0012】
本発明では、上記の結合を縫合により行うと共に、リアパネルの縫い残し部分よりエアバッグを反転させることにより、縫合部分をエアバッグ内部に配置してエアバッグ外面を平滑にする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0014】
第1図(a)は本発明の実施の形態に係る自動車の助手席用エアバッグの膨張状態における斜視図、第1図(b)は第1図(a)のB−B線に沿う断面図、第2図はこのエアバッグの分解斜視図、第3〜10図はこのエアバッグの製作手順を示す一連の斜視図である。
【0015】
この助手席用エアバッグ1は、フロントアッパーパネル10と、フロントロワーパネル20と、リアパネル30とによって外殻が構成され、内部にミッドパネル40が配置されている。
【0016】
第3,4図の通り、フロントアッパーパネル10は、本体部11と該本体部11の一辺から延出する延長片12とを有している。この本体部11の該一辺と対向する辺からはトップ部13が張り出し、該一辺に連なる両側辺からはサイド部14,15が張り出している。サイド部14,15とトップ部13との間は略L字形に切り欠かれた形状の切欠部16,17となっている。この切欠部16,17の辺縁は、トップ部13の側辺13a,13bと、サイド部14,15の上辺14a,15aとからなる。13cはトップ部13の先端辺を示す。
【0017】
本体部11の幅は延長片12の幅よりも大きく、サイド部14,15は延長片12よりも側方に張り出している。符号14b,15bはサイド部14,15の下辺を示し、14c,15cはサイド部14,15の先端辺を示す。L1は該下辺14b,15bを結ぶ線分を示す。
【0018】
12a,12bは延長片12の側辺を示し、12cは延長片12の下辺を示す。延長片12には開口18が設けられている。
【0019】
フロントロワーパネル20は、上辺20a、下辺20b及び1対の側辺20c,20dを有した台形形状のものである。上辺20aの長さは、本体部11の下端の幅寸法に合致する。
【0020】
このフロントロワーパネル20の上辺20aがフロントアッパーパネル10の線分L1及びサイド部下辺14b,15bに重ね合わされ、縫合される。第1図(b)の符号25はこの縫合のミシン目を示す。
【0021】
第5図の通り、リアパネル30は、上辺30a、下辺30b及び1対の側辺30c,30dを有した略々台形状のものである。上辺30aの中央部には方形の切込部31が設けられている。31a,31bは上辺30aに略直角に交わる切込部側辺を示す。31cは、これらの切込部側辺31a,31b同士を結ぶ切込部底辺を示す。
【0022】
このリアパネル30には、この切込部31近傍にガス導入口32が設けられている。また、側辺30c,30dの近傍にそれぞれベントホール33が設けられている。このベントホール33の周囲には、円環状の補強布34が縫合されている。
【0023】
ミッドパネル40は、上辺40a、下辺40b及び1対の側辺40c,40dを有した略方形のものであり、前記ガス導入口32と同一大きさのガス導入口42を備えている。なお、このミッドパネルは防炎布よりなることが好ましい。
【0024】
リアパネル30とミッドパネル40とは、上辺30a,40aを平行にし、ガス導入口32,42同士が重なるように、且つミッドパネル40の下辺40b側がリアパネル30の下辺30b側となるように重ね合わされ、該ミッドパネル40の上辺40aと平行なミシン目45a又は45bによって縫合されている。このミシン目45a,45bは、ガス導入口32と切込部底辺31cとの間を上辺30a,40aと平行方向に延在している。
【0025】
第7〜9図に明示の通り、フロントアッパーパネル10のサイド部上辺14aとトップ部側辺13aとが縫合されている。なお、符号46がこの縫合のミシン目を示す。
【0026】
サイド部上辺15aとトップ部側辺13bとが縫合されている。なお、符号47がこの縫合のミシン目を示す。
【0027】
リアパネル30は、切込部31の両側の上辺30a,30a同士がミシン目48により縫合され、切込部側辺31a,31bと切込部底辺31cとがミシン目49(第10図(b))によって縫合されている。
【0028】
フロントアッパーパネル10のトップ部13の先端辺13cとリアパネル30の側辺30c,30dの上部(上辺30aの近傍部分。エアバッグの上面に配置される部分。)とがミシン目50(第1図(b)、第8,9図)によって縫合される。フロントアッパーパネル10のサイド部14の先端辺14cとリアパネル30の側辺30cとがミシン目51によって縫合されている。
