JP4791191B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4791191B2
JP4791191B2 JP2006015336A JP2006015336A JP4791191B2 JP 4791191 B2 JP4791191 B2 JP 4791191B2 JP 2006015336 A JP2006015336 A JP 2006015336A JP 2006015336 A JP2006015336 A JP 2006015336A JP 4791191 B2 JP4791191 B2 JP 4791191B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
capacitor structure
ferroelectric
insulating film
interlayer insulating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006015336A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007201002A (ja
Inventor
義正 堀井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Semiconductor Ltd
Original Assignee
Fujitsu Semiconductor Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Semiconductor Ltd filed Critical Fujitsu Semiconductor Ltd
Priority to JP2006015336A priority Critical patent/JP4791191B2/ja
Priority to KR1020060070287A priority patent/KR100852413B1/ko
Priority to US11/515,875 priority patent/US8222683B2/en
Publication of JP2007201002A publication Critical patent/JP2007201002A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4791191B2 publication Critical patent/JP4791191B2/ja
Priority to US13/403,321 priority patent/US8497539B2/en
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/02Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having at least one potential-jump barrier or surface barrier; including integrated passive circuit elements with at least one potential-jump barrier or surface barrier
    • H01L27/04Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having at least one potential-jump barrier or surface barrier; including integrated passive circuit elements with at least one potential-jump barrier or surface barrier the substrate being a semiconductor body
    • H01L27/10Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having at least one potential-jump barrier or surface barrier; including integrated passive circuit elements with at least one potential-jump barrier or surface barrier the substrate being a semiconductor body including a plurality of individual components in a repetitive configuration
    • H01L27/105Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having at least one potential-jump barrier or surface barrier; including integrated passive circuit elements with at least one potential-jump barrier or surface barrier the substrate being a semiconductor body including a plurality of individual components in a repetitive configuration including field-effect components
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L28/00Passive two-terminal components without a potential-jump or surface barrier for integrated circuits; Details thereof; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L28/40Capacitors
    • H01L28/55Capacitors with a dielectric comprising a perovskite structure material
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B53/00Ferroelectric RAM [FeRAM] devices comprising ferroelectric memory capacitors
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B53/00Ferroelectric RAM [FeRAM] devices comprising ferroelectric memory capacitors
    • H10B53/30Ferroelectric RAM [FeRAM] devices comprising ferroelectric memory capacitors characterised by the memory core region

