JP2006157409A - オーディオ増幅装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 増幅装置の劣化や破損を防止することができるオーディオ増幅装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 インピーダンスの異なる複数の種類のスピーカを択一的に接続可能なオーディオ増幅装置であって、インピーダンスの異なる複数の種類のスピーカ10を択一的に接続可能なオーディオ増幅装置1であって、オーディオ入力信号を増幅して出力する増幅回路11と、スピーカ10のインピーダンスを検出するインピーダンス検出部(12、13、14)と、所定の電圧範囲内の任意の電圧を出力可能なDC/DCコンバータから構成され、その出力電圧を増幅回路11に電源電圧VDDとして供給する電源部15と、インピーダンス検出部の検出結果に基づいて電源部15を制御することにより電源電圧VDDを制御する電力量制御部16と、を備え、電力量制御部16は、増幅回路11の最大出力電力が前記インピーダンスの値に依らず一定となるように、電源部15を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、入力信号に応じてスピーカを駆動するオーディオ増幅装置に関する。
オーディオ増幅装置(オーディオアンプ;以下、単に「増幅装置」ということがある)は、オーディオ信号である入力信号を増幅し、接続されたスピーカに出力する。スピーカには、そのインピーダンス(入力インピーダンス)が標準インピーダンス(8Ω)のものの他、標準インピーダンスより低い(小さい)インピーダンスのものや、反対に標準インピーダンスより高い(大きい)インピーダンスのものがある。そして、それらの様々なインピーダンスを有するスピーカは、一般にオーディオ増幅装置に付け替え可能となっている。
しかし、従来のオーディオ増幅装置においては、スピーカのインピーダンスが変わるとそれに伴い増幅装置内部の消費電力が変化してしまうため、使用可能なスピーカのインピーダンスが限定されている。中には、スピーカのインピーダンスに応じてトランス2次側のタップを外部より手動で切り替えできるものもあるが、その切り替えは、2段階程度であって、その効果は少ない。また、その方法では、多段階に切り替えを行うには限界があるし、何より使用者がタップを選択切り替えする必要があるため、使い勝手が悪い。
また、下記特許文献1には、スピーカの入力インピーダンスを演算し、その演算結果に基づいて増幅回路に電源を供給する電源トランスのタップを切り替えることにより、低インピーダンススピーカ使用時の最大出力の低下を防止したことを特徴とするオーディオ増幅装置が開示されている。
また、下記特許文献2には、スピーカを駆動するアンプと、前記スピーカの駆動電圧に対応する信号を、前記アンプの入力側に正帰還して等価的に負性インピーダンス成分を発生する負性インピーダンス発生手段と、前記スピーカの駆動電圧のレベルに応じて前記負性インピーダンス発生手段の帰還利得を抑制して前記アンプの負荷電圧振幅周波数特性を変化させる調整手段とを具備することを特徴とする音響装置が開示されている。
また、下記特許文献3に記載の電力増幅器は、低インピーダンスのスピーカを駆動するために、電力増幅器の出力電流値を増幅器の入力に逆相でフィードバックして、定電流駆動を行っている。
また、下記特許文献4には、左右のパワーアンプの出力側と電源との間にそれぞれ抵抗を設け、前記左右のパワーアンプの出力側からヘッドホンの左右のスピーカを介してアースに至る配線リードの各々の信号ラインにコントロールスイッチを設け、このコントロールスイッチの開閉によるパワーアンプ出力側のインピーダンス変化を検出し、この検出した制御信号で被コントロール部を制御するように構成された音響装置が開示されている。
特開2003−52095号公報 特開2000−197181号公報 特開平1−135207号公報 特開昭59−208999号公報
増幅回路に電源電圧を供給する電源の電流供給能力が十分に高い場合、増幅装置の最大出力電力は、増幅回路の電源電圧をVDDとして、おおよそ“VDD×VDD/(スピーカのインピーダンス)”で表される。つまり、スピーカのインピーダンスに反比例する。従って、従来のオーディオ増幅装置においては、スピーカのインピーダンスがオーディオ増幅装置に設定された値より低い場合、増幅装置内部の電流値が増加して増幅装置の出力が定格出力を超えてしまい、正常な動作が出来なかったり、増幅装置の劣化や破損を招いたりしてしまうという問題があった。
また、スピーカのインピーダンスがオーディオ増幅装置に設定された値より高い場合、増幅装置内部の電流値が減少し、増幅装置の定格出力を得ることができないという問題があった。
また、上記特許文献1に記載された技術は、低インピーダンススピーカ使用時における最大出力の低下の防止を目的としたものであるが、増幅回路の電源電圧の切り替えをトランスのタップの切り替えによって実現しているため、電源電圧の調整は大雑把にしか行えない。従って、タップの切り替えによって対応できない(理想的には対応できない)インピーダンスのスピーカが接続された場合、上記と同様、増幅装置の出力が定格出力を超えてしまったり、増幅装置の定格出力を得られないといった問題が発生する。尚、タップを多く設ける事(例えば、数十個)は、現実的ではない。
