JP4801357B2 - 信号増幅回路およびそれを用いた電子機器 - Google Patents

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本発明は、信号増幅回路に関し、特にパルス幅変調された信号を増幅するD級アンプに関する。
近年のLSI技術の発展に伴い、CDプレイヤーやMDプレイヤー等に代表されるデジタルオーディオ機器においては、デジタル信号処理およびその増幅に1ビットDAC(Digital Analog Converter)が用いられている。この1ビットDACにおいては、音声信号は、ΔΣ変調器を用いてノイズシェーピングされ、パルス幅変調PWM(Pulse Width Modulation)された1ビットPWM信号として出力される。
この1ビットPWM信号は、負荷であるスピーカを駆動するために所定のレベルまで増幅されるが、これには、高効率が得られるD級アンプが用いられている。増幅された1ビットPWM信号は、後置ローパスフィルタを通してアナログ再生信号となり、スピーカから音声として再生される。たとえば特許文献1には、D級アンプを用いたデジタルオーディオ信号を増幅するドライバ回路が開示されている。
こうしたドライバ回路では、特許文献1の図3に記載されるように、フィルタとスピーカの駆動経路上には直流防止用のキャパシタ(以下、DCブロックキャパシタという)が設けられる。
特開2001−223537号公報
特許文献1の図3に示すD級アンプを用いたドライバ回路において、スピーカの駆動中に電源が落とされるなどして、D級アンプが所定の終了動作を経ずに停止する異常終了時について考察する。
このとき、スピーカの駆動中、スピーカには出力しているオーディオ信号に応じた電圧が印加されている。したがって、このときローパスフィルタを構成するシャントキャパシタにもある電圧が印加されている。この状態でD級アンプを構成するN型MOSトランジスタがオフ状態となると、シャントキャパシタに蓄えられた電荷が放電経路を失うために、シャントキャパシタの電圧が固定される。
この状態において、再度電源が投入され、D級アンプによる駆動が再開され、N型MOSトランジスタがオンすると、シャントキャパシタに蓄えられた電荷が急激に放電されるため、スピーカからノイズが発生するという問題がある。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、異常終了後のD級アンプの起動時に発生するノイズを低減した信号増幅器の提供にある。
本発明のある態様は、信号増幅回路に関する。この信号増幅回路は、パルス幅変調された信号を増幅するD級アンプと、D級アンプから出力される信号の高周波成分を除去するフィルタと、フィルタ内の所定の端子に現れる検出電圧と所定のしきい値電圧を比較する初期化回路と、所定の端子から接地電位への電流経路上に設けられた放電用トランジスタと、を備える。初期化回路は、所定の初期化期間において、検出電圧がしきい値電圧より高いとき、放電用トランジスタをオンする。
この態様によると、初期化期間において、フィルタ内の所定の端子の電圧がしきい値電圧より高いときに放電用トランジスタをオンすることにより電荷を放電し、所定の端子の電圧を雑音が発生しない程度の電圧まで低下させ、その後、D級アンプによる増幅動作を開始することにより、ノイズの発生を抑制することができる。
D級アンプは、電源電位と接地電位間に直列に接続されたP型およびN型のMOSトランジスタを含み、前記放電用トランジスタは、前記N型MOSトランジスタであってもよい。
D級アンプのN型MOSトランジスタを放電用トランジスタとして用いることにより、回路を簡易化することができる。
初期化回路は、複数のしきい値電圧と、検出電圧とを比較し、検出電圧が各しきい値電圧より低くなるごとに、放電用トランジスタの制御端子の電圧を段階的に上昇させてもよい。
放電用トランジスタの制御端子の電圧を段階的に上昇させることにより、検出電圧が急激に低下するのを防止するとともに、徐々に放電速度を上げることにより、検出電圧を低下するのに要する時間を短縮することができる。
