JP4784766B2 - カップ型容器の殺菌充填方法及びその装置 - Google Patents

カップ型容器の殺菌充填方法及びその装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4784766B2
JP4784766B2 JP2006535153A JP2006535153A JP4784766B2 JP 4784766 B2 JP4784766 B2 JP 4784766B2 JP 2006535153 A JP2006535153 A JP 2006535153A JP 2006535153 A JP2006535153 A JP 2006535153A JP 4784766 B2 JP4784766 B2 JP 4784766B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
chamber
zone
cup
sterilization
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006535153A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2006030790A1 (ja
Inventor
宣昭 長谷
吉則 浅田
健 岩下
正一 稲葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Seikan Kaisha Ltd
Original Assignee
Toyo Seikan Kaisha Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Seikan Kaisha Ltd filed Critical Toyo Seikan Kaisha Ltd
Priority to JP2006535153A priority Critical patent/JP4784766B2/ja
Publication of JPWO2006030790A1 publication Critical patent/JPWO2006030790A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4784766B2 publication Critical patent/JP4784766B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B55/00Preserving, protecting or purifying packages or package contents in association with packaging
    • B65B55/02Sterilising, e.g. of complete packages
    • B65B55/025Packaging in aseptic tunnels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B55/00Preserving, protecting or purifying packages or package contents in association with packaging
    • B65B55/02Sterilising, e.g. of complete packages
    • B65B55/027Packaging in aseptic chambers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B55/00Preserving, protecting or purifying packages or package contents in association with packaging
    • B65B55/02Sterilising, e.g. of complete packages
    • B65B55/04Sterilising wrappers or receptacles prior to, or during, packaging
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B55/00Preserving, protecting or purifying packages or package contents in association with packaging
    • B65B55/02Sterilising, e.g. of complete packages
    • B65B55/04Sterilising wrappers or receptacles prior to, or during, packaging
    • B65B55/10Sterilising wrappers or receptacles prior to, or during, packaging by liquids or gases
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G47/00Article or material-handling devices associated with conveyors; Methods employing such devices
    • B65G47/52Devices for transferring articles or materials between conveyors i.e. discharging or feeding devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G47/00Article or material-handling devices associated with conveyors; Methods employing such devices
    • B65G47/52Devices for transferring articles or materials between conveyors i.e. discharging or feeding devices
    • B65G47/525Devices for transferring articles or materials between conveyors i.e. discharging or feeding devices using fluid jets
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G2201/00Indexing codes relating to handling devices, e.g. conveyors, characterised by the type of product or load being conveyed or handled
    • B65G2201/02Articles
    • B65G2201/0235Containers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Filling Of Jars Or Cans And Processes For Cleaning And Sealing Jars (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
  • Closing Of Containers (AREA)