また、上記特許文献2に記載された技術は、音響装置の本来の周波数特性をできる限り維持しつつ、電圧レベルが高いときでもクリップの発生を抑制することを目的とした技術であって、上記問題(増幅装置の破損等)を解決するものではない。
また、上記特許文献3に記載された電力増幅器は、スピーカのインピーダンスに依らずスピーカを定電流駆動するものであるため、当然に上記問題(増幅装置の破損等)は解決できない。
また、上記特許文献4に記載された技術は、リモコン操作時のモニター音の途切れを防止することを目的とした技術であって、上記問題(増幅装置の破損等)を解決するものではない。
本発明は、上記の点に鑑み、増幅装置の劣化や破損を防止することができるオーディオ増幅装置を提供することを目的とする。また、安定して定格出力を得ることのできるオーディオ増幅装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係る第1のオーディオ増幅装置は、インピーダンスの異なる複数の種類のスピーカを択一的に接続可能なオーディオ増幅装置であって、入力信号に応じた信号を接続されたスピーカに出力する増幅回路と、前記増幅回路の出力電流及び出力電圧を検出することにより、前記スピーカのインピーダンスを検出するインピーダンス検出手段と、所定の電圧範囲内の任意の電圧を出力可能なDC/DCコンバータから構成され、その出力電圧を前記増幅回路に電源電圧として供給する電源部と、前記インピーダンス検出手段の検出結果に基づいて前記電源部を制御することにより前記電源電圧を制御する電力量制御手段と、を備え、前記電力量制御手段は、前記インピーダンス検出手段により検出された前記インピーダンスが低ければ低いほど前記電源電圧が小さくなるように、前記電源部を制御することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために本発明に係る第2のオーディオ増幅装置は、インピーダンスの異なる複数の種類のスピーカを択一的に接続可能なオーディオ増幅装置であって、入力信号に応じた信号を接続されたスピーカに出力する増幅回路と、前記増幅回路の出力電流及び出力電圧を検出することにより、前記スピーカのインピーダンスを検出するインピーダンス検出手段と、前記インピーダンス検出手段の検出結果に基づいて前記増幅回路の電源電圧を制御する電力量制御手段と、を備え、前記電力量制御手段は、前記インピーダンス検出手段により検出された前記インピーダンスが低ければ低いほど前記電源電圧が小さくなるように、前記電源電圧を制御することを特徴とする。
第1又は第2のオーディオ増幅装置のように構成すれば、インピーダンスが比較的低いスピーカが接続された場合、電源電圧(の大きさ)が比較的小さくなるので、オーディオ増幅装置の出力が定格出力を超えてしまうといったことを防止できる。この結果、増幅装置の劣化や破損を防止することができる。また、インピーダンスが比較的高いスピーカが接続された場合、電源電圧が比較的高くなるので、安定して定格出力を得ることができるオーディオ増幅装置を構成可能となる。
また、上記のような電源部を設けるようにすれば、スピーカのインピーダンスに応じて無段階に(或いは、例えば、数段階〜数1000段階に)電源電圧を変化させることができる。これにより、増幅装置の劣化や破損をより確実に防止しつつ、より安定して定格出力を得ることができる。
また、上記目的を達成するために本発明に係る第3のオーディオ増幅装置は、インピーダンスの異なる複数の種類のスピーカを択一的に接続可能なオーディオ増幅装置であって、入力信号に応じた信号を接続されたスピーカに出力する増幅回路と、前記増幅回路の出力電力を検出する出力電力検出手段と、所定の電圧範囲内の任意の電圧を出力可能なDC/DCコンバータから構成され、その出力電圧を前記増幅回路に電源電圧として供給する電源部と、前記入力信号の内容と前記出力電力検出手段の検出結果に基づいて前記電源部を制御することにより前記電源電圧を制御する電力量制御手段と、を備え、前記電力量制御手段は、所定の入力信号に対する前記増幅回路の出力電力が大きければ大きいほど前記電源電圧が小さくなるように、前記電源部を制御することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために本発明に係る第4のオーディオ増幅装置は、インピーダンスの異なる複数の種類のスピーカを択一的に接続可能なオーディオ増幅装置であって、入力信号に応じた信号を接続されたスピーカに出力する増幅回路と、前記増幅回路の出力電力を検出する出力電力検出手段と、前記入力信号の内容と前記出力電力検出手段の検出結果に基づいて前記増幅回路の電源電圧を制御する電力量制御手段と、を備え、前記電力量制御手段は、所定の入力信号に対する前記増幅回路の出力電力が大きければ大きいほど前記電源電圧が小さくなるように、前記電源電圧を制御することを特徴とする。