初期化回路は、検出電圧をデジタル値に変換するアナログデジタル変換器と、アナログデジタル変換器から出力されるデジタル値としきい値電圧に対応するデジタル値を比較し、その比較結果にもとづき放電用トランジスタのオンオフを制御する放電制御部と、を備えてもよい。
アナログ値の検出電圧をデジタル値に変換して信号処理を行うことにより、しきい値電圧の設定などを柔軟に行うことができる。
初期化回路は、出力端子が前記放電用トランジスタの制御端子に接続されたデジタルアナログ変換器をさらに備えてもよい。放電制御部は、前記放電用トランジスタの制御端子の電圧をデジタル値にて出力し、デジタルアナログ変換器は、放電制御部から出力されるデジタル値を、アナログ値に変換し、放電用トランジスタの制御端子に印加してもよい。
放電用トランジスタの制御端子の電圧の決定をデジタル信号処理によって行い、その後D/A変換して放電用トランジスタの制御端子に印加することにより、検出電圧の低下速度を柔軟に制御することができる。
放電用トランジスタは複数個設けられ、初期化回路は、放電用トランジスタそれぞれに対応付けられた複数のしきい値電圧と、検出電圧とを比較し、検出電圧が各しきい値電圧より低くなるごとに、各しきい値電圧に対応付けられた放電用トランジスタを順次オンしてもよい。
検出電圧に応じて複数の放電用トランジスタのいずれをオンするかを制御することにより、検出電圧が急激に低下するのを防止するとともに、徐々に放電速度を上げることにより、検出電圧を低下するのに要する時間を短縮することができる。
初期化回路は、検出電圧をデジタル値に変換するアナログデジタル変換器と、アナログデジタル変換器から出力されるデジタル値と複数のしきい値電圧に対応するデジタル値を比較し、その比較結果にもとづき放電用トランジスタのオンオフを制御する放電制御部と、を備えてもよい。
所定の初期化期間は、本信号増幅回路が搭載される電子機器の電源投入を契機として開始されてもよい。
初期化回路は、初期化期間の終了後オフしてもよい。
本発明の別の態様は、電子機器である。この電子機器は、上述の信号増幅回路と、信号増幅回路により駆動されるスピーカと、を備える。
この態様によると、スピーカから出力されるノイズを低減することができる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明に係る信号増幅回路によれば、D級アンプの起動時に発生するノイズを低減することができる。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態を説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係る信号増幅回路を使用したオーディオ出力回路の構成の一部を示す図である。本実施の形態に係るオーディオ出力回路100は、携帯型CDプレイヤなどのスピーカやイヤホンが接続されるオーディオ機器に搭載され、スピーカやイヤホンを駆動し、音声信号を出力する。
本実施の形態においては、D級アンプ20、フィルタ30、初期化回路40が信号増幅回路として機能する。
オーディオ出力回路100は、信号処理回路10、フィルタ30、スピーカ60を含む。
信号処理回路10は、D級アンプ20、ΔΣ変調器22、初期化回路40、および図示しないデジタル信号処理部が集積化された半導体集積回路である。デジタル信号処理部は、デジタルオーディオ信号を1ビットのオーディオ信号SIG10に変換してΔΣ変調器22へと出力する。
ΔΣ変調器22は、高次、例えば5次のΔΣ変調器であって、オーバーサンプリングされた1ビットのオーディオ信号SIG10をノイズシェーピングし、パルス幅変調された1ビットのオーディオ信号SIG12として出力する。
ゲートドライバ回路24は、ΔΣ変調器22から出力されるパルス幅変調された1ビットのオーディオ信号SIG12にもとづき、後段のD級アンプ20を駆動する。
