JP4774226B2 - 警備装置及び警備方法 - Google Patents

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本発明は、監視領域における異常を検知するセンサが異常を検知した場合に、所定の通報先に対して異常検知した旨の通報を行う警備装置に関し、特に、ネットワークで通報先端末と接続可能な警備装置及び警備方法に関するものである。
従来の警備装置として、監視領域に設置されているセンサが異常を検知した場合に、監視センタに警報を通報したり、ブザーなどの警報により在宅者に対して異常を報知したりするものが一般に知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような警備装置では、監視領域に設置されているセンサが異常を検知した場合に監視センタに異常が検知された旨の通報を行う警備モードである警備状態、利用者の在宅時に設定し、センサが異常を検知した場合に住宅内の住人に警告音や音声等で報知する警備モードである在宅警備状態、利用者が外出時に設定し、センサが異常を検知した場合に利用者の通報先端末に通報する警備モードであるセルフ警備状態、センサが異常を検知しても監視センタへの警報や住宅内への報知を行わない警備モードである警備解除状態など、複数の警備モードが利用者によって設定可能となっている。そして、このような複数の警備モードの切替や確認は、例えば、家庭向けの警備装置では、家族の複数人など複数の利用者によって行えるようにしている。
特開2001−297384号公報
しかしながら、従来の警備装置において、特に家庭向けに用いる場合は、家族の複数の利用者によって警備モードを切り替えや警備モードの確認が可能であり、また家族構成によっては各人の生活時間帯が異なるため、家族それぞれのタイミングで警備モードの変更が行われる。このため、家族のある利用者が任意の警備モードに設定した後、他の家族の利用者が警備モードを切り替えた場合、先に警備モードを切り替えた利用者は、現在の監視領域の警備モードについて、自分が操作して切り替えた警備モードであると認識しているにもかかわらず、実際には、他の利用者によって現在の警備モードが他の警備モードに変更されていることになり、無用な誤解や混乱を生ずるおそれがあるという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、現在の警備モードの状態を常に正確に把握することができ、無用な誤解や混乱を防止することができる警備装置および警備方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、監視領域における異常を検知するセンサを備え、ネットワークで通報先端末と接続された警備装置において、利用者に固有の利用者識別情報と利用者の通報先端末とを対応付けて登録した利用者情報を記憶する利用者情報記憶手段と、利用者の切替操作により、前記センサが異常を検知した場合に異常を検知した旨の通報を行う警備状態と、前記センサが異常を検知した場合に異常を検知した旨の通報を行わない警備解除状態とを含む複数の警備モードのうち、いずれかの警備モードに設定する警備モード切替手段と、前記警備モード切替手段による切替操作を行った利用者の前記利用者識別情報を取得する利用者識別情報取得手段と、前記警備モードの切替操作が行われた際、切替後の警備モードと前記利用者識別情報取得手段によって取得した前記利用者識別情報とを対応付けて記録する警備モード履歴情報を記憶する履歴情報記憶手段と、前記警備モードの切替操作が行われた際、前記警備モード履歴情報を参照し、前記利用者識別情報取得手段によって取得した今回切替操作を行った利用者の前記利用者識別情報と、前記警備モード履歴情報に記録された以前に切替操作を行った利用者の前記利用者識別情報とを比較し、今回切替操作を行った利用者と異なる利用者が以前に切替操作を行っていた場合は、以前に切替操作を行った前記異なる利用者に対応する前記通報先端末に切替後の警備モードの内容を通知し、以前に切替操作を行った前記異なる利用者以外の利用者に対応する前記通報先端末には切替後の警備モードの内容を通知しない警備モード通知手段と、を備え、前記利用者情報記憶手段に記憶される利用者情報として、さらに、前記通報先端末に対して切替後の警備モードの内容を通知する期間を示す通知時間を前記利用者識別情報に対応付けて登録し、前記警備モード通知手段は、さらに、前記警備モードの切替操作が行われた際、前記通知時間を参照して前記通知時間が経過前の前記利用者識別情報に対応する前記通報先端末に対してのみ切替後の警備モードの内容を通知することを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明は、監視領域における異常を検知するセンサを備え、ネットワークで通報先端末と接続された警備装置において、利用者に固有の利用者識別情報と利用者の通報先端末とを対応付けて登録した利用者情報を記憶する利用者情報記憶手段と、利用者の切替操作により、前記センサが異常を検知した場合に異常を検知した旨の通報を行う警備状態と、前記センサが異常を検知した場合に異常を検知した旨の通報を行わない警備解除状態とを含む複数の警備モードのうち、いずれかの警備モードに設定する警備モード切替手段と、前記警備モード切替手段による切替操作を行った利用者の前記利用者識別情報を取得する利用者識別情報取得手段と、前記警備モードの切替操作が行われた際、切替後の警備モードと前記利用者識別情報取得手段によって取得した前記利用者識別情報とを対応付けて記録する警備モード履歴情報を記憶する履歴情報記憶手段と、前記警備モードの切替操作が行われた際、前記警備モード履歴情報を参照し、前記利用者識別情報取得手段によって取得した今回切替操作を行った利用者の前記利用者識別情報と、前記警備モード履歴情報に記録された以前に切替操作を行った利用者の前記利用者識別情報とを比較し、今回切替操作を行った利用者と異なる利用者が以前に切替操作を行っていた場合は、以前に切替操作を行った前記異なる利用者に対応する前記通報先端末に切替後の警備モードの内容を通知し、以前に切替操作を行った前記異なる利用者以外の利用者に対応する前記通報先端末には切替後の警備モードの内容を通知しない警備モード通知手段と、を備え、前記利用者情報記憶手段に記憶される利用者情報として、さらに、前記通報先端末に対して切替後の警備モードの内容を通知する期限を示す通知日時を前記利用者識別情報に対応付けて登録し、前記警備モード通知手段は、さらに、前記警備モードの切替操作が行われた際、前記通知日時を参照して前記通知日時が経過前の前記利用者識別情報に対応する前記通報先端末に対してのみ切替後の警備モードの内容を通知することを特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、監視領域における異常を検知するセンサを備え、ネットワークで通報先端末と接続された警備装置において、利用者に固有の利用者識別情報と利用者の通報先端末とを対応付けて登録した利用者情報を記憶する利用者情報記憶手段と、利用者の切替操作により、前記センサが異常を検知した場合に異常を検知した旨の通報を行う警備状態と、前記センサが異常を検知した場合に異常を検知した旨の通報を行わない警備解除状態とを含む複数の警備モードのうち、いずれかの警備モードに設定する警備モード切替手段と、前記警備モード切替手段による切替操作を行った利用者の前記利用者識別情報を取得する利用者識別情報取得手段と、前記警備モードの切替操作が行われた際、切替後の警備モードと前記利用者識別情報取得手段によって取得した前記利用者識別情報とを対応付けて記録する警備モード履歴情報を記憶する履歴情報記憶手段と、前記警備モードの切替操作が行われた際、前記警備モード履歴情報を参照し、前記利用者識別情報取得手段によって取得した今回切替操作を行った利用者の前記利用者識別情報と、前記警備モード履歴情報に記録された以前に切替操作を行った利用者の前記利用者識別情報とを比較し、今回切替操作を行った利用者と異なる利用者が以前に切替操作を行っていた場合は、以前に切替操作を行った前記異なる利用者に対応する前記通報先端末に切替後の警備モードの内容を通知し、以前に切替操作を行った前記異なる利用者以外の利用者に対応する前記通報先端末には切替後の警備モードの内容を通知しない警備モード通知手段と、を備え、前記利用者情報記憶手段に記憶される利用者情報として、さらに、前記通報先端末に対して切替後の警備モードの内容を通知する制限回数を示す通知制限回数を前記利用者識別情報に対応付けて登録し、前記警備モード通知手段は、さらに、前記警備モードの切替操作が行われた際、前記通知制限回数を参照して通知した回数が前記通知制限回数に達していない前記利用者識別情報に対応する前記通報先端末に対してのみ切替後の警備モードの内容を通知することを特徴とする。
また、請求項にかかる発明は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の警備装置において、前記利用者識別情報取得手段は、さらに、通報先端末から警備装置に対して前記警備モードの確認操作を行った利用者の前記利用者識別情報を取得し、前記履歴情報記憶手段の警備モード履歴情報として、さらに、前記警備モードの確認操作を行った利用者の前記利用者識別情報と、前記警備モードの確認操作が行われた時の警備モードとを対応付けて記録し、前記警備モード通知手段は、さらに、前記警備モードの切替操作が行われた際、前記警備モード履歴情報を参照し、前記今回切替操作を行った利用者の前記利用者識別情報と、前記以前に前記警備モードの確認操作を行った利用者の前記利用者識別情報とを比較し、今回切替操作を行った利用者と異なる利用者が以前に前記警備モードの確認操作を行っていた場合は、以前に前記警備モードの確認操作を行った前記異なる利用者に対応する前記通報先端末に切替後の警備モードの内容を通知することを特徴とする。
また、請求項にかかる発明は、請求項1またはに記載の警備装置において、前記利用者情報記憶手段に記憶される利用者情報として、さらに、前記通報先端末に切替後の警備モードの通知を行うか否かを示す通知情報を前記利用者識別情報に対応付けて登録し、前記警備モード通知手段は、さらに、前記通報先端末に切替後の警備モードの内容を通知した際、切替後の警備モードの通知を継続するか否かを確認し、その確認結果に応じて前記利用者情報における通知を継続するか否かに関する通知情報を更新し、前記警備モードの切替操作が行われた際、前記通知情報を参照して切替後の警備モードの通知を行う旨が登録されている前記利用者識別情報に対応する前記通報先端末に対してのみ切替後の警備モードの内容を通知することを特徴とする。
また、請求項にかかる発明は、請求項1またはに記載の警備装置において、前記利用者情報記憶手段に記憶される利用者情報として、さらに、前記通報先端末に対して切替後の警備モードの内容を通知する警備モードとして予め定められた特定の警備モードを前記利用者識別情報に対応付けて登録し、前記警備モード通知手段は、さらに、前記警備モードの切替操作が行われた際、切替後の警備モードと前記特定の警備モードが一致する前記利用者識別情報に対応する前記通報先端末に対してのみ切替後の警備モードの内容を通知することを特徴とする。
また、請求項にかかる発明は、監視領域における異常を検知するセンサを備え、ネットワークで通報先端末と接続される警備装置による警備方法であって、前記センサが異常を検知した場合に異常を検知した旨の通報を行う警備状態と、前記センサが異常を検知した場合に異常を検知した旨の通報を行わない警備解除状態とを含む複数の警備モードのうち、いずれかの警備モードに設定する警備モード切替ステップと、前記警備モード切替ステップで切替操作が行われた際、切替操作を行った利用者の前記利用者識別情報を取得する利用者識別情報取得ステップと、前記利用者識別情報取得ステップで取得された利用者識別情報を蓄積する履歴蓄積ステップと、前記警備モード切替ステップで切替操作が行われた際、履歴蓄積ステップで蓄積された利用者識別情報を参照し、前記利用者識別情報取得手段によって取得した今回切替操作を行った利用者の前記利用者識別情報と、前記警備モード履歴情報に記録された以前に切替操作を行った利用者の前記利用者識別情報を比較し、今回切替操作を行った利用者と異なる利用者が以前に切替操作を行っていた場合は、以前に切替操作を行った前記異なる利用者に対応する通報先端末に切替後の警備モードの内容を通知し、以前に切替操作を行った前記異なる利用者以外の利用者に対応する前記通報先端末には切替後の警備モードの内容を通知しない通知ステップと、を含み、前記利用者情報記憶手段に記憶される利用者情報として、さらに、前記通報先端末に対して切替後の警備モードの内容を通知する期間を示す通知時間を前記利用者識別情報に対応付けて登録し、前記通知ステップは、さらに、前記警備モードの切替操作が行われた際、前記通知時間を参照して前記通知時間が経過前の前記利用者識別情報に対応する前記通報先端末に対してのみ切替後の警備モードの内容を通知することを特徴とする。
請求項1にかかる発明によれば、利用者の切替操作によって警備モードが切り替えられた場合に、前記警備モード履歴情報をもとに今回切替操作を行った利用者と異なる利用者が以前に切替操作を行っていた場合は、以前に切替操作を行った異なる利用者に対応する通報先端末に切替後の警備モードの内容を通知することで、利用者は自己が警備モードを切り替えた後に、他の利用者によって警備モードが切り替えられた場合でも、現在の警備モードの状態を正確に把握することができ、無用な誤解や混乱を防止することができるという効果を奏する。
また、請求項1にかかる発明によれば、通報先端末への切替後の警備モードの内容の通知は、通知時間が経過前の前記利用者識別情報に対応する前記通報先端末のみとなり、通知時間経過後は通知が行われなくなるので、利用者が際限なく切替後の警備モードの通知を受信せずにすみ、利用者への警備モードの通知の利便性を向上させることができるという効果を奏する。
また、請求項2にかかる発明によれば、利用者の切替操作によって警備モードが切り替えられた場合に、前記警備モード履歴情報をもとに今回切替操作を行った利用者と異なる利用者が以前に切替操作を行っていた場合は、以前に切替操作を行った異なる利用者に対応する通報先端末に切替後の警備モードの内容を通知することで、利用者は自己が警備モードを切り替えた後に、他の利用者によって警備モードが切り替えられた場合でも、現在の警備モードの状態を正確に把握することができ、無用な誤解や混乱を防止することができるという効果を奏する。
また、請求項2にかかる発明によれば、通報先端末への切替後の警備モードの内容の通知は、通知日時が経過前の前記利用者識別情報に対応する前記通報先端末のみとなり、通知日時経過後は通知が行われなくなるので、利用者が際限なく切替後の警備モードの通知を受信せずにすみ、利用者への警備モードの通知の利便性を向上させることができるという効果を奏する。
また、請求項3にかかる発明によれば、利用者の切替操作によって警備モードが切り替えられた場合に、前記警備モード履歴情報をもとに今回切替操作を行った利用者と異なる利用者が以前に切替操作を行っていた場合は、以前に切替操作を行った異なる利用者に対応する通報先端末に切替後の警備モードの内容を通知することで、利用者は自己が警備モードを切り替えた後に、他の利用者によって警備モードが切り替えられた場合でも、現在の警備モードの状態を正確に把握することができ、無用な誤解や混乱を防止することができるという効果を奏する。
また、請求項3にかかる発明によれば、通報先端末への切替後の警備モードの内容の通知は、現在までの通知回数が通知制限回数に達していない前記利用者識別情報に対応する前記通報先端末のみとなり、通知回数が通知制限回数に達した後は通知が行われなくなるので、利用者が際限なく切替後の警備モードの通知を受信せずにすみ、利用者への警備モードの通知の利便性を向上させることができるという効果を奏する。
また、請求項にかかる発明によれば、通報先端末から警備モードの確認操作が行われた後、利用者の切替操作によって警備モードが切り替えられた場合に、前記警備モード履歴情報をもとに今回切替操作を行った利用者と異なる利用者が以前に警備モードの確認操作を行っていた場合は、以前に警備モードの確認操作を行った異なる利用者に対応する通報先端末に切替後の警備モードの内容を通知することで、利用者は自己が警備モードの確認操作を行った後に、他の利用者によって警備モードが切り替えられた場合でも、現在の警備モードの状態を正確に把握することができ、無用な誤解や混乱を防止することができるという効果を奏する。
また、請求項にかかる発明によれば、通報先端末に切替後の警備モードの内容を通知した際、前記切替後の警備モードの通知を継続するか否かを確認し、その結果に応じて切替後の警備モードの通知を継続するか否かを決定するため、切替後の警備モードの通知が希望する場合にのみ継続して行われることになり、利用者への警備モードの通知の利便性を向上させることができるという効果を奏する。
また、請求項にかかる発明によれば、通報先端末への切替後の警備モードの内容の通知は、切替後の警備モードと特定の警備モードが一致する前記利用者識別情報に対応する前記通報先端末のみとなり、切替後の警備モードと特定の警備モードが一致しない前記利用者識別情報に対応する前記通報先端末には通知が行われなくなるので、利用者は把握したい警備モードに切り替えられた場合にのみ切替後の警備モードの通知が行われ、利用者への警備モードの通知の利便性を向上させることができるという効果を奏する。
また、請求項にかかる発明によれば、利用者の切替操作によって警備モードが切り替えられた場合に、前記警備モード履歴情報をもとに今回切替操作を行った利用者と異なる利用者が以前に切替操作を行っていた場合は、以前に切替操作を行った前記異なる利用者に対応する通報先端末に切替後の警備モードの内容を通知することで、利用者は自己が警備モードを切り替えた後に、他の利用者によって警備モードが切り替えられた場合でも、現在の警備モードの状態を正確に把握することができ、無用な誤解や混乱を防止することができるという効果を奏する。
また、請求項7にかかる発明によれば、通報先端末への切替後の警備モードの内容の通知は、通知時間が経過前の前記利用者識別情報に対応する前記通報先端末のみとなり、通知時間経過後は通知が行われなくなるので、利用者が際限なく切替後の警備モードの通知を受信せずにすみ、利用者への警備モードの通知の利便性を向上させることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる警備装置および警備方法の最良な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
実施の形態1の監視システムは、警備装置の警備モードが切り替えられた場合に、現在の警備モードに切り替えた利用者以外の利用者(過去に警備モードの切替え操作を行った利用者、および過去に警備モードの確認操作を行った利用者)の通報先端末(携帯電話や固定電話)に現在の警備モードの内容を通知するものである。
図1は、実施の形態1にかかる監視システムの構成を示すブロック図である。本実施の形態にかかる監視システム100は、警備装置110と、通報先端末130と、監視センタ140とから構成されており、警備装置110と通報先端末130、監視センタ140はネットワーク120を介して接続されている。
警備装置110は、監視領域の異常を検知すると、異常検知情報を監視センタ140や通報先端末130に送信するものであり、警備装置110側と通報先端末130の両方から警備モードの設定が可能となっている。
ネットワーク120は、電話回線、無線ネットワーク、インターネットなどであって、警備装置110と通報先端末130、監視センタ140を接続している。
監視センタ140は、警備装置110のセンサ111a〜111nが異常を検知した場合に、警備装置110から通報を受信し、待機中の警備員に監視領域へ向かう旨の指示を出すとともに、必要に応じて警察や消防など関係機関への通報を行うセンタである。
通報先端末130は、図示しない送受信部、制御部、表示部、操作部、音声通話部などから構成されており、公知の携帯電話と同様の構成である。送受信部は、ネットワーク120から無線でデータの送受信を行い、制御部は通報先端末130の各種の制御を行う。表示部は、送信されたデータまたは入力されたデータの表示を行い、操作部は、データの入力を行う。音声通話部は、警備装置110から送信される異常検知情報を音声データとして受信し出力するとともに、在宅者との音声通話を行う。本実施の形態では、通報先端末130は、警備装置110のセンサ111a〜111nが異常を検知した場合に、警備装置110から通報を受信するようになっている。なお、通報先端末130として、公知のPDA(personal digital assistants)または固定電話を用いてもよい。
次に警備装置の詳細について説明する。警備装置110は、さらに複数のセンサ111a〜111nと、警備モード操作部112と、マイク113と、スピーカ114と、入出力制御部115と、制御部116と、通信制御部117と、利用者データベース119と、警備モード履歴データ118とを主に備えている。
センサ111a〜111nは、人感センサであり、たとえば赤外線の受光量の変化をもとに人の存在を検出する赤外線センサ、赤外線などの受信が遮断されることで人の存在を検出する遮断センサ、電磁波の乱れで人の存在を検知する気配センサ、およびマグネットにより扉の開閉を検出するマグネットセンサなどの監視領域の異常を検出する各種センサであり、監視領域への侵入者を検知するなどの目的で設置されたものである。
警備モード操作部112は、警備装置110に対して種々の警備モードを設定するものである。警備モードの選択を行うボタン等の他、利用者の照合を行うためのテンキー、カードリーダ、指紋照合装置などの生体認証装置などが必要に応じて設けられる。警備モードとは、監視領域において異常を検知したときの通報の有無およびその通報先等警備装置110の動作を決定するモードである。具体的には、警備状態、在宅警備状態、セルフ警備状態、警備解除状態があり、利用者による警備モード操作部112からの現在の警備モードの設定操作により、いずれかの状態に設定される。
まず、警備状態とは、センサ111a〜111nによって異常を検知したときに発せられる検知信号を警備装置110が受信した場合に、監視センタ140に異常を知らせる警報を通報する状態の警備モードである。警備装置110が設置されている監視領域において異常を検知したことを報知する場合もある。これは、侵入者を威嚇する目的や誤報である場合に警報解除操作を促す目的で報知するものである。警備状態のときは通報先端末への通報は行わない。
在宅警備状態とは、センサ111a〜111nによって異常を検知したときに発せられる検知信号を警備装置110が受信した場合に、監視領域において異常を検知したことを報知する状態の警備モードである。また、監視領域だけではなく監視センタ140に異常を知らせる警報を報知する場合もある。これは、在宅時においても監視センタへの通報を行う契約を結んだ場合であり、監視領域において異常を検知したことを報知した後に監視センタ140への通報を行うなどする。在宅警備状態のときは通報先端末130への通報は行わない。
セルフ警備状態とは、センサ111a〜111nによって異常を検知したときに発せられる検知信号を警備装置110が受信した場合に、外出時の利用者が所持する携帯電話や出先の固定電話などの通報先端末130に異常を検知したことを通報する状態である。また、監視領域において異常を検知したことを報知する場合がある。これは、侵入者を威嚇する目的や誤報である場合に警備解除操作を促す目的で報知するものである。
警備解除状態とは、センサ111a〜111nによって異常を検知したときに発せられる検知信号を警備装置110が受信した場合でも、監視センタ140への警報の通報、監視領域における異常の報知、通報先端末130への異常の通報のいずれも行わない状態の警備モードである。なお、前記いずれのモードであっても、検知された異常が火災やガス漏れの場合、監視センタへの通報を行い、必要に応じて監視領域における異常の報知、通報先端末への異常の通報を行うなどする。
これらの警備モードは、利用者が警備モード操作部112による設定入力によって設定されるようになっている。また、これらの警備モードは、利用者の通報先端末130からの入力送信によっても設定可能になっている。
マイク113は、在宅者等が発した音声を取得し、スピーカ114は送信された音声を出力するものである。
入出力制御部115は、警備モード操作部112の入出力制御、センサ111a〜111n、マイク113の入力制御、スピーカ114の出力制御により種々のデータの入出力を制御する処理部である。
制御部116は、さらに警備モード切替部1161と、警備状態記憶部1162と、警備モード通知部1163と、認証部1164と、異常通報部1165と、音声データ制御部1166と、送受信部1167と、警備状態取得部1168とを主に備えている。
認証部1164は、警備モード操作部112および通報先端末130により、警備モードの設定をした利用者が入力して受信された利用者IDを取得して、取得した利用者IDが利用者データベース119に登録されている利用者IDであるかを照合するものである。このため、認証部1164は、本発明における利用者識別情報取得手段に相当する。
警備状態記憶部1162は、監視領域の現在における上述した警備モードの各状態、すなわち現在の警備モードとして設定されている警備状態、在宅警備状態、セルフ警備状態、警備解除状態のいずれかを記憶するメモリなどの記憶媒体である。
警備モード切替部1161は、警備モード操作部112で設定された警備モードまたは通報先端末130から受信した警備モードに従って、現在の警備モードを上述の警備状態、在宅警備状態、セルフ警備状態または警備解除状態のいずれかの警備モードに設定するものである。具体的には、警備モード切替部1161は、警備状態記憶部1162に記憶されている現在の警備モードを、警備モード操作部112で設定された警備モードまたは通報先端末130から受信した警備モードで書き換えることによって警備モードを切り替える処理を行う。
ここで、通報先端末キー対応テーブル(図示せず)に予め通報先端末130のキーイベントと警備モードの各状態とを対応付けて登録しておく。そして、警備モード切替部1161によって、通報先端末キー対応テーブルを参照し、通報先端末130から送受信部1167で受信したキーイベントを対応する状態の警備モードに変換し、変換された警備モードで警備状態記憶部1162を書き換えることにより、通報先端末130からの警備モードの設定を行っている。
警備状態取得部1168は、送受信部1167によって通報先端末130から現在の警備モードの確認要求を受信した場合および警備モード通知部1163によって切替後の警備モード(現在の警備モード)の内容を通報先端末130に送信する際に、警備状態記憶部1162から現在の警備モードを取得するものである。
警備モード通知部1163は、警備モード操作部112または通報先端末130により警備モードの切替操作が行われた場合に、今回警備モードの切替操作を行った利用者と、過去に警備モードの切替操作を行った利用者とを比較し、今回警備モードの切替操作を行った利用者と異なる過去に警備モードの切替操作を行った利用者のうち、継続して切替後の警備モードの内容を通知する旨に設定されている利用者の通報先端末130に切替後の警備モードの内容を通知するものである。
具体的には、警備モード通知部1163は、後述する警備モード履歴データ118に記録された切替操作を行った利用者の利用者IDの中で、現在の警備モードに切り替えた利用者とは異なる利用者であって、後述する利用者データベース119の通知フラグがONに設定されている利用者の利用者IDに対応する通報先端末130に警備モード切替後の警備モードの内容を通知する。また、警備モード通知部1163は、警備モード切替後の警備モードを通報先端末130に通知した後、警備モードの通知を継続するか否かを通報先端末130に問い合わせ、通知を継続するか否かの確認結果を利用者データベース118の該当する利用者IDの通知フラグに設定する処理を行う。
異常通報部1165は、警備モードがセルフ警備状態に設定され上述の警備状態記憶部1162に記憶されている場合に、センサ111a〜111nが異常を検知すると、通報先端末130に対して異常が検知されたという情報を通報するものである。また、異常通報部1165は、警備モードが警備状態に設定されている場合に、センサ111a〜111nが異常を検知すると、監視センタ140に対して異常が検知されたという情報(警報)を通報するものである。
音声データ制御部1166は、通報先端末130と警備装置110との間における音声データの制御を行うものである。具体的には、音声データの音声認識や文字列データへの変換を行う。
送受信部1167は、利用者の通報先端末130からの利用者ID、警備モード設定や警備モード確認要求などの入力情報をネットワークを介して受信したり、通報先端末130に利用者ID入力画面などの各種画面を送信するものである。
通信制御部117は、警備装置110とネットワーク120との間における通信を制御するものであり、具体的にはネットワークボードなどが該当する。
利用者データベース119は、予め設定された利用者の利用者IDと、異常検知情報や警備モード内容の通報先と、通知フラグとを対応付けて登録したデータベースであり、ハードディスクドライブ装置(HDD)などの記憶媒体(利用者情報記憶手段)に格納されている。ここで、利用者データベース119は、本発明における利用者情報に相当する。
図2は、実施の形態1にかかる警備装置110における利用者データベース119の内容の一例を示すデータ構造図である。利用者データベース119には、図2に示すように、父の利用者ID、母の利用者ID、長男の利用者IDと、各利用者IDに対応して通報先と通知フラグが登録されている。ここで、通知フラグは、警備モードの内容の通知を継続するか否かを示すフラグであり、「ON」の場合には継続して通知を行い、「OFF」の場合には継続して通知を行わない旨を意味する。
警備モード履歴データ118は、警備モードの切替操作や現在の警備モードの確認操作の履歴データを、切替操作または確認操作が行われるごとに時系列的に記録したデータである。なお、必要に応じて切替操作または確認操作が行われた時刻の情報を記録するようにしてもよい。
図3は、実施の形態1にかかる警備装置110における警備モード履歴データ118の内容の一例を示す説明図である。警備モード履歴データ118には、図3に示すように、警備モードの切替操作または確認操作が行われた日時と、警備モードの切替操作および警備モードの確認操作を行った操作者の利用者IDと、切替後または確認時の警備モード(現在の警備モード)と、操作内容(「設定」または「確認」)とを対応づけて記録されている。ここで、操作内容「設定」は、警備モードの切替操作が行われたことを示し、操作内容「確認」は、警備モードの確認操作が行われたことを示している。
例えば、図3によれば、「2/25 7:30」に利用者ID「002(母)」の利用者が警備モードを「警備状態」に「設定」していることが記録されている。また、同図によれば、「2/25 18:20」に利用者ID「002(母)」の利用者が現在の警備モードを通報先端末130から「確認」していることが記録されている。
次に、以上のように構成された本実施の形態にかかる警備装置110による警備モードの通知処理について説明する。図4は、実施の形態1にかかる警備装置110における警備モード通知処理の手順を示すフローチャートである。
まず、外出先の利用者は警備装置110の警備モードを切替えるため、通報先端末130から自己の利用者IDを入力すると、入力されたIDが警備装置110に送信される(ステップS401)。
警備装置110では、送受信部1167によって通報先端末130から利用者IDを受信する(ステップS402)。警備装置110では、利用者IDを受信すると、認証部1164によって、かかる利用者IDを取得し、取得(受信)した利用者IDが利用者データベース119に登録されているか否かを判断することにより、正当な利用者からのアクセスか否かを認証する(ステップS403)。
そして、認証部1164では、受信した利用者IDが利用者データベース119に登録されていない場合には(ステップS403:No)、認証が失敗したと判断し、通報先端末130にエラーメッセージを送信し(ステップS404)、利用者IDの入力待ちとなる。
一方、受信した利用者IDが利用者データベース119に登録されている場合には(ステップS403:Yes)、認証部1164は、警備装置110にアクセスしてきた利用者が正当な利用者であると認証する。そして、利用者は通報先端末130から所望の警備モードをキーイベントで指定した警備モード設定を送信し(ステップS405)、警備装置110では送受信部1167によってこの警備モード設定を受信する(ステップS406)。
次いで、警備装置110では、警備モード切替部1161によって、受信した警備モードのキーイベントを、通報先端末キー対応テーブル(図示せず)を参照して対応する警備モードに変換し、変換された警備モードに対応した警備状態を警備状態記憶部1162に上書きして記憶することにより、現在の警備モードを受信した警備モードに切り替える(ステップS407)。そして、警備モード切替部1161によって、警備モード履歴データ118に、現在の日時、切替後の警備モード、切替操作を行った操作者の利用者ID(受信して認証された利用者ID)、操作内容「設定」を記録する(ステップS408)。
次に、警備装置110では、警備モード通知部1163によって、警備モード履歴データ118から、ステップS402で受信した利用者ID以外の警備モード履歴データ118に登録済みの利用者IDを取得する(ステップS409)。これにより、ステップS407で現在の警備モードへの切替操作を行った利用者以外の利用者であって、過去に警備モードの切替操作を行った利用者および過去に警備モードの確認操作を行った利用者の利用者IDが取得されることになる。