【0029】
フロントロワーパネル20の側辺20cがリアパネル30の側辺30cとミシン目52(第6〜9図)によって縫合されている。フロントアッパーパネル10のサイド部15の先端辺15cと側辺30dとがミシン目53(第8図)によって縫合されている。フロントロワーパネル20の側辺20dとリアパネル30の側辺30dとがミシン目54(第6図)によって縫合されている。
【0030】
リアパネル30の下辺30bとフロントロワーパネル20の下辺20bとがミシン目55(第1図(b)、第6〜9図)によって縫合されている。
【0031】
ミッドパネル40の下辺40bと延長片12の下辺12cとがミシン目56(第1図(b))によって縫合されている。
【0032】
第1図の通り、エアバッグ1の後端部の縫合のミシン目49を除いて、他の縫合のミシン目46〜48,50〜55はいずれもエアバッグ1の内側に配置されている。このため、このエアバッグ1の前面部及び両側面はミシン目が露出せず、平滑である。
【0033】
第1図の通り、このエアバッグ1のガス導入口32,42がコンテナ60に連結される。このコンテナ60にはインフレータ61が設けられている。エアバッグ1は折り畳まれてコンテナ60内に収容され、リッド(図示略)が被装される。第1図の通り、ミッドパネル40とフロントアッパーパネル10の延長片12よりなる連結片4の幅は、エアバッグ1が展開したときのエアバッグ本体の幅と略等しいか、それより大きくなるように形成されている。
【0034】
インフレータ61が作動すると、その噴出ガスによってエアバッグ1がリッドを押し開けながら膨張する。エアバッグ1は、ミッドパネル40及び延長片12よりなる連結片4の上側の室2がまず膨張し、次いでガスが開口18を通って下側の室3に流入して該室3を膨張させる。
【0035】
エアバッグ1の前面部と後部とは連結片4によって連結されているので、エアバッグ1の前面部が過度に乗員に向って突き出すことがない。このエアバッグ1に乗員が突っ込んできた場合、ガスは、下側の室3側に配置されているベントホール33から流出し、衝撃が吸収される。
【0036】
次に、このエアバッグ1の縫製手順について説明する。
【0037】
まず、第3,4図の通り、フロントアッパーパネル10とフロントロワーパネル20とをミシン目25によって縫合しておく。また、第5図の通り、リアパネル30とミッドパネル40とをミシン目45a,45bによって縫合しておく。
【0038】
次に、第6図の如く、フロントアッパーパネル10及びフロントロワーパネル20の結合体よりなるフロントパネルと、リアパネル30とを、それらの外側面(エアバッグ製品となった場合の外面)同士を対面させて重ね合わせ、フロントロワーパネル20とリアパネル30とをミシン目52,54,55によって縫合する。
【0039】
次に、第7図(a)の通り、フロントアッパーパネル10の切欠部16,17の1対の直交する側辺13a,14a及び13b,15aを重ね合わせ、第7図(b)の通りミシン目46,47で縫合する。また、リアパネル30の上辺30a,30aを重ね合わせ、ミシン目48で縫合する。
【0040】
次いで、第8図の通り、フロントアッパーパネル10とリアパネル30とをミシン目50,51,53によって縫合する。さらに、第9図の通り、ミッドパネル40の下辺40bと延長片12の下辺12cとをミシン目56によって縫合する。
【0041】
これによって、エアバッグが裏返し状にて縫製された状態となる。この状態では、切込部側辺31a,31bと切込部底辺31cとは縫合されておらず、開放状態となっている。そこで、第9図の通り、この開放部分を通してエアバッグを反転させる。これにより、第10図(a)の状態となる。そこで、この開放部分の切込部側辺31a,31bを切込部底辺31cに対しミシン目49により縫合する。これによりエアバッグが完成する。
【0042】
上記実施の形態では、フロントアッパーパネル10に延長片12が設けられているが、第11図のように、フロントロワーパネル20Aに延長片70を設け、フロントアッパーパネル10Aには延長片を設けない構成としてもよい。
【0043】
このフロントロワーパネル20Aは、本体部71に対し延長片70が連なっている。本体部71の両側辺にはサイド部72,73が張り出しており、その先端辺72b,73bがリアパネルに縫合される。サイド部72,73の上辺72a,73aがフロントアッパーパネル10Aのサイド部14,15の下辺14b,15bに縫合される。
【0044】