接続されるスピーカのインピーダンスが低ければ低いほど、所定の入力信号に対する増幅回路の出力電力は大きくなる。従って、第3又は第4のオーディオ増幅装置のように構成すれば、インピーダンスが比較的低いスピーカが接続された場合、電源電圧(の大きさ)が比較的小さくなるので、オーディオ増幅装置の出力が定格出力を超えてしまうといったことを防止できる。この結果、増幅装置の劣化や破損を防止することができる。また、インピーダンスが比較的高いスピーカが接続された場合、電源電圧が比較的高くなるので、安定して定格出力を得ることができるオーディオ増幅装置を構成可能となる。
また、上記のような電源部を設けるようにすれば、上記所定の入力信号に対する増幅回路の出力電力に応じて無段階に(或いは、例えば、数段階〜数1000段階に)電源電圧を変化させることができる。これにより、増幅装置の劣化や破損をより確実に防止しつつ、より安定して定格出力を得ることができる。
尚、上記「入力信号の内容」とは、入力信号がアナログ信号の場合はそのアナログ信号の電圧値、デジタル信号の場合はそのデジタル信号の表す情報の内容である”
また、上記目的を達成するために本発明に係る第5のオーディオ増幅装置は、インピーダンスの異なる複数の種類のスピーカを択一的に接続可能なオーディオ増幅装置であって、入力信号に応じた信号を接続されたスピーカに出力する増幅回路と、前記増幅回路の出力電力を検出する出力電力検出手段と、所定の電圧範囲内の任意の電圧を出力可能なDC/DCコンバータから構成され、その出力電圧を前記増幅回路に電源電圧として供給する電源部と、所定の期間、前記増幅回路に所定の入力信号を与え、その期間における前記出力電力検出手段の検出結果に基づいて前記電源部を制御することにより前記電源電圧を制御する電力量制御手段と、を備え、前記電力量制御手段は、前記所定の期間における前記増幅回路の出力電力が大きければ大きいほど前記電源電圧が小さくなるように、前記電源部を制御することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために本発明に係る第6のオーディオ増幅装置は、インピーダンスの異なる複数の種類のスピーカを択一的に接続可能なオーディオ増幅装置であって、入力信号に応じた信号を接続されたスピーカに出力する増幅回路と、前記増幅回路の出力電力を検出する出力電力検出手段と、所定の期間、前記増幅回路に所定の入力信号を与え、その期間における前記出力電力検出手段の検出結果に基づいて前記増幅回路の電源電圧を制御する電力量制御手段と、を備え、前記電力量制御手段は、前記所定の期間における前記増幅回路の出力電力が大きければ大きいほど前記電源電圧が小さくなるように、前記電源電圧を制御することを特徴とする。
接続されるスピーカのインピーダンスが低ければ低いほど、上記所定の入力信号が与えられた上記所定の期間の増幅回路の出力電力は大きくなる。従って、第5又は第6のオーディオ増幅装置のように構成すれば、インピーダンスが比較的低いスピーカが接続された場合、電源電圧(の大きさ)が比較的小さくなるので、オーディオ増幅装置の出力が定格出力を超えてしまうといったことを防止できる。この結果、増幅装置の劣化や破損を防止することができる。また、インピーダンスが比較的高いスピーカが接続された場合、電源電圧が比較的高くなるので、安定して定格出力を得ることができるオーディオ増幅装置を構成可能となる。
また、上記のような電源部を設けるようにすれば、上記所定の期間における増幅回路の出力電力に応じて無段階に(或いは、例えば、数段階〜数1000段階に)電源電圧を変化させることができる。これにより、増幅装置の劣化や破損をより確実に防止しつつ、より安定して定格出力を得ることができる。
また、上記第1〜第6のオーディオ増幅装置において、例えば、前記電力量制御手段は、前記増幅回路の最大出力電力が前記インピーダンスの値に依らず一定となるように、前記電源電圧を制御するとよい。
これにより、オーディオ増幅装置の劣化や破損をより確実に防止しつつ、より安定して定格出力を得ることができる。尚、ここにおける「一定」とは、「完全に一定」という意味ではなく、若干のばらつきを含む概念である。
また、例えば、前記増幅回路は、前記入力信号を1ビット信号であるΔΣ変換信号に変換するスイッチング制御信号生成器と、前記ΔΣ変換信号に応じて一定電圧をスイッチングして出力するスイッチング回路と、前記スイッチング回路の出力信号を入力するローパスフィルタと、から成り、前記一定電圧は、前記増幅回路の電源電圧に相当する。
上述した通り、本発明に係るオーディオ増幅装置によれば、増幅装置の劣化や破損を防止することができる。また、安定して定格出力を得ることができる。
<<第1実施形態>>
以下、本発明に係るオーディオ増幅装置の第1実施形態につき、図面を参照して詳細に説明する。図1は、第1実施形態に係るオーディオ増幅装置1のブロック構成図である。
オーディオ増幅装置1は、インピーダンス(入力インピーダンス)の異なる複数の種類のスピーカを択一的に接続可能(着脱可能)となっている。以下、スピーカ10がオーディオ増幅装置1に接続されているものとして説明する。
