JP2005046231A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Fumiaki Tokugawa
史明 徳川
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Abstract

【課題】ステージ面を転がる遊技球の注目度を高め、遊技が単調になることを防ぐ。
【解決手段】遊技盤12には、図柄表示装置14と、図柄表示装置14を取り囲む枠部材20が設けられている。ステージ部材26には、主にステージ誘導路25から誘導された遊技球が滞在する第1ステージ面27が設けられている。枠部材20の内側底部には、第2ステージ面28が設けられている。ステージ部材26に形成された突出部26cは、ステージ駆動ギア30に摺接する。ステージ駆動モータ31が駆動するとステージ駆動ギア30が回転し、ステージ部材26が揺動して第1ステージ面27の傾斜角度が変化する。遊技者は、第1ステージ面27を転がる遊技球の挙動に注目し、ステージ調節ボタン22aを操作しながら第1ステージ面27の傾きを自由に調節して遊技を有利に進める。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技盤の遊技領域を落下する遊技球を滞在させ、遊技球の挙動の態様に変化をもたせる弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコホールなどの遊技場に設置される弾球遊技機では、使用される遊技球に一定の価値が与えられている。遊技を行って獲得した遊技球はその球数分の価値に相当する景品と交換することができ、遊技者は数多くの遊技球を獲得することを目的に遊技を楽しむ。
【0003】
弾球遊技機には、遊技盤のほぼ中央に図柄表示装置を備えたものが広く知られている。図柄表示装置は、液晶表示画面を備えており、液晶表示画面の下方に設けられた始動入賞口(スタートチャッカー)に遊技球が入賞すると、液晶表示画面上で複数種類の図柄の可変表示が開始される。画面上に大当たりを示す図柄が揃うと、遊技盤に設けられた可動扉(アタッカ)が作動して大入賞口が出現する。大入賞口には遊技球が入りやすく、遊技球を大量に獲得できるという遊技上の特典を得ることができる。
【0004】
図柄表示装置を備えた弾球遊技機には、液晶表示画面を取り囲む大きさを有し、遊技球が液晶表示画面に重なって落下することを防ぐ枠部材が設けられている。この枠部材は、飾り枠とも称され、遊技盤を装飾して弾球遊技機の絢爛さを高める作用をする。枠部材の内面には、落下する過程の遊技球を一時的に滞在させるステージが設けられている。ステージは、例えば、遊技盤の遊技領域に設けられた障害釘で跳ね返された遊技球を受けて、遊技球を左右に転がらせる。ステージは、滞在する遊技球が始動入賞口に入賞しやすいようにその形状が工夫されている。遊技者は、始動入賞口に遊技球が入賞することを期待して、ステージ上の遊技球の動きに注目する。近年では、遊技者が抱く期待感を持続させるために複数のステージを設け、遊技球がステージに滞在する時間を長くした弾球遊技機が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、複数段のステージを設けた弾球遊技機は、ステージの段数や形状に応じて遊技球の動きを多様化できるが、遊技球がステージ上から始動入賞口に入賞する割合はほぼ一定に決まってしまうため、遊技が単調になりやすいという問題がある。
【0006】
本発明は、上記問題点を考慮してなされたもので、遊技球の動きに変化をもたせて遊技に対する期待感を高め、遊技球に対する注目度を高めることができる弾球遊技機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の弾球遊技機は、遊技盤の遊技領域に打ち出された遊技球が始動入賞口に入賞することにより識別情報の可変表示を開始する表示装置を備えた弾球遊技機において、前記始動入賞口の上方に設けられ、前記遊技領域を落下する過程で遊技球が滞在するステージ面を有するステージ部材と、前記ステージ部材の一部又は全部を変位させ、前記遊技盤の盤面に対するステージ面の傾きを調節する傾き調節機構とを備えたことを特徴とし、ステージ面の上で滞在する遊技球の挙動を変化させるものである。
【0008】
請求項2記載の弾球遊技機は、請求項1に記載の弾球遊技機において、遊技者の操作によって前記傾き調節機構を作動させる操作部を備えたことを特徴とするもので、遊技者の技術介入度を高めて遊技に興趣をもたせるものである。
【0009】