延長片70は、1対の側辺70a,70bと先端辺70cとを有した略方形のものであり、先端辺70cがミッドパネルに縫合される。延長片70には開口74が設けられている。フロントアッパーパネル10Aの下辺11aがフロントロワーパネル20Aの線分L2部分に縫合される。この縫合のミシン目はエアバッグの内側に配置される。
【0045】
本発明では、第12図(a),(b)のエアバッグ1Aの如く、ミッドパネル80がコンテナ60よりも後端側から前方へ折り返される構成としてもよい。このミッドパネル80は防炎布又は補強布よりなるものであり、基部81付近にガス導入口82が設けられている。このミッドパネル80は、このガス導入口82の周囲がミシン目45Aによってリアパネル30に縫合されている。
【0046】
ミッドパネル80は、1対の長側辺80b,80dを有した帯状のものであり、その辺部80cがミシン目56Aにより延長片12の下辺12cに縫合されている。この実施の形態では、インフレータ61からのガスが防炎布よりなるミッドパネル80に当たるようになり、リアパネル30の上面部には直接に当たらない。
【0047】
上記実施の形態では、インフレータ61からのガスはミッドパネル80によって案内されてエアバッグ1Aの下側の室3内に導入される。そのため、エアバッグ1Aは、まず室3が膨張し、次いで、ガスが延長片12の開口18を通って上側の室2内に流入することにより、該室2が膨張する。この実施の形態では、エアバッグ本体に設けられるベントホール33は、リアパネル30の側面の上部寄りに、即ち室2側に配置するのが好ましい。
【0048】
本発明では、第13図のように、ミッドパネル40と延長片12とを、それらの辺部12c,40bから少し離れた位置にてミシン目56Bにより縫合してもよい。このようにすると、ミッドパネル40と延長片12との合計の長さが短かくなり、エアバッグ1Bの前面部の中央が後部側(エアバッグ内部側)に引っ込んだ構成となる。
【0049】
本発明では、第14図のエアバッグ1Cの通り、ベントホール33の周囲に延環状の補強布34Aを縫合すると共に、この補強布34Aから延出した耳部90と延長片12とを縫合してもよい。このようにすると、エアバッグの膨張時の横幅方向への過大な膨らみ出しが規制される。
【0050】
上記実施の形態はいずれも本発明の一例であり、本発明は図示の形態に限定されるものではない。本発明は、助手席用エアバッグ以外の各種エアバッグにも適用できる。
【0051】
【発明の効果】
以上詳述した通り、本発明のエアバッグにあっては、エアバッグ後部とエアバッグ前面部とを連結する連結片が、エアバッグの複数枚のフロントパネルの一部からエアバッグ内に延出した延長片と、エアバッグ内に配置されたミッドパネルとを連結してなるものであり、エアバッグ前面部にこの連結片の結合部分が露出せず、しかも、複数枚のフロントパネルの連結部分もエアバッグ前面部ではエアバッグ内部に配置されているので、エアバッグ前面部の外面を著しく平滑なものとすることができる。
【0052】
また、本発明によると、エアバッグ製作時の各パネルを縫合により結合する場合、すべて平面縫製となるため、縫製をきわめて容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る自動車の助手席用エアバッグの斜視図及び断面図である。
【図2】第1図のエアバッグの分解斜視図である。
【図3】第1図のエアバッグの製作手順を示す斜視図である。
【図4】第1図のエアバッグの製作手順を示す斜視図である。
【図5】第1図のエアバッグの製作手順を示す斜視図である。
【図6】第1図のエアバッグの製作手順を示す斜視図である。
【図7】第1図のエアバッグの製作手順を示す斜視図である。
【図8】第1図のエアバッグの製作手順を示す斜視図である。
【図9】第1図のエアバッグの製作手順を示す斜視図である。
【図10】第1図のエアバッグの製作手順を示す斜視図である。
【図11】本発明の別の実施の形態に係るエアバッグの要部分解斜視図である。
【図12】本発明のさらに別の実施の形態に係るエアバッグの断面図及び要部分解斜視図である。
【図13】本発明の異なる実施の形態に係るエアバッグの断面図及び要部分解斜視図である。
【図14】本発明のさらに異なる実施の形態に係るエアバッグの斜視部分断面図である。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C エアバッグ
2,3 室
4 連結片
10,10A フロントアッパーパネル
11 本体部
12 延長片
13 トップ部
14,15 サイド部
18 開口
20,20A フロントロワーパネル
30 リアパネル
32 ガス導入口
33 ベントホール
34,34A 補強布
40 ミッドパネル
42 ガス導入口