D級アンプ20は、ΔΣ変調器22から出力されるパルス幅変調された1ビットのオーディオ信号SIG12を増幅する。このD級アンプ20は、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)により構成され、電源電圧Vddと接地電位間に直列に接続されたN型の第1トランジスタM1およびP型の第2トランジスタM2を含むスイッチングアンプである。第1トランジスタM1、第2トランジスタM2のゲート電圧は、ゲートドライバ回路24によって制御される。
D級アンプ20により増幅された1ビットのオーディオ信号SIG14は、信号出力端子12を介して出力される。
後述するように、第1トランジスタM1は、初期化期間において放電用トランジスタとしても機能する。
フィルタ30は、オーディオ信号SIG14の高周波成分を除去するローパスフィルタである。フィルタ30は、信号の伝搬経路上に直列に設けられた第1インダクタL1と、第1インダクタL1の一端と接地電位間に設けられた第1キャパシタC1とを含む。第1インダクタL1および第1キャパシタC1の回路定数は、フィルタ30のカットオフ周波数fcに応じて決定される。このカットオフ周波数fcは、オーディオ帯域である20kHz以上の値、たとえば30kHz程度に設定される。
このフィルタ30によって、パルス幅変調された1ビットのオーディオ信号の高周波成分が除去され、パルス幅変調のデューティ比に応じたアナログ振幅成分を有するオーディオ信号SIG16が生成される。
さらにフィルタ30は、DCブロックキャパシタC2を含む。DCブロックキャパシタC2は、オーディオ信号SIG16の直流成分がスピーカに入力されるのを阻止するために設けられている。DCブロックキャパシタC2により直流成分が除去されたオーディオ信号SIG18は、スピーカ60に入力される。
初期化回路40は、所定の初期化期間においてアクティブとなり、オーディオ出力回路100の初期化処理を行う。本実施の形態において、初期化期間は、オーディオ出力回路100が搭載される電子機器の電源投入を契機として開始される。
初期化回路40の初期化処理とは、電源投入時にオーディオ信号の再生に先立って、フィルタ30の所定の端子の電圧をモニタし、その電圧が所定のしきい値電圧よりも高いとき、放電用トランジスタとして機能する第1トランジスタM1をオンし、所定の端子の電圧を下げることを目的として実行される。
本実施の形態において、所定の端子は、第1インダクタL1と第1キャパシタC1の接続点に相当する。以下、所定の端子の電圧を検出電圧Vdetという。検出電圧Vdetは、信号処理回路10の検出端子14を介して初期化回路40に入力される。
初期化処理において、初期化回路40は、検出電圧Vdetのモニタ結果に応じて、D級アンプ20の第1トランジスタM1のゲート電圧Vg1を制御する。この第1トランジスタM1は第1キャパシタC1に蓄えられた電荷を放電するための放電用トランジスタとして機能する。
初期化回路40は、A/Dコンバータ42、放電制御部44を含む。
A/Dコンバータ42は、検出電圧Vdetをデジタル値Ddetに変換し、放電制御部44に出力する。
放電制御部44は、A/Dコンバータ42から出力されるデジタル値Ddetと所定のしきい値電圧Vthに対応するデジタルしきい値Dthを比較する。この比較の結果、Ddet>Dthのとき、すなわち、Vdet>Vthのときに第1トランジスタM1のゲート電圧Vg1をハイレベルとし、第1トランジスタM1をオンさせる。
第1トランジスタM1がオンすると、第1キャパシタC1に蓄えられた電荷は第1インダクタL1および第1トランジスタM1を介して放電されるため、検出電圧Vdetは徐々に低下する。放電制御部44は、検出電圧Vdetがしきい値電圧Vthまで低下した時点で初期化処理を完了し、図示しないデジタル信号処理部に初期化完了信号SIG20を出力する。
以上のように構成されたオーディオ出力回路100の動作について説明する。
通常の電源停止時においては、デジタル信号処理部からの指示にもとづきΔΣ変調器22が制御され、オーディオ信号SIG12のデューティ比を徐々に変化させて検出電圧Vdetを0Vまで緩やかに低下させる正常終了動作を経て停止される。
ところが、ユーザによってオーディオ信号の再生中に突然電源が切られると、正常終了動作が実行されないため、検出電圧Vdetが0Vに低下されずに終了する場合がある。以下、正常終了動作を経ない異常終了時の動作について説明する。
