JP4822374B2 - 排ガス浄化用触媒の製造方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、ディーゼルエンジンあるいはリーンバーンエンジンから排出されるNOX、HC、COおよび粒子状物質(PM)を効率よく同時に除去することができる排ガス浄化用触媒の製造方法に関する。
【0002】
【従来技術】
ディーゼルエンジンやリーンバーンエンジンのような希薄燃焼領域で運転される内燃機関から排出される窒素酸化物を、排ガス中に残存する未燃の炭化水素により還元除去できる触媒が多数提案されている。その中で、貴金属担持触媒、特に白金担持触媒は低温でのNOX除去活性に優れ、水蒸気共存下においても比較的高い浄化性能を示す。例えば、ゼオライトに白金をイオン交換担持した触媒や特開平4−267946号公報で提案されているAl2O3 に担持された白金触媒などが挙げられる。
【0003】
しかしながら、ゼオライトに白金をイオン交換担持した触媒は、600℃以上の高温で排ガスに含まれる水蒸気により不可逆的な活性低下を起こすので、実用化に至っていない。また、特開平4−267946号公報で開示されているAl2O3 に担持された白金触媒は、N2O生成の抑制を目的に高温処理を行っているため、白金系触媒の特徴である低温活性が失われているという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明は、これら従来技術の問題を解消し、低温から広い温度範囲で高効率にNOXを除去でき、同時にHC、CO、PMも酸化除去できる排ガス浄化用触媒の製造方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
よって、本発明の排ガス浄化用触媒の製造方法は、標準生成エンタルピー(−ΔHf)が250〜590kJ/O−atom、好ましくは450〜560kJ/O−atomである金属酸化物担体に白金を好ましくは3〜10重量%の濃度で担持させた後、焼成し、
好ましくは500℃で焼成し、湿式還元処理を行った後好ましくは500℃以下で熱処理することからなる排ガス浄化用触媒の製造方法において、白金を担持した触媒にゼオライトを添加することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。本発明者は、まず、熱に強く、高いNOX除去活性を発現し得る触媒となる、白金を分散担持する担体を探した。図1に示すとおり、白金を分散担持する担体として、標準生成エンタルピー(−ΔHf)が250〜590kJ/O−atom、好ましくは、450〜560kJ/O−atomの範囲内にある金属酸化物(含む複合酸化物)を用いることにより、高いNOX除去活性を発現する触媒となることを見出した。−ΔHfは金属酸化物の表面酸素反応性の指標として知られている。つまり、−ΔHfが低いほど金属酸化物の表面酸素は反応しやすくなり、逆に、−ΔHfが高いと表面酸素反応性が低下する。
【0007】
図1は、触媒のNO除去活性は担体として用いる金属酸化物の標準生成エンタルピーの違いにより強く影響を受けることを示している。必要以上に高い表面酸素反応性を有する金属酸化物に白金を担持させた場合、複合酸化物が形成されたり、白金が高い酸化状態になったりしていることがXPSおよびXRDにより確認され、それでそのような触媒では十分なNO除去活性が得られない。一方、表面酸素反応性が低すぎてもPtと金属酸化物との相互作用が低下し、白金は高酸化状態になってしまい、同様に十分な活性が得られない。従って、−ΔHfが250〜590kJ/O−atom、好ましくは、450〜560kJ/O−atomの金属酸化物(含む複合酸化物)担体に白金を分散担持させることにより、適度な相互作用で白金は比較的メタリックな状態で保持され、高いNO除去活性が得られる。
【0008】
本発明の排ガス浄化用触媒の製造方法で公知技術を構成する調製方法は、各種金属酸化物に担持された白金触媒粉を調製した後、その白金触媒粉とバインダー成分と純水を混ぜてウォッシュコートスラリーとし、その触媒成分をハニカム担体に担持させる方法でもよいし、まず、各種金属酸化物担体、バインダー成分および純水をスラリーにしてハニカムに担持させ、その後白金を吸着含浸させる方法も取れる。
【0009】
多くの場合、触媒活性を向上させるには、活性成分の高分散化が有効である。白金担持濃度を3〜8重量%の範囲で変化させたところ、白金担持濃度の増加とともに白金の結晶子径が小さくなり白金が高分散化していることが見出された。NO浄化性能も白金担持濃度とともに向上した。
【0010】