警備モード通知部1163は、該当する利用者IDを取得したら、取得した利用者IDに対応する通知フラグがONに設定されているか否かを調べる(ステップS410)。そして、通知フラグがOFFに設定されている場合には(ステップS410:No)、以下のステップS411からS419までの警備モードの通知処理は行わない。
一方、ステップS410において、通知フラグがONに設定されている場合には(ステップS410:Yes)、以下のステップS411からS419までの警備モードの通知処理を実行する。警備モード取得部1168は警備状態記憶部1162に記憶されている警備モード、すなわちステップS407で切り替えた警備モードを取得して、警備モード通知部1163によって、利用者データベース119を参照して取得した利用者IDに対応する通報先端末130に、取得した切替後の警備モード(現在の警備モード)を送信する(ステップS411)。
通報先端末130では、警備装置110から切替後の警備モード(現在の警備モード)を受信し(ステップS412)、通報先端末130の画面に表示したり、音声出力を行う。図5は、通報先端末130で受信した警備モードの内容の表示例を示す模式図である。図5に示すように、警備モードが変更された旨と、警備モードを切り替えた操作者に関する情報(利用者と利用者ID)が表示されている。これにより、利用者は他の利用者により警備モードが変更されたことを認識することができる。
次に、警備装置110では、送受信部1167によって通知継続設定画面を通報先端末130に送信する(ステップS413)。通報先端末130ではこの通知継続設定画面を受信し、画面表示を行う(ステップS414)。図6は、通知継続設定画面の表示例を示す模式図である。図6に示すように、通知継続設定画面では、今後も警備モードの内容の通知を継続して行うか否かを設定するようになっている。
通報先端末130では、かかる通知継続画面によって、通知継続するか否かを示す通知継続設定を指定して、警備装置110に送信する(ステップS415)。警備装置110では、送受信部1167によって通知継続設定を通報先端末130から受信し(ステップS416)、警備モード通知部1163によって通知継続設定の内容が通知継続であるか否かを調べる(ステップS417)。
そして、通知継続である場合には(ステップS417:Yes)、利用者データベース119の該当する利用者IDに対応する通知フラグにONを設定する(ステップS418)。一方、通知継続設定が通知継続しないである場合には(ステップS417:No)、利用者データベース119の該当する利用者IDに対応する通知フラグにOFFを設定する(ステップS419)。
次に、警備モード通知部1163は、警備モード履歴データ119に登録されている警備モードを切り替えた利用者以外のすべての利用者の利用者IDについて上記ステップS410からS419までの処理を終了したか否かを調べ(ステップS420)、上記ステップS410からS419までの処理を警備モードを切り替えた利用者以外のすべての利用者の利用者IDに対して繰り返し行う。
例えば、図3の警備モード履歴データ118において、ステップS405からS407において、父(001)が警備モードを警備解除状態に切り替えた場合には、過去に警備モードの切替操作と警備モードの確認操作を行った母の利用者ID(002)と、過去に警備モードの切替操作を行った長男の利用者ID(003)がステップS409で取得される。ここで、利用者データベース119では、母の通知フラグはONであるが、長男の通知フラグはOFFであるため、ステップS411で母に現在の警備モードの内容(警備解除状態)が通知されることになる。
このように実施の形態1にかかる警備装置110では、警備装置110の警備モードの切替操作が行われた場合に、現在の警備モードに切り替えた利用者以外の利用者(過去に警備モードの切替操作を行った利用者、および過去に警備モードの確認操作を行った利用者)の通報先端末130に現在の警備モードの内容を通知しているので、利用者は自己が警備モードを切り替えた後や自己が警備モードを確認した後に、他の利用者によって警備モードが切り替えられた場合でも、現在の警備モードの状態を正確に把握することができ、無用な誤解や混乱を防止することができる。
また、実施の形態1にかかる警備装置110では、通報先端末130に警備モードの切替操作が行われた場合に切替後の警備モードの通知を継続するか否かを問い合わせ、通報先端末130から通知継続の旨を受信した場合に、利用者データベース119における通報先端末130の通報先に対応した通知フラグに通知継続の旨を示すONを設定し、次に、警備モードが新たな警備モードに切り替えられた場合に、通知フラグにONが設定されている利用者に対応する通報先端末130にのみ現在の警備モードの内容を通知しているので、現在の警備モードの通知を希望する場合にのみ、利用者への警備モードの通知の利便性を向上させることができる。
(実施の形態2)
実施の形態1にかかる監視システムでは、警備装置110が通報先端末130に現在の警備モードの通知を継続するか否かを問い合わせて、次に警備モードの切替操作が行われた場合の切替後の警備モードの内容を通知するか否かを定めていたが、この実施の形態2にかかる監視システムは、警備装置110が利用者が警備モードの切替操作または確認操作を行った時点から所定の通知時間が経過する前にのみ切替後の警備モードの内容を通知するものである。
本実施の形態にかかる監視システムのネットワーク構成および警備装置110の構成は実施の形態1と同様である。
図7は、実施の形態2にかかる警備装置110における利用者データベース119の内容の一例を示すデータ構造図である。本実施の形態における利用者データベース119では、実施の形態1と異なり、通知フラグの代わりに通知時間が利用者IDごとに設定されている。通知時間は、現在の警備モードの通知を行う期間を示すものである。
本実施の形態にかかる警備装置110の警備モード通知部1163は、警備モード操作部112または通報先端末130により現在の警備モードが切り替えられた場合に、過去に警備モードの切替操作を行った利用者および過去に警備モードの確認操作を行った利用者の中で、現在の警備モードに切り替えた利用者以外の利用者であって通知時間が経過前の利用者の通報先端末130に切替後の警備モードの内容を通知するものである。具体的には、警備モード通知部1163は、現日時が現在の警備モードに切り替えた利用者以外の利用者が過去に警備モードの切替操作または確認操作を行ってから通知時間経過前である場合には切替後の警備モードの内容を通知し、通知時間経過後である場合には現在の警備モードの内容を通知しない処理を行っている。
次に、以上のように構成された本実施の形態にかかる警備装置110による警備モードの通知処理について説明する。図8は、実施の形態2にかかる警備装置110における警備モード通知処理の手順を示すフローチャートである。
通報先端末130からの利用者IDの送信から警備モードの切替え、警備モード履歴データ118への記録までの処理(ステップS801〜S808)については実施の形態1における処理(ステップS401〜S408)と同様に行われる。
次に、警備装置110では、警備モード通知部1163によって、警備モード履歴データ118から、ステップS802で受信した利用者ID以外の警備モード履歴データ118に登録済みの利用者IDを取得する(ステップS809)。これにより、ステップS807で現在の警備モードの切替操作を行った利用者以外の利用者であって、過去に警備モードの切替操作を行った利用者および過去に現在の警備モードの確認操作を行った利用者の利用者IDが取得される。
警備モード通知部1163は、該当する利用者IDを取得したら、当該利用者が過去に警備モードの切替操作または確認操作した日時を警備モード履歴データ118を参照して取得し、かかる利用者IDに対応する日時から現在日時までの時間が、利用者データベース119の該当する利用者IDに対応する通知時間より短いか否かを調べる(ステップS810)。そして、通知時間より短くない場合には(ステップS810:No)、以下のステップS811の警備モードの通知処理は行わない。
一方、ステップS810において、利用者IDに対応する日時から現在日時までの時間通知時間より短い場合には(ステップS810:Yes)、警備モードの通知処理を行う。すなわち、警備モード取得部1168は警備状態記憶部1162に記憶されている警備モード、すなわちステップS807で切り替えた警備モードを取得して、警備モード通知部1163によって、利用者データベース119を参照して取得した利用者IDに対応する通報先端末130に、取得した切替後の警備モード(現在の警備モード)を送信する(ステップS811)。
通報先端末130では、警備装置110から切替後の警備モード(現在の警備モード)を受信し(ステップS812)、通報先端末130の画面に表示したり、音声出力を行う。これにより、利用者は他の利用者により警備モードが変更されたことを認識することができる。
次に、警備モード通知部1163は、警備モード履歴データ119に登録されている警備モードを切り替えた利用者以外のすべての利用者の利用者IDについて上記ステップS810およびS811の処理を終了したか否かを調べ(ステップS813)、上記ステップS810およびS811の処理を警備モードを切り替えた利用者以外のすべての利用者の利用者IDに対して繰り返し行う。
このように実施の形態2にかかる警備装置110では、利用者が警備モードの切替操作または確認操作を行った時点から所定の通知時間経過前にのみ現在の警備モードの内容を通知するので、通知時間経過後は警備モードの通知が行われなくなるので、利用者が際限なく警備モードの通知を受信せずにすみ、利用者への警備モードの通知の利便性を向上させることができる。
なお、通知時間は、警備装置110側で初期設定時に利用者IDごとに設定するように構成したり、通報先端末130側から任意のタイミングまたは切替後の警備モードを通知する際に設定するように構成することができる。
(実施の形態2の変形例)
実施の形態2の監視システムでは、利用者が警備モードの切替操作または確認操作を行った時点から所定の通知時間経過前にのみ現在の警備モードの内容を通知することとしているが、現在の警備モードの通知を行う期限である通知日時を定めておき、現在日時が当該通知日時の経過前にのみ切替後の警備モード(現在の警備モード)の内容を通知するように警備モード通知部1163を構成してもよい。
具体的には、利用者データベース119に通知時間の代わりに通知日時を設定しておき、上述のステップS810において、現在日時が利用者IDに対応した通知日時の経過前であるか否かを判断し、経過前である場合にのみ切替後の警備モード(現在の警備モード)を通報先端末130に送信するように構成すればよい。
この場合には、現在日時が通知日時の経過前にのみ現在の警備モードの内容を通知するので、通知日時経過後は警備モードの通知が行われなくなるので、利用者が際限なく警備モードの通知を受信せずにすみ、利用者への警備モードの通知の利便性を向上させることができる。
なお、通知日時は、警備装置110側で初期設定時に利用者IDごとに設定するように構成したり、通報先端末130側から任意のタイミングまたは警備モードの通知の際に設定するように構成することができる。
(実施の形態3)
実施の形態2にかかる監視システムでは、警備装置110が利用者が警備モードの切替操作または確認操作を行った時点から所定の通知時間経過前にのみ現在の警備モードの内容を通知していたが、この実施の形態3にかかる監視システムでは、警備装置110によって利用者が警備モードの切替操作または確認操作を行った時点からの通知回数が通知制限数以下である場合にのみ現在の警備モードの内容を通知するものである。
本実施の形態にかかる監視システムのネットワーク構成および警備装置110の構成は実施の形態1と同様である。
図9は、実施の形態3にかかる警備装置110における利用者データベース119の内容の一例を示すデータ構造図である。本実施の形態における利用者データベース119では、実施の形態1と異なり、利用者が警備モードの切替操作または確認操作を行った時点からの警備モードの通知回数と通知制限数が利用者IDごとに設定されている。通知制限数は、通知回数の最大値である。
本実施の形態にかかる警備装置110の警備モード通知部1163は、警備モード操作部112または通報先端末130により現在の警備モードが切り替えられた場合に、過去に警備モードの切替操作を行った利用者および過去に警備モードの確認操作を行った利用者の中で、現在の警備モードに切り替えた利用者以外の利用者であって現在までの通知回数時間が通知制限数以下の利用者の通報先端末130に現在の警備モードの内容を通知するものである。
次に、以上のように構成された本実施の形態にかかる警備装置110による警備モードの通知処理について説明する。図10は、実施の形態3にかかる警備装置110における警備モード通知処理の手順を示すフローチャートである。
通報先端末130からの利用者IDの送信から警備モードの切替え、警備モード履歴データ118への記録までの処理(ステップS1001〜S1008)については実施の形態1における処理(ステップS401〜S408)と同様に行われる。
次に、警備装置110では、警備モード通知部1163によって、警備モード履歴データ118から、ステップS1002で受信した利用者ID以外の警備モード履歴データ118に登録済みの利用者IDを取得する(ステップS1009)。これにより、ステップS1007で現在の警備モードの切替操作を行った利用者以外の利用者であって、過去に警備モードの切替操作を行った利用者および過去に現在の警備モードの確認操作を行った利用者の利用者IDが取得される。
警備モード通知部1163は、該当する利用者IDを取得したら、利用者データベース119の該当する利用者IDに対応する通知回数、すなわち当該利用者が過去に警備モードの切替操作または確認操作した時点から現在までの通知回数が、利用者データベース119の該当する利用者IDに対応する通知制限数以下か否かを調べる(ステップS1010)。そして、通知回数が通知制限数より大きい場合には(ステップS1010:No)、以下のステップS1011からS1013までの警備モードの通知処理は行わない。
一方、ステップS1010において、利用者IDに対応する通知回数が通知制限数以下の場合には(ステップS1010:Yes)、警備モードの通知処理を行う。すなわち、警備モード取得部1168は警備状態記憶部1162に記憶されている警備モード、すなわちステップS1007で切り替えた警備モードを取得して、警備モード通知部1163によって、利用者データベース119を参照して取得した利用者IDに対応する通報先端末130に、取得した切替後の警備モード(現在の警備モード)を送信する(ステップS1011)。
通報先端末130では、警備装置110から切替後の警備モード(現在の警備モード)を受信し(ステップS1012)、通報先端末130の画面に表示したり、音声出力を行う。これにより、利用者は他の利用者により警備モードが変更されたことを認識することができる。
そして、警備モード通知部1163は、利用者データベース119の該当する利用者IDに対応する通知回数を1だけ増加する(ステップS1013)。次に、警備モード通知部1163は、警備モード履歴データ119に登録されている警備モードを切り替えた利用者以外のすべての利用者の利用者IDについて上記ステップS1010からS1013までの処理を終了したか否かを調べ(ステップS1014)、上記ステップS1010からS1013までの処理を警備モードを切り替えた利用者以外のすべての利用者の利用者IDに対して繰り返し行う。
このように実施の形態3にかかる警備装置110では、利用者が警備モードの切替操作または確認操作を行った時点からの通知回数が通知制限数以下である場合にのみ現在の警備モードの内容を通知するので、通知回数が通知制限数を超えた場合には警備モードの通知が行われなくなるので、利用者が際限なく警備モードの通知を受信せずにすみ、利用者への警備モードの通知の利便性を向上させることができる。
なお、通知制限数は、警備装置110側で初期設定時に利用者IDごとに設定するように構成したり、通報先端末130側から任意のタイミングまたは切替後の警備モード(現在の警備モード)を通知する際に設定するように構成することができる。
(実施の形態4)
実施の形態3にかかる監視システムでは、警備装置110によって利用者が警備モードの切替操作または確認操作を行った時点からの通知回数が通知制限数以下である場合にのみ切替後の警備モード(現在の警備モード)の内容を通知していたが、この実施の形態4にかかる監視システムでは、警備装置110によって利用者が特定の警備モードに切替えた場合にのみ切替後の警備モード(現在の警備モード)の内容を通知するものである。
本実施の形態にかかる監視システムのネットワーク構成および警備装置110の構成は実施の形態1と同様である。
図11は、実施の形態4にかかる警備装置110における利用者データベース119の内容の一例を示すデータ構造図である。本実施の形態における利用者データベース119では、実施の形態1と異なり、警備モードの通知を実行する特定の警備モードが利用者IDごとに設定されている。ここで、特定モードは、警備モードの各状態の中から予め定められておく。また、この特定モードを利用者の要求などにより変更するように構成してもよい。
本実施の形態にかかる警備装置110の警備モード通知部1163は、警備モード操作部112または通報先端末130により現在の警備モードが切り替えられた場合に、過去に警備モードの切替操作を行った利用者および過去に警備モードの確認操作を行った利用者の中で、現在の警備モードに切り替えた利用者以外の利用者であって切替後の警備モードが特定の警備モードである利用者の通報先端末130に切替後の警備モード(現在の警備モード)の内容を通知するものである。
次に、以上のように構成された本実施の形態にかかる警備装置110による警備モードの通知処理について説明する。図12は、実施の形態4にかかる警備装置110における警備モード通知処理の手順を示すフローチャートである。
通報先端末130からの利用者IDの送信から警備モードの切替え、警備モード履歴データ118への記録までの処理(ステップS1201〜S1208)については実施の形態1における処理(ステップS401〜S408)と同様に行われる。
次に、警備装置110では、警備モード通知部1163によって、警備モード履歴データ118から、ステップS1202で受信した利用者ID以外の警備モード履歴データ118に登録済みの利用者IDを取得する(ステップS1209)。これにより、ステップS1207で現在の警備モードの切替操作を行った利用者以外の利用者であって、過去に警備モードの切替操作を行った利用者および過去に現在の警備モードの確認操作を行った利用者の利用者IDが取得される。
警備モード通知部1163は、該当する利用者IDを取得したら、切り替えた警備モードが、利用者データベース119の該当する利用者IDに対応する通知警備モードであるか否かを調べる(ステップS1210)。そして、切替えた警備モードが通知警備モードでない場合には(ステップS1210:No)、以下のステップS1211の警備モードの通知処理は行わない。
一方、ステップS1210において、切替えた警備モードが通知警備モードである場合には(ステップS1210:Yes)、警備モードの通知処理を行う。すなわち、警備モード取得部1168は、警備状態記憶部1162に記憶されている警備モード、すなわちステップS1207で切り替えた警備モードを取得して、警備モード通知部1163によって、利用者データベース119を参照して取得した利用者IDに対応する通報先端末130に、取得した切替え後の警備モード(現在の警備モード)を送信する(ステップS1211)。
通報先端末130では、警備装置110から切替後の警備モード(現在の警備モード)を受信し(ステップS1212)、通報先端末130の画面に表示したり、音声出力を行う。これにより、利用者は他の利用者により警備モードが変更されたことを認識することができる。
次に、警備モード通知部1163は、警備モード履歴データ119に登録されている警備モードを切り替えた利用者以外のすべての利用者の利用者IDについて上記ステップS1210およびS1211の処理を終了したか否かを調べ(ステップS1213)、上記ステップS1210およびS1211の処理を警備モードを切り替えた利用者以外のすべての利用者の利用者IDに対して繰り返し行う。
このように実施の形態4にかかる警備装置110では、利用者が特定の警備モードに切替えた場合にのみ切替後の警備モード(現在の警備モード)の内容を通知するので、利用者は把握が必要な警備モードだけを特定の警備モードとしておくことで、把握が必要な警備モードに切り替えられた場合にのみ警備モードの通知を受信することができ、利用者への警備モードの通知の利便性を向上させることができる。
なお、通知警備モードは、警備装置110側で初期設定時に利用者IDごとに設定するように構成したり、通報先端末130側から任意のタイミングまたは切替後の警備モードを通知する際に設定するように構成することができる。
実施の形態1にかかる監視システムのネットワーク構成および警備装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1にかかる警備装置における利用者データベースのデータ構成の一例を示す説明図である。 実施の形態1にかかる警備装置における警備モード履歴データのデータ構成の一例を示す説明図である。 実施の形態1にかかる警備モード通知処理の手順を示すフローチャートである。 通報先端末で受信した警備モードの内容の表示例を示す模式図である。 通知継続設定画面の表示例を示す模式図である。 実施の形態2にかかる警備装置における利用者データベースのデータ構成の一例を示す説明図である。 実施の形態2にかかる警備モード通知処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態3にかかる警備装置における利用者データベースのデータ構成の一例を示す説明図である。 実施の形態3にかかる警備モード通知処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態4にかかる警備装置における利用者データベースのデータ構成の一例を示す説明図である。 実施の形態4にかかる警備モード通知処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
100 監視システム
110 警備装置
120 ネットワーク
130 通報先端末
140 監視センタ
111a〜111n センサ
112 警備モード操作部
113 マイク
114 スピーカ
115 入出力制御部
116 制御部
1161 警備モード切替部
1162 警備状態記憶部
1163 警備モード通知部
1164 認証部
1165 異常通報部
1166 音声データ制御部
1167 送受信部
1168 警備状態取得部
117 通信制御部
118 警備モード履歴データ
119 利用者データベース

Claims (7)

  1. 監視領域における異常を検知するセンサを備え、ネットワークで通報先端末と接続された警備装置において、
    利用者に固有の利用者識別情報と利用者の通報先端末とを対応付けて登録した利用者情報を記憶する利用者情報記憶手段と、
    利用者の切替操作により、前記センサが異常を検知した場合に異常を検知した旨の通報を行う警備状態と、前記センサが異常を検知した場合に異常を検知した旨の通報を行わない警備解除状態とを含む複数の警備モードのうち、いずれかの警備モードに設定する警備モード切替手段と、
    前記警備モード切替手段による切替操作を行った利用者の前記利用者識別情報を取得する利用者識別情報取得手段と、
    前記警備モードの切替操作が行われた際、切替後の警備モードと前記利用者識別情報取得手段によって取得した前記利用者識別情報とを対応付けて記録する警備モード履歴情報を記憶する履歴情報記憶手段と、
    前記警備モードの切替操作が行われた際、前記警備モード履歴情報を参照し、前記利用者識別情報取得手段によって取得した今回切替操作を行った利用者の前記利用者識別情報と、前記警備モード履歴情報に記録された以前に切替操作を行った利用者の前記利用者識別情報とを比較し、今回切替操作を行った利用者と異なる利用者が以前に切替操作を行っていた場合は、以前に切替操作を行った前記異なる利用者に対応する前記通報先端末に切替後の警備モードの内容を通知し、以前に切替操作を行った前記異なる利用者以外の利用者に対応する前記通報先端末には切替後の警備モードの内容を通知しない警備モード通知手段と、を備え
    前記利用者情報記憶手段に記憶される利用者情報として、さらに、前記通報先端末に対して切替後の警備モードの内容を通知する期間を示す通知時間を前記利用者識別情報に対応付けて登録し、
    前記警備モード通知手段は、さらに、前記警備モードの切替操作が行われた際、前記通知時間を参照して前記通知時間が経過前の前記利用者識別情報に対応する前記通報先端末に対してのみ切替後の警備モードの内容を通知することを特徴とする警備装置。
  2. 監視領域における異常を検知するセンサを備え、ネットワークで通報先端末と接続された警備装置において、
    利用者に固有の利用者識別情報と利用者の通報先端末とを対応付けて登録した利用者情報を記憶する利用者情報記憶手段と、
    利用者の切替操作により、前記センサが異常を検知した場合に異常を検知した旨の通報を行う警備状態と、前記センサが異常を検知した場合に異常を検知した旨の通報を行わない警備解除状態とを含む複数の警備モードのうち、いずれかの警備モードに設定する警備モード切替手段と、
    前記警備モード切替手段による切替操作を行った利用者の前記利用者識別情報を取得する利用者識別情報取得手段と、
    前記警備モードの切替操作が行われた際、切替後の警備モードと前記利用者識別情報取得手段によって取得した前記利用者識別情報とを対応付けて記録する警備モード履歴情報を記憶する履歴情報記憶手段と、
    前記警備モードの切替操作が行われた際、前記警備モード履歴情報を参照し、前記利用者識別情報取得手段によって取得した今回切替操作を行った利用者の前記利用者識別情報と、前記警備モード履歴情報に記録された以前に切替操作を行った利用者の前記利用者識別情報とを比較し、今回切替操作を行った利用者と異なる利用者が以前に切替操作を行っていた場合は、以前に切替操作を行った前記異なる利用者に対応する前記通報先端末に切替後の警備モードの内容を通知し、以前に切替操作を行った前記異なる利用者以外の利用者に対応する前記通報先端末には切替後の警備モードの内容を通知しない警備モード通知手段と、を備え、
    前記利用者情報記憶手段に記憶される利用者情報として、さらに、前記通報先端末に対して切替後の警備モードの内容を通知する期限を示す通知日時を前記利用者識別情報に対応付けて登録し、
    前記警備モード通知手段は、さらに、前記警備モードの切替操作が行われた際、前記通知日時を参照して前記通知日時が経過前の前記利用者識別情報に対応する前記通報先端末に対してのみ切替後の警備モードの内容を通知することを特徴とする警備装置。
  3. 監視領域における異常を検知するセンサを備え、ネットワークで通報先端末と接続された警備装置において、
    利用者に固有の利用者識別情報と利用者の通報先端末とを対応付けて登録した利用者情報を記憶する利用者情報記憶手段と、
    利用者の切替操作により、前記センサが異常を検知した場合に異常を検知した旨の通報を行う警備状態と、前記センサが異常を検知した場合に異常を検知した旨の通報を行わない警備解除状態とを含む複数の警備モードのうち、いずれかの警備モードに設定する警備モード切替手段と、
    前記警備モード切替手段による切替操作を行った利用者の前記利用者識別情報を取得する利用者識別情報取得手段と、
    前記警備モードの切替操作が行われた際、切替後の警備モードと前記利用者識別情報取得手段によって取得した前記利用者識別情報とを対応付けて記録する警備モード履歴情報を記憶する履歴情報記憶手段と、
    前記警備モードの切替操作が行われた際、前記警備モード履歴情報を参照し、前記利用者識別情報取得手段によって取得した今回切替操作を行った利用者の前記利用者識別情報と、前記警備モード履歴情報に記録された以前に切替操作を行った利用者の前記利用者識別情報とを比較し、今回切替操作を行った利用者と異なる利用者が以前に切替操作を行っていた場合は、以前に切替操作を行った前記異なる利用者に対応する前記通報先端末に切替後の警備モードの内容を通知し、以前に切替操作を行った前記異なる利用者以外の利用者に対応する前記通報先端末には切替後の警備モードの内容を通知しない警備モード通知手段と、を備え、
    前記利用者情報記憶手段に記憶される利用者情報として、さらに、前記通報先端末に対して切替後の警備モードの内容を通知する制限回数を示す通知制限回数を前記利用者識別情報に対応付けて登録し、
    前記警備モード通知手段は、さらに、前記警備モードの切替操作が行われた際、前記通知制限回数を参照して通知した回数が前記通知制限回数に達していない前記利用者識別情報に対応する前記通報先端末に対してのみ切替後の警備モードの内容を通知することを特徴とする警備装置。
  4. 前記利用者識別情報取得手段は、さらに、通報先端末から警備装置に対して前記警備モードの確認操作を行った利用者の前記利用者識別情報を取得し、
    前記履歴情報記憶手段の警備モード履歴情報として、さらに、前記警備モードの確認操作を行った利用者の前記利用者識別情報と、前記警備モードの確認操作が行われた時の警備モードとを対応付けて記録し、
    前記警備モード通知手段は、さらに、前記警備モードの切替操作が行われた際、前記警備モード履歴情報を参照し、前記今回切替操作を行った利用者の前記利用者識別情報と、前記以前に前記警備モードの確認操作を行った利用者の前記利用者識別情報とを比較し、今回切替操作を行った利用者と異なる利用者が以前に前記警備モードの確認操作を行っていた場合は、以前に前記警備モードの確認操作を行った前記異なる利用者に対応する前記通報先端末に切替後の警備モードの内容を通知することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の警備装置。
  5. 前記利用者情報記憶手段に記憶される利用者情報として、さらに、前記通報先端末に切替後の警備モードの通知を行うか否かを示す通知情報を前記利用者識別情報に対応付けて登録し、
    前記警備モード通知手段は、さらに、前記通報先端末に切替後の警備モードの内容を通知した際、切替後の警備モードの通知を継続するか否かを確認し、その確認結果に応じて前記利用者情報における通知を継続するか否かに関する通知情報を更新し、前記警備モードの切替操作が行われた際、前記通知情報を参照して切替後の警備モードの通知を行う旨が登録されている前記利用者識別情報に対応する前記通報先端末に対してのみ切替後の警備モードの内容を通知することを特徴とする請求項1またはに記載の警備装置。
  6. 前記利用者情報記憶手段に記憶される利用者情報として、さらに、前記通報先端末に対して切替後の警備モードの内容を通知する警備モードとして予め定められた特定の警備モードを前記利用者識別情報に対応付けて登録し、
    前記警備モード通知手段は、さらに、前記警備モードの切替操作が行われた際、切替後の警備モードと前記特定の警備モードが一致する前記利用者識別情報に対応する前記通報先端末に対してのみ切替後の警備モードの内容を通知することを特徴とする請求項1またはに記載の警備装置。
  7. 監視領域における異常を検知するセンサを備え、ネットワークで通報先端末と接続される警備装置による警備方法であって、
    前記センサが異常を検知した場合に異常を検知した旨の通報を行う警備状態と、前記センサが異常を検知した場合に異常を検知した旨の通報を行わない警備解除状態とを含む複数の警備モードのうち、いずれかの警備モードに設定する警備モード切替ステップと、
    前記警備モード切替ステップで切替操作が行われた際、切替操作を行った利用者の前記利用者識別情報を取得する利用者識別情報取得ステップと、
    前記利用者識別情報取得ステップで取得された利用者識別情報を蓄積する履歴蓄積ステップと、
    前記警備モード切替ステップで切替操作が行われた際、履歴蓄積ステップで蓄積された利用者識別情報を参照し、前記利用者識別情報取得手段によって取得した今回切替操作を行った利用者の前記利用者識別情報と、前記警備モード履歴情報に記録された以前に切替操作を行った利用者の前記利用者識別情報を比較し、今回切替操作を行った利用者と異なる利用者が以前に切替操作を行っていた場合は、以前に切替操作を行った前記異なる利用者に対応する通報先端末に切替後の警備モードの内容を通知し、以前に切替操作を行った前記異なる利用者以外の利用者に対応する前記通報先端末には切替後の警備モードの内容を通知しない通知ステップと、を含み、
    前記利用者情報記憶手段に記憶される利用者情報として、さらに、前記通報先端末に対して切替後の警備モードの内容を通知する期間を示す通知時間を前記利用者識別情報に対応付けて登録し、
    前記通知ステップは、さらに、前記警備モードの切替操作が行われた際、前記通知時間を参照して前記通知時間が経過前の前記利用者識別情報に対応する前記通報先端末に対してのみ切替後の警備モードの内容を通知することを特徴とする警備方法。
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