図2は、図1のオーディオ出力回路100の動作状態を示す信号波形図である。
時刻T0から時刻T1の期間、ΔΣ変調器22は1ビットのパルス幅変調されたオーディオ信号SIG12を出力し、D級アンプ20はオーディオ信号SIG12を増幅してスピーカ60を駆動している。この間、検出電圧Vdetは、オーディオ信号SIG16に応じた電圧値となる。
時刻T1において、ユーザがオーディオ出力回路100の搭載される電子機器の電源を突然オフにする。
電源がオフされると、信号処理回路10内部の各ブロックの動作が停止する。このとき、D級アンプ20に供給される電源電圧Vddも0Vとなるため、第1トランジスタM1、第2トランジスタM2はオフする。
この状態において、検出電圧Vdetが現れる所定の端子に着目する。第1キャパシタC1は、時刻T1における検出電圧Vx1で充電された状態となっている。所定の端子から見て、スピーカ60側にはDCブロックキャパシタC2が接続され、第1トランジスタM1はオフしているため、第1キャパシタC1に蓄えられた電荷は放電経路を失うため、時刻T1以降の電源停止状態において、検出電圧Vdetはほぼ一定値をとり続ける。
時刻T2にユーザによって電子機器の電源が再投入される。この状態からすぐにオーディオ信号の再生動作を開始すると、第1キャパシタC1に蓄えられた電荷が急激に放電されるなどしてノイズが発生する。こうしたノイズの発生を防止するために、初期化回路40は電源投入されると初期化期間となり、初期化処理を開始する。
A/Dコンバータ42により検出電圧Vdetはデジタル値Ddetに変換され、放電制御部44に入力される。
放電制御部44は、デジタル値Ddetとデジタルしきい値Dthを比較する。時刻T2において、Vdet>Vth、すなわちDdet>Dthである。このとき、放電制御部44は、第1トランジスタM1のゲート電圧Vg1をハイレベルとし、第1トランジスタM1をオンする。
時刻T2に第1トランジスタM1がオンされると、第1キャパシタC1に蓄えられた電荷が第1インダクタL1、第1トランジスタM1を介して放電されるため、検出電圧Vdetは徐々に低下していく。時刻T3に検出電圧Vdetがしきい値電圧Vthまで下がると、放電制御部44における電圧比較の結果、Vdet<Vthとなるため、初期化処理を完了する。
放電制御部44は、初期化処理が完了すると、図示しないデジタル信号処理部に初期化完了信号SIG20を出力する。時刻T3以降、デジタル信号処理部は、初期化完了後に、A/Dコンバータ42、放電制御部44をオフする。
デジタル信号処理部は、初期化完了信号SIG20を受け取ると、オーディオ信号の再生を開始するために、ΔΣ変調器22、ゲートドライバ回路24、D級アンプ20などのセットアップ処理を開始する。このセットアップ処理においては、例えばD級アンプ20を緩やかに立ち上げるソフトスタートなどが行われる。
以上のように本実施の形態に係るオーディオ出力回路100によれば、電源が停止された後、電源が再投入される際に、オーディオ信号の再生に先立ち、フィルタ30内部の残留電荷を放電する初期化処理を行う。初期化処理が完了した後に、ΔΣ変調器22およびD級アンプ20により通常のオーディオ信号の再生を開始することにより、スピーカ60からノイズが発生するのを防止することができる。
もし、前回の電源停止が正常に行われていた場合、Vdet<Vthとなっているため、ただちに初期化完了信号SIG20が出力され、初期化処理が終了する。
本実施の形態においては、初期化期間において、第1トランジスタM1を放電用トランジスタとして使用することにより、信号処理回路10の内部、もしくは外部に放電用トランジスタを設ける必要がなく、回路規模の増加を抑えることができる。また、A/Dコンバータ42を用いて、検出電圧Vdetをデジタル値Ddetに変換して初期化処理を行うため、放電制御部44における信号処理はデジタルで行うことができる。デジタル信号処理とすることにより、しきい値電圧Vthの設定をデジタル値で行うことができるため、設計の自由度を高めることができる。
