JP2003110441A - ポップ音低減回路及び音声出力増幅装置 - Google Patents

ポップ音低減回路及び音声出力増幅装置

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JP2003110441A
JP2003110441A JP2001295094A JP2001295094A JP2003110441A JP 2003110441 A JP2003110441 A JP 2003110441A JP 2001295094 A JP2001295094 A JP 2001295094A JP 2001295094 A JP2001295094 A JP 2001295094A JP 2003110441 A JP2003110441 A JP 2003110441A
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turned
amplifier
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Koichi Yamashita
幸一 山下
Kenichi Miyagaki
健一 宮垣
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Toshiba Corp
Toshiba Electronic Device Solutions Corp
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Toshiba Corp
Toshiba Microelectronics Corp
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
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    • H03F3/20Power amplifiers, e.g. Class B amplifiers, Class C amplifiers
    • H03F3/21Power amplifiers, e.g. Class B amplifiers, Class C amplifiers with semiconductor devices only
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/30Modifications of amplifiers to reduce influence of variations of temperature or supply voltage or other physical parameters
    • H03F1/305Modifications of amplifiers to reduce influence of variations of temperature or supply voltage or other physical parameters in case of switching on or off of a power supply
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G3/00Gain control in amplifiers or frequency changers without distortion of the input signal
    • H03G3/20Automatic control
    • H03G3/30Automatic control in amplifiers having semiconductor devices
    • H03G3/34Muting amplifier when no signal is present or when only weak signals are present, or caused by the presence of noise signals, e.g. squelch systems
    • H03G3/348Muting in response to a mechanical action or to power supply variations, e.g. during tuning; Click removal circuits

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の一電源式による音声出力増幅装置で
は、回路規模が増大又は回路構成が複雑になるため、電
源のオン・オフ時に発生するポップ音の低減を低コスト
で実現することはできなかった。 【解決手段】 電源オン時から出力基準電圧VCC/2
がPWMアンプ12の安定動作領域に達するまではバッ
ファアンプ13から安定した立ち上がりの出力電圧を取
り出し、安定動作領域に達した後はPWMアンプ12か
らの出力に切り替え、さらに電源オフ時から安定動作領
域を過ぎる直前でバッファアンプ13からの出力に切り
替え、バッファアンプ13から安定した立ち下がりの出
力電圧を取り出すようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体ICによ
り構成された音声出力装置等に適用されるものであり、
詳しくは電源オン・オフ時に発生するポップ音を低減す
るポップ音低減回路及びこれを備えた音声出力増幅装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】D級アンプに代表される従来のスイッチ
ング方式を用いたSEPP( SingleEnded Push-Pull c
ircuit )構成の音声出力増幅装置では、回路規模やコ
ストの面から一電源による電力供給が有利とされてい
る。このような一電源のスイッチング方式を用いたSE
PP構成の音声出力増幅装置では、定常動作時の出力基
準電位が所定のDC値(通常約VCC/2)になるよう
にパルス幅変調アンプが一定周波数、一定のデューティ
ー(通常50%)でスイッチング動作することになる。
この場合、電源オン時にはパルス幅変調アンプのスイッ
チング動作により得られる出力基準電位がGNDレベル
からスムーズに定常動作時の所定の出力DC電位に到達
し、この間に可聴帯域の周波数をもつノイズを派生させ
ないことが望ましい。しかし、実際には出力のスイッチ
ング周波数やデューティーを制御して望ましい出力DC
電位の過渡動作を得ることは困難であり、また回路自体
の最低動作電圧付近では、スイッチング周波数自体が可
聴帯域を通過し、それがポップ音と呼ばれるノイズとな
る場合がある。一方、電源オフ時には出力基準電位が定
常動作時の値からスムーズにGNDレベルまで落ち、こ
の間に可聴周波数帯域をもつノイズを発生しないこと
と、その後の不必要なノイズを発生しないままで回路が
停止することが望ましい。しかし、オン時と同様に出力
基準電位の制御が困難であり、また回路自体の最低動作
電圧付近では過渡的なスイッチング周波数の変動による
ポップ音の可能性がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これを解決するため
に、一電源のスイッチング方式を用いたSEPP構成の
音声出力増幅装置では、出力をBTL構成にして対GN
Dの電圧変動をキャンセルしたり、二電源動作にして出
力の基準電位をGNDレベルにすることでポップ音のレ
ベルを改善するなどの対策が考えられる。しかし、BT
L構成にすると1チャンネル当たりのアンプ数が2倍に
なり、また二電源動作とした場合は電源自体の構成が複
雑になるなど、いずれもコスト高になるという問題点が
あった。
【0004】この発明の目的は、電源のオン・オフ時に
発生するポップ音を大幅に低減することができるポップ
音低減回路及び音声出力増幅装置を低コストで提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、出力基準電圧を振幅の中点電位
とするパルス幅変調アンプをオン・オフする第1のスイ
ッチと、前記出力基準電圧と等しい直流電圧を発生する
バッファアンプと、前記バッファアンプをオン・オフす
る第2のスイッチと、電源オン時から上昇する出力基準
電圧の立ち上がり領域又は電源オフ時から降下する出力
基準電圧の立ち下がり領域の電位に応じて前記第1のス
イッチ及び第2のスイッチをオン・オフして、前記パル
ス幅変調アンプ又は前記バッファアンプのいづれか一方
を動作させる制御回路とを備えたことを特徴とするポッ
プ音低減回路である。
【0006】請求項2の発明は、請求項1において、前
記制御回路は、電源オン時から供給された出力基準電圧
が前記パルス幅変調アンプの安定動作電圧領域に達する
までは前記第1のスイッチをオフ、前記第2のスイッチ
をオンして前記バッファアンプから立ち上がりの出力電
圧を取り出し、前記出力基準電圧が前記安定動作電圧領
域に達した後は前記第1のスイッチをオン、前記第2の
スイッチをオフして前記パルス幅変調アンプから出力電
圧を取り出し、電源オフ時から供給が止められた前記出
力基準電圧が前記パルス幅変調アンプの安定動作電圧領
域を過ぎる直前からは前記第1のスイッチをオフ、前記
第2のスイッチをオンして前記バッファアンプから立ち
下がりの出力電圧を取り出すことを特徴とする。
【0007】請求項3の発明は、出力基準電位を振幅の
中点電位とするパルス幅変調アンプをオン・オフする第
1のスイッチと、前記出力基準電位と等しい直流電圧を
発生するバッファアンプと、前記バッファアンプをオン
・オフする第2のスイッチと、電源オン時からの立ち上
がり領域及び電源オフ時からの立ち下がり領域にそれぞ
れ時定数をもつ第1の出力基準電圧が供給される電圧入
力ラインと、電源オン時からの立ち上がり領域及び電源
オフ時からの立ち下がり領域に時定数をもたない第2の
出力基準電圧を発生する検出用電圧発生回路と、電源オ
ン時から上昇する前記第1の出力基準電圧と前記第2の
出力基準電圧の電位がほぼ等しくなった時点、並びに電
源オフ時から供給が止められた前記第1の出力基準電圧
と前記第2の出力基準電圧の電位がほぼ等しくなった時
点で前記第1及び第2のスイッチをオン・オフして前記
パルス幅変調アンプ又は前記バッファアンプのいづれか
一方を動作させる比較回路とを備えることを特徴とする
ポップ音低減回路である。
【0008】請求項4の発明は、請求項3において、電
源オン時から上昇する前記第1及び第2の出力基準電圧
の電位がほぼ等しくなる時点は、前記パルス幅変調アン
プの安定動作電圧領域に設定され、また電源オフ時から
供給が止められた前記第1及び第2の出力基準電圧の電
位がほぼ等しくなる時点は、前記パルス幅変調アンプの
安定動作電圧領域を過ぎる直前に設定され、前記比較回
路は、前記第1及び第2の出力基準電圧が電源オン時か
ら前記パルス幅変調アンプの安定動作電圧領域に達する
までは前記第1のスイッチをオフ、前記第2のスイッチ
をオンして前記バッファアンプから立ち上がりの出力電
圧を取り出し、前記第1及び第2の出力基準電圧が前記
安定動作電圧領域に達した後は前記第1のスイッチをオ
ン、前記第2のスイッチをオフして前記パルス幅変調ア
ンプから出力電圧を取り出し、前記第1及び第2の出力
基準電圧が電源オフ時から前記パルス幅変調アンプの安
定動作電圧領域を過ぎる直前からは前記第1のスイッチ
をオフ、前記第2のスイッチをオンして前記バッファア
ンプから立ち下がりの出力電圧を取り出すことを特徴と
する。
【0009】請求項5の発明は、請求項4において、前
記パルス幅変調アンプに供給される三角波形信号のピー
ク電圧を検出し、このピーク電圧検出のタイミングで検
出信号を発生するピーク検出回路を設け、前記比較回路
において前記第1及び第2のスイッチをオン・オフする
タイミングは、前記第1及び第2の出力基準電圧が前記
パルス幅変調アンプの安定動作電圧領域にあり、且つ前
記ピーク検出回路から出力される検出信号のタイミング
とすることを特徴とする。
【0010】請求項6の発明は、請求項4又は5におい
て、前記時定数をもつ第1の出力基準電圧の立ち下がり
領域の傾きを制御する放電回路を設け、電源オフ後の前
記第1の出力基準電圧が電源電圧のほぼ中点電位を保ち
ながら降下するように前記第1の出力基準電圧の立ち下
がり領域の傾きを前記放電回路により制御することを特
徴とする。
【0011】請求項7の発明は、請求項1、2、3、
4、5又は6において、電源オフ後に前記バッファアン
プの出力段に残留する電荷は前記バッファアンプから放
電されることを特徴とする。
【0012】請求項8の発明は、請求項3、4、5、6
又は7において、前記比較回路は、ヒステリシス・コン
パレータであることを特徴とする。
【0013】請求項9の発明は、少なくとも、入力信号
を三角波形信号を用いてパルス幅信号に変換するパルス
幅変調アンプと、前記パルス幅変調アンプに三角波形信
号を供給する三角波形信号発振回路と、電源オン時から
の立ち上がり領域及び電源オフ時からの立ち下がり領域
にそれぞれ時定数をもつ第1の出力基準電圧を発生する
第1の電圧発生回路と、前記入力信号を所定の電位まで
増幅して前記パルス幅変調アンプへ供給する入力アンプ
と、請求項1、2、3、4、5、6、7又は8のポップ
音低減回路と、電源電圧を供給する一つの電源ラインと
を備え、前記入力信号を電源電圧と接地電圧との間で交
番するパルス幅信号に変換した後、外付けの出力段にお
いてアナログの出力信号として取り出すことを特徴とす
る音声出力増幅装置である。
【0014】好ましい形態として、前記第1の電圧発生
回路で発生する前記第1の出力基準電圧の時定数はコン
デンサにより与えられる。
【0015】好ましい形態として、前記三角波形信号
は、三角波信号又はのこぎり波信号である。
【0016】請求項10の発明は、請求項9において、
前記パルス幅変調アンプは、パルス幅変調コンパレータ
と出力回路アンプにより構成されることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係わるポップ音
低減回路及び音声出力増幅装置の実施形態を図面を参照
しながら説明する。
【0018】図1は、本実施形態に係わるポップ音低減
回路を備えた音声出力増幅装置1の基本的な動作を説明
するためのブロック図である。
【0019】音声出力増幅装置1は、入力信号を三角波
信号を用いてパルス幅信号に変換するPWM(パルス幅
変調)アンプ2と、出力基準電圧と等しい直流電圧を発
生するバッファアンプ3と、第1のスイッチ4及び第2
のスイッチ5と、前記2つのスイッチのオン・オフを制
御する制御回路6により構成されている。このうち、バ
ッファアンプ3、第1のスイッチ4、第2のスイッチ5
及び制御回路6はポップ音低減回路を構成している。
【0020】バッファアンプ3には定常動作時の出力中
点電位となる出力基準電圧が供給され、PWMアンプ2
には前記出力基準電圧で増幅されたアナログの入力信号
が供給されている。なお、各アンプにおけるその他の信
号入力及び電源は省略する。音声出力増幅装置1の出力
段として、出力コイル7、フィルタコンデンサ8、出力
コンデンサ9及びスピーカ10が接続されている。
【0021】次に、図1に示す音声出力増幅装置1にお
ける電源オン・オフ時の動作を図2を参照しながら説明
する。図2は、電源オンから電源オフに至るまでの電圧
波形図である。図中、VCCは電源電圧、GNDは接地
電位、出力DCは出力段に取り出される出力電圧をそれ
ぞれ示している。
【0022】電源オン時からPWMアンプ2の安定動作
電圧領域に達するまでの間(図2の期間)、制御回路
6は第1のスイッチ4をオフ、第2のスイッチ5をオン
して、バッファアンプ3のみを動作させる。バッファア
ンプ3に供給されている出力基準電圧には所定の時定数
が与えられているため、バッファアンプ3からの出力電
圧はなだらかに立ち上がる。続いて、PWMアンプ2の
安定動作電圧領域に達すると、制御回路6は第1のスイ
ッチ4をオン、第2のスイッチ5をオフして、PWMア
ンプ2を動作させる。これ以降の期間(PWMアンプ
2の安定動作電圧領域)では、PWMアンプ2において
入力信号から変換されたパルス幅信号が出力電圧として
取り出される。このパルス幅信号は、出力基準電圧を振
幅の中点電位とし、電源電圧と接地電位との間で交番す
るスイッチング波形信号であり、各パルスは入力信号に
応じた時間幅に変調されている。
【0023】この様に、出力基準電圧がPWMアンプ2
の安定動作電圧領域に達するまではバッファアンプ3か
ら出力電圧を取り出し、PWMアンプ2の安定動作電圧
領域に達してからPWMアンプ2を動作させることによ
り、電源オン時におけるPWMアンプ2の不安定な動作
による異音やポップ音の発生を低減することができる。
また後述するように、上記アンプの動作切り替えを出力
段の電流変化量が最も少ないタイミングで行うことによ
り、さらにポップ音を低減することが可能となる。
【0024】一方、電源オフ時は電源オン時とは逆にP
WMアンプ2が安定動作電圧領域を過ぎる前に、制御回
路6は第1のスイッチ4をオフ、第2のスイッチ5をオ
ンして、バッファアンプ3を動作させる。これ以降の期
間において、バッファアンプ3からの出力電圧はなだ
らかに立ち下がりながらGNDレベルとなる。
【0025】この様に、PWMアンプ2の安定動作電圧
領域を過ぎる直前で出力をバッファアンプ3に切り替え
ることにより、電源オフ時におけるPWMアンプ2の動
作破綻による異音やポップ音の発生を低減することがで
きる。また後述するように、上記アンプの動作切り替え
を出力段の電流変化量が最も少ないタイミングで行うこ
とにより、さらにポップ音を低減することが可能とな
る。
【0026】次に、図1に示すようなポップ音低減回路
を備えた音声出力増幅装置の具体的な回路構成とその動
作について説明する。
【0027】図3は、本実施形態に係わるポップ音低減
回路を備えた音声出力増幅装置11の回路構成図であ
る。図3では、一電源のスイッチング方式を用いたSE
PP構成について示している。以下、各部について説明
する。
【0028】PWMアンプ12は、入力アンプ16から
入力したアナログの入力信号(例えばオーディオ信号な
ど)と三角波発振回路17から入力した三角波信号とを
比較し、スイッチング動作により入力信号をパルス幅信
号に変換して出力する。図3に示すPWMアンプ12
は、PWMコンパレータと出力回路アンプにより構成さ
れている。また、PWMアンプ12には第1のスイッチ
14を介して電源電圧VCCが与えられている。
【0029】バッファアンプ13は、出力基準電圧VC
C/2と等しい直流電圧を発生するリニア回路である。
このバッファアンプ13は、電源オン時から出力基準電
圧がVCC/2で安定し、PWMアンプ12の安定動作
電圧領域に達するまでの間、出力基準電圧に相当する出
力電圧を発生する。また電源オフ時も同様にPWMアン
プ12の安定動作電圧領域を過ぎる直前で切り替わり、
立ち下がりの出力電圧を発生しながらGNDレベルとな
る。また電源オフ時には、出力段に残留する電荷を外部
に放電する。
【0030】第1のスイッチ14及び第2のスイッチ1
5は、ヒステリシス・コンパレータ21からの出力信号
に応じて相補にオン・オフが制御される。すなわち、第
1のスイッチ14がオンであれば、第2のスイッチ15
はオフとなり、第1のスイッチ14がオフであれば、第
2のスイッチ15オンとなる。
【0031】入力アンプ16は、前記アナログの入力信
号を、出力基準電圧VCC/2発生回路19から出力さ
れた出力基準電圧を用いて増幅する。
【0032】三角波発振回路17は、PWMアンプ12
において入力信号と比較する三角波信号を発生する。こ
こで発生した三角波信号はPWMアンプ12とピーク検
出回路18に出力される。
【0033】なお、三角波信号の代わりに、のこぎり波
信号を用いることもできる。ただし、のこぎり波信号を
使用した場合は、ピーク電圧の位置と出力段の出力電流
の電流変化量が最も少なくなる位置とが時間的に一致し
ないため、その位相を補正する必要がある。このため、
例えば位相を補正する回路をピーク検出回路18の前段
に設けるか、のこぎり波信号をPWMアンプ12のみに
供給し、三角波発振回路17からは、前記のこぎり波信
号と同期した三角波信号をピーク検出回路18に供給す
るように構成する。
【0034】ピーク検出回路18は、三角波発振回路1
7で作られた三角波信号のピーク電圧を検出し、そのピ
ーク電圧を検出したタイミングで検出信号をヒステリシ
ス・コンパレータ21に出力する。
【0035】出力基準電圧VCC/2発生回路19は、
PWMアンプ12とバッファアンプ13の動作基準電圧
となる出力基準電圧VCC/2を発生する。先に説明し
たPWMアンプ12では、この出力基準電圧VCC/2
を振幅の中点電位とし、電源電圧VCCと接地電位(G
ND)との間で交番するパルス幅信号を発生している。
また、ここから出力される出力基準電圧VCC/2は、
電源オン時からの立ち上がり領域及び電源オフ時からの
立ち下がり領域にそれぞれ時定数をもつ。すなわち、こ
こから出力される出力基準電圧VCC/2は電源オンか
ら所定の立ち上がり時間をもってVCC/2まで上昇
し、また電源オフではVCC/2から所定の立ち下がり
時間をもってGNDレベルに降下する。なお、電源電圧
VCCはリップルフィルタ23を通じて入力され、また
時定数は外付けのコンデンサ(26)により与えられて
いる。
【0036】上記出力基準電圧VCC/2は、本実施形
態における第1の出力基準電圧に相当し、図示しない電
源入力ラインを通じてバッファアンプ13やヒステリシ
ス・コンパレータ21などに供給されている。
【0037】出力検出用VCC/2発生回路20は、ヒ
ステリシス・コンパレータ21に供給するための出力検
出用VCC/2を発生する。この出力検出用VCC/2
は出力基準電圧VCC/2と同様に、電源電圧VCCと
接地電位GNDとの中点電位であるが、この出力検出用
VCC/2は、電源オン時からの立ち上がり領域及び電
源オフ時からの立ち下がり領域において、出力基準電圧
VCC/2が出力検出用VCC/2と同じ電位となるタ
イミングを検出するために用いられている。このため、
出力検出用VCC/2は電源オン時からの立ち上がり領
域及び電源オフ時からの立ち下がり領域に時定数がな
く、電源オンからすぐにVCC/2まで上昇し、また電
源オフではVCC/2の電位を保ちながらGNDレベル
に降下する(実際には残留電荷の影響があるため、すぐ
にGNDレベルにはならない)。
【0038】上記出力検出用VCC/2は、本実施形態
における第2の出力基準電圧に相当する。
【0039】ヒステリシス・コンパレータ21は、上記
出力基準電圧VCC/2と出力検出用VCC/2とを比
較し、その値がほぼ等しくなった時点で第1のスイッチ
14及び第2のスイッチ15のオン・オフを切り替え
る。すなわちヒステリシス・コンパレータ21は、電源
オン時から上昇する出力基準電圧VCC/2と出力検出
用VCC/2の電位がほぼ等しくなった時点、並びに電
源オフから供給が止められた出力基準電圧VCC/2と
出力検出用VCC/2がほぼ等しくなった時点で検出信
号を出力して、第1のスイッチ14及び第2のスイッチ
15を相補にオン・オフする。また、ヒステリシス・コ
ンパレータ21はピーク検出回路18からの検出信号を
モニタしており、この検出信号のタイミングで上述した
第1のスイッチ14及び第2のスイッチ15のオン・オ
フの切り替えを行っている。なお、ヒステリシス・コン
パレータ21は本実施形態における比較回路を構成して
いる。
【0040】放電回路22は、電源オフ後に出力基準電
圧VCC/2発生回路19から出力される出力基準電圧
VCC/2が、電源電圧VCCのほぼ中点電位を保ちな
がら降下するように、前記出力基準電圧VCC/2の立
ち下がり領域の傾きを制御するための回路である。この
ような傾きの制御は、出力基準電圧VCC/2と出力検
出用VCC/2がほぼ等しくなった時点でスイッチ切り
替えを行うヒステリシス・コンパレータ21での動作タ
イミングを適切にするために必要となる。これにより、
電源オフ時にPWMアンプ2が安定動作電圧領域を過ぎ
る前、すなわち動作破綻を起こす前にバッファアンプ3
を動作させることができる。
【0041】さらに、音声出力増幅装置11には、電源
デカップリングコンデンサ24、リップルフィルタコン
デンサ25、VCC/2バイアス用コンデンサ26が接
続されており、また出力段として、出力コイル27、フ
ィルタコンデンサ28、出力コンデンサ29及びスピー
カ30が接続されている。
【0042】なお、電源電圧VCCは、一つの電源ライ
ンから電源スイッチ31を通じて各部に供給されてい
る。
【0043】図3に示す音声出力増幅装置11におい
て、バッファアンプ13、第1のスイッチ14及び第2
のスイッチ15、ピーク検出回路18、出力検出用VC
C/2発生回路20、ヒステリシス・コンパレータ21
及び放電回路22は、本実施形態における制御回路を構
成している。
【0044】次に、図3に示す音声出力増幅装置11に
おける電源オン・オフ時の動作を図4を参照しながら説
明する。図4(a)〜(c)は電源オン時、図4(d)
〜(f)は電源オフ時の電圧波形をそれぞれ示してい
る。このうち(a)と(d)は電源電圧VCCと出力段
から取り出される出力電圧(出力DC)とを対比させた
ものである。また(b)と(e)は上記(a)と(d)
にPWMアンプ12から出力されるパルス幅信号を重ね
合わせたものである。さらに(c)と(f)は上記
(a)と(d)に出力検出用VCC/2を重ね合わせた
ものである。
【0045】なお、各電圧波形に示された出力DCのグ
ラフのうち、期間におけるグラフはその時点での電圧
値を仮想的に示したものであり、実際の出力DCがある
ことを示すものではない。
【0046】まず、電源がオンしたときの動作について
説明する。
【0047】電源オン(VCC ON)のタイミング
で、図4(c)に示すように電源電圧VCCと出力検出
用VCC/2が立ち上がる。このとき、第1のスイッチ
14はオフ、第2のスイッチ15はオンとなっているた
め、バッファアンプ13のみが動作する。出力基準電圧
VCC/2を与えられたバッファアンプ13から出力さ
れる出力電圧は立ち上がり領域に時定数をもつため、図
4(a)に示すように、出力検出用VCC/2に比べ
て、なだらかに上昇し始める。図4(a)の期間はP
WMアンプ12の動作が不安定な期間を示しており、こ
の期間はバッファアンプ13から出力される出力電圧が
出力段に供給される。
【0048】ヒステリシス・コンパレータ21は、出力
基準電圧VCC/2と出力検出用VCC/2とを比較
し、その値がほぼ等しくなった時点、すなわち両電圧が
図4(c)の領域Aに達したときに検出信号を出力し
て、第1のスイッチ14をオン、第2のスイッチ15を
オフとする。上記領域は、PWMアンプ12の動作が不
安定な期間から十分に安定した動作が得られる期間に移
行する領域であり、これ以降は図4(a)に示すよう
に、PWMアンプ12の安定動作電圧領域(期間)と
なる。
【0049】同時に、ヒステリシス・コンパレータ21
はピーク検出回路18からの検出信号もモニタしてお
り、この検出信号のタイミングで上記2つのスイッチの
切り替えを行っている。すなわちヒステリシス・コンパ
レータ21が第1のスイッチ14をオン、第2のスイッ
チ15をオフとするタイミングは、出力基準電圧VCC
/2と出力検出用VCC/2がほぼ等しくなり、且つピ
ーク検出回路18から検出信号が出力されたタイミング
となる。
【0050】PWMアンプ12の安定動作電圧領域とな
る期間以降では、図4(b)に示すように、PWMア
ンプ12において入力信号から変換されたパルス幅信号
が出力電圧として取り出される。この様に、電源オンか
ら出力基準電圧VCC/2がPWMアンプ12の安定動
作電圧領域に達するまではバッファアンプ13から出力
電圧を取り出し、PWMアンプ12の安定動作電圧領域
に達してからPWMアンプ12を動作させることによ
り、電源オン時におけるPWMアンプ12の不安定な動
作による異音やポップ音の発生を低減することができ
る。加えて、三角波信号のピーク電圧を検出し、このタ
イミングでスイッチの切り替えを行うことにより、さら
にポップ音を低減させることができる。以下に理由を説
明する。
【0051】図5(a)は、三角波信号と出力段に現れ
る出力電流との関係を示す波形図である。ピーク検出回
路18では、三角波信号のピーク電圧(図中、○の領
域)を検出し、このピーク電圧を検出する毎に検出信号
を出力している。このようにピーク電圧の部分でスイッ
チを切り替えてPWMアンプ12を動作させると、出力
段での電流変化量が最も少ないタイミング、すなわち出
力コイル27の両端に与えるエネルギーが最低となるタ
イミングでPWMアンプ12を動作させることができ
る。一方、図5(b)に示すように、三角波信号のピー
ク電圧を検出せずにスイッチングを行うと、そのときの
スイッチング波形の位相によって、出力段に接続される
出力コイル27に与えるエネルギーが変わり、そのエネ
ルギーによって誘導される電流がポップ音の原因となる
場合がある。
【0052】上記のようにピーク電圧を検出して出力段
の電流変化量が最も少ないタイミングでPWMアンプ1
2を動作させたときは、図4(b)のBに示すように、
中点電位である出力基準電圧VCC/2からスイッチン
グ動作が開始されることになり、出力段での電流変化に
起因するポップ音の発生を抑制することができる。これ
は、電源オン時だけでなく、後述する電源オフ時におい
ても同様である。
【0053】次に、電源がオフしたときの動作について
説明する。
【0054】電源オフ(VCC OFF)のタイミング
で、図4(f)に示すように電源電圧VCCと出力検出
用VCC/2が立ち下がる。このときPWMアンプ12
から出力されるパルス幅信号は、図4(e)に示すよう
に出力基準電圧VCC/2が降下するとともに振幅が徐
々に小さくなる。また出力基準電圧VCC/2は立ち下
がり領域に時定数をもつため、出力検出用VCC/2に
比べて、なだらかに下降し始める。
【0055】ヒステリシス・コンパレータ21は、出力
基準電圧VCC/2と出力検出用VCC/2とを比較
し、その値がほぼ等しくなった時点、すなわち両電圧が
図4(f)の領域Cに達したときに検出信号を出力し
て、第1のスイッチ14をオフ、第2のスイッチ15を
オンとする。上記領域Cは、PWMアンプ12の安定し
た動作が得られる期間から動作が不安定になる期間に移
行する領域であり、これ以降はPWMアンプ12の安定
動作電圧領域外(期間)となる。
【0056】このときもヒステリシス・コンパレータ2
1はピーク検出回路18からの検出信号をモニタしてお
り、この検出信号のタイミングで上記2つのスイッチの
切り替えを行っている。すなわち第1のスイッチ14を
オフ、第2のスイッチ15をオンするタイミングは、出
力基準電圧VCC/2と出力検出用VCC/2がほぼ等
しくなり、且つピーク検出回路18から検出信号が出力
されたタイミングとなる。
【0057】PWMアンプ12の安定動作電圧領域を過
ぎた期間以降では、図4(e)に示すように、PWM
アンプ12からパルス幅信号の出力が止まり、バッファ
アンプ13から立ち下がりの出力電圧が取り出される。
この様に、電源オフから出力基準電圧VCC/2がPW
Mアンプ12の安定動作電圧領域を過ぎるまではPWM
アンプ12から出力電圧を取り出し、PWMアンプ12
の安定動作電圧領域を過ぎる直前でバッファアンプ13
に出力を切り替えることにより、電源オフ時におけるP
WMアンプ12の動作破綻による異音やポップ音の発生
を低減することができる。加えて、電源オン時と同様に
三角波信号のピーク電圧を検出し、このタイミングでス
イッチの切り替えを行うことにより、さらにポップ音を
低減することができる。すなわち、図4(e)のDに示
すように、中点電位である出力基準電圧VCC/2でス
イッチング動作が停止することになり、出力段での電流
変化に起因するポップ音の発生を抑制することができ
る。
【0058】なお、電源オフ時において、出力段の出力
コンデンサ29などに残留する電荷はバッファアンプ1
3を介して装置外部に放電される。
【0059】また、図3に示すような一電源のスイッチ
ング方式を用いたSEPP構成の音声出力増幅装置11
では、出力をBTL構成としたときの様に1チャンネル
当たりのアンプ数を2倍に増やす必要がなく、また二電
源動作としたときの様に電源構成が複雑にならないた
め、従来構成による改善手法に比べて低コストでポップ
音の低減を実現することができる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
パルス幅変調アンプを動作させるための出力基準電圧が
パルス幅変調アンプの安定動作電圧領域にないときは、
パルス幅変調アンプ以外の回路からの出力に切り替える
ようにしたため、電源オン・オフ時においてパルス幅変
調アンプの不安定な動作による異音やポップ音の発生を
大幅に低減することができる。とくに、三角波信号のピ
ーク電圧を検出し、このタイミングでスイッチの切り替
えを行うように構成した場合は、さらにポップ音を低減
させることができる。
【0061】したがって、本発明においては、電源のオ
ン・オフ時に発生するポップ音を大幅に低減することが
できるポップ音低減回路及び音声出力増幅装置を低コス
トで提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係わるポップ音低減回路を備えた音
声出力増幅装置の基本的な動作を説明するためのブロッ
ク図。
【図2】図1において電源オンから電源オフに至るまで
の電圧波形図。
【図3】実施形態に係わるポップ音低減回路を備えた音
声出力増幅装置の回路構成図。
【図4】(a)〜(f)は電源オンから電源オフに至る
までの電圧波形図。
【図5】三角波信号と出力段に現れる出力電流との関係
を示す波形図。
【符号の説明】
11…音声出力増幅装置、12…PWMアンプ、13…
バッファアンプ、14…第1のスイッチ、15…第2の
スイッチ、17…三角波発振回路、18…ピーク検出回
路、19…出力基準電圧VCC/2発生回路、20…出
力検出用VCC/2発生回路、21…ヒステリシス・コ
ンパレータ、22…放電回路、27…出力コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮垣 健一 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝マイクロエレクトロニクスセン ター内 Fターム(参考) 5D020 AA04 AB02 5J091 AA02 AA27 AA51 AA66 CA48 CA49 FA11 FA18 HA25 HA29 HA38 KA04 KA42 KA47 KA62 MA21 SA05 TA01 TA06 5J092 AA02 AA27 AA51 AA66 CA48 CA49 FA11 FA18 FR01 FR14 HA25 HA29 HA38 KA04 KA42 KA47 KA62 MA21 SA05 TA01 TA06 5J500 AA02 AA27 AA51 AA66 AC48 AC49 AF11 AF18 AH25 AH29 AH38 AK04 AK42 AK47 AK62 AM21 AS05 AT01 AT06 RF01 RF14 5K052 AA01 DD20 FF19 GG03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力基準電圧を振幅の中点電位とするパ
    ルス幅変調アンプをオン・オフする第1のスイッチと、 前記出力基準電圧と等しい直流電圧を発生するバッファ
    アンプと、 前記バッファアンプをオン・オフする第2のスイッチ
    と、 電源オン時から上昇する出力基準電圧の立ち上がり領域
    又は電源オフ時から降下する出力基準電圧の立ち下がり
    領域の電位に応じて前記第1のスイッチ及び第2のスイ
    ッチをオン・オフして、前記パルス幅変調アンプ又は前
    記バッファアンプのいづれか一方を動作させる制御回路
    と、 を備えたことを特徴とするポップ音低減回路。
  2. 【請求項2】 前記制御回路は、 電源オン時から供給された出力基準電圧が前記パルス幅
    変調アンプの安定動作電圧領域に達するまでは前記第1
    のスイッチをオフ、前記第2のスイッチをオンして前記
    バッファアンプから立ち上がりの出力電圧を取り出し、 前記出力基準電圧が前記安定動作電圧領域に達した後は
    前記第1のスイッチをオン、前記第2のスイッチをオフ
    して前記パルス幅変調アンプから出力電圧を取り出し、 電源オフ時から供給が止められた前記出力基準電圧が前
    記パルス幅変調アンプの安定動作電圧領域を過ぎる直前
    からは前記第1のスイッチをオフ、前記第2のスイッチ
    をオンして前記バッファアンプから立ち下がりの出力電
    圧を取り出すことを特徴とする請求項1に記載のポップ
    音低減回路。
  3. 【請求項3】 出力基準電位を振幅の中点電位とするパ
    ルス幅変調アンプをオン・オフする第1のスイッチと、 前記出力基準電位と等しい直流電圧を発生するバッファ
    アンプと、 前記バッファアンプをオン・オフする第2のスイッチ
    と、 電源オン時からの立ち上がり領域及び電源オフ時からの
    立ち下がり領域にそれぞれ時定数をもつ第1の出力基準
    電圧が供給される電圧入力ラインと、 電源オン時からの立ち上がり領域及び電源オフ時からの
    立ち下がり領域に時定数をもたない第2の出力基準電圧
    を発生する検出用電圧発生回路と、 電源オン時から上昇する前記第1の出力基準電圧と前記
    第2の出力基準電圧の電位がほぼ等しくなった時点、並
    びに電源オフ時から供給が止められた前記第1の出力基
    準電圧と前記第2の出力基準電圧の電位がほぼ等しくな
    った時点で前記第1及び第2のスイッチをオン・オフし
    て前記パルス幅変調アンプ又は前記バッファアンプのい
    づれか一方を動作させる比較回路と、 を備えることを特徴とするポップ音低減回路。
  4. 【請求項4】 電源オン時から上昇する前記第1及び第
    2の出力基準電圧の電位がほぼ等しくなる時点は、前記
    パルス幅変調アンプの安定動作電圧領域に設定され、ま
    た電源オフ時から供給が止められた前記第1及び第2の
    出力基準電圧の電位がほぼ等しくなる時点は、前記パル
    ス幅変調アンプの安定動作電圧領域を過ぎる直前に設定
    され、 前記比較回路は、 前記第1及び第2の出力基準電圧が電源オン時から前記
    パルス幅変調アンプの安定動作電圧領域に達するまでは
    前記第1のスイッチをオフ、前記第2のスイッチをオン
    して前記バッファアンプから立ち上がりの出力電圧を取
    り出し、 前記第1及び第2の出力基準電圧が前記安定動作電圧領
    域に達した後は前記第1のスイッチをオン、前記第2の
    スイッチをオフして前記パルス幅変調アンプから出力電
    圧を取り出し、 前記第1及び第2の出力基準電圧が電源オフ時から前記
    パルス幅変調アンプの安定動作電圧領域を過ぎる直前か
    らは前記第1のスイッチをオフ、前記第2のスイッチを
    オンして前記バッファアンプから立ち下がりの出力電圧
    を取り出すことを特徴とする請求項3に記載のポップ音
    低減回路。
  5. 【請求項5】 前記パルス幅変調アンプに供給される三
    角波形信号のピーク電圧を検出し、このピーク電圧検出
    のタイミングで検出信号を発生するピーク検出回路を設
    け、 前記比較回路において前記第1及び第2のスイッチをオ
    ン・オフするタイミングは、前記第1及び第2の出力基
    準電圧が前記パルス幅変調アンプの安定動作電圧領域に
    あり、且つ前記ピーク検出回路から出力される検出信号
    のタイミングとすることを特徴とする請求項4に記載の
    ポップ音低減回路。
  6. 【請求項6】 前記時定数をもつ第1の出力基準電圧の
    立ち下がり領域の傾きを制御する放電回路を設け、 電源オフ後の前記第1の出力基準電圧が、電源電圧のほ
    ぼ中点電位を保ちながら降下するように前記第1の出力
    基準電圧の立ち下がり領域の傾きを前記放電回路により
    制御することを特徴とする請求項4又は5に記載のポッ
    プ音低減回路。
  7. 【請求項7】 電源オフ後に前記バッファアンプの出力
    段に残留する電荷は前記バッファアンプから放電される
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6に記
    載のポップ音低減回路。
  8. 【請求項8】 前記比較回路は、ヒステリシス・コンパ
    レータであることを特徴とする請求項3、4、5、6又
    は7に記載のポップ音低減回路。
  9. 【請求項9】 少なくとも、入力信号を三角波形信号を
    用いてパルス幅信号に変換するパルス幅変調アンプと、
    前記パルス幅変調アンプに三角波形信号を供給する三角
    波形信号発振回路と、電源オン時からの立ち上がり領域
    及び電源オフ時からの立ち下がり領域にそれぞれ時定数
    をもつ第1の出力基準電圧を発生する第1の電圧発生回
    路と、前記入力信号を所定の電位まで増幅して前記パル
    ス幅変調アンプへ供給する入力アンプと、請求項1、
    2、3、4、5、6、7又は8のポップ音低減回路と、
    電源電圧を供給する一つの電源ラインとを備え、 前記入力信号を電源電圧と接地電圧との間で交番するパ
    ルス幅信号に変換した後、外付けの出力段においてアナ
    ログの出力信号として取り出すことを特徴とする音声出
    力増幅装置。
  10. 【請求項10】 前記パルス幅変調アンプは、パルス幅
    変調コンパレータと出力回路アンプにより構成されるこ
    とを特徴とする請求項9に記載の音声出力増幅装置。
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