46,47,48,49,50,51,52,53,54,55,56,56A,56B ミシン目
60 コンテナ
61 インフレータ
70 延長片
71 本体部
72,73 サイド部
80 ミッドパネル
81 基部
82 ガス導入口
90 耳部
Claims (7)
- 後部にガス導入口(32)を有したエアバッグであって、該エアバッグの前面部と該後部とを連結する連結片(4)が該エアバッグ内に配置されているエアバッグにおいて、
該エアバッグは、該ガス導入口(32)を有したリアパネル(30)と、該前面部を構成するように結合された複数枚のフロントパネル(10,20又は20A)とによって外殻が構成されており、
一部の該フロントパネル(10,20又は20A)からエアバッグ内部に延長片(12又は70)が延出されており、
該延長片(12又は70)とエアバッグ後部とがミッドパネル(40)によって連結され、該延長片(12又は70)とミッドパネル(40)とによって前記連結片(4)が構成されており、
該フロントパネル(10,20又は20A)は、該前面部の上部側を構成するフロントアッパーパネル(10)と、該前面部の下部側を構成するフロントロワーパネル(20又は20A)とからなり、
該フロントアッパーパネル(10)及びフロントロワーパネル(20又は20A)の一方は、本体部(11又は71)と、該本体部(11又は71)に一体の前記延長片(12又は70)とからなるものであり、
該本体部(11又は71)と延長片(12又は70)との境界部(L 1 又はL 2 )に対しフロントアッパーパネル(10)及びフロントロワーパネル(20又は20A)の他方の辺部が結合されており、
該フロントアッパーパネル(10)は、該本体部(11)の上辺からトップ部(13)が張り出し、該本体部(11)の両側辺からそれぞれサイド部(14,15)が張り出しており、該トップ部(13)と各サイド部(14,15)との間は、それぞれ、L字形に切り欠かれた形状の切欠部(16,17)となっており、該切欠部(16,17)の辺縁は、それぞれ、該トップ部(13)の両側辺(13a,13b)と、各サイド部(14,15)の上辺(14a,15a)とからなり、
一方の該切欠部(16)に臨むサイド部(14)の上辺(14a)とトップ部(13)の側辺(13a)とがミシン目(46)により縫合され、他方の該切欠部(17)に臨むサイド部(15)の上辺(15a)とトップ部(13)の側辺(13b)とがミシン目(47)により縫合されており、
該フロントロワーパネル(20又は20A)は、本体部(71)の両側辺からそれぞれサイド部(72,73)が張り出したものであり、該フロントロワーパネル(20又は20A)の本体部(71)及び両サイド部(72,73)の上辺(20a又はL 2 ,72a,73a)と、該フロントアッパーパネル(10)の本体部(11)及び両サイド部(14,15)の下辺(L 1 又は11a,14b,15b)とがミシン目(25)により縫合されており、
前記リアパネル(30)は、上辺(30a)、下辺(30b)及び1対の側辺(30c,30d)を有し、該上辺(30a)の幅が下辺(30b)の幅よりも大きい台形状のものであり、該上辺(30a)の中央部には、該下辺(30b)側へ凹んだ切込部(31)が設けられており、該切込部(31)は、該上辺(30a)に略直角に交わる1対の切込部側辺(31a,31b)と、該切込部側辺(31a,31b)同士を結ぶ切込部底辺(31c)とを有した方形状となっており、該切込部底辺(31c)よりも該リアパネル(30)の下辺(30b)側に前記ガス導入口(32)が設けられており、
該リアパネル(30)は、該切込部(31)の両側の上辺(30a,30a)同士がミシン目(48)により縫合され、該切込部側辺(31a,31b)と該切込部底辺(31c)とがミシン目(49)により縫合されており、
該リアパネル(30)と前記ミッドパネル(40)とがミシン目(45a,45b)により縫合されており、
該ミッドパネル(40)と前記延長片(12又は70)とがミシン目(56)により縫合されており、
該フロントアッパーパネル(10)の該トップ部(13)がエアバッグの上面側に回り込み、該フロントアッパーパネル(10)の両サイド部(14,15)と、該フロントロワーパネル(20又は20A)の両サイド部(72,73)とがエアバッグの側面側に回り込んでおり、
該フロントアッパーパネル(10)の該トップ部(13)の先端辺(13c)がエアバッグの上面部において該リアパネル(30)の側辺(30c,30d)の上部にミシン目(50)により縫合されており、
