JP7273484B2 - 信号生成回路 - Google Patents

信号生成回路 Download PDF

Info

Publication number
JP7273484B2
JP7273484B2 JP2018215674A JP2018215674A JP7273484B2 JP 7273484 B2 JP7273484 B2 JP 7273484B2 JP 2018215674 A JP2018215674 A JP 2018215674A JP 2018215674 A JP2018215674 A JP 2018215674A JP 7273484 B2 JP7273484 B2 JP 7273484B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
voltage
circuit
signal
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018215674A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020088443A (ja
Inventor
貴之 滝田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Electronic Devices and Storage Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Electronic Devices and Storage Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Electronic Devices and Storage Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2018215674A priority Critical patent/JP7273484B2/ja
Priority to US16/575,738 priority patent/US10903744B2/en
Publication of JP2020088443A publication Critical patent/JP2020088443A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7273484B2 publication Critical patent/JP7273484B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/20Power amplifiers, e.g. Class B amplifiers, Class C amplifiers
    • H03F3/21Power amplifiers, e.g. Class B amplifiers, Class C amplifiers with semiconductor devices only
    • H03F3/217Class D power amplifiers; Switching amplifiers
    • H03F3/2173Class D power amplifiers; Switching amplifiers of the bridge type
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M3/00Conversion of dc power input into dc power output
    • H02M3/02Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac
    • H02M3/04Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters
    • H02M3/10Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode
    • H02M3/145Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal
    • H02M3/155Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only
    • H02M3/156Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only with automatic control of output voltage or current, e.g. switching regulators
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M1/00Details of apparatus for conversion
    • H02M1/32Means for protecting converters other than automatic disconnection
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/181Low frequency amplifiers, e.g. audio preamplifiers
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/20Power amplifiers, e.g. Class B amplifiers, Class C amplifiers
    • H03F3/21Power amplifiers, e.g. Class B amplifiers, Class C amplifiers with semiconductor devices only
    • H03F3/217Class D power amplifiers; Switching amplifiers
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F2200/00Indexing scheme relating to amplifiers
    • H03F2200/03Indexing scheme relating to amplifiers the amplifier being designed for audio applications