Description

本発明は、下部電極と上部電極との間に誘電体膜が挟持されてなるキャパシタ構造を有する半導体装置及びその製造方法に関し、特に、誘電体膜が強誘電特性を有する強誘電体膜である強誘電体キャパシタ構造を有する半導体装置に適用して好適である。
近年、強誘電体の分極反転を利用して情報を強誘電体キャパシタ構造に保持する強誘電体メモリ(FeRAM)の開発が進められている。強誘電体メモリは、フラッシュメモリやEEPROMと比較して低消費電力、書き換え回数、書き換え速度の点で優れており、ICカード、SIM等の用途に用いられている。また、強誘電体メモリは、電源を断っても保持された情報が消失しない不揮発メモリであり、高集積度、高速駆動、高耐久性、及び低消費電力の実現が期待できることから特に注目されている。
特許第3591497号
近年、半導体装置の微細化・高集積化が益々進行しており、FeRAMにも同様の期待が高まっている。更に、FeRAMのような半導体メモリに対しては蓄積電荷量の増加も要請されている。このようにFeRAMでは、微細化・高集積化と蓄積電荷量の増加という相反する要請を満たすべく、メモリセルのサイズの縮小を図ると共に、強誘電体キャパシタ構造の占有面積の増加を図ることが要求されている。
この点、複数の強誘電体キャパシタ構造が列方向に上部電極または下部電極を共通として2層構造に複数形成してなる構成が、特許文献1に開示されている。しかしながら、特許文献1の技術は、上記のように上部電極または下部電極を共通とするため、列方向の複数の強誘電体キャパシタ構造に対して1つの選択トランジスタが設けられた特殊な構成に限定されている。この構成では、メモリセルの十分な集積化を図ることは困難である。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、微細化・高集積化及び蓄積電荷量の増加を実現し、信頼性の高いメモリ構造を得ることを可能とする半導体装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の半導体装置は、半導体基板の上方に形成されており、下部電極と上部電極とにより誘電体膜を挟持してなる1つのキャパシタ構造と、前記キャパシタ構造を選択するための1つのトランジスタとを含み1つのメモリセルが構成されており、前記各メモリセルの前記キャパシタ構造は、前記半導体基板の表面からの高さが相異なる少なくとも2層の層間絶縁膜のいずれか1層内にそれぞれ形成されており、積層された2層の前記層間絶縁膜に挟持された絶縁膜内に形成された1層構造として、上層の前記層間絶縁膜内に形成された前記キャパシタ構造の前記下部電極と第1の接続プラグとの間、下層の前記層間絶縁膜内に形成された前記キャパシタ構造の前記上部電極と第2の接続プラグとの間、及び前記上層の前記層間絶縁膜内と前記下層の前記層間絶縁膜内に形成された一対の第3の接続プラグ間を接続する各部位に、それぞれ導電性の保護下地膜が形成されている
本発明の半導体装置の製造方法は、複数のメモリセルを備えてなる半導体装置の製造方法であって、半導体基板の上方にトランジスタを形成する工程と、1つの前記トランジスタと対応するように、前記トランジスタの上方に、下部電極と上部電極とにより誘電体膜を挟持してなる1つのキャパシタ構造を形成する工程とを含み、前記各メモリセルの前記キャパシタ構造を、前記半導体基板の表面からの高さが相異なる少なくとも2層の層間絶縁膜のいずれか1層内にそれぞれ形成し、積層された2層の前記層間絶縁膜に挟持された絶縁膜内に形成された1層構造として、上層の前記層間絶縁膜内に形成された前記キャパシタ構造の前記下部電極と第1の接続プラグとの間、下層の前記層間絶縁膜内に形成された前記キャパシタ構造の前記上部電極と第2の接続プラグとの間、及び前記上層の前記層間絶縁膜内と前記下層の前記層間絶縁膜内に形成された一対の第3の接続プラグ間を接続する各部位に、それぞれ導電性の保護下地膜を形成する
本発明によれば、微細化・高集積化及び蓄積電荷量の増加を実現し、信頼性の高いメモリ構造を得ることが可能となる。
−本発明の基本骨子−
本発明では、FeRAMに代表される半導体メモリの可及的な微細化・高集積化を図るも、蓄積電荷量の大幅な増加を実現するメモリセル構成として、各メモリセル毎に1つの強誘電体キャパシタ構造と1つの選択トランジスタとを有する1トランジスタ1キャパシタ(1T1C)構造を採用し、各キャパシタ構造を、半導体基板の表面からの高さが相異なる少なくとも2層の層間絶縁膜のいずれか1層内にそれぞれ配する。
1T1C構造は、更なる高集積化の実現を可能とする構造である。本発明では、この1T1C構造の半導体メモリを前提として、メモリセルの集積度の可及的な増加を図るも、各キャパシタ構造を、半導体基板の表面からの高さが相異なる少なくとも2層の階層状に配することにより、メモリセルにおけるキャパシタ構造の占有面積を増加させることが可能となる。
本発明は、各キャパシタ構造の下部電極下及び上部電極上にそれぞれ接続プラグが設けられてなるスタック型の半導体メモリ、及び各キャパシタ構造の下部電極上及び上部電極上にそれぞれ接続プラグが設けられてなるスタック型の半導体メモリの双方に適用可能である。また、半導体メモリとしては、主に強誘電性の誘電体膜(強誘電体膜)をキャパシタ絶縁膜として有するFeRAMに適用して好適である。
ところで、FeRAMでは、水素の発生による強誘電体膜への影響が問題となる。即ち、水素が強誘電体膜中に侵入すると、強誘電体膜の酸素と反応して強誘電体膜に酸素欠陥が形成され結晶性が低下する。また、強誘電体メモリの長期間の使用によっても同様の現象が発生する。その結果、強誘電体膜の残留分極量や誘電率が低下するなどの強誘電体キャパシタ構造の性能劣化が発生する。また、このような水素の浸入により、強誘電体キャパシタ構造に限らず、トランジスタ等の性能が劣化することがある。
このように強誘電体膜へ影響を及ぼす水素の主な発生原因としては、(1)外部からの水分の侵入、(2)接続プラグからの水素の発生が挙げられる。
(1)シリコン酸化膜等の水との親和性の高い層間絶縁膜を介して外部から水分が侵入す ると、当該水分が層間絶縁膜やメタル配線成膜時の高温プロセス中で水素と酸素と に分解する。この水素が強誘電体膜中に侵入する。
(2)例えばWを材料とした接続プラグを形成する際に、CVD法等によるW等の堆積で 接続プラグ内に水素が取り込まれる。この水素が強誘電体膜中に侵入する。
また、FeRAMでは、強誘電体膜をパターニングした後に、エッチング時に受けた強誘電体膜のダメージを回復するために、酸素アニール処理を実行する必要がある。しかしながら、この酸素アニール処理により接続プラグに異常酸化をもたらす虞れがある。
本発明では、スタック型及びプレーナ型の各FeRAMにおいて、主に(1)に起因する水素の強誘電体膜中への侵入を抑止するため、各層間絶縁膜内において、各キャパシタ構造を覆うように、アルミナ等を材料とする保護絶縁膜を形成する。
また、スタック型のFeRAMにおいて、主に(2)に起因する水素の強誘電体膜中への侵入の抑止、及び接続プラグの異常酸化の抑止を実現するため、以下の(a),(b)の構成を採用する。
(a)各キャパシタ構造の下部電極と接続プラグとの間に、例えば当該下部電極と同一形状の導電性の保護下地膜を形成する。この保護下地膜としては、TiAlNの単層、TiNとTiAlNとの積層構造等とするのが好適である。なお、この保護下地膜を形成する代わりに、強誘電体キャパシタ構造の下部電極(Ir等)を通常よりも厚く形成しても良い。
(b)本発明が少なくとも2層の各層間絶縁膜内にFeRAMの各強誘電体キャパシタ構造が設けられることから、当該構成に特化した構造として、隣接して積層された2層の層間絶縁膜に挟持された1層構造に、導電性の保護下地膜を形成する。当該層構造を構成する各保護下地膜は、上部の層間絶縁膜の強誘電体キャパシタでは下部電極と前記接続プラグとの間、下部の層間絶縁膜の強誘電体キャパシタでは上部電極と接続プラグとの間、及び上下の接続プラグ間(のうちの少なくとも一部位)に、例えば接続プラグの上面と整合する形状に形成することが好適である。この保護下地膜としては、TiAlNの単層、TiNとTiAlNとの積層構造、Ir等を材料として用いるのが好適である。
上記のように、保護絶縁膜や各種の保護下地膜を形成することにより、FeRAMで特に顕著に見られる水分・水素による強誘電体膜への悪影響を可及的に抑止することが可能となり、また、接続プラグの異常酸化を抑止することができ、信頼性の高い強誘電体キャパシタが実現する。
−本発明を適用した好適な緒実施形態−
以下、本発明を1T1C構造のFeRAMに適用した好適な緒実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、説明の便宜上、各実施形態におけるFeRAMの構成をその製造方法と共に説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態では、スタック型のFeRAMの構成及びその製造方法について説明する。
図1〜図7は、第1の実施形態によるスタック型のFeRAMの構成をその製造方法と共に工程順に示す概略断面図である。
初めに、図1(a)に示すように、シリコン半導体基板10上に選択トランジスタ、図示の例ではトランジスタ構造20a,20b,20c,20dを形成する。ここで、トランジスタ構造20a,20b,20c,20dはCMOSトランジスタを構成し、20a,20bがNMOSトランジスタ、20c,20dがPMOSトランジスタとなる。
詳細には、先ず、シリコン半導体基板10の表層に例えばSTI(Shallow Trench Isolation)法により素子分離構造11を形成し、素子活性領域を確定する。
次に、PMOSトランジスタとなるトランジスタ構造20c,20dの素子活性領域(以下、P活性領域と言う)を覆い、NMOSトランジスタとなるトランジスタ構造20a,20bの形成領域(以下、N活性領域と言う)を露出させる開口を有するレジストマスク(不図示)を形成する。
そして、このレジストマスクを用いて、N活性領域にP型不純物、ここではホウ素(B)を例えばドーズ量3.0×1013/cm2、加速エネルギー300keVの条件でイオン注入し、N活性領域にP型ウェル12aを形成する。レジストマスクは灰化処理等により除去する。
次に、N活性領域を覆いP活性領域を露出させる開口を有するレジストマスク(不図示)を形成する。
そして、このレジストマスクを用いて、P活性領域にN型不純物、ここではリン(P)を例えばドーズ量3.0×1013/cm2、加速エネルギー600keVの条件でイオン注入し、P活性領域にN型ウェル12bを形成する。レジストマスクは灰化処理等により除去する。
次に、P,N活性領域にそれぞれ熱酸化等により膜厚3.0nm程度の薄いゲート絶縁膜13を形成し、ゲート絶縁膜13上にCVD法により膜厚180nm程度の多結晶シリコン膜及び膜厚29nm程度の例えばシリコン窒化膜を堆積する。そして、シリコン窒化膜、多結晶シリコン膜、及びゲート絶縁膜13をリソグラフィー及びそれに続くドライエッチングにより電極形状に加工することにより、P,N活性領域においてゲート絶縁膜13上にゲート電極14をそれぞれパターン形成する。このとき同時に、各ゲート電極14上にはシリコン窒化膜からなるキャップ膜15がパターン形成される。
次に、P活性領域を覆いN活性領域を露出させる開口を有するレジストマスク(不図示)を形成する。
そして、このレジストマスク及びキャップ膜15をマスクとして、N活性領域にN型不純物、ここではAsを例えばドーズ量5.0×1014/cm2、加速エネルギー10keVの条件でイオン注入し、いわゆるLDD領域16aを形成する。
次に、全面に例えばシリコン酸化膜をCVD法により堆積し、このシリコン酸化膜をいわゆるエッチバックすることにより、N活性領域におけるゲート電極14及びキャップ膜15の側面のみにシリコン酸化膜を残してサイドウォール絶縁膜17を形成する。
次に、レジストマスク、キャップ膜15及びサイドウォール絶縁膜17をマスクとして、N活性領域にN型不純物、ここではPをLDD領域16aよりも不純物濃度が高くなる条件、例えばドーズ量5.0×1014/cm2、加速エネルギー13keVの条件でイオン注入し、LDD領域16aと重畳されるソース/ドレイン領域18aを形成して、NMOSトランジスタとなるトランジスタ構造20a,20bを完成させる。レジストマスクは灰化処理等により除去する。
次に、N活性領域を覆いP活性領域を露出させる開口を有するレジストマスク(不図示)を形成する。
そして、このレジストマスク及びキャップ膜15をマスクとして、P活性領域にP型不純物、ここではBを例えばドーズ量1.0 ×1013/cm2、加速エネルギー15keVの条件でイオン注入し、いわゆるLDD領域16bを形成する。
次に、全面に例えばシリコン酸化膜をCVD法により堆積し、このシリコン酸化膜をいわゆるエッチバックすることにより、P活性領域におけるゲート電極14及びキャップ膜15の側面のみにシリコン酸化膜を残してサイドウォール絶縁膜17を形成する。
次に、レジストマスク、キャップ膜15及びサイドウォール絶縁膜17をマスクとして、P活性領域にP型不純物、ここではBをLDD領域16bよりも不純物濃度が高くなる条件、例えばドーズ量2.0 ×1013/cm2、加速エネルギー5keVの条件でイオン注入し、LDD領域16aと重畳されるソース/ドレイン領域18aを形成して、PMOSトランジスタとなるトランジスタ構造20c,20dを完成させる。レジストマスクは灰化処理等により除去する。
続いて、図1(b)に示すように、トランジスタ構造20a,20b,20c,20dの保護膜21及び絶縁膜22を形成する。
詳細には、トランジスタ構造20a,20b,20c,20dを覆うように、保護膜21及び絶縁膜22を順次堆積する。ここで、保護膜21としては、シリコン酸化膜を材料とし、CVD法により膜厚20nm程度に堆積する。絶縁膜22としては、例えばプラズマSiO膜(膜厚20nm程度)、プラズマSiN膜(膜厚80nm程度)及びプラズマTEOS膜(膜厚1000nm程度)を順次成膜した積層構造を形成し、積層後、化学機械研磨(CMP)により膜厚が700nm程度となるまで研磨する。
続いて、図1(c)に示すように、トランジスタ構造20a,20b,20c,20dのソース/ドレイン領域18a,18b(ソース/ドレイン領域18aについてはその一方)と接続される各プラグ36を形成する。
先ず、トランジスタ構造20a,20b,20c,20dへの各ビア孔34を形成する。
詳細には、絶縁膜22及び保護膜21をリソグラフィー及びそれに続くドライエッチングにより加工し、ソース/ドレイン領域18aの一方、及びソース/ドレイン領域18bの表面の一部を露出させるビア孔34をそれぞれ形成する。
次に、ビア孔34の各壁面を覆うように、スパッタ法により例えばTiN膜を膜厚75nm程度に堆積して、下地膜(グルー膜)35を形成する。そして、CVD法によりグルー膜35を介してビア孔34を埋め込むように、W,TiAlN,TiN,Ti,Al,Cu,Ru,SRO,Irの単膜又は積層膜、ここではW膜を形成する。その後、CMPにより絶縁膜21をストッパーとしてW膜及びグルー膜35を研磨し、ビア孔34内をグルー膜35を介してWで埋め込むプラグ36を形成する。
続いて、図2(a)に示すように、酸化防止膜37及びプラズマTEOS膜38を形成した後、トランジスタ構造20a,20bのソース/ドレイン領域18aの他方と接続される各プラグ42を形成する。
詳細には、先ず、プラグ36の酸化防止膜37を、CVD法等により例えばSiONを材料として膜厚130nm程度に形成する。
次に、プラズマCVD法により、膜厚200nm程度のプラズマTEOS膜38を形成する。
次に、プラズマTEOS膜38、酸化防止膜37、絶縁膜22、及び保護膜21をリソグラフィー及びそれに続くドライエッチングにより加工し、ソース/ドレイン領域18aの他方の表面の一部を露出させるビア孔39をそれぞれ形成する。
次に、ビア孔39の各壁面を覆うように、スパッタ法により例えばTiN膜を膜厚75nm程度に堆積して、下地膜(グルー膜)41を形成する。そして、CVD法によりグルー膜41を介してビア孔39を埋め込むように、W,TiAlN,TiN,Ti,Al,Cu,Ru,SRO,Irの単膜又は積層膜、ここではW膜を形成する。その後、CMPによりプラズマTEOS膜38をストッパーとしてW膜及びグルー膜41を研磨し、ビア孔39内をグルー膜41を介してWで埋め込むプラグ42を形成する。
続いて、図2(b)に示すように、後述の強誘電体キャパシタ構造30を形成するための保護下地膜43、下部電極層44、強誘電体膜45、下層上部電極層46、及び上層上部電極層47をそれぞれ形成する。
詳細には、先ず、強誘電体膜45の後述する酸素アニール処理に起因するプラグ42の異常酸化、及びプラグ42の形成時に当該プラグ42内に取り込まれた水素の強誘電体膜45への影響を共に抑制するため、導電膜である保護下地膜43を、例えばスパッタ法により膜厚100nm程度に形成する。保護下地膜43の材料としては、TiAlNの単層、TiNとTiAlNとの積層構造等、ここではTiNとTiAlNとの積層構造とする。
次に、スパッタ法により、膜厚100nm程度に例えばIrを堆積し、下部電極層44を形成する。
次に、MOCVD法により、450℃〜650℃程度、ここでは550℃にて下部電極層44上に強誘電体である例えばPZTからなる強誘電体膜45を膜厚100nm程度に堆積する。この際、強誘電体膜45が成膜当初アモルファス状態にある場合はRTA処理を施して当該強誘電体膜45を結晶化する。すでに強誘電体45が結晶化している場合は必ずしもRTA処理を必要としない。
次に、反応性スパッタ法により、強誘電体膜45上に例えば導電性酸化物であるIrO2を膜厚100nm程度に堆積し、下層上部電極層46を形成する。
そして、スパッタ法により、下層上部電極層46上に例えばIrを膜厚100nm程度に堆積し、上部電極層47を形成する。
なお、下部電極層44、強誘電体膜45、下層上部電極層46、及び上層上部電極層47の材料としては、上記の場合も含め、Ir,IrOx(典型的にはx=2),Pt,SRO,LNO,LSCO,Ru,RuO2、SrRuO3等から選ばれた少なくとも1種がそれぞれ用いられる。
続いて、図2(c)に示すように、ハードマスク材料48を形成する。
詳細には、上層上部電極層47上に、CVD法等により例えばTEOS膜を膜厚600nm程度に堆積し、ハードマスク材料48を形成する。
続いて、図3(a)に示すように、下層の強誘電体キャパシタ構造30を形成する。
詳細には、ハードマスク材料48を用い、例えば400℃にて、上層上部電極層47、下層上部電極層46、強誘電体膜45、下部電極層44、及び保護下地膜43を一括エッチングする。そして、ハードマスク材料48をウェットエッチング等で除去することにより、N活性領域にプラグ42と保護下地膜43を介し、下部電極層44からなる下部電極51と、下層上部電極層46及び上層上部電極層47の積層構造である上部電極52とで強誘電体膜45を挟持してなる、強誘電体キャパシタ構造30が完成する。
