JP4772479B2 - ベルト式無段変速機を備えたエンジン - Google Patents
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Description
この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、エンジンの外形寸法の増加を抑えることができるベルト式無段変速機を備えたエンジンを提供する。
車体フレーム10の中央下部内側(前記低床部内側)には、自動二輪車1の原動機であるエンジンEが搭載される。
エンジンEの回転動力は、前記ベルコン100等を介してエンジン本体30後部左側のドライブスプロケット(エンジン出力部)18に出力された後、ドライブチェーン17を介して後輪WR左側のドリブンスプロケット19に伝達される。
また、車体フレーム10の後部、荷物収容箱21、及び燃料タンク20等は、同じく合成樹脂製の後部車体カバー25により覆われる。この後部車体カバー25は、シートフレーム10cと共にシート23を支持している。
キックスピンドル36の先端部は下部右側壁34から右方に突出し、該先端部にはキックペダル37の基端部が取り付けられる。キックペダル37における基端部から斜め上後方に延びるアームの先端部には、折り畳み式のペダル本体37aが取り付けられる。
なお、エンジンEはセルフスタータ38も備えており、該セルフスタータ38のスタータモータ39が、クランクケース31の上部前側に配置される。また、クランクケース31の下部右側壁34におけるキックスピンドル36の直ぐ前方には、エンジンオイル用の点検窓34aが設けられる。
そして、エンジン本体30の駆動時には、後述のオイルポンプ80の作用により前記エンジンオイルが前記油室Y内及びシリンダヘッド33内の各部に供給される。シリンダヘッド33内に供給されたエンジンオイルは、前記カムチェーン室55及びジェネレータカバー49内を通じて油室Y内に戻される。
ここで、ドライブプーリ軸109は、クランク軸44(ジャーナル46)に対して前方(シリンダ32側)にオフセットして設けられ、エンジン側面視ではクランク軸44とシリンダ32の基端(後端)との間に位置している。換言すれば、エンジン側面視において、ドライブプーリ軸109とドリブンプーリ軸110との間にクランク軸44が位置している。さらに換言すれば、ドライブプーリ109は、クランク軸44を挟んでドリブンプーリ軸110と反対側にオフセットしている。
そして、これら両プーリ101,102のV溝101c,102c内には、その傾斜面に整合する無端状のVベルト103が所定の張力をもって巻き掛けられる。
ベルコンケース104の外前側壁108aは、その後方の外後側壁108bが概ね平坦に形成されるのに対し、ドライブプーリ101における可動プーリ半体101bの移動代を確保するべく、右方に凸の半球状に膨出形成されている。
第二減速機構66は、二軸に振り分けられた複数の減速ギヤ群で構成され、こられがドライブプーリ軸109の左側部であるメインシャフト67、及び該メインシャフト67の斜め下後方に配される左右方向に沿うカウンタシャフト68にそれぞれ貫通支持される。
駆動ギヤ81は、プライマリドリブンギヤ59よりも小径のもので、第一減速機構60の下方に位置するオイルポンプ80の回転軸上の被動ギヤ82に噛み合い、ドライブプーリ軸109の回転に伴いオイルポンプ80を駆動させる。オイルポンプ80駆動時には、油室Y内下部に貯留されたエンジンオイルがストレーナを介して吸引されると共に、該エンジンオイルがベルコンケース104の内前側壁107aに形成された油路及びこれに連通するべくクランク軸44に形成された油路等を通じてエンジン本体30内に圧送され、前述の如くエンジン本体30内を適宜循環する。
キックアイドルギヤ76は、キックドライブギヤ75よりも大径とされてこれに噛み合うもので、前記空間K1内において第二減速機構66のカウンタシャフト68と同軸配置され、該カウンタシャフト68におけるクランクケース31の右後側壁64bから右方に突出する右端部に相対回転自在に支持される。
これら各ギヤ75,76,77,58間において、キックスピンドル36からの回転動力が加減速を繰り返しつつ、最終的には加速された状態でクランク軸44に伝達される。
E エンジン
30 エンジン本体
31 クランクケース
32 シリンダ
36 キックスピンドル
44 クランク軸
60 第一減速機構(減速機構)
80 オイルポンプ
81 駆動ギヤ
100 ベルトコンバータ(ベルト式無段変速機)
101 ドライブプーリ
102 ドリブンプーリ
103 Vベルト
104 ベルコンケース
109 ドライブプーリ軸
110 ドリブンプーリ軸
K2 空間
Claims (5)
- ドライブプーリ(101)及びドリブンプーリ(102)にVベルト(103)を巻き掛けてなるベルト式無段変速機(100)を介して、エンジン本体(30)のクランク軸(44)の回転動力を伝達するベルト式無段変速機(100)を備えたエンジン(E)において、
前記クランク軸(44)よりシリンダ(32)側にオフセットしてドライブプーリ軸(109)を配置し、エンジン(E)側面視で前記シリンダ(32)とドライブプーリ(101)とがラップすることを特徴とするベルト式無段変速機を備えたエンジン。 - 前記ベルト式無段変速機(100)を前記エンジン本体(30)の一側に設けると共に、該ベルト式無段変速機(100)の下方にキックスピンドル(36)を設けたことを特徴とする請求項1に記載のベルト式無段変速機を備えたエンジン。
- 前記クランク軸(44)とドライブプーリ軸(109)との間に減速機構(60)を設け、該減速機構(60)をクランクケース(31)とベルコンケース(104)とで囲ったことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のベルト式無段変速機を備えたエンジン。
- 前記ドライブプーリ軸(109)における前記減速機構(60)とドライブプーリ(101)との間に、オイルポンプ(80)用の駆動ギヤ(81)を設けたことを特徴とする請求項3に記載のベルト式無段変速機を備えたエンジン。
- 前記シリンダ(32)とドライブプーリ(109)とのラップ部分におけるシリンダ(32)とベルコンケース(104)との間に空間(K2)を設けたことを特徴とする請求項1に記載のベルト式無段変速機を備えたエンジン。
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