JP2015126444A - 音響装置、および周波数特性調整方法 - Google Patents
音響装置、および周波数特性調整方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】接続されたスピーカ装置に応じて安定した周波数特性の音響出力を得る。
【解決手段】増幅部が、音声情報をデジタル化して出力する。増幅部の後段に設けられた変換部は、デジタル化された音声情報をアナログ化すると共に、それぞれ異なる周波数特性の音声情報を形成する。また、検出部が、スピーカ部のインピーダンスを検出し、制御部が、検出されたスピーカ部のインピーダンスに対応する周波数特性の音声情報を形成してスピーカ部に供給するように変換部を制御する。これにより、接続されたスピーカ装置に応じて、安定した周波数特性の音響出力を得ることができる。
【選択図】図1
【解決手段】増幅部が、音声情報をデジタル化して出力する。増幅部の後段に設けられた変換部は、デジタル化された音声情報をアナログ化すると共に、それぞれ異なる周波数特性の音声情報を形成する。また、検出部が、スピーカ部のインピーダンスを検出し、制御部が、検出されたスピーカ部のインピーダンスに対応する周波数特性の音声情報を形成してスピーカ部に供給するように変換部を制御する。これにより、接続されたスピーカ装置に応じて、安定した周波数特性の音響出力を得ることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、音響装置、および周波数特性調整方法に関する。
従来、消費電力が少なく、また、小型化可能であることから、Dクラスアンプ(アンプ:amplifier)は、携帯電話機等の携帯機器に設けられることが多かった。しかし、近年においては、高効率であることから、Dクラスアンプは、高価なオーディオ機器に設けられることも多くなっている。Dクラスアンプは、入力されたアナログの音声信号を、例えばパルス幅変調処理等を施すことでデジタル化する。そして、Dクラスアンプは、デジタル化した音声信号を、所定の利得で増幅し、ローパスフィルタを介してアナログ化して出力する。出力側のインピーダンスは、Dクラスアンプに接続されるスピーカ装置のインピーダンスを目標として設計されている。
特許文献1(特開2007−110369号)に、出力端に接続されるスピーカの負荷インピーダンスが変化しても、正常に動作できる低廉なオーディオアンプが開示されている。
このオーディオアンプは、入力電圧検出部が入力信号の電圧値を検出し、また、出力電圧検出部が、オーディオアンプからスピーカに出力される信号の電力値を検出する。スピーカインピーダンス検出部は、入力電圧検出部および出力電圧検出部による検出結果に基づいて、スピーカ部の負荷インピーダンスを検出する。アンプ部の出力側に設けられた切り替え部は、アンプ部の出力側インピーダンスが略々一定となるように、スピーカインピーダンス検出部による検出結果に応じて、アンプ部の出力側インピーダンスを調整する。
ここで、Dクラスアンプは、接続が想定されるスピーカ装置のインピーダンスに合わせて、ローパスフィルタの定数を設計する。そして、Dクラスアンプは、例えば30kHz等の高域手前まで、出力音声信号のゲインが平坦な直線となり、30kHz以上の周波数では、出力音声信号のゲインが徐々に下降するように周波数特性が調整される。
しかし、Dクラスアンプの設計の段階で、ある程度の周波数特性の変動は想定しているが、実際に、ユーザが、どのようなスピーカ装置をDクラスアンプに接続するか分からない。このため、ユーザが接続したスピーカ装置のインピーダンスによっては、Dクラスアンプの出力音声信号の周波数特性が、Dクラスアンプのメーカ側で想定した周波数特性とは異なる周波数特性となる場合がある。
Dクラスアンプは、接続される負荷(スピーカ装置)により、ローパスフィルタのQ値および共振周波数が変わると、出力音声信号の周波数特性が、上述の30kHz近辺の周波数でゲインが上昇したり下降したりする。このように出力音声信号の周波数特性に変化が生ずると、想定(調整)した周波数特性から外れた音声がスピーカ装置から出力される不都合を生ずる。また、高域のゲインが高くなった出力音声信号がスピーカ装置に供給された場合には、スピーカ装置に大きな負荷がかかるおそれがある。
さらに、Dクラスアンプは、アナログの音声信号をデジタル化するアンプ部に、ローパスフィルタの出力を負帰還しているが、出力音声信号の周波数特性に変化が生ずると、アンプ部で取り扱う各信号の位相に、設計時の想定以上のずれが発生する不都合を生ずる。