なお、活性成分の高分散化および酸化状態を最適化するために処理条件を検討した結果、500℃で焼成した後湿式還元する方法が最適であることを見出した。
【0011】
添加するゼオライトとして、ZSM−5、mordenite、Y型、β型、Ferrieriteなどを挙げることができるが、とくに、ZSM−5が有効である。ゼオライトの添加方法については、図2〜4に示されているように、金属酸化物に担持された白金触媒と混ぜてハニカムに担持する方法が最も高い効果が得られるが、はじめに金属酸化物とゼオライトを混ぜてハニカム担体に担持した後に白金を担持する方法も取れる。また、ハニカム担体上に金属酸化物に担持された白金触媒の層とゼオライト層に上下で分けて担持させる方法も可能である。ゼオライトの添加効果は、特に、熱エージング後のNO浄化性能に認められる。
【0012】
以下に示す方法で種々の触媒を調製し、各種金属酸化物に担持させた白金触媒のNO浄化率を測定した。
参考例1〜17
第1表に示す種々の標準生成エンタルピー(−ΔHf、単位はkJ/O−atom)を有する種々の金属酸化物の粉末95gを白金が5g含まれる白金塩硝酸水溶液に浸漬し、攪拌しながら蒸発乾固させた。その後、120℃で12時間乾燥し、700℃で3時間焼成して金属酸化物に担持された白金触媒を得た。このようにして得られた各々の触媒中の白金濃度は5重量%であった。次に、この白金触媒80gとアルミナゾル(アルミナとして20g)を純水と混ぜてウォッシュコート液とした。コージェライトハニカム担体(φ25.4mm×L70mm)を該ウォッシュコート液に浸漬した後、余分なスラリーをエアーブローして除去し乾燥した。その後、500℃で2時間焼成してハニカム型触媒を得た。上記の白金触媒の担持量をハニカム担体1リットル当たり100gとした。
【0013】
評価方法
NO含有量が500ppm、C 3 H 6 含有量が1000ppmC、CO含有量が300ppm、O 2 含有量が10%、CO 2 含有量が10%、H 2 O含有量が10%、残余がN 2 であるモデル排ガスを空間速度(SV)50,000h−1で、上記で得られたハニカム型触媒に供給し、150〜300℃の温度範囲で50℃ごとに一定温度に保持して、安定した時点でのNOの浄化率を調べた。また、サンプルとして、Fresh品と空気中、700℃で20時間エージングしたものを供試した。得られた結果は第1表に示す通りであった。
【0014】
【表1】
【0015】
第1表に示すデータから明らかなように、請求項1で規定している範囲から外れる−ΔHfを有する金属酸化物に白金を担持させた触媒は、ほとんどNO浄化性能を示さないのに対して、−ΔHfが請求項1で規定している範囲内にある金属酸化物に白金を担持した触媒はNO除去活性を示し、特に、−ΔHfが450〜560kJ/O−atomの金属酸化物では高いNO浄化率を示す。
【0016】
参考例18
SiO2粉末97gを白金が3g含まれる白金塩硝酸水溶液に浸漬し、攪拌しながら蒸発乾固させた。その後、120℃で12時間乾燥し、600℃で3時間焼成した。このようにして得られたPt/SiO2 触媒中の白金濃度は3重量%であった。得られたPt/SiO2触媒80gをアルミナゾル(アルミナとして20g)と純水に混ぜてウォッシュコートスラリー液とした。コージェライトハニカム担体(φ25.4mm×L70mm)を該ウォッシュコート液に浸漬した後、余分なスラリーをエアーブローして除去し乾燥した。その後、500℃で2時間焼成してPt/SiO2 触媒を担持したハニカム型触媒を得た。Pt/SiO 2 触媒の全担持量はハニカム担体1リットル当たり167gで、白金の担持量はハニカム担体1L当たり4gであった。
【0017】
参考例19
SiO2粉末95gを白金が5g含まれる白金塩硝酸水溶液に浸漬し、攪拌しながら蒸発乾固させた。その後、120℃で12時間乾燥し、600℃で3時間焼成した。このようにして得られたPt/SiO2 触媒中の白金濃度は5重量%であった。得られたPt/SiO2触媒80gをアルミナゾル(アルミナとして20g)と純水に混ぜてウォッシュコートスラリー液とした。コージェライトハニカム担体(φ25.4mm×L70mm)を該ウォッシュコート液に浸漬した後、余分なスラリーをエアーブローして除去し乾燥した。その後、500℃で2時間焼成してPt/SiO2 触媒を担持したハニカム型触媒を得た。Pt/SiO 2 触媒の全担持量はハニカム担体1リットル当たり100gで、白金の担持量はハニカム担体1L当たり4gであった。
【0018】
参考例20
SiO2粉末92gを白金が8g含まれる白金塩硝酸水溶液に浸漬し、攪拌しながら蒸発乾固させた。その後、120℃で12時間乾燥し、600℃で3時間焼成した。このようにして得られたPt/SiO2 触媒中の白金濃度は8重量%であった。得られたPt/SiO2触媒80gをアルミナゾル(アルミナとして20g)と純水に混ぜてウォッシュコートスラリー液とした。コージェライトハニカム担体(φ25.4mm×L70mm)を該ウォッシュコート液に浸漬した後、余分なスラリーをエアーブローして除去し乾燥した。その後、500℃で2時間焼成してPt/SiO2 触媒を担持したハニカム型触媒を得た。Pt/SiO 2 触媒の全担持量はハニカム担体1リットル当たり62.5gで、白金の担持量はハニカム担体1L当たり4gであった。
【0019】
参考例21
Al2O3粉末97gを白金が3g含まれる白金塩硝酸水溶液に浸漬し、攪拌しながら蒸発乾固させた。その後、120℃で12時間乾燥し、500℃で3時間焼成した後湿式還元し、再度500℃で2時間焼成した。このようにして得られたPt/Al2O3触媒中の白金濃度は3重量%であった。得られたPt/Al2O3触媒80gをアルミナゾル(アルミナとして20g)と純水に混ぜてウォッシュコートスラリー液とした。コージェライトハニカム担体(φ25.4mm×L70mm)を該ウォッシュコート液に浸漬した後、余分なスラリーをエアーブローして除去し乾燥した。その後、500℃で2時間焼成してPt/Al2O3触媒を担持したハニカム型触媒を得た。Pt/Al2O3触媒の全担持量はハニカム担体1リットル当たり167gで、白金の担持量はハニカム担体1L当たり4gであった。
【0020】
参考例22
Al2O3粉末95gを白金が5g含まれる白金塩硝酸水溶液に浸漬し、攪拌しながら蒸発乾固させた。その後、120℃で12時間乾燥し、500℃で3時間焼成した後湿式還元し、再度500℃で2時間焼成した。このようにして得られたPt/Al2O3触媒中の白金濃度は5重量%であった。得られたPt/Al2O3触媒80gをアルミナゾル(アルミナとして20g)と純水に混ぜてウォッシュコートスラリー液とした。コージェライトハニカム担体(φ25.4mm×L70mm)を該ウォッシュコート液に浸漬した後、余分なスラリーをエアーブローして除去し乾燥した。その後、500℃で2時間焼成してPt/Al2O3触媒を担持したハニカム型触媒を得た。Pt/Al2O3触媒の全担持量はハニカム担体1リットル当たり100gで、白金の担持量はハニカム担体1L当たり4gであった。
【0021】
参考例23
Al2O3粉末92gを白金が8g含まれる白金塩硝酸水溶液に浸漬し、攪拌しながら蒸発乾固させた。その後、120℃で12時間乾燥し、500℃で3時間焼成した後湿式還元し、再度500℃で2時間焼成した。このようにして得られたPt/Al2O3触媒中の白金濃度は8重量%であった。得られたPt/Al2O3触媒80gをアルミナゾル(アルミナとして20g)と純水に混ぜてウォッシュコートスラリー液とした。コージェライトハニカム担体(φ25.4mm×L70mm)を該ウォッシュコート液に浸漬した後、余分なスラリーをエアーブローして除去し乾燥した。その後、500℃で2時間焼成してPt/Al2O3触媒を担持したハニカム型触媒を得た。Pt/Al2O3触媒の全担持量はハニカム担体1リットル当たり62.5gで、白金の担持量はハニカム担体1L当たり4gであった。
【0022】
参考例18〜23で得られた各々のハニカム型触媒のNO最大浄化率を前記の評価方法に従って測定した。サンプルとして、Fresh品と空気中、700℃で20時間エージングしたものを供試した。得られた結果は第2表に示す通りであった。また、参考例18〜20で得られた各々のハニカム型触媒のFresh品のNO最大浄化率及びPt結晶子径は図5に示す通りであった。
【0023】
【表2】
【0024】
図5から明らかなように白金担持濃度が高いほど、白金の結晶子径が小さくなり活性点が増え、NO除去性能は高くなる傾向にあった。3重量%より低いと十分な活性が得られず、また、グラフから推定して10重量%より高くしてもNO除去性能の向上は期待できない。
【0025】
参考例24
SiO2粉末95gを白金が5g含まれる白金塩硝酸水溶液に浸漬し、攪拌しながら蒸発乾固させた。その後、120℃で12時間乾燥し、500℃で3時間焼成後、湿式還元処理し、再度500℃で3時間焼成した。得られたPt/SiO2触媒80gをアルミナゾル(アルミナとして20g)と純水に混ぜてウォッシュコートスラリー液とした。コージェライトハニカム担体(φ25.4mm×L70mm)を該ウォッシュコート液に浸漬した後、余分なスラリーをエアーブローして除去し乾燥した。その後、500℃で2時間焼成してPt/SiO2触媒を担持したハニカム型触媒を得た。Pt/SiO2触媒の全担持量はハニカム担体1リットル当たり100gで、白金の担持量はハニカム担体1L当たり4gであった。
【0026】
参考例25
SiO2粉末95gを白金が5g含まれる白金塩硝酸水溶液に浸漬し、攪拌しながら蒸発乾固させた。その後、120℃で12時間乾燥し、700℃で3時間焼成のみ行った。その他は実施例4と同じである。
【0027】
参考例26
SiO2粉末95gを白金が5g含まれる白金塩硝酸水溶液に浸漬し、攪拌しながら蒸発乾固させた。その後、120℃で12時間乾燥し、500℃で3時間焼成のみ行った。その他は実施例4と同じである。
【0028】
得られた結果を図6に示す。500℃焼成のみでは白金が十分に還元状態にならず、高いNO除去活性が得られない。しかし、500℃焼成後、湿式還元処理することにより、比較的メタリックな状態の白金が得られ、高い浄化活性が得られた。700℃焼成では温度が高すぎて白金の粒径が大きくなって活性点が減ってしまうなどのマイナス要因が発生し、十分なNO浄化性能が得られない。
【0029】
実施例1
SiO2粉末95gを白金が5g含まれる白金塩硝酸水溶液に浸漬し、攪拌しながら蒸発乾固させた。その後、120℃で12時間乾燥し、500℃で3時間焼成した後、湿式還元した。得られたPt/SiO2触媒40g、ZSM−5ゼオライト40gおよびアルミナゾル(アルミナとして20g)と純水を混ぜてウォッシュコートスラリー液とした。コージェライトハニカム担体(φ25.4mm×L70mm)を該ウォッシュコート液に浸漬した後、余分なスラリーをエアーブローして除去し乾燥した。その後、500℃で2時間焼成してPt/SiO2+ZSM−5のハニカム型触媒を得た。Pt/SiO2+ZSM−5触媒の担持量はハニカム担体1リットル当たり200gであった。
【0030】
実施例2
SiO2の代わりにTiO2を用いた以外は実施例1と同様にしてハニカム型触媒を得た。
【0031】
実施例3
SiO2の代わりにAl2O3を用いた以外は実施例1と同様にしてハニカム型触媒を得た。
【0032】
比較例1
ウォッシュコート液にZSM−5ゼオライトを添加しなかった以外は、実施例1と同様にしてハニカム型触媒を得た。
【0033】
比較例2
ウォッシュコート液にZSM−5ゼオライトを添加しなかった以外は、実施例2と同様にしてハニカム型触媒を得た。
【0034】
比較例3
ウォッシュコート液にZSM−5ゼオライトを添加しなかった以外は、実施例3と同様にしてハニカム型触媒を得た。
【0035】
実施例1〜3及び比較例1〜3で得られたハニカム型触媒のNO最大浄化率の評価結果を第3表および図7に示す。FreshのNO浄化性能にも効果は認められるが、特に、熱エージング後に顕著に認められる。
【0036】
【表3】
【0037】
実車評価
小型ディーゼルエンジンにおいて、NOX、HC、CO、PM(粒子状物質)の除去性能を確認した結果、NOXは実施例で示したレベルの浄化性能を示し、HC、CO、PM(粒子状物質)も効率よく除去することができた。また、白金触媒の欠点であるN2Oの生成は問題にならないレベルに抑制されていた。
【0038】
【発明の効果】
本発明の製造方法で得られる触媒では、低温から広い温度範囲で高効率にNOXを除去でき、同時にHC、CO、PMも酸化除去できる排ガス浄化用触媒が得られる。
【0039】
【図面の簡単な説明】
【図1】NO浄化に対する担体効果を示す図である。
【図2】ゼオライトの添加効果を示す図である。
【図3】ゼオライトの添加効果を示す図である。
【図4】ゼオライトの添加効果を示す図である。
【図5】Pt担持濃度とNO最大浄化率及びPt結晶子径との関係を示す図である。
【図6】NO浄化に対する処理条件の影響を示す図である。
【図7】ゼオライトの添加効果を示す図である。
Claims (4)
- 標準生成エンタルピー(−ΔHf)が250〜590kJ/O−atomである金属酸化物担体に白金を担持させた後、焼成し、湿式還元処理を行った後熱処理することからなる排ガス浄化用触媒の製造方法において、白金を担持した触媒にゼオライトを添加することを特徴とする排ガス浄化用触媒の製造方法。
- 焼成を500℃で実施し、湿式還元処理を行った後熱処理を500℃以下で実施する請求項1記載の排ガス浄化用触媒の製造方法。
- 標準生成エンタルピー(−ΔHf)が450〜560kJ/O−atomである金属酸化物担体を用いる請求項1又は2記載の排ガス浄化用触媒の製造方法。
- 白金を3〜10重量%の濃度で担体に担持させる請求項1、2又は3記載の排ガス浄化用触媒の製造方法。
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