JP2004296682A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Hiroshi Matsuki
宏 松木
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Abstract

【課題】強誘電体層を含む容量素子と、安定した電気的接続が確保できるコンタクト部とを含む、半導体装置およびその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の半導体装置は、第1電極層40、強誘電体層50、および第2電極層60を含む容量素子100と、第1プラグ導電層30およびコンタクト導電層110を含むコンタクト部200,300と、を含む。コンタクト導電層110は、第1プラグ導電層30の上方に設置され、かつ、第1コンタクト導電層40および第2コンタクト導電層60を含む。第1コンタクト導電層40の端面40aと、第2コンタクト導電層60の端面60aとが連続している。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、強誘電体層を含む容量素子とコンタクト部とを含む半導体装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【背景技術】
近年、自発分極特性を有する強誘電体層を容量絶縁層として用いた容量素子の開発が活発に行なわれている。
【0003】
この容量素子は主に、第1電極層、強誘電体層、および第2電極層から構成されている。この容量素子の上下には一般に、プラグ導電層が形成されている。また、このプラグ導電層とは別に、容量素子より上方の配線層と下方の配線層(または不純物領域)とを接続するために、コンタクト部が形成されている。
【0004】
図11に、一般的な容量素子500と、コンタクト部510とを含む半導体装置の一例を示す。容量素子500は、第1電極層502、強誘電体層504、および第2電極層506の積層体からなる。この容量素子500の上下にはそれぞれ、プラグ導電層530,570が設けられている。プラグ導電層530は、不純物領域514に接続されている。
【0005】
コンタクト部510は、容量素子500より上方に形成された配線層532と、不純物領域516とを接続する。また、コンタクト部510は、配線層532と不純物領域516とを接続するコンタクト導電層520からなる。このコンタクト導電層520は、層間絶縁層522,524を貫通する開口部526に形成されている。
【0006】
なお、容量素子500およびコンタクト部510は、半導体基板10上に形成された不純物領域514,516のかわりに、半導体基板10の上方に形成された配線層(図示せず)に接続されていてもよい。
【0007】
図11に示す半導体装置においては、絶縁層524の上面が平坦化されているので、容量素子500が形成されている分、容量素子500が形成されている領域では、層間絶縁層524の膜厚が小さく、コンタクト部510が形成されている領域では、層間絶縁層524の膜厚が大きくなっている。このように、層間絶縁層524の膜厚にばらつきが生じると、プラグ導電層520,570を形成するために、開口部526,528を層間絶縁層524に精密に形成することが難しくなる。
【0008】
また、コンタクト部510が形成されている領域では、容量素子500の厚さの分だけ層間絶縁層524の膜厚が大きくなる。その結果、開口部526の深さが大きくなるため、開口部526の形成が難しくなることがある。さらに、この場合、層間絶縁層522、524に別々の工程で開口部を形成することによって開口部526を形成する場合、層間絶縁層522に形成された開口部と層間絶縁層524に形成された開口部との位置合わせが難しくなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、強誘電体層を含む容量素子と、安定した電気的接続が確保できるコンタクト部とを含む、半導体装置およびその製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明の半導体装置は、
第1電極層、強誘電体層、および第2電極層を含む容量素子と、
第1プラグ導電層およびコンタクト導電層を含むコンタクト部と、を含み、
前記コンタクト導電層は、前記第1プラグ導電層の上方に設置され、かつ、第1コンタクト導電層および第2コンタクト導電層を含み、
前記第1コンタクト導電層の端面と、前記第2コンタクト導電層の端面とが連続している。
【0011】