また、信号処理回路10をフルデジタル化した場合、半導体製造プロセスとしてCMOSプロセスを選択することができ、チップサイズを小型化することができる。
さらに、初期化処理の完了後に、A/Dコンバータ42、放電制御部44をオフすることにより、オーディオ信号の再生時には初期化回路40における消費電力を低減することができ、オーディオ出力回路100が搭載される機器のバッテリ寿命を延ばすことができる。
なお、しきい値電圧Vthは、初期化処理を経てオーディオ信号の再生を開始する際にノイズが発生しないように実験的に定めてもよい。
図3は、図1の信号処理回路10の変形例を示す回路図である。以降の図において、図1と同一もしくは同等の構成要素には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1の信号処理回路10においては、第1トランジスタM1を放電用トランジスタとして利用したが、本変形例に係る信号処理回路10では、信号処理回路10の内部に第1トランジスタM1とは別に放電用トランジスタTr1を備えている。
放電用トランジスタTr1は、信号出力端子12と接地電位間に接続され、ゲート端子は放電制御部44に接続される。この放電用トランジスタTr1は、検出電圧Vdetが現れる所定の端子から接地電位への電流経路上に設けられている。
第1トランジスタM1と放電用トランジスタTr1を別に設けた場合、放電用トランジスタTr1のトランジスタサイズを自由に設計することができる。初期化期間における検出電圧Vdetの降下速度は、放電用トランジスタTr1に流れる電流によって決まるため、トランジスタサイズを大きくすれば短時間で初期化処理を完了することができる。ただし、検出電圧Vdetを急速に低下させた場合、急激な電圧変化がスピーカ60からノイズとして出力されてしまう。そこで放電用トランジスタTr1のトランジスタサイズは、ノイズの発生と初期化期間の長さとの兼ね合いによって決定すればよい。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、放電用トランジスタによる放電速度が一定の場合について説明した。第2の実施の形態は、放電速度を検出電圧Vdetに応じて変化させ、より短時間で初期化期間を完了し、オーディオ信号の再生へ復帰するための回路について説明する。
図4は、第2の実施の形態に係るオーディオ出力回路100の構成を示す回路図である。本実施の形態に係るオーディオ出力回路100は、第1、第2、第3放電用トランジスタTr1、Tr2、Tr3を備える。第1、第2、第3放電用トランジスタTr1〜Tr3のトランジスタサイズ比は1:1:1としてもよいし、1:2:4などとしてもよい。
初期化回路40は、第1〜第3放電用トランジスタTr1〜Tr3それぞれに対応付けられた複数のしきい値電圧Vth1〜Vth3と、検出電圧Vdetとを比較し、検出電圧Vdetが各しきい値電圧より低くなるごとに、各しきい値電圧に対応付けられた放電用トランジスタを順次オンしていく。
放電制御部44は、第1〜第3放電用トランジスタTr1〜Tr3のゲート電圧Vg1〜Vg3を制御することにより、オンオフを制御する。各しきい値電圧は、Vth1>Vth2>Vth3となるように予め規定しておき、信号処理回路10内部のレジスタなどに格納しておく。
放電制御部44は、Vth3<Vdetのとき第1放電用トランジスタTr1をオンする。また、Vth3<Vdet<Vth1のとき、第2放電用トランジスタTr2をオンする。さらに、Vth3<Vdet<Vth2のとき、第3放電用トランジスタTr3をオンする。
図5は、図4のオーディオ出力回路100の動作状態を示す信号波形図である。時刻T0〜T2については、図2と同様であるため説明を省略する。
時刻T2に、ユーザにより電源が再投入される。このとき、Vdet>Vth1であるため、第1放電用トランジスタTr1のゲート電圧Vg1がハイレベルとなり、第1キャパシタC1に蓄えられた電荷が第1放電用トランジスタTr1により放電される。
