JP7000755B2 - 受信機及びノイズスケルチ制御方法 - Google Patents

受信機及びノイズスケルチ制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線にて送信された送信信号を受信する受信機、及び、ノイズをミュートためのノイズスケルチ制御方法に関する。
無線にて送信された送信信号を受信する受信機は、受信信号の無信号時に発生するノイズをミュートするスケルチ回路を備える(特許文献1参照)。スケルチ回路は、ノイズレベルと所定の閾値とを比較し、ノイズレベルが閾値以上であれば受信信号をミュートし、ノイズレベルが閾値未満であれば受信信号をアンミュートするためのスケルチ判定信号を生成する。
特開平3-117927号公報
閾値を高く設定すると受信感度が上昇するものの、弱電界時でも受信信号をアンミュートしやすくなるためノイズが増える。そこで、閾値を低く設定すると受信感度が低下して、音声の頭切れ時間が長くなってしまう。
本発明は、受信信号のノイズレベルと比較する閾値を低い値に設定しても、音声の頭切れ時間を短くすることができる受信機及びノイズスケルチ制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、受信信号を検波した検波信号のうち、音声の帯域外の信号を抽出して整流した整流信号をローパスフィルタによって構成される積分器によって積分することによって、初期値から所定の収束値へと下降するノイズレベルを生成し、前記ノイズレベルと閾値とを比較することによって音声信号をミュートするかアンミュートするかを判定して、ノイズスケルチ判定信号を生成するノイズスケルチ処理部と、前記受信信号の信号強度に基づいて受信信号の有無を示すキャリア判定信号を生成するキャリア検出部と、前記検波信号に基づいて生成した音声信号をスピーカに供給するオーディオ制御部と、前記ノイズスケルチ判定信号が音声信号をミュートすることを示すとき、音声信号をミュートするよう前記オーディオ制御部に指示するオーディオミュート判定部と、前記受信信号の入力が開始された第1のタイミングから、前記キャリア検出部が、受信信号が存在することを示すキャリア判定信号を生成した第のタイミングまで、前記積分器のカットオフ周波数を第1のカットオフ周波数に設定し、前記第2のタイミングで、前記積分器のカットオフ周波数を前記第1のカットオフ周波数よりも高い第2のカットオフ周波数に設定し、前記第のタイミングから所定の時間の経過した第のタイミングで、前記第2のカットオフ周波数から前記第1のカットオフ周波数へと切り替えるよう前記積分器を制御する積分器制御部とを備える受信機を提供する。
本発明は、受信信号を検波した検波信号のうち、音声の帯域外の信号を抽出して整流した整流信号を生成し、前記整流信号をローパスフィルタによって構成される積分器によって積分することによって、初期値から所定の収束値へと下降するノイズレベルを生成し、前記ノイズレベルと閾値とを比較することによって音声信号をミュートするかアンミュートするかを判定して、ノイズスケルチ判定信号を生成し、前記受信信号の信号強度に基づいて受信信号の有無を示すキャリア判定信号を生成し、前記ノイズスケルチ判定信号が音声信号をミュートすることを示すとき、前記検波信号に基づいて生成した音声信号をスピーカに供給するオーディオ制御部に対して、音声信号をミュートするよう指示し、前記受信信号の入力が開始された第1のタイミングから、受信信号が存在することを示すキャリア判定信号が生成された第2のタイミングまで、前記積分器のカットオフ周波数を第1のカットオフ周波数に設定し、前記第2のタイミングで、前記積分器のカットオフ周波数を前記第1のカットオフ周波数よりも高い第2のカットオフ周波数に設定し、前記第のタイミングから所定の時間の経過した第のタイミングで、前記第2のカットオフ周波数から前記第1のカットオフ周波数へと切り替えるノイズスケルチ制御方法を提供する。
本発明の受信機及びノイズスケルチ制御方法によれば、受信信号のノイズレベルと比較する閾値を低い値に設定しても、音声の頭切れ時間を短くすることができる。
第1実施形態の受信機100を示すブロック図である。 電界強度に応じて収束値が変化するノイズレベルを示す図である。 ノイズスケルチ処理部の一般的な動作を示す図である。 ノイズレベルと比較する閾値を3段階に異ならせたときのノイズスケルチ処理部の動作を示す図である。 第1実施形態の受信機100の動作、及び、第1実施形態のノイズスケルチ制御方法を示す図である。 2つの閾値で音声の頭切れ時間を同じ時間に調整する例を示す図である。 3つの閾値で音声の頭切れ時間を同じ時間に調整する第1の例を示す図である。 3つの閾値で音声の頭切れ時間を同じ時間に調整する第2の例を示す図である。 第1実施形態の受信機100によるチャンネルスキャンと従来の受信機によるチャンネルスキャンとを比較する図である。 第2実施形態の受信機200を示すブロック図である。 第2実施形態の受信機200の動作、及び、第2実施形態のノイズスケルチ制御方法を示す図である。
以下、各実施形態の受信機及びノイズスケルチ制御方法について、添付図面を参照して説明する。
<第1実施形態>
図1は、第1の実施形態の受信機100を示すブロック図である。図1において、受信機100は、図示していない送信機より無線にて送信された送信信号を受信する。送信信号は、例えばFM変調波である。受信した送信信号は、受信機100においては受信信号である。アンテナ1は、受信信号を受信回路2に供給する。受信回路2は、アンテナ1から供給された受信信号を、デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)10に供給する。
DSP10は、機能的な構成として、検波部3、アナログ受信処理部4、オーディオ制御部5、ノイズスケルチ処理部6、キャリア検出部7、オーディオミュート判定部8、積分器制御部9を備える。ノイズスケルチ処理部6は、ノイズフィルタ61、増幅器62、整流処理部63、積分器64、ノイズスケルチ判定部65、閾値設定部66を備える。
ここでは、ソフトウェア(コンピュータプログラム)によってDSP10を動作させることによって、検波部3~積分器制御部9を構成しているが、DSP10の代わりに、マイクロコンピュータの中央処理装置(CPU)を用いてもよい。また、検波部3~積分器制御部9をハードウェアによる回路によって構成してもよい。検波部3~積分器制御部9を、ソフトウェアとハードウェアとを混在させて構成してもよい。
検波部3は、操作部11によって選択された所定のチャンネルの受信信号を検波(復調)して、ベースバンドの検波信号を生成する。アナログ受信処理部4は、音声信号を抽出するためのフィルタリング処理と、各種のシグナリングデコード処理とを行って、音声信号をオーディオ制御部5に供給する。例えば、アナログ受信処理部4は検波信号のうち音声の帯域として3kHzまでの帯域を抽出する。
オーディオ制御部5は、音声信号のゲインを調整してスピーカ12に供給する。オーディオ制御部5は、後述するオーディオミュート判定部8からミュート指示信号が供給されているときには、音声信号をスピーカ12に供給しないようにして、音声信号をミュートする。
ノイズフィルタ61はバンドパスフィルタ(BPF)によって構成され、入力された検波信号のうち音声の帯域外の信号を抽出する。例えば、ノイズフィルタ61は検波信号のうち音声の帯域以上、例えば3kHz以上の所定の帯域を抽出する。増幅器62は、ノイズフィルタ61によって抽出した信号を増幅してゲインを調整する。増幅器62は、受信機100の設計事項的な構成である。
整流処理部63は、増幅器62から供給された信号を整流する。積分器64はローパスフィルタ(LPF)によって構成され、整流処理部63から供給された整流信号を積分する。積分器64の出力は、音声の帯域外の信号のノイズレベルを示す。
図2を用いて、積分器64より出力されるノイズレベルについて説明する。図2において、受信機100に対して時刻t0にて受信信号の入力が開始されたとする。受信信号の電界強度が弱電界であるとき、ノイズレベルは高いレベルL0を有する初期値のままである。受信信号の電界強度が弱電界よりも少し強くなると、ノイズレベルは初期値から下降して時刻t1にて一定のレベルL1に収束する。
受信信号の電界強度がさらに強くなると、ノイズレベルは初期値から下降して時刻t2にて一定のレベルL2に収束する。受信信号の電界強度がさらに強くなると、ノイズレベルは初期値から下降して時刻t3にて一定のレベルL3に収束する。受信信号の電界強度が強電界であるとき、ノイズレベルは初期値から下降して時刻t4にて一定のレベルL4に収束する。
このように、積分器64は、初期値から所定の収束値へと下降するノイズレベルを生成する。ノイズレベルは受信信号の電界強度に応じて収束値が異なり、受信機100に対して受信信号の入力が開始されたタイミングから収束値となるタイミングまでの時間も異なる。
積分器64は、図2に示すようなノイズレベルをノイズスケルチ判定部65に供給する。ノイズスケルチ判定部65は、閾値設定部66によって設定された閾値に応じて、音声信号をミュートするかアンミュートするかを示すノイズスケルチ判定信号を生成する。ノイズスケルチ判定信号は、オーディオミュート判定部8に供給される。積分器制御部9の動作については後述する。
キャリア検出部7は、受信回路2が受信した受信信号の信号強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)を検出する。検出したRSSIに基づいて、受信信号の有無を示すキャリア判定信号を生成する。キャリア判定信号は、積分器制御部9に供給される。
オーディオミュート判定部8は、ノイズスケルチ判定信号が音声信号をミュートすることを示すとき、オーディオ制御部5にミュート指示信号を供給してオーディオ制御部5に対して音声信号をミュートするよう指示する。
図3は、ノイズスケルチ処理部6の一般的な動作を示している。閾値はTHに設定されているとする。受信機100に対して時刻t10にて受信信号の入力が開始されると、電界強度が一定であれば、ノイズレベルは収束値までリニアに低下していく。ノイズスケルチ判定部65は、時刻t11までノイズレベルが閾値TH以上であると判定するので、音声信号をミュートすることを示すノイズスケルチ判定信号を生成する。
時刻t11を過ぎるとノイズレベルが閾値TH未満となるので、ノイズスケルチ判定部65は、音声信号をアンミュートすることを示すノイズスケルチ判定信号を生成する。
図4は、閾値THを例えば3段階に異ならせた場合のノイズスケルチ処理部6の動作を示している。閾値THが高レベルの閾値TH1に設定されているとき、ノイズスケルチ判定部65は、時刻t21までノイズレベルが閾値TH1以上であると判定するので、音声信号をミュートすることを示すノイズスケルチ判定信号を生成する。ノイズスケルチ判定部65は、時刻t21を過ぎると音声信号をアンミュートすることを示すノイズスケルチ判定信号を生成する。
閾値THが中レベルの閾値TH2に設定されているとき、ノイズスケルチ判定部65は、時刻t22までノイズレベルが閾値TH2以上であると判定するので、音声信号をミュートすることを示すノイズスケルチ判定信号を生成する。ノイズスケルチ判定部65は、時刻t22を過ぎると音声信号をアンミュートすることを示すノイズスケルチ判定信号を生成する。
閾値THが低レベルの閾値TH3に設定されているとき、ノイズスケルチ判定部65は、時刻t23までノイズレベルが閾値TH3以上であると判定するので、音声信号をミュートすることを示すノイズスケルチ判定信号を生成する。ノイズスケルチ判定部65は、時刻t23を過ぎると音声信号をアンミュートすることを示すノイズスケルチ判定信号を生成する。
閾値TH1のように閾値THを高く設定すると音声の頭切れ時間は短くなり、閾値TH3のように閾値THを低く設定すると音声の頭切れ時間が長くなる。このように、閾値THを低くすればするほど、スピーカ12から音声が出力されるタイミングが遅れて音声の頭切れ時間が長くなる。
閾値設定部66は、受信するチャンネルごとに閾値THを設定してもよい。閾値設定部66は、操作部11によって選択されたチャンネルに応じて、ノイズスケルチ判定部65に閾値THを設定すればよい。
次に、閾値THを低い値に設定しても、音声の頭切れ時間を短くすることができる第1実施形態の受信機100の動作、及び、第1実施形態のノイズスケルチ制御方法について説明する。
図1に示すように、キャリア検出部7はキャリア判定信号を積分器制御部9に供給する。積分器制御部9は、積分器64を構成するLPFのカットオフ周波数を適宜の周波数に設定するよう積分器64を制御することができる。
図5において、(a)に示すように、受信機100に対して時刻t30にて受信信号の入力が開始されると、受信信号の信号強度が所定の強度以上あることから、(b)に示すように、キャリア検出部7はわずかな時間の後の時刻t31にて、ローからハイへと立ち上がるキャリア判定信号を生成する。キャリア判定信号は、ハイの状態のとき受信信号が存在することを示し、ローの状態のとき受信信号が存在しないことを示す。
積分器64には、初期状態において、積分器制御部9によって第1のカットオフ周波数が設定されている。図5の(c)に示すように、積分器64より出力されるノイズレベルは、図2~図4で説明したように、受信機100に対して時刻t30にて受信信号の入力が開始されると所定の傾斜角度で低下していく。
時刻t31にてキャリア判定信号がローからハイに立ち上がると、積分器制御部9は、積分器64に第1のカットオフ周波数よりも高い第2のカットオフ周波数を設定する。積分器制御部9に供給されるキャリア判定信号のローからハイの立ち上がりは、積分器64を構成するLPFのカットオフ周波数を切り替えるトリガとなる。
すると、図5の(c)に示すように、時刻t31以降、時刻t30から時刻t31までの時間よりもノイズレベルの傾きが大きくなる。ノイズレベルが収束値に向かって低下していくときの傾きは、積分器64におけるカットオフ周波数を大きくすればするほど大きくなる。
積分器制御部9は、時刻t32にて、積分器64に再び第1のカットオフ周波数を設定する。すると、時刻t32以降、ノイズレベルは、時刻t30から時刻t31までの時間における傾斜角度と同じ傾斜角度で低下していく。
時刻t33を過ぎるとノイズレベルが閾値TH未満となるので、ノイズスケルチ判定部65は、図5の(d)に示すように、時刻t33にて、ローからハイへと立ち上がるノイズスケルチ判定信号を生成する。ノイズスケルチ判定信号は、ローであるとき音声信号をミュートすることを示し、ハイであるとき音声信号をアンミュートすることを示す。
図5の(e)及び(f)は、比較のため、積分器64に設定するカットオフ周波数を第1のカットオフ周波数の一定値としたときのノイズレベルと、ノイズスケルチ判定信号を示している。図5の(e)においては、時刻t34を過ぎるとノイズレベルが閾値TH未満となるので、ノイズスケルチ判定部65は、図5の(f)に示すように、時刻t34にて、ローからハイへと立ち上がるノイズスケルチ判定信号を生成する。
図5の(d)と(f)とを比較すれば分かるように、第1実施形態の受信機100及びノイズスケルチ制御方法によれば、ノイズスケルチ判定部65は、時刻t34よりも早い時刻t33にて音声信号をアンミュートすることを示すノイズスケルチ判定信号を生成するので、音声の頭切れ時間を短くすることができる。
図5において、積分器制御部9は、時刻t31から時刻t32までの時間だけ第2のカットオフ周波数に切り替えた後に第1のカットオフ周波数に戻しているが、第1のカットオフ周波数に戻さなくてもよい。
但し、第1のカットオフ周波数に戻すと次のような利点がある。ノイズレベルが下降するときの変化が大きいと、ノイズスケルチ処理部6がノイズスケルチ判定信号を生成する反応が速くなる。そのため、ノイズレベルの変化に応じて頻繁に音声がミュートされることがある。周波数の低い第1のカットオフ周波数に戻すことにより、ノイズレベルが多少変化しても音声を不必要にミュートすることがなくなる。
さらに、積分器制御部9による積分器64のカットオフ周波数の設定方法の具体例を説明する。図6において、受信機100に対して時刻t40にて受信信号の入力が開始され、時刻t41にてキャリア判定信号がハイとなる。閾値THがTH1に設定されているチャンネルにおいては、音声の頭切れ時間は短いので、積分器制御部9は、積分器64のカットオフ周波数を第1のカットオフ周波数に固定的に設定するとする。
この場合、ノイズレベルは破線で示すようにリニアに低下していき、時刻t43を過ぎるとノイズレベルが閾値TH1未満となるので、ノイズスケルチ判定部65は、ローからハイへと立ち上がるノイズスケルチ判定信号を生成する。
閾値THがTH3に設定されているチャンネルにおいて、積分器制御部9は、キャリア判定信号がハイとなる時刻t41にて、積分器64のカットオフ周波数を第1のカットオフ周波数から第2のカットオフ周波数へと切り替える。積分器制御部9は、時刻t41から所定の時間だけ第2のカットオフ周波数に切り替えた後の時刻t42にて、積分器64のカットオフ周波数を第1のカットオフ周波数に戻す。
このとき、ノイズレベルが閾値TH3未満となるタイミングを時刻t43となるように、第2のカットオフ周波数の値と第2のカットオフ周波数に設定する時間とを設定することが好ましい。このようにすると、閾値THがTH1に設定されているチャンネルと閾値THがTH3に設定されているチャンネルとで音声の頭切れ時間を同じ時間とすることができるので、ユーザは違和感を覚えにくい。
図6において、閾値THがTH3に設定されているチャンネルにおいて、積分器64のカットオフ周波数を第1のカットオフ周波数に固定した場合には、ノイズスケルチ判定部65は、時刻t44にてローからハイへと立ち上がるノイズスケルチ判定信号を生成する。第1実施形態の受信機100及びノイズスケルチ制御方法によれば、音声の頭切れ時間を時刻t43から時刻t44までの時間だけ短くすることができる。
図7は、チャンネルごとに閾値THがTH1~TH3の3種類に設定されており、積分器64のカットオフ周波数を第2のカットオフ周波数に設定する時間を異ならせることによって、チャンネル間で音声の頭切れ時間を共通化するようにした場合を示している。
図7において、受信機100に対して時刻t50にて受信信号の入力が開始され、時刻t51にてキャリア判定信号がハイとなる。閾値THがTH1に設定されているチャンネルにおいては、積分器制御部9は、積分器64のカットオフ周波数を第1のカットオフ周波数に固定的に設定するとする。
この場合、ノイズレベルは破線で示すようにリニアに低下していき、時刻t54を過ぎるとノイズレベルが閾値TH1未満となるので、ノイズスケルチ判定部65は、ローからハイへと立ち上がるノイズスケルチ判定信号を生成する。
閾値THがTH2に設定されているチャンネルにおいて、積分器制御部9は、キャリア判定信号がハイとなる時刻t51にて、積分器64のカットオフ周波数を第1のカットオフ周波数から第2のカットオフ周波数へと切り替える。積分器制御部9は、時刻t52にて、積分器64のカットオフ周波数を第1のカットオフ周波数に戻す。
ノイズスケルチ判定部65は、ノイズレベルが閾値TH2未満となる時刻t54でローからハイへと立ち上がるノイズスケルチ判定信号を生成する。
閾値THがTH3に設定されているチャンネルにおいて、積分器制御部9は、同様に時刻t51にて、積分器64のカットオフ周波数を第1のカットオフ周波数から第2のカットオフ周波数へと切り替える。積分器制御部9は、時刻t53にて、積分器64のカットオフ周波数を第1のカットオフ周波数に戻す。
ノイズスケルチ判定部65は、ノイズレベルが閾値TH3未満となる時刻t54でローからハイへと立ち上がるノイズスケルチ判定信号を生成する。
このようにすると、閾値THがTH1~TH3に設定されている全てのチャンネルで、音声信号をアンミュートすることを示すノイズスケルチ判定信号を生成するタイミングが共通化されるので、音声の頭切れ時間を同じ時間とすることができる。よって、ユーザは違和感を覚えにくい。
図7においては、閾値THがTH2に設定されているとき、カットオフ周波数が第1のカットオフ周波数に固定されている場合と比較して、音声の頭切れ時間を時刻t54から時刻t55までの時間だけ短くすることができる。閾値THがTH3に設定されているとき、カットオフ周波数が第1のカットオフ周波数に固定されている場合と比較して、音声の頭切れ時間を時刻t54から時刻t56までの時間だけ短くすることができる。
図7において、閾値TH1~TH3が等間隔に設定され、第2のカットオフ周波数を第1のカットオフ周波数の4倍とした場合には、次のような手順で音声の頭切れ時間を同じ時間とすることができる。
(手順1)設計者は、積分器64のカットオフ周波数を第1のカットオフ周波数とした状態で、閾値TH1のときにノイズスケルチ判定信号がハイとなるタイミング(時刻t54)と、閾値TH2のときにノイズスケルチ判定信号がハイとなるタイミング(時刻t55)との差を測定する。
(手順2)設計者は、積分器64のカットオフ周波数を第2のカットオフ周波数に設定する。
(手順3)設計者は、積分器64に第2のカットオフ周波数を設定した状態で、閾値TH2のときにノイズスケルチ判定信号がハイとなるタイミングが、時刻t54とほぼ同等となるように、第2のカットオフ周波数に設定している時間を調節する。
(手順4)設計者は、手順3で得られた第2のカットオフ周波数に設定している時間を2倍した時間を、閾値TH3のときに積分器64に第2のカットオフ周波数を設定する時間と決定する。
図8は、チャンネルごとに閾値THがTH1~TH3の3種類に設定されており、積分器64のカットオフ周波数を第1のカットオフ周波数の他に複数のカットオフ周波数に設定することによって、チャンネル間で音声の頭切れ時間を共通化するようにした場合を示している。
図8において、受信機100に対して時刻t60にて受信信号の入力が開始され、時刻t61にてキャリア判定信号がハイとなる。閾値THがTH1に設定されているチャンネルにおいては、積分器制御部9は、積分器64のカットオフ周波数を第1のカットオフ周波数に固定的に設定するとする。
この場合、ノイズレベルは破線で示すようにリニアに低下していき、時刻t63を過ぎるとノイズレベルが閾値TH1未満となるので、ノイズスケルチ判定部65は、ローからハイへと立ち上がるノイズスケルチ判定信号を生成する。
閾値THがTH2に設定されているチャンネルにおいて、積分器制御部9は、キャリア判定信号がハイとなる時刻t61にて、積分器64のカットオフ周波数を第1のカットオフ周波数から第2のカットオフ周波数へと切り替える。積分器制御部9は、時刻t62にて、積分器64のカットオフ周波数を第1のカットオフ周波数に戻す。
なお、図8での第2のカットオフ周波数とは、図7での第2のカットオフ周波数と必ずしも同じではない。
ノイズスケルチ判定部65は、ノイズレベルが閾値TH2未満となる時刻t63でローからハイへと立ち上がるノイズスケルチ判定信号を生成する。
閾値THがTH3に設定されているチャンネルにおいて、積分器制御部9は、同様に時刻t61にて、積分器64のカットオフ周波数を第1のカットオフ周波数から第3のカットオフ周波数へと切り替える。第3のカットオフ周波数は、第2のカットオフ周波数よりも高い。積分器制御部9は、時刻t62にて、積分器64のカットオフ周波数を第1のカットオフ周波数に戻す。
ノイズスケルチ判定部65は、ノイズレベルが閾値TH3未満となる時刻t63でローからハイへと立ち上がるノイズスケルチ判定信号を生成する。
このようにすると、閾値THがTH1~TH3に設定されている全てのチャンネルで音声信号をアンミュートすることを示すノイズスケルチ判定信号を生成するタイミングが共通化されるので、音声の頭切れ時間を同じ時間とすることができる。よって、ユーザは違和感を覚えにくい。
図8においては、閾値THがTH2に設定されているとき、カットオフ周波数が第1のカットオフ周波数に固定されている場合と比較して、音声の頭切れ時間を時刻t63から時刻t64までの時間だけ短くすることができる。閾値THがTH3に設定されているとき、カットオフ周波数が第1のカットオフ周波数に固定されている場合と比較して、音声の頭切れ時間を時刻t63から時刻t65までの時間だけ短くすることができる。
ところで、図7及び図8においては、閾値THがTH1に設定されているチャンネルにおいて積分器64に固定的に第1のカットオフ周波数を設定した場合を基準としている。そして、閾値THがTH2またはTH3に設定されているチャンネルにおける音声の頭切れ時間を基準の頭切れ時間に一致させるように、カットオフ周波数を高く設定する時間またはカットオフ周波数の値を設定している。
閾値TH1~TH3に設定されている全てのチャンネルにおいて、カットオフ周波数を高く設定する時間またはカットオフ周波数の値を設定して、各チャンネルにおける音声の頭切れ時間を互いに一致させるように構成してもよい。
第1実施形態の受信機100及びノイズスケルチ制御方法によれば、チャンネルスキャンに要する時間を短くすることができるという効果も奏する。チャンネルスキャンとは、受信するチャンネルを順に切り替えて、所定のタイムアウト時間内に音声信号を生成できたチャンネルを受信する機能である。
図9を用いて、第1実施形態の受信機100によるチャンネルスキャンと従来の受信機によるチャンネルスキャンとを比較する。図9において、(a)は第1実施形態の受信機100によるチャンネルスキャン、(b)は従来の受信機によるチャンネルスキャンを示している。
従来においては、図4で説明したように、閾値THが低いほど、音声信号をアンミュートすることを示すノイズスケルチ判定信号を生成するタイミングが遅い。従って、従来においては、タイムアウト時間を閾値THのレベルに応じて設定する必要がある。
図9の(a)及び(b)において、チャンネル1及び3(CH1及びCH3)の受信時には閾値THは閾値TH1に設定され、チャンネル2及び4(CH2及びCH4)の受信時には閾値THは閾値TH3に設定されているとする。
図9の(b)において、CH1ではタイムアウト時間Tto1、CH3ではタイムアウト時間Tto3に設定され、CH2ではタイムアウト時間Tto2、CH4ではタイムアウト時間Tto4に設定されている。タイムアウト時間Tto1及びTto3は同じ時間であってもよい。タイムアウト時間Tto2及びTto4は同じ時間であってもよい。タイムアウト時間Tto2及びTto4は、タイムアウト時間Tto1及びTto3よりも長い。
図9の(b)は、CH1~CH3ではそれぞれタイムアウト時間Tto1~Tto3内にノイズレベルが閾値TH(TH1またはTH3)未満とならず、CH4でタイムアウト時間Tto4内にノイズレベルが閾値TH3未満となった状態を示している。
第1実施形態の受信機100においては、図7または図8で説明したように、閾値THのレベルにかかわらず、音声信号をアンミュートすることを示すノイズスケルチ判定信号を生成するタイミングが共通化されるので、タイムアウト時間を閾値THのレベルに応じて設定する必要はない。第1実施形態の受信機100においては、タイムアウト時間を全てのチャンネルにおいて最小の時間に設定することができる。
よって、図9の(a)に示すように、CH1~CH4で共通の最小のタイムアウト時間Ttoに設定すればよく、チャンネルスキャンに要する時間を短くすることができる。
<第2実施形態>
図10に示す第2実施形態の受信機200において、図1に示す第1実施形態の受信機100と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。第2実施形態の受信機200は、ノイズスケルチ処理部6の前段に、ノイズスケルチ処理部6が動作する状態と動作しない状態とを切り替えるスイッチ13を備える。
キャリア検出部7は、キャリア判定信号をスイッチ13及び積分器制御部9に供給する。キャリア判定信号が音声信号をミュートすることを示すローであるとき、スイッチ13はオフとされる。よって、ノイズスケルチ処理部6は、キャリア判定信号がローの期間中、動作しない。
キャリア判定信号が音声信号をアンミュートすることを示すハイとなると、スイッチ13がオンしてノイズスケルチ処理部6が動作する。積分器制御部9は、キャリア判定信号がハイとなると、積分器64のカットオフ周波数を第2のカットオフ周波数に設定し、所定の時間の経過後に第1のカットオフ周波数に戻す。
図11を用いて、第2実施形態の受信機200の動作、及び、第2実施形態のノイズスケルチ制御方法を説明する。図11において、受信機200に対して時刻t70にて受信信号の入力が開始され、時刻t71にてキャリア判定信号がハイとなる。時刻t71にてスイッチ13がオンして、ノイズスケルチ処理部6が動作する。時刻t71まではノイズスケルチ処理部6は動作していないので、ノイズレベルは時刻t71まで初期値のままである。
積分器制御部9は、時刻t71にて、積分器64のカットオフ周波数を第2のカットオフ周波数に設定する。ノイズレベルは破線で示すようにリニアに低下していく。積分器制御部9は、時刻t72にて、積分器64のカットオフ周波数を第2のカットオフ周波数から第1のカットオフ周波数へと切り替える。ここでの第1及び第2のカットオフ周波数は図6で説明した第1及び第2のカットオフ周波数と同じであるとする。
ノイズスケルチ判定部65は、破線で示すノイズレベルが閾値TH3未満となる時刻t74で、ローからハイへと立ち上がるノイズスケルチ判定信号を生成する。
第2実施形態の受信機200においては、第1実施形態の受信機100とは異なり、時刻t70から時刻t71までの時間でノイズレベルが下降しないので、時刻t70から時刻t74までの時間は図6における時刻t40から時刻t43までの時間よりもわずかに長くなる。即ち、第2実施形態の受信機200は、音声の頭切れ時間が第1実施形態の受信機100よりもわずかに長くなる。
そこで、第2実施形態の受信機200において、カットオフ周波数を次のように設定すれば、音声の頭切れ時間を第1実施形態の受信機100と同じ時間とすることができる。積分器制御部9は、時刻t71にて、積分器64のカットオフ周波数を第2のカットオフ周波数よりわずかに高い第3のカットオフ周波数に設定する。ここでの第3のカットオフ周波数とは、図8で説明した第3のカットオフ周波数とは異なる。
すると、ノイズレベルは実線で示すように破線よりも大きい傾きで低下していく。積分器制御部9は、時刻t72にて、積分器64のカットオフ周波数を第3のカットオフ周波数から第1のカットオフ周波数へと切り替える。ノイズスケルチ判定部65は、実線で示すノイズレベルが閾値TH3未満となる時刻t73で、ローからハイへと立ち上がるノイズスケルチ判定信号を生成する。
このようにすれば、ノイズスケルチ判定部65が音声信号をアンミュートすることを示すノイズスケルチ判定信号を生成するタイミングが時刻t74から時刻t73へと早くなり、音声の頭切れ時間を第1実施形態の受信機100と同じ時間とすることができる。
積分器64のカットオフ周波数を第2のカットオフ周波数よりわずかに高い第3のカットオフ周波数に設定する代わりに、第2のカットオフ周波数に設定する時間を長くしてもよい。
第2実施形態の受信機200及びノイズスケルチ制御方法によれば、無信号時にノイズスケルチ処理部6が動作しないので、処理負荷及び消費電力を削減することができるという効果を奏する。