本発明の半導体装置によれば、前記容量素子および前記コンタクト部上に絶縁層が形成される場合、前記絶縁層の膜厚のばらつきを小さくすることができる。すなわち、前記容量素子上方の前記絶縁層の膜厚と、前記コンタクト部上方の前記絶縁層の膜厚との差を小さくすることができる。これにより、前記容量素子および前記コンタクト部上にプラグ導電層を形成するために、前記絶縁層のうち前記容量素子上方に形成する開口部と、前記絶縁層のうち前記コンタクト部上方に形成する開口部との間の深さのばらつきを小さくすることができる。これにより、前記開口部を精度良く形成することができる。さらに、前記絶縁層の膜厚のばらつきを小さくすることができるため、前記容量素子および前記コンタクト部を含むユニットの多層化を達成することができる。
【0012】
また、前記第1コンタクト導電層の端面と、前記第2コンタクト導電層の端面とが連続していることにより、前記コンタクト導電層を形成するために使用されるフォトマスクの位置合わせ余裕が必要なくなるため、前記コンタクト導電層の面積を小さくすることができ、微細化に有利である。
【0013】
(2)ここで、本発明の半導体装置において、前記第1コンタクト導電層は、前記第1電極層と同じレベルに形成できる。
【0014】
(3)ここで、本発明の半導体装置において、前記第1電極層の端面と、前記強誘電体層の端面と、前記第2電極層の端面とを連続させることができる。この構成によれば、前記容量素子を形成するために使用されるフォトマスクの位置合わせ余裕が必要なくなるため、微細化に有利である。
【0015】
(4)ここで、本発明の半導体装置において、前記コンタクト部はさらに、第2プラグ導電層を含み、
前記第1プラグ導電層および前記第2プラグ導電層は、前記コンタクト導電層を介して接続できる。
【0016】
(5)ここで、本発明の半導体装置において、前記第1コンタクト導電層は、前記第1電極層と同じ材質からなり、前記第2コンタクト導電層は、前記第2電極層と同じ材質からなることができる。
【0017】
(6)ここで、本発明の半導体装置において、前記コンタクト導電層は、配線として使用できる。
【0018】
(7)ここで、本発明の半導体装置において、前記容量素子を、第3プラグ導電層の上方に設けることができる。
【0019】
(8)ここで、本発明の半導体装置において、前記第1プラグ導電層と、前記第3プラグ導電層は、同じレベルに形成できる。
【0020】
(9)ここで、本発明の半導体装置において、容量素子の上には、第4プラグ導電層が設けることができる。
【0021】
(10)ここで、本発明の半導体装置において、前記容量素子および前記コンタクト部を含むユニットを、複数積層させることができる。
【0022】
(11)本発明の半導体装置の製造方法は、第1プラグ導電層を含む領域の上方に第1導電層を形成し、
容量素子を形成する領域において、前記第1導電層の上に強誘電体層を形成し、
前記強誘電体層および前記第1導電層の上に第2導電層を形成し、
前記第1導電層および前記第2導電層をパターニングして、第1電極層、該強誘電体層、および第2電極層を含む容量素子を形成し、
前記第1導電体層および前記第2導電層をパターニングして、前記第1プラグ導電層の上方に、第1コンタクト導電層および第2コンタクト導電層を含むコンタクト導電層を形成することにより、前記第1プラグ導電層および前記コンタクト導電層を含むコンタクト部を形成すること、を含む。
【0023】
本発明の半導体装置の製造方法によれば、前記第1電極層および前記第2電極層は、一括したエッチングにより形成される。これにより、工程の簡略化を図ることができるうえに、これらの電極層同士の位置ずれを防止することができる。
【0024】
また、前記強誘電体層が形成された後、該強誘電体層の上には前記第2導電層が形成される。したがって、前記強誘電体層が剥き出しの状態で他の工程が行なわれるのを防止することができる。これにより、前記強誘電体層に加わる影響を少なくすることができる。
【0025】
この場合、前記第1電極層および前記第1コンタクト導電層は、前記第1導電層から形成でき、前記第2電極層および前記第2コンタクト導電層は、前記第2導電層から形成できる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0027】
1.半導体装置の構造
図1は、本実施の形態の半導体装置を模式的に示す断面図であり、図10は、図1に示す容量素子100を用いた半導体メモリの単位メモリセルの等価回路図である。
【0028】
本実施の形態の半導体装置は、図1に示すように、電界効果トランジスタ(以下、単に「トランジスタ」ともいう)Trと、容量素子100と、コンタクト部200,300とを含む。トランジスタTrおよび容量素子100は、図10に示すように、メモリセル900の構成要素である。なお、本実施の形態においては、コンタクト部が2つ設置されている場合(コンタクト部200,300)を示すが、コンタクト部の数はこれに限定されるわけではない。また、コンタクト部200,300の設置位置は、図1に示すものに限定されるわけではない。
【0029】
メモリセル900は、図10に示すように、トランジスタTrおよび強誘電体容量素子100を含む。この容量素子100の一方の電極は、トランジスタTrのソース/ドレイン領域の一方に接続されている。また、トランジスタTrの他方はワード線WLに接続され、容量素子100の他方の電極は、プレート線PLに接続されている。このメモリセル900をマトリクス状に配列することにより、大規模メモリを構成することができる。また、コンタクト部200は、メモリセル900内に設けられているのに対して、コンタクト部300は、メモリセル900外に設けられている。
【0030】
次に、容量素子100およびコンタクト部200,300の構造について、図1を参照して説明する。
【0031】
(容量素子)
容量素子100は、トランジスタTr上に、絶縁層20を介して形成されている。トランジスタTrは、半導体基板10上に形成されたゲート導電層15と、半導体基板10に形成された不純物領域14,16とから構成される。不純物領域14,16はソース/ドレイン領域であり、ゲート導電層15を挟むように形成されている。
【0032】
また、容量素子100は、第1電極層140、強誘電体層150、および第2電極層160を含む。第1電極層140は第3プラグ導電層130を介して、トランジスタTrの不純物領域14と電気的に接続されている。第3プラグ導電層130は、バリア層32と、バリア層32の上に形成された埋込導電層34とからなる。バリア層32としては、例えば、チタン等の高融点金属と、窒化チタン等の高融点金属の窒化物層との積層膜を用いることができる。また、埋込導電層34としては、例えばタングステン等の高融点金属を用いることができる。なお、後述する第1,第3および第4プラグ導電層30,70,170を構成するバリア層および埋込導電層の材質についても、このバリア層32および埋込導電層34の材質と同様の材質を用いることができる。なお、本実施の形態においては、ワード線WLは、トランジスタTrのゲート導電層15を兼ねている。
【0033】
本実施の形態の容量素子100では、図1に示すように、第1電極層140の端面140xと、強誘電体層150の端面150xと、第2電極層160の端面160xとが連続している。
【0034】
強誘電体層150は、例えばPZT(PbZrTi1−z)、SBT(SrBiTa)、BST(BaSrTiO)等から形成されている。また、第1電極層140および第2電極層160の材質は、特に限定されないが、例えば、Pt、Ir,IrO,SrRuO,LaSrCoOを挙げることができる。第1電極層140および第2電極層160は、それぞれ、単一の層あるいは複数の層が積層された構造を有することができる。
【0035】
なお、強誘電体層150を形成した後、この強誘電体層150の安定化のために、酸素雰囲気下でのアニール処理を行なう場合には、第1電極層140は、耐酸化性の貴金属(例えば、Pt,Ir)、導電性酸化物(例えば、IrO,RuO)、あるいは前記貴金属と前記導電性酸化物との積層膜からなることができる。例えば、Ir−IrOとPtとの積層膜から第1電極層140を形成することができる。また、例えば、PtとIrとの積層膜から第2電極層160を形成することができる。
【0036】
なお、Irと比較してPtの方が抵抗が若干低いことから、Ptを用いて第1電極層140および第2電極層160を形成することにより、容量素子100の膜厚を小さくすることができる。
【0037】
また、第1電極層140の下には、必要に応じて密着層136および酸化防止層138を形成することができる。
【0038】
さらに、容量素子100の上方には、第4プラグ導電層170が形成されている。第4プラグ導電層170は、バリア層72と、バリア層72の上に形成された埋込導電層74とからなる。さらに、第4プラグ導電層170の上には、配線層80が形成されている。
【0039】
(コンタクト部)
コンタクト部200,300は、第1プラグ導電層30およびコンタクト導電層110を含む。コンタクト部200は、トランジスタTrの不純物領域16上に形成されている。また、コンタクト部300は、不純物領域18上に形成されている。この不純物領域18は、素子分離領域12によって、トランジスタTrとは電気的に絶縁されている。なお、本実施の形態においては、2つのコンタクト部200,300を示したが、いずれか一方のコンタクト部のみが形成されていてもよい。
【0040】
第1プラグ導電層30は、バリア層32と、バリア層32の上に形成された埋込導電層34とからなる。第1プラグ導電層30は、容量素子100の下方に形成された第3プラグ導電層130と同じレベルに形成されている。この第1および第1および第3プラグ導電層30,130は、同じ工程にて形成することができる。
【0041】
コンタクト導電層30は、第1コンタクト導電層40および第2コンタクト導電層60を含む。第1コンタクト導電層40は、容量素子100を構成する第1電極層140と同じ材質からなり、第2コンタクト導電層60は、容量素子100を構成する第2電極層160と同じ材質からなる。また、第1コンタクト導電層40は、容量素子100を構成する第1電極層140と同じレベルに形成されている。