なお、特許文献1に開示されているオーディオアンプの場合、複数の抵抗を切り替えることで、アンプ部の出力側インピーダンスを調整しているが、出力される音声信号の周波数特性を考慮した調整とは、なっていない。このため、特許文献1に開示されているオーディオアンプは、想定(調整)した周波数特性から外れた音声がスピーカ装置から出力される不都合を生ずる等、上述と同じ問題がある。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、接続されたスピーカ装置に応じて安定した周波数特性の音響出力を得る音響装置、および周波数特性調整方法の提供を目的とする。
本発明に係る音響装置は、上述した課題を解決するための手段として、音声情報をデジタル化して出力する増幅部と、スピーカ部のインピーダンスを検出する検出部と、増幅部の後段に設けられ、デジタル化された音声情報をアナログ化すると共に、それぞれ異なる周波数特性の音声情報を形成する変換部と、検出されたスピーカ部のインピーダンスに対応する周波数特性の音声情報を形成してスピーカ部に供給するように変換部を制御する制御部とを有する。
また、本発明に係る周波数特性調整方法は、上述した課題を解決するための手段として、増幅部が、音声情報をデジタル化して出力する増幅ステップと、検出部が、スピーカ部のインピーダンスを検出する検出ステップと、増幅部の後段に設けられた変換部が、デジタル化された音声情報をアナログ化すると共に、それぞれ異なる周波数特性の音声情報を形成する変換ステップと、制御部が、検出されたスピーカ部のインピーダンスに対応する周波数特性の音声情報を形成してスピーカ部に供給するように変換部を制御する制御ステップとを有する。
本発明は、接続されたスピーカ装置に応じて安定した周波数特性の音響出力を得ることができるという効果を奏する。
以下、添付図面を参照して、本発明を適用した実施の形態となる音響装置を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明を適用した第1の実施の形態となる音響装置の回路図である。この図1に示すように、音響装置は、音声信号が供給される入力端子1、後述する「測定モード」時に、所定周波数のテスト信号を出力する信号発生部2を有している。また、音響装置は、第1スイッチ3を有している。この第1スイッチ3の被選択端子3aには、入力端子1を介して供給された音声信号が供給され、被選択端子3bには、信号発生部2からのテスト信号が供給される。第1スイッチ3は、制御部12の制御により、通常モード時には、選択端子3cで被選択端子3aを選択し、測定モード時には、選択端子3cで被選択端子3bを選択する。
図1は、本発明を適用した第1の実施の形態となる音響装置の回路図である。この図1に示すように、音響装置は、音声信号が供給される入力端子1、後述する「測定モード」時に、所定周波数のテスト信号を出力する信号発生部2を有している。また、音響装置は、第1スイッチ3を有している。この第1スイッチ3の被選択端子3aには、入力端子1を介して供給された音声信号が供給され、被選択端子3bには、信号発生部2からのテスト信号が供給される。第1スイッチ3は、制御部12の制御により、通常モード時には、選択端子3cで被選択端子3aを選択し、測定モード時には、選択端子3cで被選択端子3bを選択する。
次に、第1の実施の形態の音響装置は、アナログの音声信号(およびテスト信号)を、デジタル化するDクラスアンプ部4を有している。また、音響装置は、Dクラスアンプ部4でデジタル化された音声信号をアナログ化すると共に、デジタル化の際に重畳したスイッチングノイズを除去してスピーカ装置6に供給するローパスフィルタ5を有している。
Dクラスアンプ部4は、増幅部の一例である。Dクラスアンプ部4は、入力されたアナログの音声信号(およびテスト信号)に、例えばパルス幅変調処理(PWM変調処理)を施すことでデジタル化(電圧値に変換)し、所定の利得で増幅して出力する。
ローパスフィルタ5は、変換部の一例である。ローパスフィルタ5は、一端がDクラスアンプ部4の出力端に接続され、他端がスピーカ装置6に接続されたインダクタを有している。このインダクタとしては、図1に示すようにコイルLを用いることができる。また、ローパスフィルタ5は、「コイルLの他端とスピーカ装置6との接続ライン」と「接地」との間に接続された3つのコンデンサC1〜C3を有している。各コンデンサC1〜C3は、それぞれ容量値が異なっている。具体的には、大方の場合、音響装置に接続されるスピーカ装置のインピーダンスは、8Ω、6Ω、または4Ωのうち、いずれかである。実施の形態の音響装置の場合、このような実情に鑑みて、あくまでも一例ではあるが、各コンデンサC1〜C3は、それぞれ接続されるスピーカ装置のインピーダンスが8Ω用の容量値、6Ω用の容量値、および4Ω用の容量値に設定されている。
また、各コンデンサC1〜C3は、それぞれ選択スイッチSW1〜SW3に接続されている。選択スイッチSW1〜SW3は、接続されたスピーカ装置6のインピーダンスに対応するコンデンサC1〜C3を選択するように、いずれかがオン制御される。
次に、第1の実施の形態の音響装置は、スピーカ装置6に対する音声信号の供給、およびインピーダンス測定部9に対するテスト信号の供給を切り替える第2スイッチ7および第3スイッチ8を有している。音声信号およびテスト信号は、第2スイッチ7の選択端子7cに供給される。第2スイッチ7は、音声信号の出力時には、選択端子7cで被選択端子7aを選択する。また、第2スイッチ7は、テスト信号の出力時には、選択端子7cで、インピーダンス測定部側の被選択端子7bを選択する。
第3スイッチ8は、音声信号の出力時には、選択端子3cで被選択端子3aを選択する。これにより、ローパスフィルタ5によりアナログ化された音声信号が、第2スイッチ7および第3スイッチ8を介してスピーカ装置6に供給される。また、第3スイッチ8は、テスト信号の出力時には、選択端子8cで、インピーダンス測定部側の被選択端子8bを選択する。これにより、ローパスフィルタ5によりアナログ化されたテスト信号が、第2スイッチ7および第3スイッチ8を介してインピーダンス測定部9に供給される。
次に、第1の実施の形態の音響装置は、それぞれテスト信号の選択時に選択される第2スイッチ7の被選択端子7bとインピーダンス測定部9との接続ラインに一端が接続され、第3スイッチ8の被選択端子8bとインピーダンス測定部9との接続ラインに他端が接続された抵抗Rを有している。換言すると、音響装置は、Dクラスアンプ部4の出力段に挿入接続された(直列に接続された)抵抗Rを有している。また、音響装置は、抵抗Rで検出されるテスト信号の電圧値を用いて、接続されているスピーカ装置6のインピーダンスを検出するインピーダンス測定部9を有している。抵抗Rおよびインピーダンス測定部9は、検出部の一例である。インピーダンス測定部9は、ローパスフィルタ5から出力されるテスト信号の電圧値を、抵抗Rの両端部の電位差から検出し、検出した電圧値を制御部12に供給する。
図2に、インピーダンス測定部9の回路図を示す。図2に示すように、インピーダンス測定部9は、電圧形成用のオペアンプ21と、直流電圧形成用の整流回路22、コンデンサC、分圧抵抗R1,R2と、アナログ/デジタル変換器23とを有している。オペアンプ21は、交流信号となっているテスト信号による、抵抗Rの両端の電位差を検出し、接続されているスピーカ装置6のインピーダンスに相当する交流電圧を出力する。整流回路22、コンデンサCおよび分圧抵抗R1,R2は、直流変換部を構成しており、オペアンプ21から供給された交流電圧を直流電圧に変換してA/D変換器23に供給する。A/D変換器23は、接続されているスピーカ装置6のインピーダンスに相当する直流電圧をデジタル化し制御部12に供給する。
次に、第1の実施の形態の音響装置は、各スピーカ装置のインピーダンス値(SPZ)と、各スピーカ装置のインピーダンス値に対応してインピーダンス測定部9で検出される電圧値とが、それぞれ関連付けされて記憶された電圧/SPZテーブル13を有している。制御部12は、インピーダンス測定部9で検出された、接続されているスピーカ装置6のインピーダンスに対応する電圧値で電圧/SPZテーブル13を参照する。そして、制御部12は、電圧/SPZテーブル13から、接続されているスピーカ装置6のインピーダンスを検出する。
次に、第1の実施の形態の音響装置は、各インピーダンスと、各インピーダンスに対応するコンデンサの容量値とのを関連付けて記憶したSPZ/Cテーブル14を有する。制御部12は、電圧/SPZテーブル13から、接続されているスピーカ装置6のインピーダンスを検出すると、この検出したインピーダンスに対応するコンデンサの容量値を、SPZ/Cテーブル14から検出する。
次に、第1の実施の形態の音響装置は、各コンデンサC1〜C3のうち、接続されているスピーカ装置6のインピーダンスに対応する容量値を有するコンデンサが用いられるように、各スイッチSW1〜SW3を切り替え制御部する切り替え制御部10を有する。制御部12は、SPZ/Cテーブル14から検出した容量値を切り替え制御部10に通知する。切り替え制御部10は、通知された容量値のコンデンサに対応する、いずれかのスイッチSW1〜SW3をオン制御する。そして、ローパスフィルタ5において、接続されているスピーカ装置6のインピーダンスに対応する容量値のコンデンサが用いられて、デジタル化された音声信号がアナログ化される。これにより、接続されたスピーカ装置6のインピーダンスに対応する周波数特性の音声情報を形成してスピーカ装置6に供給できる。
次に、第1の実施の形態の音響装置は、無負荷時の電源制御を行う電源制御部11を有している。制御部12は、インピーダンス測定部9により検出されたインピーダンス値が、音響装置にスピーカ装置6が接続されていない無負荷状態を示す場合、電源制御部11に対して、現在、無負荷であることを通知する。電源制御部11は、制御部12から無負荷であることが通知されると、Dクラスアンプ部4のパワートランジスタに供給している電源を停止制御する。これにより、スピーカ装置が接続されていない無負荷時において、Dクラスアンプ部4に無駄に電源が供給される不都合を防止でき、音響装置の消費電量を削減できる。
次に、図3のフローチャートを用いて、実施の形態の音響装置の周波数特性調整動作を説明する。図3のフローチャートにおいて、ステップS1では、制御部12が、音響装置の各部に対して電源を供給して起動状態とする。ステップS2では、制御部12が、接続されたスピーカ装置6のインピーダンスの測定モードがオンであるか否かを判別する。この測定モードの判別は、ステップS1で音響装置が起動される毎に行ってもよい。また、ユーザにより指定された際に行ってもよい。制御部12は、測定モードがオンであると判別した場合(ステップS2:Yes)、処理をステップS3に進める。また、制御部12は、測定モードがオンではないと判別した場合(ステップS2:No)、処理をステップS15に進める。測定モードがオンではない場合には、制御部12は、ステップS15において、通常のシーケンスで動作し、Dクラスアンプ部4およびローパスフィルタ5で生成された音声信号を、スピーカ装置6を介して出力する。
一方、測定モードがオンであると判別することで、ステップS3に処理を進めると、制御部12は、選択端子3cで被選択端子3bを選択するように第1スイッチ3を制御する。また、制御部12は、ステップS4において、選択端子7cおよび選択端子8cで、インピーダンス測定部9側の被選択端子7bおよび被選択端子8bをそれぞれ選択するように第2スイッチ7および第3スイッチ8を制御する。そして、制御部12は、ステップS5において、テスト信号を出力するように信号発生部2を制御する。なお、テスト信号は、スピーカ装置6に供給されても不具合を生ずることのない、例えば1kHzの周波数の交流信号となっている。また、ローパスフィルタ5の各スイッチSW1〜SW3のうち、初期状態で例えばスイッチSW1が選択されている。これにより、信号発生部2からのテスト信号が、Dクラスアンプ部4、ローパスフィルタ5を介してインピーダンス測定部9に供給される。
インピーダンス測定部9は、図2を用いて説明したように、スピーカ装置6のインピーダンスに対応する電圧値を生成し、デジタル化(A/D変換)して制御部12に供給する。制御部12は、ステップS6において、インピーダンス測定部9により検出されたスピーカ装置6のインピーダンスに対応する電圧値を読み取る。そして、制御部12は、ステップS7において、読み取った電圧値に相当するインピーダンス値を、電圧/SPZテーブル13から検出する。
ここで、制御部12は、ステップS8において、読み取った電圧値で電圧/SPZテーブル13を参照することで、現在、音響装置にスピーカ装置6が接続されていない無負荷状態であるか否かを判別する。無負荷状態であると判別した場合(ステップS8:Yes)、制御部12は、ステップS9において、無負荷状態であることを電源制御部11に通知する。電源制御部11は、無負荷状態であることを示す通知を受信すると、Dクラスアンプ部4のパワートランジスタに供給している電源を停止制御する。これにより、無負荷時において、無駄にDクラスアンプ部4が駆動されて電力が消費される不都合を防止できる。制御部12は、このような無負荷時における電源の停止制御を行うと、処理をステップS12に進める。
これに対して、現在、無負荷時ではないものと判別した場合(ステップS8:No)、制御部12は、処理をステップS10に進める。ステップS10では、制御部12が、ステップS7で検出したインピーダンス値に対応する容量値を、SPZ/Cテーブル14から検出する。そして、制御部12は、インピーダンス値に対応する容量値を、ステップS11において、切り替え制御部10に通知する。切り替え制御部10は、スイッチSW1〜スイッチSW3のうち、通知された容量値のコンデンサに対応するスイッチをオン制御する。これにより、接続されているスピーカ装置のインピーダンスに対応する容量値のコンデンサが選択され、ローパスフィルタ5のフィルタリング処理に用いられる。オン制御されたスイッチは、次回、測定モードが実行されるまでの間、オン状態が維持される。
