JP4772479B2 - ベルト式無段変速機を備えたエンジン - Google Patents

ベルト式無段変速機を備えたエンジン Download PDF

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Description

この発明は、ベルコン(ベルトコンバータ:ベルト式無段変速機)を備えたエンジンに関する。
従来、上記エンジンにおいて、クランク軸の後方(ドリブンプーリ軸側)にオフセットしてベルコンのドライブプーリ軸を配置したものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−334393号公報
ところで、上記従来の構成においては、ドライブプーリと共にドリブンプーリも後方へ移動することで、ベルコンの後端位置がエンジン本体の後端位置よりも後方となり易く、エンジンの外形寸法を増加させて車体フレームへの搭載性を低下させることがある。
この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、エンジンの外形寸法の増加を抑えることができるベルト式無段変速機を備えたエンジンを提供する。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、ドライブプーリ(101)及びドリブンプーリ(102)にVベルト(103)を巻き掛けてなるベルト式無段変速機(100)を介して、エンジン本体(30)のクランク軸(44)の回転動力を伝達するベルト式無段変速機(100)を備えたエンジン(E)において、前記クランク軸(44)よりシリンダ(32)側にオフセットしてドライブプーリ軸(109)を配置し、エンジン(E)側面視で前記シリンダ(32)とドライブプーリ(101)とがラップすることを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、前記ベルト式無段変速機(100)を前記エンジン本体(30)の一側に設けると共に、該ベルト式無段変速機(100)の下方にキックスピンドル(36)を設けたことを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記クランク軸(44)とドライブプーリ軸(109)との間に減速機構(60)を設け、該減速機構(60)をクランクケース(31)とベルコンケース(104)とで囲ったことを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記ドライブプーリ軸(109)における前記減速機構(60)とドライブプーリ(101)との間に、オイルポンプ(80)用の駆動ギヤ(81)を設けたことを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、前記シリンダ(32)とドライブプーリ(109)とのラップ部分におけるシリンダ(32)とベルコンケース(104)との間に空間(K2)を設けたことを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、クランク軸の左右端を避けてドライブプーリ軸が配置されることで、ドライブプーリがクランク軸の側方へ張り出し難くなり、エンジンの左右幅を抑えることができる。また、ドライブプーリと共にドリブンプーリがシリンダ側へ移動することで、ベルコンの端部位置がエンジン本体の端部位置からはみ出し難くなり、エンジンの外形寸法を抑えることができる。そして、このようにエンジンの外形寸法を抑えることで、該エンジンの車体フレームへの搭載性を向上させることができる。
請求項2に記載した発明によれば、車体に跨った乗員がキックし易い位置にキックスピンドルが配置されることとなり、キックスタータの使い勝手を向上させることができる。
請求項3に記載した発明によれば、エンジン本体からベルコンケースを着脱することのみで、減速機構を外部に露出させることが可能となり、メンテナンス性を向上させることができる。また、ベルコンケースが減速機構のカバーを兼ねることで、エンジンの部品点数削減による重量及びコストの低減を図ることができる。
請求項4に記載した発明によれば、クランク軸にオイルポンプ用の駆動ギヤを設ける場合と比べて、エンジンの左右幅をさらに抑えることができる。
請求項5に記載した発明によれば、エンジン側面視における外形寸法をさらに抑えることができる。
請求項6に記載した発明によれば、シリンダ周りの空気流通路が確保されるため、エンジンの冷却性を向上させることができる。