【0042】
コンタクト導電層30はさらに、必要に応じて密着層36および酸化防止層38を含む。この密着層36および酸化防止層38は、第1コンタクト導電層40の下に形成されている。
【0043】
また、このコンタクト導電層30においては、1回のパターニングによってエッチングすることにより、第1コンタクト導電層40の端面40xと、第2コンタクト導電層60の端面60xとが連続している。
【0044】
さらに、コンタクト導電層110の上方には、第2プラグ導電層70が形成されている。すなわち、第1プラグ導電層30および第2プラグ導電層70は、コンタクト導電層110を介して接続されている。第2プラグ導電層70は、バリア層72と、バリア層72の上に形成された埋込導電層74とからなる。さらに、第2プラグ導電層70の上には、配線層82が形成されている。
【0045】
このコンタクト導電層110は、配線として使用することができる。例えば、このコンタクト導電層110を介して、コンタクト導電層110と同じレベルにある他の配線層(図示せず)同士と接続させることができる。すなわち、この場合、前記他の配線層は、絶縁層20上に形成されている。あるいは、例えば、絶縁層22上に形成された複数の配線層(図示せず)同士の接続に、第3プラグ導電層70およびコンタクト導電層110を用いることができる。
【0046】
なお、本実施の形態においては、図1に示すように、容量素子100およびコンタクト導電層110の上に、それぞれ第3および第4コンタクト導電層70,170が形成されている場合を示したが、第3および第4コンタクト導電層70,170のかわりに、絶縁層22を形成した後、容量素子100およびコンタクト導電層110の上に開口部を形成し、この開口部に例えばダマシン法等により直接プラグおよび配線を形成することもできる。
【0047】
2.半導体装置の製造方法
次に、図1に示す半導体装置の製造方法について、図2〜図8を参照して説明する。図2〜図8は、図1に示す半導体装置の一製造工程を模式的に示す断面図である。
【0048】
(1)まず、図2に示すように、トランジスタTrが形成された半導体基板10上に絶縁層20を形成する。次いで、例えばフォトリソグラフィ工程により、絶縁層20のうち、第3コンタクト導電層130を形成するための開口部122と、第1コンタクト導電層30を形成するための開口部124を形成する(図2参照)。
【0049】
(2)次いで、開口部122,124にそれぞれ第1および第3コンタクト導電層30,130を形成する(図3および図4参照)。
【0050】
具体的には、まず、図3に示すように、例えばスパッタリングにより、絶縁層20の表面にバリア層32aを積層する。次いで、バリア層32aの上に、埋込導電層34aを積層する。この工程により、バリア層32aおよび埋込導電層34aによって、開口部122,124が埋め込まれる。
【0051】
次いで、図4に示すように、バリア層32aおよび埋込導電層34aの上部を、例えばCMP(chemical mechanical polishment)法を用いてエッチバックを用いて除去する。これにより、開口部122,124にそれぞれ、第1および第3コンタクト導電層30,130を形成する。
【0052】
(3)次いで、容量素子100およびコンタクト導電層110を形成する(図5〜図8参照)。
【0053】
まず、全面に、必要に応じて密着層36aおよび酸化防止層38aを順に積層した後、第1導電層40aおよび強誘電体層150aを順に形成する。ここで、これらの層は、少なくとも第1および第3コンタクト導電層30,130の上方を覆うように形成する。
【0054】
密着層36aは、第1導電層40aと、第1および第3コンタクト導電層30,130の埋込導電層34との密着性を高めるために形成される。埋込導電層34がタングステンからなる場合、密着層36aとして、例えばチタン等の導電層を用いる。
【0055】
酸化防止層38aは、強誘電体層150a(図5参照)を成膜する際に、第1および第3プラグ導電層30,130の埋込導電層34が酸化されるのを防止する役割を有する。酸化防止層38としては、例えばチタンアルミナイトライドを用いる。
【0056】
第1導電層40aは、スパッタリングや蒸着等の方法によって成膜される。また、強誘電体層150aの形成方法としては、例えばゾルゲル材料やMOD材料を用いたスピンコート法やディッピング法、スパッタ法、MOCVD法、レーザアブレーション法を挙げることができる。
【0057】
次に、図6に示すように、所定のパターンのレジストR10を用いて、強誘電体層150a(図5参照)をパターニングし、容量素子100が形成される領域に強誘電体層150を形成する。このパターニング工程において得られる強誘電体層150の平面形状は、最終的に得られる容量素子100の強誘電体層150の平面形状とほぼ等しいか、あるいはそれ以上の平面形状になるように形成する。