時刻T3に検出電圧Vdetが第1しきい値電圧Vth1より低くなると、第2放電用トランジスタTr2がオンし、検出電圧Vdetの降下速度が加速される。さらに時刻T4に検出電圧Vdetが第2しきい値電圧Vth2より低くなると、第3放電用トランジスタTr3がオンし、検出電圧Vdetの降下速度がさらに加速される。
時刻T5にVdet<Vth3となると、放電制御部44は、第1〜第3放電用トランジスタTr1〜Tr3をオフし、デジタル信号処理部に初期化処理の完了を通知する。
本実施の形態に係るオーディオ出力回路100によれば、検出電圧Vdetに応じて第1キャパシタC1に蓄えられる電荷の放電速度、すなわち検出電圧Vdetの降下速度を制御することにより、スピーカ60からのノイズの発生を抑制しつつ、初期化期間を短縮することができる。
図6は、図4のオーディオ出力回路100の変形例を示す図である。図6のオーディオ出力回路100は、図4の第1〜第3放電用トランジスタTr1〜Tr3に代えて、放電用トランジスタTr4を備える。図6のオーディオ出力回路100では、放電用トランジスタTr4のゲート電圧Vg4を制御することにより、検出電圧Vdetに応じて放電速度を制御する。
初期化回路40は、A/Dコンバータ42、放電制御部44に加えて、D/Aコンバータ46を備えている。放電制御部44は、放電用トランジスタTr4のゲート電圧Vg4に対応したデジタル値Dg4を生成して出力する。D/Aコンバータ46は、このデジタル値Dg4をアナログ値のゲート電圧Vg4に変換し、放電用トランジスタTr4のゲート端子に印加する。
図7は、図6のオーディオ出力回路100の動作状態を示す信号波形図である。時刻T0〜T2については、図2と同様であるため説明を省略する。
時刻T2に電源が投入されると、放電制御部44は、Vdet>Vthのとき、所定の規則でデジタル値Dg4を増加させていく。図7は、ゲート電圧Vg4が時間とともに単調増加するようにデジタル値Dg4を制御した場合について示している。デジタル値Dg4の生成パターンはあらかじめレジスタなどに規定しておけばよい。
デジタル値Dg4の増加に伴い、D/Aコンバータ46から出力されるアナログ電圧、すなわち放電用トランジスタTr4のゲート電圧Vg4も上昇していく。ゲート電圧Vg4の上昇にともない、放電用トランジスタTr4のオン抵抗は低下し、放電速度が時間の経過とともに加速していく。その結果、検出電圧Vdetは電源投入直後は緩やかに、その後加速しながら低下していく。
放電制御部44は、複数のしきい値電圧Vth1〜Vth3と、検出電圧Vdetとを比較し、検出電圧Vdetが各しきい値電圧Vth1〜Vth3より低くなるごとに、放電用トランジスタTr4のゲート電圧Vg4を段階的に上昇させてもよい。
図8は、このときの図6のオーディオ出力回路100の動作状態を示す信号波形図である。このように、放電用トランジスタTr4のゲート電圧Vg4を検査電圧Vdetに応じて段階的に変化させることにより、ノイズの発生を抑制しつつ初期化期間を短縮することができる。
また、放電制御部44は、A/Dコンバータ42から出力されるデジタル値Ddet、すなわち検出電圧Vdetに応じたデジタル値Dg4を生成してもよい。
時刻T2に電源が投入されると、放電制御部44は、Vdet>Vthのとき、所定の規則でデジタル値Dg4を増加させていく。図7は、ゲート電圧Vg4が時間とともに単調増加するようにデジタル値Dg4を制御した場合について示している。デジタル値Dg4の生成パターンはあらかじめレジスタなどに規定しておけばよい。
この場合、デジタル値Ddetと、各デジタル値Ddetに対応付けられたデジタル値Dg4をテーブルとして用意しておいてもよい。たとえば、デジタル値Ddetすなわち検出電圧Vdetが高いときには、デジタル値Dg4を小さく設定し、デジタル値Ddetが低下するにつれてデジタル値Dg4が増加するようにテーブルを作成することにより、ノイズの発生を好適に抑制したオーディオ出力回路100を実現することができる。
上述した実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施の形態においては、初期化回路40にA/Dコンバータ42を設け、デジタル信号処理によって放電用トランジスタの制御を行う場合について説明したがこれには限定されない。たとえば、初期化回路40に電圧比較器を設け、検出電圧Vdetと、所定のアナログしきい値電圧Vthを比較し、電圧比較器の出力にもとづいて放電用トランジスタのオンオフを制御してもよい。
実施の形態においては、フィルタ30の構成として、DCブロックキャパシタC2がLCフィルタの後段に設置される場合について説明したがこれには限定されず、DCブロックキャパシタC2がD級アンプ20の直後に設けられていてもよい。この場合、初期化回路40は、信号処理回路10の信号出力端子12を所定の端子とし、信号出力端子12に現れる電圧を検出電圧Vdetとして監視すればよい。
実施の形態に係るオーディオ出力回路100が搭載される電子機器としては、実施の形態で説明したCDプレイヤの他、携帯電話端末、PDA(Personal Digital Assistance)、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラなど、オーディオ信号の出力手段を備える装置に広く用いることができる。
また、実施の形態においては、オーディオ信号を増幅するオーディオ出力回路100の場合について説明したがこれに限定されるものではなく、例えば、映像信号、通信信号などを増幅するD級アンプを用いた回路にも広く適用することができる。
また、実施の形態においては、初期化処理を電源投入直後に行う場合について説明したが、これには限定されず、オーディオ信号を再生してスピーカを駆動する前に行えばよく、その他の処理と前後していてもよい。
第1の実施の形態に係る信号増幅回路を使用したオーディオ出力回路の構成の一部を示す図である。 図1のオーディオ出力回路の動作状態を示す信号波形図である。 図1の信号処理回路の変形例を示す回路図である。 第2の実施の形態に係るオーディオ出力回路の構成を示す回路図である。 図4のオーディオ出力回路の動作状態を示す信号波形図である。 図4のオーディオ出力回路の変形例を示す図である。 図6のオーディオ出力回路の動作状態を示す信号波形図である。 図6のオーディオ出力回路の第2の動作状態を示す信号波形図である。
符号の説明
10 信号処理回路、 12 信号出力端子、 14 検出端子、 20 D級アンプ、 22 ΔΣ変調器、 24 ゲートドライバ回路、 30 フィルタ、 40 初期化回路、 42 A/Dコンバータ、 44 放電制御部、 46 D/Aコンバータ、 60 スピーカ、 100 オーディオ出力回路、 L1 第1インダクタ、 C1 第1キャパシタ、 C2 DCブロックキャパシタ、 M1 第1トランジスタ、 M2 第2トランジスタ、 Tr 放電用トランジスタ。

Claims (13)

  1. パルス幅変調された信号を増幅するD級アンプと、
    前記D級アンプから出力される信号の高周波成分を除去するフィルタと、
    前記フィルタ内の所定の端子から接地電位への電流経路上に設けられた放電用トランジスタと、
    前記所定の端子に現れる検出電圧と所定のしきい値電圧を比較し、所定の初期化期間において、前記検出電圧が前記しきい値電圧より高いとき、前記放電用トランジスタをオンする初期化回路と、
    を備え、
    前記初期化回路は、前記検出電圧を複数のしきい値電圧と比較し、前記検出電圧が各しきい値電圧より低くなるに従い、前記放電用トランジスタのオン抵抗が低下するように、その制御端子の電圧を段階的に変化させることを特徴とする信号増幅回路。
  2. パルス幅変調された信号を増幅するD級アンプと、
    前記D級アンプから出力される信号の高周波成分を除去するフィルタと、
    前記フィルタ内の所定の端子から接地電位への電流経路上に設けられた放電用トランジスタと、
    前記所定の端子に現れる検出電圧と所定のしきい値電圧を比較し、所定の初期化期間において、前記検出電圧が前記しきい値電圧より高いとき、前記放電用トランジスタをオンする初期化回路と、
    を備え、
    前記初期化回路は、