請求項7に記載した発明によれば、クランク軸の左右端を避けてドライブプーリ軸が配置されることで、ドライブプーリがクランク軸の側方へ張り出し難くなり、エンジンの左右幅を抑えることができる。また、クランク軸を挟んで両側にドライブプーリとドリブンプーリとが配置されることで、ベルコンの端部位置がエンジン本体の端部位置からはみ出し難くなり、エンジンの外形寸法を抑えることができる。そして、このようにエンジンの外形寸法を抑えることで、該エンジンの車体フレームへの搭載性を向上させることができる。
以下、この発明の実施例について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ車両における向きと同一とする。また、図中矢印FRは車両前方を、矢印LHは車両左方を、矢印UPは車両上方をそれぞれ示す。
図1に示す自動二輪車(車両)1において、車体フレーム10の前端部に位置するヘッドパイプ11には、前輪WFを軸支する左右一対のフロントフォーク12がステム12aを介して操向可能に枢支される。ステム12aの上部には、転舵用のバーハンドル13が取り付けられる。
車体フレーム10は、ヘッドパイプ11から斜め下後方に一本のメインフレーム10aを延ばし、ヘッドパイプ11と乗員用のシート23との間を低床部として跨り易さを向上させた所謂低床バックボーン型とされる。メインフレーム10aの後端部にはピボットプレート10bが接合され、該ピボットプレート10bには後輪WRを軸支するスイングアーム15の前端部が揺動可能に枢支される。
メインフレーム10aの後部には、車体側面視で後上がりのクランク状をなす左右一対のシートフレーム10cの前端部が接合される。左右シートフレーム10cとスイングアーム15の左右アームとの間には、左右一対のリアクッション16が配置される。
車体フレーム10の中央下部内側(前記低床部内側)には、自動二輪車1の原動機であるエンジンEが搭載される。
図2,3を併せて参照し、エンジンEは、エンジン本体30の右側にベルトコンバータ(ベルト式無段変速機、以下、単にベルコンということがある)100を一体に設けてなる。エンジン本体30は、車幅方向(左右方向)に沿うクランク軸を有する空冷単気筒エンジンであり、そのクランクケース31の前端部にやや前下がりの軸線に沿うシリンダ32を前方に突出させてなる。シリンダ32の先端(前端)に取り付くシリンダヘッド33の上方にはスロットルボディTHが配置され、該スロットルボディTHの上方にはエアクリーナケースACが配置される。シリンダヘッド33の下部から延びる排気管EXは、後方に湾曲して車体後部左側まで延びた後、後輪WRの左方に位置するサイレンサSLに接続される。
エンジンEの車体フレーム10への搭載は、そのクランクケース31後端部の上下後マウント31a,31bがピボットプレート10bに支持されると共に、クランクケース31上端部の上マウント31cがメインフレーム10aから延びるハンガプレート10dに支持されることでなされる。
エンジンEの回転動力は、前記ベルコン100等を介してエンジン本体30後部左側のドライブスプロケット(エンジン出力部)18に出力された後、ドライブチェーン17を介して後輪WR左側のドリブンスプロケット19に伝達される。
後輪WRの上方には燃料タンク20が配置され、該燃料タンク20の前方には荷物収容箱21が配置される。燃料タンク20及び荷物収容箱21はシート23下方に位置しており、該シート23がその前端下部のヒンジを介して開閉することで、燃料タンク20及び荷物収容箱21へのアクセスが可能となる。なお、図中符号MSは車体を直立状態で支持するメインスタンドを、符号SSは車体を左側に傾斜した起立状態で支持するサイドスタンドを、符号S1は運転者用のステップを、符号S2は後部同乗者用のステップをそれぞれ示す。
車体フレーム10の前部、エンジンEのシリンダ32及びシリンダヘッド33、並びにスロットルボディTH及びエアクリーナケースAC等は、合成樹脂製の前部車体カバー24により覆われる。前部車体カバー24は、運転者の脚部を前方からの風圧等から保護するレッグシールドを構成している。
また、車体フレーム10の後部、荷物収容箱21、及び燃料タンク20等は、同じく合成樹脂製の後部車体カバー25により覆われる。この後部車体カバー25は、シートフレーム10cと共にシート23を支持している。
図3に示すように、ベルトコンバータ100は、ドライブプーリ101及びドリブンプーリ102にVベルト103を巻き掛けてなるもので、エンジン本体30におけるクランク軸の回転速度の変化に伴い、その回転動力に対する減速比を所定の範囲内で無段階に変化させる。このベルトコンバータ100が、エンジン側面視で前後に長い楕円状をなすベルコンケース104内に収容された状態で、クランクケース31右側に一体に取り付けられる。
ドリブンプーリ102は、ドライブプーリ101の後方かつやや上方に位置し、かつドライブプーリ101よりもやや大径とされ、このドリブンプーリ102の前端とドライブプーリ101の後端とが互いに近接するように配置される。ベルコンケース104のプーリ収容部は、その前後端部の側面視形状が両プーリ101,102の外形に沿うように、やや後上がりかつ後部の上下幅をやや広げた楕円形状とされる。