【0058】
ここで得られる強誘電体層150の平面形状が、最終的に得られる容量素子100の強誘電体層150の平面形状より大きい場合、後の工程において第1および第2導電層140a,160aをパターニングする際に(図8参照)、強誘電体層150がともにパターニングされる。これにより、強誘電体層150の端面150xが、第1電極層140の端面140xおよび第2電極層160の端面160xと連続するように形成される。その後、レジストR10を除去した後、強誘電体層150の表面に対してOプラズマ処理またはスパッタエッチングを行なう。これにより、強誘電体層150が安定化される。
【0059】
なお、上記工程においては、強誘電体層150aをパターニングして、強誘電体層150を形成する例について説明したが、かわりに、容量素子100を形成する領域にのみ強誘電体層150を成膜してもよい。
【0060】
次いで、図7に示すように、強誘電体層150および第1導電層40aの上に第2導電層60aを形成する。ここで、第2導電層60aは、少なくとも容量素子100およびコンタクト部200,300を形成する領域に形成される。第2導電層60aは、スパッタリングや蒸着等の方法によって成膜される。
【0061】
さらに、図8に示すように、所定のパターンのレジストR20を形成した後、第2導電層60aおよび第1導電層40aをパターニングする。これにより、第1電極層140、強誘電体層150および第2電極層160を含む容量素子100と、第1および第2コンタクト導電層40,60を含むコンタクト導電層110が形成される。
【0062】
すなわち、この工程において、第1導電層40aから、第1電極層140および第1コンタクト導電層40が形成され、第2導電層60aから、第2電極層160および第2コンタクト導電層60が形成される。
【0063】
また、第2導電層60aおよび第1導電層40aをパターニングする際に、密着層36aおよび酸化防止層38aもともにパターニングされて、それぞれ密着層36、136および酸化防止層38,138となる。
【0064】
なお、前述したように、この工程において、容量素子100を形成する領域において、レジストR20の平面形状より外側に強誘電体層150の平面形状が位置する場合、強誘電体層150もともにパターニングされる。
【0065】
また、この工程において、レジストR20の平面形状に合わせて第1および第2導電層40a,60aがエッチングされる。このため、この工程で得られた容量素子100においては、第1電極層140の端面140xと、強誘電体層150の端面150xと、第2電極層160の端面160xとが連続している。同様に、コンタクト導電層110においては、第1コンタクト導電層40の端面40xと、第2コンタクト導電層60の端面60xとが連続している。その後、レジストR20を除去する。
【0066】
(4)次いで、必要に応じて、水素バリア層(図示せず)を全面に形成する。続いて、容量素子100およびコンタクト導電層110の上に絶縁層22を形成した後、絶縁層22を平坦化する。次いで、この絶縁層22のうち容量素子100およびコンタクト導電層110上に位置する部分にそれぞれ、開口部76,78を形成する。次いで、この開口部76,78にバリア層72および埋込導電層74を形成する。これにより、コンタクト導電層110の上に第2プラグ導電層70を形成するとともに、容量素子100の上に第4プラグ導電層170を形成する。以上の工程により、コンタクト部200,300が得られる。次いで、第2および第4プラグ導電層70,170の上にそれぞれ配線層82,80を形成する(図1参照)。
【0067】
3.作用効果
(1)本実施の形態の半導体装置によれば、コンタクト導電層110は、第1プラグ導電層30の上方に設置され、かつ、第1コンタクト導電層40および第2コンタクト導電層60を含むことにより、容量素子100の上方の絶縁層22の膜厚と、コンタクト導電層110の上方の絶縁層22の膜厚との差を小さくすることができる。これにより、第2プラグ導電層70を形成するために絶縁層22に形成される開口部78の深さと、第4プラグ導電層170を形成するために絶縁層22に形成される開口部76の深さとの差を小さくすることができる。これにより、開口部76,78を精度良く形成することができる。
【0068】
(2)コンタクト導電層110において、第1コンタクト導電層40の端面40xと、第2コンタクト導電層60の端面60xとが連続していることにより、コンタクト導電層110を形成するために使用されるフォトマスクの位置合わせ余裕が必要なくなるため、コンタクト導電層110の面積を小さくすることができ、微細化に有利である。
【0069】
(3)容量素子100において、第1電極層140の端面140xと、強誘電体層150の端面150xと、第2電極層160の端面160xとが連続している。これにより、容量素子100を形成するために使用されるフォトマスクの位置合わせ余裕が必要なくなるため、微細化に有利である。
【0070】
(4)第1プラグ導電層30と第3プラグ導電層130とが、コンタクト導電層110を介して電気的に接続されていることにより、第1プラグ導電層30と第3プラグ導電層130との安定した電気的接続が可能である。特に、第1プラグ導電層30と第3プラグ導電層130との位置が若干ずれた場合であっても、コンタクト導電層110を介して第1プラグ導電層30と第3プラグ導電層130とが電気的接続できるため、第1プラグ導電層30と第3プラグ導電層130との位置合わせのマージンを確保することができる。
【0071】
(5)本実施の形態の半導体装置の製造方法によれば、容量素子100の第1電極層140および第2電極層160(場合によっては、さらに強誘電体層150)は、一括したエッチングにより形成される。これにより、工程の簡略化を図ることができるうえに、これらの電極層同士の位置ずれを防止することができる。
【0072】
(6)強誘電体層150aをパターニングすることにより、強誘電体層150を形成した後、強誘電体層150の上には第2導電層60aが形成される(図7参照)。したがって、強誘電体層150が剥き出しの状態で他の工程が行なわれるのを防止することができる。
【0073】
例えば、強誘電体層150が剥き出しの状態で、強誘電体層150上に層間絶縁層を積層する工程や、強誘電体層150の上に形成された層間絶縁層を除去する工程を行なうことは、強誘電体層150にダメージを与えるおそれがある。具体的には、強誘電体層150の上に形成された層間絶縁層を除去する場合、強誘電体層150の一部がともに除去されてしまい、強誘電体層150の容量が少なくなるおそれがある。
【0074】
これに対して、本実施の形態の半導体装置の製造方法によれば、強誘電体層150を形成した後、強誘電体層150の上には第2導電層60aが形成される。これにより、他の製造工程が強誘電体層150に及ぼされる影響を小さくすることができる。
【0075】
(変形例)
図1に示す半導体装置は、容量素子100およびコンタクト部200,300を含むユニット1000を有する。このユニット1000が複数積層されている半導体装置の一例を図9に示す。
【0076】
図9に示す半導体装置においては、半導体基板10上に2つのユニット1000が積層されている。すなわち、図9に示す半導体装置は、図1に示す半導体装置の上に、さらにユニット1000を含む。なお、積層されるユニットの数は特に限定されるわけではない。
【0077】
また、2つのユニット1000の間は、絶縁層24によって絶縁されている。なお、2つのユニット1000のうち下部のユニットにおいては、図1に示す半導体装置と同様に、第1および第3プラグ導電層30,130がそれぞれ不純物領域14,16に接続されているのに対して、2つのユニット1000のうち上部のユニットにおいては、第1および第3プラグ導電層30,130がそれぞれ配線層90,92に接続されている。
【0078】
図9に示す半導体装置においては、図1に示す半導体装置と同様の作用効果を有する。さらに、1つのユニット1000において絶縁層22の膜厚のばらつきを少なくすることができるため、ユニット1000の多層化を容易に達成することができ、安定した配線層間の接続(あるいは配線層と不純物領域との間の接続)を得ることができる。
【0079】
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法および結果が同一の構成、あるいは目的および結果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成または同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
【0080】
例えば、図1および図10では1T1C型メモリセルについて示したが、本発明を適用することができるメモリセルの形態はこれに限定されるわけではなく、例えばクロスポイント型のメモリセルにも本発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の半導体装置を模式的に示す断面図である。
【図2】図1に示す半導体装置の一製造工程を模式的に示す断面図である。
【図3】図1に示す半導体装置の一製造工程を模式的に示す断面図である。
【図4】図1に示す半導体装置の一製造工程を模式的に示す断面図である。
【図5】図1に示す半導体装置の一製造工程を模式的に示す断面図である。
【図6】図1に示す半導体装置の一製造工程を模式的に示す断面図である。
【図7】図1に示す半導体装置の一製造工程を模式的に示す断面図である。
【図8】図1に示す半導体装置の一製造工程を模式的に示す断面図である。
【図9】図1に示すユニット1000が複数設置された半導体装置を模式的に示す断面図である。
【図10】図1に示す半導体装置の等価回路を示す図である。
【図11】一般的な容量素子およびコンタクト部の構造を模式的に示す図である。
【符号の説明】
10 半導体基板、 12 素子分離領域、 14,16,18 不純物領域、 15 ゲート導電層、 20,22,24 絶縁層、 30 第1プラグ導電層、 32,32a,72 バリア層、 34,34a,74 埋込導電層、36,36a,136 密着層、 38,38a,138 酸化防止層、 40 第1コンタクト導電層、 40a 第1導電層、 40x 第1導電層の端面、 60 第2コンタクト導電層、 60a 第2導電層、 60x 第2コンタクト導電層の端面、 70 第2プラグ導電層、 76,78 開口部、 80,82,84,90,92 配線層、 100 容量素子、 110 コンタクト導電層、 122,124 開口部、 130 第3プラグ導電層、 140 第1電極層、 140x 第1電極層の端面、 150,150a 強誘電体層、 150x 強誘電体層の端面、 160 第2導電体層、 160x第2導電体層の端面 170 第4プラグ導電層、 200,300 コンタクト部 1000,2000 ユニット、 R10,R20 レジスト

Claims (12)

  1. 第1電極層、強誘電体層、および第2電極層を含む容量素子と、
    第1プラグ導電層およびコンタクト導電層を含むコンタクト部と、を含み、
    前記コンタクト導電層は、前記第1プラグ導電層の上方に設置され、かつ、第1コンタクト導電層および第2コンタクト導電層を含み、
    前記第1コンタクト導電層の端面と、前記第2コンタクト導電層の端面とが連続している、半導体装置。
  2. 請求項1において、
    前記第1コンタクト導電層は、前記第1電極層と同じレベルに形成されている、半導体装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記第1電極層の端面と、前記強誘電体層の端面と、前記第2電極層の端面とが連続している、半導体装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記コンタクト部はさらに、第2プラグ導電層を含み、
    前記第1プラグ導電層および前記第2プラグ導電層は、前記コンタクト導電層を介して接続されている、半導体装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    前記第1コンタクト導電層は、前記第1電極層と同じ材質からなり、
    前記第2コンタクト導電層は、前記第2電極層と同じ材質からなる、半導体装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
    前記コンタクト導電層は、配線として使用される、半導体装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかにおいて、
    前記容量素子は、第3プラグ導電層の上方に設けられている、半導体装置。
  8. 請求項7において、
    前記第1プラグ導電層と、前記第3プラグ導電層は、同じレベルに形成されている、半導体装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれかにおいて、
    前記容量素子の上には、第4プラグ導電層が設けられている、半導体装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれかにおいて、
    前記容量素子および前記コンタクト部を含むユニットが、複数積層されている、半導体装置。
  11. 第1プラグ導電層を含む領域の上方に第1導電層を形成し、
    容量素子を形成する領域において、前記第1導電層の上に強誘電体層を形成し、
    前記強誘電体層および前記第1導電層の上に第2導電層を形成し、
    前記第1導電層および前記第2導電層をパターニングして、第1電極層、該強誘電体層、および第2電極層を含む容量素子を形成し、
    前記第1導電体層および前記第2導電層をパターニングして、前記第1プラグ導電層の上方に、第1コンタクト導電層および第2コンタクト導電層を含むコンタクト導電層を形成することにより、前記第1プラグ導電層および前記コンタクト導電層を含むコンタクト部を形成すること、を含む、半導体装置の製造方法。
  12. 請求項11において、
    前記第1電極層および前記第1コンタクト導電層は、前記第1導電層から形成され、
    前記第2電極層および前記第2コンタクト導電層は、前記第2導電層から形成される、半導体装置の製造方法。
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