請求項3記載の弾球遊技機は、請求項2に記載の弾球遊技機において、前記傾き調節機構が、前記操作部の操作により駆動する駆動部と、駆動部の駆動力を前記ステージ部材に伝達する伝達部とを備えていることを特徴とし、遊技者が操作部を操作する力によって直接ステージ部材を変位させるよりも、操作に要する力を小さくし、操作を簡単にするものである。
【0010】
請求項4記載の弾球遊技機は、請求項2又は3記載の弾球遊技機において、前記操作部が遊技球を打ち出す際に操作されるハンドルに設けられていることを特徴とし、ステージ面の傾き調節と遊技球の打ち出しとが片手で容易に行えるようにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1において、弾球遊技機10は、本体ユニット11と、遊技領域を有する遊技盤12と、遊技盤12を前面側から覆うガラス枠13とから構成されている。本体ユニット11には、遊技球発射装置、賞球払出し装置など、弾球遊技機10の主要な装置が組み込まれている。遊技盤12には、液晶表示画面14aを備えた図柄表示装置(表示装置)14が設けられている。遊技盤12では、打ち出された遊技球が、複数の障害釘や風車(ともに図示なし)が設けられた遊技領域を落下する。遊技盤12には、始動入賞口15、通常入賞口16、通過入賞口17、アタッカ18、アウト口19が設けられている。
【0012】
図柄表示装置14は、その下方に設けられた始動入賞口15に遊技球が入賞すると、液晶表示画面14a上で複数の図柄(識別情報)を可変表示する。液晶表示画面14a上では、図柄が上方から下方に移動する流動的な表示がなされ、一定時間が経過すると図柄の可変表示が停止する。図柄の可変表示が停止された時、所定の組み合わせで図柄が揃っていれば当たりとなる。当たりが得られると、アタッカ18が作動して大入賞口が現れる。アタッカ18は、所定時間又は所定個数の遊技球が大入賞口に入るまでの間に複数回開閉する動作を1サイクルとして、この動作を所定サイクル繰り返す。
【0013】
図柄表示装置14は、遊技盤12の前面に露呈された液晶表示画面14aが枠部材20によって囲まれている。枠部材20は、例えば表面に光沢を与える処理が施され、遊技盤12を装飾して弾球遊技機10の外観の絢爛さを高める作用をする。
【0014】
受け皿21には、遊技盤12に打ち出される遊技球がセットされる。また、受け皿21には、始動入賞口15、通常入賞口16、通過入賞口17や、アタッカ18が開放して現れる大入賞口に遊技球がそれぞれ入賞したとき、所定個数の賞球が払い出される。受け皿21に貯められた賞球は、そのまま遊技に使用することができる。ハンドル22は、遊技球発射装置に連結されている。ハンドル22を回動すると、回動した角度に応じた強さで遊技球が一個ずつ遊技盤12に向けて打ち出される。ハンドル22には、ステージ調節ボタン(操作部)22aが設けられている。ステージ調節ボタン22aは、枠部材20の内側に設けられたステージ部材の角度を調節するときに使用されるもので、その詳細については後述する。
【0015】
図2において、枠部材20には、図柄表示装置14の上方に防護屋根24が設けられている。防護屋根24は、遊技球が液晶表示画面14aの上方から落下して図柄の表示が妨げられることを防止する。枠部材20の側部にはステージ誘導路25が設けられている。ステージ誘導路25は、枠部材20の左側面付近を落下する遊技球が入り込むことにより、遊技球を枠部材20の内側に誘導する。
【0016】
枠部材20の内側で図柄表示装置14の下方に設けられたステージ部材26は、最も低い位置にある中央部から両端部に向かうにつれて次第に上方に傾斜して円弧状に曲げられた形状に形成されている。ステージ部材26は、その上面に、遊技球が滞在する第1ステージ面(ステージ面)27が設けられている。第1ステージ面27は、ステージ部材26の中央で奥行き方向に亘って形成された中央溝27aと、中央溝27aの左右にそれぞれ延びて上方に傾斜している転動エリア27bとからなる。第1ステージ面27では、主にステージ誘導路25から誘導された遊技球が滞在し、例えば、誘導された遊技球が第1ステージ面27の低い位置にある中央溝27aに向けて転がり、勢いがつくと、湾曲した第1ステージ面27を左右に転がる。
【0017】
枠部材20の内側底部には、第2ステージ面28が設けられている。第2ステージ面28には、枠部材20の底部中央で奥行き方向に亘って形成された中央溝28aと、ほぼ平坦で中央溝28aの左右にそれぞれ延びた転動エリア28bとが設けられている。第2ステージ面28では、主に第1ステージ面27から落下してきた遊技球と、枠部材20の周辺の障害釘で跳ね返された遊技球が滞在する。
【0018】
第2ステージ面28の中央溝28aは、始動入賞口15の真上に設けられており、中央溝28aから遊技球が落下すると始動入賞口15に入賞する確率が高い。また、第1ステージ面27の中央溝27aから落下した遊技球は、第2ステージ面28の中央溝28aに落下する確率が高く、始動入賞口15に入賞する確率が高い。
【0019】
図3において、ステージ部材26はほぼ中空に形成されており、ステージ部材26の内部の2箇所には、固定壁26aが一体に設けられている。固定壁26aには、それぞれ支持軸26bが固定されている。支持軸26bは、遊技盤12に設けられた軸受け部材29に取り付けられて、遊技盤12の盤面に対して平行であり、且つ水平に支持されている。ステージ部材26は、支持軸26bを中心として遊技盤12に回動自在に支持される。固定壁26aには、遊技盤12の背後に向けて突出する1対の突出部26cがそれぞれ一体に設けられている。
【0020】
図4において、ステージ部材26は、その奥行き方向の寸法が枠部材20よりも小さく、第1ステージ面27は、第2ステージ面28よりも奥行き方向の長さが短い。また、第1ステージ面27は、第2ステージ面28よりも高い位置にあり、遊技盤12に対して奥側に位置している。すなわち、枠部材20の内側には、下段の第2ステージ面28と、第2ステージ面28の奥側に位置する上段の第1ステージ面27とにより、二段ステージが構成される。第1ステージ面27に滞在した遊技球は、第2ステージ面28に落下し、第2ステージ面28に滞在した遊技球は、遊技球を枠部材20の外に落下する。なお、ステージ部材26の下面と第2ステージ面28との間には、遊技球が入り込まない程度の空間が設けられており、後述するステージ部材26の揺動時に、枠部材20とステージ部材26とが衝突しないようにしている。
【0021】
遊技盤12の背後には、ステージ駆動ギア(伝達部)30と、ステージ駆動モータ(駆動部)31と、圧縮バネ32とが設けられている。ステージ駆動モータ31には、その駆動軸上にギア33が設けられており、ギア33はステージ駆動ギア30に噛合している。ステージ駆動ギア30は、ステージ駆動モータ31の駆動力が伝達されて回転軸30aを中心に回転する。また、ステージ駆動ギア30は、その上面が回転軸30aに垂直な下面に対して傾いており、厚みが異なっている。突出部26cは、その上端が圧縮バネ32の下方向の付勢力によって押さえられ、下端がステージ駆動ギア30に摺接している。
【0022】
図5において、ステージ部材26は、遊技盤12に対面する後端部26dは、その底面側の部分を上面側の部分に対して傾斜させることにより略「く」字状に屈曲した形状を有している。突出部26cが遊技盤12に対して略垂直なとき、後端部26dの底面側の部分と遊技盤12との間で楔状に空間が確保される。これにより、ステージ部材26は、支持軸26bを中心に揺動するようになっている。なお、第1ステージ面27と遊技盤12との間の隙間は、遊技球が入り込まない程度に小さく、遊技球がステージ部材26との間に挟まれる事態が起きることを防止する。
【0023】
ステージ駆動ギア30の最も厚みの小さい部位が突出部26cの真下に位置するとき、突出部26cは遊技盤12に対して略垂直となる(図5(a)参照)。また、ステージ駆動ギア30の最も厚みの大きい部位が突出部26cの真下に位置するとき、突出部26cは支持軸26bを中心に回動して遊技盤12に対して傾けられる(図5(b)参照)。突出部26cを通すために設けられた遊技盤12の開口部35は、突出部26cと遊技盤12とが接触することのない大きさに形成されている。
【0024】
ステージ駆動モータ31が駆動してステージ駆動ギア30が1回転すると、突出部26cは、遊技盤12に対して垂直な状態をとる位置と、傾斜した状態をとる位置とを往復する。すなわち、突出部26cと一体のステージ部材26は、ステージ駆動ギア30が回転し続けることによって、支持軸26bを中心に揺動する。ステージ部材26が揺動すると、第1ステージ面27は、遊技盤12に対する傾斜角度が変動する。図5(a)に示すように、第1ステージ面27は、遊技盤12の盤面の法線N1に対する角度がθ1となり、ほぼ水平になって遊技球の滞在時間を長くする位置と、図5(b)に示すように、法線N1に対する角度がθ1よりも大きいθ2となり、遊技球の滞在時間を短くする位置とでその傾きが変化する。
【0025】
ステージ駆動モータ31は、弾球遊技機10の遊技の進行を管理する制御コンピュータ34の指令により駆動と停止が制御される。制御コンピュータ34は、ハンドル22に設けられたステージ調節ボタン22aが押されることによって入力される信号を検知し、ステージ調節ボタン22aが押されている間にステージ駆動モータ31を駆動させる。
【0026】
次に弾球遊技機10の作用について説明する。受け皿21に遊技球がセットされた後、ハンドル22を回動することで遊技盤12の盤面に向けて次々と遊技球が打ち出される。遊技球は、遊技盤12に打ち出されると、始動入賞口15、通常入賞口16、通過入賞口17、アウト口19のいずれかに落下する。始動入賞口15に遊技球が入賞すると、図柄表示装置14が作動し、液晶表示画面14a上で図柄の可変表示が開始される。液晶表示画面14a上で複数の図柄が一定の組み合わせで停止すると当たりとなり、アタッカ18が開放される。このとき、図柄表示装置14が次に作動したときに当たりとなる確率が高く、遊技者に有利な遊技状態(確率変動状態)に移行することもある。また、液晶表示画面14a上で図柄が一定の組み合わせに揃わなかったときはハズレとなり、そのまま遊技が続行される。
【0027】
遊技者は、ハンドル22を操作して、遊技球が始動入賞口15に入賞するように遊技球の打ち出される強さを調節する。このとき、遊技者は遊技球が始動入賞口15に入賞する割合の高い第2ステージ面28を狙ってハンドル22を操作する。第1ステージ面27では、主にステージ誘導路25から進入した遊技球が転がり、第2ステージ面28では、主に枠部材20の周辺の障害釘を跳ね返った遊技球と第1ステージ面27から落下してきた遊技球が転がる。
【0028】
第2ステージ面28に滞在した遊技球のうち、中央溝28aから落下した遊技球は、その真下に位置する始動入賞口15に入賞する割合が大きい。遊技者は、第2ステージ面28の中央溝28aから遊技球が落下する割合を高めるために、第1ステージ面27に滞在する遊技球が中央溝27aから第2ステージ面28へ落下するように、ステージ調節ボタン22aを操作する。このとき、遊技者は、ハンドル22を回動して遊技球を打ち出す操作を行いながら、ハンドル22に設けられているステージ調節ボタン22aを押圧する操作を片手で同時に行うことができる。ステージ調節ボタン22aが操作されている間、制御コンピュータ34はステージ駆動モータ31を駆動させ、ステージ部材26を揺動させる。第1ステージ面27は遊技盤12に対する傾斜角度が変動し、遊技球が第1ステージ面27に滞在する時間や転がる位置が変化し、遊技球が第1ステージ面27から第2ステージ面28に落下する態様が変化する。
【0029】
第1ステージ面27で複数の遊技球が滞在しているとき、遊技球同士が衝突して予想外の動きをし、第2ステージ面28の狙った位置に遊技球が落下しない場合が起こる。ステージ誘導路25に遊技球が頻繁に入るときには、第1ステージ面27における遊技球の滞在時間が短くなるようにする。すると、第1ステージ面27の傾きに応じて第2ステージ面28を転がる遊技球の経路や落下する位置が変化する。遊技者は第1ステージ面27を注目して遊技球が始動入賞口15に入賞しやすくなるように第1ステージ面27の傾斜角度を調節する。
【0030】
一方、ステージ誘導路25に入る遊技球の数が少ないときには、第1ステージ面27における遊技球の滞在時間を長くする。遊技盤12に対して第1ステージ面27がほぼ垂直となるように調整し、第1ステージ面27を転がる遊技球の運動量を減衰させて、中央溝27aから第2ステージ面28に遊技球を落下しやすくする。第1ステージ面27における遊技球の滞在時間を長くし、遊技球を中央溝27aから第2ステージ面28に落下させると、第2ステージ面28の中央溝28aから遊技球が落下する割合が高くなり、遊技球が始動入賞口15に入りやすくなる。
【0031】
遊技者は、図柄表示装置14と始動入賞口15、第1ステージ面27と第2ステージ面28を注視する。また、遊技者は、障害釘の配列や障害釘が打ち込まれた角度に応じた遊技球の挙動を見極めながら、遊技球を打ち出す強さと第1ステージ面27の傾斜角度を適宜調整して遊技を有利に進行させ、多数の景品球が得られるように遊技を楽しむことができる。
【0032】
なお、上記実施形態は、枠部材20の内側底部に設けた第2ステージ面28と、枠部材20とは別体のステージ部材26に設けた第1ステージ面27とによる二段構成のステージとしているが、本発明はこれに限られることなく、一段構成、又は三段以上の構成としてもよく、全てのステージ面が駆動するようにしてもよい。また、ステージ面を遊技盤面に対して傾けるにあたり、水平な軸を中心としているが、遊技球の滞在時間が適度に変更できるものであれば、水平に比べて傾斜している軸を中心にして傾きを変えるステージ面を設けてもよい。
【0033】
上記実施形態では、遊技球を打ち出す際に操作されるハンドルにステージ面の傾きを調整する操作ボタンを設け、遊技者の好みでステージ面における遊技球の挙動を変えられるようにしているが、これに限られることはなく、図柄表示装置14が作動して当たりとなったとき、又は当たりとは異なる所定の組み合わせの図柄が揃ったときに、ステージ面を設けたステージ部材を一定時間駆動させてもよい。また、他の特定の条件、例えば所定の入賞口に遊技球が入賞したときや電子抽選によってステージ面の傾きが自動で変更されるようにしてもよい。また、ステージ面の傾きを調整するための操作部は、ボタンに限られず、レバーやダイヤルなどを適宜用いて構成してもよい。
【0034】
ステージ部材を変位させるにあたり、モータを用いることに限られず、ソレノイドなどのアクチュエータの駆動力を用いたり、遊技者の操作力を伝達させることによって、ステージ面の傾きを変更するようにしてもよい。ステージ面の傾きを変更するにあたっては、ステージ部材をゴムなどの弾性体で構成するなどして、その一部を変形させてステージ面を変位させてもよい。また、ステージ面の遊技盤面に対する傾きを調節すると同時に、水平方向に対する傾きを変更してステージ面上における遊技球の速度を変化させるようにしてもよい。また、円筒状のリールをモータで回転させ、リールの外周に配列された図柄を識別情報として可変表示する表示装置を本発明に用いてもよい。
【0035】
【発明の効果】
以上のように、請求項1記載の発明によれば、始動入賞口に遊技球を入賞させやすくするステージ部材を可動にし、遊技球を滞在させるステージ面が遊技盤の盤面に対して傾斜角度を変化させるから、ステージ面上で滞在する遊技球に注目させることができ、遊技球の挙動を変化させて入賞への期待感を高めて遊技が単調化することを防ぐことができる。
【0036】
請求項2記載の発明によれば、遊技者の操作によってステージ部材を変位させてステージ面の傾きを調節できるから、遊技者が遊技の進行状態を自ら判断してステージ面の傾きを自由に調節でき、遊技者は自分の技量に応じて有利な遊技を行うことができる。
【0037】
請求項3記載の発明によれば、遊技者が操作部を操作することにより駆動する駆動部と、駆動部の駆動力をステージ部材に伝達する伝達部とを備えた傾き調節機構を設けているから、遊技者はボタン等を小さな力で操作するだけでステージ面の傾きを調節でき、遊技者に負担を強いることがない。
【0038】
請求項4記載の発明によれば、遊技球を打ち出す際に回動されるハンドルにステージ面の傾きを調節するための操作部を設けているから、ステージ面の傾きの調節とハンドルによる遊技球の打ち出しとが片手で行え、快適に遊技を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】弾球遊技機の外観斜視図である。
【図2】枠部材及びステージ部材並びに図柄表示装置を示す平面図である。
【図3】ステージ部材の背面側斜視図である。
【図4】枠部材及びステージ部材並びに図柄表示装置を示す断面図である。
【図5】ステージ部材の断面図である。
【符号の説明】
10 弾球遊技機
12 遊技盤
14 図柄表示装置(表示装置)
14a 液晶表示画面
15 始動入賞口
22 ハンドル
22a ステージ調節ボタン(操作部)
26 ステージ部材
26b 支持軸
26c 突出部
27 第1ステージ面(ステージ面)
28 第2ステージ面
30 ステージ駆動ギア(伝達部)
31 ステージ駆動モータ(駆動部)

Claims (4)

  1. 遊技盤の遊技領域に打ち出された遊技球が始動入賞口に入賞することにより識別情報の可変表示を開始する表示装置を備えた弾球遊技機において、
    前記始動入賞口の上方に設けられ、前記遊技領域を落下する遊技球が滞在するステージ面を有するステージ部材と、
    前記ステージ部材の一部又は全部を変位させ、前記遊技盤の盤面に対して前記ステージ面の傾きを調節する傾き調節機構とを備えたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 遊技者の操作によって前記傾き調節機構を作動させる操作部を備えたことを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
  3. 前記傾き調節機構は、前記操作部の操作により駆動する駆動部と、駆動部の駆動力を前記ステージ部材に伝達する伝達部とを備えていることを特徴とする請求項2記載の弾球遊技機。
  4. 前記操作部が、遊技球を打ち出す際に操作されるハンドルに設けられていることを特徴とする請求項2又は3記載の弾球遊技機。
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