ベルコンケース104のプーリ収容部におけるやや後上がりの下縁部は、クランクケース31におけるほぼ水平な下縁部よりも上方に位置しており、これら両下縁部間には、ベルコンケース104の下部右側壁34が右側方に面している。この下部右側壁34の後端部には、エンジンEのキックスタータ35における左右方向に沿うキックスピンドル36が配置される。キックスピンドル36は、ベルコンケース104のプーリ収容部における側面視円弧状の後端部の直ぐ下方、すなわち下部右側壁34が後上がりに広がった範囲を有効利用して配置されている。
図2を併せて参照し、キックスピンドル36は、車体側面視において、運転者用左ステップS1の後方かつやや下方に位置すると共に、シート23の運転者用着座部から下方に大きく離間して配置される。
キックスピンドル36の先端部は下部右側壁34から右方に突出し、該先端部にはキックペダル37の基端部が取り付けられる。キックペダル37における基端部から斜め上後方に延びるアームの先端部には、折り畳み式のペダル本体37aが取り付けられる。
ペダル本体37aは、車体側面視でシート23の運転者用着座部から下方に適度に離間しており、このペダル本体37aを自動二輪車1に跨った運転者が踏み下ろした際には、該ペダル本体37aがキックスピンドル36を中心とした円弧に沿って概ね下方に移動する。これにより、自動二輪車1に跨った運転者がキックペダル37を自然に踏み下ろすことが可能である。
なお、エンジンEはセルフスタータ38も備えており、該セルフスタータ38のスタータモータ39が、クランクケース31の上部前側に配置される。また、クランクケース31の下部右側壁34におけるキックスピンドル36の直ぐ前方には、エンジンオイル用の点検窓34aが設けられる。
図4に示すように、エンジン本体30のシリンダ32内には、その軸線に沿って摺動するピストン40が嵌装される。ピストン40には、左右方向に沿うピストンピン41を介してコンロッド42の小端部が揺動自在に連結され、該コンロッド42の大端部は、左右方向に沿うクランクピン43を介してクランク軸44に回転自在に連結される。クランク軸44は、クランクピン43を支持する左右クランクウェブ45の直ぐ外側にジャーナル46を有し、該両ジャーナル46が、クランクケース31の左右前側壁63a,64aにボールベアリング47を介して回転自在に支持される。なお、クランク軸44は、左右の分割体をクランクピン43を介して一体に結合した組み立て式とされる。
左ジャーナル46の外側部は左方に比較的大きく延出し、その先端部にはシリンダ32外側よりも左右外側に位置するジェネレータ48のアウタロータ48aが同軸固定される。クランクケース31の左前側壁63aの外側には、右方に開口するカップ状のジェネレータカバー49が取り付けられ、該ジェネレータカバー49の内側にはジェネレータ48のステータコイル48bが支持され、該ステータコイル48bが前記アウタロータ48a内に配置される。なお、アウタロータ48aの右側には、前記スタータモータ39に連係するスタータドリブンギヤ39aがワンウェイクラッチを介して取り付けられる。
左ジャーナル46の左方には、シリンダヘッド33に支持される動弁機構50用の駆動スプロケット51が同軸固定されると共に、動弁機構50における左右方向に沿うカムシャフト52の左端には、駆動スプロケット51よりも大径の被動スプロケット53が同軸固定され、これら両スプロケットにカムチェーン54が巻き掛けられることで、クランクシャフトの回転動力により動弁機構50が駆動する。シリンダ32の左側には、カムチェーン54を通過させるカムチェーン室55が設けられている。
図6を併せて参照し、動弁機構50は、カムシャフト52の回転により、該カムシャフト52における吸排気用カムにそれぞれ摺接する二つのロッカーアーム56a,56bを揺動させ、これらがそれぞれ吸排気バルブ57a,57bを作動させてシリンダヘッド33の吸排気ポートを開閉させる。
右ジャーナル46の外側部は右方に比較的小さく延出し、該延出部にはプライマリドライブギヤ58が同軸固定される。プライマリドライブギヤ58は、クランク軸44の回転動力を出力可能とすると共に、前記キックスピンドル36のからの回転動力をクランク軸44に入力可能とするものである。プライマリドライブギヤ58は、後述のプライマリドリブンギヤ59と共に第一減速機構60を構成しており、該第一減速機構60、ベルトコンバータ100、及び後述の第二減速機構66を介して、クランク軸44の回転動力が前記ドライブスプロケット18に出力される。
クランクケース31は、左右ケース半体をボルト等により一体に結合してなり、これら左右ケース半体が、左右ジャーナル46を支持する前記左右前側壁63a,64a、及びこれらに対して左側にオフセットした左右後側壁63b,64bをそれぞれ形成する。左前後側壁63a,63b及び右前後側壁64a,64bはそれぞれ一体に連なるもので、これらがケース左壁63及びケース右壁64を形成している。ケース右壁64の右方には前記ベルトコンバータ100が配置され、該ベルトコンバータ100を収容するベルコンケース104にケース右壁64が覆われる。
図5を併せて参照し、ベルコンケース104は、クランクケース31と同様、左右ケース半体をボルト等により一体に結合してなるもので、その左ケース半体がクランクケース31の右側部を覆っている。具体的には、左ケース半体は、右ケース半体における側面視楕円状のケース外壁108と対向するケース内壁107を形成すると共に、該ケース内壁107の下方に前記下部右側壁34を一体形成し、該下部右側壁34及びケース内壁107でクランクケース31の右側開口を閉塞している。
また、ベルコンケース104の左ケース半体とクランクケース31との間に形成される空間K1は、クランクケース31内と連通して油室Yを構成し、該油室Y内には所定量のエンジンオイルが貯留される。すなわち、ベルコンケース104内は油室Y外である。
そして、エンジン本体30の駆動時には、後述のオイルポンプ80の作用により前記エンジンオイルが前記油室Y内及びシリンダヘッド33内の各部に供給される。シリンダヘッド33内に供給されたエンジンオイルは、前記カムチェーン室55及びジェネレータカバー49内を通じて油室Y内に戻される。
ベルコンケース104内には、その前部にドライブプーリ101が、後部にドリブンプーリ102がそれぞれ配置され、これらがその中央部を貫通する左右方向に沿うドライブプーリ軸109及びドリブンプーリ軸110にそれぞれ支持される。
ここで、ドライブプーリ軸109は、クランク軸44(ジャーナル46)に対して前方(シリンダ32側)にオフセットして設けられ、エンジン側面視ではクランク軸44とシリンダ32の基端(後端)との間に位置している。換言すれば、エンジン側面視において、ドライブプーリ軸109とドリブンプーリ軸110との間にクランク軸44が位置している。さらに換言すれば、ドライブプーリ109は、クランク軸44を挟んでドリブンプーリ軸110と反対側にオフセットしている。
そして、ドライブプーリ軸109の前方(シリンダ32側)へのオフセットに伴い、ドライブプーリ101が前方に移動することで、ドリブンプーリ102を前方に移動させることが可能となり、もってベルコン100全体を前方に移動させることが可能となる。これにより、エンジン側面視において、ベルトコンバータ100(ベルコンケース104)の後端位置をエンジン本体30の後端とほぼ同一位置に設定することが可能となる(図3参照)。
また、ドライブプーリ101が前方へ移動することで、エンジン側面視において、その前端部(ベルコンケース104の前端部)がシリンダ32の基部(後部)とラップすることとなる(図3参照)。シリンダ32外周(及びシリンダヘッド33外周の一部)には、複数の冷却フィン32aが立設されており、前記ラップ部分においては、シリンダ32の冷却フィン32aの先端側が切り欠かれ、もってシリンダ32とベルコンケース104との間に空気流通用の空間K2が確保される。
ドライブプーリ軸109の右端部は、ベルコンケース104のケース外壁108の前部(以下、外前側壁108aということがある)に外ボールベアリング109aを介して回転自在に支持される。また、ドライブプーリ軸109の左側部は、ベルコンケース104のケース内壁107の前部(以下、内前側壁107aということがある)を貫通すると共に該ケース内壁107に内ボールベアリング109bを介して回転自在に支持され、かつその左端部は、クランクケース31の右前側壁64aにニードルベアリング109cを介して回転自在に支持される。ドライブプーリ軸109の左端部は、右前側壁64aにおけるクランク軸44支持用の右ボールベアリング47の直ぐ前方に位置している。
ドライブプーリ軸109の左端部の直ぐ右側には、クランク軸44のプライマリドライブギヤ58に噛み合うプライマリドリブンギヤ59が同軸固定される。プライマリドリブンギヤ59はプライマリドライブギヤ58よりも大径であり、これら両ギヤ58,59により前記第一減速機構60が構成され、該第一減速機構60を介して、クランク軸44の回転動力が減速されつつドライブプーリ軸109に伝達される。
一方、ドリブンプーリ軸110は、ドライブプーリ軸109の後方かつやや上方に位置し、その右端部は、ベルコンケース104のケース外壁108の後部(以下、外後側壁108bということがある)に外ボールベアリング110aを介して回転自在に支持される。また、ドリブンプーリ軸110の左側部は、ケース内壁107の後部(以下、内後側壁107bということがある)を貫通した後、クランクケース31の右後側壁64bを貫通すると共に該右後側壁64bに内ボールベアリング110bを介して回転自在に支持され、かつその左端部は、クランクケース31の左後側壁63bに左ボールベアリング110cを介して回転自在に支持される。
ドライブプーリ101は、ドライブプーリ軸109と一体回転可能に設けられるもので、ドライブプーリ軸109に対して固定される固定プーリ半体101aを左側に、ドライブプーリ軸109に対して軸方向で移動可能な可動プーリ半体101bを右側にそれぞれ配置してなる。各プーリ半体101a,101bは杯状をなし、その下端を向かい合わせるように配置されることで、両プーリ半体101a,101b間に周方向断面において外周側が広いV字状をなすV溝101cが形成される。
一方、ドリブンプーリ102は、ドリブンプーリ軸110を挿通するスリーブ111を介して該ドリブンプーリ軸110と相対回転可能に設けられるもので、スリーブ111に対して固定される固定プーリ半体102aを右側に、スリーブ111に対して軸方向で移動可能な可動プーリ半体102bを左側にそれぞれ配置してなる。各プーリ半体102a,102bは杯状をなし、その下端を向かい合わせるように配置されることで、両プーリ半体102a,102b間に周方向断面において外周側が広いV字状をなすV溝102cが形成される。
そして、これら両プーリ101,102のV溝101c,102c内には、その傾斜面に整合する無端状のVベルト103が所定の張力をもって巻き掛けられる。
ドライブプーリ101における可動プーリ半体101bは、右側すなわち固定プーリ半体101aから離間する側に付勢されると共に、該可動プーリ半体101bの内側(右側)には複数のウェイトローラ112が配設され、該ドライブプーリ101の回転停止時(クランク軸44の回転停止時)には、可動プーリ半体101bが固定プーリ半体101aから離間してV溝101cの左右幅を広げると共に、該V溝101cの内周側をVベルト103が巻回し、かつ可動プーリ半体101bの形状に沿って各ウェイトローラ112が内周側に案内される。
そして、ドライブプーリ101の回転時(クランク軸44の回転時)において、その回転速度が所定値以上になると、各ウェイトローラ112に作用する遠心力の増加によりこれらが外周側へ徐々に移動すると共に、可動プーリ半体101bが付勢力に抗して左側に徐々に移動し、V溝101cの左右幅を狭めると共にVベルト103の巻回位置をドライブプーリ101の外周側に変化させる。なお、ドライブプーリ101の回転速度が減少すれば、前記回転停止時に戻るべく、各ウェイトローラ112が内周側へ徐々に移動すると共に、可動プーリ半体101bが右側に徐々に移動し、V溝101cの左右幅を広げてVベルト103の巻回位置を内周側に変化させる。
一方、ドリブンプーリ102における可動プーリ半体102bは、右側すなわち固定プーリ半体102aに近接する側に付勢されており、該ドリブンプーリ102の回転停止時(ドライブプーリ101の回転停止時)には、可動プーリ半体102bが固定プーリ半体102aに近接してV溝102cの左右幅を狭めると共に、両プーリ半体102a,102bの形状に沿って外周側に案内されたVベルト103がV溝102cの外周側を巻回する。
そして、ドリブンプーリ102の回転時(ドライブプーリ101の回転時)において、前述の如くドライブプーリ101におけるVベルト103の巻回位置が外周側へ変化すると、Vベルト103の長さは一定であることから、該Vベルト103がドリブンプーリ102のV溝102cの左右幅を広げるべく可動プーリ半体102bを付勢力に抗して左側に徐々に移動させつつ、その巻回位置を内周側に変化させる。なお、ドリブンプーリ102の回転速度が減少すれば、前記回転停止時に戻るべく、可動プーリ半体102bが右側に徐々に移動し、V溝102cの左右幅を狭めてVベルト103の巻回位置を内周側に変化させる。
このように、クランク軸44の回転速度すなわちエンジン本体30の回転数の増減に伴い、ドライブプーリ101におけるVベルト103の巻き掛け径とドリブンプーリ102におけるVベルト103の巻き掛け径とが反比例しつつ徐々に変化することで、クランク軸44の回転動力に対する減速比が自動的かつ連続的に変化し、エンジン回転数に応じた滑らかな無段階変速が可能となる。
ドライブプーリ101における固定プーリ半体101aの内側には冷却ファン113が構成され、該冷却ファン113がドライブプーリ101と共に回転することで、ベルコンケース104の前部上側の吸気口113a(図3参照)からベルコンケース104内に外気が導入され、該ベルコンケース104内に配置されたベルトコンバータ100等が強制冷却される。
ドリブンプーリ102の左方には、スリーブ111とドリブンプーリ軸110との間の動力伝達を断続する遠心クラッチ114が設けられる。遠心クラッチ114は、可動プーリ半体102bと対向するように配置されてドリブンプーリ軸110に同軸固定されるカップ状のクラッチアウタ114aと、該クラッチアウタ114a内の底部側(左側)に配置されてスリーブ111に同軸固定される円板状のインナプレート114bと、該インナプレート114bの外周部右側に拡径作動可能に取り付けられる複数のシュー114cとを有してなる。
各シュー114cは縮径方向に付勢されており、これらがドリブンプーリ102の回転速度が所定値以下の場合にクラッチアウタ114aから離間することで、インナプレート114bとクラッチアウタ114aとを相対回転可能とし、スリーブ111とドリブンプーリ軸110との間の動力伝達を遮断する。そして、ドリブンプーリ102の回転速度が所定値を超えた場合には、各シュー114cに作用する遠心力の増加によりこれらが拡径作動してクラッチアウタ114aに摩擦係合し、インナプレート114bとクラッチアウタ114aとを一体回転可能とし、スリーブ111とドリブンプーリ軸110との間の動力伝達を可能としてドリブンプーリ軸110を駆動させる。
ベルコンケース104の内前側壁107aは、その左方に第一減速機構60及び後述のオイルポンプ80用の駆動ギヤ81を配置可能とするべく、クランクケース31の右前側壁64aから所定量離間して設けられる。ここで、第一減速機構60及びオイルポンプ駆動ギヤ81は、クランクケース31の右前側壁64aの外側(左側)に位置しており、クランクケース31を左右分割することなくベルコンケース104を取り外すのみで外部に露出させることが可能である。
また、ベルコンケース104の内後側壁107bは、その右方に遠心クラッチ114を配置可能とするべく左方に凸の杯状に膨出形成される。なお、内後側壁107bの杯形状は、遠心クラッチ114のクラッチアウタ114aの底部形状に対応したものである。クランクケース31の右後側壁64bは左側にオフセットしていることから、該右後側壁64bとベルコンケース104の内後側壁107bとが所定量離間して設けられる。
このように、ベルコンケース104のケース内壁107とクランクケース31のケース右壁64とが適宜離間することで、前記空間K1が形成される。
ベルコンケース104の外前側壁108aは、その後方の外後側壁108bが概ね平坦に形成されるのに対し、ドライブプーリ101における可動プーリ半体101bの移動代を確保するべく、右方に凸の半球状に膨出形成されている。
ドリブンプーリ軸110に伝達された回転動力は、第二減速機構66を介してさらに減速された後、エンジンEにおける出力軸に伝達される。
第二減速機構66は、二軸に振り分けられた複数の減速ギヤ群で構成され、こられがドライブプーリ軸109の左側部であるメインシャフト67、及び該メインシャフト67の斜め下後方に配される左右方向に沿うカウンタシャフト68にそれぞれ貫通支持される。
カウンタシャフト68は、その両側部がクランクケース31の左右後側壁63b,64bを貫通すると共に、該左右後側壁63b,64bに左右ボールベアリング68a,68bを介して回転自在に支持される。カウンタシャフト68の左端部は、クランクケース31外に突出して前記出力軸を構成し、該カウンタシャフト68の左端部に前記ドライブスプロケット18が取り付けられる。
第二減速機構66は、メインシャフト67(ドリブンプーリ軸110)における左ボールベアリング110cの直ぐ右方に同軸固定される第一ギヤ69と、カウンタシャフト68における左ボールベアリング68aの直ぐ右方に同軸かつ相対回転自在に支持される第二ギヤ70と、メインシャフト67における第一ギヤ69と内ボールベアリング110bとの間に同軸かつ相対回転自在に支持される第三ギヤ71と、カウンタシャフト68における第二ギヤ70と右ボールベアリング68bとの間に同軸固定される第四ギヤ72とからなる。
第二ギヤ70は、第一ギヤ69よりも大径かつこれに噛み合う大径第二ギヤ70aと、その右側に隣接する比較的小径の小径第二ギヤ70bとを一体に設けた親子ギヤとされる。また、第三ギヤ71は、小径第二ギヤ70bよりも大径かつこれに噛み合う大径第三ギヤ71aと、その右側に隣接する比較的小径の小径第三ギヤ71bとを一体に設けた親子ギヤとされる。小径第三ギヤ71bは、これよりも大径の第四ギヤ72に噛み合っており、メインシャフト67に伝達された回転動力は、各ギヤ69〜72間で順次減速されつつカウンタシャフト68に伝達される。すなわち、比較的小型の第二減速機構66において、比較的大きな減速比を設定することが可能である。
ドライブプーリ軸109におけるプライマリドリブンギヤ59と内ボールベアリング109bとの間には、オイルポンプ80用の駆動ギヤ81が同軸固定される。
駆動ギヤ81は、プライマリドリブンギヤ59よりも小径のもので、第一減速機構60の下方に位置するオイルポンプ80の回転軸上の被動ギヤ82に噛み合い、ドライブプーリ軸109の回転に伴いオイルポンプ80を駆動させる。オイルポンプ80駆動時には、油室Y内下部に貯留されたエンジンオイルがストレーナを介して吸引されると共に、該エンジンオイルがベルコンケース104の内前側壁107aに形成された油路及びこれに連通するべくクランク軸44に形成された油路等を通じてエンジン本体30内に圧送され、前述の如くエンジン本体30内を適宜循環する。
クランクケース31の下部右側壁34の後端部には、キックスピンドル36の右側部を支持するハブ部36aが形成される。ハブ部36aはベルコンケース104の後端部の略真下において左右に延在し、該ハブ部36aから右方に突出するキックスピンドル36の先端部(右端部)に前記キックペダル37の基端部が取り付けられる。キックスピンドル36の左側部は、その中間部がクランクケース31における中支持壁36bに支持されると共に、左端部がクランクケース31における左支持壁36cに支持される。中支持壁36bとハブ部36aとの間には、キックスピンドル36を貫通させるリターンスプリング74が配置され、中支持壁36bと左支持壁36cとの間には、キックスピンドル36と同軸のキックドライブギヤ75及び噛み合い機構75aが配置される。
キックドライブギヤ75は、キックペダル37の踏み込みに応じたキックスピンドル36の一方向への相対回転時にのみ、噛み合い機構75aの作動によりキックスピンドル36に相対回転不能に係合する。また、キックドライブギヤ75は、キックペダル37が戻る際やエンジン始動後等、キックスピンドル36の前記一方向に対する逆方向への相対回転時には、キックスピンドル36に対して相対回転自在となる。キックドライブギヤ75、噛み合い機構75a、及びリターンスプリング74、並びに各支持壁36b,36c及びハブ部36aとキックスピンドル36との摺動部は、クランクケース31の油室Y内に臨んでいる。
そして、キックペダル37の踏み込みによりキックスピンドル36に生じた回転動力は、噛み合い機構75a及びキックドライブギヤ75、キックアイドルギヤ76、キックドリブンギヤ77、及びプライマリドライブギヤ58を介してクランク軸44に伝達される。
キックアイドルギヤ76は、キックドライブギヤ75よりも大径とされてこれに噛み合うもので、前記空間K1内において第二減速機構66のカウンタシャフト68と同軸配置され、該カウンタシャフト68におけるクランクケース31の右後側壁64bから右方に突出する右端部に相対回転自在に支持される。
キックドリブンギヤ77は、キックアイドルギヤ76よりも小径とされてこれに噛み合う小径ドリブンギヤ77aと、該小径ドリブンギヤ77aよりも大径とされてプライマリドライブギヤ58に噛み合う大径ドリブンギヤ77bとを一体に設けた親子ギヤとされ、前記空間K1内において第二減速機構66のメインシャフト67と同軸配置されてこれに相対回転自在に支持される。小径ドリブンギヤ77aはメインシャフト67支持用の内ボールベアリング110bの直ぐ右方に位置し、該小径ドリブンギヤ77aの右側に隣接して大径ドリブンギヤ77bが一体に設けられる。
大径ドリブンギヤ77bは、小径ドリブンギヤ77aとの外径差を広げるべく比較的大型のギヤとして構成される。このような大径ドリブンギヤ77bは、ベルコンケース104の内後側壁107bに沿う杯状をなし、前記空間K1内に効率良く配置されている。
これら各ギヤ75,76,77,58間において、キックスピンドル36からの回転動力が加減速を繰り返しつつ、最終的には加速された状態でクランク軸44に伝達される。
キックドライブギヤ75、噛み合い機構75a、キックアイドルギヤ76、キックドリブンギヤ77、及びプライマリドライブギヤ58からなるキック伝動機構78は、クランクケース31の油室Y内に配置されることで、エンジンオイルによる潤滑が可能であると共に、第一減速機構60と同様、ベルコンケース104を取り外すのみで外部に露出させることが可能である。
以上説明したように、上記実施例におけるエンジンEは、ドライブプーリ101及びドリブンプーリ102にVベルト103を巻き掛けてなるベルトコンバータ100を介して、エンジン本体30のクランク軸44の回転動力を伝達するものであって、前記クランク軸44の前方(シリンダ32側)にオフセットしてドライブプーリ軸109を配置したものであり、換言すれば、ドライブプーリ軸109とドリブンプーリ軸110との間にクランク軸44を配置したものである。
この構成によれば、クランク軸44の左右端を避けてドライブプーリ軸109が配置されることで、ドライブプーリ101がクランク軸44の側方へ張り出し難くなり、エンジンEの左右幅を抑えることができる。また、ドライブプーリ101と共にドリブンプーリ102が前方(シリンダ32側)へ移動することで、ベルコン100の後端位置がエンジン本体30の後端位置から後方へはみ出し難くなり、エンジンEの前後長を抑えることができる。そして、このようにエンジンEの外形寸法を抑えることで、該エンジンEの車体フレーム10への搭載性を向上させることができる。
また、上記エンジンEにおいては、前記ベルトコンバータ100を前記エンジン本体30の右側に設けると共に、該ベルトコンバータ100の下方にキックスピンドル36を設けたことで、車体に跨った乗員がキックし易い位置にキックスピンドル36が配置されることとなり、キックスタータ35の使い勝手を向上させることができる。
さらに、上記エンジンEにおいては、前記クランク軸44とドライブプーリ軸109との間に第一減速機構60を設け、該第一減速機構60をクランクケース31とベルコンケース104とで囲ったことで、エンジン本体30からベルコンケース104を着脱することのみで、第一減速機構60を外部に露出させることが可能となり、メンテナンス性を向上させることができる。また、ベルコンケース104が第一減速機構60のカバーを兼ねることで、エンジンEの部品点数削減による重量及びコストの低減を図ることができる。
さらにまた、上記エンジンEにおいては、前記ドライブプーリ軸109における前記第一減速機構60とドライブプーリ101との間に、オイルポンプ80用の駆動ギヤ81を設けたことで、クランク軸44にオイルポンプ用の駆動ギヤを設ける場合と比べて、エンジンEの左右幅をさらに抑えることができる。
また、上記エンジンEにおいては、エンジン側面視で前記シリンダ32とドライブプーリ101とがラップすることで、エンジン側面視における外形寸法をさらに抑えることができる。
しかも、上記エンジンEにおいては、前記シリンダ32とドライブプーリ101とのラップ部分におけるシリンダ32とベルコンケース104との間に空間K2を設けたことで、シリンダ32周りの空気流通路が確保されるため、エンジンEの冷却性を向上させることができる。
この発明の実施例における自動二輪車の左側面図である。 上記自動二輪車のエンジン周辺の右側面図である。 上記エンジンの右側面図である。 上記エンジンのエンジン本体の展開断面図である。 上記エンジンのベルトコンバータの展開断面図である。 上記エンジンからベルトコンバータを取り外した際の右側面図である。
符号の説明
1 自動二輪車(車両)
E エンジン
30 エンジン本体
31 クランクケース
32 シリンダ
36 キックスピンドル
44 クランク軸
60 第一減速機構(減速機構)
80 オイルポンプ
81 駆動ギヤ
100 ベルトコンバータ(ベルト式無段変速機)
101 ドライブプーリ
102 ドリブンプーリ
103 Vベルト
104 ベルコンケース
109 ドライブプーリ軸
110 ドリブンプーリ軸
K2 空間

Claims (5)

  1. ドライブプーリ(101)及びドリブンプーリ(102)にVベルト(103)を巻き掛けてなるベルト式無段変速機(100)を介して、エンジン本体(30)のクランク軸(44)の回転動力を伝達するベルト式無段変速機(100)を備えたエンジン(E)において、
    前記クランク軸(44)よりシリンダ(32)側にオフセットしてドライブプーリ軸(109)を配置し、エンジン(E)側面視で前記シリンダ(32)とドライブプーリ(101)とがラップすることを特徴とするベルト式無段変速機を備えたエンジン。
  2. 前記ベルト式無段変速機(100)を前記エンジン本体(30)の一側に設けると共に、該ベルト式無段変速機(100)の下方にキックスピンドル(36)を設けたことを特徴とする請求項1に記載のベルト式無段変速機を備えたエンジン。
  3. 前記クランク軸(44)とドライブプーリ軸(109)との間に減速機構(60)を設け、該減速機構(60)をクランクケース(31)とベルコンケース(104)とで囲ったことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のベルト式無段変速機を備えたエンジン。
  4. 前記ドライブプーリ軸(109)における前記減速機構(60)とドライブプーリ(101)との間に、オイルポンプ(80)用の駆動ギヤ(81)を設けたことを特徴とする請求項3に記載のベルト式無段変速機を備えたエンジン。
  5. 前記シリンダ(32)とドライブプーリ(109)とのラップ部分におけるシリンダ(32)とベルコンケース(104)との間に空間(K2)を設けたことを特徴とする請求項1に記載のベルト式無段変速機を備えたエンジン。
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