該フロントアッパーパネル(10)の一方のサイド部(14)の先端辺(14c)及び該フロントロワーパネル(20又は20A)の一方のサイド部(72)の先端辺(20c又は72b)がそれぞれエアバッグの一方の側面において該リアパネル(30)の一方の側辺(30c)にミシン目(51,52)により縫合されており、
該フロントアッパーパネル(10)の他方のサイド部(15)の先端辺(15c)及び該フロントロワーパネル(20又は20A)の他方のサイド部(73)の先端辺(20d又は73b)がそれぞれエアバッグの他方の側面において該リアパネル(30)の他方の側辺(30d)にミシン目(53,54)により縫合されており、
該フロントロワーパネル(20又は20A)の下辺(20b又は71a)がエアバッグの下部において該リアパネル(30)の下辺(30b)にミシン目(55)により縫合されており、
該フロントアッパーパネル(10)、フロントロワーパネル(20又は20A)及びリアパネル(30)の各部を縫合した前記ミシン目(25,46〜55)のうち、前記切込部側辺(31a,31b)と切込部底辺(31c)とを縫合したミシン目(49)は該エアバッグの外側に配置されており、それ以外のミシン目(25,46〜48,50〜55)は該エアバッグの内側に配置されており、
該エアバッグを縫製するに当っては、
該フロントアッパーパネル(10)とフロントロワーパネル(20又は20A)とを前記ミシン目(25)により縫合し、
また、該リアパネル(30)と前記ミッドパネル(40)とを前記ミシン目(45a,45b)により縫合し、
次に、該フロントアッパーパネル(10)及びフロントロワーパネル(20又は20A)の連結体よりなる前記フロントパネル(10,20又は20A)と、該リアパネル(30)とを、それらのエアバッグ外側面同士を対面させて重ね合わせ、前記切込部側辺(31a,31b)と切込部底辺(31c)とを縫合する前記ミシン目(49)以外のミシン目(46〜48,50〜55)による縫合を行い、これにより裏返し状のエアバッグ中間縫製体を形成し、
次に、該ミッドパネル(40)と前記延長片(12又は70)とを前記ミシン目(56)により縫合し、
次に、未縫合の該切込部側辺(31a,31b)と切込部底辺(31c)とにより囲まれた開放部分を通して該エアバッグ中間縫製体を反転させ、
その後、該切込部側辺(31a,31b)と切込部底辺(31c)とを前記ミシン目(49)により縫合したものであることを特徴とするエアバッグ。 - 請求項1において、前記ミッドパネル(40)は、上辺(40a)、下辺(40b)及び1対の側辺(40c,40d)を有した方形のものであり、前記リアパネル(30)の前記ガス導入口(32)と同一大きさのガス導入口(42)を備えており、
該ミッドパネル(40)は、その下辺(40b)側を該リアパネル(30)の下辺(30b)側として、該ガス導入口(32,42)同士が重なるように、該リアパネル(30)のエアバッグ内部側に重ね合わされ、前記切込部底辺(31c)と該ガス導入口(32)との間、及び、該ガス導入口(32)よりも該リアパネル(30)の下辺(30b)側において、それぞれ、前記ミシン目(45a,45b)により該リアパネル(30)と縫合されており、
該ミッドパネル(40)は、該ミシン目(45b)よりもその下辺(40b)側、又は、該ミシン目(45a)よりもその上辺(40a)側において、前記延長片(12又は70)と縫合されていることを特徴とするエアバッグ。 - 請求項1又は2において、前記エアバッグの側面にベントホール(33)が設けられており、該ベントホール(33)の周囲には補強布(34A)が縫合されており、
該補強布(34A)から耳部(90)が延出しており、該耳部(90)が前記延長片(12又は70)と縫合されていることを特徴とするエアバッグ。 - 請求項1ないし3のいずれか1項において、前記延長片(12)は、前記フロントアッパーパネル(10)の本体部(11)の下辺(L 1 )から延出していることを特徴とするエアバッグ。
- 請求項1ないし3のいずれか1項において、前記延長片(70)は、前記フロントロワーパネル(20A)の本体部(71)の上辺(L 2 )から延出していることを特徴とするエアバッグ。
- 請求項1ないし5のいずれか1項において、該延長片(12又は70)にガス流通用の開口(18又は74)が設けられていることを特徴とするエアバッグ。
- 請求項1ないし6のいずれか1項に記載のエアバッグと、
該エアバッグの前記ガス導入口(32)を介して該エアバッグ内に膨張用のガスを供給するインフレータ(61)と
を備えたエアバッグ装置。
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