次に、制御部12は、ステップS12において、テスト信号を停止するように信号発生部2を制御する。そして、制御部12は、ステップS13において、選択端子7cおよび選択端子8cで、スピーカ装置6側の被選択端子7aおよび被選択端子8aをそれぞれ選択するように第2スイッチ7および第3スイッチ8を制御する。また、制御部12は、ステップS14において、選択端子3cで被選択端子3aを選択するように第1スイッチ3を制御して、この図3のフローチャートの処理を終了する。
これにより、現在、接続されているスピーカ装置6のインピーダンスに対応する周波数特性に、スピーカ装置6に供給する音声信号の周波数特性を調整することができる。図4は、ローパスフィルタ5のコンデンサとして、接続されるスピーカ装置のインピーダンスが6Ω用のコンデンサを用いたときの、インピーダンス毎の周波数特性を示している。すなわち、音響装置に接続されているスピーカ装置が存在しない無負荷時、8Ωのインピーダンスのスピーカ装置6の接続時、6Ωのインピーダンスのスピーカ装置6の接続時、4Ωのインピーダンスのスピーカ装置6の接続時における音声信号の周波数特性をそれぞれ示している。なお、図4に示す「fc」の符号は、ローパスフィルタ5のカットオフ周波数を示している。一例ではあるが、この実施の形態の音響装置の場合、ローパスフィルタ5のカットオフ周波数fcを、可聴周波数帯域よりも高域側となる30kHzに設定している。
この図4において、基準となる波形は、6Ωのインピーダンスの波形である。ローパスフィルタ5のコンデンサとして、インピーダンスが6Ω用のコンデンサを用いて、6Ωのインピーダンスのスピーカ装置6が接続された場合、ローパスフィルタ5から出力される音声信号の周波数特性の波形は、カットオフ周波数手前まで一定のゲインを維持する。そして、カットオフ周波数手前から徐々にゲインが下降する周波数特性の波形となる。この6Ωの周波数特性の波形が得られるように、音響装置が設計される。
これに対して、無負荷時には、カットオフ周波数でゲインが大きくなる周波数特性の波形となる。また、8Ωのインピーダンスのスピーカ装置が接続された場合には、無負荷時のカットオフ周波数のゲインと、6Ωのインピーダンスのスピーカ装置が接続されたときのカットオフ周波数のゲインとの中間程度にゲインが大きくなる周波数特性の波形となる。また、4Ωのインピーダンスのスピーカ装置が接続された場合には、カットオフ周波数よりも、はるか手前からゲインが下がり、カットオフ周波数では大きくゲインが下降する周波数特性の波形となる。
このように音声信号の周波数特性に変化が生ずると、想定(調整)した周波数特性から外れた音声がスピーカ装置6から出力される不都合を生ずる。また、高域のゲインが高くなった音声信号がスピーカ装置6に供給された場合には、スピーカ装置6に大きな負荷がかかるおそれがある。
さらに、Dクラスアンプ部4は、アナログの音声信号をデジタル化するアンプ部に、ローパスフィルタ5の出力を負帰還しているが、音声信号の周波数特性に変化が生ずると、アンプ部で取り扱う各信号の位相に、設計時の想定以上のずれが発生する不都合を生ずる。
このため、実施の形態の音響装置は、ローパスフィルタ5の各コンデンサC1〜C3のうち、接続されているスピーカ装置6のインピーダンスに対応する容量値のコンデンサを選択する。これにより、ローパスフィルタ5でアナログ化する音声信号を、接続されているスピーカ装置6のインピーダンスに対応する周波数特性の音声信号に調整して、スピーカ装置6に供給することができる。具体的には、例えば図5の(a)の符号を付した図に示すように、接続されたスピーカ装置6のインピーダンスの影響で、ローパスフィルタ5のカットオフ周波数fcで音声信号のゲインが上がる周波数特性(調整前)となっていたとする。この周波数特性(調整前)の音声信号を、図5の(b)の符号を付した図に示すように、カットオフ周波数fcの手前から緩やかに下降する理想的な波形の周波数特性の音声信号に調整することができる。このため、スピーカ装置6のインピーダンスに対応する周波数特性の音声信号をスピーカ装置6に供給することができ、接続されたスピーカ装置に応じて安定した周波数特性の音響出力を得ることができる。
従って、設計時に想定したインピーダンスのスピーカ装置が接続された際に、周波数特性がずれている音声信号をスピーカ装置に供給して、スピーカ装置に大きな負荷がかかる不都合を防止することができる。
また、Dクラスアンプ部4は、アナログの音声信号をデジタル化するアンプ部に、ローパスフィルタ5の出力を負帰還しているが、上述のように周波数特性が調整された音声信号を負帰還することができる。このため、周波数特性が変化した音声信号が負帰還され、アンプ部で取り扱う各信号の位相に、設計時の想定以上のずれが発生する不都合を防止することができる。
なお、上述の実施の形態の説明では、電圧/SPZテーブル13およびSPZ/Cテーブル14を参照して、スピーカ装置6のインピーダンスに対応するコンデンサの容量値を検出し、検出した容量値のコンデンサを選択制御した。このようなコンデンサの選択制御は、以下のようにしてもよい。インピーダンス測定部9で検出されたスピーカ装置6のインピーダンスに対応する電圧値を「V」、抵抗Rの抵抗値を「R」、接続されたスピーカ装置6のインピーダンスに対応する抵抗値を「R1」とする。制御部12は、「I=V/(R+R1)」の演算を行い、接続されたスピーカ装置6のインピーダンスに相当する電流値「I」を算出する。そして、各電流値とコンデンサの容量値とを関連付けて記憶したI/Cテーブルを参照し、算出した電流値に対応する容量値を検出し、この検出した容量値のコンデンサCを選択するように、切り替え制御部10を制御する。この場合でも、接続されているスピーカ装置6のインピーダンスに対応して音声信号の周波数特性を調整可能なコンデンサを選択し、上述と同じ効果を得ることができる。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態の音響装置の説明をする。上述の第1の実施の形態の音響装置は、それぞれ容量値の異なるコンデンサのうち、接続されたスピーカ装置のインピーダンスに対応する容量値のコンデンサを選択するものであった。これに対して、第2の実施の形態の音響装置は、容量値を変更可能な可変コンデンサを設け、接続されたスピーカ装置のインピーダンスに応じた周波数特性の音声信号が形成される容量値に、可変コンデンサの容量値を変更制御するようにしたものである。なお、上述の第1の実施の形態と、以下に説明する第2の実施の形態とでは、この点のみが異なる。このため、以下、両者の差異のみ説明し、重複した説明は省略する。
次に、第2の実施の形態の音響装置の説明をする。上述の第1の実施の形態の音響装置は、それぞれ容量値の異なるコンデンサのうち、接続されたスピーカ装置のインピーダンスに対応する容量値のコンデンサを選択するものであった。これに対して、第2の実施の形態の音響装置は、容量値を変更可能な可変コンデンサを設け、接続されたスピーカ装置のインピーダンスに応じた周波数特性の音声信号が形成される容量値に、可変コンデンサの容量値を変更制御するようにしたものである。なお、上述の第1の実施の形態と、以下に説明する第2の実施の形態とでは、この点のみが異なる。このため、以下、両者の差異のみ説明し、重複した説明は省略する。
図6は、第2の実施の形態の音響装置の回路図である。この図6に示すように、第2の実施の形態の音響装置は、コイルLと第2スイッチ7とを接続する接続ラインと、接地との間に設けられた可変コンデンサVCを有する。また、音響装置は、可変コンデンサVCの容量値を可変制御する変更制御部30を有する。また、音響装置は、各電圧値と、各電圧値に対応するインピーダンス値とを関連付けて記憶した電圧/SPZテーブル31を有する。また、音響装置は、各インピーダンス値と、コンデンサの各容量値とを関連付けて記憶したSPZ/Cテーブル32を有する。
このような第2の実施の形態の音響装置は、上述の測定モードにおいて、インピーダンス測定部9が、接続されているスピーカ装置6のインピーダンスに対応するテスト信号の電圧値を検出する。電圧/SPZテーブル31には、例えばインピーダンス測定部9で検出された電圧値が1Vのときは4Ωのインピーダンス値、電圧値が1.1Vのときは4.1Ωのインピーダンス値、電圧値が1.2Vのときは4.2Ωのインピーダンス値・・・等のように、高分解能で各電圧値および各インピーダンス値が関連付けされて記憶されている。制御部12は、インピーダンス測定部9で検出された電圧値に対応するインピーダンス値を、電圧/SPZテーブル31から検出する。
次に、SPZ/Cテーブル32には、インピーダンス値が4Ωのときは0.1μFの容量値、インピーダンス値が4.1Ωのときは0.2μFの容量値、インピーダンス値が4.2Ωのときは0.3μFの容量値・・・等のように、高分解能で各インピーダンス値および各容量値が関連付けされて記憶されている。制御部12は、電圧/SPZテーブル31から検出したインピーダンス値に対応するコンデンサの容量値を、SPZ/Cテーブル32から検出する。
次に、制御部12は、検出した容量値を変更制御部30に通知する。変更制御部30は、通知された容量値となるように、可変コンデンサVCの容量値を変更制御する。これにより、接続されているスピーカ装置のインピーダンスに対応するように、音声信号の周波数特性を調整することができ、上述の実施の形態と同じ効果を得ることができる。また、この第2の実施の形態の音響装置の場合、接続されているスピーカ装置6のインピーダンス値に応じて、可変コンデンサVCの容量値を細かく調整できる。このため、接続されるスピーカ装置6の各個体毎に個別に対応して可変コンデンサVCの容量値を細かく調整できる。従って、音声信号の周波数特性を、接続されているスピーカ装置6に対して、より適した周波数特性に調整することができる。
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態の音響装置の説明をする。上述の各実施の形態では、接続されているスピーカ装置のインピーダンスに応じて、コンデンサの容量値を変更するものであった。これに対して、第3の実施の形態の音響装置は、ローパスフィルタ5の構成を、共通のコンデンサに対して、複数のインダクタ(例えば、コイル)を切り替えて接続する構成としたものである。なお、上述の各実施の形態と、以下に説明する第3の実施の形態とでは、この点のみが異なる。このため、以下、差異の部分のみ説明し、重複した説明は省略する。
次に、第3の実施の形態の音響装置の説明をする。上述の各実施の形態では、接続されているスピーカ装置のインピーダンスに応じて、コンデンサの容量値を変更するものであった。これに対して、第3の実施の形態の音響装置は、ローパスフィルタ5の構成を、共通のコンデンサに対して、複数のインダクタ(例えば、コイル)を切り替えて接続する構成としたものである。なお、上述の各実施の形態と、以下に説明する第3の実施の形態とでは、この点のみが異なる。このため、以下、差異の部分のみ説明し、重複した説明は省略する。
図7は、第3の実施の形態の音響装置の回路図である。この図7において、第3の実施の形態の音響装置は、Dクラスアンプ部4からの音声出力をアナログ化するローパスフィルタ5が、第1コイルL1〜第3コイルL3を有している。また、音響装置は、第1コイルL1〜第3コイルL3のうち、いずれかのコイルを選択して共通のコンデンサCに供給する第4スイッチ40と、第4スイッチ40を切り替え制御する切り替え制御部41とを有している。また、音響装置は、各インピーダンス値と、第1コイルL1〜第3コイルL3のうち、各インピーダンス値に対応する、いずれかのコイルとが関連付けられて記憶されたSPZ/Lテーブル42を有している。
一例ではあるが、第1コイルL1は、接続されたスピーカ装置6のインピーダンスが8Ωである場合に選択されるコイルである。同様に、第2コイルL2は、インピーダンスが6Ωである場合に選択されるコイル、第3コイルL3は、インピーダンスが4Ωである場合に選択されるコイルである。
このような第3の実施の形態の音響装置は、測定モード時において、インピーダンス測定部9で、接続されているスピーカ装置6のインピーダンスに相当する電圧値が検出される。制御部12は、検出された電圧値に相当するインピーダンス値を、電圧/SPZテーブル13から検出する。また、制御部12は、電圧/SPZテーブル13から検出したインピーダンス値に対応するコンデンサをSPZ/Lテーブル42から検出する。
次に、制御部12は、SPZ/Lテーブル42から検出したコイルを切り替え制御部41に通知する。切り替え制御部41は、通知されたコイルを選択するように、第4スイッチ40を切り替え制御する。これにより、現在、接続されているスピーカ装置6のインピーダンスに対応する周波数特性に、音声信号の周波数特性を調整することができる他、上述の各実施の形態と同じ効果を得ることができる。
上述の各実施の形態は、例として提示したものであり、本発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な各実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことも可能である。各実施の形態および各実施の形態の変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 音声信号の入力端子
2 テスト信号の信号発生部
3 第1スイッチ
4 Dクラスアンプ部
5 ローパスフィルタ
6 スピーカ装置
7 第2スイッチ
8 第3スイッチ
9 インピーダンス測定部
11 電源制御部
12 制御部
13 電圧/SPZテーブル
14 SPZ/Cテーブル
21 オペアンプ
22 整流回路
23 アナログ/デジタル変換器
31 電圧/SPZテーブル
32 SPZ/Cテーブル
40 第4スイッチ
41 切り替え制御部
42 SPZ/Lテーブル
C1 8Ω用のコンデンサ
C2 6Ω用のコンデンサ
C3 4Ω用のコンデンサ
L コイル
L1 8Ω用のコイル
L2 6Ω用のコイル
L3 4Ω用のコイル
VC 可変コンデンサ
2 テスト信号の信号発生部
3 第1スイッチ
4 Dクラスアンプ部
5 ローパスフィルタ
6 スピーカ装置
7 第2スイッチ
8 第3スイッチ
9 インピーダンス測定部
11 電源制御部
12 制御部
13 電圧/SPZテーブル
14 SPZ/Cテーブル
21 オペアンプ
22 整流回路
23 アナログ/デジタル変換器
31 電圧/SPZテーブル
32 SPZ/Cテーブル
40 第4スイッチ
41 切り替え制御部
42 SPZ/Lテーブル
C1 8Ω用のコンデンサ
C2 6Ω用のコンデンサ
C3 4Ω用のコンデンサ
L コイル
L1 8Ω用のコイル
L2 6Ω用のコイル
L3 4Ω用のコイル
VC 可変コンデンサ
Claims (6)
- 音声情報をデジタル化して出力する増幅部と、
スピーカ部のインピーダンスを検出する検出部と、
前記増幅部の後段に設けられ、デジタル化された前記音声情報をアナログ化すると共に、それぞれ異なる周波数特性の音声情報を形成する変換部と、
検出されたスピーカ部のインピーダンスに対応する周波数特性の音声情報を形成して前記スピーカ部に供給するように、前記変換部を制御する制御部と
を有する音響装置。 - 前記変換部は、共通のインダクタと、前記インダクタに接続された、それぞれ異なる容量値の複数の容量素子と、前記各容量素子を選択するための選択素子と、を備え、
前記制御部は、前記選択素子を選択制御することで、前記スピーカ部のインピーダンス特性に対応する周波数特性の音声情報を形成するように、前記変換部を制御すること
を特徴とする請求項1に記載の音響装置。 - 前記変換部は、共通のインダクタと、前記インダクタに接続された、容量値を変更可能な可変容量素子と、を備え、
前記制御部は、前記可変容量素子の容量値を可変制御することで、前記スピーカ部のインピーダンス特性に対応する周波数特性の音声情報を形成するように、前記変換部を制御すること
を特徴とする請求項1に記載の音響装置。 - 前記変換部は、それぞれ異なるインダクタンスの複数のインダクタと、共通の容量素子と、いずれかの前記インダクタを選択して前記容量素子に接続する選択素子と、を備え、
前記制御部は、前記選択素子を選択制御することで、前記スピーカ部のインピーダンス特性に対応する周波数特性の音声情報を形成するように、前記変換部を制御すること
を特徴とする請求項1に記載の音響装置。 - 前記制御部は、前記検出部で検出されたインピーダンスに応じて、前記スピーカ部の接続の有無を判別し、前記スピーカ部の非接続を判別した場合に、前記増幅部に供給する電源を停止制御すること
を特徴とする請求項1〜請求項4のうち、いずれか一項に記載の音響装置。 - 増幅部が、音声情報をデジタル化して出力する増幅ステップと、
検出部が、スピーカ部のインピーダンスを検出する検出ステップと、
前記増幅部の後段に設けられた変換部が、デジタル化された前記音声情報をアナログ化すると共に、それぞれ異なる周波数特性の音声情報を形成する変換ステップと、
制御部が、検出されたインピーダンスに応じて、前記スピーカ部のインピーダンス特性に対応する周波数特性の音声情報を形成して前記スピーカ部に供給するように、前記変換部を制御する制御ステップと
を有する周波数特性調整方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013270382A JP2015126444A (ja) | 2013-12-26 | 2013-12-26 | 音響装置、および周波数特性調整方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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- 2013-12-26 JP JP2013270382A patent/JP2015126444A/ja active Pending
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