Description

本発明は、食品等の内容物をカップやトレー等の開口部の大きい容器に殺菌充填、特に無菌充填するカップ型容器の殺菌充填方法及び装置に関する。
内容物を無菌状態で密封する無菌充填ラインでは、容器殺菌工程・容器洗浄工程、充填工程、蓋材の殺菌工程・洗浄工程、密封工程を必要とし、これらの工程は無菌チャンバー内で行なっている。従来、無菌充填装置として、1つの無菌チャンバー内に1つのコンベヤを配置して、該コンベヤに容器を正立状態で供給し、正立状態で搬送中の容器に殺菌液をスプレーする殺菌工程、加熱無菌エアによる乾燥工程、内容物充填工程、蓋材によるシール工程を経てシール済み容器をチャンバー外に排出するようにした殺菌装置が知られている(特許文献1参照)。しかしながら、一つのチャンバー内で一つのコンベヤで搬送中に容器の殺菌から充填を行なうためには、容器を最初から正立状態で搬送しなければならないから、洗浄水での洗浄は容器内に溜まった洗浄水を除去できないので、洗浄を行なうことはできず、熱風乾燥で除去できるような過酸化水素等の揮発性の殺菌剤による殺菌に頼らざるを得ないが、その場合薬剤を短時間に確実に除去できるように薬剤の噴霧量を微量にしなければならず、殺菌効果が限定的になり、適用できる内容品が制約され、低酸性飲料等腐敗しやすい飲料品の場合は、製造した製品がチルド流通を必要とするなどの問題点があった。また、一つのチャンバー内で容器の殺菌から密封まで行なうと、殺菌容器の殺菌・乾燥ゾーンでの薬剤の飛沫や臭気が充填・密封側ゾーンに拡散して、内容物へ付着するおそれがある等の問題点があった。
そのような、問題点を解決するために、チャンバーを二つに分け、始めのチャンバーでは容器を倒立状態で搬送することによって殺菌・洗浄ができ、且つ次のチャンバーでは容器を正立状態に搬送することによって、容器への内容物充填・密封ができ、殺菌・洗浄工程での十分な量による確実な殺菌・洗浄を可能にし、且つ殺菌剤の飛沫や臭気が内容物充填工程に拡散することを防止するようにした無菌充填装置が提案されている(特許文献2、3)。これら特許文献2、3では、内容物の充填と容器の密封を行う無菌チャンバーの前段に容器殺菌チャンバーが設置され、この容器殺菌チャンバーの容器排出口が垂直ショートを介して無菌チャンバーに接続されることにより、無菌チャンバーと気密に連通されるとともに、無菌チャンバー同様に内部が無菌空気で陽圧に保たれている。殺菌されかつ殺菌液の除去された容器はその後排出口の直上まで搬送される間に反転されて口部を上向きにした姿勢となり、その姿勢のままシュートを介して無菌チャンバーに送り込まれるようになっている。
特開昭55−110555号公報 特開昭60−99828号公報 特開昭60−123328号公報
しかしながら、前記特許文献1、2に記載のように容器を殺菌チャンバーから無菌チャンバーにシュートを介して落下させる方式は、殺菌チャンバー内の殺菌剤を含んだ空気が無菌チャンバーへ流入しないように、殺菌チャンバーより無菌チャンバーの気圧を高くするため、合成樹脂製等の軽量なカップ型容器の場合搬送が不安定となり、無菌チャンバー内のコンベヤに安定した姿勢で容器を供給することができないという問題点がある。また、無菌チャンバーには、容器の供給口、蓋材の供給口、密封済み容器の排出口、蓋材の排出口等多くの開口部を有し、外気が侵入しやすい条件にあるが、従来これらの開口部から無菌チャンバーへの外気の侵入を阻止する満足な対策は得られてなく、無菌チャンバー内の高無菌化を維持するのが困難であった。さらに、カップ型容器が近年多用されているPET(ポリエチレンテレフタレート)などのポリエステル樹脂製である場合、容器殺菌工程での過酸化水素水による殺菌は、容器表面に過酸化水素が吸着し易く、また加熱により熱変形しやすいという問題点がある。また、従来上記のように無菌充填されたカップ型飲料は、上記理由により容器に対しては生残菌数を百万分の1以下にする殺菌性確保と薬剤残留低減の両立が困難であり、また、充填環境も容器と同等の殺菌と殺菌後の無菌確保・維持が重要であるが、従来のチルド流通に対応した充填装置は簡易的な環境殺菌に対応しているものの、容器と同等の殺菌と無菌性維持には対応できておらず、常温流通可能な製品に至っていない。
そこで本発明は、従来のカップ型容器の無菌充填装置の上記問題点を解決しようとするものであり、一つのチャンバー内で容器の殺菌・洗浄と充填・密封ができて十分な殺菌効果を得ることができ、且つ殺菌剤や洗浄水の飛沫や臭気が内容物充填工程に拡散するのを防止することができ、さらに軽量な容器であっても倒立状態から正立状態に安定して反転して充填工程に搬送でき、しかもポリエステル樹脂製等の合成樹脂製カップ容器であっても熱変形や臭気付着のおそれがなく、確実に殺菌でき、また無菌チャンバーの無菌性を確実に維持できるようにしたカップ型容器の殺菌充填方法とその装置を提供することを目的とする。
上記問題点を解決する本発明のカップ型容器の殺菌充填方法は、一体のチャンバー内で、容器殺菌工程から容器洗浄工程までの容器の搬送と、充填工程から密封工程までの容器の搬送をほぼ同一平面に直列状態に配置されたそれぞれ異なるコンベヤで行ない、容器殺菌工程から容器洗浄工程までは容器を倒立状態で搬送し、倒立状態でコンベヤで搬送しながら容器殺菌洗浄を行ない、洗浄終了後のカップ型容器をコンベヤ間の中継で正立状態に移載して充填工程に搬送することを特徴とするものである。前記カップ型容器の殺菌は、殺菌剤を倒立状態の容器の少なくとも内面に噴射して行い、かつ前記カップ型容器の洗浄は無菌水を倒立状態の容器の少なくとも内面に噴射して行なうようにする。前記チャンバーを、内部が無菌空気によって陽圧化された無菌チャンバーとすることによって、無菌充填方法として適用できる。
前記無菌チャンバーは、カップ型容器の供給口、充填密封済みカップ型容器の排出口、蓋材の供給口、蓋材スケルトンの排出口を有すると共に、無菌空気の給気口、及び主排気口を有し、該主排気口の手前に予備圧力ゾーンを設けて無菌チヤンバー本室と隔壁で区切り、該予備圧力ゾーンの気圧Pを前記無菌チャンバー本室内の気圧Pよりも低く、外気圧P3よりも高く、P>P>Pの関係を満たすように圧力を制御して、前記チャンバー内の空気の流れ方向を制御することによって、チャンバー内への外気の侵入を効果的に阻止することができると共に、チャンバー内の気流の流れを予備圧力ゾーン方向への流れに制御することができ、容器殺菌、洗浄工程の空気が充填、密封工程へ流れるのを防止することができる。前記チャンバーは、前記異なるコンベヤ間の中継部位で殺菌・洗浄側ゾーンと充填・密封側ゾーンに仕切られ、充填・密封側ゾーンの気圧P0−1を殺菌・洗浄側ゾーンの気圧P0−2よりも高くなるようにすることによって、殺菌ゾーン及び洗浄ゾーンからの洗浄水の飛沫や殺菌薬剤の臭気が充填〜密封ゾーンに流入することをより効果的に阻止することができる。
容器殺菌、容器洗浄工程を行なう容器殺菌ゾーンおよび容器洗浄ゾーンは、空気の流通は許容し、液の所定方向への流通を阻止する仕切り手段で仕切り、空気の流通を許しながら、容器殺菌ゾーン及び容器洗浄ゾーンで飛び跳ねた殺菌液や洗浄液の飛沫が他のゾーンに飛び散ることを防止するようにすることによって、容器殺菌ゾーン及び容器洗浄ゾーンで発生した飛沫の他のゾーンへの飛散を防止しながらチャンバー内の気圧を制御することができる。そして、カップ型容器の殺菌は、ポリエステル樹脂製の場合、過酢酸溶液を倒立状態の容器の少なくとも内面に噴霧して行なうことにより、従来のような容器への臭気の付着や容器の熱変形のおそれがなく、良好に行なうことができる。
前記チャンバーへの容器の供給は、前記カップ型容器の供給口に配置された容器供給ロータにより容器スタッカーから容器を受け取り、容器供給口からチャンバー内の空気の流出を防止しながら、容器を反転して前記チャンバー内の容器を倒立搬送する前記コンベヤ上に供給することにより、チャンバー内の殺菌剤を含んだ空気がチャンバー外へ流出するのを防止することができる。
上記殺菌充填方法を実施する本発明のカップ型容器の殺菌充填装置は、一体のチャンバー内に、カップ型容器を倒立状態で搬送する第1コンベヤとその下流側にカップ型容器を正立状態に嵌合して搬送する第2コンベヤをほぼ同一平面に直列状に配置し、前記第1コンベヤに沿って容器供給装置、容器殺菌装置、容器洗浄装置を順次配置して、上流側から順に容器供給ゾーン、容器殺菌ゾーン、容器洗浄ゾーンを形成し、且つ前記第2コンベヤに沿って内容物充填装置、蓋材シール装置、密封済みカップ型容器の排出装置を順次配設して、上流側から順に内容物充填ゾーン、蓋材シールゾーン、密封済み容器排出ゾーンを形成してなり、前記第1コンベヤは容器を倒立状態で受ける受け台を有するコンベヤであり、前記第2コンベヤは容器を正立状態で受ける容器嵌合口が形成された容器受け台を有するコンベヤからなり、コンベヤ間の容器の受け渡しを第1コンベヤの下流側端部で横倒しになった状態で、第2コンベヤの前記容器嵌合口に受け渡すことにより、第2コンベヤに反転状態で容器を移載するようにしてなることを特徴とするものである。
前記チャンバーは、内部が無菌空気によって陽圧化された無菌チャンバーであり、カップ型容器の供給口、充填密封済みカップ型容器の排出口、蓋材供給口、蓋材スケルトン排出口を有すると共に、無菌空気の給気口、及び主排気口を有し、前記無菌チャンバー内の前記容器供給ゾーンの上流側を前記第1コンベヤが通過する通過口を有する隔壁で区切って、予備圧力ゾーンを形成し、該予備圧力ゾーンに前記主排気口が形成されていることによって、容器殺菌・洗浄側ゾーンの空気が充填密封ラインに流れるのを効果的に防止することができると共に、無菌チャンバー内への空気の流入を阻止できる。前記容器殺菌工程、容器洗浄工程を行なう容器殺菌ゾーンおよび容器洗浄ゾーンは、空気の流通は許容し、液の所定方向への飛散を阻止する仕切り手段で仕切り、空気の流通を許しながら、容器殺菌ゾーン及び容器洗浄ゾーンで飛び跳ねた殺菌液や洗浄液が他のゾーンに飛び散ることを防止するようにする。具体的な仕切り手段として、それぞれのゾーンに向けて下向き傾斜となる傾斜板を所定間隔で配置してなるブラインド状仕切を用いることが望ましい。
前記容器供給装置は、前記無菌チャンバーの上壁に形成された容器供給室、該容器供給室の上壁に配置された容器供給スタッカー、前記容器供給室に配置され前記容器スタッカーから容器を受取り反転して前記無菌室内の前記第1コンベヤ上に容器を供給する容器供給ロータとからなり、該容器供給ロータは、円柱状ロータの外周部に1又は複数個の容器嵌合ポケットを備え、その外周面が前記容器供給室の上部開口部及び前記無菌チャンバーの容器供給口の開口縁部と周接するように配置することによって、容器供給口から無菌チャンバー内の空気が流出することを防止してなる手段を採用することによって、該容器供給口を通しての無菌チャンバー内の空気の流出を効果的に阻止できる。無菌チャンバーに蓋材殺菌ゾーン、蓋材洗浄ゾーンが連接され、これらの蓋材殺菌ゾーン、蓋材洗浄ゾーンはそれぞれ蓋材通過孔が形成された隔壁で仕切られ、無菌チャンバー内の気圧に対して異なる気圧に制御できるように構成することによって、蓋材通過孔からの無菌チャンバー内の空気の流出を最小限にできる。
前記第1コンベヤの受け台は、カップ型容器のフランジが嵌り込む開口部を有し、該開口部の内部に容器のフランジを支える複数個の半径方向に突出した突起を有し、且つ容器の高さ方向に延び容器横倒し時の支えピンを少なくとも一本有してなる構成を採用することによって、容器を安定して搬送受け渡しができると共に、保持台の容器との接触面積が少なくすることができ、容器を効率良く殺菌洗浄することができる。また、前記チャンバーを、前記第1コンベヤと第2コンベヤとの中継部で、少なくとも容器が通過する開口を有した隔壁で殺菌・洗浄側ゾーンと充填・密封側ゾーンに仕切り、充填・密封側ゾーンの気圧を、殺菌・洗浄側ゾーンの気圧よりも高くなるように構成することによって、容器の殺菌・洗浄時の洗浄水の飛沫や臭気が、充填・密封ゾーンに流入することを効果的に阻止でき望ましい。さらに、前記無菌チャンバーの第2コンベヤの下流側端部近傍の無菌室チャンバーの上壁に、容器排出圧力調整室を設け、該容器排出圧力調整室と前記無菌チャンバーを、容器が通過可能な容器取出口を介して連通させ、容器排出圧力調整室内と前記無菌チャンバー内の気圧を別々に制御可能に構成することによって、無菌チャンバー内の気流の流れを制御できる。
また、上記殺菌充填方法により得られたカップ型容器詰飲料は、密封後常温流通が可能であり、比較的腐敗しやすい低酸性飲料でも常温流通が可能である。
本発明のカップ型容器の殺菌充填方法及び装置は、一体のチャンバー内で、容器殺菌工程から容器洗浄工程までの容器の搬送と、充填工程から密封工程までの容器の搬送を直列状態に配置されたそれぞれ異なるコンベヤで搬送し、同一圧力チャンバー内で倒立状態から正立状態に変換して移載するので、軽量なカップ型容器であっても密封チャンバー内の充填密封ラインのコンベヤに安定して殺菌済みの容器を移載できる。また、容器を倒立状態で殺菌・洗浄を行うので、薬剤の噴射量を多くしても残留する心配がなく、確実な殺菌ができる。そして、主排気口の手前に予備圧力ゾーンを設け、該予備圧力ゾーンの気圧を前記チャンバー内の気圧よりも低く、外気圧よりも高くするようにしてチャンバー内の気流の方向を制御することによって、チャンバー内への外気の侵入を効果的に阻止することができ、且つ容器殺菌ゾーンおよび容器洗浄ゾーンを充填・密封側ゾーンと同一チャンバー内に設けても、気流方向を予備圧力ゾーンに向かわせることができるので、充填ゾーンに拡散することがなく、内容物内に殺菌剤の飛沫や臭気あるいは菌が付着することがない。
また、容器殺菌工程、容器洗浄工程を行なう容器殺菌ゾーンおよび容器洗浄ゾーンは、ブラインド状仕切りで仕切ることによって、容器殺菌ゾーン及び容器洗浄ゾーンでの飛散液の他のゾーンへの飛散を防止しながらチャンバー内の気圧を一様に保つことができ、容器抜けがあっても安定して容器を搬送することができる。特に、容器を倒立状態で搬送する場合、リテーナーに嵌合して搬送する正立状態の場合と異なり、容器のフランジ部分を係合のみで搬送するので、軽量な容器の場合、気流の乱れで容器が不安定になるが、上記のようにブラインド状仕切りで仕切った場合、気流の乱れが少なく、容器の安定搬送にも効果が高い。さらに、カップ型容器の殺菌は、PETなどのポリエステル樹脂製の場合、過酢酸溶液を倒立状態の容器の少なくとも内面に噴射して行なうことにより、従来のような容器への臭気の付着や容器の熱変形のおそれがなく、良好に行なうことができる。
そして、本発明の殺菌装置は、同一チャンバー内に第1コンベヤ及び第2コンベヤを配置したので、構造を単純化することができる。特に、カップ型容器の倒立状態から正立状態への反転機構を従来の機構と比べて特段に単純化することができ、装置の殺菌が容易となり、無菌充填機構における最も大事な洗浄化を維持するのに有利な機構となっている。
また、容器供給装置を請求項13のように構成することによって、容器供給口を通しての薬剤臭を含んだ無菌チャンバー内の空気の外部への流出を低減する効果的がある。さらに、蓋材殺菌ゾーン、蓋材洗浄ゾーンが無菌チャンバー内の気圧に対して異なる気圧に制御できるように構成することによって、蓋材通過孔からの無菌チャンバー内の空気の流出を最小限にでき、無菌チャンバー内を効率的に無菌状態に維持できる。また、容器排出圧力調整室を設け、容器排出圧力調整室内と無菌チャンバー内の気圧を別々に制御可能に構成することによって、無菌チャンバー内への容器排出口からの無菌チャンバー内の空気の流出を最小限にできると共に無菌チャンバー内の気流の流れ方向を制御できる。これらの圧力調整機能により、無菌チャンバー内の気圧から外気圧まで各ゾーンの気圧を段階的に制御することによって、無菌チャンバーの無菌性を確実に維持すると共に内部の空気の流れ方向を制御でき、さらに無菌チャンバーからの空気の流出を最小限にして、陽圧維持のための無菌空気の供給量を低減できる。また、第1コンベヤと第2コンベヤの中継部位で隔壁で仕切ることによって、殺菌・洗浄ゾーンからの飛沫や殺菌薬剤の臭気が充填・密封ゾーンへの流入を効果的に阻止することができ、より良好な無菌充填製品を得ることができる。以上のような本発明のカップ型容器の殺菌充填方法と装置は、無菌充填に限らず、チルド充填、ホットパックなどにも適用できるが、無菌充填への適用が最も望ましい。本発明の無菌充填方法により得られたカップ型容器詰飲料は、
従来チルド流通が求められていた低酸性飲料等腐敗しやすい飲料のカップ型容器詰飲料であっても、高無菌度の充填密封が可能であるため、製造後は常温においても長期間に渡って菌が増殖することなく、常温流通が可能であり、流通コストを低減させることができる。
本発明の実施形態に係る無菌充填装置の概略を示す模式図である。 図1の無菌充填装置の第1コンベヤ上に配置されている容器殺菌ゾーン及び容器洗浄ゾーン部の概略を示す模式図である。 第1コンベヤ及び第2コンベヤの要部拡大正面図である。 (A)第1コンベヤの保持台の平面図、(B)その側面図である。 本発明の他の実施形態に係る無菌充填装置の要部概略を示す模式図である。
符号の説明
1 無菌チャンバー 1A 無菌チャンバー本室
2 第1コンベヤ 3 第2コンベヤ
4 保持台 5 保持台
6 案内ガイド 7 容器供給装置
8 スプロケット 9 容器供給ゾーン
10 容器殺菌ゾーン 11 容器洗浄ゾーン
12 容器水切りゾーン 13 上壁
14 容器供給室 15 容器供給室の上壁
16 スタッカー 17 容器供給ロータ
18 容器嵌合ポケット 20 殺菌剤噴射ノズル
21 洗浄ノズル 22 殺菌剤受けパン
23 洗浄水受けパン 24 殺菌剤溜め
25 洗浄水溜め 26 遮蔽板
27 底壁 28 上流側端壁
30 予備圧力ゾーン 31 無菌水噴射ノズル
32 無菌空気噴射ノズル 33 開口部
34 突起 351〜4 ブラインド上仕切り
36 傾斜板 38 容器
40 内容物充填装置 411〜4 蓋材シール装置
43 容器排出圧力調整室 45 蓋材殺菌室
46 蓋材洗浄室 47 蓋材搬送室
48 蓋材ウェブ 49 蓋材スケルトン
50 圧力調整室 51 圧力調整室
52 殺菌剤噴射ノズル 53 洗浄水噴射ノズル
55 無菌エア供給口 56 主排気口
57 容器殺菌・洗浄側ゾーン排気口 58 排気口
59 排気口 71 仕切板
72 殺菌・洗浄側ゾーン 73 充填・密封側ゾーン
74 通過孔
以下、本発明の実施形態を図面に基いて詳細に説明する。
図1は、本発明のカップ型容器への無菌充填ラインの概略を示している。本発明では、全体として1個の陽圧化された無菌チャンバー1内に無菌充填ラインが配置されている。無菌チャンバー1内には、第1コンベヤ2と第2コンベヤ3が縦列に配置され、それぞれ同期して間欠的に回転駆動される。第1コンベヤ2は、カップ型容器を倒立状態で搬送するコンベヤであり、一対の平行するチェーン等の無端帯間にカップ型容器を倒立状態で保持する保持台4が所定ピッチで配置されている。保持台4の構造は、容器の下に向いた開口部から容器内周面に殺菌剤と洗浄水を噴射でき、且つ該噴射圧力に対して倒れたり移動しないように、且つコンベヤ下流端部で横倒し状態になるときに抜け落ちないように容器を保持できればよく、その構造は特に限定されないが、滅菌剤や洗浄水が容器内周面全体に接触できるように、容器保持台と容器の接触面積をなるべく少なくして上記保持機能を達成する構造が望ましい。保持台4は、1個の容器を保持できるように構成するほか、同時に複数個の容器を処理できるように横に所定間隔をおいて複数個の容器保持部を有するのが、生産性を高める上で望ましい。本実施形態では、保持台4は、図3、図4に示すように、容器のフランジ部が嵌合する開口部33を横に10個有し、該開口部33に容器のフランジ部が嵌合支持され、搬送中に容器内部にコンベヤの下面側から殺菌剤等を噴射して内部を殺菌できるようになっている。開口部33には、容器のフランジを支える複数個の突起34(本実施形態では120°間隔で3個)が内周面から半径方向に突出して設けてあり、該突起34のうち容器搬送方向後方に位置する突起34の先端からは、容器の高さ方向に突出したピン37が設けられている。該ピンは、図3に示すように、第1コンベヤの下流端部での第2コンベヤへの中継地点まで横倒し状態になっていくときに容器を支えて、保持台から抜け落ちるのを防止するためのものであり、該ピンの先端が容器の重心位置より高い位置で接触するようにするのが望ましい。以上のように、本実施形態では、カップを3本の突起34で支持し、且つピン37の先端部が容器内周面に接触するのみで、容器との接触面積を極力少なくして、殺菌漏れが生じることを防止してある。さらに、突起34から保持台4の天面までの高さを所定深さ例えば約3mm程度とすることによって、薬剤及び洗浄水噴射時に噴射圧力によって、カップを1〜2mm程度浮きあがらせることで、フランジと突起の接触面も確実に殺菌・洗浄ができる。