オーディオ増幅装置1は、オーディオ信号(以下、「入力信号」という)を入力し、その入力信号に応じた信号を接続されたスピーカ10に出力する増幅回路11と、増幅回路11の出力電圧を検出する出力電圧検出部12と、増幅回路11の出力電流を検出する出力電流検出部13と、出力電圧検出部12の検出結果及び出力電流検出部13の検出結果に基づいて、オームの法則よりスピーカ10のインピーダンスを演算するインピーダンス演算部14と、増幅回路11の電源電圧を供給する電源部15と、インピーダンス演算部14からスピーカ10のインピーダンスに関する情報の供給を受け、そのインピーダンスに基づいて電源部15を制御する電力量制御部16と、から概略構成される。
増幅回路11に与えられる入力信号は、例えば、図示されないチューナやコンパクトディスク等の記録媒体に記憶されている情報を再生する再生部(不図示)から供給される。
増幅回路11は、例えば、上記入力信号の電圧を増幅して出力するアンプから構成される。出力電圧検出部12は、例えば、増幅回路11の出力電圧を分圧抵抗(不図示)で分圧し、その分圧値に応じた信号をインピーダンス演算部14に供給する。出力電流検出部13は、例えば、増幅回路11とスピーカ10とを接続する線路に直列に配置された抵抗体からなり、その抵抗体における電圧降下に応じた信号をインピーダンス演算部14に供給する。
出力電圧検出部12、出力電流検出部13及びインピーダンス演算部14は、増幅回路11の出力電流及び出力電圧を検出することにより、スピーカ10のインピーダンスを検出する(演算する)インピーダンス検出手段として機能する。
図2に、電源部15の回路図の一例を示す。電源部15は、例えば、商用交流電圧をトランス及び整流回路を用いて直流に変換した入力電圧Vin(例えば、25V)を、他の直流電圧に変換して出力するDC/DCコンバータから構成されている。該DC/DCコンバータの出力電圧は、電源電圧VDDとして増幅回路11に供給される。
入力電圧Vinは、Pチャンネル(P形半導体)のMOSトランジスタ(絶縁ゲート型の電界効果トランジスタ)51のソース電極に供給され、そのドレイン電極はダイオード52のカソード及びインダクタ53の一端に共通接続されている。インダクタ53の他端は、増幅回路11に供給される電源電圧VDDを平滑化するためのコンデンサ54を介して接地されている。また、ダイオード52のアノードは接地されている。
また、インダクタ53とコンデンサ54との接続点は、分圧抵抗55と分圧抵抗56との直列回路を介して接地されており、分圧抵抗55と分圧抵抗56の接続点は、エラーアンプ57の反転入力端子(−)に接続されている。エラーアンプ57の非反転入力端子(+)には、電力量制御部16からアナログの基準電圧Vrefが供給される。この基準電圧Vrefは、所定の電圧範囲内でスピーカ10のインピーダンスに応じて無段階に(或いは、例えば、数段階〜数1000段階に)変化する。
ゲートドライバ58は、エラーアンプ57の出力信号を参照して、分圧抵抗55と分圧抵抗56の接続点の電圧が、基準電圧Vrefに追従するように(一致するように)MOSトランジスタ51のゲート電極にゲート電圧を供給する。このようにして、電源部15は、所定の電圧範囲内(例えば、2V〜20V)の任意の電圧を電源電圧VDDとして出力可能となっている。尚、接地の電位を基準とし、正の電圧のみを電源電圧VDDとして出力する構成を例示したが、増幅回路11の構成及びスピーカ10の駆動方式に合わせて、正及び負の電源電圧をスピーカ10に供給できるように回路構成を変形してもよい。
上記の電源部15から出力される電源電圧VDDの値が、スピーカ10のインピーダンスに応じてどのような値となるかの具体例を説明する。オーディオ増幅装置1は、スピーカ10のインピーダンスが8Ωである場合に、電源電圧VDDを10Vとすることで、オーディオ増幅装置1に設定された定格出力を安全に得ることができるようになっているとする。
まず、増幅回路11に何らかの入力信号が与えられている任意のタイミングにおいて、出力電圧検出部12が増幅回路11の出力電圧を検出すると共に、出力電流検出部13が増幅回路11の出力電流を検出し、これらの検出結果からインピーダンス演算部14は、スピーカ10のインピーダンスを演算する。
演算されたスピーカ10のインピーダンスが8Ωであった場合、電力量制御部16は、電源電圧VDDが10Vとなるような基準電圧Vrefを電源部15に供給する。演算されたスピーカ10のインピーダンスが4Ωであった場合、電力量制御部16は電源電圧VDDが10÷20.5Vとなるような基準電圧Vrefを電源部15に供給する。演算されたスピーカ10のインピーダンスが16Ωであった場合、電力量制御部16は電源電圧VDDが10×20.5Vとなるような基準電圧Vrefを電源部15に供給する。
増幅回路11の最大出力電圧は、電源電圧VDDより幾分小さくなるのであるが、説明の簡略化上、増幅回路11の最大出力電圧と電源電圧VDDが等しいものとして考えると、電源部15の電流供給能力が十分に高い場合、増幅回路11の最大出力電力は“VDD×VDD/(スピーカ10のインピーダンス)”で表される。従って、電力量制御部16は、増幅回路11の最大出力電力がスピーカ10のインピーダンスの値に依らず一定となるように、電源電圧VDDを制御する、といえる。
これにより、比較的インピーダンスの低いスピーカが接続されても、出力が定格出力を超えることはなく(勿論、誤差等に起因して微少な量は超えることはある)、オーディオ増幅装置の劣化や破損を防止することができる。また、比較的インピーダンスの高いスピーカが接続されても、確実に定格出力を得ることができる。
上記のように、「増幅回路11の最大出力電力がスピーカ10のインピーダンスの値に依らず一定となるように」電源電圧VDDを制御することが、オーディオ増幅装置の劣化や破損の確実なる防止等の観点から望ましいが、例えば、演算されたスピーカ10のインピーダンスが4Ωであった場合、電源電圧VDDが(10−α)Vとなるような基準電圧Vrefを電源部15に供給するようにしても構わない(但し、αは正の数であって、例えば2.5〜3)。
つまり、電力量制御部16は、スピーカ10のインピーダンスが小さければ小さいほど電源電圧VDDが小さくなるように電源部15を制御すればよいのである。このようにしても、オーディオ増幅装置の劣化や破損を防止することができる。
逆に考えて、演算されたスピーカ10のインピーダンスが16Ωであった場合、電源電圧VDDが(10+β)Vとなるような基準電圧Vrefを電源部15に供給するようにしても構わない(但し、βは正の数であって、例えば3〜5)。これにより、オーディオ増幅装置の最大出力電力が定格出力より大きく減少するといったことは回避される。
また、上記のようなスピーカ10のインピーダンスに応じた電源電圧VDDの設定(変更)は、オーディオ増幅装置1の電源投入後、一度だけ行うようにしてもよいし、所定の期間ごとに次々と増幅回路11の出力電圧及び出力電流を取得し、逐次算出されたインピーダンスの値に応じて次々と電源電圧VDDを変更するようにしてもよい。尚、増幅回路11の総電力量の大半は増幅回路11の出力電力であり、増幅回路11の総電力量は、増幅回路11の出力電力と略定数との和に等しいとも言える。
<<第2実施形態>>
次に、本発明に係るオーディオ増幅装置の第2実施形態につき、図面を参照して詳細に説明する。図3は、第2実施形態に係るオーディオ増幅装置2のブロック構成図である。図2において、図1と同一の部分には同一の符号を付して、再度の説明を省略する。但し、図2における電源部15は、電力量制御部26から基準電圧Vrefの供給を受けるものとする。
入力電圧検出部21は、入力信号の電圧値を検出し、その検出した電圧値に関する電力量制御部26に伝送する。図2は、入力信号としてアナログ信号を想定した場合の構成である。勿論、入力信号がデジタル信号の場合も本発明は適用可能であり、デジタル信号の場合、そのデジタル信号は、例えば電力量制御部26に直接与えられる。
出力電力検出部22は、増幅回路11の出力電圧及び出力電流を検出することにより、増幅回路11の出力電力を検出し、その検出結果を電力量制御部26に与える。電力量制御部26は、入力信号の内容(入力信号がアナログ信号である場合は入力信号の電圧値、入力信号がデジタル信号である場合は、そのデジタル信号が表す情報内容)及び出力電力検出部22の検出結果に基づいて電源部15に供給する基準電圧Vrefを調整し、これによって電源電圧VDDを制御する。
上記の電源部15から出力される電源電圧VDDの値が、電力量制御部26によりどのような値に制御されるのかについて説明する。オーディオ増幅装置2は、スピーカ10のインピーダンスが8Ωである場合に、電源電圧VDDを10Vとすることで、オーディオ増幅装置2に設定された定格出力を安全に得ることができるようになっているとする。
増幅回路11に何らかの入力信号が与えられている任意のタイミングにおいて、入力電圧検出部21が入力信号電圧を検出すると共に、出力電力検出部22が増幅回路11の出力電力を検出する。これらの検出結果は電力量制御部26に与えられる。
ここで、増幅回路11において、等式「(出力電力)=(出力電圧)×(出力電圧)/(スピーカ10のインピーダンス)」が成立し、且つ等式「(出力電圧)=(増幅回路11の増幅度)×(入力信号電圧)」が成立する。従って、入力電圧検出部21及び出力電力検出部22によって入力信号電圧及び出力電力に関する情報は電力量制御部26に与えられるのであるから、増幅回路11の増幅度の値を予め電力量制御部26に与えておけば、電力量制御部26は、スピーカ10のインピーダンスを認識することが可能である。
例えば、スピーカ10のインピーダンスが8Ωであることに対応した入力信号電圧及び出力電力が得られた場合、電力量制御部26は、電源電圧VDDが10Vとなるような基準電圧Vrefを電源部15に供給する。スピーカ10のインピーダンスが4Ωであることに対応した入力信号電圧及び出力電力が得られた場合、電力量制御部26は電源電圧VDDが10÷20.5Vとなるような基準電圧Vrefを電源部15に供給する。スピーカ10のインピーダンスが16Ωであることに対応した入力信号電圧及び出力電力が得られた場合、電力量制御部26は電源電圧VDDが10×20.5Vとなるような基準電圧Vrefを電源部15に供給する。
増幅回路11の最大出力電圧は、電源電圧VDDより幾分小さくなるのであるが、説明の簡略化上、増幅回路11の最大出力電圧と電源電圧VDDが等しいものとして考えると、電源部15の電流供給能力が十分に高い場合、増幅回路11の最大出力電力は“VDD×VDD/(スピーカ10のインピーダンス)”で表される。従って、電力量制御部26は、第1実施形態と同様、増幅回路11の最大出力電力がスピーカ10のインピーダンスの値に依らず一定となるように、電源電圧VDDを制御する、といえる。これにより、第1実施形態と同様の効果が実現される。
また、同一の入力信号電圧に対する増幅回路11の出力電力は、スピーカ10のインピーダンスが8Ωにおけるものより、スピーカ10のインピーダンスが4Ωにおけるものの方が大きい。従って、上記のように電源電圧VDDを調整することは(8Ω時10V、4Ω時10÷20.5V)、所定の入力信号に対する増幅回路11の出力電力が大きければ大きいほど電源電圧VDDが小さくなるように、電源部15を制御する、ことに対応する。
スピーカ10のインピーダンスが4Ωであることに対応した入力信号電圧及び出力電力が得られた場合、第1実施形態と同様に、電源電圧VDDが(10−α)Vとなるような基準電圧Vrefを電源部15に供給するようにしても構わない(αは正の数であって、例えば2.5〜3)。スピーカ10のインピーダンスが16Ωであることに対応した入力信号電圧及び出力電力が得られた場合、電源電圧VDDが(10+β)Vとなるような基準電圧Vrefを電源部15に供給するようにしても構わない(但し、βは正の数であって、例えば3〜5)。
尚、動作の理解を簡単にするために、スピーカ10のインピーダンスの数値を例に挙げつつ電力量制御部26の動作の説明を行ったが、電力量制御部26は、必ずしもスピーカ10のインピーダンスを内部で演算する必要はない。
また、上記のような入力信号電圧及び出力電力に応じた電源電圧VDDの設定(変更)は、オーディオ増幅装置の電源投入後、一度だけ行うようにしてもよいし、所定の期間ごとに次々と入力信号電圧及び出力電力の値を取得し、取得したそれらの値に応じて次々と電源電圧VDDを変更するようにしてもよい。
<<第3実施形態>>
次に、本発明に係るオーディオ増幅装置の第3実施形態につき、図面を参照して詳細に説明する。図4は、第3実施形態に係るオーディオ増幅装置3のブロック構成図である。図4において、図1及び図3と同一の部分には同一の符号を付して、再度の説明を省略する。但し、図4における電源部15は、電力量制御部36から基準電圧Vrefの供給を受けるものとする。
基準信号出力部31は、オーディオ増幅装置3の電源起動後の所定の期間T1において、オーディオ信号ではない一定信号(一定の信号)Sfをセレクタ32に供給する。セレクタ32には、本来のオーディオ信号が伝送されるべき配線も接続されている。そして、該期間T1中は、基準信号出力部31からの一定信号Sfが、セレクタ32を介して増幅回路11に供給される。尚、セレクタ32の選択動作は、例えば、電力量制御部36が行う。
増幅回路11は、この期間T1中に与えられた一定信号Sfを、オーディオ信号と同等に扱う。つまり、一定信号Sfに応じた信号(増幅した信号)をスピーカ10に出力する。出力電力検出部22は、この期間T1中の増幅回路11の出力電力を検出し、その検出結果を電力量制御部36に与える。電力量制御部36は、電力量検出部22から与えられた検出結果に基づいて、電源部15に供給する基準電圧Vrefを調整し、これによって電源電圧VDDを制御する。電力量制御部36は、一定信号Sfが、どのような信号であるかを認知している。例えば、一定信号Sfの電圧値が製造時などにおいて予め与えられている。
この基準電圧Vrefを調整することによる電源電圧VDDの制御が完了すると、セレクタ32は、本来のオーディオ信号の供給を受けてそのオーディオ信号を増幅回路11に与える。尚、期間T1の終了後、基準信号出力部31は一定信号Sfの出力を停止し、電源部15は期間T1中に設定された電源電圧VDDの値を維持する。また、例えば、期間T1は、オーディオ増幅装置3の電源起動後(例えば、図2の入力電圧Vinが与えられた後)に遅滞なく設けられた所定の期間である。
上記の電源部15から出力される電源電圧VDDの値が、電力量制御部36によりどのような値に制御されるのかについて説明する。オーディオ増幅装置3は、スピーカ10のインピーダンスが8Ωである場合に、電源電圧VDDを10Vとすることで、オーディオ増幅装置3に設定された定格出力を安全に得ることができるようになっているとする。
増幅回路11において、等式「(出力電力)=(出力電圧)×(出力電圧)/(スピーカ10のインピーダンス)」が成立し、且つ等式「(出力電圧)=(増幅回路11の増幅度)×(一定信号Sfの電圧)」が成立する。期間T1中の出力電力に関する情報は電力量制御部36に与えられるのであるから、一定信号Sfの電圧値と増幅回路11の増幅度の値を予め電力量制御部36に与えておけば、電力量制御部36は、スピーカ10のインピーダンスを認識することが可能である。
例えば、スピーカ10のインピーダンスが8Ωであることに対応した出力電力が得られた場合、電力量制御部36は、電源電圧VDDが10Vとなるような基準電圧Vrefを電源部15に供給する。スピーカ10のインピーダンスが4Ωであることに対応した出力電力が得られた場合、電力量制御部36は電源電圧VDDが10÷20.5Vとなるような基準電圧Vrefを電源部15に供給する。スピーカ10のインピーダンスが16Ωであることに対応した出力電力が得られた場合、電力量制御部36は電源電圧VDDが10×20.5Vとなるような基準電圧Vrefを電源部15に供給する。
増幅回路11の最大出力電圧は、電源電圧VDDより幾分小さくなるのであるが、説明の簡略化上、増幅回路11の最大出力電圧と電源電圧VDDが等しいものとして考えると、電源部15の電流供給能力が十分に高い場合、増幅回路11の最大出力電力は“VDD×VDD/(スピーカ10のインピーダンス)”で表される。従って、電力量制御部36は、第1実施形態と同様、増幅回路11の最大出力電力がスピーカ10のインピーダンスの値に依らず一定となるように、電源電圧VDDを制御する、といえる。これにより、第1実施形態と同様の効果が実現される。
また、一定信号Sfに対する増幅回路11の出力電力は、スピーカ10のインピーダンスが8Ωにおけるものより、スピーカ10のインピーダンスが4Ωにおけるものの方が大きい。従って、上記のように電源電圧VDDを調整することは(8Ω時10V、4Ω時10÷20.5V)、期間T1中における増幅回路11の出力電力が大きければ大きいほど電源電圧VDDが小さくなるように、電源部15を制御する、ことに対応する。
期間T1中にスピーカ10のインピーダンスが4Ωであることに対応した出力電力が得られた場合、第1実施形態と同様に、電源電圧VDDが(10−α)Vとなるような基準電圧Vrefを電源部15に供給するようにしても構わない(αは正の数であって、例えば2.5〜3)。期間T1中にスピーカ10のインピーダンスが16Ωであることに対応した出力電力が得られた場合、電源電圧VDDが(10+β)Vとなるような基準電圧Vrefを電源部15に供給するようにしても構わない(但し、βは正の数であって、例えば3〜5)。
尚、動作の理解を簡単にするために、スピーカ10のインピーダンスの数値を例に挙げつつ電力量制御部36の動作の説明を行ったが、電力量制御部36は、必ずしもスピーカ10のインピーダンスを内部で演算する必要はない。
<<増幅回路の一例>>
第1、第2及び第3実施形態における増幅回路11は、入力信号がアナログ信号である場合は、該アナログ信号の電圧を増幅して出力する。また、入力信号がデジタル信号である場合は、例えば該デジタル信号を一旦アナログ信号に変換してから電圧増幅して出力する。
また、増幅回路11を図5に示すような構成としてもよい。図5は、第1、第2及び第3実施形態における増幅回路11の一構成例を示す図である。図5において、増幅回路11は、スイッチング制御信号生成器11aと、スイッチング回路11bと、ローパスフィルタ11cと、から構成される。
スイッチング制御信号生成器11aは、アナログ信号又は所定ビット数のデジタル信号である入力信号を1ビット信号であるΔΣ(デルタシグマ)変換信号に変換する。スイッチング回路11bには、一定電圧が供給されており、スイッチング回路11bは、その一定電圧をΔΣ変換信号に応じてスイッチングして後段のローパスフィルタ11cに出力する。上記一定電圧として、電源部15から供給される電源電圧VDDを用いる。
ローパスフィルタ11cは、スイッチング回路22により電力スイッチングされた電流信号をスイッチング周波数より低いカットオフ周波数で低域通過させる。つまり、ローパスフィルタ11cは、スイッチング回路22の出力信号からスイッチング回路22のスイッチング周波数成分を除去し、その除去後の信号を増幅回路11の出力信号としてスピーカ10に供給する。尚、電源電圧VDDは、増幅回路11の各部の動作を行わせるための電源としても用いられる。
本発明に係るオーディオ増幅装置によれば、増幅装置の劣化や破損を防止することができる。また、安定して定格出力を得ることができる。
本発明の第1実施形態に係るオーディオ増幅装置のブロック図である。 図1の電源部の回路構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るオーディオ増幅装置のブロック図である。 本発明の第3実施形態に係るオーディオ増幅装置のブロック図である。 図1、図3及び図4の増幅回路の構成の一例を示す図である。
符号の説明
1、2、3 オーディオ増幅装置
10 スピーカ
11 増幅回路
12 出力電圧検出部
13 出力電流検出部
14 インピーダンス演算部
15 電源部
16、26、36 電力量制御部
21 入力電圧検出部
22 出力電力検出部
31 基準信号出力部
32 セレクタ
11a スイッチング制御信号生成器
11b スイッチング回路
11c ローパスフィルタ
VDD 電源電圧

Claims (8)

  1. インピーダンスの異なる複数の種類のスピーカを択一的に接続可能なオーディオ増幅装置であって、
    入力信号に応じた信号を接続されたスピーカに出力する増幅回路と、
    前記増幅回路の出力電流及び出力電圧を検出することにより、前記スピーカのインピーダンスを検出するインピーダンス検出手段と、
    所定の電圧範囲内の任意の電圧を出力可能なDC/DCコンバータから構成され、その出力電圧を前記増幅回路に電源電圧として供給する電源部と、