続いて、図3(b)に示すように、強誘電体キャパシタ構造30を覆う第1の層間絶縁膜49を形成する。
詳細には、例えば高密度プラズマ(HDP)CVD法により、強誘電体キャパシタ構造30を覆うようにシリコン酸化膜を膜厚1300nm程度に堆積した後、CMPによりシリコン酸化膜の表面を平坦化して、第1の層間絶縁膜49を形成する。この第1の層間絶縁膜49内に複数(図示の例では2個)の強誘電体キャパシタ構造30が内包される。このとき、強誘電体キャパシタ構造30と第1の層間絶縁膜49とにより下層キャパシタ層40が構成される。
続いて、図3(c)に示すように、ビア孔53を形成する。
詳細には、リソグラフィー及びドライエッチングにより、強誘電体キャパシタ構造30の上部電極52の上方に整合した部位で第1の層間絶縁膜49をパターニングし、上部電極52の表面の一部を露出させるビア孔53を形成する。
その後、強誘電体キャパシタ構造30のエッチング時に受けたダメージを回復するために、酸素アニール処理を実行する。ここでは例えば、処理温度500℃、酸素雰囲気で60分間のアニール処理を実行する。本実施形態では、強誘電体キャパシタ構造30とプラグ42との間に保護下地膜43が設けられているため、この酸素アニール処理を実行してもプラグ42の異常酸化が防止される。それと共に、保護下地膜43によりプラグ42の形成時に当該プラグ42内に取り込まれた水素の発生が抑止される。
続いて、図4(a)に示すように、ビア孔54を形成する。
詳細には、リソグラフィー及びドライエッチングにより、プラグ36の上方に整合した部位で第1の層間絶縁膜49、プラズマTEOS膜38、及び酸化防止膜37をパターニングし、プラグ36の表面の少なくとも一部を露出させるビア孔54を形成する。
続いて、図4(b)に示すように、強誘電体キャパシタ構造30の上部電極52と接続される各プラグ57と、プラグ36と接続される各プラグ58とを形成する。
詳細には、ビア孔53,54の各壁面を覆うように、スパッタ法により例えばTiN膜を膜厚75nm程度に堆積して、下地膜(グルー膜)55,56を形成する。そして、CVD法によりグルー膜55,56を介してビア孔53,54を埋め込むように、W,TiAlN,TiN,Ti,Al,Cu,Ru,SRO,Irの単膜又は積層膜、ここではW膜を形成する。その後、CMPにより第1の層間絶縁膜49をストッパーとしてW膜及びグルー膜55,56を研磨し、ビア孔53,54内をグルー膜55,56を介してWで埋め込むプラグ57,58をそれぞれ形成する。
続いて、図4(c)に示すように、酸化防止膜59及びプラズマTEOS膜61を形成した後、一部のプラグ58と接続される各プラグ64を形成する。
詳細には、先ず、プラグ57,58の酸化防止膜59を、CVD法等により例えばSiONを材料として膜厚130nm程度に形成する。
次に、プラズマCVD法により、膜厚200nm程度のプラズマTEOS膜61を形成する。
次に、プラズマTEOS膜59及び酸化防止膜61をリソグラフィー及びそれに続くドライエッチングにより加工し、一部のプラグ58の表面を露出させるビア孔62をそれぞれ形成する。
次に、ビア孔62の各壁面を覆うように、スパッタ法により例えばTiN膜を膜厚75nm程度に堆積して、下地膜(グルー膜)63を形成する。そして、CVD法によりグルー膜63を介してビア孔62を埋め込むように、W,TiAlN,TiN,Ti,Al,Cu,Ru,SRO,Irの単膜又は積層膜、ここではW膜を形成する。その後、CMPによりプラズマTEOS膜61をストッパーとしてW膜及びグルー膜63を研磨し、ビア孔62内をグルー膜63を介してWで埋め込むプラグ64を形成する。
続いて、図5(a)に示すように、後述の強誘電体キャパシタ構造50を形成するための保護下地膜65、下部電極層66、強誘電体膜67、下層上部電極層68、及び上層上部電極層69をそれぞれ形成した後、ハードマスク材料71を形成する。
詳細には、先ず、強誘電体膜67の後述する酸素アニール処理に起因するプラグ64の異常酸化、及びプラグ64の形成時に当該プラグ64内に取り込まれた水素の強誘電体膜67への影響を共に抑制するため、導電膜である保護下地膜65を、例えばスパッタ法により膜厚100nm程度に形成する。保護下地膜65の材料としては、TiAlNの単層、TiNとTiAlNとの積層構造等、ここではTiNとTiAlNとの積層構造とする。
次に、スパッタ法により、膜厚100nm程度に例えばIrを堆積し、下部電極層66を形成する。
次に、MOCVD法により、MOCVD法により、450℃〜650℃程度、ここでは550℃にて下部電極層66上に強誘電体である例えばPZTからなる強誘電体膜67を膜厚100nm程度に堆積する。この際、強誘電体膜67が成膜当初アモルファス状態にある場合はRTA処理を施して当該強誘電体膜67を結晶化する。すでに強誘電体67が結晶化している場合は必ずしもRTA処理を必要としない。
次に、反応性スパッタ法により、強誘電体膜67上に例えば導電性酸化物であるIrO2を膜厚100nm程度に堆積し、下層上部電極層68を形成する。
そして、スパッタ法により、下層上部電極層68上に例えばIrを膜厚100nm程度に堆積し、上部電極層69を形成する。
なお、下部電極層66、強誘電体膜67、下層上部電極層68、及び上層上部電極層69の材料としては、上記の場合も含め、Ir,IrOx(典型的にはx=2),Pt,SRO,LNO,LSCO,Ru,RuO2、SrRuO3等から選ばれた少なくとも1種がそれぞれ用いられる。
次に、上層上部電極層69上に、CVD法等により例えばTEOS膜を膜厚600nm程度に堆積し、ハードマスク材料71を形成する。
続いて、図5(b)に示すように、上層の強誘電体キャパシタ構造50を形成した後、強誘電体キャパシタ構造50を覆う第2の層間絶縁膜74を形成する。
詳細には、ハードマスク材料71を用い、例えば400℃にて、上層上部電極層69、下層上部電極層68、強誘電体膜67、下部電極層66、及び保護下地膜65を一括エッチングする。そして、ハードマスク材料71をウェットエッチング等で除去することにより、P活性領域にプラグ64と保護下地膜65を介し、下部電極層66からなる下部電極72と、下層上部電極層68及び上層上部電極層69の積層構造である上部電極73とで強誘電体膜67を挟持してなる、強誘電体キャパシタ構造50が完成する。
次に、例えば高密度プラズマ(HDP)CVD法により、強誘電体キャパシタ構造50を覆うようにシリコン酸化膜を膜厚1300nm程度に堆積した後、CMPによりシリコン酸化膜の表面を平坦化して、第2の層間絶縁膜74を形成する。この第2の層間絶縁膜74内に複数(図示の例では2個)の強誘電体キャパシタ構造50が内包される。このとき、強誘電体キャパシタ構造50と第2の層間絶縁膜74とにより、下層キャパシタ層40よりも上部に位置する上層キャパシタ層60が構成される。
続いて、図5(c)に示すように、ビア孔75を形成する。
詳細には、リソグラフィー及びドライエッチングにより、強誘電体キャパシタ構造50の上部電極73の上方に整合した部位で第2の層間絶縁膜74をパターニングし、上部電極73の表面の一部を露出させるビア孔75を形成する。
その後、強誘電体キャパシタ構造50のエッチング時に受けたダメージを回復するために、酸素アニール処理を実行する。ここでは例えば、処理温度500℃、酸素雰囲気で60分間のアニール処理を実行する。本実施形態では、強誘電体キャパシタ構造50とプラグ64との間に保護下地膜65が設けられているため、この酸素アニール処理を実行してもプラグ64の異常酸化が防止される。それと共に、保護下地膜65によりプラグ64の形成時に当該プラグ64内に取り込まれた水素の発生が抑止される。
続いて、図6(a)に示すように、ビア孔76,77を形成する。
詳細には、リソグラフィー及びドライエッチングにより、プラグ57,58の上方に整合した部位で第2の層間絶縁膜74、プラズマTEOS膜61、及び酸化防止膜59をパターニングし、プラグ57,58の表面の少なくとも一部をそれぞれ露出させるビア孔76,77を形成する。
続いて、図6(b)に示すように、強誘電体キャパシタ構造50の上部電極73と接続される各プラグ82と、プラグ57と接続される各プラグ83と、プラグ58と接続される各プラグ84とを形成する。
詳細には、ビア孔75,76,77の各壁面を覆うように、スパッタ法により例えばTiN膜を膜厚75nm程度に堆積して、下地膜(グルー膜)78,79,81を形成する。そして、CVD法によりグルー膜78,79,81を介してビア孔75,76,77を埋め込むように、W,TiAlN,TiN,Ti,Al,Cu,Ru,SRO,Irの単膜又は積層膜、ここではW膜を形成する。その後、CMPにより第2の層間絶縁膜74をストッパーとしてW膜及びグルー膜78,79,81を研磨し、ビア孔75,76,77内をグルー膜78,79,81を介してWで埋め込むプラグ82,83,84をそれぞれ形成する。
続いて、図7(a)に示すように、バリアメタル膜85、配線層86、及びバリアメタル膜87を順次形成する。
詳細には、先ずスパッタ法により、例えばTiNを膜厚60nm程度に堆積してバリアメタル膜85を形成する。
次に、スパッタ法により、例えばAl−Cu合金を膜厚360nm程度に堆積して配線層86を形成する。
次に、スパッタ法により、例えばTiNとTiの積層膜を膜厚70nm程度に堆積してバリアメタル膜87を形成する。
続いて、図7(b)に示すように、プラグ84と接続されるビット線88、及びプラグ82,83と接続されるプレート線89をそれぞれ形成する。
詳細には、バリアメタル膜87、配線層86、及びバリアメタル膜85をリソグラフィー及びドライエッチングによりパターニングする。このパターニングにより、プラグ84と接続される各ビット線88と、プラグ82,83と接続される各プレート線89とが形成される。
しかる後、層間絶縁膜や上層配線、保護絶縁膜等の形成を経て、本実施形態によるスタック型のFeRAMが完成する。図示の例では、トランジスタ構造20aまたは20bと強誘電体キャパシタ構造30、トランジスタ構造20cまたは20dと強誘電体キャパシタ構造50により、1T1C構造の各メモリセルが構成される。
上記のようにして形成された本実施形態によるスタック型のFeRAMにおける強誘電体キャパシタ構造のサイズについて、従来による単層構造のスタック型のFeRAMとの比較に基づいて説明する。
図8は、FeRAMの強誘電体キャパシタ構造周辺のレイアウトを示す概略平面図であり、(a)が第1の実施形態による2層構造のFeRAM(例えば図19における下層キャパシタ層40の部分)を、(b)が従来による単層構造のFeRAMをそれぞれ示す。図示の便宜上、(b)では、(a)における各構成部材と対応したものに同一の符号を付す。
また、強誘電体キャパシタ構造周辺の各離間距離等を表1に示す。
Figure 0004791191
従来による単層構造のFeRAMでは、強誘電体キャパシタ構造30の占有面積が0.49μm2である。これに対し、実施形態による2層構造のFeRAMでは、従来のFeRAMと同一のプラグ間距離を保ったままで、強誘電体キャパシタ構造30の占有面積が0.686μm2となる。従って、本実施形態では、従来例に比して強誘電体キャパシタ構造30の占有面積を40%程度大きくすることができる。本実施形態と従来例とで同一の単位面積あたりの電荷量を仮定すると、1個のメモリセルあたりの電荷量を40%程度増加させることができ、FeRAMの更なる微細化が可能となる。
なお、本実施形態では、半導体基板10の表面からの高さの相異なる下層キャパシタ層40と上層キャパシタ層60とを2層構造に積層した場合について例示したが、本発明はこの構成に限定されるものではない。例えば、各キャパシタ層を3層以上積層した構造としても良い。
以上説明したように、本実施形態によれば、微細化・高集積化及び蓄積電荷量の増加を実現し、信頼性の高いスタック型のFeRAMを得ることが可能となる。
−変形例−
ここで、第1の実施形態の緒変形例について説明する。これらの変形例では、第1の実施形態と同様にスタック型のFeRAMを開示する。なお、記載の便宜上、第1の実施形態で説明した各構成部材等と同様のものについては、第1の実施形態と同一の符号を付す。
(変形例1)
変形例1では、水素の強誘電体膜中への侵入を抑止するための保護絶縁膜を形成する。
図9〜図11は、第1の実施形態の変形例1によるスタック型のFeRAMの構成をその製造方法と共に工程順に示す概略断面図である。
先ず、第1の実施形態と同様に、図1(a)〜図3(a)の各工程を経て、強誘電体キャパシタ構造30を形成する。
続いて、図9(a)に示すように、強誘電体キャパシタ構造30を覆う保護絶縁膜91を形成する。
詳細には、強誘電体キャパシタ構造30を覆うように、プラズマTEOS膜38上に金属酸化膜、例えばアルミナを材料としてスパッタ法により膜厚30nm程度に堆積し、保護絶縁膜91を形成する。この保護絶縁膜91により、例えば後工程により形成されるシリコン酸化膜等からの水分・水素の強誘電体膜45への浸入が抑止され、強誘電体膜45へのダメージが防止される。
続いて、図9(b)に示すように、保護絶縁膜91を介して強誘電体キャパシタ構造30を覆う第1の層間絶縁膜49を形成する。
詳細には、例えば高密度プラズマ(HDP)CVD法により、保護絶縁膜91を介して強誘電体キャパシタ構造30を覆うようにシリコン酸化膜を膜厚1300nm程度に堆積した後、CMPによりシリコン酸化膜の表面を平坦化して、第1の層間絶縁膜49を形成する。この第1の層間絶縁膜49内に保護絶縁膜91を介して複数(図示の例では2個)の強誘電体キャパシタ構造30が内包される。このとき、強誘電体キャパシタ構造30と保護絶縁膜91及び第1の層間絶縁膜49とにより下層キャパシタ層70が構成される。
続いて、図9(c)に示すように、プラグ57,58を形成する。
詳細には、先ず、リソグラフィー及びドライエッチングにより、強誘電体キャパシタ構造30の上部電極52の上方に整合した部位で第1の層間絶縁膜49をパターニングし、上部電極52の表面の一部を露出させるビア孔53を形成する。
その後、強誘電体キャパシタ構造30のエッチング時に受けたダメージを回復するために、酸素アニール処理を実行する。ここでは例えば、処理温度500℃、酸素雰囲気で60分間のアニール処理を実行する。本実施形態では、強誘電体キャパシタ構造30とプラグ42との間に保護下地膜43が設けられているため、この酸素アニール処理を実行してもプラグ42の異常酸化が防止される。それと共に、保護下地膜43によりプラグ42の形成時に当該プラグ42内に取り込まれた水素の発生が抑止される。
次に、リソグラフィー及びドライエッチングにより、プラグ36の上方に整合した部位で第1の層間絶縁膜49、保護絶縁膜91、プラズマTEOS膜38、及び酸化防止膜37をパターニングし、プラグ36の表面の少なくとも一部を露出させるビア孔54を形成する。
次に、ビア孔53,54の各壁面を覆うように、スパッタ法により例えばTiN膜を膜厚75nm程度に堆積して、下地膜(グルー膜)55,56を形成する。そして、CVD法によりグルー膜55,56を介してビア孔53,54を埋め込むように、W,TiAlN,TiN,Ti,Al,Cu,Ru,SRO,Irの単膜又は積層膜、ここではW膜を形成する。その後、CMPにより第1の層間絶縁膜49をストッパーとしてW膜及びグルー膜55,56を研磨し、ビア孔53,54内をグルー膜55,56を介してWで埋め込むプラグ57,58をそれぞれ形成する。各プラグ57は強誘電体キャパシタ構造30の上部電極52と接続され、各プラグ58はプラグ36と接続される。
続いて、図10(a)に示すように、酸化防止膜59及びプラズマTEOS膜61、一部のプラグ58と接続される各プラグ64、及び強誘電体キャパシタ構造50を順次形成する。
詳細には、先ず、プラグ57,58の酸化防止膜59を、CVD法等により例えばSiONを材料として膜厚130nm程度に形成する。
次に、プラズマCVD法により、膜厚200nm程度のプラズマTEOS膜61を形成する。
次に、プラズマTEOS膜59及び酸化防止膜61をリソグラフィー及びそれに続くドライエッチングにより加工し、一部のプラグ58の表面を露出させるビア孔62をそれぞれ形成する。
次に、ビア孔62の各壁面を覆うように、スパッタ法により例えばTiN膜を膜厚75nm程度に堆積して、下地膜(グルー膜)63を形成する。そして、CVD法によりグルー膜63を介してビア孔62を埋め込むように、W,TiAlN,TiN,Ti,Al,Cu,Ru,SRO,Irの単膜又は積層膜、ここではW膜を形成する。その後、CMPによりプラズマTEOS膜61をストッパーとしてW膜及びグルー膜63を研磨し、ビア孔62内をグルー膜63を介してWで埋め込むプラグ64を形成する。
次に、強誘電体膜67の後述する酸素アニール処理に起因するプラグ64の異常酸化、及びプラグ64の形成時に当該プラグ64内に取り込まれた水素の強誘電体膜67への影響を共に抑制するため、導電膜である保護下地膜65を、例えばスパッタ法により膜厚100nm程度に形成する。保護下地膜65の材料としては、TiAlNの単層、TiNとTiAlNとの積層構造等、ここではTiNとTiAlNとの積層構造とする。
次に、スパッタ法により、膜厚100nm程度に例えばIrを堆積し、下部電極層66を形成する。
次に、MOCVD法により、MOCVD法により、450℃〜650℃程度、ここでは550℃にて下部電極層66上に強誘電体である例えばPZTからなる強誘電体膜67を膜厚100nm程度に堆積する。この際、強誘電体膜67が成膜当初アモルファス状態にある場合はRTA処理を施して当該強誘電体膜67を結晶化する。すでに強誘電体67が結晶化している場合は必ずしもRTA処理を必要としない。
次に、反応性スパッタ法により、強誘電体膜67上に例えば導電性酸化物であるIrO2を膜厚100nm程度に堆積し、下層上部電極層68を形成する。
そして、スパッタ法により、下層上部電極層68上に例えばIrを膜厚100nm程度に堆積し、上部電極層69を形成する。
なお、下部電極層66、強誘電体膜67、下層上部電極層68、及び上層上部電極層69の材料としては、上記の場合も含め、Ir,IrOx(典型的にはx=2),Pt,SRO,LNO,LSCO,Ru,RuO2、SrRuO3等から選ばれた少なくとも1種がそれぞれ用いられる。
次に、上層上部電極層69上に、CVD法等により例えばTEOS膜を膜厚600nm程度に堆積し、ハードマスク材料71を形成する。
次に、ハードマスク材料71を用い、例えば400℃にて、上層上部電極層69、下層上部電極層68、強誘電体膜67、下部電極層66、及び保護下地膜65を一括エッチングする。そして、ハードマスク材料71をウェットエッチング等で除去することにより、P活性領域にプラグ64と保護下地膜65を介し、下部電極層66からなる下部電極72と、下層上部電極層68及び上層上部電極層69の積層構造である上部電極73とで強誘電体膜67を挟持してなる、強誘電体キャパシタ構造50が完成する。
続いて、図10(b)に示すように、強誘電体キャパシタ構造50を覆う保護絶縁膜92及び第2の層間絶縁膜74を形成する。
詳細には、強誘電体キャパシタ構造50を覆うように、プラズマTEOS膜61上に金属酸化膜、例えばアルミナを材料としてスパッタ法により膜厚30nm程度に堆積し、保護絶縁膜92を形成する。この保護絶縁膜92により、例えば後工程により形成されるシリコン酸化膜等からの水分・水素の強誘電体膜67への浸入が抑止され、強誘電体膜67へのダメージが防止される。
次に、例えば高密度プラズマ(HDP)CVD法により、強誘電体キャパシタ構造50を覆うようにシリコン酸化膜を膜厚1300nm程度に堆積した後、CMPによりシリコン酸化膜の表面を平坦化して、第2の層間絶縁膜74を形成する。この第2の層間絶縁膜74内に保護絶縁膜92を介して複数(図示の例では2個)の強誘電体キャパシタ構造50が内包される。このとき、強誘電体キャパシタ構造50と保護絶縁膜92及び第2の層間絶縁膜74とにより、下層キャパシタ層70よりも上部に位置する上層キャパシタ層80が構成される。
続いて、図11(a)に示すように、強誘電体キャパシタ構造50の上部電極73と接続される各プラグ82と、プラグ57と接続される各プラグ83と、プラグ58と接続される各プラグ84とを形成する。
詳細には、先ず、リソグラフィー及びドライエッチングにより、強誘電体キャパシタ構造50の上部電極73の上方に整合した部位で第2の層間絶縁膜74及び保護絶縁膜92をパターニングし、上部電極73の表面の一部を露出させるビア孔75を形成する。
その後、強誘電体キャパシタ構造50のエッチング時に受けたダメージを回復するために、酸素アニール処理を実行する。本実施形態では、強誘電体キャパシタ構造50とプラグ64との間に保護下地膜65が設けられているため、この酸素アニール処理を実行してもプラグ64の異常酸化が防止される。それと共に、保護下地膜65によりプラグ64の形成時に当該プラグ64内に取り込まれた水素の発生が抑止される。
次に、リソグラフィー及びドライエッチングにより、プラグ57,58の上方に整合した部位で第2の層間絶縁膜74、保護絶縁膜92、プラズマTEOS膜61、及び酸化防止膜59をパターニングし、プラグ57,58の表面の少なくとも一部をそれぞれ露出させるビア孔76,77を形成する。
次に、ビア孔75,76,77の各壁面を覆うように、スパッタ法により例えばTiN膜を膜厚75nm程度に堆積して、下地膜(グルー膜)78,79,81を形成する。そして、CVD法によりグルー膜78,79,81を介してビア孔75,76,77を埋め込むように、W,TiAlN,TiN,Ti,Al,Cu,Ru,SRO,Irの単膜又は積層膜、ここではW膜を形成する。その後、CMPにより第2の層間絶縁膜74をストッパーとしてW膜及びグルー膜78,79,81を研磨し、ビア孔75,76,77内をグルー膜78,79,81を介してWで埋め込むプラグ82,83,84をそれぞれ形成する。
続いて、図11(b)に示すように、プラグ84と接続されるビット線88、及びプラグ82,83と接続されるプレート線89をそれぞれ形成する。
詳細には、先ず、スパッタ法により、例えばTiNを膜厚60nm程度に堆積してバリアメタル膜85を形成する。
次に、スパッタ法により、例えばAl−Cu合金を膜厚360nm程度に堆積して配線層86を形成する。
次に、スパッタ法により、例えばTiNとTiの積層膜を膜厚70nm程度に堆積してバリアメタル膜87を形成する。
次に、バリアメタル膜87、配線層86、及びバリアメタル膜85をリソグラフィー及びドライエッチングによりパターニングする。このパターニングにより、プラグ84と接続される各ビット線88と、プラグ82,83と接続される各プレート線89とが形成される。
しかる後、層間絶縁膜や上層配線、保護絶縁膜等の形成を経て、変形例1によるスタック型のFeRAMが完成する。図示の例では、トランジスタ構造20aまたは20bと強誘電体キャパシタ構造30、トランジスタ構造20cまたは20dと強誘電体キャパシタ構造50により、1T1C構造の各メモリセルが構成される。
以上説明したように、本例によれば、第1の実施形態の奏する緒効果に加え、水素の強誘電体膜45,67中への侵入を可及的に抑止し、信頼性の高いFeRAMを実現することが可能となる。
(変形例2)
変形例2では、水素の強誘電体膜中への侵入を抑止するとともに、プラグの異常酸化を抑止するための保護下地膜を形成する。
図12〜図15は、第1の実施形態の変形例2によるスタック型のFeRAMの構成をその製造方法と共に工程順に示す概略断面図である。
先ず、第1の実施形態と同様に、図1(a)〜図2(a)の各工程を経て、プラグ36,42を形成する。
続いて、図12(a)に示すように、後述の強誘電体キャパシタ構造100を形成するための保護下地膜43、下部電極層44、強誘電体膜45、及び上部電極層121をそれぞれ形成する。
詳細には、先ず、強誘電体膜45の後述する酸素アニール処理に起因するプラグ42の異常酸化、及びプラグ42の形成時に当該プラグ42内に取り込まれた水素の強誘電体膜45への影響を共に抑制するため、導電膜である保護下地膜43を、例えばスパッタ法により膜厚100nm程度に形成する。保護下地膜43の材料としては、TiAlNの単層、TiNとTiAlNとの積層構造等、ここではTiNとTiAlNとの積層構造とする。
次に、スパッタ法により、膜厚100nm程度に例えばIrを堆積し、下部電極層44を形成する。
次に、MOCVD法により、450℃〜650℃程度、ここでは550℃にて下部電極層44上に強誘電体である例えばPZTからなる強誘電体膜45を膜厚100nm程度に堆積するこの際、強誘電体膜45が成膜当初アモルファス状態にある場合はRTA処理を施して当該強誘電体膜45を結晶化する。すでに強誘電体45が結晶化している場合は必ずしもRTA処理を必要としない。
次に、反応性スパッタ法により、強誘電体膜45上に例えば導電性酸化物であるIrO2を膜厚100nm程度に堆積し、上部電極層121を形成する。本実施形態では、後述の上部電極122上には、後述の保護下地膜98が形成され、上部電極122上に接続用のプラグが直接形成される形態を採らない。従って、プラグ形成時における上部電極122のエッチングを懸念する必要がなく、上部電極52となる上部電極材料は上部電極層121のみで良い。
なお、下部電極層44、強誘電体膜45、上部電極層121の材料としては、上記の場合も含め、Ir,IrOx(典型的にはx=2),Pt,SRO,LNO,LSCO,Ru,RuO2、SrRuO3等から選ばれた少なくとも1種がそれぞれ用いられる。
次に、上層上部電極層47上に、CVD法等により例えばTEOS膜を膜厚600nm程度に堆積し、ハードマスク材料48を形成する。
続いて、図12(b)に示すように、下層の強誘電体キャパシタ構造100を形成した後、強誘電体キャパシタ構造100の表面(上部電極122の表面)を露出させる第1の層間絶縁膜93を形成する。
詳細には、ハードマスク材料48を用い、例えば400℃にて、上部電極層121、強誘電体膜45、下部電極層44、及び保護下地膜43を一括エッチングする。そして、ハードマスク材料48をウェットエッチング等で除去することにより、N活性領域にプラグ42と保護下地膜43を介し、下部電極層44からなる下部電極51と、上部電極層121からなる上部電極122とで強誘電体膜45を挟持してなる、強誘電体キャパシタ構造100が完成する。
次に、例えば高密度プラズマ(HDP)CVD法により、強誘電体キャパシタ構造100を覆うようにシリコン酸化膜を膜厚1300nm程度に堆積した後、上部電極122の表面を研磨ストッパーとして、CMPによりシリコン酸化膜の表面を平坦化する。このとき、上部電極52の表面を露出させた状態で複数(図示の例では2個)の強誘電体キャパシタ構造100を内包する第1の層間絶縁膜93が形成される。ここで、強誘電体キャパシタ構造100と第1の層間絶縁膜93とにより下層キャパシタ層90が構成される。
続いて、図12(c)に示すように、ビア孔94を形成する。
詳細には、リソグラフィー及びドライエッチングにより、プラグ36の上方に整合した部位で第1の層間絶縁膜93、プラズマTEOS膜38、及び酸化防止膜37をパターニングし、プラグ36の表面の少なくとも一部を露出させるビア孔94を形成する。
その後、強誘電体キャパシタ構造100のエッチング時に受けたダメージを回復するために、酸素アニール処理を実行する。ここでは例えば、処理温度500℃、酸素雰囲気で60分間のアニール処理を実行する。本実施形態では、強誘電体キャパシタ構造100とプラグ42との間に保護下地膜43が設けられているため、この酸素アニール処理を実行してもプラグ42の異常酸化が防止される。それと共に、保護下地膜43によりプラグ42の形成時に当該プラグ42内に取り込まれた水素の発生が抑止される。
続いて、図13(a)に示すように、プラグ36と接続される各プラグ96とを形成する。
詳細には、ビア孔94の各壁面を覆うように、スパッタ法により例えばTiN膜を膜厚75nm程度に堆積して、下地膜(グルー膜)95を形成する。そして、CVD法によりグルー膜95を介してビア孔94を埋め込むように、W,TiAlN,TiN,Ti,Al,Cu,Ru,SRO,Irの単膜又は積層膜、ここではW膜を形成する。その後、CMPにより第1の層間絶縁膜93をストッパーとしてW膜及びグルー膜95を研磨し、ビア孔94内をグルー膜95を介してWで埋め込むプラグ96をそれぞれ形成する。
続いて、図13(b)に示すように、後述の保護下地膜となる導電層97を形成する。
詳細には、スパッタ法により、例えばTiAlNを材料として下層キャパシタ層90上に膜厚100nm程度の導電層97を形成する。ここで、導電層97の材料としては、TiAlNの代わりに、TiNとTiAlNとの積層構造、Ir等を用いても良い。
続いて、図13(c)に示すように、導電層97をパターニングして各保護下地膜98を形成する。
詳細には、導電層97をリソグラフィー及びドライエッチングによりパターニングし、例えば各プラグ96の上面形状に整合したサイズ(強誘電体キャパシタ構造30上でも同様のサイズ)とされた各保護下地膜98を形成する。これら保護下地膜98により、強誘電体膜67の後述する酸素アニール処理に起因するプラグ96の異常酸化、及びプラグ96の形成時に当該プラグ96内に取り込まれた水素の強誘電体膜67への影響が共に抑制される。
続いて、図14(a)に示すように、各保護下地膜98の表面を露出させるプラズマTEOS膜99を形成する。
詳細には、各保護下地膜98を覆うように、プラズマCVD法により膜厚800nm程度のプラズマTEOS膜99を形成する。その後、各保護下地膜98を研磨ストッパーとして、CMPによりプラズマTEOS膜99を平坦化する。
続いて、図14(b)に示すように、下部電極層66、強誘電体膜67、下層上部電極層68、及び上層上部電極層69をそれぞれ形成した後、ハードマスク材料71を形成する。
詳細には、先ず、スパッタ法により、膜厚100nm程度に例えばIrを堆積し、下部電極層66を形成する。
次に、MOCVD法により、MOCVD法により、450℃〜650℃程度、ここでは550℃にて下部電極層66上に強誘電体である例えばPZTからなる強誘電体膜67を膜厚100nm程度に堆積する。この際、強誘電体膜67が成膜当初アモルファス状態にある場合はRTA処理を施して当該強誘電体膜67を結晶化する。すでに強誘電体67が結晶化している場合は必ずしもRTA処理を必要としない。
次に、反応性スパッタ法により、強誘電体膜67上に例えば導電性酸化物であるIrO2を膜厚100nm程度に堆積し、下層上部電極層68を形成する。
そして、スパッタ法により、下層上部電極層68上に例えばIrを膜厚100nm程度に堆積し、上部電極層69を形成する。
なお、下部電極層66、強誘電体膜67、下層上部電極層68、及び上層上部電極層69の材料としては、上記の場合も含め、Ir,IrOx(典型的にはx=2),Pt,SRO,LNO,LSCO,Ru,RuO2、SrRuO3等から選ばれた少なくとも1種がそれぞれ用いられる。
次に、上層上部電極層69上に、CVD法等により例えばTEOS膜を膜厚600nm程度に堆積し、ハードマスク材料71を形成する。
続いて、図14(c)に示すように、強誘電体キャパシタ構造50を形成する。
詳細には、ハードマスク材料71を用い、例えば400℃にて、上層上部電極層69、下層上部電極層68、強誘電体膜67、及び下部電極層66を一括エッチングする。そして、ハードマスク材料71をウェットエッチング等で除去することにより、P活性領域に、下部電極層66からなる下部電極72と、下層上部電極層68及び上層上部電極層69の積層構造である上部電極73とで強誘電体膜67を挟持してなる、強誘電体キャパシタ構造50が完成する。
続いて、図15(a)に示すように、強誘電体キャパシタ構造50を覆う第2の層間絶縁膜74を形成する。
詳細には、例えば高密度プラズマ(HDP)CVD法により、強誘電体キャパシタ構造50を覆うようにシリコン酸化膜を膜厚1300nm程度に堆積した後、CMPによりシリコン酸化膜の表面を平坦化して、第2の層間絶縁膜74を形成する。この第2の層間絶縁膜74内に複数(図示の例では2個)の強誘電体キャパシタ構造50が内包される。このとき、強誘電体キャパシタ構造50と第2の層間絶縁膜74とにより、下層キャパシタ層90よりも上部に位置する上層キャパシタ層60が構成される。
続いて、図15(b)に示すように、強誘電体キャパシタ構造50の上部電極73と接続される各プラグ107と、保護下地膜98を介して強誘電体キャパシタ構造30の上部電極52と接続される各プラグ108と、保護下地膜98を介してプラグ96と接続される各プラグ109とを形成する。
詳細には、先ず、リソグラフィー及びドライエッチングにより、強誘電体キャパシタ構造50の上部電極73の上方に整合した部位で第2の層間絶縁膜74をパターニングし、上部電極73の表面の一部を露出させるビア孔101を形成する。
その後、強誘電体キャパシタ構造50のエッチング時に受けたダメージを回復するために、酸素アニール処理を実行する。本実施形態では、強誘電体キャパシタ構造50とプラグ96との間に保護下地膜98が設けられているため、この酸素アニール処理を実行してもプラグ96の異常酸化が防止される。それと共に、保護下地膜98によりプラグ96の形成時に当該プラグ96内に取り込まれた水素の発生が抑止される。
次に、リソグラフィー及びドライエッチングにより、各保護下地膜98の上方に整合した部位で第2の層間絶縁膜74をパターニングし、保護下地膜98の表面の少なくとも一部をそれぞれ露出させるビア孔102,103を形成する。
次に、ビア孔101,102,103の各壁面を覆うように、スパッタ法により例えばTiN膜を膜厚75nm程度に堆積して、下地膜(グルー膜)104,105,106を形成する。そして、CVD法によりグルー膜104,105,106を介してビア孔101,102,103を埋め込むように、W,TiAlN,TiN,Ti,Al,Cu,Ru,SRO,Irの単膜又は積層膜、ここではW膜を形成する。その後、CMPにより第2の層間絶縁膜74をストッパーとしてW膜及びグルー膜104,105,106を研磨し、ビア孔101,102,103内をグルー膜104,105,106を介してWで埋め込むプラグ107,108,109をそれぞれ形成する。
続いて、図15(c)に示すように、プラグ109と接続されるビット線88、及びプラグ107,108と接続されるプレート線89をそれぞれ形成する。
詳細には、先ず、スパッタ法により、例えばTiNを膜厚70nm程度に堆積してバリアメタル膜85を形成する。
次に、スパッタ法により、例えばAl−Cu合金を膜厚360nm程度に堆積して配線層86を形成する。
次に、スパッタ法により、例えばTiNとTiの積層膜を膜厚70nm程度に堆積してバリアメタル膜87を形成する。
次に、バリアメタル膜87、配線層86、及びバリアメタル膜85をリソグラフィー及びドライエッチングによりパターニングする。このパターニングにより、プラグ109と接続される各ビット線88と、プラグ107,108と接続される各プレート線89とが形成される。
しかる後、層間絶縁膜や上層配線、保護絶縁膜等の形成を経て、変形例2によるスタック型のFeRAMが完成する。図示の例では、トランジスタ構造20aまたは20bと強誘電体キャパシタ構造100により、トランジスタ構造20cまたは20dと強誘電体キャパシタ構造50により、1T1C構造の各メモリセルがそれぞれ構成される。
以上説明したように、本例によれば、第1の実施形態の奏する緒効果に加え、水素の強誘電体膜45,67中への侵入を可及的に抑止するとともに、プラグ96からの水素の発生を可及的に抑止し、信頼性の高いFeRAMを実現することが可能となる。
(変形例3)
変形例3では、各メモリセルの強誘電体キャパシタ構造が下層キャパシタ層及び上層キャパシタ層に交互に隣接配置された構成を採る。更に、変形例2の特徴を付加する。
図16〜図20は、第1の実施形態の変形例3によるスタック型のFeRAMの構成をその製造方法と共に工程順に示す概略断面図である。
先ず、第1の実施形態と同様に、図1(a),(b)の各工程を経て、トランジスタ構造20a,20b,20c,20dの保護膜21及び絶縁膜22を形成する。
続いて、図16(a)に示すように、トランジスタ構造20aのソース/ドレイン領域18aの一方、トランジスタ構造20cのソース/ドレイン領域18bの一方、及びトランジスタ構造20b,20dのソース/ドレイン領域18a,18bと接続される各プラグ36を形成する。
先ず、トランジスタ構造20a,20b,20c,20dへの各ビア孔34を形成する。
詳細には、絶縁膜22及び保護膜21をリソグラフィー及びそれに続くドライエッチングにより加工し、トランジスタ構造20aのソース/ドレイン領域18aの一方、トランジスタ構造20cのソース/ドレイン領域18bの一方、及びトランジスタ構造20b,20dのソース/ドレイン領域18a,18bの表面の一部を露出させるビア孔34をそれぞれ形成する。
次に、ビア孔34の各壁面を覆うように、スパッタ法により例えばTiN膜を膜厚75nm程度に堆積して、下地膜(グルー膜)35を形成する。そして、CVD法によりグルー膜35を介してビア孔34を埋め込むように、W,TiAlN,TiN,Ti,Al,Cu,Ru,SRO,Irの単膜又は積層膜、ここではW膜を形成する。その後、CMPにより絶縁膜21をストッパーとしてW膜及びグルー膜35を研磨し、ビア孔34内をグルー膜35を介してWで埋め込むプラグ36を形成する。
続いて、図16(b)に示すように、酸化防止膜37及びプラズマTEOS膜38を形成した後、トランジスタ構造20aのソース/ドレイン領域18aの他方、及びトランジスタ構造20cのソース/ドレイン領域18bの他方と接続される各プラグ42を形成する。