また、第2コンベヤ3は、カップ型容器38(以下、単に容器という)を正立状態で搬送するコンベヤであり、第1コンベヤと同様に、一対の平行するチェーン等の無端帯間に容器38を保持する保持台5が所定ピッチで配置されている。第2コンベヤの保持台5は、図3に示すように、正立状態の容器の胴部が嵌合する穴を有し、該穴の外周部に容器のフランジ部又はカール部が係止する係止面を備えており、従来のカップ型容器搬送コンベヤと同様なものが採用できる。
第1コンベヤ2と第2コンベヤ3との中継部での容器の移載は、倒立状態で搬送されてきた容器を正立状態に反転して受け渡しできるように、容器が90°倒れた状態で行う。そのため、第1コンベヤ2の下流側端部の一対のスプロケット8間には、保持台4に保持されたカップが90°の状態になるまで搬送できるように、容器底部を案内する円弧状の案内ガイド6を配置すると共に、内側には容器が図示のように90°傾いた状態となる位置に達すると同時に、容器を対向する第2コンベヤ3の保持台5の方向に吹出し、容器を保持台5の容器嵌合穴に正立状態となるように移載すべく、容器38を保持台4から搬送方向軸心に沿って高圧無菌エアを噴出する高圧エア噴射ノズル39を配置してある。
なお、第1コンベヤ2から第2コンベヤ3への移載は、上記手段ばかりでなく、例えば逆に第2コンベヤ3側で吸引するようにするとか、第1コンベヤ2側から機械的に押し出すとか、その他直線移動用のアクチュエータ等適宜の手段が採用できるが、本発明の場合はカップ型容器を図において単に左側から右側に直線的に移動させるだけであるから、従来の反転装置に比べて高圧エア噴射ノズル等非常に簡単な手段が採用でき、容器を簡単に反転移載できるということに特徴がある。
第1コンベヤ2の搬送経路には、上流側から順に容器供給装置7、容器殺菌装置、容器洗浄装置が順に配置され、それぞれが配置されている位置はそれぞれ容器供給ゾーン9、容器殺菌ゾーン10、容器洗浄ゾーン11として区画されている。なお、図1においては容器洗浄ゾーンの下流側に容器水切りゾーン12を設けてあるが、水切りゾーンの代わりに乾燥ゾーンとしても良い。
容器供給装置7は、無菌チャンバー1の上壁13に形成された容器供給室14、該容器供給室の上壁15に配置された容器供給スタッカー16、前記容器供給室に配置され前記容器スタッカー16から容器を受取り反転して第1コンベヤ2上に容器を供給する容器供給ロータ17とから構成されている。容器供給ロータ17は、円柱状ロータの外周部に1又は複数個(図の実施形態では4個)の容器嵌合ポケット18を備え、その外周面が容器供給室14の上部開口部及び無菌チャンバー1の上壁開口部の開口縁部と周接するように配置され、それによって、容器供給口部から無菌チャンバー内の空気が外部に流出するのを防止している。
容器殺菌ゾーン10には、殺菌剤を容器の内外に噴射するための殺菌剤噴射ノズル20を容器の底部搬送側及びコンベヤ内部の容器開口側にそれぞれ適宜間隔で複数個配置してある。殺菌剤としては、殺菌能力の高い過酢酸液を使用できる。通常、容器を正立状態で殺菌する場合、過酸化水素を微量噴霧し、その後加熱除去しているが、殺菌能力が限定的である。またPET製容器を用いる場合、容器への過酸化水素の吸着や容器の熱変形の恐れがある。
本発明では、容器を倒立状態で殺菌・洗浄するため、十分な量の殺菌剤を噴射しても確実に洗浄除去でき、過酢酸溶液と組合わせて高い殺菌効果が得られる。また加熱除去工程も必要ないので、PET製容器の使用も問題ない。
容器洗浄ゾーン11には、殺菌された容器の内外面から殺菌剤を除去して洗浄するために、無菌水を噴射する洗浄ノズル21が容器殺菌ゾーンと同様に、容器の底部搬送側及びコンベヤ内部の容器開口側にそれぞれ適宜間隔で複数個配置してある。
そして、容器殺菌ゾーン10の下方には、図2に示すように、噴射した殺菌剤を受けるための殺菌剤受けパン22が、容器洗浄ゾーン11の下方には洗浄水を受けるための洗浄水受けパン23がコンベヤの閉ループ内に配置され、それらに受けられた殺菌剤、洗浄水は殺菌剤溜め24、洗浄水溜め25にそれぞれ貯留され、再使用又は排出に備えられる。前記殺菌剤受けパン22及び洗浄水受けパン23は、それらのゾーンを他のゾーンと仕切る仕切板としての機能も果たし、前記殺菌剤受けパン22の上流側端部は、容器供給ゾーン9の下方に配置されている遮蔽板26に連接され、該遮蔽板26は屈折して、第1コンベヤの通過を許容する孔を有し、無菌チャンバー1の上壁13に連接されている。且つ遮蔽板26又は殺菌剤受けパン22の底面には、無菌チャンバー1の低壁27に連接する遮蔽板26が連接されている。遮蔽板26にも第1コンベヤ2の通過を許容する穴が形成されている。従って、無菌チャンバーの上流側には、遮蔽板26、26と無菌チャンバーの上壁13、上流側端壁28、底壁27及び両側壁で囲った予備圧力ゾーン30が形成される。予備圧力ゾーン30の目的、機能については後述する。
そして、殺菌剤受けパン22及び洗浄水受けパン23の上面と無菌チャンバーの上壁13との間には、図2に明示するように、容器殺菌ゾーン10、容器洗浄ゾーン11を仕切る仕切り手段が配置してある。仕切り手段は、それらのゾーンで使用する殺菌液や洗浄水が他のゾーンに飛散するのを防止するために設けられるものであるが、本発明では後述するように、予備圧力ゾーン30を除く無菌チャンバーを同一内圧に制御するため、仕切り手段を設けても空気の流通は自由にする必要がある。その要件を満たすために、本実施形態では、仕切り手段として、各ゾーンの内側に向かって下向き傾斜した傾斜板36を所定間隔で配置して構成されているブラインド状仕切り35〜35を、容器殺菌ゾーン10、容器洗浄ゾーン11の上流側及び下流側に一対づつ設けて区画した。ブラインド状仕切り35〜35には、図示のように第1コンベヤ2及び容器の通過を許容する通過穴が形成されている。以上のように、ブラインド状仕切り35〜35は、傾斜板が各ゾーンの内側下向きに傾斜して設けられているので、各ゾーンで飛散した液が仕切りに当っても、飛散液は傾斜板に沿ってゾーン内に流れ落ち、他のゾーンに飛散することを防止できる。そして、傾斜板間は隙間があるので、空気は自由に流通することができ、各ゾーンを略等圧に保つように制御することができる。なお、傾斜板間の空気通路は、第1コンベヤの保持台上に容器抜けが存在する場合においても、各ゾーン間の圧力変化が微小となるような開口面積とする。
一方、第2コンベヤ3による搬送経路には、従来のこの種充填装置と同様に上流側から順に内容物充填装置40、蓋材シール装置41が順に配置されている。なお、図示されてないが、必要に応じて、ガス置換装置及び又は液体窒素等の液化不活性ガス添加装置を配置することもできる。蓋材シール装置41によって、後述するように、殺菌洗浄して無菌チャンバー内に供給された蓋材ウェブ48が、内容物が充填された容器の開口部にヒートシールされ、その後トリミングが行なわれ、蓋が打ちぬかれた蓋材スケルトン49は、後述する圧力調整室51を通過してチャンバー外に排出される。一方、密封された容器は、容器排出圧力調節室43を介してチャンバー外に排出される。なお、図中、31は第2コンベヤを洗浄する無菌水噴射ノズルであり、32は水切り用無菌空気噴射ノズルであり、第2コンベヤは常時又は任意時間ごとに殺菌洗浄することができ、充填ゾーンで内容物が付着しても常に清浄に保つようにしてある。
上記蓋材シールゾーンに供給される蓋材ウェブ48に十分な殺菌処理を施すために、蓋材殺菌室45、蓋材洗浄室46を設けているが、そこで殺菌洗浄処理された蓋材を外気に触れることなく、無菌チャンバー内に供給するために、蓋材洗浄室46から無菌チャンバーに連通する蓋材搬送路47も無菌チャンバー1と一体となっているが、蓋材殺菌室45、蓋材洗浄室46から無菌チャンバー1内への気体流入を極力防止するように、後述するように内圧制御を図っている。
蓋材ウェブ48は、図1に示すように、図示しないコイルから巻き解かれて蓋材殺菌室45、蓋材洗浄室46、蓋材搬送路47を介して無菌チャンバー内の密封ゾーンを通過し、容器にシール後蓋部が打ち抜かれ、蓋材スケルトン49は外部に排出される。なお蓋材シール装置41は図示のように1段目シール手段41、2段目シール手段41、冷却手段41、打ち抜き手段41から構成されている。蓋材殺菌室45には、殺菌剤噴射ノズル52が配置され、蓋材の表面に過酢酸水等の殺菌剤を両面に噴射して殺菌され、且つ蓋材洗浄室46には洗浄水噴射ノズル53が配置され、蓋材の両面に無菌の洗浄水が噴射される。蓋材殺菌室45、蓋材洗浄室46は共にその出入口が蓋材ウェブが通過できる穴が形成されている隔壁で仕切られ、その内部圧力を制御し、各室内の空気が下流工程側に流れないように制御されている。また、蓋材ウェブ48の装置内への供給及び排出に際して、外気が無菌チャンバー内に流入するのを阻止するために、本実施形態では、蓋材ウェブの供給口及び排出口に圧力制御のための圧力調整室50、51を設けて、該室内の圧力を無菌チャンバーの圧力よりも低圧に調整できるようにしてある。そして、該圧力調整室50、51には、それぞれ排気口58、59が設けられ、該部から排気できるようになっている。
無菌チャンバー1には、チャンバー内に無菌エアを供給する無菌エア供給口55を有し、且つ無菌チャンバー内の空気を外部に排出して内部の圧力を調節する排気口を複数個有している。主排気口56を、容器供給ゾーンの上流端部側に設け、無菌チャンバー内に上流側から下流側、即ち容器殺菌・容器洗浄ゾーンから容器密封ゾーンへの空気の流れが生じないように図っている。また、容器殺菌ゾーンと容器洗浄ラインとの中間にこれらのゾーンの空気を外部に排気する容器殺菌・容器洗浄ゾーン排気口57を設け、殺菌剤の臭気を含む空気が下流側へ流入することをより確実に防止している。一方、無菌チャンバー1は、容器供給ゾーン、容器殺菌ゾーン、容器洗浄ゾーン、内容物充填ゾーン及び蓋材シールゾーンが位置する無菌チャンバー本室1Aと予備圧力ゾーン30とに区画されている。予備圧力ゾーン30は、主排気口56の手前に設けられ、本実施形態では、容器供給ゾーンの上流側に隣接して設けられ、遮蔽板26および26に形成した第1コンベヤ通過穴60、61を介して無菌チャンバー本室1A内と連通している。容器供給ゾーンでは、供給される容器と共に若干の外気の侵入が避けられないが、隣接する予備圧力ゾーンに向かう空気の流れによって、侵入した外気が殺菌・洗浄側ゾーンまで流入するのを効果的に防止できる。
本実施形態の無菌充填装置は以上のように構成され、無菌チャンバー内の各ゾーンの圧力を制御することによって、外気の進入を阻止すると共に、無菌チャンバー内に蓋材殺菌ゾーン、蓋材洗浄ゾーンと、充填ゾーン及び密封ゾーンが存在していても、蓋材殺菌ゾーン、蓋材洗浄ゾーンの空気が充填ゾーン及び密封ゾーンに流れることを阻止し、空気の流れを制御している。即ち、無菌チャンバー本室1Aの気圧をP、予備圧力ゾーンの気圧P、容器排出圧力調整室43の気圧をP、外気圧をPとすると、各気圧がP>P>P及びP>P>Pの関係を満たすように制御している。それにより、無菌チャンバー全体としては、外気圧よりも高く陽圧化しているため、外気の流入が阻止され、逆にチャンバー内の空気が主排気口56を介して外部に流れる。そのためチャンバー内では、無菌チャンバー本室から主排気口56がある予備圧力ゾーン30への空気の流れが生じる。したがって、容器殺菌ゾーンの空気は、図2に破線矢印で示すように、ブラインド状仕切り35を通って容器供給ゾーンに流れ、且つ遮蔽板26の第1コンベヤ通過穴61を通って予備圧力室に達し、主排気口56を通って外部に排気される。また、充填された容器は、容器排出圧力調整室43を介して外部に排出されるようにし、該容器排出圧力調整室43の圧力を外気よりも高くしてあるので、容器排出に伴う外気の進入を阻止すると共に、第2コンベヤ下流端部付近の空気が容器排出圧力調整室43方向に流れ、外部に流出するようにすることによって、無菌チャンバー本室内を常に清浄な無菌状態を保つことができる。
また、無菌チャンバー本室1Aから外気までの各ゾーンの気圧を段階的に制御することよって、無菌チャンバーからの空気の流出を最小限にして、陽圧維持のための無菌空気の供給量を低減できる。
さらに、蓋材供給部から無菌チャンバー本室1A内への空気の流入も、無菌チャンバー本室1Aから蓋材殺菌室方向への空気の流れが生じるようにして圧力制御することにより阻止している。即ち、蓋材殺菌室入口に設けられた圧力調整室50の気圧をP、蓋材殺菌室45の気圧をPとすると、P>P>P>Pの関係となるように各室の圧力を調整してある。したがって、蓋材殺菌室45は、無菌チャンバー本室よりも圧力が低いので、それらの室より無菌チャンバー本室内への空気の流入が阻止される。
また圧力調整室50の圧力は外気圧より低いので、蓋材殺菌室45の殺菌剤を含んだ空気が外部へ流出するのを防止できる。
図5は本発明の他の実施形態に係るカップ型容器の無菌充填装置の要部を示している。前記実施形態のカップ型容器の無菌充填装置では、殺菌〜洗浄ゾーンに配置されている第1コンベヤ2と、充填〜密封ゾーンに配置されている第2コンベヤ3間では仕切りがなかったが、本実施形態では、第1コンベヤ2と第2コンベヤ3間に仕切りを設け、無菌チャンバー本室1Aを殺菌・洗浄側ゾーン72と充填・密封側ゾーン73に仕切り、充填・密封側ゾーン73から殺菌・洗浄側ゾーン72へ向けた気流をより確実に制御でき、殺菌・洗浄側ゾーン72から洗浄水の飛沫や殺菌薬剤の臭気が充填・密封側ゾーン73に流入することをより確実に阻止できるようにしたものであり、他の構成は前記実施形態と同様であるので、図1及び図2に示す実施形態と同様な構成には同一符号を付し、説明を省略する。本実施形態のカップ型容器の無菌充填装置70において、仕切板71は、第1コンベヤ2から第2コンベヤ3に移載されるカップ状容器が通過できる間隔を隔てて上下に配置しても良いが、より望ましくはカップ形状とカップが通過する位置に対応した通過孔74を形成した一体の仕切板が望ましい。ここで、無菌チャンバーへの無菌エア供給口55は、充填・密封側ゾーンに位置するように設ける。
以上のように構成された本実施形態の装置において、充填・密封側ゾーン73の気圧をP0−1が殺菌・洗浄側ゾーン72の気圧P0−2よりも高くなるように、無菌空気の流れを制御する。そのためには、P0−1がP0−2より3Pa以上高くなるようにするのが望ましい。例えば、充填・密封側ゾーン73の気圧P0−1を20Paとし、殺菌・洗浄側ゾーン72の気圧P0−2を15Paとする。このように、充填・密封側ゾーン73の気圧P0−1を殺菌・洗浄側ゾーン72の気圧P0−2よりも高くすることによって、気流は充填・密封側ゾーン73から殺菌・洗浄側ゾーン72に確実に流れ、殺菌ゾーン〜洗浄ゾーンでの殺菌剤の使用量及びそれに比例する洗浄水の使用量を増やしても、殺菌・洗浄側ゾーン72から充填・密封側ゾーン73への洗浄水の飛沫や殺菌剤の臭気の流入を確実に阻止することができ、殺菌ゾーン〜洗浄ゾーンでの容器殺菌・洗浄度を従来の無菌充填ラインよりもより高めることができる。
なお、本実施形態のカップ型容器の充填装置における他の部所との気圧の関係は前記実施形態と同様に次の関係を満たすように制御される。
0−1>P0−2>P>Pであり、P0−2>P>P
且つP0−1>P0−2>P>P>P
以上のような無菌充填装置を使用して無菌充填の効果を確認するために、次のような実験を行なった。
次のような供試容器を使用して、菌を付着させたカップ及び蓋材を上記実施形態に示す無菌充填装置に供給して、所定条件で培地を充填後、蓋材をヒートシールし密閉して、供試充填カップ製品を得た。その場合の各室の圧力を次のように制御した。得られたカップ製品を30℃×7日間保存後、目視で培地中の濁りおよびフロックの形成の有無を判定した。判定結果として、上記カップ製品は、培地中に濁りおよびフロックの形成はなく、無菌製品の製造が可能であることが確認できた。
1.供試容器
(1)供試カップ:200ml PETカップ(口径75mm、高さ108.5mm)
(2)供試蓋材:原反幅 1000mm、打ち抜き径 82mm
2.使用培地
(1)標準寒天培地(日水製薬(株))
酵母エキス 2.5g
ペプトン 5g
ブドウ糖 1g
寒天 15g
蒸留水 1000ml
(2)普通寒天培地(日水製薬(株))
肉エキス 5g
ペプトン 10g
塩化ナトリウム 5g
寒天 15g
蒸留水 1000ml
(3)芽胞菌培養用培地
普通寒天培地 35g
酵母エキス 5g
硫酸マンガン(MnSO・5HO) 50mg
硫酸マグネシウム(MgSO・7HO) 500mg
塩化カルシウム(CaCl・2HO) 100mg
蒸留水 1000ml
(4)SCD培地(日本製薬(株))
カゼイン製ペプトン 17g
大豆製ペプトン 3g
りん酸−水素カリウム 2.5g
ブドウ糖 2.5g
塩化ナトリウム 5g
蒸留水 1000ml
滅菌後のpH7. 1〜7.5
3.供試菌と容器への菌付着方法
(1)供試菌 Bacillus subtilis var.niger IF013721
(2)菌付着方法 供試菌を普通寒天培地に胞子形成用培地として処方した培地上で37℃×7日間培養した。胞子形成後、滅菌したリン酸緩衝液中に集菌し、対象菌以外の雑菌を除去するために80℃×10minの加熱処理した後冷却、使用懸濁液とした。懸濁液は標準寒天培地での混釈培養により、菌数を計測し、10cfu/カップとなるようにカップ表面にアトマイザーを用いて付着させ、乾燥させた。蓋材の場合、上記方法と同様に打ち抜き径82mm内の中心径75mm内に付着させ、乾燥させた。
4.試験方法
無菌充填装置を環境殺菌後、(2)の方法で作成したカップおよび蓋材を無菌陽圧保持した無菌充填装置に導入し、所定の製造条件でSCD培地を200ml充填し、蓋材でヒートシールした。上記カップ製品を目視で30℃×7日間保存後、培地中の濁りおよびフロックの形成の有無を判定した。
(製造条件)
(1)容器殺菌剤 過酢酸系殺菌剤(含有過酢酸濃度2500ppm)
(2)殺菌時の容器表面温度 65℃
(3)容器作用時間 10秒
(4)環境殺菌 過酢酸系殺菌剤(含有過酢酸濃度2500ppm)、
50℃×10分
(5)無菌充填装置における各室の気圧は次の条件を満たすように制御した。
0−1=21Pa,P0−2=16Pa,P=10Pa,P=5Pa
=0Pa(大気),P=5Pa,P=−1Pa
(6)充填用培地(SCD培地)の充填前の滅菌条件
135℃×60秒(F0=24.5)
5.試験結果
(1)初期菌付着数 カップ:4.5×10cfu/カップ
蓋材: 4.5×10cfu/蓋材
(2)試験数 n=30(10列×3)
(3)試験結果
作製した全てのサンプルで、培地中に濁りおよびフロックの形成はなかった。
以上の実験結果から明らかなように、本実施例によれば、腐敗し易い状態にあるSCD培地を充填密封した状態で、30℃という常温以上の環境下で7日間保管した状態で全てのサンプルに培地中の濁りやブロックの形成ができなかったことからして、本発明の無菌充填方法及び装置によって得られるカップ型容器詰飲料は、常温流通でも十分に品質保障が可能であることが確認された。
本発明は、無菌充填に限らず、チルド充填、ホットパックなどにも適用できるが、特に反転機構が複雑になりやすいカップ型容器の無菌充填システムとして利用価値が高く、容器を倒立状態で殺菌・洗浄するので、高い殺菌効果を得ると共に薬剤を確実に洗浄除去でき、無菌チャンバー内への外気の流入や無菌チャンバー内の空気の外部への流出も効果的に阻止でき、しかも複雑な機構を採用せずに確実に反転でき、且つ同一無菌チャンバー内で行なうので、圧力差による気流による不安定さもないので、軽量な合成樹脂容器への利用価値が高く、種々の容器の無菌充填に利用可能である。そして、腐敗し易い内容物であっても常温流通を可能とするカップ型容器詰飲料の製造に利用できる。

Claims (17)

  1. カップ型容器の殺菌充填方法であって、一体のチャンバー内で、容器殺菌工程から容器洗浄工程までの容器の搬送と、充填工程から密封工程までの容器の搬送をほぼ同一平面に直列状態に配置されたそれぞれ異なるコンベヤで搬送し、容器殺菌工程から容器洗浄工程までは容器を倒立状態で搬送し、倒立状態でコンベヤで搬送しながら容器殺菌洗浄を行ない、洗浄終了後のカップ型容器をコンベヤ間の中継で正立状態に移載して充填工程に搬送することを特徴とするカップ型容器の殺菌充填方法。
  2. 前記カップ型容器の殺菌は殺菌剤を倒立状態の容器の少なくとも内面に噴射して行い、かつ前記カップ型容器の洗浄は無菌水を倒立状態の容器の少なくとも内面に噴射して行なうことを特徴とする請求項1に記載のカップ型容器の殺菌充填方法。
  3. 前記チャンバーは、内部が無菌空気によって陽圧化された無菌チャンバーであり、前記殺菌充填方法が無菌充填方法である請求項1に記載のカップ型容器の殺菌充填方法。
  4. 前記チャンバーは、カップ型容器の供給口、充填密封済みカップ型容器の排出口、蓋材の供給口、蓋材スケルトンの排出口を有すると共に、無菌空気の給気口、及び主排気口を有し、該主排気口の手前に予備圧力ゾーンを設けて無菌チャンバー本室と隔壁で区切り、前記予備圧力ゾーンの気圧Pを前記無菌チャンバー本室内の気圧Pよりも低く、外気圧Pよりも高く、P>P>Pの関係を満たすように圧力を制御して、前記チャンバー内の空気の流れ方向を制御したことを特徴とする請求項1又は3に記載のカップ型容器の殺菌充填方法。
  5. 前記チャンバーは、前記異なるコンベヤ間の中継部位で殺菌・洗浄側ゾーンと充填・密封側ゾーンに仕切られ、充填・密封側ゾーンの気圧P0−1を殺菌・洗浄側ゾーンの気圧P0−2よりも高くなるようにした請求項1又は4に記載のカップ型容器の殺菌充填方法。
  6. 前記容器殺菌工程を行なう容器殺菌ゾーン、及び容器洗浄工程行う容器洗浄ゾーンは、空気の流通は許容し、液の所定方向への流通を阻止する仕切り手段で仕切り、空気の流通を許しながら、容器殺菌ゾーン及び容器洗浄ゾーンで飛び跳ねた殺菌液や洗浄液が他のゾーンに飛び散ることを防止するようにしたことを特徴とする請求項1又は3何れかに記載のカップ型容器の殺菌充填方法。
  7. 前記カップ型容器がポリエステル樹脂製であり、且つ前記殺菌剤が過酢酸溶液であることを特徴とする請求項1又は2に記載のカップ型容器の殺菌充填方法。
  8. 前記チャンバーへの容器の供給は、前記カップ型容器の供給口に配置された容器供給ロータにより、容器スタッカーから容器を受取り、容器供給口からチャンバー内の空気の流出を防止しながら、容器を反転して前記チャンバー内の容器を倒立搬送する前記コンベヤ上に供給する請求項1又は4に記載のカップ型容器の殺菌充填方法。
  9. カップ型容器の殺菌充填装置であって、一体のチャンバー内に、カップ型容器を倒立状態で搬送する第1コンベヤとその下流側にカップ型容器を正立状態に嵌合して搬送する第2コンベヤをほぼ同一平面に直列状に配置し、前記第1コンベヤに沿って容器供給装置、容器殺菌装置、容器洗浄装置を順次配置して、上流側から順に容器供給ゾーン、容器殺菌ゾーン、容器洗浄ゾーンを形成し、且つ前記第2コンベヤに沿って内容物充填装置、蓋材シール装置、密封済みカップ型容器の排出装置を順次配設して、上流側から順に内容物充填ゾーン、蓋材シールゾーン、密封済み容器排出ゾーンを形成してなり、前記第1コンベヤは容器を倒立状態で受ける受け台を有するコンベヤであり、前記第2コンベヤは容器を正立状態で受ける容器嵌合口が形成された容器受け台を有するコンベヤからなり、コンベヤ間の容器の受け渡しを第1コンベヤの下流側端部で横倒しになった状態で、第2コンベヤの前記容器嵌合口に受け渡すことにより、第2コンベヤに反転状態で容器を移載するようにしてなることを特徴とするカップ型容器の殺菌充填装置。
  10. 前記チャンバーは、内部が無菌空気によって陽圧化された無菌チャンバーであり、カップ型容器の供給口、充填密封済みカップ型容器の排出口、蓋材供給口、蓋材スケルトン排出口を有すると共に、無菌空気の給気口、及び主排気口を有し、前記無菌チャンバー内の前記容器供給ゾーンの上流側を前記第1コンベヤが通過する通過口を有する隔壁で区切って、予備圧力ゾーンを形成し、該予備圧力ゾーンに前記主排気口が形成されている請求項9に記載のカップ型容器の殺菌充填装置。
  11. 前記容器殺菌ゾーンおよび前記容器洗浄ゾーンは、空気の流通は許容し、液の所定方向への流通を阻止する仕切り手段で仕切り、空気の流通を許しながら、容器殺菌ゾーン及び容器洗浄ゾーンで飛び跳ねた殺菌液や洗浄液が他のゾーンに飛び散ることを防止するようにした請求項9又は10に記載のカップ型容器の殺菌充填装置。
  12. 前記仕切り手段が、それぞれのゾーンに向けて下向き傾斜となる傾斜板を所定間隔で配置してなるブラインド状仕切りである請求項11に記載のカップ型容器の殺菌充填装置。
  13. 前記容器供給装置は、前記無菌チャンバーの上壁に形成された容器供給室、該容器供給室の上壁に配置された容器供給スタッカー、前記容器供給室に配置され前記容器スタッカーから容器を受取り反転して前記無菌室内の前記第1コンベヤ上に容器を供給する容器供給ロータとからなり、該容器供給ロータは、円柱状ロータの外周部に1又は複数個の容器嵌合ポケットを備え、その外周面が前記容器供給室の上部開口部及び前記無菌チャンバーの容器供給口の開口縁部と周接するように配置することによって、容器供給口から無菌チャンバー内の空気が流出することを防止してなる請求項9又は10に記載のカップ型容器の殺菌充填装置。
  14. 前記チャンバーに蓋材殺菌ゾーン、蓋材洗浄ゾーンが連接され、前記蓋材殺菌ゾーン、蓋材洗浄ゾーンはそれぞれ蓋材通過孔が形成された隔壁で仕切られ、各ゾーンが前記無菌チャンバー内の気圧に対して異なる気圧に制御できるように構成されている請求項9又は10に記載のカップ型容器の殺菌充填装置。
  15. 前記第1コンベヤの受け台は、カップ型容器のフランジが嵌り込む開口部を有し、該開口部の内部に容器のフランジを支える複数個の半径方向に突出した突起を有し、且つ容器の高さ方向に延び容器横倒し時の支えピンを少なくとも一本有してなる請求項9に記載のカップ型容器の殺菌充填装置。
  16. 前記チャンバーを、前記第1コンベヤと第2コンベヤとの中継部で、少なくとも容器が通過する開口を有した隔壁で殺菌・洗浄側ゾーンと充填密封側ゾーンに仕切り、充填・密封側ゾーンの気圧を、殺菌・洗浄側ゾーンの気圧よりも高くなるように構成されている請求項9又は10に記載のカップ型容器の殺菌充填装置。
  17. 前記第2コンベヤの下流側端部近傍の無菌チャンバーの上壁に、容器排出圧力調整室を設け、該容器排出圧力調整室と前記無菌チャンバーは、容器が通過可能な容器取出口を介して連通しており、前記容器排出圧力調整室内と前記無菌チャンバー内の気圧が別々に制御可能である請求項9又は10に記載のカップ型容器の殺菌充填装置。
JP2006535153A 2004-09-14 2005-09-13 カップ型容器の殺菌充填方法及びその装置 Expired - Fee Related JP4784766B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006535153A JP4784766B2 (ja) 2004-09-14 2005-09-13 カップ型容器の殺菌充填方法及びその装置

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004267287 2004-09-14
JP2004267287 2004-09-14
JP2006535153A JP4784766B2 (ja) 2004-09-14 2005-09-13 カップ型容器の殺菌充填方法及びその装置
PCT/JP2005/016852 WO2006030790A1 (ja) 2004-09-14 2005-09-13 カップ型容器の殺菌充填方法及びその装置並びに該装置により製造されたカップ型容器詰め飲料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2006030790A1 JPWO2006030790A1 (ja) 2008-05-15
JP4784766B2 true JP4784766B2 (ja) 2011-10-05

Family

ID=36060041

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006535153A Expired - Fee Related JP4784766B2 (ja) 2004-09-14 2005-09-13 カップ型容器の殺菌充填方法及びその装置

Country Status (9)

Country Link
US (1) US7685794B2 (ja)
EP (1) EP1790571B1 (ja)
JP (1) JP4784766B2 (ja)
KR (1) KR100841273B1 (ja)
CN (1) CN100579870C (ja)
AU (1) AU2005283478B8 (ja)
CA (1) CA2578547C (ja)
DE (1) DE602005018797D1 (ja)
WO (1) WO2006030790A1 (ja)

Families Citing this family (48)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITRM20020452A1 (it) * 2002-09-10 2004-03-11 Sipa Spa Procedimento e dispositivo per il trattamento di rivestimenti
JP4973838B2 (ja) * 2006-04-18 2012-07-11 東洋製罐株式会社 カップ型容器の排出装置
JP4940944B2 (ja) * 2006-12-28 2012-05-30 澁谷工業株式会社 容器充填システム
DE102007015754B3 (de) * 2007-03-30 2008-05-29 Khs Ag Anlage sowie Verfahren zum sterilen Verpacken von Produkten
EP2008953A1 (de) * 2007-06-29 2008-12-31 Dividella AG Anordnung und Verfahren zum Fördern von Gegenständen
JP4967871B2 (ja) * 2007-07-13 2012-07-04 大日本印刷株式会社 Pet製カップ状容器の殺菌方法及び装置
JP4967872B2 (ja) * 2007-07-13 2012-07-04 大日本印刷株式会社 Pet製カップ状容器の殺菌方法及び装置
SE0702169L (sv) * 2007-09-28 2009-03-10 Ecolean Res & Dev As Metod och anordning för fyllning av förpackningar av kollapsande slag
JP5217612B2 (ja) * 2008-05-14 2013-06-19 大日本印刷株式会社 カップ状容器の殺菌方法及び装置
DE102008052002B4 (de) * 2008-10-16 2018-11-08 Krones Aktiengesellschaft Vorrichtung zum Transportieren von Behältnissen
US8176711B2 (en) * 2009-01-23 2012-05-15 Proaseptic Technologies S.L.U. Machine for horizontally manufacturing flexible sheet material packagings with outside chamber
DE102010003468B4 (de) * 2010-03-30 2023-06-15 Syntegon Pouch Systems Ag Vorrichtung zum Sterilisieren von insbesondere becherförmigen Verpackungsbehältern
DE102010027494A1 (de) * 2010-07-16 2012-01-19 Krones Aktiengesellschaft Vorrichtung zum Sterilisieren von Behältnissen
CN102485598A (zh) * 2010-12-04 2012-06-06 大连渴望科技发展有限公司 一种果蔬灌装装置
RU2013129819A (ru) * 2011-01-20 2015-01-10 ПероксиКем, ЭлЭлСи Стерилизация контейнеров для пищи и напитков паром перуксусной кислоты
DE102012206297A1 (de) * 2012-04-17 2013-10-17 Krones Ag Verfahren und Vorrichtung zur Dosenherstellung und Dosenabfüllung
CN102633106A (zh) * 2012-04-24 2012-08-15 无锡凯夫制药有限公司 一种无菌室的药瓶输送装置
CN102700771B (zh) * 2012-06-16 2015-08-12 广东粤东机械实业有限公司 充填机
MY180875A (en) * 2012-06-19 2020-12-10 Jcs Echigo Pte Ltd Improved method and apparatus for washing articles
JP6144935B2 (ja) 2013-03-18 2017-06-07 三菱重工メカトロシステムズ株式会社 容器の殺菌装置
CN103231908B (zh) * 2013-04-26 2015-03-11 广东粤东机械实业有限公司 超洁净预制杯灌装机
CN103303529B (zh) * 2013-07-08 2016-03-16 中国农业科学院农产品加工研究所 一种食品包装盒杀菌装置
ITBO20130439A1 (it) * 2013-08-05 2015-02-06 Ima Ind Srl Macchina per confezionare capsule monouso per bevande
DE102013109089A1 (de) * 2013-08-22 2015-02-26 Krones Ag Vorrichtung zur Behandlung von Behältern in einer Getränkeabfüllanlage
CN103438176B (zh) * 2013-08-28 2016-06-08 合肥恒力电子装备公司 一种用于工业加热炉的分段式传动机构
JP6439919B2 (ja) * 2013-11-14 2018-12-19 大日本印刷株式会社 プリフォームの殺菌方法及び装置
CN108529543B (zh) 2013-12-25 2021-01-08 大日本印刷株式会社 饮料填充装置
CN104720590B (zh) * 2015-02-16 2017-06-23 陈时军 饮水机及其控制方法
CN105360850B (zh) * 2015-10-14 2017-03-08 湖北康乐滋食品饮料有限公司 坚果饮料生产线及生产方法
CN113443226B (zh) * 2016-03-08 2023-06-20 大日本印刷株式会社 内容物填充系统中的初始菌确认方法以及无菌性验证方法
CN105931375A (zh) * 2016-04-21 2016-09-07 安庆职业技术学院 一种全自动饮料售卖机
IT201600078604A1 (it) * 2016-07-27 2018-01-27 I M A Industria Macch Automatiche S P A In Sigla Ima S P A Gruppo di trasporto per confezioni di contenitori ad uso farmaceutico
IT201600082954A1 (it) * 2016-08-05 2018-02-05 Fater Spa Impianto per la produzione di prodotti cosmetici, in particolare per la produzione di salviette umidificate
DE102017210949A1 (de) * 2017-06-28 2019-01-03 Krones Ag Verfahren zur Dichtheitskontrolle einer Füll-Verschließ-Einheit für Behälter und Füll-Verschließmaschine
JP7152647B2 (ja) * 2017-06-29 2022-10-13 シブヤパッケージングシステム株式会社 カップ入り即席麺製造装置
JP6551809B2 (ja) * 2018-02-15 2019-07-31 大日本印刷株式会社 キャップ殺菌装置、内容物充填システムおよびキャップ殺菌方法
CN108584853A (zh) * 2018-04-04 2018-09-28 日照市生物科技研究院 联动式组培瓶清洗灌装烘干生产线
BR112020023276A2 (pt) * 2018-06-01 2021-03-30 Tetra Laval Holdings & Finance Sa Máquina de acondicionamento, e, método para produzir embalagens vedadas
TWI698351B (zh) * 2018-10-24 2020-07-11 科嶠工業股份有限公司 從水平輸送機擷取臥式板件至垂直覆墨機構的翻板方法及其裝置
CN109626307B (zh) * 2019-01-16 2023-09-15 长沙市中一制药机械有限公司 一种可在线清洗和在线灭菌的直线跟踪式灌装旋盖一体机
JP7217947B2 (ja) * 2019-05-14 2023-02-06 株式会社エアレックス パスボックス
IT201900010134A1 (it) * 2019-06-26 2020-12-26 Sidel Participations Sas Impianto di trattamento di recipienti adatti a contenere un prodotto versabile
CN111762356B (zh) * 2020-06-24 2022-01-04 中国农业科学院油料作物研究所 免疫亲和柱自动灌装线
CN112090784B (zh) * 2020-08-27 2022-04-08 浙江省农业科学院 软包装杯沿缺陷检测设备
KR102616588B1 (ko) * 2021-02-17 2023-12-20 김태훈 비대면 물품 배송 시스템
CN113460403B (zh) * 2021-05-25 2022-06-07 广州卓诚食品科技有限公司 固态食品的无菌装罐杀菌系统和方法
CN113602551B (zh) * 2021-07-22 2023-02-03 湖南湘典食品有限公司 一种预制菜包装生产线用防感染装置
CN114955962B (zh) * 2022-06-10 2024-01-09 倍心(深圳)国际营养保健品有限公司 一种保健口服液生产设备及生产工艺

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6099828A (ja) * 1983-10-28 1985-06-03 四国化工機株式会社 包装機械における容器殺菌装置
JPH0632331A (ja) * 1992-06-10 1994-02-08 Robert Bosch Gmbh 包装容器の滅菌装置
JPH0958633A (ja) * 1995-08-14 1997-03-04 Toppan Printing Co Ltd 包装材料の殺菌方法及び殺菌装置
JP2004067194A (ja) * 2002-08-08 2004-03-04 Toyo Seikan Kaisha Ltd 連続無菌包装装置

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1023046A (en) * 1962-09-17 1966-03-16 Stork & Co Nv A method and installation for filling sterilized containers in a sterile space with a sterilized substance and a subsequent closure of said containers
FR2120765A5 (en) 1970-12-28 1972-08-18 Hamba Maschinen H Muller Packaging liquid foods - automatically and sterilising containers
US4409775A (en) * 1977-08-22 1983-10-18 The Mead Corporation Apparatus for the aseptic packing of high acid food
JPS55110555A (en) 1979-02-19 1980-08-26 Dainippon Printing Co Ltd Sterilizer
JPS60123328A (ja) 1983-11-29 1985-07-02 四国化工機株式会社 包装機械における容器殺菌装置
JPS61145721U (ja) 1985-02-27 1986-09-08
JPS6228326A (ja) 1985-07-16 1987-02-06 東洋製罐株式会社 殺菌方法
JPS6283326A (ja) * 1985-10-08 1987-04-16 Furukawa Electric Co Ltd:The 合成石英管の製造方法
JP2000062730A (ja) 1998-08-13 2000-02-29 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd シール装置
JP2000128141A (ja) 1998-10-30 2000-05-09 Dainippon Printing Co Ltd カップ容器
AU2042200A (en) * 1998-12-07 2000-06-26 Baylor College Of Medicine Preventing and removing biofilm from the surface of medical devices
US6475435B1 (en) * 1999-02-02 2002-11-05 Steuben Foods Incorporated Apparatus and method for providing sterilization zones in an aseptic packaging sterilization tunnel
AU2002366299A1 (en) * 2001-12-14 2003-06-30 Stork Food And Dairy Systems B.V. Filling device with housing having a central gas discharge
JP2004010076A (ja) 2002-06-04 2004-01-15 Toyo Seikan Kaisha Ltd 加温販売用低酸性飲料ボトルの充填方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6099828A (ja) * 1983-10-28 1985-06-03 四国化工機株式会社 包装機械における容器殺菌装置
JPH0632331A (ja) * 1992-06-10 1994-02-08 Robert Bosch Gmbh 包装容器の滅菌装置
JPH0958633A (ja) * 1995-08-14 1997-03-04 Toppan Printing Co Ltd 包装材料の殺菌方法及び殺菌装置
JP2004067194A (ja) * 2002-08-08 2004-03-04 Toyo Seikan Kaisha Ltd 連続無菌包装装置

Also Published As

Publication number Publication date
CA2578547A1 (en) 2006-03-23
EP1790571B1 (en) 2010-01-06
AU2005283478B9 (en) 2010-04-01
JPWO2006030790A1 (ja) 2008-05-15
AU2005283478B2 (en) 2009-11-19
US7685794B2 (en) 2010-03-30
US20070266677A1 (en) 2007-11-22
AU2005283478A1 (en) 2006-03-23
WO2006030790A1 (ja) 2006-03-23
CA2578547C (en) 2009-09-08
KR100841273B1 (ko) 2008-06-25
EP1790571A4 (en) 2007-09-05
CN100579870C (zh) 2010-01-13
AU2005283478B8 (en) 2010-04-08
EP1790571A1 (en) 2007-05-30
CN101018711A (zh) 2007-08-15
DE602005018797D1 (de) 2010-02-25
KR20070054202A (ko) 2007-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4784766B2 (ja) カップ型容器の殺菌充填方法及びその装置
JP3930912B2 (ja) パッケージ容器を殺菌及び充填する方法と装置
US6475435B1 (en) Apparatus and method for providing sterilization zones in an aseptic packaging sterilization tunnel
US6945013B2 (en) Method and apparatus for aseptic packaging
US6209591B1 (en) Apparatus and method for providing container filling in an aseptic processing apparatus
US6702985B1 (en) Apparatus and method for providing container interior sterilization in an aseptic processing apparatus
JP5088027B2 (ja) Pet製カップ状容器の殺菌方法及び装置
US6481468B1 (en) Apparatus and method for providing container filling in an aseptic processing apparatus
JP4100558B2 (ja) びん形状の包装容器に殺菌充填する装置
JP4471185B2 (ja) カップ容器の外面殺菌方法
JP2004352270A (ja) 容器殺菌装置
JP3695476B2 (ja) 無菌充填包装装置及び無菌充填包装装置の殺菌方法
WO2021111750A1 (ja) キャップ殺菌装置および内容物充填システム
JPH0958632A (ja) 包装材料の殺菌装置
JP4967871B2 (ja) Pet製カップ状容器の殺菌方法及び装置
JPH0958631A (ja) 包装材料の殺菌方法及び殺菌装置
JP3993660B2 (ja) 物品の殺菌装置
JP4967872B2 (ja) Pet製カップ状容器の殺菌方法及び装置
JP4091997B2 (ja) 殺菌剤ガス化装置
JP2004269049A (ja) 容器詰め飲料の製造方法
EP0897869A1 (en) Method and apparatus for packaging food in containers and method for sterilising such an apparatus
JP5217612B2 (ja) カップ状容器の殺菌方法及び装置
JP2004059008A (ja) 連続無菌包装方法および装置
JP2004182301A (ja) 充填シール装置
JP2001017133A (ja) 固形物含有食品の殺菌包装装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080812

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110427

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110513

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110615

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110628

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4784766

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140722

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140722

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140722

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140722

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees