JP4816866B2 - 景品取得ゲーム装置 - Google Patents

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Description

本発明は景品取得ゲーム装置に関するものであり、特に、景品取得を妨害して遊戯性を向上させる機能を付加した景品取得ゲーム装置に関するものである。
この種の景品取得ゲーム装置として、例えば、特開2001−157773号公報に記載されたものがある。この公報に記載された発明は、景品獲得のチャンスを増やすことができるとともに、初心者にも景品獲得のチャンスを与えることができる景品獲得ゲーム機用の景品獲得補助装置を提供することを目的として、同公報の図1に記載のとおり、景品移動手段30から景品獲得位置Hに達する前に落下した景品Kを受け取り、この景品Kを景品獲得位置Hまで移動させる景品取込手段11を有している。景品移動手段30による景品Kの保持状態が悪いため、景品Kが景品移動手段30から途中で落下しても、この景品Kを景品取込手段11が受け取れば、遊戯者はこの景品Kを獲得できる。
この景品取得ゲーム装置では、円盤型をしたメカ部分にアームを開閉可能に連結し、このアームの先端に爪を設け、爪で景品を掴むようにして景品を取得するようにしている。メカ部分は筐体に設けられた操作釦を遊戯者が操作することによって、X−Y方向に景品取得のための目的位置まで移動された後、景品を掴まえることができたか、否かに拘わらず、景品投入口まで移動され、ここで自動的にアームを開いて景品が取得されていれば景品を景品投入口に向けて落下させる。
従来この種の景品取得ゲーム機において、ゲームとしての面白さを追求する観点から、景品の取得に難易度を加えるための提案が複数なされている。その一つとして、景品を掴む爪の形状や材質を変更することである。形状の異なる爪が複数あり、それらをアームの先端に取り付けて難易度を調整する。次に、アームの形状や材質を変更することである。形状の異なるアームを複数設けて景品取得の際の難易度を調整する。その第3は操作反応タイミングをずらすことである。すなわち、遊戯者の操作に対して、メカ部分を移動することなど、操作対象の反応を所定時間遅らせて、遊戯者が景品取得の操作を難しくすることである。その第4は、爪が景品を掴む場合における把持力を調整することである。爪が開閉する際の弾性力を調整するバネを交換するか、バネを自動的に伸長させて弾性力を高めることである。これらは、景品取得手段、すなわち、アーム、爪、アームを開閉させるメカ部分などに対する調整手段として公知である。
この景品取得ゲーム機のゲームの展開は次のとおりである。遊戯者が筐体に付されている釦やレバーを操作して景品取得部の移動機構を制御して、景品取得部を景品の上方に置き、景品取得部のアームを開放させて景品に向けて景品取得部を下降させる。さらに、景品にアームが当接した後、アームを閉じて景品を持ち上げる。次に、景品を持ち上げて景品投入部の上部まで移動する移動手段が景品取得手段を移動させる。次いで、アームを開放して、景品を景品投入部(投入口)に落とす。これらの工程を全てクリアすることによって遊戯者は目的とする景品を取得することができる。
特開2001−157773号公報
従来の景品取得ゲーム機には、次の問題があった。遊戯者は景品を持ち上げるまでの段階に集中するだけで、ゲーム機の動きが単調なものに留まっていた。例えば、景品を掴むことができなければ、それでゲームは終了してしまう。すなわち、景品を掴む事が出来るか否かがゲームの面白さを決める主な要因となっていた。
その反面、一度掴んだ景品が投入口に到達するまでに、景品が景品取得手段から落下してしまうことがあるなどの現象を発生させるようにして、遊戯者に景品を掴んだ後に緊張感を与えて、ゲームとしての多様性を持たせることは従来では考慮されていなかった。
そこで、この発明は、ユーザーが景品を取得する際の難易度の調整を、景品取得部が景品を取得した後景品を払い出すまでにも拡張して、景品取得ゲームの緊張感を高めたゲーム機を提供することを目的とするものである。
前記本発明に係わる目的を達成するために、本発明は、マイクロコンピュータからなる制御手段が、複数の景品が配置されたゲーム空間を移動する景品取得手段を制御して、景品の取得を制御するように構成した方法において、前記制御手段は、遊戯者によって操作される操作手段からの操作信号に基づいて、前記景品取得手段を目的とする景品まで移動させるステップと、前記景品を取得した景品取得手段を、当該景品を遊戯者に払い出し可能な位置まで移動させるステップと、当該景品取得手段が前記払い出し可能位置で景品を払い出すまでに、景品の払い出しを妨害するステップと、を実行する、景品取得ゲーム装置における景品の取得制御方法であることを特徴とする。
さらに他の発明は、マイクロコンピュータからなる制御手段が、複数の景品が配置されたゲーム空間を移動する景品取得手段を制御して、景品の取得を制御するように構成した方法において、前記制御手段は、遊戯者によって操作される操作手段からの操作信号に基づいて、前記景品取得手段を目的とする景品まで移動させるステップと、前記景品を取得した景品取得手段を、当該景品を遊戯者に払い出し可能な位置まで移動させるステップと、当該景品取得手段が前記払い出し可能位置まで到達する前に、当該景品取得手段に物理的な妨害力を与える妨害手段を駆動させるステップとを実行する、景品取得ゲーム装置における景品の取得制御方法であることを特徴とする。
さらに他の発明は、遊戯者が操作する操作手段と、複数の景品が配置されたゲーム空間と、前記ゲーム空間内を移動可能に配設された景品取得手段と、前記景品取得手段を振動させる振動手段と、前記景品取得手段を移動させる移動手段と、前記操作手段からの操作信号に応答して、前記移動手段によって前記景品取得手段が初期位置から目標位置まで移動するよう制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記景品取得手段が、遊戯者の操作によって決定された目標位置から初期位置へ戻るまでに、前記振動手段を所定の周期で振動させるよう制御する景品取得ゲーム装置であることを特徴とする。
さらに他の発明は、遊戯者が操作する操作手段と、複数の景品が配置されたゲーム空間と、前記ゲーム空間内を移動可能に配設された景品取得手段と、前記ゲーム空間に向かって位置する遊戯者に対して、少なくとも左右方向、前後方向又は上下方向、前記景品取得手段を移動させる移動手段と、前記操作手段からの操作信号に応答して、前記移動手段によって前記景品取得手段が初期位置から目標位置まで移動するよう制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記景品取得手段が、遊戯者の操作によって決定された目標位置から初期位置へ戻るまでに、前記景品取得手段を左右方向、前後方向、上下方向のうち少なくとも1つの方向に、前記移動手段によって往復移動するように制御する景品取得ゲーム装置である。
さらに他の発明は、遊戯者が操作する操作手段と、複数の景品が配置されたゲーム空間と、前記ゲーム空間内を移動可能に配設された景品取得手段と、前記ゲーム空間において前記景品取得手段を移動させる移動手段と、前記操作手段からの操作信号に応答して、前記移動手段によって前記景品取得手段が初期位置から目標位置まで移動するよう制御する制御手段と、目標位置から初期位置へ戻るまでの経路途中に設けられ、前記景品取得手段による景品の取得を妨害する妨害手段を備えたことを特徴とする。
さらに他の発明は、前記妨害手段は、前記経路上を移動する前記景品取得手段により取得された景品に接する位置と接しない位置との間を往復移動するよう構成されたことを特徴とする。
さらに他の発明は、遊戯者が操作する操作手段と、複数の景品が配置されたゲーム空間と、前記ゲーム空間内を移動可能に配設された景品取得手段と、前記景品取得手段から落下した景品をゲーム空間外へ出す開口部と、前記ゲーム空間において前記景品取得手段を移動させる移動手段と、前記操作手段からの操作信号に応答して、前記移動手段によって前記景品取得手段を目標位置まで移動するよう制御する制御手段と、前記開口部に設けられた妨害部材により、前記移動手段によって前記開口部の上方に移動された前記景品取得手段から落下した景品の通過を妨害する妨害手段と、を備えたことを特徴とする景品取得ゲーム装置である。
さらに他の発明は、前記妨害部材は、前記開口部の遮蔽と開放とを繰り返すように構成されてなる、ことを特徴とする。
さらに他の発明は、前記妨害手段を回避するための回避手段と、遊戯者が前記妨害手段からの妨害を回避操作する回避操作手段と、を備え、前記制御手段は、前記回避操作手段から受信した操作信号に基づいて、前記回避手段を制御するゲーム装置であることを特徴とする。
さらに他の発明は、前記妨害手段による妨害の程度を決める妨害パラメータを予め記憶する記憶手段を有し、前記制御手段は、所定の条件によって決定される妨害パラメータを決定し、決定された前記妨害パラメータに基づいて前記妨害手段が駆動するように制御することを特徴とする景品取得ゲーム装置である。
さらに他の発明は、前記妨害手段による妨害を回避する操作ができることを遊戯者に知らせる報知手段と、前記景品取得手段による景品の取得の成功を検出する検出手段と、を有し、前記制御手段は、前記検出手段の検出信号により景品の取得の成功または不成功を判定し、成功したと判定したときに、前記報知手段により妨害を回避する操作ができることを遊戯者に知らせるように制御する景品取得ゲーム装置である。
さらに他の発明は、前記振動手段から与えられる振動又は前記移動手段の往復移動により与えられる振動を回避するための回避手段と、遊戯者が前記振動に対して回避操作する回避操作手段と、を備え、前記制御手段は、前記回避操作手段から受信した操作信号に基づいて、前記回避手段を制御するゲーム装置である。
さらに他の発明は、遊戯者が操作する操作手段と、複数の景品が配置されたゲーム空間と、前記ゲーム空間内を移動可能に配設された景品取得手段と、前記景品取得手段から落下した景品をゲーム空間外へ出す開口部と、前記ゲーム空間において前記景品取得手段を移動させる移動手段と、前記操作手段からの操作信号に応答して、前記移動手段によって前記景品取得手段を目標位置まで移動するよう制御する制御手段と、前記開口部に隣接して設けられ、前記景品の前記開口部への投入を妨害する動作と、前記景品を前記開口部へ導く動作を所定の周期で繰り返す駆動手段を有する妨害手段とを備えたことを特徴とする景品取得ゲーム装置である。
さらに他の発明は、前記制御手段による制御の下、前記駆動手段による繰り返し周期を調整する調整手段をさらに有することを特徴とする請求項13に記載の景品取得ゲーム装置である。
前記景品取得部に、「偏心軸」と「おもり」による振動装置を設けるようにしても良い。遊戯者にとって景品を持ち上げる機会を増加させつつ、景品の払出し量を押さえることができる。通常の難易度設定(バネ力の調整など)に加えて、妨害手段によっても難易度を変更できるため(振動周期の変更、モータの回転速度の増減など)、難易度の調整の態様や幅が広がる。演出面においても効果的である。
本発明は、従来は景品を掴むときにのみ限定されていた難易度調整を、景品を掴んだ後にも拡張して、景品取得の形態を多様化して、ゲームとしての面白さを向上させてなる景品取得ゲーム機を提供することができる。
本発明に係わる景品取得ゲーム装置の一例を図1及び図2に従って説明する。景品取得ゲーム装置100には、直方体の基台1の上に箱型の収容部2が形成されている。この収容部2の前面2a及び側面2b、2cは、収容部2に収容された景品3を目視することができるように透明な樹脂またはガラスの板状部材によって構成されている。また、収容部2の背面は、鏡面となる板状部材や装飾の施された板状部材から構成されている。このような収容部2の前面2aには、店舗の店員が、景品を収容部2に収容するための例えば引戸又は観音開き方式の扉51が設けられており、キャラクタ等のぬいぐるみや、雑貨などの景品3を収容することができる。また、収容部2の底部には、景品3を受けるための筒状の景品投入部(開口部)4が垂直方向に設けられている。
さらに、収容部2の内部には、景品取得部5が吊り下げられている。この景品取得部5は少なくとも、収容部の内部の上面から鉛直方向にメカ部7を昇降させる昇降手段(伸縮体)6と、その下端に設けられたメカ部7と、メカ部によって開閉されるアーム7bと、アーム先端の爪7aとから構成されている。なお、景品を取得したか否か、すなわちアームが景品を把持したか否かを検出する検出手段(例えば、重量センサ)を景品取得部に備えてもよい。
図2は、景品取得ゲーム装置100を上部方向から見た場合の斜視図である。同図に示すように、収容部2の内部上面には、景品取得部を移動させる移動手段、すなわち景品取得部5が走行するための横行用固定レール(X方向駆動機構の一部)8と、縦行用可動レール9(Y方向駆動機構の一部)とが設けられ、メカ部(把持部ともいう。)7は、景品取得部用基台10を介して縦行用可動レール9で支持されている。
縦行用可動レール9は横行用固定レール8に沿って移動する。 したがって、メカ部7は、縦行用可動レール9の範囲内であって、かつ縦行用可動レール9が横行用固定レール8に従って移動する範囲内を走行可能である。すなわち、景品取得部5は、横行用固定レール8に沿って走行することによって収容部2内部を横方向(X方向)に移動し、縦行用可動レール9に沿って走行することによって縦方向(Y方向)に移動することができる。また、メカ部7によって開閉されるアーム体7bは、景品3を把持するために蟹足状の2本のアームから構成されている。この2本のアーム7bは、通常は閉じた状態となっているが、景品を掴む時に開くように構成されている。アームが閉じる力はバネによって調整されており、バネ力が強いほど景品を掴む力が強くなり、景品を取りやすくなる。各方向の移動機構(移動手段)は既述のレールと駆動源とから構成される。
図1の基台1には、遊戯者がプレイするための操作卓12が設けられている。この操作卓12には、景品取得部5を所望の景品3に対応する位置に移動及び停止させるための操作手段(ボタンスイッチ、ジョイスティックなど)13が設けられている。操作手段13は、例えば、景品取得部5を横方向の所定の位置に停止させるための第1のボタンスイッチ13aと、第1のボタンスイッチ13aにより横方向の所定の位置が決定された景品取得部5を縦方向の所定の位置に停止させるための第2のボタンスイッチ13bとを備えている。
操作卓12には、プレイの際に遊戯者がコインを投入するコイン投入口14が設けられている。さらに、基台1の下方には、景品の取出口15が設けられ、この取出口15は、景品が通れるように景品投入部4へ通じている。基台1の下方には、開閉扉28が設けられ、この開閉扉28を開けた内部に、店舗の管理者が景品取得ゲーム装置の各種設定を行うための操作ボタン、操作ダイヤル、及び液晶パネル等のインタフェース(図示せず)が設けられている。店舗の管理者が操作ボタン等を操作することにより各種設定を行うと、基台1内部に設けられたコンピュータが、その設定に基づいて景品取得ゲーム装置100を制御する。
次に、以上のような構成を有する景品取得ゲーム装置100の動作を説明する。まず、初期状態では、景品取得部5は景品投入部4の直上の位置(ホームポジション)に位置しており、遊戯者がコイン投入口14にコインを投入すると、ゲームがスタートする状態となる。そして、遊戯者が第1ボタンスイッチ13aを押すと、駆動源が作動して景品取得部5を支持する縦行用可動レール9が横方向レール8に沿って移動する。遊戯者は、所望の景品に対応する横方向の位置に景品取得部5が停止するように第1ボタンスイッチ13aを離す。遊戯者が第1ボタンスイッチ13aを離すと、縦行用可動レール9が停止する。次に、遊戯者が第2ボタンスイッチ13bを押すと、景品取得部5が縦行用可動レールに沿って移動する。遊戯者は、所望する縦方向の位置に景品取得部5が停止するように第2ボタンスイッチ13bを離す。遊戯者が第2ボタンスイッチ13bを離すと、景品取得部5は一旦停止し、二本のアーム7aを開いた後、把持部7を昇降機構6により下方に移動させる。景品取得部5は、把持部7が収容部2下部に配置された、狙う景品3の位置(目的位置)にくると、アーム7bを閉じる(景品の取得動作)。この後、景品取得部5は、アーム7bを閉じた状態で昇降機構6により把持部7を上方に移動させ、景品投入部4の直上の位置(ホームポジション/初期位置)まで戻る。そして、景品取得部5が、景品投入部4の上方でアーム7bを開き、景品の開放動作を行ってゲームを終了する。
なお、ホームポジションは、景品投入口の真上の位置になくても良い。
従って、景品の取得部が景品3を掴むことができた場合には、景品3はアーム7bによって掴まれた状態で景品投入部4まで運ばれた後、景品の開放動作にて景品投入部4内に投入される。そして、遊戯者は、景品取出口15から景品3を取り出すことになる。
図3は、景品取得ゲーム機の全体制御の機能ブロック図であり、この制御はゲーム機100に内蔵されたマイクロコンピュータによって達成される。図3に示した制御システムは、演算処理手段300とメモリ302を有し、このメモリ内には、操作盤(操作装置)からの操作信号に基づいて、ゲーム機を動作させるプログラムが記憶されている。
入力装置(306,308)からの入力信号は、演算処理手段300に供給され、演算処理手段は、景品取得部の移動機構310と後述の妨害手段312とを制御する。入力装置には既述のボタンなどの操作装置306が含まれているが、これの他、把持部が景品を掴んでいる事を検知する等の各種センサ308が含まれている。
この妨害手段は、アームに景品が把持された後に、景品が景品投入口に至るまでに景品取得部の動きや進路に干渉して景品の入手に難易度を与えるものである。すなわち、この景品取得ゲーム装置は、従来のように景品を把持する際の難易度の設定と、景品を取得した後の難易度の設定を組み合せることができる機能を備えたものである。必要に応じて前者の難易度の設定を無くしても良い。これらの難易度の程度はプログラムによって調整できる。どのような難易度の組み合せが設定されているかは、告知手段によって遊戯者に告知されるようにしても良い。例えば、「行きはよいよい、帰りは怖い」、すなわち、景品を掴み易いが、景品を搬送する際に妨害を受けて景品を景品投入口まで搬送できないことである。一方、景品を掴む際に難易度を設定した場合には、景品を移送する際の難易度を平易にしても良い。景品を掴む際の難易度に応じて景品を移送する際の難易度を調整しても良い。また、景品を移送する際の難易度に応じて景品を掴む際の難易度を変えても良い。すなわち、両者の難易度の組み合わせを、(難、易)、(易、難)、(易、易)、これに難易度が中の場合を組み合わせても良い。難易度の調整はマイクロコンピュータが乱数によって行って制御されても良いし、遊戯者IDを判定して遊戯者の過去の遊戯履歴を見て難易度を変えても良い。また、ゲームがスタートしてからの制限時間を設け、この制限時間を越えると難易度が変更、あるいは上昇するようにして良い。
景品を掴む際の難易度の設定及びその変更は、公知技術に記載されているとおりであり、例えば、バネの引っ張り程度をコンピュータの指令によって変えることである。景品を搬送する場合の難易度の設定及びその調整については後述する。この場合の難易度は、景品が開口部へ搬送される途中での妨害手段、景品が開口部へ投入される瞬間の妨害手段によって実現される。両方の妨害手段が有効である場合には一方が有効である場合に比較して難易度が上昇する。この妨害手段による妨害の程度は、制御手段によって調整できる。
この妨害手段は景品に物理的な力を与えること、すなわち、景品取得手段が景品投入口のある位置に至るまでの妨害に関する手段と、景品が景品投入口に投入される直前若しくは瞬間の妨害に関する手段とがある。
前者の妨害として、例えば、既述のX方向移動機構及びY方向移動機構に対する制御がある。なお、Z方向昇降機構に対して制御してもよい。この制御は、図3の演算処理手段300によって実行される。一例として述べると、制御部がこれら移動機構により前記メカ部7を繰り返し往復させるように制御することである。往復の周波数が高い場合にはメカ部に振動が発生し、周波数が高くない場合にはメカ部に揺れが発生する。この振動や揺れによって、アームに把持されている景品がアームから落ち易くなる。この振動や揺れはX、Y方向へメカ部を移動させる移動用モータを正逆回転させることによって達成される。
次に、妨害手段(景品移送路途中での妨害)の具体的な実施形態について説明する。図4の(1)はその平面図であり、(2)はその側面図である。このものは、先端に向けて鉤状になった一対の突出物320,322が、従動ギヤ324から反重力方向に突出し、駆動ギヤ326の回転に伴って従動ギヤ324が回転すると鉤状の突出物の先端の鉤状部320a,322aが水平方向に回転する。この一対の鉤状突出部の近傍を景品取得装置が通過する際、鉤状突出部の先端と景品を掴んでいるアーム7b、メカ部7または景品が接触すると、景品がアームから落下する場合がある。鉤状突出部の先端の方向は、従動ギヤの回転に伴って周期的に変化するため、遊戯者は既述の移動手段を、操作装置によって制御して、景品が突出部320,322に当接しないように、メカ部7が妨害手段を通過するタイミングを調整する。メカ部をX、Y方向に旨く移動させることによって、遊戯者は妨害手段を避けることができる。妨害手段は、景品と干渉する干渉体と、この干渉体を周期的(回転あるいは後述の往復)に駆動させる駆動機構とから構成される。なお、図4において、hはゲーム空間に景品を置く面である。
図5は制御手段による妨害装置の制御動作を示すフローチャートである。ゲームがスタートすると、図3の制御システムを構成するマイクロコンピュータは、操作手段からの操作信号を受信して、景品取得部を遊戯者が目的とした景品のところまで移動させる(S400)。制御装置は、景品取得時の難易度の調整の必要性をゲームプログラムに基づいて判断し(S402)、難易度の調整が必要な場合には、難易度の決定処理を行い、景品の取得が成功したか否かが判断される(S404)。
この判断が否定された場合には、制御装置は景品取得手段を初期位置まで復帰させ、この判断が肯定された場合には、制御システムは景品取得手段を初期位置(景品投入口の位置であっても、無くても良い。)まで、操作手段からの操作信号に応じて移動させる(S406)。この移動の過程で、制御装置は、操作装置からの操作信号を受けて景品取得手段の移動を制御する。すなわち、妨害手段を回避できるように景品取得手段の移動をコントロールできる。次いで、制御システムは、景品取得の妨害が成立の有無を判定し(S408)、すなわち、景品がアームから落下したか否かを判定し、景品がアームから落下した場合には、その旨をモニタに表示するなどによって告知する。景品がアームから落下することなく妨害領域を無事に通過した場合には、景品取得部が初期位置に到達したか否かが判定され(S410)、初期位置ではメカ部7がアームを開放するように制御して、景品を景品投入口に投入する。ステップ404,408は必要に応じて省略することができる。
なお、上記のほか、以下のような制御を行ってもよい。操作手段からの操作信号に応じて、景品取得部5を目的となる景品の上方の位置まで移動させ、アームを開く。アームが開いた状態のまま昇降手段6によって景品取得部を下方に移動させる。アームを閉じた後に景品取得部5を上方へ移動させる。必要に応じて、景品を取得したか否かを判定し、次いで取得しているならば妨害手段を作動させる。取得していないならば妨害手段を作動させない。
ここで上述の「妨害手段を作動させる」ステップにおいて、ゲーム開始時の難易度に応じて妨害手段の妨害の程度を変更するべく、以下の処理を行ってもよい。たとえば、制御部は、ゲーム開始時に難易度のパラメータに基づいて、景品取得部内に設けられた把持力調整手段によりアームの把持力を調整する。具体的には、モータを駆動させて、アームの把持力を決めるバネのバネ長を変更させる。つぎに、操作手段からの操作信号に応じて、景品取得部5を目的となる景品の上方の位置まで移動させ、アームを開く。アームが開いた状態のまま昇降手段6によって景品取得部を下方に移動させる。アームを閉じた後に景品取得部5を上方へ移動させる。景品を取得したか否かを判定し、取得しているならば、難易度のパラメータに応じて妨害手段の作動パターンを決定する。次に、その決定後の作動パターンに基づいて妨害手段を駆動させる。景品を取得していないならば妨害手段を作動させない。制御部が、上述の把持力調整手段による調整に応じて、難易度パラメータを変更する。例えば、把持力が「大」の設定であると判定したときは、妨害手段の作動パターンを「難」に決定し、図4の例に即すると、妨害手段の回転速度を上げるようにする。
図6は妨害手段の他の実施形態を示すものであり、ゲーム空間のフィールドhから景品収容部に出没するフォーク350の基端がクランク軸352に結合されている。このクランク軸352は、モータ354によって回転されるディスク356の非中心位置に連結されている。モータ354が回転することによって、このフォーク350が所定周波数で景品収容部に向けてフィールドから上下動する。なお(1)は妨害手段の正面図であり、(2)はその側面図である。
図7は景品の移動路の途中にある妨害手段の他の例であり、ゲーム空間のフィールド上に形成されたガイド370上をスライドするスライダ372が示されている。このスライダの側面から突出するピン376が、第1連結軸386の長穴374内に係合されており、第1連結軸の終端の長穴390にピンを介して連結する第2連結軸388の終端はディスク382の非中心位置に連結されている。モータ380が回転するとディスク382が回転して、ディスクの非中心にその終端が結合された第2連結軸がクランク運動を行って、第1連結軸386を介してスライダ372をガイド370に沿って往復動させる。符号384はフィールド穴であり、この穴から第1連結軸386が突出している。符号392はスライダから鉛直方向に向かって突出する蛇行状を成した樹脂製の部材であり、この部材の複数がスライダに固定されている。景品取得部が景品投入部に向かう過程で当該妨害部材と接触すると、景品がアームから落下することがある。なお、既述の実施形態でも同様であるが、妨害用干渉体の移動周波数を変えることによって難易度を調整できる。すなわち、モータの回転速度を上げると難易度が上昇する。
図8は景品を投入口に投入させる段階での妨害手段に係るものであり、この妨害手段は、モータ400と、このモータに結合される第1連結軸402と、第1連結軸の終端とその先端とが回動可能に連結され、終端が蓋体404に結合した第2連結軸406とから構成される。符号408は景品投入部のガイドであり、このガイドの上端が開口された景品投入口410になっている。モータは正逆転モータであり、モータに対して第1連結軸の端部が相対回転不能に結合されている。蓋体の下端は景品投入ガイドの右端に対して反時計方向に回転できるように支持されている。今モータが反時計方向に回転すると、(1)→(2)→(3)の過程を経て、景品投入ガイドの開口端を蓋体が閉鎖する。モータが時計方向に回転するとこの逆の工程をとって蓋体が景品投入口を開放する。モータの正逆転が周期的に繰り返されることによって、開口端が閉塞或いは開放のタイミングが調整される。なお、景品取得手段が開口端の上方に到達すると、遊戯者の特別な操作を必要とすることなく、自動的にアームが開放して景品が落下する。さらに、ユーザは掴んだ景品を落下させるタイミングを決めることができる。例えば、落下ボタンを操作部に設け、落下ボタンを押したことにより操作信号を制御部が受け取り、アームを開閉させるモータを駆動させる制御を実行する。
図9は景品投入部における妨害手段の他の例であり、この妨害手段は、景品ケース408の景品投入口410上空で往復回転する棒500と、この棒が連結された軸502と、この軸を回転させるロータ504と、このロータを、ベルト508を介して回転させるロータ508とモータ510と、から構成されている。モータ510が周期的に正逆転することによって、棒500が景品投入口410の上空で扇状の範囲内で往復回転する。景品取得手段から景品が離れた瞬間にこの棒に景品が衝突すると景品は景品投入口から投入されずに景品配置フィールド内に落下してしまう。
なお、ユーザが掴んだ景品を落下させるタイミングを決めるようにしてもよい。例えば、落下ボタンを操作部に設け、落下ボタンを押したことにより操作信号を制御部が受け取り、アームを開閉させるモータを駆動させる制御を実行する。
図10はさらに他の妨害手段の例であり、この妨害手段は、景品投入ガイド408の景品投入口410上を進退する棒体518と、ボールネジ軸514とモータユニット512から構成される。モータユニットが駆動するとネジ軸514が回転してボールネジナット516がボールネジ軸514に沿って進退する。
なお、ユーザが掴んだ景品を落下させるタイミングを決めるようにしてもよい。例えば、落下ボタンを操作部に設け、落下ボタンを押したことにより操作信号を制御部が受け取り、アームを開閉させるモータを駆動させる制御を実行する。
図11は更に他の変形例であり、景品投入口を開閉する蓋と、この蓋を駆動させる駆動機構から構成される妨害手段である。符号602はガイドであり、このガイド上を蓋の両端に付されたローラ604が転動する。蓋の他の端辺は一対のプーリ604,606とベルト608で上下動する一対の移動ユニット610に連結されており、駆動プーリ606が正逆転モータ612によって所定角度範囲で正逆転されると、ベルトに固定された移動ユニット610が上下動し、蓋体600が矢印の方向に進退して景品投入口410を開閉する。
なお、ユーザが掴んだ景品を落下させるタイミングを決めるようにしてもよい。例えば、落下ボタンを操作部に設け、落下ボタンを押したことにより操作信号を制御部が受け取り、アームを開閉させるモータを駆動させる制御を実行する。
図12は妨害手段の更に他の変形例であり、景品投入ガイド408に隣接する位置に設けられ、モータ650で駆動される駆動プーリ657にベルト652を介して連結するプーリ654とこのプーリから垂直に突出する軸656と、この軸に対して傾斜しながら連結されたパネル658とからなる。モータ650が回転すると傾斜パネル658が軸656を中心に回転する。傾斜パネル658の傾斜面が投入口410に景品を導く向きに傾いている場合に、メカ部7のアームが開放されてこれから落下した景品660がタイミング良く傾斜パネル658に衝突すると、景品660は景品投入口410に落下する。そうでない場合には、景品は景品投入口に落下できない。なお、ユーザが掴んだ景品を落下させるタイミングを決めるようにしてもよい。具体的には、落下ボタンを操作部に設け、落下ボタンを押したことにより操作信号を制御部が受け取り、アームを開閉させるモータを駆動させる制御を実行する。
以上説明したように、既述の実施形態に記載の景品取得ゲームによれば、景品が景品投入領域まで移送される過程、及び/又は景品が景品投入口で投入される際に景品に妨害の作用を与えて、景品取得ゲーム機のゲーム性を多様化することができる。
上述の各実施例に記載の景品取得ゲーム機には妨害手段に対する回避手段を設けることができる。図4の例で説明すると、例えば、鉤状の突出部322の回転を停止させるスイッチである。操作パネルにある、この種のスイッチを遊戯者が押下することにより、一時的に妨害手段の駆動を停止して、景品の取得を容易にする。但し、制限なくこの手段を設けると、妨害手段を設ける意味がなくなるので、回避手段の駆動は制限された状態下で可能とすることが望ましい。例えば、回避手段の持続時間を制限する、または回避手段を使用した後は妨害手段の難易度パラメータを変更して妨害の程度が高くなるようにするなどである。
さらに、他の実施形態について説明する。図13は、景品払い出し口4の近傍にある妨害手段の斜視図を示している。符号702は中心部700の回りで図示しないモータによって回転する景品を載置する手段であるテーブル702である。このテーブル702はすり鉢状なっており、内部704にはキャンディなどの景品が多数収容されている。景品取得部5はテーブル内の景品を掴み、景品を払い出し口4に投入する。
妨害手段は、図14にも示すように、景品払い出し口4の近傍で、景品払い出し口に向かって進退往復する三角状のスライダ706を備えている。スライダが往復しているので、景品取得部から落下する景品がスライダに接触する位置が変わる。初期状態では、景品取得部は、往復移動の往復中心に位置したスライダの真上の位置に来るように設定されている。スライダの景品払い出し口側の斜面706Aに景品取得部5から落下する景品701が接触すると景品払出口側へ案内され景品払い出し口4に投入される。一方、景品が反対側の斜面706Bに接触すると、景品は景品投入口4に投入されることなくテーブル702側に落下する。このように、スライダは、景品払い出し口4を遮蔽することはないものの、景品払い出し口4における景品の落下ラインを干渉して、景品の取得を妨げるものである。
図15は、景品を落下させる位置(×)とスライダとの関係を示している。(1)はスライダが往復移動するときの往復中心にある場合である。この場合に景品取得部によって取得された景品をスライダ707に向けて落下させると、約50%の確率で景品が景品払い出し口へ落下する。(2)はスライダが景品払い出し口と反対側に移動した状態を示している。この状態では景品は斜面706Aに接触するので、殆どの場合、景品が払い出し口へ落下する。(3)はスライダが景品払い出し口側に移動した状態を示している。この状態では景品は斜面706Bに接触するので、殆どの場合景品は景品払い出し口へ導かれない。
図16はスライダの分解斜視図を示したものである。スライダ706は、三角状のケーシング710と、ケース固定プレート712と、基礎プレート714、モータ716とから構成されている。ケース固定プレート712はケース710を固定し、基礎プレート714に支持される。
モータ716の回転軸720にはクランクアーム718が固定され、クランクアームの端部からは短軸720が基礎プレート714の長穴722に挿入される。ケーシング710の先端には穴730が設けられており、この穴730をプレート710のネジ穴732に合わせてねじ止めすることにより、ケーシング710をプレート712に固定することができる。
プレート712の穴726A−Dはそれぞれ基礎プレート714のネジ穴728A−Dに対応している。ネジを対応するネジ穴に螺着することによって、両プレートを互いに固定することができる。プレート712のネジ穴726A−Dは長穴状になっているために、両プレートの固定位置を相対的に長穴の幅内でずらす事ができる。プレート712の符号724は、プレート714の長穴722から突出する短軸720との干渉を避けるための逃げ穴である。これにより、プレート712をプレート714に対してずらして固定したときに、短軸720との干渉を避けることができる。
即ち、図17に示すように、図16の各部材が組み立てられた状態でモータ716を回転させると、短軸720がモータの回転軸720を中心にして円運動を描く。短軸720はプレート722の長穴の内壁に接触するので、短軸720が回転すること(モータが時計方向に回転)により、プレート714が図17の(1)→(2)→(3)→・・・・・(1)のように往復運動を行う。(1)はプレートが最も景品払い出し口へ近づいた状態であり、(3)は最も遠ざかった状態であり、(2)は両者の中間位置にプレートがある状態である。プレート714にプレート712が固定され、プレート712にケーシング710が固定されているので、既述のように△状のスライダを往復運動させることができる。(1)−(3)−(1)の間のプレートの運動は、モータを正転させてもよいし、(3)の後に回転方向を逆方向切り換えるように駆動させてもよい。(1)及び(3)でのプレートの位置検出は、検出手段であるリミットスイッチを設けることにより可能となる。
プレート712の長穴726A−Dの中心にプレート714のねじ穴728A−Dを合わせた場合には、ハウジング710の往復運動の中心を図15の(1)のように景品の落下位置に合うようになるが、長穴726A−Dに対してネジ穴728A−Dをずらす事によって、ハウジング710の移動中心を図15の(2)又は(3)のように、景品の落下位置に対してオフセットすることができる。これにより、プレート712(ハウジング710)をプレート714に対してずらす量を物理的に調整し、景品取得の難易度を調整する調整手段を実現できる。すなわち、景品を景品払い出し口へ導く斜面706Aが景品と接触する確率を調整することができる。
妨害手段による景品取得の難易度を調整する他の方式として、駆動手段であるモータを制御する方法がある。例えば、モータの回転速度を図15の(2)状態から(3)状態への移動と、(3)状態から(2)状態への移動で変更する。(2)から(3)への状態のときモータの回転速度を小さく、(3)から(2)への状態では大きくすることによって、景品取得の際の難易度を低下させ、反対では難易度を増加させることができる。また、スライダが(3)に到達したときに停止させる停止時間を(2)に到達したときに比較して長くすると、景品取得が優しくなり、その逆だと景品取得が難しくなる。また、景品取得部から景品を落下できるタイミングをユーザが操作できるように操作手段を設けても良い。
次に本実施形態の動作について説明する。図3の制御システムがコインの投入を検出すると、スライダ706の往復動を開始させる。同時に景品取得部5が図18の符号800で図示された方向に移動(X方向に移動)し、テーブル704上の景品取得位置(x)で停止する。次いで、ユーザが操作手段である操作スイッチを押すと、操作信号を受けた制御手段がテーブル704の回転が停止させ、アームが開いてメカ部7が下降させる。メカ部の下降を検出する下端リミットスイッチ(下降検出手段)がONすると、メカ部先端のアームが閉じるようにアーム用開閉用駆動手段を駆動させる。アームが閉じた後メカ部を上昇させ、上昇リミットスイッチ(上昇検出手段)がONになるとテーブルの回転を再開させる。次いで、景品取得部を目標位置から初期位置(0点位置)まで移動させる。
制御手段は、景品取得部が初期位置まで移動したことを検出スイッチによって検出するとアームを開放させる。次いで、所定時間経過後スライダ706の往復動を停止させる。
なお、上記において、制御手段が操作スイッチからの操作信号を受けたときにテーブル704を回転させる駆動手段であるモータを停止させるようにしてもよい。この場合には、景品取得部が下降したときに横から景品が衝突することによって受ける負荷を回避することができる。
ここで、スライダを移動させる駆動手段であるモータの制御動作の一例は次のとおりである。制御ユニットが、コイン投入を検出すると、往復動の中心(I)に対してスライダの最先端位置(III)から最後端位置(II)まで、スライダを移動させる。最後端位置にスライダが到達したことを検出する検出手段(スイッチ)により、検出信号を受信した制御ユニット(CPU)は、モータを停止させる。こののち所定時間をカウントする。所定時間は、オペレータの操作に基づいて、制御手段が予め記憶部に格納した「停止時間テーブル」を参照して決定される。制御手段は、所定時間が経過したら、モータの駆動を再開させる。最後端位置から最先端位置まで、スライダを移動させ、最先端位置にスライダが到達したことを検出する検出手段(スイッチ)により、検出信号を受信した制御手段(CPU)は、モータを停止させる。この停止時間もオペレータによって設定される。制御手段は、所定時間が経過したら、モータの駆動を再開させる。スライダの動作は、景品取得部が、初期位置(往復中心に存在するときのスダイダの真上位置又は投入口の真上位置又はこれらとは別の初期位置)に到達したことを検出する検出手段(スイッチ)がONになるまでくりかえす、または、1ゲームに設定されたゲーム時間が経過するまでくりかえす。停止時間を調整することによって景品取得の難易度を調整できる。停止時間はオペレータの操作によらず、制御手段がテーブルに記憶された複数の値からランダムに選択された値でも良い。
既述の実施形態では、景品取得部がX方向のみ移動できるタイプについて説明したが、景品取得部がX及びY方向に移動するタイプでも良い。このタイプのものの動作は次の通りである。コイン投入後、x方向操作ボタンON(x用モータオン)し、ついでこれをOFFする(x方向決定)。次いで、y方向操作ボタンについても同様にする。これにより景品取得部の目標位置が決まる。制御部は、y方向操作ボタンがOFFとなったら、アームを開く(アーム用モータ駆動させる エンコーダで回転角度をみる)。次いで、景品取得部をz方向に下降させる(z用モータON)。下降リミットスイッチON(z方向:モータOFF)すると、アームを閉じる。この時、アーム用モータ駆動させ、かつエンコーダで回転角度を検出している。次いで、景品取得部をz方向へ上昇させる。上昇リミットスイッチONすると、z方向モータをOFFする。制御手段は、景品取得部をスライダの往復移動基準位置の真上位置に向かって移動させるように、x、yモータを駆動させる。スライダの往復移動基準位置の真上に、景品取得部が到達したことを検出し、X,Yモータを停止させ、次いでアームを開放する。
既述の実施形態では妨害手段を可動するタイプのものとして説明したが、可動しないタイプのもの、設置するだけで妨害手段となるものでも良い。
また、妨害手段の動作には振動、往復移動、上下動について説明したが、風の吹きつけなど特に限定はされない。妨害手段の動作は、制御手段がパラメータを調整することにより制御される。
なお、妨害手段によって景品取得部から景品投入口に至らない景品をラウンドテーブル(景品収容部)へ戻すために誘導手段(シュータ)などを設けても良い。
本発明に係わる景品取得ゲーム装置の全体斜視図である。 その一部拡大図である。 景品取得ゲーム機の全体制御の機能ブロック図である。 妨害手段(景品移送路途中での妨害)の具体的な実施形態の平面図(1)と、その側面図(2)である。 制御手段による妨害装置の制御動作を示すフローチャートである。 図6(1)は、移動路の途中にある妨害手段の他の実施形態の正面図であり、(2)はその側面図である。 景品の移動路の途中にある妨害手段の他の例を示す斜視図である。 景品を取得できる段階での妨害手段の正面図である。 景品投入部における妨害手段の他の例を示す図である。 さらに他の妨害手段の例を示す図である。 さらに他の変形例を示す図である。 妨害手段の更に他の変形例を示す図である。 妨害手段のさらに他の変形例に係る斜視図である。 その動作態様を示す模式図である。 さらにその模式図である。 妨害手段の組立斜視図である。 妨害手段の動作を示す他の模式図である。 妨害手段の動作を示すさらに他の模式図である。
符号の説明
100 景品取得ゲーム装置、1 基台、2 収容部、3 景品、4景品投入部

Claims (3)

  1. 遊戯者が操作する操作手段と、
    複数の景品が配置されたゲーム空間と、
    前記ゲーム空間内を移動可能に配設された景品取得手段と、
    前記景品取得手段から落下した景品をゲーム空間外へ出す開口部と、
    前記ゲーム空間において前記景品取得手段を移動させる移動手段と、
    前記操作手段からの操作信号に応答して、前記移動手段によって前記景品取得手段を目標位置まで移動するよう制御する制御手段と、
    前記開口部に隣接して設けられ、前記移動手段によって前記開口部の上方に移動された前記景品取得手段から開放されて落下した景品を前記開口部へ至るまでに妨害する動作と、前記移動手段によって前記開口部の上方に移動された前記景品取得手段から開放されて落下した前記景品を前記開口部へ導く動作を所定の周期で繰り返す駆動手段を有する妨害手段と
    を備えたことを特徴とする景品取得ゲーム装置。
  2. 前記制御手段による制御の下、
    前記駆動手段による繰り返し周期を調整する調整手段をさらに有することを特徴とする請求項に記載の景品取得ゲーム装置。
  3. 前記妨害手段は、前記開口部に向かって進退往復する三角状のスライダであることを特徴とする請求項又はに記載の景品取得ゲーム装置。
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