本発明は、以上説明した第1及び第2実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。ノイズスケルチ処理部6をDSP6またはCPUによって構成した場合、積分器64のカットオフ周波数はソフトウェアによって可変することができる。
ノイズスケルチ処理部6を回路によって構成した場合、積分器64のローパスフィルタを構成する抵抗とコンデンサとのうち、少なくとも一方の回路定数を可変とすることによってカットオフ周波数を可変することができる。即ち、可変抵抗とバリアブルコンデンサとのうちの少なくとも一方を用いればよい。
1 アンテナ
2 受信回路
3 検波部
4 アナログ受信処理部
5 オーディオ制御部
6 ノイズスケルチ処理部
7 キャリア検出部
8 オーディオミュート判定部
9 積分器制御部
10 デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)
11 操作部
12 スピーカ
13 スイッチ
66 閾値設定部
100 受信機
200 受信機

Claims (3)

  1. 受信信号を検波した検波信号のうち、音声の帯域外の信号を抽出して整流した整流信号をローパスフィルタによって構成される積分器によって積分することによって、初期値から所定の収束値へと下降するノイズレベルを生成し、前記ノイズレベルと閾値とを比較することによって音声信号をミュートするかアンミュートするかを判定して、ノイズスケルチ判定信号を生成するノイズスケルチ処理部と、
    前記受信信号の信号強度に基づいて受信信号の有無を示すキャリア判定信号を生成するキャリア検出部と、
    前記検波信号に基づいて生成した音声信号をスピーカに供給するオーディオ制御部と、
    前記ノイズスケルチ判定信号が音声信号をミュートすることを示すとき、音声信号をミュートするよう前記オーディオ制御部に指示するオーディオミュート判定部と、
    前記受信信号の入力が開始された第1のタイミングから、前記キャリア検出部が、受信信号が存在することを示すキャリア判定信号を生成した第のタイミングまで、前記積分器のカットオフ周波数を第1のカットオフ周波数に設定し、前記第2のタイミングで、前記積分器のカットオフ周波数を前記第1のカットオフ周波数よりも高い第2のカットオフ周波数に設定し、前記第のタイミングから所定の時間の経過した第のタイミングで、前記第2のカットオフ周波数から前記第1のカットオフ周波数へと切り替えるよう前記積分器を制御する積分器制御部と、
    を備える受信機。
  2. 前記ノイズスケルチ処理部が前記ノイズレベルと比較する閾値をチャンネルごとに設定する閾値設定部をさらに備え、
    前記積分器制御部は、前記ノイズスケルチ処理部が、閾値が異なるチャンネル間で音声信号をアンミュートすることを示すノイズスケルチ判定信号を生成するタイミングを共通化するよう、前記第2のカットオフ周波数の値または前記第2のカットオフ周波数に設定する時間を設定する
    請求項1に記載の受信機。
  3. 受信信号を検波した検波信号のうち、音声の帯域外の信号を抽出して整流した整流信号を生成し、
    前記整流信号をローパスフィルタによって構成される積分器によって積分することによって、初期値から所定の収束値へと下降するノイズレベルを生成し、
    前記ノイズレベルと閾値とを比較することによって音声信号をミュートするかアンミュートするかを判定して、ノイズスケルチ判定信号を生成し、
    前記受信信号の信号強度に基づいて受信信号の有無を示すキャリア判定信号を生成し、
    前記ノイズスケルチ判定信号が音声信号をミュートすることを示すとき、前記検波信号に基づいて生成した音声信号をスピーカに供給するオーディオ制御部に対して、音声信号をミュートするよう指示し、
    前記受信信号の入力が開始された第1のタイミングから、受信信号が存在することを示すキャリア判定信号が生成された第2のタイミングまで、前記積分器のカットオフ周波数を第1のカットオフ周波数に設定し、
    前記第2のタイミングで、前記積分器のカットオフ周波数を前記第1のカットオフ周波数よりも高い第2のカットオフ周波数に設定し、
    前記第のタイミングから所定の時間の経過した第のタイミングで、前記第2のカットオフ周波数から前記第1のカットオフ周波数へと切り替える
    イズスケルチ制御方法。
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