    前記インピーダンス検出手段の検出結果に基づいて前記電源部を制御することにより前記電源電圧を制御する電力量制御手段と、を備え、
    前記電力量制御手段は、前記インピーダンス検出手段により検出された前記インピーダンスが低ければ低いほど前記電源電圧が小さくなるように、前記電源部を制御する
    ことを特徴とするオーディオ増幅装置。
  2. インピーダンスの異なる複数の種類のスピーカを択一的に接続可能なオーディオ増幅装置であって、
    入力信号に応じた信号を接続されたスピーカに出力する増幅回路と、
    前記増幅回路の出力電流及び出力電圧を検出することにより、前記スピーカのインピーダンスを検出するインピーダンス検出手段と、
    前記インピーダンス検出手段の検出結果に基づいて前記増幅回路の電源電圧を制御する電力量制御手段と、を備え、
    前記電力量制御手段は、前記インピーダンス検出手段により検出された前記インピーダンスが低ければ低いほど前記電源電圧が小さくなるように、前記電源電圧を制御する
    ことを特徴とするオーディオ増幅装置。
  3. インピーダンスの異なる複数の種類のスピーカを択一的に接続可能なオーディオ増幅装置であって、
    入力信号に応じた信号を接続されたスピーカに出力する増幅回路と、
    前記増幅回路の出力電力を検出する出力電力検出手段と、
    所定の電圧範囲内の任意の電圧を出力可能なDC/DCコンバータから構成され、その出力電圧を前記増幅回路に電源電圧として供給する電源部と、
    前記入力信号の内容と前記出力電力検出手段の検出結果に基づいて前記電源部を制御することにより前記電源電圧を制御する電力量制御手段と、を備え、
    前記電力量制御手段は、所定の入力信号に対する前記増幅回路の出力電力が大きければ大きいほど前記電源電圧が小さくなるように、前記電源部を制御する
    ことを特徴とするオーディオ増幅装置。
  4. インピーダンスの異なる複数の種類のスピーカを択一的に接続可能なオーディオ増幅装置であって、
    入力信号に応じた信号を接続されたスピーカに出力する増幅回路と、
    前記増幅回路の出力電力を検出する出力電力検出手段と、
    前記入力信号の内容と前記出力電力検出手段の検出結果に基づいて前記増幅回路の電源電圧を制御する電力量制御手段と、を備え、
    前記電力量制御手段は、所定の入力信号に対する前記増幅回路の出力電力が大きければ大きいほど前記電源電圧が小さくなるように、前記電源電圧を制御する
    ことを特徴とするオーディオ増幅装置。
  5. インピーダンスの異なる複数の種類のスピーカを択一的に接続可能なオーディオ増幅装置であって、
    入力信号に応じた信号を接続されたスピーカに出力する増幅回路と、
    前記増幅回路の出力電力を検出する出力電力検出手段と、
    所定の電圧範囲内の任意の電圧を出力可能なDC/DCコンバータから構成され、その出力電圧を前記増幅回路に電源電圧として供給する電源部と、
    所定の期間、前記増幅回路に所定の入力信号を与え、その期間における前記出力電力検出手段の検出結果に基づいて前記電源部を制御することにより前記電源電圧を制御する電力量制御手段と、を備え、
    前記電力量制御手段は、前記所定の期間における前記増幅回路の出力電力が大きければ大きいほど前記電源電圧が小さくなるように、前記電源部を制御する
    ことを特徴とするオーディオ増幅装置。
  6. インピーダンスの異なる複数の種類のスピーカを択一的に接続可能なオーディオ増幅装置であって、
    入力信号に応じた信号を接続されたスピーカに出力する増幅回路と、
    前記増幅回路の出力電力を検出する出力電力検出手段と、
    所定の期間、前記増幅回路に所定の入力信号を与え、その期間における前記出力電力検出手段の検出結果に基づいて前記増幅回路の電源電圧を制御する電力量制御手段と、を備え、
    前記電力量制御手段は、前記所定の期間における前記増幅回路の出力電力が大きければ大きいほど前記電源電圧が小さくなるように、前記電源電圧を制御する
    ことを特徴とするオーディオ増幅装置。
  7. 前記電力量制御手段は、前記増幅回路の最大出力電力が前記インピーダンスの値に依らず一定となるように、前記電源電圧を制御する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項6の何れかに記載のオーディオ増幅装置。
  8. 前記増幅回路は、前記入力信号を1ビット信号であるΔΣ変換信号に変換するスイッチング制御信号生成器と、前記ΔΣ変換信号に応じて一定電圧をスイッチングして出力するスイッチング回路と、前記スイッチング回路の出力信号を入力するローパスフィルタと、から成り、前記一定電圧は、前記増幅回路の電源電圧に相当する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項7の何れかに記載のオーディオ増幅装置。
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