JP2001223536A - ミュート回路およびデジタルオーディオ増幅回路 - Google Patents

ミュート回路およびデジタルオーディオ増幅回路

Info

Publication number
JP2001223536A
JP2001223536A JP2000035571A JP2000035571A JP2001223536A JP 2001223536 A JP2001223536 A JP 2001223536A JP 2000035571 A JP2000035571 A JP 2000035571A JP 2000035571 A JP2000035571 A JP 2000035571A JP 2001223536 A JP2001223536 A JP 2001223536A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
output
mute
signal
transistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000035571A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Yoda
真一 依田
Yasuyuki Koyama
靖之 小山
Masanori Fujisawa
雅憲 藤沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP2000035571A priority Critical patent/JP2001223536A/ja
Publication of JP2001223536A publication Critical patent/JP2001223536A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Amplifiers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】電源投入時の無音状態でのポップ音を防止する
ことができるミュート回路およびデジタルオーディオ増
幅回路を提供する。 【解決手段】デジタルオーディオ増幅回路のミュート回
路において、プッシュ動作の第1およびプル動作の第2
トランジスタをパルス駆動するPWM駆動回路と、電源
ラインと出力回路の出力端子との間に挿入された第1の
スイッチと第1の抵抗とからなる第1の直列回路と、出
力端子と基準電位ラインとの間に挿入された第2のスイ
ッチと第2の抵抗とからなる第2の直列回路と、第1お
よび第2のスイッチを電源投入から所定の期間の間ON
にする信号を発生するミュート信号発生回路とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ミュート回路お
よびデジタルオーディオ増幅回路に関し、詳しくは、無
音状態であっても出力段回路をPWMパルス駆動して信
号振幅の基準レベルに対応する出力信号を生成するデジ
タルオーディオ増幅回路において、電源投入時の無音状
態でのポップ音を防止することができるようなミュート
回路およびデジタルオーディオ増幅回路に関する。
【0002】
【従来の技術】トランジスタ等を用いるオーディオ増幅
回路では、パワースイッチの“ON”時に、いわゆるポ
ップ音等の不快な異常音を伴い、最悪の場合にはパワー
アンプを介してスピーカを破損することもある。そこ
で、一般的には、ミュート回路を挿入してパワーアンプ
等が定常の安定状態に達するまで、オーディオ信号の経
路を強制的に遮断又は接地している。一方、低電圧駆動
のオーディオ増幅回路では、ドライブ段の飽和を防止
し、高い出力電圧を発生させるためにブートストラップ
回路が用いられている。この種の増幅回路では、ブート
ストラップ電源ラインと電源ラインVccとの間にスイッ
チ回路を設けて、このスイッチ回路をON/OFFする
ことで出力段をミュート状態にすることが行われる。電
源ラインを遮断するミュート動作の一例として、このよ
うなアナログ増幅回路のミュート回路を有するオーディ
オ増幅回路におけるミュート回路の構成と動作を、図2
のブロック図を参照しながら、具体的に説明する。
【0003】1は、そのオーディオ増幅回路であって、
一点鎖線の枠で示す範囲で通常IC化されており、出力
アンプ2,ミュート信号発生回路3,ブートストラップ
の電解コンデンサC、抵抗R、ミュートのスイッチ回路
4、出力コンデンサ(アウトプットコンデンサ)Co、
スピーカ5等を有している。なお、ミュート回路は、ミ
ュート信号発生回路3とミュートのスイッチ回路4とか
らなる。出力アンプ2は、定電流源20と、カレントミ
ラー21、入力段アンプ22、そして出力段アンプ23
とからなり、カレントミラー21と出力段アンプ23の
ドライブトランジスタQ3とがブートストラップ電源ラ
インVbsから電力を受ける。なお、出力アンプ2のシン
ク側回路は、図では省略してある。カレントミラー21
は、入力側トランジスタQ1,出力側トランジスタQ2と
からなり、トランジスタQ1が定電流源20に接続され
て電流Iを流出する。その結果、出力側トランジスタQ
2に流出電流Iが流れる。入力段アンプ22は、入力信
号に応じて、この流出電流Iの一部をシンクさせ、出力
段アンプ23のドライブ段トランジスタQ3のベースへ
とドライブ信号を供給する。出力段アンプ23の出力段
トランジスタQ4は、トランジスタQ3の出力電流をベー
スに受けて駆動される。24は、トランジスタQ4のエ
ミッタが接続された出力端子であって、その出力電圧が
Voである。また、トランジスタQ4のコレクタ側は、電
源ラインVccに接続されている。出力端子24とブート
ストラップ電源ラインVbsとの間には、ブートストラッ
プコンデンサCが設けられている。25は、入力段アン
プ22に設けられた入力端子であって、ここに前段から
オーディオ信号が供給される。
【0004】ミュートのスイッチ回路4は、PNP形の
トランジスタQ5からなり、そのエミッタが電源ライン
Vccに、そのコレクタが抵抗Rを介してブートストラッ
プ電源ラインVbsに接続され、そのベースにミュート信
号発生回路3からHIGHレベル(以下“H”)のミュ
ート信号Mを受けてOFFにされ、ミュート状態に設定
される。ミュート信号Mを受けていないときには、ミュ
ート信号MがLOWレベル(以下“L”)となってこの
スイッチはONになっている。ミュート信号発生回路3
は、パワースイッチの“ON”時(投入時)に、あるい
はマニュアル操作によりミュートスイッチが操作された
ときにミュート信号Mを発生する。
【0005】次に、デジタルのオーディオ増幅回路のミ
ュート回路について考えてみると、デジタルのオーディ
オ増幅回路では、図3に示すように、デジタルシグナル
プロセッサ(DSP)6からの信号をD/A変換回路
(D/A)7でアナログ信号に変換して、PWMスイッ
チングパワー増幅器8へと入力する。PWMスイッチン
グパワー増幅器8は、アナログ信号の振幅に応じたPW
Mパルスを発生し、これのパルス幅に応じて、例えば、
700kHzのパルスにより出力段プッシュ−プル回路
をプッシュ−プル駆動して出力端子8aに700kHz
の吐き出し電流とシンク電流を発生させ、L型フィルタ
9を介してスピーカ5に出力する。出願人は、この種の
デジタルオーディオ増幅回路を特願平10−31343
3号として出願している。この場合、デジタルオーディ
オ増幅回路では、アナログ信号の振幅が最小電圧、例え
ば、信号振幅の基準レベル(例えば振幅が0V)にある
ときには、PWMパルスのパルス幅は、ゼロではなく、
10%程度のデューティ比に設定されてプッシュ側出力
とプル側出力とが交互駆動され、大きな容量のアウトプ
ットコンデンサCoに対して短期の間の充放電を繰り返
すことで出力信号のレベルを信号振幅の基準レベルに保
持するとともに出力がスピーカ側に発生しないような制
御をする。そして、アナログ信号の振幅が最大電圧値に
なったときには90%程度のデューティ比に設定されて
プッシュ側あるいはプル側のいずれかがアナログ信号の
極性に応じて700kHzで駆動される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようなデジタルの
オーディオ増幅回路では、PWM変調された区間に応じ
てパルス駆動によりプッシュ−プル動作の出力段をドラ
イブするので、アナログのオーディオ増幅回路と異な
り、電源投入と同時に初期の無音状態でもPWM変調回
路8によりディユーティ10%程度のPWMパルスが発
生してプル側とプッシュ側とが交互に駆動される。その
ため、プッシュプル回路のプル側とプッシュ側との駆動
電流のばらつきによりプッシュプル回路の出力が電源投
入時に変動してこの変動がアウトプットコンデンサを介
してスピーカにポップ音として現れる原因になる。この
ような問題を解決するために、先のような、アナログの
オーディオ増幅回路では、電源投入あるいはミュート操
作に応じてミュート信号Mをミュート信号発生回路3か
ら出力して出力段の電力を遮断する構成を採ったとして
も出力段の電力を遮断するミュートのスイッチ回路がO
FFからミュート終了後にONになり、このときの供給
電力によりプッシュ−プル動作の出力段の出力端子のレ
ベルが無音時のPWMパルス駆動により変化して、それ
がかえってポップ音を発生させる原因になる。この発明
の目的は、このような従来技術の問題点を解決するもの
であって、無音状態であっても出力段回路をPWMパル
ス駆動して信号振幅の基準レベルに対応する出力信号を
生成するデジタルオーディオ増幅回路において、電源投
入時の無音状態でのポップ音を防止することができるミ
ュート回路およびデジタルオーディオ増幅回路を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るための発明のミュート回路およびデジタルオーディオ
増幅回路の特徴は、電源ラインとグランド等の基準電位
のラインとの間に出力側が直列に接続された、プッシュ
動作の第1のトランジスタとプル動作の第2のトランジ
スタとを有する出力回路によりアウトプットコンデンサ
を介してスピーカを駆動し、無音状態であっても出力回
路をPWMパルス駆動して信号振幅の基準レベルに対応
する出力信号を出力回路に発生するデジタルオーディオ
増幅回路のミュート回路において、アナログオーディオ
信号を受けてその振幅に応じてPWM変調された所定の
周波数のパルスをアナログオーディオ信号の極性に対応
してそれぞれ発生して第1および第2のトランジスタを
パルス駆動するPWM駆動回路と、電源ラインと出力回
路の出力端子との間に挿入された第1のスイッチと第1
の抵抗とからなる第1の直列回路と、出力端子と基準電
位ラインとの間に挿入された第2のスイッチと第2の抵
抗とからなる第2の直列回路と、第1および第2のスイ
ッチを電源投入から所定の期間の間ONにする信号を発
生するミュート信号発生回路とを備えるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】このように、この発明では、出力
回路の出力端子と電源ラインおよび基準電位ラインとの
間にそれぞれに挿入したミュートのスイッチ回路を電源
投入に応じて所定の期間ONにしてアウトプットコンデ
ンサCoの充放電電流を固定抵抗側に分流させることで
無音状態でのアウトプットコンデンサCoの充放電電流
を低減させる。これにより無音状態の低いデューティ
比、例えば10%程度でPWMパルスを発生してプル側
とプッシュ側とが交互に駆動されるていても緩やかに出
力電圧を変化させることができるので、電源投入時の無
音状態において出力回路がPWMパルス駆動されていて
も出力回路の出力端子にそれが影響せずに、出力端子の
電圧変化は、緩やかに無音状態の信号振幅の基準レベル
へと移行する。これによりデジタルオーディオ増幅回路
においてポップ音が発生することなく、電源投入するこ
とができる。その結果、無音状態であっても出力段回路
をPWMパルス駆動して信号振幅の基準レベルに対応す
る出力信号を生成するデジタルオーディオ増幅回路にお
いて、電源投入時の無音状態でのポップ音を防止するミ
ュート回路およびデジタルオーディオ増幅回路を簡単な
回路で容易に実現できる。
【0009】
【実施例】図1は、この発明のミュート回路を適用した
デジタルオーディオ増幅回路の一実施例のブロック図で
ある。デジタルオーディオ増幅回路11は、ミュート信
号発生回路12からミュート信号Mを受けて動作するミ
ュートスイッチ回路13a,13bがプッシュ−プル動
作の出力段回路84に設けられたPWM変調出力回路8
0を有している。PWM変調出力回路80は、PWM変
調回路81と、700kHzの三角波発振回路82と、
インバータ83と、プッシュ−プル動作の出力段回路8
4とから構成され、PWM変調回路81がデジタルシグ
ナルプロセッサ(DSP)6からの信号をD/A7を介
してアナログ信号として受ける。PWM変調回路81
は、三角波発生回路82の出力と入力アナログ信号と比
較する正極側と負極側の2つのコンパレータとで構成さ
れ、D/A7の出力信号を入力信号として受けてその正
負の振幅レベルを正負の信号レベルに対応してそれぞれ
のコンパレータで比較し、それに応じて正負それぞれの
側において信号レベルが大きいときにパルス幅が大きく
なる700kHzのPWMパルスを正極側出力85と負
極側出力86にそれぞれ発生する。
【0010】上記の場合、正側におけるコンパレータ
は、(+)入力側に入力信号を受け、基準側の(−)入
力に三角波出力を受け、負側におけるコンパレータは、
(−)入力側に入力信号を受け、(+)入力に三角波出
力を受ける。そして、ここでは、アナログ信号の電圧値
が最小レベル(無音状態に対応)に対応するときには2
0%程度のデューティ比に設定されプッシュ側出力とプ
ル側出力とが交互に駆動され、アナログ信号の振幅が最
大電圧値になったときには80%程度のデューティ比に
設定されてプッシュ側あるいはプル側のいずれかがアナ
ログ信号の極性に応じて駆動される。
【0011】出力段回路84は、pチャネルMOSトラ
ンジスタTr1の出力側(ソース−ドレイン)とnチャ
ネルMOSトランジスタTr2の出力側(ソース−ドレ
イン)とが電源ライン+VccとグランドGNDとの間に
ドレイン同士が接続されて直列に設けられたCMOS型
のプッシュ−プル出力回路であり、pチャネルMOSト
ランジスタTr1のゲートにインバータ83を介して正
極側出力85に発生するPWMパルスが入力されてトラ
ンジスタTr1がON/OFF駆動される。一方、トラ
ンジスタTr2は、負極側出力86に発生するPWMパ
ルスにより直接ON/OFF駆動される。84aは、出
力段回路84の出力端子であり、Coは、この出力端子
84aに接続されたアウトプットコンデンサであり、8
8は、コイルLとコンデンサC1とからなるL型ローパ
スフィルタであって、コイルLの一端が出力コンデンサ
Coを介して出力端子84aに接続され、コイルLとコ
ンデンサC1との接続点がスピーカ5に接続され、コン
デンサC1の他端が接地されている。
【0012】図1と図3との大きな相違点は、ミュート
信号発生回路12と、プッシュ−プルの出力段回路84
にミュートスイッチ回路13a,13bとが設けられて
いることである。ミュートスイッチ回路13aは、スイ
ッチSWaとこれに直列に接続された抵抗Raとからな
り、スイッチSWaが抵抗Raを介して電源ライン+V
ccに一端が接続され、他端が出力端子84aに接続され
ている。また、ミュートスイッチ回路13bは、スイッ
チSWbとこれに直列に接続された抵抗Rbとからな
り、スイッチSWbが直列に接続された抵抗Rbを介し
てグランドラインGNDに一端が接続され、他端が出力
端子84aに接続されている。抵抗Raと抵抗Rbの抵
抗値は実質的に等しい値である。なお、スイッチSWa
は、図2のpnp型トランジスタQ5と同様なトランジ
スタ回路を使用するとよく、スイッチSWbは、このト
ランジスタQ5に対して反対の型のnpn型バイポーラ
トランジスタの回路を使用するとよい。ミュート信号発
生回路12は、図2に示すミュート信号発生回路3と同
様な回路であって、電源投入時に一定期間ミュート信号
Mを発生し、ミュートスイッチ回路13a,13bのス
イッチSWa,SWbをこのミュート信号Mにより一定
期間ONにする。これによりこの増幅回路がミュート状
態に設定される。る。
【0013】次に、ミュート動作について説明すると、
電源投入時にミュート信号発生回路12が0.1sec〜
0.5secの間“H”となるミュート信号Mを発生し、
これに応じてこの“H”の期間の間スイッチSWa,S
WbがONになる(スイッチSWbが前記したnpn型
バイポーラトランジスタのときにはインバータを介して
“L”で駆動してONにする。)。このとき、トランジ
スタTr1,Tr2は、700kHzでデューティ比20
%程度でON/OFFする。このON/OFFによりア
ウトプットコンデンサCoに対する充放電電流が抵抗R
aと抵抗Rbにより分流されて、出力端子84aの電圧
は、この間、抵抗Raと抵抗Rbの抵抗値に応じて、+
Vcc/2(信号振幅の基準レベル)の電圧に向かって除
々に変化していく。このときには、ポップ音が発生しな
い程度の変化になるように抵抗Raと抵抗Rbの抵抗値
が選択されている。例えば、その抵抗値としては、トラ
ンジスタTr1,TrがそれぞれONしたとき出力端子
84aがポップ音が発生するレベルより小さな変動にな
るような値であって、100kΩ〜1MΩ程度である。
この範囲において抵抗値を設定することにより、トラン
ジスタTr1,Tr2がたとえ700kHz程度の高い周
波数でデューティ比10%〜20%程度でON/OFF
していても出力端子84aのレベル変動はほとんど影響
されなくなり、+Vcc/2(信号振幅の基準レベル)に
移行することができる。
【0014】以上説明してきたが、実施例では、PWM
変調出力回路80は、2つの出力をプッシュ−プルの出
力段回路84に出力するようにしているが、2つの出力
のうち一方の出力のみとして、出力段回路84において
他方の出力を一方の出力からインバータを介して反転さ
せて生成するようにしてもよいことはもちろんである。
また、実施例では、スイッチ回路と出力回路をMOSト
ランジスタで構成した例を挙げているが、トランジスタ
は、バイポーラトランジスタであってもよいことはもち
ろんである。
【0015】
【発明の効果】以上の説明から理解できるように、発明
にあっては、無音状態の低いデューティ比、例えば10
%程度でPWMパルスを発生してプル側とプッシュ側と
が交互に駆動されるていても緩やかに出力電圧を変化さ
せることができるので、電源投入時の無音状態において
出力回路がPWMパルス駆動されていても出力回路の出
力端子にそれが影響せずに、出力端子の電圧変化は、緩
やかに無音状態の信号振幅の基準レベルへと移行する。
これによりデジタルオーディオ増幅回路においてポップ
音が発生することなく、電源投入することができる。そ
の結果、無音状態であっても出力段回路をPWMパルス
駆動して信号振幅の基準レベルに対応する出力信号を生
成するデジタルオーディオ増幅回路において、電源投入
時の無音状態でのポップ音を防止するミュート回路およ
びデジタルオーディオ増幅回路を簡単な回路で容易に実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明のミュート回路を適用したデ
ジタルオーディオ増幅回路の一実施例のブロック図であ
る。
【図2】図2は、従来のアナログオーディオ増幅回路に
おけるミュート回路の説明図である。
【図3】図3は、従来のデジタルオーディオ増幅回路の
説明図である。
【符号の説明】
1,11…オーディオ信号増幅回路、2…出力アンプ,
3,12,12a…ミュート信号発生回路、4,13,
13a…ミュートスイッチ回路、11…デジタルオーデ
ィオ増幅回路、20…定電流源、21…カレントミラー
21、22…入力段アンプ、23…出力段アンプ、24
…出力端子、25…入力端子、80…PWM変調出力回
路、81…PWM変調回路、82…三角波発振回路、8
3…インバータ、84…プッシュ−プルの出力段回路、
Tr1〜Tr3…トランジスタ、C1〜C3…コンデンサ、
Q1〜Q5…トランジスタ、SWa,SWb…スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤沢 雅憲 京都市右京区西院溝崎町21番地 ローム株 式会社内 Fターム(参考) 5J091 AA02 AA18 AA27 AA41 CA48 FA18 HA08 HA10 HA17 HA18 HA25 HA29 HA33 HA38 KA00 KA04 KA05 KA09 KA17 KA24 KA34 KA41 KA53 KA62 TA01 UW02 UW09 5J092 AA02 AA18 AA27 AA41 CA48 FA18 FR01 FR07 FR12 HA08 HA10 HA17 HA18 HA25 HA29 HA33 HA38 KA00 KA04 KA05 KA09 KA17 KA24 KA34 KA41 KA53 KA62 TA01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源ラインとグランド等の基準電位のライ
    ンとの間に出力側が直列に接続された、プッシュ動作の
    第1のトランジスタとプル動作の第2のトランジスタと
    を有する出力回路によりアウトプットコンデンサを介し
    てスピーカを駆動し、無音状態であっても前記出力回路
    をPWMパルス駆動して信号振幅の基準レベルに対応す
    る出力信号を前記出力回路に発生するデジタルオーディ
    オ増幅回路のミュート回路において、 アナログオーディオ信号を受けてその振幅に応じてPW
    M変調された所定の周波数のパルスを前記アナログオー
    ディオ信号の極性に対応してそれぞれ発生して前記第1
    および第2のトランジスタをパルス駆動するPWM駆動
    回路と、 前記電源ラインと前記出力回路の出力端子との間に挿入
    された第1のスイッチと第1の抵抗とからなる第1の直
    列回路と、 前記出力端子と前記基準電位ラインとの間に挿入された
    第2のスイッチと第2の抵抗とからなる第2の直列回路
    と、 前記第1および第2のスイッチを電源投入から所定の期
    間の間ONにする信号を発生するミュート信号発生回路
    とを備えることを特徴とするミュート回路。
  2. 【請求項2】電源ラインとグランド等の基準電位のライ
    ンとの間に出力側が直列に接続された、プッシュ動作の
    第1のトランジスタとプル動作の第2のトランジスタと
    を有する出力回路によりアウトプットコンデンサを介し
    てスピーカを駆動し、無音状態であっても前記出力回路
    をPWMパルス駆動して信号振幅の基準レベルに対応す
    る出力信号を前記出力回路に発生するデジタルオーディ
    オ増幅回路において、 電源ラインと基準電位のラインとの間に出力側が直列に
    接続された、プッシュ動作の第1のトランジスタとプル
    動作の第2のトランジスタとを有する前記出力回路と、 アナログオーディオ信号を受けてその振幅に応じてPW
    M変調された所定の周波数のパルスを極性に対応してそ
    れぞれ発生して前記第1および第2のトランジスタをパ
    ルス駆動するPWM駆動回路と、 前記電源ラインと前記出力回路の出力端子との間に挿入
    された第1のスイッチと第1の抵抗とからなる第1の直
    列回路と、 前記出力端子と前記基準電位ラインとの間に挿入された
    第2のスイッチと第2の抵抗とからなる第2の直列回路
    と、 前記第1および第2のスイッチを電源投入から所定の期
    間の間ONにする信号を発生するミュート信号発生回路
    とを備えることを特徴とするデジタルオーディオ増幅回
    路。
JP2000035571A 2000-02-14 2000-02-14 ミュート回路およびデジタルオーディオ増幅回路 Pending JP2001223536A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000035571A JP2001223536A (ja) 2000-02-14 2000-02-14 ミュート回路およびデジタルオーディオ増幅回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000035571A JP2001223536A (ja) 2000-02-14 2000-02-14 ミュート回路およびデジタルオーディオ増幅回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001223536A true JP2001223536A (ja) 2001-08-17

Family

ID=18559750

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000035571A Pending JP2001223536A (ja) 2000-02-14 2000-02-14 ミュート回路およびデジタルオーディオ増幅回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001223536A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6563376B2 (en) * 2000-02-14 2003-05-13 Rohm Co,. Ltd. Mute circuit and digital audio amplifier circuit
US6788026B2 (en) 2001-08-30 2004-09-07 Yamaha Corporation Battery charger, including an amplifier for audio signals, for portable audio devices
JP2005538626A (ja) * 2002-09-11 2005-12-15 ディーエムビー テクノロジー カンパニー リミテッド 二重電源を使用するディジタルオーディオ増幅器におけるポップノイズ除去回路及びポップノイズ除去方法
JP2006229853A (ja) * 2005-02-21 2006-08-31 Rohm Co Ltd 信号増幅回路およびそれを用いた電子機器
US7142048B2 (en) 2001-09-26 2006-11-28 Kabushiki Kaisha Toshiba Pop sound reduction circuit and voice output amplification device
EP1879290A2 (en) * 2006-07-14 2008-01-16 Wolfson Microelectronics plc Amplifier circuits, methods of starting and stopping amplifier circuits
CN101183855B (zh) * 2006-11-15 2010-06-09 雅马哈株式会社 D类放大装置
US7957544B2 (en) 2005-11-07 2011-06-07 Panasonic Corporation Audio signal output control device that suppresses pop sound
JP2021186577A (ja) * 2020-06-05 2021-12-13 株式会社藤商事 遊技機
JP2021186579A (ja) * 2020-06-05 2021-12-13 株式会社藤商事 遊技機

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6563376B2 (en) * 2000-02-14 2003-05-13 Rohm Co,. Ltd. Mute circuit and digital audio amplifier circuit
US6788026B2 (en) 2001-08-30 2004-09-07 Yamaha Corporation Battery charger, including an amplifier for audio signals, for portable audio devices
US7142048B2 (en) 2001-09-26 2006-11-28 Kabushiki Kaisha Toshiba Pop sound reduction circuit and voice output amplification device
JP2005538626A (ja) * 2002-09-11 2005-12-15 ディーエムビー テクノロジー カンパニー リミテッド 二重電源を使用するディジタルオーディオ増幅器におけるポップノイズ除去回路及びポップノイズ除去方法
JP2006229853A (ja) * 2005-02-21 2006-08-31 Rohm Co Ltd 信号増幅回路およびそれを用いた電子機器
US7957544B2 (en) 2005-11-07 2011-06-07 Panasonic Corporation Audio signal output control device that suppresses pop sound
EP1879290A3 (en) * 2006-07-14 2008-03-12 Wolfson Microelectronics plc Amplifier circuits, methods of starting and stopping amplifier circuits
EP1879290A2 (en) * 2006-07-14 2008-01-16 Wolfson Microelectronics plc Amplifier circuits, methods of starting and stopping amplifier circuits
US8139792B2 (en) 2006-07-14 2012-03-20 Wolfson Microelectronics Plc Amplifier circuits, methods of starting and stopping amplifier circuits
CN101183855B (zh) * 2006-11-15 2010-06-09 雅马哈株式会社 D类放大装置
JP2021186577A (ja) * 2020-06-05 2021-12-13 株式会社藤商事 遊技機
JP2021186579A (ja) * 2020-06-05 2021-12-13 株式会社藤商事 遊技機
JP7191062B2 (ja) 2020-06-05 2022-12-16 株式会社藤商事 遊技機
JP7191064B2 (ja) 2020-06-05 2022-12-16 株式会社藤商事 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3398113B2 (ja) ミュート回路およびデジタルオーディオ増幅回路
US6118336A (en) Start-up circuit for self oscillating class D modulator
US7446603B2 (en) Differential input Class D amplifier
US8433078B2 (en) High perceived audio quality class D amplifier
KR100757714B1 (ko) 디급 증폭기
KR20080012820A (ko) 오디오 신호 증폭 회로 및 그것을 이용한 전자기기
JP2004336643A (ja) 電力増幅回路
JP2001223536A (ja) ミュート回路およびデジタルオーディオ増幅回路
WO2004010575A1 (ja) パワーアンプ装置
WO2003005571A1 (fr) Amplificateur audio
JP2004072276A (ja) D級増幅器
JP2003318658A (ja) ショック音防止回路
JP2003318656A (ja) ショック音防止回路
JP3813045B2 (ja) Hブリッジドライバ
JP2006166391A (ja) スイッチングアンプ及びスイッチングアンプの駆動方法
JP2008263519A (ja) D級増幅回路
JP3537571B2 (ja) オーディオ信号増幅回路
KR101057313B1 (ko) D급 증폭기 에너지 제어
JP2004056211A (ja) 半導体装置およびd級増幅器
JP2001160721A (ja) 電力増幅回路
JP2004135016A (ja) オーディオ機器の出力ミュート回路
JP2003332848A (ja) ポップ音防止回路
JP2001244749A (ja) ミュート回路およびオーディオ増幅回路
JP5022840B2 (ja) 増幅装置及びこれを用いた音響機器
US8724831B2 (en) Amplification circuit and method therefor

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090707

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091110