Description

本発明の実施形態は、信号生成回路に関する。
近年、車載用等のオーディオアンプとしては、PWM変調器を採用したD級アンプが普及している。PWM変調器は、音声信号を鋸波(片側エッジ)又は三角波(両側エッジ)のキャリアと比較することで、音声信号をパルス幅変調する。PWM変調器は、パルス幅変調の結果として2値のスイッチング波形であるPWMパルスを得る。D級アンプ(以下、CDAともいう)は、PWMパルスによって出力トランジスタ(スイッチングトランジスタ)を駆動することで、電力増幅を行う。電力増幅されたスイッチング出力をローパスフィルタを用いて復調してスピーカを駆動する。
このCDAを音声信号の増幅回路に用いる場合には、設計上の理由から、固定ゲインのCDAを採用し、音声出力のレベルを可変とするために、CDAの前段にアッテネータを配置することがある。このアッテネータは、音声ミュート(遮断)やフェードイン・フェードアウト用の減衰調整用としても用いられる。
ところで、単電源を用いたCDAにおいて、出力を電源電圧の1/2の中点電位にするために、CDAの前段には、起動時においてCDAにバイアス電圧を印加するためのバイアス電圧生成回路が採用される。このバイアス電圧生成回路は、CDAの出力端のローパスフィルタに接続されるスピーカからのポップノイズを抑制するために、起動直後において電圧を次第に上昇させるランプ電圧をバイアス電圧として印加する。このため、起動時には、ランプ電圧が所定の電圧に到達するまでの立ち上げ時間を要してしまう。特に、車載用の増幅回路においては、バッテリから供給される電源電圧の変動が比較的大きいことから、立ち上げに長時間を要するという問題があった。
また、CDAとデジタルアナログ変換回路を接続した場合には無信号入力時やミュート時に出力ノイズが大きくなるという問題もあった。
特開2003-110441号公報
実施形態は、アンプ等の起動時の立ち上げ時間を短縮することができる信号生成回路を提供することを目的とする。
実施形態の信号生成回路は、電源電圧に基づく範囲の出力を発生する増幅回路に、入力信号に対応する生成信号を与える信号生成回路であって、前記電源電圧に基づいて内部中点電位を生成する第1電圧生成部と、変動する前記電源電圧及び前記増幅回路のゲインに基づいて、前記増幅回路の出力をクリップさせる前記生成信号の開始電圧を生成する第2電圧生成部と、可変可能な抵抗素子により構成され、前記入力信号及び前記内部中点電位、または、前記内部中点電位及び前記開始電圧が入力され、前記内部中点電位を基準として減衰または増加させた電圧を出力する抵抗回路と、前記抵抗回路の抵抗値を変更する制御信号を出力する制御部と、前記抵抗回路の出力電圧を前記生成信号として出力する出力回路と、前記増幅回路の出力からクリップ期間を検出するクリップ検出器と、を具備し、前記制御部は、前記増幅回路の出力がクリップを脱したことが検出されてから所定時間後に、前記出力電圧の増加率を大きくする前記制御信号を出力する
図1は本発明の第1の実施の形態に係る信号生成回路を用いた増幅回路を示す回路図。 横軸に時間をとり入出力レベルをとって、CDA3P,3Rの入力及び出力をそれぞれ上段又は下段に示す波形図。 ミュートから通常動作への移行時におけるCDA3P,3Rの入力を示す波形図。 本発明の第2の実施の形態を示す回路図。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は第1の実施の形態に係る信号生成回路を用いた増幅回路を示す回路図である。なお、図1では、一対のCDAをBTL(Balanced Transformer Less)接続した場合の構成を示しているが、シングルエンド接続の回路にも同様に適用可能である。
本実施の形態は電源電圧PVddの変動に応じてランプ電圧の初期値(開始電圧)を変更することにより、増幅回路の立ち上げ時間を短縮可能にするものである。
先ず、単電源を利用した増幅回路の立ち上げ時間について説明する。
一般的には、増幅するデジタル音声信号は、D/A変換器によってアナログ信号に変換した後、アッテネータを介して所定ゲインのCDAに供給される。また、CDAには、起動時にランプ電圧を印加するバイアス電圧生成回路が接続される。車載用の音声増幅回路においては、CDAの出力トランジスタからのPWM出力は、バッテリからの電源電圧PVddにより0V-PVddの間で変化する。また、CDAの前段の、D/A変換器、アッテネータ及びバイアス電圧生成回路には、電源電圧PVddを元に生成された例えば5Vの内部電源電圧AVddが供給される。
PWM出力は、コイルL及びコンデンサCによるローパスフィルタ(以下、LC-LPFという)を介してスピーカに供給される。バイアス電圧生成回路は、入力音声信号にバイアス電圧を付加することで、LC-LPF出力の復調後レベルを直流的には電源電圧PVddの中点電位(以下、出力中点電位という)にする。即ち、バイアス電圧生成回路は、起動時において、CDAの入力電圧を内部電源電圧AVddの中点電位(以下、内部中点電位という)まで上昇させるランプ電圧を発生する。
なお、増幅回路の通常動作時には、CDAの入力は、内部中点電位を中心に変動する信号となり、LC-LFP出力は、出力中点電位を中心に変動する信号となる。そこで、CDAの入力については、0Vから内部中点電位までを負、内部中点電位から内部電源電圧までを正とする交流信号として説明を行う。また、LC-LPF出力については、0Vから出力中点電位までを負、出力中点電位から電源電圧までを正とする交流信号として説明を行う。
ところで、一対のCDAをBTL接続し、同一レベルの差動入力を与えた場合、CDA同士のオペアンプのDCオフセットやLC-LPF等の回路定数のアンバランスにより、一方のLC-LFP出力は他方のLC-LPF出力よりも高くなり、ポップノイズが発生することがある。ランプ電圧が急峻に立ち上がった場合には、一方のLC-LFP出力のレベルが他方よりも著しく大きくなり、大レベルのポップノイズが発生してしまう可能性がある。そこで、一般的には、ランプ電圧が上昇する傾斜を緩くし、LC-LPF出力が上昇する傾斜を緩くすることで、ポップレベルの発生を抑制する。このため、バイアス電圧が内部中点電位に到達するまでの時間が長くなって、CDAが正常に動作するまでの立ち上げ時間が長くなる。
バイアス電圧が負の最大振幅である0Vの状態では、所定ゲインのCDAでは、一般的には過変調状態となりLC-LPF出力はクリップして0Vとなる。バイアス電圧が上昇して0Vよりも大きくなり所定の値に到達すると、LC-LPF出力はクリップ状態から脱して入力に対応したレベルとなる。LC-LPF出力がクリップしている期間は、0Vから変化しないので、LC-LPF出力の上昇する傾斜を緩くしてポップノイズを抑制する期間には寄与しておらず、立ち上げ時間が長くなってしまう。そこで、起動直後のランプ電圧(以下、開始電圧という)を0Vではなく所定のレベルに設定することで、クリップ期間を短くして、立ち上げ時間を短縮することが考えられる。
ところが、車載用の音声増幅回路においては、バッテリから電源電圧PVddを取得しており、バッテリの使用状況に応じて、電源電圧PVddは著しく変化する。例えば、12Vのバッテリでは、最大で18V程度の電圧を発生することがある。開始電圧をLC-LPF出力がクリップしないレベルに設定すると、起動直後に一対のCDAに所定レベルの差動電圧が入力されてポップノイズが発生することになる。開始電圧は、LC-LPF出力が確実にクリップするように設定する必要があり、電源電圧の最大値を考慮して、十分に低い電圧値に設定される。このため、使用状況によってはクリップ期間が長くなり、立ち上げ時間を短縮することができないという課題がある。
そこで、本実施の形態においては、電源電圧PVddの値に応じて、開始電圧を変更することで、クリップ期間を短くして、立ち上げ時間を短縮する。
図1の音声信号増幅回路は、信号生成回路2、CDA3P,3R及び電源回路5により構成される。アンプ1は、入力端子In1,In2に入力された差動音声信号を増幅して、信号生成回路2に出力する。電源回路5には、図示しないバッテリから電源電圧PVddが供給される。電源回路5は、電源電圧PVddから所定値の内部電源電圧AVddを発生して内部中点電位生成部21に出力する。内部中点電位生成部21は内部電源電圧AVddの1/2の電圧を内部中点電位VCOMMONとして発生する。また、開始電圧生成部22は、電源電圧PVdd及びCDA3P,3Rのゲインに基づいて設定される開始電圧を発生する。
CDA3PとCDA3Rとは同一構成である。CDA3P,3Rは、信号生成回路2の出力である正相信号又は逆相信号(以下、これらを生成信号ともいう)を電源電圧に基づく範囲に変換して出力する回路である。PWM変調器31P,31Rは、一般的に積分器と比較器により構成されて、三角波等の比較信号により、生成信号と出力PWMのフィードバック信号のレベルに応じたデューティ比のPWMパルスを出力する。PWM変調器31Pからの正相のPWMパルス及びPWM変調器31Rからの逆相のPWMパルスは、それぞれハイサイドとローサイドに分岐されて電力増幅される。プリドライバ32PUは、PWM変調器31Pからの正相のハイサイドPWMパルスによって出力ドライバ33PUを駆動する。プリドライバ32PDは、PWM変調器31Pからの正相のローサイドPWMパルスによって出力ドライバ33PDを駆動する。また、プリドライバ32RUは、PWM変調器31Rからの逆相のハイサイドPWMパルスによって出力ドライバ33RUを駆動する。プリドライバ32RDは、PWM変調器31Rからの逆相のローサイドPWMパルスによって出力ドライバ33RDを駆動する。ここではD級アンプの動作モードはADモードのみを示すが、BDモード等の別モードでも適用可能である。また、PWM変調器31P、31Rはシングルエンドアンプで構成されているが、積分器等は全差動アンプ構成でも適用可能である。
出力ドライバ33PUには電源電圧PVddが供給され、出力ドライバ33PDは基準電位点に接続される。出力ドライバ33PU,33PDによって、正相のPWMパルスは電力増幅される。出力ドライバ33PU,33PDの出力端には、0V-PVddまで変化する正相のPWM出力が現れる。また、出力ドライバ33RUには電源電圧PVddが供給され、出力ドライバ33RDは基準電位点に接続される。出力ドライバ33RU,33RDによって、逆相のPWMパルスは電力増幅される。出力ドライバ33RU,33RDの出力端には、0V-PVddまで変化する逆相のPWM出力が現れる。
出力ドライバ33PU,33PDの出力端は、LC-LPFを構成するコイルLP及びコンデンサCPを介して基準電位点に接続される。また、出力ドライバ33RU,33RDの出力端は、LC-LPFを構成するコイルLR及びコンデンサCRを介して基準電位点に接続される。これらのLC-LPFにより、出力端に現れるPWM出力からキャリア成分が除去されて出力音声信号が復元される。
コイルLPとコンデンサCPとの接続点(CDA3Pの正相出力端)とコイルLRとコンデンサCRとの接続点(CDA3Rの逆相出力端)との間には、負荷であるスピーカ4が接続される。なお、CDA3P,3Rの出力端に現れる出力をLC-LPF出力というものとする。スピーカ4はLC-LPF出力に基づく音声を出力する。
信号生成回路2は、CDA3P,3Rに供給する正相及び逆相信号を生成する。入力端子In1に入力された正相の音声信号はアンプ1により増幅された後スイッチS1を介して抵抗アレイ24Pに供給されて、アッテネータを構成する抵抗アレイ24Pによって減衰される。抵抗アレイ24Pの出力はスイッチS5及びバッファアンプ25Pを介してPWM変調器31Pに供給される。また、入力端子In2に入力された逆相の音声信号はアンプ1により増幅された後スイッチS3を介して抵抗アレイ24Rに供給されて、アッテネータを構成する抵抗アレイ24Rによって減衰される。抵抗アレイ24Rの出力はスイッチS6及びバッファアンプ25Rを介してPWM変調器31Rに供給される。ここで抵抗アレイ24Pおよび24R、バッファアンプ25Pおよび25Rで構成されるアッテネータは積分器や全差動アンプの回路構成であってもよい。
抵抗アレイ24Pは、一端にスイッチS1の出力が与えられ、他端に内部中点電位生成部21又は開始電圧生成部22の出力がスイッチS2により選択的に供給される。また、抵抗アレイ24Rは、一端にスイッチS3の出力が与えられ、他端に内部中点電位生成部21又は開始電圧生成部22の出力がスイッチS4により選択的に供給される。
本実施の形態においては、抵抗回路である抵抗アレイ24P,24Rは、アッテネータとして機能して信号を設定された減衰量で減衰させるだけでなく、ランプ電圧を生成するバアイス生成回路の一部としても機能して信号を設定された増加量で増加させる。モードセレクタ23は、抵抗アレイ24P,24Rをアッテネータとして機能させるアッテネータ動作モードと、バイアス生成回路の一部として機能させるランプ電圧生成モードとを設定する。
モードセレクタ23は、アッテネータ動作モード時には、スイッチS1,S3に入力音声信号を選択させ、スイッチS2,S4に内部中点電位生成部21の出力を選択させる。従って、この場合には、内部中点電位VCOMMONを基準にして変動し、抵抗アレイ24P,24Rに基づいて減衰した正相及び逆相信号が出力されることになる。
一方、モードセレクタ23は、ランプ電圧生成モード時には、スイッチS1,S3に内部中点電位生成部21の出力を選択させ、スイッチS2,S4に開始電圧生成部22の出力を選択させる。従って、この場合には、開始電圧から内部中点電位VCOMMONまでの電圧値であって、抵抗アレイ24P,24Rに基づいたランプ電圧が出力されることになる。
なお、抵抗アレイ24Pは、例えば可変抵抗ラダーをスイッチS1,S2相互間に接続することによって構成することができる。同様に、抵抗アレイ24Rは、例えば可変抵抗ラダーを、スイッチS3,S4相互間に直列接続することによって構成することができる。抵抗アレイ24P,24Rの可変抵抗ラダーの各制御ビットをそれぞれ抵抗アレイコントローラ27P,27Rによって制御することで、抵抗アレイ24P,24Rによる減衰量(増加量)が決定される。なお、抵抗アレイ24P,24Rは、可変抵抗ラダーのビット数に応じて減衰量(増加量)のステップ幅が決定される。
なお、スイッチS5,S6は、音声ミュートのために設けられている。モードセレクタ23は、アッテネータ動作モードにおいて、ミュート処理を行うための信号が入力されると(図示省略)、スイッチS5,S6に、内部中点電位VCOMMONを選択させる。これにより、スピーカ4の出力は音声ミュートされる。また、モードセレクタ23は、音声ミュートが指定されていない場合及びランプ電圧生成モード時には、スイッチS5,S6に、抵抗アレイ24P,24Rからの正相及び逆相信号を選択させる。
本実施の形態においては、開始電圧生成部22は、開始電圧(初期値)として、CDA3P,3Rがクリップするレベルであって、電源電圧PVddが大きい程低く、電源電圧PVddが小さい程高い値を設定する。即ち、開始電圧生成部22は、CDA3P,3Rが僅かにクリップするレベルのランプ電圧を発生する。
なお、理想的には、開始電圧生成部22は、電源電圧PVddの変動に拘わらず、LC-LPF出力が0Vとなるランプ電圧を開始電圧として発生すればよい。しかし、起動時にLC-LPF出力が0Vより大きい場合にはポップノイズが発生することから、LC-LPF出力をクリップさせることは必須である。即ち、僅かにクリップするレベルとは、なるべく大きいレベルの電圧値であって確実にクリップさせる電圧値のことである。
開始電圧生成部22が開始電圧として、CDA3P,3Rが僅かにクリップするレベルの電圧値を発生していることから、ランプ電圧の上昇開始後の比較的短時間にCDA3P,3Rの出力が0Vから上昇し始めることになり、電源電圧PVddの変動に拘わらず、内部中点電位VCOMMONに到達するまでの立ち上げ時間を短縮することができる。
本実施の形態においては、立ち上げ時間を更に短縮するために、抵抗アレイ24P,24Rの増加量の変化率(増加率)を変化させる。抵抗アレイ24P,24Rは、それぞれ抵抗アレイコントローラ27P,27Rによって制御される。抵抗アレイコントローラ27P,27Rは、それぞれ抵抗アレイ24P,24Rを制御して、アッテネータ動作モード時には入力音声信号の減衰量を決定し、ランプ電圧生成モード時にはランプ電圧値を決定する。
ランプ電圧の増加率を大きくすると立ち上がり時間が短縮される反面ポップノイズのレベルが大きくなる。逆に、ランプ電圧の増加率を小さくするとポップノイズのレベルを小さくできる反面立ち上がり時間が長くなる。しかし、ポップノイズは、CDA3P,3Rの出力が0Vから変化する直後において大きく発生し、それ以降はCDA3P,3Rのアンバランスがあっても比較的小さい。そこで、本実施の形態においては、CDA3P,3Rの出力がクリップを脱して0Vよりも大きくなった後、所定期間後に、ランプ電圧の増加率をそれまでよりも大きくするように制御を行う。
クリップ検出器34Pは、出力ドライバ33PU,33PDの出力からクリップ期間を検出し、検出結果をタイミングコントローラ26Pに出力する。また、クリップ検出器34Rは、出力ドライバ33RU,33RDの出力からクリップ期間を検出し、検出結果をタイミングコントローラ26Rに出力する。タイミングコントローラ26P,26Rは、クリップ期間の終了から所定時間後にランプ電圧の増加量を大きくするための信号をそれぞれ抵抗アレイコントローラ27P,27Rに出力する。
抵抗アレイコントローラ27P,27Rは、ランプ電圧生成モード時に、それぞれ抵抗アレイ24P,24Rを制御してランプ電圧を徐々に増加させると共に、CDA3P,3Rがクリップを脱した所定時間後においてランプ電圧の増加量を大きくする。
例えば、抵抗アレイ24P,24Rを可変抵抗ラダーによって構成した場合には、可変抵抗ラダーの各制御ビットに与える制御信号の変化の間隔を短くすることで、増幅率を大きくすることができる。起動直後において、クリップ後の所定期間までは低増幅率区間(低速区間ともいう)として制御信号の変化間隔を比較的長くすることでランプ電圧の増加率を比較的小さくする。また、クリップ後の所定期間以降は高増幅率区間(高速区間ともいう)として制御信号の変化間隔を比較的短くすることでランプ電圧の増幅率を比較的大きくする。これにより、ポップノイズを抑制しながら、立ち上げ時間の一層の短縮が可能である。
次に、本実施の形態の動作について説明する。図2は、CDA3P,3Rの入力(ATT出力)、クリップ検出器34P,34Rからのクリップ検出信号(CLIP検出信号)及びLC-LPF出力を示す波形図である。横軸は時間をとり、縦軸に入出力レベルをとる。
(電源電圧PVddが大きい場合)
バッテリの出力電圧の変動により、電源回路5及び開始電圧生成部22に、電源電圧PVddとして比較的高い電源電圧PVddHが印加されるものとする。この場合でも電源回路5は、一定の内部電源電圧AVddを発生し、内部中点電位生成部21は一定の内部中点電位VCOMMONを発生する。一方、開始電圧生成部22は、電源電圧PVddHが比較的高い電圧であることから、開始電圧として比較的低い電圧VsLを発生する。開始電圧VsLは、LC-LPF出力が僅かにクリップするレベルに設定される。図2において、高電源電圧時の各波形を実線で示している。
起動直後には、モードセレクタ23は、ランプ電圧生成モードに設定して、抵抗アレイ24P,24Rをランプ電圧の発生のために用いる。モードセレクタ23は、スイッチS1,S3により内部中点電位生成部21を抵抗アレイ24P又は抵抗アレイ24Rの一端に接続させ、スイッチS2,S4により開始電圧生成部22を抵抗アレイ24P又は抵抗アレイ24Rの他端に接続させる。即ち、モードセレクタ23は、抵抗アレイ24P又は抵抗アレイ24Rの一端に内部中点電位VCOMMONを供給させ、抵抗アレイ24P又は抵抗アレイ24Rの他端に開始電圧VsLを供給させる。
抵抗アレイコントローラ27P,27Rは、起動直後において、抵抗アレイ24P,24Rから開始電圧VsLを発生させるよう制御する。抵抗アレイ24P,24Rに発生する電圧はそれぞれ、出力回路としてのバッファアンプ25P,25Rを介してCDA3P,3Rの入力端に供給される。
起動時(t0)、CDA3P,3Rに開始電圧VsLが入力される(図2上段参照)。また、開始電圧VsLは、LC-LPF出力がクリップするレベルに設定されるので、LC-LPF出力は0Vのままである(図2下段参照)。
ランプアップ開始タイミングt1になると、抵抗アレイコントローラ27P,27Rは、抵抗アレイ24P,24Rを制御して、開始電圧VsLを例えば1ステップ分だけ増加させる。抵抗アレイ24P,24Rから増加したランプ電圧が出力される。
以後、同様にして、抵抗アレイコントローラ27P,27Rは、ランプ電圧を所定の周期で1ステップずつ順次増加させる。図2上段の低速区間における波形がランプ電圧の上昇を示している。
ランプ電圧の上昇によって、内部中点電位VCOMMONを基準とした振幅は次第に小さくなる。ランプ電圧が所定のレベルに到達すると、CDA3P,3Rはクリップ状態を脱して、LC-LPF出力が上昇する。なお、クリップ状態を脱すると、クリップ検出信号がHからLに切換る。低速区間におけるLC-LPF出力の増加率は比較的小さく、スピーカ4から発生するポップノイズを十分に抑制することができる。
クリップ検出器34P,34Rは、LC-LPF出力のクリップ検出結果をそれぞれタイミングコントローラ26P,26Rに出力する。タイミングコントローラ26P,26Rは、クリップ検出信号がLに切換ると、所定期間後のタイミングt2Hにランプ電圧の増加量を大きくするための信号をそれぞれ抵抗アレイコントローラ27P,27Rに出力する。
これにより、高速区間に移行する。抵抗アレイコントローラ27P,27Rは、抵抗アレイ24P,24Rを制御して、ランプ電圧を1ステップ増加させる周期を短くして順次増加させる。図2上段に示すように、低速区間に比べて高速区間におけるランプ電圧の単位時間当たりの増加量は大きくなっている。従って、LC-LPF出力の単位時間当たりの増加量も大きくなり、比較的短時間に出力中点電位に到達する(タイミングt3)。
このように電源電圧PVddが高電圧の場合、低速区間におけるLC-LPF出力の増加率を比較的小さくすることでポップノイズを十分に抑制しながら、高速区間におけるLC-LPF出力の増加率を比較的大きくすることで、出力中点電位PVdd/2に到達するまでの時間を短縮することができる。
LC-LPF出力が出力中点電位に到達すると、モードセレクタ23は、ランプ電圧生成モードからアッテネータ動作モードに移行する。スイッチS5、S6を内部中点電位生成部21に接続後にスイッチS1,S3をアンプ1に接続し、スイッチS2,S4を内部中点電位生成部21に接続する。なお、信号生成回路2の出力の変化によってLC-LPF出力が変化するまでの遅延時間は極めて小さい。従って、モードセレクタ23は、抵抗アレイ24P,24Rの出力が内部中点電位VCOMMONに到達したタイミングを、LC-LPF出力が出力中点電位に到達するタイミングと判定してもよい。
アッテネータ動作モードになると、抵抗アレイ24P,24Rは音声信号のアッテネータとして機能する。ミュート解除時にスイッチS5、S6を抵抗アレイ24P、24Rに接続することで抵抗アレイ24P,24Rからは、内部中点電位VCOMMONを基準に抵抗アレイ24P,24Rに基づいて減衰された正相及び逆相信号が出力される。こうして、LC-LPF出力は、出力中点電位を中心に、入力音声信号に基づく振幅の信号となる。入力音声信号がアッテネータ及びCDA3P,3Rのゲインに基づいて増幅され、スピーカ4から入力音声に対応した音声が出力される。
(電源電圧PVddが小さい場合)
次に、バッテリの出力電圧の変動により、電源回路5及び開始電圧生成部22に、電源電圧PVddとして比較的低い電源電圧PVddLが印加されるものとする。電源回路5は一定の内部電源電圧AVddを発生し、内部中点電位生成部21は一定の内部中点電位VCOMMONを発生する。一方、開始電圧生成部22は、電源電圧PVddLが比較的低い電圧であることから、開始電圧として比較的高い電圧VsHを発生する。電源電圧PVddHが比較的低く、LC-LPF出力は比較的クリップしやすい状態であるが、開始電圧VsHはLC-LPF出力が僅かにクリップするレベルとなる。図2において、低電源電圧時の各波形を破線で示している。
起動直後においては、ランプ電圧は開始電圧VsHであり、低速区間においては、比較的小さい増加量で増加する(図2上段)。
起動直後においては、LC-LPF出力はクリップして0Vである(図2下段)。ランプ電圧の増加に従って、LC-LPF出力はクリップを脱してレベルが上昇し始める。低速区間においては、LC-LPF出力は比較的小さい増加量で増加するため。クリップを脱した直後において発生するポップノイズを十分に抑制することができる。
LC-LPFの出力がクリップ状態から脱すると、クリップ検出信号はHからLに変化する(図2中段)。抵抗アレイコントローラ27P,27Rは、クリップ期間終了後の所定期間経過後のタイミングt2Lから高速区間に移行し、比較的大きい増加量でランプ電圧を増加させる。高速区間においては、LC-LPF出力は比較的大きい増加量で増加し、比較的短時間に出力中点電位に到達する(タイミングt3)。
こうして、電源電圧PVddの変動に拘わらず、ポップノイズの発生を抑制しながら、立ち上げ時間を短縮することが可能である。
なお、図2の例では、高速区間への移行タイミングは高電圧時と低電圧時とで異なっているが、移行タイミングを高電圧時と低電圧時とで個別に制御することで、同じタイミングに高速区間に移行させることも可能である。
また、図2では、高電源電圧時において低電源電圧時よりも早くクリップ状態を脱する例を示しているが、開始電圧の設定によっては逆の場合もある。
なお、本実施の形態においては、アッテネータ動作モードでは、抵抗アレイ24P,24Rをアッテネータとして用いている。抵抗アレイコントローラ27P,27Rによって抵抗アレイ24P,24Rを制御することで、アンプ1の出力レベルを内部中点電位VCOMMONまで低下させる、もしくは、スイッチS5、S6を内部中点電位生成部21に接続することで、CDA3P,3Rの出力をミュートさせることができる。また、この場合には、CDA3P,3Rの入力は内部中点電位VCOMMONであり、ミュートから通常動作への復帰時にポップノイズが生じることはない。
図3は、ミュートから通常動作への移行時におけるCDA3P,3Rの入力(CDA入力)を示す波形図である。横軸に時間をとり、縦軸にCDA3P,3Rの入力レベルをとる。ミュート時のCDA入力は内部中点電位VCOMMONであり、抵抗アレイ24P,24Rの調整によって、CDA入力をアンプ1の出力レベルまで上昇させることができる。こうして、ミュート動作から通常動作への移行時にポップノイズを低減したフェードインが実現可能となる。なお、通常動作からミュートへの遷移時においても、抵抗アレイ24P,24Rを制御することで、ポップノイズを抑制することができる。また、音声出力時からミュート時への移行ではフェードアウトを実現することでポップノイズを抑制可能となる。
このように本実施の形態においては、電源電圧PVddの変動に応じてランプ電圧の開始電圧を変化させることで、起動直後において、ランプ電圧をLC-LPF出力が僅かにクリップするレベルにすることができる。これにより、起動直後の短時間にLC-LPF出力がクリップを脱することを可能にして、ランプ電圧の上昇の傾斜を緩やかにしながら比較的短時間にLC-LPF出力が出力中点電位に達することを可能にしている。更に、ポップノイズの影響を受けるクリップ期間終了直後の所定期間は、ランプ電圧の上昇の傾斜を緩やかにすると共に、この期間終了後においてランプ電圧の上昇の傾斜を大きくすることにより、LC-LPF出力が出力中点電位に達するまでの時間を短縮することを可能にしている。すなわち、ポップノイズを抑制しながら立ち上げ時間の一層の短縮が可能である。
(第2の実施の形態)
図4は本発明の第2の実施の形態を示す回路図である。図4において図1と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
本実施の形態においては、入力されたデジタル音声信号をアナログに変換するデジタルアナログ変換回路(以下、DACという)を採用した例を示している。DAC52はオーディオシグナルプロセッサ51からのデジタル信号を正相及び逆相のアナログ信号に変換して、信号生成回路20に出力する。正相のアナログ信号はスイッチS1に供給され、逆相のアナログ信号はスイッチS3に供給される。
信号生成回路20は、スイッチS5,S6に代えてスイッチ28P,28Rを採用すると共に、LPF29P,29Rを採用した点が図1の信号生成回路2と異なる。また、本実施の形態においては小振幅検出器53が設けられている。小振幅検出器53は、入力音声信号のレベルが、所定の微小振幅以下となったことを検出すると、ミュートに移行する信号を出力する。所定の微小振幅以下とは、例えば人間の耳に出力音声が聞こえなくなる程度である。
スイッチ28Pは、小振幅検出器53に制御されて、内部中点電位生成部21からの内部中点電位VCOMMONをバッファアンプ25Pに出力するか、又は抵抗アレイ24Pの出力をLPF29Pに出力する。また、スイッチ28Rは、小振幅検出器53に制御されて、内部中点電位生成部21からの内部中点電位VCOMMONをバッファアンプ25Rに出力するか、又は抵抗アレイ24Rの出力をLPF29Rに出力する。
DAC52は、デジタル/アナログ変換に際してスイッチング動作を行うことから音声帯域よりも高い周波数のノイズを発生させる。この高周波ノイズはCDA3P,3Rのスイッチング動作によって音声帯域に混入することが考えられる。そこで、LPF29P,29Rは、抵抗アレイ24P,24Rの出力から高周波ノイズを除去してバッファアンプ25P,25Rに出力する。
本実施の形態においては、ランプ電圧生成モードにおける動作は第1の実施の形態と同様である。
アッテネータ動作モード時には、スイッチ28P,28Rは、抵抗アレイ24P,24Rの出力をそれぞれLPF29P,29Rに出力する。抵抗アレイ24P,24Rの出力は、内部中点電位VCOMMONを中心に入力音声信号に応じてレベルが変化する信号となる。LPF29P,29Rはそれぞれ、DAC52の動作に伴って発生する高周波ノイズを除去した後、バッファアンプ25P,25Rを介してCDA3P,3Rに出力する。こうして、LC-LPF出力は、出力中点電位を中心に、入力音声信号に対応した振幅で変化してスピーカ4を駆動し、スピーカ4から音声が出力される。
ここで、入力音声信号が微小振幅以下のレベルになるものとする。この場合には、スピーカ4の出力は人間の耳に聞き取ることが困難となる。抵抗アレイ24P,24R及びLPF29P,29Rの熱雑音が支配的となり、スピーカ4からこれらのノイズが音声出力されてしまう。そこで、本実施の形態においては、ミュート時に、抵抗アレイ24P,24R及びLPF29P,29Rを通過しない経路で内部中点電位VCOMMONをバッファアンプ25P,25Rに供給する。小振幅検出器53は、入力音声信号の振幅が微小振幅以下であることを検出すると、ミュートに移行する信号を出力する。このミュート信号によって、スイッチ28P,28Rはそれぞれ、内部中点電位VCOMMONを選択してバッファアンプ25P,25Rに出力する。内部中点電位VCOMMONがCDA3P,3Rに供給されて、スピーカ4の音声出力はミュート状態となる。これにより、熱雑音の発生を抑制する。ミュートから通常動作への復帰時には、図3と同様の動作となり、ポップノイズを抑制しながら短時間にフェードイン動作が可能となる。
なお、小振幅検出器53は、微小振幅以下のレベルを所定期間継続して検出した場合にミュート信号を発生するようになっていてもよい。また、通常動作からミュートへの遷移時には、抵抗アレイ24P,24Rによって、減衰量を次第に大きくし、最終的に内部中点電位VCOMMONに切換えてミュートを行うようになっていてもよい。
このように本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。また、デジタル音声信号が入力される場合でも、LPFによってDACの出力からノイズを除去することができると共に、ミュート時には抵抗アレイ及びLPFを通過しない経路で内部中点電位VCOMMONをCDAに供給することができ、ノイズ特性を改善することが可能である。
また、上記各実施の形態においては、D級アンプを差動回路によって構成した例を示したが、シングルエンド型でも同様に構成することができることは明らかである。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
1…アンプ、2…信号生成回路、20…信号生成回路、21…内部中点電位生成部、22…開始電圧生成部、23…モードセレクタ、24P…抵抗アレイ、24R…抵抗アレイ、25P,25R…バッファアンプ、26P,26R…タイミングコントローラ、27P,27R…抵抗アレイコントローラ、3P,3R…CDA、4…スピーカ、5…電源回路、S1~S5…スイッチ。

Claims (4)

  1. 電源電圧に基づく範囲の出力を発生する増幅回路に、入力信号に対応する生成信号を与える信号生成回路であって、
    前記電源電圧に基づいて内部中点電位を生成する第1電圧生成部と、
    変動する前記電源電圧及び前記増幅回路のゲインに基づいて、前記増幅回路の出力をクリップさせる前記生成信号の開始電圧を生成する第2電圧生成部と、
    可変可能な抵抗素子により構成され、前記入力信号及び前記内部中点電位、または、前記内部中点電位及び前記開始電圧が入力され、前記内部中点電位を基準として減衰または増加させた電圧を出力する抵抗回路と、
    前記抵抗回路の抵抗値を変更する制御信号を出力する制御部と、
    前記抵抗回路の出力電圧を前記生成信号として出力する出力回路と、
    前記増幅回路の出力からクリップ期間を検出するクリップ検出器と、
    を具備し、
    前記制御部は、前記増幅回路の出力がクリップを脱したことが検出されてから所定時間後に、前記出力電圧の増加率を大きくする前記制御信号を出力する信号生成回路。
  2. 前記制御部は、前記増幅回路の起動時に、前記出力電圧を第1の増加率で増加させると共に、前記増幅回路の出力が所定のレベルに到達した所定時間から前記増幅回路の出力が前記内部中点電位に対応する電圧に到達するまでの間、前記出力電圧の増加率を前記第1の増加率よりも大きくする前記制御信号を出力する請求項1に記載の信号生成回路。
  3. 前記増幅回路の起動時は、前記出力電圧を次第に増加させたランプ電圧を前記生成信号に代えて前記出力回路から出力させるランプ電圧生成モードで前記抵抗回路を動作させ、前記ランプ電圧が前記内部中点電位に到達した以降は、前記入力信号を減衰させた前記出力電圧を前記出力回路から出力させるアッテネータ動作モードで前記抵抗回路を動作させるモードセレクタを更に具備する請求項1に記載の信号生成回路。
  4. 前記第2電圧生成部は、前記電源電圧が大きい程低レベルの前記開始電圧を生成し、前記電源電圧が小さい程高レベルの前記開始電圧を生成する、請求項1に記載の信号生成回路。
JP2018215674A 2018-11-16 2018-11-16 信号生成回路 Active JP7273484B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018215674A JP7273484B2 (ja) 2018-11-16 2018-11-16 信号生成回路
US16/575,738 US10903744B2 (en) 2018-11-16 2019-09-19 Signal generation circuit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018215674A JP7273484B2 (ja) 2018-11-16 2018-11-16 信号生成回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020088443A JP2020088443A (ja) 2020-06-04
JP7273484B2 true JP7273484B2 (ja) 2023-05-15

Family

ID=70727123

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018215674A Active JP7273484B2 (ja) 2018-11-16 2018-11-16 信号生成回路

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10903744B2 (ja)
JP (1) JP7273484B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11233487B1 (en) * 2020-09-08 2022-01-25 Cirrus Logic, Inc. Amplifiers
JP7332557B2 (ja) * 2020-09-11 2023-08-23 株式会社東芝 クリップ検出回路

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005159871A (ja) 2003-11-27 2005-06-16 Yamaha Corp ポップノイズ低減回路
JP2006128909A (ja) 2004-10-27 2006-05-18 Sony Corp 電圧発生回路およびこれを用いたオーディオ信号処理装置
JP2007325057A (ja) 2006-06-02 2007-12-13 Rohm Co Ltd 電子ボリウム装置、電子ボリウム制御方法およびそれらを用いた電子機器
JP2011082959A (ja) 2009-09-11 2011-04-21 Rohm Co Ltd オーディオ用増幅器およびそれを用いた電子機器

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003110441A (ja) 2001-09-26 2003-04-11 Toshiba Microelectronics Corp ポップ音低減回路及び音声出力増幅装置
JP2004214712A (ja) 2002-12-26 2004-07-29 Toshiba Corp 増幅回路
US7105947B1 (en) * 2003-05-21 2006-09-12 Cisco Technology, Inc. Method and system for voltage tracking and sequencing in a power supply
JP4554335B2 (ja) * 2003-12-22 2010-09-29 ローム株式会社 電源駆動装置
US8022756B2 (en) * 2007-05-15 2011-09-20 Qualcomm, Incorporated Output circuits with class D amplifier
US7777562B2 (en) * 2007-12-20 2010-08-17 Asahi Kasei Emd Corporation Distortion suppression circuit for digital class-D audio amplifier
US7760016B2 (en) * 2008-07-15 2010-07-20 Integrated Device Technology, Inc. Anti-pop circuits and methods for audio amplifiers using variable resistors
US8093951B1 (en) * 2009-04-14 2012-01-10 Cirrus Logic, Inc. Pulse-width modulated (PWM) audio power amplifier having output signal magnitude controlled pulse voltage and switching frequency
JP2011041172A (ja) * 2009-08-18 2011-02-24 Ricoh Co Ltd 電子ボリューム回路
US8472643B2 (en) * 2009-11-11 2013-06-25 Amazing Microelectronic Corp. Power amplifier and method for restraining power of improved power amplifier
CN102959858B (zh) 2010-06-25 2015-09-02 松下知识产权经营株式会社 放大装置
JP7000755B2 (ja) * 2017-09-12 2022-01-19 株式会社Jvcケンウッド 受信機及びノイズスケルチ制御方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005159871A (ja) 2003-11-27 2005-06-16 Yamaha Corp ポップノイズ低減回路
JP2006128909A (ja) 2004-10-27 2006-05-18 Sony Corp 電圧発生回路およびこれを用いたオーディオ信号処理装置
JP2007325057A (ja) 2006-06-02 2007-12-13 Rohm Co Ltd 電子ボリウム装置、電子ボリウム制御方法およびそれらを用いた電子機器
JP2011082959A (ja) 2009-09-11 2011-04-21 Rohm Co Ltd オーディオ用増幅器およびそれを用いた電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
US10903744B2 (en) 2021-01-26
JP2020088443A (ja) 2020-06-04
US20200161970A1 (en) 2020-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10720888B2 (en) Systems and methods for dynamic range enhancement using an open-loop modulator in parallel with a closed-loop modulator
JP6689837B2 (ja) ポップ音雑音を最小限にし、または排除するための調節可能なランプアップ/ダウン利得を伴う増幅器
US7432760B2 (en) Digital amplifier apparatus and method of muting digital amplifier apparatus
JP2011066558A (ja) D級増幅器
US20180212569A1 (en) Offset calibration for amplifier and preceding circuit
US10044323B1 (en) Reducing audio artifacts in an amplifier with configurable final output stage
JP7273484B2 (ja) 信号生成回路
US20080204133A1 (en) Circuits and apparatus to reduce transient output noise in an audio amplifier
US10404248B2 (en) Calibration of a dual-path pulse width modulation system
US11387793B2 (en) Amplifier circuitry
CN110582935A (zh) 在具有多个回放路径的音频系统中进行切换
WO2008105592A1 (en) Switching amplification driver for reducing starting noise and audio amplifier including the same
US9136798B2 (en) Method and apparatus for outputting audio signal
CN111466082B (zh) 具有占空比控制的d类放大器
US20070188221A1 (en) Digital amplifier apparatus and method of resetting a digital amplifier apparatus
US7868693B2 (en) Class-D amplifier
JP5343782B2 (ja) D級増幅器
US11205999B2 (en) Amplifier with signal dependent mode operation
CN110651430A (zh) 数字pwm调制器
JP4481212B2 (ja) デジタルスイッチングアンプ
JP4461631B2 (ja) スイッチングアンプ装置
US20080088370A1 (en) Method, apparatus and system for reducing noise from an amplifier
JPH07283662A (ja) 電力増幅回路
KR101003723B1 (ko) D급 증폭 회로
US11569839B1 (en) Method and apparatus for enhancing dynamic range in a digital-to-analog conversion circuit

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20191009

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210813

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220719

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220726

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230316

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230317

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230404

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230428

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7273484

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150