    前記検出電圧をデジタル値に変換するアナログデジタル変換器と、
    前記アナログデジタル変換器から出力されるデジタル値が前記しきい値電圧に対応するデジタル値より低くなると、前記放電用トランジスタのオン抵抗が時間とともに低下するように、前記放電用トランジスタを制御する放電制御部と、
    を含むことを特徴とする信号増幅回路。
  3. 前記放電制御部は、前記放電用トランジスタのオン抵抗を指示するデジタル値を出力し、
    前記初期化回路は、
    前記放電制御部から出力されるデジタル値を、アナログ値に変換し、前記放電用トランジスタの制御端子に印加するデジタルアナログ変換器をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の信号増幅回路。
  4. 前記放電制御部は、前記放電用トランジスタの制御端子に印加される電圧が時間とともに単調増加するように、前記放電用トランジスタのオン抵抗を指示するデジタル値を変化させることを特徴とする請求項3に記載の信号増幅回路。
  5. 前記放電制御部は、前記アナログデジタル変換器から出力されるデジタル値に応じて、前記放電用トランジスタのオン抵抗を指示するデジタル値を生成することを特徴とする請求項3に記載の信号増幅回路。
  6. 前記放電制御部は、前記アナログデジタル変換器から出力されるデジタル値が低下するに従い、前記放電用トランジスタのオン抵抗が低下するように、前記放電用トランジスタのオン抵抗を指示するデジタル値を生成することを特徴とする請求項5に記載の信号増幅回路。
  7. パルス幅変調された信号を増幅するD級アンプと、
    前記D級アンプから出力される信号の高周波成分を除去するフィルタと、
    前記フィルタ内の所定の端子から接地電位への電流経路上に、並列に設けられた複数の放電用トランジスタと、
    前記所定の端子に現れる検出電圧と所定のしきい値電圧を比較し、所定の初期化期間において、前記検出電圧が前記しきい値電圧より高いとき、前記放電用トランジスタをオンする初期化回路と、
    を備え、
    前記初期化回路は、前記検出電圧を前記放電用トランジスタそれぞれに対応付けられた複数のしきい値電圧と比較し、前記検出電圧が各しきい値電圧より低くなるごとに、各しきい値電圧に対応付けられた放電用トランジスタを順次オンすることを特徴とする信号増幅回路。
  8. 前記初期化回路は、
    前記検出電圧をデジタル値に変換するアナログデジタル変換器と、
    前記アナログデジタル変換器から出力されるデジタル値と複数のしきい値電圧に対応するデジタル値を比較し、その比較結果にもとづき前記放電用トランジスタのオンオフを制御する放電制御部と、
    を備えることを特徴とする請求項7に記載の信号増幅回路。
  9. 前記所定の初期化期間は、本信号増幅回路が搭載される電子機器の電源投入を契機として開始されることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の信号増幅回路。
  10. 前記初期化回路は、前記初期化期間の終了後オフすることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の信号増幅回路。
  11. 前記パルス幅変調された信号は、オーディオ信号であることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の信号増幅回路。
  12. 前記D級アンプは、電源電位と接地電位間に直列に接続されたP型およびN型のMOSトランジスタを含み、前記放電用トランジスタは、前記N型MOSトランジスタであることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の信号増幅回路。
  13. 請求項1から12のいずれかに記載の信号増幅回路と、
    前記信号増幅回路により駆動されるスピーカと、
    を備えることを特徴とする電子機器。
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