詳細には、先ず、プラグ36の酸化防止膜37を、CVD法等により例えばSiONを材料として膜厚130nm程度に形成する。
次に、プラズマCVD法により、膜厚200nm程度のプラズマTEOS膜38を形成する。
次に、プラズマTEOS膜38、酸化防止膜37、絶縁膜22、及び保護膜21をリソグラフィー及びそれに続くドライエッチングにより加工し、トランジスタ構造20aのソース/ドレイン領域18aの他方の表面の一部、及びトランジスタ構造20cのソース/ドレイン領域18bの他方の表面の一部を露出させるビア孔39をそれぞれ形成する。
次に、ビア孔39の各壁面を覆うように、スパッタ法により例えばTiN膜を膜厚75nm程度に堆積して、下地膜(グルー膜)41を形成する。そして、CVD法によりグルー膜41を介してビア孔39を埋め込むように、W,TiAlN,TiN,Ti,Al,Cu,Ru,SRO,Irの単膜又は積層膜、ここではW膜を形成する。その後、CMPによりプラズマTEOS膜38をストッパーとしてW膜及びグルー膜41を研磨し、ビア孔39内をグルー膜41を介してWで埋め込むプラグ42を形成する。
続いて、図16(c)に示すように、後述の強誘電体キャパシタ構造100を形成するための保護下地膜43、下部電極層44、強誘電体膜45、及び上部電極層121をそれぞれ形成する。
詳細には、先ず、強誘電体膜45の後述する酸素アニール処理に起因するプラグ42の異常酸化、及びプラグ42の形成時に当該プラグ42内に取り込まれた水素の強誘電体膜45への影響を共に抑制するため、導電膜である保護下地膜43を、例えばスパッタ法により膜厚100nm程度に形成する。保護下地膜43の材料としては、TiAlNの単層、TiNとTiAlNとの積層構造等、ここではTiNとTiAlNとの積層構造とする。
次に、スパッタ法により、膜厚100nm程度に例えばIrを堆積し、下部電極層44を形成する。
次に、MOCVD法により、450℃〜650℃程度、ここでは550℃にて下部電極層44上に強誘電体である例えばPZTからなる強誘電体膜45を膜厚100nm程度に堆積する。この際、強誘電体膜45が成膜当初アモルファス状態にある場合はRTA処理を施して当該強誘電体膜45を結晶化する。すでに強誘電体45が結晶化している場合は必ずしもRTA処理を必要としない。
次に、反応性スパッタ法により、強誘電体膜45上に例えば導電性酸化物であるIrO2を膜厚100nm程度に堆積し、上部電極層121を形成する。本実施形態では、後述の上部電極122上には、後述の保護下地膜98が形成され、上部電極122上に接続用のプラグが直接形成される形態を採らない。従って、プラグ形成時における上部電極122のエッチングを懸念する必要がなく、上部電極52となる上部電極材料は上部電極層121のみで良い。
なお、下部電極層44、強誘電体膜45、上部電極層121の材料としては、上記の場合も含め、Ir,IrOx(典型的にはx=2),Pt,SRO,LNO,LSCO,Ru,RuO2、SrRuO3等から選ばれた少なくとも1種がそれぞれ用いられる。
次に、上層上部電極層47上に、CVD法等により例えばTEOS膜を膜厚600nm程度に堆積し、ハードマスク材料48を形成する。
続いて、図17(a)に示すように、下層の強誘電体キャパシタ構造100を形成した後、強誘電体キャパシタ構造100の表面(上部電極122の表面)を露出させる第1の層間絶縁膜93を形成する。
詳細には、ハードマスク材料48を用い、例えば400℃にて、上部電極層121、強誘電体膜45、下部電極層44、及び保護下地膜43を一括エッチングする。そして、ハードマスク材料48をウェットエッチング等で除去することにより、N活性領域及びP活性領域に各々、プラグ42と保護下地膜43を介し、下部電極層44からなる下部電極51と、上部電極層121からなる上部電極122とで強誘電体膜45を挟持してなる、強誘電体キャパシタ構造100が完成する。
次に、例えば高密度プラズマ(HDP)CVD法により、強誘電体キャパシタ構造100を覆うようにシリコン酸化膜を膜厚1300nm程度に堆積した後、上部電極122の表面を研磨ストッパーとして、CMPによりシリコン酸化膜の表面を平坦化する。このとき、上部電極52の表面を露出させた状態で複数(図示の例では2個)の強誘電体キャパシタ構造100を内包する第1の層間絶縁膜93が形成される。ここで、N,P活性領域にそれぞれ形成された強誘電体キャパシタ構造100と、第1の層間絶縁膜93とにより、下層キャパシタ層110が構成される。
続いて、図17(b)に示すように、ビア孔94を形成する。
詳細には、リソグラフィー及びドライエッチングにより、プラグ36の上方に整合した部位で第1の層間絶縁膜93、プラズマTEOS膜38、及び酸化防止膜37をパターニングし、プラグ36の表面の少なくとも一部を露出させるビア孔94を形成する。
続いて、図17(c)に示すように、プラグ36と接続される各プラグ96を形成する。
詳細には、ビア孔94の各壁面を覆うように、スパッタ法により例えばTiN膜を膜厚75nm程度に堆積して、下地膜(グルー膜)95を形成する。そして、CVD法によりグルー膜95を介してビア孔94を埋め込むように、W,TiAlN,TiN,Ti,Al,Cu,Ru,SRO,Irの単膜又は積層膜、ここではW膜を形成する。その後、CMPにより第1の層間絶縁膜93をストッパーとしてW膜及びグルー膜95を研磨し、ビア孔94内をグルー膜95を介してWで埋め込むプラグ96をそれぞれ形成する。
続いて、図18(a)に示すように、後述の保護下地膜となる導電層97を形成する。
詳細には、スパッタ法により、例えばTiAlNを材料として下層キャパシタ層110上に膜厚100nm程度の導電層97を形成する。ここで、導電層97の材料としては、TiAlNの代わりに、TiNとTiAlNとの積層構造、Ir等を用いても良い。
続いて、図18(b)に示すように、導電層97をパターニングして各保護下地膜98を形成する。
詳細には、導電層97をリソグラフィー及びドライエッチングによりパターニングし、例えば各プラグ96の上面形状に整合したサイズ(強誘電体キャパシタ構造30上でも同様のサイズ)とされた各保護下地膜98を形成する。これら保護下地膜98により、強誘電体膜67の後述する酸素アニール処理に起因するプラグ96の異常酸化、及びプラグ96の形成時に当該プラグ96内に取り込まれた水素の強誘電体膜67への影響が共に抑制される。
その後、強誘電体キャパシタ構造30のエッチング時に受けたダメージを回復するために、酸素アニール処理を実行する。本実施形態では、強誘電体キャパシタ構造30とプラグ42との間に保護下地膜43が設けられているため、この酸素アニール処理を実行してもプラグ42の異常酸化が防止される。それと共に、保護下地膜43によりプラグ42の形成時に当該プラグ42内に取り込まれた水素の発生が抑止される。
続いて、図18(c)に示すように、各保護下地膜98の表面を露出させるプラズマTEOS膜99を形成する。
詳細には、各保護下地膜98を覆うように、プラズマCVD法により膜厚1300nm程度のプラズマTEOS膜99を形成する。その後、各保護下地膜98を研磨ストッパーとして、CMPによりプラズマTEOS膜99を平坦化する。
続いて、図19(a)に示すように、下部電極層66、強誘電体膜67、下層上部電極層68、及び上層上部電極層69をそれぞれ形成した後、ハードマスク材料71を形成する。
詳細には、先ず、スパッタ法により、膜厚100nm程度に例えばIrを堆積し、下部電極層66を形成する。
次に、MOCVD法により、MOCVD法により、450℃〜650℃程度、ここでは550℃にて下部電極層66上に強誘電体である例えばPZTからなる強誘電体膜67を膜厚100nm程度に堆積する。この際、強誘電体膜67が成膜当初アモルファス状態にある場合はRTA処理を施して当該強誘電体膜67を結晶化する。すでに強誘電体67が結晶化している場合は必ずしもRTA処理を必要としない。
次に、反応性スパッタ法により、強誘電体膜67上に例えば導電性酸化物であるIrO2を膜厚100nm程度に堆積し、下層上部電極層68を形成する。
そして、スパッタ法により、下層上部電極層68上に例えばIrを膜厚100nm程度に堆積し、上部電極層69を形成する。
なお、下部電極層66、強誘電体膜67、下層上部電極層68、及び上層上部電極層69の材料としては、上記の場合も含め、Ir,IrOx(典型的にはx=2),Pt,SRO,LNO,LSCO,Ru,RuO2、SrRuO3等から選ばれた少なくとも1種がそれぞれ用いられる。
次に、上層上部電極層69上に、CVD法等により例えばTEOS膜を膜厚600nm程度に堆積し、ハードマスク材料71を形成する。
続いて、図19(b)に示すように、強誘電体キャパシタ構造50を形成する。
詳細には、ハードマスク材料71を用い、例えば400℃にて、上層上部電極層69、下層上部電極層68、強誘電体膜67、及び下部電極層66を一括エッチングする。そして、ハードマスク材料71をウェットエッチング等で除去することにより、N活性領域及びP活性領域に各々、下部電極層66からなる下部電極72と、下層上部電極層68及び上層上部電極層69の積層構造である上部電極73とで強誘電体膜67を挟持してなる、強誘電体キャパシタ構造50が完成する。
続いて、図19(c)に示すように、強誘電体キャパシタ構造50を覆う第2の層間絶縁膜74を形成する。
詳細には、例えば高密度プラズマ(HDP)CVD法により、強誘電体キャパシタ構造50を覆うようにシリコン酸化膜を膜厚1300nm程度に堆積した後、CMPによりシリコン酸化膜の表面を平坦化して、第2の層間絶縁膜74を形成する。この第2の層間絶縁膜74内に複数(図示の例では2個)の強誘電体キャパシタ構造50が内包される。このとき、N,P活性領域の各強誘電体キャパシタ構造50と第2の層間絶縁膜74とにより、下層キャパシタ層90よりも上部に位置する上層キャパシタ層120が構成される。
続いて、図20(a)に示すように、強誘電体キャパシタ構造50の上部電極73と接続される各プラグ107と、保護下地膜98を介して強誘電体キャパシタ構造100の上部電極52と接続される各プラグ108と、保護下地膜98を介してプラグ96と接続される各プラグ109とを形成する。
詳細には、先ず、リソグラフィー及びドライエッチングにより、強誘電体キャパシタ構造50の上部電極73の上方に整合した部位で第2の層間絶縁膜74をパターニングし、上部電極73の表面の一部を露出させるビア孔101を形成する。
その後、強誘電体キャパシタ構造50のエッチング時に受けたダメージを回復するために、酸素アニール処理を実行する。本実施形態では、強誘電体キャパシタ構造50とプラグ96との間に保護下地膜98が設けられているため、この酸素アニール処理を実行してもプラグ96の異常酸化が防止される。それと共に、保護下地膜98によりプラグ96の形成時に当該プラグ96内に取り込まれた水素の発生が抑止される。
次に、リソグラフィー及びドライエッチングにより、各保護下地膜98の上方に整合した部位で第2の層間絶縁膜74をパターニングし、保護下地膜98の表面の少なくとも一部をそれぞれ露出させるビア孔102,103を形成する。
次に、ビア孔101,102,103の各壁面を覆うように、スパッタ法により例えばTiN膜を膜厚75nm程度に堆積して、下地膜(グルー膜)104,105,106を形成する。そして、CVD法によりグルー膜104,105,106を介してビア孔101,102,103を埋め込むように、W,TiAlN,TiN,Ti,Al,Cu,Ru,SRO,Irの単膜又は積層膜、ここではW膜を形成する。その後、CMPにより第2の層間絶縁膜74をストッパーとしてW膜及びグルー膜104,105,106を研磨し、ビア孔101,102,103内をグルー膜104,105,106を介してWで埋め込むプラグ107,108,109をそれぞれ形成する。
続いて、図20(b)に示すように、プラグ109と接続されるビット線88、及びプラグ107,108と接続されるプレート線89をそれぞれ形成する。
詳細には、先ず、スパッタ法により、例えばTiNを膜厚60nm程度に堆積してバリアメタル膜85を形成する。
次に、スパッタ法により、例えばAl−Cu合金を膜厚360nm程度に堆積して配線層86を形成する。
次に、スパッタ法により、例えばTiNとTiの積層膜を膜厚70nm程度に堆積してバリアメタル膜87を形成する。
次に、バリアメタル膜87、配線層86、及びバリアメタル膜85をリソグラフィー及びドライエッチングによりパターニングする。このパターニングにより、プラグ109と接続される各ビット線88と、プラグ107,108と接続される各プレート線89とが形成される。
しかる後、層間絶縁膜や上層配線、保護絶縁膜等の形成を経て、変形例2によるスタック型のFeRAMが完成する。図示の例では、トランジスタ構造20aまたは20cと強誘電体キャパシタ構造100により、トランジスタ構造20bまたは20dと強誘電体キャパシタ構造50により、1T1C構造の各メモリセルが構成される。即ち、強誘電体キャパシタ構造100,50が下層キャパシタ層110及び上層キャパシタ層120に交互に隣接配置された構成を採る。
以上説明したように、本例によれば、第1の実施形態の奏する緒効果に加え、水素の強誘電体膜45,67中への侵入を可及的に抑止するとともに、プラグ96からの水素の発生を可及的に抑止し、信頼性の高いFeRAMを実現することが可能となる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、プレーナ型のFeRAMの構成及びその製造方法について説明する。
図21〜図25は、第2の実施形態によるプレーナ型のFeRAMの構成をその製造方法と共に工程順に示す概略断面図である。
先ず、図21(a)に示すように、シリコン半導体基板210上に選択トランジスタとして機能するトランジスタ構造220a,220bを形成する。
詳細には、シリコン半導体基板210の表層に例えばSTI(Shallow Trench Isolation)法により素子分離構造211を形成し、素子活性領域を確定する。
次に、素子活性領域に不純物、ここではBを例えばドーズ量3.0×1013/cm2、加速エネルギー300keVの条件でイオン注入し、ウェル212を形成する。
次に、素子活性領域に熱酸化等により膜厚3.0nm程度の薄いゲート絶縁膜213を形成し、ゲート絶縁膜213上にCVD法により膜厚180nm程度の多結晶シリコン膜及び膜厚29nm程度の例えばシリコン窒化膜を堆積し、シリコン窒化膜、多結晶シリコン膜、及びゲート絶縁膜213をリソグラフィー及びそれに続くドライエッチングにより電極形状に加工することにより、ゲート絶縁膜213上にゲート電極214をパターン形成する。このとき同時に、ゲート電極214上にはシリコン窒化膜からなるキャップ膜215がパターン形成される。
次に、キャップ膜215をマスクとして素子活性領域に不純物、ここではAsを例えばドーズ量5.0×1014/cm2、加速エネルギー10keVの条件でイオン注入し、いわゆるLDD領域216を形成する。
次に、全面に例えばシリコン酸化膜をCVD法により堆積し、このシリコン酸化膜をいわゆるエッチバックすることにより、ゲート電極214及びキャップ膜215の側面のみにシリコン酸化膜を残してサイドウォール絶縁膜217を形成する。
次に、キャップ膜215及びサイドウォール絶縁膜217をマスクとして素子活性領域に不純物、ここではPをLDD領域216よりも不純物濃度が高くなる条件、例えばドーズ量5.0×1014/cm2、加速エネルギー13keVの条件でイオン注入し、LDD領域216と重畳されるソース/ドレイン領域218を形成して、トランジスタ構造220a,220bを完成させる。
続いて、図21(b)に示すように、トランジスタ構造220a,220bの保護膜221及び絶縁膜222を形成する。
詳細には、トランジスタ構造220a,220bを覆うように、保護膜221及び絶縁膜222を順次堆積する。ここで、保護膜221としては、シリコン酸化膜を材料とし、CVD法により膜厚20nm程度に堆積する。絶縁膜222としては、例えばプラズマSiO膜(膜厚20nm程度)、プラズマSiN膜(膜厚80nm程度)及びプラズマTEOS膜(膜厚1000nm程度)を順次成膜した積層構造を形成し、積層後、CMPにより膜厚が700nm程度となるまで研磨する。
続いて、図21(c)に示すように、後述する強誘電体キャパシタ構造230の下部電極の配向性向上膜223を形成する。
詳細には、絶縁膜222上に例えばシリコン酸化膜を堆積し、配向性向上膜223を形成する。
続いて、図22(a)に示すように、下部電極層224、強誘電体膜225及び上部電極層226を順次形成する。
詳細には、先ずスパッタ法により例えば膜厚が20nm程度のTi膜及び膜厚が150nm程度のPt膜を順次堆積させ、Ti膜及びPt膜の積層構造に下部電極層224を形成する。
次に、MOCVD法により、450℃〜550℃程度、ここでは500℃にて下部電極層224上に強誘電体である例えばPZTからなる強誘電体膜225を膜厚200nm程度に堆積する。そして、強誘電体膜225にRTA処理を施して当該強誘電体膜225を結晶化する。
次に、反応性スパッタ法により、強誘電体膜225上に例えば導電性酸化物であるIrO2を材料とする上部電極層226を膜厚200nm程度に堆積する。なお、上部電極層226の材料として、IrO2の代わりにIr、Ru、RuO2、SrRuO3、その他の導電性酸化物やこれらの積層構造としても良い。
続いて、図22(b)に示すように、上部電極231をパターン形成する。
詳細には、上部電極層226をリソグラフィー及びそれに続くドライエッチングにより複数の電極形状に加工して、上部電極231をパターン形成する。
続いて、図22(c)に示すように、強誘電体膜225及び下部電極層224を加工して、下層の強誘電体キャパシタ構造230を形成する。
詳細には、先ず強誘電体膜225を上部電極231に整合させて若干上部電極231よりも大きいサイズとなるように、リソグラフィー及びそれに続くドライエッチングにより加工する。
次に、下部電極層224を、加工された強誘電体膜225に整合させて若干強誘電体膜225よりも大きいサイズとなるように、リソグラフィー及びそれに続くドライエッチングにより加工し、下部電極232をパターン形成する。これにより、下部電極232上に強誘電体膜225、上部電極231が順次積層され、強誘電体膜225を介して下部電極232と上部電極231とが容量結合する強誘電体キャパシタ構造230を完成させる。
その後、強誘電体膜225のエッチング時に受けたダメージを回復するために、酸素アニール処理を実行する。
続いて、図23(a)に示すように、強誘電体キャパシタ構造230を覆う保護絶縁膜233を形成した後、第1の層間絶縁膜227を形成する。
詳細には、強誘電体キャパシタ構造230を覆うように、配向性向上膜223上に金属酸化膜、例えばアルミナを材料としてスパッタ法により膜厚30nm程度に堆積し、保護絶縁膜233を形成する。この保護絶縁膜233により、例えば後工程により形成されるシリコン酸化膜等からの水分・水素の強誘電体膜225への浸入が抑止され、強誘電体膜225へのダメージが防止される。
次に、例えば高密度プラズマ(HDP)CVD法により、保護絶縁膜233を介して強誘電体キャパシタ構造230を覆うようにシリコン酸化膜を膜厚1300nm程度に堆積した後、CMPによりシリコン酸化膜の表面を平坦化して、第1の層間絶縁膜227を形成する。この第1の層間絶縁膜227内に保護絶縁膜233を介して複数(図示の例では1個)の強誘電体キャパシタ構造230が内包される。このとき、強誘電体キャパシタ構造230と保護絶縁膜233及び第1の層間絶縁膜227とにより下層キャパシタ層240が構成される。
続いて、図23(b)に示すように、強誘電体キャパシタ構造230の上部電極231及び下部電極232と接続されるプラグ234,235、及びトランジスタ構造220a,220bのソース/ドレイン領域218と接続されるプラグ236を形成する。
先ず、強誘電体キャパシタ構造230へのビア孔234a,235aを形成する。
詳細には、リソグラフィー及びそれに続くドライエッチングとして、上部電極231の表面の一部が露出するまで第1の層間絶縁膜227及び保護絶縁膜233に施す加工と、下部電極232の表面の一部が露出するまで第1の層間絶縁膜227及び保護絶縁膜233に施す加工とを同時に実行し、それぞれの部位に例えば約0.5μm径のビア孔234a,235aを同時形成する。これらビア孔234a,235aの形成時には、上部電極231及び下部電極232がそれぞれエッチングストッパーとなる。
次に、強誘電体キャパシタ構造230の形成後の諸工程により強誘電体キャパシタ構造230の受けたダメージを回復するためのアニール処理を行う。ここでは例えば、処理温度500℃、酸素雰囲気で60分間のアニール処理を実行する。
次に、トランジスタ構造220a,220bのソース/ドレイン領域218へのビア孔236aを形成する。
詳細には、ソース/ドレイン領域218をエッチングストッパーとして、当該ソース/ドレイン領域218の表面の一部が露出するまで第1の層間絶縁膜127、保護絶縁膜233、配向性向上膜223、絶縁膜222、及び保護膜221をリソグラフィー及びそれに続くドライエッチングにより加工し、例えば約0.3μm径のビア孔236aを形成する。
次に、プラグ234,235,236を形成する。
先ず、通常の酸化膜のエッチング換算で数10nm、ここでは10nm程度に相当するRF前処理を行った後、ビア孔234a,235a,236aの各壁面を覆うように、スパッタ法により例えばTiN膜を膜厚75nm程度に堆積して、下地膜(グルー膜)241を形成する。そして、CVD法によりグルー膜241を介してビア孔234a,235a,236aを埋め込むように例えばW膜を形成する。その後、CMPにより第1の層間絶縁膜227をストッパーとしてW膜及びグルー膜241を研磨し、ビア孔234a,235a,236a内をグルー膜241を介してWで埋め込むプラグ234,235,236を形成する。
続いて、図23(c)に示すように、後述する強誘電体キャパシタ構造250の下部電極の配向性向上膜242を形成する。
詳細には、第1の層間絶縁膜227上に例えばシリコン酸化膜を堆積し、配向性向上膜242を形成する。
続いて、図24(a)に示すように、下部電極層243、強誘電体膜244及び上部電極層245を順次形成する。
詳細には、先ずスパッタ法により例えば膜厚が20nm程度のTi膜及び膜厚が150nm程度のPt膜を順次堆積させ、Ti膜及びPt膜の積層構造に下部電極層243を形成する。
次に、MOCVD法により、450℃〜550℃程度、ここでは500℃にて下部電極層243上に強誘電体である例えばPZTからなる強誘電体膜244を膜厚200nm程度に堆積する。そして、強誘電体膜244にRTA処理を施して当該強誘電体膜244を結晶化する。
次に、反応性スパッタ法により、強誘電体膜244上に例えば導電性酸化物であるIrO2を材料とする上部電極層245を膜厚200nm程度に堆積する。なお、上部電極層245の材料として、IrO2の代わりにIr、Ru、RuO2、SrRuO3、その他の導電性酸化物やこれらの積層構造としても良い。
続いて、図24(b)に示すように、上部電極251をパターン形成する。
詳細には、上部電極層245をリソグラフィー及びそれに続くドライエッチングにより複数の電極形状に加工して、上部電極251をパターン形成する。
続いて、図24(c)に示すように、強誘電体膜244及び下部電極層243を加工して、上層の強誘電体キャパシタ構造250を形成する。
詳細には、先ず強誘電体膜244を上部電極251に整合させて若干上部電極251よりも大きいサイズとなるように、リソグラフィー及びそれに続くドライエッチングにより加工する。
次に、下部電極層243を、加工された強誘電体膜244に整合させて若干強誘電体膜244よりも大きいサイズとなるように、リソグラフィー及びそれに続くドライエッチングにより加工し、下部電極252をパターン形成する。これにより、下部電極252上に強誘電体膜244、上部電極251が順次積層され、強誘電体膜244を介して下部電極252と上部電極251とが容量結合する強誘電体キャパシタ構造250を完成させる。
その後、強誘電体膜244のエッチング時に受けたダメージを回復するために、酸素アニール処理を実行する。
続いて、図25(a)に示すように、強誘電体キャパシタ構造250を覆う保護絶縁膜253を形成した後、第2の層間絶縁膜246を形成する。
詳細には、強誘電体キャパシタ構造250を覆うように、配向性向上膜242上に金属酸化膜、例えばアルミナを材料としてスパッタ法により膜厚30nm程度に堆積し、保護絶縁膜253を形成する。この保護絶縁膜253により、例えば後工程により形成されるシリコン酸化膜等からの水分・水素の強誘電体膜244への浸入が抑止され、強誘電体膜244へのダメージが防止される。
次に、例えば高密度プラズマ(HDP)CVD法により、保護絶縁膜253を介して強誘電体キャパシタ構造250を覆うようにシリコン酸化膜を膜厚1300nm程度に堆積した後、CMPによりシリコン酸化膜の表面を平坦化して、第2の層間絶縁膜246を形成する。この第2の層間絶縁膜246内に保護絶縁膜253を介して複数(図示の例では1個)の強誘電体キャパシタ構造250が内包される。このとき、強誘電体キャパシタ構造250と保護絶縁膜253及び第1の層間絶縁膜246とにより、下層キャパシタ層240よりも上部に位置する上層キャパシタ層260が構成される。
続いて、図25(b)に示すように、強誘電体キャパシタ構造250の上部電極251及び下部電極252と接続されるプラグ254,255、及びプラグ234,235,236と接続されるプラグ256をそれぞれ形成する。
先ず、強誘電体キャパシタ構造250へのビア孔254a,255aを形成する。
詳細には、リソグラフィー及びそれに続くドライエッチングとして、上部電極251の表面の一部が露出するまで第2の層間絶縁膜246及び保護絶縁膜253に施す加工と、下部電極252の表面の一部が露出するまで第2の層間絶縁膜246及び保護絶縁膜253に施す加工とを同時に実行し、それぞれの部位に例えば約0.5μm径のビア孔254a,255aを同時形成する。これらビア孔254a,255aの形成時には、上部電極251及び下部電極252がそれぞれエッチングストッパーとなる。
次に、強誘電体キャパシタ構造250の形成後の諸工程により強誘電体キャパシタ構造250の受けたダメージを回復するためのアニール処理を行う。ここでは例えば、処理温度500℃、酸素雰囲気で60分間のアニール処理を実行する。
次に、プラグ234,235,236へのビア孔256aを形成する。
詳細には、プラグ234,235,236をエッチングストッパーとして、当該プラグ234,235,236の表面の一部が露出するまで第2の層間絶縁膜246及び保護絶縁膜253をリソグラフィー及びそれに続くドライエッチングにより加工し、例えば約0.3μm径のビア孔256aを形成する。
次に、プラグ254,255,256を形成する。
先ず、通常の酸化膜のエッチング換算で数10nm、ここでは10nm程度に相当するRF前処理を行った後、ビア孔254a,255a,256aの各壁面を覆うように、スパッタ法により例えばTiN膜を膜厚75nm程度に堆積して、下地膜(グルー膜)261を形成する。そして、CVD法によりグルー膜261を介してビア孔254a,255a,256aを埋め込むように例えばW膜を形成する。その後、CMPにより第2の層間絶縁膜246をストッパーとしてW膜及びグルー膜261を研磨し、ビア孔254a,255a,256a内をグルー膜261を介してWで埋め込むプラグ254,255,256を形成する。
続いて、図25(c)に示すように、プラグ254,255,256と接続される配線265をそれぞれ形成する。
詳細には、先ず、スパッタ法により、例えばTiNを膜厚60nm程度に堆積してバリアメタル膜262を形成する。
次に、スパッタ法により、例えばAl−Cu合金を膜厚360nm程度に堆積して配線層263を形成する。
次に、スパッタ法により、例えばTiNとTiの積層膜を膜厚70nm程度に堆積してバリアメタル膜264を形成する。
次に、バリアメタル膜262、配線層263、及びバリアメタル膜264をリソグラフィー及びドライエッチングによりパターニングする。このパターニングにより、プラグ254,255,256と接続される各配線265がそれぞれ形成される。
しかる後、層間絶縁膜や上層配線、保護絶縁膜等の形成を経て、第2の実施形態によるプレーナ型のFeRAMが完成する。図示の例では、トランジスタ構造220aと強誘電体キャパシタ構造250により、トランジスタ構造220bと強誘電体キャパシタ構造230により、1T1C構造の各メモリセルがそれぞれ構成される。
以上説明したように、本実施形態によれば、微細化・高集積化及び蓄積電荷量の増加を実現し、信頼性の高いプレーナ型のFeRAMを得ることが可能となる。
以下、本発明の諸態様を付記としてまとめて記載する。
(付記1)半導体基板の上方に形成されており、下部電極と上部電極とにより誘電体膜を挟持してなる1つのキャパシタ構造と、
前記キャパシタ構造を選択するための1つのトランジスタと
を含み1つのメモリセルが構成されており、
前記各メモリセルの前記キャパシタ構造は、前記半導体基板の表面からの高さが相異なる少なくとも2層の層間絶縁膜のいずれか1層内にそれぞれ形成されていることを特徴とする半導体装置。
(付記2)前記各キャパシタ構造について、当該キャパシタ構造と同一の前記層間絶縁膜で隣接する前記キャパシタ構造が存する構成とされてなることを特徴とする付記1に記載の半導体装置。
(付記3)前記各キャパシタ構造について、当該キャパシタ構造と、当該キャパシタ構造と隣接する前記キャパシタ構造とが異なる前記層間絶縁膜内に存する構成とされてなることを特徴とする付記1に記載の半導体装置。
(付記4)前記誘電体膜は、強誘電特性を有する強誘電材料からなることを特徴とする付記1〜3のいずれか1項に記載の半導体装置。
(付記5)前記各層間絶縁膜内において、前記各キャパシタ構造を覆う保護絶縁膜が形成されていることを特徴とする付記4に記載の半導体装置。
(付記6)前記メモリセルは、前記各キャパシタ構造の前記下部電極下及び前記上部電極上にそれぞれ接続プラグが設けられてなるスタック型のものであることを特徴とする付記1〜5のいずれか1項に記載の半導体装置。
(付記7)前記メモリセルは、前記各キャパシタ構造の前記下部電極上及び前記上部電極上にそれぞれ接続プラグが設けられてなるプレーナ型のものであることを特徴とする付記1〜5のいずれか1項に記載の半導体装置。
(付記8)前記各キャパシタ構造の前記下部電極と前記接続プラグとの間に、当該下部電極と同一形状の導電性の保護下地膜が形成されていることを特徴とする付記1〜6のいずれか1項に記載の半導体装置。
(付記9)隣接して積層された2層の前記層間絶縁膜に挟持された1層構造として、前記下部電極と前記接続プラグとの間、前記上部電極と前記接続プラグとの間、及び上下の接続プラグ間のうちの少なくとも一部位に、導電性の保護下地膜が形成されていることを特徴とする付記1〜6,8のいずれか1項に記載の半導体装置。
(付記10)前記接続プラグは、W,TiAlN,TiN,Al,Cu,Ru,SRO,Irのうちの少なくとも1種を含む導電材料からなることを特徴とする付記6〜9のいずれか1項に記載の半導体装置。
(付記11)複数のメモリセルを備えてなる半導体装置の製造方法であって、
半導体基板の上方にトランジスタを形成する工程と、
1つの前記トランジスタと対応するように、前記トランジスタの上方に、下部電極と上部電極とにより誘電体膜を挟持してなる1つのキャパシタ構造を形成する工程と
を含み、
前記各メモリセルの前記キャパシタ構造を、前記半導体基板の表面からの高さが相異なる少なくとも2層の層間絶縁膜のいずれか1層内にそれぞれ形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記12)前記各キャパシタ構造を、当該キャパシタ構造と同一の前記層間絶縁膜で隣接する前記キャパシタ構造が存する構成に形成することを特徴とする付記11に記載の半導体装置の製造方法。
(付記13)前記各キャパシタ構造を、当該キャパシタ構造と、当該キャパシタ構造と隣接する前記キャパシタ構造とが異なる前記層間絶縁膜内に存する構成に形成することを特徴とする付記11に記載の半導体装置の製造方法。
(付記14)前記誘電体膜を、強誘電特性を有する強誘電材料から形成することを特徴とする付記11〜13のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
(付記15)前記各層間絶縁膜内において、前記各キャパシタ構造を覆う保護絶縁膜を形成する工程を更に含むことを特徴とする付記14に記載の半導体装置の製造方法。
(付記16)前記誘電体膜を、MOCVD法により形成することを特徴とする付記15に記載の半導体装置の製造方法。
(付記17)前記メモリセルは、前記各キャパシタ構造の前記下部電極下及び前記上部電極上にそれぞれ接続プラグが設けられてなるスタック型のものであることを特徴とする付記11〜16のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
(付記18)前記メモリセルは、前記各キャパシタ構造の前記下部電極上及び前記上部電極上にそれぞれ接続プラグが設けられてなるプレーナ型のものであることを特徴とする付記11〜16のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
(付記19)前記各キャパシタ構造の前記下部電極と前記接続プラグとの間に、当該下部電極と同一形状の導電性の保護下地膜を形成する工程を更に含むことを特徴とする付記11〜17のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
(付記20)隣接して積層された2層の前記層間絶縁膜に挟持された1層構造として、前記下部電極と前記接続プラグとの間、前記上部電極と前記接続プラグとの間、及び上下の接続プラグ間のうちの少なくとも一部位に、導電性の保護下地膜を形成する工程を更に含むことを特徴とする付記11〜17,19のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
第1の実施形態によるスタック型のFeRAMの構成をその製造方法と共に工程順に示す概略断面図である。 図1に引き続き、第1の実施形態によるスタック型のFeRAMの構成をその製造方法と共に工程順に示す概略断面図である。 図2に引き続き、第1の実施形態によるスタック型のFeRAMの構成をその製造方法と共に工程順に示す概略断面図である。 図3に引き続き、第1の実施形態によるスタック型のFeRAMの構成をその製造方法と共に工程順に示す概略断面図である。 図4に引き続き、第1の実施形態によるスタック型のFeRAMの構成をその製造方法と共に工程順に示す概略断面図である。 図5に引き続き、第1の実施形態によるスタック型のFeRAMの構成をその製造方法と共に工程順に示す概略断面図である。 図6に引き続き、第1の実施形態によるスタック型のFeRAMの構成をその製造方法と共に工程順に示す概略断面図である。 FeRAMの強誘電体キャパシタ構造周辺のレイアウトを示す概略平面図である。 第1の実施形態の変形例1によるスタック型のFeRAMの構成をその製造方法と共に工程順に示す概略断面図である。 図9に引き続き、第1の実施形態の変形例1によるスタック型のFeRAMの構成をその製造方法と共に工程順に示す概略断面図である。 図10に引き続き、第1の実施形態の変形例1によるスタック型のFeRAMの構成をその製造方法と共に工程順に示す概略断面図である。 第1の実施形態の変形例2によるスタック型のFeRAMの構成をその製造方法と共に工程順に示す概略断面図である。 図12に引き続き、第1の実施形態の変形例2によるスタック型のFeRAMの構成をその製造方法と共に工程順に示す概略断面図である。 図13に引き続き、第1の実施形態の変形例2によるスタック型のFeRAMの構成をその製造方法と共に工程順に示す概略断面図である。 図14に引き続き、第1の実施形態の変形例2によるスタック型のFeRAMの構成をその製造方法と共に工程順に示す概略断面図である。 第1の実施形態の変形例3によるスタック型のFeRAMの構成をその製造方法と共に工程順に示す概略断面図である。 図16に引き続き、第1の実施形態の変形例3によるスタック型のFeRAMの構成をその製造方法と共に工程順に示す概略断面図である。 図17に引き続き、第1の実施形態の変形例3によるスタック型のFeRAMの構成をその製造方法と共に工程順に示す概略断面図である。 図18に引き続き、第1の実施形態の変形例3によるスタック型のFeRAMの構成をその製造方法と共に工程順に示す概略断面図である。 図19に引き続き、第1の実施形態の変形例3によるスタック型のFeRAMの構成をその製造方法と共に工程順に示す概略断面図である。 第2の実施形態によるプレーナ型のFeRAMの構成をその製造方法と共に工程順に示す概略断面図である。 図21に引き続き、第2の実施形態によるプレーナ型のFeRAMの構成をその製造方法と共に工程順に示す概略断面図である。 図22に引き続き、第2の実施形態によるプレーナ型のFeRAMの構成をその製造方法と共に工程順に示す概略断面図である。 図23に引き続き、第2の実施形態によるプレーナ型のFeRAMの構成をその製造方法と共に工程順に示す概略断面図である。 図24に引き続き、第2の実施形態によるプレーナ型のFeRAMの構成をその製造方法と共に工程順に示す概略断面図である。
符号の説明
20a,20b,20c,20d,220a,220b トランジスタ構造
30 50 100,230 250 強誘電体キャパシタ構造
40,70,90,110,240 下層キャパシタ層
60,80,120,260 上層キャパシタ層

Claims (7)

  1. 半導体基板の上方に形成されており、下部電極と上部電極とにより誘電体膜を挟持してなる1つのキャパシタ構造と、
    前記キャパシタ構造を選択するための1つのトランジスタと
    を含み1つのメモリセルが構成されており、
    前記各メモリセルの前記キャパシタ構造は、前記半導体基板の表面からの高さが相異なる少なくとも2層の層間絶縁膜のいずれか1層内にそれぞれ形成されており、
    積層された2層の前記層間絶縁膜に挟持された絶縁膜内に形成された1層構造として、上層の前記層間絶縁膜内に形成された前記キャパシタ構造の前記下部電極と第1の接続プラグとの間、下層の前記層間絶縁膜内に形成された前記キャパシタ構造の前記上部電極と第2の接続プラグとの間、及び前記上層の前記層間絶縁膜内と前記下層の前記層間絶縁膜内に形成された一対の第3の接続プラグ間を接続する各部位に、それぞれ導電性の保護下地膜が形成されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記各キャパシタ構造について、当該キャパシタ構造と同一の前記層間絶縁膜で隣接する前記キャパシタ構造が存する構成とされてなることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記各キャパシタ構造について、当該キャパシタ構造と、当該キャパシタ構造と隣接する前記キャパシタ構造とが異なる前記層間絶縁膜内に存する構成とされてなることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記誘電体膜は、強誘電特性を有する強誘電材料からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体装置。
  5. 前記下層の前記層間絶縁膜内に形成された前記キャパシタ構造の前記下部電極と第4の接続プラグとの間を接続する部位に、当該下部電極と同一形状の導電性の保護下地膜が形成されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の半導体装置。
  6. 複数のメモリセルを備えてなる半導体装置の製造方法であって、
    半導体基板の上方にトランジスタを形成する工程と、
    1つの前記トランジスタと対応するように、前記トランジスタの上方に、下部電極と上部電極とにより誘電体膜を挟持してなる1つのキャパシタ構造を形成する工程と
    を含み、
    前記各メモリセルの前記キャパシタ構造を、前記半導体基板の表面からの高さが相異なる少なくとも2層の層間絶縁膜のいずれか1層内にそれぞれ形成し、
    積層された2層の前記層間絶縁膜に挟持された絶縁膜内に形成された1層構造として、上層の前記層間絶縁膜内に形成された前記キャパシタ構造の前記下部電極と第1の接続プラグとの間、下層の前記層間絶縁膜内に形成された前記キャパシタ構造の前記上部電極と第2の接続プラグとの間、及び前記上層の前記層間絶縁膜内と前記下層の前記層間絶縁膜内に形成された一対の第3の接続プラグ間を接続する各部位に、それぞれ導電性の保護下地膜を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 前記各キャパシタ構造を、当該キャパシタ構造と同一の前記層間絶縁膜で隣接する前記キャパシタ構造が存する構成に形成することを特徴とする請求項に記載の半導体装置の製造方法。
JP2006015336A 2006-01-24 2006-01-24 半導体装置及びその製造方法 Expired - Fee Related JP4791191B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006015336A JP4791191B2 (ja) 2006-01-24 2006-01-24 半導体装置及びその製造方法
KR1020060070287A KR100852413B1 (ko) 2006-01-24 2006-07-26 반도체 장치 및 그 제조 방법
US11/515,875 US8222683B2 (en) 2006-01-24 2006-09-06 Semiconductor device and its manufacturing method
US13/403,321 US8497539B2 (en) 2006-01-24 2012-02-23 Semiconductor device and its manufacturing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006015336A JP4791191B2 (ja) 2006-01-24 2006-01-24 半導体装置及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007201002A JP2007201002A (ja) 2007-08-09
JP4791191B2 true JP4791191B2 (ja) 2011-10-12

Family

ID=38284685

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006015336A Expired - Fee Related JP4791191B2 (ja) 2006-01-24 2006-01-24 半導体装置及びその製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (2) US8222683B2 (ja)
JP (1) JP4791191B2 (ja)
KR (1) KR100852413B1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008071897A (ja) * 2006-09-13 2008-03-27 Toshiba Corp 半導体メモリ及び半導体メモリの製造方法
JP2012256702A (ja) * 2011-06-08 2012-12-27 Rohm Co Ltd 強誘電体キャパシタ
US8916434B2 (en) * 2012-05-11 2014-12-23 Cypress Semiconductor Corporation Enhanced hydrogen barrier encapsulation method for the control of hydrogen induced degradation of ferroelectric capacitors in an F-RAM process
US9041154B2 (en) * 2013-03-06 2015-05-26 Nanya Technology Corp. Contact structure and semiconductor memory device using the same
KR102022873B1 (ko) * 2013-03-12 2019-11-04 삼성전자 주식회사 비휘발성 메모리 소자 및 이의 제조 방법
KR102092776B1 (ko) * 2013-11-20 2020-03-24 에스케이하이닉스 주식회사 전자 장치
JP6439284B2 (ja) * 2014-06-12 2018-12-19 富士通セミコンダクター株式会社 半導体装置の製造方法
US9502466B1 (en) * 2015-07-28 2016-11-22 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Dummy bottom electrode in interconnect to reduce CMP dishing
US10741748B2 (en) 2018-06-25 2020-08-11 International Business Machines Corporation Back end of line metallization structures

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW377495B (en) * 1996-10-04 1999-12-21 Hitachi Ltd Method of manufacturing semiconductor memory cells and the same apparatus
JPH10135425A (ja) * 1996-11-05 1998-05-22 Hitachi Ltd 半導体集積回路装置およびその製造方法
JPH10242410A (ja) * 1996-12-26 1998-09-11 Sony Corp 半導体メモリセル及びその作製方法
JPH10256508A (ja) * 1997-01-09 1998-09-25 Sony Corp 半導体メモリ及びその作製方法
US6174735B1 (en) * 1998-10-23 2001-01-16 Ramtron International Corporation Method of manufacturing ferroelectric memory device useful for preventing hydrogen line degradation
KR20000053391A (ko) * 1999-01-12 2000-08-25 루센트 테크놀러지스 인크 다이나믹 램 셀을 포함하는 집적 회로 및 집적 회로 형성방법
US6600185B1 (en) * 1999-03-10 2003-07-29 Oki Electric Industry Co., Ltd. Ferroelectric capacitor with dielectric lining, semiconductor memory device employing same, and fabrication methods thereof
JP4307664B2 (ja) * 1999-12-03 2009-08-05 株式会社ルネサステクノロジ 半導体装置
JP2002033459A (ja) 2000-07-14 2002-01-31 Fujitsu Ltd 半導体装置及びその製造方法
JP3591497B2 (ja) * 2001-08-16 2004-11-17 ソニー株式会社 強誘電体型不揮発性半導体メモリ
JP2003332539A (ja) * 2002-05-17 2003-11-21 Nec Electronics Corp 強誘電体キャパシタ及びその製造方法並びに半導体記憶装置
KR100481853B1 (ko) * 2002-07-26 2005-04-11 삼성전자주식회사 확장된 플레이트 라인을 갖는 강유전체 메모리소자 및 그제조방법
JP2004296682A (ja) * 2003-03-26 2004-10-21 Seiko Epson Corp 半導体装置およびその製造方法
CN100559592C (zh) * 2003-04-15 2009-11-11 富士通微电子株式会社 半导体器件的制造方法
US7329953B2 (en) * 2003-10-29 2008-02-12 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Structure for reducing leakage currents and high contact resistance for embedded memory and method for making same
JP4522088B2 (ja) * 2003-12-22 2010-08-11 富士通セミコンダクター株式会社 半導体装置の製造方法
KR20070026658A (ko) * 2004-06-10 2007-03-08 미츠비시 마테리알 가부시키가이샤 유기 금속 화학 증착용 용액 원료 및 상기 원료를 사용하여제조된 복합 산화물계 유전체 박막
JP4713286B2 (ja) * 2004-12-03 2011-06-29 富士通セミコンダクター株式会社 半導体装置及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR20070077751A (ko) 2007-07-27
KR100852413B1 (ko) 2008-08-14
US8222683B2 (en) 2012-07-17
US8497539B2 (en) 2013-07-30
US20120153368A1 (en) 2012-06-21
US20070170484A1 (en) 2007-07-26
JP2007201002A (ja) 2007-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4791191B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP4025829B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2002208679A (ja) 強誘電体メモリ装置及びその製造方法
US7781812B2 (en) Semiconductor device for non-volatile memory and method of manufacturing the same
US20080237866A1 (en) Semiconductor device with strengthened pads
US20060175642A1 (en) Semiconductor device and method of manufacturing the same
JP3657925B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP4422644B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US20050002266A1 (en) Semiconductor device and its manufacturing method
US6511877B2 (en) Semiconductor integrated circuit and method for manufacturing the same
JP5168273B2 (ja) 半導体装置とその製造方法
US7652377B2 (en) Semiconductor device and manufacturing method of the same
JP3643091B2 (ja) 半導体記憶装置及びその製造方法
JP3793207B2 (ja) 強誘電体記憶装置及びその製造方法
US7253463B2 (en) Semiconductor memory device and method of manufacturing the same
JP4899666B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP5190198B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2012074479A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2010040905A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2006253194A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP3967315B2 (ja) 容量素子、半導体記憶装置及びその製造方法
US20080296646A1 (en) Semiconductor memory device and method for fabricating the same
JP2004153293A (ja) 容量素子、半導体記憶装置及びその製造方法
CN100380668C (zh) 具有铁电膜的半导体器件及其制造方法
JP2003332534A (ja) 半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080605

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20080731

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100826

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100907

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110712

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110721

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140729

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4791191

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees