JP4205503B2 - メダルゲーム機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、ゲームセンタなどに設置され、メダルを利用したゲームを行なうのに用いられるメダルゲーム機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のメダルゲーム機としては、特許文献1に記載のものがある。このメダルゲーム機は、第1および第2のゲームフィールドを有している。第1のゲームフィールドは、起立状のゲーム盤を用いて形成されており、複数本の釘や複数のチャッカを有している。この第1のゲームフィールドにおいては、その上部または上方に送り込まれたメダルが複数本の釘などに衝突しながら下降していく。そして、このメダルが上記複数のチャッカのいずれかに入ると、これが入賞とされ、メダルの払い出しや所定のイベント開始がなされるように構成されている。これに対し、第2のゲームフィールドは、いわゆるプッシャゲームを行なうためのプッシャゲーム機構が設置されたフィールドとされている。このような構成によれば、趣の異なる2種類のゲームを組み合わせて行なうことができるため、単に1種類のゲームを行なうだけの場合よりも、ゲームを面白くすることができる。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−84238号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のメダルゲーム機においては、第1および第2のゲームフィールドを利用した2種類のゲームを単純に行なうことができるに過ぎず、面白さを高める上で、未だ改善すべき余地があった。従来においては、たとえば第1のゲームフィールドを通過し終えたメダルを第2のゲームフィールドに進行させるといったこともなされている。ところが、このように第1のゲームフィールドを通過し終えたメダルがそのまま無条件に第2のゲームフィールドに供給されるだけでは、面白味に欠ける。
【0005】
本願発明は、このような事情のもとで考え出されたものであって、第1および第2のゲームフィールドで行なわれるゲームの関連性を高め、それらのゲームフィールドで行なわれるゲームを従来よりも面白くすることが可能なメダルゲーム機を提供することをその課題としている。
【0006】
【発明の開示】
上記の課題を解決するため、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
【0007】
本願発明によって提供されるメダルゲーム機は、正面に配置され、起立状の本体ボードの前面側に透明板が一定間隔を隔てて配置されたゲーム盤を用いて形成され、かつ上記本体ボードと上記透明板との間に上部または上方から送り込まれるメダルが下降する第1のゲームフィールドと、上記ゲーム盤の下方前面側に配置され、互いに重なり合って相対摺動を行なう一対のテーブルを有し、かつこれら一対のテーブル上から所定の位置に落下したメダルを払い出し口に払い出すようにされた第2のゲームフィールドと、を備えている、メダルゲーム機であって、上記ゲーム盤の側部における上記透明板よりも前面側に配置され、上記透明板を貫通するガイド部材を介して上記第1のゲームフィールドの側部における所定位置に進行したメダルを受け取り、かつ溜めておくことが可能であるとともに、奥行方向に延びる軸を中心として傾動可能なメダル受け部材と、このメダルゲーム機で実行されるゲームにおいて予め定められた状況を生じたときに、上記メダル受け部材に溜められていたメダルが上記第2のゲームフィールドにその側方から供給されるように、上記メダル受け部材を傾動させる動作手段と、をさらに備えていることを特徴としている。
【0008】
本願発明によれば、第1のゲームフィールドの所定位置にメダルが進行すると、このメダルはメダル受け部材によって受けられて溜められ、その後このメダルゲーム機で実行されるゲームにおいて「当たり」などの所定の状況を生じたときには、上記メダル受け部材に溜められていたメダルが第2のゲームフィールドに供給される。したがって、第1のゲームフィールドを通過し終えたメダルをただ単純に第2のゲームフィールドに供給させるだけの場合と比較すると、第2のゲームフィールドに対するメダル供給の仕方が複雑化してゲーム性が高いものとなり、メダルゲームを面白くすることができる。とくに、上記メダル受け部材から第2のゲームフィールドにメダルが供給される場合、そのメダル枚数は一定にはならず、非常に多い場合と少ない場合とが生じるため、このようなメダル枚数の差がゲームの面白さをより高めることとなる。
【0010】
本願発明の好ましい実施の形態においては、上記第1のゲームフィールドには、チャッカが設けられており、上記チャッカに入ったメダルが上記ガイド部材を介して上記メダル受け部材上に導かれる。なお、本願発明でいうチャッカとは、メダルの進入を契機として所定の処理を実行するためにメダルを進入させるための部分であり、開口部を有するポケット状の枠を固定して設けた構造のものや、開口部を開閉する部材を備えたものなど、種々の構造に形成することが可能である。このような構成によれば、上記チャッカに入ることによって入賞などを生じさせたメダルを、上記ガイド部材を利用して上記メダル受け部材に適切に導くことができる。上記メダル受け部材は、上記第1のゲームフィールドには設けられていないために、上記メダル受け部材が上記第1のゲームフィールドにおいて実行されるメダルゲームの邪魔になるといった不具合も適切に回避することができる。
【0011】
本願発明の好ましい実施の形態においては、上記第1のゲームフィールドには、上記メダルの下降方向を変化させるためのメダルガイドが回転自在に設けられており、かつこのメダルガイドは、上記チャッカに向けてメダルを案内する姿勢に停止可能である。このような構成によれば、上記メダルガイドを所定の姿勢で停止させることにより、多数枚のメダルを短時間で上記チャッカに入らせ、またこのチャッカに入った多数枚のメダルを上記メダル受け部材に溜めさせるモードが設定可能となり、ゲームの面白さがさらに高まる。
【0012】
本願発明のその他の特徴および利点については、以下に行う発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の好ましい実施の形態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0014】
図1は、本願発明に係るメダルゲーム機の一例を示している。本実施形態のメダルゲーム機Aは、いわゆるアーケード型であり、フロア上に起立して設置される筐体1、この筐体1の上部内に略鉛直状に起立して設けられたゲーム盤2、このゲーム盤2の下部手前側に設けられたプッシャゲーム機構3、このプッシャゲーム機構3の両側方に設けられたメダル払い出し装置7、筐体1の前面部に設けられた操作テーブル4、筐体1内に設けられた複数のメダル送出装置5A〜5C、およびこのメダルゲーム機Aの各部の動作制御や信号制御を行なう制御回路6を備えている。
【0015】
このメダルゲーム機Aは、第1および第2のゲームフィールドGf1,Gf2を有している。第1のゲームフィールドGf1は、後述するように、ゲーム盤2により形成されており、メダルMをゲーム盤2の盤面に沿わせて下降させていくためのフィールドである。第2のゲームフィールドGf2は、プッシャゲーム機構3を用いることによりいわゆるプッシャゲームを行なうためのフィールドである。筐体1の操作テーブル4の上方部分には、上記第1および第2のゲームフィールドGf1,Gf2を筐体1の外部と仕切るための透明な仕切板10が設けられている(図9参照)。ただし、図1においては、仕切板10を省略している。また、図1、図2、および図8においては、ゲーム盤2の前面部分に設けられている後述の透明板21も省略している。
【0016】
図3によく表われているように、ゲーム盤2は、起立した本体ボード20の前面側に、合成樹脂製の透明板21が一定間隔を隔てて設けられた構成を有している。これら本体ボード20と透明板21との間のスペースが、第1のゲームフィールドGf1である。メダル送出装置5A,5Bから送出されてきたメダルMは、この第1のゲームフィールドGf1に対してその上部または上方から投入され、その後重力により下降していくこととなる。第1のゲームフィールドGf1の最下部まで到達したメダルMは、プッシャゲーム機構3上に供給されるようになっている。
【0017】
図2によく表われているように、ゲーム盤2は、第1のゲームフィールドGf1の上部において一定の角度範囲で常時揺動を行なう複数の揺動アーム22、メダルMの下降方向に変化を与えるための複数の固定ピン(釘)23、複数のチャッカ24A〜24D、および一対のメダルガイド8を具備している。また、ゲーム盤2には、液晶表示器などにより構成された画像表示部25や、メダル供給口26も設けられている。
【0018】
図3に示すように、チャッカ24Cの近傍には、このチャッカ24CにメダルMが入ったときに、これを検出するセンサS1が設けられており、その検出信号は制御回路6に送信されるようになっている。この点については、チャッカ24A,24B,24Dも同様である。制御回路6は、チャッカ24A〜24DにメダルMが入ったことがセンサS1により検出されると、これを入賞とし、チャッカ24A〜24Dのそれぞれに対応して予め定められている処理を実行するようになっている。この処理の具体例については、後述する。チャッカ24Cに入ったメダルMは、チャッカ24Cをそのまま通過し、プッシャゲーム機構3上に供給されるようになっている。この点については、チャッカ24A,24Dも同様である。これに対し、図2に表われているように、チャッカ24Bの下方にはガイド28が設けられており、チャッカ24Bを通過したメダルMはこのガイド28によってメダル払い出し装置7上に導かれるようになっている。
【0019】
図5および図6によく表われているように、メダル払い出し装置7は、プッシャゲーム機構3の側方に設けられており、メダル受け部材70と、このメダル受け部材70を支持する一対の支持フレーム71と、往復動作体72とを備えている。メダル受け部材70は、比較的多数枚のメダルMを載置保持可能な受け皿状であり、一対の支持フレーム71に軸73を介して支持され、かつこの軸73を中心として矢印N1で示す上下方向に揺動可能である。チャッカ24Bのガイド28によって案内されてきたメダルMは、このメダル受け部材70上に供給されて溜められるようになっている。往復動作体72は、本願発明でいう動作手段の一例に相当する。この往復動作体72は、リニアモータ、電磁ソレノイド、あるいは空気圧式シリンダなどを用いて構成されており、往復動自在なロッド72aを備えている。このロッド72aは、連結部材74を介してメダル受け部材70に連結されている。連結部材74は、メダル受け部材70の先端部寄りの位置にピン75を介して回転可能に取り付けられている。したがって、ロッド72aを往復動させれば、メダル受け部材70は水平な姿勢と、図7に示すようにこのメダル受け部材70が前下がりに傾いた姿勢とに切り替え自在である。メダル受け部材70が傾いた姿勢にされると、その上に載っていた複数のメダルMの全てがプッシャゲーム機構3上に落下供給されるようになっている。
【0020】
図4に示すように、メダルガイド8は、第1および第2の回転板81,82と、ガイド本体部83とを組み合わせて構成されている。第1の回転板81は、たとえば透明な合成樹脂製の正面視円形状であり、この第1の回転板81と第2の回転板82との間にガイド本体部83を挟むようにして、第2の回転板82の前面側に取り付けられている。第1および第2の回転板81,82間の隙間は、メダルMが進入可能な通路となっており、この通路は、第1のゲームフィールドGf1の一部をなしている。ゲーム盤2の透明板21には、円形の孔部21aが形成されており、第1の回転板81は、この孔部21aに嵌入している。ガイド本体部83は、第1の回転板81の直径方向に直線状に延びるバー状であり、第1および第2の回転板81,82に対して接着やネジ止めなどの手段を用いて固定されている。ただし、ガイド本体部83が第1の回転板81または第2の回転板82と一体的に樹脂成形された構成とすることもできる。
【0021】
第2の回転板82には、軸82aが設けられている。この軸82aは、第2の回転板82とは一体または別体であり、複数のベアリング89によって回転可能に支持されている。軸82aには、モータ88によって駆動回転自在な歯車87aと噛み合う歯車87bが取り付けられている。したがって、第1および第2の回転板81,82およびガイド本体部83は、モータ88の駆動力により軸82aを中心として回転自在である。ゲーム盤2の本体ボード20には、円形状の孔部20aが形成されており、第2の回転板82は、この孔部20aに嵌入している。
【0022】
第2の回転板82の近傍には、この第2の回転板82に付された1または複数のマーク86を検出するための1または複数のセンサS2が設けられている。これらのマーク86やセンサS2は、メダルガイド8の回転を後述する所定の姿勢で停止させるためのものである。マーク86に代えて、凸部や凹部などを第2の回転板82に形成し、これをセンサS2によって検出させる構成とすることもできる。
【0023】
メダルガイド8は、メダルゲームが行なわれている期間中の通常時には、連続して回転している。ただし、ゲームが所定の進行状況になったときには、制御回路6の制御によってメダルガイド8の回転が停止するようになっている。メダルガイド8の回転が停止される姿勢は、たとえば図2に示すように、ガイド本体部83が斜めに傾き、かつその延長線付近にチャッカ24Bの入口が位置する姿勢である。また、他の姿勢としては、図8に示すように、ガイド本体部83の傾き角が、図2に示す場合とは90度異なる姿勢である。この姿勢では、ガイド本体部83の延長線付近に、チャッカ24Dの入口が位置する。
【0024】
プッシャゲーム機構3は、固定テーブル30と、この固定テーブル30上に重なったスライドテーブル31とを備えている。スライドテーブル31は、図2および図3の矢印N2方向に一定のストロークで往復動自在であり、ゲーム期間中は常時往復動を繰り返している。このプッシャゲーム機構3においては、メダルMが固定テーブル30の前縁部からその手前側に落下すると、このメダルMが後述するメダル払い出し口40に導かれてプレイヤに払い出されるように構成されている。
【0025】
図9に示すように、操作テーブル4には、メダル溜置部41、メダル整列用溝42、左右一対のメダル投入口43、および複数の操作スイッチ44a,44bが設けられている。メダル溜置部41は、メダル払い出し口40から払い出されたメダルMを溜めておくための部分であり、周縁部よりも凹状に窪んでいる。メダル整列用溝42は、メダル溜置部41に隣接して略直線状に延びた凹溝であり、一対のメダル投入口43は、このメダル整列用溝42の長手方向両端の底部に開口している。
【0026】
この操作テーブル4において、メダル溜置部41に置かれていた複数枚のメダルMをメダル投入口43に投入するには、まずそれら複数枚のメダルMをメダル整列用溝42内に移し、このメダル整列用溝42内においてそれら複数枚のメダルMを起立させ、かつメダル整列用溝42の長手方向に並べるようにしてそれらメダルMの厚み方向に重ね合わせた整列状態とする。次いで、これら整列状態の複数枚のメダルMを、メダル整列用溝42のたとえば右端側にスライド移動させると、それら複数枚のメダルMのうち、まず右端のメダルMがメダル投入口43上に到達し、このメダル投入口43に落下し、投入される。すると、その後は新たに右端となったメダルMがメダル投入口43に落下し、投入される。このような原理により、整列されたメダルMは、その右端から1枚ずつ順番にメダル投入口43に投入される。整列されたメダルMをメダル整列用溝42の左端に向けてスライド移動させた場合にも、その左端に位置するメダル投入口43に対して適切に投入することができる。このように、この操作テーブル4においては、複数枚のメダルMをメダル投入口43に投入する操作を容易かつ迅速に行なうことが可能である。
【0027】
メダル投入口43に投入されたメダルMは、その後メダル送出装置5A,5Bの後述する各ホッパ50に導かれてその内部に投入されるようになっている。このメダルゲーム機Aにおいては、メダル投入口43にメダルMが投入されると、これがセンサ(図示略)により検出され、その投入枚数が制御回路6によってカウントされ、かつそのデータが記憶されるように構成されている。また、そのカウント数のデータの記憶は、左右一対のメダル投入口43のそれぞれについて個別に行なわれるようになっている。複数の操作スイッチ44a,44bは、第1のゲームフィールドGf1の上部の左側および右側にメダルMを送り込む操作を行なうための左用および右用のメダル発射スイッチであり、メダルMの単発発射用のものと連続発射用のものとがある。
【0028】
図1において、メダル送出装置5A,5Bは、操作スイッチ44a,44bが操作されたときに、メダルMの送り出し動作を行なうものである。メダル送出装置5Cは、ゲーム盤2のメダル供給口26からメダルMを第1のゲームフィールドGf1に排出させるためのものである。これらメダル送出装置5A〜5Cは、図10に示すように、ホッパ50の底部にモータ51の駆動力により回転されるロータ52が配された構造を有しており、ロータ52の側方には、メダル移動路53aを内部に形成しているダクト53が連設されている。ロータ52は、一定角度回転するごとにホッパ50内に貯留されていた複数のメダルMを1枚ずつメダル移動路53a内に送り出すように構成されている。このようなメダルの送り出し機構は、従来より既知であり、ロータ52の詳細な形状などの説明は省略する。
【0029】
メダル送出装置5A,5Bの各メダル移動路53aは、図2によく表われているように、ゲーム盤2の上方まで延びており、メダル送出装置5A,5Bが駆動すると、第1のゲームフィールドGf1に対してその上方からメダルMが供給されるようになっている。メダル移動路53aには、複数枚のメダルMが互いに接触し合うようにして詰まっており、メダル送出装置5A,5Bから1枚のメダルMがメダル移動路53a内に送り出されると、このメダル移動路53a内の先頭に位置するメダルMがメダル移動路53a内から第1のゲームフィールドGf1に押し出される。メダル送出装置5A,5Bは、制御回路6により制御されており、制御回路6は、操作スイッチ44a,44bが操作されると、その操作内容に対応したメダルの送り出しを行なうようにメダル送出装置5A,5Bの各モータ51を駆動させるようになっている。
【0030】
メダル送出装置5Cについては、そのメダル移動路53aがメダル供給口26の背後まで延びており(図示略)、メダルMの送り出し動作がなされると、メダル供給口26から第1のゲームフィールドGf1にメダルMが供給されるようになっている。このメダル送出装置5Cは、たとえばこのメダルゲーム機Aにおいて実行されるゲーム内容が所定の「当たり」になったときに動作するように制御回路6によって制御されている。
【0031】
次に、メダルゲーム機Aの作用について、制御回路6の具体的な制御動作の内容と併せて説明する。
【0032】
まず、操作テーブル4上のメダル投入口43にメダルMが投入されると、制御回路6は、その投入されたメダルMの数をカウントし、その値をクレジット数として記憶する。プレイヤによって操作スイッチ44a,44bのいずれかが操作されると、制御回路6はその操作内容に応じ、メダル送出装置5A,5Bの少なくとも一方を駆動させる。これにより、第1のゲームフィールドGf1の上部にメダルMが送り込まれる。その際、制御回路6は、メダルMが1枚送り出される都度、上記したクレジット数を1ずつ減らす処理を行ない、この数がゼロになるまではメダルMの送り出しを許容する。上記クレジット数がゼロになったときには、その後メダル投入口43にメダルMが新たに投入されない限りは、操作スイッチ44a,44bを操作してもメダルMの送り出しは実行されない。また、制御回路6は、上記したクレジット数をプレイヤが知ることができるように、画像表示部25にそのクレジット数を表示させる制御も行なう。
【0033】
第1のゲームフィールドGf1の上部に送り込まれたメダルMは、複数の揺動アーム22や複数の固定ピン23に当たることにより、不可測的に進路を変化させながら下降していく。一対のメダルガイド8の第1および第2の回転板81,82間に進入してきたメダルMは、ガイド本体部83に当たると、このガイド本体部83の長手方向に進行するようにガイドされる。これら一対のメダルガイド8は、常時は、互いに反対方向または同一方向に一定の速度で回転しており、各ガイド本体部83の姿勢が変化していることによって、メダルMがガイドされる方向に変化が与えられるため、これが面白いものとなる。各メダルガイド8が、たとえば図2に示すような回転角度にあるときには、このメダルガイド8に向けて進行したメダルMは、チャッカ24Bの上方に導かれる。したがって、チャッカ24Bに向けて直接進行していなかったメダルMであっても、メダルガイド8にガイドされることによってチャッカ24Bに入る場合があり、これが一層面白いものとなる。チャッカ24Bを通過したメダルMは、既述したとおり、ガイド28によってメダル払い出し装置7のメダル受け部材70上に導かれ、溜められる。
【0034】
制御回路6は、メダルゲームが開始された後には、たとえばアニメキャラクタなどを画像表示部25に表示させながら所定のゲームを進めていく電子ゲームの実行処理も行なっている。この電子ゲームにおいて所定の結果が生じると、制御回路6は、メダルガイド8のガイド本体部83が図2に示した角度で傾斜するように、その回転を一定時間停止させる。これにより、チャッカ24BにメダルMが入り易くなり、プレイヤの興味をそそる。また、メダル受け部材70上は、短時間で多数枚のメダルMが溜まっていく。
【0035】
次いで、上記電子ゲームにおいて「当たり」が発生すると、制御回路6は、その時点でメダル払い出し装置7の往復動作体72を動作させる。これにより、メダル受け部材70は、図7に示したように傾斜し、このメダル受け部材70上に溜まっていた複数枚のメダルMはプッシャゲーム機構3上に投入される。その際のメダルMの投入枚数が多ければ、プッシャゲーム機構3上のメダルMの移動量は大きく、その後固定テーブル30の前縁部から多くのメダルMが落下し、プレイヤに対するメダルMの払い出し枚数が多くなる。ただし、メダル受け部材70上に溜まっているメダルMの枚数は一定ではなく、メダル受け部材70が傾斜するタイミングによっては、このメダル受け部材70からプッシャゲーム機構3上に供給されるメダルMの枚数がかなり少ない場合もある。したがって、このような枚数の差が発生することもゲームの面白さを高めることとなる。
【0036】
制御回路6は、上記電子ゲームにおいて、上記したのとは別の「当たり」となったときには、メダルガイド8のガイド本体部83が図8に示した角度で傾斜するように、その回転を一定時間停止させる。これにより、チャッカ24BにはメダルMが入り難くなる一方、チャッカ24DにはメダルMが入り易くなる。この場合には、チャッカ24DにメダルMが入る入賞回数を非常に多くし、このことによってプレイヤの興味を大きくそそることができる。チャッカ24Dを開閉式としておき、このチャッカ24Dが開いているときのみに、メダルガイド8を図8に示す姿勢で停止させるようにすれば、ゲームとしてより面白いものとなる。制御回路6は、チャッカ24Dに所定数のメダルMが入ったときには、たとえばメダル送出装置5Cを駆動させてメダル供給口26から多数枚のメダルMを払い出させるといった制御を行なう。
【0037】
上記したように、このメダルゲーム機Aにおいては、第1のゲームフィールドGf1から第2のゲームフィールドGf2へのメダル供給は、単に第1のゲームフィールドGf1を通過したメダルMがそのまま第2のゲームフィールドGf2に進入するだけではなく、メダル払い出し装置7を利用しても行なわれるために、その分だけゲームが面白いものとなる。メダル受け部材70に溜められているメダルMの枚数は、プレイヤが確認することが可能であり、このメダル受け部材70上に多数枚のメダルMが溜まっている場合、プレイヤは、それら多数枚のメダルMの払い出しを強く要望する気持ちを抱くこととなる。したがって、プレイヤが上記した多数枚のメダルMの払い出しが実行されるまで、メダルゲームを何回も繰り返して行なうといった効果も期待できる。
【0038】
本願発明は、上記した実施形態に限定されない。本願発明に係るメダルゲーム機の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
【0039】
本願発明においては、たとえば第1のゲームフィールドのチャッカを非通過のメダルがメダル受け部材上に供給されるように構成してもかまわない。また、メダル受け部材の具体的な位置や数も限定されない。メダル受け部材は、上記実施形態のように、上下方向に揺動可能とし、これを傾斜させることによってメダルを第2のゲームフィールドに落下させるようにすれば、その構造を簡素にすることができる利点が得られるが、第2のゲームフィールドに対するメダルの供給方式もこれに限定されない。たとえば、メダル受け部材の底部に開閉自在な蓋を設けておき、この蓋を開けることによって、メダルを第2のゲームフィールドに落下供給させるようにしてもかまわない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係るメダルゲーム機の一例を示す概略斜視図である。
【図2】図1のメダルゲーム機の要部概略正面図である。
【図3】図2の概略断面図である。
【図4】図2のIV−IV断面図である。
【図5】図1のメダルゲーム機が備えているメダル払い出し装置の正面断面図である。
【図6】図5のVI−VI断面図である。
【図7】図5のメダル払い出し装置の動作説明図である。
【図8】図1のメダルゲーム機の作用を示す要部概略正面図である。
【図9】図1のメダルゲーム機が備えている操作テーブルを示す要部斜視図である。
【図10】図1のメダルゲーム機が備えているメダル送出装置を示す要部斜視図である。
【符号の説明】
A メダルゲーム機
Gf1 第1のゲームフィールド
Gf2 第2のゲームフィールド
2 ゲーム盤
3 プッシャゲーム機構
6 制御回路
7 メダル払い出し装置
8 メダルガイド
20 本体ボード
21 透明板
24A〜24D チャッカ
28 ガイド
30 固定テーブル
31 スライドテーブル
70 メダル受け部材
72 往復動作体(動作手段)

Claims (3)

  1. 正面に配置され、起立状の本体ボードの前面側に透明板が一定間隔を隔てて配置されたゲーム盤を用いて形成され、かつ上記本体ボードと上記透明板との間に上部または上方から送り込まれるメダルが下降する第1のゲームフィールドと、
    上記ゲーム盤の下方前面側に配置され、互いに重なり合って相対摺動を行なう一対のテーブルを有し、かつこれら一対のテーブル上から所定の位置に落下したメダルを払い出し口に払い出すようにされた第2のゲームフィールドと、
    を備えている、メダルゲーム機であって、
    上記ゲーム盤の側部における上記透明板よりも前面側に配置され、上記透明板を貫通するガイド部材を介して上記第1のゲームフィールドの側部における所定位置に進行したメダルを受け取り、かつ溜めておくことが可能であるとともに、奥行方向に延びる軸を中心として傾動可能なメダル受け部材と、
    このメダルゲーム機で実行されるゲームにおいて予め定められた状況を生じたときに、上記メダル受け部材に溜められていたメダルが上記第2のゲームフィールドにその側方から供給されるように、上記メダル受け部材を傾動させる動作手段と、
    をさらに備えていることを特徴とする、メダルゲーム機。
  2. 記第1のゲームフィールドには、チャッカが設けられており、
    上記チャッカに入ったメダルが上記ガイド部材を介して上記メダル受け部材上に導かれる、請求項に記載のメダルゲーム機。
  3. 上記第1のゲームフィールドには、上記メダルの下降方向を変化させるためのメダルガイドが回転自在に設けられており、かつこのメダルガイドは、上記チャッカに向けてメダルを案内する姿勢に停止可能である、請求項に記載のメダルゲーム機。
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